JPH1043288A - 吸引ドレナージ装置 - Google Patents
吸引ドレナージ装置Info
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- JPH1043288A JPH1043288A JP9135246A JP13524697A JPH1043288A JP H1043288 A JPH1043288 A JP H1043288A JP 9135246 A JP9135246 A JP 9135246A JP 13524697 A JP13524697 A JP 13524697A JP H1043288 A JPH1043288 A JP H1043288A
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/60—Containers for suction drainage, adapted to be used with an external suction source
- A61M1/61—Two- or three-bottle systems for underwater drainage, e.g. for chest cavity drainage
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/71—Suction drainage systems
- A61M1/74—Suction control
- A61M1/742—Suction control by changing the size of a vent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトな吸引ドレナージ装置を提供す
る。 【解決手段】 集液容器21と、吸引ドレナージ装置内
のガス流量および圧力を調節する制御モジュール20と
を有し、集液容器は、立体形の容器体を画成する外壁
と、前記容器体に設けられた外方を向いた立体形の凹所
25とを有しており、凹所は、制御モジュールを受け入
れることが可能であり、制御モジュールは、入子状に凹
所に嵌入させ得ることが可能であり、制御モジュール
は、集液容器を流動するガス流量を制御し且つ前記集液
容器のガス圧を制御する制御要素を有しており、すべて
の制御要素が、集液容器によってではなく、制御モジュ
ールによって支持され、それにより、制御モジュール
は、種々の形状の容器と一緒に使用でき、制御モジュー
ルは、凹所内に入子状に嵌入し、少なくとも該制御モジ
ュールの主要部が前記容器体内に収納可能な寸法および
形状を備えている。
る。 【解決手段】 集液容器21と、吸引ドレナージ装置内
のガス流量および圧力を調節する制御モジュール20と
を有し、集液容器は、立体形の容器体を画成する外壁
と、前記容器体に設けられた外方を向いた立体形の凹所
25とを有しており、凹所は、制御モジュールを受け入
れることが可能であり、制御モジュールは、入子状に凹
所に嵌入させ得ることが可能であり、制御モジュール
は、集液容器を流動するガス流量を制御し且つ前記集液
容器のガス圧を制御する制御要素を有しており、すべて
の制御要素が、集液容器によってではなく、制御モジュ
ールによって支持され、それにより、制御モジュール
は、種々の形状の容器と一緒に使用でき、制御モジュー
ルは、凹所内に入子状に嵌入し、少なくとも該制御モジ
ュールの主要部が前記容器体内に収納可能な寸法および
形状を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集液室および吸引
源を備える型式の胸腔ドレナージ装置に関し、特に、集
液室からガスを吸引源に回収するのを調節する制御モジ
ュールに関する。
源を備える型式の胸腔ドレナージ装置に関し、特に、集
液室からガスを吸引源に回収するのを調節する制御モジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の胸腔から負圧状態に維持した集液
室まで流体を排出する各種型式の胸腔ドレナージ装置が
開発されている。胸腔ドレナージ装置の主な機能は、胸
腔からガスおよび流体を排出し、胸腔内の圧力を正規の
負圧状態に回復させ、患者の肺を適正に膨張させること
である。この目的のため、ドレナージ装置は、ガスが胸
腔を出て、ドレナージ装置に入るのを許容する一方、装
置から胸腔に逆流するのを防止する一方向シールを備え
ている。
室まで流体を排出する各種型式の胸腔ドレナージ装置が
開発されている。胸腔ドレナージ装置の主な機能は、胸
腔からガスおよび流体を排出し、胸腔内の圧力を正規の
負圧状態に回復させ、患者の肺を適正に膨張させること
である。この目的のため、ドレナージ装置は、ガスが胸
腔を出て、ドレナージ装置に入るのを許容する一方、装
置から胸腔に逆流するのを防止する一方向シールを備え
ている。
【0003】従来は、水中シールおよびメカニカルシー
ル(例えば傘形弁)という2種類の一方向シールを使用
していた。
ル(例えば傘形弁)という2種類の一方向シールを使用
していた。
【0004】一方向シールに加えて、胸腔ドレナージ装
置は、装置を通動するガス流量を調節するその他の手段
も備えている。例えば、エリオット(Elliott)
等の米国特許第4,544,370号、クルツ(Kur
tz)等の同第4,468,226号およびウエイルバ
ッハ(Weilbacher)の同第4,465,48
3号を参照するとよい。吸引源が集液室に作用させる吸
引力を制御する吸引調節装置が設けてある。作用させた
吸引圧を表示する表示手段が設けてある。患者が咳を
し、または、システムが作動不良のとき、蓄積する正圧
を逃がす正圧逃がし手段が設けてある。例えば、急激に
吸入したり、胸腔から集液室に達する管が外れることに
起因する、余剰の負圧を逃がす負圧逃がし手段が設けて
ある。液体を充填したU字管、または空気洩れ表示手段
が設けてあり、その表示手段により、胸腔を出るガスは
液中に泡を生ずることで、ガスの存在を確認することが
できる。
置は、装置を通動するガス流量を調節するその他の手段
も備えている。例えば、エリオット(Elliott)
等の米国特許第4,544,370号、クルツ(Kur
tz)等の同第4,468,226号およびウエイルバ
ッハ(Weilbacher)の同第4,465,48
3号を参照するとよい。吸引源が集液室に作用させる吸
引力を制御する吸引調節装置が設けてある。作用させた
吸引圧を表示する表示手段が設けてある。患者が咳を
し、または、システムが作動不良のとき、蓄積する正圧
を逃がす正圧逃がし手段が設けてある。例えば、急激に
吸入したり、胸腔から集液室に達する管が外れることに
起因する、余剰の負圧を逃がす負圧逃がし手段が設けて
ある。液体を充填したU字管、または空気洩れ表示手段
が設けてあり、その表示手段により、胸腔を出るガスは
液中に泡を生ずることで、ガスの存在を確認することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】胸腔ドレナージ装置
は、外来患者の治療用に広く使用されており、従って、
この装置は、コンパクトで、操作し易く、故障が少な
く、また傾けた場合でも性能に影響がないものでなけれ
