JPH1035449A - アクチュエータのアース構造 - Google Patents
アクチュエータのアース構造Info
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- JPH1035449A JPH1035449A JP19170696A JP19170696A JPH1035449A JP H1035449 A JPH1035449 A JP H1035449A JP 19170696 A JP19170696 A JP 19170696A JP 19170696 A JP19170696 A JP 19170696A JP H1035449 A JPH1035449 A JP H1035449A
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- Japan
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- housing
- actuator
- vehicle body
- spring
- side bracket
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/36—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
- B60T8/3615—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
- B60T8/3675—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
- B60T8/368—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders
- B60T8/3685—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders characterised by the mounting of the modulator unit onto the vehicle
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクチュエータの小型化に有利とし、作業の
手間を削減でき、アクチュエータの種類数を削減して原
価低減を図ること。 【解決手段】 電動のカバー２およびモータ３が取り付
けられたハウジング１の車体取付時に車体側ブラケット
４と対向する面にロケート穴１ａを形成し、導電性を有
した素材により形成されたスプリング６をロケート穴１
ａに嵌合させるとともに、車体取付時にハウジング１と
車体側ブラケット４との間に短縮状態で介在させ、モー
タ３のアース側配線をハウジングに接続して、ハウジン
グ１からスプリング６を介して車体にアースさせた。
手間を削減でき、アクチュエータの種類数を削減して原
価低減を図ること。 【解決手段】 電動のカバー２およびモータ３が取り付
けられたハウジング１の車体取付時に車体側ブラケット
４と対向する面にロケート穴１ａを形成し、導電性を有
した素材により形成されたスプリング６をロケート穴１
ａに嵌合させるとともに、車体取付時にハウジング１と
車体側ブラケット４との間に短縮状態で介在させ、モー
タ３のアース側配線をハウジングに接続して、ハウジン
グ１からスプリング６を介して車体にアースさせた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車の電動の
アクチュエータのアース構造に関し、特に、自動車のア
ンチロックブレーキングシステム（以下、ＡＢＳ装置と
いう）のアクチュエータを車体にアースするのに好適な
アース構造に関する。
アクチュエータのアース構造に関し、特に、自動車のア
ンチロックブレーキングシステム（以下、ＡＢＳ装置と
いう）のアクチュエータを車体にアースするのに好適な
アース構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来、自動車のＡＢＳ装置のアクチュ
エータとして、例えば、実開昭６３−１８５７７４号公
報に記載のものが知られている。この従来のアクチュエ
ータは、ハウジングに取り付けられた電磁弁ならびにモ
ータ（アクチュエータ本体）を有しており、ハウジング
と車体との間にマウントインシュレータを介在させてマ
ウントされている。また、このマウントインシュレータ
は、ハウジングにねじ止めされて立設されたシャフト
と、このシャフトに取り付けられたボルト部と、前記シ
ャフトの外周を覆ってボルト部とハウジングの間に介在
された円筒形の弾性体と、車体側に取り付けられて取付
時に前記ボルト部を貫通させる車体側ブラケットと、前
記ボルト部に締結させるナットとから構成されている。
そして、アクチュエータ本体である電磁弁およびモータ
は、一般に、プラス側が電力供給線に接続されていると
ともにマイナス側が車体にアースされており、このアー
ス線は、アクチュエータの車両搭載後に車体の一部にビ
ス止めなどで固定するのが一般的である。
エータとして、例えば、実開昭６３−１８５７７４号公
