JPH1042709A - 植物苗保持フレーム - Google Patents
植物苗保持フレームInfo
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- JPH1042709A JPH1042709A JP8216097A JP21609796A JPH1042709A JP H1042709 A JPH1042709 A JP H1042709A JP 8216097 A JP8216097 A JP 8216097A JP 21609796 A JP21609796 A JP 21609796A JP H1042709 A JPH1042709 A JP H1042709A
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- Japan
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- frame
- small
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- openings
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】多数のポットを間欠箇所の開口部に保持させる
ようにしたフレームにおいて、ポットを枠体自体により
保持させるようにすることをもって、枠体に対するポッ
ト収納部の取り付けを不要とする。 【解決手段】ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
した。 これにより、すべての開口部において小口径の
開口部が形成され、これらのすべてに植物苗を植え込ん
だポットを担持させることができるとともに、所謂スペ
ーシング作業を必要とせず、またフレームの生産に際し
て一種類の型材のみでよく、量産性に優れ、しかもかさ
張ることがなく、運搬や保管、あるいは使用上において
上下段によるフレームの型相違を気にする必要がなく、
しかも生産性や低コストの実現が可能となる。
ようにしたフレームにおいて、ポットを枠体自体により
保持させるようにすることをもって、枠体に対するポッ
ト収納部の取り付けを不要とする。 【解決手段】ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
した。 これにより、すべての開口部において小口径の
開口部が形成され、これらのすべてに植物苗を植え込ん
だポットを担持させることができるとともに、所謂スペ
ーシング作業を必要とせず、またフレームの生産に際し
て一種類の型材のみでよく、量産性に優れ、しかもかさ
張ることがなく、運搬や保管、あるいは使用上において
上下段によるフレームの型相違を気にする必要がなく、
しかも生産性や低コストの実現が可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、花卉類や観葉植物
類等の植物苗を主とする多数の鉢物を一括して整然と保
持し、育成、展示、運搬等に供するための植物苗保持フ
レームの改良に関し、とくにフレームの量産化ならびに
コストの低減をはかるとともに、植物育成にあたっての
生産管理上の合理化をはかることを目的とする。
類等の植物苗を主とする多数の鉢物を一括して整然と保
持し、育成、展示、運搬等に供するための植物苗保持フ
レームの改良に関し、とくにフレームの量産化ならびに
コストの低減をはかるとともに、植物育成にあたっての
生産管理上の合理化をはかることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来公知の植物苗保持具としては、多数
の縦横のリブを交差させて多数の方形のコマを形成する
とともに、該コマのうち、互いに重ならない位置にある
１つ置きのコマに有底のポット収納部をそれぞれ設けた
上段用枠体と下段用枠体とを、互いに重ね合わせて使用
することができるようにしたものが知られている（実開
平６−１７４６０号および実公平６−３６６８０号）。
の縦横のリブを交差させて多数の方形のコマを形成する
とともに、該コマのうち、互いに重ならない位置にある
１つ置きのコマに有底のポット収納部をそれぞれ設けた
上段用枠体と下段用枠体とを、互いに重ね合わせて使用
することができるようにしたものが知られている（実開
平６−１７４６０号および実公平６−３６６８０号）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した植物苗保持具
は、上段用枠体と下段用枠体とを、それぞれ単独で、ま
たは互いに重ね合わせて使用でき、各ポット収納部内
に、ポットを保持させた状態においてポット内に土詰め
をし、さらに該ポット内に幼苗を植え込んだまま、これ
