JPH1040088A - ソフトウェアの仕様獲得支援方法ならびに仕様獲得支援装置および記憶媒体 - Google Patents

ソフトウェアの仕様獲得支援方法ならびに仕様獲得支援装置および記憶媒体

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JPH1040088A
JPH1040088A JP8196387A JP19638796A JPH1040088A JP H1040088 A JPH1040088 A JP H1040088A JP 8196387 A JP8196387 A JP 8196387A JP 19638796 A JP19638796 A JP 19638796A JP H1040088 A JPH1040088 A JP H1040088A
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JP
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function
type
software
item
specification type
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JP8196387A
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English (en)
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Junko Iiizumi
純子 飯泉
Ryota Sanbe
良太 三部
Toshihiko Nakano
利彦 中野
Shingo Kori
伸吾 郡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウエア仕様を定義する仕様項目を、効率
よく、漏れなく抽出する。ソフトウェア仕様およびそれ
に基づく開発成果物の再利用性の判断と再利用可能部分
の分離を容易にする。 【解決手段】ソフトウェアの機能仕様を類型化したもの
である「機能仕様型」を用いる。機能仕様型は階層的に
構成される。すなわち、機能仕様型は仕様項目、選択機
能仕様型、および必須機能仕様型の少なくともひとつに
よって構成される。機能仕様型の階層構造を、下へ向か
って辿りながら、各々のノード401〜410の機能仕
様型を使用するか否かと、使用する機能仕様型の仕様項
目値を決定していく。さらに、仕様項目値の入力を受け
付ける際に、あらかじめ仕様項目一覧データにあらかじ
め仕様項目ごとに定められた記述形式に従う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウエアの仕様
の獲得支援に係り、特に情報制御システムのソフトウェ
ア仕様の獲得に適するソフトウエア仕様獲得支援方法お
よびソフトウエア仕様獲得支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報制御システムのソフトウェア
開発においては、開発担当者が、開発する個々のシステ
ム毎に、ソフトウェアの果たすべき役割に応じてソフト
ウェアを階層的な機能群に分割し、機能毎に該ソフトウ
エアの仕様を定義している。ここで、ソフトウェア仕様
を定義するということは、ソフトウェアの機能階層構造
の各機能に対して、該機能の仕様を定義するための項目
(仕様項目)を抽出し、各仕様項目に対する値を決定す
ることである。従って、ソフトウェア仕様は仕様項目と
その仕様項目の値の集合であると言える。
【0003】何を仕様項目とするか、仕様項目を記述す
るための記述形式に何を使うかは、システム開発手順
書、システム開発ドキュメント体系、ドキュメントの目
次構成例といった形で用意されていることもあるが、多
くの場合、開発担当者に任せられている。開発担当者
は、過去の類似システムや開発担当者自身がそれまでに
開発を経験した他の分野のシステムのソフトウェアの仕
様項目・記述形式を参考にして、個々のシステム毎に適
宜仕様項目を作成し、自然語を中心とする自由な形式
か、フローチャートや状態遷移図といった仕様の記述形
式として用意された複数の図式言語や表形式・穴埋め式
のワークシートから、記述しようとする仕様に合わせて
形式を選択することによって決定している。
【0004】例えば、特開平7−334357号公報に
は、ソフトウェア開発の要求分析結果に基づいて、関数
起動の流れ図を作成することにより、システム開発を行
う方法が提案されている。この方法では、データフロー
ダイアグラム、コントロールフローダイアグラム、また
は状態遷移図を含むコントロール仕様書に基づいて、プ
ログラムのコーディングを行うための基礎となる関数起
動の流れ図を作成する。
【0005】また、特開平4−137133号公報に
は、図式的仕様記述を作成、修正し、形式的仕様記述に
変換することにより、システムのソフトウエア仕様を作
成する方法が提案されている。
【0006】さらに、ソフトウェアの仕様書およびプロ
グラムを機能と対応付け、機能の階層関係と機能の必要
度の情報を保持することによって、ソフトウェアの仕様
書およびプログラムの再利用を支援する技術が、特開平
6−124195号公報に開示されているが、この技術
では、機能の階層関係と機能の必要度の情報とが、すで
に作成したソフトウェアの仕様書およびプログラムを再
利用するために用いられているが、ソフトウェア仕様そ
のものの獲得や再利用は支援していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】情報制御システムに対
する顧客の要求は多種多様であり、類似するシステムで
あっても要求の内容の観点、詳細度などは通常はシステ
ム毎に異なっている。また、システムの仕様を決定する
ためには必要なことであっても、顧客の関心外のことは
要求として記述範囲に入れられず、明示されないことが
多い。開発担当者がシステムのソフトウェア仕様を定義
・獲得する時、機能の仕様項目や記述形式、詳細度、記
述範囲などを個々のシステムに対する要求の観点、詳細
度、記述範囲などに合わせてしまうために、類似システ
ムであっても機能の仕様項目や記述形式、詳細度などが
異なってしまうことが多い。また、仕様の漏れが起こり
やすい。このため、既存の開発成果物の再利用が可能か
どうかの判断や、再利用が可能な場合の再利用可能部分
の分離が困難であり、仕様の漏れによって手戻り作業が
発生するなど、開発効率向上の妨げになっている。
【0008】特開平4−137133号公報において提
案されているように、形式的仕様記述を用いるよりも、
図式的仕様記述を用いる方が、システム仕様を効率よく
作成することができる。しかし、一般に機能の階層構造
はシステムによって異なる。この方法を用いても、シス
テム仕様として何を決定すべきかは、システム仕様を作
成する担当者が考えなければならない。システム仕様を
図式的仕様記述で作成するだけでは、必ずしもシステム
仕様を漏れなく作成することはできない。
【0009】また、要求分析結果を用いて、プログラム
のコーディングを行うための基礎となる関数起動の流れ
図を作成する方法は、要求分析結果に仕様の漏れがあれ
ば、漏れの修正に伴って関数起動の流れ図の再作成が必
要になる。この場合、プログラムのコーディングでも工
数が余計にかかる。この方法を用いてソフトウェアの生
産性を高めるためには、要求分析結果に仕様の漏れがな
いことが前提となる。
【0010】さらに、大規模なシステムの開発では、複
数の担当者が分担して機能仕様を作成することがある。
この場合、同一システム内でも担当者間で仕様項目、記
述形式、詳細度の違いや記述範囲の重複、仕様の漏れが
起こりやすい。記述範囲の重複は、仕様変更が発生した
場合の変更漏れによるソフトウェア不良の作り込みの原
因となり、仕様の漏れは開発の手戻り作業を発生させ、
開発工数や開発期間の増大をもたらす。
【0011】そこで本発明は、ソフトウエア仕様を定義
する仕様項目を効率よく抽出し、その値を用いてソフト
ウエア仕様データを作成することができ、仕様項目を抽
出する際の抽出漏れが低減される、ソフトウエア仕様獲
得支援のための方法および装置と、該方法に用いられる
記憶媒体とを提供することを第1の目的とする。
【0012】さらに本発明は、ソフトウェア仕様および
それに基づく開発成果物の再利用性の判断と再利用可能
部分の分離とを容易化できるソフトウェア仕様獲得支援
のための方法および装置と、該方法に用いられる記憶媒
体とを提供することを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明では、情報処理装置によりソフトウエア
の仕様の獲得を支援する方法において、機能仕様の類型
である機能仕様型のあらかじめ定められた階層構造を、
上位の機能仕様型から下位の機能仕様型へ辿りながら、
上記ソフトウエア仕様を定義するのに使用する機能仕様
型を決定し、該機能仕様型を構成する仕様項目の値の入
力を、あらかじめ仕様項目ごとに定められた形式で受け
付けることにより、該仕様項目値群を含むソフトウエア
仕様データを作成するソフトウエアの仕様獲得支援方法
と、該方法を実行するプログラムを保持する記憶媒体と
が提供される。
【0014】ここで、機能仕様型の決定は、上位の機能
仕様型を構成する上記仕様項目の値に応じて行われるよ
うにしてもよく、外部から入力された機能仕様型の選択
指示に応じて行われるようにしてもよい。
【0015】また、本発明では、機能仕様の類型である
機能仕様型の階層構造を示す表であって、上位の機能仕
様型を示す情報と、該機能仕様型の下位の機能仕様型を
示す情報と、該下位機能仕様型が必須か否かを示す情報
とを含む表を、情報処理装置により読み取り可能な状態
で保持することを特徴とする記憶媒体が提供される。
【0016】さらに、本発明では、この仕様獲得支援方
法により仕様獲得を支援するソフトウエア仕様獲得支援
装置として、仕様項目提示手段と、仕様編集手段と、記
述形式定義蓄積手段と、入出力手段とを備える装置が提
供される。ここで、仕様項目提示手段は、機能仕様の類
型である機能仕様型のあらかじめ定められた階層構造
を、上位の機能仕様型から下位の機能仕様型へ辿りなが
ら、上記ソフトウエア仕様を定義するのに使用する機能
仕様型を決定する手段を備える。また、仕様編集手段
は、上記入出力手段を介して、上記決定された機能仕様
型を構成する仕様項目の値の入力を、上記記述形式定義
蓄積手段に蓄積された記述形式定義データによりあらか
じめ仕様項目ごとに定められた形式で受け付けることに
より、該仕様項目値群を含むソフトウエア仕様データを
作成する手段を備える。
【0017】なお、上記仕様項目提示手段による上記機
能仕様型の決定は、上記入出力手段を介して入力された
機能仕様型の選択指示に応じて行われるようにしてもよ
い。また、機能仕様型選択条件蓄積手段を、さらに備
え、上記仕様項目提示手段による上記機能仕様型の決定
が、上記機能仕様型選択条件蓄積手段にあらかじめ保持
された機能仕様型選択条件データによりあらかじめ定め
られた基準を用い、上位の機能仕様型を構成する上記仕
様項目の値に応じて行われるようにしてもよい。
【0018】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明では、情報処理装置によりソフトウエアの仕様の獲
得を支援する方法において、あらかじめ蓄積された2以
上のソフトウエア仕様データの相違点を、少なくとも、
該ソフトウエア仕様データを構成する機能仕様型と、該
機能仕様型を構成する仕様項目と、該仕様項目の値と
を、比較対象のソフトウエア仕様データ間で比較するこ
とにより抽出し、提示するソフトウエアの仕様獲得支援
方法と、該方法を実行するプログラムを保持する記憶媒
体とが提供される。
【0019】さらに、この方法によりソフトウエアの仕
様の獲得を支援するソフトウエア仕様獲得支援装置とし
て、入出力手段と、仕様項目の値を含むソフトウエア仕
様データを保持するソフトウェア仕様蓄積手段と、該ソ
