JPH1038591A - 走行軌跡データ処理装置 - Google Patents
走行軌跡データ処理装置Info
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- JPH1038591A JPH1038591A JP19486996A JP19486996A JPH1038591A JP H1038591 A JPH1038591 A JP H1038591A JP 19486996 A JP19486996 A JP 19486996A JP 19486996 A JP19486996 A JP 19486996A JP H1038591 A JPH1038591 A JP H1038591A
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- Japan
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- display
- line segment
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- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動しながら測定した物理量の測定データと
その測定点の位置データとを電子地図上に表示する場合
に、安価な構成で位置補正に要する作業量を低減すると
ともに、記録するデータの量を圧縮する。 【解決手段】 測定データをその数値範囲により異なる
表示形式で表示するとともに、表示形式が連続している
部分の個々のデータを線分を表すデータで置き換える。
その測定点の位置データとを電子地図上に表示する場合
に、安価な構成で位置補正に要する作業量を低減すると
ともに、記録するデータの量を圧縮する。 【解決手段】 測定データをその数値範囲により異なる
表示形式で表示するとともに、表示形式が連続している
部分の個々のデータを線分を表すデータで置き換える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動しながら特定の
物理量を測定する装置に関する。特に、測定データとそ
の測定位置とを電子地図上に表示する技術に関する。
物理量を測定する装置に関する。特に、測定データとそ
の測定位置とを電子地図上に表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】移動しながら物理量を測定する例とし
て、自動車電話やPHSなどの移動通信用基地局から送
信されている電波の受信レベルを測定する場合について
説明する。このような測定を行う場合、受信レベルの測
定とともに、その測定点の位置を知る必要がある。自動
車で走行しながら測定を行う場合には、カーナビゲーシ
ョンシステムで用いられるGPS(汎地球位置検出シス
テム)装置や、ジャイロスコープと距離パルスとをもと
にした自立航法の装置などの位置検出装置が用いられ
る。このような位置検出装置を用い、街中を自動車で走
行しながら電波の強さを測定することで、緯度および経
度で表される位置データと、受信レベルの測定データと
が得られる。
て、自動車電話やPHSなどの移動通信用基地局から送
信されている電波の受信レベルを測定する場合について
説明する。このような測定を行う場合、受信レベルの測
定とともに、その測定点の位置を知る必要がある。自動
車で走行しながら測定を行う場合には、カーナビゲーシ
ョンシステムで用いられるGPS(汎地球位置検出シス
テム)装置や、ジャイロスコープと距離パルスとをもと
にした自立航法の装置などの位置検出装置が用いられ
る。このような位置検出装置を用い、街中を自動車で走
行しながら電波の強さを測定することで、緯度および経
度で表される位置データと、受信レベルの測定データと
が得られる。
【0003】一般に、このようにして取得されたデータ
を画面上に表示する場合には、背景図として電子地図が
用いられる。測定した各点ごとに受信レベルの大きさを
表すために、受信レベルに応じて点の色を変えたり、受
信レベルに応じた記号で表す。
を画面上に表示する場合には、背景図として電子地図が
用いられる。測定した各点ごとに受信レベルの大きさを
表すために、受信レベルに応じて点の色を変えたり、受
信レベルに応じた記号で表す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車で道路を走行し
ながら物理量を測定した場合に、位置検出の誤差が小さ
ければ、測定結果を電子地図上の道路上に表すことがで
きる。しかし、位置検査には誤差があるため、測定デー
タが道路からずれる場合もある。位置検出の精度は、例
えばGPSでは実効誤差が30m程度であり、100m
程度の誤差が生じる場合もある。また、GPSの電波が
届かないビル影や高速道路の下などでは自立航法が利用
されるが、その位置検出誤差は測定距離に比例して累積
するので、一般にGPSの誤差より大きい。
ながら物理量を測定した場合に、位置検出の誤差が小さ
ければ、測定結果を電子地図上の道路上に表すことがで