報に記載のものが知られている。この従来のアクチュエ
ータは、ハウジングに取り付けられた電磁弁ならびにモ
ータ（アクチュエータ本体）を有しており、ハウジング
と車体との間にマウントインシュレータを介在させてマ
ウントされている。また、このマウントインシュレータ
は、ハウジングにねじ止めされて立設されたシャフト
と、このシャフトに取り付けられたボルト部と、前記シ
ャフトの外周を覆ってボルト部とハウジングの間に介在
された円筒形の弾性体と、車体側に取り付けられて取付
時に前記ボルト部を貫通させる車体側ブラケットと、前
記ボルト部に締結させるナットとから構成されている。
そして、アクチュエータ本体である電磁弁およびモータ
は、一般に、プラス側が電力供給線に接続されていると
ともにマイナス側が車体にアースされており、このアー
ス線は、アクチュエータの車両搭載後に車体の一部にビ
ス止めなどで固定するのが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の従来のアクチュエータのアース構造にあっては、アー
ス線を車体に直接固定する構造であるため、車体にアー
ス線を固定するスペースおよびその作業スペースを確保
する必要がある。このため、アクチュエータの小型化に
対する妨げとなるという問題、アース線固定作業を要す
る分だけ作業の手間となるという問題、アース線の長さ
が車両ごとに異なるため、アクチュエータの種類数が増
加して原価高を招くという問題があった。
の従来のアクチュエータのアース構造にあっては、アー
ス線を車体に直接固定する構造であるため、車体にアー
ス線を固定するスペースおよびその作業スペースを確保
する必要がある。このため、アクチュエータの小型化に
対する妨げとなるという問題、アース線固定作業を要す
る分だけ作業の手間となるという問題、アース線の長さ
が車両ごとに異なるため、アクチュエータの種類数が増
加して原価高を招くという問題があった。
【０００４】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、アクチュエータのアース構造におい
て、アクチュエータの小型化に有利とし、作業の手間を
削減でき、アクチュエータの種類数を削減して原価低減
を図ることができるようにすることを目的としている。
なされたもので、アクチュエータのアース構造におい
て、アクチュエータの小型化に有利とし、作業の手間を
削減でき、アクチュエータの種類数を削減して原価低減
を図ることができるようにすることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために本発明のアクチュエータのアース構造は、ハウジ
ングに電動のアクチュエータ本体が取り付けられ、前記
ハウジングの車体取付時に車体と対向する面に、導電性
を有した素材により弾性を有して形成されたスプリング
材が、車体取付時にハウジングと車体との間に短縮状態
で介在されるように取り付けられ、前記アクチュエータ
本体のアース側配線がハウジングに接続されて、ハウジ
ングからスプリング材を介して車体にアースされている
ことを特徴とする。請求項２記載の発明では、前記スプ
リング材を、前記ハウジングの加工証に取り付けた。請
求項３記載の発明では、前記加工証をロケート穴とする
一方、前記スプリング材をコイルスプリングとし、この
コイルスプリングの外周をロケート穴の内周に嵌合させ
て取り付けた。請求項４記載の発明では、前記アクチュ
エータを自動車のアンチロックブレーキングシステム用
のアクチュエータとし、車体には、このアクチュエータ
のハウジングを車体に固定する車体側ブラケット、およ
び、この車外側ブラケットと前記ハウジングとの間に介
在されてハウジングを車体側ブラケットに弾性支持する
マウント部材を設け、前記スプリング材を、前記マウン
ト部材によるハウジングと車体側ブラケットとの相対変
位に等しい変位が可能に形成した。
ために本発明のアクチュエータのアース構造は、ハウジ
ングに電動のアクチュエータ本体が取り付けられ、前記
ハウジングの車体取付時に車体と対向する面に、導電性
を有した素材により弾性を有して形成されたスプリング
材が、車体取付時にハウジングと車体との間に短縮状態
で介在されるように取り付けられ、前記アクチュエータ
本体のアース側配線がハウジングに接続されて、ハウジ
ングからスプリング材を介して車体にアースされている
ことを特徴とする。請求項２記載の発明では、前記スプ
リング材を、前記ハウジングの加工証に取り付けた。請
求項３記載の発明では、前記加工証をロケート穴とする
一方、前記スプリング材をコイルスプリングとし、この
コイルスプリングの外周をロケート穴の内周に嵌合させ
て取り付けた。請求項４記載の発明では、前記アクチュ
エータを自動車のアンチロックブレーキングシステム用
のアクチュエータとし、車体には、このアクチュエータ
のハウジングを車体に固定する車体側ブラケット、およ
び、この車外側ブラケットと前記ハウジングとの間に介
在されてハウジングを車体側ブラケットに弾性支持する
マウント部材を設け、前記スプリング材を、前記マウン
ト部材によるハウジングと車体側ブラケットとの相対変
位に等しい変位が可能に形成した。
【０００６】
