JPH1039108A - マイクロレンズアレイシートの製造方法 - Google Patents

マイクロレンズアレイシートの製造方法

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JPH1039108A
JPH1039108A JP8191164A JP19116496A JPH1039108A JP H1039108 A JPH1039108 A JP H1039108A JP 8191164 A JP8191164 A JP 8191164A JP 19116496 A JP19116496 A JP 19116496A JP H1039108 A JPH1039108 A JP H1039108A
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Japan
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layer
microlens array
array sheet
lens
light
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JP8191164A
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English (en)
Inventor
Tomoko Mikami
友子 三上
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Tetsuo Uchida
哲夫 内田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、微小単位レンズ配列体として機能す
るレンズ層を有し、該微小単位レンズの配列パターンと
対応したパターンを、個々の微小単位レンズと相補的な
機能を有する光学機能層を有するマイクロレンズアレイ
シートを高い生産性で、かつ、高い精度で製造する方法
を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のマイクロレンズアレイシートの製
造方法は、微小単位レンズ配列体として機能するレンズ
層と該微小単位レンズの配列パターンに対応したパター
ンを持ち個々の微小単位レンズと相補的な機能を持つ光
学機能層を有するマイクロレンズアレイシートの製造方
法であって、マイクロレンズアレイシートの少なくとも
一方の面を実質的に平面とし、該平面上に感光性層を膜
状に形成した後、該レンズ層を通してエネルギー線を照
射することによって、該微小単位レンズの配列パターン
に対応したパターンに該感光性層を感光せしめた後、現
像して該光学機能層を形成することを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、レンズ層と光学機
能層が組合わされたマイクロレンズアレイシートの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】凸レンズ、凹レンズなどの微小単位レン
ズを面状に配列したマイクロレンズアレイは、液晶ディ
スプレイ、光結合光学素子、画像入力装置などへの応用
が期待され、研究が進められている。
【0003】マイクロレンズアレイは、大別して2種の
形態がある。1つは微細加工技術によって面状基板上な
どに制御された凹凸形状単位(微小単位レンズ)を配列
形成したものであり、もう一つは、平面基板中の任意の
微小単位部分に屈折率の分布を持たせた、いわゆる平板
マイクロレンズアレイである。
【0004】液晶ディスプレイは液晶分子の電気光学効
果、すなわち光学異方性(屈折率異方性)、配向性、流
動性および誘電異方性などを利用して、任意の表示単位
に電界印加あるいは通電して光線透過率や反射率を変化
させる光シャッタを配列した液晶セルを用いて表示を行
うものである。この液晶ディスプレイには、液晶セルに
表示された像を直接観察する直視型ディスプレイと、表
示像を正面あるいは背面からスクリーンに投影して観察
する投写型ディスプレイがある。
【0005】直視型の液晶ディスプレイ(以下、単に
「液晶ディスプレイ」または「LCD」という)は観察
方向によって表示品位が変化するという欠点を持ってい
る。一般的には表示面の法線方向から観察したときに最
も良好な表示品位が得られるように設定されているの
で、表示面の法線方向と観察方向のなす角度が大きくな
るほど表示品位が低下し、ある角度を超えると観察者が
容認できる範囲を超えてしまうという欠点、すなわち良
好な表示品位の得られる視野角(以下、単に「視野角」
という)が狭いという欠点を持っている。
【0006】液晶ディスプレイとマイクロレンズアレイ
等の光学素子を組み合わせて視野角を拡大する方法とし
ては、液晶セルの観察面に微小単位レンズを面状に配列
したマイクロレンズアレイシートを装着する方法(特開
平5−249453号公報)などが提案されているが、
従来提案されている方法は、液晶ディスプレイの外部か
ら入射する光線を強く反射するので、通常の室内照明光
や太陽光などの外部からの入射光(以下、単に「外光」
という)がある場合には画面全体が白っぽくなり、最明
色表示部分と最暗色表示部分のコントラスト比が低下
し、表示が見にくくなるという欠点がみられ、この欠点
は、マイクロレンズアレイの視野角拡大効果が大きいほ
ど顕著になるという相関がある。
【0007】さらに、マイクロレンズアレイを装着した
液晶ディスプレイにおいて、上記のような、外光がマイ
クロレンズアレイ内部で再帰反射することによって液晶
ディスプレイの表示コントラストが劣化する問題を、マ
イクロレンズアレイを構成する各単位レンズに対して相
応の位置に遮光層を設けることによって解決する方法
(特開平6−27454号公報)が提案されている。
【0008】それ以外に、指向性の高い背面光源を用
い、観察面側に光拡散板を装着する方法(特開平6−9
5099号公報)なども提案されている。
【0009】レンズ層の配列パターンと、相補的に機能
する光学機能層のパターンが正確に対応するレンズアレ
イシートに類するものとしては、背面投写型(リアプロ
ジェクション型とも呼ばれる)表示装置の表示スクリー
ンとして用いられる遮光層の付いたレンチキュラーレン
ズシートがあり、この製造法としては押出成形や射出成
形が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
層の配列パターンと、相補的に機能する光学機能層のパ
ターンが正確に対応するマイクロレンズアレイシートを
効率的に得る方法は提供されていなかった。
【0011】例えば、上記のような、LCDの視野角を
