JPH10338226A - ディスプレー機能付きカートン - Google Patents
ディスプレー機能付きカートンInfo
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- JPH10338226A JPH10338226A JP16204597A JP16204597A JPH10338226A JP H10338226 A JPH10338226 A JP H10338226A JP 16204597 A JP16204597 A JP 16204597A JP 16204597 A JP16204597 A JP 16204597A JP H10338226 A JPH10338226 A JP H10338226A
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Abstract
いディスプレー効果を発揮できるディスプレー機能付き
カートンを提供する。 【解決手段】シールエンドカートンの胴部を上段2−
1、中段2−2、下段2−3からなる前板2とそれに連
接されている天部フラップT2を残して胴部を分割し、
上部を取り除いてトレイ20’とする分割手段と、残さ
れた前記前板2を折り畳んで、前記上段2−1がディス
プレーパネルとして前方に傾斜して固定するような組み
立て手段を持たせる。
Description
Pディスプレー機能を持たせたカートンに関する。
る外箱カートンは、スーパー、コンビニエンスストア等
の店頭まで商品の運送に使用され、内装された商品が取
り出されて、棚に並べられた後は捨てられている。陳列
された商品をさらに消費者に訴求させるため、特に新製
品のキャンペーン期間中は、POP(販売時点)ディス
プレーが、メーカー側で用意されて、当該商品に隣接し
て棚の上に置かれるか、棚から吊り下げられるかして、
使用される場合が多い。また、それらのディスプレー
は、別体として外箱内に封入されている場合が多い。
メーカー側が希望するように当該商品に隣接して設置す
ることは、例え新製品のキャンペーン期間だけであって
も、多くの商品がひしめきあっている限られた商品スペ
ースの中にあっては難しく、また人手等の店側の都合に
よって実施が徹底しないという問題がある。また、陳列
棚の限られた商品スペースでは、ディスプレーの効果が
期待出来ないという問題もある。さらに、POPディス
プレーを別途用意するのは材料費がかかり、広告宣伝コ
ストの上昇に繋がるという問題がある。本発明はかかる
問題点を鑑みてなされたもので、店頭において、外箱カ
ートンをトレイ状に変形し、商品をトレーごと陳列する
ことにより、カートンに一体となって組み込まれたPO
Pディスプレーを省スペース的に、容易に、組立ること
ができ、低コストでありながらディスプレー効果の高い
ディスプレー機能付き外箱カートンの提供を目的とす
る。
になされた本発明は、側壁が対向する前板と後板、左右
側板からなる四角柱状胴部の天部をそれぞれの側壁に連
接されたフラップを折り返し、シールしてなるカートン
であって、前記前板とそれに連接する天部フラップを残
して前記胴部を水平に分割して上部を取り除き、トレー
状に変形させる分割手段と、該トレー前面に前記前板の
位置よりも前方に傾斜して固定されるディスプレーパネ
ルを形成する組立手段とが一体的に組み込まれたことを
特徴とするディスプレー機能付きカートンであって、前
記分割手段を、少なくとも前記前板以外の前記側壁中段
に水平に設けられたジッパーと、前記前板上段の両側辺
に設けられた弱め線とを切断するとによって構成し、ま
た、前記組立手段を、前記前板の下段に設けられた折り
線によって前記前板を外側に折り返し、前記前板の中段
に設けられた折り線によって前記前板上半分を内側に折
り返し、さらに前記天部フラップを内側に折り返し、該
天部フラップの先端の差し込み片を前記トレイ前面の前
記前板の内側に沿って差し込み、前記差し込み片に設け
られた打ち抜き孔と前記前板の最下端に設けられた突起
片とを係止させることをによって構成する。
ー機能付きカートンのカートンブランク展開図である。
本発明によるディスプレー機能付きカートンのカートン
ブランク10は、側板1、前板2、側板3、後板4、糊
代5の順に折り線を介して連接してなる胴部の側壁の上
辺に天部フラップT1〜T4を、また下辺に底部フラッ
プB1〜B4を折り線を介して連接したものである。連
接された前板2を除く側壁1、3、4の中段にはジッパ
ーJ2が設けられ、天部フラップT3にも、切断可能な
ジッパーJ1が設けられている。このジッパーJ2は、
胴部を上下に分割するためのものであり、ジッパーJ1
は、天部を開封するためのものである。また、前板は折
り線bと折り線cプラス切れ目線eによって3分割さ
れ、前板2は、上から前板上段2−1、前板中段2−
2、前板下段2−3によって構成されている。この折り
線b,c、は前板2を内側と外側に抵抗なく折り曲げ易
