JPH10338296A - 液体充填機の充填ノズルの洗浄装置 - Google Patents

液体充填機の充填ノズルの洗浄装置

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JPH10338296A
JPH10338296A JP16508797A JP16508797A JPH10338296A JP H10338296 A JPH10338296 A JP H10338296A JP 16508797 A JP16508797 A JP 16508797A JP 16508797 A JP16508797 A JP 16508797A JP H10338296 A JPH10338296 A JP H10338296A
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JP
Japan
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filling
nozzle
cup
machine
cleaning
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JP16508797A
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English (en)
Inventor
Shuichi Fujimoto
修一 藤本
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SHINTAKU KOGYO KK
Original Assignee
SHINTAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体充填ノズルを洗浄カップに差し込んでノ
ズルや壜口シール用のパッキン等の洗浄や消毒を行うた
めの、構造が簡易で安価な自動化装置を得る。 【解決手段】 充填ノズル3の移動経路31に隣接して
ノズル3の配設ピッチと等しい間隔で複数個の洗浄カッ
プ1を取り付けたカップホルダ2を設ける。このカップ
ホルダに設ける洗浄カップ1の数は、一般的には充填機
のノズル3の数の整数分の1とする。カップホルダ2は
洗浄カップ1を充填ノズル3の移動経路31上に進出さ
せる進出機構26と、進出状態で昇降させる昇降機構2
7とを介して、充填機に隣接して設置された充填機とは
別置きのカップ装填機のフレーム30に装着する。カッ
プホルダ2を進出させて上昇させることにより、洗浄カ
ップ1の数に相当する数の充填ノズル3を一括して洗浄
する。洗浄機のインデックス動作と洗浄動作とを繰り返
して、洗浄機の全充填ノズルが洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体充填機の充
填ノズルの洗浄や殺菌を行う装置に関するもので、ノズ
ルを洗浄カップに差し込んだ状態でノズルから洗浄水や
消毒水を噴出することにより、ノズル配管、ノズル、壜
口シール用のパッキン等の洗浄や消毒を行う装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】飲料等の充填機の充填ノズルは、ノズル
の基端側に段部を有しており、壜が持ち上げられて壜口
にノズルが差し込まれ、壜口が段部に当接してこれを押
し上げたときに、充填弁が開いてノズル先端から壜内に
清涼飲料水などの充填液が流入するようになっている。
【0003】この種の充填機においては、一日の充填作
業の前か後に少なくとも1回、充填ノズルの洗浄や消毒
を行う必要がある。洗浄する箇所は、充填液を貯蔵する
タンク、タンクとノズルを繋ぐノズル配管及び弁、充填
ノズル、充填時に壜口を密封するパッキン等である。こ
れらの箇所の洗浄や消毒は、通常、共液すなわち充填す
る液体と同じ液体を用いて行われており、要すれば当該
液体に消毒薬などを添加して加熱したものを用いてい
る。
【0004】充填ノズルの外面及び充填時に壜口を密封
するパッキン部分の洗浄を行うためには、これらの部分
を覆うように洗浄カップを被せ、当該カップ中に洗浄液
を流し込むことにより、洗浄液がカップ内に充満して流
れるようにする。そのためには、壜口封鎖用のパッキン
のさらに上に鍔を設け、カップをこの鍔に押し当てて充
填弁を開き、カップ内に洗浄液を流入させる。カップ内
に流入した洗浄液は、カップの上方に設けた排水管を通
って排出される。従ってカップ内には洗浄液が流動し、
ノズルの外面や壜口封鎖用のパッキンがカップ内を流動
する洗浄水によって洗浄されるのである。
【0005】洗浄時にノズルの先端にカップを装着する
方法として、作業者が手で取り付ける方法があるが、衛
生上の観点からクリーンルームで充填が行われる例が多
く、この場合に作業者がクリーンルーム内に入ってカッ
