JPH1044133A - コアカッタ - Google Patents
コアカッタInfo
- Publication number
- JPH1044133A JPH1044133A JP20193096A JP20193096A JPH1044133A JP H1044133 A JPH1044133 A JP H1044133A JP 20193096 A JP20193096 A JP 20193096A JP 20193096 A JP20193096 A JP 20193096A JP H1044133 A JPH1044133 A JP H1044133A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core cutter
- cutting
- water
- tip
- chips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のコアカッタにおいては、コンクリート
に含まれる鉄材が多くなると、ダイヤモンド砥粒による
コアカッタチップによる切削は切削速度の低下とコアカ
ッタチップの摩耗が著しくなって切削が困難となる。こ
れは、コアカッタチップの切削部に切削用の水が十分に
供給されないために切削ずりの鉄粉やコンクリート片な
どがスムーズに排出されなかったり、コアカッタチップ
が高温の切削熱に曝されることなどが大きな原因の１つ
と考えられている。 【解決手段】 回転シャフト５を介してコアカッタチュ
ーブ２を回転させコアカッタチューブ２先端のコアカッ
タチップ１により被切削物に円筒状の穴を穿設するコア
カッタにおけるコアカッタチューブ２およびコアカッタ
チップ１に通水孔３，４を穿設して連通させ通水孔３，
４を介してコアカッタチップ１による切削部に切削用の
冷却水を供給する。
に含まれる鉄材が多くなると、ダイヤモンド砥粒による
コアカッタチップによる切削は切削速度の低下とコアカ
ッタチップの摩耗が著しくなって切削が困難となる。こ
れは、コアカッタチップの切削部に切削用の水が十分に
供給されないために切削ずりの鉄粉やコンクリート片な
どがスムーズに排出されなかったり、コアカッタチップ
が高温の切削熱に曝されることなどが大きな原因の１つ
と考えられている。 【解決手段】 回転シャフト５を介してコアカッタチュ
ーブ２を回転させコアカッタチューブ２先端のコアカッ
タチップ１により被切削物に円筒状の穴を穿設するコア
カッタにおけるコアカッタチューブ２およびコアカッタ
チップ１に通水孔３，４を穿設して連通させ通水孔３，
４を介してコアカッタチップ１による切削部に切削用の
冷却水を供給する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨コンクリート
構造物、鉄骨コンクリート構造物、鉄板・Ｈ型鋼コンク
リート構造物などに円筒状の穴を穿設する場合などに適
用されるコアカッタに関する。
構造物、鉄骨コンクリート構造物、鉄板・Ｈ型鋼コンク
リート構造物などに円筒状の穴を穿設する場合などに適
用されるコアカッタに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は鉄材とコンクリートとを切削する
場合などに使用されている従来のコアカッタの説明図で
ある。図において、本コアカッタはコアカッタチューブ
２の先端に等間隔に複数個のコアカッタチップ１が銀ろ
う付けにより溶着されて配置されている。一般に、コア
カッタチップ１はダイヤモンド砥粒とメタルボンド（焼
結密度９５〜１００％の金属粉末，ＷＣ，Ｗ，Ｆｅ，Ｎ
ｉ，Ｃｕ，Ｓｎ，Ｃｏ）とを混合して成形されており、
このようなダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
はコンクリートの切削などに有効で、無筋コンクリート
を切削する場合はコアカッタチップ１の回転周速が２０
０m/min で３mm/sec程度の切削速度が得られる。但し、
ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１は高温に弱
く、高温によるダイヤモンド砥粒の酸化や鉄との反応な
どにより切削性が著しく低下するために水による冷却が
不可欠である。このため、コアカッタチップ１を回転さ
せる回転シャフト５に通水孔７が設けられており、通水
入口８から回転ジョインチト１４を介して供給される切
削用の水が回転シャフト５の先端から流れ出てコアカッ
タチップ１先端の切削部に達し、コアカッタチップ１の
冷却と切削ずりの排出とを行うようになっている。図に
