JPH1037645A - ロータリーパーカッションドリルのドリルヘッド - Google Patents

ロータリーパーカッションドリルのドリルヘッド

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JPH1037645A
JPH1037645A JP21663296A JP21663296A JPH1037645A JP H1037645 A JPH1037645 A JP H1037645A JP 21663296 A JP21663296 A JP 21663296A JP 21663296 A JP21663296 A JP 21663296A JP H1037645 A JPH1037645 A JP H1037645A
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JP
Japan
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drill head
hammer
drill
sub
rotary percussion
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JP21663296A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Endo
哲哉 遠藤
Hiroaki Hirata
宏明 平田
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Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械が大型化することなく、また使い勝手を損
なうことなく、十分な防音効果を得ることができるロー
タリーパーカッションドリルの低騒音型ドリルヘッドを
提供する。 【解決手段】ドリルヘッドケース1内にハンマサブ6
と、その後方に軸線が一致して配置され、ハンマサブ6
を打撃するハンマスプール7とが設けられたロータリー
パーカッションドリルのドリルヘッドにおいて、ハンマ
スプール7の打撃作用で生じる衝突音の音源から、ドリ
ルヘッドを構成する部材間を伝播する個体音を遮断すべ
く、部材の接合部分に振動絶縁部材31a、31bを設
ける。また、ドリルヘッド内部を伝播する空気音を減衰
させるべく、ドリルヘッドを構成する部材の周囲に振動
減衰部材32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータリーパー
カッションドリルのドリルヘッドに関し、さらに詳細に
は、ハンマ作動により発生する騒音の低減化を図ったド
リルヘッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリーパーカッションドリルは、ド
リルロッドを介してビットに回転力と打撃力を与えて掘
削する機構を有するため、岩盤のみならず掘削が困難な
礫層、転石層でもスピーディな掘削が行えるドリルとし
て知られている。このようなロータリーパーカッション
ドリルにおいて、ドリルロッドが接続されるハンマサブ
をハンマスプールで打撃することによりビットに打撃力
が伝達される。このため、ハンマ作動時には衝突音が発
生し、この衝突音がドリルヘッド外部に伝播して騒音が
発生する。
【0003】従来、このような騒音の防止対策としてド
リルヘッドに箱形の防音カバーを取付けたものや、ドリ
ルヘッドケースの内部にゴムカバーを設けたものが提案
されている。しかしながら、箱形の防音カバーによるも
のは、機械が大型化し、また稼働部分がカバーで覆われ
ることから、使い勝手が低下するという難点がある。他
方、内部ゴムカバーによるものは、十分な防音効果を得
ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0005】この発明の目的は、機械が大型化すること
なく、また使い勝手を損なうことなく、十分な防音効果
を得ることができるロータリーパーカッションドリルの
低騒音型ドリルヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者らは、
上記目的を達成するために、ロータリーパーカッション
ドリルの騒音発生メカニズムを詳しく検討した。以下、
この騒音発生メカニズムを図6を参照して説明する。
【0007】図6はドリルヘッドの軸線方向断面図であ
り、まず全体構造を概略説明する。ドリルヘッドケース
1は複数のケース部材3、4、5からなり、先端部には
ドリルヘッドカバー2が設けられている。このドリルヘ
ッドケース1の内部にハンマサブ6が設けられ、その後
方に軸線が一致してハンマスプール7が配置されてい
る。ハンマスプール7はパーカッションシリンダ8のシ
リンダボディ9に摺動自在に収容され、シリンダ8の作
動により前後に摺動する。
【0008】ハンマサブ6の外周にはピン10を介して
スピンドルギヤ11が相対移動自在に設けられ、このス
ピンドルギヤ11に油圧モータ12のピニオン13が噛
み合っている。また、ハンマサブ6の外周にはスプリン
グガイド14が設けられ、その外周に皿ばね15が配置
されている。皿ばね15によりハンマサブ6は軸線方向
後方に向けて付勢されている。
【0009】ドリルヘッドケース1のケース部材3、5
はボルト16によりガイド17に固定され、掘削時にお
いてドリルヘッドにはガイド17の走行により給進力が
与えられる。その他、図6において18はディストリビ
ュータバルブ、19、20はアキュムレータを示してい
る。
【0010】掘削時にはハンマサブ6にロッドサブ、ド
リルロッド(いずれも図示せず)が接続され、ドリルヘ
ッドが前進するとともに、ハンマサブ6が油圧モータ1
