JPH1033804A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1033804A
JPH1033804A JP8197430A JP19743096A JPH1033804A JP H1033804 A JPH1033804 A JP H1033804A JP 8197430 A JP8197430 A JP 8197430A JP 19743096 A JP19743096 A JP 19743096A JP H1033804 A JPH1033804 A JP H1033804A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ等に起因した制御への悪影響を極力防
止する。 【解決手段】 遊技制御手段から送信されてくる指令信
号としてのコマンド順序が不適正であるか否かをコマン
ド順序判定データに基づいて判定し、不適正であると判
定された場合にはコマンドエラーのステップにジャンプ
してその不適正コマンドデータを破棄した後、コマンド
順序判定データを11111111bの状態にクリアし
(03BCH)、次回のコマンドデータが送られてきた
場合には、どのようなコマンドデータであっても適正な
順序であるとの判定結果が出るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代
表される遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能
な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予
め定められた特定の表示態様になった場合に遊技者にと
って有利な遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、遊技機の遊技状態
を制御するとともに可変表示装置を表示制御するための
指令信号を出力する遊技制御手段と、その遊技制御手段
からの指令信号を受けて前記可変表示装置を制御する可
変表示制御手段とが設けられたものがあった。そして、
前記遊技制御手段が出力する指令信号は、可変表示装置
を制御指令するための複数種類の指令内容からなる複数
種類の指令信号となっており、遊技機の遊技状態の変化
に応じてそれに応じた指令内容の指令信号に変化するよ
うに構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、この種の遊技機
においては、遊技機の機種等に応じて予め定められてい
るある一定の遊技進行順序に従って遊技状態が変化して
いくものであり、その結果、何ら異常がなければ、前記
指令信号の変化パターンは、前記予め定められている遊
技進行順序に従った所定の変化パターンとなる。
【0004】ところが、遊技場に発生しやすい静電気に
起因したノイズが原因で前記遊技制御手段から可変表示
制御手段へ伝送中の指令信号が一瞬狂ってしまい、正規
の指令内容とは異なった指令内容の指令信号が前記可変
表示制御手段に入力されてしまう場合がある。そこで、
このような正規の変化パターンでない不適正指令信号が
可変表示制御手段に入力されてきた場合にはその不適正
指令信号を拒絶して、ノイズで狂ってしまった不適正指
令信号に従った可変表示制御を実行しないように制御す
ることが考えられる。
【0005】しかし、この指令信号が狂うのは、伝送中
にノイズで指令信号が狂うばかりでなく、前記遊技制御
手段自体の制御動作が狂ってしまい、前記予め定められ
た遊技進行順序とは異なった遊技状態に突然変化してし
まう場合もある。従来の遊技機の遊技制御手段は、遊技
機の遊技の進行状況に応じて制御用プログラムを複数の
プロセス処理に分割して記憶しているプログラム記憶手
段が設けられており、そのプログラム記憶手段に記憶さ
れている複数の分割プログラムのいずれかを特定するた
めのプロセスデータが、遊技の進行状況に応じて更新さ
れ、その更新されたプロセスデータに相当する前記分割
プログラムが選択されてその分割プログラムに従った遊
技制御が行なわれるように構成されていた。しかし、ノ
イズ等に起因して、前記プロセスデータが狂ってしま
い、前記複数の分割プログラムのいずれにも該当しない
プロセスデータになってしまう場合があり、そのような
プロセスデータの狂いが発生した場合には、その時点で
遊技制御をストップさせてエラー発生状態にし、遊技場
の係員の対処を待ってリセット操作が行なわれた場合
に、その遊技機の遊技進行順序のうちの一番最初の分割
プログラム(初期分割プログラム)から再度遊技を開始
するように構成することが考えられる。また別の方法と
しては、前記プロセスデータが狂った場合に、前記複数
の分割プログラムのうちの予め定められた分割プログラ
ム(たとえば当該遊技機の遊技進行順序のうちの一番最
初の遊技状態に対応する初期分割プログラム)を自動的
に特定して、その分割プログラムに従った遊技制御を自
動的に行なうように構成することが考えられる。
【0006】いずれの方法を採用したとしても、前記プ
ロセスデータが狂う以前と狂った後においては、狂う以
前に実行していた分割プログラムが狂った後には全く別
の分割プログラム(たとえば初期分割プログラム)を実
行することとなり、前記指令信号の変化パターンが突然
正規の変化パターンとは異なってしまう状態となる。
【0007】このような遊技制御手段の方の都合に従っ
て、遊技制御手段が正規の変化パターンとは異なった指
令信号を可変表示制御手段に出力した場合には、前述し
たように、可変表示制御手段の方では、その入力されて
きた指令信号の変化パターンが適正な変化パターンでな
いと判断してその指令信号を拒絶し続けることとなる。