おける符号８は通水の入口、９は止水パッキン、１０は
回転ベアリング、１１はハウジング、１２は通水の出口
である。
場合などに使用されている従来のコアカッタの説明図で
ある。図において、本コアカッタはコアカッタチューブ
２の先端に等間隔に複数個のコアカッタチップ１が銀ろ
う付けにより溶着されて配置されている。一般に、コア
カッタチップ１はダイヤモンド砥粒とメタルボンド（焼
結密度９５〜１００％の金属粉末，ＷＣ，Ｗ，Ｆｅ，Ｎ
ｉ，Ｃｕ，Ｓｎ，Ｃｏ）とを混合して成形されており、
このようなダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
はコンクリートの切削などに有効で、無筋コンクリート
を切削する場合はコアカッタチップ１の回転周速が２０
０m/min で３mm/sec程度の切削速度が得られる。但し、
ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１は高温に弱
く、高温によるダイヤモンド砥粒の酸化や鉄との反応な
どにより切削性が著しく低下するために水による冷却が
不可欠である。このため、コアカッタチップ１を回転さ
せる回転シャフト５に通水孔７が設けられており、通水
入口８から回転ジョインチト１４を介して供給される切
削用の水が回転シャフト５の先端から流れ出てコアカッ
タチップ１先端の切削部に達し、コアカッタチップ１の
冷却と切削ずりの排出とを行うようになっている。図に
おける符号８は通水の入口、９は止水パッキン、１０は
回転ベアリング、１１はハウジング、１２は通水の出口
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のコアカッタにおいてはコンクリートに鉄
筋、鉄骨などの鉄材が切削面積で１０％を越えて混入し
ていると、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
による切削速度が無筋コンクリートを切削する場合の１
／１０以下に落ちる。さらに、鉄板やＨ型鋼などを含む
コンクリートを切削する場合に鉄材の切削面積が５０％
を越えると、切削速度は鉄筋や鉄骨などを切削する場合
の１／３以下に低下してコアカッタ１の摩耗も２倍以上
に達する。
ような従来のコアカッタにおいてはコンクリートに鉄
筋、鉄骨などの鉄材が切削面積で１０％を越えて混入し
ていると、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
による切削速度が無筋コンクリートを切削する場合の１
／１０以下に落ちる。さらに、鉄板やＨ型鋼などを含む
コンクリートを切削する場合に鉄材の切削面積が５０％
を越えると、切削速度は鉄筋や鉄骨などを切削する場合
の１／３以下に低下してコアカッタ１の摩耗も２倍以上
に達する。
【０００４】ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ
１の切削機構において、切削はダイヤモンド砥粒により
行われ、切削するにつれてダイヤモンド砥粒の摩耗や欠
損などにより切削性が低下するが、同時にダイヤモンド
砥粒周辺のメタルボンドも摩耗して次の新たなダイヤモ
ンド砥粒が出現する刃の自生作用により連続的な切削性
が確保されるようになっている。鉄材などを切削する場
合は、切削された鉄材の鉄粉がダイヤモンド砥粒に絡み
付いてダイヤモンド砥粒の切削性を低下させ、またメタ
ルボンドの表面に鉄粉が付着して刃の自生作用が抑制さ
れる。さらに、ダイヤモンドの成分である炭素Ｃが鉄Ｆ
ｅと反応し易く、鉄粉によりダイヤモンド砥粒の摩耗が
促進される。
１の切削機構において、切削はダイヤモンド砥粒により
行われ、切削するにつれてダイヤモンド砥粒の摩耗や欠
損などにより切削性が低下するが、同時にダイヤモンド
砥粒周辺のメタルボンドも摩耗して次の新たなダイヤモ
ンド砥粒が出現する刃の自生作用により連続的な切削性
が確保されるようになっている。鉄材などを切削する場
合は、切削された鉄材の鉄粉がダイヤモンド砥粒に絡み
付いてダイヤモンド砥粒の切削性を低下させ、またメタ
ルボンドの表面に鉄粉が付着して刃の自生作用が抑制さ
れる。さらに、ダイヤモンドの成分である炭素Ｃが鉄Ｆ
ｅと反応し易く、鉄粉によりダイヤモンド砥粒の摩耗が
促進される。
【０００５】このように、コンクリートに含まれる鉄材
が多くなると、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチッ
プ１による切削は切削速度の低下とコアカッタチップ１
