JPH1042449A - 高速再閉路装置 - Google Patents

高速再閉路装置

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JPH1042449A
JPH1042449A JP8190660A JP19066096A JPH1042449A JP H1042449 A JPH1042449 A JP H1042449A JP 8190660 A JP8190660 A JP 8190660A JP 19066096 A JP19066096 A JP 19066096A JP H1042449 A JPH1042449 A JP H1042449A
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Hiroshi Yamamoto
博 山本
Masakazu Fukada
雅一 深田
Nobuyuki Kanai
信之 金井
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Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電系統に落雷等で地絡事故が発生した時、
地絡電流及び地絡による短絡電流を配電用変電所の送り
出し遮断器が動作する前に遮断し、需要家の使用機器に
影響を与えない範囲で再閉路することが可能な高速再閉
路装置を得る。 【解決手段】 配電系統の各相の母線に直列に接続され
た真空電磁接触器2U〜2Wと、半導体スイッチ1U〜
1W及びこの半導体スイッチ1U〜1Wに並列に接続さ
れた高速スイッチ3U〜3Wと、母線の地絡事故時にこ
の母線に流れる事故電流を検出する変流器4、5a,5
bと、事故電流検出時に、母線電流の少なくとも1/4
サイクル以内に事故電流を、高速スイッチ3U〜3Wか
ら半導体スイッチ1U〜1Wに転流させて1/2サイク
ルで半導体スイッチ1U〜1Wで遮断し、その後、サイ
クル後に半導体スイッチ1U〜1W、高速スイッチ3U
〜3Wの順で再投入して母線に通電させる制御部16a
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配電系統におけ
る短絡事故および地絡事故時の際、事故電流を1サイク
ル以内に遮断し、遮断してから1サイクル後に通電する
高速再閉路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の配電系統として例えば
「雑誌 OHM 平成2年7月発行 p43〜p49」
に示された配電系統の系統図である。図において、1
A,1Bはそれぞれ配電系統A、配電系統Bの送り出し
遮断器、2A1〜2A4は配電系統Aにおける区分開閉
器、2B1〜2B4は配電系統Bにおける区分開閉器、
3はループ点開閉器である。
【0003】次に、図9に示した従来の配電系統で地絡
事故が発生した場合の各遮断器の動作について説明す
る。例えば、区分開閉器2A1と2A2との間で1線地
絡事故が発生した場合、配電系統Aの送り出し遮断器1
Aが設置されている配電用変電所内の地絡検出用継電器
が作動し、遮断器1Aが遮断動作する。その後に区分開
閉器2A1〜2A4は開放される。
【0004】更に、一定時間(約1分)経過後に送り出
し遮断器1Aを投入し、異常がなければ区分開閉器2A
1を投入する。その後、区分開閉器2A2〜2A4を順
次投入することにより配電系統Aを復旧させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の配電系統は以上
のように事故から保護されているため、地絡事故発生時
には配電系統の送り出し遮断器が遮断し、次に送り出し
遮断器が投入されるまでの間は配電系統は停電する。
【0006】従って、需要家にて使用しているインバー
タ、OA機器が停止したり、水銀灯が消える等の影響が
あった。
【0007】また、地絡事故は落雷等で発生するが、1
サイクル(50Hzであれば20msec)程度の瞬時
地絡が殆どである。従って、配電系統復旧までに1分程
度を停電させる必要は無く、その時間電力を遮断してし
まうと需要家に大きな影響を与えるという問題点があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、地絡電流はもとより2相以上の
地絡事故時に流れる短絡電流を遮断できると共に、遮断
後1サイクル以内で配電系統復旧のために再投入される
高速再閉路装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る高
速再閉路装置は、配電系統の各相の母線に直列に接続さ
れた電流遮断手段と、前記母線の地絡事故時にこの母線
に流れる事故電流を検出する電流検出手段と、前記事故
