JP3921204B2 - 架空設置型通信機器 - Google Patents

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Description

本発明は架空設置型通信機器に係り、特に屋外の架空に設置される光加入者線ネットワーク装置に関する。
図18は光加入者線ネットワーク装置(0ptical Network Unit) が適用される通信システムを概略的に示す。この通信システムはマルチメディア指向に対応するべく近い将来のシステムとして提案されているものであり、光ケーブルが各家庭の軒先までのびていることを特徴とするものである。
電話局10、11間は光ケーブル12で接続されている。電話局11からも複数本の光ケーブル13が電柱14に架設されて各家庭15の軒先までのびている。架空設置型光加入者線ネットワーク装置20は例えば10軒の家庭に1つの割合で、屋外の架空に設置されている。光加入者線ネットワーク装置20は、光−電気変換器21と、多重分離器22と、10数個の加入者チャンネルユニット23とを有する構成である。光加入者線ネットワーク装置20には、光ケーブル13の先端が接続してあり、且つ、電力線17が接続してある。光加入者線ネットワーク装置20は電力線17より給電されて動作する。各加入者チャンネルユニット23から1本の外線メタルケーブル18が引き出されて、光加入者線ネットワーク装置20より10数本の外線メタルケーブル18が引き出されている。各外線メタルケーブル18が各家庭15内に引き込まれ、電話器、ファックス等の通信端末19に接続してある。
通信システムは、光ケーブル13が各家庭15の軒先までのびており、外線メタルケーブル18の長さが短いため、従来に比べて多量の情報を伝送することが可能であり、音声伝送、画像伝送、更には、デジタル信号等が伝送される。
上記の光加入者線ネットワーク装置20は屋外の架空に設置されるため、小型で軽量であること、及び、耐候性、信頼性に優れていること等が要求される。
現在、屋外の架空に設置される光加入者線ネットワーク装置が種々開発中である。
しかし、架空設置型光加入者線ネットワーク装置は、小型軽量であるという制約の下で、防水性、放熱性等を満足するようにすることは困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決した架空設置型通信機器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体を有し、
該熱良導体部材組立体は、一端側については熱良導体部材がその端部が揃って重ね合わされており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内に該シェルフを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
該熱良導体部材組立体の重ね合わされている部分が上記キャビネット本体の内面に密着して固定している構成としたものである。
請求項2の発明は、シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体と、
一方の面が上記キャビネット本体の内面に密着して固定してあり、他方の面に上記熱良導体部材組立体の一端側が固定された熱良導性の介在部材とを有し、
該熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっている熱良導体部材が重ね合わされて階段状となっており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内にこれを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
上記介在部材は、上記他方の面が、上記熱良導体部材組立体の階段状の一端側に対応した階段状となっており、
該熱良導体部材組立体の階段状の一端側が該介在部材の階段状の他方の面と当接して、各熱良導体部材が該介在部材と密着している構成としたものである。
請求項3の発明は、シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体を有し、
該熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっており且つ熱良導体部材の厚さに対応した段差で曲げてある熱良導体部材が重ね合わされており、全部の熱良導体部材の先端側部が同じ高さとなっており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内にこれを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
該熱良導体部材組立体の各熱良導体部材の先端側部が独立に上記キャビネット本体の内面に密着している構成としたものである。
