JPH10341342A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10341342A
JPH10341342A JP9165223A JP16522397A JPH10341342A JP H10341342 A JPH10341342 A JP H10341342A JP 9165223 A JP9165223 A JP 9165223A JP 16522397 A JP16522397 A JP 16522397A JP H10341342 A JPH10341342 A JP H10341342A
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JP9165223A
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Yoshiaki Kawai
義昭 川合
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は黒基準面にゴミ等が付着しているかを
判別して、適切に利得調整及びオフセット調整を行う画
像読取装置を提供する。 【解決手段】画像読取装置1は、イメージセンサ2が黒
基準面と白基準面を読み取った際のアナログの画像信号
をオフセット調整回路3でオフセットを付与して、A/
D変換器5でサンプリングクロックに基づいてディジタ
ル変換し、当該ディジタルの画像信号の黒基準最大値と
白基準最大値を1ライン最大・最小値検出部8で検出す
る。CPU4が黒基準最大値に基づいてオフセット調整
回路3のオフセットの段階を選択・調整し、白基準最大
値に基づいてA/D変換器5のサンプリングクロックを
選択・調整する。この際、CPU4は、イメージセンサ
2が黒基準面を読み取ったときの黒基準最大値が所定の
基準値を超えていると、1ライン最大・最小値検出部8
の検出した黒基準最小値に基づいて、オフセット段階を
選択・調整し、ゴミ等の影響を抑制しつつ、短時間にか
つ適切に利得調整及びオフセット調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、詳細には、黒基準面にゴミ等が付着しているかを判
別して、適切に画像調整を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置やスキャナ装置
等の画像読取装置は、一般に、その読取部に、光源から
の光を原稿面に照射してその反射光を、直線上に光電変
換素子の配列されたCCD(Charge Coupled Device )
イメージセンサ等に結像させる光学系が用いられてお
り、CCDイメージセンサから時系列に出力される原稿
画像に対応した画像信号を、ディジタル技術により量子
化して、原稿の画像を読み取っている。
【0003】このCCDイメージセンサを使用した画像
読取装置では、各光電変換素子の出力特性が異なり、ま
た、その出力特性が経時変化するため、画像読取装置の
組立時及びその後の所定時期にCCDイメージセンサの
出力する画像信号を利得調整及びオフセット調整する必
要がある。
【0004】そこで、従来、光源を点灯させないときの
CCDイメージセンサの出力である暗出力に基づいて、
画像信号の利得調整及びオフセット調整を行っていた
が、暗出力のみでは、適切な利得調整やオフセット調整
を行うことができない。
【0005】そこで、画像処理系のA/D変換器に入力
させる入力画像信号の利得及びオフセットを調整するに
当たり、白及び黒の基準面を各々走査して得た画像信号
を利得及びオフセット調整手段に入力し、白及び黒基準
画像信号を得、白基準画像信号から利得値を求め、黒基
準画像信号からオフセット値を求め、この利得値及びオ
フセット値をそれぞれ前記利得及びオフセット調整手段
の利得データ、オフセットデータとして設定し直すよう
にし、前記白及び黒基準面の走査を繰り返し行って、前
記白基準画像信号及び黒基準画像信号を予め定められた
目標値に収れんさせるようにした入力画像信号の利得及
びオフセット調整方法が提案されている(特開昭60−
251768号公報参照)。すなわち、この従来の利得
及びオフセット調整方法は、白基準面及び黒基準面を繰
り返し走査して、当該走査したときのCCDイメージセ
ンサの出力する白基準画像信号及び黒基準画像信号を予
め定められた目標値に収めるように利得及びオフセット
調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、白基準面及び黒基
準面を繰り返し走査して、当該走査したときのCCDイ
メージセンサの出力する白基準画像信号及び黒基準画像
信号を予め定められた目標値に収めるように利得及びオ
フセット調整していたため、黒基準面にゴミ等が存在す
る場合には、オフセットを与えすぎ、黒基準レベルが低
くなりすぎてしまい、適切な利得調整及びオフセット調
整を行うことができず、画質が悪化するという問題があ
った。また、黒基準面の走査を繰り返し行うため、ゴミ
のない部分の黒基準出力を得ることはできるが、利得調
整及びオフセット調整に長時間を要し、作業効率が悪い
という問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、画像読取
手段が黒基準面と白基準面を読み取った際のアナログの
画像信号をオフセット手段でオフセットを付与して、デ
ィジタル変換手段でサンプリングクロックに基づいてデ
ィジタル変換し、当該ディジタルの画像信号の黒基準最
大値と白基準最大値を最大・最小値検出手段で検出し
て、当該黒基準最大値に基づいてオフセット手段のオフ
セットの段階を選択・調整し、当該白基準最大値に基づ
いてディジタル変換手段のサンプリングクロックを選択
・調整する際に、画像読取手段が黒基準面を読み取った
ときの黒基準最大値が所定の基準値を超えていると、最
大・最小値検出手段の検出した黒基準最小値に基づい
て、オフセット段階を選択・調整することにより、黒基
準面にゴミ等が付着して、黒基準最大値が大きな値とな
る場合に、黒基準最小値に基づいてオフセット段階を調
整して、ゴミ等の影響を抑制しつつ、繰り返し黒基準面
及び白基準面を走査することなく、短時間に、かつ、適
切に利得調整及びオフセット調整を行うことのできる画
像読取装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、画像読取手段が黒
基準面と白基準面を読み取った際のアナログの画像信号
をオフセット手段でオフセットを付与して、ディジタル
変換手段でサンプリングクロックに基づいてディジタル
変換し、当該ディジタルの画像信号の黒基準最大値と白
基準最大値を最大・最小値検出手段で検出して、当該黒
基準最大値に基づいてオフセット手段のオフセットの段
階を選択・調整し、当該白基準最大値に基づいてディジ
タル変換手段のサンプリングクロックを選択・調整する
際に、画像読取手段が黒基準面を読み取ったときの黒基
準最大値と光源を消灯させた際の最大・最小値検出手段
の検出した暗出力最大値との差が所定の基準値を超えて
いると、最大・最小値検出手段の検出した黒基準最小値
に基づいて、オフセット段階を選択・調整することによ
り、より一層小さいゴミ等の黒基準面への付着をも判別
して、黒基準最小値に基づいてオフセット段階を調整
