JPH1038417A - 受液器及び受液器一体型凝縮器 - Google Patents
受液器及び受液器一体型凝縮器Info
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- JPH1038417A JPH1038417A JP19801996A JP19801996A JPH1038417A JP H1038417 A JPH1038417 A JP H1038417A JP 19801996 A JP19801996 A JP 19801996A JP 19801996 A JP19801996 A JP 19801996A JP H1038417 A JPH1038417 A JP H1038417A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/04—Details of condensers
- F25B2339/044—Condensers with an integrated receiver
- F25B2339/0441—Condensers with an integrated receiver containing a drier or a filter
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B2339/04—Details of condensers
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- F25B2339/0446—Condensers with an integrated receiver characterised by the refrigerant tubes connecting the header of the condenser to the receiver; Inlet or outlet connections to receiver
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷媒の気液分離を確実に行えて液冷媒のみを
送り出せ、しかも、タンク内から垂下パイプを排除して
スリムでスマートな受液器を提供すること。受液器と凝
縮器とをつなぐ配管を排除でき、しかも、配設スペース
上の難を生じさせない合理的組み合わせ構造の受液器一
体型凝縮器を提供すること。 【解決手段】 タンク10内が、上下方向に延ばされた
仕切壁11にて、冷媒入口側の室12と冷媒出口側の室
13とに仕切られると共に、これら両室が、仕切壁の上
端部に設けられた連通部15を通じて連通され、かつ、
タンクの下端部に、冷媒入口部16と冷媒出口部17と
が設けられた受液器2を用いる。
送り出せ、しかも、タンク内から垂下パイプを排除して
スリムでスマートな受液器を提供すること。受液器と凝
縮器とをつなぐ配管を排除でき、しかも、配設スペース
上の難を生じさせない合理的組み合わせ構造の受液器一
体型凝縮器を提供すること。 【解決手段】 タンク10内が、上下方向に延ばされた
仕切壁11にて、冷媒入口側の室12と冷媒出口側の室
13とに仕切られると共に、これら両室が、仕切壁の上
端部に設けられた連通部15を通じて連通され、かつ、
タンクの下端部に、冷媒入口部16と冷媒出口部17と
が設けられた受液器2を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、カーエアコン等
の冷媒回路に用いられる受液器及び受液器一体型凝縮器
に関する。
の冷媒回路に用いられる受液器及び受液器一体型凝縮器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカーエアコン用の受液器と
して、図16(イ)に示されるような受液器(70)が用
いられていた。この受液器(70)は、タンク(71)の上
端部にヘッダー(72)が設けられると共に、該ヘッダー
(72)に、タンク(71)内と連通する冷媒入口部(73)
と冷媒出口部(74)とが設けられ、かつ、パイプ(75)
が冷媒出口部(74)に連通されてタンク(71)内に垂下
され、該パイプ(75)の下端部をタンク(71)内の底面
近傍に位置させた構成となされていた。
して、図16(イ)に示されるような受液器(70)が用
いられていた。この受液器(70)は、タンク(71)の上
端部にヘッダー(72)が設けられると共に、該ヘッダー
(72)に、タンク(71)内と連通する冷媒入口部(73)
と冷媒出口部(74)とが設けられ、かつ、パイプ(75)
が冷媒出口部(74)に連通されてタンク(71)内に垂下
され、該パイプ(75)の下端部をタンク(71)内の底面
近傍に位置させた構成となされていた。
【0003】そして、この受液器(70)は、その冷媒入
口部(73)に、図16(ロ)に示されるように、凝縮器
(76)の冷媒出口部(77)が、配管(79)を介して連通
接続され、車体側にブラケット(90)にて固定されてい
た。
口部(73)に、図16(ロ)に示されるように、凝縮器
(76)の冷媒出口部(77)が、配管(79)を介して連通
接続され、車体側にブラケット(90)にて固定されてい
た。
【0004】上記構成では、凝縮器(76)の冷媒出口部
(77)から送り出された冷媒が、入口部(73)を通じて
受液器タンク(71)内に導入され、導入された冷媒のう
ち、液冷媒はその自重により該タンク(71)内の底面側
に、ガス冷媒はその上方にと、気液分離され、液冷媒の
みが、垂下パイプ(75)を通じて上方に移行され、冷媒
出口部(74)から送り出されるようになされていた。
(77)から送り出された冷媒が、入口部(73)を通じて
受液器タンク(71)内に導入され、導入された冷媒のう
ち、液冷媒はその自重により該タンク(71)内の底面側
に、ガス冷媒はその上方にと、気液分離され、液冷媒の
みが、垂下パイプ(75)を通じて上方に移行され、冷媒
出口部(74)から送り出されるようになされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の受液器(70)では、タンク(71)の上端部
にヘッダー(72)が設けられ、該ヘッダー(72)に冷媒
入口部(73)と冷媒出口部(74)とが設けられた構成で
あるため、タンク(71)内の液冷媒を冷媒出口部(74)
へと導くために、タンク(71)内にわざわざパイプ(7
5)を垂下させて設けなければならなかった。
ような構成の受液器(70)では、タンク(71)の上端部
にヘッダー(72)が設けられ、該ヘッダー(72)に冷媒
入口部(73)と冷媒出口部(74)とが設けられた構成で
あるため、タンク(71)内の液冷媒を冷媒出口部(74)
へと導くために、タンク(71)内にわざわざパイプ(7
5)を垂下させて設けなければならなかった。
【0006】また、タンク(71)内の液冷媒を、タンク
(71)内の圧力によって、垂下パイプ(75)内を上昇さ
せて冷媒出口部(74)へと送り出す構成であるため、受
液器(70)を通過する冷媒の圧力損失を大きなものにし
ないようにするために、垂下パイプ(75)の長さを余り
長くすることができず、そのため、受液器(70)は高さ
の低いずんぐりとした形態になってしまい、配設スペー
スが限られてしまうという問題もあった。
(71)内の圧力によって、垂下パイプ(75)内を上昇さ
せて冷媒出口部(74)へと送り出す構成であるため、受
液器(70)を通過する冷媒の圧力損失を大きなものにし
ないようにするために、垂下パイプ(75)の長さを余り
長くすることができず、そのため、受液器(70)は高さ
の低いずんぐりとした形態になってしまい、配設スペー
スが限られてしまうという問題もあった。
【0007】また、一般に、凝縮器(76)の冷媒出口部
(77)は凝縮器本体の下部側に位置して備えられるた
め、上記のような受液器(70)の冷媒入口部(73)を直
接に凝縮器(76)の冷媒出口部(77)に接続すると、受
液器(70)は凝縮器(76)の下方に突出してしまうこと
になる。これでは車体への配設スペース上難があるた
め、別途、配管(79)を用い、この配管(79)にて、上
記のように凝縮器(76)の冷媒出口部(77)と受液器
(70)の冷媒入口部(73)とをつなぎ、受液器(70)
は、車体側の所定の配設部位にブラケット(90)にて固
定する構成とする必要があった。
(77)は凝縮器本体の下部側に位置して備えられるた
