JPH104674A - 電源装置、容量追加ユニットおよび電源システム - Google Patents

電源装置、容量追加ユニットおよび電源システム

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JPH104674A
JPH104674A JP15225796A JP15225796A JPH104674A JP H104674 A JPH104674 A JP H104674A JP 15225796 A JP15225796 A JP 15225796A JP 15225796 A JP15225796 A JP 15225796A JP H104674 A JPH104674 A JP H104674A
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capacity
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unit
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Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流入力遮断状態が発生した後でも電子機器へ
供給する電源出力の保持時間を十分に延長可能とする。 【解決手段】整流回路部6の出力側とスイッチング電源
部10の入力側との間の平滑コンデンサ8に外部から追
加コンデンサ28を選択的に追加して交流入力遮断状態
でも出力保持時間を延長可能とした構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流回路部出力側
とスイッチング電源部入力側との間に平滑回路部を有し
た電源装置にかかり、整流回路部への交流入力遮断状態
においての出力保持時間の延長に関する。
【0002】
【従来の技術】図9を参照して電源装置は、交流電源が
接続される一対の入力端子2,2と、電源ヒューズ4
と、交流電源からの交流入力を整流する整流回路部とし
ての全波整流回路6と、この全波整流回路の出力側にお
ける平滑回路部としての平滑コンデンサ8と、平滑コン
デンサ8が入力側に接続されたスイッチング電源部10
と、スイッチング電源部10の出力側に接続された平滑
コンデンサ12と、この平滑コンデンサ12からの出力
を負荷に供給する一対の出力端子14,14とを備えて
いる。ここで、スイッチング電源部10の内部回路は図
示していないが、例えば平滑コンデンサ8からの平滑出
力が一次側巻線に与えられるコンバータトランスと、こ
の一次側巻線に接続されたスイッチングトランジスタ
と、コンバータトランスの二次側巻線に接続された整流
ダイオードと、コンバータトランスの帰還巻線における
帰還電圧で駆動されスイッチングトランジスタをスイッ
チング動作させる制御回路とを備えたものでよい。この
ような電源装置は周知であるのでその動作の詳しい説明
は省略する。
【0003】上記構造の電源装置の負荷として例えばコ
ンピュータが接続されている場合において、時刻t0に
至る前までは一対の入力端子2,2間に図10aで示す
ような波形の交流入力が与えられているときに、時刻t
0で全波整流回路6への停電とか電源の瞬断とかの交流
入力遮断状態が発生した場合について考える。
【0004】まず、時刻t0までは、図10bで示すよ
うに出力端子14,14間には一定の直流の出力が現
れ、コンピュータはこの出力で動作している。そして、
時刻t0では停電などの交流入力遮断状態が発生しても
平滑コンデンサ8の容量が大きいから、この平滑コンデ
ンサ8の放電出力によって時刻t1まではスイッチング
電源部10が動作しているので平滑コンデンサ8の放電
出力は低下するものの、出力端子14,14からの出力
は保持されて低下しない。つまり時刻t0〜t1間はコ
ンピュータは正常に動作できる。
【0005】時刻t1で平滑コンデンサ8の出力がさら
に低下してあるレベル以下に低下するとスイッチング電
源部10は動作できなくなる。そうすると、時刻t1以
降は平滑コンデンサ12による出力となる。この出力は
実線で示すように低下してくるもののコンピュータは動
作できる。そして、時刻t2でこの出力があるレベル以
下になると、コンピュータは動作できなくなる。
【0006】つまり、コンピュータが動作できる交流入
力遮断状態が発生した後からの電源装置の出力保持時間
としては、時刻t0からt2までの時間T1となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータのような
電子機器においては、停電などの交流入力遮断状態が発
生した場合でもコンピュータのメモリ退避とかコンピュ
ータの誤動作防止などのために電源の出力の保持時間を
上述の時刻t2よりもさらに延長させたい場合がある。
このような出力保持時間の延長としては、大容量の電
源装置と交換する、電源装置を並列運転する、出力
側平滑コンデンサに並列にコンデンサを追加する、とい
う延長対策がある。
【0008】しかしながら、前記の電源装置の交換で
は、電源装置が無駄となるうえ、コスト的にも実現が難
