JPH1041237A - 成膜装置および太陽電池 - Google Patents

成膜装置および太陽電池

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JPH1041237A
JPH1041237A JP9002588A JP258897A JPH1041237A JP H1041237 A JPH1041237 A JP H1041237A JP 9002588 A JP9002588 A JP 9002588A JP 258897 A JP258897 A JP 258897A JP H1041237 A JPH1041237 A JP H1041237A
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JP
Japan
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film
film forming
forming apparatus
electrode layer
substrate
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Application number
JP9002588A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tabuchi
勝也 田淵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】膜付着部材に付着したa-Si膜または金属膜が剥
離しがたく、セル特性が安定して得られ、稼働率が高い
成膜装置と高特性の太陽電池を提供する。 【解決手段】プラズマ化学気相成長またはスパッタリン
グにより薄膜を基板上に成膜する成膜室2b、2cまた
は2dを有する成膜装置2において、前記成膜室内の薄
膜が堆積する膜付着部材の表面は凹凸化されていること
とする。前記凹凸の大きさの概略平均値は、面内方向に
は20μm 以上、面に垂直方向には10μm 以上であ
り、また、前記凹凸はサンドブラスト処理により形成さ
れると良い。3aは下部電極、3bは上部電極、3dは
防着板である。前記成膜装置により製造された太陽電池
において、シャント抵抗は1 kΩ/cm2以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複数の電極層および半導体層
などを有する多層の薄膜半導体素子およびその成膜装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電極層および半導体層などを有す
る薄膜半導体装置の代表例として、アモルファスシリコ
ン(以下a−Siと記す)を主原料とした半導体層を光
電変換層とし、電極層がこの層を挟む構造の、大面積の
薄膜太陽電池がある。このような大面積の薄膜太陽電池
の製造方式としては、枚葉方式より生産性の優れている
ロールツーロール方式またはステッピングロール方式と
がある。これらはロールに巻かれた長尺の高分子材料あ
るいはステンレス鋼などの金属材料からなるフレキシブ
ルまたは可撓性の基板を各成膜室に順次に送りながら、
基板上に光電変換層、電極層などの各層を各成膜室毎に
形成して薄膜太陽電池を製造する方式である。前者は各
成膜室内を連続的に移動する基板上に成膜し、後者は各
成膜室内で同時に停止させた基板上に成膜し、成膜の終
わった基板部分を次の成膜室へ送り出している。ステッ
ピングロール方式の成膜装置は、隣接する成膜室間のガ
ス相互拡散を防止できることから各薄膜の特性が安定し
て得られるなどの点で優れている。
【0003】図11は、従来のステッピングロール方式
の成膜装置の基板移動方向の模式断面図である。スパッ
タリングによる金属電極層を形成する成膜室2c、プラ
ズマ化学気相成長(以下、プラズマCVD と記す)により
a-Si層を形成する複数の成膜室2b、およびスパッタリ
ングによる透明導電膜を成膜する成膜室2dを備え、こ
れら成膜室は共通室2a内に設置されている。a-Si層を
形成する成膜室2bの数は、ステッピングタイム(基板
の移動−成膜のサイクルに要する時間)、セル特性を考
慮して最適になるように割り当てられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように生産性に優
れるステッピングロール方式やロールツーロール方式の
成膜装置においても、いくらでも基板を長くして量産性