をハウス（温室）内や露地面上に置いて育成し、一定期
間経過して成長すると、これを販売先等に運搬し、ある
いは展示するのに使用される。
は、上段用枠体と下段用枠体とを、それぞれ単独で、ま
たは互いに重ね合わせて使用でき、各ポット収納部内
に、ポットを保持させた状態においてポット内に土詰め
をし、さらに該ポット内に幼苗を植え込んだまま、これ
をハウス（温室）内や露地面上に置いて育成し、一定期
間経過して成長すると、これを販売先等に運搬し、ある
いは展示するのに使用される。
【０００４】また上記の植物苗保持具は、鉢物の生産過
程において、多数の幼苗鉢物をトレーのポット収納部内
に保持させた状態にて一定期間育成させた後、幼苗が成
長した際に、隣接する植物同士が接触して混み合うとこ
ろから、その直前において各ポットを取り出して、より
間隔の広い別のトレーのポット収納部内等に移し変え、
あるいは縦または横、あるいは縦横に連続する各ポット
のうち、その間欠箇所にあるポットのみを取り出して、
これを別のトレーに移し変える等のスペーシング作業を
おこなう等、所謂鉢物の生産には欠かすことができない
ものである。
程において、多数の幼苗鉢物をトレーのポット収納部内
に保持させた状態にて一定期間育成させた後、幼苗が成
長した際に、隣接する植物同士が接触して混み合うとこ
ろから、その直前において各ポットを取り出して、より
間隔の広い別のトレーのポット収納部内等に移し変え、
あるいは縦または横、あるいは縦横に連続する各ポット
のうち、その間欠箇所にあるポットのみを取り出して、
これを別のトレーに移し変える等のスペーシング作業を
おこなう等、所謂鉢物の生産には欠かすことができない
ものである。
【０００５】しかしながらこれらはいずれも枠体自体の
ほか、各枠体には多数のコマの間欠的箇所にポット収納
部を備えるものであるために、二枚のトレーを重ねた場
合にこれらの各ポット収納部同士が重ならないようにし
た上段用枠体と下段用枠体との形状が必然的に異なり、
したがってその成型には少なくとも２種類の成形型材を
必要とし、そのために比較的コスト高となるのを免れ
ず、しかも成型品としての枠体としても複数種類となる
ところから、保管上においても、あるいは販売上におい
ても常にその上下枠体識別のための十分な注意が必要と
なり、また相互の重ね合わせが不可能であるために嵩ば
る等の難点があった。
ほか、各枠体には多数のコマの間欠的箇所にポット収納
部を備えるものであるために、二枚のトレーを重ねた場
合にこれらの各ポット収納部同士が重ならないようにし
た上段用枠体と下段用枠体との形状が必然的に異なり、
したがってその成型には少なくとも２種類の成形型材を
必要とし、そのために比較的コスト高となるのを免れ
ず、しかも成型品としての枠体としても複数種類となる
ところから、保管上においても、あるいは販売上におい
ても常にその上下枠体識別のための十分な注意が必要と
なり、また相互の重ね合わせが不可能であるために嵩ば
る等の難点があった。
【０００６】そればかりでなく前記した従来の植物苗保
持具は、いずれもポット収納部等により各ポットの底面
をポット収納部内に保持させる構造となっているため
に、保持されたポット内の植物苗に対するポット底面か
らの給水や液肥供給が不可能であり、またトレーを２枚
重ねた場合においても、各コマ内に保持されるポットは
トレーの上段と下段とでは大きな高低の差ができ、その
結果ポット内への土詰め自動化には不向きである。 さ
らに重なっている一枚のトレーをワンタッチで一枚ずつ
広げてスペーシング作業をおこない、その後苗が成長し
て製品化したものを出荷する場合においても、二枚ずつ
の重ね合わせが困難である等の難点もあった。
持具は、いずれもポット収納部等により各ポットの底面
をポット収納部内に保持させる構造となっているため
に、保持されたポット内の植物苗に対するポット底面か
らの給水や液肥供給が不可能であり、またトレーを２枚
重ねた場合においても、各コマ内に保持されるポットは
トレーの上段と下段とでは大きな高低の差ができ、その
結果ポット内への土詰め自動化には不向きである。 さ
らに重なっている一枚のトレーをワンタッチで一枚ずつ
広げてスペーシング作業をおこない、その後苗が成長し
て製品化したものを出荷する場合においても、二枚ずつ
の重ね合わせが困難である等の難点もあった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、ポ
ットの側面を枠体自体により保持させるようにすること
をもって、枠体の収納ポットの取り付けを不要とし、し
かも植物苗保持具を構成するための上段用枠体と下段用
枠体との型の相違を無くし、単一の枠体をもって、これ
を上段用枠体としても、また下段用枠体としても兼用使
用可能として生産性、ならびに管理性を向上させるとと
もに、コストの低減をはかるようにしたものであって、