しい。前記の並列運転では、並列運転のために追加さ
れる電源装置にコストがかかるうえ、電源装置の設置の
スペースも大きくなる。特に、並列運転のための電源装
置間の接続配線が繁雑となる。前記のコンデンサの追
加では、図10bの点線で示すようにコンピュータが動
作できる時刻が時刻t2から時刻t3までとなり、出力
保持時間はT1からT2に延長できる効果があるが、そ
の効果としては小さいものである。
【0009】したがって、本発明は、電源装置を無駄に
せず、コスト的にも実現可能で、設置スペースとしても
電源装置を並列運転させる場合にくらべて追加の設置ス
ペースをほとんど要することがなく、かつ、交流入力遮
断状態における出力保持時間をより延長できるようにす
ることを解決すべき課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置は、整
流回路部の出力側とスイッチング電源部の入力側との間
で前記整流回路部出力を平滑して前記スイッチング電源
部に供給する平滑回路部を有しており、前記整流回路部
への交流入力遮断状態における前記スイッチング電源部
からの出力保持時間延長のために容量が前記平滑回路部
の容量に追加可能に構成されている構成によって上述し
た課題を解決している。
【0011】本発明の電源装置は、好ましくは、前記容
量の追加に用いられる容量回路部が接続される少なくと
も一対の接続端子が配備されている。
【0012】本発明の電源装置は、より好ましくは、前
記一対の接続端子が装置パネルに配備されている。
【0013】本発明の容量追加ユニットは、容量回路部
が内部に収納されたユニットパネルを有し、このユニッ
トパネルには前記容量回路部に接続された少なくとも一
対の接続端子が配備されている。
【0014】本発明の電源システムは、前記電源装置
と、前記容量追加ユニットとを有し、前記電源装置の接
続端子に前記容量追加ユニットの接続端子が接続される
ことで前記電源装置の平滑回路部の平滑容量に前記容量
追加ユニット内の容量回路部の容量が追加されて交流入
力遮断状態における前記電源装置の出力保持時間が延長
可能とされていることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電源装置、容量追加ユニットおよびこれらを組み合わせ
てなる電源システムについて図面を参照して詳細に説明
する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係る電源装
置の回路的な構成を示す図、図2は容量追加ユニットの
回路的な構成を示す図であり、図3と図4は図1の電源
装置と図2の容量追加ユニットそれぞれの外部からみた
構成を示す図であって、図3は電源装置に容量追加ユニ
ットが接続されていない状態での外部斜視図、図4は電
源装置に容量追加ユニットが接続された状態での外部斜
視図である。図5は容量追加ユニットの断面図である。
【0017】まず、図1を参照して、破線は電源装置1
6の装置パネル18を示している。この電源装置16
は、装置パネル18に交流電源が接続される一対の入力
端子2,2と、コンピュータなどの電子機器に電源を供
給するための一対の出力端子14,14とがそれぞれ配
備されている。この一対の入力端子2,2間には電源ヒ
ューズ4を介して、該一対の入力端子2,2間に接続さ
れた交流電源からの交流入力を整流する整流回路部とし
ての全波整流回路6の対応する一対の入力側が接続され
ている。この全波整流回路6の一対の出力側には平滑回
路部としての平滑コンデンサ(以下、説明の都合で入力
側平滑コンデンサという)8が並列に接続されている。
この入力側平滑コンデンサ8にスイッチング電源部10
が接続されている。このスイッチング電源部10は例え
ば上述したものであり、入力側平滑コンデンサ8からコ
ンバータトランスの一次側巻線に与えられる平滑出力を
図示していないスイッチングトランジスタのスイッチン
グ動作によって該コンバータトランスの二次側巻線に誘
起させ、この誘起出力を出力側から整流出力するように
なっている。このスイッチング電源部10の出力側には
並列に平滑コンデンサ(以下、説明の都合で出力側平滑
コンデンサという)12が接続されている。この出力側
平滑コンデンサ12の平滑出力は装置パネル18に配備
された一対の出力端子14,14に出力されるようにな
っている。
【0018】本発明の電源装置16においては、さら
に、全波整流回路6の出力側とスイッチング電源部10
の入力側との間の平滑回路部である入力側平滑コンデン
サ8に対して出力保持時間延長のための平滑容量を選択
的に追加できるようにするために、装置パネル18に一
対の接続端子(以下、説明の都合で装置側接続端子とい
う)20,20が設けられている。これらの一対の装置
側接続端子20,20それぞれは、配線でもって入力側
平滑コンデンサ8の両電極にそれぞれ接続されている。
【0019】図2を参照して破線は容量追加ユニット2
2のユニットパネル24を示している。ユニットパネル
24には一対の接続端子(以下、説明の都合でユニット
側接続端子という)26,26が配備されている。ユニ
ットパネル24内には一対のユニット側接続端子26,