を上げることはできない。例えば、プラズマCVD による
a-Si膜の成膜室では、電極板、防着板等に付着したa-Si
膜は、厚さが数十μm にも達すると内部応力により膜が
剥離しフレークとなり、このフレークが基板に再付着す
ることによりピンホールの原因となり、太陽電池の製造
歩留まりを低下させるからである。
【0005】また、ステッピングロール方式成膜装置の
成膜室と共通室のシール部にフレークが付着した場合に
は、成膜室から共通室への反応ガスの漏れ、さらに、こ
のガスの共通室から他の成膜室への混入により、セル特
性が低下する。電極板に付着したa-Si膜は、付着膜厚が
厚くなるにつれ内部応力が強くなり、電極板に反りを生
じさせる。この反りは、電極板と基板間距離を変えるた
め、膜厚の不均一を増加させ、セル特性の低下につなが
る。
【0006】さらに、ステッピングロール方式やロール
ツーロール方式の成膜装置では、1ロール分の成膜が終
わる(1バッチの終了)毎に、共通室、および、成膜室
を大気開放し、可撓性基板の取り外しと次のバッチの基
板の装着を行う必要がある。この際、電極板や防着板な
どのa-Si膜、ITO 膜、金属膜等が付着している部材の温
度が成膜時の温度より下がり、膜と膜が付着している部
材の熱膨張係数の差から発生した応力により、膜が剥離
しやすくなる。膜が剥離した電極板、防着板等は、取り
外して交換する必要がある。また、剥離した膜は、取り
除く必要があり、これらに要する時間が装置の稼働率低
下につながり、生産性を損なっていた。
【0007】上記の問題点に鑑み、本発明の目的は、電
極板、防着板等に付着したa-Si膜または金属膜が剥離し
がたく、フレークや電極板の反りが生じないでセル特性
が安定して得られ、またバッチ間の大気開放時にも膜剥
離が生じなく、稼働率が高くまた生産性の高い成膜装置
を提供し、また、特性の良い太陽電池を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上気の目的を達成するた
めに、プラズマ化学気相成長またはスパッタリングによ
り薄膜を基板上に成膜する成膜室を有する成膜装置にお
いて、前記成膜室内の薄膜が堆積する膜付着部材の表面
は凹凸化されていることとする。前記凹凸の大きさの概
略平均値は、面内方向には20μm 以上、面に垂直方向
には10μm 以上であると良い。
【0009】前記凹凸はサンドブラスト処理により形成
されると良い。前記部材は電極板、防着板またはサセプ
タであると良い。前記成膜装置はロールツーロール方式
またはステッピングロール方式であると良い。前記成膜
装置のプラズマ化学気相成長成膜室の電極板は両面が共
に凹凸化されていると良い。
【0010】前記電極板の反りは2mm以下であると良
い。前記電極板の表面の凹凸化は両面とも同じ大きさの
粒径の研磨材によりなされると良い。前記成膜装置によ
り製造された太陽電池において、シャント抵抗は1 kΩ
/cm2以上であると良い。
【0011】前記成膜装置により製造された太陽電池に
おいて、ピンホールの直径dμm とその密度N個/cm2
の関係はN×d2 ≦1.5×104 であると良い。前記
太陽電池は、可撓性基板の一方の面に第1電極層、光電
変換層および第2電極層がこの順で形成されており、他
の面には第3電極層が形成されており、さらに前記基板
には2種の穴が複数開けられており、1種の穴の内面で
第1電極層と第3電極層とが、また他の1種の穴の内面
では第2電極層と第3電極層とが導通していると良い。
【0012】
【発明の実施の形態】上記のように、電極板、防着板等
の膜付着部材の表面を凹凸化することにより、膜が付着
する部分の表面積が増加し、膜の付着力が増加し、膜は
剥離しにくくなる。さらに、厚い膜に対しては、凹凸の
面内方向の径および面に垂直方向の深さで表される凹凸
のサイズを膜厚のオーダーとすることにより、膜形状は
平面でなく折れ曲がった形状となるので、膜が付着する
面に平行な方向の内部応力は分散されみかけ上内部応力
は緩和される。従って、膜の付着力が増加し、膜は剥離
しにくくなる。膜が剥離しなければ、フレークは発生し
ないので、各成膜室のシールが損なわれることはなく、
共通室からの異ガスによる膜の汚染あるいはフレークに
起因する太陽電池の特性の低下などの抑制防止が期待で
きる。
【0013】以下実施例により、本発明を詳細に説明す
る。 実施例 図9は、本発明の成膜装置により試作した太陽電池の各
工程後の断面図であり、(a)は第1孔開け、(b)は
第1電極層と第2電極層成膜、(c)は第2孔開け、