きる。しかし、位置検査には誤差があるため、測定デー
タが道路からずれる場合もある。位置検出の精度は、例
えばGPSでは実効誤差が30m程度であり、100m
程度の誤差が生じる場合もある。また、GPSの電波が
届かないビル影や高速道路の下などでは自立航法が利用
されるが、その位置検出誤差は測定距離に比例して累積
するので、一般にGPSの誤差より大きい。
【0005】位置検出の誤差が大きく表示位置が隣の道
路に近ければ、実際には走行していない道路と間違う場
合もでてくる。特に市街地など道路が密になっている地
域では、測定道路を間違う可能性が大きくなる。また、
道路が密になっている地区を面的に走行すれば、表示さ
れた測定点と実際の測定道路とを対応させることが困難
になる可能性がある。
路に近ければ、実際には走行していない道路と間違う場
合もでてくる。特に市街地など道路が密になっている地
域では、測定道路を間違う可能性が大きくなる。また、
道路が密になっている地区を面的に走行すれば、表示さ
れた測定点と実際の測定道路とを対応させることが困難
になる可能性がある。
【0006】このようなことから、測定したデータを見
やすく表示する必要がある。そのためには、測定点の位
置を補正する。最も単純な補正法は、1点ずつ、または
複数の点を一緒に、正しい位置に手作業で移動させる方
法である。この方法は手作業であるので、測定データ量
に比較して作業量が大きくなる欠点がある。手作業以外
の方法として、マップマッチングのように、地図の道路
データを用いて、測定点が道路上となるように自動的に
補正する方法も知られている。この方法では、地図の道
路が単なる絵として表現されるのではなく、道路の線1
本1本がディジタル化されたデータで表され、また、交
差点を表す「ノード」とその間の道路を表す「エレメン
ト」の関係が定義されていなければならない。このた
め、電子地図が高価なものとなり、しかも補正のための
プログラムも必要となり、経済的な負担が大きい。
やすく表示する必要がある。そのためには、測定点の位
置を補正する。最も単純な補正法は、1点ずつ、または
複数の点を一緒に、正しい位置に手作業で移動させる方
法である。この方法は手作業であるので、測定データ量
に比較して作業量が大きくなる欠点がある。手作業以外
の方法として、マップマッチングのように、地図の道路
データを用いて、測定点が道路上となるように自動的に
補正する方法も知られている。この方法では、地図の道
路が単なる絵として表現されるのではなく、道路の線1
本1本がディジタル化されたデータで表され、また、交
差点を表す「ノード」とその間の道路を表す「エレメン
ト」の関係が定義されていなければならない。このた
め、電子地図が高価なものとなり、しかも補正のための
プログラムも必要となり、経済的な負担が大きい。
【0007】位置補正とは別の問題として、測定データ
量の問題がある。例えば関東地区のすべての道路を10
m間隔で測定したとすれば、測定データの量は膨大であ
る。これらすべての測定データをそのままコンピュータ
で管理しようとすれば、メモリの容量は大きくなり、ま
た、表示などの処理時間が長くなってしまう。
量の問題がある。例えば関東地区のすべての道路を10
m間隔で測定したとすれば、測定データの量は膨大であ
る。これらすべての測定データをそのままコンピュータ
で管理しようとすれば、メモリの容量は大きくなり、ま
た、表示などの処理時間が長くなってしまう。
【0008】本発明は、これらの課題を解決し、少ない
作業量で経済的に位置補正が可能であり、しかも記録さ
れる測定データ量を圧縮することのできる走行軌跡デー
タ処理装置を提供することを目的とする。
作業量で経済的に位置補正が可能であり、しかも記録さ
れる測定データ量を圧縮することのできる走行軌跡デー
タ処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、測定された1
点1点のデータについてその値により表示色または表示
記号を区分し、位置補正しやすいように、表示色または
表示記号が連続している部分ごとに線分に置き換えるこ
とを主要な特徴とする。
点1点のデータについてその値により表示色または表示
記号を区分し、位置補正しやすいように、表示色または
表示記号が連続している部分ごとに線分に置き換えるこ
とを主要な特徴とする。
【0010】すなわち、本発明の走行軌跡データ処理装
置は、道路情報を含む電子地図データによる背景地図を
表示する地図表示手段と、移動体上で測定された物理量
の測定データに関する情報をその測定点の位置データに
相当する背景地図上の位置に重ねて表示する測定データ
表示手段と、この測定データ表示手段により表示された
情報およびその表示点を背景地図に整合させる操作手段
とを備えた走行軌跡データ処理装置において、測定デー
タ表示手段は、測定データに関する情報をその数値範囲
により異なる表示形式で表示する手段を含み、操作手段
は、操作者により指定された二つの表示点を線分で接続
し、その線分上またはその線分に近接する各表示点の表
示形式が異なるごとにその線分を分割してその表示形式