ばならない。また、ベッド枠材に取付けたまま移動し得
るよう、この装置は、軽量でなければならない。
は、外来患者の治療用に広く使用されており、従って、
この装置は、コンパクトで、操作し易く、故障が少な
く、また傾けた場合でも性能に影響がないものでなけれ
ばならない。また、ベッド枠材に取付けたまま移動し得
るよう、この装置は、軽量でなければならない。
【0006】また、モジュラー型式の構成要素を組合せ
て、寸法および型式の異なる多数のドレナージ装置が得
られるようにしたモジュラー型式の胸腔ドレナージ装置
を提供することが望ましい。モジュラー型式の胸腔ドレ
ナージ装置を提供せんとするこれまでの試みについて
は、スチャット(Schacht)の米国特許第3,8
47,152号、プロツマン(Protzmann)等
の同第4,439,190号およびウエイルバッハ(W
eilbacher)の同第4,465,483号に開
示されており、さらに、パリッシェ(Parrish)
の米国特許第4,448,207号に開示されたモジュ
ラー式尿測定システムを参照するとよい。これら公知の
モジュラー型式の胸腔ドレナージ装置の場合、集液室、
一方向シール手段、および圧力調節手段等といった各種
のシステム構成要素は、相互に接続してモジュラーユニ
ットを構成し得る別個のモジュラー構成要素として提供
されている。これらの従来技術の何れの装置もコンパク
トさおよび適応性に欠け、また、構成要素間に多数の接
続部分があるため、それだけ空気洩の虞れが多い。
て、寸法および型式の異なる多数のドレナージ装置が得
られるようにしたモジュラー型式の胸腔ドレナージ装置
を提供することが望ましい。モジュラー型式の胸腔ドレ
ナージ装置を提供せんとするこれまでの試みについて
は、スチャット(Schacht)の米国特許第3,8
47,152号、プロツマン(Protzmann)等
の同第4,439,190号およびウエイルバッハ(W
eilbacher)の同第4,465,483号に開
示されており、さらに、パリッシェ(Parrish)
の米国特許第4,448,207号に開示されたモジュ
ラー式尿測定システムを参照するとよい。これら公知の
モジュラー型式の胸腔ドレナージ装置の場合、集液室、
一方向シール手段、および圧力調節手段等といった各種
のシステム構成要素は、相互に接続してモジュラーユニ
ットを構成し得る別個のモジュラー構成要素として提供
されている。これらの従来技術の何れの装置もコンパク
トさおよび適応性に欠け、また、構成要素間に多数の接
続部分があるため、それだけ空気洩の虞れが多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に依る胸腔ドレナ
ージ装置は、寸法、適応性、可搬性および洩れが皆無の
組立体でなければならないという、上記要求を満足し得
るものである。このドレナージ装置は、必要な調整要素
を単一のコンパクトなユニットとしてまとめ、様々な集
液容器に適合でき、しかも集液容器の外側凹所内に入子
式に収納し得るようにした、モジュラー型式の制御ユニ
ットを備えている。この制御モジュールは、胸腔と連通
し、胸腔の流体を受入れる集液手段と、集液室内に負圧
を作り出し、集液室に入れた体液からガスを除去する吸
引手段との間で気密状態に接続することができる。この
制御モジュールは、ガスが集液室からモジュール内に入
るのを許容する入口ポートと、ガスが集液室から吸引手
段に戻るのを許容する出口ポートと、入口ポートと出口
ポート間に配設され、ガスが集液室に逆流するのを阻止
するガス逆流防止手段と、およびガス逆流防止手段と出
口ポート間に配設され、吸引手段が集液室に作用させる
負圧を調節する吸引制御手段とを備えている。
ージ装置は、寸法、適応性、可搬性および洩れが皆無の
組立体でなければならないという、上記要求を満足し得
るものである。このドレナージ装置は、必要な調整要素
を単一のコンパクトなユニットとしてまとめ、様々な集
液容器に適合でき、しかも集液容器の外側凹所内に入子
式に収納し得るようにした、モジュラー型式の制御ユニ
ットを備えている。この制御モジュールは、胸腔と連通
し、胸腔の流体を受入れる集液手段と、集液室内に負圧
を作り出し、集液室に入れた体液からガスを除去する吸
引手段との間で気密状態に接続することができる。この
制御モジュールは、ガスが集液室からモジュール内に入
るのを許容する入口ポートと、ガスが集液室から吸引手
段に戻るのを許容する出口ポートと、入口ポートと出口
ポート間に配設され、ガスが集液室に逆流するのを阻止
するガス逆流防止手段と、およびガス逆流防止手段と出
口ポート間に配設され、吸引手段が集液室に作用させる
負圧を調節する吸引制御手段とを備えている。
【0008】好適実施態様において、この制御モジュー
ルは、さらに、入口ポートとガス逆流防止手段間に配設
された流体を充填した空気洩れ表示手段を備えている。
液体中に泡が生ずることは、集液室から吸引源までガス
が流動していることを示す。表示手段の液体の上流側お
よび下流側には、そらせ手段が設けてあり、ドレナージ
装置が傾いた場合、液体が空気洩れ表示手段を出て、ガ
ス逆流防止手段またはモジュール内のその他のシステム
制御要素に流入するのを防止する。さらに、制御モジュ
ールは、正圧逃がし手段、負圧逃がし手段、作用吸引圧
表示手段、およびシステム圧表示手段を備えている。
ルは、さらに、入口ポートとガス逆流防止手段間に配設
された流体を充填した空気洩れ表示手段を備えている。
液体中に泡が生ずることは、集液室から吸引源までガス
が流動していることを示す。表示手段の液体の上流側お
よび下流側には、そらせ手段が設けてあり、ドレナージ
装置が傾いた場合、液体が空気洩れ表示手段を出て、ガ
ス逆流防止手段またはモジュール内のその他のシステム
制御要素に流入するのを防止する。さらに、制御モジュ
ールは、正圧逃がし手段、負圧逃がし手段、作用吸引圧
表示手段、およびシステム圧表示手段を備えている。
【0009】このように、システムの全制御要素が単一
の制御モジュール内に設けられている。制御モジュール
は、様々な容器と共に使用することができ、このため容
器は、より簡単且つ低廉な設計にし製造することができ
る。モジュールを集液容器の外側凹所内に入子式に収納
することによって、システム全体の外形を著しく単純化
することができる。
の制御モジュール内に設けられている。制御モジュール
は、様々な容器と共に使用することができ、このため容
器は、より簡単且つ低廉な設計にし製造することができ
る。モジュールを集液容器の外側凹所内に入子式に収納
することによって、システム全体の外形を著しく単純化
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の胸腔ドレナージ装置5
が、第1図に示してある。このドレナージ装置5は、集
液容器21に接続した制御モジュール20を備えてい
る。集液容器21は、立体形の容器体を画成し且つこの
容器体内に位置する外壁を有し、略長方形の形状をして
いる。集液容器21の内壁は、容器体内に、制御モジュ
ール20を収納し得るようにした外方を向く凹所25を
形成し、モジュール20はこの凹所内に入子式に位置決
めされる。制御モジュール20は、その少なくとも主要
部が容器体内に収納され得る形状とする。集液容器およ
