JPH10338943A - 通信装置取付け用の地下構造物用蓋 - Google Patents

通信装置取付け用の地下構造物用蓋

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JPH10338943A
JPH10338943A JP10093730A JP9373098A JPH10338943A JP H10338943 A JPH10338943 A JP H10338943A JP 10093730 A JP10093730 A JP 10093730A JP 9373098 A JP9373098 A JP 9373098A JP H10338943 A JPH10338943 A JP H10338943A
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underground structure
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Toshiro Harada
敏郎 原田
Yoji Shimizu
洋治 清水
Jihei Takano
自平 高野
Yuki Mitsuida
祐樹 三井田
Takaaki Fujimoto
高明 藤元
Osamu Tagami
理 田上
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信装置に対するケーブルの接続が良好に維
持され且つ蓋本体の開閉のときにもケーブルに損傷を与
えることがないようにする。 【解決手段】 地下構造物用蓋の受枠1に対して開閉可
能に載置される蓋本体2の裏面に、通信装置を収容する
ハウジング3を取り付けるとともに、この通信装置と地
下構造物の内部に敷設されたケーブル55とを接続する
アダプタ4を設け、ハウジング3の外面には、アダプタ
4に接続されたケーブル55を拘束する保持機構3b,
3cを設け、この保持機構3b、3cによってケーブル
の外れや抜けを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばビルの水
洗トイレの洗浄水として活用されている中水道の使用量
等の情報をマルチメディアを利用して伝達するようにし
た通信装置取付け用の地下構造物用蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道の各家庭やビル毎の使用水
量及び水洗トイレの洗浄水として利用されている中水道
のビル毎の使用水量は、これらの上水道及び中水道の供
給配管系に組み込まれた量水メータを検針員が巡回して
検針することによって確認し、この検針結果に基づいて
特定していた。
【0003】このような検針による使用水量の確認は、
地域毎に分割して検針員が定期的に巡回する作業となる
ので、検針・巡回に必要とする時間が長くなるほか、検
針員の作業負担も大きいという問題が従来から指摘され
ていた。
【0004】これに対し、最近のマルチメディアの各分
野での急激な普及に伴い、都市における量水メータの検
針を遠隔検針方式によって行うことが実用化に向けて開
発段階に既に入っている。これは、各需要家の量水メー
タの検出系の出力端に光ファイバケーブル(以下、単に
「ケーブル」という。)を接続した通信網をそれぞれの
地域の水道局等の管理施設から展開し、各量水メータか
らの情報を集約して管理施設に入力することによって、
検針員による巡回作業を要することなく遠隔検針の自動
化を図るというものである。
【0005】特に、最近では、このようなケーブルの地
中埋設に代えて既設の下水道の管路を利用するととも
に、下水道管から立ち上げたマンホールの蓋本体の裏面
に装着したハウジング内に通信装置を収納し、この通信
装置には下水道の管路内に敷設したケーブルを接続し
て、量水メータからの通信信号を受信することによっ
て、各需要家毎の上水道や中水道の使用水量を管理施設
からの遠隔検針によって管理することがなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、マンホー
ルの蓋本体の裏面に通信装置を取り付けること自体は、
蓋本体には十分な強度があることから、何ら問題はな
い。一方、通信装置にケーブルを接続する構造について
は様々なものが適用できるものの、蓋本体は開閉する構
造となっているので、接続構造についてはこの蓋本体の
開閉動作に留意した設計とすることが必要となる。
【0007】たとえば、通信装置の下面にケーブルをア
ダプタによって接続して直線状に垂らすものが最も簡単
な接続構造となるが、ケーブルは多数の光ファイバの収
束体を更に金属被覆していることからその重量も大きい
ので、アダプタの強度及びケーブルとの接続強度を十分
なものにしておかないと、ケーブルが外れてしまう恐れ
がある。
【0008】また、蓋本体を開いたり閉じたりするとき
には、蓋本体の動きの邪魔にならないようにケーブルを
接続しなければならないため、たとえば蓋本体との接続