電流検出時に、母線電流の少なくとも1サイクル以内に
前記電流遮断手段を開放し、開放から少なくとも1サイ
クル後に前記電流遮断手段を再投入する制御手段とを備
えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1において電流遮断手段が、2個の半導体スイッ
チング素子を逆並列接続した半導体スイッチとこの半導
体スイッチに並列接続された高速スイッチより構成さ
れ、制御手段が電流検出手段による事故電流検出時には
前記高速スイッチ、半導体スイッチの順にOFF信号を
送出し事故電流を遮断し、母線電流再通電時に前記半導
体スイッチ、高速スイッチの順にON信号を送出するも
のである。
【0011】請求項3の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項2において高速スイッチは電磁引き外し機構を有
する機械式スイッチであり、OFF信号の供給後に1m
sec以内で開極するものである。
【0012】請求項4の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1において電流遮断手段が、2個の半導体スイッ
チング素子を逆並列接続した第1の半導体スイッチと2
個の半導体スイッチング素子を逆並列接続した第2の半
導体スイッチとを並列接続して構成し、制御手段は電流
検出手段による事故電流検出時には前記第2の半導体ス
イッチ、第1の半導体スイッチの順にOFF信号を送出
し事故電流を遮断し、母線電流再通電時に前記第1の半
導体スイッチ、第2の半導体スイッチの順にON信号を
送出するものである。
【0013】請求項5の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項4において第2の半導体スイッチを構成する半導
体スイッチング素子は自己消弧形半導体スイッチ素子を
用いたものである。
【0014】請求項6の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1ないし5において電流検出手段は地絡事故電流
を零相電流検出用変流器で検出し、この検出結果に従っ
て制御手段は地絡事故電流の第1相遮断電流の1/4サ
イクル以内にOFF信号を電流遮断手段に送出するもの
である。
【0015】請求項7の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1ないし5において電流検出手段は地絡事故電流
を母線電流検出用の電流検出用変流器で検出し、この検
出結果に従って制御手段は地絡事故電流の第1相遮断電
流の1/4サイクル以内にOFF信号を電流遮断手段に
送出するものである。
【0016】請求項8の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1ないし7において制御手段が電流遮断手段にO
FF信号を送出した後、電流検出手段による通電電流の
零を確認したから少なくとも1サイクル後に前記電流遮
断手段を再投入するON信号を送出するものである。
【0017】請求項9の発明に係る高速再閉路装置は、
請求項1ないし8において制御部の電源電圧を配電系統
の母線電圧より供給するものである。
【0018】請求項10の発明に係る高速再閉路装置
は、請求項1ないし9において電流遮断手段を含む主回
路部をSF6ガス等の不活性ガスを封入した気密容器内
に収納し、制御手段を通常の密封容器内に収納しこれら
容器をコンタクトを介してケーブルで離脱自在に結合す
るものである。
【0019】請求項11の発明に係る高速再閉路装置
は、請求項1ないし10において電流遮断手段は、配電
系統の2相の母線中、2相分の母線に直列接続したもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る高速再閉路装
置の構成を示す回路図である。尚、高速再閉路装置は図
8に示すように従来の配電系統Aの送り出し遮断器1A
と区分開閉器2A1の間と、配電系統Bの送り出し遮断
器1Bと区分開閉器2B1の間にそれぞれ高速再閉路装
置4A,4Bとして設られる。
【0021】この結果、地絡事故時には、配電系統用の
送り出し遮断器1A或いは1Bを開放、投入せず、開放
より再投入まで1サイクル以内で行える高速再閉路装置
4A或いは4Bを作動させることで、需要家側の機器に
影響を与えない時間範囲で瞬時停電を復電することが可
能となる。
【0022】尚、高速再閉路装置4A或いは4Bを再投
入後においても地絡事故が継続している場合は、従来と
同様に配電系統用の送り出し遮断器1A或いは1Bを開
放して停電することになる。
【0023】高速再閉路装置4A或いは4Bの構成とし
て、図1に示すように配電用系統を流れる電流を遮断及
