JPH1049200A - 音声情報圧縮蓄積方法及び装置 - Google Patents

音声情報圧縮蓄積方法及び装置

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JPH1049200A
JPH1049200A JP8209523A JP20952396A JPH1049200A JP H1049200 A JPH1049200 A JP H1049200A JP 8209523 A JP8209523 A JP 8209523A JP 20952396 A JP20952396 A JP 20952396A JP H1049200 A JPH1049200 A JP H1049200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮符号化した音声情報を送受信するシステ
ムに於ける音声情報圧縮蓄積方法及び装置に関し、蓄積
量を大幅に削減する。 【解決手段】 音声符号化部3により圧縮符号化された
音声情報を、蓄積用二次圧縮処理部2に入力又は送信音
声情報とし、蓄積用二次圧縮処理部2に於いて隣接フレ
ーム間の相関値を求め、相関値が大きい継続フレーム数
と、その継続フレーム内の平均値等による代表値とを用
いて圧縮処理し、記憶装置1に蓄積する。記憶装置1か
ら再生する場合は、復元処理部7により音声情報に復元
し、この音声情報を音声復号化部6に入力又は送信音声
情報とし、音声復号化部6により復号化されたディジタ
ル音声信号をD/A変換器5によりアナログ音声信号に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮符号化した音
声情報を送受信するシステムに於ける音声情報圧縮蓄積
方法及び装置に関する。入力音声を圧縮符号化して送信
すると共に、その送信音声情報を記憶装置に蓄積して後
刻再生する方式、又は圧縮符号化された音声情報を受信
して復号,再生すると共に、その音声信号を記憶装置に
蓄積し、後刻再生する方式等が提案されている。このよ
うな音声情報の蓄積方式に於いて経済化を図ることが要
望されている。
【0002】
【従来の技術】図17は移動端末装置の説明図であり、
圧縮符号化した音声情報を送受信する移動通信システム
に於ける端末装置の要部を示すもので、101は入力さ
れた音声信号をディジタル信号に変換するA/D変換
器、102は圧縮符号化を行う音声符号化部、103は
伝送符号に符号化する回線符号化部、104は送信周波
数に変調する変調部、105はサーキュレータ等の送受
共用器、106は送受共用のアンテナ、107は受信信
号を復調する復調部、108は受信符号を復号化する回
線復号化部、109は圧縮符号化された音声情報を復号
化する音声復号化部、110はアナログの音声信号に変
換するD/A変換器である。
【0003】このような移動端末装置に於いて、送信音
声情報又は受信音声情報を、半導体集積回路等による記
憶装置に蓄積し、後刻再生することが提案されている。
その場合、入力されたアナログ音声信号又は受信再生さ
れたアナログ音声信号或いはディジタル音声信号を蓄積
する構成とすると、記憶容量の大きい記憶装置を用いる
必要が生じる。
【0004】そこで、例えば、図18の(A)に示すよ
うに、伝送用分析部111,伝送用量子化部112,回
線符号化部113,送信部114の経路によって圧縮符
号化された音声情報を送信し、又蓄積用分析部116,
蓄積用量子化部117の経路によって記憶装置115に
蓄積する構成が考えられる。この場合、伝送用分析部1
11と蓄積用分析部116とは殆ど同一の機能を有する
ものであり、又伝送用量子化部112と蓄積用量子化部
117とは殆ど同一の機能を有するものである。
【0005】従って、(B)に示すように、蓄積用分析
部116と蓄積用量子化部117とを省略し、伝送用量
子化部112により量子化された音声情報を記憶装置1
15に蓄積する構成が考えられる。なお、記憶装置11
5に蓄積された音声情報は、図示を省略した構成によっ
て再生するか、或いは再度送信部114から送信するよ
うに構成することができる。
【0006】又図19は従来例の受信側の説明図であ
り、(A)は、復調部等を含む受信部121による受信
信号は、回線復号化部122,伝送用逆量子化部12
3,音声再生部124の経路でアナログ又はディジタル
の音声信号に再生され、その音声信号は蓄積用分析部1
26,蓄積用量子化部127の経路により符号化されて
記憶装置125に蓄積される構成を示す。又(B)は、
蓄積用分析部126と蓄積用逆量子化部127とを省略
して、回線復号化部122により復号化された受信音声
情報を記憶装置125に蓄積する場合を示す。
【0007】図20は従来例の音声情報の蓄積,再生の
説明図であり、記憶装置135に対する蓄積,再生の構
成の要部を示し、(A)は、A/D変換器131により
アナログ音声信号をディジタル音声信号に変換し、音声
符号化部132により圧縮符号化して記憶装置135に
