JPH10221461A - 直記式海中計測器 - Google Patents

直記式海中計測器

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JPH10221461A
JPH10221461A JP9034388A JP3438897A JPH10221461A JP H10221461 A JPH10221461 A JP H10221461A JP 9034388 A JP9034388 A JP 9034388A JP 3438897 A JP3438897 A JP 3438897A JP H10221461 A JPH10221461 A JP H10221461A
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JP
Japan
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acceleration
data
unit
earthquake
measurement
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Application number
JP9034388A
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Inventor
Mitsuru Inoue
満 井上
Masamitsu Satou
真充 佐藤
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震等により不定期に発生する津波などの波
高データも確実に収録でき、かつ、データ回収や電池交
換等による運用費が増大するのを抑える。 【解決手段】 送受波器1内に加速度センサ12を設け
る。本体・収録部2に加速度センサ12からの加速度の信
号レベルを常時観測してこの信号レベルが所定のレベル
を越えると地震観測起動信号EQS を発生する加速度処理
部28を設け、本体・収録部2の他の部分を、地震観測起
動信号EQS が発生すると地震発生動作モードに入り直ち
に波高計測及び波高データの収録を所定の時間続行し、
地震発生動作モード以外の通常の動作モードでは予め設
定された周期で予め設定された時間だけ波高計測及び波
高データの収録を行う回路とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直記式海中計測器に
関し、特に収録部に自記記録された海洋等の波高デー
タ、流速・流向データ等の計測対象量のデータを海底か
ら回収する構成の直記式海中計測器に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の直記式海中計測器、例えば直記式
波高計は、海底に固定設置された送受波器から、例えば
超音波パルスを海面に向かって送波し、その反射波を受
波して波高データを算出し、波高データ収録部に自記記
録する。超音波パルスの送波及び受波、従って波高の観
測及び波高データの収録は、通常、1時間または2時間
毎に10分間もしくは20分間という間欠動作で行い、
収録された波高データは概略1ケ月毎にダイバー等によ
って回収される。またこのとき、電池の交換等も行われ
る。
【0003】このような従来の直記式波高計の一例を図
4に示す。この直記式波高計は、振動子11を備え、伝
達された電気的なパルス信号を超音波パルス100に変
換して海面に向けて送波し海面からの反射波を受波して
電気的なパルス信号に変換し出力する送受波器1cと、
活性期間に、電気的なパルス信号(以下、送,受共単に
パルス信号という)を発生して送受波器1cに伝達し送
受波器1cからのパルス信号を受信して増幅し出力する
送受信部21、この送受信部21のパルス信号の発生か
ら反射波によるパルス信号の受信までの時間を計測して
波高値を算出し、収録する波高データの編集処理,生成
を行う波高処理部22、この波高処理部22で編集処
理,生成された波高データ等を収録する波高データ収録
部25、観測時刻等の時刻情報を出力する時計回路23
c、時刻情報に従って各部の活性,非活性等を含む動作
を制御する制御部24c、各部の動作に必要な各種電源
電圧を発生し各部へ供給する電源部26c、及びこの電
源部26cに電力を供給する電池27を含む本体・収録
部2cと、この本体・収録部2cと送受波器1cとの間
の信号の伝達を行うケーブル3cとを有する構成となっ
ている。
【0004】なお、送受波器1cは、海底に設置された
架台や鋼管パイル等に強固に固定され、本体・収録部2
cは、通常は架台等に設置されており、データ回収時に
は、ケーブル3cで送受波器1cに接続された状態で、
ダイバーにより容易に海上の船舶まで引き上げられるよ
うになっている。従ってケーブル3cは、本体・収録部
2cを海上の船舶まで引き上げできる長さとなってい
る。また、前述したように、所定の期間毎にデータの回
収及び電池27の交換等を行う運用方法を想定している
ので、本体・収録部2c等をコンパクトにする必要があ
り、波高データ収録部25のデータ収録容量や電池27
