JPH1040060A - メッセージ表示装置 - Google Patents

メッセージ表示装置

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JPH1040060A
JPH1040060A JP8196418A JP19641896A JPH1040060A JP H1040060 A JPH1040060 A JP H1040060A JP 8196418 A JP8196418 A JP 8196418A JP 19641896 A JP19641896 A JP 19641896A JP H1040060 A JPH1040060 A JP H1040060A
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JP
Japan
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message
rereading
level
necessity level
information
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Application number
JP8196418A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Matsumoto
文隆 松本
Masakazu Fujimoto
正和 藤本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の操作方法などを説明するメッセー
ジを表示するメッセージ表示装置において、個々のメッ
セージの提示レベルを利用者自身の直感的かつ主観的な
予想に基づいて設定ないし変更できるようにする。 【解決手段】 メッセージ提示指示部13を介してメッ
セージ提示指示が入力されると、メッセージデータ格納
部10のメッセージデータと、再読必要性レベル格納部
11の再読必要性レベルとが、メッセージデータ提示部
14等に提示される。再読必要性レベル変更指示入力部
16を介して、レベル変更指示が与えられると、再読必
要性レベル変更部17は、当該メッセージの新しい再読
必要性レベルを決定し、再読必要性レベル格納部11の
再読必要性レベルを書き換え、アクセス制限表示部12
は、たとえばキーワードなどの表示のしかたを変更し、
当該メッセージへのアクセスのしやすさを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の操作方
法などを説明するメッセージを表示するメッセージ表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン、ファクシミリ、ビデオデッキ
などシステム(電子機器)の多機能化が進む中で、シス
テムの複雑な仕組み、働き、使い方に関する情報を、利
用者に、過不足なく、タイムリーに伝える電子マニュア
ルの果たす役割が大きくなってきた。
【0003】一般に、電子マニュアルは、システムの操
作方法にかかわる複数のメッセージ(テキスト、グラフ
ィックス、音声、など)を、機能ごとに分類するなどし
て格納している。そして、利用者が、システムに接続さ
れているキーボードやマウスを使って、スクリーンに表
示されているヘルプ・ボタンやキーワード(機能名、ボ
タン名、作業名、など)を選ぶと、電子マニュアルは、
適切なメッセージを選択し、ディスプレイなどを介して
利用者に提示する仕組みをもっている。
【0004】ところが、システムの使い方が上手になっ
ていく過程で、利用者の多くが、電子マニュアルの固定
的なメッセージに対し、段々と煩わしさを感じるように
なっていくという問題が生じている。これは、利用者が
初心者だったときには、親切でわかりやすかったメッセ
ージが、熟練者になるにおよんで、冗長かつ要点の把握
しにくいメッセージに変わってしまうからである。
【0005】この問題を解決するために、オンライン・
ヘルプ装置(特開平2−93853号公報)は、利用者
自身が、自分の意志にしたがって、電子マニュアルの任
意のメッセージを自由に編集する(より簡潔な表現に書
き直したり、アンダーラインを付与したり、不要ならば
削除する、など)カスタマイズ手段を提供している。
【0006】しかしながら、利用者が、個々のメッセー
ジの不要ないし冗長と思われる部分(テキストやグラフ
ィックス)を、いちいち削除したり書き直すのは大変で
あり、利用者に負担をかけることになってしまう。それ
ぞれの利用者の習熟度の変化を推定する手段を設け、そ
の結果にしたがって、適切な情報量のメッセージを自動
的に選択・提示する電子マニュアルの方が、利用者にメ
ッセージの編集をまかせてしまう電子マニュアルより
も、より実用的だと考えられる。
【0007】たとえば、Adaptive Intel
ligent On−line Help Syste
m(Wang Chau−Hung & Lee Ch
ung−I, Proceedings of the
6th International Confer
ence on Human−ComputerIn
teraction, Volume 1, pp.1
147−1152)は、システムにおける同一の機能に
対し、あらかじめ情報量(長さ)の異なる複数のメッセ
ージを格納している。そして、利用者の一連のシステム
操作履歴をもとに平均的なエラー発生率を算出し、エラ
ー発生率が低い(利用者の習熟度が高いと推定される)
ときには、情報量の少ない(短い)メッセージを選んで
提示するカスタマイズ手段を提供している。
【0008】しかしながら、機能の種類にかかわらず、
平均的なエラー発生率に基づいて情報量を制御すると、
熟知している機能に関する情報量が多すぎて、熟知して
いない機能に関する情報量が少なすぎる、といった過不
足が生じる可能性が高い。したがって、機能ごとに習熟
度を推定する手段が必要である。