め、上記のような受液器(70)の冷媒入口部(73)を直
接に凝縮器(76)の冷媒出口部(77)に接続すると、受
液器(70)は凝縮器(76)の下方に突出してしまうこと
になる。これでは車体への配設スペース上難があるた
め、別途、配管(79)を用い、この配管(79)にて、上
記のように凝縮器(76)の冷媒出口部(77)と受液器
(70)の冷媒入口部(73)とをつなぎ、受液器(70)
は、車体側の所定の配設部位にブラケット(90)にて固
定する構成とする必要があった。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、冷媒の気液分離を確実に行えて液冷媒のみを送り出
すことができ、しかも、スリムでスマートな形態を実現
できる構造の受液器を提供することを課題とする。
み、冷媒の気液分離を確実に行えて液冷媒のみを送り出
すことができ、しかも、スリムでスマートな形態を実現
できる構造の受液器を提供することを課題とする。
【0009】また、本発明のもう一つの課題は、受液器
と凝縮器とをつなぐ配管を排除することができ、しか
も、配設スペース上の難を生じさせない合理的組み合わ
せ構造の受液器一体型凝縮器を提供することを課題とす
る。
と凝縮器とをつなぐ配管を排除することができ、しか
も、配設スペース上の難を生じさせない合理的組み合わ
せ構造の受液器一体型凝縮器を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、タンク内
が、上下方向に延ばされた仕切壁にて、冷媒入口側の室
と冷媒出口側の室とに仕切られると共に、これら両室
が、仕切壁の上端部に設けられた連通部を通じて連通さ
れ、かつ、タンクの下端部に、冷媒入口側の室と連通す
る冷媒入口部と、冷媒出口側の室と連通する冷媒出口部
とが設けられてなることを特徴とする受液器によって解
決される。
が、上下方向に延ばされた仕切壁にて、冷媒入口側の室
と冷媒出口側の室とに仕切られると共に、これら両室
が、仕切壁の上端部に設けられた連通部を通じて連通さ
れ、かつ、タンクの下端部に、冷媒入口側の室と連通す
る冷媒入口部と、冷媒出口側の室と連通する冷媒出口部
とが設けられてなることを特徴とする受液器によって解
決される。
【0011】即ち、この受液器では、凝縮器を経て、冷
媒入口部から冷媒入口側の室に流入された冷媒は、該冷
媒入口側の室を上昇していき、そして向きをかえ、連通
部を通じて冷媒出口側の室に送り込まれ、該冷媒出口側
の室を下降していく。該冷媒出口側の室では、液冷媒は
該冷媒出口側の室の底面側に、ガス冷媒はそれよりも上
方にと、気液分離が行われる。そして、冷媒出口側の室
の液冷媒は、冷媒出口部を通じて、直接にタンクの外に
送り出される。
媒入口部から冷媒入口側の室に流入された冷媒は、該冷
媒入口側の室を上昇していき、そして向きをかえ、連通
部を通じて冷媒出口側の室に送り込まれ、該冷媒出口側
の室を下降していく。該冷媒出口側の室では、液冷媒は
該冷媒出口側の室の底面側に、ガス冷媒はそれよりも上
方にと、気液分離が行われる。そして、冷媒出口側の室
の液冷媒は、冷媒出口部を通じて、直接にタンクの外に
送り出される。
【0012】このように、凝縮器からの冷媒をタンクの
下端部からタンク内に導入させ、そこから上方へ、更
に、上方から下方へと折り返すように巡らせ、タンクの
下端部から送り出すものであることにより、冷媒の気液
分離が確実に遂行され、液冷媒のみが送り出される。
下端部からタンク内に導入させ、そこから上方へ、更
に、上方から下方へと折り返すように巡らせ、タンクの
下端部から送り出すものであることにより、冷媒の気液
分離が確実に遂行され、液冷媒のみが送り出される。
【0013】しかも、冷媒出口部が、タンクの下端部に
おいて、冷媒出口側の室と連通する設けられているもの
であることにより、冷媒出口側の室の液冷媒は、直接に
冷媒出口部を通じて送り出され、従って、従来の垂下パ
イプをタンク内から排除し得て、スリムでスマートな形
態の受液器が実現される。
おいて、冷媒出口側の室と連通する設けられているもの
であることにより、冷媒出口側の室の液冷媒は、直接に
冷媒出口部を通じて送り出され、従って、従来の垂下パ
イプをタンク内から排除し得て、スリムでスマートな形
態の受液器が実現される。
【0014】また、上記課題は、左右方向に向けられ、
上下方向に並列配置された複数本のチューブの端部に、
上下方向に向けられた中空ヘッダーが内部連通状態に接
続され、該ヘッダーの下端部の側面に冷媒出口部が設け
られた凝縮器本体と、タンク内が、上下方向に延ばされ
た仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕
切られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設け
られた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
の側面に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部が設け
られると共に、タンクの下端部に、冷媒出口側の室と連
通する冷媒出口部が設けられた受液器と、が備えられ、
前記受液器が、その冷媒入口部を凝縮器本体のヘッダー
の冷媒出口部に対向接続されて、ヘッダーに沿って平行
に配置され、かつ、ヘッダーに保持されてなることを特
徴とする受液器一体型凝縮器によって解決される。
上下方向に並列配置された複数本のチューブの端部に、
上下方向に向けられた中空ヘッダーが内部連通状態に接
続され、該ヘッダーの下端部の側面に冷媒出口部が設け
られた凝縮器本体と、タンク内が、上下方向に延ばされ
た仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕
切られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設け
られた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
の側面に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部が設け
られると共に、タンクの下端部に、冷媒出口側の室と連
通する冷媒出口部が設けられた受液器と、が備えられ、
前記受液器が、その冷媒入口部を凝縮器本体のヘッダー
の冷媒出口部に対向接続されて、ヘッダーに沿って平行
に配置され、かつ、ヘッダーに保持されてなることを特
徴とする受液器一体型凝縮器によって解決される。
【0015】即ち、受液器は、タンクの下端部の側面
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部が設けられ、
該受液器が、その冷媒入口部を、凝縮器本体のヘッダー
下端部側面に設けられた冷媒出口部に対向接続させて、
ヘッダーに沿って平行に配置され、かつ、ヘッダーに保
持されたものとなされていることにより、受液器と凝縮
器とをつなぐ配管が排除されると同時に、配設スペース
上の難を生じさせない合理的組み合わせ構造が実現され
る。
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部が設けられ、
該受液器が、その冷媒入口部を、凝縮器本体のヘッダー
下端部側面に設けられた冷媒出口部に対向接続させて、
ヘッダーに沿って平行に配置され、かつ、ヘッダーに保
持されたものとなされていることにより、受液器と凝縮
器とをつなぐ配管が排除されると同時に、配設スペース
上の難を生じさせない合理的組み合わせ構造が実現され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0017】図1〜図5には、第1実施形態を示す。図
2(イ)(ロ)に示す受液器一体型凝縮器において、
(1)は凝縮器本体、(2)受液器である。
2(イ)(ロ)に示す受液器一体型凝縮器において、
(1)は凝縮器本体、(2)受液器である。
【0018】凝縮器本体(1)は、いわゆるマルチフロ
ータイプと称されるアルミニウム製熱交換器によるもの
である。この凝縮器本体(1)は、左右方向に向けられ
た多数本の熱交換用偏平チューブ(3)…が上下方向に
所定の間隔おきに並列状態に配置されると共に、該チュ
ーブ(3)…の左右両側に、上下方向に向けられた円筒
状のアルミニウム製中空ヘッダー(4)(4)が配置さ