請求項1の発明によれば、電子回路は、シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成であり、且つ、一端がキャビネット本体の内面に接触された熱良導体部材の他端側が、シェルフ内にこれを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成としたため、プリント板組立体で発生した熱を効率良く架空設置型通信機器の外部に逃がすことが出来、よって、熱的に過酷な条件の下においても架空設置型通信機器が正常に動作するようにすることが出来る。
請求項2の発明によれば、熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっている熱良導体部材が重ね合わされて階段状となっており、熱良導体部材組立体の階段状の一端側が介在部材の階段状の他方の面と当接して、各熱良導体部材が介在部材と密着している構成としたため、各熱良導体部材内を伝搬されてきた熱を、他の熱良導体部材を厚さ方向に横切ることなく、即ち、キャビネット本体に効率良く伝搬出来、よって、プリント板組立体で発生した熱を効率良く架空設置型通信機器の外部に逃がすことが出来る。
請求項3の発明によれば、熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっており且つ熱良導体部材の厚さに対応した段差で曲げてある熱良導体部材が重ね合わされており、全部の熱良導体部材の先端側部が同じ高さとなっており、各熱良導体部材の先端側部が独立にキャビネット本体の内面に密着している構成としたため、各熱良導体部材内を伝搬されてきた熱をキャビネット本体に直接に伝搬出来、よって、プリント板組立体で発生した熱を効率良く架空設置型通信機器の外部に逃がすことが出来る。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例になる架空設置型光加入者線ネットワーク装置30を扉を開いた状態で示す。図2は光加入者線ネットワーク装置30が設置されている状態を示す。
先ず、光加入者線ネットワーク装置30の概略について説明する。
光加入者線ネットワーク装置30は、図2に示すように、X1,X2方向の両端側のフック35によって支持線36に吊り下げられており、水平の姿勢となっている。以後、この姿勢を基準の姿勢として説明する。支持線36は電柱間に張られており、各家庭の近くまで延びている光ケーブル13を吊って支持するものである。フック35は光ケーブル13を包み込んでいる。
光加入者線ネットワーク装置30は、外形的には、アルミダイカスト製であり前面が開口とされている直方体状のキャビネット本体31と、キャビネット本体31の底板31aにヒンジ32によって回動して開閉可能に支持されているアルミダイカスト製の扉33とを有する。扉33は、通常は、キャビネット本体31の前面開口を覆っており、バックル34でキャビネット本体31と固定してある。扉33の内側には周囲に沿ってゴム製であり矩形枠形状の防水パッキン38が設けてあり、扉33が閉じられた状態では、扉33とキャビネット本体31との間はシールされている。
キャビネット本体31内には、図4及び図5に併せて示すように、光−電気変換・多重分離器40と、AC100Vを光加入者線ネットワーク装置30を動作させるためのDC電圧に変換する電源回路装置41と、停電時のバックアップをするためのバッテリー部42と、加入者チャンネルユニット部43と、光ファイバ余長処理部44等が組み込まれている。
図3に併せて示すように、キャビネット本体31のX1端側の側面には、防水型の光ケーブル用コネクタ50、51と、防水型の給電線用コネクタ52、53が設けてある。設置状態では、電話局からの光ケーブル13が光ケーブル用コネクタ50と接続されている。電力線17が給電線用コネクタ52と接続されている。光ケーブル用コネクタ51には、CATV装置(図示せず)から引き出されている光ケーブルが接続される。
外線メタルケーブル18が扉33のうちX1端側の側壁54の穴55を通って光加入者線ネットワーク装置30内に導入されている。外線メタルケーブル18が特許請求の範囲の欄記載の「外線ケーブル」を構成する。
図1に示すように、キャビネット本体31の内部において、光ケーブル用コネクタ50より引き出されている光ファイバ57は、破線で示すように、光ファイバ余長処理部44で余長処理され、光−電気変換・多重分離器40の光−電気変換部に接続してある。また、複数本の電線58が、破線で示すように、光−電気変換・多重分離器40の多重分離部から引き出されており、夫々加入者チャンネルユニット部43の各加入者チャンネルユニット45と接続されている。また、各加入者チャンネルユニット45から電線59が引き出されており、電線59の端はコネクタ60に接続してある。このコネクタ60に他端が各家庭に到っている外線メタルケーブル18の端が接続してある。
