JPH1034520A - 半導体基板研磨装置及び半導体基板の研磨方法 - Google Patents

半導体基板研磨装置及び半導体基板の研磨方法

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JPH1034520A
JPH1034520A JP19490096A JP19490096A JPH1034520A JP H1034520 A JPH1034520 A JP H1034520A JP 19490096 A JP19490096 A JP 19490096A JP 19490096 A JP19490096 A JP 19490096A JP H1034520 A JPH1034520 A JP H1034520A
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JP
Japan
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polishing
semiconductor substrate
polishing cloth
cloth
dresser
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JP19490096A
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Inventor
Hideaki Hayakawa
秀明 早川
Yoshiaki Komuro
善昭 小室
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板の表面粗さを均一にする半導体基
板研磨装置及び半導体基板の研磨方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板研磨装置20は、半導体基板
を研磨する研磨布14を上面に保持し、研磨布に直交す
る回転軸と共に回転するプラテン16と、研磨布表面に
スラリ状研磨剤を供給する研磨剤供給部と、半導体基板
を保持し、回転する研磨布に押し当てながら半導体基板
に直交する回転軸と共に回転するキャリア12と、キャ
リアの側方で研磨布の上方に位置し、下面に砥面を備
え、昇降機構、回転機構及び押圧機構により研磨布上に
位置決めした砥面を回転しつつ研磨布に押圧し、研磨布
を研削して目立てするドレッサ24とを備える。半導体
基板を研磨中に、ドレッサ24は、所定の範囲の回転数
で研磨布14を研削し、目立てを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学機械研磨法に
最適な半導体基板研磨装置及び半導体基板の研磨方法に
関し、更に詳しくは、半導体基板の面内研磨量を均一に
できる半導体基板研磨装置及び半導体基板の研磨方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、半
導体素子、特に半導体素子の配線幅は益々微細化されつ
つあり、これに伴い、ホトリソグラフィ技術により配線
層をパターニングする際の露光工程の解像度を小さくす
る必要がある。ところで、フォトリソグラフィの解像度
Kと焦点深度DOFとは、以下に示すようなトレードオ
フの関係がある。 K=k1 λ/NA DOF=k2 λ/NA2 ここで、k1 ,k2 はプロセスファクタ、λは波長、N
Aは開口率である。上述の式から判るように、微細化す
るために解像度Kを小さくしようとすると、DOFが減
少する。更に、積層化によって各層におけるDOFに対
する余裕は、益々減少している。この結果、DOFマー
ジンは益々減少し、基板上に生じているデバイス段差よ
りも小さくなることがある。これでは、正確なパターニ
ングを行うことが難しい。
【0003】これを回避する第1の解決策は、基板上の
デバイス段差を平坦化してDOFマージン内に収めるた
めグローバル平坦化技術である。グローバル平坦化は、
層間絶縁膜を形成する工程で行われており、ダミーパタ
ーンを用いたSOG(Spin on Grass )又はCVD(Ch
emical Vaper Deposition )法で、エッチバックを併用
して行われている。しかし、工程数と素子特性(ダミー
パターンによる遅延の増大)の観点から、簡便で平坦度
の優れた平坦化技術が要求され、化学機械研磨(Chemic
al Mecanical Polishing。以下CMPと記載)法がグロ
ーバル平坦化を達成できる技術として、近年注目されて
いる。
【0004】第2の解決策は、配線層の材質を現在のA
l系から低抵抗のCu系に変更することである。この解
決策では、RIE(Reactive Ion Etching)装置により
Cu系の低抵抗材を加工するにはCuの副生成物の蒸気
圧が低いため加工し難く、また、加工後のCuの酸化防
止層の形成など別の問題が生じる。そこで、予め、配線