拡大する微小単位レンズと、この微小単位レンズによる
外光の再帰反射を抑えるための、個々の微小単位レンズ
に対応した遮光層を組み合わせる方法は、微小単位レン
ズと遮光層パターンが正確な位置関係にあって初めてそ
の機能を発揮するもの、すなわち微小単位レンズの配列
パターンに対応した遮光層パターンが形成されることに
よって相補的に機能を発揮するものであるが、マイクロ
レンズの大きさが数十μmといった微小な単位である場
合、マイクロレンズと遮光層の正確な位置あわせが事実
上不可能であったり、あるいは製造プロセスが複雑また
は非効率的になるなど、機能上、コスト上の欠点を抱え
ていた。
【0012】また、背面投写型表示装置の表示スクリー
ンに用いられる押出成形や射出成形では、数百μm以上
の比較的大きなサイズの単位レンズが配列されたレンズ
アレイシートの製造法としては実用的なものではある
が、昨今の高精細化に対する要求や、上述したような液
晶表示装置などの用途に対応する微小単位レンズの大き
さが数十μmであるようなマイクロレンズアレイシート
を製造することは困難であった。
【0013】すなわち、レンズ層の配列パターンと、相
補的に機能する光学機能層のパターンの位置関係の変動
は数μm以下に抑えることが必要になってくるが、一般
的な押出成型法や射出成形法で製造しようとすると小さ
な面積のものは比較的効率的に得ることができたとして
も、数十センチメートル四方以上といった大型のものを
得ようとすると極めて高精度な制御が必要になり、その
結果、非常に製造効率が悪くなるという欠点があった。
【0014】本発明は、上記のような従来技術の欠点を
解消し、微小単位レンズ配列体として機能するレンズ層
を有し、該微小単位レンズの配列パターンに対応したパ
ターンを持ち、個々の微小単位レンズと相補的な機能を
持つ光学機能層を有するマイクロレンズアレイシート、
例えば画像、表示品位の良好な、視野角拡大効果の大き
いマイクロレンズアレイシートなどを効率的に製造する
方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明のマイクロレンズアレイシートの製造方法
は、微小単位レンズ配列体として機能するレンズ層と該
微小単位レンズの配列パターンに対応したパターンを持
ち個々の微小単位レンズと相補的な機能を持つ光学機能
層を有するマイクロレンズアレイシートの製造方法であ
って、マイクロレンズアレイシートの少なくとも一方の
面を実質的に平面とし、該平面上に感光性層を膜状に形
成した後、該レンズ層を通してエネルギー線を照射する
ことによって、該微小単位レンズの配列パターンに対応
したパターンに該感光性層を感光せしめた後、現像して
該光学機能層を形成することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明におけるマイクロレンズア
レイシートとは、微小単位レンズ配列体として機能する
レンズ層を有するものである。
【0017】ここで、微小単位レンズとは凹レンズ、凸
レンズなどのレンズ機能を持つ微小な単位部分であり、
「微小な」単位部分とは、単位部分(単位レンズ)の大
きさに対して配列体であるレンズ層(以下、これを「M
LA」という)の面積が十分に大きいことをいい、ここ
では配列体が100以上の単位部分からなるときに、単
位部分が微小であるというものとする。
【0018】本発明において、単位レンズとしては屈折
率分布型マイクロレンズや球形あるいは楕円球型等の透
明粒子の一部を透明樹脂に埋没させたものなどを用いる
こともできるが、屈折率の異なる二つの物質すなわち第
1物質層と第1物質層より屈折率の小さな第2物質層の
界面を凹凸面(以下、単に「凹凸面」という)とするこ
とによってレンズとして機能するものが、機能的な効果
が大きい点と特性の制御が行いやすい点から好ましく用
いられる。
【0019】また本発明において、単位レンズは光学的
に凸形状の単位レンズであることが好ましい。これは屈
折率の異なる二つの物質すなわち第1物質層と第1物質
層より屈折率の小さな第2物質層の界面を凹凸面とした
単位レンズにおいては、単位レンズの凹凸面形状は凹凸
面上のある点でのMLA配列面に対する傾斜角が大きく
なるほど、その点での第1物質層の厚みが小さくなるよ
うな形状としたものである。
【0020】ただし、光学的な不連続面での光散乱によ
る迷光の発生を抑えるなどの目的で単位レンズ周期の2
0%未満の幅であれば光学的に凹形状または平坦状の領
域が、光学的に凸形状の領域に連続して形成されている
凹凸面であることも好ましい。
【0021】単位レンズを光学的に凸形状の単位レンズ
とすることによってエネルギー線を照射したときの強度
分布パターンの照射強度コントラストを高めることがで
き後述する光学機能層のパターン精度が向上する。
【0022】本発明において、MLAが屈折率の異なる
二つの物質の界面を凹凸面形状とすることによって単位
レンズが周期的に配列された層である場合、第1物質、
および第2物質はそれぞれ実質的に透明な物質であるこ
とが好ましく、第1物質としてはガラス材料、透明プラ
スチック材料などが好ましく用いられる。また第2物質
としては第1物質より屈折率の小さいものであればよ
く、ガラス材料、透明プラスチック材料の他、水などの
液体や空気などの気体を用いることができるが、大きな
視野角拡大効果を得るためには第1物質と第2物質の間
に大きな屈折率差が必要になる。一般に汎用される透明
物質の屈折率は1.4〜1.6の範囲に集中しているの
で、これらの材質の中からの第1物質、第2物質の選択
で大きな視野角拡大効果を得ることは困難であり、特殊
な高あるいは低屈折率物質を用いざるをえない。しか
し、第2物質として空気を用いれば、汎用材料で大きな
視野角拡大効果を得ることができるようになる。従っ
て、材料の汎用性の高さから、第2物質としては空気が
好ましく用いられる。
【0023】凹凸面の形状としては、レンチキュラーレ
ンズのように円弧などの曲線を平行移動させた軌跡で示
される曲面を一方向に配列した1次元レンズアレイシー
トと、矩形、三角形、六角形などの底面を持つドーム状
の曲面を縦横に配列した2次元レンズアレイシートがあ
る。また、種々の角度、曲率を持つ平面および/または
曲面が組み合わされた多面体形状をしたものでもよい。
【0024】本発明において、MLAを製造する工程に
関しては、従来のレンチキュラーレンズやフレネルレン
ズの製造方法を応用したり、新規の方法によって得るこ
とができる。
【0025】すなわち、あらかじめ求めるレンズ形状が
刻印された雌金型を用意し、樹脂などを充填して成形す
る、あるいは何らかの基材上に転写する方法、紫外線硬
化樹脂などの光硬化性樹脂を何らかの基材上に均一に塗
