JPH1034056A - 塗料供給管理のための装置及び方法 - Google Patents

塗料供給管理のための装置及び方法

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JPH1034056A
JPH1034056A JP21302296A JP21302296A JPH1034056A JP H1034056 A JPH1034056 A JP H1034056A JP 21302296 A JP21302296 A JP 21302296A JP 21302296 A JP21302296 A JP 21302296A JP H1034056 A JPH1034056 A JP H1034056A
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JP
Japan
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paint
flow rate
viscosity
pump
estimated
Prior art date
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Pending
Application number
JP21302296A
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English (en)
Inventor
Masaya Kato
賢弥 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU PLANT KK
Hirose Korea Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU PLANT KK
Hirose Korea Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1034056A publication Critical patent/JPH1034056A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流れている塗料の粘度をも考慮に入れること
によってより適正な流量管理を行うことができる塗料供
給管理のための装置及び方法を提供する。 【解決手段】 現状の設定値であるポンプの運転速度や
吐出圧などの現状の設定値から、現在の塗料の粘度を推
定する手段と、この推定された粘度と式△P=693L
μQ/d4(Pは一定流量時圧損、Lは配管長、μは塗
料粘度、Qは塗料流量、dは配管内径)から、現在の塗
料の流量を推定する手段と、この推定された流量と目標
流量と、から、ポンプ等の新たな設定値を算出する手段
と、この算出された新たな設定値に基づいてポンプの運
転速度などを変更する手段とを含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車組み立て工
場などの工場内の各塗装ブースに塗料を適正流量で供給
するための塗料供給管理のための装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車組み立て工場などにおいては、工
場内に塗装ブース(塗装場所)が複数あるため、中央の
塗料供給部から配管又はホースを介して複数の各塗装ブ
ースに塗料を供給するようにしているが、そのために、
塗料供給部と各塗装ブースとの間で常に塗料を循環させ
ながら、各塗装ブースで必要な塗料の量が確保されるよ
うにする必要がある。そこで、従来より、各塗装ブース
に塗装を適正流量で供給するために、塗料供給用ポンプ
の運転速度や同ポンプの吐出圧や配管の背圧値などを一
定時間毎に管理・変更することが行われている。
【0003】この管理は、例えば図3に示すような方法
で行われている。すなわち、工場内への塗料供給装置の
設計施工時に測定した塗料の粘度がその後も変更してい
ないものと仮定して、この測定粘度と抵抗計算式△P=
693LμQ/d4(Pは一定流量時圧力損失、Lは配
管長、μは塗料粘度、Qは塗料流量、dは配管内径)か
ら、現在の塗料の流量を推定する(図3のステップS1
1)。次に、この推定された流量と目標とされる流量と
から、推定された流量から目標とされる流量にするため
に必要な設定値(ポンプの運転速度や吐出圧など)を算
出する(ステップS12)。そして、この算出された設
定値に基づいて、ポンプの運転速度や吐出圧や配管の背
圧などを変更する(ステップS13)ようにしている。
以上のように、従来の塗料の流量管理においては、塗料
の粘度が設計施工時と変わることがない固定したもので
あると仮定して現在の流量を推定している。なお、前記
の設計施工時における塗料の粘度の測定は、例えば、人
手により、容器の中に塗料を入れて、この入れた塗料が
その容器につながれた細い管を落ちる速度を測定するこ
となどにより行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、特に最近の塗料では、塗料の静止時の粘度(静止粘
度)と流れている時の粘度(動粘度)とが大きく異なっ
ているものが増えている。また、塗料供給の過程で生じ
た様々な条件の変化により塗料の粘度も大きく変化して
いくことが少なくない。そして、塗料の粘度が変化する
とその流量も大きく変化する。また、塗料の各取り出し
口の抵抗値が均等でないため、塗料の流速を上げるため
に流量を増やそうとすることがあるが、その場合も塗料
の粘度が大きく影響する。このように、従来の塗料の供
給管理においては、ポンプの単位時間回転数などの設定
値を管理するときに、現在の塗料が流れているときの塗
料の粘度の変化を考慮していないこと、各取り出し口で
抵抗値の違いなどから、供給流量が適正になされない事
態や循環流量のバラツキなどが生じており、管理が非常
に難しい状況となっている。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、現在の流れている塗料の粘度を
も考慮に入れることによってより適正な塗料の循環流量
の管理を行うことができる塗料供給管理のための装置及
び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明による塗料供給管理装置は、現状の設定値で
あるポンプの運転速度や吐出圧などの現状の設定値か
ら、現在の塗料の粘度を推定する手段と、この推定され
た粘度と式△P=693LμQ/d4(Pは一定流量時
圧損、Lは配管長、μは塗料粘度、Qは塗料流量、dは
配管内径)から、現在の塗料の流量を推定する手段と、
