JPH1038802A - 潤滑油劣化度測定装置およびその試料 - Google Patents
潤滑油劣化度測定装置およびその試料Info
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- JPH1038802A JPH1038802A JP20920296A JP20920296A JPH1038802A JP H1038802 A JPH1038802 A JP H1038802A JP 20920296 A JP20920296 A JP 20920296A JP 20920296 A JP20920296 A JP 20920296A JP H1038802 A JPH1038802 A JP H1038802A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】試料の一部に設けられた濾紙に潤滑油を浸透さ
せ、その濾紙を透過もしくは反射する光を測定すること
で、潤滑油中の金属等の不純物が沈殿することなく、少
量の抽出量でありながら正確に劣化度を光学的に測定す
ることができる潤滑油劣化度測定装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】潤滑油の劣化度を光学的に測定する潤滑油
劣化度測定装置であって、試料15の一部に設けられた
濾紙24に潤滑油を浸透させ、その濾紙24を透過もし
くは反射する光を測定する測定手段18と、光の測定値
を出力する出力手段19とを備えたことを特徴とする。
せ、その濾紙を透過もしくは反射する光を測定すること
で、潤滑油中の金属等の不純物が沈殿することなく、少
量の抽出量でありながら正確に劣化度を光学的に測定す
ることができる潤滑油劣化度測定装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】潤滑油の劣化度を光学的に測定する潤滑油
劣化度測定装置であって、試料15の一部に設けられた
濾紙24に潤滑油を浸透させ、その濾紙24を透過もし
くは反射する光を測定する測定手段18と、光の測定値
を出力する出力手段19とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等のエン
ジンオイルのような潤滑油(オイル)の劣化度を光学的
に測定する潤滑油劣化度測定装置およびその試料に関す
る。
ジンオイルのような潤滑油(オイル)の劣化度を光学的
に測定する潤滑油劣化度測定装置およびその試料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に上述例の車両用の潤滑油(エンジ
ンオイルなど)はシリンダとピストンリングとの摺動摩
耗による金属粉の混入や燃焼酸化(高温酸化)による劣
化に起因して、次第に分解されて低分子化されると共
に、煤としての炭素粒子混入酸化物による着色度合が増
加する傾向にあり、例えば図8に特性図で示すように走
行距離(使用時間)が長くなるのに従ってその透過度が
次第に低下する。つまり、透過光量が次第に減少すると
共に、白色担持体に染み込ませた表面反射光量が次第に
減少する。従来このような潤滑油の劣化度(透過度、吸
光度)を検出する手段としては次の2つの手段がある。
ンオイルなど)はシリンダとピストンリングとの摺動摩
耗による金属粉の混入や燃焼酸化(高温酸化)による劣
化に起因して、次第に分解されて低分子化されると共
に、煤としての炭素粒子混入酸化物による着色度合が増
加する傾向にあり、例えば図8に特性図で示すように走
行距離(使用時間)が長くなるのに従ってその透過度が
次第に低下する。つまり、透過光量が次第に減少すると
共に、白色担持体に染み込ませた表面反射光量が次第に
減少する。従来このような潤滑油の劣化度(透過度、吸
光度)を検出する手段としては次の2つの手段がある。
【0003】すなわち、第一の従来手段は潤滑油を抽出
して試験管などの測定装置の凹状の溝部に入れて、この
溝部を隔てた対向位置に配設されてなる発光手段および
受光手段を用いてその潤滑油の透過光(もしくは吸収
光)を測定して潤滑油の劣化度を測定するものである。
第二の従来手段は潤滑油をプレパラート等のガラス板上
に載せて、光学的にその潤滑油の透過光(もしくは吸収
光)を測定して潤滑油の劣化度を測定するものである。
して試験管などの測定装置の凹状の溝部に入れて、この
溝部を隔てた対向位置に配設されてなる発光手段および
受光手段を用いてその潤滑油の透過光(もしくは吸収
光)を測定して潤滑油の劣化度を測定するものである。
第二の従来手段は潤滑油をプレパラート等のガラス板上
に載せて、光学的にその潤滑油の透過光(もしくは吸収
光)を測定して潤滑油の劣化度を測定するものである。
【0004】しかし、前者の第一の従来手段にあっては
潤滑油を凹状の溝部に入れるため、この溝の内底部に本
来、劣化度のパラメータとして検出されるべき鉄粉など
の不純物が沈殿し、この沈殿部位よりも上部における溝
部内の潤滑油が測定されることになるから、正確に劣化
度を測定することが困難なうえ、多量の潤滑油を抽出し
なければならない難点があり、加えて測定終了後におい