れて、チューブ(3)…の両端部がヘッダー(4)
(4)に連通状態に接続されている。また、チューブ
(3)…間にはフィン(5)が配置されている。そし
て、ヘッダー(4)(4)内が所定の高さ位置において
仕切り(6)…にて上下方向に複数の室に仕切られ、右
側ヘッダー(4)の上側側面に冷媒入口側ユニオン
(7)が連通接続されると共に、同じく右側ヘッダー
(4)の下端部側面に冷媒出口側ユニオン(9)が連通
状態に接続され、冷媒入口側ユニオン(7)からヘッダ
ー(4)内に流入したガス冷媒がチューブ(3)…群を
蛇行状に流通して凝縮され、冷媒が冷媒出口側ユニオン
(9)を通じて送り出されるようになされている。
ータイプと称されるアルミニウム製熱交換器によるもの
である。この凝縮器本体(1)は、左右方向に向けられ
た多数本の熱交換用偏平チューブ(3)…が上下方向に
所定の間隔おきに並列状態に配置されると共に、該チュ
ーブ(3)…の左右両側に、上下方向に向けられた円筒
状のアルミニウム製中空ヘッダー(4)(4)が配置さ
れて、チューブ(3)…の両端部がヘッダー(4)
(4)に連通状態に接続されている。また、チューブ
(3)…間にはフィン(5)が配置されている。そし
て、ヘッダー(4)(4)内が所定の高さ位置において
仕切り(6)…にて上下方向に複数の室に仕切られ、右
側ヘッダー(4)の上側側面に冷媒入口側ユニオン
(7)が連通接続されると共に、同じく右側ヘッダー
(4)の下端部側面に冷媒出口側ユニオン(9)が連通
状態に接続され、冷媒入口側ユニオン(7)からヘッダ
ー(4)内に流入したガス冷媒がチューブ(3)…群を
蛇行状に流通して凝縮され、冷媒が冷媒出口側ユニオン
(9)を通じて送り出されるようになされている。
【0019】一方、受液器(2)は、図1及び図3に示
されるように、上下方向に長い円筒状のタンク(10)を
備えており、該タンク(10)内は、上下方向に延ばされ
た仕切り壁(11)にて、縦に長い2つの室(12)(13)
に仕切られている。一方の室(12)は冷媒入口側の室と
なり、もう一方の室(13)は冷媒出口側の室となる。こ
の仕切り壁(11)の上端部には、凹状の切欠き部(14)
が設けられ、この切欠き部(14)によって形成された連
通部(15)を通じて両室(12)(13)が連通されてい
る。そして、タンク(10)の下端部の側面には、冷媒入
口側の室(12)に対応して、該室(12)の底部と連通さ
れるように冷媒入口側のユニオン(16)が側方突出状態
に連通接続されている。また、同じくタンク(10)の下
端部の側面には、冷媒出口側の室(13)に対応して、該
室(13)の底部と連通されるように冷媒出口側のユニオ
ン(17)が側方突出状態に連通接続されている。これに
より、冷媒は、冷媒入口側のユニオン(16)を通じて冷
媒入口側の室(12)の底部に送り込まれ、該室(12)を
上昇し、そして、連通部(15)を通じて、冷媒出口側の
室(13)に送り込まれ、該室(13)を下降して、該室
(13)の底部から冷媒出口ユニオン(17)を通じて送り
出される。
されるように、上下方向に長い円筒状のタンク(10)を
備えており、該タンク(10)内は、上下方向に延ばされ
た仕切り壁(11)にて、縦に長い2つの室(12)(13)
に仕切られている。一方の室(12)は冷媒入口側の室と
なり、もう一方の室(13)は冷媒出口側の室となる。こ
の仕切り壁(11)の上端部には、凹状の切欠き部(14)
が設けられ、この切欠き部(14)によって形成された連
通部(15)を通じて両室(12)(13)が連通されてい
る。そして、タンク(10)の下端部の側面には、冷媒入
口側の室(12)に対応して、該室(12)の底部と連通さ
れるように冷媒入口側のユニオン(16)が側方突出状態
に連通接続されている。また、同じくタンク(10)の下
端部の側面には、冷媒出口側の室(13)に対応して、該
室(13)の底部と連通されるように冷媒出口側のユニオ
ン(17)が側方突出状態に連通接続されている。これに
より、冷媒は、冷媒入口側のユニオン(16)を通じて冷
媒入口側の室(12)の底部に送り込まれ、該室(12)を
上昇し、そして、連通部(15)を通じて、冷媒出口側の
室(13)に送り込まれ、該室(13)を下降して、該室
(13)の底部から冷媒出口ユニオン(17)を通じて送り
出される。
【0020】上記タンク(10)は、有底筒状のタンク本
体(19)の上端部開口を蓋(20)にて塞いで構成された
もので、タンク本体(19)は、仕切り壁(11)を含めて
一体成形されたアルミニウム製の鍛造品による。蓋(2
0)も鍛造品によるもので、図1に示されるようにその
上面中央部に取付け用のピン(21)が一体成形されてお
り、タンク本体(19)の上端部に配置されて、アルゴン
溶接等の溶接により、タンク本体(19)と接合一体化さ
れている。
体(19)の上端部開口を蓋(20)にて塞いで構成された
もので、タンク本体(19)は、仕切り壁(11)を含めて
一体成形されたアルミニウム製の鍛造品による。蓋(2
0)も鍛造品によるもので、図1に示されるようにその
上面中央部に取付け用のピン(21)が一体成形されてお
り、タンク本体(19)の上端部に配置されて、アルゴン
溶接等の溶接により、タンク本体(19)と接合一体化さ
れている。
【0021】(22)はストレーナーで、タンク(10)内
の上部に、仕切り壁(11)上端部の凹状の切欠き部(1
4)の底部高さ位置に仕切り壁(11)に引っ掛けるよう
にして両室(12)(13)を臨むように備えられている。
の上部に、仕切り壁(11)上端部の凹状の切欠き部(1
4)の底部高さ位置に仕切り壁(11)に引っ掛けるよう
にして両室(12)(13)を臨むように備えられている。
【0022】また、受液器(2)における冷媒入口側ユ
ニオン(16)と、凝縮器本体(1)の冷媒出口側ユニオ
ン(9)とは、いわゆるワンタッチジョイント形式のユ
ニオンによる。即ち、図4に示されるように、受液器
(2)における冷媒入口側ユニオン(16)は、接続用の
雄短管部(23)を備え、その長手方向中間部外周面に径
方向外方に突出するつば(24)を一体に備えている。一
方、凝縮器本体(1)側のユニオン(9)は、接続用の
雌短管部(25)を備え、その内部は先端側が径大部(2
6)、基端側が径小部(27)とされ、それらの間に先端
側に面した環状の段(29)が形成されており、かつ、径
大部(26)の管壁にはその長手方向中間部において周方
向に間隔をおいて一対の切欠き(30)(30)が内外貫通
状に形成されている。両ユニオン(9)(16)の接続
は、雄短管部(23)を雌短管部(25)内に差し込み、雄
短管部(23)のつば部(24)を雌短管部(25)内の段
(29)に当接させた状態で、図示しない馬蹄形の弾性ス
トッパーを切欠き(30)(30)を通じて雄短管部(23)
のつば部(24)の後部隣接位置に嵌合させて行われる。
これにより、雄短管部(23)のつば部(24)が、雌短管
部(25)の段(29)と、ストッパーとに挟まれて、抜止
め状態に接続される。なお、シールは、雄短管部(23)
におけるつば部(24)よりも先端側外周面と、雌短管部
(25)の径小部(27)の管壁内周面との間に配置したO
リング(31)にて行われる。
ニオン(16)と、凝縮器本体(1)の冷媒出口側ユニオ
ン(9)とは、いわゆるワンタッチジョイント形式のユ
ニオンによる。即ち、図4に示されるように、受液器
(2)における冷媒入口側ユニオン(16)は、接続用の
雄短管部(23)を備え、その長手方向中間部外周面に径
方向外方に突出するつば(24)を一体に備えている。一
方、凝縮器本体(1)側のユニオン(9)は、接続用の
雌短管部(25)を備え、その内部は先端側が径大部(2
6)、基端側が径小部(27)とされ、それらの間に先端
側に面した環状の段(29)が形成されており、かつ、径
大部(26)の管壁にはその長手方向中間部において周方
向に間隔をおいて一対の切欠き(30)(30)が内外貫通
状に形成されている。両ユニオン(9)(16)の接続
は、雄短管部(23)を雌短管部(25)内に差し込み、雄
短管部(23)のつば部(24)を雌短管部(25)内の段
(29)に当接させた状態で、図示しない馬蹄形の弾性ス
トッパーを切欠き(30)(30)を通じて雄短管部(23)
のつば部(24)の後部隣接位置に嵌合させて行われる。
これにより、雄短管部(23)のつば部(24)が、雌短管
部(25)の段(29)と、ストッパーとに挟まれて、抜止