び復電させる高速再閉路装置主回路部(以下、主回路部
と記載する)MC1と主回路部MC1を開放及び再投入
制御する高速再閉路装置制御部(以下、制御部と記載す
る)16aより構成される。
【0024】主回路部MC1の構成としては、三相電源
の電源側端子U1,V1,W1と区分開閉器接続側端子U
2,V2,W2との間の各相毎に、例えば第1相の端子U
1と端子U2に間には真空電磁接触器2Uと2個のサイ
リスタを逆並列接続したサイリスタスイッチ1Uを直列
接続し、サイリスタスイッチ1Uに機械式の高速スイッ
チ3Uを並列接続する。
【0025】同じように、第2相の端子V1と端子V2
との間には真空電磁接触器2Vと、機械式の高速スイッ
チ3Vを並列接続したサイリスタスイッチ1Vとを直列
接続し、また第3相の端子W1と端子W2との間には真
空電磁接触器2Wと、機械式の高速スイッチ3Wを並列
接続したサイリスタスイッチ1Wとを直列接続する。こ
れら真空電磁接触器と、機械式の高速スイッチを並列接
続したサイリスタスイッチより電流遮断手段を構成す
る。
【0026】各真空電磁接触器2U,2V,2Wは、制御
部16aより入力される制御信号S10に従って動作す
る操作回路9からの操作信号S11で開放或いは再投入
される。同じく高速スイッチ3U,3V,3Wは制御部1
6aより入力される制御信号S20に従って動作する操
作回路10からの操作信号S21で開放或いは再投入さ
れる。
【0027】また、サイリスタスイッチ1U,1V,1W
を構成する各サイリスタは、制御部16aより入力され
る制御信号S30に従って動作するゲートパルスユニッ
ト7U〜7Zより出力されるゲートパルス信号GでON
/OFF動作する。
【0028】真空電磁接触器2U,2V,2Wとサイリス
タスイッチ1U,1V,1Wとを接続する電力ラインには
一括して零相検出用変流器4が設けられ、検出信号S4
0は制御部16aに出力される。更に、サイリスタスイ
ッチ1Uと端子U2を接続する第1相の電力ライン及
び、サイリスタスイッチ1Wと端子W2を接続する第3
相の電力ラインにそれぞれ相電流を検出する電流検出用
変流器5a,5bが設けられ、検出信号S40,S41は
制御部16aに出力される。配電系統に印加される電圧
は制御電源用変圧器6で降圧されて制御部16aに送ら
れる。
【0029】制御部16aは、零相電流検出用変流器4
より出力された検出信号S40により零相電流を検出す
ると、論理レベルHの検出信号D1を出力する零相電流
検出回路14、各電流検出用変流器5a,5bより出力
された検出信号S40,S41により短絡電流を検出す
ると論理レベルHの検出信号D2を出力する電流検出回
路13、零相電流検出回路14及び電流検出回路13に
よる電流検出結果に従ってON信号SON或いは,OFF
信号SOFFを生成し、各操作回路9,10にそれぞれ制御
信号(スイッチON/OFF信号)S10,S20を出
力すると共に、ゲートアンプ回路11に制御信号S30
を出力するゲート論理回路12、制御電源用変圧器6で
降圧され電圧を直流安定化し電源電圧として各回路11
〜14に供給する制御電源回路15より構成される。
尚、ゲートアンプ回路11は制御信号S30が入力され
ると、ゲートパルストランスユニット7U〜7Zに駆動
信号S31を出力する。また、ゲート論理回路12は地
絡事故等に無関係に外部より必要に応じてON信号
ON、OFF信号SOFFを取り込み、サイリスタスイッ
チ1U〜1W、真空電磁接触器2U〜2W或いは高速ス
イッチ3U〜3Wに送出して開閉動作する。
【0030】以下、本実施の形態の動作を図2のタイム
チャートに従って説明する。通常、主回路部MC1にお
いて真空電磁接触器2U〜2W、高速スイッチ3U〜3
W、サイリスタスイッチ1U〜1WはON状態にある。
この状態で例えば、配電用系統の1相において地絡事故
が発生すると、高速用閉路装置の該当相に過大な短絡電
流が流れる。
【0031】この短絡電流は高速スイッチ3U〜3W、
サイリスタスイッチ1U〜1Wに流れる。そして、短絡
電流が流れると、零相検出用変流器4によって零相電流
が検出され、検出信号S40が零相電流検出回路14に
出力される。また、短絡電流は例えば電流検出用変流器
5aによって検出され、検出信号S42が電流検出回路
13に出力される。
【0032】各検出回路13,14は検出信号S42,S
40を入力すると、検出信号D2,D1としてゲート論
理回路12に出力される。ゲート論理回路12は検出信
号D2,D1を入力するとOFF信号SOFFを生成し制御
信号S20として高速スイッチ3U〜3Wの操作回路1
0に出力すると共に、制御信号S20発生から2msc
遅れてサイリスタスイッチ1U〜1WのOFF信号S
OFFとしての制御信号S30をゲートアンプ回路11に
出力する。
【0033】操作回路10は制御信号S20を入力する