て上記溝部の潤滑油を拭き取る操作が煩雑となる問題点
があった。
潤滑油を凹状の溝部に入れるため、この溝の内底部に本
来、劣化度のパラメータとして検出されるべき鉄粉など
の不純物が沈殿し、この沈殿部位よりも上部における溝
部内の潤滑油が測定されることになるから、正確に劣化
度を測定することが困難なうえ、多量の潤滑油を抽出し
なければならない難点があり、加えて測定終了後におい
て上記溝部の潤滑油を拭き取る操作が煩雑となる問題点
があった。
【0005】また後者の第二の従来手段にあっては、少
量の潤滑油の抽出にて測定を行なうことができる利点が
ある反面、プレパラート等のガラス板上の潤滑油が流動
して、測定値が集束しないため、測定に時間がかかると
共に、測定誤差が大となる問題点があり、加えて、測定
終了後の潤滑油の拭き取り操作が面倒となる問題点があ
った。
量の潤滑油の抽出にて測定を行なうことができる利点が
ある反面、プレパラート等のガラス板上の潤滑油が流動
して、測定値が集束しないため、測定に時間がかかると
共に、測定誤差が大となる問題点があり、加えて、測定
終了後の潤滑油の拭き取り操作が面倒となる問題点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、試料(潤滑油担持用セル)の一部に設けら
れた濾紙に潤滑油を浸透(含浸)させ、その濾紙を透過
もしくは反射する光(透過光の光量、反射光の強度変
化)を測定することで、潤滑油中の金属等の不純物が沈
殿することなく少量の抽出量でありながら正確に劣化度
を光学的に測定することができる潤滑油劣化度測定装置
の提供を目的とする。
載の発明は、試料(潤滑油担持用セル)の一部に設けら
れた濾紙に潤滑油を浸透(含浸)させ、その濾紙を透過
もしくは反射する光(透過光の光量、反射光の強度変
化)を測定することで、潤滑油中の金属等の不純物が沈
殿することなく少量の抽出量でありながら正確に劣化度
を光学的に測定することができる潤滑油劣化度測定装置
の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、窓部を形成し、この
窓部の試料に浸透させた潤滑油の劣化度を測定するよう
に成すことで、全体が濾紙であるような試料を測定する
構成と対比して、潤滑油が浸透してない部分を測定する
ことがなく、より一層確実かつ正確に劣化度を光学的に
検出することができる潤滑油劣化度測定装置の提供を目
的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、窓部を形成し、この
窓部の試料に浸透させた潤滑油の劣化度を測定するよう
に成すことで、全体が濾紙であるような試料を測定する
構成と対比して、潤滑油が浸透してない部分を測定する
ことがなく、より一層確実かつ正確に劣化度を光学的に
検出することができる潤滑油劣化度測定装置の提供を目
的とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の窓部を円形に
設定することで、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を正
確に測定することができ、また角部を有さないので角部
に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が行渡らない
等の懸念がなく、測定ミスを回避することができる潤滑
油劣化度測定装置の提供を目的とする。
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の窓部を円形に
設定することで、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を正
確に測定することができ、また角部を有さないので角部
に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が行渡らない
等の懸念がなく、測定ミスを回避することができる潤滑
油劣化度測定装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、測定
開始時点から一定時間経過後の測定値を出力すること
で、潤滑油が濾紙に対して確実に浸透し、より一層正確
な測定結果を得ることができる潤滑油劣化度測定装置の
提供を目的とする。
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、測定
開始時点から一定時間経過後の測定値を出力すること
で、潤滑油が濾紙に対して確実に浸透し、より一層正確
な測定結果を得ることができる潤滑油劣化度測定装置の
提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、潤滑油
中の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿することなく
少量の抽出量にて劣化度の光学的測定に供することがで
きる試料の提供を目的とする。
中の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿することなく
少量の抽出量にて劣化度の光学的測定に供することがで
きる試料の提供を目的とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、潤滑油の劣化度を光学的に測定する潤滑油
劣化度測定装置であって、試料の一部に設けられた濾紙
に潤滑油を浸透させ、その濾紙を透過もしくは反射する
光を測定する測定手段と、光の測定値を出力する出力手
段とを備えた潤滑油劣化度測定装置であることを特徴と
する。
載の発明は、潤滑油の劣化度を光学的に測定する潤滑油
劣化度測定装置であって、試料の一部に設けられた濾紙
に潤滑油を浸透させ、その濾紙を透過もしくは反射する
光を測定する測定手段と、光の測定値を出力する出力手
段とを備えた潤滑油劣化度測定装置であることを特徴と
する。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、照射光束よりも小さ
い窓部に試料を配設し、上記試料に浸透させた潤滑油の
劣化度を測定する潤滑油劣化度測定装置であることを特
徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、照射光束よりも小さ
い窓部に試料を配設し、上記試料に浸透させた潤滑油の
劣化度を測定する潤滑油劣化度測定装置であることを特
徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記窓部を円形に設
定した潤滑油劣化度測定装置であることを特徴とする。
求項2記載の発明の構成と併せて、上記窓部を円形に設
定した潤滑油劣化度測定装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、測定
開始時点から一定時間経過後の測定値を出力する潤滑油
劣化度測定装置であることを特徴とする。
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、測定
開始時点から一定時間経過後の測定値を出力する潤滑油
劣化度測定装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の潤滑油劣化度測定装置に用
いられる試料であって、潤滑油を浸透させる濾紙が一部
に設けられた試料であることを特徴とする。
求項1,2もしくは3記載の潤滑油劣化度測定装置に用
いられる試料であって、潤滑油を浸透させる濾紙が一部
に設けられた試料であることを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、試料の一部に設けられた濾紙に潤滑油を浸透
させると、上述の測定手段はその濾紙を透過もしくは反
射する光を測定し、上述の出力手段は測定手段で測定さ
れた光の測定値を出力する。このように、試料の一部に
設けられた濾紙に潤滑油(エンジンオイルなど)を浸透
させ、その濾紙を透過もしくは反射する光を測定するの
で、潤滑油中の金属等の不純物が沈殿することなく、少
量の抽出量でありなから正確に劣化度を測定することが
できる効果がある。
によれば、試料の一部に設けられた濾紙に潤滑油を浸透
させると、上述の測定手段はその濾紙を透過もしくは反
射する光を測定し、上述の出力手段は測定手段で測定さ
れた光の測定値を出力する。このように、試料の一部に
設けられた濾紙に潤滑油(エンジンオイルなど)を浸透
させ、その濾紙を透過もしくは反射する光を測定するの
で、潤滑油中の金属等の不純物が沈殿することなく、少
量の抽出量でありなから正確に劣化度を測定することが
できる効果がある。
【0017】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、照射光束より
も小さい窓部に試料を配設し、この試料に浸透させた潤
滑油の劣化度を測定するので、全体を濾紙で形成した構
造と比較して、潤滑油が浸透していない部分を測定する
ことがなく、より一層確実にかつ正確に劣化度を検出す
ることができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、照射光束より
も小さい窓部に試料を配設し、この試料に浸透させた潤
滑油の劣化度を測定するので、全体を濾紙で形成した構
造と比較して、潤滑油が浸透していない部分を測定する
ことがなく、より一層確実にかつ正確に劣化度を検出す
ることができる効果がある。
【0018】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の窓部を
円形と成したので、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を
正確に測定することができ、また窓部は角部を有さない
ので、角部に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が
行渡らない等の懸念がなく、測定ミスを回避することが
できる効果がある。
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の窓部を