【0009】また、利用者の習熟度を多段階に分類し、
同一機能に対して多種類のメッセージを用意すると、電
子マニュアルの制作者の負担が大きくなってしまう。む
しろ、メッセージが固定的であっても(バリエーション
がなくても)、利用者にとっての再読必要性の変化(減
衰)を推定することにより、個々のメッセージに対する
アクセス制限(ヘルプ・ボタンやキーワードを選択しに
くくする、利用者がヘルプ・ボタンやキーワードを選択
してもメッセージを表示しない、など)を行なうほう
が、カスタマイズ手段を提供するよりも、より実用的だ
と考えられる。
【0010】たとえば、ガイダンスシステム(特開平4
−205523号公報)は、利用者の操作履歴に基づい
て、個々の機能の利用回数を記録しておき、利用回数が
閾値を越えたときには、その機能に関連するメッセージ
の再読必要性が低くなったと判定し、当該メッセージの
提示許可レベルを低く設定する(なるべく提示しないよ
うにする)手段を提供している。また、この先行技術
は、個々のメッセージごとに、利用者に(ディスプレイ
上に)提示した回数を記録しておき、提示回数が閾値を
越えたときには、再読必要性が低くなったと判定し、当
該メッセージの提示許可レベルを低く設定する(なるべ
く提示しないようにする)手段も提供している。
【0011】このように、機能の利用回数やメッセージ
の提示回数に基づいて、利用者の機能ごとの習熟度(関
連メッセージの再読必要性)を推定することによって、
当該メッセージへのアクセス制限が自動的に行なえるよ
うになり、利用者および制作者に煩雑な編集の負担をか
けることなく、システムの操作方法にかかわる情報を、
過不足なく、タイムリーに伝えることができるようにな
る。
【0012】しかしながら、ガイダンスシステム(特開
平4−205523号公報)には、次のような課題が残
されていた。
【0013】(1)多機能システムでは、機能と機能
がさまざまなレベルで複雑に関係し合っており、利用者
の操作履歴だけでは、利用回数を特定することができな
い機能が存在する。ひとつのメッセージが複数の機能
と関連していて、機能ごとの利用回数が異なっている場
合は、そのメッセージの再読必要性と提示許可レベルを
特定することができない。機能の利用回数が多くて
も、利用者がその機能を熟知しているとはかぎらない。
使いかたがわからず、エラー操作を何度も繰り返してい
る可能性があるので、利用回数の多い機能に関するメッ
セージの再読必要性を低く推定し、提示許可レベルを低
く設定するのは危険である。メッセージの参照のしか
たは一様ではない。同じ1回であっても、じっくり読ん
だ場合と、飛ばし読みした場合とでは、内容の理解と記
憶に差があると考えられる。また、提示されたメッセー
ジの内容が、期待していた内容とちがっていたので読ま
なかった、というケースも少なくない。したがって、提
示回数の多いメッセージの再読必要性を低く推定し、提
示許可レベルを低く設定するのは危険である。すなわ
ち、〜のような問題があるので、個々のメッセージ
の再読必要性と提示許可レベルを、利用者の操作および
参照履歴から、間接的かつ統計的に推定するのには無理
がある。むしろ、利用者自身の直感的かつ主観的な予想
に基づいて設定ないし変更するほうが安全である。利用
者の多くは、電子マニュアルの個々のメッセージを参照
しながら、「この部分はもう覚えてしまったから二度と
読まなくていい」「この部分は自分が当面利用しようと
している機能には関係がないから再読する可能性は少な
いだろう」のように評価することができる。したがっ
て、それぞれのメッセージの再読必要性を直感的に評価
させ、なるべく手間のかからない簡便な方法で提示許可
レベルを変更させるようにして、再読必要性が低いメッ
セージへのアクセス制限を行なうのが実用的と考えられ
る。
【0014】(2)上述の先行技術では、個々のメッセ
ージの提示許可レベルと、その提示許可レベルを設定す
るに至るまでの経緯に関する情報を、利用者に伝える手
段が示されていない。特殊な例として、システムおよび
電子マニュアルが、利用者のエラー操作や無駄な操作を
検出し、利用者の意図にかかわらず、自発的にメッセー
ジを提示するような場合は、それらの情報を利用者に伝
える必要はほとんどない。しかし、提示許可レベルに基
づいて、利用者が行なうヘルプ・ボタンやキーワードの
選択を制限しようとする場合には、提示許可レベルに関
するなんらかの情報を利用者に伝えなければ、提示許可
レベルを設定した意味がなくなってしまう。さらに、
(1)で述べたように、利用者自身が再読必要性を評価
し、提示許可レベルを変更するケースにおいて、参照し
ようとしているメッセージの提示許可レベルが、すでに
先輩の利用者(Aさん)によって変更されていることを
示すヒントが利用者に示されると、「おそらく自分にと
っても再読必要性は低いだろうから、参照するのはやめ
ておこう」「Aさんは超熟練者で自分とはレベルがちが
うから、自分は参照しておいたほうがいいだろう」のよ
うに判断することができて便利である。すなわち、ヘル
プ・ボタンやキーワードの表示を変えて(薄くする、位
置を下位に置く、アンダーラインを削除する、など)、
当該メッセージの提示許可レベルが低く設定されている
こと(再読必要性が低いこと)を知らしめるとともに、
だれが、どのような状況で、再読必要性が低いと判断し
たかに関するヒントを、利用者に伝える必要がある。
【0015】(3)上述の先行技術では、個々のメッセ
ージの再読必要性と提示許可レベルが一意に決まること
を前提としていた。しかしながら、同一のメッセージで
あっても、それを参照したときの利用者の作業内容や意
図のちがいによって、再読必要性が異なる場合がある。
たとえば、ファクシミリには、宛名やコメントを数字で
はなく漢字や仮名で登録するために、テンキー入力され
た数字を文字に変換する機能がある。利用者にとって、
この文字コード入力の方法を伝えるメッセージの再読必
要性は、「宛名」の登録作業を行なっているケースと、
「コメント」の登録作業を行なっているケースとでは異