と、スイッチOFFの操作信号S21を高速スイッチ3
U〜3Wに出力してOFF動作させる。高速スイッチ3
U〜3Wは操作信号S21が入力されると1msc後に
開極して短絡電流を遮断し、ON状態であるサイリスタ
スイッチ1U〜1Wに転流させる。
【0034】サイリスタスイッチ1U〜1Wに転流した
短絡電流は略1msc後に零になるため、この時点でゲ
ートアンプ回路11より出力されたスイッチOFFの操
作信号S31が各ゲートパルストランスユニット7U〜
7Zに入力されると、サイリスタスイッチOFFのゲー
トパルス信号Gが各ゲートに入力されてサイリスタスイ
ッチ1U〜1WをOFFし、転流された短絡電流を遮断
する。
【0035】サイリスタスイッチ1U〜1WをOFFし
た後に、系統電流の1サイクル分に相当する時間が経過
したならゲート論理回路12はON信号SONを生成し、
サイリスタスイッチ1U〜1WをONにすべく制御信号
S30を出力する。そして、更に1サイクル後に、ゲー
ト論理回路12は高速スイッチ3U〜3WをONにすべ
く制御信号S20を出力する。
【0036】この結果、サイリスタスイッチ1U〜1W
は瞬時停電時より1サイクル相当の時間後にONして系
統電流を復電させることができる。また、高速スイッチ
3U〜3Wは瞬時停電時より3サイクル相当の時間後に
ONしてサイリスタスイッチ1U〜1Wに流れる系統電
流を転流させる。
【0037】次に、ゲート論理回路12の動作を図7の
フローチャートに従って説明する。先ず、ステップS1
で零相電流検出回路14より検出信号D1を論理レベル
にて読み込み、ステップS2で検出信号D1が論理Hで
あるか否かを判定する。ここで検出信号D1がHであれ
ば零相電流検出と判断する。
【0038】零相電流を検出すると共に、ステップS3
で電流検出回路13より検出信号D2を論理レベルにて
読み込み、ステップS4で検出信号D2が論理Hである
か否かを判定する。ここで検出信号D2が論理Hであれ
ば短絡電流検出と判断する。このように零相電流又は短
絡電流が検出されたならば、ステップS5でOFF信号
OFFを生成する。OFF信号SOFFは、ステップS6で
高速スイッチ3U〜3WをOFF動作させる制御信号S
20として操作回路10に出力される。制御信号S20
が発生して2msecが経過したなば(ステップS
7)、ステップS8では、サイリスタスイッチ1U〜1
WをOFF動作させるため、OFF信号SOFFを制御信
号S30にてゲートアンプ回路11に出力する。この結
果、サイリスタスイッチ1U〜1Wは短絡電流が零点付
近で開放される。
【0039】高速スイッチ3U〜3Wおよびサイリスタ
スイッチ1U〜1Wが開放されたならば、ステップS1
0では系統電流の周期(サイクル)を時間対応で計数す
る。そして、ステップS11で1サイクルに相当する時
間(20msec(50Hzの場合)或いは16.7m
sec(60Hzの場合))を計数したならば、ステッ
プS12でON信号SONを生成する。
【0040】そして、ステップS13でサイリスタスイ
ッチ1U〜1WをON動作させるべく、ON信号SON
制御信号S30にてゲートアンプ回路11に出力する。
サイリスタスイッチ1U〜1WのON後に、ステップS
14でサイクル計数値を読み込み3サイクルに相当する
時間が経過したを判定する。
【0041】3サイクル経過が判定されたならば、高速
スイッチ3U〜3WをON動作させるべく、ON信号S
ONを制御信号S20にて操作回路10に出力する。高速
スイッチ3U〜3Wはサイリスタスイッチ1U〜1Wの
ON動作後、1サイクル程度遅れてON動作してサイリ
スタスイッチ1U〜1Wに流れる電流を転流させること
になる。
【0042】本実施の形態では地絡事故電流を検出後、
地絡事故電流の第1相遮断電流の1サイクル以内にサイ
リスタスイッチ1U〜1W及び高速スイッチ3U〜3W
にOFF信号を出力したが、1/4サイクル以内の高速
でOFF信号を出力することもできる。
【0043】実施の形態2.上記実施の形態1では、真
空電磁接触器、サイリスタスイッチ、高速スイッチを3
相分備えたものを示した。だが、真空電磁接触器、サイ
リスタスイッチ、高速スイッチの極間電圧が実施例1で
使用した真空電磁接触器2U〜2W、サイリスタスイッ
チ1U〜1W、高速スイッチ3U〜3Wに比較して√3
倍のものを使用することで、図3に示すように2相分の
真空電磁接触器2U,2W、サイリスタスイッチ1U,1
W、高速スイッチ3U,3Wで主回路部MC1を構成で
きる。この結果、主回路部MC1及び制御部16bの構
成を簡略できると共に低コスト化を実現でき、しかも各
機器を3相分備えたものと同様の効果がある。尚、詳細
な動作は実施の形態1と同様である。
【0044】実施の形態3.上記実施の形態1では、サ
