JPH1049473A - コンピュータシステムおよび同システムで使用されるハードウェア初期化方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよび同システムで使用されるハードウェア初期化方法

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JPH1049473A
JPH1049473A JP8201688A JP20168896A JPH1049473A JP H1049473 A JPH1049473 A JP H1049473A JP 8201688 A JP8201688 A JP 8201688A JP 20168896 A JP20168896 A JP 20168896A JP H1049473 A JPH1049473 A JP H1049473A
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JP
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connection
hard disk
address
disk drive
hdd
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JP8201688A
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Toru Hanada
徹 花田
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】I/Oアドレス1F0hにハードディスクドラ
イブが存在しても170hのハードディスクドライブか
らのOSの起動を実現する。 【解決手段】L1,L2のどちらに接続されているHD
Dからドライブ番号80hを優先して割り当てるかを指
定する80h優先割り当て情報を使用したHDD初期化
処理が行われ、優先割り当てが指定されているラインか
ら順にHDDの接続の有無が検出され、接続が検出され
たHDDから順にそのドライブ番号が80h、81hに
決定される。このような物理的な接続を基準としたデバ
イス番号の割り当てにより、I/Oアドレスとは完全に
独立してデバイス番号を決定できる。したがって、80
h優先割り当て情報の設定によってブートしたいHDD
が接続される接続部を優先させることにより、1F0h
にHDDが存在していても、170hのHDDからのO
Sの起動を実現することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムおよび同システムで使用されるハードウェア初期化
方法に関し、特にデバイス番号を指定することによって
アクセス対象のデバイスが選択されるコンピュータシス
テムおよびそれらデバイスの初期化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータにおい
ては、ハードディスクドライブを始めとし、シリアルポ
ート、パラレルポートなどに接続されるデバイスなどに
ついては、複数個同時接続可能に構成されている。これ
ら同種複数のデバイスに対するアクセスは、上位プログ
ラムからBIOSのドライバルーチンに対してデバイス
番号が指定されることによって行われ、そのデバイス番
号が割り当てられているデバイスがアクセス対象として
選択される。デバイス番号はI/Oアドレスと1対1で
対応しており、デバイスのI/Oアドレスの値によって
そのデバイスのデバイス番号が決定される。
【0003】例えば、IDEインターフェースのハード
ディスクドライブの場合には、通常、1F0hと170
hがI/Oアドレスとして予約されており、I/Oアド
レス1F0h、170hの順でドライブ番号80h、ド
ライブ番号81hが割り当てられる。
【0004】このようなドライブ番号の割り当ては、ハ
ードディスクドライブを初期化するプログラムによって
行われる。すなわち、ハードディスクドライブの初期化
時には、まず、I/Oアドレス1F0hのハードディス
クドライブの有無が調べられる。I/Oアドレス1F0
hのハードディスクドライブが存在する場合にはそのハ
ードディスクドライブのドライブ番号が80hに決定さ
れる。この後、I/Oアドレス170hのハードディス
クドライブの有無が調べられ、存在する場合にはそのハ
ードディスクドライブのドライブ番号は、80hの次の
値、つまり81hに決定される。
【0005】一方、I/Oアドレス1F0hのハードデ
ィスクドライブが存在せず、I/Oアドレス170hの
ハードディスクドライブだけが存在する場合には、その
ドライブ番号は80hとなる。
【0006】このように、I/Oアドレス1F0hに対
して優先してドライブ番号80hが割り当てられる。通
常、パーソナルコンピュータに標準装備されているハー
ドディスクドライブは1台であり、そのハードディスク
ドライブのI/Oアドレスは1F0hである。このた
め、標準装備のハードディスクドライブを残したまま、
ユーザが2台目のハードディスクドライブを増設した場
