JPH1049558A - 図面管理装置 - Google Patents
図面管理装置Info
- Publication number
- JPH1049558A JPH1049558A JP8204773A JP20477396A JPH1049558A JP H1049558 A JPH1049558 A JP H1049558A JP 8204773 A JP8204773 A JP 8204773A JP 20477396 A JP20477396 A JP 20477396A JP H1049558 A JPH1049558 A JP H1049558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- correction
- history information
- correction history
- storage unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ある図面を修正した際に、修正箇所と関連す
る他の図面の検索作業を容易かつ短時間に行えるように
する。 【解決手段】 図面情報格納部11に格納されている図
面の情報を修正したとき、修正領域情報等の修正履歴情
報が修正履歴情報格納部12に格納される。また、検索
手段15は、修正履歴情報に含まれている修正領域情報
と各図面の情報に含まれている図面領域情報の包含関係
に基づいて、修正領域情報に関連する図面を検索する。
通達手段16は、関連する図面の情報が読み出されたと
きに対応する修正履歴情報を読み出して通知する。
る他の図面の検索作業を容易かつ短時間に行えるように
する。 【解決手段】 図面情報格納部11に格納されている図
面の情報を修正したとき、修正領域情報等の修正履歴情
報が修正履歴情報格納部12に格納される。また、検索
手段15は、修正履歴情報に含まれている修正領域情報
と各図面の情報に含まれている図面領域情報の包含関係
に基づいて、修正領域情報に関連する図面を検索する。
通達手段16は、関連する図面の情報が読み出されたと
きに対応する修正履歴情報を読み出して通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(コンピュ
ータ援用設計)システムを用いて図面を作成し管理する
ときに利用される図面管理装置に係わり、特に建物の建
築設備図面等を管理するときに好適な図面管理装置に関
する。
ータ援用設計)システムを用いて図面を作成し管理する
ときに利用される図面管理装置に係わり、特に建物の建
築設備図面等を管理するときに好適な図面管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、CADシステムにおける図面管理
装置は、設計者が作成した図面をデータベースに格納す
るとともに、その後その図面に対して修正又は変更を行
う毎にその図面の修正履歴を、順次データベースに格納
するものであった。
装置は、設計者が作成した図面をデータベースに格納す
るとともに、その後その図面に対して修正又は変更を行
う毎にその図面の修正履歴を、順次データベースに格納
するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の図面管理装置は、図面毎の修正履歴を管理するもの
であり、修正された図面と関連する他の図面については
考慮されていなかった。従って、修正された図面と関連
する他の図面がある場合は、修正を行った作業者が関連
する他の図面の作成者に修正を行ったことを通知する
か、作業者自らが関連する他の図面を検索して修正を行
わなければならなかった。例えば、ビルの建築設備図面
としては、建築図面、電気設備図面、衛生設備図面、空
調設備図面等の多数の設備図面が作成されるが、建築図
面の一つを修正すると電気設備図面等の他の関連する図
面を修正する必要が生じる場合がある。
来の図面管理装置は、図面毎の修正履歴を管理するもの
であり、修正された図面と関連する他の図面については
考慮されていなかった。従って、修正された図面と関連
する他の図面がある場合は、修正を行った作業者が関連
する他の図面の作成者に修正を行ったことを通知する
か、作業者自らが関連する他の図面を検索して修正を行
わなければならなかった。例えば、ビルの建築設備図面
としては、建築図面、電気設備図面、衛生設備図面、空
調設備図面等の多数の設備図面が作成されるが、建築図
面の一つを修正すると電気設備図面等の他の関連する図
面を修正する必要が生じる場合がある。
【0004】これを図14を用いて説明する。図14
(a)は修正前の建築図面、図14(b)は修正後の建
築図面、図14(c)は図14(a)に対応する修正前
の電気設備図面、図14(d)は図14(b)に対応す
る修正後の電気設備図面図を示す。図14(a)には、
外壁で囲われたフロアの中に壁(A)で仕切られた部屋
が描かれている。この部屋の壁(A)の位置を図14
(b)の様に修正した場合、壁(A)に配置されている
壁付コンセントの位置も、図14(c)に示す位置から
図14(d)に示す位置に修正する必要がある。また、
ある階の壁の位置を修正すると、その上下階の壁も修正
する必要が出てくる場合もある。このような場合、従来
の図面管理装置では、図面の修正を行った作業者が関連
すると思われる他の図面を探し出して確認しながら修正
を行っていた。あるいは、各設備図面毎に担当者が分担
して図面を作成している場合には、図面を修正した作業
者が他の設備図面の担当者に口頭又は書面により修正事
項を連絡し、連絡を受けた各担当者が関連すると思われ
る図面を探し出して修正を行っていた。その為、図面の
修正作業に多くの手間と時間を要していた。
(a)は修正前の建築図面、図14(b)は修正後の建
築図面、図14(c)は図14(a)に対応する修正前
の電気設備図面、図14(d)は図14(b)に対応す
る修正後の電気設備図面図を示す。図14(a)には、
外壁で囲われたフロアの中に壁(A)で仕切られた部屋
が描かれている。この部屋の壁(A)の位置を図14
(b)の様に修正した場合、壁(A)に配置されている
壁付コンセントの位置も、図14(c)に示す位置から
図14(d)に示す位置に修正する必要がある。また、
ある階の壁の位置を修正すると、その上下階の壁も修正
する必要が出てくる場合もある。このような場合、従来
の図面管理装置では、図面の修正を行った作業者が関連
すると思われる他の図面を探し出して確認しながら修正
を行っていた。あるいは、各設備図面毎に担当者が分担
して図面を作成している場合には、図面を修正した作業
者が他の設備図面の担当者に口頭又は書面により修正事
項を連絡し、連絡を受けた各担当者が関連すると思われ
る図面を探し出して修正を行っていた。その為、図面の
修正作業に多くの手間と時間を要していた。
【0005】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたものであり、図面を修正した場合に関連する他の
図面を自動的に検索し、もって関連する他の図面の検索
作業を簡易化することができる図面管理装置を提供する
ことを課題とする。
されたものであり、図面を修正した場合に関連する他の
図面を自動的に検索し、もって関連する他の図面の検索
作業を簡易化することができる図面管理装置を提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された図面管理装置は、図面領域情