具体的には、ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
したことを特徴とした植物苗保持フレームに関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、ポ
ットの側面を枠体自体により保持させるようにすること
をもって、枠体の収納ポットの取り付けを不要とし、し
かも植物苗保持具を構成するための上段用枠体と下段用
枠体との型の相違を無くし、単一の枠体をもって、これ
を上段用枠体としても、また下段用枠体としても兼用使
用可能として生産性、ならびに管理性を向上させるとと
もに、コストの低減をはかるようにしたものであって、
具体的には、ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
したことを特徴とした植物苗保持フレームに関する。
【０００８】また本発明は、ポットを保持するための小
口径の開口部と、それよりも径大の開口部とを、開口縁
リブを介して交互に配したところの、大小口径開口部の
合計が偶数の開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介
して同数形成するとともに、径大開口部と径小開口部間
の各開口縁リブの少なくとも開口片側には開口縁リブの
厚みに略等しい割り溝を形成してなることを特徴とした
植物苗保持フレームにも関する。
口径の開口部と、それよりも径大の開口部とを、開口縁
リブを介して交互に配したところの、大小口径開口部の
合計が偶数の開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介
して同数形成するとともに、径大開口部と径小開口部間
の各開口縁リブの少なくとも開口片側には開口縁リブの
厚みに略等しい割り溝を形成してなることを特徴とした
植物苗保持フレームにも関する。
【０００９】さらに本発明は、縦横に大口径と小口径の
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成した二枚の同
型フレームを、大口径に対して小口径が、小口径に対し
て大口径が、それぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可
能とした植物苗保持フレームにも関する。
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成した二枚の同
型フレームを、大口径に対して小口径が、小口径に対し
て大口径が、それぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可
能とした植物苗保持フレームにも関する。
【００１０】さらに本発明は、縦横に大口径と小口径の
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成し、しかも大
口径の開口縁リブの重ねあわせ側には、重ね合わされる
相手部材の大口径の開口縁リブに噛み込ませることが可
能な割り溝を形成してなる二枚の同型フレームを、大口
径に対て小口径が、また小口径に対して大口径が、それ
ぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可能とした植物苗保
持フレームにも関する。
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成し、しかも大
口径の開口縁リブの重ねあわせ側には、重ね合わされる
相手部材の大口径の開口縁リブに噛み込ませることが可
能な割り溝を形成してなる二枚の同型フレームを、大口
径に対て小口径が、また小口径に対して大口径が、それ
ぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可能とした植物苗保
持フレームにも関する。
【００１１】さらに本発明は、縦横に大口径と小口径の
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成した２枚の同
型フレームを、大口径に対て小口径が、小口径に対して
大口径が、それぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可能
とするとともに、上記２枚のフレームのうち、一方のフ
レーム上に重ね合わされる別のフレームは複数に分割可
能であるようにしたことを特徴とする植物苗保持フレー
ムにも関する。
開口部を、開口縁リブを介して交互に形成した２枚の同
型フレームを、大口径に対て小口径が、小口径に対して
大口径が、それぞれ対応するべく上下に重ねあわせ可能
とするとともに、上記２枚のフレームのうち、一方のフ
レーム上に重ね合わされる別のフレームは複数に分割可