び制御モジュールは、スチレンのような無毒の射出成型
可能な材料で製造する。
が、第1図に示してある。このドレナージ装置5は、集
液容器21に接続した制御モジュール20を備えてい
る。集液容器21は、立体形の容器体を画成し且つこの
容器体内に位置する外壁を有し、略長方形の形状をして
いる。集液容器21の内壁は、容器体内に、制御モジュ
ール20を収納し得るようにした外方を向く凹所25を
形成し、モジュール20はこの凹所内に入子式に位置決
めされる。制御モジュール20は、その少なくとも主要
部が容器体内に収納され得る形状とする。集液容器およ
び制御モジュールは、スチレンのような無毒の射出成型
可能な材料で製造する。
【0011】胸腔から集液容器まで体液(液体およびガ
ス)を送る可撓管22の一端は、胸腔に接続され、他端
は、集液容器の頂部壁28から伸長する管状突起23に
気密状態に接続される。胸腔の液体は、集液容器21内
に保持される一方、ガスは、制御モジュールを通って、
集液容器21から排出され、管9を経て制御モジュール
頂部の出口ポート口54から出て、吸引源(図示せず)
に吸引される。一対の細長い金属製フック24が集液容
器の両側から伸長しており、ドレナージ装置をベッド枠
材に掛けるか、または、両フック同志を掛合させて、ド
レナージ装置を手で運ぶ際のハンドルとして利用するこ
とができる。
ス)を送る可撓管22の一端は、胸腔に接続され、他端
は、集液容器の頂部壁28から伸長する管状突起23に
気密状態に接続される。胸腔の液体は、集液容器21内
に保持される一方、ガスは、制御モジュールを通って、
集液容器21から排出され、管9を経て制御モジュール
頂部の出口ポート口54から出て、吸引源(図示せず)
に吸引される。一対の細長い金属製フック24が集液容
器の両側から伸長しており、ドレナージ装置をベッド枠
材に掛けるか、または、両フック同志を掛合させて、ド
レナージ装置を手で運ぶ際のハンドルとして利用するこ
とができる。
【0012】制御モジュール20は、胸腔ドレナージ装
置5を流動するガスの流量およびドレナージ装置5内の
ガス圧を調整する制御要素の全てを収納している。集液
容器内には、制御要素が一切存在しない。制御モジュー
ルは、下部ハウジング34および上部ハウジング36を
備えている。下部ハウジング34は、第1図に示すよう
に、集液容器の正面外壁27の相補的形状の凹所25内
に着座する。この凹所25は、集液容器の頂部壁28ま
で伸長し、制御モジュールの上部ハウジング36は、集
液容器の頂部壁28上方に位置している。下部ハウジン
グの正面端縁に沿って伸長するフランジ26が、集液容
器の相補的形状の溝内に嵌入し、制御モジュールを集液
容器に確実に位置決めする。
置5を流動するガスの流量およびドレナージ装置5内の
ガス圧を調整する制御要素の全てを収納している。集液
容器内には、制御要素が一切存在しない。制御モジュー
ルは、下部ハウジング34および上部ハウジング36を
備えている。下部ハウジング34は、第1図に示すよう
に、集液容器の正面外壁27の相補的形状の凹所25内
に着座する。この凹所25は、集液容器の頂部壁28ま
で伸長し、制御モジュールの上部ハウジング36は、集
液容器の頂部壁28上方に位置している。下部ハウジン
グの正面端縁に沿って伸長するフランジ26が、集液容
器の相補的形状の溝内に嵌入し、制御モジュールを集液
容器に確実に位置決めする。
【0013】第10図に示すように、制御モジュールの
入口または入口ポート30にて、制御モジュールと集液
容器間が単一の気密状態に流体接続されている。体液の
ガスは、集液容器内で液体上方のエアスペース内に集ま
り、ポート30を経て集液容器の頂部壁28の穴を出、
制御モジュール内へ流入する。制御モジュールの下方伸
長の管状突起31が、集液容器の上方伸長の契合管状突
起32の周囲にきちっと嵌合し、ポート30を形成す
る。プラスチック製管状突起31,32同志を溶剤接着
させることにより、上記接続部は気密状態となる。好適
実施態様において、集液容器および制御モジュール共、
スチレン製とし、メチルケトン溶剤で接着させることが
できる。さらに、この接続部にそらせ手段(図示せず)
を設け、制御モジュール内に泡が入るのを防止すること
ができる。別の方法として、制御モジュールの入口ポー
トに標準型のねじアダプタ(図示せず)を設け、集液容
器に接続し易いようにしてもよい。
入口または入口ポート30にて、制御モジュールと集液
容器間が単一の気密状態に流体接続されている。体液の
ガスは、集液容器内で液体上方のエアスペース内に集ま
り、ポート30を経て集液容器の頂部壁28の穴を出、
制御モジュール内へ流入する。制御モジュールの下方伸
長の管状突起31が、集液容器の上方伸長の契合管状突
起32の周囲にきちっと嵌合し、ポート30を形成す
る。プラスチック製管状突起31,32同志を溶剤接着
させることにより、上記接続部は気密状態となる。好適
実施態様において、集液容器および制御モジュール共、
スチレン製とし、メチルケトン溶剤で接着させることが
できる。さらに、この接続部にそらせ手段(図示せず)
を設け、制御モジュール内に泡が入るのを防止すること
ができる。別の方法として、制御モジュールの入口ポー
トに標準型のねじアダプタ(図示せず)を設け、集液容
器に接続し易いようにしてもよい。
【0014】典型的には、大人、子供および幼児にそれ
ぞれ合った各種寸法の集液容器を使用する。本発明の制
御モジュールは、如何なる寸法の集液容器、びんまたは
室にも接続することができる。さらに、この制御モジュ
ールは、調整したクローズド吸引システムを必要とする
自動灌流装置等のような、胸腔ドレナージ装置以外の装
置にも有用である。加えて、単一の制御モジュールに多
数の入口ポートを設け、複数の集液手段に接続し得るよ
うにすることも可能である。
ぞれ合った各種寸法の集液容器を使用する。本発明の制
御モジュールは、如何なる寸法の集液容器、びんまたは
室にも接続することができる。さらに、この制御モジュ
ールは、調整したクローズド吸引システムを必要とする
自動灌流装置等のような、胸腔ドレナージ装置以外の装
置にも有用である。加えて、単一の制御モジュールに多
数の入口ポートを設け、複数の集液手段に接続し得るよ
うにすることも可能である。
【0015】制御モジュールを集液手段の相補的形状の
凹所内に嵌入させることにより、ドレナージ装置全体の
高さを著しく低くすることができる。例えば、第1図に
示した制御モジュールは、高さ133.35mm(5.
25インチ)、幅120.65mm(4.75インチ)
および厚み57.15mm(2.25インチ)とし、一
方、集液容器は高さ224.79mm(8.85イン
チ)、幅190.5mm(7.50インチ)、厚み10
1.6mm(4.0インチ)および容積2500ccの
寸法とすることができる。本例において、上部ハウジン
グ36は集液容器上端から48.26mm(1.9イン
チ)伸長させてある。従って、集液容器と制御モジュー
ルの合計高さは、304.8mm(12インチ)以下と
なり、ベッド枠材に容易に取付けることができる。
凹所内に嵌入させることにより、ドレナージ装置全体の
高さを著しく低くすることができる。例えば、第1図に
示した制御モジュールは、高さ133.35mm(5.