布し、求める部位のみに光線を照射して硬化させた後、
不要部分を除去する方法、基材表面を機械的に切削して
レンズ形状を作成する方法、およびこれらを組み合わせ
た方法などが挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0026】このうち雌金型を用意し、雌金型と基材の
間にMLA形成物質を充填し、成型する方法が最も効率
よく、かつ正確に製造できる点で好ましい。
【0027】この場合、雌金型は平板状のものであって
も、また基材が可撓性を持つプラスチックフィルム等の
場合にはロール状のものであっても良く、特に本発明は
後述するように比較的寸法安定性の劣るプラスティック
フィルムを用いた場合にも効率よくマイクロレンズアレ
イシートを得ることができる方法であるので、プラステ
ィックフィルムを基材として用いた場合などマイクロレ
ンズアレイシートを可撓性を持つものとした場合、ロー
ル状の雌金型を用いてマイクロレンズアレイシートを大
面積にわたって連続的に製造できるという可撓性マイク
ロレンズアレイシートならではの極めて効率的な製造工
程を構築できるようになり好ましい。
【0028】また、新規の方法としては、紫外線硬化樹
脂などの硬化エネルギー線硬化性樹脂を積層し、必要な
部位にのみ紫外線などの硬化エネルギー線を照射するこ
とによって所望部分を硬化せしめ、追って非硬化部分を
除去する方法などがある。
【0029】このようにして第1物質層あるいは第2物
質層を得た後、第2物質として空気以外の物質を用いる
ときは、その物質層となる材料を充填してMLAを得る
ことができる。
【0030】MLA(レンズ層)を形成する物質として
は、少なくとも可視光に透明であれば特に限定されるも
のではなく公知の熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂、ガラスなどが挙げられる。
【0031】これらのうち、生産効率や形状の正確さ、
設備の簡便さなどの点から光硬化性樹脂が最も好ましく
用いられ、さらに、何らかの基材を用いる場合、特に薄
いプラスチックフィルムなどを基材として用いる場合、
MLAを構成する物質としても硬化性、可撓性、屈曲性
などの点から光線により硬化する光硬化性樹脂、特に紫
外線硬化性樹脂を使用することが最も好ましい。これら
特性は光硬化性樹脂成分、例えばモノマー、プレポリマ
ー、ポリマー、光重合開始剤などを選択することにより
調整される。
【0032】本発明で好ましく使用される光硬化型樹脂
を構成する成分の一つであるモノマー、プレポリマーと
は、基本的に少なくとも1個以上の官能基を含有するも
のであるが、用いる硬化エネルギー線が紫外線である場
合には、該主成分の他に硬化エネルギー線を照射するこ
とによりイオンまたはラジカルを発生する物質、いわゆ
る光重合開始剤を添加することが必要である。
【0033】ここでいう官能基とは、ビニル基、カルボ
キシル基、水酸基などの反応性の原因となる原子団また
は結合様式をいうが、本発明は硬化エネルギー線を照射
して樹脂組成物を硬化せしめるという点から、アクリロ
イル基などのビニル基を有するものが硬化性などの点か
ら好ましく使用される。
【0034】このようなアクリロイル基を有するモノマ
ーは、公知のものから適宜選んで使用でき特に限定され
るものではないが、代表例を挙げるなら2−エチルヘキ
シルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒド
ロフリールおよびその誘導体のアクリレートなどの単官
能のもの、ジシクロペンテニルアクリレート、1,3−
ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン
酸エステルネオペンチルグリコールおよびその誘導体の
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレートな
どの2官能のもの、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、ペンタエリストールトリアクリレート、ジペン
タエリストールヘキサアクリレートなどの3官能以上の
ものがある。
【0035】上記モノマーの中でも3官能以下のもの
が、硬化後の膜硬度はHB以下となるものが多く可撓性
が優れている、架橋密度が小さく低体積収縮率のものが
多く、耐カール性が優れているなどという点から好まし
く使用される。
【0036】本発明では上記モノマーの他に、プレポリ
マーを前記モノマーと併用して使用する場合が多い。本
発明で使用されるプレポリマーもモノマー同様特に限定
されるものではないが、ポリエステルアクリレート、エ
ポキシアクリレート、ウレタンアクリレートなどで代表
されるものであり、低体積収縮、可撓性などの理由から
3官能以下、好ましくは2官能または3官能のものが使
用される。
【0037】本発明でいう硬化エネルギー線とは可視光
線、紫外線、電子線などがあるが、樹脂の汎用性、作業
性、設備面の点から紫外線が最も好ましく適用される。
【0038】硬化エネルギー線が紫外線の場合、上記モ
ノマー、プレポリマーの他に、紫外線を照射することに
よりイオンまたはラジカルを発生する物質、すなわち光
重合開始剤の添加が必要となる。
【0039】本発明で使用される光重合開始剤は特に限
定されるものではないが、代表例を挙げるならアセトフ
ェノン系、ベンゾフェノン系、ミヒラーケトン系、ベン
ジル系、ベンゾイン系、ベンゾインエーテル系、ベンジ
ルジメチルケタール系、ベンゾインベンゾエート系、α
−アシロキシムエステル系等のカルボニル化合物、テト
ラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサントン類
等の硫黄化合物、2,4,6−トリメチルベンゾイルジ
フェニルフォスフィンオキシド等の燐化合物等が挙げら
れ、これら単独あるいは2種以上混合して使用される。
【0040】本発明において上記光重合開始剤の添加量
は、モノマーおよび/またはプレポリマー成分100重
量部に対して、0.1〜20重量部、さらには0.5〜
15重量部であることが好ましい。光重合開始剤が前記
範囲未満では硬化性が低くなり、また前記範囲を超える
と硬化後ブリードアウトするという問題が起こるため好
ましくない。
【0041】また本発明においては樹脂組成物の硬化
前、硬化中さらには硬化後の樹脂あるいは硬化膜の物
性、特性を制御する目的で各種添加剤を使用してもよ
い。ここで硬化前の特性、物性を制御する物質として
は、塗料安定化剤(ゲル化防止、硬化防止)、増粘剤
(塗工性向上)などがある。また硬化中の特性を制御す
る物質としては、光重合促進剤、吸光剤(両者とも硬化
