JPH1042454A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH1042454A
JPH1042454A JP19365196A JP19365196A JPH1042454A JP H1042454 A JPH1042454 A JP H1042454A JP 19365196 A JP19365196 A JP 19365196A JP 19365196 A JP19365196 A JP 19365196A JP H1042454 A JPH1042454 A JP H1042454A
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JP
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short
signal
circuit
power
data signal
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JP19365196A
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Akihiko Yanaga
秋彦 弥永
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JIAMU HANBAI KK
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JIAMU HANBAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別の工事をせずに簡単な装置により、一定
の場所において操作することにより、長距離であって
も、機器と双方向通信を行う。 【解決手段】 商用交流電源に接続される主装置11に
おいて、ゼロクロス点検出回路13から検出信号S
11と、操作回路15から機器信号S12とがCPU14に
入力されると、短絡データ信号送出回路18へ制御信号
13が出力され短絡データ信号送出回路18から出力さ
れる0V近傍の電圧を短絡させた短絡データ信号S
14が、装置及び機器へ電圧変化の影響を及ぼさずに電力
線Lを伝送される。短絡データ信号S14は端末装置12
のゼロクロス点検出回路19で検出され、機器CPU2
0から電源スイッチD11に操作信号S18が出力され機
器D1が駆動される。さらに、機器CPU20は主装置
11のCPU14に、データ信号送出回路21から端末
機器信号S21を出力させ、表示回路17を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送装置に係わ
り、特に装置、配線の簡略化を行うことができる電気機
器の電源スイッチ装置に好適に適用されるデータ伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビルや、家庭等で使用される
電気機器を動作させ、また停止させるためには、タイマ
ー等の電源スイッチで希望した時刻に商用電源を供給、
停止したり、あるいは、電力線を用いて電源の供給、停
止に対応した信号を伝送させて、機器への電源の供給を
制御していた。また、信号伝送線を別途設け、有線で信
号を伝送する他、赤外線、微弱電波の通信媒体を使用す
るリモートコントローラ等を操作して、スイッチのオン
・オフを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電力線
を用いて信号を伝送させるには、一般に、電源電流の周
波数より高い周波数の信号を重畳し伝送させている。こ
のため、周波数変調装置及び、変調された周波数を復調
させる復調装置が必要となり、装置も複雑になってしま
った。
【0004】更に、周波数の高い信号を伝送するため、
伝送路による信号の減衰は避けられず、長距離の伝送に
は適用が困難であって、誤動作を避けることとすると、
遠距離にある電気機器の制御には適用することができな
かった。長距離の伝送に適用させるためには、伝送用の
トランスを設けることも考えられるが、その場合その周
波数特性の影響を受けるため、何れにしても遠距離にあ
る電気機器の電源供給、停止の制御に適用することは困
難であった。
【0005】また、信号用専用の伝送線で伝送するため
には、別途配線を敷設しなければならず、既存の建物内
の場合、配線工事は煩雑であり、高額な費用を要してし
まった。あるいは、リモートコントローラによる場合、