円形と成したので、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を
正確に測定することができ、また窓部は角部を有さない
ので、角部に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が
行渡らない等の懸念がなく、測定ミスを回避することが
できる効果がある。
【0019】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、測定開始時点から一定時間経過後の測定値を出力す
るので、潤滑油が濾紙に対して確実に浸透し、より一層
正確な測定結果を得ることができる効果がある。
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、測定開始時点から一定時間経過後の測定値を出力す
るので、潤滑油が濾紙に対して確実に浸透し、より一層
正確な測定結果を得ることができる効果がある。
【0020】この発明の請求項5記載の発明によれば、
潤滑油を浸透させる濾紙が一部に設けられているので、
潤滑油中の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿するこ
となく、少量の抽出量にて劣化度測定に供することがで
きる効果がある。
潤滑油を浸透させる濾紙が一部に設けられているので、
潤滑油中の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿するこ
となく、少量の抽出量にて劣化度測定に供することがで
きる効果がある。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は潤滑油劣化度測定装置(オイル劣化度
計)およびその試料を示し、図1、図2において、この
潤滑油劣化度測定装置11は、ボックス形状に構成され
た装置本体12にデジタル表示器13と、ON、OFF
スイッチを兼用するレベル調整器14と、試料15を挿
入する挿入口16とを備えている。
述する。図面は潤滑油劣化度測定装置(オイル劣化度
計)およびその試料を示し、図1、図2において、この
潤滑油劣化度測定装置11は、ボックス形状に構成され
た装置本体12にデジタル表示器13と、ON、OFF
スイッチを兼用するレベル調整器14と、試料15を挿
入する挿入口16とを備えている。
【0022】上述の挿入口16の内部において離間対向
位置には発光手段として波長780nm〜1.5μmの
近赤外線を発光する近赤外発光ダイオード17と、受光
手段として受光波長域が広い試料15(試験片)を挿入
するように構成している。ここで、上述のシリコンホト
ダイオード18は光量を検出測定する測定手段であっ
て、このシリコンホトダイオード18の出力段には増幅
器19を介して前述のデジタル表示器13を接続してい
る。
位置には発光手段として波長780nm〜1.5μmの
近赤外線を発光する近赤外発光ダイオード17と、受光
手段として受光波長域が広い試料15(試験片)を挿入
するように構成している。ここで、上述のシリコンホト
ダイオード18は光量を検出測定する測定手段であっ
て、このシリコンホトダイオード18の出力段には増幅
器19を介して前述のデジタル表示器13を接続してい
る。
【0023】また増幅器19の出力ライン20と入力ラ
イン21との間に上述の可変抵抗構成のレベル調整器1
4を電気接続している。一方、上述の試料15は図2、
図3に示す如く構成している。すなわち、一端に光の透
過する円形の窓部22が突設された厚紙製もしくはプラ
スチックシート製の台紙23と、上述の窓部22に対応
配置される潤滑油担持用の濾紙24と、この濾紙24を
台紙23に固定すると共に、潤滑油の染み出しを保護す
る透明フィルム25とを備え、図3に示す3つの要素2
3,24,25を図2に示す如く一体化したものであ
る。
イン21との間に上述の可変抵抗構成のレベル調整器1
4を電気接続している。一方、上述の試料15は図2、
図3に示す如く構成している。すなわち、一端に光の透
過する円形の窓部22が突設された厚紙製もしくはプラ
スチックシート製の台紙23と、上述の窓部22に対応
配置される潤滑油担持用の濾紙24と、この濾紙24を
台紙23に固定すると共に、潤滑油の染み出しを保護す
る透明フィルム25とを備え、図3に示す3つの要素2
3,24,25を図2に示す如く一体化したものであ
る。
【0024】ここで、上述の円形の窓部22の大きさ
は、確実な測定を達成する目的で、近赤外発光ダイオー
ド17から発光照射される照射光束よりも小さく設定し
ている。また上述の濾紙24としては多孔性高分子材料
としてのセルロース濾紙やクロマトグラフ用濾紙などの
多孔性シートを用いることができる。
は、確実な測定を達成する目的で、近赤外発光ダイオー
ド17から発光照射される照射光束よりも小さく設定し
ている。また上述の濾紙24としては多孔性高分子材料
としてのセルロース濾紙やクロマトグラフ用濾紙などの
多孔性シートを用いることができる。
【0025】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。まず、図1に示す潤滑油劣化