部分のケーブルが自由に振れ回るようにすることが好ま
しい。ところが、ケーブルがこのように自由に動き回っ
てしまうと、蓋本体を開閉するときに受枠との間にケー
ブルを挟み込みやすくなり、ケーブル表面の損傷や破断
を招くことになる。
【0009】本発明において解決すべき第1の課題は、
通信装置に対するケーブルの接続が良好に維持され且つ
蓋本体の開閉のときにもケーブルに損傷を与えることが
ないようにすることにある。
【0010】また、通信装置から発生する熱や太陽熱に
よってハウジング内が高温となった場合、通信装置が正
常に作動しなくなるおそれがあることから、ハウジング
内の熱を外部に放熱できるようにしておくことが好まし
い。
【0011】本発明において解決すべき第2の課題は、
通信装置を収容するハウジング内の熱を効率的に外部に
放熱できる構造とすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るため、本発明は、地下構造物用蓋の受枠に対して開閉
可能に載置される蓋本体の裏面に、通信装置を収容する
ハウジングを取り付けるとともに、この通信装置と地下
構造物の内部に敷設されたケーブルとを接続するアダプ
タを設け、ハウジングの外面には、アダプタに接続され
たケーブルを拘束する保持機構を設けていることを特徴
とする。
【0013】このような構成とすることで、ケーブルを
一旦保持機構で保持しているため、直にアダプタに接続
して直線状に垂らしているのに比べて、ケーブルの抜け
を防止することができる。
【0014】また、前記第2の課題を解決するため、本
発明は、前記ハウジングの外面に、多数のフィンを設け
ていることを特徴とする。
【0015】このような構成とすることで、ハウジング
内の熱を効率的に外部に放熱することができるだけでな
く、ケーブルを一旦保持機構で保持しているため、直に
アダプタに接続しているのに比べて、ケーブルの抜けを
防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明においては、保持機構は、
ハウジングの外周面を周回する方向に形成されて互いに
上下方向に間隔をおいて配置した一対の保持リブとし、
これらの保持リブの間にケーブルを拘束保持可能とした
構成とすることができる。
【0017】このような構成とすることで、ケーブルを
上下から保持しているので蓋本体の開閉時にケーブルが
受枠と干渉することがなく、ケーブルの損傷、断線を防
止することができる。
【0018】また、保持機構は、蓋本体を受枠に開閉可
能に連結した蝶番金具側のハウジングの外面でケーブル
を拘束保持可能とすることによって、蓋本体の開閉時に
受枠の内周面にケーブルが当接しにくくすることができ
る。
【0019】また、ハウジングの外面に設けたフィン
は、地下構造物内を自然対流する空気に効率的に触れる
ように、地下構造物のたて孔の軸線方向に対して平行に
設けることができる。
【0020】また、アダプタを、ハウジングと干渉しな
いように蓋本体に設けた構成とすることによって、ケー
ブルを通信装置と接続したままでハウジングだけを外す
ことができるため通信装置の保守点検を容易に行うこと
ができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の通信装置取付け用の地下構造
物用蓋の一実施例であって蓋本体を開いた状態を示す斜
視図、図2は蓋本体を閉じたときの要部の縦断面図、図
3は地下構造物内のケーブル配線を示す概略図である。
【0022】図において、下水管52から立ち上げて形
成された地下構造物としてのマンホール51の上端に受
枠1が設置され、この受枠1のテーパ嵌合面1aに嵌合
する蓋本体2を開閉可能に取り付けている。蓋本体2の
周縁部裏面には、受枠1の内周に形成した蝶番座1bに
落とし込まれる蝶番金具2aを揺動自在に備えるととも
に、この蝶番金具2aと半径方向に対向する位置には施
錠鉤2bを回転操作可能に設けたものである。そして、
図2に示すように蓋本体2が受枠1に嵌合され、施錠鉤
2bが受枠1の錠座1cの下に潜り込むことによってマ
ンホール51を施錠状態で閉塞する閉蓋状態としたり、
施錠鉤2bを回転操作して解錠した後に蝶番金具2aと
蝶番座1bとの連接点を支点として図1に示すように蓋
本体2を垂直反転させた開蓋状態とすることができる。
【0023】蓋本体2の裏面には、通信信号の受発信の
ための無線部10a,電源10b,通信装置本体10
c,制御部10d等から構成される通信装置10をボル
ト(図示せず)で一体に固定するとともに、この通信装
置10の全体を覆う金属製のハウジング3を設ける。こ
のハウジング3は、平面視略四角形状で適切な肉厚を持
つ凹状断面としており、上端の全周に形成したフランジ
3aに蓋本体2に植設したボルト2cを通してナット2
dを螺合することによって、蓋本体2に着脱自在に連結
されたものである。
【0024】蓋本体2の裏面に固定される通信装置10
は、遠隔操作によって各需要家の量水メータの出力端か