し、ゴミ等の影響をより一層抑制しつつ、繰り返し黒基
準面及び白基準面を走査することなく、短時間に、か
つ、より一層適切に利得調整及びオフセット調整を行う
ことのできる画像読取装置を提供することを目的として
いる。
【0009】請求項3記載の発明は、黒基準最小値に基
づいて調整を行うと、その旨を警報通知手段により通知
することにより、ゴミ等の清掃を画像読取装置の利用者
に通知して、短時間に、かつ、より一層適切な利得調整
及びオフセット調整を行うことのできる画像読取装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿の画像を走査し光電変換してアナロ
グの画像信号を出力する画像読取手段と、前記画像読取
手段の出力するアナログ画像信号に複数の段階のオフセ
ットを付与するオフセット手段と、前記オフセット手段
によりオフセットの付与された前記アナログ画像信号を
複数のサンプリングクロックに基づいてサンプリングし
てディジタルの画像信号に変換するディジタル変換手段
と、前記ディジタル変換手段の変換したディジタルの画
像信号の最大値及び最小値を検出する最大・最小値検出
手段と、前記画像読取手段に所定の黒基準面を読み取ら
せて当該黒基準面を読み取った際に前記最大・最小値検
出手段の検出する黒基準最大値に基づいて前記オフセッ
ト手段の付与するオフセットの段階を選択し、前記画像
読取手段に所定の白基準面を読み取らせて当該白準面を
読み取った際に前記最大・最小値検出手段の検出する白
基準最大値に基づいて前記ディジタル変換手段の前記サ
ンプリングクロックを選択して、前記黒基準最大値及び
前記白基準最大値が予め設定された目標値に収まるよう
に前記オフセット段階及びサンプリングクロックを選択
・調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記
画像読取手段が前記黒基準面を読み取ったときの前記最
大・最小値検出手段の検出した前記黒基準最大値が所定
の基準値を超えていると、前記最大・最小値検出手段の
検出した前記黒基準最小値に基づいて、前記オフセット
段階を選択・調整することにより、上記目的を達成して
いる。
【0011】上記構成によれば、画像読取手段が黒基準
面と白基準面を読み取った際のアナログの画像信号をオ
フセット手段でオフセットを付与して、ディジタル変換
手段でサンプリングクロックに基づいてディジタル変換
し、当該ディジタルの画像信号の黒基準最大値と白基準
最大値を最大・最小値検出手段で検出して、当該黒基準
最大値に基づいてオフセット手段のオフセットの段階を
選択・調整し、当該白基準最大値に基づいてディジタル
変換手段のサンプリングクロックを選択・調整する際
に、画像読取手段が黒基準面を読み取ったときの黒基準
最大値が所定の基準値を超えていると、最大・最小値検
出手段の検出した黒基準最小値に基づいて、オフセット
段階を選択・調整しているので、黒基準面にゴミ等が付
着して、黒基準最大値が大きな値となる場合に、黒基準
最小値に基づいてオフセット段階を調整することがで
き、ゴミ等の影響を抑制しつつ、繰り返し黒基準面及び
白基準面を走査することなく、短時間に、かつ、適切に
利得調整及びオフセット調整を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明の画像読取装置は、光
源から原稿に照射された光の反射光を光電変換してアナ
ログの画像信号を出力する画像読取手段と、前記画像読
取手段の出力するアナログ画像信号に複数の段階のオフ
セットを付与するオフセット手段と、前記オフセット手
段によりオフセットの付与された前記アナログ画像信号
を複数のサンプリングクロックに基づいてサンプリング
してディジタルの画像信号に変換するディジタル変換手
段と、前記ディジタル変換手段の変換したディジタルの
画像信号の最大値及び最小値を検出する最大・最小値検
出手段と、前記画像読取手段に所定の黒基準面を読み取
らせて当該黒基準面を読み取った際に前記最大・最小値
検出手段の検出する黒基準最大値に基づいて前記オフセ
ット手段の付与するオフセットの段階を選択し、前記画
像読取手段に所定の白基準面を読み取らせて当該白準面
を読み取った際に前記最大・最小値検出手段の検出する
白基準最大値に基づいて前記ディジタル変換手段の前記
サンプリングクロックを選択して、前記黒基準最大値及
び前記白基準最大値が予め設定された目標値に収まるよ
うに前記オフセット段階及びサンプリングクロックを選
択・調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前
記画像読取手段が前記黒基準面を読み取ったときの前記
最大・最小値検出手段の検出した前記黒基準最大値と前
記光源を消灯させた際の前記最大・最小値検出手段の検
出した暗出力最大値の差が所定の基準値を超えている
と、前記最大・最小値検出手段の検出した前記黒基準最
小値に基づいて、前記オフセット段階を選択・調整する
ことにより、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、画像読取手段が黒基準
面と白基準面を読み取った際のアナログの画像信号をオ
フセット手段でオフセットを付与して、ディジタル変換
手段でサンプリングクロックに基づいてディジタル変換
し、当該ディジタルの画像信号の黒基準最大値と白基準
最大値を最大・最小値検出手段で検出して、当該黒基準
最大値に基づいてオフセット手段のオフセットの段階を
選択・調整し、当該白基準最大値に基づいてディジタル
変換手段のサンプリングクロックを選択・調整する際
に、画像読取手段が黒基準面を読み取ったときの黒基準
最大値と光源を消灯させた際の最大・最小値検出手段の
検出した暗出力最大値との差が所定の基準値を超えてい
ると、最大・最小値検出手段の検出した黒基準最小値に
基づいて、オフセット段階を選択・調整しているので、
より一層小さいゴミ等の黒基準面への付着をも判別し
て、黒基準最小値に基づいてオフセット段階を調整する
ことができ、ゴミ等の影響をより一層抑制しつつ、ま
た、繰り返し黒基準面及び白基準面を走査することな
く、短時間に、かつ、より一層適切に利得調整及びオフ
セット調整を行うことができる。
【0014】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記画像読取装置は、所定の警報を通
知する警報通知手段を、さらに備え、前記制御手段は、
前記黒基準最小値に基づいて前記調整を行うと、その旨
を前記警報通知手段に通知させるものであってもよい。
【0015】上記構成によれば、黒基準最小値に基づい
て調整を行うと、その旨を警報通知手段により通知する
ので、ゴミ等の清掃を画像読取装置の利用者に通知する
ことができ、短時間に、かつ、より一層適切な利得調整
及びオフセット調整を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1〜図7は、本発明の画像読取装置の第
1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像
読取装置の第1の実施の形態を適用した画像読取装置1
の要部回路ブロック図である。
【0018】図1において、画像読取装置1は、イメー
ジセンサ2、オフセット調整回路3、CPU(Central
Processing Unit )4、A/D変換器5、A/Dサンプ
