JPH1047620A - 画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法 - Google Patents

画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法

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JPH1047620A
JPH1047620A JP22056596A JP22056596A JPH1047620A JP H1047620 A JPH1047620 A JP H1047620A JP 22056596 A JP22056596 A JP 22056596A JP 22056596 A JP22056596 A JP 22056596A JP H1047620 A JPH1047620 A JP H1047620A
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JP
Japan
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welding
metal
image processing
molten metal
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP22056596A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Yanagisawa
功 柳沢
Hiroyuki Sato
広行 佐藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接・接合状態の良否を自動的にしかも正確
に検出することができる。 【解決手段】 溶接部分前側の抉られ部分が後方に移動
して盛り上がった溶湯部2Aを側方から撮像し、撮像さ
れた画像の溶湯2A部分が予め導出された理想的な固有
関数のグラフに一致することを画像処理によって検出
し、溶湯2A部分の形状が固有関数のグラフと異なると
判断するときには溶接用トーチ1の傾き具合や長尺板状
の金属2の走行速度等の各設定要素を変更・調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長尺薄板状の金
属を左右の押えロールで押圧・彎曲させてその金属の両
側部を順次閉じ合わせていき、その合わせ目部分を溶接
用トーチで溶着させ、段差のない平坦な状態に繋ぎ合わ
せ接合させていくパイプ加工溶接方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】平板長尺状の金属であって、薄くて加工
の容易なアルミニウム等の材料を用い、その短手方向に
彎曲させながら側縁部を順次長手方向に沿って閉じ合わ
せて行くとともに、溶接トーチでその閉じ合わせ部分を
溶接させていき、円筒状のパイプに加工していくことが
できる金属管の溶接方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この薄板長
尺状の金属を加工させて形成する金属パイプは、溶接の
際に左右の側縁部が常に段差のない状態に接合されてい
ないと、加工・溶接後に金属パイプ内部に歪みが生じ、
溶接部分の気密状態や水密状態が確保できないばかり
か、溶接部分に亀裂が生じたり、内周面にこぶ状の塊が
でき易く、そのまま放置すると、歪により金属管の破損
に繋がる虞れがある。
【0004】そこで、例えば作業者が、溶接点部分ある
いは溶接直後における左右の側縁部の接合状態及び溶着
部分に段差が生じていないかどうかを直接目で確認した
り、探傷器を使用することによって、その接合部分の検
査がおこなわれているが、何れの方法を用いても検査精
度の点等に問題もあり、十分に正確な検査を行うことが
できないといった不都合を生じている。
【0005】この発明は、上記した事情に鑑み、溶接・
接合状態の良否を自動的にしかも正確に検出することが
できる画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、走行
中の長尺板状の金属を押圧・彎曲させてその金属の両側
部を順次閉じ合わせていき、その合わせ目部分を溶接用
トーチで溶接させ、段差のない平坦な状態に繋ぎ合わせ
接合させていくパイプ加工溶接方法において、前記溶接
部分直前の抉部分が後方に移動して盛り上がる溶湯部分
を側方から撮像し、この撮像された画像の溶湯部分が予
め導出された理想的な固有関数のグラフに一致するか否
かを画像処理によって判断し、前記溶湯部分の形状が前
記固有関数のグラフと異なると判断するときには前記溶
接用トーチの傾き具合や前記長尺板状の金属の走行速度
等の設定要素を変更・調整しながら溶接するものであ
る。
【0007】
【作用】この発明では、合わせ目部分を溶接していく際
に、その金属の溶湯部分の形状を例えば温度差による明
暗等の識別から画像処理で検出・確認し、その金属の溶
湯部分の外径形状が予め導出された特定の固有関数が示
す形状に合致するか否かで、溶接状態の良否を判別する
ようになっている。また、この発明では、この金属の溶
湯部分の形状が、理論的に導出した固有関数が与える形
状と異なると判断した場合には、金属の溶湯部分の形状
がその固有関数の形状に合致するように、溶接用トーチ
の傾き具合や長尺板状の金属の走行速度を適宜調整・制
御しながら溶接を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て添付図面を参照しながら説明する。なお、この発明に
係る画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法を説明す
るのに先立って、先ずこの方法が適用されたパイプ加工
溶接装置から説明する。
【0009】図1は、この発明に係るパイプ加工溶接方
法が適用されたパイプ加工溶接装置を示す概略構成図で
ある。このパイプ加工溶接装置は、溶接トーチ1と、撮
像カメラ3と、画像処理部4と、制御部5と、溶接用ト
ーチの傾動機構(図略)用モータ6及び金属薄板2の走
行機構(図略)用モータ7とを備えている。なお、図中
符号2は、溶接トーチ1の電極1Aによって接合させる
長尺薄板状の金属(この実施例ではアルミニュウム)
(以下、金属薄板2とよぶ)を示すものである。
【0010】この実施例の溶接トーチは、TIG(Tung
sten Inert-Gus Arc Welding) 溶接を行うようになって
いるが、特にこれに限定されるものではない。
【0011】撮像カメラ3は、溶接トーチ1の電極1A
