JPH1038710A - 応力検出体 - Google Patents

応力検出体

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JPH1038710A
JPH1038710A JP19346796A JP19346796A JPH1038710A JP H1038710 A JPH1038710 A JP H1038710A JP 19346796 A JP19346796 A JP 19346796A JP 19346796 A JP19346796 A JP 19346796A JP H1038710 A JPH1038710 A JP H1038710A
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JP
Japan
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magnetostriction
base material
stress
shaft
detecting
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JP19346796A
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Inventor
Shinobu Kunida
忍 国田
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】磁歪検出材と母材との剥離を防止することによ
り、耐久性が確保でき特性の良い磁歪検出材を採用した
応力検出体を提供する。 【解決手段】母材1である軸1の円周表面2箇所に磁歪
検出材6が形成してあり、この磁歪検出材6には軸心に
対して斜め45度に溝加工が施されている。7は励磁コ
イル、8は検出コイルである。軸1と磁歪検出材6との
界面2の部分は意識的に最大表面粗さを持つようにする
事により、界面2に生ずる剪断力に対して、軸1と磁歪
検出材6との関係において、単なる密着力だけでは無
く、機械的な結合も生じて接合力が増し、繰り返し応力
負荷における耐久性の確保、磁歪検出材6の母材1から
の剥離の防止に多大な効果を発揮する。母材1である軸
1はS45C、界面2にはサンドブラストを用いて最大
表面粗さの面に仕上げ、その上に磁歪検出材6としてパ
ーマロイを湿式めっきにて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応力(トルク、引
張り力、圧縮力、摩擦力等)を測定するために、逆磁歪
現象を利用する、繰り返し荷重下に対する耐久性の高い
応力検出体に関する。
【0002】
【従来の技術】応力(トルク、引張り力、圧縮力、摩擦
力等)の検出体としては、種々のものが開発されて来て
いるが、このような検出体の一方式として、逆磁歪現象
を利用してトルクを測定する検出体(以下、磁歪式トル
クセンサと呼ぶ)として、特開平5−133823号公
報に提案が為されている。
【0003】この提案の磁歪式トルクセンサを図2に示
す。図示されるように、軸31に捩りトルクが負荷され
ると、その軸31の表面に軸心に対して斜め45度に最
大引張り応力と最大圧縮応力とが発生する。このため、
磁気異方性部32を図中のように形式し、この磁気異方
性部32における逆磁歪効果による透磁率変化を基にし
て、励磁コイル35と検出コイル36との相互インダク
タンスの変化分から軸31に負荷されたトルクを検出し
ている。なお、図中の符号33はハウジングである。
【0004】磁気異方性部32の形成は、その異方性の
向きのコントロールが行ない易い事から、軸31の表面
に図2のように溝加工を施す事が多い。トルクによる引
張り応力、圧縮応力は軸31の表面において最も大きく
なり、また、深い溝加工を行なう事は軸の強度低下を招
く事から、磁束を軸の表面近傍に集中させる狙いで「表
皮効果」を利用することが多い。このため、励磁コイル
35に流す電流の交流周波数は高周波である事が多い。
【0005】さて、軸31の母材は強度の点や、製造費
用の点から鋼を採用する事が多いが、鋼は磁気歪定数も
低く、また基本的な透磁率の値も他の特定の合金などに
比較すると劣っている。このため、むやみに励磁コイル
35の交流周波数を上げると、磁気異方性部32におい
て、小さめの透磁率がさらに減少していき、軸31の軸
心方向に漏れ磁束が多くなっていき、励磁コイル35と
検出コイル36との相互インダクタンスの変化割合が小
さくなってしまい、つまるところセンサ感度が低下して
しまう。
【0006】そこで、次に示すようなものが提案されて
いる。図3に、特開平5−231967号公報における
提案の概要図を示す。これは、回転軸51の母材によ
り、高周波に対する磁気特性が優れた、また磁気歪定数
の大きな異種金属53などを回転軸51の表面に形成す
ることにより、センサ特性を向上させようというもので
ある。なお、図中の符号52は磁場の励磁および透磁率
変化を検出するコイルである。
【0007】この構造を応用した提案としては、特開平