25インチ)、幅120.65mm(4.75インチ)
および厚み57.15mm(2.25インチ)とし、一
方、集液容器は高さ224.79mm(8.85イン
チ)、幅190.5mm(7.50インチ)、厚み10
1.6mm(4.0インチ)および容積2500ccの
寸法とすることができる。本例において、上部ハウジン
グ36は集液容器上端から48.26mm(1.9イン
チ)伸長させてある。従って、集液容器と制御モジュー
ルの合計高さは、304.8mm(12インチ)以下と
なり、ベッド枠材に容易に取付けることができる。
【0016】第9図に示すように、制御モジュールは、
光学的に透明な下部ハウジング34、上部ハウジング3
6、下部ハウジング34と上部ハウジング36間の台座
35と、および胸腔ドレナージ装置内を流動するガス流
量を調節し且つ監視する複数の弁、そらせ手段および表
示手段とを備えている。上部ハウジング、下部ハウジン
グおよび台座は、スチレンのような耐衝撃性プラスチッ
ク製とする。上部ハウジング36と下部ハウジング34
を契合端縁にて接着させ、または超音波で溶接し、気密
の接続状態を提供する。
光学的に透明な下部ハウジング34、上部ハウジング3
6、下部ハウジング34と上部ハウジング36間の台座
35と、および胸腔ドレナージ装置内を流動するガス流
量を調節し且つ監視する複数の弁、そらせ手段および表
示手段とを備えている。上部ハウジング、下部ハウジン
グおよび台座は、スチレンのような耐衝撃性プラスチッ
ク製とする。上部ハウジング36と下部ハウジング34
を契合端縁にて接着させ、または超音波で溶接し、気密
の接続状態を提供する。
【0017】台座35は、上部ハウジング36と下部ハ
ウジング34間にあり、下部ハウジングの下部室45,
46,52(第10図を参照すること)と上部ハウジン
グの上部室41,48,53を分離させている。台座3
5は、下部ハウジングの頂端縁に近接し且つその周囲で
伸長する張出部150上に着座している。台座の裏面か
ら下方に伸長するピン151(第2図)が下部ハウジン
グの契合管状突起152内に嵌合し、台座を下部ハウジ
ング上に位置決めする。さらに、台座の裏面から下方に
伸長する管状突起153が、下部ハウジングの契合穴1
54内にきちっと嵌入し、以下に説明するように気密の
流体接続部を形成する。
ウジング34間にあり、下部ハウジングの下部室45,
46,52(第10図を参照すること)と上部ハウジン
グの上部室41,48,53を分離させている。台座3
5は、下部ハウジングの頂端縁に近接し且つその周囲で
伸長する張出部150上に着座している。台座の裏面か
ら下方に伸長するピン151(第2図)が下部ハウジン
グの契合管状突起152内に嵌合し、台座を下部ハウジ
ング上に位置決めする。さらに、台座の裏面から下方に
伸長する管状突起153が、下部ハウジングの契合穴1
54内にきちっと嵌入し、以下に説明するように気密の
流体接続部を形成する。
【0018】第10図に示すように、制御モジュール
は、入口ポート30と出口ポート54間に内部流路手段
を形成するよう直列形態に配設した複数の室を備えてい
る。集液容器のガスは、入口ポート30および狭小穴4
0を通ってモジュールの第1室41内に流動する。シス
テム圧表示手段55が、穴57を介して第1室に接続さ
れ、集液容器内のガス圧が負圧であるか否か表示する。
ガスは、第1室頂部の穴42を通って第1室41から流
動し、台座35から下方に伸長する漏斗管43を流下
し、台座の穴44を通り台座下方の第2室45内に流入
する。ガスは第2室45と第3室46の隣接底部に位置
決めした液体33を通り、第3室を通って上方に流れ
る。第2室45および第3室46は、それぞれ、空気洩
れ表示手段の上流側および下流側脚部を形成する。第3
室の上端には、渦巻状のそらせ手段100が設けてあ
り、ドレナージ装置が何れかの方向に傾いた場合、空気
洩れ表示手段の液体33が洩れないようにしてある。ガ
スは、そらせ手段100、台座の穴47を通り、台座上
方の第4室48内に流動する。第4室には、負圧逃がし
手段としての、または、高負圧逃がし手段としての高負
圧逃がし弁80が接続されている。ガスは、台座の穴5
1を通って第4室から流出し、台座下方の第5室52内
に流入する。次いで、ガスは、台座の穴に設けた乾燥一
方向弁手段としての一方向メカニカル弁すなわち一方向
弁90を通って、台座上方の第6室53まで流動する。
正圧逃がし手段としての正圧逃がし弁140、吸引制御
手段120および吸引圧表示手段130が第6室に接続
されている。ガスは、出口ポート54を通って第6室か
ら出、出口ポートに気密状態に接続した管を通って吸引
手段に流入する。
は、入口ポート30と出口ポート54間に内部流路手段
を形成するよう直列形態に配設した複数の室を備えてい
る。集液容器のガスは、入口ポート30および狭小穴4
0を通ってモジュールの第1室41内に流動する。シス
テム圧表示手段55が、穴57を介して第1室に接続さ
れ、集液容器内のガス圧が負圧であるか否か表示する。
ガスは、第1室頂部の穴42を通って第1室41から流
動し、台座35から下方に伸長する漏斗管43を流下
し、台座の穴44を通り台座下方の第2室45内に流入
する。ガスは第2室45と第3室46の隣接底部に位置
決めした液体33を通り、第3室を通って上方に流れ
る。第2室45および第3室46は、それぞれ、空気洩
れ表示手段の上流側および下流側脚部を形成する。第3
室の上端には、渦巻状のそらせ手段100が設けてあ
り、ドレナージ装置が何れかの方向に傾いた場合、空気
洩れ表示手段の液体33が洩れないようにしてある。ガ
スは、そらせ手段100、台座の穴47を通り、台座上
方の第4室48内に流動する。第4室には、負圧逃がし
手段としての、または、高負圧逃がし手段としての高負
圧逃がし弁80が接続されている。ガスは、台座の穴5
1を通って第4室から流出し、台座下方の第5室52内
に流入する。次いで、ガスは、台座の穴に設けた乾燥一
方向弁手段としての一方向メカニカル弁すなわち一方向
弁90を通って、台座上方の第6室53まで流動する。
正圧逃がし手段としての正圧逃がし弁140、吸引制御
手段120および吸引圧表示手段130が第6室に接続
されている。ガスは、出口ポート54を通って第6室か
ら出、出口ポートに気密状態に接続した管を通って吸引
手段に流入する。
【0019】第7図に詳細に示した圧力表示手段(Sp
1)55は、上部ハウジングの頂部壁37の凹所56内
に配設され、第1室の頂部壁の穴57を介して第1室4
1に接続されている。このSp1は、直角の支持部材5
8と、弾性膜59と、および標識装置60とを備えてい
る。第1室からSp1に入るガスは、集液室内のガスと
等圧であり、従って、Sp1は、標識装置60を介して
集液容器内の圧力が負圧であるかまたは正圧であるかを
表示することができる。第1室からのガスは、支持部材
58の直角ボア38を通って、管状弾性膜59内へ流入
する。この膜59は、末梢端が閉じられ、支持部材の一
端を中心とする基端は、Oリングによって密封されてい
る。負圧であることを示す文字「YES」を付した標識
装置60が支持部材に取付けられ且つ弾性膜内に位置決
めされている。膜上方で上部ハウジング上に配設したカ
バー板63内には、拡大レンズ62が設けてあり、この
拡大レンズ62を通して弾性膜を観察することができ
る。カバー板63の穴64により、外気が凹所56内に
流入する。集液容器内のガスが、負圧である場合、膜の
外側に作用するより高圧の大気圧のため、弾性膜は凹
む。凹んだ状態時、文字「YES」を付した標識装置を
膜を通じて見ることができる。これにより、集液容器は
希望通り負圧状態にあることが分かる。集液容器内の圧
力が正圧である場合、膜は膨張し、文字「YES」を外
部から見ることができない。これにより、集液容器内の
圧力が正圧状態にあることが分かり、匡正措置を採るこ
とができる。
1)55は、上部ハウジングの頂部壁37の凹所56内
に配設され、第1室の頂部壁の穴57を介して第1室4