の摩耗が著しくなって切削が困難となる。これは、コア
カッタチップ１の切削部に切削用の水が十分に供給され
ないために切削ずりの鉄粉やコンクリート片などがスム
ーズに排出されなかったり、コアカッタチップ１が高温
の切削熱に曝されたりすることなどが大きな原因の１つ
と考えられている。
が多くなると、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチッ
プ１による切削は切削速度の低下とコアカッタチップ１
の摩耗が著しくなって切削が困難となる。これは、コア
カッタチップ１の切削部に切削用の水が十分に供給され
ないために切削ずりの鉄粉やコンクリート片などがスム
ーズに排出されなかったり、コアカッタチップ１が高温
の切削熱に曝されたりすることなどが大きな原因の１つ
と考えられている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコアカッタ
は上記課題の解決を目的にしており、回転シャフトを介
してコアカッタチューブを回転させ上記コアカッタチュ
ーブ先端のコアカッタチップにより被切削物に円筒状の
穴を穿設するコアカッタにおける上記コアカッタチュー
ブおよび上記コアカッタチップに通水孔を穿設して連通
させ上記通水孔を介して上記コアカッタチップによる切
削部に切削用の冷却水を供給するようになっている。こ
のように、コアカッタチューブとコアカッタチップとに
通水孔を設けて互いに連通させ、これらコアカッタチュ
ーブの通水孔とコアカッタチップの通水孔とを介してコ
アカッタチップの先端に直接に切削用の冷却水を供給す
ることにより被切削物の切削部に高い圧力を持つ冷却水
が確実に達する。
は上記課題の解決を目的にしており、回転シャフトを介
してコアカッタチューブを回転させ上記コアカッタチュ
ーブ先端のコアカッタチップにより被切削物に円筒状の
穴を穿設するコアカッタにおける上記コアカッタチュー
ブおよび上記コアカッタチップに通水孔を穿設して連通
させ上記通水孔を介して上記コアカッタチップによる切
削部に切削用の冷却水を供給するようになっている。こ
のように、コアカッタチューブとコアカッタチップとに
通水孔を設けて互いに連通させ、これらコアカッタチュ
ーブの通水孔とコアカッタチップの通水孔とを介してコ
アカッタチップの先端に直接に切削用の冷却水を供給す
ることにより被切削物の切削部に高い圧力を持つ冷却水
が確実に達する。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態に係
るコアカッタの説明図である。図において、本実施の形
態に係るコアカッタは鉄筋コンクリート構造物、鉄骨コ
ンクリート構造物、鉄板、Ｈ型鋼コンクリート構造物な
どに円筒状の穴を穿設する場合などに使用されるもの
で、図に示すようにコアカッタチューブ２の先端に等間
隔に配置されている複数個のコアカッタチップ１とコア
カッタチューブ２とに通水孔３，４を設け、コアカッタ
チップ１を回転させる回転シャフト５の通水孔７とこれ
らの通水孔３，４とを連通することにより、被切削物の
切削部に切削用の水を直接に供給してコアカッタチップ
１の連続的な切削性を確保するようにしている。
るコアカッタの説明図である。図において、本実施の形
態に係るコアカッタは鉄筋コンクリート構造物、鉄骨コ
ンクリート構造物、鉄板、Ｈ型鋼コンクリート構造物な
どに円筒状の穴を穿設する場合などに使用されるもの
で、図に示すようにコアカッタチューブ２の先端に等間
隔に配置されている複数個のコアカッタチップ１とコア
カッタチューブ２とに通水孔３，４を設け、コアカッタ
チップ１を回転させる回転シャフト５の通水孔７とこれ
らの通水孔３，４とを連通することにより、被切削物の
切削部に切削用の水を直接に供給してコアカッタチップ
１の連続的な切削性を確保するようにしている。
【０００８】即ち、本コアカッタは図に示すようにコア
カッタチューブ２の先端に等間隔に複数個のコアカッタ
チップ１が銀ろう付けにより溶着されて配置されてい
る。コアカッタチップ１はダイヤモンド砥粒とメタルボ
ンド（焼結密度９５〜１００％の金属粉末，ＷＣ，Ｗ，
Ｆｅ，Ｎｉ，Ｃｕ，Ｓｎ，Ｃｏ）とを混合して成形され
ている。このようなダイヤモンド砥粒によるコアカッタ
チップ１はコンクリートの切削などに有効で、無筋コン
クリートを切削する場合はコアカッタチップ１の回転周
速が２００m/min で３mm/sec程度の切削速度が得られ
る。但し、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
は高温に弱く、高温によるダイヤモンド砥粒の酸化や鉄