すると、遊技制御手段の方が異常発生した後新たな分割
プログラムに従って再度遊技を開始させるように制御を
試みたところで、可変表示制御手段の方がそれを拒絶し
続けることとなり、可変表示制御手段の方が制御指令に
従わないという不都合が生じる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、請求項1および請求項2に記載の発明の目的
は、ノイズ等に起因した制御への悪影響を極力防止でき
る遊技機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様に
なった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能
となる遊技機であって、前記遊技機の遊技状態を制御す
るとともに、該遊技状態の変化に応じて変化する指令信
号であって前記可変表示装置を表示制御するための指令
信号を出力する遊技制御手段と、該遊技制御手段からの
指令信号を受けて前記可変表示装置を制御する可変表示
制御手段と、該可変表示制御手段に設けられ、前記指令
信号の変化が所定の変化パターンとなっているか否かを
判別する指令信号判別手段とを含み、該指令信号判別手
段は、前記所定の変化パターンでない指令信号が送信さ
れてきた場合にその指令信号を拒絶し、その後指令信号
が送信されてきた場合には前記所定の変化パターンでな
い指令信号であっても適正な指令信号として受付けるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明は、表示状態が変
化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結
果が予め定められた特定の表示態様になった場合に遊技
者にとって有利な遊技状態に制御可能となる遊技機であ
って、前記遊技機の遊技状態を制御するとともに、前記
可変表示装置を表示制御するための指令信号を出力する
遊技制御手段と、該遊技制御手段からの指令信号を受け
て前記可変表示装置を制御する可変表示制御手段と、前
記遊技制御手段に設けられ、該遊技制御手段により制御
される遊技機の遊技の進行順序に応じて制御プログラム
を複数のプロセス処理に分割して記憶しているプログラ
ム記憶手段と、前記遊技制御手段に設けられ、前記プロ
グラム記憶手段に記憶されている前記複数の分割プログ
ラムのいずれかを特定するためのプロセスデータを、遊
技の進行状況に応じて更新するプロセスデータ更新手段
と、前記遊技制御手段に設けられ、前記プロセスデータ
更新手段により更新されたプロセスデータに相当する前
記分割プログラムを選択して該分割プログラムに従った
遊技制御を行なうための分割プログラム選択手段と、前
記遊技制御手段に設けられ、前記プロセスデータが該プ
ロセスデータに対応する前記分割プログラムが存在しな
い狂ったデータになった場合に、前記プログラム記憶手
段に記憶されている前記複数の分割プログラムのうちの
予め定められた分割プログラムを特定して該分割プログ
ラムに従った遊技制御を行なうための異常時特定分割プ
ログラム実行手段と、前記可変表示制御手段に設けら
れ、前記指令信号の変化が所定の変化パターンとなって
いるか否かを判別する指令信号判別手段とを含み、前記
指令信号は、前記複数の分割プログラムのうちのどのプ
ログラムが実行されるかに応じて変化するものであり、
前記指令信号判別手段は、前記所定の変化パターンでな
い指令信号が送信されてきた場合にその指令信号を拒絶
し、その後前記異常時特定分割プログラム実行手段によ
り特定された分割プログラムに対応する指令信号が送信
されてきた場合には該指令信号を適正な指令信号として
受付けることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御手
段の働きにより、遊技機の遊技状態が制御されるととも
に、その遊技状態の変化に応じて変化する指令信号であ
って、前記可変表示装置を表示制御するための指令信号
が出力される。その遊技制御手段からの指令信号を受け
た可変表示制御手段の働きにより、前記可変表示装置が
制御される。可変表示制御手段に設けられた指令信号判
別手段の働きにより、前記指令信号の変化が所定の変化
パターンとなっているか否かが判別される。そして、そ
の指令信号判別手段の働きにより、前記所定の変化パタ
ーンでない指令信号が送信されたきた場合にはその指令
信号が拒絶され、その後指令信号が送信されてきた場合
には前記所定の変化パターンでない指令信号であっても
適正な指令信号として受付けられる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、遊技制
御手段の働きにより、遊技機の遊技状態が制御されると
ともに可変表示装置を表示制御するための指令信号が出
力される。その遊技制御手段からの指令信号を受けた可
変表示制御手段の働きにより、前記可変表示装置が制御
される。遊技制御手段に設けられているプログラム記憶
手段の働きにより、前記遊技制御手段により制御される
遊技機の遊技の進行順序に応じて制御用プログラムが複
数のプロセス処理に分割されて記憶される。遊技制御手
段に設けられているプロセスデータ更新手段の働きによ
り、前記プログラム記憶手段に記憶されている前記複数
の分割プログラムのいずれかを特定するためのプロセス
データが遊技の進行状況に応じて更新される。遊技制御
手段に設けられている分割プログラム選択手段の働きに
より、前記プロセスデータ更新手段により更新されたプ
ロセスデータに相当する前記分割プログラムが選択され
る。遊技制御手段に設けられている異常時特定分割プロ
グラム実行手段の働きにより、前記プロセスデータが狂
った結果当該プロセスデータに対応する前記分割プログ
