JPH1047192A - 水・ガス混合噴射弁 - Google Patents
水・ガス混合噴射弁Info
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- JPH1047192A JPH1047192A JP8214989A JP21498996A JPH1047192A JP H1047192 A JPH1047192 A JP H1047192A JP 8214989 A JP8214989 A JP 8214989A JP 21498996 A JP21498996 A JP 21498996A JP H1047192 A JPH1047192 A JP H1047192A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- water
- injection
- valve
- needle valve
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P23/00—Other ignition
- F02P23/04—Other physical ignition means, e.g. using laser rays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水噴霧機構とレーザ着火機構を効果的に組合
せて前記した副燃焼室構造と同等の効果を達成し得る大
型２サイクルガスエンジンの燃料噴射装置に組込まれる
水・ガス混合噴射弁を提供する事。 【解決手段】 大型２サイクルエンジンの燃料噴射装置
に組込まれる水・ガス混合噴射弁において、図１に示す
ようにガス噴射弁が上部本体１と下部本体２とで構成さ
れ、上部本体１にはガスを供給する噴射ガス系Ｇｉと、
水を供給する噴射水系Ｗと、針弁１５と開弁させる作動
水系ＷＰと、針弁１５が閉じたあと、ガス噴射弁Ａ内に
火を流入させるため、閉じ込められたガスを放出するた
めのガス圧降下系Ｇｄとが連結され、噴射ガス系Ｇｉと
噴射水系Ｗとガス圧降下系Ｇｄとにはそれぞれ電磁弁
５、６、１０を、作動水系ＷＰには切換弁１８を設け、
前記３個の電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作
動を制御してガス噴射開始前に下部本体２の下部針弁室
１２に水を充満可能に構成したことを特徴とする。
せて前記した副燃焼室構造と同等の効果を達成し得る大
型２サイクルガスエンジンの燃料噴射装置に組込まれる
水・ガス混合噴射弁を提供する事。 【解決手段】 大型２サイクルエンジンの燃料噴射装置
に組込まれる水・ガス混合噴射弁において、図１に示す
ようにガス噴射弁が上部本体１と下部本体２とで構成さ
れ、上部本体１にはガスを供給する噴射ガス系Ｇｉと、
水を供給する噴射水系Ｗと、針弁１５と開弁させる作動
水系ＷＰと、針弁１５が閉じたあと、ガス噴射弁Ａ内に
火を流入させるため、閉じ込められたガスを放出するた
めのガス圧降下系Ｇｄとが連結され、噴射ガス系Ｇｉと
噴射水系Ｗとガス圧降下系Ｇｄとにはそれぞれ電磁弁
５、６、１０を、作動水系ＷＰには切換弁１８を設け、
前記３個の電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作
動を制御してガス噴射開始前に下部本体２の下部針弁室
１２に水を充満可能に構成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は大型２サイクルガス
エンジンの燃料噴射装置に使用される水・ガス混合噴射
弁に係り、特にレーザ着火ガス機関に適用される水・ガ
ス混合噴射弁に関する。
エンジンの燃料噴射装置に使用される水・ガス混合噴射
弁に係り、特にレーザ着火ガス機関に適用される水・ガ
ス混合噴射弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の副燃焼室型のガスエンジンの燃焼
室構造を図３に示す。燃料として１００％ガスを使用す
るエンジンでは、図示しないガス弁から給気管Ａ内に稀
薄混合気状態にして主ガスを燃焼室Ｆ（主燃焼室）に供
給する。更に、着火用の副燃料ガスをチェックバルブＢ