26間に並列に接続されて入力側平滑コンデンサ8の平
滑容量を外部から追加するための追加コンデンサ28が
収納されている。
【0020】図3を参照して、電源装置16は、装置パ
ネル18の前面(後面あるいは側面とも言うこともでき
るが、説明の便宜で単に前面という。以下、同じ。)に
交流電源が接続される一対の入力端子2,2とコンピュ
ータなどの電子機器が接続される一対の出力端子14,
14とが配備されている。ここで、一対の入力端子2,
2と一対の出力端子14,14それぞれに対応して装置
パネル18の前面にAC入力とDC出力の文字が付記さ
れている。さらに電源装置16は、装置パネル18の側
面に一対の装置側接続端子20,20が配備されてい
る。
【0021】同じく、図3を参照して、容量追加ユニッ
ト22は、ユニットパネル24の側面に、一対のユニッ
ト側接続端子26,26が配備されている。
【0022】このような電源装置16は、交流入力遮断
時においてその出力の保持時間を延長させる場合は、電
源装置16の装置パネル18側面と、容量追加ユニット
22のユニットパネル24側面とをあわせることで、図
4で示すように電源装置16の装置側接続端子20,2
0に容量追加ユニット22のユニット側接続端子26,
26を接続させる。この容量追加ユニット22は図5で
示すようにユニットパネル24内に回路基板30を内蔵
し、この回路基板30上に追加コンデンサ28が搭載さ
れ、この追加コンデンサ28に接続されたユニット側接
続端子26,26がユニットパネル24を貫通した構造
となっている。
【0023】なお、容量追加ユニット22は図2で示す
ように入力側平滑コンデンサ8に対する追加容量として
単一の追加コンデンサ28だけであったが、図6で示す
ように一対のユニット側接続端子26,26間に直列に
突入電流制限抵抗32と追加コンデンサ28とを接続
し、この突入電流制限抵抗32に並列にダイオード34
を接続した回路構成としてもよい。この回路構成による
場合では、電源装置16に容量追加ユニット22が接続
された場合に、追加コンデンサ28への突入電流を突入
電流制限抵抗32で制限しながらこの追加コンデンサ2
8を整流された交流入力で充電させ、停電時などではダ
イオード34を介して追加コンデンサ28からスイッチ
ング電源部10に電力を放電させられるようにしてもよ
い。
【0024】また、容量追加ユニット22は、図4で示
すようにその側面を電源装置16の側面に合わせるよう
にして使用されワンタッチで電源装置16側に装着され
るだけで出力保持時間の延長作業ができるので便利であ
るが、その合わせのための他の形態としては、例えば電
源装置16の下面に装置側接続端子20,20を配備
し、容量追加ユニット22の上面にユニット側接続端子
26,26を配備することで、図7で示すように上下に
電源装置16と容量追加ユニット22とを接続できるよ
うにしてもよい。図4の場合では上下方向に設置スペー
スをとらないので上下方向の設置スペースに余裕がない
場合に適している。図7の場合では左右方向に設置スペ
ースをとらないで済むので左右方向の設置スペースに余
裕がない場合に適している。
【0025】次に、図8を参照して本実施の形態に係る
電源装置の負荷として例えばコンピュータが接続されて
いる場合における作用について説明する。図8aは電源
装置の一対の入力端子間への交流電源からの入力波形を
示し、図8bは電源装置の一対の出力端子間に現れるコ
ンピュータへの出力波形を示している。
【0026】電源装置16の装置パネル18の一対の入
力端子2,2間に交流電源が接続されて図8aで示すよ
うな交流入力が与えられているときに、時刻t0以降で
は停電とか電源の瞬断とかの交流入力遮断状態が発生し
ている場合について考える。まず、時刻t0までは、図
8bで示すように電源装置16の出力は一定であり、コ
ンピュータはこの出力で正常に動作している。そして、
時刻t0では停電などの交流入力遮断状態が発生しても
入力側平滑コンデンサ8の容量が大きいのでこの入力側
平滑コンデンサ8の放電出力によって時刻t1まではス
イッチング電源部10が動作しているので出力は保持さ
れて低下せず、コンピュータは動作できる。時刻t1に
なって入力側平滑コンデンサ8の出力があるレベル以下
になるとスイッチング電源部10が動作しなくなる。し
たがって、時刻t1以降は出力側平滑コンデンサ12の
容量に依存して低下してくる。コンピュータは時刻t1
以降は出力が低下するとしても出力側平滑コンデンサ1
2の放電出力によってさらに時刻t2までは正常に動作
できるが、時刻t2以降に低下すると動作できなくな
る。したがって、この場合の交流入力遮断状態が発生し
た時刻t0からの出力保持時間は時刻t2までの時間T
1である。
【0027】しかし、コンピュータのメモリの退避など
のために出力保持時間を十分に延長させたい場合では、
容量追加ユニット22を電源装置16に接続する。そう
すると、入力側平滑コンデンサ8に容量追加ユニット2
2内の追加コンデンサ28が並列に付加されて平滑容量
が大きくなる結果、スイッチング電源部10は時刻t1
ではなく時刻t1’まで動作できるようになり、この時