能であるようにしたことを特徴とする植物苗保持フレー
ムにも関する。
【００１２】上記した構成において、同一形状をした２
枚のフレームを用い、その一方を他方に対して相互の中
心軸を支点として直角方向に変位させた状態にて重ね合
わせる。 これにより両フレームの大口径と小口径の開
口部とが互いに重なり合い、その結果、いずれの開口部
にも小口径の開口部が形成されるから、この各小口径の
開口部に植物苗を植え込むポットを、その上方にかけて
次第に径大となる外周側面を担持させて保持させる。
枚のフレームを用い、その一方を他方に対して相互の中
心軸を支点として直角方向に変位させた状態にて重ね合
わせる。 これにより両フレームの大口径と小口径の開
口部とが互いに重なり合い、その結果、いずれの開口部
にも小口径の開口部が形成されるから、この各小口径の
開口部に植物苗を植え込むポットを、その上方にかけて
次第に径大となる外周側面を担持させて保持させる。
【００１３】この場合、各ポット内に土詰めをした後、
該ポット内に幼苗を植え込んで、これをハウス内や露地
面上に置いて一定期間育成し、植物同士が互いに隣接す
る植物と接触するようになる直前において、上方のフレ
ームを下方のフレームから引き離してスペーシング作業
を実施し、これをそれぞれ別個に育成させる。 この状
態においては各フレームの、ポットを受けるための小口
径の開口部（ポット受け）は、開口部の１つ置きに位置
し、これによって隣接する小口径の開口部（ポット受
け）の植物との間隔は十分に確保される。 また生育後
には個別のフレームのままで、これを販売先等に運搬
し、あるいは展示したりする。
該ポット内に幼苗を植え込んで、これをハウス内や露地
面上に置いて一定期間育成し、植物同士が互いに隣接す
る植物と接触するようになる直前において、上方のフレ
ームを下方のフレームから引き離してスペーシング作業
を実施し、これをそれぞれ別個に育成させる。 この状
態においては各フレームの、ポットを受けるための小口
径の開口部（ポット受け）は、開口部の１つ置きに位置
し、これによって隣接する小口径の開口部（ポット受
け）の植物との間隔は十分に確保される。 また生育後
には個別のフレームのままで、これを販売先等に運搬
し、あるいは展示したりする。
【００１４】なおこの場合において運搬時には、製品植
物苗ポットを担持した二枚のフレームを、一方のフレー
ムの各径小開口部が他方のフレームにおける径大開口部
と重なり合うように上下に位置合わせするとともに、そ
れぞれ隣り合う植物との間に適当な仕切り板を介在させ
て重ね合わせることにより、コンパクトな荷姿として輸
送することができる。 またフレームの全体が生分解性
プラスチックにより構成されている場合には、路地面に
長期間放置しておくだけで自然に消滅させることができ
る。
物苗ポットを担持した二枚のフレームを、一方のフレー
ムの各径小開口部が他方のフレームにおける径大開口部
と重なり合うように上下に位置合わせするとともに、そ
れぞれ隣り合う植物との間に適当な仕切り板を介在させ
て重ね合わせることにより、コンパクトな荷姿として輸
送することができる。 またフレームの全体が生分解性
プラスチックにより構成されている場合には、路地面に
長期間放置しておくだけで自然に消滅させることができ
る。
【００１５】またこの場合において、径大開口部と径小
開口部間の各開口縁リブの少なくとも片側に、開口縁リ
ブの厚みに略等しい割り溝を形成した場合においては、
一方のフレームの開口縁リブに形成された割り溝を他方
のフレームの開口縁に噛み合わせて、重ね合わせ時のフ
レーム厚を少なくし、しかも安定性を向上させる。
開口部間の各開口縁リブの少なくとも片側に、開口縁リ
ブの厚みに略等しい割り溝を形成した場合においては、
一方のフレームの開口縁リブに形成された割り溝を他方
のフレームの開口縁に噛み合わせて、重ね合わせ時のフ
レーム厚を少なくし、しかも安定性を向上させる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を、図１〜３の実施例をもとに説明すると、１は植物
苗保持フレームをあらわし、該フレーム１は、プラスチ
ックやパルプ、あるいはガラス繊維窓等の複合体等のあ
る程度十分な保型性を有する材質（好ましくは土中にお
いて一定期間経過することにより土壌微生物の作用によ
り自然分解される生分解性プラスチック）からなり、開
口縁リブ２を介して、ポットＰの胴径に略等しい小口径
の開口部（ポットＰを、その胴部側面にて担持可能な径
の開口部）３と、それよりも径大の開口部４とを、開口
縁リブ２を介して交互に配し、しかも小口径の開口部３
と大口径の開口部４との合計数が偶数となるように、し
かも縦横にそれぞれ開口縁リブ２を介して同数（実施例
では縦横ともに、それぞれ４カ所宛、合計１６ケ所）形
成されている。