2の駆動により回転する。また、パーカッションシリン
ダ8の作動によりハンマスプール7が作動し、ハンマサ
ブ6の後端を打撃する。この打撃作用により衝突音が発
生し、衝突音がドリルヘッドを構成する部材を伝播し
て、大気中に騒音として放出される。この衝突音の音源
は次の2つである。
【0011】A:ハンマ作動時のハンマスプール7とハ
ンマサブ6との衝突音 B:バックハンマ作動時(ドリルヘッド後退時)のハン
マサブ6とスプリングガイド14との衝突音 なお、音源Bは皿ばね15の緩衝作用があるので、音源
Aに比べてパワーレベルは低いものと推定され、音源A
に対して無視できる可能性もある。その他、ギヤ鳴り、
油圧モータ12の駆動音、ディストリビュータバルブ1
8の作動音などは、主音源である音源Aより50dB以
上低いと推定されるため、考慮する必要がない。
【0012】この音源A,Bにおける衝突音が騒音とし
て大気中に放出される伝播経路は次の通りである。 1.衝突部周辺の空間を空気音→ドリルヘッドケース
1(ケース部材5)を透過する個体音→空気音とし
て大気に放出 2.ハンマスプール7内を伝播する個体音→シリンダ
ボディ9を透過する個体音→空気音として大気に放
出 3.ハンマスプール7内を伝播する個体音→ハンマス
プール7の後端面から放出される空気音→アッパフラ
ンジ21を透過して空気音として大気に放出 4.ハンマサブ6内を伝播する個体音´→スピンドル
ギヤ11を透過する個体音´→ドリルヘッドケース1
(ケース部材3)を透過する個体音´→空気音´と
して大気に放出 5.ハンマサブ6内を伝播する個体音´→ロッドサ
ブ、ドリルロッドから空気音´として大気に放出 6.スプリングガイド14からドリルヘッドカバー2を
透過する個体音´→空気音´として大気に放出 上記の6つが衝突音の主な伝播経路として考えられる。
衝突音は、5.以外の伝播経路では金属内部もしくは空
気中を疎密波として伝播し、複数の振動伝達媒体を経て
大気に放出されることが理解される。
【0013】この発明は、上記のようにドリルヘッドに
おける騒音の発生メカニズムすなわち衝突音の伝播経路
を詳細に検討した結果完成されたものであって、次のよ
うな手段を採用している。
【0014】すなわちこの発明は、ドリルヘッドケース
内にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置さ
れ、前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設け
られたロータリーパーカッションドリルのドリルヘッド
において、前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突
音の音源から、前記ドリルヘッドを構成する部材間を伝
播する個体音を遮断すべく、前記部材の接合部分に振動
絶縁部材を設けたことを特徴とするロータリーパーカッ
ションドリルのドリルヘッドにある。
【0015】またこの発明は、前記振動絶縁部材が、制
振鋼板成形品又は鉛シートであることを特徴とするロー
タリーパーカッションドリルのドリルヘッドにある。
【0016】さらにこの発明は、ドリルヘッドケース内
にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置され、
前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設けられ
たロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにお
いて、前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突音の
音源から、前記ドリルヘッド内部を伝播する空気音を減
衰させるべく、前記ドリルヘッドを構成する部材の周囲
に振動減衰部材を設けたことを特徴とするロータリーパ
ーカッションドリルのドリルヘッドにある。
【0017】さらにこの発明は、前記振動減衰部材が高
ヒステリシスの弾性材料からなることを特徴とするロー
タリーパーカッションドリルのドリルヘッドにある。
【0018】さらにこの発明は、ドリルヘッドケース内
にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置され、
前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設けられ
たロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにお
いて、前記ドリルヘッドケースの外面を含む前記ドリル
ヘッドの外面に制振塗料を塗布したことを特徴とするロ
ータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにある。
【0019】さらにこの発明は、前記ドリルヘッドケー
スの内面に制振塗料を塗布したことを特徴とするロータ
リーパーカッションドリルのドリルヘッドにある。
【0020】さらにこの発明は、ドリルヘッドケース内
にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置され、
前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設けられ
たロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにお
いて、前記ハンマスプールが中空円筒形のハンマスプー
ルボディと、このハンマスプールボディ内に挿入された
ロッド状ウェイトと、前記ハンマスプールボディの後端
に設けられたキャップとを備え、前記ロッド状ウェイト
の先端部と前記ハンマスプールボディの内面との間、前