(d)は光電変換層成膜、(e)は第3電極層成膜、
(f)は第4電極層成膜である。可撓性で絶縁性の基板
1は、ポリイミド系のフィルムで厚さは50μm である
が、フィルムとしてはポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)またはアラミド系のフィル
ム等を用いることができる。この基板1aの一部に複数
個の第1孔1bを開ける(工程(a))。パンチを用い
て機械的に、またはレーザー等のエネルギービームを用
いて開孔することができる。第1孔1bの直径は1 mm
のオーダーである。次に、基板1aの上に、第1電極層
1d( この面を表面とする) 、それと反対側の面( 裏面
とする) に第2電極層1eを順次成膜する。第1電極層
1dと第2電極層1eの成膜順は逆でもよい。このと
き、第1孔1bの内面で第1電極層1dと第2電極層2
eとは導通する(工程(b))。これら電極層として
は、Agを約100〜400nmの厚さにスパッタリングに
より形成したが、Al、Cu、Ti等の金属をスパッタリング
または電子ビーム蒸着等により成膜しても良い。また、
金属酸化膜と金属の多層膜を電極層として形成しても良
い。成膜方式としては、成膜ゾーンにキャンロール部を
持たないロールツーロール方式で成膜することが良い。
キャンロール部で成膜するとヒーター基板間距離を実質
的に0にすることができる。しかしながら、孔が開いて
いる基板では、孔の部分から電極材料がキャンロール部
に付着し、これが基板の別の部分と接することにより剥
離、基板への再付着により太陽電池の歩留まりが低下す
る。
【0014】次に、再び複数個の第2孔1cを基板に開
孔する。開孔方法は第1孔1bに同じである。(工程
(c))。次に、光電変換層1fを成膜する。光電変換
層1fは薄膜半導体層であり、a−Siはその代表例で
あり、他にCuInSe2 、CdTe、poly−Si
などが挙げられる(工程(d))。a−Siを主成分と
する場合は、主原料ガスにSiH4 を用いたプラズマC
VDにより形成できる。
【0015】次に、光電変換層1fの上に、第3電極層
1gである透明電極層を形成する。この工程を経て、例
えば太陽電池に必要な層が全て積層される。第3電極層
1gとしてITO、SnO2 、ZnOなどの酸化物導電
層を用いるのが一般的である。膜形成時に第1孔1bの
周縁部をマスクで覆うなどして初めに形成した第1孔1
b部分には膜が形成されないようにする(工程
(e))。
【0016】次に、裏面に金属膜などの低抵抗導電膜か
らなる第4電極層1hを成膜する。この工程により、第
2孔1cの内面で第3電極層1gと第4電極層1hとを
導通させることができる。(工程(f))。以上の成膜
工程の終了後、基板両面の積層を適宜切断し、ユニット
セルの多段直列接続からなる太陽電池を形成する。図1
0はユニットセルの直列接続された太陽電池の図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)におけるXX線に
沿っての断面図である。断面図には太陽電池が光照射さ
れ発電しているときに同じ電位となる電極層に同じハッ
チングを施してある。ユニットセルUは第2孔1cのみ
を有するように、切断部1iにより切断されており、第
2孔1cにおいてのみ第3電極層1gと裏側面の第4電
極層1hと接続されている。一方、第1孔と1つのユニ
ットセル中の第2孔とを有するように切断部1jにより
切断されて裏面電極Eが形成される。第1孔1bにおい
てはユニットセルUの下部電極(第1電極層1d)と裏
面電極E(第4電極層1h)とが接続されている。従っ
て、任意のユニットセルUn に隣接し合う裏面電極E
n-1,n と裏面電極En,n+1 はEn-1,n−Un −En,n+1
なる直列接続をなし、所定の多段直列接続された太陽電
池を形成することができる。
【0017】図1は、本発明に係る成膜室内面に凹凸化
を施したステッピングロール方式の成膜装置の基板移動
方向の概略模式断面図である。この成膜装置2を用い
て、上記の工程のうち、光電変換層の成膜( 図9
(d))から第4電極層の成膜( 図9(f))までの成
膜を行った。送り出しロールR1から送り出された基板1
は次の各成膜室において成膜積層されて、巻き取りロー
ルR2に巻き取られる。プラズマCVD により光電変換層で
あるa-Si層を成膜する複数の成膜室2b、スパッタリン
グによる透明導電膜(第3電極層)および金属電極層
(第4電極層)を成膜する成膜室2d、2cを備え、こ