の容量は必要最小限にとどめられている。なお、直記式
海中計測器のうちの直記式流速・流向計は、海中におけ
る少なくとも2つの振動子間で超音波パルスの送波,受
波を行い、流速,流向等の計測を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の直記式
海中計測器は、通常、1時間または2時間毎に10分間
もしくは20分間の間欠動作を行い計測データを収録
し、この収録された計測データを所定の期間毎に回収す
ると共に電池の交換を行う構成となっているので、通常
の動作では、地震等により不定期に発生する津波などの
波高データ,流速・流向データ等(以下、波高データ等
という)は殆ど収録することができない、とう問題点が
あり、地震等により不定期に発生する津波などの波高デ
ータ等を確実に収録しようとすると、本体・収録部2c
の内部を設定し直して連続動作させる必要があるが、デ
ータ収録容量や電池容量が通常の動作に対し必要最小限
にとどめられているため、3日から6日位の期間毎に波
高データ等の回収及び電池交換を行うことになり、その
回収・交換頻度が増加して運用費が激増するという問題
点があり、また荒天時には回収・交換作業が遅れて長期
欠測が発生するという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、地震等により不定期に発
生する津波などの波高データ等(計測対象量のデータ)
も確実に収録でき、かつデータ回収,電池交換の頻度を
抑えて運用費が増大するのを抑えることができる直記式
海中計測器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の手段構成を有する。即ち、本発明の
直記式海中計測器は、海底に対して固定され計測対象量
の情報を定期的に検知,収集する計測センサ部に海底の
振動,動揺の加速度を常時検出する加速度センサを設
け、前記計測センサ部にケーブルで接続されて前記計測
センサ部からの計測対象量の情報に基づきこの計測対象
量のデータを生成して収録する本体・収録部に、前記加
速度センサからの加速度の信号レベルを常時観測してこ
の信号レベルが所定のレベルを越えると地震発生動作モ
ードに入り直ちに前記計測センサ部による計測対象量の
情報の検知,収集を開始すると共に前記計測センサ部か
らの計測対象量の情報に基づく計測対象量のデータの生
成及び収録を開始して所定の時間前記計測対象量の情報
の検知,収集及び計測対象量のデータの生成,収録動作
を継続する地震発生動作モード手段を設けて構成され
る。また、前記計測対象量を、波高及び流速・流向のう
ちの何れかとし、前記計測対象量の情報の検知,収集を
超音波パルスにより行うようにして構成される。
【0008】また、前記計測センサ部を、振動子及び加
速度センサを備え、伝達された電気的なパルス信号を超
音波パルスに変換して海中に送波し前記海中からの超音
波パルスを受波して電気的なパルス信号に変換して出力
し前記計測対象量の情報の検知,収集を行うと共に、前
記海底の振動,動揺の加速度の信号を出力する送受波器
とし、前記本体・収録部を、活性期間に前記電気的なパ
ルス信号を発生して前記送受波器に伝達しこの送受波器
からの電気的なパルス信号を受信する送受信部と、前記
電気的なパルス信号の発生から前記送受波器からの電気
的なパルス信号の受信までの時間を計測して前記計測対
象量のデータを生成する計測処理部と、前記計測対象量
のデータを収録する計測データ収録部と、常時活性状態
にあり前記送受波器からの加速度の信号レベルが所定の
レベルを越えたか否かを判別しその情報を出力する加速
度処理部と、この加速度処理部により前記加速度の信号
レベルが所定のレベルを越えたと判別されたときに前記
地震発生動作モードに入り直ちに前記送受信部,計測処
理部及び計測データ収録部を活性状態として所定の時間
前記計測対象量の情報の検知,収集及びそのデータの生
成,収録を行うように制御し、前記加速度の信号レベル
が所定のレベルを越えていないと判別されている期間で
は前記送受信部,計測処理部及び計測データ収録部を予
め設定された周期ごとに予め設定された時間だけ活性状
態として前記計測対象量の情報の検知,収集及びそのデ
ータの生成,収録を行うように制御する制御部とを備え
た回路として構成される。
【0009】また、前記本体・収録部に、前記送受波器
からの加速度の情報を含む地震データを収録する地震デ
ータ収録手段を設けて構成され、詳しくは、前記加速度
処理部を、所定時間単位でエンドレスに加速度の情報を
上書き記録するエンドレス記録手段を備え、前記加速度
の信号レベルが所定のレベルを越えたと判別されたと
き、地震観測起動信号を制御部に伝達すると共に、前記
エンドレス記録手段に記録された加速度の情報及び送受
波器からの加速度の情報を地震データとして出力する回
路とし、前記本体・収録部に前記地震データを収録する
地震データ収録部を設け、制御部を、前記地震観測起動
信号を受けて地震発生動作モードに入り送受信部,計測
処理部及び計測データ収録部、並びに前記加速度処理部
及び地震データ収録部を含む各部を制御する回路として
構成される。更にまた、前記地震発生動作モード時に、