なってくる可能性がある。したがって、同一メッセージ
ではあっても、それを提示しようとするときの作業内容
や意図のちがいが区別できる場合、たとえば、利用者が
選ぶキーワードが異なっている(キーワードとメッセー
ジの対応が多対1である)場合には、複数の再読必要性
(提示許可レベル)が登録できるようにしておき、作業
内容や意図のちがいに応じて、アクセス制限のしかたを
変化させる必要がある。
【0016】(4)上述の先行技術では、いったん低く
設定した提示許可レベルを、高いレベルに設定しなおす
手段が提供されていない。たとえば、個々のメッセージ
の再読必要性は、時間の経過とともに変化する。長い
間、当該の機能を使用しなかったり、メッセージを参照
しない場合、利用者が内容を忘れてしまったり、別の内
容と混同して覚えている可能性が高く、もう一度そのメ
ッセージを確認する必要が発生する。したがって、時間
経過にともなう再読必要性の増大を予測し、提示許可レ
ベルを自動的に高い値に戻し、アクセス制限を緩める手
段がなければならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
を考慮してなされたものであり、まず、個々のメッセー
ジの提示レベルを利用者自身の直感的かつ主観的な予想
に基づいて設定ないし変更できるようにすることを目的
としている。また、本発明のより具体的な目的は、個々
のメッセージの提示許可レベルと、その提示許可レベル
を設定するに至るまでの経緯に関する情報を、利用者に
伝えることができるようにすることである。さらに本発
明の具体的な目的は、同一メッセージではあっても、そ
れを提示しようとするときの作業内容や意図のちがいに
応じて、アクセス制限のしかたを変化させることができ
るようにすることである。さらに、本発明の具体的な目
的は、時間経過にともなう再読必要性の増大を予測し、
提示許可レベルを自動的に高い値に戻し、アクセス制限
を緩めることができるようにすることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(A)本発明によれば、以上の目的を達成するために、
電子機器の操作方法に関するメッセージを表示するメッ
セージ表示装置に、上記電子機器の操作方法に関する複
数のメッセージを格納するメッセージ格納手段と、個々
のメッセージの再読必要性レベルを格納する再読必要性
レベル格納手段と、利用者が任意のメッセージおよび再
読必要性レベルの提示を指示するメッセージ提示指示手
段と、当該メッセージおよび再読必要性レベルを利用者
に提示するメッセージ提示手段と、利用者が当該メッセ
ージの再読必要性レベルの変更を指示する再読必要性レ
ベル変更指示手段と、当該レベル変更指示にしたがって
当該メッセージの再読必要性レベルの変更を実行する再
読必要性レベル変更手段と、再読必要性レベルの違いに
応じて個々のメッセージへのアクセス制限を実行するア
クセス制限手段とを設けるようにしている。
【0019】この構成によれば、メッセージ提示指示手
段を介して利用者によるメッセージ提示指示が入力され
ると、メッセージ格納手段に格納されているひとつのメ
ッセージと、再読必要性レベル格納手段に格納されてい
る当該メッセージの再読必要性レベルとが、メッセージ
提示手段を介して利用者に提示される。ここで、利用者
が、提示されたメッセージや現状の再読必要性レベルを
参照しながら、再読必要性レベルを変更したい(たとえ
ば、このメッセージの再読必要性レベルは高く設定され
ているけれど、メッセージの内容は覚えてしまったか
ら、もう見る必要はないだろう)と思ったときには、利
用者は、再読必要性レベル変更指示手段を介して、レベ
ル変更指示(たとえば、高く設定されていたレベルをず
っと低いレベルに変更せよ)を与えることができる。こ
こでは、あらかじめ「高い」「低い」「なし」といった
再読必要性レベルの選択肢を少数種類用意しておいて、
そのうちのどれかを利用者に選択させる(たとえば「な
し」ボタンを押下させる)といった簡便な方法を用いる
ことが望ましい。再読必要性レベル変更手段は、このレ
ベル変更指示にしたがって、当該メッセージの新しい再
読必要性レベルを決定し、再読必要性レベル格納手段に
格納されている当該メッセージの再読必要性レベルを書
き換える(たとえば、「高い」→「なし」)。すると、
メッセージへのアクセス制限を実行するアクセス制限手
段は、利用者がメッセージを提示させるときに参考にす
る手掛かり、たとえばキーワードなどの表示のしかたを
変更し、当該メッセージへのアクセスのしやすさを変化
させる(たとえば、当該メッセージに対応するキーワー
ドを選択しにくくする)。このような構成と作用によ
り、利用者および制作者に負担をかけることなく、個々
のメッセージの再読必要性の変更とアクセス制限とが簡
便かつ自動的に行なえるようになる。また、キーワード
とメッセージとの対応関係が多対1であるような場合に
は、キーワードとメッセージとの対応関係をメッセージ
格納手段に格納しておき、キーワードごとではなく、キ
ーワード−メッセージ対ごとに再読必要性レベルを設定
・変更すれば、同一メッセージに対して複数の異なるア
クセス制限を実行することができるようになる。
【0020】(B)上述の構成において、上述のメッセ
ージ表示装置に、日時の経過をモニターするタイマー
と、タイマーの出力に基づいて任意のメッセージの再読
必要性レベルの変更日時を特定する変更日時特定手段
と、特定した変更日時を格納する変更日時格納手段と、
当該メッセージの再読必要性レベルの変更日時を利用者
に伝える変更日時表示手段とを付加することができる。
【0021】この場合、利用者が、再読必要性レベル変
更指示手段を介して、レベル変更指示(たとえば、高く
設定されていたレベルをずっと低いレベルに変更せよ)
を与えると、変更日時特定手段は、当該レベル変更指示
がなされた日時をタイマから読み取って、変更日時時格
納手段に格納する(たとえば、1996年4月20日9
