JPH1048010A - 水道水の使用検出方法及びその装置 - Google Patents

水道水の使用検出方法及びその装置

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JPH1048010A
JPH1048010A JP20349596A JP20349596A JPH1048010A JP H1048010 A JPH1048010 A JP H1048010A JP 20349596 A JP20349596 A JP 20349596A JP 20349596 A JP20349596 A JP 20349596A JP H1048010 A JPH1048010 A JP H1048010A
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JP
Japan
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water
signal
circuit
vibration
water pipe
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JP20349596A
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English (en)
Inventor
Yoshio Shimizu
宣雄 清水
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道配管を切断することなく、水道配管に対
して簡単に取り付け、取り外しできる水道水の使用検出
装置を提供する。 【解決手段】 水道配管1の表面に密着させる振動検出
素子2と、該振動検出素子2からの信号を判別可能な電
圧に変換する信号変換回路4と、該信号変換回路4から
の電圧レベルが判定レベルより大きいか又は小さい場合
にその継続時間が所定時間以上であると水の使用又は不
使用と判定してその信号を出力する判定回路6からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水の使用検出方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水の使用状態を検出する方法
として、一般に水道管の流路に水道メータや流量センサ
を直結してこれらにより水量を計測して、水の使用又は
不使用を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、シルバーマンシ
ョン等の高齢者住宅に入居して生活している老人の健康
異変を水道の使用状態により検出して、これを管理室等
へ通報し、管理することが行われるようになった。
【0004】このような健康異変の検出は、基本的には
水を計量してその流量値を計測する必要はなく、健康異
変により水が一定時間連続して流れている(止水操作が
できない状態)か又は水が一定時間連続して流れていな
い(正常な生活がされていない)かを判定すればよい。
【0005】このような判定は上記従来の水道メータや
流量センサによる流量計測値を基にして集中検針盤等に
より判定することもできるが、水道メータや流量センサ
を使用すると、既設の水道配管においては水道管を切断
しなければならず取付作業に多大な手間を要する上にそ
の工事費も高価になり、更にその取付場所や取付姿勢に
かなりの制約がある。更に、撤去作業も簡単に行い難い
問題がある。
【0006】また、上記のような健康異変を検知してこ
れを緊急通報するシステムは市町村から貸与する場合が
多いため、必要が生じたら速やかに、簡単に、安価に取
り付け、必要がなくなったら簡単に撤去できることが要
望される。
【0007】しかし、上記のような水道メータや流量セ
ンサを使用するものにおいては、上記のような問題か
ら、上記の要望に対応し難く、緊急通報システムの普及
の障害にもなりうる。
【0008】そこで本発明は、水道水の使用、不使用を
検出する装置を水道管を切断することなく簡易に取り付
けでき、また取り外しも可能な水道水の使用検出方法及
びその装置を提供し、上記健康異変の判断をするシステ
ムに使用した場合には、上記の要望に十分応え、緊急通
報システムの普及に寄与することができるようにするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、水道配管の振動を
検出してこの振動を電気信号に変換し、その信号状態に
より水道水の使用、不使用を判定することを特徴とする
水道水の使用検出方法である。
【0010】請求項2記載の第2の発明は、上記の方法
を達成するために、水道配管(1)の表面に密着させる
振動検出素子(2)と、該振動検出素子(2)からの信
号を判別可能な電圧に変換する信号変換回路(4)と、
該信号変換回路(4)からの電圧レベルが判定レベルよ
り大きいか又は小さい場合にその継続時間が所定時間以