材料を残すための溝や接続孔を層間絶縁膜に形成した
後、Cu膜を全面に形成し、CMP法により基板面を研
磨して溝や接続孔に配線材料を残す方法(Damascene, D
ual Damascene )が検討されている。
【0005】ここで、図9を参照して、CMP法により
基板面の研磨を行う従来の半導体基板研磨装置の構成を
説明する。従来の半導体基板研磨装置10は、半導体基
板を下向けに保持し回転するキャリア12と、キャリア
12に平行に対向し半導体基板を研磨する研磨布14
と、研磨布14を下面から保持するプラテン16とを備
えている。また、研磨布14の表面にスラリ状の研磨剤
を供給する供給管19を備えている。プラテン16は及
びキャリア12は、何れも保持板と保持板を回転させる
回転軸とを備えており、それぞれ、研磨布14及び半導
体基板を保持して回転させることができる。
【0006】ところで、半導体基板の研磨量Mは、以下
に記載するプレストン式で決定される。 M=k・V・F・t (1) ここで、k、V、F及びtは、以下の値である。 k:研磨状態によって決められる比例定数 V:研磨布と半導体基板との相対速度 F:半導体基板が研磨布に加える圧力 t:研磨時間
【0007】(1)式は、以下の式に変形できる。 M=ΣMx=k・F・ΣLx (2) ここで、Mx及びLxは、以下の値である。 Lx:研磨布中心O1 からの距離xの位置における研磨
布と半導体基板との接触距離 Mx:研磨布中心O1 からの距離xの位置における研磨
布の摩耗量
【0008】CMP法により研磨布を用いて半導体基板
を研磨する際、半導体基板の研磨面が均一に研磨されて
いること、即ち研磨布の研磨に使用される部分面のMx
が、xによらず一定であることが重要である。そこで、
従来の半導体基板研磨装置を用い、以下のようにして研
磨している。図10は、半導体基板の研磨位置及び研磨
速度の概念を示す平面図である。研磨布の中心O1 を原
点にし、O1 の中心から半導体基板の中心O2 に向かう
ベクトルをベクトルR1 (以下、R1 と記載)、O2
ら半導体基板面内の任意位置Pへ向かうベクトルをベク
トルR2 (以下、R2 と記載)とする。また、研磨布及
び半導体基板は、それぞれ角速度ω1 、ω2 で回転して
いる。この結果、P真下の研磨布(即ち位置Pを研磨す
る研磨布部分)に対するPの相対速度Vは、以下に記載
する式になる。 V=(R1 +R2 )ω1 −R2 ω2 =(ω1 −ω2 )R2 +ω11 (3) ω1 =ω2 にすれば、(3)式は V=ω11 となりR2 に依存しない。従って、R1 とω1 とを一定
値にすれば、Pの位置に関係なくVは一定ベクトルにな
り速度分布は均一になる。
【0009】また、研磨布から半導体基板に加えられる
圧力Fを、半導体基板内の面内で均一にするには、キャ
リアの構造を所定形状にすることにより可能である。更
に、kを一定にするように調整することにより、Mxが
xによらずに一定になるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、研磨状態に
よって決まる比例定数kは、一般的に、(1)半導体基
板の被研磨層、研磨剤及び研磨布の材質と、(2)半導
体基板の被研磨層及び研磨布の形状、研磨布の表面粗
さ、研磨時における研磨剤の研磨面内への供給分布及び
研磨面内の温度分布によって決まる。被研磨層はCVD
又はPVD(スパッタリング等)により形成されている
ので、組成分布はほぼ均一である。研磨剤及び研磨布の
材質も、同様にほぼ均一である。従って、kの研磨面内
での分布は、(2)で言及した研磨時の状態によって支
配される。しかし、研磨中に被研磨層や研磨布の形状及
び表面粗さが不均一になってkを一定にすることは困難
であり、研磨量Mは、半導体基板の面内で不均一になる
という問題があった。
【0011】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、半導体基板の研磨量を面内で均一にする半導体基
板研磨装置及び半導体基板の研磨方法を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、半導体基板
を研磨すると、研磨布におけるxの一定範囲内のみに摩
耗量Mが生じることを、従来装置による実験例1により
確認した。実験例1に用いられる研磨布14は、半径3
05mmの円状の研磨布14であり、研磨される半導体基
板16の中心は、研磨布14の中心O1 から所定の距離
だけ離れている。よって、研磨に使用される研磨面18
は、研磨布14の中心O1 と同じ中心を有するドーナツ
状面である。(図11参照) 従来装置による実験例1では、研磨前及び研磨4分後
に、研磨布14の表面粗さとして中心線平均粗さ(以
下、平均粗さと記載)を、それぞれ測定した。図12
は、研磨前後での、研磨布中心O1 から半径80mm、1
75mm及び270mmにおける研磨布の平均粗さRaを測