との反応などにより切削性が著しく低下するため、水に
よる冷却は不可欠である。このため、コアカッタチップ
１を回転させる回転シャフト５に通水孔７が設けられて
いる。また、本コアカッタにおいては図に示すようにコ
アカッタチップ１にも切削用の水が通る通水孔３が穿設
されており、またコアカッタチューブ２にも通水孔４が
穿設されている。
カッタチューブ２の先端に等間隔に複数個のコアカッタ
チップ１が銀ろう付けにより溶着されて配置されてい
る。コアカッタチップ１はダイヤモンド砥粒とメタルボ
ンド（焼結密度９５〜１００％の金属粉末，ＷＣ，Ｗ，
Ｆｅ，Ｎｉ，Ｃｕ，Ｓｎ，Ｃｏ）とを混合して成形され
ている。このようなダイヤモンド砥粒によるコアカッタ
チップ１はコンクリートの切削などに有効で、無筋コン
クリートを切削する場合はコアカッタチップ１の回転周
速が２００m/min で３mm/sec程度の切削速度が得られ
る。但し、ダイヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１
は高温に弱く、高温によるダイヤモンド砥粒の酸化や鉄
との反応などにより切削性が著しく低下するため、水に
よる冷却は不可欠である。このため、コアカッタチップ
１を回転させる回転シャフト５に通水孔７が設けられて
いる。また、本コアカッタにおいては図に示すようにコ
アカッタチップ１にも切削用の水が通る通水孔３が穿設
されており、またコアカッタチューブ２にも通水孔４が
穿設されている。
【０００９】コアカッタチップ１およびコアカッタチュ
ーブ２を回転させる回転シャフト５は回転ベアリング１
０を介してハウジング１１に回転自由に軸支されてお
り、回転シャフト５の先端はねじによりコアカッタチュ
ーブ２に接続されている。回転シャフト５中心のコアカ
ッタチューブ２側には通水孔７が穿設されており、この
通水孔７のハウジング１１側は通水の回転ジョイント１
４に接続され、さらに通水の入口８に継がっている。回
転ジョイント１４近傍のハウジング１１には止水パッキ
ン９が設けられており、回転ジョイント１４から通水が
漏れることを防いでいる。また、回転シャフト５の通水
孔７のコアカッタチューブ２側は連結孔６によりコアカ
ッタチューブ２の通水孔４に接続されている。コアカッ
タチューブ２には複数個の通水孔４が穿設されており、
通水孔４は連結孔６を通じて通水孔７に接続されてい
る。図における符号８は通水の入口、１２は通水の出口
である。
ーブ２を回転させる回転シャフト５は回転ベアリング１
０を介してハウジング１１に回転自由に軸支されてお
り、回転シャフト５の先端はねじによりコアカッタチュ
ーブ２に接続されている。回転シャフト５中心のコアカ
ッタチューブ２側には通水孔７が穿設されており、この
通水孔７のハウジング１１側は通水の回転ジョイント１
４に接続され、さらに通水の入口８に継がっている。回
転ジョイント１４近傍のハウジング１１には止水パッキ
ン９が設けられており、回転ジョイント１４から通水が
漏れることを防いでいる。また、回転シャフト５の通水
孔７のコアカッタチューブ２側は連結孔６によりコアカ
ッタチューブ２の通水孔４に接続されている。コアカッ
タチューブ２には複数個の通水孔４が穿設されており、
通水孔４は連結孔６を通じて通水孔７に接続されてい
る。図における符号８は通水の入口、１２は通水の出口
である。
【００１０】このように、コアカッタチューブ２とコア
カッタチップ１とに通水孔３，４を設けて互いに連通さ
せ、回転シャフト５の通水孔７とコアカッタチューブ１
の通水孔４とを連結することにより、通水の入口８から
供給される切削用の水が通水孔７，４，３を通って直接
にコアカッタチップ１先端に位置する通水の出口１２か
ら被切削物の切削部に吹き出す。このようにして、ダイ
ヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１の切削部に直接
に高い圧力を持つ水を確実に送ることができる。
カッタチップ１とに通水孔３，４を設けて互いに連通さ
せ、回転シャフト５の通水孔７とコアカッタチューブ１
の通水孔４とを連結することにより、通水の入口８から
供給される切削用の水が通水孔７，４，３を通って直接
にコアカッタチップ１先端に位置する通水の出口１２か
ら被切削物の切削部に吹き出す。このようにして、ダイ
ヤモンド砥粒によるコアカッタチップ１の切削部に直接
に高い圧力を持つ水を確実に送ることができる。
【００１１】従来のコアカッタにおいては、コンクリー
トに含まれる鉄材が多くなると、ダイヤモンド砥粒によ
るコアカッタチップ１による切削は切削速度の低下とコ