を通じて副室Ｃ（副燃焼室）内に供給する。その後、副
室Ｃの上部に装着されているスパークプラグＤが放電し
副室Ｃ内のガスに着火させると、その燃焼ガスは噴口Ｅ
を経て、燃焼室Ｆに流れ込み同室Ｆ内の稀薄混合気を燃
焼させる方式となっている。このように、従来の副燃焼
室型のガスエンジンは、主ガスを燃焼室Ｆ（主燃焼室）
に供給する主ガス供給機構と着火用の副燃料ガスを副室
Ｃ（副燃焼室）に供給する副燃料ガス供給機構を有して
いる。
室構造を図３に示す。燃料として１００％ガスを使用す
るエンジンでは、図示しないガス弁から給気管Ａ内に稀
薄混合気状態にして主ガスを燃焼室Ｆ（主燃焼室）に供
給する。更に、着火用の副燃料ガスをチェックバルブＢ
を通じて副室Ｃ（副燃焼室）内に供給する。その後、副
室Ｃの上部に装着されているスパークプラグＤが放電し
副室Ｃ内のガスに着火させると、その燃焼ガスは噴口Ｅ
を経て、燃焼室Ｆに流れ込み同室Ｆ内の稀薄混合気を燃
焼させる方式となっている。このように、従来の副燃焼
室型のガスエンジンは、主ガスを燃焼室Ｆ（主燃焼室）
に供給する主ガス供給機構と着火用の副燃料ガスを副室
Ｃ（副燃焼室）に供給する副燃料ガス供給機構を有して
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる図３に示す従来
燃料噴射方式は、４サイクルエンジンに適用するには都
合がよいが、大型２サイクルエンジンは排気弁が１弁の
ため、構造上、燃料はサイド噴射方式となり、副室を燃
焼室中央上部に装着できない制約がある。従って大型２
サイクルエンジンでは前記副式燃焼室方式は採用でき
ず、燃焼室内に直接ガスを噴射させ、その噴射したガス
に直接着火させる、いわゆる直接噴射方式でないと採用
できない。なぜなら、ガソリンエンジンに用いられる固
定型のスパークプラグは、せいぜい突き出し長さが５ｍ
ｍ以下である。また、バスやトラック用の高速ディーゼ
ルエンジンの起動用として使用される固定式のグロープ
ラグは、突き出し長さは、最大でも２０〜２５ｍｍであ
る。これに対し、大型２サイクルエンジンの燃焼室の深
さは２００ｍｍにも及び若し、プラグやグロープラグを
使用することを前提とすると突き出し長さは、８０〜１
２０ｍｍは必要である。このようなプラグは、製作不可
能である。従って従来大型２サイクルエンジンには、ガ
ス焚き専用エンジンは存在していない。従って、前記図
３に示す従来例は４サイクルエンジンの例を大型２サイ
クルエンジンに適用する場合を想定して示している。
燃料噴射方式は、４サイクルエンジンに適用するには都
合がよいが、大型２サイクルエンジンは排気弁が１弁の
ため、構造上、燃料はサイド噴射方式となり、副室を燃
焼室中央上部に装着できない制約がある。従って大型２
サイクルエンジンでは前記副式燃焼室方式は採用でき
ず、燃焼室内に直接ガスを噴射させ、その噴射したガス
に直接着火させる、いわゆる直接噴射方式でないと採用
できない。なぜなら、ガソリンエンジンに用いられる固
定型のスパークプラグは、せいぜい突き出し長さが５ｍ
ｍ以下である。また、バスやトラック用の高速ディーゼ
ルエンジンの起動用として使用される固定式のグロープ
ラグは、突き出し長さは、最大でも２０〜２５ｍｍであ
る。これに対し、大型２サイクルエンジンの燃焼室の深
さは２００ｍｍにも及び若し、プラグやグロープラグを
使用することを前提とすると突き出し長さは、８０〜１
２０ｍｍは必要である。このようなプラグは、製作不可
能である。従って従来大型２サイクルエンジンには、ガ
ス焚き専用エンジンは存在していない。従って、前記図
３に示す従来例は４サイクルエンジンの例を大型２サイ
クルエンジンに適用する場合を想定して示している。
【０００４】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、水
噴霧機構とレーザ着火機構を効果的に組合せて前記した
副燃焼室構造と同等の効果を達成し得る大型２サイクル
ガスエンジン、好ましくはガス焚き専用２サイクルガス
エンジンの燃料噴射装置に組込まれる水・ガス混合噴射
弁を提供する事を目的とする。
噴霧機構とレーザ着火機構を効果的に組合せて前記した
副燃焼室構造と同等の効果を達成し得る大型２サイクル