時)。そして、当該メッセージの再読必要性が「いつ」
変更されたかに関する情報が、変更日時表示手段を介し
て、利用者に伝えられる(たとえば、1996.4.2
0 9:00のようなディスプレイ表示)。
【0022】(C)さらに、上述(A)の構成におい
て、上記メッセージ表示装置に、ログイン名などの利用
者情報を格納する利用者情報格納手段と、利用者情報に
基づいて任意のメッセージの再読必要性レベルの変更者
を特定する変更者特定手段と、特定した変更者の情報を
格納する変更者情報格納手段と、当該メッセージの再読
必要性レベルの変更者情報を利用者に伝える変更者情報
表示手段とを付加することができる。
【0023】この場合、利用者が、再読必要性レベル変
更指示手段を介して、レベル変更指示(たとえば、高く
設定されていたレベルをずっと低いレベルに変更せよ)
を与えると、変更者特定手段は、当該レベル変更指示を
行なった利用者に関する情報を利用者情報格納手段から
読み取って、変更者情報格納手段に格納する(たとえ
ば、HAYASHIのようなログイン名)。そして、当
該メッセージの再読必要性が「だれ」によって変更され
たかに関する情報が、変更者情報表示手段を介して、利
用者に伝えられる(たとえば、HAYASHIのような
ディスプレイ表示)。構成(A)と構成(B)と構成
(C)と具備すると、「いつ」「だれが」再読必要性を
変更したかに関する情報が、複数の利用者によって共有
できるので、当該メッセージにアクセスする価値がある
かどうかを判断することが容易になる。
【0024】(D)上述の(A)の構成において、上記
メッセージ表示装置に、日時の経過をモニターするタイ
マーと、タイマーの出力および上記(A)の再読必要性
レベル変更指示手段から入力された変更指示とに基づい
て任意のメッセージの再読必要性レベルの自動修正内容
を決定する自動修正内容決定手段と、自動修正内容を格
納する自動修正内容格納手段と、タイマーの出力および
自動修正内容とに基づいて当該メッセージの再読必要性
レベルを自動修正する自動修正手段とを付加することが
できる。
【0025】この場合、利用者が、再読必要性レベル変
更指示手段を介して、レベル変更指示(たとえば、高く
設定されていたレベルをずっと低いレベル「なし」に変
更せよ)を与えると、自動修正内容決定手段は、当該レ
ベル変更指示がなされた日時をタイマから読み取って
(たとえば、1996年4月20日9時)、自動修正を
行なうべき未来の日時(たとえば、3か月後の1996
年7月20日9時)を決定するとともに、どのようなレ
ベルに修正すべきであるか(たとえば、「なし」よりも
1段階高いレベルの「低い」)を決定し、その結果を自
動修正内容格納手段に格納する。そして、既定の期間が
経過したときには、当該メッセージに対応する再読必要
性レベルの書き換え(たとえば、「なし」→「低い」)
が自動的に行なわれるとともに、アクセス制限の変更
(たとえば、当該メッセージに対応するキーワードを選
びやすくする)が自動的に実行される。すなわち、時間
経過にともなってメッセージの内容を忘れてしまってい
る利用者が、再びメッセージを目にする可能性が高くな
る仕組みを提供してる。
【0026】(E)また、本発明によれば、電子機器の
操作方法に関する情報を表示する情報表示装置に、上記
電子機器の操作方法に関する複数の情報を格納する手段
と、個々の情報の重要度情報を格納する手段と、利用者
が任意の情報およびその重要度情報の提示を指示する手
段と、上記提示の指示に応じて対応する情報および重要
度情報を上記利用者に提示する手段と、利用者が情報の
重要度情報の変更を指示する手段と、上記重要度情報の
変更の指示に応じて上記情報の重要度情報の変更を実行
する手段と、上記重要度情報に応じて対応する情報への
アクセス方法を切り替える手段とを設けるようにしてい
る。
【0027】この構成においては、利用者および制作者
に負担をかけることなく、個々の情報の重要度の変更と
情報のアクセス方法とが簡便かつ自動的に行なえるよう
になる。
【0028】(F)また、本発明によれば、電子機器本
体の操作方法に関するメッセージを表示することができ
る電子機器に、上記電子機器本体の操作方法に関する複
数のメッセージを格納するメッセージ格納手段と、個々
のメッセージの再読必要性レベルを格納する再読必要性
レベル格納手段と、利用者が任意のメッセージおよび再
読必要性レベルの提示を指示するメッセージ提示指示手
段と、当該メッセージおよび再読必要性レベルを利用者
に提示するメッセージ提示手段と、利用者が当該メッセ
ージの再読必要性レベルの変更を指示する再読必要性レ
ベル変更指示手段と、当該レベル変更指示にしたがって
当該メッセージの再読必要性レベルの変更を実行する再
読必要性レベル変更手段と、再読必要性レベルの違いに
応じて個々のメッセージへのアクセス制限を実行するア
クセス制限手段とを設けるようにしている。
【0029】この構成においても、利用者および制作者
に負担をかけることなく、個々のメッセージの再読必要
性の変更とアクセス制限とが簡便かつ自動的に行なえる
ようになる。
【0030】なお本発明は少なくとも一部をソフトウエ
アとして実現することができることはもちろんである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、ファクシミリの操作方法
(短縮ダイアル登録)を説明する電子マニュアル装置に
適用した実施例を図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、実施例の構成を示すブロック図で
ある。図1において、電子マニュアル装置は、メッセー
ジデータ格納部10、再読必要性レベル格納部11、ア
クセス制限表示部12、メッセージデータ提示指示入力
部13、メッセージデータ提示部14、再読必要性レベ
ル表示部15、再読必要性レベル変更指示入力部16、
再読必要性レベル変更部17、タイムカウンタ18、変
更履歴データ作成部19、変更履歴データ格納部20、