蓄積し、再生時は記憶装置135から読出して音声復号
化部134により復号化し、D/A変換器133により
アナログ音声信号に変換する構成を示す。
【0008】又(B)は、(A)に於けるA/D変換器
131と音声符号化部132との代わりに、受信復調部
136と回線復号化部137とを設けて、受信復調した
圧縮符号化された音声情報を記憶装置135に蓄積し、
再生時は記憶装置135から読出して音声復号化部13
4により復号化し、D/A変換器133によりアナログ
音声信号に変換する構成を示す。
【0009】又(C)は、(A)に於けるD/A変換器
133と音声復号化部134との代わりに、送信変調部
138と回線符号化部139とを設け、A/D変換器1
31によりアナログ音声信号をディジタル音声信号に変
換し、音声符号化部132により圧縮符号化して記憶装
置135に記憶し、送信時は、記憶装置135から読出
して回線符号化部139により回線符号に変換し、送信
変調部138により変調してアンテナから送信する構成
を示す。
【0010】図21は圧縮符号化,復号化の一例の説明
図であり、ボコーダ(VOCODER)の処理機能ブロ
ックを示し、音声入力により、LPC量子化部141に
よりLPC(Linear Predictive Coding )係数を求
めて量子化し、パワー量子化部142によりパワーを求
めて量子化し、ピッチ周期検出部143によりピッチを
求め、有声無声判定部144により有声音か無声音かを
判定して、LPC係数とパワー情報とピッチ情報と有声
/無声の判定値とを含む線形予測符号化音声情報を記憶
装置145に蓄積する。
【0011】又再生時は、LPC係数とパワー情報とを
ゲイン算出部146に入力し、ピッチ情報と有声/無声
の判定値とを音源生成部147に入力し、LPC係数
と、ゲイン算出部146により求めたゲインと、音源生
成部147により求めた音源を示すフィルタ係数とをL
PC合成フィルタ148に入力して、音声信号を再生出
力する。
【0012】図22は従来例の音声符号化のフローチャ
ートであり、線形予測符号化の場合を示し、音声信号の
例えば40msを1フレームとしてのフレーム処理(C
1)に於いて、図21を参照すると、パワー量子化部1
42によりパワーの算出とその量子化とを行い(C
2)、LPC量子化部141によりLPC係数の算出と
その量子化とを行い(C3)、ピッチ周期検出部143
によりピッチ周期検索を行い(C4)、有声無声判定部
144により有声・無声判定を行う(C5)。前述の処
理を入力された音声信号に対して順次実行する。
【0013】図23はVSELP符号化のフローチャー
トであり、ディジタル移動通信システムに適用されるV
SELP(Vector Sum Exited Linear Predictio
n ;ベクトル加算励振線形予測)方式について示し、フ
ルレート方式に於いては、5msで1サブフレームと
し、4サブフレーム(20ms)で1フレームとし、こ
のフレーム処理(D1)に於いて、高域通過フィルタ
(D2)の処理、パワー算出と量子化(D3)、LPC
係数の算出と量子化(D4)、LPC係数のサブフレー
ム補間(D5)を行い、サブフレーム処理(D6)に於
いては、目標ベクトル生成(D7)、適応符号帳探索
(D8)、雑音符号帳探索(D9)、ゲイン量子化(D
10)、局所音声合成(D11)の処理を行い、サブフ
レームの処理が終了か否かを判定し(D12)、終了し
ていない場合はステップ(D6)に移行し、終了した場
合はステップ(D1)に移行する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】音声通信に於ける音声
信号の圧縮符号化及び復号化に於いては、処理遅延時間
を短くする必要がある。又ディジタル移動通信システム
に於ける移動端末装置は、小型軽量で且つ低消費電力で
あることが必要である。そこで、図18の送信側又は図
19の受信側に於いて、それぞれの(A)の構成は同一
の機能が重複しているが、(B)の構成は重複部分を省
略して経済化を図ることができる。
【0015】しかし、その場合に用いられる予測符号化
やベクトル符号化等による送信圧縮音声情報及び受信圧
縮音声情報は、リアルタイムで処理する必要があり、且
つ伝送誤りや遅延時間の関係で、大幅な圧縮符号化は困
難である。それによって、音声情報を蓄積する場合の記
憶装置の記憶容量は比較的大きくなり、それに伴って消
費電力の削減も困難となる問題があった。本発明は、音
声情報の蓄積は、リアルタイム性を要求されないことか
ら、大幅な圧縮処理を施して経済化を図ることを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の音声情報圧縮蓄
積方法は、(1)圧縮符号化された音声情報を送受信す
る移動通信システム等のシステムに於いて、圧縮符号化
された音声情報を、隣接フレーム間の相関により再度圧
縮処理して記憶装置に蓄積する過程を含むものである。
即ち、記憶装置に蓄積する場合の処理遅延は問題となら