報を含む各図面の図面情報を格納する格納部と、前記格
納部に格納されている図面情報を修正したときに修正履
歴情報を前記格納部に格納する格納手段と、修正を行っ
た領域を示す修正領域情報と各図面の図面情報に含まれ
ている図面領域情報とに基づいて修正履歴情報に関連す
る図面を検索する検索手段とを具備していることを特徴
とする。請求項1に記載の図面管理装置を用いれば、図
面の修正を行った場合、修正を行った領域を示す修正領
域情報と各図面の図面情報に含まれている図面領域情報
とに基づいて修正履歴情報に関連する図面が自動的に検
索されるので、関連する他の図面の検索作業を簡易化す
ることができる。また、請求項2に記載の図面管理装置
は、請求項1に記載の図面管理装置において、前記検索
手段は、修正領域情報と図面領域情報との包含関係を判
定することにより修正履歴情報に関連する図面を検索す
ることを特徴とする。請求項2に記載の図面管理装置を
用いれば、修正履歴情報に関連する図面の検索を修正領
域情報と図面領域情報との包含関係を判定することによ
って行うので、関連する他の図面を簡単かつ正確に検索
することができる。また、請求項3に記載の図面管理装
置は、請求項1又は2に記載の図面管理装置において、
前記格納部に格納されている図面情報が読み出されたと
き、当該図面情報に係る図面が前記検索手段によって修
正履歴情報に関連する図面として検索されている場合に
は、前記格納部に格納されている修正履歴情報を読み出
して通達する通達手段を具備していることを特徴とす
る。請求項3に記載の図面管理装置を用いれば、修正履
歴情報に関連する図面が読み出されたときに当該修正履
歴情報が自動的に読み出されて通達されるので、修正履
歴情報の通達漏れが無くなり、修正を忘れることがなく
なる。
に、請求項1に記載された図面管理装置は、図面領域情
報を含む各図面の図面情報を格納する格納部と、前記格
納部に格納されている図面情報を修正したときに修正履
歴情報を前記格納部に格納する格納手段と、修正を行っ
た領域を示す修正領域情報と各図面の図面情報に含まれ
ている図面領域情報とに基づいて修正履歴情報に関連す
る図面を検索する検索手段とを具備していることを特徴
とする。請求項1に記載の図面管理装置を用いれば、図
面の修正を行った場合、修正を行った領域を示す修正領
域情報と各図面の図面情報に含まれている図面領域情報
とに基づいて修正履歴情報に関連する図面が自動的に検
索されるので、関連する他の図面の検索作業を簡易化す
ることができる。また、請求項2に記載の図面管理装置
は、請求項1に記載の図面管理装置において、前記検索
手段は、修正領域情報と図面領域情報との包含関係を判
定することにより修正履歴情報に関連する図面を検索す
ることを特徴とする。請求項2に記載の図面管理装置を
用いれば、修正履歴情報に関連する図面の検索を修正領
域情報と図面領域情報との包含関係を判定することによ
って行うので、関連する他の図面を簡単かつ正確に検索
することができる。また、請求項3に記載の図面管理装
置は、請求項1又は2に記載の図面管理装置において、
前記格納部に格納されている図面情報が読み出されたと
き、当該図面情報に係る図面が前記検索手段によって修
正履歴情報に関連する図面として検索されている場合に
は、前記格納部に格納されている修正履歴情報を読み出
して通達する通達手段を具備していることを特徴とす
る。請求項3に記載の図面管理装置を用いれば、修正履
歴情報に関連する図面が読み出されたときに当該修正履
歴情報が自動的に読み出されて通達されるので、修正履
歴情報の通達漏れが無くなり、修正を忘れることがなく
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1は、本発明の図面管理装
置を建築図面、電気設備図面、衛生設備図面、空調設備
図面等を有する建築設備図面に適用した場合の概略構成
図である。図1において、10、20、30は、図面の
作成、修正等を行うCAD端末であり、CPU(中央処
理手段)11、キ−ボ−ド等の入力手段12、CRT等
の表示手段13、プリンタ等の出力手段14、検索プロ
グラム、通達プログラム、読込・書込プログラム等が記
憶されているROM等の記憶手段15、マウス16、デ
ジタイザ−17等により構成されている。各手段はバス
18を介して接続されている。また、CAD端末10、
20、30は、バス又はネットワ−クインタ−フェ−ス
40を介して格納手段50に接続されている。この格納
手段50は、各図面毎の建物原点の座標デ−タ(建物原
点情報)や建物原点に対する図面領域の相対座標デ−タ
(図面領域情報)等の建物管理情報を格納する建物管理
情報格納部51、各図面の図形情報や図面番号等の図面
情報を格納する図面情報格納部52、修正を行った領域
を示す修正領域の座標デ−タ(修正領域情報)や修正領
域の修正後の図形情報等の修正履歴情報及び関連する他
の図面の図面番号等の関連図面情報を格納する修正履歴
情報格納部53を有している。
図面を参照して説明する。図1は、本発明の図面管理装
置を建築図面、電気設備図面、衛生設備図面、空調設備
図面等を有する建築設備図面に適用した場合の概略構成
図である。図1において、10、20、30は、図面の
作成、修正等を行うCAD端末であり、CPU(中央処
理手段)11、キ−ボ−ド等の入力手段12、CRT等
の表示手段13、プリンタ等の出力手段14、検索プロ
グラム、通達プログラム、読込・書込プログラム等が記
憶されているROM等の記憶手段15、マウス16、デ
ジタイザ−17等により構成されている。各手段はバス
18を介して接続されている。また、CAD端末10、
20、30は、バス又はネットワ−クインタ−フェ−ス
40を介して格納手段50に接続されている。この格納
手段50は、各図面毎の建物原点の座標デ−タ(建物原
点情報)や建物原点に対する図面領域の相対座標デ−タ
(図面領域情報)等の建物管理情報を格納する建物管理
情報格納部51、各図面の図形情報や図面番号等の図面
情報を格納する図面情報格納部52、修正を行った領域
を示す修正領域の座標デ−タ(修正領域情報)や修正領
域の修正後の図形情報等の修正履歴情報及び関連する他
の図面の図面番号等の関連図面情報を格納する修正履歴
情報格納部53を有している。
【0008】CPU11は、図面情報格納部51に格納
されている図面情報が修正された場合には、記憶手段1
5に記憶されている検索プログラムにより、修正領域情
報と各図面の図面領域情報とに基づいて修正された図面
と関連する他の図面を検索し、検索した図面の図面番号
等を関連図面情報として修正履歴情報格納部53に格納
する。また、修正履歴情報格納部53に関連図面情報と
して格納されている図面に係る図面情報の読み込みが指
示された場合には、通達プログラムにより、当該図面に
関連する修正履歴情報を修正履歴情報格納部53から読
み込んで表示手段13等に通達する。また、読み込みが
指示された場合には、読込・書込プログラムにより、該
当する図面の図面情報を図面情報格納部52から読み込
んで表示手段13等に出力し、書き込みが指示された場
合には、読込・書込プログラムにより、入力手段12等
により入力された建物管理情報、図形情報、修正履歴情
報等を格納手段50の建物管理情報格納部51、図面情
報格納部52、修正履歴情報格納部53に書き込む。C
PU11と検索プログラム、通達プログラム、読込・書