度測定装置11を電源に接続し、次に新しい試料を挿入
口16に挿入し、この時のデジタル表示器13の表示値
が「100」を示すようにレベル調整器14のツマミを
回わして調整する。
て、以下作用を説明する。まず、図1に示す潤滑油劣化
度測定装置11を電源に接続し、次に新しい試料を挿入
口16に挿入し、この時のデジタル表示器13の表示値
が「100」を示すようにレベル調整器14のツマミを
回わして調整する。
【0026】次に劣化度を測定すべき潤滑油たとえばエ
ンジンオイルを試料15の円形の窓部22から濾紙24
に滴下担持させて染み込ませる。一定時間としての約3
0秒経過後にティシュペーパー等で窓部22に対応する
濾紙24を抑えて、余剰油を取り去った後に、この試料
15を上述の潤滑油劣化度測定装置11の挿入口16に
挿入して、透過光量の検出測定を実施する。
ンジンオイルを試料15の円形の窓部22から濾紙24
に滴下担持させて染み込ませる。一定時間としての約3
0秒経過後にティシュペーパー等で窓部22に対応する
濾紙24を抑えて、余剰油を取り去った後に、この試料
15を上述の潤滑油劣化度測定装置11の挿入口16に
挿入して、透過光量の検出測定を実施する。
【0027】つまり、近赤外発光ダイオード17を発光
駆動し、この照射光束よりも小さい窓部22から透過す
る光量をシリコンホトダイオード18で受光する。この
シリコンホトダイオード18に入光した入射光エネルギ
は同ダイオード18で電気エネルギに変換され、かつ、
この電気エネルギは出力手段としての増幅器19で増幅
された後に、表示器13によりデジタル的に可視表示さ
れる。
駆動し、この照射光束よりも小さい窓部22から透過す
る光量をシリコンホトダイオード18で受光する。この
シリコンホトダイオード18に入光した入射光エネルギ
は同ダイオード18で電気エネルギに変換され、かつ、
この電気エネルギは出力手段としての増幅器19で増幅
された後に、表示器13によりデジタル的に可視表示さ
れる。
【0028】以上要するに、試料15の一部に設けられ
た濾紙24に潤滑油を浸透させると、上述のシリコンホ
トダイオード18はその濾紙24を透過する光を光学的
に測定し、上述の増幅器19はシリコンホトダイオード
18で測定された光の測定値を電気信号として出力す
る。このように、試料15の一部に設けられた濾紙24
に潤滑油(エンジンオイルなど)を浸透させ、その濾紙
24を透過する光を測定するので、潤滑油中の金属等の
不純物が沈殿することなく、少量の抽出量でありなから
正確に劣化度を測定することができる効果がある。
た濾紙24に潤滑油を浸透させると、上述のシリコンホ
トダイオード18はその濾紙24を透過する光を光学的
に測定し、上述の増幅器19はシリコンホトダイオード
18で測定された光の測定値を電気信号として出力す
る。このように、試料15の一部に設けられた濾紙24
に潤滑油(エンジンオイルなど)を浸透させ、その濾紙
24を透過する光を測定するので、潤滑油中の金属等の
不純物が沈殿することなく、少量の抽出量でありなから
正確に劣化度を測定することができる効果がある。
【0029】また、照射光束よりも小さい窓部22に濾
紙24を配設し、この濾紙24に浸透させた潤滑油の劣
化度を測定するので、全体を濾紙で形成した構造と比較
して、潤滑油が浸透していない部分を測定することがな
く、より一層確実にかつ正確に劣化度を検出することが
できる効果がある。
紙24を配設し、この濾紙24に浸透させた潤滑油の劣
化度を測定するので、全体を濾紙で形成した構造と比較
して、潤滑油が浸透していない部分を測定することがな
く、より一層確実にかつ正確に劣化度を検出することが
できる効果がある。
【0030】さらに、上述の窓部22を円形と成したの
で、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を正確に測定する
ことができ、また窓部22は角部を有さないので、角部
に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が行渡らない
等の懸念がなく、測定ミスを回避することができる効果
がある。
で、円形状に浸透した潤滑油の劣化度を正確に測定する
ことができ、また窓部22は角部を有さないので、角部
に潤滑油が溜まったり或は角部まで潤滑油が行渡らない
等の懸念がなく、測定ミスを回避することができる効果
がある。
【0031】加えて、測定開始時点から一定時間(例え
ば約30秒)経過後の測定値を出力するので、潤滑油が
濾紙24に対して確実に浸透し、より一層正確な測定結
果を得ることができる効果がある。
ば約30秒)経過後の測定値を出力するので、潤滑油が
濾紙24に対して確実に浸透し、より一層正確な測定結
果を得ることができる効果がある。
【0032】しかも、上述の試料15は、潤滑油を浸透
させる濾紙24が一部に設けられているので、潤滑油中
の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿することなく、
少量の抽出量にて劣化度測定に供することができる効果