ないから、再度の圧縮処理により大幅な圧縮が可能とな
り、記憶装置の記憶容量を削減することができる。
【0017】又(2)圧縮符号化された音声情報を更に
圧縮処理して記憶装置に蓄積する二次圧縮処理に於い
て、隣接フレーム間の相関を求め、この相関が大きい継
続フレーム数と、この継続フレーム内の代表値とを用い
て圧縮する過程を含むことができる。
【0018】又(3)圧縮符号化された音声情報を更に
圧縮処理して記憶装置に蓄積する二次圧縮処理に於い
て、音声情報の単一又は複数のパラメータについて隣接
するフレーム間の相関を求め、この相関の大きい継続フ
レーム数と、この継続フレーム内のパラメータの平均値
による代表値とを用いて圧縮する過程を含むことができ
る。このフレーム間の相関は、例えば、隣接フレームの
パラメータの差の二乗和が閾値以内か否かを判定し、閾
値以内の場合に相関が大きいと判定して継続フレームと
することができる。そして、継続フレーム内のパラメー
タの平均値を順次求めて継続フレームの代表値とする。
【0019】又(4)代表値は、継続フレーム内の量子
化前の値を平均化して求めた後、量子化した値とする過
程を含むことができる。この場合、量子化前の値の平均
値を量子化するから、代表値の精度を向上することがで
きる。
【0020】又(5)代表値は、継続フレーム内の量子
化されたパラメータの平均値を求め、この平均値を量子
化した値とする過程を含むことができる。この場合、量
子化した値について平均値を算出するから、演算過程に
於ける一時記憶容量の低減及び演算ビット数の低減が可
能となり、演算処理の簡単化を図ることができる。
【0021】又(6)入力音声信号を分析するフレーム
をサブフレームに分割し、このサブフレーム毎に特定の
パラメータを求め、この特定のパラメータについて、隣
接サブフレーム間の相関を求め、この相関の大きい継続
フレーム数と、この継続フレーム内の特定のパラメータ
の平均値による代表値とを用いて圧縮する過程を含むこ
とができる。
【0022】又(7)圧縮符号化された音声情報を送受
信し、且つ記憶装置を備えたシステムに於いて、入力音
声信号についてのピッチ周期を求め、このピッチ周期の
代表値を固定して入力音声信号の圧縮符号化を行い、且
つ記憶装置に蓄積する過程を含むことができる。
【0023】又(8)本発明の音声情報圧縮蓄積装置
は、図1を参照して説明すると、入力音声信号を圧縮符
号化して音声情報とする音声符号化部3と、送信又は受
信音声情報のフレーム間の相関を用いて更に圧縮処理す
る蓄積用二次圧縮処理部2と、この蓄積用二次圧縮処理
部2により圧縮処理された音声データを蓄積する記憶装
置1と、この記憶装置1から読出した音声データを送信
又は受信音声情報とする復元処理部7と、この復元処理
部7により復元された受信音声情報を音声信号に復号化
する音声復号化部6を備えている。
【0024】又(9)蓄積用二次圧縮処理部2は、音声
情報の隣接フレーム間の相関値を算出する相関値算出手
段と、この相関値が閾値以内のフレーム数を計数して継
続フレーム数を求める計数手段と、この継続フレーム内
の平均値を求めて代表値とする平均値算出手段とを備え
ている。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の説明図であり、1は記憶装置、2は蓄積用二次圧縮処
理部、3は音声符号化部、4はA/D変換器、5はD/
A変換器、6は音声復号化部、7は復元処理部である。
蓄積用二次圧縮処理部2は、圧縮符号化された音声情報
を更に圧縮処理するもので、例えば、音声情報の隣接フ
レーム間の相関値を例えば差分の二乗和と閾値との比較
により算出する相関値算出手段と、この相関値が閾値以
内のフレーム数を計数して継続フレーム数を求めるカウ
ンタ等の計数手段と、この継続フレーム内の平均値を求
めて代表値とする平均値算出手段とを備えた構成とする
ことができる。これらの手段は、プロセッサの演算機能
によって容易に実現することができる。
【0026】入力されたアナログ音声信号は、A/D変
換器4によりディジタル音声信号に変換され、音声符号
化部3により圧縮符号化された音声情報を、図示を省略
した送信部から送信する為の送信音声情報とすることが
できる。又この音声情報は蓄積用二次圧縮処理部2に入
力されて、フレーム間の相関等による圧縮処理を施され
て記憶装置1に蓄積される。又図示を省略した受信部か
らの受信音声情報を蓄積する場合は、蓄積用二次圧縮処
理部2に入力されて、フレーム間の相関等による圧縮処
理を施されて記憶装置1に蓄積される。
【0027】音声再生時は、記憶装置1から読出した音
声データを復元処理部7により蓄積用二次圧縮処理部2
に於ける処理の逆処理を行い、音声復号化部6により復
号化し、D/A変換部5によりアナログ音声信号に変換
して出力する。又復元処理部7により復元された音声情
報を、図示を省略した送信部から送信する送信音声情報
とすることができる。前述のように、記憶装置1には、
送信音声情報又は受信音声情報をそのまま蓄積するもの