1に接続されている。このSp1は、直角の支持部材5
8と、弾性膜59と、および標識装置60とを備えてい
る。第1室からSp1に入るガスは、集液室内のガスと
等圧であり、従って、Sp1は、標識装置60を介して
集液容器内の圧力が負圧であるかまたは正圧であるかを
表示することができる。第1室からのガスは、支持部材
58の直角ボア38を通って、管状弾性膜59内へ流入
する。この膜59は、末梢端が閉じられ、支持部材の一
端を中心とする基端は、Oリングによって密封されてい
る。負圧であることを示す文字「YES」を付した標識
装置60が支持部材に取付けられ且つ弾性膜内に位置決
めされている。膜上方で上部ハウジング上に配設したカ
バー板63内には、拡大レンズ62が設けてあり、この
拡大レンズ62を通して弾性膜を観察することができ
る。カバー板63の穴64により、外気が凹所56内に
流入する。集液容器内のガスが、負圧である場合、膜の
外側に作用するより高圧の大気圧のため、弾性膜は凹
む。凹んだ状態時、文字「YES」を付した標識装置を
膜を通じて見ることができる。これにより、集液容器は
希望通り負圧状態にあることが分かる。集液容器内の圧
力が正圧である場合、膜は膨張し、文字「YES」を外
部から見ることができない。これにより、集液容器内の
圧力が正圧状態にあることが分かり、匡正措置を採るこ
とができる。
【0020】ガスは、第1室41から漏斗管43の頂端
縁と上部ハウジングの頂部壁37間に形成した小径穴4
2を通って流動する。ガスは、漏斗管43を通り、ロー
トの頂部壁の小径穴44から出、空気洩れ表示手段の上
流側脚部を備える第2室45内に流入する。第2室の下
端部と第3室の隣接する下端部はU字管を形成し、この
U字管内に、食塩液、その他適当な液体33を15乃至
20cc入れる。かかる液体は、注射器66により、上
部室頂部壁37の穴155内に設けた弾性ゴムストッパ
67から注入され、液体は漏斗管を通って、第2室底部
まで流動する。カバー171は、ストッパを所定位置に
保持する作用をし、ストッパの中心部を通じて注射針を
案内する中央穴を備えている。空気洩れ表示液体33
は、空気洩れ表示手段底部の取外し可能な栓170から
排出することができる。
縁と上部ハウジングの頂部壁37間に形成した小径穴4
2を通って流動する。ガスは、漏斗管43を通り、ロー
トの頂部壁の小径穴44から出、空気洩れ表示手段の上
流側脚部を備える第2室45内に流入する。第2室の下
端部と第3室の隣接する下端部はU字管を形成し、この
U字管内に、食塩液、その他適当な液体33を15乃至
20cc入れる。かかる液体は、注射器66により、上
部室頂部壁37の穴155内に設けた弾性ゴムストッパ
67から注入され、液体は漏斗管を通って、第2室底部
まで流動する。カバー171は、ストッパを所定位置に
保持する作用をし、ストッパの中心部を通じて注射針を
案内する中央穴を備えている。空気洩れ表示液体33
は、空気洩れ表示手段底部の取外し可能な栓170から
排出することができる。
【0021】下部ハウジング34は透明であるため、室
45,46で形成したU字管内に空気洩れ表示液体33
を見ることができる。胸腔および集液容器から出るガス
は、U字管底部の表示液体に泡を生ずることで確認でき
る。表示液体を通り、上流側脚部45から下流側脚部4
6まで流動するガスを観察することにより、胸腔の空気
洩れが生じていること、またガスが正しい方向、即ち、
患者から吸引源に流動していることを確認することがで
きる。可溶色素を塗布した玉158(第2図)を空気洩
れ表示手段内に位置決めし、液体33を着色することに
より、液体を通って流動するガスを確認し易くすること
ができる。
45,46で形成したU字管内に空気洩れ表示液体33
を見ることができる。胸腔および集液容器から出るガス
は、U字管底部の表示液体に泡を生ずることで確認でき
る。表示液体を通り、上流側脚部45から下流側脚部4
6まで流動するガスを観察することにより、胸腔の空気
洩れが生じていること、またガスが正しい方向、即ち、
患者から吸引源に流動していることを確認することがで
きる。可溶色素を塗布した玉158(第2図)を空気洩
れ表示手段内に位置決めし、液体33を着色することに
より、液体を通って流動するガスを確認し易くすること
ができる。
【0022】表示液体の上流側および下流側にそらせ手
段が設けてあり、ドレナージ装置が、何れかの方向に9
0°傾いた場合、空気洩れ表示手段の液体が流出し、制
御モジュールの他の構成要素を汚染することはない。表
示液体の上流側には、2つの小径穴42,44、傾斜底
部壁156を有する漏斗管43および第2部材上端の傾
斜排液壁65があるため、ドレナージ装置が何れかの方
向に傾いた場合でも、液体が第1室に流入することはな
い。
段が設けてあり、ドレナージ装置が、何れかの方向に9
0°傾いた場合、空気洩れ表示手段の液体が流出し、制
御モジュールの他の構成要素を汚染することはない。表
示液体の上流側には、2つの小径穴42,44、傾斜底
部壁156を有する漏斗管43および第2部材上端の傾
斜排液壁65があるため、ドレナージ装置が何れかの方
向に傾いた場合でも、液体が第1室に流入することはな
い。
【0023】空気洩れ表示手段の下流側脚部46の上部
に挿入したそらせ手段100により、ドレナージ装置が
何れかの方向に傾いた場合、表示液体33が下流側脚部
46から流出するのを防止する蛇行路が提供される。第
8図および第9図に示すように、そらせ手段100は、
前方下方に傾斜した上部そらせ壁101と、後方下方に
傾斜した下部そらせ壁102と、上部および下部そらせ
壁を接続する一対の垂直接続部材103,104と、上
部そらせ壁から上方に伸長する垂直握持部111と、上
部そらせ壁から下方に伸長する一対の垂直上部飛沫ガー
ド109,110と、下部そらせ壁から下方に伸長する
一対の垂直下方飛沫ガード105,106とおよび上部
および下部そらせ壁各々の端縁に設けた弾性端縁フラン
ジ112,113とを備えている。
に挿入したそらせ手段100により、ドレナージ装置が
何れかの方向に傾いた場合、表示液体33が下流側脚部
46から流出するのを防止する蛇行路が提供される。第
8図および第9図に示すように、そらせ手段100は、
前方下方に傾斜した上部そらせ壁101と、後方下方に
傾斜した下部そらせ壁102と、上部および下部そらせ
壁を接続する一対の垂直接続部材103,104と、上
部そらせ壁から上方に伸長する垂直握持部111と、上
部そらせ壁から下方に伸長する一対の垂直上部飛沫ガー
ド109,110と、下部そらせ壁から下方に伸長する
一対の垂直下方飛沫ガード105,106とおよび上部
および下部そらせ壁各々の端縁に設けた弾性端縁フラン
ジ112,113とを備えている。
【0024】そらせ手段100は、モジュールの第3室
46内に挿入可能な単一体として形成することが望まし
い。第3室は略長方形であり、正面壁68、後部壁69
および両側壁118,119を備えている。握持部11
1を保持することにより、そらせ手段100を第3室上
部内に挿入することができる。上部そらせ壁101は、
室側壁118,119間を伸長し且つ室の後部壁69か
ら上部そらせ壁の正面端縁115まで伸長し得る形状に
してある。上記正面端縁は、室の正面壁68の少し手前
に位置し、端縁115と室の正面壁68間に正面流路を
形成する。下部そらせ壁102は、室側壁118,11
0間を伸長し且つ室の正面壁68から後部端縁114ま
で伸長し得る形状にしてある。後部端縁114は、室の
後部壁69の少し手前に位置し、端縁114と室の後部
壁69間に後部流路を形成する。室側壁に接触しない正
面端縁115および後部端縁114を除き、上部および
下部そらせ壁の外端縁には、それぞれ、弾性フランジ1
12および113が設けてある。そらせ手段は、第3室
内まで下方に押圧され、弾性フランジ112および11
3は、第3室の内壁に圧入され、そらせ壁と第3室の壁
間に液密シールを形成する。さらに、飛沫ガード10
5,106,109および101の側端縁が、第3室内
