JPH1046551A - 環境共生型コンクリートブロック - Google Patents
環境共生型コンクリートブロックInfo
- Publication number
- JPH1046551A JPH1046551A JP8208407A JP20840796A JPH1046551A JP H1046551 A JPH1046551 A JP H1046551A JP 8208407 A JP8208407 A JP 8208407A JP 20840796 A JP20840796 A JP 20840796A JP H1046551 A JPH1046551 A JP H1046551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating material
- concrete block
- industrial waste
- hardened
- environment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 産業廃棄物材料を使用したコンクリートブロ
ックの表面に処理を加えることで水中部で使用しても環
境にやさしい構造体として有効に活用できる環境共生型
コンクリートブロックを提供する。 【解決手段】 産業廃棄物材料にセメントを混合して製
作したコンクリートブロック1の表面に、一定時間経過
後に固化する塗布材2を塗布し、その塗布材2の固化前
に所定の粒度の粒状物3を表面に付着させる。
ックの表面に処理を加えることで水中部で使用しても環
境にやさしい構造体として有効に活用できる環境共生型
コンクリートブロックを提供する。 【解決手段】 産業廃棄物材料にセメントを混合して製
作したコンクリートブロック1の表面に、一定時間経過
後に固化する塗布材2を塗布し、その塗布材2の固化前
に所定の粒度の粒状物3を表面に付着させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭灰や鉱滓等の
産業廃棄物材料を利用した、水中で使用可能な環境共生
型コンクリートブロックに関する。
産業廃棄物材料を利用した、水中で使用可能な環境共生
型コンクリートブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所より排出される石炭灰
や製鉄所から出る鉱滓等は、大量に出る産業廃棄物とし
てその取扱や処分が問題となっており、その有効利用が
近年社会的テーマの一つとなっている。一方、上記の石
炭灰や鉱滓などの産業廃棄物材料にセメントを混ぜてコ
ンクリートブロックを作ることはすでに知られており、
一部でそれが使用されているが、石炭灰などの産業廃棄
物材料を混ぜたコンクリートブロックを水中部に設置さ
れる護岸ブロック、根固めブロック、消波ブロック、魚
礁ブロックに使用することは、石炭灰などの産業廃棄物
の成分が水中で溶出して、水中の動植物に害を及ぼす恐
れがないかどうかの確証がとられていないのが現状であ
る。
や製鉄所から出る鉱滓等は、大量に出る産業廃棄物とし
てその取扱や処分が問題となっており、その有効利用が
近年社会的テーマの一つとなっている。一方、上記の石
炭灰や鉱滓などの産業廃棄物材料にセメントを混ぜてコ
ンクリートブロックを作ることはすでに知られており、
一部でそれが使用されているが、石炭灰などの産業廃棄
物材料を混ぜたコンクリートブロックを水中部に設置さ
れる護岸ブロック、根固めブロック、消波ブロック、魚
礁ブロックに使用することは、石炭灰などの産業廃棄物
の成分が水中で溶出して、水中の動植物に害を及ぼす恐
れがないかどうかの確証がとられていないのが現状であ
る。
【0003】また、通常のコンクリートブロックは、そ
の表面が滑らかで、かつ固いため水中の海草や藻が繁殖
しにくく、従って魚類の生棲しにくい環境になってしま
うという問題がある。
の表面が滑らかで、かつ固いため水中の海草や藻が繁殖
しにくく、従って魚類の生棲しにくい環境になってしま
うという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記石炭灰
や鉱滓等の産業廃棄物材料にセメントを混ぜて形成した
コンクリートブロックの表面に処理を加えることによ
り、水中部に設置される護岸ブロック、根固めブロッ
ク、消波ブロック、魚礁ブロックなど用の環境にやさし
い構造体として有効に活用できる環境共生型コンクリー
トブロックを提供することを解決課題としたものであ
る。
や鉱滓等の産業廃棄物材料にセメントを混ぜて形成した
コンクリートブロックの表面に処理を加えることによ
り、水中部に設置される護岸ブロック、根固めブロッ
ク、消波ブロック、魚礁ブロックなど用の環境にやさし
い構造体として有効に活用できる環境共生型コンクリー
トブロックを提供することを解決課題としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の環境共生型コン
クリートブロックは、石炭灰や鉱滓等の産業廃棄物材料
にセメントを混合して製作したコンクリートブロックの
表面に、その表面のシール材として一定時間経過後に固
化するウレタン系液、エポキシ系樹脂、タール系乳剤等
の塗布材を塗布し、その塗布材の固化前に所定の粒度の
粒状物をそのコンクリートブロックの表面にまぶして付
着させることからなる。
クリートブロックは、石炭灰や鉱滓等の産業廃棄物材料
にセメントを混合して製作したコンクリートブロックの
表面に、その表面のシール材として一定時間経過後に固
化するウレタン系液、エポキシ系樹脂、タール系乳剤等
の塗布材を塗布し、その塗布材の固化前に所定の粒度の
粒状物をそのコンクリートブロックの表面にまぶして付
着させることからなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の環境
共生型コンクリートブロックの一実施形態につき説明す
ると、図面に示すごとく、例えば産業廃棄物材料である
火力発電所から出た石炭灰にセメントを加えて混合して