め状態に接続される。なお、シールは、雄短管部(23)
におけるつば部(24)よりも先端側外周面と、雌短管部
(25)の径小部(27)の管壁内周面との間に配置したO
リング(31)にて行われる。
【0023】なお、受液器(2)における冷媒入口側ユ
ニオン(16)は、その基端管部が受液器タンク(10)の
壁面にあけられた孔に挿入され、該タンク(10)と内部
連通状態に接合一体化されている。
ニオン(16)は、その基端管部が受液器タンク(10)の
壁面にあけられた孔に挿入され、該タンク(10)と内部
連通状態に接合一体化されている。
【0024】また、凝縮器本体(1)の冷媒出口側ユニ
オン(9)は、基端部に凝縮器本体(1)のヘッダー
(4)の外周部を抱く抱持部(32)を一体に有し、該抱
持部(32)にてヘッダー(4)の外周部を抱き、ろう付
けによりヘッダー(4)と接合一体化されている。この
ユニオン(9)は、アルミニウム製の押出型材を所定長
さ単位に切断し、その切断品に対し所定の機械加工を施
して製作されたものである。
オン(9)は、基端部に凝縮器本体(1)のヘッダー
(4)の外周部を抱く抱持部(32)を一体に有し、該抱
持部(32)にてヘッダー(4)の外周部を抱き、ろう付
けによりヘッダー(4)と接合一体化されている。この
ユニオン(9)は、アルミニウム製の押出型材を所定長
さ単位に切断し、その切断品に対し所定の機械加工を施
して製作されたものである。
【0025】なお、受液器(2)における冷媒出口側ユ
ニオン(17)も、ワンタッチジョイント仕様の雌側構成
を有する短管材にて構成されている。
ニオン(17)も、ワンタッチジョイント仕様の雌側構成
を有する短管材にて構成されている。
【0026】上記受液器(2)と凝縮器本体(1)とは
次のようにして組み合わされ、受液器一体型凝縮器に構
成されている。即ち、上記受液器(2)は、図2、図3
に示されるように、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)
の側部に、該ヘッダー(4)に沿わせるように平行に配
置され、図3、図4に示されるように、冷媒入口側ユニ
オン(16)の雄短管部(23)を凝縮器本体(1)の冷媒
出口側ユニオン(9)の雌短管部(25)内に挿入嵌合
し、側方から馬蹄形の弾性ストッパー(33)が嵌合され
ることによって、両ユニオン(9)(16)同士が接続固
定される。受液器(2)は、その下端側において、この
ユニオン(9)(16)同士の接続結合により、しっかり
と凝縮器本体(1)に保持される。
次のようにして組み合わされ、受液器一体型凝縮器に構
成されている。即ち、上記受液器(2)は、図2、図3
に示されるように、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)
の側部に、該ヘッダー(4)に沿わせるように平行に配
置され、図3、図4に示されるように、冷媒入口側ユニ
オン(16)の雄短管部(23)を凝縮器本体(1)の冷媒
出口側ユニオン(9)の雌短管部(25)内に挿入嵌合
し、側方から馬蹄形の弾性ストッパー(33)が嵌合され
ることによって、両ユニオン(9)(16)同士が接続固
定される。受液器(2)は、その下端側において、この
ユニオン(9)(16)同士の接続結合により、しっかり
と凝縮器本体(1)に保持される。
【0027】更に、受液器(2)の上端側は、次のよう
にして、凝縮器本体(1)に保持されている。即ち、図
2、図3に示されるように、凝縮器本体(1)のヘッダ
ー(4)には、受液器(2)の上端高さ位置において、
ステー(34)が側方突出状態に設けられている。このス
テー(34)は、アルミニウム製押出型材を所定長さ単位
に切断して製作されたもので、図5に示されように、一
端部にヘッダー(4)の外周部を抱く抱持部(35)を有
して、この抱持部(35)がヘッダー(4)の外周部に嵌
合され、ヘッダー(4)にろう付けにて接合一体化され
ている。また、ステー(34)の他端には、先端側に開放
された奥拡がり鍵穴状の凹部(36)が成形されており、
受液器(2)のタンク上蓋(20)の上面に立設されてい
るピン(21)が、ゴムマウント(37)を介して該鍵穴状
の凹部(36)内に嵌合保持されている。受液器(2)
は、このようにして、その上下両側で凝縮器本体(1)
にしっかりと保持されている。
にして、凝縮器本体(1)に保持されている。即ち、図
2、図3に示されるように、凝縮器本体(1)のヘッダ
ー(4)には、受液器(2)の上端高さ位置において、
ステー(34)が側方突出状態に設けられている。このス
テー(34)は、アルミニウム製押出型材を所定長さ単位
に切断して製作されたもので、図5に示されように、一
端部にヘッダー(4)の外周部を抱く抱持部(35)を有
して、この抱持部(35)がヘッダー(4)の外周部に嵌
合され、ヘッダー(4)にろう付けにて接合一体化され
ている。また、ステー(34)の他端には、先端側に開放
された奥拡がり鍵穴状の凹部(36)が成形されており、
受液器(2)のタンク上蓋(20)の上面に立設されてい
るピン(21)が、ゴムマウント(37)を介して該鍵穴状
の凹部(36)内に嵌合保持されている。受液器(2)
は、このようにして、その上下両側で凝縮器本体(1)
にしっかりと保持されている。
【0028】上記受液器(2)では、凝縮器本体(1)
にて凝縮された冷媒は、図1に示されるように、冷媒入
口側のユニオン(16)を通じて冷媒入口側の室(12)の
底部に送り込まれる。そして、該室(12)を上昇し、連
通部(15)を通じて、冷媒出口側の室(13)に送り込ま
れ、該室(13)を底部に向けて下降していく。その過程
で冷媒が気液分離され、液冷媒のみが、該室(13)の底
部にから冷媒出口ユニオン(17)を通じて、送り出され
る。
にて凝縮された冷媒は、図1に示されるように、冷媒入
口側のユニオン(16)を通じて冷媒入口側の室(12)の
底部に送り込まれる。そして、該室(12)を上昇し、連
通部(15)を通じて、冷媒出口側の室(13)に送り込ま
れ、該室(13)を底部に向けて下降していく。その過程
で冷媒が気液分離され、液冷媒のみが、該室(13)の底
部にから冷媒出口ユニオン(17)を通じて、送り出され
る。
【0029】しかも、受液器(2)において、その冷媒
出口側のユニオン(17)は、タンク(10)の下端部にお
いて、冷媒出口側の室(13)と連通して設けられ、冷媒
出口側の室(13)の液冷媒が、直接にこのユニオン(1
7)を通じて送り出される構成であるから、従来のよう
な垂下パイプ(75)はタンク(10)内から排除される。
従って、上記のように、受液器(2)をスリムでスマー
トな形態にできる。
出口側のユニオン(17)は、タンク(10)の下端部にお
いて、冷媒出口側の室(13)と連通して設けられ、冷媒
出口側の室(13)の液冷媒が、直接にこのユニオン(1
7)を通じて送り出される構成であるから、従来のよう
な垂下パイプ(75)はタンク(10)内から排除される。
従って、上記のように、受液器(2)をスリムでスマー
トな形態にできる。
【0030】また、上記の受液器一体型凝縮器では、受
液器タンク(10)の下端部の側面の冷媒入口ユニオン
(16)を、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の下端部
側面に設けられた冷媒出口ユニオン(9)と直接対向接
続させて、受液器(2)をヘッダー(4)に沿って平行
に配置させた構成であるから、受液器(2)と凝縮器本
体(1)とをつなぐ配管を排除することができ、しか
も、受液器(2)を凝縮器ヘッダー(4)に沿わせた、
配設スペース上の難を生じさせない合理的組み合わせ構
造が実現される。
液器タンク(10)の下端部の側面の冷媒入口ユニオン
(16)を、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の下端部
側面に設けられた冷媒出口ユニオン(9)と直接対向接
続させて、受液器(2)をヘッダー(4)に沿って平行
に配置させた構成であるから、受液器(2)と凝縮器本
体(1)とをつなぐ配管を排除することができ、しか
も、受液器(2)を凝縮器ヘッダー(4)に沿わせた、
配設スペース上の難を生じさせない合理的組み合わせ構
造が実現される。
【0031】特に、上記のような構造の受液器(2)の
場合、冷媒の気液分離作用をより効果的なものにするた
め、タンク(10)の高さをある程度高くし、受液器