ログイン名ファイル21、自動修正データ作成部22、
自動修正データ格納部23等からなっている。
【0033】メッセージデータ格納部10は、キーワー
ド・テーブル10a(図2)、メッセージ・テーブル1
0b(図3)、キーワード−メッセージ対応関係テーブ
ル10c(図4)等を記憶している。図2は、メッセー
ジデータ格納部10に格納されているキーワード・テー
ブル10aの一部を示しており、個々のキーワードに
は、K1、K2、K3、…というキーワード番号(通し
番号)が割当てられている。また、図3は、メッセージ
データ格納部10に格納されているメッセージ・テーブ
ル10bの一部を示している。個々のメッセージには、
M1、M2、M3、…というメッセージ番号(通し番
号)が割当てられている。さらに、図4は、メッセージ
データ格納部10に格納されているキーワード−メッセ
ージ対応関係テーブル10cの一部を示している。キー
ワードとメッセージの対応関係は、1対1とはかぎって
おらず、多対1となっているケースもある。たとえば、
メッセージM4(文字コードについて…)のように、キ
ーワードK4(宛先名)とキーワードK5(コメント)
という2つのキーワードと結びついている場合もある。
【0034】再読必要性レベル格納部11は再読必要性
レベル・テーブル11aを記憶するものである。図5は
この必要性レベル・テーブル11aの一部である。再読
必要性レベルは、個々のキーワード−メッセージ対ごと
に与えられている。ここでは、「高い」「低い」「な
し」という3種類の値が用いられている。本実施例で
は、上述した提示許可レベルと再読必要性レベルとを区
別せず、再読必要性レベルに応じてアクセス制限を行な
うようにしているので、このようなシンプルな値を用い
た。また、再読必要性レベルは、メッセージごとではな
く、キーワード−メッセージ対ごとに与えられているの
で、同一のメッセージM4(文字コードについて…)で
はあっても、結びついているキーワードが複数ある場合
には、「高い」(K4、宛先名)、「低い」(K5、コ
メント)のように異なる値をもつことが可能になる。
【0035】アクセス制限表示部12は、ディスプレイ
(図示しない)に表示されるウインドウで構成され、電
子マニュアルの目次に相当するものである。図6は、こ
のアクセス制限表示部の模式的に示す。ここでは、短縮
ダイアル登録を行なうときに利用者が知っておくべき大
まかな項目がリストアップされており、その中には「通
信キー」(K1)、「短縮番号」(K2)、「電話番
号」(K3)、…といったキーワードが含まれている。
【0036】個々のキーワードには、再読必要性レベル
に応じたアクセス制限が設けられており、アクセス制限
のちがいは、枠の有無および実線/点線のちがいで表現
されてる。たとえば、「通信キー」(K1)の再読必要
性レベルは「高い」なので、実線の枠が付与されてい
る。すなわち、このキーワードに対応するメッセージが
相対的に重要であることを、利用者に示唆する表現にな
っている。「短縮番号」(K2)の再読必要性レベルは
「低い」なので、点線の枠が付与されている。すなわ
ち、このキーワードに対応するメッセージが相対的に重
要ではないことを、利用者に示唆する表現になってい
る。「電話番号」(K3)の再読必要性レベルは「な
し」なので、枠は付与されていない。すなわち、「電話
番号」(K3)については、それがキーワードであり、
対応するメッセージ(より詳しい説明)が存在すること
を、利用者に示唆するようなヒントが明示されていな
い。
【0037】メッセージデータ提示指示部13はユーザ
からのメッセージ提示指示を受け取り、メッセージデー
タ格納部11をアクセスしてメッセージデータ提示部1
4にメッセージを表示するようになっている。また、同
時に、再読必要性レベル表示部15に再読必要性レベル
が表示される。図7は、メッセージデータ提示部14お
よび再読必要性レベル表示部15を模式的に示す。メッ
セージデータ提示部14および再読必要性レベル表示部
15はディスプレイに表示されているウインドウ・イメ
ージからなる。ここでは、「短縮番号」(K2)に対応
するメッセージデータ(短縮番号について…)と再読必
要性レベル(「高い」「低い」「なし」のどれか)が、
ひとつのウインドウ内に描画されている。利用者は、短
縮番号に関するくわしい情報を参照するとともに、この
メッセージの再読必要性レベルが、「高い」「なし」で
はなく、「低い」(ハイライトされている)に設定され
ていることを知ることができる。
【0038】図6のアクセス制限表示部12において個
々のキーワードをふくむディスプレイ上の領域は、押下
可能(ロジカルな押し下げ)なソフト・ボタンになって
いる。利用者が、キーワードが表示されている領域をマ
ウスでクリックすると、そのキーワードと結びついてい
るメッセージが提示される。すなわち、目次にちりばめ
られたキーワード領域(ソフト・ボタン)とマウスが、
メッセージデータ提示指示入力部13に相当している。
なお、「電話番号」(K3)には枠が付与されていない
が、押下可能なソフト・ボタンとしての機能は働いてい
るので、利用者がこのキーワードを選ぶと、対応するメ
ッセージが提示されることになっている。
【0039】図1において、再読必要性レベル変更指示
入力部16はメッセージの再読必要性のレベルを変更す
る指示を受け取るものである。再読必要性レベル変更部
17はレベルの変更指示に基づいて再読必要性レベル変
更部11の再読必要性レベル・テーブル11aを更新す
る。
【0040】再読必要性レベルの変更指示の入力は変更
履歴を取るためにモニタされ、変更履歴データ作成部1
9が、タイムカウンタ18およびログイン名ファイル2
1を参照して変更履歴データを作成する。この変更履歴
データは変更履歴データ格納部20に記憶される。
【0041】図9は、変更履歴データ格納部20に格納
されている変更履歴データ・テーブル20aの一部であ
る。変更履歴データは、個々のキーワード−メッセージ