リングクロック発生部6、画像処理部7、1ライン最大
・最小値検出部8及びRAM(Random Access Memory)
9等を備えている。
【0019】イメージセンサ(画像読取手段)2は、C
CD(Charge Coupled Device )等の光電変換素子10
とゲイン・オフセット補正回路11等を備えている。光
電変換素子10には、図示しない光源から原稿に照射さ
れて原稿の画像情報を含んだ原稿からの反射光が入射さ
れ、光電変換素子10は、当該入射光を光電変換して、
アナログの画像信号を時系列にゲイン・オフセット補正
回路11に出力する。ゲイン・オフセット補正回路11
は、イメージセンサ2のメーカ等により予め個々のイメ
ージセンサ2毎に当該イメージセンサ2のゲインとオフ
セットを調整するための回路であり、光電変換素子10
から入力されるアナログの画像信号にゲイン補正及びオ
フセット補正を施して、画像信号SAとしてオフセット
調整回路3に出力する。
【0020】オフセット調整回路(オフセット手段)3
は、複数のオフセットモード、例えば、図2に示すよう
に、オフセット0からオフセット3までの4段階のオフ
セットモードを備えており、いま、図2に示すように、
イメージセンサ2から出力される画像信号SAの1do
tの画像信号波形が三角波形であるとすると、オフセッ
トを与えないオフセット0からオフセット1、オフセッ
ト2及びオフセット3と設定する毎に、後述するA/D
変換器5の分解能を256階調としたとき、当該A/D
変換器5の分解能である256階調分の10階調ずつ画
像信号を下にシフトさせる。なお、オフセット調整回路
3に入力される画像信号SAは、アナログ信号であるの
で、オフセット調整回路3は、A/D変換器5のリファ
レンスを2[V]とすると、オフセット0からオフセッ
ト1、オフセット2及びオフセット3と設定する毎に、
約80[mV]ずつシフトさせて、画像信号SBをA/
D変換器5に出力する。オフセット調整回路3は、CP
U4から入力されるオフセット切換信号に基づいてオフ
セットモードを設定して、当該オフセットモードでイメ
ージセンサ2から入力される画像信号SAにオフセット
を施して、画像信号SBとしてA/D変換器5に出力す
る。
【0021】CPU(制御手段)4は、図示しないRO
M(Read Only Memory)に格納されているプログラムに
基づいて、画像読取装置1の各部を制御して、画像読取
装置1としての基本処理を行うとともに、後述する利得
・オフセット調整処理を行う。特に、CPU4は、利得
・オフセット調整処理において、オフセット調整回路3
に上記オフセットモードを設定するオフセット切換信号
を出力し、A/Dサンプリングクロック発生部6がA/
D変換器5に出力するA/Dサンプリングクロックを指
示するA/Dクロック切換信号をA/Dサンプリングク
ロック発生部6に出力する。
【0022】A/Dサンプリングクロック発生部6は、
上記CPU4から入力されるA/Dクロック切換信号に
基づいて、複数のA/Dサンプリングクロック、具体的
には、図3に示すように、A/Dサンプリングクロック
0からA/Dサンプリングクロック7までの8種類のA
/Dサンプリングクロックのなかから、1つを選択し
て、A/D変換器5に出力する。
【0023】A/D変換器5には、上述のように、オフ
セット調整回路3から画像信号SBが入力されるととも
に、A/Dサンプリングクロック発生部6からA/Dサ
ンプリングクロックが入力され、A/D変換器5は、A
/Dサンプリングクロック発生部6から入力されるA/
Dサンプリングクロックに基づいてオフセット調整回路
3から入力されるアナログの画像信号SBをサンプリン
グして、アナログの画像信号SBをディジタル変換し
て、画像処理部7及び1ライン最大・最小値検出部8に
出力する。上記A/D変換器5及びA/Dサンプリング
クロック発生部6は、オフセット手段であるオフセット
調整回路3によりオフセットの付与されたアナログの画
像信号SBを複数のサンプリングクロックに基づいてサ
ンプリングしてディジタルの画像信号に変換するディジ
タル変換手段として機能する。
【0024】画像処理部7は、A/D変換器5でディジ
タル変換された画像信号に、所定の白基準部材を読み取
った際の白基準データに基づいてイメージセンサ2や原
稿で反射された反射光をイメージセンサ2に導入する光
学系によるシェーディング歪みを補正するシェーディン
グ補正処理等の各種画像処理を施す。なお、画像処理部
7は、シェーディング補正を施す際に参照する白基準デ
ータは、RAM9に記憶される。
【0025】1ライン最大・最小値検出部(最大・最小
値検出手段)8は、A/D変換器5から入力される1ラ
イン分の画像信号のうち、最小レベル(最小値)の画像
信号と最大レベル(最大値)の画像信号を、CPU4の
制御下で取得し、RAM9に記憶する。
【0026】RAM9は、上記画像処理部7でシェーデ
ィング補正する際に使用する白基準データや1ライン最
大・最小値検出部8の検出した最小値の画像信号及び最
大値の画像信号をCPU4の制御下で記憶し、また、必
要に応じて読み出される。
【0027】画像読取装置1は、利得・オフセット調整
処理においてイメージセンサ2により読み取る白基準面
と黒基準面を備え、この白基準面と黒基準面をイメージ
センサ2により読み取った際の画像信号に基づいて利得
調整及びオフセット調整を行う。
【0028】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像読取装置1は、ゴミの付着の有無を判別して、ゴミの
付着の有無に応じて利得調整及びオフセット調整すると
ころにその特徴がある。
【0029】なお、以下の説明において、イメージセン
サ2により所定の黒基準面を読み取ったときの1ライン
における出力(黒出力)の最大値である黒出力最大値の
適正値が、A/D変換器5による256階調の11階調
から20階調であり、イメージセンサ2により所定の白
基準面を読み取ったときの出力(白出力)の最大値であ
る白出力最大値の適正値が、140階調から240階調
であるとする。
【0030】画像読取装置1は、図4から図6に示すよ
うに、利得・オフセット調整処理を行う。画像読取装置
1は、この利得・オフセット調整処理を行う際、まず、
図4に示すように、イメージセンサ2を黒基準面を読み
取る黒基準位置に移動させ(ステップS1)、CPU4
は、A/Dサンプリングクロック発生部6にA/Dサン
プリングクロック2を指定するA/Dクロック切換信号
を出力し、オフセット調整回路3にオフセット0を指定
するオフセット切換信号を出力して、A/Dサンプリン
グクロック発生部6がA/D変換器5に出力するA/D
サンプリングクロックをA/Dサンプリングクロック2
に、オフセット調整回路3のオフセットをオフセット0
に、それぞれ設定する(ステップS2)。
【0031】次に、CPU4は、光源を点灯させ、イメ
ージセンサ2により黒基準面を読み取らせて、1ライン
分の黒出力の最大値である黒出力最大値aを1ライン最
大・最小値検出部8に取得させ、RAM9に記憶させる
(ステップS3)。なお、この黒基準面を読み取った際
に、黒基準面にゴミが付着していると、黒基準面に付着
するゴミは、通常紙粉等のような白いゴミであるので、
図7に示すように、ゴミの部分の出力が高くなる。