フトウェア仕様蓄積手段に保持された複数の機能のソフ
トウェア仕様データを比較する仕様比較手段とを備える
装置が提供される。この装置において、仕様比較手段
は、入力手段を介して比較対象および比較範囲の指定を
受け付け、指定された比較対象のソフトウエア仕様デー
タの、指定された範囲における相違部分を、少なくと
も、上記ソフトウエア仕様データを構成する機能仕様型
と、該機能仕様型を構成する仕様項目と、該仕様項目の
値とを、比較対象のソフトウエア仕様データ間で比較す
ることにより抽出し、上記入出力手段を介して表示する
手段を有する。
【0020】また、上記第1および第2の目的を達成す
るため、本発明では、ソフトウエアの仕様の獲得を支援
するソフトウエア仕様獲得支援装置であって、機能階層
図を含む画像を表示する手段を備える装置が提供され
る。ここで、機能階層図は、仕様機能仕様の類型である
機能仕様型を示す文字または符号と、機能仕様型間の上
下関係を示す図形と、下位の機能仕様型が必須であるか
否かを示す記号とを含む。この機能階層図の表示によ
り、使用者は、機能仕様型の階層構造を容易に認識する
ことができ、ソフトウエアの仕様の構築が容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明では、システムのソフトウ
ェアの機能仕様を類型化したものである「機能仕様型」
を用いる。機能仕様型は階層的に構成される。すなわ
ち、機能仕様型は仕様項目、選択機能仕様型、および必
須機能仕様型の少なくともひとつによって構成され、選
択機能仕様型は選択条件によって分類した二つ以上の機
能仕様型からなる。機能仕様型の階層は、ある機能仕様
型を上位階層とするとき、該機能仕様型を構成する機能
仕様型が下位階層となるように定められる。この機能仕
様型の階層構造は、あらかじめ記憶装置に保持されてい
てもよく、また、通信回線などを介して入力されてもよ
い。
【0022】本発明のソフトウエア仕様獲得支援方法の
第1の態様では、ソフトウェアの一機能の仕様を獲得す
るために、機能仕様型の階層構造を、出発点とする機能
仕様型から下位の機能仕様型に向かって辿りながら、各
々の機能仕様型を使用するか否かと、使用する機能仕様
型の仕様項目値を決定していく。これにより、ソフトウ
エア仕様を定義する仕様項目を効率よく抽出し、その値
を用いてソフトウエア仕様データを作成することがで
き、仕様項目を抽出する際の抽出漏れが低減される。
【0023】さらに、本発明の仕様獲得支援方法の第1
の態様では、仕様項目値の入力を受け付ける際に、仕様
項目一覧データにあらかじめ仕様項目ごとに定められた
記述形式に従うことによって、ソフトウェア仕様を獲得
する。これにより、仕様項目ごとに自由に定められた形
式により仕様項目値を表現することができる。
【0024】この第1の態様では、ソフトウェアの機能
階層構造における一機能の仕様を獲得するために、機能
仕様型の階層関係を表す機能階層図を参照して、各々の
機能仕様型を使用するか否かの判断の出発点とする機能
仕様型を決定し、出発点の機能仕様型を使用することに
決定し、出発点の機能仕様型から機能階層における下位
の機能仕様型に向かって辿りながら、各機能仕様型につ
いて、再帰的に、使用するか否か決定する処理を行うこ
とによって、ソフトウェア仕様を獲得する。この使用す
るか否か決定する処理とは、直前に使用することに決定
した機能仕様型を構成する必須機能仕様型あるいは選択
機能仕様型があるか否かを機能階層表に基づいて判断
し、あれば、該機能仕様型を構成する必須機能仕様型
と、該機能仕様型を構成する選択機能仕様型の機能仕様
型選択条件を満足する機能仕様型とを、使用することを
決定し、仕様項目一覧および記述形式定義を参照して得
た機能仕様型の仕様項目および記述形式に従って、使用
することに決定した機能仕様型の仕様項目の値を決定す
る。
【0025】また、本発明のソフトウェア仕様獲得支援
装置の第1の態様では、仕様項目提示手段と、仕様編集
手段と、ソフトウエア仕様蓄積手段と、機能仕様型選択
条件蓄積手段と、記述形式定義蓄積手段と、入出力手段
(すなわち、利用者との対話を制御する対話制御部、入
力手段、および出力手段)とが設けられる。仕様項目提
示手段は、ソフトウェアの機能階層における一機能の仕
様を獲得するために、機能階層蓄積手段に蓄積された機
能仕様型の階層構造及びそれまでにソフトウェア仕様蓄
積手段に蓄積されている該機能のソフトウェア仕様及び
機能仕様型選択条件蓄積手段に蓄積されている機能仕様
型選択条件に基づいて、該機能の仕様を獲得するために
使用することが決定している機能仕様型を検出し、その
結果を入出力手段により表示し、仕様項目を表示する機
能仕様型の指定を入出力手段を介して受け付け、指定さ
れた機能仕様型の仕様項目を、仕様項目蓄積手段に蓄積
された仕様項目一覧から取得し、記述形式定義蓄積手段
に蓄積された記述形式に基づいて入出力手段により提示
する。仕様編集手段は、仕様項目の値の入力を、入出力
手段を介して記述形式定義蓄積手段に蓄積された記述形
式に基づいて受け付け、該仕様項目の値と、利用した機
能仕様型とを基に、ソフトウェア仕様データを作成し、
ソフトウエア仕様蓄積手段に格納する。
【0026】この仕様獲得支援装置において、選択対象
の機能仕様型によって構成される機能仕様型の1つ以上
の仕様項目の値が所定の条件を満足するか否かを上記機
能仕様型選択条件として用いてもよい。
【0027】また、機能仕様型選択条件蓄積手段を設け
ず、入力手段を介していずれの選択機能仕様型を使用す
るかの指定を受け付け、該指定に基づいて、仕様項目提
示手段または仕様編集手段が使用する機能仕様型を決定
するようにしてもよい。この場合、仕様項目提示手段が
機能仕様型を構成する仕様項目及び機能仕様型及び選択
機能仕様型を構成する機能仕様型を表示する際、機能仕
様型が必須機能仕様型か選択機能仕様型かによって表示
形態を変えることが望ましい。
【0028】また、本発明のソフトウエア仕様獲得支援
方法の第2の態様では、既存のソフトウエア仕様の類似
点と相違点を明確にすることにより、蓄積されたソフト
ウエア仕様の再利用の便宜を図り、もってソフトウエア
仕様の獲得を支援するために、ソフトウエア仕様を比較
し、該仕様を構成する機能仕様型および各機能仕様型の
仕様項目値の相違点を抽出する。これにより、ソフトウ
ェア仕様およびそれに基づく開発成果物の再利用性の判
断と再利用可能部分の分離とが容易になる。
【0029】本発明のソフトウェア仕様獲得支援装置の
第2の態様では、ソフトウエア仕様蓄積手段と、該ソフ
トウェア仕様蓄積手段に蓄積された複数の機能のソフト
ウェア仕様データを比較する仕様比較手段と、入出力手
段(対話制御部、入力手段、および出力手段)とが設け
られる。仕様比較手段は、ソフトウェア仕様データを比
較する際に、入出力手段を介して比較対象および比較範
囲の指定を受け付け、指定された比較対象のソフトウエ
ア仕様の、指定された範囲の相違部分を、機能仕様型
と、仕様項目と、仕様項目の値とを比較することによっ
て検出し、該検出した相違部分を、入出力手段を介して
表示する。
【0030】本発明では、情報(ソフトウエア仕様獲得
支援方法を実行するプログラム、または、機能仕様型の
階層構造を示すデータ)を情報処理装置により読み取り
可能な状態で保持する記憶媒体が提供される。ここで記
憶媒体は、情報処理装置により読み取り可能な状態で情
報を保持することができるものであれば、いかなる形態
のものでもよく、例えば、磁気ディスク、光ディスク、
磁気テープ、フロッピーディスクなどを用いることがで
きる。
【0031】
【実施例】
<実施例1> A.ハードウエア構成 図2に、本実施例の仕様獲得支援装置のハードウエア構
成を示す。本実施例の仕様獲得支援装置は、本発明の仕
様獲得支援方法を実行する中央演算処理装置(CPU)
3101と、利用者からの入力を受け付けるキーボード
3102およびマウス3103と、利用者の入力した内
容やCPUの処理結果を表示する表示装置3104、本
発明の仕様獲得支援方法を実行するためのプログラム、
情報、および実行結果を記憶するための主記憶装置31
05と、外部記憶装置3106とを備える。
【0032】本実施例では、CPU3101が、外部記
憶装置3106にあらかじめ保持されたプログラムを主
記憶装置3105に格納し、この主記憶装置3105に
保持されたプログラムを実行することにより、図1に示
す各手段が実現され、これらの各手段により、本発明の
仕様獲得支援方法が実現される。
【0033】なお、外部記憶装置3106は、本実施例
では磁気ディスク装置であるが、CD−ROM(Compac
t Disk - Read Only Memory)装置、磁気テープ装置、
フロッピーディスク装置などであってもよい。
【0034】B.システム構成 本実施例の仕様獲得支援方法では、ソフトウェアの機能
階層構造における一機能の仕様項目及び記述形式を決定
するために、機能仕様型の構成する階層構造を表す機能
階層表101と、機能仕様型と仕様項目および該仕様項
目の記述形式とを対応付ける仕様項目一覧データ102
と、記述形式を定義する記述形式定義データ103と、
機能仕様型を構成する選択機能仕様型の選択条件を示す
機能仕様型選択条件データ104とを用いる。さらに、
本実施例の仕様獲得支援方法では、決定した機能仕様型
に対してあらかじめ定められた仕様項目ごとに、該仕様
項目の値の入力を受け付け、その値を用いてソフトウェ
アの仕様を示すソフトウェア仕様データ105を作成す
る。
【0035】そこで、本実施例の仕様獲得支援装置で
は、図1に示すように、機能仕様型の階層構造情報を示
す機能階層表101を蓄積するための機能階層蓄積手段
106と、仕様項目一覧データ102を蓄積するための
仕様項目蓄積手段107と、記述形式定義データ103
を蓄積するための記述形式定義蓄積手段108と、機能
仕様型選択条件データ104を蓄積するための機能仕様
型選択条件蓄積手段109と、作成されたソフトウェア
仕様データ105を蓄積するためのソフトウェア仕様蓄
積手段110とが設けられている。これらの蓄積手段1
06〜110は、主記憶装置3105に確保された記憶
領域である。
【0036】機能階層表101と、仕様項目一覧データ
102と、記述形式定義データ103と、機能仕様型選
択条件データ104とは、あらかじめ外部記憶装置31
06に保持されており、仕様獲得支援装置の起動時に、
CPU3101によって、それぞれ、機能階層蓄積手段
106、仕様項目蓄積手段107、記述形式定義蓄積手
段108、または機能仕様型選択条件蓄積手段109に
読み込まれる。また、すでに作成されたソフトウエア仕
様データ105がある場合も、該データ105は外部記
憶装置3106にあらかじめ保持されており、仕様獲得
支援装置の起動時に、CPU3101によって、ソフト
ウェア仕様蓄積手段110に読み込まれる。
【0037】また、本実施例の仕様獲得支援装置は、仕
様項目提示手段114による処理中に、仕様項目値など
のデータを保持しておくため、一時的記憶領域(図示せ
ず)をも使用する。この一時的記憶領域は、主記憶装置
3105に一時的に確保される記憶領域である。なお、
この一時的記憶領域に保持されたデータは、仕様項目提
示手段114が処理に使用するのみならず、仕様編集手
段115によるソフトウエア仕様データ105の作成に
おいても使用される。
【0038】さらに、本実施例の仕様獲得支援装置は、
キーボード3102およびマウス3103を介して、外
部からの機能仕様型の指示を受け付けたり、仕様項目の
値の入力を受け付けたりする入力手段111と、表示装
置3104の表示画面に、仕様項目およびその値などを
の表示する表示手段112と、入出力を管理する対話制
御部113と、入力された指示に従って、各機能仕様型
に対応する仕様項目を記述形式に則って提示し、入力を
受け付ける仕様項目提示手段114と、入力に応じた仕
様項目値を検出し仕様項目提示手段114に通知すると
ともに、入力された仕様項目の値を基にソフトウェア仕
様データ105を作成してソフトウェア仕様蓄積手段1