刻t1’まで出力は低下しない。そして、時刻t1’以
降では前記と同様にして出力が低下してくるが、時刻t
2’まではコンピュータには動作できる出力が与えられ
る。したがって、容量追加ユニット22を電源装置16
に接続した場合では、その出力保持時間はT1からT
1’まで延長されることになって、コンピュータのメモ
リの退避のための時間を十分に確保できる。この出力保
持時間は追加コンデンサ28の容量を設定すれば任意の
時間に延長できるので、例えば容量の異なる追加コンデ
ンサ28を収納した容量追加ユニット22……を用意し
ておき、必要とする出力保持時間に合う容量追加ユニッ
トを電源装置16に接続するとよいことにもなる。
【0028】なお、上述の実施の形態においては容量追
加ユニット22内の追加コンデンサ28は1つであった
が、複数個用い、これらを適宜直列あるいは並列に接続
した構成のものとし、追加容量を精密に設定できるよう
にしても構わない。
【0029】なお、上述の実施の形態においては容量追
加ユニット22による入力側平滑コンデンサ8に追加す
る容量は一定であったが、容量追加ユニット22のユニ
ットパネル24に例えばディップスイッチなどの容量設
定器とか容量切替器を備え、この容量設定器とか容量切
替器の操作で入力側平滑コンデンサ8に追加する容量の
大きさを設定あるいは切り替えできるようにして、電源
装置16の出力保持時間の延長分を任意に設定できるよ
うにしても構わない。こうすると、それら設定器あるい
は切替器を操作するだけで必要とする出力保持時間を設
定できるので、複数の容量追加ユニットが不要となると
ともに、複数の負荷に対しては1つの容量追加ユニット
でもって出力保持時間の設定が可能となって便利である
うえ、出力保持時間の設定作業もきわめて容易化する。
【0030】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16は装置パネル18に装置側接続端子20,20を
配備したが、装置パネル18内にこの接続端子20,2
0を配備することも可能であり、この場合では、装置パ
ネル18に蓋体を設け、この蓋体を開いて、装置パネル
18内の接続端子20,20に平滑コンデンサを接続し
て平滑コンデンサ8の追加容量にできるようにしても構
わない。こうした場合では、容量追加ユニット22が不
要となる。ただし、接続端子20,20に追加コンデン
サを接続するのを半田付けでは作業がたいへんであるの
で、追加コンデンサの一対のリード端子を接続端子2
0,20にワンタッチ着脱できる構造にするとその作業
が容易となる。
【0031】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16に接続され容量追加ユニット22の個数は1つで
あったが、複数の容量追加ユニット22……を電源装置
16に同時に接続可能としても構わない。
【0032】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16の装置側接続端子20,20は装置パネルに形成
された孔で構成された雌型であり、容量追加ユニット2
2のユニット側接続端子26,26は前記構成に挿入さ
れるピン形状の雄型であったが、これら雌雄の関係は入
れ換えても構わない。
【0033】なお、本明細書の特許請求の範囲で言う接
続端子は上述の実施の形態における前記孔形状およびピ
ン形状を含むのみならず、要するに2つの接続部どうし
が接続される関係にあればすべて含まれる広い概念に解
釈されるべきである。
【0034】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16と容量追加ユニット22それぞれの接続端子の接
続態様は実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、電源装置16に容量追加ユニット22を組み込む
と、互いの接続端子どうしが電気的に接触されるように
した構造のものでも構わない。
【0035】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16の装置パネル18に凹部を形成し、この凹部内に
容量追加ユニット22が完全に収納されるようにして、
容量追加ユニット22を電源装置16に接続した電源シ
ステムとしてみた場合にその電源システム全体の薄型化
を図れるようにしても構わない。
【0036】なお、上述の実施の形態においては電源装
置16の装置パネル18には一対の装置側接続端子2
0,20だけが配備されているが、それぞれが入力側平
滑コンデンサ8に個別に並列に接続される複数対の装置
側接続端子を適宜相互に離間して配備し、それぞれの対
の装置側接続端子に対応して同一あるいは異なる容量の
追加コンデンサの単一あるいは複数をそれぞれ内蔵した
複数の容量追加ユニットを構成し、設定される出力保持
時間に合わせて容量追加ユニットの単一あるいは複数を
選定して、電源装置に接続できるようにすることで出力
保持時間の延長分の設定の自由度をより向上できるよう
にしても構わない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の電源装置によれ