ラムが存在しない状態になった場合に、前記プログラム
記憶手段に記憶されている前記複数の分割プログラムの
うちの予め定められた分割プログラムが特定されてその
分割プログラムに従った遊技制御が行なわれる。可変表
示制御手段に設けられている指令信号判別手段の働きに
より、前記指令信号の変化が適正な変化パターンとなっ
ているか否かが判別される。そして、その指令信号は、
前記複数の分割プログラムのうちのどの分割プログラム
が実行されるかに応じて変化するものであり、前記指令
信号判定手段は、前記所定の変化パターンでない指令信
号が送信されてきた場合にその指令信号を拒絶し、その
後前記異常時特定分割プログラム実行手段により特定さ
れた分割プログラムに対応する指令信号が送信されてき
た場合に該指令信号を適正な指令信号として受付ける。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態において
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を取り上げる
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシン等でもよく、表示状態が変化可能な可変表
示装置を有する遊技機であればすべて対象となる。
【0014】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の
遊技盤面図である。遊技者が打球操作ハンドル(図示せ
ず)を操作することにより、打球貯留皿(図示せず)に
貯留されているパチンコ玉が1つずつ遊技盤23前面に
形成された遊技領域24内に打込まれる。遊技領域24
内には、液晶表示装置(LCD)等からなる可変表示装
置1と可変入賞球装置4とが配設されている。遊技領域
24内に打込まれたパチンコ玉が始動入賞領域の一例の
始動入賞口3に入賞すれば、可変表示装置1の左可変表
示部2a,中可変表示部2b,右可変表示部2cが一斉
に可変開始して図柄等からなる識別情報が上方から下方
に向かってスクロール表示され、その後左可変表示部2
aが停止制御され次に右可変表示部2cが停止制御され
最後に中可変表示部2bが停止制御される。そして、可
変表示装置1の表示結果が予め定められた特定の表示態
様(たとえば777等からなる特定の識別情報)となれ
ば、可変入賞球装置4の開閉板9が開成して打玉が入賞
しやすい遊技者にとって有利な第1の状態となる。この
可変入賞球装置4は、通常時には開閉板9が閉成されて
打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態と
なっているが、前記可変表示装置1の表示結果が予め定
められた特定の表示態様になればソレノイド28(図1
には示さず)が励磁されて開閉板9が開成されて第1の
状態となる。
【0015】この可変入賞球装置4の第1の状態は、所
定期間(たとえば30秒間)の経過または所定個数(た
とえば10個)の打玉の入賞のうちいずれか早い方の条
件が成立することにより終了して第2の状態となる。可
変入賞球装置4の入賞開口24の所定箇所には特定入賞
領域(Vポケット)5が設けられており、この特定入賞
領域5以外の箇所が通常入賞領域となる。そして、特定
入賞領域(Vポケット)に入賞した入賞玉が特定入賞玉
検出スイッチ8により検出される。一方、入賞開口24
に入賞した入賞玉のすべてがカウントスイッチ(図1に
は示さず)により検出される。そして、可変入賞球装置
4の第1の状態のときに進入したパチンコ玉が特定入賞
領域(Vポケット)5に入賞して特定入賞玉検出スイッ
チ8により検出されれば、可変入賞球装置4のその回の
第1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置4
を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この
繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16回と定め
られている。
【0016】遊技領域24内には、普通図柄用始動入賞
領域の一例の普通図柄用始動ゲート6が設けられてお
り、パチンコ玉がこの普通図柄用始動ゲート6を通過し
て普通図柄用始動ゲート検出スイッチ(図1では示さ
ず)により検出されれば、7セグメントから構成された
普通図柄可変表示装置7が可変開始される。そしてこの
普通図柄可変表示装置7の停止時の結果が予め定められ
た特定の表示態様(たとえば7)となれば、始動入賞口
3が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。
すなわち、この始動入賞口3は、打玉が入賞しやすい遊
技者にとって有利な第1の状態と打玉が入賞しにくい遊
技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞
球装置(電動役物)で構成されており、前記普通図柄可
変表示装置7の表示結果が特定の表示態様となった場合
に、ソレノイド29(図1には示さず)が励磁されて開
成して第1の状態となるように構成されている。この始
動入賞口3が第1の状態となれば、パチンコ玉が入賞し
やすくなり、その分可変表示装置1が頻繁に可変表示制
御される状態となる。
【0017】可変表示装置1の可変表示中に再度パチン
コ玉が始動入賞口3に入賞すれば、その始動入賞が記憶
され、可変表示装置1の可変表示が停止して再度可変開
始可能な状態になってから前記始動入賞記憶に基づいて
可変表示装置1が再度可変開始される。この始動入賞記
憶の上限値はたとえば「4」と定められており、現時点
における始動入賞記憶値が記憶表示LED11により表