ガスエンジン、好ましくはガス焚き専用２サイクルガス
エンジンの燃料噴射装置に組込まれる水・ガス混合噴射
弁を提供する事を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる技術的課
題を達成するために、大型２サイクルエンジンの燃料噴
射装置に組込まれる水・ガス混合噴射弁において、ガス
噴射弁が上部本体１と下部本体２とで構成され、上部本
体１にはガスを供給する噴射ガス系Ｇｉと、水を供給す
る噴射水系Ｗと、針弁１５と開弁させる作動水系ＷＰ
と、針弁１５が閉じたあと、ガス噴射弁Ａ内に火を流入
させるため、閉じ込められたガスを放出するためのガス
圧降下系Ｇｄとが連結され、噴射ガス系Ｇｉと噴射水系
Ｗとガス圧降下系Ｇｄとにはそれぞれ電磁弁５、６、１
０を、作動水系ＷＰには切換弁１８を設け、前記３個の
電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作動を制御し
てガス噴射開始前に下部本体２の下部針弁室１２に水を
充満可能に構成したことを特徴とする。
題を達成するために、大型２サイクルエンジンの燃料噴
射装置に組込まれる水・ガス混合噴射弁において、ガス
噴射弁が上部本体１と下部本体２とで構成され、上部本
体１にはガスを供給する噴射ガス系Ｇｉと、水を供給す
る噴射水系Ｗと、針弁１５と開弁させる作動水系ＷＰ
と、針弁１５が閉じたあと、ガス噴射弁Ａ内に火を流入
させるため、閉じ込められたガスを放出するためのガス
圧降下系Ｇｄとが連結され、噴射ガス系Ｇｉと噴射水系
Ｗとガス圧降下系Ｇｄとにはそれぞれ電磁弁５、６、１
０を、作動水系ＷＰには切換弁１８を設け、前記３個の
電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作動を制御し
てガス噴射開始前に下部本体２の下部針弁室１２に水を
充満可能に構成したことを特徴とする。
【０００６】かかる技術手段によればガス噴射弁上部本
体１には、噴射ガス系Ｇｉ、噴射水系Ｗ、作動水系ＷＰ
及びガス圧降下系Ｇｄが連結され、そして前記前記３個
の電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作動制御に
より、ガス噴射弁下部本体２の下部針弁室１２にガス噴
射開始前に水を充満させるため、作動水系ＷＰの圧力が
降下し水・ガス噴射が終了すると、ガス圧降下系Ｇｄの
電磁弁１０が開弁し、ガス噴射弁下部本体２内のガス通
路１３内ガスが気液分離器１１を経て、噴射ガス系Ｇｉ
の低圧ラインに流出し、これにより前記ガス噴射弁下部
本体２内のガス通路１３内ガス圧力が下がる。その後、
噴射水系Ｗの電磁弁５が開弁し、高圧の水がガス噴射弁
下部本体２内の下部針弁室１２及びガス通路１３、１
３’に必要量満たされる。その後、ガス圧降下系Ｇｄの
電磁弁１０と噴射水系Ｗの電磁弁５とは開弁し、次の噴
射開始の準備を完了する。以上により噴射開始直後は水
が噴射され、その後引き続き主燃料であるガスが噴射さ
れる。すなわち図示してないが最初に噴射した水噴霧に
パルスレーザを照射する事により、プラズマを発生さ
せ、引き続き噴射してくるガスに着火させるものであ
る。従って噴射直後の水噴霧は、プラズマ発生用ターゲ
ットとなり主燃料であるガスに着火・燃焼させる種火と
しての役目をはたす。
体１には、噴射ガス系Ｇｉ、噴射水系Ｗ、作動水系ＷＰ
及びガス圧降下系Ｇｄが連結され、そして前記前記３個
の電磁弁５、６、１０と上記切換弁１８との作動制御に
より、ガス噴射弁下部本体２の下部針弁室１２にガス噴
射開始前に水を充満させるため、作動水系ＷＰの圧力が
降下し水・ガス噴射が終了すると、ガス圧降下系Ｇｄの
電磁弁１０が開弁し、ガス噴射弁下部本体２内のガス通
路１３内ガスが気液分離器１１を経て、噴射ガス系Ｇｉ
の低圧ラインに流出し、これにより前記ガス噴射弁下部
本体２内のガス通路１３内ガス圧力が下がる。その後、
噴射水系Ｗの電磁弁５が開弁し、高圧の水がガス噴射弁
下部本体２内の下部針弁室１２及びガス通路１３、１
３’に必要量満たされる。その後、ガス圧降下系Ｇｄの
電磁弁１０と噴射水系Ｗの電磁弁５とは開弁し、次の噴
射開始の準備を完了する。以上により噴射開始直後は水