に対応する線分形式で表示する線分表示手段と、各線分
の始点と終点の位置を背景地図に対応するように補正す
る線分位置補正手段とを含むことを特徴とする。
置は、道路情報を含む電子地図データによる背景地図を
表示する地図表示手段と、移動体上で測定された物理量
の測定データに関する情報をその測定点の位置データに
相当する背景地図上の位置に重ねて表示する測定データ
表示手段と、この測定データ表示手段により表示された
情報およびその表示点を背景地図に整合させる操作手段
とを備えた走行軌跡データ処理装置において、測定デー
タ表示手段は、測定データに関する情報をその数値範囲
により異なる表示形式で表示する手段を含み、操作手段
は、操作者により指定された二つの表示点を線分で接続
し、その線分上またはその線分に近接する各表示点の表
示形式が異なるごとにその線分を分割してその表示形式
に対応する線分形式で表示する線分表示手段と、各線分
の始点と終点の位置を背景地図に対応するように補正す
る線分位置補正手段とを含むことを特徴とする。
【0011】測定データに関する情報をその測定点の位
置データに関する情報とともに記憶する記憶手段を備
え、この記憶手段には、線分表示手段により分割された
各線分の始点および終点の位置が位置データに関する情
報として記憶され、その線分の表示形式により表れる数
値範囲に関する情報が測定データに関する情報として記
憶されることがよい。
置データに関する情報とともに記憶する記憶手段を備
え、この記憶手段には、線分表示手段により分割された
各線分の始点および終点の位置が位置データに関する情
報として記憶され、その線分の表示形式により表れる数
値範囲に関する情報が測定データに関する情報として記
憶されることがよい。
【0012】位置データは、人工衛星から無線により送
信された位置情報により緯度および経度を検出する汎地
球位置検出システムと方向センサおよび距離センサを用
いて位置を検出する装置との少なくとも一方、望ましく
は双方を組み合わせて得られたものであることがよい。
信された位置情報により緯度および経度を検出する汎地
球位置検出システムと方向センサおよび距離センサを用
いて位置を検出する装置との少なくとも一方、望ましく
は双方を組み合わせて得られたものであることがよい。
【0013】測定される物理量としては、例えば電波の
受信レベルが挙げられる。
受信レベルが挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示すブ
ロック構成図である。この実施形態の走行軌跡データ処
理装置は、道路情報を含む電子地図データによる背景地
図を画像表示装置1に表示する表示する地図表示部2
と、移動体上で測定された物理量の測定データに関する
情報をその測定点の位置データに相当する背景地図上の
位置に重ねて表示するデータ表示部3と、このデータ表
示部3により表示された情報およびその表示点を背景地
図に整合させるデータ操作部4と、測定データに関する
情報をその測定点の位置データに関する情報とともに記
憶する記憶部5とを備える。
ロック構成図である。この実施形態の走行軌跡データ処
理装置は、道路情報を含む電子地図データによる背景地
図を画像表示装置1に表示する表示する地図表示部2
と、移動体上で測定された物理量の測定データに関する
情報をその測定点の位置データに相当する背景地図上の
位置に重ねて表示するデータ表示部3と、このデータ表
示部3により表示された情報およびその表示点を背景地
図に整合させるデータ操作部4と、測定データに関する
情報をその測定点の位置データに関する情報とともに記
憶する記憶部5とを備える。
【0015】地図表示部2には位置データが入力され、
データ表示部3には位置データと物理量の測定データが
入力される。位置データとしては、GPS装置と自立航
法装置とを組み合わせて得られたものを用いる。地図表
示部2は、この位置データから、それに相当する場所を
含む地図を画像表示装置1に表示する。この地図には、
道路の情報だけでなく建物の情報も含まれる。データ表
示部3は、測定データに関する情報をその数値範囲によ
り異なる表示形式に変換して、画像表示装置1に表示す
る。データ操作部4は、データ表示部3が画像表示装置
1に表示しているデータに対し、操作者により指定され
た二つの表示点を線分で接続し、その線分上またはその
線分に近接する各表示点の表示形式が異なるごとにその
線分を分割してその表示形式に対応する線分形式で画像
表示装置1に表示させるとともに、操作者の操作によ
り、各線分の始点と終点の位置を背景地図に対応するよ
うに補正する。記憶部5は、分割された各線分の始点お
よび終点の位置を位置データに関する情報として記憶
し、その線分の表示形式により表れる数値範囲に関する
情報を測定データに関する情報として記憶する。
データ表示部3には位置データと物理量の測定データが
入力される。位置データとしては、GPS装置と自立航
法装置とを組み合わせて得られたものを用いる。地図表
示部2は、この位置データから、それに相当する場所を
含む地図を画像表示装置1に表示する。この地図には、
