JPH1040444A

JPH1040444A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH1040444A
Application number: JP8209236A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Miyake; 寿幸三宅
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd
Current assignee: Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1996-07-19
Filing date: 1996-07-19
Publication date: 1998-02-13

Abstract

(57)【要約】【目的】紙幣の挿入が容易にできる自動販売機を提供す
ることを目的としている。【構成】紙幣識別機１の挿入口３に開閉支点部８を下方
の一端部に設けたカバー２を備え、そして、前記開閉支
点部８の上方に前記カバー２を開閉自在に保持する保持
板６を備え、さらに、前記開閉支点部８の下方に、前記
カバー２を水平に支持する支持板４を備えた構造にする
ことにより、カバー２開口時にカバー２の上面と紙幣挿
入口３の高さが一致し、このカバー２が受け板も兼ねる
ので紙幣挿入の操作が容易にできる自動販売機１０であ
る。また、カバーの開閉支点部８にバネ機構を備え、カ
バー２が自動的に閉まる構成にすることによりカバー２
の閉め忘れがない自動販売機１０である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動販売機の紙幣挿入口
のカバーの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機、特に、屋外に設置さ
れている自動販売機の紙幣挿入口にはカバーが備えられ
ている。このカバーは図３のように上部を開閉支点部３
にして、カバー２ａの自重により垂下している構成にな
っている。

【０００３】この様な構成のカバー２ａにおいて、紙幣
１７を挿入するときには、カバーを手で手前に開けて紙
幣１７を入れているが、紙幣１７が折り曲がっていた
り、古い紙幣１７の場合は挿入しにくくデリバリープレ
ートが受け入れない場合がある。特に、自動販売機前面
のデザインの関係などで紙幣挿入口が自動販売機の下の
方に配置している場合は腰をかがめておこなわなければ
ならず紙幣１７の挿入がやりにくい。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】紙幣を挿入口に入れる
場合に、紙幣が折り曲がっていると挿入しにくく、特
に、紙幣挿入口が扉の下方の位置に配置している場合は
挿入しにくい。時には、挿入口のデリバリープレートが
紙幣を受け入れないときがあり、利用客にとって不都合
な場合があった。

【０００５】本発明は、この様な事情を鑑みてなされた
ものであり、紙幣の挿入が容易な自動販売機を提供する
ことを課題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明の自動販
売機は、紙幣識別機の投入口に開閉支点部を下方の一端
部に設けたカバーを備え、そして、前記開閉支点部の上
方に前記カバーを開閉自在に保持する保持板を備え、さ
らに、前記開閉支点部の下方に、前記カバーを水平に支
持する支持板を備えることにより、カバー開口時にカバ
ーの上面と紙幣投入口の高さが一致し、紙幣挿入の操作
が容易になる。そして、下方に配置された紙幣挿入口で
も、紙幣挿入の操作が容易になり課題を解決している。

【０００７】請求項２の発明の自動販売機は、請求項１
において、カバーの開閉支点部にバネ機構を備え、手を
離すことによりカバーが自動的に閉まる構成にすること
により請求項１の欠点が改良された自動販売機である。

【０００８】

【作用】請求項１の自動販売機は、カバーの上部を引っ
張ることにより、係止してあるカバーが開き水平に支持
される。そして、この受け板を兼ねたカバーの上に紙幣
を置いて挿入口に入れることにより容易に挿入すること
ができる。使用後は、手で持ち上げ保持板に係止するこ
とによりカバーが保持される。

【０００９】そして、請求項２の自動販売機は、カバー
の上端を手で手前に引くことにより開かれ、これをさら
に下げることにより支持板に当たりカバーが水平にな
る。このカバーを手で軽く押さえながら紙幣を入するこ
とにより、カバーが受け板を兼ねて容易に挿入すること
ができる。紙幣を挿入後、カバーから手を離すと、バネ
力でカバーが持ち上がりカバーが閉まる。

【００１０】

【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図１は本発明の一実施例による自動販売機
の紙幣投入口部の側断面図であり、図２は本発明の一実
施例による自動販売機の斜視図である。