プ取付作業を行うことは、充填環境の悪化をもたらす。
そこで充填機のノズルに隣接して各ノズル毎に洗浄カッ
プを装着しておき、洗浄時にはカップをノズルの下に進
出させ、次にノズルを下降させるか又はカップを上昇さ
せることにより、充填ノズルをカップ内に差し込んで洗
浄を行うようにした自動式の充填装置が用いられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】充填機側に洗浄カップ
を進出自在かつノズルに対して相対昇降自在に設ける構
造は、充填機の構造を複雑にする。またカップは充填機
のノズル毎に設けなければならず、たとえば50ノズル
の充填機であれば、50個のカップとこれらのカップの
進出及び相対昇降機構を必要とするため、装置が高価に
なる。
【0007】この発明は、人手を介しないで充填機の充
填ノズルの洗浄や消毒を行うことが可能な、構造が簡易
で安価に提供できる装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】充填機の充填ノズル3の
移動経路31に隣接してノズル3の配設ピッチと等しい
間隔で複数個の洗浄カップ1を取り付けたカップホルダ
2を設ける。このカップホルダに設ける洗浄カップ1の
数は、一般的には充填機のノズル3の数の整数分の1と
する。カップホルダ2は洗浄カップ1を充填ノズル3の
移動経路31上に進出させる進出機構26と、進出状態
で昇降させる昇降機構27とを介して、充填機に隣接し
て設置された充填機とは別置きのカップ装填機のフレー
ム30に装着する。
【0009】たとえば充填機がロータリー充填機である
とき、カップホルダ2に装填された洗浄カップ1の数が
充填ノズル3の数の6分の1であれば、洗浄機を60度
ずつインデックスし、カップホルダ2を進出させて上昇
させることにより、洗浄カップ1の数に相当する数の充
填ノズル3を一括して洗浄する。洗浄機のインデックス
動作と洗浄動作とを繰り返すことにより、洗浄機の全充
填ノズルが洗浄される。
【0010】
【発明の実施の形態】ロータリー充填機に設置したこの
発明の洗浄装置の一実施例を示す図面に基づいて以下に
説明する。ロータリー充填機の充填ノズル3の配設ピッ
チと同一ピッチで10個の洗浄カップ1を装着したカッ
プホルダ2が充填ノズル3の移動経路31に隣接して配
置される。カップホルダ2は水平ラック6の先端に固定
されており、水平ラック6は昇降ボックス5に水平方向
に所定ストロークで進退可能に装着されている。
【0011】水平ラック6は、昇降ボックス5に自由回
転状態で水平に軸支されたピニオン軸7に固定した中間
駆動ピニオン8に噛合している。水平ラック6の進出及
び退避側のストローク端は、進出側ストッパ9及び退避
側ストッパ10で規定されている。必要があれば、水平
ラック6の進出端及び退避端をリミットスイッチで検出
して、動作の完了を電気的に検出する。
【0012】昇降ボックス5は、床面に設置された基台
30に立設された8本の垂直なガイドロッド11に案内
されて昇降自在である。ガイドロッド11の上端には駆
動ボックス32が固定されている。後述するように昇降
ボックス5を自重により下降させるようにできるが、必
要があれば図に示すように、ガイドロッド11の駆動ボ
ックス32と昇降ボックス5の間に押し下げバネ29を
設け、昇降ボックス5の下降がその押し戻し力で積極的
に行われるようにすることもできる。
【0013】昇降ボックス5には、ガイドロッド11と
平行に上下ラック12が昇降自在に装着されている。こ
の上下ラックは前記ピニオン軸7に固定した中間従動ピ
ニオン13に噛合している。また上下ラック12は、駆
動ボックス32に装着された減速機付モータ16の出力
軸14に固定された駆動ピニオン15に噛合している。
【0014】駆動ピニオン15を図2で右回転すると、
上下ラック12が上動し、中間従動ピニオン13と中間
駆動ピニオン8が図で右回転する。中間駆動ピニオン8
は水平ラック6に噛合しているので、水平ラック6が図
で左動してカップホルダ2を進出させ、カップ1を所定
の割出位置で停止している充填ノズル3の下に差し込
む。水平ラック6がその進出端に達すると、進出端スト
ッパ9によって水平ラック6の移動が阻止され、中間駆
動ピニオン8、従って中間従動ピニオン13が強制的に
停止させられるから、上下ラック12の上昇動作は昇降
ボックス5を上昇させる。これにより各充填ノズル3の
下方に進出したカップ1は進出端に達した後直ちに上昇
動作に入る。
【0015】充填ノズル3の基端には段部があり、この
段部に充填時に壜口を密封するためのパッキン17が装
着されている。このパッキン17は充填ノズル3に対し
て相対上動可能な弁スライド18の下面の段部に固定さ
れている。弁スライド18が相対上昇すると、タンク1
9と充填ノズル3とを連通するノズル通路20が開かれ
る。弁スライド18は図示しないスプリングで下方に付
勢されており、充填ノズル通路20を閉鎖している。
【0016】弁スライド18は、壜口密封用のパッキン
17の上方に鍔21を備えており、洗浄カップ1の上縁
1aはこの鍔21の下面に当接するようになっている。
すなわちカップ1が上昇すると、その上縁1aが鍔21
の下面に当接して弁スライド18を上昇させ、それによ
ってノズル通路20が開かれる。このとき、タンク内の
加熱された洗浄水がノズル3の先端からカップ1内に流
入する。カップの上縁1aにはパッキン22が装着され
ており、このパッキン22が鍔21の下面と当接してカ
ップ内の密封状態が保持される。カップ1の上端には排
水管23が設けてあり、充填ノズル3から流出した洗浄
水はカップ1内に充満した後、排水管23から流出す
る。これによってカップ1内には洗浄水の流動が生じ、
当該流動によってノズル3の周面及び壜口密封用のパッ
キン17が洗浄される。タンク19とノズル通路20や
ノズル孔などもそこを通過する洗浄水によって洗浄され
ることは言うまでもない。
【0017】所定時間の洗浄動作が終了すると、カップ
1が下動してノズル通路20は閉鎖され、さらにカップ
1が下動することにより、充填ノズル3がカップ1から
抜き取られる。カップ1内に残った洗浄水は、カップ1
の底面に設けた細いドレンパイプ24を通って流出す
る。排水管23とドレンパイプ24からの洗浄水は排水
タンク28に集積し、一括して排出する。
【0018】カップ1の下降動作は駆動ピニオン15が
図で左回転することによって行われる。昇降ボックス5
がガイドロッド11に固定されているストッパ25に当
接すると、上下ラック12のさらなる下降動作は中間従
動ピニオン13、従って中間駆動ピニオン8を図で左回
りに回転させ、これに噛合している水平ラック6を図で
右動させて、カップホルダ2及びこれに装着されている
カップ1を充填ノズル3の下から退避させる。水平ラッ
ク6と上下ラック12には、これらからの油等の飛散を
防止するために、ジャバラ円筒形カバーが設けられてい
る。
【0019】次にロータリー充填機を所定の割出角度だ
け回転(インデックス)し、上記動作を繰り返すことに
よって新たに洗浄位置に回転してきた充填ノズルや壜口
密封用のパッキンを洗浄する。このようにしてカップホ
ルダに装着されたカップの数に等しい数の充填ノズルを
一括して洗浄し、充填機を何回かインデックスしてやれ
ば、その充填ノズルのすべてを洗浄することができると
いうわけである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記説明したように、充填ノ
ズル周辺の洗浄、消毒を充填装置と隣接して設置された
充填装置とは別置きのカップ装填機から進出、昇降する
洗浄カップ内で行うようにしたので、人手の介入を必要
とせず、洗浄能率も高く、装置も安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図
【図2】図1のA−A断面側面図
【符号の説明】
1 カップ 3 充填ノズル 26 進出機構 27 昇降機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の充填ノズルを備えた液体充填機の
    充填ノズル周辺を洗浄、消毒する装置において、充填機
    の充填ノズル(3) の移動経路に隣接してカップ装填機が
    設置され、このカップ装填機は充填機に装着された充填
    ノズル(3) の数より少ない数の複数の洗浄カップ(1) を
    装着するカップホルダ(2) と、このカップホルダを充填
    機に向けて進退かつ昇降させる進退昇降機構(26,27) と
    を備え、複数の洗浄カップ(1) を移動経路上で停止して
    いる複数の充填ノズル(3) の下へ進出かつ上昇させた
    後、洗浄カップ(1) 内に洗浄液を流入して充填ノズル周
    辺を洗浄する、液体充填機の充填ノズルの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 進退昇降機構(26,27) が、昇降ボックス
    (5) と、昇降ボックス(5) に長手方向に移動自在に装着
    された水平ラック(6) 及び上下ラック(12)と、昇降ボッ
    クス(5) に自由回転可能に軸支されて水平ラック(6) 及
    び上下ラック(12)に噛合している中間ピニオン(8,13)と
    を備え、カップホルダ(2) は水平ラック(6) の先端に装
    着されている、請求項1記載の充填ノズルの洗浄装置。
JP16508797A 1997-06-05 1997-06-05 液体充填機の充填ノズルの洗浄装置 Pending JPH10338296A (ja)

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