容を、図１〜３の実施例をもとに説明すると、１は植物
苗保持フレームをあらわし、該フレーム１は、プラスチ
ックやパルプ、あるいはガラス繊維窓等の複合体等のあ
る程度十分な保型性を有する材質（好ましくは土中にお
いて一定期間経過することにより土壌微生物の作用によ
り自然分解される生分解性プラスチック）からなり、開
口縁リブ２を介して、ポットＰの胴径に略等しい小口径
の開口部（ポットＰを、その胴部側面にて担持可能な径
の開口部）３と、それよりも径大の開口部４とを、開口
縁リブ２を介して交互に配し、しかも小口径の開口部３
と大口径の開口部４との合計数が偶数となるように、し
かも縦横にそれぞれ開口縁リブ２を介して同数（実施例
では縦横ともに、それぞれ４カ所宛、合計１６ケ所）形
成されている。
【００１７】さらに、大口径の開口部４と小口径の開口
部３との間の各の開口縁リブ２の少なくとも片側には、
同型の植物苗保持フレーム１を２枚重ねた場合に、上
段、または下段のフレーム１の開口縁リブ２が相手部材
の大口径のリブ２に噛み込ませることが可能となるよう
に、開口縁リブ２の厚みに略等しい割り溝５が形成され
ている。 しかして縦横に大口径と小口径の開口部３．
４を、開口縁リブ２を介して交互に形成した二枚の同型
フレーム１．１の一方を、互いの中心軸を支点として直
角（９０度）に変位させて大口径開口部４に対て小口径
開口部３が、小口径開口部３に対して大口径開口部４
が、それぞれ対応するべく、位置合わせした後、上下に
重ねあわせる。
部３との間の各の開口縁リブ２の少なくとも片側には、
同型の植物苗保持フレーム１を２枚重ねた場合に、上
段、または下段のフレーム１の開口縁リブ２が相手部材
の大口径のリブ２に噛み込ませることが可能となるよう
に、開口縁リブ２の厚みに略等しい割り溝５が形成され
ている。 しかして縦横に大口径と小口径の開口部３．
４を、開口縁リブ２を介して交互に形成した二枚の同型
フレーム１．１の一方を、互いの中心軸を支点として直
角（９０度）に変位させて大口径開口部４に対て小口径
開口部３が、小口径開口部３に対して大口径開口部４
が、それぞれ対応するべく、位置合わせした後、上下に
重ねあわせる。
【００１８】この場合において開口縁リブ２の重ね合わ
せ側に割り溝５が形成されている場合には、これを相手
部材の開口縁リブ２に食い込ませて、相互に安定的に、
しかも重ね合わせによるフレーム１．１の段差が減少す
るように組み合わせる。 またこの場合、組み合わされ
る２枚の植物苗保持フレーム１．１のうち、一方のフレ
ーム１上に重ね合わされる別のフレーム１は複数に分割
可能としてもよい。
せ側に割り溝５が形成されている場合には、これを相手
部材の開口縁リブ２に食い込ませて、相互に安定的に、
しかも重ね合わせによるフレーム１．１の段差が減少す
るように組み合わせる。 またこの場合、組み合わされ
る２枚の植物苗保持フレーム１．１のうち、一方のフレ
ーム１上に重ね合わされる別のフレーム１は複数に分割
可能としてもよい。
【００１９】２枚の植物苗保持フレーム１．１を、互い
の中心軸を支点として、その一方を直角に変位させた状
態にて重ね合わせると、大口径開口部４と小口径開口部
３とが互いに重なり合い、その結果いづれの開口部にも
上段か下段に小口径開口部３が位置し、これによってす
べての開口部にポットＰの担持が可能となる。 したが
ってこれらの各開口部内に土詰めをして幼苗を植え込ん
だポットＰを、その底部を先頭に差し込んで、上方にか
けて次第に径大となる胴部側面を小口径開口部３の開口
縁リブ２に担持させ、これをハウス内や露地面上に置い
て一定期間育成する。
の中心軸を支点として、その一方を直角に変位させた状
態にて重ね合わせると、大口径開口部４と小口径開口部
３とが互いに重なり合い、その結果いづれの開口部にも
上段か下段に小口径開口部３が位置し、これによってす
べての開口部にポットＰの担持が可能となる。 したが
ってこれらの各開口部内に土詰めをして幼苗を植え込ん
だポットＰを、その底部を先頭に差し込んで、上方にか
けて次第に径大となる胴部側面を小口径開口部３の開口
縁リブ２に担持させ、これをハウス内や露地面上に置い
て一定期間育成する。
【００２０】さらに一定期間の育成後、植物同士が互い
に隣接する植物と接触するようになる直前において、上
方のフレーム１を下方のフレーム１から引き離してスペ
ーシング作業を実施し、これをそれぞれ別個に育成させ
る。 この状態においては各フレーム１．１に担持され
ているポットＰは、開口部の１つ置きに位置し、これに
よって隣接する開口部に担持されているポットＰとの間
隔は十分に確保される。 また生育後には個別のフレー
ムのままで、これを販売先等に運搬し、あるいは展示し
たりする。
に隣接する植物と接触するようになる直前において、上
方のフレーム１を下方のフレーム１から引き離してスペ