10に蓄積する仕様編集手段115とを備える。なお、
これらの各手段111〜115は、主記憶装置3105
に保持されたプログラムをCPU3101が実行するこ
とにより実現されるが、専用回路などのハードウエアに
より実現するようにしてもよい。
【0039】なお、本実施例では、仕様項目一覧データ
102、記述形式定義データ103、および機能仕様型
選択条件データ104は、それぞれ、主記憶装置310
5に確保された記憶領域107〜108にあらかじめ保
持されているが、例えば、仕様項目提示手段114およ
び/または仕様編集手段115のプログラム中にあらか
じめ組み込んでおくなど、他の方法によりこれらのデー
タを保持してもよい。
【0040】C.データ構造 (1)機能階層表 まず、機能仕様型について説明する。本実施例で用いる
機能仕様型は、図3に示すように、階層構造をなしてい
る。なお、図3では、親レコード(機能仕様型A)と子
レコード(機能仕様型A1,…Am,As1,…)との
二階層のみを示したが、機能仕様型の階層構造は、これ
に限られず、三階層以上であってもよい。
【0041】機能仕様型には、必須機能仕様型と選択機
能仕様型との2種類がある。機能仕様型は種類によら
ず、仕様項目および機能仕様型のうち少なくとも一つ以
上を構成要素として備える。ある機能仕様型が使用する
ことに決定されると、該機能仕様型を構成する必須機能
仕様型はすべて使用することに決定される。このとき、
該機能仕様型を構成する選択機能仕様型を使用するか否
かは未決定である。機能仕様型Aを構成する機能仕様型
A1,…,Amも、機能仕様型Aと同様に、それぞれ、
仕様項目、必須機能仕様型および選択機能仕様型のうち
の少なくとも一つからなる。
【0042】機能仕様型を構成する仕様項目は、該機能
仕様型のレベルにおいて機能仕様を定義するために必須
な仕様の項目である。仕様項目と記述形式の関係を、図
4に示す。機能仕様型を構成する仕様項目には、仕様項
目毎にそれを記述するための記述形式が定められてい
る。仕様項目が異なっていても、記述形式が同一な場合
もある。
【0043】機能仕様型の階層構造を表した機能階層図
の一例を、図5に示す。本実施例の仕様獲得支援装置
は、この機能階層図を用いて機能仕様型の階層を表示す
る。
【0044】本実施例において用いられる機能階層図
は、図5に示すように、機能仕様型を示す文字または符
号(図5では長方形に囲まれた機能仕様型名)400
と、階層の上下関係を示す図形(図5では線)413
と、構成条件(下位の機能仕様型が必須であるか選択で
あるか)を示す記号(図5では白抜きの円または黒い
円)411,412とを備え、構成条件を示す記号は、
上下関係を示す線に付加されて表示される。
【0045】図5において、構成条件を示す記号のう
ち、黒い円(記号‘●’)412は、下位の機能仕様型
が上位の機能仕様型を構成している必須機能仕様型であ
ることを表し、白抜きの円(記号‘〇’)411は、下
位の機能仕様型が上位の機能仕様型を構成する選択機能
仕様型であって選択的に使用されることを表す。
【0046】図5に示した例では、機能仕様型を構成要
素に持つすべての機能仕様型が、1種類(必須または選
択)の機能仕様型のみで構成されている。この場合、機
能仕様型と、機能仕様型から出た線が該機能仕様型を構
成する機能仕様型へ分かれていく分岐点との間(該機能
仕様型を構成する機能仕様型が一つである場合は線上)
に、構成条件を示す記号を付すことによって、機能仕様
型の種類を表す。
【0047】図5に示した機能階層図では、最上位の機
能仕様型「機能一般」401は、選択機能仕様型「イン
タフェース機能」402と選択機能仕様型「業務機能」
403とにより構成される。機能仕様型「インタフェー
ス機能」402は、選択機能仕様型「マンマシン」40
4と、選択機能仕様型「帳票系」405と、選択機能仕
様型「伝送系」406とにより構成される。機能仕様型
「業務機能」403を構成する選択機能仕様型のひとつ
である「実績管理」407は、必須機能仕様型「管理情
報定義」408と、必須機能仕様型「情報更新定義」4
09と、必須機能仕様型「情報出力定義」410とから
構成されている。
【0048】機能階層蓄積手段106は、機能階層図ご
とに、図9に示す機能階層表101を保持するための記
憶領域を備える。なお、図9には、図5に示した機能階
層図を表すための機能階層表101を図示した。
【0049】機能階層表101は、図9に示すように、
機能仕様型ごとに、該機能仕様型の名称を保持する記憶
領域91と、下位の機能仕様型の名称を保持する記憶領
域93と、その関係の種類(必須か選択か)を示す情報
とを保持する記憶領域92とを備えるテーブルである。
なお、機能階層情報を機能階層蓄積手段で蓄積するとき
のデータ構造は、このようなテーブル形式には限られ
ず、例えば関係の種類別の表にしてもよい。また、機能
仕様型に数値や文字列と数字の組合わせによる識別子を
割当て、機能仕様型の名称を表す文字列ではなく識別子
で表現するなどしてもよい。
【0050】本実施例では、機能階層図は、システム起
動前にすでに作成され、それらを示す情報が記憶装置に
あらかじめ保持されている。機能階層図は、類似システ
ムの開発が見込まれる分野ごと、同分野や他分野の既存
のソフトウエア仕様を分析し、該仕様の含む機能の、仕
様項目の共通度合や、仕様項目の値への依存度に応じて
分類することにより機能仕様型を作成し、その機能仕様
型の階層関係を構築することにより作成される。つぎ
に、機能仕様型および機能階層図の作成手順の一例を示
す。
【0051】まず、最上位の機能仕様型(図5では「機
能一般」401)を作成する。この機能仕様型の仕様項
目には、少なくとも機能の名称を表すものを含める。つ
ぎに、対象とする分野の機能構成を分析し、機能の性質
や仕様として決定すべき項目違いによって、機能を分類
して、機能の分類ごとに機能仕様型を作成する。ここで
作成した機能仕様型は、最上位の機能仕様型の下位の機
能仕様型となり、システムの個々の機能の仕様を決定す
るときに、選択的に用いられるものである。これらの機
能仕様型の階層構造は、図5の機能階層図101のよう
に2段階以上になることもある。
【0052】次に、分類した機能を定義するために必要
な仕様項目、共通に使用される仕様項目を洗い出し、各
機能に対応する機能仕様型の仕様項目とする。仕様項目
には、階層構造や様々な粒度がある。粒度の大きい仕様
項目は、その仕様項目が構成する機能仕様型(仮にAと
する)の子の機能仕様型(仮にA−1とする)とし、よ
り詳細な仕様項目を機能仕様型A−1の構成要素とす
る。
【0053】なお、仕様項目の値によって決定すべき仕
様項目が変わる場合には、仕様項目が変わる条件毎に、
機能仕様型選択条件と機能仕様型とを作成する。この機
能仕様型は、機能仕様型選択条件に含まれる仕様項目を
含む最下位の機能仕様型の子の選択機能仕様型とする。
【0054】(2)仕様項目一覧データ 仕様項目一覧データ102は、「機能仕様型」と、該
「機能仕様型」を構成する「仕様項目」と、「仕様項
目」を記述するための「記述形式」とを表すデータであ
る。仕様項目蓄積手段107のデータ構造例を、図6に
示す。仕様項目蓄積手段107は、機能仕様型の情報を
保持するための領域601と、仕様項目の情報を保持す
るための領域602と、記述形式名を保持するための領
域603とを備え、各領域601〜603に、情報を対
応付けて保持することにより、それらの情報により構成
される仕様項目一覧データ102を保持することができ
る。
【0055】(3)記述形式定義データ 記述形式にはそれぞれ対応する記述形式定義がある。本
実施例の仕様獲得支援装置は、仕様を編集する際には、
記述形式定義に従って仕様項目の値の入力を受け付け
る。記述形式定義蓄積手段108は、記述形式名ごと
に、該記述形式の定義を示す記述形式定義データ103
を保持する記憶領域を備える。
【0056】図7(a)〜(c)に、この記述形式定義
データ103の例を示す。図7(a)は、機能仕様型
「インタフェース機能」および「業務機能」のうちから
の選択を受け付けるための記述形式定義データ103の
内容である。図7(b)は、機能仕様型「計画立案」、
「実績管理」、「トラッキング」および「制御」のうち
からの選択を受け付けるための記述形式定義データ10
3の内容である。図7(c)は、管理情報名ごとに、該
管理情報の説明の入力を受け付けるための記述形式定義
データ103の内容である。
【0057】(4)機能仕様型選択条件データ 機能仕様型選択条件データ104は、選択機能仕様型に
よって構成される機能仕様型ごとに保持されるデータで
あり、図8に示すように、機能仕様型を構成する選択機
能仕様型と、それが選択される条件とを示す情報からな
る。機能仕様型選択条件蓄積手段109は、選択機能仕
様型によって構成される機能仕様型ごとに、機能仕様型
選択条件データ104を保持する領域を備える。機能仕
様型選択条件データ104を保持する領域は、機能仕様
型を構成する選択機能仕様型を保持するための領域80
1と、それが選択される条件を保持するための領域80
2とを備える。選択条件を保持するための領域802
は、仕様項目ごとに、該仕様項目の基準値を保持するた
めの領域803を備える。
【0058】機能仕様型選択条件データ104aは、選
択機能仕様型「インタフェース機能」と選択機能仕様型
「業務機能」とからなる機能仕様型「機能一般」の選択
条件のデータである。この「機能一般」を構成する2つ
の選択機能仕様型のうち、いずれが選択されるかは、仕
様項目「機能区分(大)」の値に応じて定められる。こ
れを示す情報は、選択条件格納領域802に保持されて
おり、具体的な選択基準値は、選択基準値格納領域80
3に保持されている。図8に示した例では、仕様項目
「機能区分(大)」の値が「インタフェース機能」であ
れば、選択機能仕様型「インタフェース」が選択され、
仕様項目「機能区分(大)」の値が「業務機能」であれ
ば、選択機能仕様型「業務機能」が選択される。
【0059】機能仕様型選択条件データ104bは、選
択機能仕様型「機能仕様型X1」,「機能仕様型X
2」,…からなる機能仕様型「機能仕様型X」の選択条
件のデータである。この機能仕様型の選択条件は、「仕
様項目X1」…「仕様項目Xn」の複数の仕様項目の値
によって行われる。図8に示した例では、仕様項目「仕
様項目X−1」…仕様項目「仕様項目X−n」の各項目
の値が、選択機能仕様型「機能仕様型X1」に対応する
行の、それぞれの項目に対応する領域803に保持され
た値であれば、選択機能仕様型「機能仕様型X1」が選
択されることを示している。
【0060】なお、機能仕様型を構成する選択機能仕様
型は、択一的に選択されるとは限らず、選択条件によっ
ては全く選択されなかったり、二つ以上選択されること
もある。
【0061】(5)ソフトウエア仕様データ ソフトウェア仕様データ105は、図10に示すよう
に、機能名ごとに、該機能名のソフトウエアの仕様とし
て入力された、各仕様項目の値を保持するデータであ
り、ソフトウェア仕様蓄積手段110に蓄積される。
【0062】D.処理手順 本仕様獲得支援装置が起動されると、まず、仕様項目提
示手段114が、入力情報に基づいて機能仕様型を選択
し、該機能仕様型の仕様項目の値の入力画面を表示し、
仕様編集手段115が仕様項目値の入力を受け付けた
後、入力された仕様項目値を用いてソフトウエア仕様デ
ータ105を作成する。以下、製品生産システムの製品
情報管理機能の仕様獲得を例として、本実施例の仕様獲
得支援装置の処理手順を説明する。なお、ここでは、あ
らかじめ、機能階層蓄積手段106には図9に示した機
能階層表101が保持されており、仕様項目蓄積手段1
07には、図6に示した仕様項目一覧データ102が保
持されており、機能仕様型選択条件蓄積手段109に
は、図8に図示した機能仕様型選択条件データ104が
保持されている場合を例にとって説明する。
【0063】(1)仕様項目提示手段の処理 仕様項目提示手段114の処理手順を、図11に示す。 a.初期処理(ステップ1101〜1105) まず、仕様項目提示手段114は、機能階層表101か
