JPH1044798A - Pto回転数制御装置 - Google Patents

Pto回転数制御装置

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Publication number
JPH1044798A
JPH1044798A JP20014096A JP20014096A JPH1044798A JP H1044798 A JPH1044798 A JP H1044798A JP 20014096 A JP20014096 A JP 20014096A JP 20014096 A JP20014096 A JP 20014096A JP H1044798 A JPH1044798 A JP H1044798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pto
clutch
speed
accelerating
rotational frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP20014096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ono
弘喜 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP20014096A priority Critical patent/JPH1044798A/ja
Publication of JPH1044798A publication Critical patent/JPH1044798A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン回転数が変動して低下したときに、
PTO回転数の低下を防止してロータリ作業機の土離れ
を良好にする。 【解決手段】 トラクタのPTO伝動系に、PTO変速
部15とは別にPTOクラッチ17と増速用クラッチ2
0を設ける。増速用クラッチ20を「入」にすることに
よりPTO入力軸13の回転をギヤ21及び22の噛合
を経てPTO変速部15へ伝達する増速部23を形成す
る。PTOクラッチ17を経由する場合より、該増速部
23を経由する場合はPTO回転数が増速されてPTO
変速部15へ伝達される。エンジン回転数が変動してや
や低下したときに、前記増速部23にてPTO回転数を
増速することにより、エンストが生じることもなく、ロ
ータリ作業機の土離れが良好になって土の抱き込みを防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタのPTO装
置に関するものであり、特に、PTO回転数制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
耕耘作業の高速化を図るために、ロータリ作業機の耕耘
爪の本数を増加させながら、耕耘爪の形状や配列を工夫
して土への打ち込み抵抗を少なくしたロータリ作業機が
多くなっている。
【0003】しかし、このような耕耘爪を備えたロータ
リ作業機は、粘土質の圃場では負荷変動によりエンジン
回転数が低下し、PTO回転数の低下に伴って土を抱き
込みやすくなり、これによりエンストを起こすという不
具合がある。
【0004】そこで、エンジン回転数が変動して低下し
たときに、PTO回転数の低下を防止してロータリ作業
機の土離れを良好にするために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、トラクタのPTO伝
動系に変速部とは別に増速部を設け、エンジン回転数が
変動してやや低下したときに、該増速部にてPTO回転
数を増速するPTO回転数制御装置を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1はトラクタのPTO伝動系を示
し、エンジン10の動力は走行入力軸11を経て走行伝
動系12へ伝達されるとともに、PTO入力軸13から
PTO伝動系14へ分岐される。PTO伝動系14には
PTO変速部15を設け、該PTO変速部15によりP
TO動力を複数段階に変速してPTO出力軸16から取
り出すことができる。
【0007】また、PTO変速部15の前段に油圧式の
PTOクラッチ17を設け、PTO動力を断続できるよ
うに形成する。該PTOクラッチ17を「入」にすれ
ば、前記PTO入力軸13の回転はギヤ18及びギヤ1
9の噛合を経てPTO変速部15へ伝達される。
【0008】ここで、該PTOクラッチ17に隣接して
油圧式の増速用クラッチ20を設け、該増速用クラッチ
20を「入」にすることによりPTO入力軸13の回転
をギヤ21及び22の噛合を経てPTO変速部15へ伝
達する増速部23を形成する。このギヤ21と22の減
速比は前記ギヤ18と19の減速比より小さいため、前
記PTOクラッチ17を経由する場合より、該増速部2
3を経由する場合はPTO回転数が増速されてPTO変
速部15へ伝達される。
【0009】図2はPTO回転数制御系のブロック図で
あり、PTOスイッチ30、ポジションレバー31、耕
深調整ダイヤル32などの設定信号がコントローラ33
へ入力される。また、エンジン回転数センサ34やスロ
ットル位置センサ35などのエンジン系の検出信号と、
リフトアームセンサ36やリヤカバーのデプスセンサ3
7などの耕深制御系の検出信号と、PTOクラッチ圧セ
ンサ38や増速用クラッチ圧センサ39などのPTO系
の検出信号がコントローラ33へ入力される。
【0010】コントローラ33では、入力されたこれら
の信号に基づき、後述するように、PTOクラッチ作動
ソレノイド40や増速用クラッチ作動ソレノイド41、
及びリフトシリンダ作動ソレノイド42などへ制御信号
を出力する。
【0011】図3はPTO回転数制御のフローチャート
である。図1乃至図3に従ってPTO回転数制御につい
て説明する。PTOスイッチ30が「入」となり、それ
から一定時間経過しないときは耕耘作業の開始直後であ
るので、通常の昇圧制御でPTOクラッチ作動ソレノイ
ド40が励磁され、PTOクラッチ17が接続されてP
TO変速部15へPTO動力が伝達される。
【0012】一方、PTOスイッチ30が「入」となっ
てから一定時間経過後は、エンジン回転数センサ32の
検出値に基づきエンジン回転数の変動を演算する。そし
て、スロットル位置センサ35の検出値に変化がないの
にエンジン回転数が低下し、且つその低下率が規定より
大きいときは、ロータリ作業機に土を抱き込み始めたと
みなし、現在PTOクラッチ作動ソレノイド40が駆動
中であれば、増速用クラッチ接続制御を行う。この制御
により、PTOクラッチ17が「切」となって増速用ク
ラッチ20が接続されると、前述したようにPTO回転
数が増速されて耕耘爪が高回転するため、ロータリ作業
機の土離れが良好になる。