示される。また、普通図柄可変表示装置7が可変表示し
ている最中にパチンコ玉が再度普通図柄用始動ゲート6
を通過すれば、その始動通過が記憶され、普通図柄可変
表示装置7の可変表示が停止して再度可変開始可能な状
態になってから前記始動通過記憶に基づいて普通図柄可
変表示装置7が再度可変開始される。この普通図柄始動
記憶の上限値はたとえば「4」と定められており、現時
点における始動通過記憶値が記憶表示LED12により
表示される。10はアウト口であり、遊技領域24内に
打込まれたパチンコ玉がいずれの入賞口や可変入賞球装
置にも入賞しなかった場合にアウト玉としてこのアウト
口10から回収される。19は風車ランプ、14,1
5,16,17は飾りLED、18はアタッカランプ、
20はサイドランプ、21は袖ランプ、22a,22b
はサイドLEDである。
【0018】図2は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路を示すブロック図である。パチンコ遊技機の制御回
路は、各種機器を制御するためのプログラムに従って遊
技制御を行なうための基本回路30を有する。この基本
回路30は、制御中枢としてのCPU,制御用のプログ
ラムを記憶しているROM,制御データを記憶するRA
M,I/Oポート等を備えている。
【0019】さらに、電源投入時に基本回路30をリセ
ットするための初期リセット回路33と、基本回路30
に対し定期的(たとえは2msec毎)にリセットパル
スを与え、所定のゲーム制御用プログラムを先頭から繰
返し実行するための定期リセット回路34と、基本回路
30から与えられるアドレス信号をデコードし、基本回
路30内に含まれるROM,RAM,I/Oポート等の
いずれか1つを選択するための信号を出力するためのア
ドレスデコード回路35とがさらに設けられている。
【0020】パチンコ玉が始動入賞口3に入賞してその
始動入賞玉が始動入賞玉検出スイッチ25により検出さ
れれば、その検出信号が入力回路31を介して基本回路
30に入力される。可変入賞球装置4内に進入したパチ
ンコ玉が特定入賞領域5以外の通常入賞領域に入賞して
カウントスイッチ26により検出されれば、その検出信
号が入力回路31を介して基本回路30に入力される。
可変入賞球装置4内に進入したパチンコ玉が特定入賞領
域5に入賞してその入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ8
により検出されれば、その検出信号が入力回路31を介
して基本回路30に入力される。パチンコ玉が普通図柄
用始動ゲート6を通過して始動通過玉検出スイッチ27
により検出されれば、その検出信号が入力回路31を介
して基本回路30に入力される。遊技領域24内に打込
まれたパチンコ玉がいずれかの入賞領域や可変入賞球装
置に入賞した場合には、その入賞玉が遊技盤23裏面側
に導かれて入賞玉処理装置に誘導されるのであり、その
入賞玉処理装置により1個宛処理されて検出された入賞
玉検出信号である当り玉信号A,Bが入力回路31を介
して基本回路30に入力される。この当り玉信号は、パ
チンコ玉がどこに入賞するかに応じて払出される景品玉
の個数が2種類存在するために、その払出すべき景品玉
数を特定するためにA,Bの2種類存在する。
【0021】普通図柄用始動ゲート検出スイッチ27か
らの検出信号を受けた基本回路30は、LED回路41
を介して普通図柄可変表示装置7に可変表示用制御信号
を出力する。始動入賞玉検出スイッチ25からの検出信
号を受けた基本回路30は、LED回路41を介して記
憶表示LED11に始動入賞記憶表示用制御信号を出力
する。カウントスイッチ26からの検出信号を受けた基
本回路30は、LED回路41を介して個数表示LED
13に入賞個数表示用制御信号を出力する。普通図柄用
始動ゲート検出スイッチ27の検出信号を受けた基本回
路30は、LED回路41を介して記憶表示LED12
に普通図柄始動入賞記憶表示制御用の信号を出力する。
さらに、基本回路30は、遊技状態に応じて、LED回
路41を介して、飾りLED14,15,16,17,
サイドLED22a,22bに表示制御用信号を出力す
る。
【0022】基本回路30は、遊技状態に応じて、ラン
プ回路40を介して、風車ランプ19,サイドランプ2
0,アタッカランプ18,袖ランプ21に点灯表示用ま
たは点滅表示用制御信号を出力する。
【0023】始動入賞玉検出スイッチ25からの検出信
号を受けた基本回路30は、ソレノイド回路43を介し
てソレノイド28を励磁する制御信号を出力する。普通
図柄用始動ゲート検出スイッチ27からの検出信号を受
けた基本回路30は、ソレノイド回路43を介してソレ
ノイド29を励磁するための制御信号を出力する。
【0024】基本回路30は、遊技状態に応じて、ラン
プ回路40を介して、可変表示装置に設けられている各
種ランプを制御するためのランプ制御データD0〜D3
を出力する。
【0025】始動入賞玉検出スイッチ25の検出信号を
受けた基本回路30は、LCD回路32を介して、可変
表示装置1を構成しているLCD表示器2に、可変表示
制御用のコマンドデータCD0〜CD7,割込信号IN
Tを出力する。
【0026】基本回路30は、遊技状態に応じて、音声
合成回路42を介して音量増幅回路39に音制御用信号
を出力し、音量増幅回路39から増幅された音制御信号
が出力され、スピーカ等から音が発せられる。この音制
御用信号は、左のスピーカ制御用の音出力(L)と右ス
ピーカ制御用の音出力(R)とが出力され、ステレオ音
が発せられる。
【0027】前記当り玉信号A,Bが入力された基本回
路30は、その当り玉信号の種類に応じて払出すべき景
品玉の個数データである賞球個数データを賞球個数信号