挙動の調整)などがある。さらに硬化後の膜特性を制御
する物質として、可塑剤(可撓性の向上)、紫外線吸収
剤(耐光性付与)などがある。
【0042】本発明で好ましく使用される光硬化性樹脂
は、強度、可撓性、耐カール性などの点からポリマーを
添加することもある。ここでいうポリマーとは特に限定
されるものではなく、公知のポリマー例えばポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂な
どが挙げられる。
【0043】さらに本発明で使用するポリマーとして
は、耐久性、接着性等を考慮して塩素化ポリマーを使用
することがさらに好ましい。本発明でいう塩素化ポリマ
ーとは、塩素を含有するモノマーの重合体、例えばポリ
塩化ビニルおよびその共重合体、ポリ塩化ビニリデンお
よびその共重合体、クロロプレンゴムと、各種ポリマー
を塩素化処理するいわゆる後塩素化物、例えば塩素化ポ
リプロピレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリエステ
ル、塩化ゴム、塩素化ポリイソプレンの2つがあるが、
本発明では後塩素化物の方が好ましく使用される。
【0044】ポリマーの塩素化の方法は特に限定される
ものではないが、ゴムまたはポリマーを四塩化炭素、ク
ロロホルム等の塩素系の溶剤に溶解させ、40〜90度
で塩素化し、蒸留、洗浄、乾燥等の工程を経て製造する
方法が最も簡単である。
【0045】上記塩素化ポリマーの含有量は、前述した
モノマーおよびプレポリマー成分100重量部に対し1
0〜100重量部、好ましくは20〜60重量部であ
る。含有量が前記範囲未満では添加の効果が低く、また
前記範囲を超える場合は光硬化型樹脂の光感度が低下す
るため好ましくない。
【0046】本発明の目的とするマイクロレンズアレイ
シートは、少なくとも一方の面を実質的に平面とし、こ
の平面上に光学機能層となる層を膜状に形成する。これ
によって、従来より広く行われている一般の湿式あるい
は乾式のコーティング法を用いて光学機能層を構成する
物質を均一に、かつ容易に、効率よく形成することがで
きる。
【0047】特に、本発明で得るマイクロレンズアレイ
シートがプラスティックフィルムを基材として用いたも
のなど可撓性を持つものである場合、MLAを形成した
のち、連続的に、あるいは一旦ロール状に巻き取ってか
ら、さらに連続的なコーティング方法で光学機能層を形
成する層を形成することができ、極めて生産効率が高い
ものとなる。
【0048】ここで「実質的に平面」であるとは、レン
ズ層のレンズとして機能する面となる凹凸面に比較して
実質的に平面であることをいい、ここでは凹凸面の高さ
に対して平均粗さRaが5分の1以下であるとき平面で
あるというものとする。
【0049】さらに「相補的な機能を持つ光学機能層」
とは、個々の単位レンズの集光作用や拡散作用等を利用
する際に必要となる光学機能層であって、それぞれの単
位レンズの形状や屈折率、集光点の位置などの光学特性
に合わせて単位レンズと同じ配列様式や配列周期を以て
配設されることが必要となる遮光、透過、反射、屈折な
どの光学機能を有する層をいう。
【0050】このような光学機能層としては、マイクロ
レンズアレイシートを液晶表示装置の観察面側に装着
し、液晶表示装置の視野角を改善しようとするときに、
表示画質の向上のために必要となる単位レンズの凸部頂
部に相当する部分が開口した遮光層や、マイクロレンズ
アレイシートを光線指向化シートとして用いようとする
ときに必要となる凸部頂部に相当する部分が開口した反
射層などがある。
【0051】以下、本発明によって製造されるマイクロ
レンズアレイシートの代表的な用途の一つである「液晶
表示装置の視野角を拡大するマイクロレンズアレイシー
ト」等に設けられる「単位レンズの凸部頂部に相当する
部分が開口した遮光層」が設けられたマイクロレンズア
レイシートの例を中心に、本発明を具体的に説明する。
【0052】前記のようなMLAを単に液晶セルの表面
に設けるだけでは、外光の再帰反射により表示コントラ
ストが低下するという問題がある。この問題に対し単位
レンズの凸部頂部に相当する部分が開口した遮光層を設
けることが有効である。
【0053】このような遮光層は、レンズ形成面側から
入射する光束のうち、液晶セルが正確な表示を行える方
向で液晶セルを透過してきた光束(以下、これを「画像
光」という)、すなわち通常のツイステッドネマチック
液晶を用いた液晶セルの場合は、液晶セル表示面に対し
て法線方向を中心として±15度程度以内の範囲で透過
してきた光束は遮断せず、かつ外光、すなわち遮光層形
成面側から入射し、レンズ面で反射を繰り返して再度、
遮光層形成面側から出射するような光束は確実に遮断す
ることが理想的である。
【0054】したがって、この遮光層は画像光が透過す
る領域には開口部をもち、反射する外光が透過しようと
する領域を遮光するように設計、配設されることが好ま
しい。
【0055】なお、通常のツイステッドネマチック液晶
を用いた液晶セルは、一方向の視野角が特に狭くそれと
直交する方向の視野角は比較的広いので、特に狭い方向
に関してのみ視野角を広げるように、この方向に単位レ
ンズが配列した1次元マイクロレンズアレイシートを用
いることが、光利用効率の点で好ましい。この場合、各
単位レンズはストライプ状に配列されるので、相応して
遮光層もストライプ状のものとなる。
【0056】本発明者らによれば、反射する外光の大部
分は、レンズ形状、すなわち凹凸面の界面の内、両物質
の屈折率差に基づく臨界反射角以上の角度がある部分に
おいて全反射し、さらに反射した光線が同様の原理で反
射を繰り返すことによって、再度入射した面から出射さ
れるものである。しかし一方で最初の全反射を起こすよ
うな観察面に対して大きな角度を持つ部分が、液晶ディ
スプレイに装着した時に大きな視野角拡大効果を発揮す
る部分である。
【0057】従って、単位レンズ配列面の法線方向から
見たときに、少なくともレンズ凹凸面の臨界反射角を超
える領域に遮光層が配設されていることが、外光の反射
を大きく低減できる点から好ましい。
【0058】図2に示した単位レンズにおいて、屈折率
の異なる2つの物質の界面が凹凸面8をなし、その凹凸
面は2つの平行な平面である単位レンズ配列面10に挟
まれている。ここでいう凹凸面の臨界反射角を超える領
域30とは、単位レンズ配列面の法線11と凹凸面の法
線12のなす角20が2つの物質の屈折率差に基づく臨
界反射角を超える領域のことである。
【0059】さらに、遮光層を、単位レンズ凸部側から
単位レンズ配列面の法線方向に平行に入射する光線の
内、単位レンズの凹凸面における屈折が20度以下の光
線が通過する領域以外に配設する、すなわち、凹凸面に