上であると水の使用又は不使用と判定してその信号を出
力する判定回路(6)からなる水道水の使用検出装置で
ある。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、判定回路
(6)からの信号を無線で送信する無線送信回路(1
2)を有する請求項2記載の水道水の使用検出装置であ
る。そして請求項4記載の第4の発明は、上記電池
(9)及び構成回路(2)〜(7),(12)をケース
(8)内に内蔵し、該ケース(8)に、これを水道配管
(1)に取り外し可能に取り付ける取付手段(10,1
1)を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1は第1実施例を示
すブロック図である。
【0013】図1において、1は水道配管で、対象とな
る1戸の住居で使用する水の全量が通る部分の配管であ
る。2は振動検出素子で、例えば圧電セラミックセンサ
を使用し、これを上記水道配管1の表面に適宜手段で密
着固定して、水道配管1に発生する振動を電気信号とし
て取り出すようになっている。
【0014】3は電圧増幅回路で、上記振動検出素子と
しての圧電セラミックセンサ2の微小信号を増幅するも
のである。この増幅率は調整可能になっている。4は信
号変換回路で、上記振動検出素子としての圧電セラミッ
クセンサ2の信号に比例した直流電圧に変換して、判別
可能な信号形態に変換するものである。
【0015】図2に上記の振動検出素子2を使用して水
道配管の種々な振動を検出し信号変換回路4で変換した
電圧波形の実験データを示す。この実験結果により、水
道配管1に水が流れていないときの振動による電圧波形
は図2の(a)の状態になり、水が流れていないときの
ウォーターハンマーなどの衝撃による電圧波形は図2
(b)の状態になり、水が流れているときの電圧波形は
図2(c)の状態になり、更に検出する水道配管1には
水が流れていないが他の水道配管には水が流れていると
きの電圧波形は図2(d)の状態になった。
【0016】そして、各電圧波形における振幅は、 e2 >e3 >e4 >e1 の関係になった。
【0017】また、各電圧波形の時間は、 t3 ,t4 >t2 の関係になった。
【0018】5は判定レベル記憶回路で、上記の信号変
換回路4の出力信号のうち所定の振幅の信号レベルを記
憶するもので、例えば上記の振幅e4 を判定レベルとし
て記憶する。すなわち、図2(a)の電圧波形の振幅e
1 は図2(d)の電圧波形の振幅e4 より小さく、ま
た、図2(c)の電圧波形の振幅e3 は振幅e4 より大
きいので、e4 を判定レベルとして記憶し、これより振
幅が小さいか又は大きいかで水の不使用と使用が判別で
きるためである。
【0019】尚、水道配管状況、水道配管の太さ、材
質、振動検出素子である圧電セラミックセンサ2の取付
位置などは、住居毎に異なるため、上記図2に示した各
電圧波形(信号)の大きさも異なる。このため、装置を
設置する各々の住居毎の水道配管に実際に水を流した
り、水を止めて図2の(a)〜(d)の状態での電圧波
形を何回かサンプリングして、その結果から、上記の判
定レベルを記憶する。S1はこのサンプリング時の切替
回路である。
【0020】6は判定回路で、上記信号変換回路4から
出力された電圧波形の振幅が、上記判定レベル記憶回路
5で記憶された判定レベルより小さいか又は大きい場合
に、タイマ回路7を起動するようになっている。
【0021】このタイマ回路7は、その起動により、判
定回路6に入力された上記判定レベルより小さいか又は
大きい振幅の継続時間を測定するものである。この測定
時間は所望に設定するが、実施例としては2秒以上とす
る。
【0022】これは、判定レベルe4 より振幅が大きい
が、その振幅e2 (図2(b))が極めて短時間のウォ
ーターハンマーなどによる振動を除去するためである。
そして、判定回路6において、上記判定レベルより小さ
いか又は大きい振幅がタイマ回路7で設定した時間以上
連続したことを検出したときに、「水が不使用」又は
「水を使用」と判定し、判定レベル以上か又は以下にな
るまで継続して信号を出力する。そして、判定レベル以
上か又は以下になったならばタイマ回路7はリセットし
停止する。
【0023】したがって、判定回路6からの信号の出力
時点から出力停止時点までの継続時間を各々の住戸ごと
に設けた緊急通報装置等で検出し、その継続時間が設定
時間以上であれば、水が異常な長期に亘って使用されて
いない状態又は水が異常な長期に亘って使用されている
状態と判断して、居住者に健康異変が生じていると判断
する。
【0024】また、上記振動検出素子2及び各回路2〜
7は一体化してケース8内に収納され、これらがケース
8内に内蔵した電池9で駆動されるようになっている。
該ケース8には、これを水道配管1に取り外し可能に取
り付ける取付手段、例えば取付バンド10及びボルト・
ナット11が備えられている。そして、必要時に、該ケ