がある。なお、実施例で示したように濾紙24としてク
ロマトグラフ用濾紙を用いた場合には安定した測定結果
が得られる。
させる濾紙24が一部に設けられているので、潤滑油中
の鉄粉、金属粉などの不純物が何等沈殿することなく、
少量の抽出量にて劣化度測定に供することができる効果
がある。なお、実施例で示したように濾紙24としてク
ロマトグラフ用濾紙を用いた場合には安定した測定結果
が得られる。
【0033】図4は試料15の他の実施例を示し、先の
図3に示す実施例においては3つの要素23,24,2
5を一体化して図2に示す如く成したが、この図4に示
す実施例にあっては厚紙製もしくは樹脂シート製の台紙
23に前述同様の円形の窓部22を形成して、この窓部
22に同形状の濾紙24を配設したものである。このよ
うに構成しても先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏
するので、図4において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
図3に示す実施例においては3つの要素23,24,2
5を一体化して図2に示す如く成したが、この図4に示
す実施例にあっては厚紙製もしくは樹脂シート製の台紙
23に前述同様の円形の窓部22を形成して、この窓部
22に同形状の濾紙24を配設したものである。このよ
うに構成しても先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏
するので、図4において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
【0034】図5は潤滑油劣化度測定装置11の他の実
施例を示し、先の図2に示す実施例においては透過型の
測定装置を示し、劣化度として透過度を測定するように
構成したが、この図5に示す実施例にあっては反射型の
測定装置を示し、劣化度として吸光度を測定するように
構成している。
施例を示し、先の図2に示す実施例においては透過型の
測定装置を示し、劣化度として透過度を測定するように
構成したが、この図5に示す実施例にあっては反射型の
測定装置を示し、劣化度として吸光度を測定するように
構成している。
【0035】すなわち光の通路26.27が形成された
ハウジング28を設け、このハウジング28において発
光側の通路26の基端部に上述の近赤外発光ダイオード
17を配置し、同通路26の中間部に凸レンズ29を配
設する一方、受光側の通路27の端部には前述のシリコ
ンホトダイオード18を配置し、発光ダイオード17か
ら発光される波長780nm〜1.5μmまでの範囲の
近赤外線を上述の凸レンズ29にて集光し、この光を濾
紙24に照射した後に、濾紙24から反射される反射光
をシリコンホトダイオード18で受光し、このシリコン
ホトダイオード18により光電変換された電気信号を増
幅器19で増幅し、この測定結果を表示器13にてデジ
タル的に可視表示すべく構成したものである。
ハウジング28を設け、このハウジング28において発
光側の通路26の基端部に上述の近赤外発光ダイオード
17を配置し、同通路26の中間部に凸レンズ29を配
設する一方、受光側の通路27の端部には前述のシリコ
ンホトダイオード18を配置し、発光ダイオード17か
ら発光される波長780nm〜1.5μmまでの範囲の
近赤外線を上述の凸レンズ29にて集光し、この光を濾
紙24に照射した後に、濾紙24から反射される反射光
をシリコンホトダイオード18で受光し、このシリコン
ホトダイオード18により光電変換された電気信号を増
幅器19で増幅し、この測定結果を表示器13にてデジ
タル的に可視表示すべく構成したものである。
【0036】このように構成した場合には、潤滑油の劣
化度に対応して反射光の強度が低下するので、これによ
り劣化度を測定することができる。なお、この実施例に
おいてもその他の点については、先の実施例とほぼ同様
の作用、効果を奏するので、図5において前図と同一の
部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
化度に対応して反射光の強度が低下するので、これによ
り劣化度を測定することができる。なお、この実施例に
おいてもその他の点については、先の実施例とほぼ同様
の作用、効果を奏するので、図5において前図と同一の
部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0037】図6は本発明の裏付けとなる吸光特性の実
測データを示し、横軸に波長をとり、縦軸に吸光度をと
って、通常の新油としてのサンプル1(図6の曲線a参
照)、改質添加剤入りの新油としてのサンプル2(図6
の曲線b参照)、劣化成分が含まれている汚染油として
のサンプル3(図6の曲線c参照)のそれぞれの測定結
果を示す。
測データを示し、横軸に波長をとり、縦軸に吸光度をと
って、通常の新油としてのサンプル1(図6の曲線a参
照)、改質添加剤入りの新油としてのサンプル2(図6
の曲線b参照)、劣化成分が含まれている汚染油として
のサンプル3(図6の曲線c参照)のそれぞれの測定結