道路の情報だけでなく建物の情報も含まれる。データ表
示部3は、測定データに関する情報をその数値範囲によ
り異なる表示形式に変換して、画像表示装置1に表示す
る。データ操作部4は、データ表示部3が画像表示装置
1に表示しているデータに対し、操作者により指定され
た二つの表示点を線分で接続し、その線分上またはその
線分に近接する各表示点の表示形式が異なるごとにその
線分を分割してその表示形式に対応する線分形式で画像
表示装置1に表示させるとともに、操作者の操作によ
り、各線分の始点と終点の位置を背景地図に対応するよ
うに補正する。記憶部5は、分割された各線分の始点お
よび終点の位置を位置データに関する情報として記憶
し、その線分の表示形式により表れる数値範囲に関する
情報を測定データに関する情報として記憶する。
【0016】図2はこの走行軌跡データ処理装置の動作
の流れを示す。物理量の測定データとその測定点の位置
データとが入力されると、データ表示部3は、測定され
る物理量を複数のレベルに区分(量子化)し、各区分ご
とに特定の色または記号を割り振る。例えば、測定され
た物理量が0〜5のときには赤、6〜10は緑というよ
うに割り振る。そして、地図表示部2により位置データ
に相当する場所を含む地図を背景地図として画像表示装
置1に表示するとともに、データ表示部3により、背景
地図上の位置データにより表される位置に記号を表示し
て色分けする。この後、操作者の操作によりデータ操作
部4は、点データを線分のデータに変換する。すなわ
ち、操作者が表示された点データから2点を選ぶと、デ
ータ操作部4では、選択された2点を結ぶ線を作成して
画像表示装置1に表示する。このとき、2点間の点デー
タがすべて同じ色なら、線分はその色を表示する。2点
間の点データが途中で色が変わっていたら、最初に作成
した線分を色が異なる点の割合に応じて分割し、分割し
た線分は対応する点データの色とする。以上の操作を繰
り返して複数の線分を作成する。操作者が作成した線分
と背景地図とを対比し、位置補正の必要があれば、線分
の位置を変更する。位置補正が終了すると、作成した線
分の始点と終点との位置を緯度および経度の値に変換
し、線分の色により表される物理量の区分とともに記憶
部5に記憶する。
の流れを示す。物理量の測定データとその測定点の位置
データとが入力されると、データ表示部3は、測定され
る物理量を複数のレベルに区分(量子化)し、各区分ご
とに特定の色または記号を割り振る。例えば、測定され
た物理量が0〜5のときには赤、6〜10は緑というよ
うに割り振る。そして、地図表示部2により位置データ
に相当する場所を含む地図を背景地図として画像表示装
置1に表示するとともに、データ表示部3により、背景
地図上の位置データにより表される位置に記号を表示し
て色分けする。この後、操作者の操作によりデータ操作
部4は、点データを線分のデータに変換する。すなわ
ち、操作者が表示された点データから2点を選ぶと、デ
ータ操作部4では、選択された2点を結ぶ線を作成して
画像表示装置1に表示する。このとき、2点間の点デー
タがすべて同じ色なら、線分はその色を表示する。2点
間の点データが途中で色が変わっていたら、最初に作成
した線分を色が異なる点の割合に応じて分割し、分割し
た線分は対応する点データの色とする。以上の操作を繰
り返して複数の線分を作成する。操作者が作成した線分
と背景地図とを対比し、位置補正の必要があれば、線分
の位置を変更する。位置補正が終了すると、作成した線
分の始点と終点との位置を緯度および経度の値に変換
し、線分の色により表される物理量の区分とともに記憶
部5に記憶する。
【0017】図3は点データから線分データへの変換過
程を説明する図である。ここでは、8個の点データを例
に説明する。この8個の点データのうち、6番目と7番
目が白、他は黒とする。8個の点データの両側を選択さ
れると、その二つの点を結ぶ線分を作成する。6番目と
7番目の点データの色が異なるので、その部分は別の色
の線分とする。これにより線分データが得られる。この
線分データから、線分の始点と終点、および線分の色が
変化する点の4点について、それぞれの色により表され
る数値と、それぞれの緯度および経度とを記憶部5に蓄
える。
程を説明する図である。ここでは、8個の点データを例
に説明する。この8個の点データのうち、6番目と7番
目が白、他は黒とする。8個の点データの両側を選択さ
れると、その二つの点を結ぶ線分を作成する。6番目と
7番目の点データの色が異なるので、その部分は別の色
の線分とする。これにより線分データが得られる。この
線分データから、線分の始点と終点、および線分の色が
変化する点の4点について、それぞれの色により表され
る数値と、それぞれの緯度および経度とを記憶部5に蓄
える。
【0018】図4は背景地図に対する点データの表示例
を示し、図5はこの点データを線分データに変換して位
置補正を行った表示例を示す。これらの図において、ハ
ッチングにより示す部分は建物を表し、その間の部分は
道路を表わす。図4において、点データはそのレベルに
より異なる記号で表され、その位置は位置データにした