(2)を、長く、かつ、それに応じて細くしたスマート
な形態に構成しているから、図示のように、凝縮器ヘッ
ダー(4)の形態に近似したスマートな受液器(2)を
ヘッダー(4)に沿わせて平行に配設することができ、
受液器(2)を凝縮器の一構成部品として凝縮器本体
(1)と融合一体的に組み合わせることができる。
場合、冷媒の気液分離作用をより効果的なものにするた
め、タンク(10)の高さをある程度高くし、受液器
(2)を、長く、かつ、それに応じて細くしたスマート
な形態に構成しているから、図示のように、凝縮器ヘッ
ダー(4)の形態に近似したスマートな受液器(2)を
ヘッダー(4)に沿わせて平行に配設することができ、
受液器(2)を凝縮器の一構成部品として凝縮器本体
(1)と融合一体的に組み合わせることができる。
【0032】また、凝縮器本体(1)への受液器(2)
の取付け構造として、受液器(2)を、その下側におい
て、上記のようなワンタッチジョイント仕様のユニオン
(9)(16)同士の接続にて凝縮器本体(1)に保持さ
せると共に、上側において、ピン(21)をゴムマウント
(37)を介してステー(34)の鍵穴状の凹部(36)内に
嵌合させて保持させる構成を採用したものであるから、
受液器(2)を、取付け工数少なく能率的に、凝縮器本
体(1)に接続一体化させることができる。
の取付け構造として、受液器(2)を、その下側におい
て、上記のようなワンタッチジョイント仕様のユニオン
(9)(16)同士の接続にて凝縮器本体(1)に保持さ
せると共に、上側において、ピン(21)をゴムマウント
(37)を介してステー(34)の鍵穴状の凹部(36)内に
嵌合させて保持させる構成を採用したものであるから、
受液器(2)を、取付け工数少なく能率的に、凝縮器本
体(1)に接続一体化させることができる。
【0033】図6〜図9には、第2実施形態を示す。本
実施形態の受液器一体型凝縮器は、受液器(2)と凝縮
器本体(1)とが一括ろう付けにて接合一体化された構
成となされている。
実施形態の受液器一体型凝縮器は、受液器(2)と凝縮
器本体(1)とが一括ろう付けにて接合一体化された構
成となされている。
【0034】即ち、受液器(2)のタンク(10)は、タ
ンク周壁管(39)と、該周壁管(39)の上下両端部を塞
ぐ蓋部材(40)(41)とによって構成されている。
ンク周壁管(39)と、該周壁管(39)の上下両端部を塞
ぐ蓋部材(40)(41)とによって構成されている。
【0035】タンク周壁管(39)は、仕切り壁(11)を
含めた図7(ロ)に示されるような横断面形状に押出加
工された所定長さのアルミニウム製押出型材によるもの
で、仕切り壁(11)の上端部に、連通部形成用の切欠き
部(14)が後加工にて形成されている。
含めた図7(ロ)に示されるような横断面形状に押出加
工された所定長さのアルミニウム製押出型材によるもの
で、仕切り壁(11)の上端部に、連通部形成用の切欠き
部(14)が後加工にて形成されている。
【0036】上下の蓋部材(40)(41)は、図8及び図
9にそれぞれ示されるように、周壁管(39)の端部を塞
ぐ蓋本体部(40a )(41a )と、ヘッダー(4)の外周
部を抱く抱持部(40b )(41b )を一体に備えている。
これら蓋部材(40)(41)は、図8(イ)及び図9
(イ)に示されるような横断面形状のアルミニウム製押
出型材を所定長さ単位に切断して製作されたもので、上
側の蓋部材(41)の蓋本体部(41a )の下面に、周壁管
(39)の上端部を嵌合させる嵌合凹部(41c )が後加工
により形成されると共に、下側の蓋部材(40)の蓋本体
部(40a )の上面には、周壁管(39)の下端部を嵌合さ
せる嵌合凹部(40c )が同じく後加工により形成されて
いる。
9にそれぞれ示されるように、周壁管(39)の端部を塞
ぐ蓋本体部(40a )(41a )と、ヘッダー(4)の外周
部を抱く抱持部(40b )(41b )を一体に備えている。
これら蓋部材(40)(41)は、図8(イ)及び図9
(イ)に示されるような横断面形状のアルミニウム製押
出型材を所定長さ単位に切断して製作されたもので、上
側の蓋部材(41)の蓋本体部(41a )の下面に、周壁管
(39)の上端部を嵌合させる嵌合凹部(41c )が後加工
により形成されると共に、下側の蓋部材(40)の蓋本体
部(40a )の上面には、周壁管(39)の下端部を嵌合さ
せる嵌合凹部(40c )が同じく後加工により形成されて
いる。
【0037】そして、タンク周壁管(39)の上下の端部
に、図7に示されるように、蓋部材(40)(41)がカラ
ー状ろう材(42)(42)を介して嵌合されて、組み合わ
せられ、受液器(2)のタンク(10)が形成されてい
る。そして、この組立て状態の受液器タンク(10)が、
同じく組立て状態の凝縮器本体(1)のヘッダー(4)
に沿わせるように平行に配置され、上下の蓋部材(40)
(41)の抱持部(40b )(41b )が該ヘッダー(4)の
外周部を抱くように嵌合されている。そして、この受液
器タンク(10)の下端部側面に冷媒入口側の室(12)の
底部に対応してあけられた冷媒入口孔(43)と、凝縮器
本体(1)側のヘッダー(4)の下端部側面にあけられ
た冷媒出口孔(44)とに、接続用の短管(45)の各端部
がカラー状ろう材を介して挿入嵌合され、その状態で、
凝縮器本体(1)、受液器(2)を含む全体が一括ろう
付けされて、受液器一体型凝縮器に製作されている。
に、図7に示されるように、蓋部材(40)(41)がカラ
ー状ろう材(42)(42)を介して嵌合されて、組み合わ
せられ、受液器(2)のタンク(10)が形成されてい
る。そして、この組立て状態の受液器タンク(10)が、
同じく組立て状態の凝縮器本体(1)のヘッダー(4)
に沿わせるように平行に配置され、上下の蓋部材(40)
(41)の抱持部(40b )(41b )が該ヘッダー(4)の
外周部を抱くように嵌合されている。そして、この受液
器タンク(10)の下端部側面に冷媒入口側の室(12)の
底部に対応してあけられた冷媒入口孔(43)と、凝縮器
本体(1)側のヘッダー(4)の下端部側面にあけられ
た冷媒出口孔(44)とに、接続用の短管(45)の各端部
がカラー状ろう材を介して挿入嵌合され、その状態で、
凝縮器本体(1)、受液器(2)を含む全体が一括ろう
付けされて、受液器一体型凝縮器に製作されている。
【0038】図10には、第3実施形態を示す。本実施
形態の受液器一体型凝縮器は、第2実施形態と同様に、
受液器(2)と凝縮器本体(1)とが一括ろう付けにて
接合一体化された構成となされている。
形態の受液器一体型凝縮器は、第2実施形態と同様に、
受液器(2)と凝縮器本体(1)とが一括ろう付けにて
接合一体化された構成となされている。
【0039】即ち、本実施形態では、受液器(2)を構
成するタンク周壁管(39)が、仕切り壁(11)の他、ヘ
ッダー抱持部(46)を含んだ図10(ロ)に示されるよ
うな横断面形状に押出加工された所定長さのアルミニウ
ム製押出型材によるものとなされている。なお、仕切り
壁(11)の上端部に、同じく、連通部形成用の切欠き部
(14)が後加工にて形成されている。そして、このタン
ク周壁管(39)の上下の端部には、アルミニウムブレー
ジングシートのプレス成形品からなる蓋材(47)(47)
が内嵌め状態に嵌合されて組み合わせられ、受液器のタ
ンク(10)が形成されている。そして、この組立て状態
の受液器タンク(10)が、同じく組立て状態の凝縮器本
体(1)のヘッダー(4)に沿わせるように平行に配置
され、タンク周壁管(39)に一体押出成形されている抱
持部(46)が該ヘッダー(4)の外周部を抱くように嵌
合されている。この嵌合の際、この受液器タンク(10)
の下端部側面に冷媒入口側の室(12)の底部に対応して
あけられた冷媒入口孔(43)と、凝縮器本体(1)側の
ヘッダー(4)の下端部側面にあけられた冷媒出口孔
(44)とに、巻きパイプ状のろう材(49)の各端部が挿
入嵌合される。そして、その状態で、凝縮器本体
(1)、受液器(2)を含む全体が一括ろう付けされ
て、受液器一体型凝縮器に製作されている。
成するタンク周壁管(39)が、仕切り壁(11)の他、ヘ
ッダー抱持部(46)を含んだ図10(ロ)に示されるよ
うな横断面形状に押出加工された所定長さのアルミニウ
ム製押出型材によるものとなされている。なお、仕切り
壁(11)の上端部に、同じく、連通部形成用の切欠き部
(14)が後加工にて形成されている。そして、このタン