ではなく、二次圧縮処理部2によって更に圧縮処理して
蓄積するものであるから、記憶装置1の記憶容量を削減
し、小型化,低消費電力化,低価格化を実現することが
できる。
【0028】図2は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、11は記憶装置、12は蓄積用二次量子化部、
13は伝送用分析部、14は伝送用量子化部、15は回
線符号化部、16は送信部である。この実施の形態は、
図18の(B)に対応し、伝送用量子化部14により量
子化された送信音声情報を、回線符号化部15と送信部
16とを介して送信すると共に、蓄積用二次量子化部1
2に加え、この蓄積用二次量子化部12に再度圧縮処理
して記憶装置11に蓄積する。従って、送信音声情報を
そのまま記憶装置11に蓄積する従来例に比較して、記
憶装置11の記憶容量を削減することができる。
【0029】図3は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、21は記憶装置、22は蓄積用二次量子化部、
23は音声再生部、24は伝送用逆量子化部、25は回
線復号化部、26は受信部である。この実施の形態は、
図19の(B)に対応し、受信部26により受信して復
調した受信信号は、回線復号化部25により復号され、
伝送用逆量子化部24により、例えば、図2の伝送用量
子化部14の処理の逆処理を行い、音声再生部23によ
りアナログ音声信号に変換する。又回線復号化部25に
より復号化された受信音声情報は、蓄積用二次量子化部
22により再度圧縮処理されて、記憶装置21に蓄積さ
れる。
【0030】図4は本発明の第4の実施の形態の説明図
であり、31は記憶装置、32は蓄積用二次圧縮処理
部、33は音声符号化部、34はA/D変換器、35は
復元処理部、36は回線符号化部、37は送信変調部、
38はアンテナを示す。この実施の形態は、記憶装置3
1から読出して送信する場合を示し、入力した音声信号
は、A/D変換器34によりディジタル信号に変換さ
れ、音声符号化部33により符号化されて送信音声情報
となるが、更に蓄積用二次圧縮処理部32により圧縮処
理されて記憶装置31に蓄積される。
【0031】この記憶装置31から読出して復元処理部
35により、蓄積用二次圧縮処理部32の圧縮処理と逆
の処理により復元した送信音声情報を回線符号化部36
により送信用の符号化に変換し、送信変調部37により
送信周波数に変調し、アンテナ38から送信する。な
お、入力した音声信号を圧縮符号化して直接的に送信す
る場合は、音声符号化部33による送信音声情報を回線
符号化部36に入力することになる。
【0032】図5は本発明の第5の実施の形態の説明図
であり、41は記憶装置、42は蓄積用二次圧縮処理
部、43は回線復号化部、44は受信復調部、45はア
ンテナ、46は復元処理部、47は音声復号化部、48
はD/A変換器である。この実施の形態は、記憶装置4
1に受信した情報を一旦蓄積し、後刻再生する場合を示
し、受信復調部44により受信復調した受信信号は、回
線復号化部43により復号化されて受信音声情報となる
が、更に、蓄積用二次圧縮処理部42により圧縮処理さ
れて記憶装置41に蓄積される。
【0033】この記憶装置41から読出して復元処理部
46により復元した受信音声情報は、音声復号化部47
により復号化され、D/A変換器48によりアナログ音
声信号に変換されて出力される。
【0034】図6は本発明の第6の実施の形態の説明図
であり、51は記憶装置、52は音声符号化部、53は
ピッチ周期探索部、54はA/D変換器、55はピッチ
周期コピー部、56は音声復号化部、57はD/A変換
部、58は圧縮処理部である。この実施の形態は、入力
された音声信号のピッチ周期が大幅に変化しない場合、
例えば、単語登録等の繰り返し入力する場合、最初の入
力音声信号のピッチ周期をピッチ周期探索部53により
探索して、そのピッチ周期を固定し、その後の入力音声
信号について音声符号化部52に於いてピッチ周期の探
索を行うことなく符号化処理を行う。
【0035】従って、音声符号化部52は、フレーム毎
のピッチ周期を求める処理が必要でなくなるから、符号
化処理が簡単となり、又ピッチ周期は固定されるから、
蓄積すべき情報を削減することができる。なお、圧縮処
理部58は、前述の各実施の形態と同様に、蓄積用二次
圧縮処理部の機能を設けることができる。
【0036】又再生時は、記憶装置51から読出したピ
ッチ周期は、前述のように固定されているから、ピッチ
周期コピー部55により各フレーム毎のピッチ周期をコ
ピーして、音声復号化部56により復号化し、D/A変
換器57によりアナログ音声信号に変換して出力する。
なお、前述の蓄積用二次圧縮処理部の機能を設けた場合
は、復元処理部の機能を設けることになる。
【0037】図7は本発明の第6の実施の形態のフロー
チャートであり、ピッチ周期探索部53により、入力さ
れた音声信号についてピッチ周期探索を行い(A1)、
