JPH1042543A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH1042543A
JPH1042543A JP8196823A JP19682396A JPH1042543A JP H1042543 A JPH1042543 A JP H1042543A JP 8196823 A JP8196823 A JP 8196823A JP 19682396 A JP19682396 A JP 19682396A JP H1042543 A JPH1042543 A JP H1042543A
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rotor
predetermined
pitch
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stepping motor
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JP8196823A
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Koichi Jinushi
浩一 地主
Hiroyasu Numaya
宏康 沼屋
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの慣性モーメントを小さくし、且つ十
分なディテントトルクを得ることができるステッピング
モータを提供する。 【解決手段】 ステッピングモータは周方向に交互に配
設された複数の極歯18,19,20,21を有する内ヨーク12
及び外ヨーク13とこれらのヨーク12,13間に装着された
励磁コイル16,17とからなるステータ10,11が軸方向に
複数個設けられる。また、ステータ10,11内に同軸関係
にされると共に周面24,25に所定ピッチでN極及びS極
を交互に配列するロータ22が備えられる。ロータ22は上
下端面26,27(軸方向端面)の少なくとも一方に設けら
れた凹部28,29とこの凹部28,29の周囲に形成された所
定厚さWの周壁30,31とを有する。所定厚さWは着磁ピ
ッチP(所定ピッチ)の2分の1よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータ内で回転
するロータを備えたステッピングモータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステッピングモータが種々提
案され、例えば特開平1−126146号公報に開示さ
れている。ステッピングモータは、複数の励磁コイルを
有するヨークの極歯とロータの磁極(N極及びS極)と
を対向させ、各励磁コイルに一定の順序でパルス電流を
通電することによりロータを一定角度づつ順次回転させ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すように、ロ
ータ1はプラスチックマグネットを成形したものであ
り、ロータ1は回転軸2と一体に設けられている。ロー
タ1の周面3には所定ピッチでN極及びS極が交互に着
磁される。ロータ1の上下端面4,5には夫々凹部6,
7が形成されており、この凹部6,7によりロータ1の
慣性モーメントを小さくしている。つまり、凹部6,7
周囲に形成される周壁8,9を肉薄とすることにより、
ロータ1の慣性モーメントを小さくしステッピングモー
タの応答性を向上させている。しかしながら、従来は周
壁8,9の厚さが特に考慮されていなかったため、周壁
8,9を過度に薄くしてしまい、ロータ1に十分な強さ
で着磁することができず、ステッピングモータのディテ
ントトルクが不足する畏れがあった。本発明は、ロータ
の慣性モーメントを小さくし、且つ十分なディテントト
ルクを得ることができるステッピングモータを提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、周方向に交互に配設された複数の極歯を有
する内ヨーク及び外ヨークとこれらのヨーク間に装着さ
れた励磁コイルとからなるステータを軸方向に複数個設
け、前記ステータ内に同軸関係に配設されると共に周面
に所定ピッチでN極及びS極を交互に配列するロータを
備えたステッピングモータにおいて、前記ロータは軸方
向端面の少なくとも一方に設けられた凹部とこの凹部に
てその周囲に形成される所定厚さの周壁とを有し、前記
所定厚さは前記所定ピッチの2分の1よりも大きいもの
である。
【0005】また、本発明は、前記ロータは前記周面の
軸方向中央部に所定深さの溝部を有し、前記所定深さは
前記所定ピッチの2分の1よりも大きいものである。
【0006】また、本発明は、前記所定深さは前記所定
厚さよりも大きいものである。
【0007】また、本発明は、前記ロータはプラスチッ
クマグネットを成形したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】ロータ22の上下端面26,27(軸方
向端面)の少なくとも一方に凹部28,29を設け、この凹
部28,29の周囲に形成される周壁30,31の厚さWを、着
磁ピッチP(所定ピッチ)の2分の1以上としたことに
より、ロータ22の慣性モーメントを小さくし、且つ十分
な磁束密度を得ることができ、ディテントトルクを向上
させることができる。
【0009】また、ロータ22の周面24,25の軸方向中央
部に溝部32を形成し、この溝部32の深さDを着磁ピッチ
Pの2分の1よりも大きくしたことにより、更にロータ
22の慣性モーメントを小さくすると共に、軸方向中央部
付近を通じての各ステータ10,11相互の磁気的な干渉を
緩和し、スムーズ性及び静止角度精度を向上させること
ができる。
【0010】また、溝部32の深さDは周壁30,31の厚さ
Wよりも大きいことが望ましく、更に磁気的な干渉を緩
和できる。
【0011】また、ロータ22をプラスチックマグネット
で成形すれば、部品点数を減らし安価に製造することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実
施例を説明する。図1乃至図3は第1実施例を示す図で
ある。
【0013】10,11はステータであり、これらのステー
タ10,11は軸方向に2個配設されている。ステータ10,
11は夫々内ヨーク12,13と外ヨーク14,15との間に夫々
励磁コイル16,17を装着したものである。内ヨーク12,
13及び外ヨーク14,15は夫々周方向に交互に配設された
複数の極歯18,19,20,21を有している。22はロータで
あり、このロータ22はプラスチックマグネットを成形し
たものである。ロータ22は回転軸23と一体に設けられて
おり、ステータ10,11内に同軸関係に配置される。ロー
タ22の周面24,25にはN極及びS極が着磁ピッチP(所
定ピッチ)で交互に配列されている(図2参照)。着磁