出力回路38に出力し、この賞球個数信号出力回路38
から賞球個数信号0〜3を景品玉払出し制御用マイクロ
コンピュータに出力する。
【0028】図3は、LCD表示器2に設けられている
表示制御用の制御回路を示すブロック図である。
【0029】図2に示した遊技制御回路は、図3に示す
コントロール基板50に設けられている。この図3に示
す可変表示制御回路は、システムコントローラ51と、
CPU53と、プログラムROM54と、ワークRAM
55と、ビデオRAM56と、キャラクタROM57
と、パレットRAM58と、インタフェース回路LCD
59と、リセット回路62と、発振回路63とを含む。
プログラムROM54は、CPU53による制御動作プ
ログラムを記憶している。ワークRAM55は、CPU
53のワーキングエリアに対して機能するものであり、
CPU53の制御に伴う制御データがこのワークRAM
55に記憶される。キャラクタROM57は、LCDモ
ジュール61に設けられているLCD表示器2により表
示するための図柄等からなる識別情報や登場人物等から
なる表示キャラクタ等の表示用データを記憶するもので
ある。システムコントローラ51は、ビデオ制御用プロ
セッサ,ROM,RAM等を内蔵しており、CPU53
からの指令信号に従ってLCD表示器2を表示制御する
ためのものである。このシステムコントローラ51に
は、リセット回路62からシステムリセット信号が入力
されてシステムリセットされるとともに、発振回路63
からシステムクロック信号が入力され、そのクロック信
号に同期しながら表示制御動作を行なう。
【0030】コントロール基板50とシステムコントロ
ーラ51とがコネクタ52を介して接続されており、コ
ントロール基板50に設けられている前記LCD回路3
2から、表示制御用のコマンドデータCD0〜CD7,
INTがコネクタ52を介してシステムコントローラ5
1に入力される。またコントロール基板50のLCD回
路32から+12V,+5Vの電圧がコネクタ52を介
して表示制御回路に与えられる。システムコントローラ
51は、このコマンドデータに従って、CPUデータ信
号をCPU53に出力するとともに前記発振回路63か
らのシステムクロック信号に従ったCPUクロック信号
をCPU53に出力する。CPU53は、それら出力さ
れてきた信号に従って、CPUアドレス信号,CPUデ
ータ信号,CPUライト信号,CPUリード信号をワー
クRAM55に出力する。前記システムコントローラ5
1は、前記コマンドデータに従って、RAMセレクト信
号をワークRAM55に出力するとともに、ROMセレ
クト信号をプログラムROM54に出力する。
【0031】そして、ワークRAM55からCPUデー
タ信号がCPU53に返信され、CPU53はその信号
を受けて、CPUアドレス信号,CPUデータ信号,C
PUコントロール信号をシステムコントローラ51に出
力する。システムコントローラ51では、それらの信号
に従って、ビデオRAM56にVRAMアドレス信号,
VRAMデータ信号,VRAMライト信号,VRAMリ
ード信号を出力し、ビデオRAM56からVRAMデー
タ信号が返信されてくる。システムコントローラ51
は、キャラクタROM57にキャラクタ・アドレス信号
を出力し、そのアドレス信号によって特定されるアドレ
スに記憶されている記憶データであるキャラクタデータ
がキャラクタ・データ信号としてシステムコントローラ
51に返信されてくる。
【0032】システムコントローラ51は、パレット・
アドレス信号,パレット・データ信号,パレット・ライ
ト信号,パレット・リード信号をパレットRAM58に
出力し、パレットRAM58からパレット・データ信号
が返信されてくる。システムコントローラ51は、前述
した種々の入力信号に従って、ビデオ赤色信号,ビデオ
緑色信号,ビデオ青色信号,ビデオ複合同期信号をLC
Dインタフェース回路59,コネクタ60を介してLC
Dモジュール61に出力し、それらの信号に従って画像
がLCD表示器2により表示される。
【0033】図4は、普通図柄可変表示装置7の表示動
作を説明する説明図である。普通図柄可変表示装置7
は、7セグメントで構成されており、図4(a)に示す
ように、0→1→3→5→7→9と変化していき9まで
変化すれば再度0に戻って同じ変化を繰返すように制御
される。この1図柄の表示時間は0.080秒であり、
0から9まで図柄が一巡する1周期が0.480秒とな
っている。
【0034】この普通図柄可変表示装置4は、図4
(b)に示すように、WC RND2,WC RND
Fの2つのランダムカウンタによりランダムに制御され
る。WCRND2は、普通図柄可変表示7の表示結果を
当りにするか否かを事前に決定するためのランダムカウ
ンタであり、2msec毎に1ずつ加算される。そし
て、3から加算更新されてその上限である13まで加算
更新された後再度3から加算更新するように構成されて
いる。
【0035】WC RND Fは、普通図柄可変表示装
置7により停止表示される予定停止図柄の種類を事前決
定するためのランダムカウンタであり、後述するWC
RNDCの桁上げ毎に1ずつ加算されるために、リセッ
ト待ち余り時間を利用して無限ループで加算更新され
る。このリセット待ち余り時間とは、前述したように、
基本回路30が2msec毎にリセットされてその2m
secの期間中にプログラムを先頭から最後まで実行し
終わって次のリセット信号が定期リセット回路34から
入力されてくるのを待っている状態となるのであり、こ
の待っている期間をリセット待ち時間という。WC R
ND Fは、このリセット待ち時間を利用して無限ルー
プで加算更新される。そして0から加算更新されてその
上限である5まで加算更新された後再度0から加算更新
される。