定したデータ図である。図12に示すように、研磨前で
は平均粗さは何れの位置でも同じであり均一な分布であ
ったが、研磨4分後では、中心O1 からの半径175mm
での平均粗さは80mm及び270mmに比べ0.5μm〜
1μm低く、平均粗さは不均一な分布であった。
【0013】更に、本発明者は、半導体基板の研磨時間
の経過に伴い、研磨布の平均粗さは低下する傾向にある
ことを、従来装置による実験例2により確認した。図1
3は、研磨時間と研磨布の平均粗さとの関係を示すデー
タ図である。実験例2では、研磨布の所定位置で、研磨
前、研磨4分後、及び研磨8分後に平均粗さRaを測定
した。図13に示すように、研磨時間が経過すると、平
均粗さRaは一定の割合で低下した。
【0014】本発明者は、平均粗さ分布が不均一である
と半導体基板の研磨量にどのような影響が及ぼされる
か、理論計算により検討した。図8は、研磨時間が20
分経過する毎に、半導体基板の任意位置Pにおける研研
磨布摩耗量と半導体基板研磨量とを求めた理論計算図で
ある。図8に示すように、研磨布における位置Aは中心
1 からの距離xの位置であり、破線q1 と摩耗量線α
との交点が各研磨時間での摩耗量を示している。研磨布
摩耗量は、研磨時間が経過するに従い、研磨端部近傍ほ
ど小さく研磨中央部ほど大きくなり、摩耗量分布がより
不均一になった。また、半導体基板における位置Pでの
研磨布研磨量は、図8に示すように、破線q2 と研磨量
線βとの交点が各研磨時間での研磨量を示している。研
磨時間が経過するに従い研磨布の摩耗量分布がより不均
一になり、この結果、半導体基板の研磨量も面内でより
不均一になった。
【0015】従って、半導体基板の研磨量も面内で均一
にするには、研磨布の表面形状及び平均粗さを均一に維
持する必要があることが判る。そこで、本発明者は、鋭
意検討の結果、半導体基板を研磨する工程で、研磨布の
表面を研削により目立てすることにより均一な平均粗さ
分布にすることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0016】上記目的を達成するために、本発明に係る
半導体基板研磨装置は、半導体基板を研磨する研磨布を
上面に保持し、研磨布に直交する回転軸と共に回転する
プラテンと、研磨布表面にスラリ状研磨剤を供給する研
磨剤供給部と、半導体基板を保持し、回転する研磨布に
押し当てながら半導体基板に直交する回転軸と共に回転
するキャリアとを備えた半導体基板研磨装置において、
キャキアの側方で研磨布の上方に位置し、下面に砥面を
備え、昇降機構、回転機構及び押圧機構により研磨布上
に位置決めした砥面を回転しつつ研磨布に押圧し、研磨
布を研削して目立てするドレッサを備えていることを特
徴としている。
【0017】本発明に係る半導体基板研磨装置は、半導
体基板を研磨する全ての研磨装置に適用できる。
【0018】ドレッサの一例としては、ドレッサの砥面
が円環状に形成され、径が150μm以上の砥粒が砥面
から75μm以下の突出長さで下方に突出しているドレ
ッサである。砥粒は、一例としてダイヤモンドである。
また、ドレッサの砥面の径が半導体基板径と同じである
と、研磨布の摩耗量に相当する目立てを行い易い。
【0019】また、本発明に係る半導体基板の研磨方法
は、上記本発明に係る半導体基板研磨装置を使用して、
ドレッサの回転数を10〜100rpm 、砥面の研磨布に
対する押圧力を50〜800gf/cm2で押圧して、研磨布
を目立しつつ半導体基板を研磨することを特徴としてい
る。研磨及び研削による目立てにより研磨布研磨面に形
成される凹み部又は盛り上がり部の高さと、凹み部又は
盛り上がり部における研磨布研磨面の内縁及び外縁の平
均高さとの差が、−10μm〜50μmになるようにす
るとよい。これにより、研磨される半導体基板は面内で
ほぼ均一に研磨される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつより詳細
に説明する。実施例 本実施例は、ドレッサ径と半導体基板径とが同一である
半導体基板研磨装置の例である。図1は、実施例1の半
導体基板研磨装置の概念を表す側面断面図である。実施
例1の半導体基板研磨装置20は、研磨布14の上方に
位置し、昇降機構、回転機構及び押圧機構を有し、研磨
布の表面を研削して目立てを行うドレッサ24を備えて
いることを除いて、従来の半導体基板研磨装置10と同
じである。よって、同じ部位、部品には同じ符号を付
し、その説明を省略する。
【0021】図2(a)及び(b)は、それぞれ、ドレ
ッサ24の側面断面図及び下面図である。ドレッサ24
は、研磨布14を研削する円盤状の砥石26と、砥石2
6の上面中心に接続され砥石26を研磨布に平行な水平
面内で回転させる回転軸28とを備えている。砥石26
の外径D1 は210mmで半導体基板の径とほぼ同じであ
り、内径D2 は190mmである。研磨布14の中心軸と
砥石26の中心軸との距離は、研磨布14の中心軸と半