がう。
を示し、図5はこの点データを線分データに変換して位
置補正を行った表示例を示す。これらの図において、ハ
ッチングにより示す部分は建物を表し、その間の部分は
道路を表わす。図4において、点データはそのレベルに
より異なる記号で表され、その位置は位置データにした
がう。
【0019】表1に位置データと測定データとにより表
される点データの一例を示し、表2にその点データから
変換された線分データの例を示す。
される点データの一例を示し、表2にその点データから
変換された線分データの例を示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】 走行軌跡データ処理装置を利用する場合、測定が行われ
るのは主に道路上である。このため、実際の位置データ
列は直線になる場合が多い。したがって、道路付近にば
らついた測定データを1点1点道路上に乗せるように位
置補正するより、線分によって記録する方法の方が作業
量が少ない。また、点データは1点ごとに緯度経度の値
をもたせる必要があるが、線分データはその始点と終点
の緯度経度の値だけでよく、データ量を少なくできる。
これは、測定した物理量を区分する数が少なければ少な
いほどデータ圧縮の効果がある。したがって、本発明に
よれば、位置補正のための作業量を軽減できるととも
に、蓄えるべきデータ量を小さくすることができる。
るのは主に道路上である。このため、実際の位置データ
列は直線になる場合が多い。したがって、道路付近にば
らついた測定データを1点1点道路上に乗せるように位
置補正するより、線分によって記録する方法の方が作業
量が少ない。また、点データは1点ごとに緯度経度の値
をもたせる必要があるが、線分データはその始点と終点
の緯度経度の値だけでよく、データ量を少なくできる。
これは、測定した物理量を区分する数が少なければ少な
いほどデータ圧縮の効果がある。したがって、本発明に
よれば、位置補正のための作業量を軽減できるととも
に、蓄えるべきデータ量を小さくすることができる。
【0022】
【実施例】上述した走行軌跡データ処理装置を用いたデ
ータ処理の例として、電波の受信レベルを処理する場合
について説明する。
ータ処理の例として、電波の受信レベルを処理する場合
について説明する。
【0023】図6は電波の受信レベルを測定するデータ
収集装置の一例を示すブロック構成図である。このデー
タ収集装置は測定車に搭載され、電波の受信レベルを測
定する受信レベル測定器11と、測定点の位置を検出す
る位置検出装置12と、データ記憶装置13とを備え
る。位置検出装置12としては、GPS装置と、距離セ
ンサとジャイロスコープとを利用する装置とを組み合わ
せて利用する。このデータ収集装置が搭載された測定車
で街中を走行し、自動車の車輪に取り付けた距離センサ
により一定距離間隔毎に位置検出を行い、同時に電波の
受信レベルを測定して、これらのデータをデータ記憶装
置13に記録する。
収集装置の一例を示すブロック構成図である。このデー
タ収集装置は測定車に搭載され、電波の受信レベルを測
定する受信レベル測定器11と、測定点の位置を検出す
る位置検出装置12と、データ記憶装置13とを備え
る。位置検出装置12としては、GPS装置と、距離セ
ンサとジャイロスコープとを利用する装置とを組み合わ
せて利用する。このデータ収集装置が搭載された測定車
で街中を走行し、自動車の車輪に取り付けた距離センサ
により一定距離間隔毎に位置検出を行い、同時に電波の
受信レベルを測定して、これらのデータをデータ記憶装
置13に記録する。
【0024】このようにして得られた測定データについ
て、上述した走行軌跡データ処理装置により処理する。
この処理では、まず、電波の受信レベルを区分けする。
例えば0〜20dBμV、20〜40dBμV、40〜
60dBμVの三つに区分し、それぞれの表示色を赤、
黄、緑にする。そして、画面上に背景地図を表示すると
ともに、その背景地図上の対応する位置に、受信レベル
のデータをその区分にしたがって表示する。続いて、画
面に表示されている点データを線分に変換し、赤、黄、
青の線分を画面に表示する。さらに、この線分の位置を
平行移動あるいは回転により修正する。以上の作業を繰
り返し、線分の修正が必要ないと判断されると、各線分
の始点、終点の座標を緯度および経度に変換し、線分の
表示色に対応する数値と共に記憶装置に記憶する。例え
ば、赤、黄、緑に対してそれぞれ「1」、「2」、
「3」を記憶する。
て、上述した走行軌跡データ処理装置により処理する。
この処理では、まず、電波の受信レベルを区分けする。
例えば0〜20dBμV、20〜40dBμV、40〜
60dBμVの三つに区分し、それぞれの表示色を赤、
黄、緑にする。そして、画面上に背景地図を表示すると
ともに、その背景地図上の対応する位置に、受信レベル
のデータをその区分にしたがって表示する。続いて、画
面に表示されている点データを線分に変換し、赤、黄、
青の線分を画面に表示する。さらに、この線分の位置を
平行移動あるいは回転により修正する。以上の作業を繰
り返し、線分の修正が必要ないと判断されると、各線分