被制御電気機器の特定ができないこともあり、その上、
異なる部屋に設置された電気機器に対しては制御できな
かった。
【0006】更に、集中制御盤で一括制御する方法で
は、配線に係わる工事が必要であることに加え、機器を
追加して設置したり、削除する自由度が低下する等の難
点があった。本発明は以上のような難点を除去するため
になされたものであって、簡単な装置により、配線工事
等の既存の設備の工事を必要とせず、遠距離であって
も、一定の場所で操作を行うことにより、適格に電気機
器への電源の供給、停止を制御でき、特に、商用交流電
源に適用される場合、電力線を使用して信号を伝送する
ことができるため、配線工事を一切必要とせず、また、
機器の追加、削除に容易に対応することができるデータ
伝送装置を提供することを目的とする。また、データを
双方向に伝送することができ、主装置において操作する
ことにより、電気機器へ電源の給電・遮断を行うことの
みならず、電気機器から送出される機器信号を主装置に
伝送し、機器の制御、機器の動作の確認をすることがで
きるデータ伝送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ伝送装置は、交流電力線を使用して
送信装置及び受信装置間でデータを伝送するデータ伝送
装置において、交流電力線から供給される交流電源のゼ
ロクロス点近傍の所定の電圧を検出し、検出された電圧
が予め設定された電圧と一致したとき、短絡させること
により短絡データ信号を送出する短絡データ信号送出装
置を備えた送信装置と、送信装置から送出される短絡デ
ータ信号を検出したとき、電源スイッチを閉成・開成
し、交流電源から電源スイッチを介して電源を電気機器
に給電・遮断する受信装置とを備えたものである。
【0008】また、本発明のデータ伝送装置は、交流電
力線を使用して主装置及び端末装置間でデータを双方向
伝送するデータ伝送装置において、電力線から供給され
る交流電源のゼロクロス点近傍の所定の電圧を検出し、
検出された電圧が予め設定された電圧と一致したとき、
短絡させることにより短絡データ信号を送出する短絡デ
ータ信号送出回路を備えた主装置と、主装置から送出さ
れる短絡データ信号を検出したとき、電源スイッチを閉
成・開成して交流電源から電源スイッチを介して電源を
電気機器に給電・遮断し、電源スイッチから出力される
動作信号を主装置に送出する端末装置とを備えたもので
ある。
【0009】更に、本発明のデータ伝送装置は、交流電
力線を使用して主装置及び端末装置間でデータを双方向
伝送するデータ伝送装置において、電力線から供給され
る交流電源のゼロクロス点近傍の所定の電圧を検出し、
検出された電圧が予め設定された電圧と一致したとき、
短絡させることにより短絡データ信号を送出する短絡デ
ータ信号送出回路を備えた主装置と、主装置から送出さ
れる短絡データ信号を検出したとき、短絡データ信号に
応じた操作信号を機器へ送出し、機器からの動作信号が
入力されたとき、主装置に端末機器信号を送出する端末
装置とを備えたものであってよい。
【0010】本発明のデータ伝送装置の送信装置におい
て、交流電源の所定のゼロクロス点近傍の電圧を検出
し、予め設定された電圧と一致したとき、短絡データ信
号送出装置により短絡データを送出させる。この短絡デ
ータ信号を検出した受信装置において、電源スイッチを
閉成・開成させ、当該電源スイッチに接続される電気機
器への電源を供給、停止させることができる。このた
め、一箇所の操作装置を操作することにより、機器の電
源供給、停止を簡単に行うことができ、特別な配線工事
を行うことをせずに、既存の建物でも一箇所において操
作することにより容易に機器への電源供給、停止を行う
ことができ、しかも、機器の付加、排除に対しても容易
に対応することができる。
【0011】また、主装置において、交流電源の所定の
ゼロクロス点近傍の電圧を検出し、予め設定された電圧
と一致したとき、短絡データ信号送出回路により短絡デ
ータを送出させる。この短絡データ信号を検出した端末
装置において、電源スイッチを閉成・開成させ、当該電
源スイッチに接続される電気機器への電源を供給、停止
させると共に、端末装置から出力される動作信号を主装
置で受信し、電源スイッチのオン、オフを確認すること
ができる。
【0012】更に、主装置から送出され電力線を伝送さ
れた短絡データ信号を受信した端末装置から、当該端末
装置に接続される機器へ短絡データ信号に応じた操作信
号を送出して機器を駆動させる。更に、機器からの動作