込プログラムを記憶する記憶手段15とによって本発明
の検索手段、通達手段、格納手段が構成されている。
されている図面情報が修正された場合には、記憶手段1
5に記憶されている検索プログラムにより、修正領域情
報と各図面の図面領域情報とに基づいて修正された図面
と関連する他の図面を検索し、検索した図面の図面番号
等を関連図面情報として修正履歴情報格納部53に格納
する。また、修正履歴情報格納部53に関連図面情報と
して格納されている図面に係る図面情報の読み込みが指
示された場合には、通達プログラムにより、当該図面に
関連する修正履歴情報を修正履歴情報格納部53から読
み込んで表示手段13等に通達する。また、読み込みが
指示された場合には、読込・書込プログラムにより、該
当する図面の図面情報を図面情報格納部52から読み込
んで表示手段13等に出力し、書き込みが指示された場
合には、読込・書込プログラムにより、入力手段12等
により入力された建物管理情報、図形情報、修正履歴情
報等を格納手段50の建物管理情報格納部51、図面情
報格納部52、修正履歴情報格納部53に書き込む。C
PU11と検索プログラム、通達プログラム、読込・書
込プログラムを記憶する記憶手段15とによって本発明
の検索手段、通達手段、格納手段が構成されている。
【0009】次に、各CAD端末10、20、30で図
面の作成あるいは修正が行われた場合の図面管理装置の
動作を図2〜図13を用いて説明する。
面の作成あるいは修正が行われた場合の図面管理装置の
動作を図2〜図13を用いて説明する。
【0010】まず、CAD端末で作業者が図面を作成し
た場合に、作成した図面の図面情報及び建物管理情報を
格納手段50に格納する手順を図2のフロ−図により説
明する。作業者は、CAD端末で図面を作成し(A
1)、その図面の建物原点の座標データを読込・書込手
段により格納部50の建物管理情報格納部51に格納す
る(A2)。次に、作成した図面の図面情報を格納部5
0の図面情報格納部52に格納する(A3)。次に、当
該図面に設定された図面領域の座標データを格納部50
の建物管理情報格納部51に格納し(A4)、処理を終
了する。なお、建物原点の座標デ−タの建物管理情報格
納部51への格納、図面情報の図面情報格納部52への
格納、図面領域の座標データの建物管理情報格納部51
への格納の順序は適宜変更可能である。
た場合に、作成した図面の図面情報及び建物管理情報を
格納手段50に格納する手順を図2のフロ−図により説
明する。作業者は、CAD端末で図面を作成し(A
1)、その図面の建物原点の座標データを読込・書込手
段により格納部50の建物管理情報格納部51に格納す
る(A2)。次に、作成した図面の図面情報を格納部5
0の図面情報格納部52に格納する(A3)。次に、当
該図面に設定された図面領域の座標データを格納部50
の建物管理情報格納部51に格納し(A4)、処理を終
了する。なお、建物原点の座標デ−タの建物管理情報格
納部51への格納、図面情報の図面情報格納部52への
格納、図面領域の座標データの建物管理情報格納部51
への格納の順序は適宜変更可能である。
【0011】ここで、建物原点とは、現場で建物を施工
するための基準となる点であり、建物毎に一つだけ定義
される点である。図3は、建物原点を概念的に説明する
ための図である。建物原点は、図3に示す様にXY座標
(絶対座標)及び高さを持つ。建物原点は、建物ごとに
一つだけ定義されるため、建築設備図面における管理装
置で管理する各図面の図面領域定義点の座標を建物原点
からの相対座標で管理することにより、複数の図面の位
置関係を建物原点の座標を基準として判断することがで
きる。
するための基準となる点であり、建物毎に一つだけ定義
される点である。図3は、建物原点を概念的に説明する
ための図である。建物原点は、図3に示す様にXY座標
(絶対座標)及び高さを持つ。建物原点は、建物ごとに
一つだけ定義されるため、建築設備図面における管理装
置で管理する各図面の図面領域定義点の座標を建物原点
からの相対座標で管理することにより、複数の図面の位
置関係を建物原点の座標を基準として判断することがで
きる。
【0012】建物原点の座標データの格納手順を、図4
に示すような図面を作成した場合について説明する。ま
ず、作業者は、図面の作図原点O(0,0)に対する建
物原点Aの座標(XG,YG)を指定する。次に、図面
中の通り芯同士の交点P11〜P43及び当該交点で交
わる通り芯の通り芯番号X1〜Y3が認識される。この
例では、交点P11(通り芯番号X1,Y1)〜交点P
43(通り芯番号X4,Y3)が認識される。次に、建
物原点A(XG,YG)から各交点P11〜P43迄の
相対座標(x1,y1)〜(x4,y3)を求める。し
かる後、この建物原点Aの座標データ(XG,YG)、
建物原点Aから各交点P11〜P43までの相対座標デ
ータ(x1,y1)〜(x4,y3)及び各交点P11
〜P43の通り芯番号データ(X1,Y1)〜(X4,
Y3)を建物管理情報格納部51に格納する。なお、こ
のように建物管理情報格納部51に建物原点から各通り
芯の交点迄の相対座標デ−タ及び各通り芯の交点の通り
芯番号デ−タを格納しておくと、新規図面を作成する場
合は、新規図面の通り芯が既に格納された図面の通り芯
のどれに相当するかのみを認識すれば、新規図面におけ
る建物原点の座標データ等を自動的に計算することがで
きる。
に示すような図面を作成した場合について説明する。ま
ず、作業者は、図面の作図原点O(0,0)に対する建
物原点Aの座標(XG,YG)を指定する。次に、図面
中の通り芯同士の交点P11〜P43及び当該交点で交
わる通り芯の通り芯番号X1〜Y3が認識される。この
例では、交点P11(通り芯番号X1,Y1)〜交点P
43(通り芯番号X4,Y3)が認識される。次に、建
物原点A(XG,YG)から各交点P11〜P43迄の
相対座標(x1,y1)〜(x4,y3)を求める。し
かる後、この建物原点Aの座標データ(XG,YG)、
建物原点Aから各交点P11〜P43までの相対座標デ
ータ(x1,y1)〜(x4,y3)及び各交点P11
〜P43の通り芯番号データ(X1,Y1)〜(X4,
Y3)を建物管理情報格納部51に格納する。なお、こ
のように建物管理情報格納部51に建物原点から各通り
芯の交点迄の相対座標デ−タ及び各通り芯の交点の通り
芯番号デ−タを格納しておくと、新規図面を作成する場
合は、新規図面の通り芯が既に格納された図面の通り芯
のどれに相当するかのみを認識すれば、新規図面におけ
る建物原点の座標データ等を自動的に計算することがで
きる。
【0013】図面領域データの格納手順を、図5を用い
て説明する。図面領域は、図5(a)に示すように図面
に描画されている通り芯X1〜Y3すべてが入りきる最
小矩形の範囲であり、図面情報を図面情報格納部52に
格納する際に自動又は作業者により設定される。このよ
うに設定された図面領域は、図5(b)に示すように、
図面領域の端点A、Bを建物原点Oに対する相対座標
(a,b)、(c,d)で特定でき、この相対座標デー
タを建物管理情報格納部51へ格納する。なお、図面領
域の特定は、図面領域の端点A、B、C、Dの建物原点
Oからの相対座標で行うようにしてもよい。この場合に
は、図面領域の特定は矩形状で行う必要はなく、建築物
の壁が斜めになっている場合に有効である。
て説明する。図面領域は、図5(a)に示すように図面