おいて、凹凸面の形状に応じて0度から数十度に屈折す
る種々の光線のうち、20度以下で屈折する光線、観念
的に言い換えれば凹凸面上の単位レンズの縁端部付近を
除く部分を通過した光線群が遮光層に到達しないような
位置に遮光層を配設することは、大きな視野角拡大効果
が得られる単位レンズを採用しながら、効率のよいマイ
クロレンズアレイシートとすることができる点から好ま
しい。
【0060】図3は、図2と同じ単位レンズである。こ
の単位レンズに単位レンズ配列面10の法線方向に平行
に入射する光線のうち、単位レンズの凹凸面8における
屈折角21が20度となるのは、凹凸面上の点13を通
過する光線15と点14を通過する光線16である。こ
こで、屈折角が20度以下の光線が通過する領域31と
は、点13と点14の間の凹凸面8を通過した光線が通
過する領域のことをいう。(なお、ここで用いた図2お
よび図3は遮光層形成領域を説明するための説明図であ
り、レンズの形状や光路の位置、方向は正確ではな
い。) さらに好ましくは、単位レンズ凸部側から単位レンズ配
列面の法線方向に平行に入射する光線の内、単位レンズ
の凹凸面における屈折が25度以下の光線が通過する領
域以外に遮光層を配設することにより、単位レンズの配
列方向において液晶ディスプレイの視角依存性を事実上
完全に解消することができる。
【0061】さらにまた、液晶セル表示面に対して法線
方向を中心として単位レンズ配列方向に±15度以上傾
いた角度を以て透過してきた光束を遮断するように遮光
帯を配設することは、マイクロレンズアレイシート装着
による画像のにじみなどの画質劣化を防止できる点で好
ましい。
【0062】なお、このような遮光層は、金属膜および
その酸化物、顔料や染料を添加した樹脂組成物等の公知
の材質によって構成することができるが、これらのうち
顔料や染料を添加した樹脂組成物によって構成されるこ
とが、例えば液晶表示装置に装着した時に可視光を吸収
するものであることが好ましい。
【0063】また前記遮光層の色調としては実質的に可
視光に黒色であることが好ましい。このような色調を得
るためには、カーボンブラック、チタンブラック等の顔
料、あるいは黒色の染料等を樹脂組成物に分散あるいは
溶解させたものが好ましく用いられる。さらにここで染
料を用いる場合には耐光性などの点から日光堅牢度が5
以上の黒色染料を使用することが好ましく、さらには分
散性、樹脂との相溶性、汎用性などの点からアゾ系の黒
色染料を使用するのが最も好ましい。
【0064】また該顔料、染料を分散あるいは溶解する
のに用いる樹脂成分は、公知の樹脂例えばアクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリエステル、ノボラック樹脂、ポ
リイミド、エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0065】外光反射の効果的な低減は、MLAと遮光
層が正確に上記のような位置関係にあって初めてその機
能を発揮するものであり、さらに言えば、このようなM
LAと光学機能層の位置関係は得られるマイクロレンズ
アレイシートの光学特性を左右する重要な因子となる。
従って、マイクロレンズアレイシートに求められる種々
の光学特性に応じてMLAと光学機能層の位置関係を正
確に制御する必要がある。
【0066】このような課題に対して、本発明のマイク
ロレンズアレイシートの製造方法は、MLAの他方の面
にポジ型感光性層を形成してMLA側からエネルギー線
を照射することで、レンズの集光作用により微小単位レ
ンズの配列パターンに対応したエネルギー線の強度分布
パターンを形成せしめ、該強度分布パターンに従って該
ポジ型感光性層を感光せしめた後、現像するすることに
よってレンズ層の単位レンズの配列パターンに対応した
パターンを持ち個々の微小単位レンズと相補的な機能を
持つ光学機能層を形成するものである。
【0067】このような製造方法とした時、光学機能層
はMLAに対してセルフアライメントされて形成される
ため、MLAに多少の寸法変化があったり、MLA形成
時に多少のムラが発生したとしてもMLAと光学機能層
の位置関係を完全に、かつ容易に制御することが可能と
なり、かつ100平方センチメートル以上といった大面
積のマイクロレンズアレイシートであっても当該位置関
係を正確に保つことができるため、所望の光学特性を有
するマイクロレンズアレイシートを効率的に製造するこ
とができる。
【0068】MLAに対して照射するエネルギー線の平
行度およびMLA面内の均斉度は、求めるマイクロレン
ズアレイシートの特性によって種々選択することができ
るが、MLAによって微小単位レンズの配列パターンに
対応したエネルギー線の強度分布パターンを形成せしめ
るためには一般的に、半値全幅でしめして6度以下の平
行度を持ったエネルギー線が用いられる。また均斉度
は、照射面内の任意の9点における照射強度の最大値に
対する最小値でしめして80%以上であることが好まし
く用いられる。
【0069】しかし、この方法は照射する紫外線などの
エネルギー線と実際の使用時の可視光の光路が、MLA
形成物質およびベースフィルム物質の屈折率波長依存性
によって異なってくる場合が多く、これを補正するため
には、露光光に適切な拡散度を与えることや、例えばマ
イクロレンズアレイシート面法線方向から±10度の範
囲を走査して露光する、などの方法も併せて採用するこ
とが好ましい場合もある。
【0070】上記の方法の具体的な方法としては次のよ
うなものが挙げられる。すなわち、MLAと反対の面に
エネルギー線により溶媒に対する溶解度が上昇する感光
性樹脂組成物(以下、ポジ型感光性樹脂ということがあ
る)を塗布し、MLA側から露光し、感光部分のみを溶
解除去して、光学機能層の配列パターンを形成する方法
であり、例えば、外光反射の低減のために光学機能層と
して前記したようなMLAとの位置関係を有する遮光層
を形成するような場合は、位置関係の制御が容易とな
る。
【0071】その場合、すなわち遮光層を形成する場合
の具体的な方法としては、MLAと反対の面に遮光性を
有するポジ型樹脂組成物を塗布し、MLA凸部側から単
位レンズ配列面の法線と平行なエネルギー線を露光して
レンズの集光作用に由来する露光強度分布から目的とす
る領域以外の部分を溶解除去する方法などが遮光性維持
の点で好ましく用いられ、遮光性樹脂組成物層は、それ
自体が遮光性のポジ型感光性樹脂層である1層構成、あ
るいは、少なくとも1層のポジ型感光性樹脂層と、遮光
性の樹脂組成物層の積層構成のいずれであってもよい。
後者の具体的な方法としては、以下のような方法を採用
することができる。
【0072】(1)露光する側から第1層、第2層....