信号を入力したとき、端末装置から主装置に端末機器信
号を送出し、それにより主装置から機器を制御すること
ができる。このため、特別な配線工事を行うことをせず
に、主装置、端末装置間でデータを双方向に伝送し、既
存の建物でも容易に、一の主装置を操作することによ
り、個々の離れた箇所に設置された機器の操作を行うこ
とができる。しかも、機器の付加、排除に対しても容易
に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ伝送装置を
適用した好ましい実施の形態例について図面を参照して
詳述する。図1に示すように、データ伝送装置は、商用
交流電源に接続される送信装置1及び送信装置1にそれ
ぞれ交流電力線Lを介して接続される複数の受信装置2
を有する。尚、図では1の受信装置2のみを示し、他は
省略する。
【0014】送信装置1には、商用交流電源に接続され
るゼロクロス点検出装置3が設けられる。ゼロクロス点
検出装置3は交流の0V近傍の電圧を検出し、検出信号
1を出力するものであり、A/D変換器、コンパレー
タ等が適用される。ゼロクロス点検出装置3の出力側に
はCPU4が設けられ、CPU4のもう一方の入力側に
は、操作装置5が接続される。図2に示すように、操作
装置5にはそれぞれの電気機器Dに対応した操作スイッ
チ6及び表示部7が設けられ、操作スイッチ6を操作す
ることにより、それぞれの電気機器Dに対応した特定の
電圧として定められた0V近傍の機器番号に相当する機
器信号S2がCPU4に出力されるようになっている。
また、操作スイッチ6にはLEDが設けられ、操作スイ
ッチ6を操作することによりLEDが点灯されると共
に、表示部7に所定の表示がなされるようになってい
る。CPU4の出力側には短絡データ信号送出装置8が
設けられる。短絡データ信号送出装置8は、機器信号S
2及び検出信号S1が入力されたCPU4から出力される
機器信号及び制御情報に相当する制御信号S3が入力さ
れると、短絡データ信号S4を出力するものである。短
絡データ信号送出装置8はスイッチ機能を有する素子で
構成され、トライアック素子が好適に適用される。
【0015】受信装置2は送信装置1から電力線Lを介
して伝送されるデータを受信し、電気機器Dの給電、遮
断を行うものである。受信装置2には、送信装置1の短
絡データ信号送出装置8から出力され電力線Lを伝送さ
れた短絡データ信号S4を検出するゼロクロス点検出装
置9が設けられる。ゼロクロス点検出装置9は、送信装
置1のゼロクロス点検出装置3と同様に、交流の0V近
傍の信号を検出するものであり、当該受信装置2が接続
される電気機器Dに相当する短絡データ信号S 4を検出
すると、データ検出信号S5を出力するようになってい
る。ゼロクロス点検出装置9の出力側には機器CPU1
0が接続され、機器CPU10はデータ検出信号S5
入力されると、電源スイッチSを作動させる電源スイッ
チ駆動信号S6を出力するようになっている。電源スイ
ッチSには電気機器Dが接続され、電源スイッチSの作
動により、電気機器Dへの交流電源との接続、断線が行
われる。
【0016】このような構成のデータ伝送装置の動作を
説明する。操作装置5において、駆動させようとする電
気機器Dに相当する操作スイッチ6を操作すると、操作
スイッチ6に設けられたLEDが点灯されると共に、表
示部7に所定の表示がなされ、CPU4に機器信号S2
が入力される。CPU4にゼロクロス点検出装置3から
機器信号S2に相当する電圧の検出信号S1が入力された
とき、短絡データ信号送出装置8に制御信号S3が出力
される。短絡データ信号送出装置8に制御信号S3が入
力されると、短絡データ信号送出装置8から、図3に示
すように、0V近傍の1V程度までの範囲の所定の電圧
を0Vとする短絡データ信号S4が出力される。短絡デ
ータ信号S4は、電源としてAC100Vが使用された
場合においては、最大電圧141Vの0.01%以下の
電圧値の範囲を用いたものとなる。このため、機器に供
給する商用電源の電力線Lに短絡データ信号S4が重畳
されても、電力変化により装置及び機器が受ける影響は
実用上問題となることがなく、短絡データ信号S4を伝
送することができる。このような短絡データ信号S
4は、図4に示すように波形整形された後、電力線Lを
伝送されて、受信装置2に受信される。受信装置2のゼ
ロクロス点検出装置9によって、受信装置2に接続され
る電気機器Dに相当する短絡データ信号S4が検出され
ると、ゼロクロス点検出装置9からデータ検出信号S5