に描画されている通り芯X1〜Y3すべてが入りきる最
小矩形の範囲であり、図面情報を図面情報格納部52に
格納する際に自動又は作業者により設定される。このよ
うに設定された図面領域は、図5(b)に示すように、
図面領域の端点A、Bを建物原点Oに対する相対座標
(a,b)、(c,d)で特定でき、この相対座標デー
タを建物管理情報格納部51へ格納する。なお、図面領
域の特定は、図面領域の端点A、B、C、Dの建物原点
Oからの相対座標で行うようにしてもよい。この場合に
は、図面領域の特定は矩形状で行う必要はなく、建築物
の壁が斜めになっている場合に有効である。
【0014】次に、各CAD端末で作業者が既に作成し
た図面を修正する場合における、修正図面の図面情報及
び修正履歴情報を格納する手順について、図6を用いて
説明する。まず、作業者は、CAD端末から読み込み指
示を出して読込・書込手段によって図面情報格納部52
より修正する図面の図面情報を読み込み(C1)、図面
の修正を行う(C2)。次に、修正を行った個所を含む
領域を修正領域として指定する(C3)。次に、修正履
歴情報をどの図面に通達するか等の通達対象設備図面区
分を選択し(C4)、修正内容等のコメントを入力する
(C5)。以上の処理がすんだ後、読込・書込手段によ
って、修正後の図面の図面情報を図面情報格納部52に
格納し(C6)、修正領域、修正後の修正領域の図面情
報、コメント等を修正履歴情報として修正履歴情報格納
部53に格納する(C7)。このように、修正履歴情報
は、修正後の図面の図面情報を図面情報格納部52に格
納した場合にのみ修正履歴情報格納部53に格納され
る。ここで、通達対象設備図面区分を選択するステップ
(C4)を設けたのは、修正を行った図面の設備区分に
よっては通達対象設備図面区分を限定することができ、
通達対象設備図面区分を限定することによって、後述す
る関連する図面の検索処理の負担を軽減することがで
き、短時間に検索処理を行うことができるからである。
例えば、衛生設備図面の修正履歴情報は同一設備の図面
にのみ通達すればよい場合があり、一方、建築図面の修
正履歴情報は全設備の図面に通達する必要がある場合が
多い。なお、建築図面の修正履歴情報は全設備の図面に
通達する必要がある場合が多いので、無条件に通達対象
設備図面区分を全設備の図面としてもよい。
た図面を修正する場合における、修正図面の図面情報及
び修正履歴情報を格納する手順について、図6を用いて
説明する。まず、作業者は、CAD端末から読み込み指
示を出して読込・書込手段によって図面情報格納部52
より修正する図面の図面情報を読み込み(C1)、図面
の修正を行う(C2)。次に、修正を行った個所を含む
領域を修正領域として指定する(C3)。次に、修正履
歴情報をどの図面に通達するか等の通達対象設備図面区
分を選択し(C4)、修正内容等のコメントを入力する
(C5)。以上の処理がすんだ後、読込・書込手段によ
って、修正後の図面の図面情報を図面情報格納部52に
格納し(C6)、修正領域、修正後の修正領域の図面情
報、コメント等を修正履歴情報として修正履歴情報格納
部53に格納する(C7)。このように、修正履歴情報
は、修正後の図面の図面情報を図面情報格納部52に格
納した場合にのみ修正履歴情報格納部53に格納され
る。ここで、通達対象設備図面区分を選択するステップ
(C4)を設けたのは、修正を行った図面の設備区分に
よっては通達対象設備図面区分を限定することができ、
通達対象設備図面区分を限定することによって、後述す
る関連する図面の検索処理の負担を軽減することがで
き、短時間に検索処理を行うことができるからである。
例えば、衛生設備図面の修正履歴情報は同一設備の図面
にのみ通達すればよい場合があり、一方、建築図面の修
正履歴情報は全設備の図面に通達する必要がある場合が
多い。なお、建築図面の修正履歴情報は全設備の図面に
通達する必要がある場合が多いので、無条件に通達対象
設備図面区分を全設備の図面としてもよい。
【0015】修正履歴情報を修正履歴情報格納部53に
格納する手順を、図7により壁付コンセントを移動させ
る場合について具体的に説明する。図7(a)は修正前
の電気設備図面を示し、図7(b)は壁付コンセントを
移動させた修正後の電気設備図面を示す。作業者はこの
ような修正を行った後に修正領域、図7(b)では壁付
コンセントの移動前後の位置を含む領域をカーソル等に
よって指定する。修正領域は図面領域と同様に建物原点
からの相対座標により認識されるので、修正領域デ−タ
としては修正を行った図面の建物原点の座標データと修
正領域を特定する端点の建物原点からの相対座標データ
が格納される。この場合、修正領域を指定する作業を省
略し、修正を行った図面の図面領域を修正領域として設
定するようにしても良い。次に、図7(c)に示すよう
に、修正履歴情報を通達する通達対象図面区分の条件を
指定する。この条件を適宜選択することにより、全設備
区分、同一設備区分の図面、又は作業者自らが指定した
図面に修正履歴情報を通達することができる。図7
(c)では通達対象設備図面区分として全設備区分の図
面が指定されている。なお、修正履歴情報を通達する通
達対象設備図面区分を指定する作業を省略して、予め全
設備区分の図面に通達するように設定することもでき
る。次に、図7(d)に示すように、コンセントを移動
したことを示すコメントを入力する。以上の作業を終了
した後、設備図面区分、図面番号、修正領域情報、修正
領域の図形情報、コメント等を修正履歴情報として修正
履歴情報格納部53に格納して処理が終了する。ここ
で、設備図面区分を修正履歴情報として格納するのは、
前記ステップ(C4)で通達対象設備図面区分を同一設
備区分と指定した場合に、修正履歴情報として格納され
た設備区分と同一の設備区分の図面を通達対象設備図面
区分とするためである。
格納する手順を、図7により壁付コンセントを移動させ
る場合について具体的に説明する。図7(a)は修正前
の電気設備図面を示し、図7(b)は壁付コンセントを
移動させた修正後の電気設備図面を示す。作業者はこの
ような修正を行った後に修正領域、図7(b)では壁付
コンセントの移動前後の位置を含む領域をカーソル等に
よって指定する。修正領域は図面領域と同様に建物原点
からの相対座標により認識されるので、修正領域デ−タ
としては修正を行った図面の建物原点の座標データと修
正領域を特定する端点の建物原点からの相対座標データ
が格納される。この場合、修正領域を指定する作業を省
略し、修正を行った図面の図面領域を修正領域として設
定するようにしても良い。次に、図7(c)に示すよう
に、修正履歴情報を通達する通達対象図面区分の条件を
指定する。この条件を適宜選択することにより、全設備
区分、同一設備区分の図面、又は作業者自らが指定した
図面に修正履歴情報を通達することができる。図7
(c)では通達対象設備図面区分として全設備区分の図
面が指定されている。なお、修正履歴情報を通達する通
達対象設備図面区分を指定する作業を省略して、予め全
設備区分の図面に通達するように設定することもでき
る。次に、図7(d)に示すように、コンセントを移動
したことを示すコメントを入力する。以上の作業を終了
した後、設備図面区分、図面番号、修正領域情報、修正
領域の図形情報、コメント等を修正履歴情報として修正
履歴情報格納部53に格納して処理が終了する。ここ
で、設備図面区分を修正履歴情報として格納するのは、
前記ステップ(C4)で通達対象設備図面区分を同一設