アカッタチップ１の摩耗が著しくなって切削が困難とな
る。これは、コアカッタチップ１の切削部に切削用の水
が十分に供給されないために切削ずりの鉄粉やコンクリ
ート片などがスムーズに排出されなかったり、コアカッ
タチップ１が高温の切削熱に曝されたりすることなどが
大きな原因の１つと考えられているが、本コアカッタに
おいては鉄板やＨ型鋼などの鉄材を多く含むコンクリー
トでも容易に切削することができるようにコアカッタチ
ューブ２の先端に等間隔に配置されている複数個のコア
カッタチップ１とコアカッタチューブ２とに通水孔３，
４を設けてコアカッタチップ１を回転させる回転シャフ
ト５の通水孔７とコアカッタチューブ２の通水孔４とを
連結しており、これによりコアカッタチップ１先端から
直接に高圧の切削用の水を切削部に供給して鉄粉やコン
クリートの切削片などを速やかに排出するとともにダイ
ヤモンド砥粒に対する冷却効果も大きくすることがで
き、鉄材を含むコンクリート製の構造物でも確実に効率
良く切削、切断することができる。
トに含まれる鉄材が多くなると、ダイヤモンド砥粒によ
るコアカッタチップ１による切削は切削速度の低下とコ
アカッタチップ１の摩耗が著しくなって切削が困難とな
る。これは、コアカッタチップ１の切削部に切削用の水
が十分に供給されないために切削ずりの鉄粉やコンクリ
ート片などがスムーズに排出されなかったり、コアカッ
タチップ１が高温の切削熱に曝されたりすることなどが
大きな原因の１つと考えられているが、本コアカッタに
おいては鉄板やＨ型鋼などの鉄材を多く含むコンクリー
トでも容易に切削することができるようにコアカッタチ
ューブ２の先端に等間隔に配置されている複数個のコア
カッタチップ１とコアカッタチューブ２とに通水孔３，
４を設けてコアカッタチップ１を回転させる回転シャフ
ト５の通水孔７とコアカッタチューブ２の通水孔４とを
連結しており、これによりコアカッタチップ１先端から
直接に高圧の切削用の水を切削部に供給して鉄粉やコン
クリートの切削片などを速やかに排出するとともにダイ
ヤモンド砥粒に対する冷却効果も大きくすることがで
き、鉄材を含むコンクリート製の構造物でも確実に効率
良く切削、切断することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係るコアカッタは前記のように
構成されており、コアカッタチューブとコアカッタチッ
プとに通水孔を設けて互いに連通させ、これらコアカッ
タチューブの通水孔とコアカッタチップの通水孔とを介
してコアカッタチップの先端に直接に切削用の冷却水を
供給することにより被切削物の切削部に高い圧力を持つ
冷却水が確実に達するので、鉄粉やコンクリートの切削
片などが速やかに排出され、またコアカッタチップの冷
却効果も大きいことなどにより、鉄材を含むコンクリー
トなどを切削する場合でも確実に効率良く被切削物を切
削することができる。
構成されており、コアカッタチューブとコアカッタチッ
プとに通水孔を設けて互いに連通させ、これらコアカッ
タチューブの通水孔とコアカッタチップの通水孔とを介
してコアカッタチップの先端に直接に切削用の冷却水を
供給することにより被切削物の切削部に高い圧力を持つ
冷却水が確実に達するので、鉄粉やコンクリートの切削
片などが速やかに排出され、またコアカッタチップの冷
却効果も大きいことなどにより、鉄材を含むコンクリー
トなどを切削する場合でも確実に効率良く被切削物を切
削することができる。
【図１】図１（ａ）は本発明の実施の一形態に係るコア
カッタの縦断面図、同図（ｂ）は同図（ａ）におけるＢ
−Ｂ矢視断面図、同図（ｃ）はＣ−Ｃ矢視断面図であ
る。
カッタの縦断面図、同図（ｂ）は同図（ａ）におけるＢ
−Ｂ矢視断面図、同図（ｃ）はＣ−Ｃ矢視断面図であ
る。
【図２】図２は従来のコアカッタの縦断面図である。
１ コアカッタチップ ２ コアカッタチューブ ３ コアカッタチップの通水孔 ４ コアカッタチューブの通水孔 ５ 回転シャフト ６ 回転シャフトとコアカッタチューブとの連結孔 ７ 回転シャフトの通水孔 ８ 通水の入口 ９ 止水パッキン １０ 回転ベアリング １１ ハウジング １２ 通水の出口 １４ 回転ジョイント
Claims (1)
- 【請求項１】 回転シャフトを介してコアカッタチュー
ブを回転させ上記コアカッタチューブ先端のコアカッタ
チップにより被切削物に円筒状の穴を穿設するコアカッ
タにおいて、上記コアカッタチューブおよび上記コアカ
ッタチップに通水孔を穿設して連通させ上記通水孔を介
して上記コアカッタチップによる切削部に切削用の冷却