を機器CPU10に出力する。データ検出信号S5が入
力されると、機器CPU10から電源スイッチ駆動信号
6が出力され、電源スイッチSを動作させ、電気機器
Dへの電源の供給、停止がなされる。
【0017】以上の説明本発明の一実施態様であって、
本発明はこれに限定されず、機器Dは1の機器に限ら
ず、複数の機器であってもよく、この場合は、スイッチ
操作を一括して制御できる。機器Dとしては、照明機
器、家庭電化製品、ドア、窓等の開閉や、風呂の温度設
定、暖房機器等のセキュリティ装置、あるいはデータ通
信や、集合玄関の外灯、ビニールハウス等遠距離設備の
制御、自動車等のランプ等、その他電源を制御する何れ
の装置が適用され得る。
【0018】また、本願発明は商用交流電源の2線式、
3線式何れにも適用することができる。更に、本発明の
データ伝送装置は、図5に示すように、商用交流電源に
接続される主装置11及び主装置11にそれぞれ交流電
力線Lを介して接続される複数の端末装置12を有す
る。尚、図では端末装置12は1のみ示し、他は省略す
る。
【0019】主装置11には、商用交流電源に接続され
るゼロクロス点検出回路13が設けられる。ゼロクロス
点検出回路13は前述のゼロクロス点検出装置3と同様
のものであり、交流の0V近傍の電圧を検出し、検出信
号S11を出力するものである。ゼロクロス点検出回路1
3の出力側にはCPU14が設けられ、CPU14のも
う一方の入力側には、操作回路15が接続される。操作
回路15は前述の操作装置5を操作することにより、そ
れぞれの端末装置12に接続される機器D1に対応した
特定の電圧として定められた0V近傍の機器信号S12
CPU14に出力するようになっている。また、CPU
14には機器D2が接続され、CPU14から機器D2
に操作信号16を出力し、機器D2を制御すると共に、機
器D2から出力される動作信号S17を入力し、動作の確
認やフィードバック制御等ができるようになっている。
更に、CPU14には、表示回路17が接続され、所定
の表示がなされる。CPU14の出力側には短絡データ
信号送出回路18が設けられる。短絡データ信号送出回
路18は、機器信号S12及び検出信号S11が入力された
CPU14から出力される機器信号及び制御情報に相当
する制御信号S13が入力されると、短絡データ信号S14
を出力するものである。短絡データ信号送出回路18は
スイッチ機能を有する素子で構成され、トライアック素
子が好適に適用される。
【0020】端末装置12は主装置11から電力線Lを
介して伝送されるデータを受信し、機器D1の制御を行
うものである。端末装置12には、主装置11の短絡デ
ータ信号送出回路18から出力され電力線Lを伝送され
た短絡データ信号S14を検出するゼロクロス点検出回路
19が設けられる。ゼロクロス点検出回路19は、当該
端末装置12が接続される機器D1に相当する短絡デー
タ信号S14を検出すると、データ検出信号S15を出力す
るようになっている。ゼロクロス点検出回路9の出力側
には機器CPU20が接続され、機器CPU20の出力
側には電力線Lに直列接続され、その出力側に機器D1
が接続される電源スイッチD11が設けられる。機器C
PU20にデータ検出信号S15が入力されると、電源ス
イッチD11を作動させる駆動信号S18が出力され、電
源スイッチD11の作動により、機器D1への交流電源
との接続、断線が行われる。更に、機器CPU20には
データ信号送出回路21が接続され、電源スイッチD1
1の動作に伴って、機器CPU20からデータ信号送出
回路21に送出信号S20が出力され、送出信号S20が入
力されたデータ信号送出回路21から電力線Lを介して
主装置11に端末機器信号S21が出力されるようになっ
ている。
【0021】このようなデータ伝送装置の動作を説明す
る。操作装置において特定の端末装置12に接続される
機器D1へ電源の供給、停止を行うと、操作回路15か
らCPU14に機器信号S12が入力される。CPU14
にゼロクロス点検出装置13から機器信号S12に相当す
る電圧の検出信号S 11が入力されたとき、短絡データ信
号送出回路18に制御信号S13が出力される。短絡デー
タ信号送出回路18に制御信号S13が入力されると、短
絡データ信号送出回路18から、0V近傍の1V程度ま
での範囲の所定の電圧を0Vとする短絡データ信号S14
が出力される。短絡データ信号S14は、電力線Lを伝送
されて、端末装置12に受信される。端末装置12のゼ
ロクロス点検出回路19によって、当該端末装置12に