備区分と指定した場合に、修正履歴情報として格納され
た設備区分と同一の設備区分の図面を通達対象設備図面
区分とするためである。
【0016】このように修正履歴情報が修正履歴情報格
納部53に格納されると、検索手段によって修正した図
面、すなわち修正履歴情報と関連する図面の検索が行わ
れる。このフローを図8を用いて説明する。まず、修正
履歴情報格納部53から修正領域デ−タを読み込み(D
1)、建物管理情報格納部51から通達対象設備図面区
分として指定された図面の図面領域データを読み込む
(D2)。次に、後述する方法によって、修正領域デー
タ及び図面領域データの位置関係から関連する図面か否
かを判定する(D3、D4)。この際、関連する図面か
否かの判定対象となる図面は、図6のステップ(C4)
における修正履歴情報の通達対象設備図面区分の指定に
よって絞り込まれている。例えば、通達対象設備図面区
分が同一設備区分に指定されている場合には、修正履歴
情報の通達対象設備図面区分と同一の設備区分の図面だ
けが判定対象となる。これにより、不必要な判定処理が
不要となるので、CPUの負担が軽減されるとともに、
判定処理を速やかに行うことができる。関連する図面で
あると判定した場合には、その図面の図面番号等を関連
図面情報として修正履歴情報格納部53に格納する(D
5)。関連図面情報を格納する場所は、修正履歴情報格
納部53に限定されない。関連図面情報を格納した後、
又は関連する図面で無いと判定した場合は、全ての対象
図面について関連する図面であるか否かの判定を行った
かどうかを判断する(D6)。全ての対象図面について
判定を行っていない場合は、次の対象図面についてステ
ップ(D2)からステップ(D5)迄の処理を行う。全
ての対象図面について判定を行った場合は、全ての修正
履歴情報に対して上記ステップ(D1)からステップ
(D5)迄の判定処理を行ったかどうかを判断する。全
ての修正履歴情報に対して判定処理を行った場合は処理
を終了し、そうでない場合はステップ(D1)からステ
ップ(D6)迄の処理を行う。以上のようにして、関連
ありと判定された図面の図面番号等が関連図面情報とし
て格納される。
納部53に格納されると、検索手段によって修正した図
面、すなわち修正履歴情報と関連する図面の検索が行わ
れる。このフローを図8を用いて説明する。まず、修正
履歴情報格納部53から修正領域デ−タを読み込み(D
1)、建物管理情報格納部51から通達対象設備図面区
分として指定された図面の図面領域データを読み込む
(D2)。次に、後述する方法によって、修正領域デー
タ及び図面領域データの位置関係から関連する図面か否
かを判定する(D3、D4)。この際、関連する図面か
否かの判定対象となる図面は、図6のステップ(C4)
における修正履歴情報の通達対象設備図面区分の指定に
よって絞り込まれている。例えば、通達対象設備図面区
分が同一設備区分に指定されている場合には、修正履歴
情報の通達対象設備図面区分と同一の設備区分の図面だ
けが判定対象となる。これにより、不必要な判定処理が
不要となるので、CPUの負担が軽減されるとともに、
判定処理を速やかに行うことができる。関連する図面で
あると判定した場合には、その図面の図面番号等を関連
図面情報として修正履歴情報格納部53に格納する(D
5)。関連図面情報を格納する場所は、修正履歴情報格
納部53に限定されない。関連図面情報を格納した後、
又は関連する図面で無いと判定した場合は、全ての対象
図面について関連する図面であるか否かの判定を行った
かどうかを判断する(D6)。全ての対象図面について
判定を行っていない場合は、次の対象図面についてステ
ップ(D2)からステップ(D5)迄の処理を行う。全
ての対象図面について判定を行った場合は、全ての修正
履歴情報に対して上記ステップ(D1)からステップ
(D5)迄の判定処理を行ったかどうかを判断する。全
ての修正履歴情報に対して判定処理を行った場合は処理
を終了し、そうでない場合はステップ(D1)からステ
ップ(D6)迄の処理を行う。以上のようにして、関連
ありと判定された図面の図面番号等が関連図面情報とし
て格納される。
【0017】なお、関連図面情報を格納する際には、修
正履歴情報毎に格納する。例えば、修正履歴情報に関連
する図面番号に当該修正履歴情報に関するチェックフラ
グを設け、このチェックフラグをOFFの状態とする。
そして、作業者が関連する図面の図面情報を読み込ん
で、当該図面に関連する修正履歴情報を確認した場合に
このチェックフラグをON状態にする。これにより、各
修正履歴情報に関連する図面番号のチェックフラグの状
態によって作業者が修正履歴情報を確認したか否かを判
断することができる。
正履歴情報毎に格納する。例えば、修正履歴情報に関連
する図面番号に当該修正履歴情報に関するチェックフラ
グを設け、このチェックフラグをOFFの状態とする。
そして、作業者が関連する図面の図面情報を読み込ん
で、当該図面に関連する修正履歴情報を確認した場合に
このチェックフラグをON状態にする。これにより、各
修正履歴情報に関連する図面番号のチェックフラグの状
態によって作業者が修正履歴情報を確認したか否かを判
断することができる。
【0018】関連する図面であるか否かを判定する手順
の一例を、図9を用いて具体的に説明する。図9(a)
は修正された図面を示し、図9(b)は関連する図面で
あるか否かの判定対象とされる対象図面を示す。ここ
で、修正履歴情報格納部53には、修正領域データとし
て修正された図面の建物原点の座標データ及び修正領域
を特定する端点の建物原点に対する相対座標データ等が
格納されている。従って、当該修正された図面の建物原
点の座標データと修正領域を特定するための座標データ
とによって、修正領域が建物のどの位置にあたるかを判
断することができる。一方、関連する図面であるか否か
の判定対象とされる対象図面については、建物管理情報
格納部51に当該図面の建物原点の座標データ及び図面
領域の建物原点に対する相対座標データが格納されてい
るので、これらの値から図面領域が建物のどの位置にあ
たるかを判断することができる。そして、図9(c)に
示すように、建物原点を基準として修正領域と対象図面
の図面領域の包含関係を調べ、修正領域が図面領域に含
まれるか交わる場合に修正履歴情報と関連する図面と判
定する。
の一例を、図9を用いて具体的に説明する。図9(a)
は修正された図面を示し、図9(b)は関連する図面で
あるか否かの判定対象とされる対象図面を示す。ここ
で、修正履歴情報格納部53には、修正領域データとし
て修正された図面の建物原点の座標データ及び修正領域
を特定する端点の建物原点に対する相対座標データ等が
格納されている。従って、当該修正された図面の建物原
点の座標データと修正領域を特定するための座標データ
とによって、修正領域が建物のどの位置にあたるかを判
断することができる。一方、関連する図面であるか否か
の判定対象とされる対象図面については、建物管理情報
格納部51に当該図面の建物原点の座標データ及び図面
領域の建物原点に対する相対座標データが格納されてい
るので、これらの値から図面領域が建物のどの位置にあ
たるかを判断することができる。そして、図9(c)に
示すように、建物原点を基準として修正領域と対象図面
の図面領域の包含関係を調べ、修正領域が図面領域に含
まれるか交わる場合に修正履歴情報と関連する図面と判
定する。