記ロッド状ウェイトの後端部と前記キャップとの間に制
振部材を設けたことを特徴とするロータリーパーカッシ
ョンドリルのドリルヘッドにある。
【0021】さらにこの発明は、前記制振部材が鉛成形
品からなることを特徴とするロータリーパーカッション
ドリルのドリルヘッドにある。
【0022】さらにこの発明は、ドリルヘッドケース内
にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置され、
前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設けられ
たロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにお
いて、前記ドリルヘッドケースの外面を含む前記ドリル
ヘッドの外面に振動吸収機構を取付けたことを特徴とす
るロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにあ
る。
【0023】さらにこの発明は、前記振動吸収機構が前
記ドリルヘッドの外面に固定されたケースと、このケー
ス内に収容された鉛粉とを備えてなることを特徴とする
ロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにあ
る。
【0024】さらにこの発明は、前記振動吸収機構が前
記ドリルヘッドの外面に固定されたケースと、このケー
ス内面と前記ドリルヘッド外面との間に配置されたスプ
リングと、このスプリングの中間部に取付けられたバラ
ンサとを備えてなることを特徴とするロータリーパーカ
ッションドリルのドリルヘッドにある。
【0025】さらにこの発明は、ドリルヘッドケース内
にハンマサブと、その後方に軸線が一致して配置され、
前記ハンマサブを打撃するハンマスプールとが設けられ
たロータリーパーカッションドリルのドリルヘッドにお
いて、前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突音の
振動媒体となる、前記ドリルヘッドを構成する部材が振
動減衰材料からなることを特徴とするロータリーパーカ
ッションドリルのドリルヘッドにある。
【0026】この発明によれば、上記のように複数の手
段が採用されている。いずれの手段によっても、機械が
大型化せずに、また使い勝手が損なわれずに、十分な防
音あるいは防振効果が得られる。これらの手段は全部を
採用することも可能であり、一部を選択的に採用しても
よい。全部の手段を採用することにより騒音の防止効果
は最大限に発揮される。各手段で用いられる振動絶縁部
材、振動減衰部材、制振部材、振動吸収機構等は、防音
あるいは防振機能に関し、一義的な単一の機能のみを有
するものではなく、複合的な機能を合わせ持つものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を用
いて以下に説明する。図1は、この発明の実施の形態を
示す軸線方向断面図、図2はパーカッションシリンダを
拡大して示す軸線方向断面図である。図1においては、
この発明の理解を容易にするために、防音あるいは防振
に関する部材以外は、ハッチングを付すのを省略してあ
る。また、図6で説明した部材と同一の部材には、同一
符号を付してある。
【0028】(1)振動絶縁部材 振動絶縁部材31a、31bは、ドリルヘッドを構成す
る部材間を伝播する個体音を遮断するための部材であ
る。振動絶縁部材として、この実施の形態では制振鋼板
成形品31a、鉛シート31bが用いられている。振動
絶縁部材31a、31bはドリルヘッドを構成する部材
の接合面やはめ合い部分等の接合部分に設けられ、大気
と接触している部材への振動伝達を遮断する。
【0029】制振鋼板成形品31aは、例えば、ハンマ
サブ6の後端部とスピンドルギヤ11との間、スピンド
ルギヤ11とそのベアリングレース23との間、皿ばね
15とスプリングガイド14との間等のはめ合い面に設
けられている。鉛シート31bは、例えば、ドリルヘッ
ドケース1の各ケース部材3、4間、ケース部材3とド
リルヘッドカバー2との間、ケース部材5とガイド17
との間、シリンダボディ9とアッパフランジ21との間
等の接合面に設けられている。
【0030】(2)振動減衰部材 振動減衰部材32はドリルヘッド内部を伝播する空気音
を減衰させるための部材である。振動減衰部材32とし
て、この実施の形態では高ヒステリシスのゴム(例えば
ニトリルゴム(NBR))成形品が用いられている。ゴ
ム成形品32は、例えば、ハンマサブ6とハンマスプー
ル7との衝突部分の周囲の空間に充填されている。な
お、この部分のゴム成形品32とケース部材5との間に
は、前記制振鋼板成形品31aが設けられている。ゴム
成形品32はスピンドルギヤ11のフランジ部周囲、皿
ばね15の押えリング29周囲にも設けられている。
【0031】パーカッションシリンダ8は、図2に示す
ように、シリンダボディ9の内部にシリンダライナ24
を有し、ハンマスプール7はシリンダライナ24の内部
を摺動する。シリンダボディ9とシリンダライナ24と
の間に形成される空間に、ゴム成形品32が充填されて
いる。ゴム成形品32は、さらに、アッパフランジ13
の内部空間に設けられている。
【0032】(3)制振塗料 再び図1を参照し、ドリルヘッドケース1の内外面には
制振塗料33が塗布されている。この制振塗料33はド
リルヘッドケース1以外の部分、油圧モータ12、アキ
ュムレータ19、20等にも塗布され、ドリルヘッド全
体の外面に塗布されている。制振塗料33の塗布厚は5
〜10mmであり、このような塗布を施すことにより、
個体音が減衰し、大気への空気音放出が低減する。制振
塗料としては、アクリル系一液型水性エマルジョン塗料