くするようにリード罫の使用が好ましい。さらに、前板
上段2−1の両側辺には弱め線dが設けられている。従
って前板2が広幅のジッパーとなって機能し、前板2の
上端を持って両側片同時に引き裂くことができる。前板
2の上辺には折り線aを介して天部フラップT2が連接
され、その先端には差し込み片6が延設され、またその
中央には打ち抜き孔7が穿設されている。一方、前板2
の下辺には、切り込み8によって底部フラップB2が折
り曲げられると突起片9が形成されるようになってい
る。
きカートンの成形完了図である。本発明によるディスプ
レー機能付きカートン20の成形は、次のようにして行
われる。カートンブランク10を、サック貼り機で胴貼
りし、折り畳みブランクとし、これを起こして角柱状の
胴部を形成し、底部フラップB1〜B4を折り返して接
着し、底部を成形した後、商品を開放天部より詰め込
み、天部の天部フラップT2,T4を折り返し、ついで
外フラップT1,T3を折り返して外フラップT1,T
3同志を接着させる。図2に示すように、前板の上段部
2−1はディスプレーパネルになる部分であって前もっ
て訴求効果のある新商品の告知内容が印刷されている。
きカートンの分割手段の説明図である。店頭において、
本発明によるディスプレー機能付きカートン20を分割
するには、先ず、天部のジッパーJ1と胴壁ジッパーJ
2を図2で示す矢印方向に引き裂き、最後に、前板2を
前板上段2−1の両側辺の弱め線dに従って引き裂け
ば、図3に示すように、前板2とそれに連接した天部フ
ラップT2を残して、それ以外の部分が取り去ることが
でき、カートンは分割され、トレー状に変形する。そし
て中身の商品Cは、点線で示すように、箱詰めされた状
態のまま現れる。天部の開封は必ずしもジッパーJ1に
頼る必要はなく、例えばホットメルト接着剤を用いて対
向する天部フラップT1,T2同志を点接着しておき、
この部分を開封時に剥がすようにしてもよい。
明する。図4、図5は、本発明によるディスプレー機能
付きカートンのディスプレー組立手段の説明図である。
図4は、分割され、トレー状に組立られた本発明による
ディスプレー機能付きカートン(以下トレイという)2
0’の斜視図であり、図5は、中央縦断面図である。図
3に示すように、トレイ20’前面に残された前板2を
折り線cで外側に折り曲げ、折り線bで今度は内側に折
り曲げ、さらに折り線aで天部フラップT2を内側に折
り曲げ、その先端の差し込み片6をトレイ20’の前面
パネル即ち前板の下段2−3の内側に沿って底部に到達
するまで差し込むと、差し込み片6に設けられている打
ち抜き孔7と前板の下段2−3の最下辺に沿って形成さ
れている突起片9とがロックして係止し、前板上段2−
1のディスプレーパネルは前面に突き出し、前傾した状
態で固定されて組立が完了する。前板2を構成する前板
上段2−1、中段2−2、下段2−3及び天部フラップ
T2の組立後の位置関係は、図5によって明らかにな
る。このような形状に組立られたトレイ20’を商品ご
と陳列棚Lの上に乗せると、ディスプレーパネル2−1
は、陳列棚の前面よりも前に突き出し、前傾した状態で
固定されるので、狭い陳列スペースを効率よく使用する
ことになる。また、この位置でのディスプレーパネル2
−1は、商品と同時に視野に入り、目線よりも低い陳列
棚Lで効果を発揮する。さらに、このディスプレーパネ
ル2−1には印刷済のPOP広告用ばかりでなく、図4
で示すように、店側で用意されるプライスカードPを貼
着させるスペースとしても有効に利用することができ
る。
ン20によって包装され、またトレイ20’となって陳
列される商品の形態は多様であるが、中でも偏平なオー
バーラップ商品、あるいは偏平な箱や袋に充填された商
品が好ましく、これらが前後に並べられた状態で陳列さ
れ、手前から順に取り出される場合が好ましい。
ン20には極めて広範囲の板紙が使用でき、コートボー
ル、クラフトボール、マニラボール等が好適に使用でき
る。その坪量は、詰め込む商品の量にもよるが、200
〜400g/m2 の範囲の板紙が好適に使用できる。デ
ィスプレーパネル2−1面は板紙の表面であり、また、
組立段階で板紙の裏面が現れることがないため、裏面に
古紙パルプを漉き合わせたものでも十分使用可能であ
る。カートンへの印刷、特にディスプレーパネル面への
印刷は重要であって、訴求効果のある文字、図柄が美し
く印刷されなければならない。この印刷は、オフセット
印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン
印刷等いかなる方法を用いてもよい。さらに、印刷面に
対して艶出し、箔押し、エンボス等の後加工も自由に行
うことができる。
ン20は、実施例の記載に限定されることなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、底部は、シールエンド方式でなく、胴部を起こ
せば自動的に形成される「オートボトム」方式を採用し