光加入者線ネットワーク装置30は、通常は、電力線17からの電力でもって動作している。停電時には、バッテリー部42内のバッテリーの電力を供給されて動作し続ける。停電が長く続いた場合には、バッテリーを持参したサービスマンがバッテリーからの電線を給電線用コネクタ53に接続することによって、光加入者線ネットワーク装置30は動作可能とされる。
なお、光加入者線ネットワーク装置30を設置する工事のとき、扉33は下向きの位置(図3中、A位置)まで回動するところをフック65によって係止されて図1に示す水平の状態(図3中、B位置)とされ、扉33は例えば工事の工具を置くトレイとして使用される。
次に、光加入者線ネットワーク装置30の特徴となる構成部分について説明する。
〔外線メタルケーブル導入部の防水構造〕
図2に示すように、扉33の穴55うち外線メタルケーブル18が通されない穴55は、栓70でもって塞がれている。
図1に示すように、扉33は浅い凹状の形状を有しており、この内側に合成樹脂製の偏平の箱71が密に嵌合して設けてある。箱71は、扉33の内側のうちX1方向側の約半分の部分を占めている。箱71は、箱本体72と蓋73とよりなり、箱本体72の周囲にはゴム製であり枠形状の防水パッキン74が設けてある。
X1方向端の部分は、図6に示すように、側壁54、防水パッキン38、防水パッキン74が並んだ構成となっており、防水パッキン38及び防水パッキン74には、扉33の側壁54の各穴55に対応して、貫通穴75、76が設けてある。貫通穴75、76は、並んでおり、扉33が閉じた状態で、穴55がZ2側(下側)となるように斜めとなっている。貫通穴75、76の径d1は外線メタルケーブル18の径d2より僅かに小さい寸法である。これによって、外線メタルケーブル18は、貫通穴75、76内をきつく挿入されている。穴55の外側の外線メタルケーブル18は斜め下を向いている。
また、電線59が箱本体72の側壁77を貫通している個所はシールされている。78はシール処理済部である。シール処理済部78は光加入者線ネットワーク装置30を生産する工場側で形成されるものであり、信頼性は高い。コネクタ60は箱本体72内に位置しており、光加入者線ネットワーク装置30内に導入された外線メタルケーブル18は箱本体72内においてコネクタ60と接続してある。
光加入者線ネットワーク装置30が設置された状態では、図5に示すように、扉73が閉じられており、扉33が閉じられている。扉73が閉じられた状態では、箱71は密封されており、箱71の空間79は光加入者線ネットワーク装置30内の残りの空間80から遮断されて独立したものとなっている。空間80内に光−電気変換・多重分離器40等が配設してある。
よって、使わない穴55は栓70でもって塞がれており、雨水が使わない穴55から侵入することが防止されている。また、外線メタルケーブル18は斜め下向きを向いているため、外線メタルケーブル18を伝わる雨水が穴55に到らない。貫通穴75、76が斜め下向きであるため、雨水が貫通穴75、76内に途中まで入った場合でも雨水は光加入者線ネットワーク装置30外に流れ出す。
外線メタルケーブル18を導入する工事等が原因で、万一、貫通穴75、76を通して雨水が光加入者線ネットワーク装置30内に侵入した場合でも、雨水は箱71に入る。ここで、光−電気変換・多重分離器40等が配設してある空間80と箱71内の空間79とは遮断されて互いに独立した空間となっているため、箱71内の空間79に入った雨水が空間80に入り込むことは起きない。よって、光−電気変換・多重分離器40等に対する防水は完全である。
なお、82は小さい排水穴であり、箱71と扉73とに設けてあり、扉73を閉じた状態で扉73の下面に位置する。箱71に入った雨水は排水穴82を通して外部に排水される。
〔外線メタルケーブル導入部の外線メタルケーブル固定構造〕
図1及び図7に示すように、箱本体72内には、側壁54に近い位置に、複数のピン90が3列で且つ千鳥状に配列してある。91は第1列目のピン、92は第2列目のピン、93は第3列目のピンである。各列の隣合うピンの間の間隔a1、隣合う列の間の間隔a2は、外線メタルケーブル18の径d2より少し大きく定めてある。ピン90は箱本体72と一体成形されたものであり、箱本体72の底から突き出ている。
外部から箱71内に導入された外線メタルケーブル18は、図7に示すようにピン90の間を通って蛇行した状態で3列を横切っており、外線メタルケーブル18はピン90との摩擦力によって固定されている。よって、光加入者線ネットワーク装置30の外部に出ている外線メタルケーブル18が強く引っ張られた場合であっても、この引張り力はピン90の個所で受け止められ、コネクタ60との接続部には引張り力は作用しない。なお、外線メタルケーブル18は、ピン90の上方からピン90の間に押し込む操作だけの簡単な操作で固定される。