前記計測処理部からの計測対象量のデータを地震データ
収録部に収録するようにして構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、海
底に固定された計測センサ内に、地震等による海底の振
動,動揺の加速度を計測する加速度センサを設け、本体
・収録部を、加速度センサからの加速度の信号レベルを
常時観測してこの信号レベルが所定のレベルを越えると
地震発生動作モードに入り、直ちに計測対象量の情報の
検知,収集及びそのデータの生成,収録を開始して所定
の時間その動作を続行し、加速度の信号レベルが所定の
レベルを越えていないときには通常の動作モードとし
て、予め設定された周期ごとに予め設定された時間だけ
計測対象量の情報の検知,収集及びそのデータの生成,
収録を行う回路とした構成とする。
【0011】このような構成とするとことにより、地震
等が発生すると直ちに計測対象量の情報の検知,収集及
びそのデータの生成,収録が行われ、かつこの動作が所
定の時間続行されるので、地震等により不定期に発生す
る津波などの波高等計測及び波高データ等の収録を確実
に行うことができる。また、加速度の信号レベルが所定
のレベルを越えない場合には、一定周期ごとに一定時間
だけ計測対象量の情報の検知,収集及びそのデータの生
成,収録を行う通常の動作モードとなるので、地震発生
動作モードが実行されたときには電池の寿命はその分短
くなるものの、地震発生モードが実行される割合は通常
の動作モードに比べて極めて少ないので、データ回収,
電池交換の頻度を抑えて運用費が増大するのを抑えるこ
とができ、また荒天時のデータ回収・電池交換作業を避
けたとしても欠測状態が発生することは殆どなく、地震
発生時及び通常の計測対象量の情報の検知,収集及びそ
のデータの生成,収録を確実に行うことができる。
【0012】本発明の第2の実施の形態は、本体・収録
部に、地震データ収録手段を設けた構成とする。このよ
うな構成とすることにより、地震に関する各種の情報
(例えば、強度、振動持続時間等)や、地震発生から津
波到達までの時間を含む地震と津波との間の各種情報を
得ることができる。
【0013】また、地震データと津波のデータ(地震発
生時の波高データ等)とを共に地震データ収録部に収録
することにより、地震と津波(波高等)との間の関連付
けをより一層容易にすることができ、かつ、地震発生時
のデータの回収は地震データ収録部に収録されたデータ
のみでよいので回収作業が容易になる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すブロック
図である。この実施例は、直記式波高計に本発明を適用
したものであり、振動子11及び加速度センサ(X,
Y,Z3軸の加速度計測)12を備え、伝達された電気
的なパルス信号を超音波パルス100として海面に向け
て送波し海面からの反射波を受波して電気的なパルス信
号として出力すると共に、常時、海底からの振動,動揺
の加速度の情報を出力する送受波器1と、活性期間に電
気的なパルス信号を発生して送受波器1に伝達し、送受
波器1からの電気的なパルス信号を受信する送受信部2
1、この送受信部21のパルス信号の発生から反射波に
よるパルス信号の受信までの時間を計測して波高値を算
出し、収録する波高データの編集処理を行う波高処理部
22、この波高処理部22で編集処理された波高データ
等を収録する波高データ収録部25、常時活性状態にあ
り送受波器1からの加速度の信号レベルが所定のレベル
を越えたか否かを判別し越えたとき地震観測起動信号E
QSを出力する加速度処理部28、観測時刻等の時刻情
報を出力する時計回路23、時刻情報に従って、加速度
処理部28から地震観測起動信号EQSが出力されると
直ちに地震発生動作モードに入って送受信部21,波高
処理部22及び波高データ収録部25を活性状態として
所定の時間波高計測及び波高データの収録を行うように
制御し、地震観測起動信号EQSが出力されていないと
きには通常の動作モードにあり送受信部21,波高処理
部22及び波高データ収録部25を予め設定された周期
ごとに予め設定された時間だけ活性状態とし波高計測及
び波高データの収録を行うように制御する制御部24、
各部の動作に必要な各種電源電圧を発生し各部へ供給す
る電源部26、及びこの電源部26に電力を供給する電
池27を含む本体・収録部2と、この本体・収録部2と
送受波器1との間の信号の伝達を行うケーブル3とを有
する構成となっている。なお、送受波器1及び本体・収
録部2の海底への設置状態、ケーブル3の長さ等は従来
の直記式波高計と同様である。
【0015】次に、この実施例の動作について説明す
る。加速度処理部28は、常時活性状態にあり、加速度
センサ12から常時出力されているX,Y,Z3軸の加
速度の合成の信号レベルを所定の基準レベルと比較して
この加速度の信号レベルが基準レベルを越えたか否かを
判別し、越えたときには地震観測起動信号EQSを出力
する。制御部24は、地震観測起動信号EQSを受けて
直ちに地震発生動作モードに入り送受信部21,波高処
理部22及び波高データ収録部25を起動して活性状態