壁の相補的形状の溝157内に押圧され、そらせ手段を
所定位置にしっかりと保持している。
46内に挿入可能な単一体として形成することが望まし
い。第3室は略長方形であり、正面壁68、後部壁69
および両側壁118,119を備えている。握持部11
1を保持することにより、そらせ手段100を第3室上
部内に挿入することができる。上部そらせ壁101は、
室側壁118,119間を伸長し且つ室の後部壁69か
ら上部そらせ壁の正面端縁115まで伸長し得る形状に
してある。上記正面端縁は、室の正面壁68の少し手前
に位置し、端縁115と室の正面壁68間に正面流路を
形成する。下部そらせ壁102は、室側壁118,11
0間を伸長し且つ室の正面壁68から後部端縁114ま
で伸長し得る形状にしてある。後部端縁114は、室の
後部壁69の少し手前に位置し、端縁114と室の後部
壁69間に後部流路を形成する。室側壁に接触しない正
面端縁115および後部端縁114を除き、上部および
下部そらせ壁の外端縁には、それぞれ、弾性フランジ1
12および113が設けてある。そらせ手段は、第3室
内まで下方に押圧され、弾性フランジ112および11
3は、第3室の内壁に圧入され、そらせ壁と第3室の壁
間に液密シールを形成する。さらに、飛沫ガード10
5,106,109および101の側端縁が、第3室内
壁の相補的形状の溝157内に押圧され、そらせ手段を
所定位置にしっかりと保持している。
【0025】第2図および第8図に示すように、飛沫ガ
ード106の下方から第3室の底部まで第3室の一部と
交差して伸長する内壁70が第3室下部を正面部72と
後部73に分割し、表示液体33が後部73まで流動す
るのを防止する。このため、表示液体33が第3室から
出るためには、まず後部73に流動し、上部および下部
そらせ壁101,102間をそらせ壁の後部端縁114
と室の後部壁69によって形成した第2流路上方に流動
し、そらせ壁の正面上端縁115と室の正面壁68によ
って形成した第1流路上方に流動し、さらに第3部材の
上部壁の中央に設けた狭小な穴47を通って上部そらせ
壁101の上方に流動しなければならない。第11図に
示すように、ドレナージ装置が何れかの方向に90°傾
いた場合、飛沫ガード105,106,109,110
より表示液体33が第3室から流出するのが防止され
る。さらに、上部および下部そらせ壁101,102は
傾斜しており、表示液体を第3室の底部に排出し易くし
てある。このように、そらせ手段100を第3室の下流
脚部内に設けることにより、表示液体は装置が何れかの
方向に90°傾いた場合でも、第3室の下流側から洩れ
ることはない。後述のように、乾燥状態にて作用する乾
燥一方向弁が空気洩れ表示手段の下流側に配設されてい
るため、表示液体が洩れないことは重要である。
ード106の下方から第3室の底部まで第3室の一部と
交差して伸長する内壁70が第3室下部を正面部72と
後部73に分割し、表示液体33が後部73まで流動す
るのを防止する。このため、表示液体33が第3室から
出るためには、まず後部73に流動し、上部および下部
そらせ壁101,102間をそらせ壁の後部端縁114
と室の後部壁69によって形成した第2流路上方に流動
し、そらせ壁の正面上端縁115と室の正面壁68によ
って形成した第1流路上方に流動し、さらに第3部材の
上部壁の中央に設けた狭小な穴47を通って上部そらせ
壁101の上方に流動しなければならない。第11図に
示すように、ドレナージ装置が何れかの方向に90°傾
いた場合、飛沫ガード105,106,109,110
より表示液体33が第3室から流出するのが防止され
る。さらに、上部および下部そらせ壁101,102は
傾斜しており、表示液体を第3室の底部に排出し易くし
てある。このように、そらせ手段100を第3室の下流
脚部内に設けることにより、表示液体は装置が何れかの
方向に90°傾いた場合でも、第3室の下流側から洩れ
ることはない。後述のように、乾燥状態にて作用する乾
燥一方向弁が空気洩れ表示手段の下流側に配設されてい
るため、表示液体が洩れないことは重要である。
【0026】第3室を出たガスは、穴47を通り第4室
48に入る。高負圧逃がし弁80が上部ハウジングの頂
部壁凹所39に配設してあり、第4室のガスと連通して
いる。
48に入る。高負圧逃がし弁80が上部ハウジングの頂
部壁凹所39に配設してあり、第4室のガスと連通して
いる。
【0027】高負圧逃がし弁80は、室の圧力が所定の
負圧、例えば、−45cmH2O以下に低下した場合、
自動的に開放し第4室内に外気を導入し得るよう設定し
た調節可能な一方向メカニカル弁である。例えば、管の
詰まりを除去するため、患者の管を取外す場合、通常、
制御モジュールの負圧は急激に増大する。さらに、吸引
調節手段すなわち吸引制御手段120が作動不良の場合
にも、負圧は増大する。こうした場合、高負圧逃がし弁
から外気を導入することにより、過剰の負圧を自動的に
逃すことができる。高負圧逃がし弁80の上方には、細
菌防止フイルタ81が配設してあり、外気による制御モ
ジュールの汚染を防止する。この細菌防止フイルタ81
を所定位置に保持し且つ保護する通気キャップ82が設
けてある。
負圧、例えば、−45cmH2O以下に低下した場合、
自動的に開放し第4室内に外気を導入し得るよう設定し
た調節可能な一方向メカニカル弁である。例えば、管の
詰まりを除去するため、患者の管を取外す場合、通常、
制御モジュールの負圧は急激に増大する。さらに、吸引
調節手段すなわち吸引制御手段120が作動不良の場合
にも、負圧は増大する。こうした場合、高負圧逃がし弁
から外気を導入することにより、過剰の負圧を自動的に
逃すことができる。高負圧逃がし弁80の上方には、細
菌防止フイルタ81が配設してあり、外気による制御モ
ジュールの汚染を防止する。この細菌防止フイルタ81
を所定位置に保持し且つ保護する通気キャップ82が設
けてある。
【0028】第4室のガスは、台座から上方に伸長する
直立導管51を介して台座下方の第5室52まで排出さ
れる。万が一、液体が第4室48内に流入した場合、導
管51により、液体が第5室50に流入するのを阻止で
きる。ガスが第5室から出るのを許容する一方、第5室
に再流入するのを阻止する一方向メカニカル弁90のよ
うなガス逆流防止手段が第5室50の頂部壁の出口穴1
59に配設されている。この一方向密封手段は、制御モ
ジュール内のガスが胸腔内に再流入し、胸腔内に正圧が
蓄積し危険な状態となるのを防止する上で不可欠であ
る。一方向弁90は、典型的に、約1乃至1.5cmH
2Oにて開放するよう設定されている。
直立導管51を介して台座下方の第5室52まで排出さ
れる。万が一、液体が第4室48内に流入した場合、導
管51により、液体が第5室50に流入するのを阻止で
きる。ガスが第5室から出るのを許容する一方、第5室
に再流入するのを阻止する一方向メカニカル弁90のよ
うなガス逆流防止手段が第5室50の頂部壁の出口穴1
59に配設されている。この一方向密封手段は、制御モ
ジュール内のガスが胸腔内に再流入し、胸腔内に正圧が
蓄積し危険な状態となるのを防止する上で不可欠であ
る。一方向弁90は、典型的に、約1乃至1.5cmH
2Oにて開放するよう設定されている。
【0029】一方向弁を介して第6室53内に流入する
ガスは、吸引源、吸引制御手段120、吸引圧表示手段
130および正圧逃がし弁140に連通している。病院
の壁の吸引口または可搬式吸引手段のような吸引源が、
管を介して、管状導管54によって画成した出口ポート
に接続されている。病院の壁の吸引口または吸引源は、
過剰の吸引圧に設定されているため、吸引源から集液容
器まで供給される吸引力を制限する吸引制御手段120
が設けてある。この吸引制御手段120は、集液容器内
の圧力を通常望ましい値である。例えば、0乃至40c
mH2Oの真空圧に調節するねじ/ロタメータ組立体で
構成されている。調節ねじ121は、末梢端にテーパ付
きプラグ123を備え、このプラグ123は、第6室の
出口穴160に位置決めし、第6室53と導管54間を
