JPH1034975A - 流体流れ検出方法 - Google Patents
流体流れ検出方法Info
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/18—Ink recirculation systems
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Abstract
態を検出する方法を提供する。 【解決手段】 流体流れ検出方法においては、低速空気
流式の捕獲器(18)を設けて、捕獲器真空ポート(2
6)及び捕獲器帰還ライン(25)内にバブルフローを
形成する。タンク真空圧を有するインクタンク(30)
への捕獲器帰還ライン内の帰還流体の圧力変動を監視す
る。タンク真空圧はバブルフローの形成値より大きな所
定値へ自動的に低下される。次いで、圧力変動を監視し
ながら、タンク真空圧を増分的に低下させる。バブルフ
ローの形成により圧力変動が所定レベル以下に減少した
ときに、タンク真空圧を一定レベルに維持する。タンク
真空圧を所定の増分量だけ増大させ、印刷装置のバブル
フローのための作動点としてその増大されたタンク真空
圧を維持する。
Description
印刷装置における流体流れ検出方法関し、特に、捕獲器
真空ポート内及び連続インクジェット印刷装置のインク
タンクへの捕獲器帰還ライン内の流体流れの状態を検出
する方法に関する。
は、導電性の加圧インクをマニホルド領域に供給し、マ
ニホルドは直線アレイとして配列された複数個のオリフ
ィスへインクを分配する。インクはオリフィスからフィ
ラメントとなって吐き出され、フィラメントは液滴スト
リームに分断される。フィラメントからの分断領域にお
いて、個々の液滴ストリームは選択的に帯電され、帯電
された液滴はその正規の軌道から偏向される。偏向され
た液滴は捕獲されて再循環され、偏向されなかった液滴
は印刷媒体へ至る。
チャージ板はストリーム分断地点の近傍に位置し、印刷
情報信号に応じて隣接する液滴を選択的に帯電する。帯
電された液滴はその正規の軌道から偏向される。例え
ば、普通の二進印刷モードにおいては、帯電された液滴
(即ち、印刷に使用されない液滴)は偏向されて捕獲装
置に捕獲され、帯電されなかった液滴は印刷媒体に至
る。
捕獲器帰還ライン内の流体流れの型式即ち流れ状態を検
出する手段を備えていない。インクタンク真空圧を特定
の値に設定し、流体の型式を管理できるような装置の特
性を提供することにより、流体流れを簡単に確立でき
る。
書(米国特許出願第08/640,237号明細書)に
は、低速空気流式の捕獲器が記載され、この捕獲器は、
捕獲器真空ポート及び捕獲器帰還ライン内にバブルフロ
ーを形成する。バブルフローはインクタンク真空圧を所
定のしきいレベル以下に減少させることにより形成され
る。
真空圧しきいレベルは印刷装置毎に異なる。更に、一定
の真空レベルを使用した場合は、印刷装置毎の違いのた
め、その真空レベルは特定の印刷装置のバブルフローの
ためのしきいレベルに対して大き過ぎたり小さ過ぎたり
してしまう。
タンク真空圧を一定のレベルに設定するのではなく、バ
ブルフローを検出する手段を備える要求がある。
は本発明に係る流体流れ状態検出方法により満たされ、
この方法においては、捕獲器真空ポート内及びインクタ
ンクへの捕獲器帰還ライン内の流体流れ状態が検出され
る。捕獲器真空ポート及び捕獲器帰還ライン内でのバブ
ルフローの形成を検出するために、捕獲器帰還流体内の
圧力変動の急激な減少を利用する。
法は連続インクジェット印刷装置に利用される。この流
体流れ検出方法においては、低速空気流式の捕獲器を設
けて、関連する捕獲器真空ポート及び捕獲器帰還ライン
内にバブルフローを形成する。捕獲器帰還ラインは捕獲
器帰還流体を帰還させる。圧力変動はインクタンクへの
捕獲器帰還流体において監視され、インクタンクはイン
クタンク真空圧を有する。インクタンク真空圧はバブル
フローへの遷移即ち移行(transition)の値より大きな所
定の値に自動的に低下される。次いで、圧力変動を監視
しながら、インクタンク真空圧は増分的に低下される。
バブルフローの形成により圧力変動が所定のレベル以下
に減少したときは、インクタンク真空圧が一定のレベル
に維持される。流体流れ検出方法は、インクタンク真空
圧を所定の増分量だけ増大させ、印刷装置のバブルフロ
ーのための作動点としてそのインクタンク真空圧を維持