ら、最上位の機能仕様型を検出し(ステップ110
1)、それを使用することに決定する(ステップ110
2)。機能階層表101の最上位階層の機能仕様型を、
階層構造を辿る出発点にすれば、ソフトウェア仕様の抽
出漏れの低減を図ることができ、さらに、ソフトウェア
仕様を再利用するための比較や検索が容易になるからで
ある。
【0064】ここで用いているデータ例では、図5から
わかるように、階層の最上位の機能仕様型は「機能一
般」である。そこで、この機能仕様型「機能一般」が、
使用することに決定される。
【0065】つぎに、仕様項目提示手段114は、入力
手段111および対話制御部113を介して、ソフトウ
ェア仕様を決定する機能名の入力を受け付け(ステップ
1103)、該機能名のソフトウエア仕様データ105
を、ソフトウェア仕様蓄積手段110中で検索する(ス
テップ1104)。ここで仕様項目提示手段114は、
指定された機能名のソフトウエア仕様データ105がな
ければ、そのまま処理をステップ1106に進めるが、
指定された機能名のソフトウエア仕様データ105があ
れば、該データ105を用いて、使用する機能仕様型を
決定する(ステップ1105)。
【0066】b.仕様項目読み込み処理(ステップ11
05) このステップ1105における処理は、図12に示す仕
様項目読み込み処理である。ここで、この処理の内容に
ついて説明しておく。
【0067】まず、仕様項目提示手段114は、ステッ
プ1102において使用することに決定した機能仕様型
の仕様項目を、仕様項目一覧データ102から読み込
み、該仕様項目の値がソフトウエア仕様データ105に
すでに登録されていれば(ステップ1200)、その値
を読み込む(ステップ1201)。なお、ステップ12
01において求める仕様項目の値が登録されていなけれ
ば(ステップ1200)、仕様項目提示手段114は、
処理対象の機能仕様型処理の、使用するとする決定を取
り消し、未決定状態に戻して、処理を終了する(ステッ
プ1202)。なお、本実施例では、このステップ12
02により、仕様項目値が登録されていない機能仕様型
は、必須機能仕様型であっても使用が決定されないこと
になるが、必須機能仕様型については、その親の仕様が
決定されれば、常に使用することに決定するようにして
もよい。あるいは、親の機能仕様型が使用することに決
定されれば、子の必須機能仕様型を使用することに決定
するようにしてもよい。
【0068】つぎに、仕様項目提示手段114は、機能
階層表101を参照し、処理対象の機能仕様型を構成す
る(すなわち子の)機能仕様型(選択機能仕様型を含
む)があるかどうかを判断する(ステップ1203)。
ここで仕様項目提示手段114は、子の機能仕様型がな
ければ処理を終了し、あれば、子の機能仕様型のうち、
未処理のものうちののいずれかを、使用することに決定
する(ステップ1204)。
【0069】このステップ1204において仕様項目提
示手段114は、未処理の子の機能仕様型(選択型を含
む)のうちのいずれかを抽出し、抽出したものが必須機
能仕様型であれば、それを使用することに決定する。ま
た抽出したものが選択機能仕様型であれば、該選択機能
仕様型を含む選択機能仕様型群を検出し、さらに、仕様
項目一覧データ102を参照して選択基準とする仕様項
目を検出して、その値をソフトウエア仕様データ105
から読み込み、該値に応じた選択機能仕様型を、検出し
た選択機能仕様型群から抽出して、それを使用すること
に決定し、選択機能仕様型群の残りを使用しないことに
決定する。
【0070】このようにして、子の機能仕様型のうちの
いずれかを使用するものと決定すると、仕様項目提示手
段114は、該機能仕様型(以下、子Aと呼ぶ)につい
て、この図12に示す仕様項目読み込み処理を、再帰的
に実行する(ステップ1205)。これによって、子A
の下位に位置する機能仕様型について、使用するか否か
の決定と、仕様項目の読み込みとが行われることにな
る。
【0071】ステップ1205が終了すると、仕様項目
提示手段114は、ステップ1203において検出した
すべての子機能仕様型について使用するか否かの決定が
済んでいれば(ステップ1206)、この仕様項目読み
込み処理を終了し、まだ未処理の子機能仕様型が残って
いれば、ステップ1204へ処理を戻す。
【0072】以上の仕様項目読み込み処理を、ステップ
1103において機能名「製品管理情報」が入力され、
図10に示すソフトウエア仕様データ105がソフトウ
ェア仕様蓄積手段110に保持されている場合を例にと
って具体的に詳述する。
【0073】まず、仕様項目提示手段114は、仕様項
目一覧データ102(図6)を参照し、機能仕様型「機
能一般」の仕様項目が「機能名」および「機能区分
(大)」であることを検出し、これらのうち「機能名」
についてはすでに入力されていることから、「機能区分
(大)」の値がソフトウエア仕様データ105(図1
0)に登録されているか否か検査して(ステップ120
0)、その値「業務機能」を読み出す(ステップ120
1)。
【0074】つぎに、仕様項目提示手段114は、機能
階層表101(図9)から、処理対象「機能一般」40
1の子があるか否か検査し(ステップ1203)、子と
して選択機能仕様型「インタフェース機能」402およ
び「業務機能」403があることを検出する。
【0075】そこで、仕様項目提示手段114は、機能
仕様型選択条件データ104(図8)を参照し、「機能
一般」の選択条件は仕様項目「機能区分(大)」の値で
あることを検出し、ステップ1201で読み込まれたこ
の仕様項目の値が「業務機能」であることから、選択機
能仕様型「業務機能」を使用することに決定する(ステ
ップ1204)。
【0076】つぎに、仕様項目提示手段114は、この
仕様項目読み込み処理を再帰的に実行する。ここでは、
ステップ番号の後に、「−1」を付けて、この機能仕様
型「業務機能」を処理対象とする仕様項目読み込み処理
の各ステップを表す。
【0077】再帰的に呼び出された仕様項目読み込み処
理において、まず、仕様項目提示手段114は、仕様項
目一覧データ102(図6)を参照し、機能仕様型「業
務機能」の仕様項目が「機能区分(小)」であることを
検出し、この値がソフトウエア仕様データ105(図1
0)に登録されているか否か検査して(ステップ120
0−1)、その値「実績管理」を読み出す(ステップ1
201−1)。
【0078】つぎに、仕様項目提示手段114は、機能
階層表101(図9)から、処理対象「業務機能」40
3の子があるか否か検査し(ステップ1203−1)、
子があることを検出する。そこで、仕様項目提示手段1
14は、機能仕様型選択条件データ104(図8)を参
照し、「業務機能」の選択条件は仕様項目「機能区分
(小)」の値であることを検出し、ステップ1201−
1で読み込まれたこの仕様項目の値が「実績管理」であ
ることから、選択機能仕様型「実績管理」を使用するこ
とに決定する(ステップ1204−1)。
【0079】さらに、仕様項目提示手段114は、この
機能仕様型「実績管理」について、仕様項目読み込み処
理を再帰的に実行する。ここでは、ステップ番号の後
に、「−2」を付けて、この機能仕様型「実績管理」を
処理対象とする仕様項目読み込み処理の各ステップを表
す。
【0080】再帰的に呼び出された2回目の仕様項目読
み込み処理において、まず、仕様項目提示手段114
は、仕様項目一覧データ102(図6)を参照し、機能
仕様型「実績管理」の仕様項目が「管理情報一覧」であ
ることを検出し、この値がソフトウエア仕様データ10
5(図10)に登録されているか否か検査して(ステッ
プ1200−2)、その値である管理情報一覧表100
を読み出す(ステップ1201−2)。
【0081】つぎに、仕様項目提示手段114は、機能
階層表101(図9)から、処理対象「業務機能」40
3の子があるか否か検査し(ステップ1203−2)、
必須機能仕様型が3つあることを検出する。
【0082】そこで、仕様項目提示手段114は、この
うちのひとつ「管理情報定義」408を使用することに
決定し(ステップ1204−2)、再度仕様項目読み込
み処理を再帰的に実行する。ここでは、ステップ番号の
後に、「−3a」を付けて、この機能仕様型「管理情報
定義」を処理対象とする仕様項目読み込み処理の各ステ
ップを表す。再帰的に呼び出された3回目の仕様項目読
み込み処理において、まず、仕様項目提示手段114
は、仕様項目一覧データ102(図6)を参照し、機能
仕様型「管理情報定義」の仕様項目が「レコードのデー
タ型」などであることを検出し、これらの値がソフトウ
エア仕様データ105(図10)に登録されていないこ
とを検出する(ステップ1200−3a)。そこで、仕
様項目提示手段114は、機能仕様型「管理情報定義」
の決定を取り消し(ステップ1201−3a)、処理を
終了する。これにより、機能仕様型「管理情報定義」は
未決定のまま残されることになる。
【0083】以上により機能仕様型「管理情報定義」を
処理対象とする仕様項目読み込み処理が終了したので、
処理は機能仕様型「実績管理」に対する仕様項目読み込
み処理のステップ1206−2へ戻される。ここで、仕
様項目提示手段114は、機能仕様型「実績管理」の未
処理の子が残っているので(ステップ1206−2)、
その中から、機能仕様型「情報更新定義」409を使用
することに決定し(ステップ1204−2)、再度仕様
項目読み込み処理を再帰的に実行する(ステップ番号の
後に「−3b」を付けて表す)が、機能仕様型「情報更
新定義」の仕様項目はまだソフトウエア仕様データ10
5に登録されていないので(ステップ1200−3
b)、該機能仕様型「情報更新定義」の決定を取り消し
(ステップ1201−3b)、処理を終了する。これに
より、機能仕様型「情報更新定義」は未決定のまま残さ
れることになる。残りの子「情報出力定義」410につ
いても、同様の処理を繰り返すが、その仕様項目が未登
録なため、未決定のまま残される。
【0084】「実績管理」のすべての子について処理が
終了すると(ステップ1206−2)、仕様項目提示手
段114は、この「実績管理」についての仕様項目読み
込み処理を終了する。これにより、処理は機能仕様型
「業務機能」に対する仕様項目読み込み処理のステップ
1206−1へ戻される。ここで、仕様項目提示手段1
14は、「業務機能」のすべての子について処理が終了
しているので、処理を終了する。これにより、処理は機
能仕様型「機能一般」に対する仕様項目読み込み処理の
ステップ1206へ戻される。ここで、仕様項目提示手
段114は、「機能一般」のすべての子について処理が
終了しているので、処理を終了する。
【0085】以上の処理により、あらかじめソフトウエ
ア仕様データ105に登録された仕様項目値を基にし
て、使用する機能仕様型が決定され、該機能仕様型の仕
様項目の値が読み込まれたことになる。
【0086】c.機能階層表示処理(ステップ1106
〜1109) つぎに、仕様項目提示手段114は、使用することに決
定された機能仕様型の機能階層を、対話制御部113お
よび出力手段112を介して表示する(ステップ110
6)。
【0087】ステップ1103において機能名「製品管
理情報」が入力され、ソフトウェア仕様蓄積手段110
にこの機能名に該当するソフトウェア仕様データ105
が保持されていない場合は、最上位の機能仕様型「機能
一般」が使用されることに決定しているのみなので、図
13(a)に示す機能仕様型提示画面150が表示され
る。
【0088】また、ステップ1103において機能名
「製品管理情報」が入力され、ソフトウェア仕様蓄積手
段110にこの機能名に該当する、図10に示すソフト
ウェア仕様データ105が保持されている場合は、ステ
ップ1105の処理により「機能一般」、「業務機
能」、「実績管理」の各機能仕様型が、すでに使用する
ことに決定されているため、図13(b)に示す機能仕
様型提示画面150が表示される。なお、機能仕様型
「インタフェース」およびその下位の機能仕様型や、機