流動するガス流量を調節することができる。第2図およ
び第10図に示すように、このねじは上部ハウジングの
ボア75内に設けた黄銅製インサート122内にねじ込
んである。プラグ123は、末梢端にテーパが付けてあ
り、出口ドアまたは穴160か、導管54下方の大径部
を接続し、テーパ付きプラグ端部が穴160内を動くこ
とで、作用する吸引圧を正確に制御することができる。
Oリング125は、ねじ121を緩め得る程度を規制
し、ボアとねじの縮径部124間にシールを形成し、空
気洩れを防止する。
ガスは、吸引源、吸引制御手段120、吸引圧表示手段
130および正圧逃がし弁140に連通している。病院
の壁の吸引口または可搬式吸引手段のような吸引源が、
管を介して、管状導管54によって画成した出口ポート
に接続されている。病院の壁の吸引口または吸引源は、
過剰の吸引圧に設定されているため、吸引源から集液容
器まで供給される吸引力を制限する吸引制御手段120
が設けてある。この吸引制御手段120は、集液容器内
の圧力を通常望ましい値である。例えば、0乃至40c
mH2Oの真空圧に調節するねじ/ロタメータ組立体で
構成されている。調節ねじ121は、末梢端にテーパ付
きプラグ123を備え、このプラグ123は、第6室の
出口穴160に位置決めし、第6室53と導管54間を
流動するガス流量を調節することができる。第2図およ
び第10図に示すように、このねじは上部ハウジングの
ボア75内に設けた黄銅製インサート122内にねじ込
んである。プラグ123は、末梢端にテーパが付けてあ
り、出口ドアまたは穴160か、導管54下方の大径部
を接続し、テーパ付きプラグ端部が穴160内を動くこ
とで、作用する吸引圧を正確に制御することができる。
Oリング125は、ねじ121を緩め得る程度を規制
し、ボアとねじの縮径部124間にシールを形成し、空
気洩れを防止する。
【0030】作用する吸引圧は、第6室と連通する吸引
圧表示流動管131と流動玉132によって視覚的に表
示される。台座35から下方に伸長する管状導管153
が流動管131を第6室に接続している。流動管の底部
の穴133により、外気が管底部に導入され、第6室内
のガス圧力と大気圧間の差圧により、玉132は透明管
131内部を上昇する。この玉132が上昇する程度
は、上記差圧に比例し、流動管の目盛で表示することが
できる。流動管131は、空気洩れ表示手段に沿って制
御モジュールの正面壁に隣接して位置決めし、制御モジ
ュールを集液容器の凹所25に嵌入させたとき、双方と
も容易に見えるようにすることができる。
圧表示流動管131と流動玉132によって視覚的に表
示される。台座35から下方に伸長する管状導管153
が流動管131を第6室に接続している。流動管の底部
の穴133により、外気が管底部に導入され、第6室内
のガス圧力と大気圧間の差圧により、玉132は透明管
131内部を上昇する。この玉132が上昇する程度
は、上記差圧に比例し、流動管の目盛で表示することが
できる。流動管131は、空気洩れ表示手段に沿って制
御モジュールの正面壁に隣接して位置決めし、制御モジ
ュールを集液容器の凹所25に嵌入させたとき、双方と
も容易に見えるようにすることができる。
【0031】単一のきのこ弁で構成した正圧逃がし弁1
40が、上部ハウジングの頂部壁37の凹所76内に配
設され、凹所底部に設けた複数の穴77を介して第6室
のガスと連通している。患者が咳をした場合のように、
正圧が制御モジュール内に蓄積したならば、正圧逃がし
弁が自動的に開放し、制御モジューからガスを逃す。
40が、上部ハウジングの頂部壁37の凹所76内に配
設され、凹所底部に設けた複数の穴77を介して第6室
のガスと連通している。患者が咳をした場合のように、
正圧が制御モジュール内に蓄積したならば、正圧逃がし
弁が自動的に開放し、制御モジューからガスを逃す。
【0032】弁の損傷または誤操作を防止する格子14
2が弁上方に設けてある。
2が弁上方に設けてある。
【0033】上述のように、胸腔ドレナージ装置内を流
動するガス流量を調節するのに必要な全構成要素をコン
パクトなモジュール制御ユニットとして提供することが
できる。本発明の好適実施態様について説明したが、当
業者には、本発明の各種の変形、例が了知できるであろ
うし、かかる変形例も特許請求の範囲に記載した本発明
の範囲に包含されるものである。
動するガス流量を調節するのに必要な全構成要素をコン
パクトなモジュール制御ユニットとして提供することが
できる。本発明の好適実施態様について説明したが、当
業者には、本発明の各種の変形、例が了知できるであろ
うし、かかる変形例も特許請求の範囲に記載した本発明
の範囲に包含されるものである。
【図1】第1図は、集液容器に接続した本発明の制御モ
ジュールの斜視図。
ジュールの斜視図。
【図2】第2図は、第1図の線2−2に関する制御モジ
ュールの正面断面図。
ュールの正面断面図。
【図3】第3図は、システム制御弁および表示手段の幾
つかを示す第2図の線3−3に関する部分断面平面図。
つかを示す第2図の線3−3に関する部分断面平面図。
【図4】第4図は、台座上方の上部室を示す第2図の線
4−4に関する断面平面図。
4−4に関する断面平面図。
【図5】第5図は、台座下方の下部室を示す第2図の線
5−5に関する断面平面図。
5−5に関する断面平面図。
【図6】第6図は、多数の制御要素の断面を示す第3図
の線6−6に関する正面断面図。
の線6−6に関する正面断面図。
【図7】第7図は、システム圧力表示手段の断面を示す
第2図の線7−7に関する部分側断面図。
第2図の線7−7に関する部分側断面図。
【図8】第8図は、第2図の線8−8に関する側断面
図。
図。
【図9】第9図は、システムの各種の構成要素を示す制
御モジュールの分解斜視図。
御モジュールの分解斜視図。
【図10】第10図は、制御モジュール内のガス流路を
示す図解的な正面断面図。
示す図解的な正面断面図。
【図11】第11図は、そらせ手段が空気洩れ表示液体
の洩れを防止する様子を示す傾いた姿勢の制御モジュー
ルの図解的な側断面図である。
の洩れを防止する様子を示す傾いた姿勢の制御モジュー
ルの図解的な側断面図である。
5…胸腔ドレナージ装置 9…管 10…そらせ手段 20…制御モジュール 21…集液容器 22…可撓管 24…フック 25…凹所 26…フランジ 27…正面外壁 28…頂部壁 30…ポート 31,32…管状突起 33…表示液体 34…下部ハウジング 35…台座 36…上部ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ウホック アメリカ合衆国ロード・アイランド州 02889,ワーウィック,ビーチ・アベニュ ー 313
Claims (4)
- 【請求項1】 集液容器と、吸引ドレナージ装置内のガ
ス流量および圧力を調節する制御モジュールとを有する
吸引ドレナージ装置であって、 立体形の容器体を画成する外壁と、前記容器体に設けら
れた外方を向いた立体形の凹所とを有する集液容器を備
えており、 前記凹所は、制御モジュールを受け入れることが可能と
なっており、前記制御モジュールは、入子状に前記凹所
に嵌入させることが可能となっており、 前記制御モジュールは、前記集液容器を流動するガス流
量を制御し且つ前記集液容器のガス圧を制御する制御要
素を有しており、 前記吸引ドレナージ装置用のすべての制御要素が、前記
集液容器によってではなく、前記制御モジュールによっ
て支持されており、それによって、前記制御モジュール
は、種々の形状の容器と一緒に使用でき、 前記制御モジュールは、前記凹所内に入子状に嵌入し、
少なくとも該制御モジュールの主要部が前記容器体内に
収納可能な寸法および形状を備えていることを特徴とす
る吸引ドレナージ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した吸引ドレナージ装置
において、 前記ドレナージ装置は胸腔ドレナージ装置であり、 前記制御モジュールは、前記集液容器の内側に接続可能