【００１１】以下に、本実施例の自動販売機の全体的な
構成を図１、図２に基づいて説明する。自動販売機１０
には、前面扉１５に複数の商品が展示される商品の展示
部１４が設けられており、この中に商品サンプルとと商
品サンプル毎に選択ボタン１３が配設されている。ま
た、前面扉１５には、紙幣挿入口３、硬貨投入口１１、
金額表示部１２、及び商品取出し口９などが設けられて
いる。

【００１２】紙幣挿入口３は紙幣識別機１の挿入口にな
っており、前面にはカバー２が設けられている。このカ
バー２は開閉支点部８が下部に設けられており、紙幣１
７を挿入しない時には、カバー２を持ち上げこのカバー
２を上部に設けられた保持板６に軽く押圧することによ
り係止される。なお、カバーと保持板６の係止方法とし
て、機械的嵌合による保持方法やマグネットの着磁力を
利用した保持方法などが考えられる。そして、この挿入
口３に紙幣１７を挿入する場合には、カバー２の上端部
を手前に引っ張ることによりカバー２が簡単に開き、こ
のカバー２が開閉支点部８の下部に設けられた支持板４
に当接する。

【００１３】この様な構成において、カバー２を開くこ
とによりカバー２が支持板４に当接し水平に支持され、
紙幣識別機１の挿入口３とカバーの上面の高さが一致
し、紙幣１７を挿入するときの受け板になり、この上に
紙幣１７を置いて挿入口３に入れることにより容易に挿
入することができる。また、折り曲がっている紙幣１７
や古くなった紙幣１７でも容易に挿入することができ
る。

【００１４】しかし、自動販売機１０を使用する人は不
特定多数の人が使用するので、紙幣１７を挿入後、カバ
ー２を閉めない人がいることが考えられる。そして、室
外に設置された自動販売機１０のカバー２が開いたまま
放置されていると、雨の日には紙幣挿入口３より内部に
雨水が進入し、また、風があれば埃が進入して発錆やゴ
ミなどにより動作不良になる恐れがある。

【００１５】上記の対策として考え出されたのが、請求
項２に記載された発明である。この発明は、請求項１に
記載されたカバー２の開閉支点部８にバネ機構を設けた
ものであり、この様な構成にすることによりカバー２か
ら手を離すと、このバネ力でカバー２が持ち上がり自動
的に閉められる。紙幣１７を挿入口に入れるときは、こ
のカバーを手で軽く押さえることにより、容易に挿入す
ることができる。

【００１６】また、請求項には記載されていないが、一
定時間経過後にカバーが解放している場合に前記カバー
が自動的に閉じる機構を備えることも考えられる。例え
ばモータとワイヤーや紐などの組み合わせにより、一定
時間後にカバーを閉じる方法などが考えられる。

【００１７】

【発明の効果】以上の通り、本願発明のようなカバーの
取り付けをすることにより、このカバーの上面に紙幣を
置いて入れることができ挿入が容易である。特に、紙幣
投入口を下方に配置した自動販売機の場合は紙幣を容易
に挿入することができる。

【００１８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による自動販売機の紙幣投入
口部の側断面図である。

【図２】本発明の一実施例による自動販売機の斜視図で
ある。

【図３】従来の自動販売機の紙幣投入口部の側断面図で
ある。

【符号の説明】

１、１ａ・・紙幣識別機２、２ａ・・カバー３・・・・・紙幣挿入口４・・・・・支持板５・・・・・軸６・・・・・保持板７・・・・・前面板８・・・・・開閉支点部１７・・・・・紙幣

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】紙幣識別機が装着されている自動販売機に
おいて、前記紙幣識別機の投入口に、開閉支点部を下方の一端部
に設けたカバーを備え、前記開閉支点部の上方に、前記
カバーを開閉自在に保持する保持板を備え、前記開閉支点部の下方に、前記カバーを水平に支持する
支持板を備えることにより、前記カバー開口時にカバー
の上面と紙幣投入口の高さが一致することを特徴とする
自動販売機。
【請求項２】カバーの開閉支点部にバネ機構を備え、手
を離すことによりカバーが自動的に閉まる請求項１記載
の自動販売機。