ーシング作業を実施し、これをそれぞれ別個に育成させ
る。 この状態においては各フレーム１．１に担持され
ているポットＰは、開口部の１つ置きに位置し、これに
よって隣接する開口部に担持されているポットＰとの間
隔は十分に確保される。 また生育後には個別のフレー
ムのままで、これを販売先等に運搬し、あるいは展示し
たりする。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記した通り、ポットを保持す
るための径小の開口部と、それよりも径大の開口部と
を、開口縁リブを介して交互に配したところの、大小口
径開口部の合計が偶数の開口部を、縦横にそれぞれ開口
縁リブを介して同数形成したものであるために、次の特
異な作用効果を奏する。
るための径小の開口部と、それよりも径大の開口部と
を、開口縁リブを介して交互に配したところの、大小口
径開口部の合計が偶数の開口部を、縦横にそれぞれ開口
縁リブを介して同数形成したものであるために、次の特
異な作用効果を奏する。
【００２２】第１に、同一形状の植物苗保持フレームを
もって上下一対として、そのいずれにも使用することが
できるために、フレームの生産に際して一種類の型材の
みでよく、量産性に優れ、しかもかさ張ることがなく、
運搬や保管、あるいは使用上において上下段によるフレ
ームの型相違を気にする必要がなく、しかも生産性や低
コストの実現が可能となる。
もって上下一対として、そのいずれにも使用することが
できるために、フレームの生産に際して一種類の型材の
みでよく、量産性に優れ、しかもかさ張ることがなく、
運搬や保管、あるいは使用上において上下段によるフレ
ームの型相違を気にする必要がなく、しかも生産性や低
コストの実現が可能となる。
【００２３】第２に、保持すべきポットを、フレームの
径小開口部における開口縁リブにより、ポットの側面を
保持する構造にしたために、保持されたポット内の植物
苗に対するポット底面からの給水や液肥供給が可能とな
り、そのために各ポットの底部から吸水帯等を垂下させ
る等により、これを大量の生産管理システムの、常時流
水させる樋内にフレームごと大量のポットを浸漬させて
自動的な生産管理をおこなうことが可能となる。
径小開口部における開口縁リブにより、ポットの側面を
保持する構造にしたために、保持されたポット内の植物
苗に対するポット底面からの給水や液肥供給が可能とな
り、そのために各ポットの底部から吸水帯等を垂下させ
る等により、これを大量の生産管理システムの、常時流
水させる樋内にフレームごと大量のポットを浸漬させて
自動的な生産管理をおこなうことが可能となる。
【００２４】また第３に、径大開口部と径小開口部間の
各開口縁リブの少なくとも開口片側に、開口縁リブの厚
みに略等しい割り溝を形成した場合においては、フレー
ムの上下厚みが減少して段差を少なくするとともに、上
下一対のフレームを互いに噛み合わせて重ね時の安定性
を良好にすることができる。 また２枚のフレームのう
ち、一方のフレーム上に重ね合わされる別のフレームは
複数に分割可能であるようにした場合においては、フレ
ームの取り扱い性が一層良好となる。 さらにフレーム
が生分解性プラスチックにより構成されている場合に
は、土中に一定期間放置した場合に、土壌微生物の作用
により自然消滅するので公害の問題がなく、クリーンな
生活環境を維持することが可能となる。
各開口縁リブの少なくとも開口片側に、開口縁リブの厚
みに略等しい割り溝を形成した場合においては、フレー
ムの上下厚みが減少して段差を少なくするとともに、上
下一対のフレームを互いに噛み合わせて重ね時の安定性
を良好にすることができる。 また２枚のフレームのう
ち、一方のフレーム上に重ね合わされる別のフレームは
複数に分割可能であるようにした場合においては、フレ
ームの取り扱い性が一層良好となる。 さらにフレーム
が生分解性プラスチックにより構成されている場合に
は、土中に一定期間放置した場合に、土壌微生物の作用
により自然消滅するので公害の問題がなく、クリーンな
生活環境を維持することが可能となる。
【図１】本発明の一実施例である、植物苗保持フレーム
を上方から見た斜視図。
を上方から見た斜視図。
【図２】上下一対の植物苗保持フレームの組み合わせ直
前の状態をあらわした斜視図。
前の状態をあらわした斜視図。
【図３】組み合わせた植物苗保持フレームにポットを担
持させた状態の断面図。
持させた状態の断面図。
１ 植物苗保持フレーム ２ 開口縁リブ ３ 小口径開口部 ４ 大口径開口部 ５ 割り溝 Ｐ ポット
Claims (6)
- 【請求項１】ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
したことを特徴とした植物苗保持フレーム。 - 【請求項２】ポットを保持するための小口径の開口部