対ごとに与えられる。ここでは、「変更日時」「変更者
名」という2つのデータが記録できるようになってい
る。
【0042】また、自動修正データ作成部22はタイム
カウンタ18の計時の下自動収集データを作成し、これ
を自動修正データ格納部23に記憶するようになってい
る。図11は、自動修正データ格納部23に格納されて
いる自動修正データ・テーブル23aを示す。自動修正
データは、個々のキーワード−メッセージ対ごとに与え
られる。ここでは、「自動修正予定日時」「設定値」と
いう2つのデータが記録できるようになっている。
【0043】次に、利用者の主観評価と操作(ボタン押
下)に基づいて、再読必要性レベルの変更とアクセス制
限の変更を行なう仕組みを説明する。
【0044】図8は、再読必要性データの変更プロセス
を説明するフローチャートである。図8に示す処理で
は、「閉じる」、「なし」、「低い」および「高い」の
うちのどのボタンが押されたかを検出して(S11〜S
14)、ウインドウを閉じる処理を行ったり、再読必要
性レベル変更処理を行う(S15〜S24)。再読必要
性レベル変更処理では、再読必要性レベルを、検出した
ボタンに応じたレベルに更新し、さらに対応した表示態
様でキーワードを表示する。
【0045】すなわち図7の再読必要性表示部15の
「高い」「低い」「なし」に対応する部分は、排反的に
押下可能なソフト・ボタンであり、利用者は、どれかひ
とつをマウスでクリックすることによって、当該メッセ
ージの再読必要性を変更することができる。この3つの
ボタンとマウスが、再読必要性レベル変更指示入力部1
6に相当する。さて、たとえば、「このメッセージに
は、常識的に推測できないような内容は含まれておら
ず、わざわざ参照する価値はない」と評価した場合、利
用者は、「ない」ボタンを押下することができる。する
と、まず、「ない」ボタンがハイライトされ、「低い」
ボタンのハイライトが消滅する。次に、再読必要性レベ
ル変更部において、当該キーワード−メッセージ対(K
2−M2)の再読必要性レベルが「低い」から「なし」
に変えられ、その結果が再読必要性レベル格納部に格納
される。すなわち、図5に示した再読必要性レベル・テ
ーブル11aの一部が書き換えられる。そして最後に、
アクセス制限表示部12(目次)の「短縮番号」(K
2)に付与されている点線の枠が除去される。すなわ
ち、「短縮番号」(K2)がキーワードであり、対応す
るメッセージ(より詳しい説明)が存在することを示唆
するヒントを消すことによって、当該メッセージへのア
クセスをしにくくする。「高い」ボタンが押下されたと
き、あるいは、「低い」ボタンが再度押下されたとき
も、同様のプロセスをへて、再読必要性レベルの変更と
アクセス制限の変更が行なわれる。
【0046】なお、複数のキーワードと結びついている
メッセージの再読可能性も、まったく同じ仕組みで変更
し、キーワードごとに異なるレベルのアクセス制限がで
きるようになっている。たとえば、「宛先名」(K4)
を選び、「文字コードについて…」(M4)の再読可能
性レベルを「なし」に変更した場合、当該キーワード−
メッセージ対(K4−M4)の再読可能性レベルとアク
セス制限は変更されるが、キーワード−メッセージ対
(K4−M5)の再読可能性レベルは変更されず、「コ
メント」(K5)に付与された点線の枠が除去されるこ
とはない。
【0047】なお、同一のキーワード−メッセージ対に
対し、再読必要性レベルの変更指示が、ごく頻繁に行な
われる場合、目次の表示をその都度書き換えて表示しな
おすのは、利用者にとってわずらわしいものになる可能
性がある。したがって、「高い」「低い」「なし」のど
れかのボタン押下に加え、「閉じる」ボタン押下が連続
して行なわれたときのみ、アクセス制限の変更を実行す
るようにしてもよい。
【0048】次に、利用者によるメッセージの再読必要
性レベルの変更が行なわれたときの状況を記録し、その
状況を端的に示すような手掛かりを、アクセス制限表示
部12を介して、他の利用者に知らしめる仕組みを説明
する。
【0049】図10は、タイムカウンタ、ログイン名フ
ァイル、変更履歴データ・テーブル20aなどを利用し
て、「変更日時」と「変更者名」を特定し、アクセス制
限表示部12に表示するプロセスを説明するフローチャ
ートである。図10において、利用者による再読必要性
レベル変更指示があり、そこで指定された再読必要性レ
ベルが、すでに設定されていた値とは異なることを確認
する(S31、S32)。たとえば、既定の再読必要性
レベルが「高い」であり、利用者が押下したボタンも
「高い」であるような場合は、”変更された”とはいえ
ないので、以下のプロセスは実行しない。既定の再読必
要性レベルが「高い」であり、利用者が押下したボタン
が「低い」であるような場合のみ、以下のプロセスを実
行する。
【0050】まず、タイムカウンタが刻んでいる現在の
日時と、ログイン名ファイルに格納されているログイン
名(利用者の識別情報)とを呼出し(S33、S3
4)、変更履歴データ作成部19において、「変更日
時」「変更者名」という2つのデータを作成する。次
に、この2つのデータは、変更履歴データ格納部20に
格納される(S35)。すなわち、変更履歴データ・テ
ーブル20aの一部(当該キーワード−メッセージ対の
行)が書き換えられる。さらに、アクセス制限表示部1
2(目次)の当該キーワードの近傍に、「変更日時」
「変更者名」という2つのデータが簡潔に描画される
(S36)。
【0051】図6の「(1996.4.20 9:00
HAYASHI 変更)」という表示が、描画された
データの例である。このデータは、「各種設定」(K
6)に対応するメッセージの再読必要性レベルが、19
96年4月20日9時に、HAYASHIさんによって
変更されたこと、現在のレベルは「低い」(点線の枠)
であるが、変更以前のレベルは「低い」(点線の枠)で
はなく、「高い」(実線の枠)もしくは「なし」(枠な
し)であったこと、などを利用者に示唆する。