導体基板の中心軸との距離と同じである。砥石26は、
図2(b)に示すように、最外周の下向けにリング状の
砥面29が形成され、砥面29の内側には、研磨剤の出
入りする薄円盤状の凹部30が形成されている。また、
砥面29には、中心角に対し45゜毎に研磨剤流通路3
2が形成されている。図3は、砥石26の構成概念を示
す側面断面拡大図である。砥石26には150μm径の
多数のダイヤモンド製砥粒31が備えられており、砥粒
31は全て砥面29からu=75μm突出している。
【0022】半導体基板研磨装置20を用いて半導体基
板を研磨するには、半導体基板をキャリア12に保持さ
せプラテン16を回転させてスラリ状の研磨剤を研磨布
34の表面に供給し、キャリア12を回転させながら押
し下げ、半導体基板を研磨布34に押し当てて研磨す
る。その際、ドレッサ24を回転軸28により回転させ
て研磨布34に押し当て、研磨剤を凹部30に出入りさ
せながら研磨布34を研削し、研磨布34の目立てを行
う。
【0023】実験例3 実験例3は、実施例1の半導体基板研磨装置20を用い
て、研磨時間と平均粗さとの関係を求めた実験例であ
る。実験例3では、研磨布14を未使用の研磨布34に
取り替え、未研磨の半導体基板33をキャリア12に保
持させ、プラテン16を回転させスラリ状の研磨剤を研
磨布34の表面に供給し、キャリア12を回転させなが
ら押し下げ、半導体基板33を研磨布34に押し当てて
研磨した。その際、ドレッサ24を回転軸28により回
転させて研磨布34に押し当て、研磨剤を凹部30に出
入りさせながら研磨布34を4分間研削し、目立てを行
った。研削前及び研削後での所定位置での平均粗さを図
13に示す。所定位置は、実験例1で測定した位置と同
じ位置である。実験例3では、図13に示すように、半
導体基板の平均粗さは、6.6μmの一定値に維持され
た。
【0024】実験例4 実験例4は、実施例1の半導体基板研磨装置20を用い
て、研磨時間と研磨布の研磨面の傾きとの関係を求めた
実験例である。実験例4では、半導体基板研磨装置20
の研磨布を未使用の研磨布35に取り替え、未研磨の半
導体基板をキャリア12に保持し、実験例1と同様、半
導体基板を研磨する際にドレッサ24を回転させながら
研磨布に押し当てて研削した。ドレッサ24及びプラテ
ン16の回転数は何れも20rpm 、ドレッサ24を押し
当てるドレス圧力は750gf/cm2であった。
【0025】実験例4では、研削過程で、以下に定義す
るA1 、A2 及びp位置での基準水平面(所定の水平
面)からの垂直方向高さhA1、hA2及びhp を、一定の
時間が経過する毎に計7回それぞれ測定した。図4は、
実験例4に用いた研磨布の断面図である。 A1 :研磨面における内縁部の任意位置 A2 :研磨面の外縁部の、A1 に対向する位置 p:線分A12 の中点で、研磨及び研削により研磨面
に形成される盛り上がり部での高さが最大である位置
(A1 、A2 及びpは図11参照) hA1:A1 位置の基準水平面からの垂直方向高さ hA2:A2 位置の基準水平面からの垂直方向高さ hp :p位置の基準水平面からの垂直方向高さ(hA1
A2及びhp は、図4参照) 図5は、各実験における各測定での、hA1、hA2及びh
p の値を示すデータ図である。研磨面の傾きを決定する
(hA1−hp )の値は、図5に示すように各測定でほと
んど同じであり、従って、研磨面の傾きはほとんど変化
しなかった。また、研磨及び研削により研磨面に形成さ
れる盛り上がり部の最大高さと研磨面の内縁及び外縁の
平均高さとの差であるhdif ={hp −(hA1 +hA2
/2}の値は、図5に示すように、測定番号2以降の測
定では、各測定でほとんど同じであった。
【0026】実験例5 実験例5は、実験例4と同様の実験を実験例4とは別に
行い、研磨及び研削する際、hdif をパラメータとして
変化させ、以下に定義する半導体基板の外周部B1 位置
からB4 位置(図6参照)での半導体基板の研磨量sB1
からsB4を測定することにより、半導体基板の研磨量の
面内均一性E1 (%)を算出した。 B1 :半導体基板の外周部のオリエンテーションフラッ
ト面の中央位置 B2 :半導体基板の外周部のB1 に対向する位置 B3 、B4 :それぞれ、半導体基板の外周部で、半導体
基板の中心Cを通り線分B12 に直交する直線上の位
置 sB1:位置B1 での研磨量(nm) sB2:位置B2 での研磨量(nm) sB3:位置B3 での研磨量(nm) sB4:位置B4 での研磨量(nm) sC :半導体基板の中心Cでの研磨量(nm) sT :半導体基板の面内平均研磨量(nm)(49箇所で
測定) E1 =100×{sC −(sB1 +sB2 +sB3 +sB4)/
4}/(2×sT )(%) 各測定におけるhdif とE1 との関係を図7に示す。図
7に示すように、hdi f が−10μm〜10μmでは、Eは