【作用】 本発明では、ハウジングを車体に取り付ける
と、ハウジングに取り付けた導電性のスプリング材が短
縮状態でハウジングと車体との間に介在される。したが
って、アクチュエータ本体のアース線はハウジングに予
め接続されているから、この取付作業を終えた時点で、
アクチュエータ本体はハウジングおよびスプリング材を
介して車体にアースされることになる。また、請求項２
記載の発明では、スプリング材は、ハウジングの加工時
の証となる加工証に取り付けられている。したがって、
ハウジングにはスプリング材を取り付けるための突起や
穴などを形成する作業が不要である。なお、前記加工証
としては、例えば、請求項３に記載しているロケート穴
があり、この場合、ロケート穴の内周にスプリング材と
してのコイルスプリングの外周を嵌合させる。このよう
にすれば、取付作業が簡単である。また、請求項４記載
の発明では、ハウジングは車体にマウント部材を介して
弾性支持されているから、車体の振動入力あるいはアク
チュエータ本体の駆動により、車体に対して相対的に変
位する。このハウジングと車体との相対変位に伴って、
スプリング材が伸縮してハウジングと車体との両方に接
触した状態を維持できる。
と、ハウジングに取り付けた導電性のスプリング材が短
縮状態でハウジングと車体との間に介在される。したが
って、アクチュエータ本体のアース線はハウジングに予
め接続されているから、この取付作業を終えた時点で、
アクチュエータ本体はハウジングおよびスプリング材を
介して車体にアースされることになる。また、請求項２
記載の発明では、スプリング材は、ハウジングの加工時
の証となる加工証に取り付けられている。したがって、
ハウジングにはスプリング材を取り付けるための突起や
穴などを形成する作業が不要である。なお、前記加工証
としては、例えば、請求項３に記載しているロケート穴
があり、この場合、ロケート穴の内周にスプリング材と
してのコイルスプリングの外周を嵌合させる。このよう
にすれば、取付作業が簡単である。また、請求項４記載
の発明では、ハウジングは車体にマウント部材を介して
弾性支持されているから、車体の振動入力あるいはアク
チュエータ本体の駆動により、車体に対して相対的に変
位する。このハウジングと車体との相対変位に伴って、
スプリング材が伸縮してハウジングと車体との両方に接
触した状態を維持できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態
のアクチュエータのアース構造を示す分解斜視図であっ
て、図中Ａはアクチュエータを示す。このアクチュエー
タＡは、ＡＢＳ装置における油圧制御用のアクチュエー
タであって、ハウジング１とこのハウジング１の側部に
取り付けられたカバー２（図示を省略したソレノイドバ
ルブを収納）およびアクチュエータ本体としてのモータ
３から構成される。前記ハウジング１の内部には、前記
カバー２内のソレノイドにより作動してブレーキ油圧を
制御する図示を省略した油圧制御弁と、前記モータ３に
より駆動されてＡＢＳ装置の油圧発生源となる図示を省
略した油圧ポンプとが設けられている。そして、前記ハ
ウジング１の底部には、加工証となる２つのロケート穴
１ａ，１ａと、取り付け用の３つのねじ穴１ｂ，１ｂ，
１ｂが上方に向けて穿設されている。
図面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態
のアクチュエータのアース構造を示す分解斜視図であっ
て、図中Ａはアクチュエータを示す。このアクチュエー
タＡは、ＡＢＳ装置における油圧制御用のアクチュエー
タであって、ハウジング１とこのハウジング１の側部に
取り付けられたカバー２（図示を省略したソレノイドバ
ルブを収納）およびアクチュエータ本体としてのモータ
３から構成される。前記ハウジング１の内部には、前記
カバー２内のソレノイドにより作動してブレーキ油圧を
制御する図示を省略した油圧制御弁と、前記モータ３に
より駆動されてＡＢＳ装置の油圧発生源となる図示を省
略した油圧ポンプとが設けられている。そして、前記ハ
ウジング１の底部には、加工証となる２つのロケート穴
１ａ，１ａと、取り付け用の３つのねじ穴１ｂ，１ｂ，
１ｂが上方に向けて穿設されている。
【０００８】図において４は車体側ブラケットであっ
て、両端のフランジ部４ａ，４ａが車体に固定されてお
り、このフランジ部４ａ，４ａの間で車体から離間して
配置されている取付板４ｂの端縁部に略Ｕ字形状の差込
用切欠４ｃ，４ｃ，４ｃが形成されている。この差込用
切欠４ｃは、マウント部材５を支持するもので、このマ
ウント部材５は、ゴム製で略円筒形状に形成されてその
中間部に前記差込用切欠４ｃに嵌め合わせるスリット５
ｓが形成された弾性部材５ａと、この弾性部材５ａの内
周に嵌合されたカラー５ｂと、このカラー５ｂに挿通さ
れて前記ねじ穴１ｂに螺合される取付ボルト５ｃとで構
成されている。
て、両端のフランジ部４ａ，４ａが車体に固定されてお
り、このフランジ部４ａ，４ａの間で車体から離間して
配置されている取付板４ｂの端縁部に略Ｕ字形状の差込
用切欠４ｃ，４ｃ，４ｃが形成されている。この差込用
切欠４ｃは、マウント部材５を支持するもので、このマ