合には、そのI/Oアドレスは170hとなる。前述し
たようにドライブ番号80hはI/Oアドレス1F0h
に対して優先して割り当てられるため、増設したハード
ディスクドライブに対して割り当てられるドライブ番号
は常に81hとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、パ
ーソナルコンピュータにおいては、ハードディスクドラ
イブからのOSのブートは、ドライブ番号80hとして
インストールされたハードディスクドライブのみ可能で
あり、ドライブ番号81h以降のハードディスクドライ
ブからブートを行うことはできない。これは、ブートロ
ーダが指定するドライブ番号が80hに固定されている
からである。
【0008】したがって、従来では、1F0hにハード
ディスクドライブを接続している限り、170hに接続
したハードディスクドライブからOSを起動することは
不可能であった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、物理的な接続位置を基準としたデバイス番
号割り当てによってI/Oアドレスとは完全に独立した
デバイス番号の割り当てを行えるようにし、I/Oアド
レス1F0hにハードディスクドライブが存在しても1
70hのハードディスクドライブからのOSの起動を実
現することが可能なコンピュータシステムおよび同シス
テムで使用されるハードウェア初期化方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のハー
ドディスクドライブ装置が接続可能に構成され、所定の
ドライブ番号が割り当てられたハードディスクドライブ
装置からのみオペレーティングシステムの起動が可能な
コンピュータシステムにおいて、前記複数のハードディ
スクドライブ装置がそれぞれ接続可能な複数の接続部の
なかでどの接続部に接続されているハードディスクドラ
イブ装置に対して前記所定のドライブ番号を優先して割
り当てるかを指定する優先割り当て情報を記憶する手段
と、前記優先割り当て情報によって優先割り当てが指定
されている接続部から順にハードディスクドライブ装置
の接続の有無を検出し、前記所定のドライブ番号から始
まる複数のドライブ番号を、接続が検出されたハードデ
ィスクドライブ装置から順に割り当てる手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0011】このコンピュータシステムにおいては、ど
の接続部に接続されているハードディスクドライブ装置
からドライブ番号を優先して割り当てるかを指定する優
先割り当て情報を使用したドライブ番号の割り当てが行
われ、優先割り当てが指定されている接続部から順にハ
ードディスクドライブ装置の接続の有無が検出され、接
続が検出されたハードディスクドライブ装置から順にド
ライブ番号が決定される。このような物理的な接続を基
準としたデバイス番号の割り当てを行うことにより、I
/Oアドレスとは完全に独立してデバイス番号を決定で
きるようになる。したがって、優先割り当て情報の設定
によってブートしたいハードディスクドライブが接続さ
れる接続部を優先させることにより、そこにドライブ番
号80hを割り当てることができるので、たとえI/O
アドレス1F0hにハードディスクドライブが存在して
いても、170hのハードディスクドライブからのOS
の起動を実現することが可能となる。また、複数のハー
ドディスクドライブに異なるOSを格納しておけば、優
先割り当て情報の設定を変えるだけで、任意のOSを選
択して起動することが可能となる。
【0012】また、複数の接続部毎にそこに接続される
ハードディスクドライブ装置に割り当てるI/Oアドレ
スを指定するI/Oアドレス割り当て情報を記憶する手
段と、前記I/Oアドレス割り当て情報に従って、前記
接続が検出されたハードディスクドライブ装置に対して
それが接続されている接続部に対応するI/Oアドレス
を割り当てる手段とをさらに具備することにより、ドラ
イブ番号だけでなく、I/Oアドレスについてもその設
定の自由度を高めることができ、任意に設定したI/O
アドレスのハードディスクドライブをドライブ番号80
hとして初期化し、そのハードディスクドライブからO
Sを起動することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係るパーソナルコンピュータのシステム構成が示され
ている。このシステムには、図示のように、CPU1
1、バスコントローラ12、プログラム格納メモリ1
3、不揮発性メモリ14、第1および第2のハードディ
スクドライブ(HDD#0,HDD#1)15,16が
設けられている。ハードディスクドライブ(HDD#
0,HDD#1)15,16はIDEインターフェース
を持つHDDであり、図においては、ハードディスクド
ライブ(HDD#0)15は接続ケーブルラインL1に
てバスコントローラ12に接続され、ハードディスクド
ライブ(HDD#1)16は接続ケーブルラインL2に
てバスコントローラ12に接続されている。
