JPH1038763A - 内燃機関におけるキャビテーション判定方法とその装置 - Google Patents

内燃機関におけるキャビテーション判定方法とその装置

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JPH1038763A
JPH1038763A JP8211888A JP21188896A JPH1038763A JP H1038763 A JPH1038763 A JP H1038763A JP 8211888 A JP8211888 A JP 8211888A JP 21188896 A JP21188896 A JP 21188896A JP H1038763 A JPH1038763 A JP H1038763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavitation
signal
crank angle
internal combustion
combustion engine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8211888A
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English (en)
Inventor
Sukeyoshi Mizomata
祐喜 溝俣
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の1回転のうち何処ででキャビテー
ションが最大になっているかが即座に判定できるように
なり、キャビテーション現象に関して、より詳細な情報
を把握することが可能となる判定方法と装置の提供。 【解決手段】 図2(B)に示すような超音波信号は増
幅器5より(A)に示すような包絡線信号として表わせ
られる。その包絡線のピーク値を電圧判定器11でサン
プリングして表示部6に表示値Aとして表示するととも
に、そのピーク時期をクランク角度判定器13によって
クランク角度信号検出器12よりサンプリングして表示
値Bとして表示部6に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関におけるキ
ャビテーション判定方法とその装置に係り、特に内燃機
関の燃料噴射系等の流体通過系に生ずるキャビテーショ
ンを判定するキャビテーション判定方法とその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の燃料噴射系に生ず
るキャビティが潰れるときに発生する超音波信号を圧電
素子を用いて検出するキャビテーション判定装置は公知
であり、かかる装置の回路構成として図3に示す手段が
採用されている。同図において、超音波信号を圧電素子
7により受波すると、その出力電圧を検出器1により検
出し、前置増幅器2でこれを増幅して、高域フィルタ3
によって、機械的振動ノイズを除去した後、検波〜整流
器4と増幅器5とで信号処理を行い、キャビテーション
強度を即座に判定するものである。その際、キャビテー
ション強度は表示部6に電圧値で表示される。ここに表
示されるキャビテーション強度としては高域フィルタ3
と検波〜整流器4を通している為に、キャビテーション
強度に対応する包絡線(電圧信号)のピーク値(図2の
(A)の信号に対応する。)のみが表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のキャ
ビテーション判定装置では、キャビテーション強度はキ
ャビテーションの包絡線のピーク値で表示されるのであ
るが、内燃機関の1回転中のどの時期にキャビテーショ
ンが最大になったかわからないという欠点がある。本発
明はかかる従来技術の欠点に鑑み、内燃機関の1回転の
うち何処ででキャビテーションが最大になっているかが
即座に判定できるようし、これによりキャビテーション
現象に関して、より詳細な情報を把握することが可能と
なる内燃機関におけるキャビテーション判定方法とその
装置を提供する事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前記課題を解決するために、内燃機関の燃料噴射系等の
流体通過系に生ずるキャビテーションを判定するキャビ
テーション判定方法においてキャビティが潰れる時に発
生する超音波に基づいて検出されたキャビテーション信
号を電気信号に処理した後、この電気信号の電圧強度の
ピーク値を検出するとともに、そのピーク時期をクラン
ク角度に対応させて判定することを特徴とする内燃機関
におけるキャビテーション判定方法を提案する。請求項
2記載の発明は前記請求項1記載の発明を好適に実施す
る為の装置に関するもので、キャビティが潰れる時に発
生する超音波を受波する圧電素子と、該圧電素子の出力
信号を信号処理して、その電圧強度に対応するキャビテ
ーション包絡線を生成する手段と、前記内燃機関のクラ
ンク角を検出する手段と、前記キャビテーション包絡線
のピーク値を検出するとともに 該ピーク時期に対応す
るクランク角位置を判定する判定手段とを具え、前記判
定手段とによって、前記キャビテーション信号の強度と
時期をクランク角度に対応させて判定することを特徴と
する内燃機関におけるキャビテーション判定装置を提案
する。このような装置は例えば、キャビティが潰れる時
に発生する超音波信号を圧電素子により検出し、該圧電
素子の出力信号を電気的に検出する検出器と、該検出さ
れた信号を増幅する前置増幅器と、増幅された信号から
機械的振動ノイズを除去する高域フィルタと、該高域フ
ィルタを通った信号を処理する検波〜整流器及び増幅器
と、クランク角度信号を検出するクランク角度信号検出
器と、検出されるクランク角度を判定するクランク角度