【0036】図4(c)は、普通図柄可変表示装置7の
制御の流れを示す概略フローチャートである。前記WC
RND2の計数値を抽出し、通常の遊技状態ではその
抽出値が「13」のときに当りと事前決定されて、普通
図柄可変表示7に「7」を停止表示させる制御が行なわ
れる。一方、WC RND2の抽出値が「13」以外の
ときには、外れが事前決定され、その場合には、前記W
C RND Fの計数値を抽出し、その抽出値に対応す
る種類の図柄を普通図柄可変表示装置7に停止表示させ
る制御がなされる。なお、その場合に、偶然当り図柄に
一致した場合には、「0」の図柄を普通図柄可変表示装
置7に停止表示させる。
【0037】一方、前述した高確率中は、WC RND
2の抽出値が「4〜13」のいずれかのときに当りが事
前決定されて「7」が停止表示される。また高確率中の
ときには、WC RND2の抽出値が「3」のときに外
れが事前決定されて、前述したWC RND Fの抽出
値に従って停止表示制御がなされる。
【0038】図5は、各種ランダムカウンタおよびそれ
を用いた制御を説明するための説明図である。図5
(a)に示すように、WC RND1は、特定遊技状態
(大当り状態)を発生させるか否かを事前決定するため
のランダムカウンタであり、2msec毎に1ずつ加算
更新される。そして、この大当りの発生確率は、遊技場
の係員のみが操作可能な位置に設けられた操作手段によ
り設定1,設定2,設定3の3種類に可変設定可能に構
成されている。そして、設定1の場合には、WCRND
1は、0からカウントアップしてその上限である353
までカウントアップしたのち再度0からカウントアップ
し直す。設定2の場合には、0からカウントアップして
その上限である377までカウントアップした後再度0
からカウントアップし直す。設定3の場合には、0から
カウントアップしてその上限である395までカウント
アップした後再度0からカウントアップし直す。
【0039】WC RNDLは、外れと事前決定された
場合の可変表示部2aの予定停止図柄を事前決定するた
めのランダムカウンタである。そして、2msec毎に
1ずつ加算更新され、0からカウントアップしてその上
限である12までカウントアップした後再度0からカウ
ントアップし直す。WC RNDCは、外れと事前決定
された場合の中可変表示部2bにより表示される予定停
止図柄を事前決定するためのものであり、2msec毎
に1ずつ加算更新されるとともに前記リセット待ち時間
を利用して無限ループで加算更新される。そして0から
カウントアップしてその上限である15までカウントア
ップした後再度0からカウントアップし直す。WC R
NDRは、外れと事前決定された場合の右可変表示部2
cにより表示される予定停止図柄を事前決定するための
ものである。そして、WC RNDCの桁上げ毎に1ず
つ加算更新され、0カウントアップしてその上限である
12までカウントアップした後再度0からカウントアッ
プし直される。
【0040】WC RND ACTは、リーチの種類を
事前決定するためのものである。そして2msec毎に
1ずつ加算更新され、0からカウントアップしてその上
限である14までカウントアップした後再度0からカウ
ントアップし直す。
【0041】WC RND SLWは、図柄減速数を事
前決定するためのものである。前記WC RND AC
Tにより図柄減速表示制御を行なうリーチが事前に選択
決定された場合には、左可変表示部2aと右可変表示部
2cとが停止してリーチ表示状態になった後、中可変表
示部2bが停止される前に複数個の図柄分減速した状態
でスクロール表示されてその後停止表示される制御がな
される。その何図柄分減速スクロール表示させるかが、
このWC RND SLWによりランダムに事前決定さ
れるのである。このWC RND SLWは、2mse
c毎に1ずつ加算更新され、0からカウントアップして
その上限である2までカウントアップした後再度0から
カウントアップし直す。
【0042】図5(b)は、可変表示装置1の可変表示
制御を示す概略フローチャートである。この図5(b)
は、前述した設定1,設定2,設定3のうちの設定1を
例にとって示したものである。そのために、図示するよ
うに、WC RND1が0〜353の範囲内でカウント
アップするものであることが示されている。なお、設定
2の場合にはこれが0〜377となり、設定3の場合に
はこれが0〜395となるのみであり、その他において
は何ら変わるところがないために、図示および説明を省
略する。
【0043】高確率ではない通常遊技状態のときに、W
C RND1の抽出値が「7」のときには大当りを発生
させることが事前決定され、WC RNDLの計数値を
抽出して、その抽出値(乱数)に相当する種類の図柄を
左可変表示部2a,右可変表示部2c,中可変表示部2
bそれぞれに停止表示される制御がなされる。これによ
り、左,右,中の各可変表示部2a,2c,2bの停止
表示図柄がぞろめの図柄となり、大当りが発生する図柄
の組合せが表示されることとなる。
【0044】一方、WC RND1の抽出値が「7」以
外のときには、WC RNDL,C,Rの各抽出値によ
り、左可変表示部2a,中可変表示部2b,右可変表示
部2cを停止表示させる。なお、この場合に、偶然ぞろ
めとなり大当り図柄と一致した場合には、WC RND
1を1減算して、中可変表示部2bの予定停止図柄を1
図柄だけずらして停止表示制御する。
【0045】一方、高確率時には、WC RND1の抽
出値が、7,71,131,197,263,331の
うちのいずれかであれば大当りを発生させることが事前
決定され、前述したWC RNDLの抽出値に従って停
止表示制御がなされる。そして、高確率時に、WC R
ND1の抽出値が7,71,131,197,263,