の始点、終点の座標を緯度および経度に変換し、線分の
表示色に対応する数値と共に記憶装置に記憶する。例え
ば、赤、黄、緑に対してそれぞれ「1」、「2」、
「3」を記憶する。
【0025】記憶されたデータは、そのまま画面に再表
示することもでき、また、他の端末から読み出して背景
地図とともに表示させることができる。このような端末
として例えば営業所窓口などに設置された端末を用い、
顧客の要望によりサービスエリアの状況を表示すること
ができる。
示することもでき、また、他の端末から読み出して背景
地図とともに表示させることができる。このような端末
として例えば営業所窓口などに設置された端末を用い、
顧客の要望によりサービスエリアの状況を表示すること
ができる。
【0026】受信レベルの測定では、スポット的に電波
のレベルが低い場所(エリアとならない場所)も見つけ
ることが望ましく、測定間隔は短くする必要がある。例
えば10m間隔で延べ100kmを測定した場合には、
点データでは10000点のデータ(位置データおよび
測定データ)となり、そのままではデータ量が膨大とな
る。これを例えば平均200mの線分データに変換でき
たとすると、線分データの数は500個(それぞれ二つ
の位置データと区分レベルのデータ)となる。線分デー
タには始点と終点との二つの位置データが必要である
が、それでもデータ量は格段に少なくなる。したがっ
て、線分データによりエリアを表示する営業所窓口の端
末はメモリ容量の小さいものでよく、表示時間も短縮で
きる。
のレベルが低い場所(エリアとならない場所)も見つけ
ることが望ましく、測定間隔は短くする必要がある。例
えば10m間隔で延べ100kmを測定した場合には、
点データでは10000点のデータ(位置データおよび
測定データ)となり、そのままではデータ量が膨大とな
る。これを例えば平均200mの線分データに変換でき
たとすると、線分データの数は500個(それぞれ二つ
の位置データと区分レベルのデータ)となる。線分デー
タには始点と終点との二つの位置データが必要である
が、それでもデータ量は格段に少なくなる。したがっ
て、線分データによりエリアを表示する営業所窓口の端
末はメモリ容量の小さいものでよく、表示時間も短縮で
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、測定された複数の点を
その表示形式(表示色)により線分に置き換えるため、
位置補正に要する作業量を低減できる。特に、計算を行
って位置補正をするわけではないので、補正作業に複雑
な工程は不要である。また、位置補正と同時に線分を異
なる形式(色)で表示するので、測定した物理量の情報
を失うことなく複数の点データを圧縮できる。
その表示形式(表示色)により線分に置き換えるため、
位置補正に要する作業量を低減できる。特に、計算を行
って位置補正をするわけではないので、補正作業に複雑
な工程は不要である。また、位置補正と同時に線分を異
なる形式(色)で表示するので、測定した物理量の情報
を失うことなく複数の点データを圧縮できる。
【0028】本発明では、線分データの形式の数が少な
く、あるひとつの線分形式が大半を占める場合には、位
置補正の作業やデータ量の低減効果が顕著になる。例え
ば、受信レベルをある値で二つに分け、その値より大き
ければエリア内とし、小さければエリアでないとする場
合に、エリアでない場所(受信レベルがある値より小さ
くなる割合)が非常に少ない場合には特に効果がある。
く、あるひとつの線分形式が大半を占める場合には、位
置補正の作業やデータ量の低減効果が顕著になる。例え
ば、受信レベルをある値で二つに分け、その値より大き
ければエリア内とし、小さければエリアでないとする場
合に、エリアでない場所(受信レベルがある値より小さ
くなる割合)が非常に少ない場合には特に効果がある。
【図1】本発明の実施形態を示すブロック構成図。
【図2】走行軌跡データ処理装置の動作の流れを示す
図。
図。
【図3】点データから線分データへの変換過程を説明す
る図。
る図。
【図4】背景地図に対する点データの表示例を示す図。
【図5】点データを線分データに変換して位置補正を行
った表示例を示す図。
った表示例を示す図。
【図6】電波の受信レベルを測定するデータ収集装置の
一例を示すブロック構成図。
一例を示すブロック構成図。
1 画像表示装置 2 地図表示部 3 データ表示部 4 データ操作部 5 記憶部 11 受信レベル測定器 12 位置検出装置 13 データ記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/0969 G08G 1/0969 G09B 29/10 G09B 29/10 A
Claims (4)
- 【請求項1】 道路情報を含む電子地図データによる背
景地図を表示する地図表示手段と、 移動体上で測定された物理量の測定データに関する情報
をその測定点の位置データに相当する前記背景地図上の
位置に重ねて表示する測定データ表示手段と、 この測定データ表示手段により表示された情報およびそ