とし、所定の時間、波高計測及び波高データの収録を行
うように制御する。また、加速度処理部28から地震観
測起動信号EQSが出力されていないときには、制御部
24は、通常の動作モードにあり送受信部21,波高処
理部22及び波高データ収録部25を、予め設定された
周期で予め設定された時間だけ活性状態とし、波高計測
及び波高データの収録を行うように制御する。
【0016】従って、地震等が発生して加速度センサ1
2による加速度の信号レベルが所定の基準レベルを越え
ると、直ちに波高計測及び波高データの収録が開始さ
れ、かつこの動作が所定の時間続行されるので、地震等
により不定期に発生する津波などの波高計測及び波高デ
ータの収録を確実に行うことができる。また、一定周期
ごとに一定時間だけ波高計測及び波高データの収録を行
う通常の動作モードに比べ、地震発生動作モードが実行
される割合は極めて少ないので、地震発生動作モードが
実行されてその分電池寿命が短くなったとしても、電池
交換やデータ回収の頻度は通常の動作モードのみの場合
よりわずかに高くなるだけであり、運用費が増大するの
を抑えることができる。また、欠測状態になることも極
めて少ない。
【0017】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例は、第1の実施例の本体・収録
部2に、加速度処理部28aのうちの所定の機能部分及
び地震データ収録部29からなる地震データ収録手段を
設けて本体・収録部2aとしたものである。加速度処理
部28aは、所定時間(例えば数10秒)単位でエンド
レスに送受波器1からの加速度の信号を上書き記録する
エンドレス記録部を備え、加速度の信号レベル(3軸合
成の)が所定の基準レベルを越えたと判別されたとき、
地震観測起動信号EQSを出力すると共に、エンドレス
記録された加速度の情報と送受波器1からの加速度の情
報とを地震データとして出力する。
【0018】地震データ収録部29は、加速度処理部2
8aからの地震データを収録する。この第2の実施例で
は、地震データ収録部29に収録された地震データか
ら、地震に関する各種の情報を得ることができ、また、
波高データ収録部25に収録された波高データと併せ
て、地震し津波(波高)との間の各種情報を得ることが
できる。
【0019】また、加速度処理部28aには、例えば数
10秒単位でエンドレスに加速度の信号を上書き記録す
るエンドレス記録部を備えているので、加速度の信号レ
ベルが所定の基準レベルを越えて地震発生を検出したと
き、この地震発生の検出時点以前の加速度の情報も地震
データ収録部29に収録することができ、地震発生検出
時点以前の加速度の変化の様子も知ることができる。
【0020】なお、上述の第2の実施例では、地震発生
時の波高データの収録を波高データ収録部25に収録す
る場合について説明したが、図2の破線に示すように、
地震発生時の波高データを地震データ収録部29に収録
することもできる。この場合、波高データ収録部25に
は、通常動作時の波高データを収録する。こうすること
により、地震発生時における、地震と津波,波高との関
連付けをより一層容易にし、また、地震発生時の地震デ
ータ及び波高データ(津波データ)の回収は地震データ
収録部29に収録されたデータのみを回収すればよいの
で、回収作業を容易に、かつ短時間に行うことができ
る。
【0021】図3は本発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例は、直記式流速・流向計に本発
明の第2の実施例相当の部分を適用したものであり、送
受波器1aには2つの振動子11a,11bが設けら
れ、本体・収録部2bには、波高処理部22に代えて流
速・流向処理部30、波高データ収録部25に代えて流
速・流向データ収録部31が設けられていて、流速,流
向が計測できるようになっている。その他の部分は基本
的には第2の実施例と同様であるので、これ以上の説明
は省略する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、計測セン
サ部に加速度センサを設けて海底の振動,動揺の加速度
を計測し、この加速度が所定のレベルを越えると地震発
生動作モードに入って直ちに計測対象量の検知,収集及
びそのデータの生成,収録を行う構成としたので、通常
の計測対象量の情報の検知,収集及びそのデータの生
成,収録に加え、地震等により不定期に発生する津波な
どの計測対象量(波高、流速,流向等)のデータを確実
に収録することができ、また、地震発生動作モードが実
行されるとその分電池寿命は短くなるものの、この地震
発生モードが実行される割合は通常の動作モードに比べ
て極めて少ないので、電池交換やデータ回収の頻度を抑
えて運用費が増大するのを抑えることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の直記式海中計測器のうちの直記式波高計