らの通信信号を受信するシステムを構成した光ファイバ
を媒体とする通信伝達系の末端装置となるものである。
すなわち、各需要家の量水メータには使用水量を検出し
て演算する検出装置を設けておき、この検出装置に対し
て、下水道管路52の中に敷設したケーブル53を利用
した遠隔操作によって通信装置10から使用水量に係る
情報を発信させるための信号を発信するとともに、検出
装置から出力された使用水量に係る信号を受信する。そ
して、このような信号伝達のために、基端が管理施設に
接続されたケーブル53を図3に示すように下水道管路
52の中に敷設し、マンホール51の中にこのケーブル
53の他端を接続する分岐ボックス54を配置する。そ
して、この分岐ボックス54から分岐させて通信装置1
0に連結するケーブルとしての分岐ケーブル55を開蓋
時の余長としてマンホール51の中でループを描いて配
線する。
【0025】また、ハウジング3内の通信装置10は、
蓋本体2の上面に臨むように組み込んだ無線部10aに
よって各需要家の量水メータの検出装置との間で信号の
受発信を行うようにしている。そして、ハウジング3の
外周面の近傍の蓋本体2の裏面には、図4に示すよう
に、通信装置10と分岐ケーブル55とを接続するため
のアダプタ4を設ける。
【0026】このアダプタ4は、図4の(b)に示すよ
うに、蓋本体2の裏面に形成されてハウジング3を連結
したときにその内部の通信装置10からの配線を通すた
めの導通路2eに連通するように取り付けたものであ
る。そして、連結部分まで配線させたアダプタ4に分岐
ケーブル55の先端に接続したカプラー55aを連結す
ることによって、分岐ケーブル55と通信装置10とを
導通させる。また、アダプタ4は、図2に示すように、
カプラー55aとの接続端を真下ではなく、施錠鉤2b
方向、且つ、後述する保持リブ3b,3cに向けて斜め
下方に向けた姿勢とし、金属製のカプラー55aもこの
アダプタ4の接続端と同軸の斜めの姿勢として連結され
る。
【0027】ハウジング3の外周には分岐ケーブル55
を安定保持すると共に受枠1との間での干渉を避けるた
めに、図4に示すように上下に間隔をおいた一対の保持
リブ3b,3cを保持機構として設ける。下側配置の保
持リブ3bは図6に示すように、アダプタ4側に臨む部
分の一部を除いてハウジング3の外周に形成され、直線
部分をハウジング3を外す際の把持部分を兼ねている。
また、上側配置の保持リブ3cはハウジング3のコーナ
ー部のみに部分的に形成されたものであり、図5の
(a)に示すように分岐ケーブル55が下に外れていく
部分の保持リブ3bの端部は斜め下に傾けたスロープ3
b−1として、分岐ケーブル55が損傷するのを防止し
ている。また、これらの保持リブ3b,3cにはそれぞ
れ整合する位置に孔3dを開け、これらの孔3dに通し
て分岐ケーブル55を拘束する結束帯5を設ける。この
結束帯5は屈曲自在な合成樹脂製の紐状体であって、一
端に設けた結束環5aに通すことによって環状を描くよ
うに変形可能としたものである。
【0028】以上の構成において、分岐ボックス54か
らの分岐ケーブル55は、図1及び図6に示すように保
持リブ3b,3cの間に挟み込まれてハウジング3の外
周をほぼ一周近く巡らせ、その先端のカプラー55aを
アダプタ4に連結してハウジング3内の通信装置10に
導通接続される。そして、保持リブ3b,3cに挟み込
まれている分岐ケーブル55は結束帯5によってこれら
の保持リブ3b,3cから抜けないように拘束されてい
る。
【0029】このように分岐ケーブル55はハウジング
3の外周を周回して保持リブ3b,3cから抜けないよ
うに保持されているので、分岐ケーブル55自身の重量
を保持リブ3bの上面の広い受載面積で受けることがで
きる。このため、分岐ケーブル55が重くても、カプラ
ー55aとアダプタ4との接続部分に過大な負荷が加わ
ることがなく、分岐ケーブル55がアダプタ4から外れ
ることが防止される。したがって、蓋本体2の上面を車
輌が頻繁に通過して振動が加えられるような場合でも、
分岐ケーブル55の抜けは確実に防止され、各需要家の
量水メータからの信号を常に良好に受信し、管理施設に
送信することができる。
【0030】また、蓋本体2を開くときには、平面視略
四角形状のハウジング3のコーナー部分が受枠1の内周
面に最も当たりやすい。これに対し、分岐ケーブル55
はハウジング3のコーナー部分において保持リブ3b,
3cが上下に被さるようになっていることと、蓋本体2
を開くときには受枠1の内周に対してハウジング3の外
周面が上下に横切る方向となることから、ハウジング3
のコーナー部分が受枠1の内周面と干渉したとしても、
保持リブ3b,3cによって上下を挟まれている分岐ケ
ーブル55自体が直接受枠1に当たることはない。した
がって、分岐ケーブル55の表面に損傷を負ったり破断
したりするような事故を招くことがない。
【0031】更に、蓋本体2を垂直反転して地上側に開
いて通信装置10を保守点検するときには、分岐ケーブ