−7 %〜5 %にすることができ、研磨による半導体基板
の面内均一性は良好な結果であった。
【0027】尚、半導体基板の研磨のみを行った後に研
磨布を未使用の研磨布に換え、次いで研磨布の研削のみ
を行い、E1 と同様に面内均一性E2 を求めた結果を図
7に示す。また、ドレッサ24に換えて、砥石の粒径が
50μmのドレッサを備え、次いで、E1 と同様に未使
用の研磨布で面内均一性E3 を求めた結果も図7に示
す。E3 は、hdif が10μm〜50μmで−8 %〜8 %に
することができ、E1 と同様、良好な結果であった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、研磨布の上方に位置
し、下面に砥面を備え、昇降機構、回転機構及び押圧機
構により研磨布上に位置決めした砥面を回転しつつ研磨
布に押圧し、研磨布を研削して目立てを行うようにした
ドレッサを備えるている。これにより、研磨中における
研磨布の研磨面内の平均粗さを均一にすることができ、
よって、半導体基板における研磨量分布を均一にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体基板研磨装置の概念を表す側
面断面図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、それぞれ、ドレッサ
の側面断面図及び下面図である。
【図3】砥石の構成概念を示す側面断面拡大図である。
【図4】研磨布の側面断面図である。
【図5】研磨布の各位置の高さを示すデータ図である。
【図6】半導体基板の平面図である。
【図7】研磨布のhdif と半導体基板の面内均一性Eと
の関係を示すデータ図である。
【図8】研磨布摩耗量と半導体基板研磨量とを求めた理
論計算図である。
【図9】従来の半導体基板研磨装置の概念を表す側面断
面図である。
【図10】半導体基板の研磨位置及び研磨速度の概念を
示す平面図である。
【図11】研磨布の平面図である。
【図12】研磨布の平均粗さを測定したデータ図であ
る。
【図13】研磨時間と研磨布の平均粗さとの関係を示す
データ図である。
【符号の説明】
10……半導体基板研磨装置、12……キャリア、14
……研磨布、16……プラテン、18……研磨面、19
……供給管、20……半導体基板研磨装置、24……ド
レッサ、26……砥石、28……回転軸、29……砥
面、30……凹部、31……砥粒、32……研磨剤流通
路、33……半導体基板、34……研磨布、35……研
磨布。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を研磨する研磨布を上面に保
    持し、研磨布に直交する回転軸と共に回転するプラテン
    と、研磨布表面にスラリ状研磨剤を供給する研磨剤供給
    部と、半導体基板を保持し、回転する研磨布に押し当て
    ながら半導体基板に直交する回転軸と共に回転するキャ
    リアとを備えた半導体基板研磨装置において、 キャリアの側方で研磨布の上方に位置し、下面に砥面を
    備え、昇降機構、回転機構及び押圧機構により研磨布上
    に位置決めした砥面を回転しつつ研磨布に押圧し、研磨
    布を研削して目立てするドレッサを備えていることを特
    徴とする半導体基板研磨装置。
  2. 【請求項2】 ドレッサの砥面は、円環状に形成され、
    径が150μm以上の砥粒が砥面から75μm以下の突
    出長さで下方に突出していることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体基板研磨装置。
  3. 【請求項3】 ドレッサの砥面の径が半導体基板径と同
    じであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導
    体基板研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のうちのいずれか1項に
    記載の半導体基板研磨装置を使用して、ドレッサの回転
    数を10〜100rpm 、砥面の研磨布に対する押圧力を
    50〜800gf/cm2で押圧して、研磨布を目立しつつ半
    導体基板を研磨することを特徴とする半導体基板の研磨
    方法。
  5. 【請求項5】 研磨及び研削による目立てにより研磨布
    研磨面に形成される凹み部又は盛り上がり部の高さと、
    凹み部又は盛り上がり部における研磨布研磨面の内縁及
    び外縁の平均高さとの差が、−10μm〜50μmにな
    るようにする請求項4に記載の半導体基板の研磨方法。
JP19490096A 1996-07-24 1996-07-24 半導体基板研磨装置及び半導体基板の研磨方法 Pending JPH1034520A (ja)

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