【0014】例えば、ハードディスクドライブ(HDD
#0)15はコンピュータ本体に標準装備された内蔵デ
ィスクドライブであり、ハードディスクドライブ(HD
D#1)16はユーザによって増設されたディスクドラ
イブである。この場合、ハードディスクドライブ(HD
D#1)16は、例えば、デスクトップ型コンピュータ
本体の拡張用ドライブベイや、ノートブック型コンピュ
ータ本体の拡張用ドライブベイ、あるいはノートブック
型コンピュータ本体を機能拡張するためにそのコンピュ
ータ本体に装着して使用される拡張ユニットに設けられ
たドライブベイに収容される。
【0015】プログラム格納メモリ13には、このシス
テムの電源投入時にハードディスクドライブ(HDD#
0,HDD#1)15,16を初期化(インストール)
するためのHDD初期化プログラムと、ハードディスク
ドライブ(HDD#0,HDD#1)15,16内のO
Sを起動するためのブートローダとが格納されている。
【0016】不揮発性メモリ14には、接続ケーブルラ
インL1とL2のどちらに接続されたHDDを80hと
して優先して初期化するかを指定する80h優先割り当
て情報が格納されている。80h優先割り当て情報は1
ビットの情報であり、「0」は、接続ケーブルラインL
1に接続されたHDDに対して優先的にドライブ番号8
0hを割り当てることを指定し、「1」は、接続ケーブ
ルラインL2に接続されたHDDに対して優先的にドラ
イブ番号80hを割り当てることを指定する。不揮発性
メモリ14はCPU11によってリード・ライト可能に
構成されており、80h優先割り当て情報の値はユーザ
からの指示によって書き換えることができる。
【0017】ハードディスクドライブ(HDD#0,H
DD#1)15,16の初期化時には80h優先割り当
て情報が参照され、その80h優先割り当て情報で優先
指定された接続ケーブルラインのHDDから先にドライ
ブ番号の決定されてその初期化処理が実行される。
【0018】次に、図2のフローチャートを参照して、
HDD初期化プログラムによって実行されるHDD初期
化処理の手順を説明する。HDD初期化プログラムは、
コンピュータの起動時に実行されHDDを使用可能な状
態にするためのものであり、以下では、不揮発性メモリ
14の80h優先割り当て情報の内容が「1」(L2に
接続されているHDDを優先して80hにする)に設定
されている場合について初期化処理の動作を説明する。
【0019】HDD初期化プログラムは、まず、ドライ
ブ番号を指定する変数Mに80hを代入する(ステップ
S101)。このドライブ番号80hは、ブートローダ
によって指定されるドライブ番号であり、ドライブ番号
80hのHDDからOSのブートが行われる。
【0020】次に、HDD初期化プログラムは、不揮発
性メモリ14から80h優先割り当て情報をリードし、
80h優先割り当て情報の値が「1」か否かを調べる
(ステップS102、S103)。
【0021】80h優先割り当て情報の値が「1」であ
ればステップS104からS107の処理が実行され、
「0」であればステップS108からS111の処理が
実行される。ここでは、80h優先割り当て情報の値が
「1」の例であるので、HDD初期化プログラムは、ス
テップS104からS107を実行する。
【0022】すなわち、HDD初期化プログラムは、ま
ず、接続ケーブルラインL2(I/Oアドレス=170
h)にHDDが接続されているか否かを調べる(ステッ
プS104)。この接続の有無は、I/Oアドレス=1
70hを指定して行われるディスクアクセスによって所
定のデータが読みとれるか否かによって判断される。
【0023】接続ケーブルラインL2(I/Oアドレス
=170h)にHDDが接続されている場合には、HD
D初期化プログラムは、そのHDDをドライブ番号M
(=80h)として初期化すると共に、Mの値を+1す
る(ステップS105)。ここでの初期化処理では、図
3に示されているように、接続ケーブルラインL2(I
/Oアドレス=170h)に接続されたHDD16から
そのアクセスに必要な各種パラメータが読み出され、そ
れが、例えば不揮発性メモリ14内などに用意された8
0h用のバラメタテーブルにそのときのI/Oアドレス
170hと一緒に格納される。以降、ドライブ番号80
hのHDDに対するアクセスは、そのバラメタテーブル
の内容を参照して行われる。
【0024】HDD初期化プログラムは、次に、接続ケ
ーブルラインL1(I/Oアドレス=1F0h)にHD
Dが接続されているか否かを調べる(ステップS10
6)。この接続の有無は、I/Oアドレス=1F0hを
指定して行われるディスクアクセスによって所定のデー
タが読みとれるか否かによって判断される。
【0025】接続ケーブルラインL1(I/Oアドレス
=1F0h)にHDDが接続されている場合には、HD
D初期化プログラムは、そのHDDをドライブ番号M
(=81h)として初期化する(ステップS107)。
【0026】なお、接続ケーブルラインL2(I/Oア
ドレス=170h)にHDDが接続されておらず、接続
ケーブルラインL1(I/Oアドレス=1F0h)にH