【0052】次に、時間経過にともなう再読必要性の自
然な増大を予測し、利用者の意図にかかわらず、メッセ
ージへのアクセス制限を自動的に緩める(アクセスしや
すくする)仕組みを説明する。
【0053】図12および図13は、タイムカウンタ1
8、自動修正データ・テーブル22aなどを利用して、
再読必要性レベルとアクセス制限を自動的に修正するプ
ロセスを説明するフローチャートである。
【0054】図12において、利用者による再読必要性
レベル変更指示があり、そこで指定された再読必要性レ
ベルが、「高い」ではなく「低い」もしくは「なし」の
いずれかであり、なおかつ、その値がすでに設定されて
いた値とは異なることを確認する(S41〜S44)。
そして、この条件を満たした場合にのみ、以下のプロセ
スを実行する。
【0055】まず、タイムカウンタ18が刻んでいる現
在の日時を呼出し(S44)、自動修正データ作成部2
2において、「自動修正予定日時」「設定値」という2
つのデータを作成する。たとえば、現在の日時が199
6年4月20日9時ならば、「自動修正予定日時」を、
3か月後の1996年7月20日9時と決める。また、
利用者が指定した再読必要性レベルが「なし」なら「設
定値」は「低い」と設定し、利用者が指定した再読必要
性レベルが「低い」なら「設定値」は「高い」と設定す
る、のようにレベルを1段階上げて「設定値」を決め
る。次に、この2つのデータは、自動修正データ格納部
23に格納される(S45、S46)。すなわち、自動
修正データ・テーブル23aの一部(当該キーワード−
メッセージ対の行)が書き換えられる。
【0056】つぎに自動修正について図13を参照して
説明する。図13において、3か月後、すなわち、タイ
ムカウンタ18が刻んでいる現在の日時が「自動修正予
定日時」(1996年7月20日9時)になったら(S
47、S48)、再読必要性レベル変更部17におい
て、当該キーワード−メッセージ対の再読必要性レベル
を、自動修正データ・テーブル23aに記録されている
「設定値」に修正し、その結果を再読必要性レベル格納
部11に格納する(再読必要性レベル・テーブル11a
の当該キーワード−メッセージ対の行を書き換える)と
ともに、アクセス制限表示部(目次)の当該キーワード
に実線もしくは点線の枠を付与する(S49、S5
0)。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、利用者は、メッセージを参照しながら、ボタン押下
のようなごく簡便な方法によって、再読必要性レベルを
設定・変更することができる。設定・変更した再読必要
性レベルは、例えば個々のメッセージに対応するキーワ
ードの表示のしかたから推測することが可能になってい
る。すなわち、参照する必要性の低いメッセージへのア
クセス制限が、ごく自然なかたちで実現されてるので、
無駄なメッセージ参照行為を容易に押さえることができ
る。また、再読必要性レベルの変更が簡単に行なえるの
で、利用者にとっては負担が少ない。そして、機能の利
用回数を計測したり、メッセージ参照回数を計測するな
ど、システムに負荷をかけ、なおかつ、再読必要性レベ
ルの推定に危険がともなうような方法を採用しなくてす
むので、利用者および制作者にとって安心である。
【0058】しかも、好ましい態様においては、メッセ
ージごとではなく、キーワード−メッセージ対ごとに再
読必要性のレベルが設定・変更できるので、利用者がメ
ッセージを参照しようとしているときの作業内容や意図
のちがいに応じたきめこまかなアクセス制限が可能とな
っている。
【0059】また、同様に好ましい態様においては、タ
イムカウンタやログイン名ファイルなどを利用すること
によって、だれが、どのような状況で再読必要性に変更
を加えたかを記録し、その情報を複数の利用者の間で共
有することができる。
【0060】さらに、同様に好ましい態様においては、
タイムカウンタにもとずく自動修正機能を利用すること
によって、アクセスしにくくなったメッセージを、再び
アクセスしやすくする仕組みを備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を全体として示すブロック図
である。
【図2】 上述実施例のキーワード・テーブルを説明す
る図である。
【図3】 上述実施例のメッセージ・テーブルを説明す
る図である。
【図4】 上述実施例のキーワード−メッセージ対応関
係テーブルを説明する図である。
【図5】 上述実施例の再読必要性レベル・テーブルを
説明する図である。
【図6】 上述実施例のアクセス制限表示部の表示態様
を説明する図である。
【図7】 上述実施例のメッセージデータ提示部および
再読必要性レベル表示部の表示態様を説明する図であ
る。
【図8】 上述実施例において再読必要性レベルを変更
する動作を説明するフローチャートである。
【図9】 上述実施例の変更履歴データ・テーブルを説
明する図である。
【図10】 上述実施例において変更履歴をアクセス制
限表示部に表示する動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】 上述実施例の自動修正データ・テーブルを
説明する図である。
【図12】 上述実施例における自動修正の設定動作を
説明する図である。
【図13】 上述実施例における自動修正動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
10 メッセージデータ格納部 11 再読必要性レベル格納部 12 アクセス制限表示部 13 メッセージデータ提示指示入力部 14 メッセージデータ提示部 15 再読必要性レベル表示部 16 再読必要性レベル変更指示入力部 17 再読必要性レベル変更部 18 タイムカウンタ 19 変更履歴データ作成部 20 変更履歴データ格納部 21 ログイン名ファイル 22 自動修正データ作成部 23 自動修正データ格納部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の操作方法に関するメッセージ