が噴射され、その後引き続き主燃料であるガスが噴射さ
れる。すなわち図示してないが最初に噴射した水噴霧に
パルスレーザを照射する事により、プラズマを発生さ
せ、引き続き噴射してくるガスに着火させるものであ
る。従って噴射直後の水噴霧は、プラズマ発生用ターゲ
ットとなり主燃料であるガスに着火・燃焼させる種火と
しての役目をはたす。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図１に本発明の実施例に係る水・ガス混合
噴射弁の断面構成図を、図２に図１の水・ガス混合噴射
弁内の圧力経緯を示す作動説明図を夫々示す。噴射ガス
系Ｇｉの低圧ライン１４は、図示しないガス供給系に連
通している。低圧ライン１４のガスは、高圧コンプレッ
サ９により圧力２０〜３０ＭＰａに加圧されガス蓄圧槽
８に蓄えられる。ガス蓄圧槽８からガス噴射弁上部本体
１には、高圧ガス供給ライン７を経て、電磁弁６経由で
ガス噴射弁上部本体１のガス通路１３に流入する構成に
なっている。ガス噴射弁上部本体１とガス噴射弁下部本
体２の中心部には針弁１５と、該針弁１５の開弁圧力を
調整するバネ１７と、調整ナット１６とを設けている。
ガス噴射弁上部本体１とガス噴射弁下部本体２とは、固
定ナット３にて締め付け固定されている。また、ガス噴
射弁上部本体１内のガス通路１３と連絡するガス圧降下
系Ｇｄとには、電磁弁１０が設置され、噴射水系Ｗの電
磁弁５と連動し開弁する事により、側孔２１を介してガ
ス通路１３内のガス圧が降下することにより下部針弁室
１２を介してガス通路１３と連通しているガス通路１
３’に噴射水を導入可能にしている。更に、作動水系Ｗ
Ｐは切換弁１８とを駆動して、作動水系ＷＰ内の圧力を
制御する事で作動水通路２２を介して受圧室２３に作動
水を導入し針弁１５をバネ１７力に打ち勝って開弁可能
に構成する。３ケの電磁弁５、６、１０と１ケの切換弁
１８とは制御装置１９からの指令により作動する。
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。図１に本発明の実施例に係る水・ガス混合
噴射弁の断面構成図を、図２に図１の水・ガス混合噴射
弁内の圧力経緯を示す作動説明図を夫々示す。噴射ガス
系Ｇｉの低圧ライン１４は、図示しないガス供給系に連
通している。低圧ライン１４のガスは、高圧コンプレッ
サ９により圧力２０〜３０ＭＰａに加圧されガス蓄圧槽
８に蓄えられる。ガス蓄圧槽８からガス噴射弁上部本体
１には、高圧ガス供給ライン７を経て、電磁弁６経由で
ガス噴射弁上部本体１のガス通路１３に流入する構成に
なっている。ガス噴射弁上部本体１とガス噴射弁下部本
体２の中心部には針弁１５と、該針弁１５の開弁圧力を
調整するバネ１７と、調整ナット１６とを設けている。
ガス噴射弁上部本体１とガス噴射弁下部本体２とは、固
定ナット３にて締め付け固定されている。また、ガス噴
射弁上部本体１内のガス通路１３と連絡するガス圧降下
系Ｇｄとには、電磁弁１０が設置され、噴射水系Ｗの電
磁弁５と連動し開弁する事により、側孔２１を介してガ
ス通路１３内のガス圧が降下することにより下部針弁室
１２を介してガス通路１３と連通しているガス通路１
３’に噴射水を導入可能にしている。更に、作動水系Ｗ
Ｐは切換弁１８とを駆動して、作動水系ＷＰ内の圧力を
制御する事で作動水通路２２を介して受圧室２３に作動
水を導入し針弁１５をバネ１７力に打ち勝って開弁可能
に構成する。３ケの電磁弁５、６、１０と１ケの切換弁
１８とは制御装置１９からの指令により作動する。
【０００８】次に図１及び図２の作動説明図に基づいて
本実施形態の作動を説明する。制御装置１９からの指令
で切換弁１８を切換え、作動水通路２２及び受圧室２３
を介して針弁１５に高圧の作動水を作用させることによ
り該針弁１５がリフトする。（図２ＷＰ１参照） と同時に噴射ガス系Ｇｉの電磁弁６を開弁すると高圧ガ
スが流入し、下部針弁室１２とガス通路１３及びガス通
路１３’の下部にたまっていた水が噴口４から噴出し、
噴霧となり、つづいてガスが噴出する。（図２水・ガス
噴射期間Ｔｉ参照） この場合、噴射直後の水噴霧はプラズマ発生用ターゲッ
トとなり主燃料であるガスに着火・燃焼させる種火とな