イリスタスイッチ1U〜1Wに機械式の高速スイッチ3
U〜3Wを並列接続したが、高速スイッチ3U〜3Wの
代わりに2個の自己消弧形半導体素子(GTO等)を逆
並列接続した自己消弧形半導体スイッチを用いてもよ
い。
【0045】図4は本実施の形態に係る高速再閉路装置
の構成図である。尚、図中、図1と同一符号は同一また
は相当部分を示す。図において、8U〜8Wは2個の自
己消弧形半導体素子を逆並列接続した自己消弧形半導体
スイッチ、17U〜17Zは自己消弧形半導体スイッチ
8U〜8Wを構成する自己消弧形半導体素子にゲートパ
ルス信号Gを出力するゲートパルストランスである。ま
た、制御回路16Cにおいて、18はゲート論理回路1
2からの制御信号S50に従ってゲートパルストランス
17U〜17Zに駆動信号S51を出力するゲートアン
プである。
【0046】尚、本実施の形態に係る高速再閉路装置の
動作については、実施の形態1で高速スイッチ3U〜3
Wに操作回路10を通してON/OFF信号を送出する
のに代えて自己消弧形半導体スイッチ8U〜8Wにゲー
トパルス信号Gを送りON/OFF動作させる以外は実
施の形態1と同様である。
【0047】このように自己消弧形半導体スイッチ8U
〜8Wを用いることで、高速再閉路装置は自己消弧形半
導体スイッチ8U〜8Wの通電損失による発熱に対する
冷却手段が必要となるが、より速い応答性を有した高速
スイッチを構成できると共に、開閉回数に制限のない高
寿命な装置となる。
【0048】実施の形態4.上記実施の形態3では、真
空電磁接触器、サイリスタスイッチ、自己消弧形半導体
スイッチを3相分備えたものを示した。だが、真空電磁
接触器、サイリスタスイッチ、自己消弧形半導体スイッ
チの極間電圧が実施例3で使用した真空電磁接触器2U
〜2W、サイリスタスイッチ1U〜1W、自己消弧形半
導体スイッチ18U〜8Wに比較して√3倍のものを使
用することで、図5に示すように2相分の真空電磁接触
器2U,2W、サイリスタスイッチ1U,1W、自己消弧
形半導体スイッチ18U,8Wで主回路部MC1を構成
できる。この結果、主回路部MC1及び制御部16dの
構成を簡略できると共に低コストを実現でき、しかも各
機器を3相分備えたものと同様の効果がある。尚、詳細
な動作は実施の形態3と同様である。
【0049】実施の形態5.本実施の形態では、図6に
示すように高電圧が印加される主回路部MC1を、SF
6ガス等の不活性ガスを封入した密封容器内に収納し、
低電圧回路でなる制御部16を密閉容器に収納する。そ
して、主回路部MC1と制御部16間の信号伝送用のケ
ーブル22を互いの容器に設けられたメタルコンタクト
20,21に接続して信号伝送を行う。
【0050】この結果、装置全体がコンパクト化し絶縁
性などの面で高信頼性を図ることができる。また、湿気
の多い場所、粉塵の立ち込め易い場所など使用する場
合、使用環境条件に影響をされ難い装置を得ることがで
きる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、配電系統の各
相の母線に直列に接続された電流遮断手段と、前記母線
の地絡事故時にこの母線に流れる事故電流を検出する電
流検出手段と、前記事故電流検出時に、母線電流の少な
くとも1サイクル以内に前記電流遮断手段を開放し、開
放から少なくとも1サイクル後に前記電流遮断手段を再
投入する制御手段とを備えたので、配電系統の地絡事故
及び短絡事故時において、需要家が使用する電気機器に
影響を与えない時間の範囲で配電系統を開放して事故電
流を遮断することで、配電系統の信頼性を向上させるこ
とができるという効果がある。
【0052】請求項2の発明によれば、請求項1におい
て電流遮断手段が、2個の半導体スイッチング素子を逆
並列接続した半導体スイッチとこの半導体スイッチに並
列接続された高速スイッチより構成され、制御手段が電
流検出手段による事故電流検出時には前記高速スイッ
チ、半導体スイッチの順にOFF信号を送出し事故電流
を遮断し、母線電流再通電時に前記半導体スイッチ、高
速スイッチの順にON信号を送出するようにしたので、
高速スイッチの高寿命及び高信頼性が得られるという効
果がある。
【0053】請求項3の発明によれば、請求項2におい
て高速スイッチは電磁引き外し機構を有する機械式スイ
ッチであり、OFF信号の供給後に1msec以内で開
極するようにしたので、請求項2の効果に加えて電流遮
断部の損失を低減できるという効果がある。
【0054】請求項4の発明によれば、請求項1におい
て電流遮断手段が、2個の半導体スイッチング素子を逆
並列接続した第1の半導体スイッチと2個の半導体スイ
ッチング素子を逆並列接続した第2の半導体スイッチと
を並列接続して構成し、制御手段は電流検出手段による
事故電流検出時には前記第2の半導体スイッチ、第1の