DDが接続されている場合には、接続ケーブルラインL
1のHDDがドライブ番号80hとして初期化されるこ
とになる。
【0027】初期化処理終了後は、プログラム格納メモ
リ13に格納されたブートローダがドライブ番号80h
のHDDからOSを起動する。これにより、L2(I/
Oアドレス=170h)にHDDがあれば、そのHDD
からのOSの起動が可能となる。
【0028】次に、80h優先割り当て情報の値が
「0」の場合を説明する。この場合、HDD初期化プロ
グラムは、最初に、接続ケーブルラインL1(I/Oア
ドレス=1F0h)にHDDが接続されているか否かを
調べる(ステップS108)。接続ケーブルラインL1
(I/Oアドレス=1F0h)にHDDが接続されてい
る場合には、HDD初期化プログラムは、そのHDDを
ドライブ番号M(=80h)として初期化すると共に、
Mの値を+1する(ステップS109)。HDD初期化
プログラムは、次に、接続ケーブルラインL2(I/O
アドレス=170h)にHDDが接続されているか否か
を調べ(ステップS110)、HDDが接続されている
場合には、そのHDDをドライブ番号M(=81h)と
して初期化する(ステップS111)。
【0029】このように、この実施形態のHDD初期化
処理では、L1,L2のどの接続ケーブルラインに接続
されているHDDからドライブ番号80hを優先して割
り当てるかを指定する80h優先割り当て情報を使用し
たドライブ番号の割り当てが行われ、優先割り当てが指
定されているラインから順にHDDの接続の有無が検出
され、接続が検出されたHDDから順にそのドライブ番
号が80h、81hに決定される。このような物理的な
接続を基準としたデバイス番号の割り当てを行うことに
より、I/Oアドレスとは完全に独立してデバイス番号
を決定できるようになる。したがって、80h優先割り
当て情報の設定によってブートしたいHDDが接続され
る接続部を優先させることにより、そこにドライブ番号
80hを割り当てることができるので、たとえI/Oア
ドレス1F0hにHDDが存在していても、170hの
HDDからのOSの起動を実現することが可能となる。
また、2つのHDDに異なるOSを格納しておけば、8
0h優先割り当て情報の設定を変えるだけで、任意のO
Sを選択して起動することが可能となる。
【0030】このようなL1,L2を基準とした初期化
を行うことにより、I/Oアドレスとは完全に独立して
HDDを制御することが出来る。このことはL1,L2
がそれぞれ1F0h,170hでなくとも動作可能であ
ることを意味している。
【0031】そこで、さらにL1,L2に割り当てるI
/Oアドレスを任意に設定可能な機構をバスコントロー
ラ12に設け、またその設定を記憶しておくための不揮
発性メモリを追加することにより、任意に設定したI/
Oアドレスに接続したHDDをドライブ番号80hとし
て初期化しそのHDDからOSを起動することが可能と
なる。
【0032】図4には、不揮発性メモリ14に、前述の
80h優先割り当て情報に加え、L1,L2に割り当て
るI/Oアドレスを指定するHDDI/Oマップ情報を
格納する領域を設けた様子が示されている。
【0033】以下、L1に110h、L2に190hを
設定し、80h優先割り当て情報が「0」に設定されて
いる場合を例にとって、この場合のHDD初期化処理の
手順を図5のフローチャートに従って説明する。
【0034】HDD初期化プログラムは、まず、不揮発
性メモリ14のHDDI/Oマップ情報からL1,L2
に割り当てるI/Oアドレスを読みとり(ステップS1
21)、I/Oアドレス110hでL1に接続されたH
DDがアクセス可能なようにバスコントローラ12を設
定すると共に、同様にしてL2側をI/Oアドレス19
0hでアクセス可能なようにバスコントローラ12を設
定する(ステップS122)。
【0035】あとは図2で説明した前述の動作同様であ
るが、80h割り当て優先割り当て情報が「0」に設定
されているので、L1(I/O=110h)に接続され
たHDDをドライブ番号80hとして初期化し(ステッ
プS130,S131)、L2(I/O=190h)に
接続されたHDDをドライブ番号81hとして初期化す
る(ステップS132,S133)。
【0036】L1(I/O=110h)に接続されたH
DDの初期化処理では、そのHDDからそのアクセスに
必要な各種パラメータが読み出され、それが、例えば不
揮発性メモリ14内などに用意された80h用のバラメ
タテーブルにそのときのI/Oアドレス110hと一緒
に格納される。以降、ドライブ番号80hのHDDに対
するアクセスは、そのバラメタテーブルの内容を参照し
てI/Oアドレス110hにより行われる。
【0037】同様に、L2(I/O=190h)に接続
されたHDDの初期化処理では、そのHDDからそのア
クセスに必要な各種パラメータが読み出され、それが、
例えば不揮発性メモリ14内などに用意された81h用
のバラメタテーブルにそのときのI/Oアドレス190
hと一緒に格納される。以降、ドライブ番号81hのH
DDに対するアクセスは、そのバラメタテーブルの内容