れら成膜室は共通室2a内に設置されている。a-Si層を
形成する成膜室2bの数は、セル特性と、他の成膜時間
やステッピングタイム(基板の移動−成膜のサイクルに
要する時間)を考慮して最適になるように定めてある。
共通室2aは成膜中は常時真空引きされている。
【0018】図2は本発明に係る成膜装置におけるa-Si
の成膜室の基板移動に垂直な方向の模式断面図である。
a-Siの成膜室(図1における2b)は下部成膜室2eと
上部成膜室2fからなり、下部成膜室2eと上下に可動
な上部成膜室2fの各開口部壁端にはそれぞれシール2
g、リップ2hが装着されている。成膜中は、リップ2
hとシール2gは基板1を挟み共通室2aとは隔離され
て、成膜室2bからガスは漏れない。成膜中は、基板1
はヒータを内蔵する上部電極3bに固定されているサセ
プタ3cに密着され、下部電極3aとサセプタ3cの間
のプラズマに晒される面に主にa-Siが成膜される。基板
1の移動時には上部成膜室2fは上部電極3bと共に上
昇され、基板はフリーになる。他のスパッタによる成膜
室も同様の構造であり、基板側に対向する電極にはター
ゲットが固定されていて、Ar等のスパッタガスが供給、
排気される。
【0019】この実施例では、1 ロール当たり長さ40
0m 、幅50cmの可撓性の基板を用い、この基板上に複
数ユニットセルを含み有効面積40×80cm2 (1ステ
ップ分)の太陽電池を330ステップ形成した。1セル
当たりのa-Si層の膜厚は約600nmとした。a-Si層を成
膜する成膜室は6室からなり、1室、1ステップ当たり
平均100nm、330ステップで約33μm 成膜した。
透明導電膜は1ステップ当たり約80nm、背面の金属電
極層は1セル当たり約100nmである。
【0020】凹凸化は次のようにa-Si、透明電極、金属
電極材料が付着する部分(膜付着部材)に施した。すな
わち、プラズマCVD によりa-Si層を形成する成膜室2b
では、電極板3aの基板と対向する側、防着板3d、お
よびこれらを固定するネジ類、その他放電が拡がり膜が
付着すると考えられる部分、スパッタリングにより透明
電極および金属電極をそれぞれ形成する成膜室2c、2
dでは防着板3d、およびこれらを固定するネジ類、そ
の他放電が拡がり膜が付着する考えられる部分(膜付着
部材)である。特に、本実施例の太陽電池では基板に電
極導通のための孔を開けてあるため、基板を加熱する上
部電極3bまたはサセプタ3cにも凹凸化を施した。
【0021】凹凸化はサンドブラストによった。研磨材
として120〜150μm 程度の粒径のAl2O3 とし、吹
き出し圧力は5kg/cm2とした。サンドブラストした表面
を、さらに、弗酸1に対して硝酸2の割合で混合した液
によりエッチングを行ない、残留研磨材が、粉塵や吸着
ガスの放出源またはa-Siに対してドーパントとならない
ようにした。
【0022】このように凹凸化を施した電極板表面を走
査型電子顕微鏡により観察した結果、表面は不規則に凹
凸化され(粗され)ていた。SUS材、Al材を用いた
部材とも、概略の平均値として、面内方向には約50μ
m 、面に垂直方向には約30μm の大きさで凹凸が生じ
ていた。一方、サンドブラスト処理を行っていないもの
は、上記溶液にてエッチングのみを行ったが、SUS材
を用いた部材では、面内方向には最大約7μm 、面に垂
直方向には最大約2μm 、Al材を用いた部材では、面
内方向には最大約5μm 、面に垂直方向には最大約5μ
m の凹凸がサンドブラスト処理を行ったものよりも規則
的に生じていた。
【0023】図3は本発明に係る成膜装置における、成
膜ステップ数に対する成膜時の共通室の真空度グラフで
ある。比較のため凹凸化を施してない場合のグラフも付
記してある。カーブaは本発明に係る各成膜室の膜付着
部材に凹凸化を施した場合であり、カーブbは従来の凹
凸化を施してない発明と同じ構造の成膜装置の場合であ
る。
【0024】カーブaから判るように、膜付着部材に凹
凸化を施した場合は成膜ステップ数が増加するに従い、
共通室の真空度は良くなっていった。これは、成膜室内
に吸着していたガス、例えば水分等が排気時間が長くな
るにつれ徐々に排気されたためである。この場合では、
成膜室から共通室へのガスの漏れは観察されなかった。
【0025】一方凹凸化を施さなかった場合は、カーブ
bにみられるように、初期においては成膜室内に吸着し
ているガスが排気され真空度が良くなるが、その後、成
膜室から共通室へのガスの漏れが生じ、これが次第に多
くなり共通室圧力が急激に上昇した。図4は本発明に係