この推定された流量と目標流量と、から、ポンプ等の新
たな設定値を算出する手段と、この算出された新たな設
定値に基づいてポンプの運転速度や吐出圧などを変更す
る手段と、から成ることを特徴としている。なお、前記
のポンプの運転速度は、レシプロポンプなどではストロ
ーク数により決まり、タービンポンプなどではタービン
回転数により決まる。
【0007】また本発明による塗料供給管理方法では、
現状の設定値であるポンプの運転速度や吐出圧などの現
状の設定値から、現在の塗料の粘度を推定するステップ
と、この推定された粘度と式△P=693LμQ/d4
(Pは一定流量時圧損、Lは配管長、μは塗料粘度、Q
は塗料流量、dは配管内径)から、現在の塗料の流量を
推定するステップと、この推定された流量と目標流量と
から、ポンプ等の新たな設定値を算出するステップと、
この算出された新たな設定値に基づいてポンプの運転速
度や吐出圧などを変更するステップとを含むことを特徴
としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
2に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態によ
る塗料供給管理装置の概略を示すブロック図で、1は塗
料を供給するためのポンプや配管の背圧を調整するため
の背圧機構などの被管理装置、2は前記被管理装置1の
現状の設定値を入力するための現状設定値入力部、3は
この現状設定値入力部2からの出力に基づいて現在の塗
料の流量を推定する流量推定部、4はこの流量推定部3
からの推定流量と目標とされている流量とから新たな設
定値を算出する新たな設定値算出部、5はこの新たな設
定値算出部4からの出力に基づいて前記被管理装置1の
設定値を変更する設定値変更部である。なお、この実施
形態1においては、前記の現状設定値入力部2、流量推
定部3、新たな設定値算出部4及び設定値変更部5は、
ポンプ等の被管理装置1に接続されたコンピュータによ
り実現するようにしてもよい。
【0009】次に、この図1の塗料供給管理装置の動作
を図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、ポ
ンプの吐出圧、ポンプの運転速度、及び塗料配管の背圧
などの現状の設定値から、配管を現在流れている塗料の
粘度を推定する(図2のステップ1)。次に、この推定
した粘度と抵抗計算式△P=693LμQ/d4(Pは
一定流量時圧損、Lは配管長、μは塗料粘度、Qは塗料
流量、dは配管内径)から、現在の塗料の流量を推定す
る(ステップS2)。次に、この推定された現在の流量
と目標とされている流量から、推定された現在流量が目
標流量となるための新たな設定値を算出する(ステップ
S3)。次に、この算出された新たな設定値に基づい
て、前記ポンプの吐出圧、ポンプの運転速度、及び塗料
配管の背圧などを変更する(ステップS4)。
【0010】以上のように、この実施形態によれば、塗
料が現在流れているときの粘度を推定し、その推定され
た現在の粘度を考慮に入れながら、新たな設定値を算出
するようにしているので、前記ポンプの吐出圧、ポンプ
の運転速度、及び塗料配管の背圧などの管理が非常に適
切に行えるようになる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、塗料が
現在流れているときの粘度を推定し、その推定された現
在の粘度を考慮に入れながら、現在の塗料の流量を推定
し、この推定された現在の塗料流量に基づいて新たな設
定値を算出するようにしているので、前記ポンプの吐出
圧、ポンプの運転速度、及び塗料配管の背圧などの設定
が現在の流動している塗料の実際に即して行えるように
なり、塗料の循環供給の管理が非常に正確且つ適切に行
えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による塗料供給管理装置の
概略を示すブロック図である。
【図2】 図1の塗料供給管理装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】 従来の塗料供給管理の方法を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 被管理装置 2 現状設定値入力部 3 流量推定部 4 新たな設定値算出部 5 設定値変更部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 賢弥 福岡県北九州市八幡東区宮田町3番6号 九州プラント株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料供給部と工場内の各塗装場所との間
    で塗料を循環させながら塗料を適正な流量で供給するた
    めの塗料供給管理装置であって、 現状の設定値であるポンプの運転速度や吐出圧などの現
    状の設定値から、現在の塗料の粘度を推定する手段と、 この推定された粘度と式△P=693LμQ/d4(P
    は一定流量時圧損、Lは配管長、μは塗料粘度、Qは塗
    料流量、dは配管内径)から、現在の塗料の流量を推定
    する手段と、 この推定された流量と目標流量と、から、ポンプ等につ
    いての新たな設定値を算出する手段と、 この算出された新たな設定値に基づいてポンプの運転速
    度などを変更する手段と、から成ることを特徴とする塗
    料供給管理装置。
  2. 【請求項2】 塗料供給部と工場内の各塗装場所との間
    で塗料を循環させながら塗料を適正な流量で供給するた
    めの塗料供給管理方法であって、 現状の設定値であるポンプの運転速度や吐出圧などの現
    状の設定値から、現在の塗料の粘度を推定するステップ
    と、 この推定された粘度と式△P=693LμQ/d4(P
    は一定流量時圧損、Lは配管長、μは塗料粘度、Qは塗
    料流量、dは配管内径)から、現在の塗料の流量を推定
    するステップと、 この推定された流量と目標流量とから、ポンプ等につい
    ての新たな設定値を算出するステップと、 この算出された新たな設定値に基づいてポンプの運転速
    度などを変更するステップと、を含むことを特徴とする
    塗料供給管理方法。 【0001】
JP21302296A 1996-07-23 1996-07-23 塗料供給管理のための装置及び方法 Pending JPH1034056A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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