フレーム処理(A2)に入る。そして、パワー算出と量
子化(A3)、LPC係数の算出と量子化(A4)、有
声・無声の判定(A5)の処理を行う。この処理に対応
する従来例の処理は、図24に示すように、フレーム処
理に於いてピッチ周期探索を行うものである。即ち、本
発明の第6の実施の形態は、ピッチ周期が大幅に変化し
ない状態に於いて、予め探索したピッチ周期を固定し
て、それ以降の音声符号化処理を行うものである。
【0038】図8は本発明の第7の実施の形態の説明図
であり、61は記憶装置、62は蓄積用二次量子化部、
63は蓄積用量子化部、64は蓄積用分析部、65は伝
送用分析部、66は伝送用量子化部、67は回線符号化
部、68は送信部、sa,sbは共有サブルーチン経路
を示す。
【0039】送信系の伝送用分析部65及び伝送用量子
化部66と、蓄積系の蓄積用分析部64及び蓄積用量子
化部63とは、それぞれ別個のブロックとして示してい
るが、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)に
よりそれぞれの機能を実現する場合に、共有サブルーチ
ンsa,sbにより処理の共通化を図っている。又蓄積
用量子化部63により圧縮処理した音声情報を、蓄積用
二次量子化部62により更に圧縮して記憶装置61に蓄
積するものである。
【0040】図9は本発明の実施の形態の蓄積用二次圧
縮処理部の説明図であり、71は記憶装置、72は蓄積
用二次圧縮処理部、73は音声符号化部、72−1はL
PC圧縮部、72−2はパワー用圧縮部、72−3はピ
ッチ用圧縮部、72−4は判定値用圧縮部、73−1は
LPC量子化部、73−2はパワー量子化部、73−3
はピッチ周期検出部、73−4は有声無声判定部を示
す。
【0041】音声符号化部73は、従来例と同様な構成
を有し、入力されたディジタル音声信号を、LPC係
数、パワー情報、ピッチ情報、判定値により符号化し、
蓄積用二次圧縮処理部72に於いて、それぞれフレーム
間の相関等を用いて圧縮する。即ち、LPC係数、パワ
ー情報、ピッチ情報、判定値による送信音声情報又は受
信音声情報を更に圧縮する。そして、記憶装置71に蓄
積するから、送信音声情報又は受信音声情報をそのまま
蓄積する場合に比較して、記憶装置71の記憶容量を削
減することができる。
【0042】図10は二次圧縮処理の説明図であり、例
えば、図9に於けるLPC量子化部73−1により、
(a)に示すフレーム毎の量子化された1次〜10次の
LPC係数が、有声/無声の判定値と共に求められたと
すると、有声又は無声の判定値のフレームについて、隣
接するフレームの量子化されたLPC係数との相関を求
めて、相関が大きい場合にそのフレームを一つにまとめ
て、代表値としてのLPC係数と継続フレーム数と有声
/無声の判定値とを含む音声データとする。
【0043】その場合、例えば、量子化されたLPC係
数の各次数の差の二乗和が予め定めた閾値以内の場合に
相関が大きいと判定して、それぞれの平均値を求めて代
表値とし、継続フレーム数と有声/無声の判定値とを含
む音声データとする。又閾値を超えた場合は、次の継続
フレームの最初のフレームに相当し、前述の隣接フレー
ムとの間の相関を求めて、相関が大きいフレームを継続
フレームとする処理を行って二次圧縮処理を行う。
【0044】例えば、判定値が無声=“0”の隣接フレ
ームのLPC係数について、差の二乗和が閾値以下のフ
レームが3フレーム継続した場合、(b)に示すよう
に、継続フレーム数=3と、量子化されたLPC係数の
3フレームについての平均値を求めた代表値=“5,
4,・・・3,2”と、有声/無声の判定値=“0”と
に圧縮する。同様に、判定値が“1”の隣接フレームの
LPC係数の差分値が設定値以下となるフレームが4フ
レーム継続した時、その継続フレーム数=4と、量子化
されたLPC係数の4フレームについての平均値を求め
た代表値=“2,8,・・・1,1”と、有声/無声の
判定値=“1”とに圧縮する。
【0045】継続フレーム内のLPC係数の代表値は、
各種の選択手段を適用できるものであり、例えば、多数
決的に選択するか、又は各次数毎の平均値とすることが
できる。従って、図10の(a)に示す13フレームに
ついてのLPC係数は、(b)に示すように、4フレー
ム分に圧縮することができる。なお、継続フレーム数に
ついての情報量が増加するが、僅かなビット数の増加で
あり、LPC係数の削減が大きいから、記憶装置の記憶
容量を大幅に削減することができる。
【0046】図11は二次圧縮処理の説明図であり、有
声/無声の判定値と、LPC係数とを個別に圧縮する場
合を示す。即ち、(a)に示す有声/無声の判定値につ
いて、同一の判定値の継続フレーム数を求めて、(b)
に示すように、継続フレーム数=3,有声/無声の判定
値=“0”、継続フレーム数=9,有声/無声の判定値
=“1”のように、12フレーム分の有声/無声の判定
値を2フレーム分の判定値と継続フレーム数とに圧縮す
ることができる。音声については、有声音部分と無声音