これによって、クランプ部材を使用する場合に比べて、複数本の外線メタルケーブル18が狭いスペース内に、且つ、工具を使用せずに、簡単に固定される。複数本の外線メタルケーブル18が狭いスペース内に固定出来るため、光加入者線ネットワーク装置30は小型となっている。
なお、複数のピン90の列は、4列、5列でもよい。
〔バッテリー部42の構造〕
バッテリー部42は光加入者線ネットワーク装置30の密封された空間80内に設けてある。光加入者線ネットワーク装置30が寒冷地に設置された場合であっても、光加入者線ネットワーク装置30の空間は電源回路装置41等が発する熱によって加熱され適当な温度となっている。よって、光加入者線ネットワーク装置30が寒冷地に設置された場合であっても、バッテリーの温度がバッテリーが正常に動作しなくなる温度にまで冷却されることは起きず、バッテリーの温度はバッテリーが正常に動作する温度に保たれる。しかし、密封された空間80内に配されているため、何らかの原因でバッテリーが過充電状態となったときに発生する水素に対策が必要となる。この対策が以下のようにとられている。
バッテリー部42は、図8(A),(C)に示すように、箱本体100と前側の蓋101とよりなる箱102内に、2つのバッテリー103が収容されており、箱本体100の上部と下部とから発生した水素を光加入者線ネットワーク装置30の外部に逃がすためのホース104、105が、キャビネット本体31のX1側の側壁31cの外であって後述する側板141の内側にまで延びている構成である。蓋101の周囲には、パッキン107が設けてある。
ホース104、105によって箱102の内部と光加入者線ネットワーク装置30の外に外気とが通気可能となっている。ホース104、105が、特許請求の範囲の欄記載の「管手段」を構成する。
バッテリー103が過充電された場合に発生した水素は、ホース104、105を通って光加入者線ネットワーク装置30の外部に逃がされる。また、後述するように蓋101のパッキン107が箱本体100に押しつけられてしっかりと蓋されているため、発生した水素が箱102から空間80内に漏れ出すこともない。よって、光加入者線ネットワーク装置30が爆発する危険はない。
なお、扉33の内面のうち扉33が閉じた状態で蓋101の周辺である四辺に対向する部分に、断面が三角形状の突起106(長いリブでもよい)が形成してある。バッテリー103が箱本体100内に収められ蓋101が閉じられ、扉33が閉じられてバックル34で固定された状態で、図8(B)に示すように、突起106が蓋101の周辺を力Fで押し付けた状態とされる。
なお、ホース104、105が箱本体100の上部と下部とに接続されているため、箱本体100内で対流が起きやすくなっている。これによって、発生した水素の外部への排出がより円滑になされる。なお、ホース104、105の箱本体100への取付け個所は箱本体100の上下以外の場所でもよい。
また、図8(C)に示すように、ホース104(105)の先端は、斜めにカットしてあり、開口104aは下向きとなっている。これによって、開口104aから雨水が侵入しにくくなっている。
〔光加入者線ネットワーク装置30内部の配置〕
図4に示すように、光−電気変換・多重分離器40と電源回路装置41とバッテリー部42と加入者チャンネルユニット部43とは、電源回路装置41を中心とし、光−電気変換・多重分離器40、バッテリー部42、加入者チャンネルユニット部43が電源回路装置41を取り巻くように電源回路装置41を中心として放射状に配置されている。
この配置によって、光加入者線ネットワーク装置30の内部の電線58、59等の長さが短くて足りる。よって、光加入者線ネットワーク装置30の内部の電線58、59等からの不要電磁波の放射が少なくなり、その分、光加入者線ネットワーク装置30の動作品質が向上する。また、電線58、59等の長さが短くて足りるため、電線58、59等を収容するためのスペースが狭くて足り、光加入者線ネットワーク装置30を小型に出来る。また電線58、59等の長さが短くて足りるため、電圧損失を少なく出来る。
〔加入者チャンネルユニット部43の放熱構造〕
図4、図5、図9に示すように、加入者チャンネルユニット部43は、シェルフ110を有する。シェルフ110は、X1側の側面板111と、X2側の側面板112と、中央の縦板113と、底板114と、天板115と、バックボード116とよりなり、中央の縦板113と側面板111との間に縦長の空間117が形成され、中央の縦板113と側面板112との間に縦長の空間118が形成されている。空間117及び空間118に夫々5つの加入者チャンネルユニット収容部120が縦にピッチp1で並んで形成されている。
また、図5に併せて示すように、側面板111、112及び縦板113には、ヒートパイプが貫通するための細長の開口111a,112a,113aが上下に隣合う加入者チャンネルユニット収容部120の間の位置に形成されており、同じくピッチp1で並んでいる。