ウント部材５は、ゴム製で略円筒形状に形成されてその
中間部に前記差込用切欠４ｃに嵌め合わせるスリット５
ｓが形成された弾性部材５ａと、この弾性部材５ａの内
周に嵌合されたカラー５ｂと、このカラー５ｂに挿通さ
れて前記ねじ穴１ｂに螺合される取付ボルト５ｃとで構
成されている。
【０００９】また、各ロケート穴１ａには、それぞれ金
属製のコイル状のスプリング６が嵌合される。このスプ
リング６は、ハウジング１の車体への組付時には、ハウ
ジング１と車体側ブラケット４との間で短縮され、か
つ、前記マウント部材５の弾性変形によるハウジング１
と車体側ブラケット４との間隔の相対変位の変位量分だ
け伸縮する全長に形成されている。
属製のコイル状のスプリング６が嵌合される。このスプ
リング６は、ハウジング１の車体への組付時には、ハウ
ジング１と車体側ブラケット４との間で短縮され、か
つ、前記マウント部材５の弾性変形によるハウジング１
と車体側ブラケット４との間隔の相対変位の変位量分だ
け伸縮する全長に形成されている。
【００１０】また、モータ３は、図示を省略した電流供
給線およびアース配線が接続されているが、このアース
線は、ハウジング１の内部においてハウジング１に接続
されており、ハウジング１の外部には配線されておら
ず、すなわち、モータ３の車体へのアースは、ハウジン
グ１からスプリング６さらに車体側ブラケット４を介し
て成されている。
給線およびアース配線が接続されているが、このアース
線は、ハウジング１の内部においてハウジング１に接続
されており、ハウジング１の外部には配線されておら
ず、すなわち、モータ３の車体へのアースは、ハウジン
グ１からスプリング６さらに車体側ブラケット４を介し
て成されている。
【００１１】次に、本実施の形態の取付作業を説明する
と、カラー５ｂに取付ボルト５ｃを挿通させた状態のマ
ウント部材５を差込用切欠き４ｃに取り付け、一方、ハ
ウジング１の底部のロケート穴１ａ，１ａにそれぞれス
プリング６，６を嵌合させた状態で、ハウジング１を各
ねじ穴１ｂ，１ｂ，１ｂの位置が各取付ボルト５ｃ，５
ｃ，５ｃに符合させるようにして車体側ブラケット４に
載置する。この時スプリング６，６は、ハウジング１と
車体側ブラケット４との間で短縮される。その後、各取
付ボルト５ｃのそれぞれを各ねじ穴１ｂに螺合させて取
付作業を終える。そして、この時点で、モータ３はスプ
リング６，６および車体側ブラケット４を介して車体に
アースされる。
と、カラー５ｂに取付ボルト５ｃを挿通させた状態のマ
ウント部材５を差込用切欠き４ｃに取り付け、一方、ハ
ウジング１の底部のロケート穴１ａ，１ａにそれぞれス
プリング６，６を嵌合させた状態で、ハウジング１を各
ねじ穴１ｂ，１ｂ，１ｂの位置が各取付ボルト５ｃ，５
ｃ，５ｃに符合させるようにして車体側ブラケット４に
載置する。この時スプリング６，６は、ハウジング１と
車体側ブラケット４との間で短縮される。その後、各取
付ボルト５ｃのそれぞれを各ねじ穴１ｂに螺合させて取
付作業を終える。そして、この時点で、モータ３はスプ
リング６，６および車体側ブラケット４を介して車体に
アースされる。
【００１２】以上説明したように、実施の形態にあって
は、モータ３のアースが、ロケート穴１ａ，１ａにスプ
リング６，６を嵌合させた後に、ハウジング１を車体側
ブラケット４に取り付ける作業を行っただけで成され、
従来のように、アクチュエータの取付作業とは別個のア
ース線の配線作業を行う必要がない。したがって、車体
にアース線を固定するスペースおよびその作業スペース
を確保する必要がないため、アクチュエータ１およびそ
の周辺スペースの小型化を図ることができるという効
果、アース線固定作業が不要となる分だけ作業の手間を
省くことができるという効果、外部のアース線が不要で
あるから、車両によりアース線の仕様が異なることがな
くなり、アクチュエータの種類数が減って原価低減を図
ることができるという効果が得られる。
は、モータ３のアースが、ロケート穴１ａ，１ａにスプ
リング６，６を嵌合させた後に、ハウジング１を車体側
ブラケット４に取り付ける作業を行っただけで成され、
従来のように、アクチュエータの取付作業とは別個のア
ース線の配線作業を行う必要がない。したがって、車体
にアース線を固定するスペースおよびその作業スペース
を確保する必要がないため、アクチュエータ１およびそ
の周辺スペースの小型化を図ることができるという効
果、アース線固定作業が不要となる分だけ作業の手間を
省くことができるという効果、外部のアース線が不要で
あるから、車両によりアース線の仕様が異なることがな
くなり、アクチュエータの種類数が減って原価低減を図
ることができるという効果が得られる。
【００１３】以上、図面により実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものでは
ない。例えば、実施の形態では、スプリング材としてコ
イル状のスプリング６を示したが、導電性を有してハウ
ジング１と車体との間に介在させることのできるもので
あれば、板ばねなど他の形状のスプリング材を用いても
よい。また、実施の形態では、スプリング６を加工証で
あるロケート穴１ａに取り付けたものを示したが、スプ