部分とは頻繁に交代しない特性を有するから、有声/無
声の判定値の大幅な圧縮が可能となる。
【0047】又(c)に示すLPC係数について、隣接
するフレームの量子化されたLPC係数の差の二乗和が
閾値以下の場合に、そのフレームを順次まとめて、
(d)に示すように、継続フレーム数と、その継続フレ
ーム内のLPC係数の平均値による代表値とに圧縮す
る。この代表値は、前述のように、多数決的な選択によ
ることも可能である。なお、(c)に示すLPC係数
は、図10の(a)に示すLPC係数と同一の場合を示
すから、(d)に示す圧縮結果は、図10の(b)に示
す場合と同様となる。
【0048】図12は二次圧縮処理の説明図であり、
(a)はピッチ周期の一例を示し、ピッチ周期パラメー
タが他のパラメータからの独立性が高い場合に、前フレ
ームと現フレームとのピッチ周期の差が予め定めた閾値
以下の場合に平均化することにより圧縮できる。そこ
で、(a)に於いて、ピッチ周期の差が2以内であれば
まとめて平均化して代表値とする。例えば、ピッチ周期
72,71,71のフレームについてはそれぞれ差が2
以内であるから、平均値を四捨五入した71をピッチ周
期の代表値とし、且つ継続フレーム数を3として、
(b)に示すように、圧縮することができる。
【0049】又(c)はパワー(dB)の一例を示し、
このパワーについても隣接フレームの差分が予め定めた
閾値以下の場合に、そのフレームを順次まとめて、
(d)に示すように、継続フレーム数と代表値のパワー
とに圧縮する。例えば、前フレームと現フレームとのパ
ワーの差が3dB以内であれば平均化して代表値とす
る。例えば、パワーが10.8,11.5,11.2の
場合に、差が3dB以内であるから、それらの平均値を
四捨五入した11.2を代表値とし、継続フレーム数を
3として圧縮することができる。又パワー(dB)を符
号化して、(e)に示すように圧縮することもできる。
【0050】なお、ピッチ周期の代表値及びパワーの代
表値は、前述のように、多数決的な選択や平均値算出等
により決定することができる。又パワー符号は、(d)
に示すパワー(dB)を、(e)に示すように、整数の
符号に変換するか、又は、(c)に示すフレーム毎のパ
ワー(dB)を、整数値のパワー符号に変換し、隣接フ
レームとの差分が設定値以下の場合に、そのフレームを
順次まとめる圧縮処理を行うこともできる。
【0051】図13は二次圧縮処理の説明図であり、
(a)に示すLPC係数とピッチ周期とパワー符号と有
声/無声の判定値との各パラメータについて、それぞれ
個別に、継続フレーム数と代表値とに圧縮処理した結果
を(b)に示す。即ち、二次圧縮処理部の相関値算出手
段により、隣接フレームの各パラメータについての差分
の二乗和による相関値を求め、この相関値が閾値以内か
否かを判定し、閾値以内の場合は、計数手段により継続
フレーム数を計数し、平均値算出手段によりこの継続フ
レーム内のパラメータの平均値を求めて代表値とするも
ので、例えば、LPC係数についての計数手段による継
続フレーム数は、3,4,1,5,・・・、又ピッチ周
期についての計数手段による継続フレーム数は、3,
1,7,2,・・・、又パワー符号についての計数手段
による継続フレーム数は、3,4,6,・・・、又有声
/無声の判定値についての計数手段による継続フレーム
数は、3,9,・・・の場合を示している。
【0052】図13の(b)に示す音声データが記憶装
置に蓄積された後、読出されると、復元処理部に於いて
各パラメータ対応の継続フレーム数に従って復元するこ
とにより、(a)に示すパラメータに近似したパラメー
タが得られる。従って、この復元されたパラメータを基
に音声復号化部により復号して音声を再生することがで
きる。この実施の形態に於いては、各パラメータについ
ての継続フレーム数が異なるから、非同期的になるが、
例えば、図10のLPC係数と有声/無声の判定値のよ
うに、継続フレーム数を同一として同期的な音声データ
とすることも可能である。
【0053】又代表値を求める場合に、継続フレーム内
の量子化する前の値を用いて平均値を算出し、この平均
値を量子化して継続フレームの代表値とすることができ
る。それによって、代表値の精度を向上することができ
るから、二次圧縮処理を施して蓄積し、その蓄積音声デ
ータを読出して復元して復号化した再生音質の低下を防
止することができる。
【0054】又代表値を求める場合に、継続フレーム内
の量子化された値を用いて平均値を算出し、この平均値
を代表値とすることができる。その場合、量子化された
値は桁数が少ないから、平均値を求める過程に於いて使
用するレジスタ等の一時記憶に用いる容量が少なくて済
むと共に、演算量が少なくなる利点がある。
【0055】又前述の実施の形態に於いては、入力音声
信号についての分析周期はフレーム単位であるが、特定
のパラメータについての分析周期を長くすることによ
り、全体としての情報量の削減を図り、且つ二次圧縮処
理による圧縮率を高くすることができる。又記憶装置の