331以外のときには、前述したWC RNDL,C,
Rの抽出値に従って停止表示制御がなされる。
【0046】このように、高確率時には、通常遊技時に
比べて、大当りの発生確率が6倍に向上する。また、通
常遊技状態において、設定1の場合には大当りの発生確
率が1/354となり、設定2の場合には1/378と
なり、設定3の場合には1/396となる。
【0047】図6は、コマンドデータCD0〜CD7,
INT信号の送信動作を示すタイミングチャートであ
る。コマンドデータは8個のブロックデータから構成さ
れており、その8個のコマンドデータより1セットの表
示指令信号が構成される。そして、割込信号であるIN
T信号が2msec毎に送信され、それに合わせて前記
各ブロックデータであるコマンドデータ1,コマンドデ
ータ2,コマンドデータ3…が1ブロックずつ送信され
る。システムコントローラ51は、前記INT信号を受
信すれば、プロセッサが割込状態となり、そのときに送
信されてきたコマンドデータを取込む動作が行なわれ
る。このコマンドデータの送信は、切目なしに常に行な
われており、前回送ったコマンドデータに何ら変化がな
くてもその同じコマンドデータを次回にも送信する。
【0048】図7,図8は、前記コマンドデータの内容
を説明するための説明図である。コマンドデータは、前
述したように8ブロックのデータから構成されており、
その内訳は、comH,com0,com1,com
2,com3,com4,com5,comCである。
comHは、8ブロックからなるコマンドデータの最初
であることを示すためのコマンドヘッダであり、0EF
h(16進数)というデータに固定されており、システ
ムコントローラ51がこのコマンドヘッダを受信すれ
ば、8ブロックのコマンドデータの最初であることを認
識する。com0は、メインステータスのデータであ
る。可変表示装置1の可変表示状態は、遊技機の遊技状
態に応じて変化するのであり、その遊技機の遊技状態に
応じた可変表示装置1の大まかな可変表示状態を指令し
て特定するためのデータがこのメインステータスデータ
である。このメインステータスデータcom0は、00
h〜7Fhの範囲内のデータであり、80h〜FFhは
未使用の領域となっている。
【0049】com0のデータが0xh(xは後述する
ように0〜Fの16進数のうちの任意の値である)の場
合には、可変表示装置1のLCD表示器2の画像表示を
オフ状態にする指令信号となる。1xhはデモモードを
指定する指令信号である。このデモモードが指定されれ
ば、可変表示装置1による可変表示動作が行なわれる以
前における遊技とは無関係の画像がLCD表示器2によ
りデモ表示される。2xhの場合には、ゲームモードが
指定されることとなる。3xhの場合には、可変表示装
置の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえ
ば777)となり特定遊技状態(大当り状態)が開始し
た後の状態で、かつ可変入賞球装置4が第2の状態とな
っているインターバル期間中であることが指定される。
4xhの場合には、特定遊技状態(大当り状態)が発生
して可変入賞球装置4が前述した繰返し継続制御された
場合のその繰返し継続回数(ラウンド回数)を表示する
モードであることが指定される。5xhは未使用となっ
ている。6xhは特定遊技状態(大当り状態)が終了し
たときのモード指定となっている。7xhは、エラーメ
ッセージを可変表示装置1により表示する指令信号であ
る。
【0050】前述した画面をオフにする指令信号である
0xhにおいて、xが0の場合には画面をオフにする指
令信号となり、xが1〜Fの領域は未使用である。デモ
モードである1xhにおいて、x=0の場合にデモモー
ドが指定され、xが1〜Fのデータ領域は未使用の領域
となっている。
【0051】ゲームモードである2xhにおいて、x=
0の場合には識別情報(図柄)の変動前の動作状態であ
ることが指定され、x=1の場合には左可変表示部と右
可変表示部と中可変表示部とのすべての可変表示部が変
動中であることが指定され、x=2の場合には左可変表
示部に表示される左図柄が停止状態であることが指定さ
れ、x=3の場合には右図柄が停止状態であることが指
定され、x=4の場合には中図柄が停止状態であること
が指定される。またx=5の場合にはリーチ1が指定さ
れ、x=6の場合にはリーチ2が指定され、x=7 の場
合にはリーチ3が指定され、x=8の場合にはリーチ4
が指定され、x=9の場合にはリーチ5が指定され、x
=Aの場合にはリーチ6が指定される。このように、リ
ーチの種類は1〜6の6種類存在する。このリーチが可
変表示装置1により表示されるリーチ表示状態とは、可
変表示装置の可変表示部の表示結果が時期を異ならせて
複数導出表示され、その複数の表示結果が予め定められ
た特定の表示態様の組合せとなった場合に遊技者に有利
な遊技状態(特定遊技状態)に制御される遊技機におい
て、前記可変表示装置が可変開始された後前記複数の表
示結果のすべてがまだ導出表示されていない段階で、既
に導出表示された表示結果が前記予め定められた特定の
表示態様の組合せを満たしている表示状態である。ま
た、リーチ表示状態の他の定義としては、表示状態が変
化可能な可変表示部を複数有する可変表示装置の表示結
果が予め定められた特定の表示態様の組合せになった場
合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態と
なる遊技機において、前記可変表示装置の表示結果がま
だ導出表示されていない段階で、前記特定の表示態様の
組合せが表示されやすい可変表示状態になったと遊技者
に思わせるための表示状態と定義づけることができる。