ば、整流回路部出力側とスイッチング電源部入力側との
間の平滑回路部に対して交流遮断時の出力保持時間延長
の際には平滑容量を選択的に追加することを可能にした
から、その平滑容量の追加で前記出力保持時間を任意に
延長させることができる。この電源装置においては、前
記平滑容量の追加に用いる容量回路部の接続が可能なよ
うに少なくとも一対の接続端子を配備した場合には、そ
の接続端子間に出力保持時間の延長分に合う容量回路部
を任意に接続できることになり、出力保持時間を電源装
置に接続される電子機器に対応して簡易に設定できる。
また、この電源装置においては、前記一対の接続端子を
装置パネルに配備した場合には、外部から容易に容量回
路部を接続して出力保持時間を十分に延長させることが
可能となる。また、本発明によれば、従来のように出力
保持時間を延長させるために、電源装置の容量を大きく
してコストアップとなったり、電源装置を並列運転させ
て並列運転のために追加される電源装置でコストアップ
となったり設置スペースをとったりするといった不具合
も同時に解消される。
【0038】本発明の容量追加ユニットによれば、容量
回路部が内部に収納されたユニットパネルを有し、この
ユニットパネルには前記容量回路部に接続された少なく
とも一対の接続端子が配備されているから、前記電源装
置に対して出力保持時間を延長させる際には、単にその
容量追加ユニットを電源装置に接続させるだけでよく、
したがって、電源装置の出力の保持時間の延長の作業を
簡単に行える。
【0039】本発明の電源システムによれば、電源装置
の出力保持時間を延長させる際には電源装置の接続端子
に容量追加ユニットの接続端子を接続することで前記電
源装置の平滑回路部の平滑容量に前記容量追加ユニット
内の容量回路部の容量を追加できるから、電源装置の出
力の保持時間を任意に容易に延長設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電源装置の回路図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る容量追加ユニットの
回路図である。
【図3】電源装置と容量追加ユニットとの非接続状態で
の斜視図である。
【図4】電源装置と容量追加ユニットとの接続状態での
斜視図である。
【図5】容量追加ユニットの断面図である。
【図6】容量追加ユニットの内部回路の他の変形例を示
す回路図である。
【図7】電源装置と容量追加ユニットとの他の変形例を
示す斜視図である。
【図8】実施の形態の作用の説明に供する電源装置への
交流入力の波形と電源装置の出力の波形を示す図であ
る。
【図9】従来の電源装置の回路図である。
【図10】従来の電源装置への交流入力波形とその装置
の出力波形とを示す図である。
【符号の説明】
2,2 入力端子 6 整流回路 8 入力側平滑コンデンサ 10 スイッチング電源部 14,14 出力端子 16 電源装置 18 装置パネル 20 装置側接続端子 22 容量追加ユニット 24 ユニットパネル 26 ユニット側接続端子 28 追加コンデンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流回路部の出力側とスイッチング電源部
    の入力側との間で前記整流回路部出力を平滑して前記ス
    イッチング電源部に供給する平滑回路部を有しており、
    前記整流回路部への交流入力遮断状態における前記スイ
    ッチング電源部からの出力保持時間延長のために容量が
    前記平滑回路部の容量に追加可能に構成されていること
    を特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記容量の追加に用いられる容量回路部が
    接続される少なくとも一対の接続端子が配備されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記一対の接続端子が装置パネルに配備さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】容量回路部が内部に収納されたユニットパ
    ネルを有し、このユニットパネルには前記容量回路部に
    接続された少なくとも一対の接続端子が配備されている
    ことを特徴とする容量追加ユニット。
  5. 【請求項5】前記請求項2または3記載の電源装置と、
    前記請求項4記載の容量追加ユニットとを有しており、
    前記電源装置の接続端子に前記容量追加ユニットの接続
    端子が接続されることで前記電源装置の平滑回路部の平
    滑容量に前記容量追加ユニット内の容量回路部の容量が
    追加されて交流入力遮断状態における前記電源装置の出
    力保持時間が延長可能とされていることを特徴とする電
    源システム。
JP15225796A 1996-06-13 1996-06-13 電源装置、容量追加ユニットおよび電源システム Pending JPH104674A (ja)

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