ク周壁管(39)の上下の端部には、アルミニウムブレー
ジングシートのプレス成形品からなる蓋材(47)(47)
が内嵌め状態に嵌合されて組み合わせられ、受液器のタ
ンク(10)が形成されている。そして、この組立て状態
の受液器タンク(10)が、同じく組立て状態の凝縮器本
体(1)のヘッダー(4)に沿わせるように平行に配置
され、タンク周壁管(39)に一体押出成形されている抱
持部(46)が該ヘッダー(4)の外周部を抱くように嵌
合されている。この嵌合の際、この受液器タンク(10)
の下端部側面に冷媒入口側の室(12)の底部に対応して
あけられた冷媒入口孔(43)と、凝縮器本体(1)側の
ヘッダー(4)の下端部側面にあけられた冷媒出口孔
(44)とに、巻きパイプ状のろう材(49)の各端部が挿
入嵌合される。そして、その状態で、凝縮器本体
(1)、受液器(2)を含む全体が一括ろう付けされ
て、受液器一体型凝縮器に製作されている。
【0040】なお、受液器(2)のタンク(10)内の冷
媒出口側の室(13)内の上端部には、籠状のストレーナ
ー(50)が吊持状態に配置されている。また、乾燥剤を
封入する仕様の場合は、例えば、図11に示されるよう
に、上下を多数の孔のあいた蓋(51a )にて塞いだ二股
状の容器(51)を用い、その内部に乾燥剤(52)を封入
し、タンク(10)内の仕切り壁(11)の上端部の連通部
形成用の切欠き部(14)の底部を跨がせてそこに吊持ち
状態に支承させて配置する構成を採用すればよい。
媒出口側の室(13)内の上端部には、籠状のストレーナ
ー(50)が吊持状態に配置されている。また、乾燥剤を
封入する仕様の場合は、例えば、図11に示されるよう
に、上下を多数の孔のあいた蓋(51a )にて塞いだ二股
状の容器(51)を用い、その内部に乾燥剤(52)を封入
し、タンク(10)内の仕切り壁(11)の上端部の連通部
形成用の切欠き部(14)の底部を跨がせてそこに吊持ち
状態に支承させて配置する構成を採用すればよい。
【0041】図12〜図15にはそれぞれ、更に他の変
形例を示す。これらの変形例における受液器(2)は、
凝縮器ヘッダー(4)とほぼ同じ長さを有し、従って、
その分細くスリムに構成され、凝縮器ヘッダー(4)に
より一層近似した形態を有するものとされている。その
他は、上記第1実施形態の受液器と同様の構成であり、
また、凝縮器ヘッダー(4)への受液器(2)の下側の
接続形態も同様にワンタッチジョイント仕様とされ、凝
縮器本体(1)への受液器(2)の上側の保持の構造を
異にしている。
形例を示す。これらの変形例における受液器(2)は、
凝縮器ヘッダー(4)とほぼ同じ長さを有し、従って、
その分細くスリムに構成され、凝縮器ヘッダー(4)に
より一層近似した形態を有するものとされている。その
他は、上記第1実施形態の受液器と同様の構成であり、
また、凝縮器ヘッダー(4)への受液器(2)の下側の
接続形態も同様にワンタッチジョイント仕様とされ、凝
縮器本体(1)への受液器(2)の上側の保持の構造を
異にしている。
【0042】まず、図12に示される例では、凝縮器本
体(1)の上端部に配されるコンデンサーフレーム(5
3)が、その端部に2つの差込み孔(54)(55)を有し
ている。そして、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の
上側のピン(56)が、該フレーム(53)の内側の差込み
孔(54)に、また受液器(2)の上端部のピン(21)が
フレーム(53)の外側の差込み孔(55)に、それぞれゴ
ムマウント(37)(37)を介して差し込まれ、該フレー
ム(53)が図示しない車体フレームにボルト止めされ
て、受液器(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持され
た構造となされている。
体(1)の上端部に配されるコンデンサーフレーム(5
3)が、その端部に2つの差込み孔(54)(55)を有し
ている。そして、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の
上側のピン(56)が、該フレーム(53)の内側の差込み
孔(54)に、また受液器(2)の上端部のピン(21)が
フレーム(53)の外側の差込み孔(55)に、それぞれゴ
ムマウント(37)(37)を介して差し込まれ、該フレー
ム(53)が図示しない車体フレームにボルト止めされ
て、受液器(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持され
た構造となされている。
【0043】図13に示される例は、受液器(2)の上
端部に側方突出状のステー(57)が設けられており、こ
のステー(57)の外方先端部には、差込み孔(59)が開
けられている。この差込み孔(59)に凝縮器ヘッダー
(4)の上端部のピン(56)が差し込まれ、その状態
で、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の上側のピン
(56)が、コンデンサーフレーム(53)の差込み孔(5
4)にゴムマウント(37)を介して差し込まれ、該フレ
ーム(53)が図示しない車体フレームにボルト止め(6
5)されて、受液器(2)の上側が凝縮器本体(1)に
保持された構造となされている。
端部に側方突出状のステー(57)が設けられており、こ
のステー(57)の外方先端部には、差込み孔(59)が開
けられている。この差込み孔(59)に凝縮器ヘッダー
(4)の上端部のピン(56)が差し込まれ、その状態
で、凝縮器本体(1)のヘッダー(4)の上側のピン
(56)が、コンデンサーフレーム(53)の差込み孔(5
4)にゴムマウント(37)を介して差し込まれ、該フレ
ーム(53)が図示しない車体フレームにボルト止め(6
5)されて、受液器(2)の上側が凝縮器本体(1)に
保持された構造となされている。
【0044】図14に示される例は、凝縮器ヘッダー
(4)の外周面、及び、受液器(2)の外周面に、それ
ぞれ高さ位置を対応させて、ステー(60)(61)が側方
突出状態に設けられ、そして、これらステー(60)(6
1)同士がボルト止めされ、それによって、受液器
(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持された構造とな
されている。
(4)の外周面、及び、受液器(2)の外周面に、それ
ぞれ高さ位置を対応させて、ステー(60)(61)が側方
突出状態に設けられ、そして、これらステー(60)(6
1)同士がボルト止めされ、それによって、受液器
(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持された構造とな
されている。
【0045】図15に示される例は、両側に外向きC字
状の弾性嵌合部(62)(63)を有する弾性クリップ(6
4)を用い、各弾性嵌合部(62)(63)をそれぞれ、凝
縮器ヘッダー(4)の外周面、及び、受液器(2)の外
周面に、側方より弾性嵌合させることによって、受液器
(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持された構造とな
されている。
状の弾性嵌合部(62)(63)を有する弾性クリップ(6
4)を用い、各弾性嵌合部(62)(63)をそれぞれ、凝
縮器ヘッダー(4)の外周面、及び、受液器(2)の外
周面に、側方より弾性嵌合させることによって、受液器
(2)の上側が凝縮器本体(1)に保持された構造とな
されている。
【0046】以上に本発明の実施形態を説明したが、本
発明はこれに限られるものではなく、各種変形が可能で
ある。例えば、本発明の受液器は、受液器一体型凝縮器
の受液器として用いられるものに限られるものではな
く、その他、凝縮器とは別個のものとして構成され、配
管を介して凝縮器に接続されて用いられるものとなされ
ていてもよい。また、上記実施形態では、受液器におけ
る冷媒出口部は、タンクの下端部の側面に設けられてい
る構成としているが、タンクの下端部の下面に設けられ
た構成となされていてもよい。
発明はこれに限られるものではなく、各種変形が可能で
ある。例えば、本発明の受液器は、受液器一体型凝縮器
の受液器として用いられるものに限られるものではな
く、その他、凝縮器とは別個のものとして構成され、配
管を介して凝縮器に接続されて用いられるものとなされ