【0032】そこで、CPU4は、上記取得した黒出力
最大値aを、ゴミの付着を判定するために、予め設定し
た基準値dよりも大きい(d≦a)かチェックし(ステ
ップS4)、黒出力最大値aが基準値dよりも小さいと
きには、すなわち、ステップS4でNOのときには、黒
基準面にゴミが付着していないと判断して、図5に示す
ように、黒出力最大値aが10階調以下であるかチェッ
クする(ステップS5)。
【0033】ステップS5で、黒出力最大値aが10階
調以下であると、CPU4は、黒出力最大値aが、上記
黒出力最大値aの適正範囲(規格範囲)である11階調
〜20階調の範囲から外れているので、調整不良と判断
して、黒出力エラー1として(ステップS6)、当該黒
出力エラー1が発生した旨を図示しない表示部(警報通
知手段)に表示し(ステップS20)、利得・オフセッ
ト調整処理を終了する。
【0034】上記ステップS5で、黒出力最大値aが1
0階調以下でないときには、CPU4は、黒出力最大値
aが、11階調から20階調の範囲(11≦a≦2
0)、21階調から30階調の範囲(21≦a≦3
0)、31階調から40階調の範囲(31≦a≦4
0)、41階調から50階調の範囲(41≦a≦5
0)、あるいは、50階調を超えているかをチェックし
(ステップS7〜ステップS10)、黒出力最大値a
が、上記いずれの範囲であるかに応じて、オフセット調
整回路3のオフセットをオフセット0からオフセット3
のいずれかに設定する。すなわち、CPU4は、黒出力
最大値aが11階調から20階調の範囲(11≦a≦2
0)であるときには、黒出力最大値aの適正範囲(規格
範囲)であり、オフセットの変更の必要がないと判断し
て、オフセット0を、黒出力最大値aが21階調以上で
あると、黒出力最大値aの規格範囲でないので、変更の
必要があると判断して、黒出力最大値aの範囲に応じ
て、以下のように、オフセットを設定する。すなわち、
CPU4は、黒出力最大値aが21階調から30階調の
範囲(21≦a≦30)であるときには、オフセット1
を、黒出力最大値aが31階調から40階調の範囲(3
1≦a≦40)であるときには、オフセット2を、黒出
力最大値aが41階調から50階調の範囲(41≦a≦
50)であるときには、オフセット3を、それぞれ指定
するオフセット切換信号をオフセット調整回路3に出力
して、オフセットを設定する(ステップS11〜ステッ
プS14)。
【0035】上記黒出力最大値aの値に応じたオフセッ
トの設定を完了すると、CPU4は、A/Dクロック切
換信号を順次切り換えてA/Dサンプリングクロック発
生部6に出力して、A/Dサンプリングクロック発生部
6の出力するA/DサンプリングクロックをA/Dサン
プリングクロック0からA/Dサンプリングクロック7
まで順次変化させながらA/D変換器5にオフセット調
整回路3から入力される画像信号SBをサンプリングさ
せてA/D変換させ、各A/Dサンプリングクロックで
の1ライン分の黒出力最大値を測定する(ステップS1
5)。
【0036】次に、CPU4は、イメージセンサ2を白
基準面を読み取る白基準位置に移動させ(ステップS1
6)、黒出力最大値の測定時と同様に、A/Dクロック
切換信号を順次切り換えてA/Dサンプリングクロック
発生部6に出力して、A/Dサンプリングクロック発生
部6の出力するA/DサンプリングクロックをA/Dサ
ンプリングクロック0からA/Dサンプリングクロック
7まで順次変化させながらA/D変換器5にオフセット
調整回路3から入力される画像信号SBをサンプリング
させてA/D変換させ、各A/Dサンプリングクロック
での1ライン分の白出力最大値を測定する(ステップS
17)。
【0037】黒出力最大値と白出力最大値の測定を完了
すると、CPU4は、測定した白出力最大値が140階
調から240階調の範囲であって、測定した黒出力最大
値が11階調から20階調の範囲内であるA/Dサンプ
リングクロックがあったかチェックし(ステップS1
8)、当該A/Dサンプリングクロックがあった場合に
は、白出力最大値と黒出力最大値が当該規格範囲内であ
って白出力のレベルが最も高くなるA/Dサンプリング
クロックを、通常測定時にA/Dサンプリングクロック
発生部6がA/D変換器5に出力するA/Dサンプリン
グクロックとして選択し(ステップS19)、正常に利
得・オフセット調整が完了した旨を図示しない表示部に
表示して、利得・オフセット調整処理を終了する(ステ
ップS20)。
【0038】上記ステップS18で、測定した白出力最
大値と黒出力最大値の双方が上記規格範囲内に入るA/
Dサンプリングクロックが存在しない場合には、CPU
4は、適切な利得・オフセット調整を行うことができな
いと判断して、白黒出力エラー1として(ステップS2
1)、当該白黒出力エラー1が発生した旨を図示しない
表示部に表示し(ステップS20)、利得・オフセット
調整処理を終了する。
【0039】また、上記ステップS10で、黒出力最大
値aが50階調を超えているときに、CPU4は、オフ
セットを与えても、黒出力最大値と白出力最大値が適正
な範囲内に入らないと判断して、黒出力エラー2として
(ステップS22)、当該黒出力エラー2が発生した旨
を図示しない表示部に表示し(ステップS20)、利得
・オフセット調整処理を終了する。
【0040】さらに、上記図4のステップS4で、黒出
力最大値aが基準値d以上であると、黒基準面にゴミが
付着していると判断して、1ライン最大・最小値検出部
8で黒出力最小値bを測定して、RAM9に記憶する
(ステップS23)。
【0041】すなわち、黒基準面にゴミが付着している
場合には、上記黒出力最大値aを基準にして利得・オフ
セット調整を行うと、適切な調整を行うことができない
ため、黒出力最小値bに基づいて上記黒出力最大値aと
同様にして、利得・オフセット調整を行う。なお、この
場合、基準として黒出力最小値bを使用するので、黒出
力最大値aを使用した場合の判断スレッシュよりも所定
値、例えば、−5階調だけ、小さい判断スレッシュを用
いて、黒出力最大値aを使用したときの利得・オフセッ
ト調整と同様の利得・オフセット調整を行う。
【0042】すなわち、CPU4は、黒出力最小値bを
取得すると、図6に示すように、黒出力最小値bが5階
調以下であるかチェックし(ステップS24)、黒出力
最小値bが5階調以下であると、黒出力最小値bが、上
記黒出力最大値aの適正範囲よりも5階調だけ小さい6
階調〜15階調の範囲から外れているので、調整不良と
判断して、黒出力エラー3として(ステップS25)、
当該黒出力エラー3が発生した旨を図示しない表示部に
表示し(ステップS39)、利得・オフセット調整処理
を終了する。
【0043】上記ステップS24で、黒出力最小値bが
5階調を超えているときには、CPU4は、黒出力最小
値bが、6階調から15階調の範囲(6≦b≦15)、
16階調から25階調の範囲(16≦b≦25)、26
階調から35階調の範囲(26≦b≦35)、36階調
から45階調の範囲(36≦b≦45)、あるいは、4
5階調を超えているかをチェックし(ステップS26〜
ステップS29)、黒出力最小値bが、上記いずれの範
囲であるかに応じて、オフセット調整回路3のオフセッ
トをオフセット0からオフセット3のいずれかに設定す
る。すなわち、CPU4は、黒出力最小値bが6階調か
ら15階調の範囲(6≦b≦15)であるときには、オ