果を示す。
【0038】図6の測定結果から波長が800〜100
0nmの近赤外線領域においては、特性が平坦となり透
明度も比較的高いので、この範囲(波長800〜100
0nm)での吸光度測定が有効かつ最適であることが立
証される。上記実施例において発光ダイオード17とし
て近赤外発光ダイオードを用いたのは上記範囲での安定
した測定を実行するためである。なお可視光領域を含む
波長450nm〜780nmの領域では新油と汚染油と
の区別がつきにくいことも図6から明らかとなった。
0nmの近赤外線領域においては、特性が平坦となり透
明度も比較的高いので、この範囲(波長800〜100
0nm)での吸光度測定が有効かつ最適であることが立
証される。上記実施例において発光ダイオード17とし
て近赤外発光ダイオードを用いたのは上記範囲での安定
した測定を実行するためである。なお可視光領域を含む
波長450nm〜780nmの領域では新油と汚染油と
の区別がつきにくいことも図6から明らかとなった。
【0039】図7は濾紙24として多孔性高分子材料を
用いて吸光度を実測した結果を示し、同図の特性dはク
ロマトグラフ用濾紙(TOYO #514A)を用いた
場合の特性を示し、同図の特性eはクロマトグラフ用濾
紙(TOYO #526)を用いた場合の特性を示す。
この特性図は横軸に汚染度をとり、縦軸に吸光度をとっ
て、清浄な新油対する廃油の割合を1:5(ポイントd
1,e1参照)、3:3(ポイントd2,e2参照)、
5:1(ポイントd3,e3参照)と増加するように混
合調製した場合の検量線である。
用いて吸光度を実測した結果を示し、同図の特性dはク
ロマトグラフ用濾紙(TOYO #514A)を用いた
場合の特性を示し、同図の特性eはクロマトグラフ用濾
紙(TOYO #526)を用いた場合の特性を示す。
この特性図は横軸に汚染度をとり、縦軸に吸光度をとっ
て、清浄な新油対する廃油の割合を1:5(ポイントd
1,e1参照)、3:3(ポイントd2,e2参照)、
5:1(ポイントd3,e3参照)と増加するように混
合調製した場合の検量線である。
【0040】また新油の透過光量をT0 =100%と
し、それぞれの試料での透過光量をTS として、次式に
より吸光度を演算した値を廃油の割合に対してプロット
した特性図である。 吸光度=Log(T0 /TS ) 上述のクロマトグラフ用濾紙(TOYO #514A)
の厚みは0.32mm、クロマトグラフ用濾紙(TOYO
#526)の厚みは0,7mmであって、検量線として
の特性d,eの傾きの差は濾紙の厚みの差に略比例する
ものと推考され、潤滑油劣化度測定装置の試料担持体と
しては、この濾紙が有効であることが確認された。
し、それぞれの試料での透過光量をTS として、次式に
より吸光度を演算した値を廃油の割合に対してプロット
した特性図である。 吸光度=Log(T0 /TS ) 上述のクロマトグラフ用濾紙(TOYO #514A)
の厚みは0.32mm、クロマトグラフ用濾紙(TOYO
#526)の厚みは0,7mmであって、検量線として
の特性d,eの傾きの差は濾紙の厚みの差に略比例する
ものと推考され、潤滑油劣化度測定装置の試料担持体と
しては、この濾紙が有効であることが確認された。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の測定手段は、実施例のシリコンホ
トダイオード18に対応し、以下同様に、出力手段は、
増幅器19に対応し、一定時間は、約30sec に対応
し、濾紙は、セルロース濾紙やクロマトグラフ用濾紙に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
において、この発明の測定手段は、実施例のシリコンホ
トダイオード18に対応し、以下同様に、出力手段は、
増幅器19に対応し、一定時間は、約30sec に対応
し、濾紙は、セルロース濾紙やクロマトグラフ用濾紙に
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【図1】 本発明の潤滑油劣化度測定装置を示す外観斜
視図。
視図。
【図2】 本発明の潤滑油劣化度測定装置の系統図。
【図3】 試料の分解斜視図。
【図4】 試料の他の実施例を示す斜視図。
【図5】 本発明の潤滑油劣化度測定装置の他の実施例
を示す系統図。
を示す系統図。
【図6】 波長に対する吸光度の特性を示す説明図。
【図7】 汚染度に対する吸光度の特性を示す説明図。
【図8】 走行距離に対する透過度の変化を示す説明
図。
図。
15…試料 18…シリコンホトダイオード 19…増幅器 22…窓部 24…濾紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 正 京都府宇治市槙島町落合144の1 株式会 社理工化学研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】潤滑油の劣化度を光学的に測定する潤滑油
劣化度測定装置であって、試料の一部に設けられた濾紙
に潤滑油を浸透させ、その濾紙を透過もしくは反射する
光を測定する測定手段と、光の測定値を出力する出力手