ていてもよい。また、上記実施形態では、受液器におけ
る冷媒出口部は、タンクの下端部の側面に設けられてい
る構成としているが、タンクの下端部の下面に設けられ
た構成となされていてもよい。
【0047】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の受液器、及び、
本発明の受液器一体型凝縮器において採用されている受
液器は、タンク内が、上下方向に延ばされた仕切壁に
て、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切られると
共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けられた連通
部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部に、冷媒入
口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口側の室と連
通する冷媒出口部とが設けられたものであるから、凝縮
器からの冷媒はタンクの下端部からタンク内に導入さ
れ、そこから上方へ、更に、上方から下方へと折り返す
ように巡り、タンクの下端部から送り出されていき、そ
れによって、冷媒が確実に気液分離され、液冷媒のみを
送り出していくことができる。
本発明の受液器一体型凝縮器において採用されている受
液器は、タンク内が、上下方向に延ばされた仕切壁に
て、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切られると
共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けられた連通
部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部に、冷媒入
口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口側の室と連
通する冷媒出口部とが設けられたものであるから、凝縮
器からの冷媒はタンクの下端部からタンク内に導入さ
れ、そこから上方へ、更に、上方から下方へと折り返す
ように巡り、タンクの下端部から送り出されていき、そ
れによって、冷媒が確実に気液分離され、液冷媒のみを
送り出していくことができる。
【0048】しかも、冷媒出口部が、タンクの下端部に
おいて、冷媒出口側の室と連通して設けられているもの
であるから、冷媒出口側の室の液冷媒は、直接に冷媒出
口部を通じて送り出され、従って、タンク内の液冷媒を
冷媒出口部に導くパイプをタンク内から排除しえて、タ
ンクを長く、かつ、それに応じて細くしたスマートな形
態の受液器を実現することができる。
おいて、冷媒出口側の室と連通して設けられているもの
であるから、冷媒出口側の室の液冷媒は、直接に冷媒出
口部を通じて送り出され、従って、タンク内の液冷媒を
冷媒出口部に導くパイプをタンク内から排除しえて、タ
ンクを長く、かつ、それに応じて細くしたスマートな形
態の受液器を実現することができる。
【0049】特に、タンク内が、上下方向に延ばされた
仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切
られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けら
れた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口
側の室と連通する冷媒出口部とが設けられた受液器構造
では、冷媒の気液分離作用をより効果的なものにするた
めには、タンクの高さをある程度高くすることが有効的
であり、このように、タンクを長く、かつ、それに応じ
て細くしたスマートな形態を通じて、同時に、冷媒の気
液分離作用をより効果的なものにすることができる。
仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切
られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けら
れた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口
側の室と連通する冷媒出口部とが設けられた受液器構造
では、冷媒の気液分離作用をより効果的なものにするた
めには、タンクの高さをある程度高くすることが有効的
であり、このように、タンクを長く、かつ、それに応じ
て細くしたスマートな形態を通じて、同時に、冷媒の気
液分離作用をより効果的なものにすることができる。
【0050】また、本発明の受液器一体型凝縮器は、受
液器タンクの下端部の側面に、冷媒入口側の室と連通す
る冷媒入口部が設けられ、該受液器が、その冷媒入口部
を、凝縮器本体のヘッダー下端部側面に設けられた冷媒
出口部に対向接続されて、ヘッダーに沿って平行に配置
され、かつ、ヘッダーに保持されたものとなされている
から、受液器と凝縮器とをつなぐ配管を排除することが
でき、しかも、受液器を凝縮器ヘッダーに沿わせるよう
に配設し得て配設スペース上の難を生じさせない合理的
組み合わせ構造を実現することができる。
液器タンクの下端部の側面に、冷媒入口側の室と連通す
る冷媒入口部が設けられ、該受液器が、その冷媒入口部
を、凝縮器本体のヘッダー下端部側面に設けられた冷媒
出口部に対向接続されて、ヘッダーに沿って平行に配置
され、かつ、ヘッダーに保持されたものとなされている
から、受液器と凝縮器とをつなぐ配管を排除することが
でき、しかも、受液器を凝縮器ヘッダーに沿わせるよう
に配設し得て配設スペース上の難を生じさせない合理的
組み合わせ構造を実現することができる。
【0051】特に、凝縮器本体に組み付けられる受液器
は、上記のように、タンク内が、上下方向に延ばされた
仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切
られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けら
れた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口
側の室と連通する冷媒出口部とが設けられた構造である
から、該受液器を長く、かつ、それに応じて細くスリム
に構成して、凝縮器ヘッダーのサイズに近付けることが
でき、受液器を凝縮器の一構成部品として凝縮器本体と
融合一体的に組み合わせることができる。
は、上記のように、タンク内が、上下方向に延ばされた
仕切壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切
られると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けら
れた連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部
に、冷媒入口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口
側の室と連通する冷媒出口部とが設けられた構造である
から、該受液器を長く、かつ、それに応じて細くスリム
に構成して、凝縮器ヘッダーのサイズに近付けることが
でき、受液器を凝縮器の一構成部品として凝縮器本体と
融合一体的に組み合わせることができる。
【図1】第1実施形態を示すもので、図(イ)は受液器
の縦断面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図、図
(ハ)は図(イ)のII−II線断面図である。
の縦断面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図、図
(ハ)は図(イ)のII−II線断面図である。
【図2】受液器一体型凝縮器の全体構成を示すもので、
図(イ)は一部断面正面図、図(ロ)は側面図である。
図(イ)は一部断面正面図、図(ロ)は側面図である。
【図3】同受液器一体型凝縮器における受液器部分を拡
大して示す一部断面正面図である。
大して示す一部断面正面図である。
【図4】凝縮器本体と受液器とを連通連結させるユニオ
ン構造を分離状態にして示す部分断面平面図である。
ン構造を分離状態にして示す部分断面平面図である。
【図5】受液器の上側を凝縮器本体に保持させるステー
の平面図である。
の平面図である。
【図6】第2実施形態にかかる受液器及び受液器一体型