【0013】そして、エンジン回転数が復帰し始めたと
きは、PTOクラッチ接続制御を行う。この制御により
増速用クラッチ20が「切」となってPTOクラッチ1
7が接続されると、再び、ロータリ作業機の耕耘爪が、
作業に適した回転数に復帰する。
【0014】仮に、エンジン回転数が完全に低下した後
にPTO回転数を増速しようとすれば、エンストが起き
る虞があるが、このように、エンジン回転数が変動して
やや低下したときに、前記増速部23にてPTO回転数
を増速することにより、エンストが生じることもなく、
ロータリ作業機の土離れが良好になって土の抱き込みを
防止できる。
【0015】ここで、図4及び図5に従って、増速用ク
ラッチ接続制御について更に説明する。先ず、現在駆動
中のPTOクラッチ作動ソレノイド40への制御信号を
減らし、PTOクラッチ17の油圧を徐々に減圧させる
(t=)。やや遅れて、増速用クラッチ作動ソレノイ
ド41へ制御信号を送り、増速用クラッチ20の油圧を
一気に昇圧する(t=)。増速用クラッチ圧センサ3
9の検出により、増速用クラッチ20の油圧が規定圧に
達したときは、前記PTOクラッチ作動ソレノイド40
への制御信号をなくして、PTOクラッチ17の油圧を
ゼロにする(t=)。そして、増速用クラッチ20の
油圧が最大圧になる(t=)。
【0016】即ち、最初に駆動中のPTOクラッチ17
を減圧しながら、増速用クラッチ20をすばやく接続
し、該増速用クラッチ20が「入」となったときは直ち
にPTOクラッチ17を「切」にすることにより、各制
御弁作動後に油圧クラッチのピストンが移動するタイム
ラグがあったとしても、どちらか一方の油圧クラッチに
より動力が伝達されるので、PTO動力の伝達が途切れ
ないようにするとともに、双方の油圧クラッチが同時に
動力伝達することを防止している。
【0017】また、PTOクラッチ接続制御については
図6及び図7に示すように、先ず、現在駆動中の増速用
クラッチ作動ソレノイド41への制御信号を減らし、増
速用クラッチ20の油圧を徐々に減圧させる(t=
)。やや遅れて、PTOクラッチ作動ソレノイド40
へ制御信号を送り、PTOクラッチ17の油圧を一気に
昇圧する(t=)。PT0クラッチ圧センサ38の検
出により、PTOクラッチ17の油圧が規定圧に達した
ときは、前記増速用クラッチ作動ソレノイド41への制
御信号をなくして、増速用クラッチ20の油圧をゼロに
する(t=)。そして、PTOクラッチ17の油圧が
最大圧になる(t=)。
【0018】斯かる場合も、前述した増速用クラッチ接
続制御と同様にして、最初に駆動中の増速用クラッチ2
0を減圧しながら、PTOクラッチ17をすばやく接続
し、該PTOクラッチ17が「入」となったときは直ち
に増速用クラッチ20を「切」にすることにより、PT
O動力の伝達が途切れないようにするとともに、双方の
油圧クラッチが同時に動力伝達することを防止してい
る。
【0019】ここで、図3に示したPTO回転数制御で
は、エンジン回転数の低下により負荷の増加を判断して
いたが、ロータリ作業機のリヤカバーが上下動すること
によっても負荷の変動を知ることができる。図8のフロ
ーチャートに示すように、ロータリ作業機で耕深制御を
行っているときに、地面の凹凸や土質の関係で内部の土
の量が多くなるとリヤカバーが上昇してくる。
【0020】このときは、ロータリ作業機に多量の土が
溜まり始めて負荷が増加するので、リヤカバーが上昇し
たときに早めに増速用クラッチ接続制御を行えば、PT
O回転数が増速されて耕耘爪が高回転するため、ロータ
リ作業機の土離れが良好になる。
【0021】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではPTO
伝動系に変速部とは別に増速部を設け、該増速部にてP
TO回転数を増速できるように形成してある。該増速部
はエンジン回転数がやや低下したときに作動させるの
で、エンストが生じることもなく、ロータリ作業機の土
離れが良好になって土の抱き込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、トラクタのPTO
伝動系の構成図。
【図2】PTO回転数制御系のブロック図。
【図3】PTO回転数制御のフローチャート。
【図4】増速用クラッチ接続制御ルーチンのフローチャ
ート。
【図5】増速用クラッチ接続制御時の各クラッチ圧の変
化を示すグラフ。
【図6】PTOクラッチ接続制御ルーチンのフローチャ
ート。
【図7】PTOクラッチ接続制御時の各クラッチ圧の変
化を示すグラフ。
【図8】PTO回転数制御の他の実施の形態を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
14 PTO伝動系 15 PTO変速部 20 増速用クラッチ 21,22 ギヤ 23 増速部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタのPTO伝動系に変速部とは別
    に増速部を設け、エンジン回転数が変動してやや低下し
    たときに、該増速部にてPTO回転数を増速することを
    特徴とするPTO回転数制御装置。
JP20014096A 1996-07-30 1996-07-30 Pto回転数制御装置 Pending JPH1044798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20014096A JPH1044798A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 Pto回転数制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20014096A JPH1044798A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 Pto回転数制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1044798A true JPH1044798A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16419462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20014096A Pending JPH1044798A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 Pto回転数制御装置

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JP (1) JPH1044798A (ja)

Cited By (5)

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