130はヒートパイプ組立体であり、長尺板状であり適宜曲げてある5つのヒートパイプ131〜135が組み合わされた構造を有する。ヒートパイプ131〜135は、X2側の半分131a〜135aが密着して重ね合わされている。X2側の半分131a〜135aが密着して重ね合わされた状態で、X1側の半分131b〜135bはピッチp1で並ぶ。ヒートパイプ131〜135が、特許請求の範囲の欄記載の「熱良導体」を構成する。
ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bは、側面板112の開口112aを貫通し、空間118を横切り、縦板113の開口113aを貫通し、空間117を横切り、側面板111の開口111aを貫通して、シェルフ110内に入り込んでおり、水平の状態となっている。X2側の半分131a〜135aは、密着して重ね合わされており、キャビネット本体31の天板31bと電源回路装置41との間の空間80a内に位置しており、図5に示すように、クランプ部材136よって天板31bの下面に押しつけられて固定してある。X2側の半分131a〜135aの全体が天板31bの下面と接触しており、接触面積は広い。
加入者チャンネルユニット23は、プリント板上に複数の半導体部品が搭載された平面的な構造であり、プリント板の両側縁を案内されて加入者チャンネルユニット収容部120内に収容されてシェルフ110内に実装してある。加入者チャンネルユニット23は、水平の姿勢で、2列で5段に並んでいる。加入者チャンネルユニット23が、特許請求の範囲の欄記載の「プリント板組立体」を構成する。
実装してある加入者チャンネルユニット23を基準にしてみると、ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bは、各段の加入者チャンネルユニット23に近接してこの上側及び下側に位置しており、加入者チャンネルユニット23と平行となっている。
ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bが吸熱部137を構成する。X2側の半分131a〜135aは放熱部138を構成する。
加入者チャンネルユニット23は増幅器として動作し、発熱量は多い。加入者チャンネルユニット23で発生した輻射熱は、その上側及び下側に位置している、ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bによって吸熱される。ここで、ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bは長尺板状であるため、加入者チャンネルユニット23の大部分に対向しており、加入者チャンネルユニット23で発生した輻射熱をほぼ漏れなく吸熱する。吸熱された熱は、ヒートパイプ組立体130内をX2方向に効率良く伝搬され、X2側の半分131a〜135aより、キャビネット本体31の天板31bから、光加入者線ネットワーク装置30の外部に放熱されている。ここで、ヒートパイプ組立体130とキャビネット本体31の天板31bとの接触面積が広いため、放熱が効率良く行われる。
よって、ヒートパイプ組立体130を使用しない場合には、加入者チャンネルユニット23から発生した熱の光加入者線ネットワーク装置の外部への放熱が不十分であり、光加入者線ネットワーク装置30内の温度が加入者チャンネルユニット23等が正常に動作する温度を越えてしまい、光加入者線ネットワーク装置の動作が不安定になるおそれがあった。しかし、本発明者は実験の結果、ヒートパイプ組立体130を上記のように使用することによって、光加入者線ネットワーク装置30内の温度が加入者チャンネルユニット23等が正常に動作する温度に留まることを確認した。よって、光加入者線ネットワーク装置30は熱的に過酷な条件である夏の期間でも安定に動作する。
なお、ヒートパイプ組立体130のX1側の半分131b〜135bが加入者チャンネルユニット23に接触した構成としてもよく、同様の効果が得られる。
また、熱を良好に伝導するものであれば、ヒートパイプ組立体130に代えて使用し得る。
〔日除け板〕
図5に示すように、日除け板140がキャビネット本体31の天板31b上に、天板31bから離して設けてある。よって、キャビネット本体31の天板31bに日光が直射することが防止されている。これにより、ヒートパイプ131〜135のX2側の半分131a〜135aが接触しているキャビネット本体31の天板31bの温度が上昇することを抑制し得る。これによって。ヒートパイプ131〜135のX2側の半分131a〜135aからの放熱を効率良く行うことが出来る。
フック35を取り付けるための側板141、142もキャビネット本体31の側壁31c,31dから離して設けてある。
〔変形例〕
次に、変形例について説明する。