ル55はそのまま通信装置10に接続したままハウジン
グ3だけを蓋本体2から外すだけで作業できる。すなわ
ち、分岐ケーブル55を通信装置10に接続するための
アダプタ4は蓋本体2の裏面側に設けられていてハウジ
ング3とは干渉しない関係となっているので、図6に示
す結束帯5を切断し、分岐ケーブル55を保持リブ3
b,3cから取り外せば、ハウジング3だけを蓋本体2
から外すことができる。したがって、分岐ケーブル55
を通信装置10に接続させたままで保守点検をすること
ができ、点検時の信号の入出力の確認等も簡単に行うこ
とができる。
【0032】図7は他の実施例を示すもので、本実施例
では、ハウジング3を蓋本体2に装着した状態で、蝶番
金具2a側のハウジング3の外周に分岐ケーブル55を
上下から保持する保持リブ3b,3cを形成している。
【0033】また、アダプタ4は、カプラー55aとの
接続端を真下ではなく、ハウジング3外周のうち蝶番金
具2a側にのみ形成した保持リブ3b,3cに向けて斜
め下方に向けた姿勢とし、金属製のカプラー55aもこ
のアダプタ4の接続端と同軸の斜めの姿勢として連結さ
れる。本実施例において、ハウジング3の外周に分岐ケ
ーブル55を周回させずに蝶番金具2a側の1ヶ所の保
持リブ3b、3cで保持させているのは、上記の構成と
することにより、蝶番金具2a側のハウジング3の外周
が蓋本体2の開閉時に受枠1の内周面に当接しにくくな
り、分岐ケーブル55を1か所で保持しておくだけで十
分であるからである。また、分岐ケーブル55を1か所
で保持していることにより、点検時の分岐ケーブル55
の取り外しが簡単となり、通信装置10の保守点検を簡
単に行うことができる。
【0034】図8はさらに他の実施例を示すもので、本
実施例では、ハウジング3の外周には太陽熱および通信
装置10から発生する熱によってハウジング3内が高温
となり、通信装置10が誤作動することのないように放
熱用のフィン6を多数形成している。
【0035】このフィン6は、閉蓋状態で、マンホール
51のたて孔の軸線方向に自然対流する空気に効率よく
触れて放熱しやすくするために、マンホール51のたて
孔の軸線方向に対して平行に形成されている。なお、図
8において、ハウジング3の外周に多数のフィン6を形
成した以外の構成は図7に示した実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0036】以上、本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、通信装置としての電源はバッテリーや太陽電池を使
用することができるし、無線部は蓋本体の上面に臨んで
いなくても蓋本体の裏面にあってもよい。また、ハウジ
ングは平面視略四角形状でなく円形であってもよいが、
この場合には全周に保持リブのような保持機構を設ける
ことが好ましい。
【0037】また、ハウジングの外周を周回するように
保持機構を形成した場合、ほぼ全周に保持リブを形成し
たが、数か所に点在させてもよい。
【0038】また、実施例ではフィンをハウジングの外
周に多数形成したが、ハウジングの底面に形成してもよ
いし、閉蓋状態でマンホールのたて孔の軸線方向と直交
させるようにしてもよいが、効率的にはフィンをマンホ
ールのたて孔の軸線方向と平行とするのが好ましい。
【0039】
【発明の効果】本発明では、ハウジングの外面に形成し
た保持機構によって、通信装置に連結したケーブルを支
持するので、通信装置の下面にケーブルを直に接続する
場合に比べてケーブルの抜けを確実に防止できる。ま
た、保持機構としてハウジングの外周面を周回する方向
に形成されてケーブルの上下を覆うような保持リブとす
ると、蓋本体の開閉時にケーブルが受枠と干渉しないよ
うにすることができ、ケーブルの損傷や破断の恐れもな
くなる。
【0040】また、保持機構は、蓋本体を受枠に開閉可
能に連結した蝶番金具側のハウジングの外面でケーブル
を拘束保持可能とすることによって、蓋本体の開閉時に
受枠の内周面にケーブルが当接しにくくするとともに、
点検時にケーブルの取り外しが簡単となり、通信装置の
保守点検を簡単に行うことができる。
【0041】また、ハウジングの外面にフィンを多数形
成したため、ハウジング内の熱を外部に放熱して通信装
置が正常に作動するようにすることができるだけでな
く、ケーブルを一旦保持機構で保持しているため、直に
アダプタに接続して直線状に垂らしているのに比べて、
ケーブルの抜けを防止することができる。
【0042】更に、フィンを地下構造物のたて孔の軸線
方向と平行とすることによって、地下構造物内を対流す
る空気と触れやすくなり、効率的に放熱させることがで
きる。
【0043】また、アダプタをハウジングと干渉しない
ように蓋本体に設けたことによって、ケーブルは通信装
置と接続したままでハウジングだけを外すことができる
ので、通信装置の保守点検も簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信装置取付け用の地下構造物用蓋