ピッチPは周面24,25における隣接するN極とS極との
間隔である。ロータ22はその周面24,25に着磁された磁
極と励磁コイル16,17に供給されるパルス信号に応じて
ステータ10,11に生成される磁路との磁気作用により回
転軸23を回転させる。
【0014】図3に示すように、ロータ22は上端面26
(軸方向端面)及び下端面27(軸方向端面)に夫々設け
られた凹部28,29と、この凹部28,29を設けることによ
りその周囲に形成された周壁30,31とを有している。周
壁30,31の厚さW(所定厚さ)は着磁ピッチPの2分の
1よりも大きくなっている。即ち、図4に示すように、
厚さWが着磁ピッチPの2分の1よりも大きければ略一
定の磁束密度を得ることができるが、周壁30,31の厚さ
Wが着磁ピッチPの2分の1よりも小さいと着磁力が十
分であっても磁束密度が低下することが本願発明者らの
実験により判明した。つまり、周壁30,31の厚さWを着
磁ピッチPの2分の1よりも大きくすることにより十分
な磁束密度を得ることができる。
【0015】32は溝部であり、この溝部32はロータ22の
軸方向中央部に形成されている。溝部32の深さD(所定
深さ)は周壁30,31の厚さWよりも大きく、着磁ピッチ
Pの2分の1よりも大きくなっている。
【0016】以上述べた第1実施例によれば、ロータ22
に凹部28,29及び溝部32を設けたことにより、ロータ22
の慣性モーメントを小さくすることができる。また、周
壁30,31の厚さWを着磁ピッチPの2分の1以上とした
ことにより、十分な磁束密度を得ることができ、従来よ
りもディテントトルクを向上させることができる。ま
た、溝部32の深さDを着磁ピッチPの2分の1よりも大
きくしたことにより、軸方向中央部付近を通じての各ス
テータ10,11相互の磁気的な干渉を緩和し、スムーズ性
及び静止角度精度を向上させることができる。
【0017】なお、第1実施例は、ロータ22の上端面26
及び下端面27に夫々凹部28,29を設けたものであるが、
凹部28,29はロータ22の少なくとも一方に設ければ良
く、同様の効果が期待できる。また、図5に示す第2実
施例のようにロータ22をマグネットホルダ22aとフェラ
イトマグネット22bとで構成しても良いが、第1実施例
のようにロータ22をプラスチックマグネットで成形すれ
ば部品点数を減らし安価に製造することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、周方向に交互に配設された複
数の極歯を有する内ヨーク及び外ヨークとこれらのヨー
ク間に装着された励磁コイルとからなるステータを軸方
向に複数個設け、前記ステータ内に同軸関係にされると
共に周面に所定ピッチでN極及びS極を交互に配列する
ロータを備えたステッピングモータにおいて、前記ロー
タは軸方向端面の少なくとも一方に設けられた凹部とこ
の凹部にてその周囲に形成される所定厚さの周壁とを有
し、前記所定厚さは前記所定ピッチの2分の1よりも大
きいものであり、ロータの慣性モーメントを小さくし、
且つ十分な磁束密度を得ることができ、ディテントトル
クを向上させることができる。
【0019】また、本発明は、前記ロータは前記周面の
軸方向中央部に所定深さの溝部を有し、前記所定深さは
前記所定ピッチの2分の1よりも大きいものであり、更
にロータの慣性モーメントを小さくすると共に、軸方向
中央部付近からの磁束が各ヨークに侵入する磁気的な干
渉を緩和し、ディテントトルクのムラを防止できる。
【0020】また、本発明は、前記所定深さは前記所定
厚さよりも大きいものであり、更に磁気的な干渉を緩和
できる。
【0021】また、本発明は、前記ロータはプラスチッ
クマグネットを成形したものであり、部品点数を減らし
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】同上実施例のロータ正面図。
【図3】同上実施例のロータの断面図。
【図4】同上実施例の周壁の厚さと磁束密度との関係
図。
【図5】本発明の第2実施例を示すロータの断面図。
【図6】従来例を示すロータの断面図。
【符号の説明】
10,11 ステータ 12,13 内ヨーク 14,15 外ヨーク 16,17 励磁コイル 18,19,20 21 極歯 22 ロータ 24,25 周面 26 上端面(軸方向端面) 27 下端面(軸方向端面) 28,29 凹部 30,31 周壁 32 溝部 P 着磁ピッチ(所定ピッチ) W 厚さ(所定厚さ) D 深さ(所定深さ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に交互に配設された複数の極歯を
    有する内ヨーク及び外ヨークとこれらのヨーク間に装着
    された励磁コイルとからなるステータを軸方向に複数個
    設け、前記ステータ内に同軸関係に配設されると共に周
    面に所定ピッチでN極及びS極を交互に配列するロータ
    を備えたステッピングモータにおいて、前記ロータは軸
    方向端面の少なくとも一方に設けられた凹部とこの凹部
    にてその周囲に形成される所定厚さの周壁とを有し、前
    記所定厚さは前記所定ピッチの2分の1よりも大きいこ
    とを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータは前記周面の軸方向中央部に
    所定深さの溝部を有し、前記所定深さは前記所定ピッチ
    の2分の1よりも大きいことを特徴とする請求項1に記
    載のステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 前記所定深さは前記所定厚さよりも大き
    いことを特徴とする請求項2に記載のステッピングモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記ロータはプラスチックマグネットを
    成形したものであることを特徴とする請求項1,請求項
    2または請求項3に記載のステッピングモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075420A1 (ja) 2005-01-13 2006-07-20 Mitsubishi Materials C.M.I. Corporation ステッピングモータ
CN1310397C (zh) * 2003-07-23 2007-04-11 日本电产三协株式会社 电机

Cited By (5)

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EP1837982A4 (en) * 2005-01-13 2013-06-26 Mitsubishi Materials C M I Corp STEP-BY-STEP ENGINE

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