能仕様型「計画立案」などは、機能仕様型選択条件を満
足しないので使用しないことに決定されおり、表示され
ない。
【0089】機能仕様型提示画面150は、図13
(a)および(b)に示すように、機能名表示領域15
00と、表示レベル表示領域1501と、機能階層図表
示領域1504とを備える。仕様項目提示手段114
は、機能名表示領域1500に、ステップ1103にお
いて入力された機能名を表示する。表示レベル表示領域
1501には、本実施例では「1」〜「9」の数字が表
示された選択領域1505が表示され、仕様項目提示手
段114は、該領域1505のいずれかがクリックされ
ると、クリックされた選択領域1505の表示色を変更
して強調表示するとともに、最上位から、クリックされ
た領域1505に表示された数字に対応する数の階層分
の表示を行う。図13(a)は表示レベル(すなわち、
表示する階層)が3階層の場合の表示例であり、図13
(b)は表示レベルが4階層の場合の表示例である。
【0090】仕様項目提示手段114は、機能階層図表
示領域1504には、機能階層表101をもとに、使用
することに決定している機能仕様型を含む機能階層構造
を表示する。本実施例において、機能階層図を含む画像
を表示する手段は、仕様項目提示手段114である。
【0091】なお、この機能仕様型提示画面150で
は、機能階層図表示領域1504内の機能仕様型の表示
の背景色(図13では斜線のハッチングを付して図示し
た)や文字の表示色などを変えることにより、すでに使
用することに決定しているか否かが表現される。図13
に図示した例では、ハッチングのない領域1502が、
すでに使用することに決定している機能仕様型の表示領
域であり、ハッチングのある領域1503が、まだ決定
していない(すなわち、これから使用するかどうかを決
定する)機能仕様型の表示領域である。
【0092】また、本実施例においては、使用しないこ
とに決定した機能仕様型は表示しないが、背景色や文字
の表示色を変えることにより使用しないことに決定した
ことを示して、使用しないことに決定した機能仕様型を
表示するようにしてもよい。
【0093】機能階層図表示領域1504の、決定済み
の機能仕様型の表示領域1502は、各機能仕様型名の
表示領域が、それぞれ選択領域となっている。仕様項目
提示手段114は、この機能仕様型提示画面150を表
示すると、表示レベル表示領域1501の選択領域15
05、および、決定済み機能仕様型の表示領域1502
の各選択領域のいずれかの指定(マウスによるクリッ
ク、あるいは、カーソルによる指示入力)を受け付ける
(ステップ1107)。
【0094】表示レベルの選択領域1505が指定され
ると(ステップ1108)、仕様項目提示手段114
は、指定された領域の表示レベルが現在の表示レベルと
異なっていれば、表示レベルを指定されたレベルに変更
して(ステップ1109)、処理をステップ1106に
戻す。ステップ1107においていずれかの決定済み機
能仕様型が指定されると、仕様項目提示手段114は処
理をステップ1110に進める。
【0095】d.仕様項目表示処理(ステップ111
0) ステップ1107において機能仕様型が指定された場
合、仕様項目提示手段114は、仕様項目一覧データ1
02を参照して指定された機能仕様型の仕様項目を検出
し、仕様項目値の登録の有無などに応じて指示入力ボタ
ン等を備える仕様項目表示画面を、対話制御部113お
よび出力手段112を介して表示して、入力手段111
および対話制御部113を介しての指示の入力を受け付
ける(ステップ1110)。
【0096】このステップ1110において検出した仕
様項目の値が、まだ登録されていなければ、仕様項目提
示手段114は、該仕様項目に応じて記述形式定義デー
タ103により定められた形式で入力画面を表示し、仕
様編集手段115からの仕様項目値の通知を受け付け
る。例えば、図7(a)に示した記述形式定義データ1
03が記述形式定義蓄積手段108に保持されている場
合には、仕様項目値候補があらかじめ定められているの
で、仕様項目提示手段114は、図14(a)に示すよ
うに、候補「インタフェース機能」および「業務機能」
を表示し、それぞれに対応するチェックボックス160
1を設け、仕様編集手段115を介して、その選択を受
け付ける。
【0097】また、検出した仕様項目の値がすでにソフ
トウエア仕様データ105または一時的記憶領域(図示
せず)に登録されていれば、仕様項目提示手段114
は、その登録された値を仕様項目表示画面に表示する。
例えば、図7(a)に示した記述形式定義データ103
により記述される仕様項目の場合、図14(b)に示す
ように、登録されている仕様項目値に対応するチェック
ボックス1601aに、登録済みマーク1610を表示
することにより、その値がすでに選択されていることを
表示する。
【0098】さらに、機能階層表101に、処理対象の
機能仕様型を構成する(すなわち子の)必須の(すなわ
ち非選択の)機能仕様型があれば、仕様項目提示手段1
14は、図16に示すように、仕様項目表示画面160
にその必須機能仕様型の選択領域1609を設けて、選
択を受け付ける。
【0099】つぎに、このステップ1110において表
示される仕様項目提示画面160について説明する。
【0100】仕様項目提示画面160は、図15(b)
に示すように、指定された機能仕様型の名称の表示領域
1606と、機能名の表示領域1607と、次の処理に
ついての指示を受け付けるための選択領域(二重線の長
方形で図示した)1602〜1605と、仕様項目値領
域1608とを備える。また、上述のように、処理対象
の機能仕様型の子に必須機能仕様型がある場合には、そ
の必須機能仕様型の選択領域1609(図16に図示)
を、さらに備える。
【0101】仕様項目値領域1608は、仕様項目ごと
に設けられ、該仕様項目に応じて記述形式定義データ1
03により定められた形式で表示される。図15(a)
に示した例は、図7(b)の記述形式定義データ103
による表示であり、仕様項目値領域1608には仕様項
目値候補が列挙され、該候補ごとに選択領域(チェック
ボックス)1601が設けられている。このチェックボ
ックス1601は、仕様編集手段115が仕様項目値の
選択を受け付けるための選択領域である。また、図16
は、図7(c)の記述形式定義データ103による、す
でに項目値が登録されている場合の表示例であり、仕様
項目値領域1608には、登録済の管理情報一覧表が表
示されている。なお、仕様項目「管理情報一覧」の値が
まだ登録されていない場合は、仕様項目値領域1608
には、図7(c)の記述形式定義データ103に定めら
れた管理情報一覧表の枠103aのみが表示され、表の
各欄103b,103cへのキーボード3102からの
入力が受け付けられる。
【0102】下位階層表示ボタン1602は、現在表示
しているものの子(すぐ下の階層)の機能仕様型の表示
指示を受け付けるためのボタンであり、子の選択機能仕
様型が存在する場合に表示される。なお、機能仕様型を
構成する機能仕様型が複数ある場合、それら複数の子機
能仕様型に対応する仕様項目を一つの表示画面に表示す
るようにしてもよい。この場合、子の機能仕様型の表示
指示を受け付けるために、親の機能仕様型の仕様項目提
示画面に、下位階層表示ボタン1602を表示するよう
にする。
【0103】上位階層表示ボタン1603は、現在表示
しているものの親(すぐ上の階層)の機能仕様型の表示
指示を受け付けるためのボタンであり、親の機能仕様型
が存在する場合に表示される。機能階層表示ボタン16
04は、機能階層の表示指示を受け付けるためのボタン
であり、終了ボタン1605は、仕様項目手段による仕
様項目提示処理の終了を指示するためのボタンである。
【0104】例えば、図13(a)に示した機能仕様型
提示画面150において、機能仕様型「機能一般」が指
定された場合には、この「機能一般」の仕様項目「機能
区分(大)」の値の選択を受け付けるための図14
(a)に示す仕様項目提示画面160が表示される。
【0105】この画面160では、仕様項目値が未入力
であるため、チェックボックス1601にはまだ登録済
みマーク1610が表示されておらず、このチェックボ
ックス1601の選択も受け付けられる。また、「機能
一般」は階層の最上位にあるため、これより上の階層が
存在しない。そこで、この図14(a)の画面では、上
位階層表示ボタン1603が表示されない。
【0106】さらに、「機能一般」の子の機能仕様型
は、選択機能仕様型のみであり、仕様項目「機能区分型
(大)」の値が未入力であるため、まだ選択されていな
いことから、下の階層の機能仕様型は、使用することが
決定されていない。そこで、この図14(a)の画面で
は、下位階層表示ボタン1602も表示されない。
【0107】また、「機能一般」を構成する必須の機能
仕様型が存在しないことから、必須機能仕様型選択領域
1609も設けられていない。例えば、図10に示した
ソフトウエア仕様データ105をもとに、図13(b)
に示した機能仕様型提示画面150が表示された場合、
機能仕様型「実績管理」が指定されると、図16に示す
仕様項目提示画面160が表示される。この画面160
では、仕様項目値領域1608には、すでに登録されて
いる管理情報一覧表が表示される。また、「実績管理」
を構成するのは、必須の機能仕様型のみであるため、子
の機能仕様型の使用を決定し、その仕様項目の入力を受
け付けるため、未決定の非選択機能仕様型の選択を受け
付けるための選択領域1609を備えている。また、こ
れらの非選択機能仕様型以外の子の機能仕様型がないた
め、下位階層表示ボタン1602は表示されない。
【0108】e.入力に応じた処理(ステップ1111
〜1118) ステップ1110において必須機能仕様型が指定される
と(ステップ1111)、仕様項目提示手段114は、
指定された必須機能仕様型の仕様項目を、仕様項目一覧
データ102から検出し、該仕様項目の入力画面(仕様
項目提示画面)を、記述形式定義データ103に定めら
れた形式で表示し、仕様編集手段115からの仕様項目
値の通知を受け付けて(ステップ1112)、ステップ
1110において指定された必須機能仕様型を使用する
ことに決定し、処理をステップ1110に戻す(ステッ
プ1113)。
【0109】ステップ1110において仕様項目の値が
通知されると(ステップ1114)、仕様項目提示手段
114は、機能階層表101および機能仕様型選択条件
データ104を参照して、処理対象の機能仕様型の下位
にそれを構成する選択機能仕様型があり、かつ、入力さ
れた仕様項目がその選択に用いられる項目であるか否か
検査する(ステップ1115)。
【0110】選択に用いられる項目であれば、仕様項目
提示手段114は、通知された仕様項目値を用いて選択
機能仕様型を選択し、該選択機能仕様型を使用すること
に決定して、処理をステップ1110に戻す(ステップ
1113)。なお、同一階層の選択機能仕様型のうち、
選択されなかったものは、使用しないことに決定され
る。
【0111】また、ステップ1115において、仕様項
目値が通知された仕様項目が、選択機能仕様型の選択に
用いられるものではないと判断した場合、仕様項目提示
手段114は、そのまま処理をステップ1110に戻
す。
【0112】例えば、図14(a)の仕様項目提示画面
160を表示している状態で、仕様項目値「業務機能」
の選択が入力されると、仕様編集手段115は、仕様項
目「機能区分(大)」の値が「業務機能」であることを
仕様項目提示手段114に通知する。この通知を受ける
(ステップ1114)、仕様項目提示手段114は、現
在処理対象になっている機能仕様型「機能一般」には、
下位に仕様項目「機能区分(大)」に応じて選択される
選択機能仕様型があるため(ステップ1115)、機能
仕様型「業務機能」を使用することに決定して(ステッ
プ1113)、処理をステップ1110に戻す。
【0113】なお、この再度実行されるステップ111
0では、図14(b)に示す仕様項目提示画面160が
表示される。すなわち、仕様項目提示手段114は、仕