等を用いることができる。
【0033】(4)制振構造ハンマスプール 図3はハンマスプール7の軸線方向断面図である。ハン
マスプール7は中空円筒状のハンマスプールボディ35
と、ロッド状の超硬ウェイト36と、キャップ37とを
備えている。ウェイト36はハンマスプールボディ35
内に挿入され、ハンマスプールボディ35の後端部にキ
ャップ37がねじ38により固定されている。
【0034】ウェイト36の先端部と、ハンマスプール
ボディ35の先端部内面に形成された段部39との間に
は、環状の制振部材である鉛成形品40が設けられてい
る。また、ウェイト36の後端部とキャップ37との間
にも同様の鉛成形品40が設けられている。このよう
に、ハンマスプール7を制振構造とすることにより、ハ
ンマ作動時に発生する個体音のレベルが低減する。
【0035】(5)振動吸収機構 図4は鉛粉体式の振動吸収機構を示す断面図である。こ
の振動吸収機構50はドリルヘッドケース1の外面に取
付けられている。振動吸収機構50はケース51を有
し、ケース51はゴム等の弾性シート52を介して、ボ
ルト53によりドリルヘッドケース1に固定されてい
る。ケース51内には鉛粉54が収容されている。この
ような振動吸収機構50によれば、ドリルヘッドケース
1に伝わる振動が鉛粉54の運動により吸収消費され、
振動の減衰効果が得られる。この形式の振動吸収機構5
0は、振動加速度が大きく、高さ方向の制限がある部分
に設置される。
【0036】図5はスプリング式の振動吸収機構を示す
軸線方向断面図である。この振動吸収機構55はアッパ
フランジ13に取付けられている。振動吸収機構55は
アッパフランジ13の後端部に、ねじ56により固定さ
れたケース57を有している。アッパフランジ13の後
端面と、これに対向するケース57の内面との間にはコ
イルスプリング58が配置されている。このコイルスプ
リング58の中間部には、ガイド60に嵌合された環状
のバランサ59が取付けられている。
【0037】このような振動吸収機構55によれば、ア
ッパフランジ13に伝わる振動がバランサ59の運動に
より吸収消費され、振動の減衰効果が得られる。この形
式の振動吸収機構55は、面積的な制限がある部分に設
置される。振動吸収機構50、55は、ドリルヘッドケ
ース1やアッパフランジ13以外のドリルヘッド外面に
取付けてもよい。
【0038】(6)その他 衝突音の振動媒体となるドリルヘッドの構成部材に、振
動減衰材料が使用される。例えば、ドリルヘッドケース
などの素材に、減衰係数の高い防振合金や高減衰能鋳鉄
等の高減衰金属材料が使用される。また、軸受などの素
材に高減衰樹脂材料が使用される。これにより、音源か
ら伝播してきた疎密波は部材内部で減衰する。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば機械が
大型化することなく、また使い勝手を損なうことなく、
十分な防音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施の形態を示す軸線方向断
面図である。
【図2】図2はパーカッションシリンダを拡大して示す
軸線方向断面図である。
【図3】図3は制振構造としたハンマスプールを示す軸
線方向断面図である。
【図4】図4は鉛粉体式の振動吸収機構を示す断面図で
ある。
【図5】図5はスプリング式の振動吸収機構を示す軸線
方向断面図である。
【図6】図6は従来のドリルヘッドにおける騒音発生メ
カニズムを説明するための軸線方向断面図である。
【符号の説明】
1…ドリルヘッドケース 6…ハンマサブ 7…ハンマスプール 8…パーカッションシリンダ 9…シリンダボディ 11…スピンドルギヤ 12…油圧モータ 13…ピニオン 15…皿ばね 17…ガイド 21…アッパフランジ 31a…制振鋼板成形品 31b…鉛シート 32…ゴム成形品 33…制振塗料 35…ハンマスプールボディ 36…ウェイト 37…キャップ 40…鉛成形品 50…振動吸収機構 51…ケース 54…鉛粉 55…振動吸収機構 57…ケース 58…コイルスプリング 59…バランサ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、そ
    の後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを打
    撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパーカ
    ッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突音の音源か
    ら、前記ドリルヘッドを構成する部材間を伝播する個体
    音を遮断すべく、前記部材の接合部分に振動絶縁部材を
    設けたことを特徴とするロータリーパーカッションドリ
    ルのドリルヘッド。
  2. 【請求項2】前記振動絶縁部材が、制振鋼板成形品又は
    鉛シートであることを特徴とする請求項1記載のロータ
    リーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  3. 【請求項3】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、そ
    の後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを打
    撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパーカ
    ッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突音の音源か