半導体スイッチの順にOFF信号を送出し事故電流を遮
断し、母線電流再通電時に前記第1の半導体スイッチ、
第2の半導体スイッチの順にON信号を送出するように
したので、請求項1の効果に加えてスイッチの開閉回数
に制限のない高信頼性を有する装置が得られるという効
果がある。
【0055】請求項5の発明によれば、請求項4におい
て第2の半導体スイッチを構成する半導体スイッチング
素子は自己消弧形半導体スイッチ素子を用いるようにし
たので、請求項1の効果に加えて高速に事故電流を転流
させることができるという効果がある。
【0056】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
5において電流検出手段は事故電流を零相電流検出用変
流器で検出し、この検出結果に従って制御手段は事故電
流の第1相遮断電流の1/4サイクル以内にOFF信号
を電流遮断手段に送出するようにしたので、配電系統の
短絡事故時において事故電流を1サイクル以内で遮断で
きるという効果がある。
【0057】請求項7の発明によれば、請求項1ないし
5において電流検出手段は事故電流を母線電流検出用の
電流検出用変流器で検出し、この検出結果に従って制御
手段は事故電流の第1相遮断電流の1/4サイクル以内
にOFF信号を電流遮断手段に送出するようにしたの
で、配電系統の地絡事故時において事故電流を1サイク
ル以内で遮断できるという効果がある。
【0058】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7において制御手段が電流遮断手段にOFF信号を送出
した後、電流検出手段による通電電流の零を確認したか
ら少なくとも1サイクル後に前記電流遮断手段を再投入
するON信号を送出するようにしたので、配電系統の事
故電流遮断後、需要家の機器に影響を与えない範囲で配
電系統を再閉路して復電できるという効果がある。
【0059】請求項9の発明によれば、請求項1ないし
8において制御部の電源電圧を配電系統の母線電圧より
供給するようにしたので、特別に電源装置を必要としな
い汎用性の高い装置を得ることができるという効果があ
る。
【0060】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し9において電流遮断手段を含む主回路部をSF6ガス
等の不活性ガスを封入した気密容器内に収納し、制御手
段を通常の密封容器内に収納しこれら容器をコンタクト
を介してケーブルで離脱自在に結合するようにしたの
で、装置全体がコンパクト化し絶縁性などの面で高信頼
性を図ることができる。また、使用される環境条件の影
響を受け難い信頼性の高い装置を得ることができるとい
う効果がある。
【0061】請求項11の発明によれば、請求項1ない
し10において電流遮断手段は、配電系統の3相の母線
中、2相分の母線に直列接続したので、回路構成が簡易
化されると共に、小型化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る高速再閉路装
置の構成図である。
【図2】 本実施の形態の動作を説明するタイミングチ
ャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る高速再閉路装
置の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る高速再閉路装
置の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る高速再閉路装
置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係る高速再閉路装
置の構成図である。
【図7】 各実施の形態に係るゲート論理回路の動作を
説明するフローチャートである。
【図8】 この発明を適用した配電系統の系統図であ
る。
【図9】 従来の配電系統の系統図である。
【符号の説明】
1U〜1W サイリスタスイッチ、2U〜2W 真空電
磁接触器、3U〜3W高速スイッチ、4 零相検出用変
流器、5a,5b 電流検出用変流器、6制御用変圧
器、C1 高速再閉路装置の主回路部、10 高速スイ
ッチの操作回路、11 ゲートアンプ、12 ゲート論
理回路、13 電流検出回路、14零相電流検出回路、
15 制御電源回路、16a〜16d 高速再閉路装置
の制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 信之 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電系統の各相の母線に直列に接続され
    た電流遮断手段と、前記母線の地絡事故時にこの母線に
    流れる事故電流を検出する電流検出手段と、前記事故電