判定器と、前記増幅器からの信号と上記クランク角度判
定器からの信号とを入力してキャビテーション信号の電
圧の強度と時期をクランク角度に対応させて判定する電
圧判定器と、上記電圧判定器結果の表示部とから構成さ
れる。
【0005】
【作用】かかる発明によれば、キャビティが潰れる時に
発生する超音波に基づいて検出されたキャビテーション
信号を電気信号に処理した後、この電気信号の電圧強度
のピーク値を検出するとともに、そのピーク時期をクラ
ンク角度に対応させて判定し、その強度と時期を表示部
に表示することによってクランク角度のどの時期にキャ
ビテーションが最大になっているかが判明する。この結
果内燃機関の1回転のうち何処ででキャビテーションが
最大になっているかが即座に判定でき、これによりキャ
ビテーション現象に関して、より詳細な情報を把握する
ことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。但し、この実施形態に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1
は本発明の実施例に係る内燃機関におけるキャビテーシ
ョン判定装置の回路構成を示すブロック図、図2は図1
の増幅器の出力波形である。図1において、内燃機関の
燃料噴射系に生ずるキャビティが潰れるときに発生する
図2(B)に示す超音波信号を圧電素子7により受波す
ると、その出力電圧を検出器1により検出し、前置増幅
器2でこれを増幅して、高域フィルタ3によって、機械
的振動ノイズを除去した後、検波〜整流器4と増幅器5
とで信号処理を行う。一方、エンジン側では、例えばク
ランク角度信号検出器よりエンジンのクランク角度信号
を検出する。このようなクランク角度信号検出器は、例
えばエンジンの出力軸の末端に一定角度毎にスリットの
入った円板を取り付け、そのスリットを発光センサと受
光センサからなる検出器で読取り、該検出器から出力さ
れる信号を角度信号に換算するものや、またエンジンの
回転と同期して回転する歯車(例えばフライホイル)の
歯数を電磁ピックアップ等でクランク角度信号に変換す
るものも有り、いずれも公知である。元に戻り、検波〜
整流器4と増幅器5とで信号処理を行った電気信号は図
2の(A)に示すようにキャビテーション強度に対応す
る電気信号包絡線として表わされ、そのピーク値を電圧
判定器11によってキャビテーション強度のピーク値を
判定(サンプリング)され、さらにその判定時期に対応
するクランク角度判定器12によって図2(C)に示す
ようにピークとなる時期をクランク角度と対応して判定
(サンプリング)される。そして前記判定結果は、表示
部6にキャビテーション強度のピーク値と、その時期
(クランク角度)が表示される。次に図2は、前記装置
における検出例を示している。(B)に示すような超音
波信号は増幅器5より(A)に示すような包絡線信号と
して表わせられる。その包絡線のピーク値を電圧判定器
11でサンプリングして表示部6に表示値Aとして表示
するとともに、そのピーク時期をクランク角度判定器1
3によってクランク角度信号検出器12よりサンプリン
グして表示値Bとして表示部6に表示する。
【0007】
【発明の効果】以上記載のごとくかかる発明によれば、
内燃機関の1回転のうち何処ででキャビテーションが最
大になっているかが即座に判定できるようになり、キャ
ビテーション現象に関して、より詳細な情報を把握する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるキャビテーション判
定装置を示すブロック図である。
【図2】図1のキャビテーション判定装置によって検出
された信号の波形図である。
【図3】従来のキャビテーション判定装置示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 検出器 2 前置増幅器 3 高域フィルタ 4 検波〜整流器 5 増幅器 6 表示部 11 電圧判定器 12 クランク角度信号検出器 13 クランク角度信号判定器 14 クランク角度信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射系等の流体通過系に
    生ずるキャビテーションを判定するキャビテーション判
    定方法においてキャビティが潰れる時に発生する超音波
    に基づいて検出されたキャビテーション信号を電気信号
    に処理した後、この電気信号の電圧強度のピーク値を検
    出するとともに、そのピーク時期をクランク角度に対応
    させて判定することを特徴とする内燃機関におけるキャ
    ビテーション判定方法。
  2. 【請求項2】 内燃機関の燃料噴射系等の流体通過系に
    生ずるキャビテーションを判定するキャビテーション判
    定装置においてキャビティが潰れる時に発生する超音波
    を受波する圧電素子と、 該圧電素子の出力信号を信号処理して、その電圧強度に
    対応するキャビテーション包絡線を生成する手段と、 前記内燃機関のクランク角を検出する手段と、 前記キャビテーション包絡線のピーク値を検出するとと
    もに、該ピーク時期に対応するクランク角位置を判定す
    る判定手段とを具え、 前記判定手段とによって、前記キャビテーション信号の
    強度と時期をクランク角度に対応させて判定することを
    特徴とする内燃機関におけるキャビテーション判定装
    置。
JP8211888A 1996-07-23 1996-07-23 内燃機関におけるキャビテーション判定方法とその装置 Withdrawn JPH1038763A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007