る成膜装置における、成膜ステップ数に対するユニット
セルの特性(変換効率)のグラフである。カーブcは本
発明に係る膜付着部材に凹凸化を施した場合であり、カ
ーブdは従来の凹凸化を施してない発明と同じ構造の成
膜装置の場合である。カーブdの初期値を1として規格
化してある。カーブdの場合は、成膜ステップ数が増加
するに従いセル特性が悪くなった。カーブcは初期値が
従来の約80%であるが、成膜ステップ数が増加するに
従い僅かに低下している。初期値の低下については別に
後で説明する。
【0026】膜付着部材に凹凸化を施してないと、リッ
プ2hやシール2gに光電変換層に用いるa-Si、あるい
は、透明電極層に用いるITO 、裏面接続電極層に用いる
金属膜のフレークが付着し、シールが不完全となり、成
膜を行うために上部成膜室2fを降下し可撓性基板1を
シールしガスを流した場合に、圧力の高い成膜室2bか
ら共通室2aにガスが漏れたと考えられる。また、この
共通室2aに漏れた反応ガスがさらに他の成膜室に拡散
し、例えば、真性の光電変換層を成膜する成膜室にp層
成膜に用いるドーピングガスB2H6、あるいはn層成膜用
いるドーピングガスPH3 が拡散し、変換効率の低下の原
因となることが予想される。
【0027】上記のように成膜ステップ数が増加するに
つれ、セル特性が低下する原因をさらに詳しく調べた。
図5は膜付着部材に凹凸化を施してない場合の成膜ステ
ップ数に対するユニットセルのシャント抵抗のグラフで
ある。成膜ステップ数の増加と共に、シャント抵抗は低
下していることが明かとなった。この原因としては、電
極板やa-Si膜、透明電極、金属電極が付着している部位
からの膜剥離によるフレークが発生し、シール部に付着
するだけではなく、可撓性基板にも付着し、ピンホール
が生じたためである。
【0028】このピンホールと変換効率の低下の関係に
ついて、変換効率のシャント抵抗に依存する分を計算シ
ミュレーションした。図6は一定直径のピンホールの密
度に対するユニットセルの変換効率の低下率のグラフで
ある。各カーブはピンホールの直径(μm )に対応して
いて、e(0.5)、f(1)、g(2)、h(5)、
i(10)、j(20)およびk(50)である。例え
ば、変換効率は、直径1μm のピンホールでは1.5×
104 個/cm2のとき20%低下し、直径20μm のピン
ホールでは約4×10個/cm2のとき20%低下する。ピ
ンホールの直径d(μm )、その密度をN(個/cm2)と
すると、これらの関係はd2 ×N=1.5×104 と表
される。ピンホールによるセル特性低下を20%以下に
抑えるためには、異なる直径di (μm )のピンホール
が存在するので、その密度をNi(個/cm2)とすると、
これらの関係はΣi (di 2 ×Ni )≦1.5×104
以下にする必要がある。この関係はシャント抵抗値1 k
Ω/cm2以上に対応する。本発明に係る膜付着部材をサン
ドブラストにより表面処理した成膜装置を用いて作製し
た太陽電池では、この関係を満たしていた。
【0029】先のユニットセル特性の初期値の低下(図
4のカーブc、従来成膜装置の場合の約80%)につい
て以下に説明する。このときの、a-Siの成膜室内の状態
を再度調べたところ、下部電極( 図2における3a)は
プラズマ側の面のみがサンドブラストされており、反対
面はサンドブラストされてなく、そのため、凹凸化面を
凸面として反りが生じていたことが判った。この反り
は、SUS材の電極板でサイズ470×445×1(厚
さ)mmのもので端部と中央部で高さに約10mmの差があ
った。この電極板を用いた成膜では、a-Si膜厚分布が非
常に大きく、これがセル特性の低下につながった。
【0030】この反りは、片面のみサンドブラストによ
り表面処理されることによりこの面が延びてしまうこと
に起因する。この反りを少なくするため、電極板の両面
を凹凸化処理した。その結果、反りは2mm以下とするこ
とができ、a-Si膜の均一成膜が可能となった。図7は両
面サンドブラスト処理した電極板を用いた場合の成膜ス
テップ数に対するセル特性のグラフである。カーブlは
両面処理の場合であり、比較のため片面のみ処理した場
合のカーブ(図4のカーブc)も付記してある。縦軸は
図4と同じである。このグラフから、電極板の両面をブ
ラスト処理することにより均一成膜が可能となり初期特
性も向上し、かつ、成膜ステップ数が増加しても特性が
低下することはなくなったことが判る。
【0031】1ロール分の基板に成膜終了後(1バッチ