フセット0を、黒出力最小値bが16階調から25階調
の範囲(16≦b≦25)であるときには、オフセット
1を、黒出力最小値bが26階調から35階調の範囲
(26≦b≦35)であるときには、オフセット2を、
黒出力最小値bが36階調から45階調の範囲(36≦
b≦45)であるときには、オフセット3を、それぞれ
指定するオフセット切換信号をオフセット調整回路3に
出力して、オフセットを設定する(ステップS30〜ス
テップS33)。
【0044】上記黒出力最小値bの値に応じたオフセッ
トの設定を完了すると、CPU4は、A/Dクロック切
換信号を順次切り換えてA/Dサンプリングクロック発
生部6に出力して、A/Dサンプリングクロック発生部
6の出力するA/DサンプリングクロックをA/Dサン
プリングクロック0からA/Dサンプリングクロック7
まで順次変化させながらA/D変換器5にオフセット調
整回路3から入力される画像信号SBをサンプリングさ
せてA/D変換させ、各A/Dサンプリングクロックで
の1ライン分の黒出力最小値を測定する(ステップS3
4)。
【0045】次に、CPU4は、イメージセンサ2を白
基準面を読み取る白基準位置に移動させ(ステップS3
5)、A/Dクロック切換信号を順次切り換えてA/D
サンプリングクロック発生部6に出力して、A/Dサン
プリングクロック発生部6の出力するA/Dサンプリン
グクロックをA/Dサンプリングクロック0からA/D
サンプリングクロック7まで順次変化させながらA/D
変換器5にオフセット調整回路3から入力される画像信
号SBをサンプリングさせてA/D変換させ、各A/D
サンプリングクロックでの1ライン分の白出力最大値を
測定する(ステップS36)。
【0046】黒出力最小値と白出力最大値の測定を完了
すると、CPU4は、測定した白出力最大値が140階
調から240階調の範囲であって、測定した黒出力最小
値が6階調から15階調の範囲内であるA/Dサンプリ
ングクロックがあったかチェックし(ステップS3
7)、当該A/Dサンプリングクロックがあった場合に
は、白出力最大値と黒出力最小値が当該規格範囲内であ
って白出力のレベルが最も高くなるA/Dサンプリング
クロックを、通常測定時にA/Dサンプリングクロック
発生部6がA/D変換器5に出力するA/Dサンプリン
グクロックとして選択し(ステップS38)、正常に利
得・オフセット調整が完了した旨を図示しない表示部に
表示して、利得・オフセット調整処理を終了する(ステ
ップS39)。
【0047】上記ステップS37で、測定した白出力最
大値と黒出力最小値の双方が上記規格範囲内に入るA/
Dサンプリングクロックが存在しない場合には、CPU
4は、適切な利得・オフセット調整を行うことができな
いと判断して、白黒出力エラー2として(ステップS4
0)、当該白黒出力エラー2が発生した旨を図示しない
表示部に表示し(ステップS39)、利得・オフセット
調整処理を終了する。
【0048】また、上記ステップS29で、黒出力最小
値bが45階調を超えているときに、CPU4は、オフ
セットを与えても、黒出力最小値と白出力最大値が適正
な範囲内に入らないと判断して、黒出力エラー4として
(ステップS41)、当該黒出力エラー4が発生した旨
を図示しない表示部に表示し(ステップS39)、利得
・オフセット調整処理を終了する。
【0049】このように、本実施の形態によれば、イメ
ージセンサ2が黒基準面と白基準面を読み取った際のア
ナログの画像信号をオフセット調整回路3でオフセット
を付与して、A/D変換器5でサンプリングクロックに
基づいてディジタル変換し、当該ディジタルの画像信号
の黒基準最大値と白基準最大値を1ライン最大・最小値
検出部8で検出して、CPU4が、当該黒基準最大値に
基づいてオフセット調整回路3のオフセットの段階を選
択・調整し、当該白基準最大値に基づいてA/D変換器
5のサンプリングクロックを選択・調整する。この際、
CPU4は、イメージセンサ2が黒基準面を読み取った
ときの黒基準最大値が所定の基準値dを超えていると、
1ライン最大・最小値検出部8の検出した黒基準最小値
に基づいて、オフセット段階を選択・調整している。し
たがって、黒基準面にゴミ等が付着して、黒基準最大値
が大きな値となる場合に、黒基準最小値に基づいてオフ
セット段階を調整することができ、ゴミ等の影響を抑制
しつつ、繰り返し黒基準面及び白基準面を走査すること
なく、短時間に、かつ、適切に利得調整及びオフセット
調整を行うことができる。
【0050】また、黒基準最小値に基づいて調整を行っ
たり、エラーが発生すると、その旨を表示部に表示して
通知する。したがって、ゴミ等の清掃を画像読取装置1
の利用者に通知することができ、短時間に、かつ、より
一層適切な利得調整及びオフセット調整を行うことがで
きる。
【0051】図8及び図9は、本発明の画像読取装置の
第2の実施の形態を適用した画像読取装置による利得・
オフセット調整処理を示すフローチャートであり、本実
施の形態は、黒出力と暗出力を用いて利得・オフセット
調整処理を行うものである。なお、本実施の形態は、上
記第1の実施の形態と同様の画像読取装置に適用したも
のであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の
実施の形態で用いた符号をそのまま用いて、以下説明す
る。
【0052】本実施の形態の画像読取装置1は、利得・
オフセット調整処理において、図8に示すように、イメ
ージセンサ2を黒基準面を読み取る黒基準位置に移動さ
せ(ステップP1)、CPU4は、A/Dサンプリング
クロック発生部6にA/Dサンプリングクロック2を指
定するA/Dクロック切換信号を出力し、オフセット調
整回路3にオフセット0を指定するオフセット切換信号
を出力して、A/Dサンプリングクロック発生部6がA
/D変換器5に出力するA/Dサンプリングクロックを
A/Dサンプリングクロック2に、オフセット調整回路
3のオフセットをオフセット0に、それぞれ設定する
(ステップP2)。
【0053】次に、CPU4は、光源を点灯させ、イメ
ージセンサ2により黒基準面を読み取らせて、1ライン
分の黒出力の最大値である黒出力最大値aを1ライン最
大・最小値検出部8に取得させ、RAM9に記憶させる
とともに、光源を消灯させ、当該光源を消灯させたとき
の1ライン分の出力である暗出力の最大値cを1ライン
最大・最小値検出部8に取得させ、RAM9に記憶させ
る(ステップP3)。
【0054】CPU4は、取得した黒出力最大値aと暗
出力最大値cを比較、具体的には、黒出力最大値aから
暗出力最大値cを減算した値がゴミの付着を判定するた
めに予め設定した基準値eよりも大きい[e≦(a−
c)]かチェックし(ステップP4)、黒出力最大値a
から暗出力最大値cを減算した値が基準値eよりも小さ
いときには、すなわち、ステップP4でNOのときに
は、黒基準面にゴミが付着していないと判断して、図9
に示すように、黒出力最大値aが10階調以下であるか
チェックする(ステップP5)。
【0055】ステップP5で、黒出力最大値aが10階
調以下であると、CPU4は、黒出力最大値aが、上記
黒出力最大値aの適正範囲となっている11階調〜20
階調の範囲から外れているので、調整不良と判断して、
黒出力エラー1として(ステップP6)、当該黒出力エ
ラー1が発生した旨を図示しない表示部に表示し(ステ