段とを備えた潤滑油劣化度測定装置。 - 【請求項2】照射光束よりも小さい窓部に試料を配設
し、上記試料に浸透させた潤滑油の劣化度を測定する請
求項1記載の潤滑油劣化度測定装置。 - 【請求項3】上記窓部を円形に設定した請求項2記載の
潤滑油劣化度測定装置。 - 【請求項4】測定開始時点から一定時間経過後の測定値
を出力する請求項1,2もしくは3記載の潤滑油劣化度
測定装置。 - 【請求項5】上記請求項1,2もしくは3記載の潤滑油
劣化度測定装置に用いられる試料であって、潤滑油を浸
透させる濾紙が一部に設けられた試料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20920296A JPH1038802A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 潤滑油劣化度測定装置およびその試料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20920296A JPH1038802A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 潤滑油劣化度測定装置およびその試料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038802A true JPH1038802A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16569050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20920296A Pending JPH1038802A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 潤滑油劣化度測定装置およびその試料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1038802A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008542713A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-27 | テキサコ ディベラップメント コーポレイション | 使用中の潤滑油の鉄含有量の定量方法及びテストキット |
EP2260299A2 (en) * | 2008-03-04 | 2010-12-15 | 3M Innovative Properties Company | Monitoring of frying oil quality using combined optical interrogation methods and devices |
JP2012127900A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Fujitsu Ltd | 分光分析方法及び分光分析装置 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20920296A patent/JPH1038802A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008542713A (ja) * | 2005-05-24 | 2008-11-27 | テキサコ ディベラップメント コーポレイション | 使用中の潤滑油の鉄含有量の定量方法及びテストキット |
EP2260299A2 (en) * | 2008-03-04 | 2010-12-15 | 3M Innovative Properties Company | Monitoring of frying oil quality using combined optical interrogation methods and devices |
EP2260299A4 (en) * | 2008-03-04 | 2011-12-14 | 3M Innovative Properties Co | MONITORING THE QUALITY OF BRATOEL USING A COMBINATION OF OPTICAL QUERY PROCEDURES AND DEVICES |
US8257976B2 (en) | 2008-03-04 | 2012-09-04 | 3M Innovative Properties Company | Monitoring of frying oil quality using combined optical interrogation methods and devices |
JP2012127900A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Fujitsu Ltd | 分光分析方法及び分光分析装置 |
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