凝縮器の全体構成を示すもので、図(イ)は一部断面正
面図、図(ロ)は側面図である。
凝縮器の全体構成を示すもので、図(イ)は一部断面正
面図、図(ロ)は側面図である。
【図7】図(イ)は受液器一体型凝縮器における受液器
部分を拡大して示す一部断面正面図、図(ロ)は図
(イ)のIII −III 線断面図、図(ハ)は図(イ)のIV
−IV線断面図である。
部分を拡大して示す一部断面正面図、図(ロ)は図
(イ)のIII −III 線断面図、図(ハ)は図(イ)のIV
−IV線断面図である。
【図8】受液器の下側の蓋部材を示すもので、図(イ)
は平面図、図(ロ)は図(イ)のV−V線断面矢視図で
ある。
は平面図、図(ロ)は図(イ)のV−V線断面矢視図で
ある。
【図9】受液器の上側の蓋部材を示すもので、図(イ)
は平面図、図(ロ)は図(イ)のVI−VI線断面矢視図で
ある。
は平面図、図(ロ)は図(イ)のVI−VI線断面矢視図で
ある。
【図10】第3実施形態にかかる受液器及び受液器一体
型凝縮器を示すもので、図(イ)は部分断面正面図、図
(ロ)は図(イ)のVII −VII 線断面図である。
型凝縮器を示すもので、図(イ)は部分断面正面図、図
(ロ)は図(イ)のVII −VII 線断面図である。
【図11】乾燥剤封入仕様の受液器を示す要部縦断面図
である。
である。
【図12】更に他の変形例にかかる受液器一体型凝縮器
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
はコンデンサーフレームの平面図である。
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
はコンデンサーフレームの平面図である。
【図13】更に他の変形例にかかる受液器一体型凝縮器
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
は受液器の上端平面図である。
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
は受液器の上端平面図である。
【図14】更に他の変形例にかかる受液器一体型凝縮器
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
はステー同士の連結状態にを示す平面図である。
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
はステー同士の連結状態にを示す平面図である。
【図15】更に他の変形例にかかる受液器一体型凝縮器
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
は弾性クリップの平面図である。
を示すもので、図(イ)は分離状態の正面図、図(ロ)
は弾性クリップの平面図である。
【図16】従来例を示すもので、図(イ)は受液器の縦
断面図、図(ロ)は凝縮器への受液器の接続状態及び取
付け状態を概略的に示す正面図である。
断面図、図(ロ)は凝縮器への受液器の接続状態及び取
付け状態を概略的に示す正面図である。
1…凝縮器本体 2…受液器 4…ヘッダー 9…ユニオン(冷媒出口部) 10…タンク 11…仕切り壁 12…冷媒入口側の室 13…冷媒出口側の室 15…連通部 16…ユニオン(冷媒入口部) 17…ユニオン(冷媒出口部)
Claims (2)
- 【請求項1】 タンク内が、上下方向に延ばされた仕切
壁にて、冷媒入口側の室と冷媒出口側の室とに仕切られ
ると共に、これら両室が、仕切壁の上端部に設けられた
連通部を通じて連通され、かつ、タンクの下端部に、冷
媒入口側の室と連通する冷媒入口部と、冷媒出口側の室
と連通する冷媒出口部とが設けられてなることを特徴と
する受液器。 - 【請求項2】 左右方向に向けられ、上下方向に並列配
置された複数本のチューブの端部に、上下方向に向けら
れた中空ヘッダーが内部連通状態に接続され、該ヘッダ
ーの下端部の側面に冷媒出口部が設けられた凝縮器本体
と、 タンク内が、上下方向に延ばされた仕切壁にて、冷媒入
口側の室と冷媒出口側の室とに仕切られると共に、これ
ら両室が、仕切壁の上端部に設けられた連通部を通じて
連通され、かつ、タンクの下端部の側面に、冷媒入口側
の室と連通する冷媒入口部が設けられると共に、タンク
の下端部に、冷媒出口側の室と連通する冷媒出口部が設
けられた受液器と、 が備えられ、 前記受液器が、その冷媒入口部を凝縮器本体のヘッダー
の冷媒出口部に対向接続されて、ヘッダーに沿って平行
に配置され、かつ、ヘッダーに保持されてなることを特
徴とする受液器一体型凝縮器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19801996A JPH1038417A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 受液器及び受液器一体型凝縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19801996A JPH1038417A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 受液器及び受液器一体型凝縮器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038417A true JPH1038417A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16384175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19801996A Pending JPH1038417A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 受液器及び受液器一体型凝縮器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1038417A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1921411A1 (de) * | 2006-11-13 | 2008-05-14 | Frape Behr S.A. | Wärmeübertrager, insbesondere Kondensator für Kraftfahrzeugklimaanlagen |
JP2013002732A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Calsonic Kansei Corp | 複合型熱交換器の取付構造 |
EP2236958B1 (de) * | 2009-03-26 | 2017-05-10 | MAHLE Behr GmbH & Co. KG | Kondensator für eine Klimaanlage sowie Verfahren zur Herstellung eines solchen Kondensators |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19801996A patent/JPH1038417A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1921411A1 (de) * | 2006-11-13 | 2008-05-14 | Frape Behr S.A. | Wärmeübertrager, insbesondere Kondensator für Kraftfahrzeugklimaanlagen |
EP2236958B1 (de) * | 2009-03-26 | 2017-05-10 | MAHLE Behr GmbH & Co. KG | Kondensator für eine Klimaanlage sowie Verfahren zur Herstellung eines solchen Kondensators |
JP2013002732A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Calsonic Kansei Corp | 複合型熱交換器の取付構造 |
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