4−155232号公報に示すように、軸の表面に中間
層としてニッケル膜をメッキにより形成し、その表面に
パーマロイ層をやはりメッキにより形成し、その後熱処
理することにより、接着剤を用いる事無く軸の表面に磁
歪検出材を形成した磁歪式トルクセンサの製法も知られ
ている。
【0008】さらに、特開昭62−184323号公
報、特開平4−346043号公報、特開平5−526
78号公報には、このような磁歪検出材をプラズマ溶射
法などの溶射法により軸表面に形成することが開示され
ている。上記特開平4−346043号公報には、パー
マロイ(Ni−Fe)層をプラズマ溶射法により形成し
た後、さらに無酸化雰囲気中にて900〜1100℃で
加熱拡散処理を行なう事が開示されている。
【0009】また、特公昭63−20031号公報に
は、この検出層の磁歪材料として、パーマロイ(Ni−
Fe合金)、センダスト(Fe−Al−Si合金)、F
e−Si合金などの軟質磁性材料に代えて、Co−Fe
−M−Si−B(但し、M=Ti、Zr、Hf、V、N
b、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Ru、Ir、
Pd、Pt、Ag、Au、Cu、Zn、Al、Ga、I
n、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、Y、希土類金属の
うちから選ばれた少なくとも一種)の組成により成る非
晶質合金を用いる事が提案されている。
【0010】これらの磁歪検出材を形成するにはいろい
ろな方法があり、例えば、軸の表面に非晶質合金等の磁
歪材料の箔を螺旋状に接着したもの(特開昭60−42
628号公報)或いは、湿式めっき法(特開昭62−2
06421号公報)などがある。
【0011】しかし、これらの形成方法に関して、接着
剤やろう材で磁歪検出材となる箔を接着したものは、特
に繰り返し応力下での耐久性の面で改善の余地がある。
また、スパッタリング法では、生成膜組成の制御が困難
で、処理時間が長くかかる欠点がある。さらに、湿式め
っき法では、膜組成のバラツキが大きくなりやすいとい
う課題がある。
【0012】一方、プラズマ溶射法では、膜厚制御性お
よび生産性がよく、膜組成のバラツキが小さいという長
所はあるものの、磁歪検出材が高温プロセスを受けると
いう理由から高周波に対する磁気特性が確保しにくいと
いう欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、これらの
逆磁歪現象を利用する応力検出体においては、軸の母材
の表面に、磁気特性や磁気歪定数に優れた磁歪検出材を
形成すれば、特性の良い検出体が製作できるのである
が、ただ単に、軸の平らな母材表面に磁歪検出材を形成
していた為、繰り返し応力負荷下における耐久性の確
保、磁歪検出材の母材からの剥離の防止という点では、
磁歪検出材と母材との単なる密着性に期待するしか無
く、この構造では実用化が困難であるという問題点があ
る。
【0014】そこで、本発明はこのような問題点を解決
し、磁歪検出材と母材との剥離を防止することにより、
耐久性が確保でき特性の良い(感度が良い、安定、ノイ
ズが小さいなど)磁歪検出材を採用した応力検出体を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明が採った手段は、以下の様である。応
力を検出するために逆磁歪現象を利用する応力検出体に
おいて、該応力検出体は主として応力を受ける母材と、
該母材の表面またはその内部に該母材とは異種の磁歪検
出材を設けた構成であって、前記母材と前記磁歪検出材
との界面の少なくとも一部の最大表面粗さについて、前
記磁歪検出材の導電率をρ、応力測定時における前記磁
歪検出材に対する磁界の交流励磁周波数をf、その交流
励磁周波数f下における前記磁歪検出材の比透磁率をμ
とすれば、
【数3】 であり、前記磁歪検出材の厚みをtとし、前記最大表面
粗さをRとすれば、該最大表面粗さRは、
【数4】 であることを特徴とする応力検出体。
【0016】
【作用】本発明では、応力を主として受ける母材と、そ
の母材の表面または内部に設けられた磁歪検出材とから
成る応力検出体において、両者の界面の少なくとも一部
に、ある程度の表面粗さを存在させ、両者の機械的結合
を強固にしたため、繰り返し応力負荷状態下において
も、母材からの磁歪検出材の剥離を防止することがで
き、これにより耐久性が確保でき特性の良い(感度が良
い、安定、ノイズが小さいなど)磁歪検出材を採用した
応力検出体を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。まず、図4に、従来
検討されてきた母材と磁歪検出材との界面の模式図を示
す。従来は両者の界面を滑らかにしようとしてきたが、
例えば母材22に力が加わると、界面23の近傍には矢
印25のように応力や歪が生ずる。この反作用として、
磁歪検出材24の界面の近傍には矢印26のように応力
や歪が生じる。これらの現象は繰り返し応力負荷状態に
おいては何度も逆向きに発生するが、従来の方法では磁