な入口ポートにより、ガスが前記集液容器から前記制御
モジュールに流入するのを許容しており、 また、前記制御モジュールは、出口ポートにより吸引源
に接続可能となっており、 前記制御モジュール内は、内部流路手段により、前記入
口ポートから前記出口ポートまで伸長しており、 前記制御要素は、前記内部流路手段に沿って配設された
一方向弁手段により、ガスが前記出口ポートに流動する
のを許容する一方、ガスが逆方向に流動するのを防止し
ており、 前記制御要素は、前記一方向弁手段と前記出口ポートと
の間に配設された吸引制御手段により、前記集液容器に
加えられる吸引圧を調節しており、 前記内部流路手段に沿って配設され、制御モジュールを
前記凹所内に入子式に嵌入させたとき、外部に露出する
ように位置決めした空気洩れ表示手段により、前記制御
要素は空気洩れの表示が可能となっていることを特徴と
する吸引ドレナージ装置。 - 【請求項3】 集液容器と、胸腔ドレナージ装置のガス
流量および圧力を調節する制御モジュールとを有する胸
腔ドレナージ装置であって、 集液容器の内部に接続可能で、ガスが集液容器から制御
モジュールに流入するのを許容する入口ポートと、吸引
源に接続可能な出口ポートと、前記入口ポートから前記
出口ポートにかけて伸長する内部流路手段を画成する手
段とを有する制御モジュールを備え、 前記制御モジュールは、前記胸腔ドレナージ装置用のす
べての制御要素を備えており、それによって、前記制御
モジュールは、種々の形状の容器と一緒に使用でき、 前記制御要素は、 前記内部流路手段に沿って配設され、ガスが出口ポート
に流動するのを許容する一方、ガスが、逆方向に流動す
るのを阻止する一方向弁手段と、 前記一方向弁手段と前記出口ポートとの間にて、前記内
部流路手段に沿って配設され、前記集液容器に加えられ
る負圧を調節する吸引制御手段と、 前記内部流路手段に沿って配設され、表示液体を入れ得
るようにした空気洩れ表示手段とを備えており、ガスが
前記表示液体を通ると発泡し、これにより、前記集液容
器から前記出口ポートに向けて流動するガスを観察でき
るようになっており、 前記制御要素は、さらに、 前記内部流路手段に沿って配設され、前記胸腔ドレナー
ジ装置内に蓄積する正圧を逃がす正圧逃がし弁と、 前記内部流路手段に沿って配設され、前記胸腔ドレナー
ジ装置の過剰の負圧を逃がす高負圧逃がし手段とを備え
ており、 前記集液容器が、制御要素から独立し且つ制御要素を一
切担持しないことを特徴とする胸腔ドレナージ装置。 - 【請求項4】 液体およびガスを収容する長方形の室に
挿入可能で、ガスが前記室から逃げるのを許容する一
方、液体が前記室から逃げるのを許容せず、前記室が何
れかの方向に傾いた場合、液体が前記室から洩れるのを
防止するそらせ手段であって、 前記室は、底部壁、第1の一対の両側壁、および正面壁
と後部壁からなる第2の一対の両側壁を備えており、 前記そらせ手段は、上部そらせ壁を備えており、 前記上部そらせ壁は、 室の前記第1の一対の側壁と室の前記後部壁とにそれぞ
れ接触する3つの端縁と、 室の前記正面壁から間隔を置いて配設され、室の前記正
面壁との間に第1流路を形成する第4正面端縁とを有し
ており、 前記上部そられ壁は、前記第4正面端縁に向けて下方に
傾斜しており、 前記そらせ手段は、また、前記上部そらせ壁の下方に配
設された下部そらせ壁を備えており、 前記下部そらせ壁は、 室の前記第1の一対の側壁と室の前記正面壁とにそれぞ
れ接触する3つの端縁と、 室の前記後部壁から間隔を置いて配設され、室の前記後
部壁との間に第2流路を形成する第4後部端縁とを有し
ており、 前記下部そらせ壁は、前記第4後部端縁に向けて下方に
傾斜しており、 前記そらせ手段は、また、 前記上部そらせ壁と前記下部そらせ壁とを接続し、その
間からガスが逃げるのを許容する手段と、 前記上部そらせ壁および下部そらせ壁の各3つの端縁に
設けられた弾性フランジであって、該弾性フランジが接
触する室の壁との間に圧入による液密シールを形成する
弾性フランジと、 上部そらせ壁の第4正面端縁から下方に伸長する止めフ
ラップと、 下部そらせ壁の第4後部端縁から下方に伸長する止めフ
ラップとを備えており、 ぞれぞれの前記止めフラップは、前記室が何れかの方向
に傾いた場合、液体が前記室から洩れるのを防止できる
ようになっていることを特徴とするそらせ手段。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/863,925 US4747843A (en) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | Control module for thoracic drainage apparatus |
US863925 | 1986-05-15 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62118739A Division JP2711094B2 (ja) | 1986-05-15 | 1987-05-15 | 吸引ドレナージ装置用の制御モジュール |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33751798A Division JP3158104B2 (ja) | 1986-05-15 | 1998-11-27 | 胸腔ドレナージ装置用のそらせ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043288A true JPH1043288A (ja) | 1998-02-17 |
JP2925516B2 JP2925516B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
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Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101038262B1 (ko) | 2011-02-10 | 2011-06-01 | (주)서일퍼시픽 | 방향 전환 밸브 유닛 및 이를 이용한 기침 보조 장치 |
JP2016021736A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-02-04 | アキム株式会社 | 組立装置および組立方法 |
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- 1986-05-15 US US06/863,925 patent/US4747843A/en not_active Expired - Lifetime
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1987
- 1987-05-15 CA CA000537214A patent/CA1275217C/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-05-15 JP JP62118739A patent/JP2711094B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
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- 1997-05-26 JP JP9135246A patent/JP2925516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1998
- 1998-11-27 JP JP33751798A patent/JP3158104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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