る。次に、切換弁１８を切換え作動水圧を下げると針弁
１５が閉じて、ガス噴射が終了する。（図２Ｆ参照） その後、噴射ガス系Ｇｉの電磁弁６を閉じ（図２Ｇ参
照）、ガス圧降下系Ｇｄの電磁弁１０を開き、閉じ込め
られたガスを気液分離器１１を経て逃がす。（図２Ｈ参
照） 電磁弁１０の開弁につづいて噴射水系Ｗの電磁弁５を開
き（図２Ｊ参照）、水をガス噴射弁下部本体２の下部針
弁室１２とガス通路１３及びガス通路１３’に必要量満
たす。水の導入が終わると電磁弁１０及び電磁弁５を閉
じる。これで次のサイクルの噴射準備ができる。以下前
記動作をくり返す。かかる実施形態によれば前記した本
発明の作用効果を円滑に達成し得る。
本実施形態の作動を説明する。制御装置１９からの指令
で切換弁１８を切換え、作動水通路２２及び受圧室２３
を介して針弁１５に高圧の作動水を作用させることによ
り該針弁１５がリフトする。（図２ＷＰ１参照） と同時に噴射ガス系Ｇｉの電磁弁６を開弁すると高圧ガ
スが流入し、下部針弁室１２とガス通路１３及びガス通
路１３’の下部にたまっていた水が噴口４から噴出し、
噴霧となり、つづいてガスが噴出する。（図２水・ガス
噴射期間Ｔｉ参照） この場合、噴射直後の水噴霧はプラズマ発生用ターゲッ
トとなり主燃料であるガスに着火・燃焼させる種火とな
る。次に、切換弁１８を切換え作動水圧を下げると針弁
１５が閉じて、ガス噴射が終了する。（図２Ｆ参照） その後、噴射ガス系Ｇｉの電磁弁６を閉じ（図２Ｇ参
照）、ガス圧降下系Ｇｄの電磁弁１０を開き、閉じ込め
られたガスを気液分離器１１を経て逃がす。（図２Ｈ参
照） 電磁弁１０の開弁につづいて噴射水系Ｗの電磁弁５を開
き（図２Ｊ参照）、水をガス噴射弁下部本体２の下部針
弁室１２とガス通路１３及びガス通路１３’に必要量満
たす。水の導入が終わると電磁弁１０及び電磁弁５を閉
じる。これで次のサイクルの噴射準備ができる。以下前
記動作をくり返す。かかる実施形態によれば前記した本
発明の作用効果を円滑に達成し得る。
【０００９】尚、追記して説明するに前記従来技術の項
に、大型２サイクルエンジンには、ガス焚き専用エンジ
ンは存在していないと記載したが、ガス焚き専用エンジ
ンでなければ２サイクルエンジンも存在するが、それ
は、２燃料方式の２サイクルエンジンで、これは先導
（ｐｉｌｏｔ）して石油系燃料を噴射して自己着火し、
その熱で後から噴射するガスに火をつける方式である。
しかしながら前記した図１に示す燃料噴射装置は、噴射
初期に水を噴射し、その後にガスを噴射するよう構成さ
れており、前記２燃料方式とは全く異なるものとなって
いる。それは、ガスエンジンの着火装置としてレーザを
使用し、水噴霧は前記レーザのプラズマ発生用ターゲッ
トする事を前提としているからである。
に、大型２サイクルエンジンには、ガス焚き専用エンジ
ンは存在していないと記載したが、ガス焚き専用エンジ
ンでなければ２サイクルエンジンも存在するが、それ
は、２燃料方式の２サイクルエンジンで、これは先導
（ｐｉｌｏｔ）して石油系燃料を噴射して自己着火し、
その熱で後から噴射するガスに火をつける方式である。
しかしながら前記した図１に示す燃料噴射装置は、噴射
初期に水を噴射し、その後にガスを噴射するよう構成さ
れており、前記２燃料方式とは全く異なるものとなって
いる。それは、ガスエンジンの着火装置としてレーザを
使用し、水噴霧は前記レーザのプラズマ発生用ターゲッ
トする事を前提としているからである。
【００１０】
【発明の効果】本発明により、噴射初期の水噴霧は、プ
ラズマ発生用のターゲットとなるため、突き出し長さに
相当する分は水噴霧の噴射位置もしくは箇所で対応可能
である。すなわち、水噴霧の噴射位置もしくは箇所でプ
ラズマ発生させ、その後に噴射されるガスに確実に着火
させられるからである。すなわち、噴射直後の水噴霧
は、プラズマ発生用ターゲットとなり主燃料であるガス
に着火・燃焼させる種火としての役目をはたすため、サ
イド噴射方式の大型２サイクルエンジン用の噴射装置と
して効果的に利用可能である。
ラズマ発生用のターゲットとなるため、突き出し長さに
相当する分は水噴霧の噴射位置もしくは箇所で対応可能
である。すなわち、水噴霧の噴射位置もしくは箇所でプ