リング材はハウジングの加工証以外の部位に取り付ける
ようにしても所期の効果は得られる。さらに、実施の形
態では、スプリング材と取り付ける加工証としてロケー
ト穴１ａを示したが、スプリング材を取り付ける加工証
としてはこれに限られず突起状のものなど他のものを用
いてもよい。
したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものでは
ない。例えば、実施の形態では、スプリング材としてコ
イル状のスプリング６を示したが、導電性を有してハウ
ジング１と車体との間に介在させることのできるもので
あれば、板ばねなど他の形状のスプリング材を用いても
よい。また、実施の形態では、スプリング６を加工証で
あるロケート穴１ａに取り付けたものを示したが、スプ
リング材はハウジングの加工証以外の部位に取り付ける
ようにしても所期の効果は得られる。さらに、実施の形
態では、スプリング材と取り付ける加工証としてロケー
ト穴１ａを示したが、スプリング材を取り付ける加工証
としてはこれに限られず突起状のものなど他のものを用
いてもよい。
【００１４】
【発明の効果】 以上説明してきたように本発明のアク
チュエータのアース構造にあっては、ハウジングと車体
との間に介在させた導電性のスプリング材によりアクチ
ュエータ本体のアースを行うように構成したため、アク
チュエータ本体のアースが、アクチュエータを車体に取
り付ける作業を行っただけで成され、従来のように、ア
クチュエータの取付作業とは別個のアース線の配線作業
を行う必要がない。したがって、車体にアース線を固定
するスペースおよびその作業スペースを確保する必要が
ないため、アクチュエータおよびその周辺スペースの小
型化を図ることができるという効果、アース線固定作業
が不要となる分だけ作業の手間を省くことができるとい
う効果、外部のアース線が不要であるから、車両により
アース線の仕様が異なることがなくなり、アクチュエー
タの種類数が減って原価低減を図ることができるという
効果が得られる。さらに、請求項２記載の発明では、ス
プリング材を、ハウジングの加工時の証となる加工証に
取り付けられた構成としたため、ハウジングにはスプリ
ング材を取り付けるための突起や穴などを形成する作業
が不要となり、加工の手間を省いて原価低減を図ること
ができる。そして、請求項３記載の発明では、ハウジン
グの加工証であるロケート穴の内周にスプリング材とし
てのコイルスプリングの外周を嵌合させるように構成し
たため、コイルスプリングの取付作業が非常に簡単であ
る。また、請求項４記載の発明では、ハウジングを弾性
支持するマウント材の弾性変位に対応するだけスプリン
グ材が弾性変形するように構成しているため、振動によ
りハウジングが車体に対して相対変位しても、スプリン
グ材がハウジングと車体との両者に当接している状態を
維持でき、すなわちアース状態を維持できるという効果
が得られる。
チュエータのアース構造にあっては、ハウジングと車体
との間に介在させた導電性のスプリング材によりアクチ
ュエータ本体のアースを行うように構成したため、アク
チュエータ本体のアースが、アクチュエータを車体に取
り付ける作業を行っただけで成され、従来のように、ア
クチュエータの取付作業とは別個のアース線の配線作業
を行う必要がない。したがって、車体にアース線を固定
するスペースおよびその作業スペースを確保する必要が
ないため、アクチュエータおよびその周辺スペースの小
型化を図ることができるという効果、アース線固定作業
が不要となる分だけ作業の手間を省くことができるとい
う効果、外部のアース線が不要であるから、車両により
アース線の仕様が異なることがなくなり、アクチュエー
タの種類数が減って原価低減を図ることができるという
効果が得られる。さらに、請求項２記載の発明では、ス
プリング材を、ハウジングの加工時の証となる加工証に
取り付けられた構成としたため、ハウジングにはスプリ
ング材を取り付けるための突起や穴などを形成する作業
が不要となり、加工の手間を省いて原価低減を図ること
ができる。そして、請求項３記載の発明では、ハウジン
グの加工証であるロケート穴の内周にスプリング材とし
てのコイルスプリングの外周を嵌合させるように構成し
たため、コイルスプリングの取付作業が非常に簡単であ
る。また、請求項４記載の発明では、ハウジングを弾性
支持するマウント材の弾性変位に対応するだけスプリン
グ材が弾性変形するように構成しているため、振動によ
りハウジングが車体に対して相対変位しても、スプリン
グ材がハウジングと車体との両者に当接している状態を
維持でき、すなわちアース状態を維持できるという効果
が得られる。
【図１】本発明実施の形態のアクチュエータのアース構
造を示す分解斜視図である。
造を示す分解斜視図である。
Ａ アクチュエータ １ ハウジング １ａ ロケート穴（加工証） １ｂ ねじ穴 ２ カバー ３ モータ（アクチュエータ本体） ４ 車体側ブラケット ４ａ フランジ部 ４ｂ 取付板 ４ｃ 差込用切欠 ５ マウント部材 ５ａ 弾性部材 ５ｂ カラー ５ｃ 取付ボルト ５ｓ スリット ６ スプリング（スプリング材）
Claims (4)
- 【請求項１】 ハウジングに電動のアクチュエータ本体