の表示点を前記背景地図に整合させる操作手段とを備え
た走行軌跡データ処理装置において、 前記測定データ表示手段は、測定データに関する情報を
その数値範囲により異なる表示形式で表示する手段を含
み、 前記操作手段は、操作者により指定された二つの表示点
を線分で接続し、その線分上またはその線分に近接する
各表示点の表示形式が異なるごとにその線分を分割して
その表示形式に対応する線分形式で表示する線分表示手
段と、各線分の始点と終点の位置を前記背景地図に対応
するように補正する線分位置補正手段とを含むことを特
徴とする走行軌跡データ処理装置。 - 【請求項2】 測定データに関する情報をその測定点の
位置データに関する情報とともに記憶する記憶手段を備
え、 この記憶手段には、前記線分表示手段により分割された
各線分の始点および終点の位置が位置データに関する情
報として記憶され、その線分の表示形式により表れる数
値範囲に関する情報が測定データに関する情報として記
憶される請求項1記載の走行軌跡データ処理装置。 - 【請求項3】 位置データは、人工衛星から無線により
送信された位置情報により緯度および経度を検出する汎
地球位置検出システムと方向センサおよび距離センサを
用いて位置を検出する装置との少なくとも一方により得
られたデータである請求項1記載の走行軌跡データ処理
装置。 - 【請求項4】 測定される物理量は電波の受信レベルで
ある請求項1記載の走行軌跡データ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19486996A JPH1038591A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 走行軌跡データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19486996A JPH1038591A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 走行軌跡データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038591A true JPH1038591A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16331663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19486996A Pending JPH1038591A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 走行軌跡データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1038591A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1069544A1 (de) * | 1999-07-14 | 2001-01-17 | Alcatel | Verfahren zur Positionsüberwachung eines Mobilfunkteilnehmers sowie Netzwerkszugangsserver zurDurchführung des Verfahrens |
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JP2004325083A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | I Transport Lab Co Ltd | 経路決定装置、経路決定方法および経路決定プログラム |
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JP2018205173A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 横河電機株式会社 | 波形表示装置 |
CN113436248A (zh) * | 2021-06-18 | 2021-09-24 | 黑龙江惠达科技发展有限公司 | 计算农机作业面积的方法和装置 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19486996A patent/JPH1038591A/ja active Pending
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US6687505B1 (en) | 1999-07-14 | 2004-02-03 | Alcatel | Method of monitoring the position of a mobile subscriber as well as IN server and web server for carrying out the method |
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