製作したコンクリートブロック1の表面に、一定時間経
過後に固化する塗布材2を塗布してそのコンクリートブ
ロックの外表面のシール材とする。
共生型コンクリートブロックの一実施形態につき説明す
ると、図面に示すごとく、例えば産業廃棄物材料である
火力発電所から出た石炭灰にセメントを加えて混合して
製作したコンクリートブロック1の表面に、一定時間経
過後に固化する塗布材2を塗布してそのコンクリートブ
ロックの外表面のシール材とする。
【0007】次に、上記の塗布材2の固化前に所定の粒
度の粒状体3を上記コンクリートブロック1の表面に付
着した塗布材2に付着させ、まぶした状態にする。上記
の塗布材2として、ウレタン系液、エポキシ系樹脂、タ
ール系乳剤等を使用でき、また粒状体3としては、適宜
な大きさの砂利や砕石の天然材、または泥土や廃ガラス
の焼成粒などのリサイクル材を使用することができる。
度の粒状体3を上記コンクリートブロック1の表面に付
着した塗布材2に付着させ、まぶした状態にする。上記
の塗布材2として、ウレタン系液、エポキシ系樹脂、タ
ール系乳剤等を使用でき、また粒状体3としては、適宜
な大きさの砂利や砕石の天然材、または泥土や廃ガラス
の焼成粒などのリサイクル材を使用することができる。
【0008】以上により形成された本発明の環境共生型
コンクリートブロックは主として水中部に設置される護
岸ブロック、根固めブロック、消波ブロック、魚礁ブロ
ック等に使用されるが、表面に塗布した塗布材2が外表
面のシール材として機能し、使用された産業廃棄物材料
に含まれる環境に好ましくない成分の溶出を防ぐと共
に、塗布材2に付着固化した粒状体3により表面積の大
きい凹凸のある外表面を形成し、それが水中の微小生
物、海草及び藻等の生息しやすい環境をつくり、それら
の水中植物を餌にして魚類などの水中動物が生棲しやす
い状況をつくることになる。
コンクリートブロックは主として水中部に設置される護
岸ブロック、根固めブロック、消波ブロック、魚礁ブロ
ック等に使用されるが、表面に塗布した塗布材2が外表
面のシール材として機能し、使用された産業廃棄物材料
に含まれる環境に好ましくない成分の溶出を防ぐと共
に、塗布材2に付着固化した粒状体3により表面積の大
きい凹凸のある外表面を形成し、それが水中の微小生
物、海草及び藻等の生息しやすい環境をつくり、それら
の水中植物を餌にして魚類などの水中動物が生棲しやす
い状況をつくることになる。
【0009】また、本発明の環境共生型コンクリートブ
ロックは、陸上の河川の法面のコンクリートブロック護
岸とか、道路の法面保護のコンクリート構造物等にも使
用でき、その場合、表面に凹凸があるので植生が可能に
なる。
ロックは、陸上の河川の法面のコンクリートブロック護
岸とか、道路の法面保護のコンクリート構造物等にも使
用でき、その場合、表面に凹凸があるので植生が可能に
なる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明した本発明の環境共生型コン
クリートブロックは、石炭灰や鉱滓等の産業廃棄物材料
を有効に利用できると共に、コンクリートブロックの表
面を塗布材でシールするので環境に好ましくない産業廃
棄物材料の成分の溶出がなく、環境にやさしい特に水中
部で使用されるブロック構造体として有効に使用でき
る。また、ブロックの表面積が大きく、凹凸の多い表面
となるので、生物や植物の生息しやすい環境を提供する
ことができる。
クリートブロックは、石炭灰や鉱滓等の産業廃棄物材料
を有効に利用できると共に、コンクリートブロックの表
面を塗布材でシールするので環境に好ましくない産業廃
棄物材料の成分の溶出がなく、環境にやさしい特に水中
部で使用されるブロック構造体として有効に使用でき
る。また、ブロックの表面積が大きく、凹凸の多い表面
となるので、生物や植物の生息しやすい環境を提供する
ことができる。
【図1】本発明の環境共生型コンクリートブロックの一
実施形態の側断面図である。
実施形態の側断面図である。
1 コンクリートブロック 2 塗布材 3 粒状物
Claims (1)
- 【請求項1】 産業廃棄物材料にセメントを混合して製
作したコンクリートブロックの表面に、一定時間経過後
に固化する塗布材を塗布し、その塗布材の固化前に所定
の粒度の粒状物をそのコンクリートブロックの表面に付
着させた環境共生型コンクリートブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208407A JPH1046551A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 環境共生型コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208407A JPH1046551A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 環境共生型コンクリートブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046551A true JPH1046551A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16555737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208407A Pending JPH1046551A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 環境共生型コンクリートブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046551A (ja) |
-
1996
- 1996-08-07 JP JP8208407A patent/JPH1046551A/ja active Pending
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