接続される機器D1に相当する短絡データ信号S14が検
出されると、ゼロクロス点検出回路19からデータ検出
信号S15を機器CPU20に出力する。データ検出信号
15が機器CPU20に入力されると、機器CPU20
から電源スイッチD11へ操作信号S18が出力され、電
源スイッチD11が動作して機器D1への電源の供給、
停止がなされる。
【0022】更に、機器CPU20からデータ信号送出
回路21に送出信号S20が出力され、送出信号S20が入
力されたデータ信号送出回路21から電力線Lを介して
主装置11に端末機器信号S21が出力される。端末機器
信号S21は電力線Lを伝送されて主装置11のCPU1
4に入力され、主装置11に設けられる表示回路17に
より、機器D1のオン・オフの確認の表示がなされる。
【0023】主装置11から離れた場所に設置される電
気機器に対して、主装置11の操作により端末装置12
の電源スイッチを閉成・開成して給電・遮断を行うこと
が可能となると共に、主装置11と端末装置12間にお
いて、データの双方向通信が可能となり、電源スイッチ
のON/OFFの確認をすることができる。尚、主装置
11に直接接続される機器D2の場合、操作信号S16
び機器信号 17は、電力線Lを伝送せずに直接CPU14
と機器D2間でデータが入出力され、機器D2の制御が
行われる。
【0024】更に、本発明のデータ伝送装置は、図6に
示すように、端末装置12に接続される機器D12と主
装置間でデータ伝送を行うことができるものである。主
装置11は図5に示すものと同様であり、端末装置12
には、図5に示すものと同様のゼロクロス点検出回路1
9、機器CPU20、データ信号送出回路21が設けら
れる。機器CPU20には機器D12が接続される。
【0025】このようなデータ伝送装置の動作を説明す
る。主装置11に設置される操作装置において特定の端
末装置12に接続される機器D12を制御するための操
作、例えば、エアコンである機器D12の温度設定を行
うと、操作回路15からCPU14に機器信号S12が入
力される。CPU14にゼロクロス点検出装置13から
機器信号S12に相当する電圧の検出信号S11が入力され
たとき、短絡データ信号送出回路18に制御信号S13
出力される。短絡データ信号送出回路18に制御信号S
13が入力されると、短絡データ信号送出回路18から、
0V近傍の1V程度までの範囲の所定の電圧を0Vとす
る短絡データ信号S14が出力される。短絡データ信号S
14は、電力線Lを伝送されて、端末装置12に受信され
る。端末装置12のゼロクロス点検出回路19によっ
て、当該端末装置12に接続される機器D12に相当す
る短絡データ信号S14が検出されると、ゼロクロス点検
出回路19からデータ検出信号S15を機器CPU20に
出力する。データ検出信号S15が入力されると、機器C
PU20から機器D12へ操作信号S18が出力され、機
器D12が操作され、設定温度に制御される。更に、機
器D12からは機器CPU20へ動作信号S19、例え
ば、設定温度で作動していることを示すための表示信号
が、出力される。動作信号S19が機器CPU20に入力
されると、機器CPU20からデータ信号送出回路21
に送出信号S20が出力され、送出信号S20が入力された
データ信号送出回路21から端末機器信号S21が出力さ
れ、端末機器信号S21は電力線Lを伝送され主装置11
のゼロクロス点検出回路13を介してCPU14に入力
され、表示回路17が動作して、所定の表示がなされ
る。
【0026】このように主装置11から端末装置12
へ、また、端末装置12から主装置11へのデータ送信
を行うことができ、電力線による双方向通信が可能とな
り、主装置から離れた場所に設置された機器の制御が可
能となる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のデータ伝送装置によれば、交流電源の所定のゼロク
ロス点近傍の電圧を検出した場合、機器に相当する信号
を送信装置から送信し、受信装置を介して接続される機
器の電源スイッチを制御することとしたため、簡単な装
置により、一定の場所にある操作装置を操作することに
より、遠距離にある機器であっても、適格に電源の供
給、停止を制御でき、また、信号の伝送に電力線を用い
ることができるため、配線工事等の既存の設備の工事を
一切必要とせず、制御する機器の追加、削除に容易に対
応することができる。また、双方向通信が可能となるた
め、主装置と端末装置間でデータを送受し、所端末を操