【0019】次に、検索手段で関連ありと判定された図
面の図面情報を他の作業者等が読み出す場合に、修正履
歴情報格納部53に格納されている修正履歴情報を通達
する手順について図10を用いて説明する。作業者が、
各CAD端末より図面情報格納部52に格納されている
任意の図面を選択すると(E1)、読込・書込手段は選
択された図面を図面情報格納部52より読み込んで表示
手段13に表示する(E2)。このとき、通達手段は、
選択した図面に関する関連図面情報が修正履歴情報格納
部53に格納されているか否かを検索する(E3)。選
択した図面に関する関連図面情報が格納されていない場
合にはそのまま処理を終了し、関連図面情報が格納され
ている場合には修正履歴情報格納部53に格納されてい
る、選択された図面に関する修正履歴情報の一覧を表示
手段13に表示する(E4、E5)。次に、作業者は、
表示手段13に表示された修正履歴情報の一覧のうち任
意の修正履歴項目を選択してその修正内容を示すコメン
トを表示させる(E6)。次に、作業者は、修正履歴項
目のコメントを読んで全ての修正履歴情報が関係がない
と判断した場合にはキャンセルボタンを選択して処理を
終了させ、関係があると判断した場合には修正履歴項目
を選択した状態で表示ボタンを選択して実行する(E
7)。キャンセルボタンを選択して処理は終了させた場
合には、作業者は修正履歴情報を直接確認していないの
で、修正履歴情報の当該図面番号に対応するチェックフ
ラグはOFFの状態に保持されたままである。なお、修
正履歴項目を複数選択可能に構成しても良い。この場合
には、表示したい修正履歴情報にカーソルを合わせ、キ
ー入力等により選択する操作を繰り返し、その後表示ボ
タンを選択して実行する。表示ボタンが選択された場合
には、修正履歴情報格納部53より選択された修正履歴
情報の修正履歴図形デ−タを読み込み(E8)、先に選
択した図面に重ねて修正履歴情報の図形が表示される
(E9)。この時、複数の修正履歴情報が選択されてい
る場合には、選択された修正履歴情報の図形が全て表示
される。次に、修正履歴情報の図形が表示されると同時
に、あるいは修正履歴情報の図形が表示された後に作業
者が所定のキ−を操作した時に、当該修正履歴情報が確
認されたとみなし、当該修正履歴情報の選択された図面
番号に対応するチェックフラグをON状態とする(E1
0)。
面の図面情報を他の作業者等が読み出す場合に、修正履
歴情報格納部53に格納されている修正履歴情報を通達
する手順について図10を用いて説明する。作業者が、
各CAD端末より図面情報格納部52に格納されている
任意の図面を選択すると(E1)、読込・書込手段は選
択された図面を図面情報格納部52より読み込んで表示
手段13に表示する(E2)。このとき、通達手段は、
選択した図面に関する関連図面情報が修正履歴情報格納
部53に格納されているか否かを検索する(E3)。選
択した図面に関する関連図面情報が格納されていない場
合にはそのまま処理を終了し、関連図面情報が格納され
ている場合には修正履歴情報格納部53に格納されてい
る、選択された図面に関する修正履歴情報の一覧を表示
手段13に表示する(E4、E5)。次に、作業者は、
表示手段13に表示された修正履歴情報の一覧のうち任
意の修正履歴項目を選択してその修正内容を示すコメン
トを表示させる(E6)。次に、作業者は、修正履歴項
目のコメントを読んで全ての修正履歴情報が関係がない
と判断した場合にはキャンセルボタンを選択して処理を
終了させ、関係があると判断した場合には修正履歴項目
を選択した状態で表示ボタンを選択して実行する(E
7)。キャンセルボタンを選択して処理は終了させた場
合には、作業者は修正履歴情報を直接確認していないの
で、修正履歴情報の当該図面番号に対応するチェックフ
ラグはOFFの状態に保持されたままである。なお、修
正履歴項目を複数選択可能に構成しても良い。この場合
には、表示したい修正履歴情報にカーソルを合わせ、キ
ー入力等により選択する操作を繰り返し、その後表示ボ
タンを選択して実行する。表示ボタンが選択された場合
には、修正履歴情報格納部53より選択された修正履歴
情報の修正履歴図形デ−タを読み込み(E8)、先に選
択した図面に重ねて修正履歴情報の図形が表示される
(E9)。この時、複数の修正履歴情報が選択されてい
る場合には、選択された修正履歴情報の図形が全て表示
される。次に、修正履歴情報の図形が表示されると同時
に、あるいは修正履歴情報の図形が表示された後に作業
者が所定のキ−を操作した時に、当該修正履歴情報が確
認されたとみなし、当該修正履歴情報の選択された図面
番号に対応するチェックフラグをON状態とする(E1
0)。
【0020】具体的な手順を図11及び図12を用いて
説明する。図11は、修正履歴情報を一覧表示するメッ
セ−ジ一覧画面を示す。メッセージ一覧画面の最上部の
‘全て’の項目を選択すると、メッセージ一覧画面に表
示される修正履歴項目(日付、要件の項目)は、既に確
認した修正履歴項目も含めて全て表示される。メッセー
ジ一覧画面の最上部の‘未処理のみ’の項目を選択する
と、メッセ−ジ一覧画面に表示される修正履歴項目は、
未だ確認していない修正履歴項目、すなわち、チェック
フラグがOFFの状態にある修正履歴情報の項目のみが
一覧表示される。そして、メッセ−ジ一覧画面に表示さ
れている修正履歴の項目から必要な項目を選択し、表示
ボタンを選択して実行することにより、選択された修正
履歴項目に対応する修正履歴情報の図形が画面上に表示
される。図11では‘96/1/30のコンセント移
動’の項目が選択されているため、‘壁付コンセントを
移動しました。’というコメントが表示されている。こ
の状態で表示ボタンを選択して実行すると、図面情報格
納部52から読み込んだ、選択された図面の図形情報と
修正履歴情報格納部53から読み込んだ修正履歴情報の
図形情報、この場合‘移動後の壁付コンセント’が重ね
て表示される。なお、図12(b)は、図面情報格納部
52から読み込んだ、選択された図面の図形情報と修正
履歴情報格納部53から読み込んだ修正履歴情報の図形
情報を重ねて表示した状態で、作業者が修正履歴情報を
確認しやすくするために修正領域を拡大表示した場合の
画面である。メッセ−ジ一覧に表示されている修正項目
を複数選択可能に構成することもできる。この場合に
は、図12(a)に示すように、選択された図面の図形
情報と選択された修正履歴情報の全てが重ねて表示され
る。
説明する。図11は、修正履歴情報を一覧表示するメッ
セ−ジ一覧画面を示す。メッセージ一覧画面の最上部の
‘全て’の項目を選択すると、メッセージ一覧画面に表
示される修正履歴項目(日付、要件の項目)は、既に確
認した修正履歴項目も含めて全て表示される。メッセー
ジ一覧画面の最上部の‘未処理のみ’の項目を選択する
と、メッセ−ジ一覧画面に表示される修正履歴項目は、
未だ確認していない修正履歴項目、すなわち、チェック
フラグがOFFの状態にある修正履歴情報の項目のみが
一覧表示される。そして、メッセ−ジ一覧画面に表示さ
れている修正履歴の項目から必要な項目を選択し、表示
ボタンを選択して実行することにより、選択された修正
履歴項目に対応する修正履歴情報の図形が画面上に表示
される。図11では‘96/1/30のコンセント移
動’の項目が選択されているため、‘壁付コンセントを
移動しました。’というコメントが表示されている。こ
の状態で表示ボタンを選択して実行すると、図面情報格