近傍であって金属薄板2の走行方向下流側に発生する溶
湯部分2Aを側方(水平方向)から撮像する。
【0012】画像処理部4は、撮像カメラ3で撮像され
た画像を所定の方法でデータ処理して溶湯部分の(水平
方向から眺めた)外径形状を逐次作成する。
【0013】制御部5は、画像処理部4によって得られ
た溶湯部分の外径形状と予め理論的に或いは実験的に得
られた理想的な固有関数の描くグラフとを比較判断す
る。また、この制御部5は、毎時刻ごとに検出する実際
に撮像した溶湯部分2Aの水平形状と、固有関数の描く
グラフとの双方について異なると判断した場合に、溶接
用トーチの傾動用(サーボ)モータ6と金属薄板2の搬
送用(サーボ)モータ7とを適宜駆動する。
【0014】さらに、このとき同時に、金属管2Bの継
目を別の撮像カメラ8で(薄板金属2の走行方向につい
て、例えば上流側から)撮像するとともに、この継目の
位置変動を検出した場合には、金属管2Bの周方向に沿
い継目の移動に追従するために、適宜の移動機構及び
(DCサーボ)モータ(共に図示せず)を付設してあ
る。
【0015】次に、この発明に係る画像処理方法を用い
たパイプ加工溶接方法について、この実施例のパイプ加
工溶接装置を用いて説明する。
【0016】先ず走行中の金属薄板2を加工・溶接する
ときには、溶接部分直前側(つまり、金属管2Bの走行
方向上流側)にえぐられた部分(以下、これを抉部分2
Cとよぶ)が発生するとともに、この抉部分2Cの直後
(つまり、下流側)には移動して盛り上がった溶湯部分
2A(図2参照)が形成されている。
【0017】そこで、この発明に係る画像処理方法を用
いたパイプ加工溶接方法では、この盛り上がった溶湯部
分2A(図2参照)を逐次撮像カメラ3で側方(つま
り、水平方向)から撮像する(第1ステップS1)。
【0018】次に、この撮像した画像を画像処理部4に
おいて、適宜処理し、例えば温度差による明暗等の情報
から溶湯部分2Aの外形・輪郭部分を検出・確認し、そ
の外形・輪郭部分の形状を、例えば図3に示すように、
直交するXY(デカルト)座標に描像する。また必要に
応じて、その形状を示す示性関数を数学的に導出する
(第2ステップS2)。
【0019】そして、毎時刻毎に検出する溶湯部分2A
の外形・輪郭形状と予め制御部5に記憶してある固有関
数の示すグラフとを比較・判断し(若しくは示性関数及
び固有関数を比較・判断する)、合致すると判断された
場合には、溶接用トーチの傾動用(サーボ)モータ6及
び金属薄板2の搬送用(サーボ)モータ7は作動させず
にそのままの状態を保持する。
【0020】また、異なると判断した場合には、制御部
5からの制御信号によって溶接用トーチの傾動用(サー
ボ)モータ6及び金属薄板2の搬送用(サーボ)モータ
7を適宜作動させ、溶接用トーチの傾斜角度(θ)及び
金属管2Bの走行速度を変更するとともに、この変更後
の溶湯部分2Aの外形・輪郭形状をさらに撮像・画像処
理して検出し、先の固有関数と比較判断するような、フ
ィードバック制御を行う(第3ステップS3)。
【0021】以上のような制御を溶接作業中逐次行いな
がら、溶接用トーチの傾斜角度(θ)及び金属管2Bの
走行速度を最適な状態に調整・変更する。なお、この溶
湯部分2Aの外形・輪郭形状の比較判断基準となる固有
関数として、例えば単純な左右対称形状の有無を基準判
断する場合には対称性を検出すればよいから、示性関数
を導出するまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法によれば、
合せ目め部分を溶接していく際に、その金属の溶融部分
の近傍に発生する溶湯部分の形状を適宜の画像処理で検
出・確認し、溶湯部分の外形・輪郭形状と予め理論的に
或いは実験的に導出した固有の示性関数とを比較・判断
し、これが合致しない場合には、溶接用トーチの傾き具
合や長尺板状の金属の走行速度等の設定要素を変更・調
整して最適な溶接状態を実現することができるから、画
像処理によって逐次リアルタイムに、かつきわめて高速
に、また自動的にしかも正確に溶接作業を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像処理によるパイプ加工溶
接方法が適用されたパイプ加工溶接装置を示す概略構成
図。
【図2】この発明にかかるパイプ加工溶接方法を示す説
明図。
【図3】溶湯部分の具体的外形・輪郭形状を示すグラ
フ。
【符号の説明】
1 溶接トーチ 2 金属薄板 2A 溶湯部分 2C 抉部分 3 撮像カメラ 4 画像処理部 5 制御部 6 溶接用トーチの傾動用(サーボ)モータ 7 金属薄板2の搬送用(サーボ)モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中の長尺板状の金属(2)を押圧・
    彎曲させてその金属(2)の両側部を順次閉じ合わせて
    いき、その合わせ目部分を溶接用トーチ(1)で溶接さ
    せ、段差のない平坦な状態に繋ぎ合わせ接合させていく
    パイプ加工溶接方法において、 前記溶接部分直前の抉部分(2C)が後方に移動して盛
    り上がる溶湯部分(2A)を側方から撮像し、 この撮像された画像の溶湯部分(2A)が予め導出され
    た理想的な固有関数のグラフに一致するか否かを画像処
    理によって判断し、 前記溶湯部分(2A)の形状が前記固有関数のグラフと
    異なると判断するときには前記溶接用トーチの傾き具合
    や前記長尺板状の金属(2)の走行速度等の設定要素を
    変更・調整しながら溶接することを特徴とする画像処理
    方法を用いたパイプ加工溶接方法。
JP22056596A 1996-08-02 1996-08-02 画像処理方法を用いたパイプ加工溶接方法 Pending JPH1047620A (ja)

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JPH1047620A true JPH1047620A (ja) 1998-02-20

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ID=16752990

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101287930B1 (ko) * 2012-12-26 2013-07-19 (주) 모평 용접 비드의 각도 인식에 의한 자동 그라인딩 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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