様項目値候補「業務機能」に対応するチェックボックス
1601aに登録済みマーク1610を表示し、さら
に、ステップ1113において下位階層の選択機能仕様
型が選択されたので、下位階層表示ボタン1602を表
示して、指示ボタン1602,1604,1605の選
択を受け付ける。
【0114】ステップ1110において下位階層表示ボ
タン1602が選択されると(ステップ1116)、仕
様項目提示手段114は、機能階層表101を参照し、
現在処理対象としている機能仕様型の名称を、機能仕様
型記憶領域91に保持する行の、下位機能仕様型記憶領
域93に保持された機能仕様型を検出し、検出された機
能仕様型のうち、使用することに決定されているものを
処理対象として、処理をステップ1110に戻す(ステ
ップ1117)。
【0115】例えば、図14(b)が表示された状態
で、下位階層表示ボタン1602が選択されると(ステ
ップ1116)、仕様項目提示手段114は、使用する
ことに決定されている機能仕様型「業務機能」を処理対
象として、処理をステップ1110に戻し(ステップ1
117)、機能仕様型「業務機能」の仕様項目値が未登
録の場合は図15(a)に示す仕様項目提示画面160
を、機能仕様型「業務機能」の仕様項目値が「実績管
理」として一時的記憶領域(図示せず)に登録済の場合
は図15(b)に示す仕様項目提示画面160を、それ
ぞれ表示する。
【0116】ステップ1110において上位階層表示ボ
タン1603が選択されると(ステップ1116)、仕
様項目提示手段114は、機能階層表101を参照し、
現在処理対象としている機能仕様型の名称を、下位機能
仕様型記憶領域93に保持する行の、機能仕様型記憶領
域93に保持された機能仕様型を処理対象として、処理
をステップ1110に戻す(ステップ1117)。な
お、親が複数ある場合には、使用することに決定されて
いるものを処理対象とする。
【0117】例えば、図15(a)の仕様項目提示画面
160を表示している状態で、上位階層表示ボタン16
03が選択されると(ステップ1116)、仕様項目提
示手段114は、機能仕様型「業務機能」の親が機能仕
様型「機能一般」であることを検出し(ステップ111
7)、図14(b)に示すように、仕様項目値「業務機
能」に対応するチェックボックス1601aに選択済み
のマーク1610が表示され、下位階層表示ボタン16
02が設けられた仕様項目提示画面160を表示して、
指示ボタン1602,1604,1605の選択を受け
付ける(ステップ1110)。
【0118】ステップ1110において機能階層の表示
が指示されると、仕様項目提示手段114は、処理をス
テップ1106に戻す(ステップ1118)。
【0119】例えば、図5に示す機能階層において、機
能仕様型「機能一般」および「業務機能」の使用が決定
されている場合は、仕様項目提示手段114は、ステッ
プ1110において、図15(a)に示す仕様項目提示
画面160を表示する。ここで、仕様項目「機能区分
(小)」の値として「実績管理」が入力されると(すな
わち、「業務管理」に対応するチェックボックス160
1bが選択されたると)、仕様項目提示手段114は、
つぎに、図15(b)に示す仕様項目提示画面160を
表示する。この状態で機能階層表示ボタン1604が選
択された場合(ステップ1118)、仕様項目「機能区
分(小)」の値の入力によって、すでに機能仕様型「業
績管理」が使用することに決定されているため、仕様項
目提示手段114は、図13(b)に示すように、機能
仕様型「機能一般」および「業務機能」に加えて、さら
に「業績管理」が決定済み表示領域1502に表示され
ている機能仕様型提示画面150を表示する(ステップ
1106)。
【0120】また、ステップ1110において終了が指
示されると(ステップ1119)、仕様項目提示手段1
14は、仕様編集手段115を起動して機能名を通知し
(ステップ1120)、処理を終了する。
【0121】なお、機能階層を全く表示せずに、最初は
出発点とした機能仕様型の仕様項目(およびその値)を
表示し、上位あるいは下位の機能仕様型の表示指示の入
力を受け付けて、機能階層の構造を順に辿りながら、機
能仕様型に対応する仕様項目(およびその値)を表示し
ていくようにしてもよい。
【0122】また、本実施例では、ある機能仕様型の下
位の機能仕様型を使用することに決定するのは、下位の
機能仕様型の種類が必須であれば当該機能仕様型の仕様
項目値が入力されたとき、種類が選択であれば選択条件
に用いる親の仕様項目値が入力されたときであるが、親
の機能仕様型の仕様項目提示画面から下位の機能仕様型
の表示を指示されたときに決定するようにしてもよい。
この場合、下位の機能仕様型が使用することに決定され
ているか否かに拘らず、下位の機能仕様型の表示指示を
受け付けるために、下位階層表示ボタン1602を表示
するようにする。また、下位階層表示ボタン1602に
よって、下位の機能仕様型の表示指示が入力されたと
き、下位の機能仕様型が選択機能仕様型であり、その選
択に用いられる項目に対して値が入力されていなけれ
ば、機能仕様型の選択に用いられる項目に対する値が入
力されていないことを表示するようにする。
【0123】(2)仕様編集手段の処理 仕様項目提示画面160表示中に、仕様項目値の入力が
行われると、入力手段111は対話制御部113を介し
て、仕様編集手段115を起動し、該仕様編集手段11
5に入力データとその入力座標とを通知する。
【0124】ここで起動された仕様編集手段115は、
図17(a)に示すように、通知を受け付け、通知され
た入力座標および入力データと、記述形式定義データ1
03とを基に、どの仕様項目にどのような値が入力され
たかを判定する(ステップ1701)。例えば、図14
(a)に示す仕様項目提示画面160表示中の場合、入
力手段111はチェックボックス1601の選択を受け
付け、選択されたチェックボックス1601の座標を対
話制御部113を介して仕様編集手段115に通知す
る。この通知を受けて、仕様編集手段115は、記述形
式定義データ103を基に、候補のうちのいずれが仕様
項目値として指定されたかを判定する。
【0125】つぎに、仕様編集手段115は、判定結果
である仕様項目値を一時的記憶領域(図示せず)に登録
し(ステップ1702)、さらに仕様項目値を仕様項目
提示手段114に通知する(ステップ1703)。
【0126】また、仕様項目提示手段114のステップ
1120の処理により起動されると、仕様編集手段11
5は、図17(b)に示すように、ステップ1702に
おいて一時的記憶手段(図示せず)に格納された仕様項
目値をすべて読み出して、仕様項目提示手段114によ
り通知された機能名に対応するソフトウエア仕様データ
105を作成し(ステップ1711)、ソフトウエア仕
様蓄積手段110へ登録して(ステップ1712)、一
時的記憶手段(図示せず)を初期化する。
【0127】E.本実施例の効果 以上に説明したように、本実施例の仕様獲得支援装置
は、ソフトウエア仕様を、仕様項目値により表現し、該
仕様項目値の入力を、仕様項目ごとに定められた記述形
式に則って受け付ける。このため、本実施例の仕様獲得
支援装置によれば、ソフトウエア仕様を、仕様項目の特
質に合った様々な形式の表現を行いながら構築すること
ができる。
【0128】また、本実施例の仕様獲得支援装置では、
仕様項目やその記述形式があらかじめ決定されているた
め、類似システムのソフトウェア仕様を比較した時、仕
様の詳細度、記述形式、記述範囲が同じになり、既存の
開発成果物の再利用が可能かどうかの判断や、再利用が
可能な場合の再利用可能部分の分離が容易になる。
【0129】さらに、本実施例の仕様獲得支援装置で
は、仕様項目間の関係を、仕様項目の従属する機能仕様
型の階層によって表現する。この機能仕様型の階層構造
をたどりながら仕様項目値の入力を受け付けることによ
り、機能仕様の抽出漏れ(例えば、情報制御システムに
対する顧客からの要求に明示されていない機能の仕様の
抽出漏れなど)を低減することができる。従って、本実
施例の仕様獲得支援装置を用いれば、仕様の抽出漏れに
よって発生する手戻り作業が減少し、開発効率を向上さ
せることができる。
【0130】なお、本実施例では、つぎの処理について
の指示の入力(図14〜16の仕様項目提示画面160
において二重線で囲んで図示したボタンの選択など)
は、入力手段111および対話制御部113を介して仕
様項目提示手段114が受け付け、仕様項目値は、入力
手段111および対話制御部113を介して仕様編集手
段115が受け付けてその内容を仕様項目提示手段11
4に通知するが、すべての入力を、入力手段111およ
び対話制御部113を介して仕様項目提示手段114が
受け付けるようにしてもよい。
【0131】また、本実施例では、仕様項目値は、仕様
編集手段115により一時的記憶領域(図示せず)に保
持され、最後にソフトウエア仕様データ105としてソ
フトウエア仕様蓄積手段110に格納されるが、一時的
記憶領域を設けず、各仕様項目値を直接ソフトウエア仕
様蓄積手段110に格納するようにしてもよい。また、
ソフトウエア仕様データ105を作成しソフトウエア仕
様蓄積手段110に格納する処理を、仕様編集手段11
5の代わりに仕様項目提示手段114が行うようにして
もよい。
【0132】<実施例2>選択機能仕様型のうちのいず
れを使用するかは、実施例1では、あらかじめ定められ
た条件(機能仕様型選択条件データ104)に従って、
仕様項目提示手段114により決定されていたが、本実
施例2では、使用者による選択を受け付ける。
【0133】本実施例の仕様獲得支援装置のハードウエ
ア構成およびシステム構成は、機能仕様型選択条件蓄積
手段109がないこと以外は、実施例1と同様である。
また、各手段106〜108、109〜115の構成も
実施例1とほぼ同様である。そこで、ここでは実施例1
との相違点についてのみ説明する。
【0134】本実施例の仕様項目提示手段114は、ス
テップ1120において、機能名に加えて、使用するこ
とに決定したすべての機能仕様型を、その階層関係に従
った順番で仕様編集手段115に通知する。また、本実
施例の仕様編集手段115は、仕様項目値に関する処理
に加えて、さらに、選択機能仕様型の選択に関する処理
を行う。すなわち、本実施例の仕様編集手段115は、
ステップ1701において、仕様項目のデータおよび座
標のみならず、選択機能仕様型の選択領域が選択された
場合には、その座標の通知を受け付け、ステップ170
2において、通知された入力座標をもとに、選択された
選択機能仕様型を判定し、これを仕様項目提示手段11
4へ通知する(ステップ1704)。さらに、ステップ
1711において、本実施例の仕様編集手段115は、
仕様項目提示手段114から通知された選択機能仕様型
と、一時的記憶領域に蓄積された仕様項目値とを用いて
ソフトウエア仕様データ105を作成し(ステップ17
11)、ソフトウエア仕様蓄積手段110に登録する
(ステップ1712)。これにより、本実施例のソフト
ウエア仕様データ105には、使用することが決定され
た選択機能仕様型の情報が登録される。
【0135】さらに、本実施例の仕様項目提示手段11
4は、選択機能仕様型の選択を、機能仕様型選択条件デ
ータ104および仕様項目値の代わりに、入力された指
示に応じて行う。そこで、本実施例の仕様項目提示手段
114は、仕様項目読み込み処理ステップ1105のス
テップ1204において、ソフトウエア仕様データ10
5に登録されている機能仕様型情報を参照して、選択機
能仕様型を選択する。また、本実施例の仕様項目提示手
段114は、仕様項目提示処理(図11)のステップ1
110において、仕様項目提示画面160に選択機能仕
様型の選択領域を設ける。さらに、本実施例の仕様項目
提示手段114は、ステップ1110において、仕様項
目値に加えて、選択された選択機能仕様型についての、
仕様編集手段115からの通知も受け付ける。また、本
実施例の仕様項目提示手段114は、ステップ1114
および1115の処理が、実施例1とは異なっている。