ース8を、その振動検出素子2を水道配管1の表面に密
着した状態で、取付バンド10及びボルト・ナット11
によって既設水道配管1に取り付け、不必要時には水道
配管1から容易に取り外すことができるようになってい
る。
【0025】図3は第2実施例を示す。本第2実施例
は、上記第1実施例における判定回路6を、ケース8に
備えた無線送信回路12に接続し、判定回路6から出力
された上記の信号を、無線伝送に適した信号に変換、変
調することにより本装置の設置位置から離れた位置に設
置された無線受信回路13へ無線で送信するようにした
ものである。
【0026】本第2実施例によれば、本装置と受信装置
との間の配線工事が不要になり、有線の場合に比べて工
事が簡単になる。
【0027】
【発明の効果】以上のようであるから請求項1又は2記
載の発明によれば、水道水の使用、不使用を水道配管の
振動を源にして検出するようにしたので、この検出装置
を既設の水道配管に取り付ける場合には、水道配管を切
断することなく水道配管の外周に取り付けるのみでよ
い。
【0028】したがって、水道配管を切断して取り付け
る水道メータや流量センサに比べて、取り付けや取り外
しの工事が極めて簡単になり、工事費が大幅に削減で
き、更に交換・点検が簡単になる。更に、工事の際に水
を止める必要もない。更に、水道メータや流量センサに
比べて、水道配管内のごみ等の異物による故障がなく、
磨耗がないので寿命を向上できる。更に装置の取付方向
(配管のたて、よこ、流れ方向に対する方向)の制約も
ない。
【0029】したがって、水道水の流量を計測しなくて
も水の使用又は不使用のみを判定して健康異変を判断す
る緊急通報システムに使用して特に有効である。更に請
求項3記載の発明によれば、上記水の使用、不使用を判
定した信号を、本検出装置より離れた位置に設置された
集中検針盤等へ無線で送信できるので、配線工事が不要
になり、工事が一層簡単になる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、駆動用電池
を内蔵したケースを水道配管に取り付け、取り外しする
のみでよいため、配線工事を低減して取付作業、取り外
し作業を簡単にでき、特に無線送信回路を設けた場合
は、配線工事が不要になり取り付け工事が一層簡易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】信号変換回路から出力された検出電圧波形を示
すもので、(a)は水が流れていないときの電圧波形、
(b)は水が流れていないときのウォーターハンマーな
どによる電圧波形、(c)は水が流れているときの電圧
波形、(d)は検出する水道配管には水が流れていない
が他の水道配管に水が流れているときの電圧波形を示
す。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…水道配管 2…振動検出素子 3…電圧増幅回路 4…信号変換回路 5…判定レベル記憶回路 6…判定回路 7…タイマ回路 8…ケース 12…無線送信回路 13…無線受信回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道配管の振動を検出してこの振動を電
    気信号に変換し、その信号状態により水道水の使用、不
    使用を判定することを特徴とする水道水の使用検出方
    法。
  2. 【請求項2】 水道配管の表面に密着させる振動検出素
    子と、該振動検出素子からの信号を判別可能な電圧に変
    換する信号変換回路と、該信号変換回路からの電圧レベ
    ルが判定レベルより大きいか又は小さい場合にその継続
    時間が所定時間以上であると水の使用又は不使用と判定
    してその信号を出力する判定回路からなる水道水の使用
    検出装置。
  3. 【請求項3】 判定回路からの信号を無線で送信する無
    線送信回路を有する請求項2記載の水道水の使用検出装
    置。
  4. 【請求項4】 電池及び構成回路をケース内に内蔵し、
    該ケースに、これを水道配管に取り外し可能に取り付け
    る取付手段を設けた請求項2又は3記載の水道水の使用
    検出装置。
JP20349596A 1996-08-01 1996-08-01 水道水の使用検出方法及びその装置 Pending JPH1048010A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004028579A (ja) * 2002-05-16 2004-01-29 Toyo Keiki Co Ltd 水使用状況監視システム
KR101203383B1 (ko) * 2009-10-30 2012-11-23 주식회사 에이앤디코퍼레이션 비절단식 유량 변화 감지기 및 이를 포함하는 디스펜싱 시스템

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