ップP20)、利得・オフセット調整処理を終了する。
【0056】上記ステップP5で、黒出力最大値aが1
0階調以下でないときには、CPU4は、黒出力最大値
aが、11階調から20階調の範囲(11≦a≦2
0)、21階調から30階調の範囲(21≦a≦3
0)、31階調から40階調の範囲(31≦a≦4
0)、41階調から50階調の範囲(41≦a≦5
0)、あるいは、50階調を超えているかをチェックし
(ステップP7〜ステップP10)、黒出力最大値a
が、上記いずれの範囲であるかに応じて、オフセット調
整回路3のオフセットをオフセット0からオフセット3
のいずれかに設定する。すなわち、CPU4は、黒出力
最大値aが11階調から20階調の範囲(11≦a≦2
0)であるときには、オフセット0を、黒出力最大値a
が21階調から30階調の範囲(21≦a≦30)であ
るときには、オフセット1を、黒出力最大値aが31階
調から40階調の範囲(31≦a≦40)であるときに
は、オフセット2を、黒出力最大値aが41階調から5
0階調の範囲(41≦a≦50)であるときには、オフ
セット3を、それぞれ指定するオフセット切換信号をオ
フセット調整回路3に出力して、オフセットを設定する
(ステップP11〜ステップP14)。
【0057】上記黒出力最大値aの値に応じたオフセッ
トの設定を完了すると、CPU4は、A/Dクロック切
換信号を順次切り換えてA/Dサンプリングクロック発
生部6に出力して、A/Dサンプリングクロック発生部
6の出力するA/DサンプリングクロックをA/Dサン
プリングクロック0からA/Dサンプリングクロック7
まで順次変化させながらA/D変換器5にオフセット調
整回路3から入力される画像信号SBをサンプリングさ
せてA/D変換させ、各A/Dサンプリングクロックで
の1ライン分の黒出力最大値を測定する(ステップP1
5)。
【0058】次に、CPU4は、イメージセンサ2を白
基準面を読み取る白基準位置に移動させ(ステップP1
6)、黒出力最大値の測定時と同様に、A/Dクロック
切換信号を順次切り換えてA/Dサンプリングクロック
発生部6に出力して、A/Dサンプリングクロック発生
部6の出力するA/DサンプリングクロックをA/Dサ
ンプリングクロック0からA/Dサンプリングクロック
7まで順次変化させながらA/D変換器5にオフセット
調整回路3から入力される画像信号SBをサンプリング
させてA/D変換させ、各A/Dサンプリングクロック
での1ライン分の白出力最大値を測定する(ステップP
17)。
【0059】黒出力最大値と白出力最大値の測定を完了
すると、CPU4は、測定した白出力最大値が140階
調から240階調の範囲であって、測定した黒出力最大
値が11階調から20階調の範囲内であるA/Dサンプ
リングクロックがあったかチェックし(ステップP1
8)、当該A/Dサンプリングクロックがあった場合に
は、白出力最大値と黒出力最大値が当該規格範囲内であ
って白出力のレベルが最も高くなるA/Dサンプリング
クロックを、通常測定時にA/Dサンプリングクロック
発生部6がA/D変換器5に出力するA/Dサンプリン
グクロックとして選択し(ステップP19)、正常に利
得・オフセット調整が完了した旨を図示しない表示部に
表示して、利得・オフセット調整処理を終了する(ステ
ップP20)。
【0060】上記ステップP18で、測定した白出力最
大値と黒出力最大値の双方が上記規格範囲内に入るA/
Dサンプリングクロックが存在しない場合には、CPU
4は、適切な利得・オフセット調整を行うことができな
いと判断して、白黒出力エラー1として(ステップP2
1)、当該白黒出力エラー1が発生した旨を図示しない
表示部に表示し(ステップP20)、利得・オフセット
調整処理を終了する。
【0061】また、上記ステップP10で、黒出力最大
値aが50階調を超えているときに、CPU4は、オフ
セットを与えても、黒出力最大値と白出力最大値が適正
な範囲内に入らないと判断して、黒出力エラー2として
(ステップP22)、当該黒出力エラー2が発生した旨
を図示しない表示部に表示し(ステップP20)、利得
・オフセット調整処理を終了する。
【0062】さらに、上記図8のステップP4で、黒出
力最大値aから暗出力最大値cを減算した値が基準値e
以上であると、黒基準面にゴミが付着していると判断し
て、1ライン最大・最小値検出部8で黒出力最小値bを
測定して、RAM9に記憶し(ステップP23)、上記
第1の実施の形態の図6の処理を行う。
【0063】このように、本実施の形態によれば、イメ
ージセンサ2が黒基準面と白基準面を読み取った際のア
ナログの画像信号をオフセット調整回路3でオフセット
を付与して、A/D変換器5でサンプリングクロックに
基づいてディジタル変換し、当該ディジタルの画像信号
の黒基準最大値と白基準最大値を1ライン最大・最小値
検出部8で検出して、CPU4が、当該黒基準最大値に
基づいてオフセット調整回路3のオフセットの段階を選
択・調整し、当該白基準最大値に基づいてA/D変換器
5のサンプリングクロックを選択・調整する。この際、
CPU4は、イメージセンサ2が黒基準面を読み取った
ときの黒基準最大値と光源を消灯させた際の1ライン最
大・最小値検出部8の検出した暗出力最大値との差が所
定の基準値eを超えていると、1ライン最大・最小値検
出部8の検出した黒基準最小値に基づいて、オフセット
段階を選択・調整する。したがって、より一層小さいゴ
ミ等の黒基準面への付着をも判別して、黒基準最小値に
基づいてオフセット段階を調整することができ、ゴミ等
の影響をより一層抑制しつつ、また、繰り返し黒基準面
及び白基準面を走査することなく、短時間に、かつ、よ
り一層適切に利得調整及びオフセット調整を行うことが
できる。
【0064】また、黒基準最小値に基づいて調整を行っ
たり、エラーが発生すると、その旨を表示部に表示して
通知する。したがって、ゴミ等の清掃を画像読取装置1
の利用者に通知することができ、短時間に、かつ、より
一層適切な利得調整及びオフセット調整を行うことがで
きる。
【0065】図10は、本発明の画像読取装置の第3の
実施の形態を適用した画像読取装置による利得・オフセ
ット調整処理を示すフローチャートであり、本実施の形
態は、ゴミの付着時に利得調整及びオフセット調整を行
わずにその旨を表示する利得・オフセット調整処理を行
うものである。なお、本実施の形態は、上記第1の実施
の形態と同様の画像読取装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で
用いた符号をそのまま用いて、以下説明するとともに、
上記第1の実施の形態と同様の処理内容については、同
一のステップナンバーを付して、その詳細な説明を省略
する。
【0066】本実施の形態の画像読取装置1は、利得・
オフセット調整処理において、上記1の実施の形態の図
4と同様の処理が行われ、黒出力最大値aがゴミの付着
を判定するために予め設定した基準値dよりも大きい
(d≦a)かチェックして(ステップS4)、黒出力最
大値aが基準値d以上であるとき、すなわち、黒基準面
にゴミが付着しているときに、黒出力最小値bを測定
(ステップS23)した後に、図10に示す利得・オフ
セット処理を行う。
【0067】すなわち、CPU4は、図4に示した処理
を行って、黒基準面にゴミが付着していると判定し、黒