させる工程を有する。
ット印刷装置のための流体流れ状態検出方法を提供する
ことである。本発明の別の目的は捕獲器真空ポート及び
インクタンクへの捕獲器帰還ラインのための検出方法を
提供することである。
ブルフローを形成する低速空気流式の捕獲器の真空ポー
ト及び(印刷装置のインクタンクへの)帰還ライン内に
おける流体流れ状態を検出することである。
る型式のインクジェット印刷ヘッドの概略側面図であ
る。印刷ヘッド10はインクのフィラメント14を発生
させるためのオリフィス板及びインクマニホルド(図示
せず)を備えた共振器組立体12を有する。共振器はフ
ィラメントを刺激し、捕獲器組立体18のチャージ電極
16の領域においてフィラメントを液滴に分断する。イ
ンク液滴はチャージ電極により選択的に帯電され、帯電
された液滴は捕獲器の捕獲面20上へ偏向せしめられ、
捕獲器ののど部22へ至る。帯電されなかった液滴は偏
向されないまま印刷媒体(図示せず)に至る。収集され
たインクは捕獲器のチューブ24を介して取り出され、
再循環される。
6は印刷に使用されなかったインク(非印刷インク)を
流体装置へ戻す。真空ポートは捕獲面20と、湾曲部
(半径)と、のど部22とを有する。捕獲面20は選択
的に帯電されたインク液滴を受け取り、捕獲器の湾曲部
は選択的に帯電されたインク液滴の流れを捕獲面から捕
獲器ののど部へ導く。インクジェットアレイからの非印
刷液滴は捕獲器の捕獲面20に衝突し、捕獲面に付着し
たインクのフィルムを形成する。衝突する液滴からの運
動量のため、インクフィルムは湾曲部の方へ流れる。イ
ンクフィルムが湾曲部をまわってのど部の開口の方へ表
面に沿って流れるときでさえ、インクフィルムは捕獲装
置に付着したままである。のど部22は選択的に帯電さ
れたインク液滴の流れを捕獲面から受け入れる。のど部
においては、空気がインク内へ摂取され、インクタンク
内の真空レベルの大きさに応じて、スラグ流又はバブル
フローがのど部の下流側に形成される。
急激な拡大部36を備えた短くて狭いギャップ34と、
収斂/拡散通路とを有し、これらは共に摂取した空気流
を管理する。インクの流れは捕獲器のチューブ24へ至
り、取り付けた捕獲器帰還ライ25を通して引き出され
る。
影響を及ぼす種々のファクターは印刷装置毎に異なる。
例えば、捕獲器帰還ラインの流れ特性はオプションとし
ての12フィート(約3.6m)及び24フィート(約
7.2m)の2つの長さで互いに異なる。更に、捕獲器
真空ポートの流れ特性は捕獲器毎に異なる。また、流体
特性はインクの型式毎に異なる。
は、印刷装置毎の違いのため、その真空レベルは特定の
印刷装置のバブルフローのためのしきいレベルに対して
大き過ぎたり小さ過ぎたりしてしまう。例えば、真空レ
ベルが大き過ぎる場合は、バブルフローは形成されず、
バブルフローの利点を利用できない。逆に、真空レベル
が小さ過ぎると、バブルフローは形成できるが、インク
を印刷ヘッドから十分な迅速さで除去することができな
い。その結果、印刷ヘッドにおけるインク漏れや損傷が
発生する。理想的な真空設定は、インクタンク真空圧が
低下したときにバブルフローが最初に形成されるような
真空値とする。これはバブルフローを形成できる最大真
空値である。印刷ヘッドからインクを帰還させるために
真空が小さ過ぎるようになる危険性はない。
における圧力変動の急激な減少を利用して、捕獲器真空
ポート及び捕獲器帰還ライン内でのバブルフローの形成
を検出する。図2において、インクタンク30の端部の
近傍で捕獲器帰還ライン25内に位置した圧力トランス
ジューサ28を使用して、捕獲器帰還流体の圧力変動を
監視する。
き、真空ポンプ32により確立されるインクタンク内の
最初の大きな真空レベルがスラグ流を形成し、このスラ
グ流においては、泡状のインクスラグは、捕獲器真空ポ
ート及び捕獲器帰還ライン内で、平均液体速度より大き
な速度で運動する。泡状スラグ及び液体が圧力トランス
ジューサを交互に通過するとき、スラグ流の圧力は大幅
に変化する。捕獲器ラインの長さに応じて、インクタン
ク真空圧は所定の値へ自動的に低下せしめられるが、こ
の所定値は当該長さに対するバブルフローへの移行点よ
りも十分に大きい。インクタンク真空圧は、そのときの
好ましくは5インチ(約127mm)の水頭の圧力から
低下せしめられる。各圧力段階において、流れは安定さ
れ、圧力トランスジューサは圧力変動の表示を監視す