    ら、前記ドリルヘッド内部を伝播する空気音を減衰させ
    るべく、前記ドリルヘッドを構成する部材の周囲に振動
    減衰部材を設けたことを特徴とするロータリーパーカッ
    ションドリルのドリルヘッド。
  4. 【請求項4】前記振動減衰部材が高ヒステリシスの弾性
    材料からなることを特徴とする請求項3記載のロータリ
    ーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  5. 【請求項5】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、そ
    の後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを打
    撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパーカ
    ッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ドリルヘッドケースの外面を含む前記ドリルヘッド
    の外面に制振塗料を塗布したことを特徴とするロータリ
    ーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  6. 【請求項6】前記ドリルヘッドケースの内面に制振塗料
    を塗布したことを特徴とする請求項5記載のロータリー
    パーカッションドリルのドリルヘッド。
  7. 【請求項7】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、そ
    の後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを打
    撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパーカ
    ッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ハンマスプールが中空円筒形のハンマスプールボデ
    ィと、このハンマスプールボディ内に挿入されたロッド
    状ウェイトと、前記ハンマスプールボディの後端に設け
    られたキャップとを備え、 前記ロッド状ウェイトの先端部と前記ハンマスプールボ
    ディの内面との間、前記ロッド状ウェイトの後端部と前
    記キャップとの間に制振部材を設けたことを特徴とする
    ロータリーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  8. 【請求項8】前記制振部材が鉛成形品からなることを特
    徴とする請求項7記載のロータリーパーカッションドリ
    ルのドリルヘッド。
  9. 【請求項9】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、そ
    の後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを打
    撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパーカ
    ッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ドリルヘッドケースの外面を含む前記ドリルヘッド
    の外面に振動吸収機構を取付けたことを特徴とするロー
    タリーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  10. 【請求項10】前記振動吸収機構が前記ドリルヘッドの
    外面に固定されたケースと、このケース内に収容された
    鉛粉とを備えてなることを特徴とする請求項9記載のロ
    ータリーパーカッションドリルのドリルヘッド。
  11. 【請求項11】前記振動吸収機構が前記ドリルヘッドの
    外面に固定されたケースと、このケース内面と前記ドリ
    ルヘッド外面との間に配置されたスプリングと、このス
    プリングの中間部に取付けられたバランサとを備えてな
    ることを特徴とする請求項9記載のロータリーパーカッ
    ションドリルのドリルヘッド。
  12. 【請求項12】ドリルヘッドケース内にハンマサブと、
    その後方に軸線が一致して配置され、前記ハンマサブを
    打撃するハンマスプールとが設けられたロータリーパー
    カッションドリルのドリルヘッドにおいて、 前記ハンマスプールの打撃作用で生じる衝突音の振動媒
    体となる、前記ドリルヘッドを構成する部材が振動減衰
    材料からなることを特徴とするロータリーパーカッショ
    ンドリルのドリルヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079433A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Yamamoto Rock Machine Co Ltd 穿孔装置
JP2011058194A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Yamamoto Rock Machine Co Ltd ドリルヘッド
JP2022090631A (ja) * 2020-12-07 2022-06-17 ユーロドリル ゲーエムベーハー 地中ドリリング装置用ドリル駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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