出力最小値bを測定すると(ステップS1〜ステップS
4及びステップS23)、図10に示すように、まず、
第1の実施の形態の図6の処理と同様に、黒出力最小値
bが5階調以下であるかチェックし(ステッS24)、
黒出力最小値bが5階調以下であると、調整不良と判断
して、黒出力エラー3として(ステップS25)、当該
黒出力エラー3が発生した旨を図示しない表示部に表示
し(ステップS39)、利得・オフセット調整処理を終
了する。
【0068】上記ステップS24で、黒出力最小値bが
5階調を超えているときには、CPU4は、図5の場合
と同様に、黒出力最小値bが、6階調から45階調の範
囲のいずれの範囲であるか、また、45階調を超えてい
るかをチェックし(ステップS26〜ステップS2
9)、黒出力最小値bが、上記いずれの範囲であるかに
応じて、オフセット調整回路3のオフセットをオフセッ
ト0からオフセット3のいずれかに設定する(ステップ
S30〜ステップS33)。
【0069】上記黒出力最小値bの値に応じたオフセッ
トの設定を完了すると、CPU4は、図6の場合と同様
に、A/Dクロック切換信号を順次切り換えてA/Dサ
ンプリングクロック発生部6に出力して、A/Dサンプ
リングクロック発生部6の出力するA/Dサンプリング
クロックをA/Dサンプリングクロック0からA/Dサ
ンプリングクロック7まで順次変化させながらA/D変
換器5にオフセット調整回路3から入力される画像信号
SBをサンプリングさせてA/D変換させ、各A/Dサ
ンプリングクロックでの1ライン分の黒出力最小値を測
定する(ステップS34)。そして、CPU4は、イメ
ージセンサ2を白基準面を読み取る白基準位置に移動さ
せ(ステップS35)、A/Dクロック切換信号を順次
切り換えてA/Dサンプリングクロック発生部6に出力
して、A/Dサンプリングクロック発生部6の出力する
A/DサンプリングクロックをA/Dサンプリングクロ
ック0からA/Dサンプリングクロック7まで順次変化
させながらA/D変換器5にオフセット調整回路3から
入力される画像信号SBをサンプリングさせてA/D変
換させ、各A/Dサンプリングクロックでの1ライン分
の白出力最大値を測定する(ステップS36)。
【0070】黒出力最小値と白出力最大値の測定を完了
すると、CPU4は、測定した白出力最大値が140階
調から240階調の範囲であって、測定した黒出力最小
値が6階調から15階調の範囲内であるA/Dサンプリ
ングクロックがあったかチェックし(ステップS3
7)、当該A/Dサンプリングクロックがあった場合に
は、白出力最大値と黒出力最小値が当該規格範囲内であ
って白出力のレベルが最も高くなるA/Dサンプリング
クロックを、A/Dサンプリングクロック発生部6がA
/D変換器5に出力するA/Dサンプリングクロックと
して仮に選択する(ステップS38)。
【0071】CPU4は、A/Dサンプリングクロック
を仮に選択すると、ゴミが付着しているため、黒出力最
大値エラーとして(ステップQ1)、その旨、すなわ
ち、ゴミが黒基準面に付着している旨を図示しない表示
部に表示して、利得・オフセット調整処理を終了する
(ステップS39)。
【0072】すなわち、本実施の形態では、黒基準面に
ゴミが付着しているときには、利得調整及びオフセット
調整を行わず、黒基準面にゴミが付着している旨を表示
出力して、黒基準面の清掃を促し、その後、再度、利得
・オフセット調整指示が図示しない操作部等で行われる
と、上記同様の利得・オフセット調整処理を行う。
【0073】上記ステップS37で、測定した白出力最
大値と黒出力最小値の双方が上記規格範囲内に入るA/
Dサンプリングクロックが存在しない場合には、CPU
4は、図6の場合と同様に、適切な利得・オフセット調
整を行うことができないと判断して、白黒出力エラー2
として(ステップS40)、当該白黒出力エラー2が発
生した旨を図示しない表示部に表示し(ステップS3
9)、利得・オフセット調整処理を終了する。
【0074】また、上記ステップS29で、黒出力最小
値bが45階調を超えているときに、CPU4は、図6
の場合と同様に、オフセットを与えても、黒出力最小値
と白出力最大値が適正な範囲内に入らないと判断して、
黒出力エラー4として(ステップS41)、当該黒出力
エラー4が発生した旨を図示しない表示部に表示し(ス
テップS39)、利得・オフセット調整処理を終了す
る。
【0075】このように、本実施の形態によれば、ゴミ
が黒基準面に付着していると判断すると、利得調整及び
オフセット調整を仮り調整するとともに、エラーが発生
した旨やゴミが黒基準面に付着している旨を表示部に表
示して通知する。したがって、利得調整及びオフセット
調整が借り調整である旨やゴミ等の清掃を画像読取装置
1の利用者に通知することができ、短時間に、かつ、よ
り一層適切な利得調整及びオフセット調整を行うことが
できるとともに、画像読取装置1の利用性を向上させる
ことができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0077】なお、上記各実施の形態においては、エラ
ーが発生した際に、表示部にその旨を表示して、通知し
ているが、表示による方法で通知するものに限るもので
はなく、例えば、音声によりその旨を通知してもよい
し、ランプ等を点灯させて通知してもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、画像読取手段が黒基準面と白基準面を読み取った
際のアナログの画像信号をオフセット手段でオフセット
を付与して、ディジタル変換手段でサンプリングクロッ
クに基づいてディジタル変換し、当該ディジタルの画像
信号の黒基準最大値と白基準最大値を最大・最小値検出
手段で検出して、当該黒基準最大値に基づいてオフセッ
ト手段のオフセットの段階を選択・調整し、当該白基準
最大値に基づいてディジタル変換手段のサンプリングク
ロックを選択・調整する際に、画像読取手段が黒基準面
を読み取ったときの黒基準最大値が所定の基準値を超え
ていると、最大・最小値検出手段の検出した黒基準最小
値に基づいて、オフセット段階を選択・調整しているの
で、黒基準面にゴミ等が付着して、黒基準最大値が大き
な値となる場合に、黒基準最小値に基づいてオフセット
段階を調整することができ、ゴミ等の影響を抑制しつ
つ、繰り返し黒基準面及び白基準面を走査することな
く、短時間に、かつ、適切に利得調整及びオフセット調
整を行うことができる。
【0079】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、画像読取手段が黒基準面と白基準面を読み取った際
のアナログの画像信号をオフセット手段でオフセットを
付与して、ディジタル変換手段でサンプリングクロック
に基づいてディジタル変換し、当該ディジタルの画像信
号の黒基準最大値と白基準最大値を最大・最小値検出手
段で検出して、当該黒基準最大値に基づいてオフセット
手段のオフセットの段階を選択・調整し、当該白基準最
大値に基づいてディジタル変換手段のサンプリングクロ
ックを選択・調整する際に、画像読取手段が黒基準面を
読み取ったときの黒基準最大値と光源を消灯させた際の
最大・最小値検出手段の検出した暗出力最大値との差が
所定の基準値を超えていると、最大・最小値検出手段の
検出した黒基準最小値に基づいて、オフセット段階を選