と、それよりも径大の開口部とを、開口縁リブを介して
交互に配したところの、大小口径開口部の合計が偶数の
開口部を、縦横にそれぞれ開口縁リブを介して同数形成
するとともに、径大開口部と径小開口部間の各開口縁リ
ブの少なくとも片側には開口縁リブの厚みに略等しい割
り溝を形成してなることを特徴とした植物苗保持フレー
ム。 - 【請求項３】縦横に大口径と小口径の開口部を、開口縁
リブを介して交互に形成した二枚の同型フレームを、大
口径に対て小口径が、小口径に対して大口径が、それぞ
れ対応するべく上下に重ねあわせ可能とした植物苗保持
フレーム。 - 【請求項４】縦横に大口径と小口径の開口部を、開口縁
リブを介して交互に形成し、しかも開口縁リブの重ねあ
わせ側には、重ね合わされる相手部材の大口径の開口縁
リブに噛み込ませることが可能な割り溝を形成してなる
二枚の同型フレームを、大口径に対て小口径が、また小
口径に対して大口径が、それぞれ対応するべく上下に重
ねあわせ可能とした植物苗保持フレーム。 - 【請求項５】縦横に大口径と小口径の開口部を、開口縁
リブを介して交互に形成した２枚の同型フレームを、大
口径に対て小口径が、小口径に対して大口径が、それぞ
れ対応するべく上下に重ねあわせ可能とするとともに、
上記２枚のフレームのうち、一方のフレーム上に重ね合
わされる別のフレームは複数に分割可能であるようにし
たことを特徴とする植物苗保持フレーム。 - 【請求項６】フレームが生分解性プラスチックにより構
成されているところの、請求項１又は２又は３又は４又
は５に記載の植物苗保持フレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8216097A JPH1042709A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 植物苗保持フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8216097A JPH1042709A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 植物苗保持フレーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1042709A true JPH1042709A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16683206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8216097A Pending JPH1042709A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 植物苗保持フレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1042709A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019041614A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 重司 熊▲崎▼ | 育苗ポット用トレイ |
| WO2020070586A1 (en) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | Teshuva Agricultural Projects Ltd. | Nutrient film technique with automatic adjustment of spacing between plants during growth |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8216097A patent/JPH1042709A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019041614A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 重司 熊▲崎▼ | 育苗ポット用トレイ |
| WO2020070586A1 (en) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | Teshuva Agricultural Projects Ltd. | Nutrient film technique with automatic adjustment of spacing between plants during growth |
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