図11は第1の変形例になる加入者チャンネルユニット部43Aを示す。シェルフは省略してある。加入者チャンネルユニット23は垂直の姿勢で実装してある。ヒートパイプ組立体130Aの一端側は、縦に延在しており、隣合う加入者チャンネルユニット23の間に位置している。加入者チャンネルユニット23を基準とすると、ヒートパイプ組立体130Aの一端側は加入者チャンネルユニット23と平行である。加入者チャンネルユニット23からの輻射熱は、ヒートパイプ組立体130Aの一端側に吸熱される。
図12及び図13は、ヒートパイプ組立体の第1の変形例を示す。この第1の変形例はヒートパイプは厚さ方向の熱伝導が良くないことを考慮した構成である。ヒートパイプ組立体130Bは、X1側の半分は図10に示すヒートパイプ組立体130と同じであり、X2側の半分が図10に示すヒートパイプ組立体130と異なる。図12及び図13中、図10に示す構成部分と同じ構成部分には同じ符号を付す。
ヒートパイプ組立体130Bは、長尺板状であり適宜曲げてある5つのヒートパイプ131B〜135Bが組み合わされた構造を有する。ヒートパイプ131B〜135BのX2側の部分131Ba〜135Baが密着して重ね合わされており、この状態で、X1側の半分131Bb〜135Bbはピッチp1で並ぶ。 X2側の部分131Ba〜135Baは、共に直線状であり、下側の部分の長さがその直ぐ上側の部分の長さより所定の寸法i長い関係にある。X2側の部分131Ba〜135Baの長さj1、j2、j3、j4、j5は、j1<j2<j3<j4<j5であり、且つ、j2−j1=j3−j2=j4−j3=j5−j4=iの関係にある。
X2側の部分131Ba〜135Baが密着して重ね合わされると、下側の部分がその直ぐ上側の部分よりX1方向に等しい寸法i突き出して、ヒートパイプの厚さtに対応する段差を有する階段状部分160を形成する。なお、下側の部分がその直ぐ上側の部分よりX1方向に突き出す寸法は、各ヒートパイプについて厳密に等しい必要はなく、実質上等しければよい。
161は介在部材であり、板状であり、アルミニウム又は銅製であり熱抵抗はヒートパイプの厚さ方向の熱抵抗より小さい。介在部材161は、平坦な上面161aと、上記の階段状部分160と整合する逆階段状の下面161bとを有する。
介在部材161が、平坦な上面161aをキャビネット本体31の天板31bの下面に密着して固定してある。ヒートパイプ組立体130BのX2側の部分がクランプ部材136によって固定してあり、階段状部分160が介在部材161の逆階段状の下面161bと整合して下面161bに密着している。よって、ヒートパイプ組立体130Bの部分131Baはキャビネット本体31の天板31bの下面に直接密着しており、部分132Ba〜135Baは夫々先端側の長さiの先端側部分132Ba1〜135Ba1が介在部材161に密着した状態にある。
よって、図12に示すように、ヒートパイプ組立体130BのX1側の半分131Bb〜135Bbによって吸熱された加入者チャンネルユニット23からの輻射熱は、ヒートパイプ131B〜135B内をX2方向に伝搬され、キャビネット本体31の天板31bに伝搬され、天板31bから光加入者線ネットワーク装置30の外部に放熱される。
ここで、熱のヒートパイプ131B〜135Bから天板31bへの伝搬効率についてみる。ヒートパイプ131B内を伝搬されてきた熱は、符号162で示すように、部分131Baから天板31bに直接伝搬される。ヒートパイプ132B内を伝搬されてきた熱は、先端側部分132Ba1から、符号163で示すように介在部材161を通って天板31bに伝搬される。ヒートパイプ133B、134B,135B内を伝搬されてきた熱は、夫々先端側部分133Ba、134Ba、135Baから、符号164、165、166で示すように介在部材161を通って天板31bに伝搬される。よって、ヒートパイプ131B内を伝搬されてきた熱は勿論、ヒートパイプ132B〜135B内を伝搬されてきた熱も、他のヒートパイプを厚さ方向に横切ることなく天板31bに伝搬される(図10の実施例にあっては、特に最下のX2側の半分135aに伝搬されてきた熱はX2側の半分134a,133a,132a,131aを厚さ方向に横切ってやっと天板31bに伝搬される)。よって、ヒートパイプ組立体130Bと天板31bとの間の熱抵抗は低く、ヒートパイプ組立体130B内を伝搬されてきた熱は、図10の実施例に比べて効率良く天板31bに伝搬される。よって、加入者チャンネルユニット23からの輻射熱が図10の実施例に比べて効率良く放熱される。
図14は、ヒートパイプ組立体の第2の変形例を示す。この第2の変形例もヒートパイプは厚さ方向の熱伝導が良くないことを考慮した構成である。ヒートパイプ組立体130Cは、X1側の半分は図10に示すヒートパイプ組立体130と同じであり、X2側の半分が図10に示すヒートパイプ組立体130と異なる。図12及び図13中、図10に示す構成部分と同じ構成部分には同じ符号を付す。また、図12のヒートパイプ組立体とは、介在部材161を有しない点で相違する。