本実施例の仕様項目提示手段114は、仕様編集手段1
15からの通知を受け付けると(ステップ1114)、
選択機能仕様型の選択の通知であれば(ステップ111
5)、選択された選択機能仕様型を使用することに決定
し(ステップ1113)、選択機能仕様型の選択の通知
でなければ(ステップ1115)、処理をステップ11
10に戻す。
【0136】ステップ1110において表示される、選
択機能仕様型の選択領域が設けられた仕様項目提示画面
160の例を、図18に示す。なお、構成要素に選択機
能仕様型が含まれていない場合の機能仕様型の仕様項目
について表示される仕様項目提示画面160は、実施例
1と同様である。
【0137】図18に示したように、選択機能仕様型の
選択を受け付ける場合の仕様項目提示画面160は、選
択機能仕様提示領域2200を備え、該領域2200内
に、処理対象の機能仕様型を構成する選択機能仕様型指
定領域2202が設けられ、選択機能仕様型ごとに、選
択領域(チェックボックス)2201が設けられてお
り、チェックボックス2201および指示領域160
4,1605の選択が受け付けられる。
【0138】この画面160が表示された状態で、入力
手段111および対話制御部113を介してチェックボ
ックス2201aの座標が通知されると(ステップ17
01)、仕様編集手段115は、機能仕様型「業務機
能」が選択されたことを認識し(ステップ1702)、
これを一時的記憶領域に登録したのち、仕様項目提示手
段114に通知する(ステップ1704)。この通知を
受けた仕様項目提示手段114は、通知された機能仕様
型に対応するチェックボックス2201aに選択済みマ
ークを表示する。
【0139】また、決定済みの機能仕様型は、図18
(b)のように、チェックボックス2201に選択済マ
ーク2203があらかじめ表示されることにより明示さ
れる。この場合、入力手段111は、チェックボックス
2201の選択は受け付けず、選択機能仕様型指定領域
2202の選択を受け付ける。入力手段111および対
話制御部113を介してこの領域2202の選択を受け
付けると、本実施例の仕様項目提示手段114は、選択
された領域2202に表示されている機能仕様型を処理
対象として、仕様項目提示画面160を表示する(ステ
ップ1110)。図18(b)の画面160が表示され
た状態で、機能仕様型「業務機能」の指定領域2202
が選択された場合、図16に示した仕様項目提示画面1
60が表示される。ただし、仕様項目「管理情報一覧」
の値が未入力の場合は、仕様項目値表示領域1608に
は、記述形式定義データ103に従った一覧表の枠が表
示される。この画面160では、機能仕様型「実績管
理」を構成する機能仕様型は必須機能仕様型のみである
ため、選択機能仕様型指定領域2202およびチェック
ボックス2201は表示されない。
【0140】なお、本実施例では、実施例1の仕様項目
一覧データ(図6に例示)と異なり、選択機能仕様型の
選択のための「機能区分(大)」および「機能区分
(小)」といった項目を仕様項目一覧データに含める必
要がない。
【0141】<実施例3>本実施例3の仕様獲得支援装
置は、仕様獲得のために、2つのソフトウエア仕様デー
タを比較し、相違点を抽出する。本実施例の仕様獲得支
援装置のハードウエア構成およびシステム構成は、実施
例2と同様である。ただし、本実施例の仕様獲得支援装
置は、図19に示すように、仕様項目提示手段114お
よび仕様編集手段115の代わりに、仕様比較手段11
6を備える。
【0142】仕様比較手段116は、既存のソフトウェ
ア仕様における指定された範囲での共通部分と相違部分
とを抽出し、提示する手段であり、本実施例では、記憶
装置3105に保持されたプログラムをCPU3101
が実行することにより実現される。なお、専用回路な
ど、他の構成により仕様比較手段116を実現してもよ
い。
【0143】仕様比較手段116により仕様比較処理の
流れを図20に示す。本実施例の仕様獲得支援装置が起
動されると、まず、仕様比較手段116は、図21に示
すような比較対象入力画面270を表示し、比較するソ
フトウエア仕様のシステム名および機能名(ステップ2
601)と、比較方法(ステップ2602)との入力を
受け付け、入力されたシステム名および機能名を基に、
ソフトウエア仕様蓄積手段110から、比較するソフト
ウエア仕様データ105を読み出す。
【0144】比較対象入力画面270は、比較する2つ
のソフトウエア仕様の入力を受け付けるための2つの入
力領域2703と、比較方法の指定のための選択領域で
ある詳細比較指示領域2701および仕様項目比較指示
領域2702と、終了指示のための選択領域2706と
を備える。入力領域2703は、それぞれ、システム名
入力領域2704と機能名入力領域2705とを備え
る。
【0145】ステップ2602において入力された指示
が、「詳細仕様比較」の指示でなければ(ステップ26
03)、仕様比較手段116は、処理をステップ260
9に進める。
【0146】ステップ2602において入力された指示
が、「詳細仕様比較」の指示であれば(ステップ260
3)、仕様比較手段116は、機能階層表101から、
それらの機能階層構造の最上位の機能仕様型に対応する
部分を検出して比較し(ステップ2604)、比較の結
果を、図22(a)に示すような比較結果提示画面28
0として、対話制御部113および表示手段112を介
して表示して(ステップ2605)、処理の指示の入力
を受け付ける(ステップ2606)。
【0147】なお、本実施例では、実施例2と同様、ソ
フトウエア仕様データに使用する機能仕様型の情報が含
まれているが、実施例1のように、ソフトウエア仕様デ
ータに使用する機能仕様型の情報が含まれていない場合
は、実施例1の仕様項目読み込み処理(ステップ110
5(詳細な処理の流れを図12に図示))と同様の処理
により、使用する機能仕様型を求めればよい。
【0148】ステップ2605において表示される比較
結果提示画面280は、比較した機能仕様型の名称を表
示する領域2800と、2つのソフトウエア仕様の内容
(システム名、機能名、仕様項目名およびその値)をそ
れぞれ表示する領域2802と、仕様項目比較指示領域
2702と、終了指示のための選択領域2706とを備
える。なお、すでに詳細比較が指定されているため、詳
細比較指示領域2702は設けられておらず、その代わ
りに、詳細比較処理においてつぎに処理対象とする機能
仕様型の指定のための機能仕様型指定領域2803を備
える。
【0149】処理対象の機能仕様型「機能一般」を構成
する機能仕様型には選択機能仕様型しかなく、また、上
位の機能仕様型もない。従って、図22(a)に示した
例では、機能仕様型指定領域2803には、下位の機能
仕様型を処理対象とすることを指示するボタン2803
のみが設けられている。この図22(a)に示した例で
は、ボタン2803,2702,2706の選択が受け
付けられる。また、機能仕様型「実績管理」の下位の機
能仕様型は3つの必須機能仕様型「管理情報定義」、
「情報更新定義」、「情報出力定義」である。従って、
「実績管理」についての比較結果提示画面280では、
図22(b)に示すように、機能仕様型指定領域280
3に、下位の3つの機能仕様型を処理対象とすることを
指示する3つのボタン2804が設けられている。この
図22(b)に示した例では、ボタン2804,270
2,2706の選択が受け付けられる。
【0150】なお、図22(a)に示した例では、比較
対象の2つのソフトウエア仕様データにおける最上位階
層の機能仕様型「機能一般」の仕様項目値がいずれも
「業務機能」であって一致しているため、相違点がな
い。従って、図22(a)に示す画面280には相違点
を示す表示がなされていない。しかし、相違点があれ
ば、図22(b)に示すように、機能仕様型および仕様
項目値の相違する部分を強調表示(図22(b)では斜
線のハッチングを付して図示)する。この強調表示によ
り、相違点が明確になる。例えば、図22(b)に示し
た画面280では、仕様項目は同じであるが仕様項目値
の一部が異なっていることがわかる。
【0151】ステップ2606において入力された指示
が、下位の機能仕様型を処理対象とする指示であれば
(ステップ2607)、仕様比較手段116は、指定さ
れた機能仕様型に対応する機能仕様型およびその仕様項
目値を比較し(ステップ2608)、処理をステップ2
605に戻す。
【0152】ステップ2603またはステップ2606
において、詳細仕様比較指示ボタン以外の指示ボタンが
選択されたことを検出すると、仕様比較手段116は、
選択されたのが仕様項目比較指示ボタン2702である
か否か検査する(ステップ2609)。仕様項目比較指
示ボタン2702ではなければ、終了ボタン2706が
選択されたことになるので、仕様比較手段116は処理
を終了する。
【0153】仕様項目比較指示ボタン2702が選択さ
れた場合(ステップ2609)、仕様比較手段116
は、比較する2つのソフトウエア仕様のすべての機能仕
様型を比較し(ステップ2610)、共通する機能仕様
型を、図23(b)に示すような仕様項目比較結果提示
画面290として表示し(ステップ2611)、入力を
受け付ける(ステップ2612)。本実施例では、仕様
比較手段116が、機能階層図を含む画像を表示する手
段にあたる。仕様項目比較結果提示画面290は、実施
例1の機能仕様型提示画面150とほぼ同様であり、表
示レベル表示領域1501と、機能階層図表示領域15
04とを備え、仕様比較手段116は、機能階層図表示
領域1504に、機能階層図を表示する。ただし、仕様
項目比較結果提示画面290では、機能仕様型提示画面
150と異なり、決定済みか否かに応じた強調表示は行
われない。
【0154】この仕様項目比較結果提示画面290で
は、機能階層図表示領域1504の各機能仕様型名の表
示領域が、それぞれ選択領域となっている。仕様比較手
段116は、表示レベル表示領域1501の選択領域1
505、および、機能仕様型の各選択領域のいずれかの
指定(カーソル2901による指示入力)を受け付ける
(ステップ2612)。なお、本実施例では、対話制御
部113は、入力手段111を介して指定された機能階
層図表示領域1504の機能仕様型選択領域2902の
表示色と背景色とを反転させることにより、図23
(a)に示すように、どの機能仕様型がカーソルにより
指定されるかを明確にする。
【0155】なお、図20では省略したが、実施例1の
仕様項目提示手段114の処理のステップ1108〜1
109と同様、本実施例の仕様比較手段116は、ステ
ップ2612において表示レベルの選択領域1505が
指定されると、表示レベルを変更して、処理をステップ
1611に戻す。
【0156】ステップ2612において、カーソル29
01によりある機能仕様型が指定されると、仕様比較手
段116は、その機能仕様型を処理対象として処理をス
テップ2608に進める。例えば、図23(a)に示し
た例では、機能仕様型「実績管理」が指定されているの
で、つぎに仕様比較手段116は、機能仕様型「実績管
理」の仕様項目値を比較し(ステップ2608)、対話
制御部113および表示手段112を介して図22
(b)に示す仕様比較結果提示画面280を表示するこ
とになる(ステップ2605)。
【0157】本実施例の仕様獲得支援装置を用いれば、
2つのソフトウエア仕様の類似点および相違点を容易に
把握することができる。従って、ソフトウェア仕様の再
利用性の判断と再利用可能部分の分離とを容易にするこ
とができる。なお、実施例2の仕様獲得支援装置が、本
実施例の仕様比較手段116をさらに備えるようにして
もよい。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、ソフトウエア仕様を定
義する仕様項目を効率よく抽出し、その値を用いてソフ
トウエア仕様データを作成することができ、仕様項目を
抽出する際の抽出漏れを低減することができる。さらに
本発明によれば、ソフトウェア仕様およびそれに基づく