    流検出時に、母線電流の少なくとも1サイクル以内に前
    記電流遮断手段を開放し、開放から少なくとも1サイク
    ル後に前記電流遮断手段を再投入する制御手段とを備え
    たことを特徴とする高速再閉路装置。
  2. 【請求項2】 電流遮断手段は、2個の半導体スイッチ
    ング素子を逆並列接続した半導体スイッチとこの半導体
    スイッチに並列接続された高速スイッチより構成され、
    制御手段は電流検出手段による事故電流検出時には前記
    高速スイッチ、半導体スイッチの順にOFF信号を送出
    して事故電流を遮断し、母線電流再通電時には前記半導
    体スイッチ、高速スイッチの順にON信号を送出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の高速再閉路装置。
  3. 【請求項3】 高速スイッチは電磁引き外し機構を有す
    る機械式スイッチであり、OFF信号の供給後に1ms
    ec以内で開極することを特徴とする請求項2に記載の
    高速再閉路装置。
  4. 【請求項4】 電流遮断手段は、2個の半導体スイッチ
    ング素子を逆並列接続した第1の半導体スイッチと2個
    の半導体スイッチング素子を逆並列接続した第2の半導
    体スイッチとを並列接続して構成し、制御手段は電流検
    出手段による事故電流検出時には前記第2の半導体スイ
    ッチ、第1の半導体スイッチの順にOFF信号を送出し
    て事故電流を遮断し、母線電流再通電時には前記第1の
    半導体スイッチ、第2の半導体スイッチの順にON信号
    を送出することを特徴とする請求項1に記載の高速再閉
    路装置。
  5. 【請求項5】 第2の半導体スイッチを構成する半導体
    スイッチング素子は自己消弧形半導体スイッチング素子
    を用いたことを特徴とする請求項4に記載の高速再閉路
    装置。
  6. 【請求項6】 電流検出手段は地絡事故電流を零相電流
    検出用変流器で検出し、この検出結果に従って制御手段
    は地絡事故電流の第1相遮断電流の1/4サイクル以内
    にOFF信号を電流遮断手段に送出することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の高速再閉路装
    置。
  7. 【請求項7】 電流検出手段は地絡事故電流を母線電流
    検出用の電流検出用変流器で検出し、この検出結果に従
    って制御手段は地絡事故電流の第1相遮断電流の1/4
    サイクル以内にOFF信号を電流遮断手段に送出するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の高
    速再閉路装置。
  8. 【請求項8】 制御手段が電流遮断手段にOFF信号を
    送出した後、電流検出手段により通電電流の零を確認し
    てから少なくとも1サイクル後に前記電流遮断手段を再
    投入するON信号を送出することを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の高速再閉路装置。
  9. 【請求項9】 制御部の電源電圧を配電系統の母線電圧
    より供給することを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の高速再閉路装置。
  10. 【請求項10】 電流遮断手段を含む主回路部をSF6
    ガス等の不活性ガスを封入した気密容器内に収納し、制
    御手段を通常の密封容器内に収納しこれら容器間をコン
    タクトを介してケーブルで離脱自在に結合したことを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の高速再閉
    路装置。
  11. 【請求項11】 電流遮断手段は、配電系統の3相の母
    線中、2相の母線にそれぞれ直列接続したことを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれかに記載の高速再閉路
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104505866A (zh) * 2014-12-31 2015-04-08 华南理工大学 一种仿真多馈入直流故障恢复特性的等效解耦方法
WO2022230187A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 日本電信電話株式会社 短絡保護システム、短絡保護装置、短絡保護方法およびプログラム

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