ヒートパイプ組立体130Cは、長尺板状であり適宜曲げてある5つのヒートパイプ131C〜135Cが組み合わされた構造を有する。ヒートパイプ131C〜135CのX2側の部分131Ca〜135Caが密着して重ね合わされており、この状態で、X1側の半分131Cb〜135Cbはピッチp1で並ぶ。 X2側の部分131Ca〜135Caは、上記のヒートパイプ組立体130Bと同じく、下側の部分の長さがその直ぐ上側の部分の長さより所定の寸法i長い関係にある。X2側の部分131Caは直線状である。他のX2側の部分132Ca〜135Caは、上記のヒートパイプ組立体130Bとは異なり、ヒートパイプの厚さの分の段差で階段状に折り曲げてある。折り曲げ個所は、部分132Caについては1個所、部分133Caについては2個所、部分134Caについては3個所、部分135Caについては4個所である。5つのヒートパイプ131C〜135Cが組み合わされた状態で、先端側の長さiの先端側部分132Ca1〜135Ca1が上記のX2側の部分131Caと同じ高さH1に整列している。
ヒートパイプ組立体130CのX2側の部分がクランプ部材136によって固定された状態で、部分131Ca及び先端側部分132Ca1〜135Ca1がキャビネット本体31の天板31bの下面に直接密着する。即ち、5つのヒートパイプ131C〜135Cが独立して天板31bの下面に直接密着している。
よって、図12に示すように、ヒートパイプ組立体130CのX1側の半分131Cb〜135Cbによって吸熱された加入者チャンネルユニット23からの輻射熱は、ヒートパイプ131C〜135C内をX2方向に伝搬され、キャビネット本体31の天板31bに伝搬され、天板31bから光加入者線ネットワーク装置30の外部に放熱される。
ここで、熱のヒートパイプ131C〜135Cから天板31bへの伝搬効率についてみる。ヒートパイプ131C内を伝搬されてきた熱は、符号162で示すように、X2側の部分131Caから天板31bに直接伝搬される。他のヒートパイプ132C〜135C内を伝搬されてきた熱も、先端側部分132Ca1〜135Ca1から天板31bに直接伝搬される。よって、ヒートパイプ131C〜135C内を伝搬されてきた熱は、他のヒートパイプを厚さ方向に横切ることなく、且つ介在部材(図12参照)を横切ることなく天板31bに伝搬される。よって、ヒートパイプ組立体130Cと天板31bとの間の熱抵抗が最小となり、ヒートパイプ組立体130C内を伝搬されてきた熱は、図10の実施例及び図12の実施例に比べて効率良く天板31bに伝搬される。よって、加入者チャンネルユニット23からの輻射熱が図10の実施例及び図12の実施例に比べて効率良く放熱される。
上記のヒートパイプ組立体130B,130Cの構成は、ヒートパイプを使用した構成に適用してとくに効果的であるけれども、ヒートパイプ以外の熱良導体に適用しても効果がある。
上記のヒートパイプ組立体130B及び130Cが、特許請求の範囲の欄記載の「熱良導体部材組立体」を構成する。ヒートパイプ組立体130B及び130Cは、ヒートパイプ131B〜135B、131C〜135Cが一体化された構成でもよく、ヒートパイプ131B〜135B、131C〜135Cが単に重なり合っている構成でもよい。
また、光加入者線ネットワーク装置30は、アーム150,151,152を使用して、電柱14から離した状態で、図15、図16、図17に示すように設置することも出来る。図17では、垂直の姿勢で設置されている。
また、扉33は上側に開いてもよい。
本発明の一実施例になる架空設置型光加入者線ネットワーク装置を扉を開いた状態で示す斜視図である。 図1の光加入者線ネットワーク装置が設置されている状態を示す斜視図である。 図1の光加入者線ネットワーク装置の側面図である。 光加入者線ネットワーク装置内部の各部の配置を示す図である。 図2中、V−V線を含む垂直面で断面した図である。 外線メタルケーブルの導入部の防水構造を示す図である。 外線メタルケーブル固定構造を示す図である。 バッテリー部の構造を示す図である。 加入者チャンネルユニット部を拡大して示す正面図である。 加入者チャンネルユニット部をシェルフを省略して示す図である。 加入者チャンネルユニット部の変形例を示す図である。 ヒートパイプ組立体の第1の変形例を、加入者チャンネルユニットの熱の放熱の状態と併せて示す図である。 図12のヒートパイプ組立体周りの分解斜視図である。 ヒートパイプ組立体の第2の変形例を、加入者チャンネルユニットの熱の放熱の状態と併せて示す図である。 光加入者線ネットワーク装置の設置の第1の変形例を示す図である。 光加入者線ネットワーク装置の設置の第2の変形例を示す図である。 光加入者線ネットワーク装置の設置の第3の変形例を示す図である。 光加入者線ネットワーク装置が適用される通信システムを概略的に示す図である。
符号の説明
11 電話局
13 光ケーブル
14 電柱
15 家庭
17 電力線
18 外線メタルケーブル
21 光−電気変換器
22 多重分離器
23 加入者チャンネルユニット