終了後)、共通室と各成膜室を大気開放した。このと
き、膜付着部材の凹凸化処理を行っていない場合では、
真空中では一部に膜剥離が生じていたものが開放と同時
にほぼ全部剥離した。一方、凹凸化処理を行っている場
合では、全く膜の剥離が生じなかった。このため、電極
板の取り替えやフレークの取り除き作業をする必要がな
かった。そのため、基板の取り外し、取り付け作業のみ
で次のバッチの成膜を行うことができ、凹凸化処理を行
っていない場合に比べ作業時間を約3時間短縮できた。
凹凸化処理を行った場合では、電極板、防着板の交換や
フレークの除去作業は2バッチ(2ロール)に1回で済
み、装置稼働率が向上した。また、さらに長い基板を用
いることができ、1 バッチで成膜できるセル数が増加
し、装置稼働率が向上した。
【0032】次に、サンドブラスト処理に用いる研磨材
の粒径を変えて、凹凸のサイズと剥離が生じない最大付
着膜厚との関係を調べた。例えば、粒径600〜700
μm 程度の研磨材のものを用いた場合は、他の条件は前
述のものと同じで、SUS材、Al材を用いた部材とも
面内方向には、最大約100μm 、面に垂直方向には最
大約50μm の大きさの凹凸を生じさせることができ
た。研磨材の粒径を大きくすることにより、膜の付着力
が強化されフレークが発生するまでの成膜可能な膜厚を
増加することができた。また、粒径30〜40μm 程度
の研磨材を用いた場合には、SUS材、Al材を用いた
部材とも面内方向には、最大約20μm 、面に垂直方向
には最大約10μm の大きさで凹凸が生じていた。
【0033】幾つかの実験値を図8に示す。図8は面内
方向の凹凸径の概略平均値に対すると最大付着膜厚のグ
ラフである。面内方向の平均凹凸形状が約20〜約20
00μm の範囲で膜厚30μm 以上の成膜が可能であっ
た。これに対応して、長さ400m のフィルム上に33
0ステップの太陽電池を歩留まりよく作製することがで
きた。しかしながら、これ以下の凹凸形状サイズでは、
400m 巻きフィルム上の太陽電池について全部を特性
低下なく作製することはできなかった。また、約50〜
約800μm の範囲では、400m 巻きフィルム上に3
30ステップの太陽電池を形成後大気開放しても膜剥離
がなく、電極板の交換やフレークの除去作業をする必要
がなかった。そのため、フレークの除去作業を行わず
に、基板の取り外し、取り付け作業のみで次のバッチの
成膜を行うことができた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマ化学気相成長
またはスパッタリングにより薄膜を基板上に成膜する成
膜室を有する成膜装置において、前記成膜室内の薄膜が
堆積する膜付着部材の表面を凹凸化したので、膜が付着
する部分の表面積が増加し、さらには、厚い膜に対して
は、凹凸の面内方向の直径および面に垂直方向の深さで
表される凹凸のサイズを膜厚のオーダーとすることによ
り、膜が付着する面に平行な方向の内部応力は分散され
みかけ上内部応力は緩和されるようになった。従って、
膜の付着力が増加し、膜は剥離しにくくなり、フレーク
は発生しなくなっり、各成膜室のシールが損なわれるこ
とはなく、共通室からの異ガスによる膜の汚染あるいは
フレークに起因する太陽電池の特性の低下などの抑制防
止ができるようになった。その結果、ピンホールが減少
し、太陽電池の特性低下は起こらず、また製造歩留まり
が向上した。また、1 バッチの成膜後でも、基板の取り
外し、取り付け時に大気開放しても膜剥離はなく、電極
板、防着板の交換やフレークの除去作業が2バッチに1
回で良くなり装置の稼働率が増えた。特に、凹凸をサン
ドブラスト処理により形成できるので、装置の維持も簡
便にできる。
【0035】また、プラズマ化学気相成長成膜室の電極
板を両面共に凹凸化したので、電極板の反りは少なく、
バッチの初期から太陽電池特性は良好であり製造歩留ま
りは高い。また、このような成膜装置により製造された
太陽電池はシャント抵抗が1 kΩ/cm2以上であるので、
変換効率は高く、特性のばらつきが小さく、可撓性基板
の1面だけに出力用電極を有する大面積の太陽電池に適
している。このような太陽電池を多段直列並列接続し
て、大電力用パネルを構築し易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成膜室内面に凹凸化を施したステ
ッピングロール方式の成膜装置の基板移動方向の概略模
式断面図
【図2】本発明に係る成膜装置におけるa-Siの成膜室の