を参照してI/Oアドレス190hにより行われる。
【0038】以上のように、物理的な接続ラインを基準
にそのデバイス番号とI/Oアドレスとを独立して割り
当てることにより、I/Oアドレスにデバイス番号を割
り当てるという従来の方法では設定不可能な組み合わせ
を実現することが可能となるる。
【0039】この自由な設定により、デバイス番号を固
定でアクセスするようなアプリケーションソフトウェア
に対しても、アクセスする実際のデバイスを任意に設定
することが可能となる。
【0040】このような設定はHDDのみならず、複数
個の使用が可能とされているデバイスに対して適用する
ことができる。図6には、その一例として、シリアルポ
ートに対するデバイス番号とI/Oアドレスの設定情報
が示されている。
【0041】2つのシリアルポートデバイスを使用する
場合において、それらデバイスに対するデバイス番号C
OM1、COM2の割り当ては、HDDのドライブ番号
割り当てと同様にして、その初期化ときにデバイス番号
(COM1)割り当て情報を参照することにより行わ
れ、そのデバイス番号(COM1)割り当て情報が
「0」の場合には、I/Oアドレス3F8でアクセス可
能なRS232Cコネクタなどのシリアルポートに対す
るデバイスの有無が最初に調べられ、存在すればそのデ
バイスにデバイス番号COM1が割り当てられる。そし
て、次に、I/Oアドレス2F8でアクセス可能な別の
シリアルポートに対するデバイスの有無が調べられ、存
在すればそのデバイスにデバイス番号COM2が割り当
てられる。I/Oアドレス3F8でアクセス可能なシリ
アルポートにデバイスが存在せず、そのI/Oアドレス
2F8でアクセス可能な別のシリアルポートにデバイス
が存在する場合には、そのデバイスに対してデバイス番
号COM1が割り当てられる。
【0042】また、これらデバイスのI/Oアドレスに
ついても、HDDの場合と同様にして、シリアルポート
に割り当てるI/Oアドレスを任意に設定可能な機構を
それらを制御するコントローラに設けることにより、シ
リアルポート用のI/Oマップ情報に従って任意に設定
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、物理的な接続位置を基準としたデバイス番号割り当
てによってI/Oアドレスとは完全に独立したデバイス
番号の割り当てを行えるようになり、I/Oアドレス1
F0hにハードディスクドライブが存在しても170h
のハードディスクドライブからのOSの起動を実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコンピュータシス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムで使用されるHDD初期
化処理の手順を示すフローチャート。
【図3】同実施形態のシステムにおけるHDD初期化処
理でバラメタテーブルが設定される様子を示す図。
【図4】同実施形態のシステムに設けられた不揮発性メ
モリに保持される優先割り当て情報とI/Oマップ情報
の一例を示す図。
【図5】同実施形態のシステムで使用されるHDD初期
化処理の他の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態のシステムに設けられた不揮発性メ
モリに保持される優先割り当て情報とI/Oマップ情報
の他の一例を示す図。
【符号の説明】
11…CPU、12…バスコントローラ、13…プログ
ラム格納メモリ、14…不揮発性メモリ、15,16…
第1および第2のハードディスクドライブ(HDD#
0,HDD#1)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハードディスクドライブ装置が接
    続可能に構成され、所定のドライブ番号が割り当てられ
    たハードディスクドライブ装置からのみオペレーティン
    グシステムの起動が可能なコンピュータシステムにおい
    て、 前記複数のハードディスクドライブ装置がそれぞれ接続
    可能な複数の接続部のなかでどの接続部に接続されてい
    るハードディスクドライブ装置に対して前記所定のドラ
    イブ番号を優先して割り当てるかを指定する優先割り当
    て情報を記憶する手段と、 前記優先割り当て情報によって優先割り当てが指定され
    ている接続部から順にハードディスクドライブ装置の接
    続の有無を検出し、前記所定のドライブ番号から始まる
    複数のドライブ番号を、接続が検出されたハードディス
    クドライブ装置から順に割り当てる手段とを具備するこ
    とを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の接続部毎にそこに接続される
    ハードディスクドライブ装置に割り当てるI/Oアドレ
    スを指定するI/Oアドレス割り当て情報を記憶する手
    段と、 前記I/Oアドレス割り当て情報に従って、前記接続が
    検出されたハードディスクドライブ装置に対してそれが