が取り付けられ、前記ハウジングの車体取付時に車体と
対向する面に、導電性を有した素材により弾性を有して
形成されたスプリング材が、車体取付時にハウジングと
車体との間に短縮状態で介在されるように取り付けら
れ、 前記アクチュエータ本体のアース側配線がハウジングに
接続されて、ハウジングからスプリング材を介して車体
にアースされていることを特徴とするアクチュエータの
アース構造。 - 【請求項２】 前記スプリング材が、前記ハウジングの
加工証に取り付けられていることを特徴とする請求項１
記載のアクチュエータのアース構造。 - 【請求項３】 前記加工証がロケート穴である一方、前
記スプリング材がコイルスプリングであり、 このコイルスプリングの外周がロケート穴の内周に嵌合
されて取り付けられていることを特徴とする請求項２記
載のアクチュエータのアース構造。 - 【請求項４】 前記アクチュエータが自動車のアンチロ
ックブレーキングシステム用のアクチュエータであり、 車体には、このアクチュエータのハウジングを車体に固
定する車体側ブラケット、および、この車外側ブラケッ
トと前記ハウジングとの間に介在されてハウジングを車
体側ブラケットに弾性支持するマウント部材が設けら
れ、 前記スプリング材が、前記マウント部材によるハウジン
グと車体側ブラケットとの相対変位に等しい変位が可能
に形成されていることを特徴とする請求項１ないし３記
載のアクチュエータのアース構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19170696A JPH1035449A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | アクチュエータのアース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19170696A JPH1035449A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | アクチュエータのアース構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035449A true JPH1035449A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16279132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19170696A Pending JPH1035449A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | アクチュエータのアース構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1035449A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100507110B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-08-09 | 현대자동차주식회사 | Ａｂｓ 유압유닛의 마운팅 구조 |
| WO2017082292A1 (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-18 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関のアース構造 |
| CN109004381A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-14 | 格力电器（杭州）有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP19170696A patent/JPH1035449A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100507110B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-08-09 | 현대자동차주식회사 | Ａｂｓ 유압유닛의 마운팅 구조 |
| WO2017082292A1 (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-18 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関のアース構造 |
| US10294836B2 (en) | 2015-11-12 | 2019-05-21 | Isuzu Motors Limited | Grounding structure for internal combustion engine |
| CN109004381A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-14 | 格力电器（杭州）有限公司 | 压缩机及具有其的空调器 |
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