記憶容量に対応して二次圧縮処理に於ける圧縮率を制御
することも可能である。即ち、残存記憶容量が少ない場
合、圧縮率を小さくして蓄積するように制御することも
できる。
【0056】図14は本発明の第8の実施の形態の要部
説明図であり、図8に於ける伝送分析部65と蓄積用分
析部64との関係を示すもので、伝送用LPC分析部8
1と蓄積用LPC分析部82とに対して、共分散行列算
出部83と、帯域拡張部84と、行列更新部85とを、
サブルーチンが共用できるように構成している。
【0057】なお、86−1,86−2は従来例の構成
の場合を示し、伝送用LPC分析部81には、共分散行
列算出部87−1と帯域拡張部88−1と行列更新部8
9−1とが接続され、蓄積用LPC分析部82には、共
分散行列算出部87−2と係数変換部88−2と行列更
新部89−2とが接続されることになり、伝送用と蓄積
用とは別個に構成されていた。
【0058】例えば、フルレート方式のディジタル移動
通信システムに於いては、20ms毎に線形予測係数を
共分散行列から求め、これを5ms毎に線形補間するも
ので、これを伝送用としている。そこで、蓄積用に於い
て、5ms毎に線形予測係数を求めて圧縮処理を行う
と、係数変化の少ない部分では圧縮率を高くしても再生
音質の劣化が少なくなり、又係数変化の多い部分では線
形補間の場合よりも精密に線形予測係数を求めているか
ら、情報量が同じならば、再生音質を向上することがで
きる。即ち、伝送用と蓄積用とに於いて圧縮符号化の方
式が異なるが、サブルーチンを共用化し、前述の蓄積用
の場合は、伝送用に比較してサブルーチンをコールする
回数を増加することになる。
【0059】図15は本発明の第9の実施の形態の説明
図であり、91は記憶装置、92は蓄積用LPC二次圧
縮処理部、93は変形VSELP音声符号化部、94は
A/D変換器、95はLPC復元処理部、96は変形V
SELP音声復号化部、97はD/A変換器である。
【0060】図16は変形VSELP符号化のフローチ
ャートであり、図15の変形VSELP音声符号化部9
3に於ける処理を示す。1フレームを20msとし、1
サブフレームを5msとすると、フレーム処理(B1)
に於いて、高域通過フィルタ(B2)の処理を行って、
パワー算出の量子化(B3)を行い、次にサブフレーム
処理(B4)を行う。
【0061】このサブフレーム処理に於いてLPC係数
の算出と量子化(B5)を行い、目標ベクトル生成(B
6)、適応符号帳探索(B7)、雑音符号帳探索(B
8)、ゲイン量子化(B9)、局所音声合成(B10)
の処理を行って、サブフレームの処理が終了したか否か
を判定し(B11)終了していない場合はステップ(B
4)に移行し、終了した場合はステップ(B1)に移行
する。即ち、フレームを分割したサブフレームを分析周
期として、特定パラメータとしてのLPC係数を求める
場合を示す。
【0062】図23の従来例と比較すると明らかなよう
に、従来例では、フレーム処理に於いてLPC係数の算
出と量子化とを行い、次にLPC係数のサブフレーム補
間を行うものであるが、本発明の第9の実施の形態に於
いては、サブフレーム毎に特定のパラメータとしてのL
PC係数の算出と量子化とを行うことにより、サブフレ
ーム補間の処理を省略できる。又LPC係数の変化が少
ない区間については、隣接サブフレーム間並びに隣接フ
レーム間の相関が大きくなり、従って、蓄積用LPC二
次圧縮処理部92に於いて大幅に圧縮して、記憶装置9
1に蓄積することができる。又LPC係数の変化が多い
区間については、大幅な圧縮ができないが、情報量が従
来例と同一であれば、再生音質の改善を図ることができ
る。反対に、特定パラメータについて、フレーム周期よ
り長い周期、即ち、通常の分析周期より粗い周期で分析
して求めることにより、情報量の削減を図ることも可能
であり、二次圧縮処理により更に圧縮して蓄積すること
ができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、圧縮符
号化された音声情報を送受信するディジタル移動通信シ
ステム等のシステムに於いて、音声情報の隣接フレーム
間の相関を利用して更に圧縮処理して記憶装置1に蓄積
するもので、記憶容量の削減を図ることができるから、
再生音質を劣化させることなく、小型化,軽量化,低消
費電力化を図ることができる利点がある。又入力音声信
号の圧縮符号化手段は、既に知られている各種の方式を
適用することかできるものであり、その圧縮符号化手段
に対応した二次圧縮処理を施して記憶装置1に記憶する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態の説明図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態のフローチャートで
ある。
【図8】本発明の第7の実施の形態の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の蓄積用二次圧縮処理部の