水を供給することを特徴とするコアカッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20193096A JPH1044133A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | コアカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20193096A JPH1044133A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | コアカッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044133A true JPH1044133A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16449154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20193096A Withdrawn JPH1044133A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | コアカッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044133A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999054105A1 (fr) * | 1997-03-10 | 1999-10-28 | Shogo Fujita | Fleuret |
| EP1334790A2 (en) * | 2002-02-12 | 2003-08-13 | Betonboor Bleeker B.V. | Sawing arrangement and saw blade with integrated cooling means |
| JP2008307760A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Hanex Co Ltd | 削孔ビット及び削孔方法 |
| EP3441207A1 (de) * | 2017-08-08 | 2019-02-13 | Mauerspecht GmbH | Verfahren zur ausführung von kernbohrungen und vorrichtungen zu dessen ausführung |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20193096A patent/JPH1044133A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999054105A1 (fr) * | 1997-03-10 | 1999-10-28 | Shogo Fujita | Fleuret |
| EP1334790A2 (en) * | 2002-02-12 | 2003-08-13 | Betonboor Bleeker B.V. | Sawing arrangement and saw blade with integrated cooling means |
| EP1334790A3 (en) * | 2002-02-12 | 2003-08-20 | Betonboor Bleeker B.V. | Sawing arrangement and saw blade with integrated cooling means |
| JP2008307760A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Hanex Co Ltd | 削孔ビット及び削孔方法 |
| EP3441207A1 (de) * | 2017-08-08 | 2019-02-13 | Mauerspecht GmbH | Verfahren zur ausführung von kernbohrungen und vorrichtungen zu dessen ausführung |
| US10815744B2 (en) | 2017-08-08 | 2020-10-27 | Mauerspecht GmbH | Core drilling methods and devices |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |