JPH10338356A - ばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法 - Google Patents

ばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法

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JPH10338356A
JPH10338356A JP15254897A JP15254897A JPH10338356A JP H10338356 A JPH10338356 A JP H10338356A JP 15254897 A JP15254897 A JP 15254897A JP 15254897 A JP15254897 A JP 15254897A JP H10338356 A JPH10338356 A JP H10338356A
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JP
Japan
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bulk
pile
shape
bulk material
reclaimer
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JP15254897A
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English (en)
Inventor
Hiroto Masuda
洋人 増田
Hideyuki Suwa
秀行 諏訪
Shuzo Uno
修三 宇野
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ばら物を掘削し払い出しを行うリクレーマの完
全運転自動化を図るための貯蔵ヤードにおけるばら物の
積山形状の割り出し、及び、荷役計画、棚卸し等を行う
ためのばら物貯蓄量の測定を、高精度、高速及び省コス
トで行うことができるばら物積山形状測定方法及びばら
物積山貯蓄量算出方法を提供する。 【解決手段】貯蔵ヤードに積み付けられたばら物積山1
0の掘削に使用するリクレーマ34のブーム36先端に
鉛直方向の首振り機構を備えた距離計測装置90を設置
する。そして、ばら物積山10の掘削後の掘削面80に
対向する位置で、リクレーマ34のブーム36を旋回動
作させるとともに、距離計測装置90を鉛直方向に首振
り動作させて掘削面80までの距離を測定し、測定した
掘削面80までの距離に基づいて掘削面80の3次元形
状を測定する。これにより、掘削面80の3次元形状を
高精度で測定することができ、この掘削面80の形状か
ら掘削開始地点や掘削面形状を検知することによって、
リクレーマの完全運転自動化が可能となる。また積山初
期のデータを用いて全体形状を検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はばら物積山形状測定
方法及びばら物積山貯蓄量算出方法に係り、特に、石
炭、工業塩、石灰石等のばら物の貯蔵ヤードに積み付け
られたばら物積山の形状及び貯蓄量を測定算出するばら
物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、石炭、工業塩、石灰石等のばら物
の貯蔵ヤードに積み上げられたばら物を払い出しするリ
クレーマは、レール上を走行する本体と、旋回部分から
構成され、旋回部分はブームと先端部のばら物かき込装
置からなる。ばら物かき込装置として例えば多数のバケ
ツをもつホイール式(バケットホイール)が使用されて
おり、貯蔵ヤードに積み上げられたばら物は、バケット
ホイールでブーム内部を通るベルトコンベヤに載せら
れ、本体のシュートを経て地上に設置されたベルトコン
ベヤで運ばれる。
【0003】従来、貯蔵ヤードに積み上げられたばら物
の上記リクレーマによる払い出し作業は、ITV(産業
用テレビジョン)を使用した運転員の目視による遠隔手
動操作により行われていた。その操作手順を説明する
と、まず、ばら物積山の初期状態から手動によりばら物
積山の頂点付近の掘削開始地点にリクレーマのバケット
ホイールを移動着地させる。そして、ブームの旋回、反
転操作を行いながら掘削を行っていく。掘削を継続して
いくと、リクレーマのブームがばら物積山の稜線に接触
してバケットホイールがばら物に着地できなくなるた
め、段替え操作によりブームを下げてバケットホイール
の掘削地点を下げ、次ぎの掘削開始地点から更に掘削を
継続していく。
【0004】現在、これらの一連の掘削操作の内、ブー
ムの旋回、反転、段替え操作に関しては、バケットホイ
ールの負荷電流の検出、バケットホイールの移動軌跡の
算出、距離測定センサの補助的な使用等により遠隔操作
による運転自動化が達成されている。また、リクレーマ
の荷役計画は、その日に使用する払い出し量に応じて、
ばら物の種類及びその備蓄量、また備蓄期間等を考慮し
て行っている。
【0005】従来、その払い出し量は、リクレーマによ
り払い出されたばら物を搬送するコンベヤに取り付けら
れたロードセルを時間で積算することで算出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たリクレーマによるばら物の払い出し作業において、ブ
ームの旋回、反転及び段替え操作については運転自動化
を実現しているが、バケットホイールの着地操作につい
ては、掘削開始地点の正確な3次元位置座標、掘削面形
状を検知する有効な方法が考案されていないため、現在
も運転員の目視により遠隔手動操作で行われており、完
全運転自動化には至っていない。このため、運転員の省
力化を達成できないという問題があった。
【0007】また、例えば特開平6−305580号公
報には、リクレーマのブーム上に首振り機構を備えた距
離センサを設置し、リクレーマを走行させながらこの距
離センサにより積山全体の形状を測定する方法が提案さ
れているが、この方法では全長数100mにもおよぶ積
山形状を測定するのに長時間を要してしまい、また掘削
後の面形状を測定する際、その面と計測方向が平行に近
くなるため、運転自動化に最も必要とされる掘削面形状
が精度よく測定できないという問題がある。
【0008】また、上述したようにリクレーマの荷役計
画において、ばら物の払い出し量の算出はコンベヤに取
り付けたロードセルを用いていたが、コンベヤの送り速
度は100m/min以上の高速であり、精度が悪く、
またそれが積算されていくことで総備蓄量の誤差が大き
くなるという問題がある。このため、荷役計画にあた
り、荷受け入れの綿密な計画ができず、また効率の悪い
備蓄となるため広大なヤード設備によるイニシャルコス
トの増大等の問題があった。
【0009】また、このために、一年に一度棚卸しを行
い、積山形状を台形の形にそろえ、計測会社に依頼し、
正確な寸法計測を行い、現状の備蓄量の補正を行わせる
等、膨大な費用を費やしていた。本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、ばら物を掘削し払い出しを
行うリクレーマの完全運転自動化を図るための貯蔵ヤー
ドにおけるばら物の積山形状の割り出し、及び、荷役計
画、棚卸し等を行うためのばら物貯蓄量の測定を、高精
度、高速及び省コストで行うことができるばら物積山形
状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、貯蔵ヤードに積み付けられたばら物積山の
掘削に使用するリクレーマのブーム先端に鉛直方向の首
振り機構を備えた距離計測装置を設置し、前記ばら物積
山の掘削後の掘削面に対向する位置で、前記リクレーマ
のブームを旋回動作させるとともに、前記距離計測装置
を鉛直方向に首振り動作させて前記掘削面までの距離を
測定し、該測定した掘削面までの距離に基づいて前記掘
削面の3次元形状を測定することを特徴としている。
【0011】本発明によれば、ばら物積山の掘削面まで
の距離をリクレーマのブーム先端に設置した距離計測装
置によって測定することにより、掘削面の3次元形状
(3次元座標)を測定することができ、測定した掘削面
の3次元座標に基づいて掘削開始地点や掘削面形状を正
確に検知することができる。これにより、リクレーマの
完全運転自動化が可能となる。
【0012】また、請求項2に記載の発明によれば、ば
ら物積山の積み付け初期における3次元形状を測定し、
ばら物積山の積み付け初期における3次元形状と、前記
測定した掘削面の3次元形状とに基づいて現在のばら物
積山の全体形状を算出する。これにより、ばら物積山の
全体形状を検知する毎に積山全体の形状を測定すること
なく、掘削面の3次元形状を測定するのみでばら物積山
全体の形状を検知することができる。このため、短時
間、低コストでばら物積山形状を測定することができ
る。
【0013】また、請求項4に記載の発明によれば、上
記求めたばら物積山形状からばら物の容積を求めること
ができ、これに積付け期間、含水率を考慮した嵩密度を
掛けることでばら物貯蓄量を正確に算出することがで
き、棚卸しによる貯蓄量の測定等の手間や費用を削減す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方
法の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、石
炭、工業縁、石灰石等のばら物貯蔵ヤードにスタッカに
よって積み上げられたばら物積山の形状を示した図であ
る。同図に示すばら物積山10はスタッカによって複数
の地点で略等間隔に円錐状の積山の積み上げが行われ、
複数の円錐状の積山が裾の部分で交差した形状を有して
いる。このような積山10の積み上げが行われた場合
に、まずこの積山の形状を把握するデータ(以下、積山
形状元データと称す。)を測定する。同図に示す積山形
状の場合、積山形状元データとして以下に示すデータを
測定する。
【0015】まず、図1に示すように、貯蔵ヤードに基
準位置とする原点Oを設定し、例えば、スタッカ及びリ
クレーマの走行するレール33の方向をX軸方向、これ
に垂直な地面内の方向をY軸方向、地面に垂直な方向を
Z軸方向と設定する。そして、原点Oを基準として寸法
線12及び寸法線14で示す各積山頂点16、18、1
8、…、20のY軸方向及びZ軸方向の位置(座標)、
寸法線22及び寸法線24で示す初期積山頂点16及び
最終積山頂点20までのX軸方向の位置、積山頂点1
6、18、18、…、20の数、寸法線26で示す積山
頂点間の距離、ばら物の種類及び粒径により決まる角度
寸法線28で示す安息角αを測定する。
【0016】これらの測定によって得られた積山形状元
データからばら物積み上げ初期における積山10の3次
元形状及びばら物蓄積量を算出する。次に、上述のよう
に貯蔵ヤードに積み上げられたばら物積山10からリク
レーマにより掘削し、払い出しする場合について説明す
る。まず、図2(a)乃至(d)を用いてリクレーマの
一般的な運転手順について説明する。図2(a)に示す
ように積山30がある場合(ここでは同図に示すように
台形の積山30で説明するがこれと異なる上記図1に示
したような積山形状の場合でも運転手順は同じであ
る。)、オペレータはレール33上に設置されたリクレ
ーマ34のブーム36先端のバケットホイール38を積
山30の掘削開始地点32に移動させ着地させる。その
着地においては、図3に示すようにバケットホイール3
8の切り込み高さ50と切り込み深さ52を調整する。
そして、ブーム36を矢印54に示す方向に旋回させ荷
役を開始する。
【0017】次いで図2(b)に示すようにブーム36
を矢印40(図2矢印54)の方向に旋回させていき、
荷が切れた地点42に到達すると、この地点42でブー
ム36の旋回方向を反転させ、且つリクレーマ34を図
3で示した切り込み深さ52だけ矢印44で示す方向に
走行させ荷役を繰り返す。以降この荷切れを判断し、反
転、走行を繰り返し、第1テラス46を掘削する。尚、
このときの掘削パターンを図4の軌跡線60に示す。同
図の62で示す軌跡線の位置がブーム36の反転操作が
行われる位置である。
【0018】この後、このままブーム36を水平方向に
移動させて掘削を継続していくと、図2(c)に示すよ
うに、ブーム36と積山30の稜線48が接触する。こ
のため、バケットホイール38の軌道線66で示すよう
に第2テラス68に段替えを行い、第2テラス68の掘
削開始地点70から第1テラスと同様荷役を開始する。
そして、図2(d)に示すように第2テラス68の荷役
を行う。
【0019】以下、ブーム36と積山30の接触を避
け、着地段替え、反転操作を行いながら第2テラス6
8、第3テラス72と順に荷役を行っていく。以上に示
したリクレーマ34の掘削払い出し作業において、予め
ばら物積山形状を測定し、予めこのばら物積山形状を知
っておくことは、各テラスの掘削開始地点、ブーム36
の段替え位置、反転位置等を予め決めておくことがで
き、これにより、リクレーマ34の完全自動運転が可能
となる。
【0020】上述したように、ばら物積山が積み上げら
れた初期の段階では積山形状元データにより積山形状を
得ているため、リクレーマ34の完全自動運転が可能で
ある。一方、このような作業により上記図1に示したば
ら物積山10は、図5に示すように掘削面80が段とな
って複雑な形状を有することとなる。これにより、この
状態から次の払い出し作業を自動で行う場合には、再度
積山形状を測定し、各テラスの掘削開始地点82を知る
必要がある。
【0021】そこで、この払い出し作業後、あるいは次
回の払い出し作業前に積山10の掘削面80の形状を測
定する。図6は、その測定の様子を示した図である。同
図に示すように、リクレーマ34のブーム36の先端に
鉛直方向首振り機能を備えた自動距離計測装置90が設
置される。この自動距離計測装置90は図7に示すよう
に、ブーム36に固定されるベース部材92に距離計測
器94が両側の軸96によって支持されている。この距
離計測器94は、例えば光学式のものが使用され、前面
からレーザ光を出射してその反射光を受光するまでの時
間により前方の対象物までの距離を測定する。尚、距離
計測器は、光学式のものに限らず例えば、超音波を使用
したものを用いてもよい。
【0022】また、この距離計測器94を支持する軸9
6は駆動モータ98により回転するプーリ100、10
2とリンク部材104を介して連結されている。あるい
は距離計測器94を指示する軸96に直接駆動モータを
連結させてもよい。従って、駆動モータ98が回転する
と、距離計測器94は同図106で示す鉛直方向の範囲
で首振り動作する。これにより、ブーム36を固定した
状態でこの駆動モータ98を回転させることにより、こ
の首振り範囲の対象物の距離を測定することができる。
【0023】さて、このような鉛直方向首振り機能を備
えた自動距離計測装置90によって掘削面80の測定を
開始する場合、図6に示すようにまずこの自動距離計測
装置90を搭載したリクレーマ34をレール33上で走
行させ適切な位置に停止させる。このリクレーマ34の
停止位置は、自動距離計測装置90がその首振り動作に
よって掘削面80の高さ方向の範囲92を走査できる位
置とする。そして、自動距離計測装置90によって同図
94で示す方向に首振り動作を行いながら掘削面80ま
での距離を鉛直方向の所定角度毎に測定する。また、同
時に掘削面80の横方向の範囲98を走査できる範囲で
ブーム36を同図96で示す横方向に所定角度づつ旋回
させて、掘削面80の全範囲の距離の測定を行う。
【0024】また、上記測定と同時に、各測定点を測定
時に自動距離計測装置90の首振り角度、原点Oに対す
るブーム36の起伏100の中心位置102、ブーム3
6の旋回角度及び起伏角度104を把握する。これによ
り、上記自動距離計測装置90によって測定した測定結
果から掘削面80の3次元位置座標を算出することがで
きる。また、この掘削面80の3次元位置座標のデータ
に基づいて、図5に示した各テラスの掘削開始地点82
を知ることができ、次の掘削払い出し作業を完全に自動
で行うことが可能となる。
【0025】以上の掘削面80形状の測定を実施した
後、次にこの測定によって得られた掘削面80の3次元
位置座標のデータ(以下、掘削面形状データと称す。)
と、上記積山形状元データを用い、これらの掘削面形状
データと積山形状元データとを合成して積山形状の全体
を把握する。これにより、積山に残留しているばら物蓄
積量を算出する。
【0026】以下、積山形状の合成方法について説明す
る。図8、図9は、それぞれ上記図5に示したばら物積
山10の全体形状を示した平面図、正面図である。ここ
では、図8に示す掘削面80とその周辺部の斜線で示さ
れた範囲110が上記自動距離計測装置90により掘削
面形状データが得られた部分とする。図9に示すように
積山の正面図が三角形状となるような場合、この正面図
で示す最高ポイント112(Z軸方向の最高ポイント)
は、図8に示す掘削面80のX軸方向最大位置115と
はならない。また、掘削面80の周辺部は崩落等による
型崩れを起こしている場合も考えられる。このため、最
高ポイント115の位置からX軸方向に同図114で示
す数m先の位置を積山段面116として定義し、この積
山断面116より−方向の範囲118では掘削面形状デ
ータを使用することとする。図10にこの範囲118の
積山掘削面形状データを3次元表示した場合の概略図を
示す。また、実際の石炭積山を対象に測定した掘削面形
状の測定例を図11に示す。
【0027】一方、図9において、積山断面116を境
にX軸方向に+側の範囲120では、積山形状元データ
を使用する。図12にこの範囲120の積山形状元デー
タを3次元表示した場合の概略図を示す。そして、これ
らの範囲118の積山掘削面形状データで示される積山
3次元形状と、範囲120の積山形状元データで示され
る積山3次元形状とを合わせるとことで、図13に示す
ように積山三次元形状の全体形状を割り出すことができ
る。
【0028】そして、以上のように合成した積山形状に
より積山の容積を算出することができ、これに嵩比重を
掛け合わせることで積山10に残留するばら物蓄積量を
算出することができる。尚、嵩比重は積付け期間、含水
率を考慮して決定する。尚、仮に積山正面図の形状が台
形である場合の掘削面形状データと積山形状データの境
目となる積山断面の定義方法を図14の平面図と図15
の正面図を用いて説明する。図15の正面図において、
積山の掘削面の上底130とブームの旋回半径中心側の
斜辺132との交点134の位置は、図14に示すよう
に掘削面のX軸方向最大位置134となるが、この場合
も崩落等の型崩れを考慮して、このX軸方向最大位置1
34からX軸方向に同図136で示す数m先となる積山
断面138を境とする。
【0029】尚、上記掘削面形状データと積山形状元デ
ータの合成方法は上記実施の形態に限らず、例えば、掘
削面形状データが得られた範囲以外の部分に積山形状元
データを使用するようにしてもよい。また、掘削面以外
の部分に積山形状元データを使用するようにしてもよ
い。また、積山は、積み付け期間や含水率等の影響因子
によっても変化するため、これらの影響因子を考慮して
積山形状元データを算出するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るばら物
積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法によれ
ば、貯蔵ヤードに積み付けられたばら物積山の掘削に使
用するリクレーマのブーム先端に鉛直方向の首振り機構
を備えた距離計測装置を設置し、前記ばら物積山の掘削
後の掘削面に対向する位置で、前記リクレーマのブーム
を旋回動作させるとともに、前記距離計測装置を鉛直方
向に首振り動作させて前記掘削面までの距離を測定し、
該測定した掘削面までの距離に基づいて前記掘削面の3
次元形状を測定する。これにより、測定した掘削面の3
次元座標に基づいて掘削開始地点や掘削面形状を高速、
高精度、省コストで検知することができ、リクレーマの
完全運転自動化が可能となりリクレーマ運転員の省力化
が図れる。また、本発明によれば、測定方向と対象面と
の角度が垂直に近いことから従来に比べて高精度で掘削
面を測定することができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、ば
ら物積山の積み付け初期における3次元形状を測定し、
ばら物積山の積み付け初期における3次元形状と、前記
測定した掘削面の3次元形状とに基づいて現在のばら物
積山の全体形状を算出する。これにより、ばら物積山の
全体形状を検知する毎に積山全体の形状を測定すること
なく、掘削面の3次元形状を測定するのみでばら物積山
全体の形状を検知することができる。このため、短時
間、低コストでばら物積山形状を測定することができ
る。
【0032】また、請求項4に記載の発明によれば、上
記求めたばら物積山形状からばら物の容積を求めること
ができ、これに積付け期間、含水率を考慮した嵩密度を
掛けることでばら物蓄積量を正確に算出することがで
き、リクレーマの荷役計画、棚卸し等の手間や費用を削
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、石炭、工業縁、石灰石等のばら物貯蔵
ヤードにスタッカによって積み上げられたばら物積山の
形状を示した図である。
【図2】図2は、リクレーマの一般的な運転手順の説明
に使用した説明図である。
【図3】図3は、バケットホイールの切り込み高さと切
り込み深さを説明した説明図である。
【図4】図4は、掘削パターンをを示した図である。
【図5】図5は、ばら物積山の掘削面の形状を示した図
である。
【図6】図6は、ばら物積山の掘削面の測定の様子を示
した図である。
【図7】図7は、自動距離計測装置の構成を示した図で
ある。
【図8】図8は、ばら物積山の全体形状を示した平面図
である。
【図9】図9は、ばら物積山の正面図である。
【図10】図10は、掘削面形状データを3次元表示し
た場合の概略図である。
【図11】図11は、実際の石炭積山を対象に測定した
掘削面形状の測定例を示した図である。
【図12】図12は、積山形状元データを3次元表示し
た場合の概略図である。
【図13】図13は、積山三次元形状の全体形状を示し
た図である。
【図14】図14は、積山正面の形状が台形である場合
の積山の平面図である。
【図15】図15は、積山正面の形状が台形である場合
の積山の正面図である。
【符号の説明】
10、30…ばら物積山 33…レール 34…リクレーマ 36…ブーム 38…バケットホイール 80…掘削面 90…自動距離計測装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01C 15/00 G01C 15/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵ヤードに積み付けられたばら物積山
    の掘削に使用するリクレーマのブーム先端に鉛直方向の
    首振り機構を備えた距離計測装置を設置し、前記ばら物
    積山の掘削後の掘削面に対向する位置で、前記リクレー
    マのブームを旋回動作させるとともに、前記距離計測装
    置を鉛直方向に首振り動作させて前記掘削面までの距離
    を測定し、該測定した掘削面までの距離に基づいて前記
    掘削面の3次元形状を測定することを特徴とするばら物
    積山形状測定方法。
  2. 【請求項2】 前記ばら物積山の積み付け初期における
    3次元形状を測定し、該ばら物積山の積み付け初期にお
    ける3次元形状と、前記測定した掘削面の3次元形状と
    に基づいて現在のばら物積山の全体形状を算出すること
    を特徴とする請求項1のばら物積山形状測定方法。
  3. 【請求項3】 前記ばら物積山の積み付け初期における
    3次元形状は、前記ばら物積山の積み付け高さを測定
    し、該積み付け高さ、ばら物の種類により決まる安息
    角、積み付け期間、含水率等の影響因子を考慮して算出
    することを特徴とする請求項2のばら物積山形状測定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記請求項2のばら物積山形状測定方法
    によって算出したばら物積山の全体形状から該ばら物積
    山の容積を求め、該求めた容積に積付け期間、含水率を
    考慮した嵩密度をかけて、前記ばら物積山のばら物貯蓄
    量を算出することを特徴とするばら物積山貯蓄量算出方
    法。
JP15254897A 1997-06-10 1997-06-10 ばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法 Pending JPH10338356A (ja)

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JP15254897A JPH10338356A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 ばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法

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JP15254897A JPH10338356A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 ばら物積山形状測定方法及びばら物積山貯蓄量算出方法

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