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a,1c 送受波器 2,2a,2b,2c 本体・収録部 3,3a,3c ケーブル 11,11a,11b 振動子 12 加速度センサ 21,21a 送受信部 22 波高処理部 23,23c 時計回路 24,24a,24c 制御部 25 波高データ収録部 26,26a,26c 電源部 27 電池 28,28a 加速度処理部 29 地震データ収録部 30 流速・流向処理部 31 流速・流向データ収録部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01V 1/22 G01S 7/52 R

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底に対して固定され計測対象量の情報
    を定期的に検知,収集する計測センサ部に海底の振動,
    動揺の加速度を常時検出する加速度センサを設け、前記
    計測センサ部にケーブルで接続されて前記計測センサ部
    からの計測対象量の情報に基づきこの計測対象量のデー
    タを生成して収録する本体・収録部に、前記加速度セン
    サからの加速度の信号レベルを常時観測してこの信号レ
    ベルが所定のレベルを越えると地震発生動作モードに入
    り直ちに前記計測センサ部による計測対象量の情報の検
    知,収集を開始すると共に前記計測センサ部からの計測
    対象量の情報に基づく計測対象量のデータの生成及び収
    録を開始して所定の時間前記計測対象量の情報の検知,
    収集及び計測対象量のデータの生成,収録動作を継続す
    る地震発生動作モード手段を設けたことを特徴とする直
    記式海中計測器。
  2. 【請求項2】 前記計測対象量を、波高及び流速・流向
    のうちの何れかとし、前記計測対象量の情報の検知,収
    集を超音波パルスにより行うようにした請求項1記載の
    直記式海中計測器。
  3. 【請求項3】 前記計測センサ部を、振動子及び加速度
    センサを備え、伝達された電気的なパルス信号を超音波
    パルスに変換して海中に送波し前記海中からの超音波パ
    ルスを受波して電気的なパルス信号に変換して出力し前
    記計測対象量の情報の検知,収集を行うと共に、前記海
    底の振動,動揺の加速度の信号を出力する送受波器と
    し、前記本体・収録部を、活性期間に前記電気的なパル
    ス信号を発生して前記送受波器に伝達しこの送受波器か
    らの電気的なパルス信号を受信する送受信部と、前記電
    気的なパルス信号の発生から前記送受波器からの電気的
    なパルス信号の受信までの時間を計測して前記計測対象
    量のデータを生成する計測処理部と、前記計測対象量の
    データを収録する計測データ収録部と、常時活性状態に
    あり前記送受波器からの加速度の信号レベルが所定のレ
    ベルを越えたか否かを判別しその情報を出力する加速度
    処理部と、この加速度処理部により前記加速度の信号レ
    ベルが所定のレベルを越えたと判別されたときに前記地
    震発生動作モードに入り直ちに前記送受信部,計測処理
    部及び計測データ収録部を活性状態として所定の時間前
    記計測対象量の情報の検知,収集及びそのデータの生
    成,収録を行うように制御し、前記加速度の信号レベル
    が所定のレベルを越えていないと判別されている期間で
    は前記送受信部,計測処理部及び計測データ収録部を予
    め設定された周期ごとに予め設定された時間だけ活性状
    態として前記計測対象量の情報の検知,収集及びそのデ
    ータの生成,収録を行うように制御する制御部とを備え
    た回路とした請求項2記載の直記式海中計測器。
  4. 【請求項4】 前記本体・収録部に、前記送受波器から
    の加速度の情報を含む地震データを収録する地震データ
    収録手段を設けた請求項3記載の直記式海中計測器。
  5. 【請求項5】 前記加速度処理部を、所定時間単位でエ
    ンドレスに加速度の情報を上書き記録するエンドレス記
    録手段を備え、前記加速度の信号レベルが所定のレベル
    を越えたと判別されたとき、地震観測起動信号を制御部
    に伝達すると共に、前記エンドレス記録手段に記録され
    た加速度の情報及び送受波器からの加速度の情報を地震
    データとして出力する回路とし、前記本体・収録部に前
    記地震データを収録する地震データ収録部を設け、制御
    部を、前記地震観測起動信号を受けて地震発生動作モー
    ドに入り送受信部,計測処理部及び計測データ収録部、
    並びに前記加速度処理部及び地震データ収録部を含む各
    部を制御する回路とした請求項4記載の直記式海中計測
    器。
  6. 【請求項6】 前記地震発生動作モード時に、前記計測
    処理部からの計測対象量のデータを地震データ収録部に
    収録するようにした請求項5記載の直記式海中計測器。
JP9034388A 1997-02-03 1997-02-03 直記式海中計測器 Pending JPH10221461A (ja)

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