とした時、少なくとも第1層としてポジ型感光性樹脂
層、第2層あるいはそれ以降に遮光性の樹脂組成物層を
設ける方法。
【0073】(2)第1層として遮光性の樹脂組成物
層、第2層以降に少なくとも1層のポジ型感光性樹脂層
を設ける方法。
【0074】上記の内、(2)の方法が現像が容易であ
るという点から好ましく、さらに(2)の方法において
は、遮光性の樹脂組成物が露光されたポジ型感光性樹脂
を溶解除去する現像液に溶解するものであることが、感
光性樹脂層と遮光性樹脂層の現像を同時に行うことがで
き、生産性に優れる点で好ましい。
【0075】MLAを構成するそれぞれの単位レンズに
対応して光学機能層が形成される位置と領域は、凹凸面
形状と構成する物質の屈折率から決定される透過および
反射光の経路と、求めるマイクロレンズアレイシートと
しての透過特性、反射特性等を勘案して設定されるが、
本発明の製造方法のように、MLAの集光作用を利用し
て光学機能層を形成するような場合、安定して光学機能
層の配列パターンを形成するために露光強度分布のコン
トラストを大きくすることが好ましく、この観点から
も、MLAと光学機能層間距離を最適化することが好ま
しい。ここで、MLAと光学機能層間距離とは、単位レ
ンズの凹凸面と光学機能層形成面の最も近接した距離の
ことをいう。
【0076】これは、MLAの凹凸面形状によって露光
強度分布のコントラストが最大になる点、すなわち集光
点が存在し、そこから露光強度分布により光学機能層の
配列パターンを形成するために適切なMLAと光学機能
層間距離の範囲が決定され、その範囲内においては安定
して適切な形状の光学機能層の配列パターン形成が可能
となることを意味する。
【0077】すなわち図4で説明されるように、単位レ
ンズ配列面10の法線と平行に入射する光線17は凹凸
面8において屈折し、集光点18付近で露光強度分布の
コントラストが最大になる。ここで、遮光層を形成する
ために必要な露光強度のコントラストを示す領域32の
範囲内において、安定して適切な形状の遮光層が形成さ
れる。(なお、図4は説明のための図であり、形状や大
きさ、光路等は正確ではない。) 露光強度分布により安定して光学機能層の配列パターン
が形成できるMLAと光学機能層間距離の範囲は、 一般
に凹凸面の最凹部(最も光学機能層に近接する点)から
集光点までの距離(以下、これを単に「集光点距離」と
いう)を1としたとき、同じく凹凸面の最凹部から集光
点距離の0.3から1.7の範囲にあり、さらに同じく
0.6から1.4の範囲であると光学機能層のパターン
エッジの正確さが確保できるようになる。
【0078】MLAと遮光層間距離をMLAの凹凸面形
状に適した範囲に制御するための方法としては、MLA
と遮光層間を平板状透明基板で構成する方法が好ましく
用いられる。この方法であれば、平板状透明基板の厚み
でMLAと遮光層間距離を制御することができ、容易に
凹凸面と遮光層間の距離を正確に、かつ一定に保つこと
ができる。
【0079】本発明における、平板状透明基板とは、少
なくとも可視光に透明な平板状の基材のことをいい、材
質の例としてはガラスや、プラスチックなどが挙げら
れ、取り扱いやすさの面から、プラスチックシートまた
はプラスチックフィルムが好ましく用いられる。
【0080】ここでプラスチックフィルムとしては、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリエーテル、ポリイミド、ポリエーテルイミド、
ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、マレイミド
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、メラミン樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、ノル
ボルネン樹脂などが挙げられる。さらにこれらの共重合
体やブレンド物やさらに架橋したものを用いることもで
きるが、これらのうち透明性などの光学特性と機械強度
のバランスの点からポリエステルフィルム、中でも2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく用
いられる。
【0081】さらに、単位レンズ配列面の凹凸面の最凹
部(最も光学機能層に近接する点)を平板状透明基板表
面に近接させることが、より正確にMLAと光学機能層
間距離を制御できる点から好ましく、具体的には凹凸面
と平板状透明基板のMLAが形成される表面の最も接近
した部分の距離が凹凸面の凹凸深さの1/5以下、さら
には1/10以下であることが好ましい。
【0082】例えば図1に示したマイクロレンズアレイ
シートにおいては、単位レンズの凹凸面8の最凹部9が
平板状透明基板3の表面6に形成され、もう一方の表面
7に形成された光学機能層2すなわち遮光層との距離が
平板状透明基板3の厚みとほぼ等しくなっている。
【0083】本発明のマイクロレンズアレイシートの製
造方法の効果が最も発揮されるのは、MLAの単位レン
ズ配列ピッチが300μm以下の微細なマイクロレンズ
アレイシートであり、かつ集光点距離が300μm以下
であるような、比較的配列ピッチに対して集光点距離が
小さいMLAであり、特に単位レンズ配列ピッチが10
0μm以下で、集光点距離が配列ピッチより小さいマイ
クロレンズアレイシートを安定して製造するのに適して
いる。
【0084】この場合、平板状透明基板は、集光点距離
に近いものが必要となるので該平板状透明基板としては
プラスチックフィルムが好ましく用いられる。
【0085】上述してきたとおり、本発明のマイクロレ
ンズアレイシートの製造方法は、容易に、かつ正確に光
学機能層を形成することを可能とするものであるが、特
にプラスティックフィルムを基材として、一方の面にM
LAを形成し、次いで他方の面にポジ型感光性層を膜状
に形成した後、該レンズ層を通してエネルギー線を照
射、感光部を現像してマイクロレンズアレイシートを得
る工程においてその効果を最大限に発揮することがで
き、このすべての工程を長尺のフィルムのまま各工程を