ラズマ発生させ、その後に噴射されるガスに確実に着火
させられるからである。すなわち、噴射直後の水噴霧
は、プラズマ発生用ターゲットとなり主燃料であるガス
に着火・燃焼させる種火としての役目をはたすため、サ
イド噴射方式の大型２サイクルエンジン用の噴射装置と
して効果的に利用可能である。
【図１】本発明の第１実施例に係る水・ガス混合噴射弁
の構成図である。
の構成図である。
【図２】図１の水・ガス混合噴射弁内の圧力経緯を示す
作動説明図である。
作動説明図である。
【図３】４サイクルエンジンの従来例を大型２サイクル
エンジンに適用する場合を想定して示している従来例説
明図である。
エンジンに適用する場合を想定して示している従来例説
明図である。
Ｇｉ 噴射ガス系 Ｇｄ ガス圧降下系 Ｗ 噴射水系 ＷＰ 作動水系 １ ガス噴射弁の上部本体 ２ ガス噴射弁系下部本体 ５ 噴射水系の電磁弁 ６ 噴射ガス系の電磁弁 １０ ガス圧降下系の電磁弁 １２ 下部針弁室 １３ ガス通路 １５ 針弁 １８ 作動水系の切換弁 １９ 制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 大型２サイクルエンジンの燃料噴射装置
に組込まれる水・ガス混合噴射弁において、 ガス噴射弁が上部本体と下部本体とで構成され、上部本
体にはガスを供給する噴射ガス系と、水を供給する噴射
水系と、針弁と開弁させる作動水系と、針弁が閉じたあ
と、ガス噴射弁内に火を流入させるため、閉じ込められ
たガスを放出するためのガス圧降下系とが連結され、噴
射ガス系と噴射水系とガス圧降下系とにはそれぞれ電磁
弁を、作動水系には切換弁を設け、前記３個の電磁弁と
上記切換弁との作動を制御してガス噴射開始前に下部本
体の下部針弁室に水を充満可能に構成したことを特徴と
する水・ガス混合噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214989A JPH1047192A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 水・ガス混合噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214989A JPH1047192A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 水・ガス混合噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047192A true JPH1047192A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16664864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8214989A Pending JPH1047192A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 水・ガス混合噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047192A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170124466A (ko) * | 2016-05-02 | 2017-11-10 | 맨 디젤 앤드 터보 필리얼 아프 맨 디젤 앤드 터보 에스이 티스크랜드 | 2 행정 크로스헤드 타입의 내연기관 및 연소실 내로 연료 및 워터를 직접 분사하는 방법 |
| GB2616906A (en) * | 2022-03-25 | 2023-09-27 | Delphi Tech Ip Ltd | Injection device |
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1996
- 1996-07-29 JP JP8214989A patent/JPH1047192A/ja active Pending
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