る。大きな圧力変動を検出した場合は、インクタンク真
空圧は次の圧力段階へ低下される。この動作は圧力変動
が所定の許容レベルに減少するまで続けられる。
と、スラグ流がバブルフロー状態へと突然移行する。2
相流れのこの状態においては、摂取された空気流は、泡
状のスラグではなく、液体相に随伴され液体の速度で移
動する個々の離れたバブルの形をしている。従って、バ
ブルフローは有効に減速した空気流を提供し、スラグ流
よりも撹拌の度合いが少なくなる。液体と一緒に運動す
る随伴されたバブルは圧力トランスジューサにおいて小
さな圧力変動しか示さず、これも大きな圧力変動に対比
して監視される。圧力変動の急激な低下は、流体装置の
制御ソフトウエアにより、バブルフローの形成として認
識される。次いで、インクタンク真空圧レベルは捕獲器
ラインの長さに応じた増分量だけ作動点まで増大され
る。この増分的な増大は最小許容真空レベル以上の増大
マージンを提供する。増分的な増大は流れをスラグ流に
戻すことなく行うことができる。その理由は捕獲器帰還
ラインの流れ特性がヒステレシスパターンを有するから
である。バブルフローとスラグ流との間で移行が生じる
ようなインクタンク真空圧レベルはインクタンク真空圧
の変化の方向に依存する。インクタンク真空圧の減少
(低下)に対しては、スラグ流からバブルフローへの移
行は一層小さな真空レベルで生じる。一方、インクタン
ク真空圧の増大に対しては、バブルフローからスラグ流
への移行は一層大きな真空レベルで生じる。従って、一
旦バブルフローが形成されると、流れをスラグ流に戻す
ことなく、真空レベルを増大させることができる。
り、捕獲器真空ポート内及びインクタンクへの捕獲器帰
還ライン内での流体流れの状態を検出するための流体流
れ検出方法を提供するという利点を有する。本発明の別
の利点は、捕獲器帰還流体における圧力変動を監視でき
ることである。本発明の更に別の利点は、検出された圧
力変動に基づき、ある流れ状態が確立されるまでインク
タンク真空圧を調整することにより、捕獲器真空ポート
内及び捕獲器帰還ライン内の流体流れ状態を制御できる
ことである。
発明を説明したが、本発明の要旨内で種々の修正、変形
が可能であることは言うまでもない。
なインクジェット印刷ヘッドの断面側面図である。
器真空ポート及びインクタンクへの捕獲器帰還ラインを
示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 流体装置から一列の平行な選択的に帯電
される液滴ストリームを発生させる連続インクジェット
印刷装置における流体流れを検出する方法であって、捕
獲器真空ポート内及び連続インクジェット印刷装置のイ
ンクタンクへの捕獲器帰還ライン内の流体流れ状態を検
出する流体流れ検出方法において、 捕獲器真空ポート内、及び、捕獲器帰還流体を通す捕獲
器帰還ライン内にバブルフローを形成するための低速空
気流式の捕獲器を提供する工程と;インクタンク真空圧
を有するインクタンクへの捕獲器帰還流体内の圧力変動
を監視する工程と;インクタンク真空圧を所定の値へ自
動的に低下させる自動低下工程と;圧力変動を監視しな
がら、インクタンク真空圧を増分的に低下させる工程
と;バブルフローの形成により圧力変動が所定のレベル
以下に下がったときに、インクタンク真空圧を一定のレ
ベルに維持する工程と;インクタンク真空圧を所定の増
分量だけ増大させ、印刷装置のバブルフローのための作
動点としてそのインクタンク真空圧を維持させる工程
と;を有することを特徴とする流体流れ検出方法。 - 【請求項2】 上記自動低下工程がバブルフローへの移
行の値より大きな所定の値へインクタンク真空圧を自動
的に低下させる工程を有することを特徴とする請求項1
の流体流れ検出方法。 - 【請求項3】 上記捕獲器真空ポートが捕獲面と、捕獲
器湾曲部と、捕獲器のど部とを有することを特徴とする
請求項1の流体流れ検出方法。 - 【請求項4】 上記捕獲器のど部が、摂取空気流を調整
するために、下流側の急激な拡大部を備えた短くて狭い
ギャップと、収斂/拡散通路とを有することを特徴とす
る請求項3の流体流れ検出方法。 - 【請求項5】 上記捕獲器真空ポートが、印刷に使用さ
れないインクを流体装置へ帰還させることを特徴とする
請求項3の流体流れ検出方法。
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