の一実施例であって、蓋本体を開いて起立させた状態を
示す斜視図である。
【図2】 蓋本体を閉じたときの要部の縦断面図であ
る。
【図3】 下水管から蓋本体までのケーブルの配線を示
す概略図である。
【図4】 蓋本体に設けるアダプタの詳細であって、同
図の(a)は蓋本体の要部を示す底面図、同図の(b)
は要部の縦断面図である。
【図5】 ハウジングの外観図であって、同図の(a)
は蓋本体のアダプタに対応する面から見た図、同図の
(b)は同図(a)の右側面図である。
【図6】 蓋本体を垂直反転した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】 本発明の他の実施例を示すもので、ケーブル
保持機構を設けた蓋本体を垂直反転した状態を示す斜視
図である。
【図8】 本発明のさらに他の実施例を示すもので、ハ
ウジングの外周にフィンを備えた蓋本体を垂直反転した
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 :受枠 2 :蓋本体 2a:蝶番金具 1e:導通部 3 :ハウジング 3a:フランジ 3b,3c:保持リブ(保持機構) 3d:孔 4 :アダプタ 5 :結束帯 5a:結束環 6 :フィン 10 :通信装置 10a:無線部 51 :マンホール(地下構造物) 52 :下水道管路 53 :ケーブル 54 :分岐ボックス 55 :分岐ケーブル(ケーブル) 55a:カプラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000227593 日之出水道機器株式会社 福岡県福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 (72)発明者 原田 敏郎 神奈川県横浜市港南区港南台6−1−23− 305 (72)発明者 清水 洋治 埼玉県三郷市さつき平2−3−2−502 (72)発明者 高野 自平 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 三井田 祐樹 福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出 水道機器株式会社内 (72)発明者 藤元 高明 福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出 水道機器株式会社内 (72)発明者 田上 理 福岡市博多区堅粕5丁目8番18号 日之出 水道機器株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下構造物用蓋の受枠に対して開閉可能
    に載置される蓋本体の裏面に、通信装置を収容するハウ
    ジングを取り付けるとともに、この通信装置と地下構造
    物の内部に敷設されたケーブルとを接続するアダプタを
    設け、前記ハウジングの外面には、前記アダプタに接続
    されたケーブルを拘束する保持機構を設けていることを
    特徴とする通信装置取付け用の地下構造物用蓋。
  2. 【請求項2】 保持機構は、アダプタに接続されたケー
    ブルを周回させて拘束する構成としたことを特徴とする
    請求項1記載の通信装置取付け用の地下構造物用蓋。
  3. 【請求項3】 保持機構は、ハウジングの外周面を周回
    する方向に形成されて互いに上下方向に間隔をおいて配
    置した一対の保持リブとし、これらの保持リブの間にケ
    ーブルを拘束保持可能としてなる請求項2記載の通信装
    置取付け用の地下構造物用蓋。
  4. 【請求項4】 保持機構は、蓋本体を受枠に開閉可能に
    連結した蝶番金具側のハウジングの外面でケーブルを拘
    束保持可能としたことを特徴とする請求項1記載の通信
    装置取付け用の地下構造物用蓋。
  5. 【請求項5】 ハウジングの外面には、多数のフィンを
    設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの
    項に記載の通信装置取付け用の地下構造物用蓋。
  6. 【請求項6】 フィンは、地下構造物のたて孔の軸線方
    向に対して平行に設けられていることを特徴とする請求
    項5記載の通信装置取付け用の地下構造物用蓋。
  7. 【請求項7】 アダプタは、ハウジングと干渉しないよ
    うに蓋本体に設けてなる請求項1ないし6のいずれかの
    項に記載の通信装置取付け用の地下構造物用蓋。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015010403A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 東京都下水道サービス株式会社 多機能型のマンホール蓋
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