納部52から読み込んだ、選択された図面の図形情報と
修正履歴情報格納部53から読み込んだ修正履歴情報の
図形情報、この場合‘移動後の壁付コンセント’が重ね
て表示される。なお、図12(b)は、図面情報格納部
52から読み込んだ、選択された図面の図形情報と修正
履歴情報格納部53から読み込んだ修正履歴情報の図形
情報を重ねて表示した状態で、作業者が修正履歴情報を
確認しやすくするために修正領域を拡大表示した場合の
画面である。メッセ−ジ一覧に表示されている修正項目
を複数選択可能に構成することもできる。この場合に
は、図12(a)に示すように、選択された図面の図形
情報と選択された修正履歴情報の全てが重ねて表示され
る。
【0021】修正履歴情報と修正前の図面を重ねて表示
すると両者を区別するのが困難であるので、修正履歴情
報は修正前の図面と色、線の太さ、線の種類等を変更し
て表示するのが好ましい。図12(a)、(b)では、
修正前の図面を実線で表示し、修正履歴情報を点線で表
示している。この場合、作業者は、修正前の図面と修正
履歴情報が重ねて表示された画面を見ながらマニュアル
で修正作業を行う。また、図12(a)に示す図面と各
修正履歴情報を、例えば図13に示すように別々に表示
しても良い。この場合には、下段に表示した修正履歴情
報にマウス等でマウスポインタをあわせ、重複表示され
ている図面上の、マウスポインタをあわせた図形情報が
表示されている場所にドラッグして移動させることによ
り修正を行う機能を持たせる。例えば、下段の壁付きコ
ンセント位置の修正に関する修正履歴情報にマウスポイ
ンタをあわせ、上段の壁付きコンセントが描かれている
場所にドラッグして移動することにより、壁付きコンセ
ントの位置を実線で描かれている場所、即ち修正前の図
面の位置から点線で描かれている場所、即ち修正後の場
所に移動することができる。なお、上記の実施の形態で
はマニュアルで関連する図面の修正を行うようにしてい
るが、管理する図面によっては自動で修正を行うように
しても良い。
すると両者を区別するのが困難であるので、修正履歴情
報は修正前の図面と色、線の太さ、線の種類等を変更し
て表示するのが好ましい。図12(a)、(b)では、
修正前の図面を実線で表示し、修正履歴情報を点線で表
示している。この場合、作業者は、修正前の図面と修正
履歴情報が重ねて表示された画面を見ながらマニュアル
で修正作業を行う。また、図12(a)に示す図面と各
修正履歴情報を、例えば図13に示すように別々に表示
しても良い。この場合には、下段に表示した修正履歴情
報にマウス等でマウスポインタをあわせ、重複表示され
ている図面上の、マウスポインタをあわせた図形情報が
表示されている場所にドラッグして移動させることによ
り修正を行う機能を持たせる。例えば、下段の壁付きコ
ンセント位置の修正に関する修正履歴情報にマウスポイ
ンタをあわせ、上段の壁付きコンセントが描かれている
場所にドラッグして移動することにより、壁付きコンセ
ントの位置を実線で描かれている場所、即ち修正前の図
面の位置から点線で描かれている場所、即ち修正後の場
所に移動することができる。なお、上記の実施の形態で
はマニュアルで関連する図面の修正を行うようにしてい
るが、管理する図面によっては自動で修正を行うように
しても良い。
【0022】以上説明したように、本実施の形態では、
作業者は各CAD端末において新規に図面を作成した場
合、図面情報を図面情報格納部52に格納し、その図面
の建物原点の座標データ等を建物管理情報格納部51に
格納する。その後、作業者が図面を修正、変更した場合
には、修正領域の指定等を行うだけで関連する他の図面
が自動的に検索され、関連図面の図面番号等が関連図面
情報として格納される。そして、作業者が図面情報を読
み込むために図面を選択した場合、選択された図面が関
連図面情報として格納されていれば修正履歴情報格納部
53に格納されている修正履歴情報を読み込んで通達す
る。
作業者は各CAD端末において新規に図面を作成した場
合、図面情報を図面情報格納部52に格納し、その図面
の建物原点の座標データ等を建物管理情報格納部51に
格納する。その後、作業者が図面を修正、変更した場合
には、修正領域の指定等を行うだけで関連する他の図面
が自動的に検索され、関連図面の図面番号等が関連図面
情報として格納される。そして、作業者が図面情報を読
み込むために図面を選択した場合、選択された図面が関
連図面情報として格納されていれば修正履歴情報格納部
53に格納されている修正履歴情報を読み込んで通達す
る。
【0023】なお、本実施の形態では、建築設備図面の
図面管理装置について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、関連する複数の図面を管理する場合
に適宜利用できる。
図面管理装置について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、関連する複数の図面を管理する場合
に適宜利用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
図面管理装置を用いれば、図面の修正を行った場合、修
正した図面と関連する図面が自動的に検索されるので、
修正した図面に関連する図面の検索作業を簡易化するこ
とができる。また、請求項2に記載の図面管理装置を用
いれば、関連する図面の検索を各図面の図面領域と修正
領域との包含関係を判定することによって行うので、関
連する図面の検索を簡単かつ短時間に行うことができ
る。また、請求項3に記載の図面管理装置を用いれば、
修正履歴情報に関連する図面が読み出されたときに当該
修正履歴情報が自動的に通達されるので、修正履歴情報
の通達漏れがなくなる。
図面管理装置を用いれば、図面の修正を行った場合、修
正した図面と関連する図面が自動的に検索されるので、
修正した図面に関連する図面の検索作業を簡易化するこ
とができる。また、請求項2に記載の図面管理装置を用
いれば、関連する図面の検索を各図面の図面領域と修正
領域との包含関係を判定することによって行うので、関
連する図面の検索を簡単かつ短時間に行うことができ
る。また、請求項3に記載の図面管理装置を用いれば、
修正履歴情報に関連する図面が読み出されたときに当該
修正履歴情報が自動的に通達されるので、修正履歴情報
の通達漏れがなくなる。
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成図。
【図2】作業者が新規に図面を作成した場合の各情報を
格納するためのフロー図。
格納するためのフロー図。
【図3】建物原点を説明するための概念図。
【図4】作成した図面における建物原点の指示等の手順
を説明するための図。
を説明するための図。
【図5】図面領域を格納する手順を説明するための図。
【図6】作業者が図面管理装置に格納されている図面を
修正した際に、修正履歴情報を格納するためのフローを
説明するためのフロー図。
修正した際に、修正履歴情報を格納するためのフローを
説明するためのフロー図。
【図7】修正履歴情報を格納する場合を具体例に説明す
るための図。
るための図。
【図8】修正履歴情報から関連する図面を検索するフロ
ーを説明するためのフロー図。
ーを説明するためのフロー図。
【図9】関連する図面であるか否かを判定する場合を具
体的に説明するための図。
体的に説明するための図。