    を表示するメッセージ表示装置において、 上記電子機器の操作方法に関する複数のメッセージを格
    納するメッセージ格納手段と、 個々のメッセージの再読必要性レベルを格納する再読必
    要性レベル格納手段と、 利用者が任意のメッセージおよび再読必要性レベルの提
    示を指示するメッセージ提示指示手段と、 当該メッセージおよび再読必要性レベルを利用者に提示
    するメッセージ提示手段と、 利用者が当該メッセージの再読必要性レベルの変更を指
    示する再読必要性レベル変更指示手段と、 当該レベル変更指示にしたがって当該メッセージの再読
    必要性レベルの変更を実行する再読必要性レベル変更手
    段と、 再読必要性レベルの違いに応じて個々のメッセージへの
    アクセス制限を実行するアクセス制限手段と、を備えた
    ことを特徴とするメッセージ表示装置。
  2. 【請求項2】 上記アクセス制御手段は、メッセージを
    アクセスするためのキーワードの表示の態様を対応する
    再読必要性レベルに応じて切り替えることを特徴とする
    請求項1記載のメッセージ表示装置。
  3. 【請求項3】 日時の経過をモニターするタイマーと、 上記タイマーの出力に基づいて任意のメッセージの再読
    必要性レベルの変更日時を特定する変更日時特定手段
    と、 特定した変更日時を格納する変更日時格納手段と、 当該メッセージの再読必要性レベルの変更日時を利用者
    に伝える変更日時表示手段と、をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1記載のメッセージ表示装置。
  4. 【請求項4】 利用者情報を格納する利用者情報格納手
    段と、 上記利用者情報に基づいて任意のメッセージの再読必要
    性レベルの変更者を特定する変更者特定手段と、 特定した変更者の情報を格納する変更者情報格納手段
    と、 当該メッセージの再読必要性レベルの変更者情報を利用
    者に伝える変更者情報表示手段と、をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のメッセージ表示装置。
  5. 【請求項5】 日時の経過をモニターするタイマーと、 上記タイマーの出力および上記再読必要性レベル変更指
    示手段から入力された変更指示とに基づいて任意のメッ
    セージの再読必要性レベルの自動修正内容を決定する自
    動修正内容決定手段と、 上記自動修正内容を格納する自動修正内容格納手段と、 上記タイマーの出力および上記自動修正内容とに基づい
    て当該メッセージの再読必要性レベルを自動修正する自
    動修正手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1記載のメッセージ表示装置。
  6. 【請求項6】 電子機器の操作方法に関する情報を表示
    する情報表示装置において、 上記電子機器の操作方法に関する複数の情報を格納する
    手段と、 個々の情報の重要度情報を格納する手段と、 利用者が任意の情報およびその重要度情報の提示を指示
    する手段と、 上記提示の指示に応じて対応する情報および重要度情報
    を上記利用者に提示する手段と、 利用者が情報の重要度情報の変更を指示する手段と、 上記重要度情報の変更の指示に応じて上記情報の重要度
    情報の変更を実行する手段と、 上記重要度情報に応じて対応する情報へのアクセス方法
    を切り替える手段と、を備えたことを特徴とする情報表
    示装置。
  7. 【請求項7】 電子機器本体の操作方法に関するメッセ
    ージを表示することができる電子機器において、 上記電子機器本体の操作方法に関する複数のメッセージ
    を格納するメッセージ格納手段と、 個々のメッセージの再読必要性レベルを格納する再読必
    要性レベル格納手段と、 利用者が任意のメッセージおよび再読必要性レベルの提
    示を指示するメッセージ提示指示手段と、 当該メッセージおよび再読必要性レベルを利用者に提示
    するメッセージ提示手段と、 利用者が当該メッセージの再読必要性レベルの変更を指
    示する再読必要性レベル変更指示手段と、 当該レベル変更指示にしたがって当該メッセージの再読
    必要性レベルの変更を実行する再読必要性レベル変更手
    段と、 再読必要性レベルの違いに応じて個々のメッセージへの
    アクセス制限を実行するアクセス制限手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
JP8196418A 1996-07-25 1996-07-25 メッセージ表示装置 Pending JPH1040060A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004038548A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Fujitsu Ltd 製品情報提供方法
WO2007013482A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ガイダンス報知装置、ガイダンス報知用集積回路、ガイダンス報知方法、及びガイダンス報知用プログラム

Cited By (3)

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JP2007034658A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガイダンス報知装置、ガイダンス報知用集積回路、ガイダンス報知方法、及びガイダンス報知用プログラム

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