歪検出材24の母材22からの剥離の防止には、界面2
3における密着力しか期待できない。これでは、繰り返
し応力負荷における耐久性の確保が困難であるのも当然
である。
【0018】そこで、本発明においては負荷トルクを検
出する目的で図1のような手法をとった。図1(a)で
は、母材1である軸1の円周表面2箇所に磁歪検出材6
が形成してあり、この磁歪検出材6には軸心に対して斜
め45度に溝加工が施されている。7は励磁コイル、8
は検出コイルである。図1(a)の磁歪検出材6の断面
概要図を図1(b)に示す。軸1と磁歪検出材6との界
面2の部分は意識的に最大表面粗さRを持つようにして
ある。
【0019】このようにする事により、界面2に生ずる
剪断力に対して、軸1と磁歪検出材6との関係におい
て、単なる密着力だけでは無く、機械的な結合も生じて
接合力が増し、繰り返し応力負荷における耐久性の確
保、磁歪検出材6の母材1からの剥離の防止に多大な効
果を発揮する。
【0020】なお、本発明においては、母材1である軸
1はS45C、界面2にはサンドブラストを用いて最大
表面粗さRの面に仕上げ、その上に磁歪検出材6として
パ−マロイ(Ni−Fe)を湿式めっきにて形成した。
【0021】その他の実施例として、図5(a)におい
ては略角形状の溝33を磁歪検出材34の形成される母
材32の全域にわたり多数製作するものであるが、図5
(b)に示すように磁歪検出材34’の形成される母材
32’の一部に溝33を製作しても良い。
【0022】また、図5(c)のように、溝43の形状
は略三角形状でも良く、図6のように、略円形の一部で
も良い。ここで確認しておきたいのは、各々の溝または
粗さは円周方向だけに刻み込まれているように見える
が、その方向は任意であり、軸方向または円周方向と軸
方向の中間でも良く、またいろいろな方向の溝または粗
さが交差してる場合も効果的である。
【0023】そして、これらの溝、圧痕、傷などに起因
する表面凹凸を意識的に生じさせる場合には、切削、ま
たは研削を代表とする固定砥粒加工法、または研磨を代
表とする遊離砥粒加工法、またはレーザ照射などによる
部分的溶融法、またはエッチングなどによる部分的削
除、または熱処理により転位が開放されたり結晶粒の肥
大化されたりして起こる表面凹凸の増加など、各種の方
法が適用できる。
【0024】さらに、図7に示すように、母材52と磁
歪検出材54との界面53に機械的に異物55を詰め込
んでも良い。図示してないが、異物55をあらかじめ熱
っしておき、母材52に部分的に溶着させる方法も考え
られる。また、母材52と異物55を同種の金属、また
は融点の近い物質同士として、母材52と異物55とを
融点直前まで加熱しておき、光、電気、磁気、振動など
により両者の接触面に間接的にエネルギーを与えて溶着
させても良い。エネルギーを与える方法としては、熱風
等を吹き付けるのも一つの方法である。
【0025】また、図8はさらに別の実施例を示すもの
であり、この実施例の場合には母材62の内部に磁歪検
出材64を充填して形成してある。そして、母材62と
磁歪検出材64との界面63の部分は意識的に最大表面
粗さRを持つようにしてある。なお、図中符号7は励磁
コイル、8は検出コイルである。
【0026】ところで、磁歪というのは(応力歪)−
(磁気特性変化)現象であるが、磁歪検出材6の応力の
検出方法に関しては、母材1の表面部に形成される磁歪
検出材6に効果的に磁束を流すため、「表皮効果(sk
in effect)」を利用することが多い。
【0027】「表皮効果」とは、媒体が完全導体であれ
ば、磁束はその内部に進入できないが、媒体が完全導体
から不導体に近くなるほど、媒体の表面からどんどん内
部に侵入する磁束の割合が多くなることを意味する。
【0028】つまり、媒体の表面の磁束密度をBo、表
皮深さをδS とすれば、 (媒体の半無限遠深さまでの全磁束量)=δS ・Bo … (1) となり、表皮深さδS は次のように示されている。
【数5】 ここで、f:励磁周波数[Hz]、μ:媒体の透磁率、ρ:
媒体の導電率[Ωm]
【0029】磁束密度Byは媒体の表面からの深さtに
より、指数関数的に減少することが知られており、By
=Bo・exp(-t/δS)だから、表面から深さtまで
の磁束量μHは、
【数6】 Bo:表面における磁束密度
【0030】媒体表面からの深さをtとすれば、(2)式
の結果から、t=0.693・δSのとき、(1)式の5
0%の磁束量となる。
【0031】ところで、表面粗さRの部分の磁束量の影
響具合を考慮するためには、
【数7】
【0032】表面から深さtの間の磁歪検出材6を通過
する磁束量に対しての、深さtを底とする粗さRの層に
おける磁束量の影響を考えるために、前述の(3)式、
(4)式の比をとり、
【数8】
【0033】ここで、(3)式の磁束量を信号と考え、
(4)式の磁束量をノイズと考えて、(5)式に対してS/
N比を導入すると、
【数9】
【0034】そして、本発明にて使用した磁歪検出材6
のパーマロイ(Ni−Fe)の物性値は、 μ=5000(但し、μo=4π×10-7 [H/m])、ρ=