30 光加入者線ネットワーク装置
31 キャビネット本体
32 ヒンジ
33 扉
34 バックル
35 フック
36 支持線
38 防水パッキン
40 光−電気変換・多重分離器
41 電源回路装置
42 バッテリー部
43 加入者チャンネルユニット部
44 光ファイバ余長処理部
50、51 光ケーブル用コネクタ
52、53 給電線用コネクタ
54 側壁
55 穴
57 光ファイバ
58、59 電線
60 コネクタ
70 栓
71 合成樹脂製の偏平の箱
72 箱本体
73 蓋
74 防水パッキン
75、76 貫通穴
80,80a 空間
82 排水穴
90 ピン
91 第1列目のピン
92 第2列目のピン
93 第3列目のピン
100 箱本体
101 蓋
102 箱
103 バッテリー
104、105 ホース
104a 開口
107 パッキン
110 シェルフ
111、112 側面板
113 中央の縦板
111a,112a,113a 細長開口
114 底板
115 天板
116 バックボード
117、118 空間
120 加入者チャンネルユニット収容部
130,130A,130B,130C ヒートパイプ組立体
131〜135,131B〜135B,131C〜135C 長尺板状のヒートパイプ
131a〜135a,131Ba〜135Ba,131Ca〜135Ca X2側の半分
132Ca1〜135Ca1 先端側部分
131b〜135b,131Bb〜135Bb,131Bb〜135Bb X1側の半分
136 クランプ部材
137 吸熱部
138 放熱部
160 階段状部分
161 介在部材
161a 平坦な上面
161b 逆階段状の下面
162〜166、170〜173 ヒートパイプ組立体から天板への熱の伝導を示す矢印

Claims (3)

  1. シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
    長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体を有し、
    該熱良導体部材組立体は、一端側については熱良導体部材がその端部が揃って重ね合わされており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内に該シェルフを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
    該熱良導体部材組立体の重ね合わされている部分が上記キャビネット本体の内面に密着して固定している構成としたことを特徴とする架空設置型通信機器。
  2. シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
    長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体と、
    一方の面が上記キャビネット本体の内面に密着して固定してあり、他方の面に上記熱良導体部材組立体の一端側が固定された熱良導性の介在部材とを有し、
    該熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっている熱良導体部材が重ね合わされて階段状となっており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内に該シェルフを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
    上記介在部材は、上記他方の面が、上記熱良導体部材組立体の階段状の一端側に対応した階段状となっており、
    該熱良導体部材組立体の階段状の一端側が該介在部材の階段状の他方の面と当接して、各熱良導体部材が該介在部材と密着している構成としたことを特徴とする架空設置型通信機器。
  3. シェルフ内に複数のプリント板組立体が実装された構成の電子回路装置が組み込まれたキャビネット本体と、キャビネット本体にヒンジで回動して開閉可能に支持されている扉とよりなり、架空に設置され、外線ケーブルが導入される架空設置型通信機器であって、
    長尺板状であり適宜曲げてある複数の熱良導体部材が重ね合わされてなる熱良導体部材組立体を有し、
    該熱良導体部材組立体は、一端側については順次長さが異なっており且つ熱良導体部材の厚さに対応した段差で曲げてある熱良導体部材が重ね合わされており、全部の熱良導体部材の先端側部が同じ高さとなっており、他端側は、各熱良導体部材が上記シェルフ内に該シェルフを貫通して且つ上記実装されているプリント板組立体と平行に配された構成を有し、
    該熱良導体部材組立体の各熱良導体部材の先端側部が独立に上記キャビネット本体の内面に密着している構成としたことを特徴とする架空設置型通信機器。
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