【図10】修正履歴情報を関連図面に通達するためのフ
ローを説明するためのフロー図。
ローを説明するためのフロー図。
【図11】修正履歴情報の一覧を表示したときの画面を
示す図。
示す図。
【図12】修正履歴情報と修正前の図面とを重複表示し
たときの一例を示す図。
たときの一例を示す図。
【図13】修正履歴情報と修正前の図面とを重複表示し
たときの他の例を示す図。
たときの他の例を示す図。
【図14】従来技術を説明するための図。
10、20、30;CAD端末 11;CPU(処理部) 12;入力手段 13;表示手段 14;出力手段 15;記憶手段 50;格納部 51;建物管理情報格納部 52;図面情報格納部 53;修正履歴情報格納部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の図面を管理する図面管理装置にお
いて、 図面領域情報を含む各図面の図面情報を格納する格納部
と、 前記格納部に格納されている図面情報を修正したときに
修正履歴情報を前記格納部に格納する格納手段と、 修正を行った領域を示す修正領域情報と各図面の図面情
報に含まれている図面領域情報とに基づいて修正履歴情
報に関連する図面を検索する検索手段とを具備している
ことを特徴とする図面管理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の図面管理装置におい
て、前記検索手段は、修正領域情報と図面領域情報との
包含関係を判定することにより修正履歴情報に関連する
図面を検索することを特徴とする図面管理装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の図面管理装置に
おいて、前記格納部に格納されている図面情報が読み出
されたとき、当該図面情報に係る図面が前記検索手段に
よって修正履歴情報に関連する図面として検索されてい
る場合には、前記格納部に格納されている修正履歴情報
を読み出して通達する通達手段を具備していることを特
徴とする図面管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204773A JPH1049558A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 図面管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204773A JPH1049558A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 図面管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1049558A true JPH1049558A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16496115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8204773A Pending JPH1049558A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 図面管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1049558A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011129063A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | System Meisei Kk | 設計図書管理方法、設計図書管理装置及びコンピュータプログラム |
JP2014203364A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 富士通株式会社 | 設計書管理プログラム、設計書管理方法および情報処理装置 |
JP2016189175A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP8204773A patent/JPH1049558A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011129063A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | System Meisei Kk | 設計図書管理方法、設計図書管理装置及びコンピュータプログラム |
JP2014203364A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 富士通株式会社 | 設計書管理プログラム、設計書管理方法および情報処理装置 |
JP2016189175A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 情報表示装置、情報表示方法、および情報表示システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8140988B2 (en) | CAD apparatus, method of editing graphic data, and computer product | |
JPH05108786A (ja) | 図形の変形方法及び装置 | |
US6049340A (en) | CAD system | |
JPH1049558A (ja) | 図面管理装置 | |
US6480124B2 (en) | CAD data compressing method and apparatus thereof | |
JPH07282074A (ja) | 二次元図形の指標文字列出力装置 | |
JP2007041962A (ja) | メニュー表示装置、メニュー表示方法、およびメニュー表示プログラム | |
JP2003122802A (ja) | 作図図面表示装置、作図図面表示方法及び記録媒体 | |
JP4113652B2 (ja) | 住宅開発設計システム | |
JP2004280543A (ja) | 構造解析条件設定方法 | |
JPH06332909A (ja) | 計画管理システム | |
JPH01255937A (ja) | 実行制御条件設定方法 | |
JPS63214869A (ja) | 複合文書処理装置 | |
JP2854713B2 (ja) | Cad図面変更処理システム | |
JPH07253864A (ja) | 画面制御装置 | |
JPH08147463A (ja) | 図形作成装置 | |
JP2005332337A (ja) | 医療機器管理システム | |
JPH08147167A (ja) | 知識編集方法 | |
JPH06203130A (ja) | 図形編集システム | |
JP3570773B2 (ja) | 図形処理装置 | |
JPH05257996A (ja) | 組立図作成支援方法 | |
JP2006268051A (ja) | 配電線路図の表示方法 | |
JPH07182390A (ja) | 汎用cadシステムの専用化方法 | |
JPH10188009A (ja) | グラフ作成装置およびグラフ作成方法 | |
JPH03127272A (ja) | 設計支援装置 |