てもよい。またジッパーJ1,J2、弱め線dの形状も
自由であり、L字形に限らず、Y字形、S形等であって
もよい。
トンには次のような効果を発揮することができる。商品
の店頭陳列時にカートンがトレイに変わってトレイごと
陳列棚に乗せることができ、陳列の手間が省ける。ディ
スプレーの組立は自動ロック方式により容易に行うこと
ができる。ディスプレーパネルがカートンの一部となっ
て組み込まれているので、従来の別体の場合に較べてコ
スト削減が可能である。組み立てられたディスプレーパ
ネルは陳列棚よりも前面にあって狭い陳列空間を有効に
利用してディスプレー効果を発揮することができる。ま
た、ディスプレーパネルは商品と同一視野に入る絶好の
位置にあり商品の差別化、販売促進に貢献することがで
きる。さらに、プライスカードを貼り付けるスペースと
しても好適に利用できる。
カートンブランク展開図
成形完了図
分割手段の説明図
ディスプレー組立手段の説明図
ディスプレー組立手段の説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 側壁が対向する前板と後板、左右側板か
らなる四角柱状胴部の天部をそれぞれの側壁に連接され
たフラップを折り返し、シールしてなるカートンであっ
て、前記前板とそれに連接する天部フラップを残して前
記胴部を水平に分割して上部を取り除き、トレー状に変
形させる分割手段と、該トレー前面に前記前板の位置よ
りも前方に傾斜して固定されるディスプレーパネルを形
成する組立手段とが一体的に組み込まれたことを特徴と
するディスプレー機能付きカートン。 - 【請求項2】 前記分割手段が、少なくとも前記前板以
外の前記側壁中段に水平に設けられたジッパーと、前記
前板上段の両側辺に設けられた弱め線とにおける切断に
よることを特徴とする請求項1記載のディスプレー機能
付きカートン。 - 【請求項3】 前記組立手段が、前記前板の下段に設け
られた折り線によって前記前板を外側に折り返し、前記
前板の中段に設けられた折り線によって前記前板上半分
を内側に折り返し、さらに前記天部フラップを内側に折
り返し、該天部フラップの先端の差し込み片を前記トレ
イ前面の前記前板の内側に沿って差し込み、前記差し込
み片に設けられた打ち抜き孔と前記前板の最下端に設け
られた突起片との係止によることを特徴とする請求項1
あるいは2記載のディスプレー機能付きカートン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16204597A JP3966942B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | ディスプレー機能付きカートン |
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Publications (2)
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Family
ID=15747052
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16204597A Expired - Fee Related JP3966942B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | ディスプレー機能付きカートン |
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Cited By (5)
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JP2001206357A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-07-31 | Toppan Printing Co Ltd | 傾斜表示板付の紙箱 |
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JP2009166883A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Rengo Co Ltd | 包装箱 |
JP2013199313A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Asahi Printing Co Ltd | 包装用箱 |
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-
1997
- 1997-06-05 JP JP16204597A patent/JP3966942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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