基板移動に垂直な方向の模式断面図
【図3】本発明に係る成膜装置における、成膜ステップ
数に対する成膜時の共通室の真空度グラフ
【図4】本発明に係る成膜装置における、成膜ステップ
数に対するユニットセルの特性(変換効率)のグラフ
【図5】膜付着部材に凹凸化を施してない場合の成膜ス
テップ数に対するユニットセルのシャント抵抗のグラフ
【図6】一定直径のピンホールの密度に対するユニット
セルの変換効率の低下率のグラフ
【図7】両面サンドブラスト処理した電極板を用いた場
合の成膜ステップ数に対するセル特性のグラフ
【図8】面内方向の凹凸径の概略平均値に対すると最大
付着膜厚のグラフ
【図9】本発明の成膜装置により試作した太陽電池の各
工程後の断面図、(a)第1孔開け、(b)第1電極層
と第2電極層成膜、(c)第2孔開け、(d)光電変換
層成膜、(e)第3電極層成膜、(f)第4電極層成膜
【図10】ユニットセルの直列接続された太陽電池の
図、(a)平面図、(b)(a)におけるXX線に沿っ
ての断面図
【図11】従来のステッピングロール方式の成膜装置の
基板移動方向の模式断面図
【符号の説明】
1 基板 1a 基板 1b 第1孔 1c 第2孔 1d 第1電極層 1e 第2電極層 1f 薄膜半導体層 1g 第3電極層 1h 第4電極層 2a 共通室 2b 成膜室(CVD 室) 2c 成膜室(スパッタ室) 2d 成膜室(スパッタ室) 2e 下部成膜室 2f 上部成膜室 2g シール 2h リップ 3a 下部電極 3b 上部電極 3c サセプタ 3d 防着板 3e ターゲット R1 送り出しロール R2 巻き取りロール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ化学気相成長またはスパッタリン
    グにより薄膜を基板上に成膜する成膜室を有する成膜装
    置において、前記成膜室内の薄膜が堆積する膜付着部材
    の表面は凹凸化されていることを特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】前記凹凸の大きさの概略平均値は、面内方
    向には20μm 以上、面に垂直方向には10μm 以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 【請求項3】前記凹凸はサンドブラスト処理により形成
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜
    装置。
  4. 【請求項4】前記部材は電極板、防着板またはサセプタ
    であることを特徴とする請求項1ないし3に記載の成膜
    装置。
  5. 【請求項5】前記成膜装置はロールツーロール方式また
    はステッピングロール方式であることを特徴とする請求
    項1ないし4に記載の成膜装置。
  6. 【請求項6】前記成膜装置のプラズマ化学気相成長成膜
    室の電極板は両面が共に凹凸化されていることを特徴と
    する請求項1ないし5に記載の成膜装置。
  7. 【請求項7】前記電極板の反りが2mm以下であることを
    特徴とする請求項1ないし6に記載の成膜装置。
  8. 【請求項8】前記電極板の表面の凹凸化は両面とも同じ
    大きさの粒径の研磨材によりなされることを特徴とする
    請求項1ないし7に記載の成膜装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8に記載の成膜装置により
    製造された太陽電池において、シャント抵抗は1 kΩ/c
    m2以上であることを特徴とする太陽電池。
  10. 【請求項10】請求項1ないし8に記載の成膜装置によ
    り製造された太陽電池において、ピンホールの直径dμ
    m とその密度N個/cm2との関係はN×d2 ≦1.5×1
    4 であることを特徴とする太陽電池。
  11. 【請求項11】前記太陽電池は、可撓性基板の一方の面
    に第1電極層、光電変換層および第2電極層がこの順で
    形成されており、他の面には第3電極層が形成されてお
    り、さらに前記基板には2種の穴が複数開けられてお
    り、1種の穴の内面で第1電極層と第3電極層とが、ま
    た他の1種の穴の内面では第2電極層と第3電極層とが
    導通していることを特徴とする請求項9に記載の太陽電
    池。
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