通していくことができ、従来考えられなかったような生
産性の高さで、高精度なマイクロレンズアレイシートを
得ることが可能となるものである。
【0086】平板状透明基板としてプラスチックフィル
ムを用いる場合、用いる透明基板の厚み、剛性によって
はマイクロレンズアレイシートそのものの剛性が実用
上、不十分となることがある。特に、100μm以下の
プラスチックフィルムを用いた場合、マイクロレンズア
レイシートを支持するために張力をかけて保持しようと
してもマイクロレンズアレイシートが伸びてしまい困難
である。
【0087】そこで本発明で製造されるマイクロレンズ
アレイシートは、実質的にマイクロレンズアレイシート
としての剛性を確保する第2の平板状透明基板と直接ま
たは間接に貼り合わされるものであることも好ましい。
【0088】この場合、第2の平板状透明基板の曲げ剛
性は第1の平板状透明基板と同じかそれ以上であること
が、実用上の剛性を確保できる点で好ましい。
【0089】ここで、曲げ剛性とは、曲げこわさのこと
であり、試験方法はJIS K−7106に準ずるが、
本発明において曲げ剛性を比較する簡便な方法として
は、同じ寸法の試験片を貼り合わせて、試験片端部から
両方の試験片に同じ荷重をかけて剥離していく際に、曲
げ角度の小さい方が曲げ剛性が強いと判定する方法があ
る。
【0090】第2の平板状透明基板とは、第1の平板状
透明基板と同様に少なくとも可視光に透明な平板状の基
材であり、マイクロレンズアレイシートの光学機能層形
成面側、凹凸面側いずれに貼り合わされるものでも良
い。
【0091】例えば、液晶表示装置の観察面側にマイク
ロレンズアレイシートを装着する場合、光学機能層形成
面に貼り合わせる形態としては、表面保護などをかねた
アクリル板やガラス板と貼り合わせる方法や、また、凹
凸面側に貼り合わせる形態としては液晶セルを構成する
ガラス基板を実質的な第2の透明基板として偏光板や接
着剤層や粘着剤層などを有したバッキングフィルムを介
して貼り合わせる方法がある。
【0092】またいずれの場合でも、液晶表示装置の観
察面表面となる面には反射防止処理やハードコート、帯
電防止処理、着色処理など、従来より液晶表示装置の観
察面表面となる面に施されているような各種処理をする
ことも好ましい。
【0093】図5に本発明で製造されるマイクロレンズ
アレイシートの1つの好ましい形状の例を示した。平板
状透明基板3の表面6にMLA1が、もう一方の表面7
に光学機能層2が設けられ、凸部頂部でMLA1と第2
の透明平板状基板であるアクリル板4が接着剤層5を介
して貼り合わせられている。
【0094】また図6は、他の例であり、第2の平板状
透明基板であるアクリル板4が、マイクロレンズアレイ
シートの光学機能層2(この場合は遮光層)側に接着剤
層5を介して貼り合わされている。
【0095】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、これらに限定されるものではない。
【0096】(1)MLAの作成 曲面溝が平行に多数刻印された金型(パターンのピッチ
43μm、溝の深さ19.3μm、刻印部の大きさ30
0mm×500mmの平板状スタンパー)に紫外線硬化樹脂
(硬化後の屈折率1.49)を充填し、さらにこの上に
平板状透明基板として厚み25μmの易接着化処理され
た透明ポリエステルフィルム“ルミラー”(東レ株式会
社製、幅500mm)を重ね合わせたのち、その上から金
型の稜線部がポリエステルフィルムに接するようにポリ
エステルフィルム上からゴムローラーで過剰の紫外線硬
化樹脂をしごき出し、フィルムを金型に密着させた。
【0097】次いで“ルミラー”側から高圧水銀灯によ
って紫外線を照射して仮硬化させた後金型より剥離し、
再度MLA側から紫外線を照射して十分に硬化させて1
次元MLAが形成された透明基板を得た。これらのML
Aの凹凸面形状は、図1に示した形状で、マイクロレン
ズアレイシートの法線方向から入射する光線が一つの直
線に集光するように6次式で表される断面を持つ非円柱
側面の一部分を一方向に配列した1次元MLAであり、
金型の刻印面全面にわたって均一なMLAが形成され
た。
【0098】なお、このMLAを構成する単位レンズの
集光点距離は、平板状透明基板が十分に厚いと仮定した
ときにおいて29μmである。
【0099】(2)マイクロレンズアレイシートの作成 (1)で得られた平板状透明基板/MLAのMLAが形
成されている反対の面に、アクリル酸共重合アクリル樹
脂溶液にカーボンブラックを樹脂固形分に対して30重
量%の割合で分散した黒色塗剤をリバースコーターを用
いて乾燥後のOD値が2.0になるように塗布し、乾燥
した後、さらにこの上に透明のポジ型レジストSRC−
100(シプレイ・ファーイースト製)をリバースコー
ターを用いて乾燥後の膜厚が1.5μmになるように塗
布し、乾燥して、非感光性黒色塗剤/ポジ型感光性樹脂
を積層した。次にMLA側からMLAの単位レンズ配列
面の法線方向から、半値全幅で6度の平行度を持つ紫外
線を照射してポジ型レジストを感光せしめ、感光部分を
テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド2.5%
水溶液によってレジストの感光部分およびレジストが開
口することによって露出した黒色塗材層を溶解除去する
ことによって、MLAの凹凸面の凸部頂部がストライプ
状に開口した帯状の遮光部を持つ光学機能層が形成され
たマイクロレンズアレイシートが得られた。
【0100】(3)評価 形成された遮光層の開口状態をマイクロレンズアレイシ
ートの幅長さ方向にそれぞれ4点ずつ計16点をサンプ
リングして光学顕微鏡によって観察したところ、いずれ
の点においても配列周期は完全に単位レンズ配列周期と
一致し、かつ帯状の遮光層の中心線はマイクロレンズア
レイシート面内方向において完全にMLAの最凹部と一
致しており、その幅は設計値である31μmに対して、
29.7μmから31.5μmの範囲にあり、十分均一
といえる状態に形成されていた。MLA側からの入射光
の透過特性を、半値全幅2度の光束をMLA側のマイク