    接続されている接続部に対応するI/Oアドレスを割り
    当てる手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 互いに異なる一連のデバイス番号が割り
    当てられる同種複数のデバイスが接続可能に構成され、
    デバイス番号を指定することによってアクセス対象のデ
    バイスが選択されるコンピュータシステムにおいて、 前記複数のデバイスがそれぞれ接続可能な複数の接続部
    のなかでどの接続部に接続されているデバイスから優先
    してデバイス番号の割り当てを開始するかを指定するデ
    バイス番号優先割り当て情報を記憶する手段と、 前記デバイス番号優先割り当て情報によって優先割り当
    てが指定されている接続部から順にデバイスの接続の有
    無を検出し、前記一連のデバイス番号を、接続が検出さ
    れたデバイスから順に割り当てる手段とを具備すること
    を特徴とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数の接続部毎にそこに接続される
    デバイスに割り当てるI/Oアドレスを指定するI/O
    アドレス割り当て情報を記憶する手段と、 前記I/Oアドレス割り当て情報に従って、前記接続が
    検出されたデバイスに対してそれが接続されている接続
    部に対応するI/Oアドレスを割り当てる手段とをさら
    に具備することを特徴とする請求項3記載のコンピュー
    タシステム。
  5. 【請求項5】 複数のハードディスクドライブ装置が接
    続可能に構成され、所定のドライブ番号が割り当てられ
    たハードディスクドライブ装置からのみオペレーティン
    グシステムの起動が可能なコンピュータシステムで使用
    される初期化方法において、 前記ハードディスクドライブ装置の初期化時に、前記複
    数のハードディスクドライブ装置がそれぞれ接続可能な
    複数の接続部のなかでどの接続部に接続されているハー
    ドディスクドライブ装置に対して前記所定のドライブ番
    号を優先して割り当てるかを指定する優先割り当て情報
    を参照して、前記優先割り当て情報によって優先割り当
    てが指定されている接続部から順にハードディスクドラ
    イブ装置の接続の有無を検出し、 前記所定のドライブ番号から始まる複数のドライブ番号
    を、接続が検出されたハードディスクドライブ装置から
    順に割り当てることを特徴とする初期化方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の接続部毎にそこに接続される
    ハードディスクドライブ装置に割り当てるI/Oアドレ
    スを指定するI/Oアドレス割り当て情報を参照し、そ
    のI/Oアドレス割り当て情報に従って、前記接続が検
    出されたハードディスクドライブ装置に対してそれが接
    続されている接続部に対応するI/Oアドレスを割り当
    てることを特徴とする請求項5記載の初期化方法。
  7. 【請求項7】 互いに異なる一連のデバイス番号が割り
    当てられる同種複数のデバイスが接続可能に構成され、
    デバイス番号を指定することによってアクセス対象のデ
    バイスが選択されるコンピュータシステムで使用される
    初期化方法において、 前記複数のデバイスの初期化時に、前記複数のデバイス
    がそれぞれ接続可能な複数の接続部のなかでどの接続部
    に接続されているデバイスから優先してデバイス番号の
    割り当てを開始するかを指定するデバイス番号優先割り
    当て情報を参照して、前記デバイス番号優先割り当て情
    報によって優先割り当てが指定されている接続部から順
    にデバイスの接続の有無を検出し、 前記一連のデバイス番号を、接続が検出されたデバイス
    から順に割り当てることを特徴とする初期化方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の接続部毎にそこに接続される
    デバイスに割り当てるI/Oアドレスを指定するI/O
    アドレス割り当て情報を参照し、そのI/Oアドレス割
    り当て情報に従って、前記接続が検出されたデバイスに
    対してそれが接続されている接続部に対応するI/Oア
    ドレスを割り当てることを特徴とする請求項7記載の初
    期化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530739A (ja) * 1998-11-18 2002-09-17 フィーニックス テクノロジーズ リミテッド ディスク・ドライブを構成し、ブートする方法および装置
JP2006293760A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Toshiba Corp 情報処理装置

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