作し、また、主装置への表示等を行うことができ、端末
の制御を、配線工事を必要とせず、容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示すブロック図。
【図2】本発明の要部を示す正面図。
【図3】本発明の動作を示す説明図。
【図4】本発明の動作を示す説明図。
【図5】本発明の他の実施態様を示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施態様を示すブロック図。
【符号の説明】 1・・・・・・送信装置 2・・・・・・受信装置 8・・・・・・短絡データ送出装置 11・・・・・・主装置 12・・・・・・端末装置 18・・・・・・短絡データ信号送出回路 S、D11・・・・・・電源スイッチ D・・・・・・電気機器 D1、D12・・・・・・機器 S4、S14・・・・・・短絡データ信号 S18・・・・・・操作信号 S19・・・・・・動作信号 S21・・・・・・端末機器信号 L・・・・・・電力線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力線を使用して送信装置及び受信装
    置間でデータを伝送するデータ伝送装置において、 前記電力線から供給される交流電源のゼロクロス点近傍
    の所定の電圧を検出し、検出された電圧が予め設定され
    た電圧と一致したとき、短絡させることにより短絡デー
    タ信号を送出する短絡データ信号送出装置を備えた送信
    装置と、前記送信装置から送出される前記短絡データ信
    号を検出したとき、電源スイッチを閉成・開成し、前記
    交流電源から前記電源スイッチを介して電源を電気機器
    に給電・遮断する受信装置とを備えたことを特徴とする
    データ伝送装置。
  2. 【請求項2】交流電力線を使用して主装置及び端末装置
    間でデータを双方向伝送するデータ伝送装置において、 前記電力線から供給される交流電源のゼロクロス点近傍
    の所定の電圧を検出し、検出された電圧が予め設定され
    た電圧と一致したとき、短絡させることにより短絡デー
    タ信号を送出する短絡データ信号送出回路を備えた主装
    置と、前記主装置から送出される前記短絡データ信号を
    検出したとき、電源スイッチを閉成・開成して前記交流
    電源から前記電源スイッチを介して電源を電気機器に給
    電・遮断し、前記電源スイッチから出力される動作信号
    を前記主装置に送出する端末装置とを備えたことを特徴
    とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】交流電力線を使用して主装置及び端末装置
    間でデータを双方向伝送するデータ伝送装置において、 前記電力線から供給される交流電源のゼロクロス点近傍
    の所定の電圧を検出し、検出された電圧が予め設定され
    た電圧と一致したとき、短絡させることにより短絡デー
    タ信号を送出する短絡データ信号送出回路を備えた主装
    置と、前記主装置から送出される前記短絡データ信号を
    検出したとき、前記短絡データ信号に応じた操作信号を
    機器へ送出し、前記機器からの動作信号が入力されたと
    き、前記主装置に端末機器信号を送出する端末装置とを
    備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
JP19365196A 1996-07-23 1996-07-23 データ伝送装置 Withdrawn JPH1042454A (ja)

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JP19365196A Withdrawn JPH1042454A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 データ伝送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8130085B2 (en) * 2007-05-08 2012-03-06 Feelux Co., Ltd. Power line communication apparatus, and method and apparatus for controlling electric devices

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