0.0058[Ω/m] であり、これを励磁周波数f=50[KHz]にて使用した
場合、表皮深さδSは、 δS =2.424〔mm〕=2.424×10-3
〔m〕
【0035】これらの値から、(6)式を基にSN=40
〔dB〕となるときの磁歪検出材6の厚みtによる母材
1の表面粗さRについて検討する。
【数10】
【数11】
【数12】 よって、
【数13】 この(10)式は図8に示すグラフの様な結果となる。
【0036】この図8によれば、各々の磁歪検出材6に
対する母材1の表面粗さRは図8に示す曲線より小さけ
れば、SN の値はもっとよくなるということである。こ
の結果、母材1の表面粗さRがある程度の量で、機械的
結合による母材1と磁歪検出材6との剥離防止は充分効
果がある。なお、母材1の表面粗さRが、0.6×10
-6〔m〕より小さいと、滑らかになりすぎて剥離し易く
なるのである。また、表面粗さを構成する前述の溝の断
面形状が矩形に近いならば、表面粗さRが数μm以下で
も充分機械的結合が期待できる。
【0037】尚、今回の軸の材質にはS45Cを用いた
が、勿論鋼は言うに及ばず、アルミニウム合金、マグネ
シウム合金、チタニウム合金、銅合金など弾性材料なら
ば、適用可能であり、また、磁歪検出材には今回パーマ
ロイを用いたが、他の組成比のNi−Fe合金、Ni、
Ni−Co合金、Ni−Co−Cr合金、Fe−Co合
金、Fe−Al合金、Fe−Cr合金などの各種合金、
フェライトを代表とする磁性セラミクス、希土類金属化
成物などの各種磁性体が適用可能である。そして、本発
明においてはトルクの測定に基づいて述べたが、引張り
力、圧縮力、摩擦力、加圧力など各種応力の測定に有効
な手法である。
【発明の効果】本発明によれば、応力検出体は主として
応力を受ける母材と、該母材の表面またはその内部に母
材とは異種の磁歪検出材を設けた構成であって、母材と
磁歪検出材との界面の少くとも一部の最大表面粗さにつ
いて、磁歪検出材の導電率をρ、応力測定時における磁
歪検出材に対する磁界の交流励磁周波数をf、その交流
励磁周波数f下における磁歪検出材の比透磁率をμとす
れば、
【数14】 であり、磁歪検出材の厚みをtとし、最大表面粗さをR
とすれば、最大表面粗さRは、
【数15】 とある程度の大きさであり、両者の機械的結合を強固に
したため、繰り返し応力負荷状態においても、母材から
の磁歪検出材の剥離を防止することができ、これにより
耐久性が確保でき特性の良い(感度が良い、安定、ノイ
ズが小さいなど)磁歪検出材を採用した応力検出体を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第一の実施例を示す概要図
であり、(b)はその断面概要図である。
【図2】 従来の磁歪式トルクセンサの一例を示す概要
図である。
【図3】 従来の磁歪式トルクセンサの他の例を示す概
要図である。
【図4】 従来の母材と磁歪検出材の界面を示す模式図
である。
【図5】 本発明に係る他の実施例における母材と磁歪
検出材の界面をそれぞれ示す模式図である。
【図6】 本発明に係る別の実施例における母材と磁歪
検出材の界面を示す模式図である。
【図7】 本発明に係るさらに別の実施例における母材
と磁歪検出材の界面を示す模式図である。
【図8】 本発明に係るさらに別の実施例における母材
と磁歪検出材の界面を示す模式図である。
【図9】 本発明の実施の形態を示すSN =40〔d
B〕となるときの磁歪検出材の厚みtと母材の表面粗さ
Rとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 母材 2 界面 6 磁歪検出材 7 励磁コイル 8 検出コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】応力を検出するために逆磁歪現象を利用す
    る応力検出体において、該応力検出体は主として応力を
    受ける母材と、該母材の表面またはその内部に該母材と
    は異種の磁歪検出材を設けた構成であって、前記母材と
    前記磁歪検出材との界面の少くとも一部の最大表面粗さ
    について、 前記磁歪検出材の導電率をρ、応力測定時における前記
    磁歪検出材に対する磁界の交流励磁周波数をf、その交
    流励磁周波数f下における前記磁歪検出材の比透磁率を
    μとすれば、 【数1】 であり、 前記磁歪検出材の厚みをtとし、前記最大表面粗さをR
    とすれば、該最大表面粗さRが、 【数2】 であることを特徴とする応力検出体。
JP19346796A 1996-07-23 1996-07-23 応力検出体 Pending JPH1038710A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021187479A1 (ja) * 2020-03-18 2021-09-23 臼井国際産業株式会社 磁歪式トルクセンサー用シャフトおよびその製造方法

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