説明図である。
【図10】二次圧縮処理の説明図である。
【図11】二次圧縮処理の説明図である。
【図12】二次圧縮処理の説明図である。
【図13】二次圧縮処理の説明図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態の要部説明図であ
る。
【図15】本発明の第9の実施の形態の説明図である。
【図16】変形VSELP符号化のフローチャートであ
る。
【図17】移動端末装置の説明図である。
【図18】従来例の送信側の説明図である。
【図19】従来例の受信側の説明図である。
【図20】従来例の音声情報の蓄積,再生の説明図であ
る。
【図21】圧縮符号化,復号化の一例の説明図である。
【図22】従来例の音声符号化のフローチャートであ
る。
【図23】VSELP符号化のフローチャートである。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 蓄積用二次圧縮処理部 3 音声符号化部 4 A/D変換器 5 D/A変換器 6 音声復号化部 7 復元処理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮符号化された音声情報を送受信する
    システムに於いて、 前記圧縮符号化された音声情報を、隣接フレーム間の相
    関により再度圧縮処理して記憶装置に蓄積する過程を含
    むことを特徴とする音声情報圧縮蓄積方法。
  2. 【請求項2】 前記圧縮符号化された音声情報を更に圧
    縮処理して記憶装置に蓄積する二次圧縮処理に於いて、
    隣接フレーム間の相関を求め、該相関が大きい継続フレ
    ーム数と、該継続フレーム内の代表値とを用いて圧縮す
    る過程を含むことを特徴とする請求項1記載の音声情報
    圧縮蓄積方法。
  3. 【請求項3】 前記圧縮符号化された音声情報を更に圧
    縮処理して記憶装置に蓄積する二次圧縮処理に於いて、
    前記音声情報の単一又は複数のパラメータについて隣接
    するフレーム間の相関を求め、該相関の大きい継続フレ
    ーム数と、該継続フレーム内のパラメータの平均値によ
    る代表値とを用いて圧縮する過程を含むことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の音声情報圧縮蓄積方法。
  4. 【請求項4】 前記代表値は、前記継続フレーム内の量
    子化前の値を平均化して求めた後、量子化した値とする
    過程を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の音声
    情報圧縮蓄積方法。
  5. 【請求項5】 前記代表値は、前記継続フレーム内の量
    子化されたパラメータの平均値を求め、該平均値を量子
    化した値とする過程を含むことを特徴とする請求項2又
    は3記載の音声情報圧縮蓄積方法。
  6. 【請求項6】 入力音声信号を分析するフレームをサブ
    フレームに分割し、該サブフレーム毎に特定のパラメー
    タを求め、該特定のパラメータについて、隣接サブフレ
    ーム間の相関を求め、該相関の大きい継続フレーム数
    と、該継続フレーム内の前記特定のパラメータの平均値
    による代表値とを用いて圧縮する過程を含むことを特徴
    とする請求項1記載の音声情報圧縮蓄積方法。
  7. 【請求項7】 圧縮符号化された音声情報を送受信し、
    且つ記憶装置を備えたシステムに於いて、 入力音声信号についてのピッチ周期を求め、該ピッチ周
    期の代表値を固定して前記入力音声信号の圧縮符号化を
    行い、且つ前記記憶装置に蓄積する過程を含むことを特
    徴とする音声情報圧縮蓄積方法。
  8. 【請求項8】 入力音声信号を圧縮符号化して音声情報
    とする音声符号化部と、 送信又は受信音声情報のフレーム間の相関を用いて更に
    圧縮処理する蓄積用二次圧縮処理部と、 該蓄積用二次圧縮処理部により圧縮処理された音声デー
    タを蓄積する記憶装置と、 該記憶装置から読出した前記音声データを送信又は受信
    音声情報とする復元処理部と、 該復元処理部により復元された前記受信音声情報を音声
    信号に復号化する音声復号化部とを備えたことを特徴と
    する音声情報圧縮蓄積装置。
  9. 【請求項9】 前記蓄積用二次圧縮処理部は、前記音声
    情報の隣接フレーム間の相関値を算出する相関値算出手
    段と、該相関値が閾値以内のフレーム数を計数して継続
    フレーム数を求める計数手段と、該継続フレーム内の平
    均値を求めて代表値とする平均値算出手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項8記載の音声情報圧縮蓄積装
    置。
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