択・調整しているので、より一層小さいゴミ等の黒基準
面への付着をも判別して、黒基準最小値に基づいてオフ
セット段階を調整することができ、ゴミ等の影響をより
一層抑制しつつ、また、繰り返し黒基準面及び白基準面
を走査することなく、短時間に、かつ、より一層適切に
利得調整及びオフセット調整を行うことができる。
【0080】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、黒基準最小値に基づいて調整を行うと、その旨を警
報通知手段により通知するので、ゴミ等の清掃を画像読
取装置の利用者に通知することができ、短時間に、か
つ、より一層適切な利得調整及びオフセット調整を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の第1の実施の形態を適
用した画像読取装置の要部回路ブロック図。
【図2】図1のオフセット調整回路3により画像信号に
オフセット調整処理を施した場合の画像信号波形図。
【図3】図1のA/D変換器5によるサンプリングクロ
ック毎のサンプリングタイミングと画像信号波形を示す
図。
【図4】図1の画像読取装置による利得・オフセット調
整処理を示すフローチャート。
【図5】図4の利得・オフセット調整処理の続きの処理
を示すフローチャート。
【図6】図4の利得・オフセット調整処理のさらに続き
の処理を示すフローチャート。
【図7】黒基準面にゴミがある場合の図1のイメージセ
ンサの1ラインの黒出力波形を示す図。
【図8】本発明の画像読取装置の第2の実施の形態の画
像読取装置による利得・オフセット調整処理を示すフロ
ーチャート。
【図9】図8の利得・オフセット調整処理の続きの処理
を示すフローチャート。
【図10】本発明の画像読取装置の第3の実施の形態の
画像読取装置による利得・オフセット調整処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 イメージセンサ 3 オフセット調整回路 4 CPU 5 A/D変換器 6 A/Dサンプリングクロック発生部 7 画像処理部 8 1ライン最大・最小値検出部 9 RAM 10 光電変換素子 11 ゲイン・オフセット補正回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を走査し光電変換してアナログ
    の画像信号を出力する画像読取手段と、前記画像読取手
    段の出力するアナログ画像信号に複数の段階のオフセッ
    トを付与するオフセット手段と、前記オフセット手段に
    よりオフセットの付与された前記アナログ画像信号を複
    数のサンプリングクロックに基づいてサンプリングして
    ディジタルの画像信号に変換するディジタル変換手段
    と、前記ディジタル変換手段の変換したディジタルの画
    像信号の最大値及び最小値を検出する最大・最小値検出
    手段と、前記画像読取手段に所定の黒基準面を読み取ら
    せて当該黒基準面を読み取った際に前記最大・最小値検
    出手段の検出する黒基準最大値に基づいて前記オフセッ
    ト手段の付与するオフセットの段階を選択し、前記画像
    読取手段に所定の白基準面を読み取らせて当該白準面を
    読み取った際に前記最大・最小値検出手段の検出する白
    基準最大値に基づいて前記ディジタル変換手段の前記サ
    ンプリングクロックを選択して、前記黒基準最大値及び
    前記白基準最大値が予め設定された目標値に収まるよう
    に前記オフセット段階及びサンプリングクロックを選択
    ・調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記
    画像読取手段が前記黒基準面を読み取ったときの前記最
    大・最小値検出手段の検出した前記黒基準最大値が所定
    の基準値を超えていると、前記最大・最小値検出手段の
    検出した前記黒基準最小値に基づいて、前記オフセット
    段階を選択・調整することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】光源から原稿に照射された光の反射光を光
    電変換してアナログの画像信号を出力する画像読取手段
    と、前記画像読取手段の出力するアナログ画像信号に複
    数の段階のオフセットを付与するオフセット手段と、前
    記オフセット手段によりオフセットの付与された前記ア
    ナログ画像信号を複数のサンプリングクロックに基づい
    てサンプリングしてディジタルの画像信号に変換するデ
    ィジタル変換手段と、前記ディジタル変換手段の変換し
    たディジタルの画像信号の最大値及び最小値を検出する
    最大・最小値検出手段と、前記画像読取手段に所定の黒
    基準面を読み取らせて当該黒基準面を読み取った際に前
    記最大・最小値検出手段の検出する黒基準最大値に基づ
    いて前記オフセット手段の付与するオフセットの段階を
    選択し、前記画像読取手段に所定の白基準面を読み取ら
    せて当該白準面を読み取った際に前記最大・最小値検出
    手段の検出する白基準最大値に基づいて前記ディジタル
    変換手段の前記サンプリングクロックを選択して、前記
    黒基準最大値及び前記白基準最大値が予め設定された目
    標値に収まるように前記オフセット段階及びサンプリン
    グクロックを選択・調整する制御手段と、を備え、前記
    制御手段は、前記画像読取手段が前記黒基準面を読み取
    ったときの前記最大・最小値検出手段の検出した前記黒
    基準最大値と前記光源を消灯させた際の前記最大・最小
    値検出手段の検出した暗出力最大値の差が所定の基準値
    を超えていると、前記最大・最小値検出手段の検出した
    前記黒基準最小値に基づいて、前記オフセット段階を選
    択・調整することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記画像読取装置は、所定の警報を通知す
    る警報通知手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記
    黒基準最小値に基づいて前記調整を行うと、その旨を前
    記警報通知手段に通知させることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の画像読取装置。
JP9165223A 1997-06-06 1997-06-06 画像読取装置 Pending JPH10341342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789680B1 (ko) 2005-04-28 2008-01-02 엔이씨 일렉트로닉스 가부시키가이샤 클럭 생성회로 및 텔레텍스트 브로드캐스팅 데이터 샘플링회로
US8605347B2 (en) 2010-02-25 2013-12-10 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus with shading correction

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