開発成果物の再利用性の判断と再利用可能部分の分離と
を容易にすることができる。
【0159】本発明によれば、システムのソフトウェア
仕様を獲得するときに、システムのソフトウェア仕様を
記述するための仕様項目群と下位の機能仕様型からなる
機能仕様型が構成する機能階層構造と、機能階層構造に
おいて上下関係にある機能仕様型の間の関係の種類を表
す機能階層図を用いることで、開発対象システムの一機
能の仕様として獲得すべき仕様項目の関係を明らかに
し、利用者の仕様項目の選択の判断を容易にする。各機
能仕様型の仕様を記述するための仕様項目とそれに対応
する記述形式を対応付ける仕様項目一覧によって、仕様
項目の漏れがあるかどうかの確認が容易になる。これに
よって、システムのソフトウェア仕様獲得に要していた
期間の短縮、仕様漏れによる手戻り作業の低減により、
システム開発期間全体の短縮になる。
【0160】また、類似の複数システムのソフトウェア
仕様を同一の機能階層図、仕様項目一覧、記述形式定義
を用いて記述することにより、類似するシステムのソフ
トウェア仕様として決定すべき仕様項目およびその記述
形式が共通になり、仕様項目と記述形式の共通化により
複数のシステム間でのソフトウェア仕様の比較が容易に
なり、再利用性の判断と再利用可能部分の分離を容易化
できる。これによって、類似システムを開発する場合
に、新たな開発作業の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の仕様獲得支援装置のシステム構成
図である。
【図2】 実施例1の仕様獲得支援装置のハードウエア
構成図である。
【図3】 機能仕様型の構成を示す概念図である。
【図4】 仕様項目と記述形式定義との対応関係を示す
概念図である。
【図5】 機能階層図の例を示す説明図である。
【図6】 仕様項目一覧データのデータ構造例を示す説
明図である。
【図7】 記述形式定義データの内容例を示す説明図で
ある。
【図8】 機能仕様型選択条件データのデータ構造例を
示す説明図である。
【図9】 機能階層表のデータ構造例を示す説明図であ
る。
【図10】 ソフトウェア仕様データの例を示す説明図
である。
【図11】 仕様項目提示処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】 仕様項目読み込み処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図13】 機能仕様型提示画面の例を示す説明図であ
る。
【図14】 実施例1における仕様項目提示画面の例を
示す説明図である。
【図15】 実施例1における仕様項目提示画面の例を
示す説明図である。
【図16】 実施例1における仕様項目提示画面の例を
示す説明図である。
【図17】 仕様編集手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図18】 実施例2における仕様項目提示画面の例を
示す説明図である。
【図19】 実施例3の仕様獲得支援装置のシステム構
成図である。
【図20】 実施例3の仕様比較処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図21】 仕様比較対象指示画面の例を示す説明図で
ある。
【図22】 仕様比較結果提示画面の例を示す説明図で
ある。
【図23】 仕様項目比較結果提示画面の例を示す説明
図である。
【符号の説明】
101…機能階層表、102…仕様項目一覧データ、1
03…記述形式定義データ、104…機能仕様型選択条
件データ、105…ソフトウェア仕様データ、106…
機能階層蓄積手段、107…仕様項目蓄積手段、108
…記述形式定義蓄積手段、109…機能仕様型選択条件
蓄積手段、110…ソフトウェア仕様蓄積手段、111
…入力手段、112…表示手段、113…対話制御部、
114…仕様項目提示手段、115…仕様編集手段、1
16…仕様比較手段、401〜410…機能仕様型、1
50…機能仕様型提示画面、160…仕様項目提示画
面、270…仕様比較対象指示画面、280…仕様比較
結果提示画面、290…仕様項目比較結果提示画面、1
500…機能名表示領域、1501…機能仕様型提示の
表示レベル表示領域、1502…使用を決定した機能仕
様型の表示領域、1503…使用を決定していない機能
仕様型の表示領域、1504…機能仕様型表示領域、1
601,1601a…仕様項目値選択のためのチェック
ボックス、1602…子機能仕様型指示ボタン、160
3…親機能仕様型指示ボタン、1604…階層表示指示
ボタン、1605…終了指示ボタン、1606…機能仕
様型名表示領域、1607…機能名表示領域、1608
…仕様項目提示領域、1609…必須機能仕様型選択ボ
タン、1610…選択済みマーク、2200…選択機能
仕様型表示領域、2201,2201a…選択機能仕様
型の選択のためのチェックボックス、2202…機能仕
様型指示ボタン、2203…選択済みマーク、2701
…詳細な仕様の比較結果の表示指示ボタン、2702…
仕様項目の比較結果の表示指示ボタン、2703…比較
対象入力領域、2704…システム名入力領域、270
5…機能名入力領域、2706…終了指示ボタン、28
00…機能仕様型名表示領域、2801…機能仕様型指
示領域、2802…ソフトウエア仕様表示領域、280
3,2804…機能仕様型指示ボタン、2901…カー
ソル、2902…選択された機能仕様型選択領域、31
01…中央演算処理装置、3102…キーボード、31
03…マウス、3104…表示装置、3105…記憶装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡 伸吾 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置によりソフトウエアの仕様の
    獲得を支援する方法において、 機能仕様の類型である機能仕様型のあらかじめ定められ
    た階層構造を、上位の機能仕様型から下位の機能仕様型
    へ辿りながら、上記ソフトウエア仕様を定義するのに使
    用する機能仕様型を決定し、該機能仕様型を構成する仕
    様項目の値の入力を、あらかじめ仕様項目ごとに定めら
    れた形式で受け付けることにより、該仕様項目値群を含
    むソフトウエア仕様データを作成することを特徴とする
    ソフトウエアの仕様獲得支援方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記機能仕様型の決定は、上位の機能仕様型を構成する
    上記仕様項目の値に応じて行われることを特徴とするソ
    フトウエアの仕様獲得支援方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記機能仕様型の決定は、外部から入力された機能仕様
    型の選択指示に応じて行われることを特徴とするソフト
    ウエアの仕様獲得支援方法。
  4. 【請求項4】情報処理装置によりソフトウエアの仕様の
    獲得を支援する方法において、 あらかじめ蓄積された2以上のソフトウエア仕様データ
    の相違点を、 少なくとも、該ソフトウエア仕様データを構成する機能
    仕様型と、該機能仕様型を構成する仕様項目と、該仕様
    項目の値とを、比較対象のソフトウエア仕様データ間で
    比較することにより抽出し、提示することを特徴とする
    ソフトウエアの仕様獲得支援方法。
  5. 【請求項5】請求項1または4に記載のソフトウエア仕
    様獲得支援方法を実行するプログラムを保持することを
    特徴とする記憶媒体。
  6. 【請求項6】機能仕様の類型である機能仕様型の階層構
    造を示す表であって、 上位の機能仕様型を示す情報と、該機能仕様型の下位の
    機能仕様型を示す情報と、該下位機能仕様型が必須か否
    かを示す情報とを含む表を、 情報処理装置により読み取り可能な状態で保持すること
    を特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】ソフトウエアの仕様の獲得を支援するソフ
    トウエア仕様獲得支援装置において、 仕様項目提示手段と、仕様編集手段と、記述形式定義蓄
    積手段と、入出力手段とを備え、 仕様項目提示手段は、 機能仕様の類型である機能仕様型のあらかじめ定められ
    た階層構造を、上位の機能仕様型から下位の機能仕様型
    へ辿りながら、上記ソフトウエア仕様を定義するのに使
    用する機能仕様型を決定する手段を備え、 上記仕様編集手段は、上記入出力手段を介して、上記決
    定された機能仕様型を構成する仕様項目の値の入力を、
    上記記述形式定義蓄積手段に蓄積された記述形式定義デ
    ータによりあらかじめ仕様項目ごとに定められた形式で
    受け付けることにより、該仕様項目値群を含むソフトウ
    エア仕様データを作成する手段を備えることを特徴とす
    るソフトウエア仕様獲得支援装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 機能仕様型選択条件蓄積手段を、さらに備え、 上記仕様項目提示手段による上記機能仕様型の決定は、
    上記機能仕様型選択条件蓄積手段にあらかじめ保持され
    た機能仕様型選択条件データによりあらかじめ定められ
    た基準を用い、上位の機能仕様型を構成する上記仕様項
    目の値に応じて行われることを特徴とするソフトウエア
    仕様獲得支援装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 上記仕様項目提示手段による上記機能仕様型の決定は、
    上記入出力手段を介して入力された機能仕様型の選択指
    示に応じて行われることを特徴とするソフトウエア仕様
    獲得支援装置。
  10. 【請求項10】ソフトウエアの仕様の獲得を支援するソ
    フトウエア仕様獲得支援装置において、 入出力手段と、仕様項目の値を含むソフトウエア仕様デ
    ータを保持するソフトウェア仕様蓄積手段と、該ソフト
    ウェア仕様蓄積手段に保持された複数の機能のソフトウ
    ェア仕様データを比較する仕様比較手段とを備え、 上記仕様比較手段は、 入力手段を介して比較対象および比較範囲の指定を受け
    付け、指定された比較対象のソフトウエア仕様データ
    の、指定された範囲における相違部分を、 少なくとも、上記ソフトウエア仕様データを構成する機
    能仕様型と、該機能仕様型を構成する仕様項目と、該仕
    様項目の値とを、比較対象のソフトウエア仕様データ間
    で比較することにより抽出し、上記入出力手段を介して
    表示することを特徴とするソフトウエア仕様獲得支援装
    置。
  11. 【請求項11】ソフトウエアの仕様の獲得を支援するソ
    フトウエア仕様獲得支援装置において、 機能仕様の類型である機能仕様型を示す文字または符号
    と、機能仕様型間の上下関係を示す図形と、下位の機能
    仕様型が必須であるか否かを示す記号と、を含む機能階
    層図を含む画像を表示する手段を備えることを特徴とす
    るソフトウエア仕様獲得支援装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003036374A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Tsubasa System Co Ltd 比較見積出力システム
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JP2020024724A (ja) * 2015-03-17 2020-02-13 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム

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