ロレンズアレイシート法線方向から入射し、遮光層形成
面側から種々の角度で輝度を測定したところ、その輝度
および拡散特性に遮光帯形成前後で有意な差は見られな
かった。
【0101】また、外光の反射状態を評価するために、
マイクロレンズアレイシートのMLA形成面をガラス板
側にして表面が黒色に着色されたガラス板上に置き、室
内照明下で種々の方向から目視で観察したところ、遮光
層形成前はほとんどいずれの方向からも再帰反射によっ
てマイクロレンズアレイシートが白く観察されたのに対
し、遮光層形成後はマイクロレンズアレイシートの遮光
層形成面表面の鏡面反射以外の反射は観察できなかっ
た。
【0102】上記これらの特性から、このマイクロレン
ズアレイシートは、シート全面にわたって均一で、かつ
正確な位置に遮光層が形成されているものと判断でき
る。
【0103】
【発明の効果】本発明の製造方法によって、MLAと光
学機能層の位置関係を容易に制御することが可能とな
り、かつ100平方センチメートル以上といった大面積
のマイクロレンズアレイシートであっても当該位置関係
を正確に保つことができるため、所望の光学特性を有す
るマイクロレンズアレイシートを効率的に製造すること
ができる。
【0104】この結果、例えば液晶セルの観察面側に、
マイクロレンズアレイシートを装着することによって、
良好な画像、表示品位を保持したまま、液晶ディスプレ
イの視野角が狭いという欠点を解消できるマイクロレン
ズアレイシートを工業的に、効率よく製造することがで
きる。
【0105】かかるマイクロレンズアレイシートを装着
した液晶表示装置によれば、広い範囲の観察方向におい
て、良好な表示品位が得られ、表示を複数人で観察する
場合や、観察角度が制限されている場合などにおいて
も、全く不都合なく表示を観察することができ、また、
CRT方式などの他の表示方式に対しても全く遜色のな
い表示品位が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法で製造されたマイクロレン
ズアレイシート(MLA)の一部分を拡大した模式図で
ある。
【図2】 MLAの一例の一部分を拡大した説明図であ
る。
【図3】 MLAの他の一例の一部分を拡大した説明図
である。
【図4】 MLAのさらに他の一例の一部分を拡大した
説明図である。
【図5】 本発明の製造方法で製造された他のマイクロ
レンズアレイシートの一部分を拡大した図である。
【図6】 本発明の製造方法で製造されたさらに他のマ
イクロレンズアレイシートの一部分を拡大した図であ
る。
【符号の説明】
1: MLA 2: 光学機能層 3: 平板状透明基板 4: 第2の平板状透明基板 5: 接着剤層 6: 透明基板の表面 7: 透明基板のもう一方の表面 8: 凹凸面 9: 最凹部 10: 単位レンズ配列面 11: 単位レンズ配列面の法線 12: 凹凸面の法線 13: 凹凸面状の点 14: 凹凸面状の点 15: 屈折角が20度になる光線 16: 屈折角が20度になる光線 17: 単位レンズ配列面の法線と平行な光線 18: 焦点 20: 単位レンズ配列面の法線と凹凸面の法線のなす
角 21: 屈折角 30: 凹凸面の臨界反射角を超える領域 31: 屈折角が20度以上の光線が通過する領域 32: 遮光層を形成するために必要な露光強度のコン
トラストを示す領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微小単位レンズ配列体として機能するレン
    ズ層と該微小単位レンズの配列パターンに対応したパタ
    ーンを持ち個々の微小単位レンズと相補的な機能を持つ
    光学機能層を有するマイクロレンズアレイシートの製造
    方法であって、マイクロレンズアレイシートの少なくと
    も一方の面を実質的に平面とし、該平面上に感光性層を
    膜状に形成した後、該レンズ層を通してエネルギー線を
    照射することによって、該微小単位レンズの配列パター
    ンに対応したパターンに該感光性層を感光せしめた後、
    現像して該光学機能層を形成することを特徴とするマイ
    クロレンズアレイシートの製造方法。
  2. 【請求項2】該感光性層が、ポジ型である請求項1記載
    のマイクロレンズアレイシートの製造方法。
  3. 【請求項3】該マイクロレンズアレイシートが、可撓性
    を有するものである請求項1または2記載のマイクロレ
    ンズアレイシートの製造方法。
  4. 【請求項4】該レンズ層が、第1物質層と該第1物質層
    より屈折率の小さい第2物質層の界面を凹凸面とするこ
    とによって、光学的に凸形状の微小単位レンズが配列し
    て形成されたものである請求項1〜3のいずれかに記載
    のマイクロレンズアレイシートの製造方法。
  5. 【請求項5】該光学機能層が、マイクロレンズアレイシ
    ートの面内方向において、少なくとも微小単位レンズの
    凸部頂部に相当する部分が開口した遮光層である請求項
    4記載のマイクロレンズアレイシートの製造方法。
  6. 【請求項6】該マイクロレンズアレイシートが、平板状
    透明基材の片方の面にレンズ層を形成し、他方の面に光
    学機能層を形成するものである請求項1〜5のいずれか
    に記載のマイクロレンズアレイシートの製造方法。
  7. 【請求項7】該平板状透明基板が、プラスチックフィル
    ムてある請求項6記載のマイクロレンズアレイシートの
    製造方法。
  8. 【請求項8】該レンズ層が、該平板状透明基板上に形成
    され、該レンズ層は、第1物質層と該第1物質層より屈
    折率の小さい第2物質層の界面を凹凸面とすることによ
    って、光学的に凸形状の微小単位レンズが配列されたも
    のであり、該凹凸面と平板状透明基板のレンズ層が形成
    される表面の最も接近した部分の距離が、該凹凸面の凹
    凸深さの1/5以下に制御する請求項6または7記載の
    マイクロレンズアレイシートの製造方法。
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