【0052】x=Bの場合には、可変表示装置1による
可変表示期間を短縮させた短縮モードにおいて左可変表
示部2a,中可変表示部2b,右可変表示部2cにより
表示される全図柄を変動表示しているモードであること
がコマンド指定される。この短縮モードは、たとえば、
特定遊技状態(大当り状態)が発生する確率が向上した
確率向上状態となっているときに指定されるものであ
り、その確率向上状態のときには、可変表示装置1が可
変開始した後比較的短時間に停止制御されることとな
る。x=Cの場合には、短縮モードでかつ全図柄が停止
した状態であることがコマンド指定される。x=Dの場
合には、大当りが発生して可変入賞球装置4が第1の状
態に駆動制御されている大当り動作モードであることが
指定される。x=E〜Fのデータ領域は未使用と定めら
れている。
【0053】フィーバー開始・インターバルモードであ
る3xhにおいて、x=0の場合には、特定遊技状態が
発生して1回目の可変入賞球装置4の開成されるまでの
期間中に可変表示装置1により画像を表示する状態であ
る1ラウンドインターバルであることがコマンド指定さ
れる。x=1の場合には、可変入賞球装置4が1回開成
制御された後閉成されて第2の状態となり、次に2回目
の開成制御がなされるまでの第2ラウンドインターバル
期間中に可変表示装置1により画像表示する状態である
第2ラウンドインターバルであることがコマンド指定さ
れる。同様に、x=2の場合には第3ラウンドインター
バル、x=3の場合には第4ラウンドインターバル…x
=Fの場合には第16ラウンドインターバルがコマンド
指定される。
【0054】フィーバーラウンドモードである4xhに
おいて、x=0の場合には、可変入賞球装置4の第1回
目の第1の状態の制御が行なわれる前の第1ラウンドで
あることを可変表示装置1により遊技者に表示するため
の第1ラウンド表示モードであることが指定される。同
様に、x=1の場合には第2ラウンド表示が指定され、
x=2の場合には第3ラウンド表示が指定され…x=F
の場合には第16ラウンド表示が指定される。
【0055】フィーバー終了モードである6xhにおい
て、x=0の場合にはフィーバー終了モードが指定さ
れ、x=1〜Fのデータ領域は未使用と定められてい
る。エラーメッセージ表示である7xhにおいて、x=
0の場合にはエラー表示モードであることがコマンド指
定され、x=1〜4のデータ領域は未使用と定められて
おり、x=5の場合には可変表示装置1の可変表示状態
を1次停止させるモードであることがコマンド指定さ
れ、x=6〜Fのデータ領域は未使用と定められてい
る。
【0056】com1は、可変表示装置1の左可変表示
部2aにより停止表示される予定となっている予定停止
図柄を特定する左図柄ナンバーを指定するためのコマン
ドデータである。この左図柄ナンバーは00h〜0Ch
のデータの範囲内で特定されて送信される。また0Dh
〜FFhのデータ領域は未使用となっている。
【0057】com2は、中可変表示部2bにより停止
表示される予定となっている予定停止図柄を特定するた
めの中図柄ナンバーを指定するコマンドデータである。
この中図柄ナンバーは、00h〜0Fhのデータ領域に
より特定されて送信され、10h〜FFhのデータ領域
は未使用と定められている。
【0058】com3は、右可変表示部2cにより停止
表示される予定となっている予定停止図柄を特定するた
めの右図柄ナンバーを指定するコマンドデータである。
この右図柄ナンバーは、00h〜0Chのデータ領域で
特定されて送信され、0Dh〜FFhのデータ領域は未
使用と定められている。
【0059】com4は、ノーマル機であるかCR機で
あるかと、減速図柄数とを指定するためのコマンドデー
タである。CR機とは、共通カードに記録されている有
価価値を使用して遊技機に設けられてる玉払出装置から
所定個数のパチンコ玉が遊技媒体として貸出されるよう
に構成された遊技機のことである。なお共通カードと
は、この共通カードシステムに加盟している遊技場であ
れば全国どこでも使用し得る第三者発行型のプリペイド
カードのことである。この共通カードにより、遊技者の
購入料金の対価としての共通有価価値を特定可能な情報
が記録され、その有価価値を使用して遊技が可能な状態
にし得る共通記録媒体が構成されている。ノーマル機と
は、前述した共通カードを用いない遊技機のことであ
り、別途設けられた玉貸機から遊技媒体としてのパチン
コ玉が貸出されてその貸出されたパチンコ玉を上皿に投
入して遊技を行なうことのできる通常の遊技機である。
減速図柄数とは、前述したWC RND SLWにより
ランダムに特定された図柄数のことであり、この図柄数
だけリーチ時における中可変表示部2bの図柄が減速ス
クロール表示された後停止される。
【0060】com4のbit0〜3により減速図柄数
が指定され、bit4によりノーマル機であるかCR機
であるかが指定される。
【0061】com5は、可変入賞球装置4に入賞して
カウントスイッチ26により検出された入賞玉のカウン
ト数を指定するものであり、00h〜0Ahにより指定
されて送信される。また0Bh〜FFhは未使用領域と
なっている。
【0062】comCは、チェックサムとして用いられ
る。このcomCにより、前記comH〜com5のデ
ータの和の下位7ビットが送信される。その送信先であ
る図3に示した可変表示制御用回路では、後述するよう
に、今まで送られてきたcomH〜com5の和を計算
して下位7ビットを抽出しており、comCにより送ら
れてきたデータとその計算抽出したデータとを比較して
一致するか否か照合し、一致する場合には正常と判断し
てそれまでに送られてきたコマンドデータを正しいデー
タとして取込み、一致しない場合にはそれまでに送られ
てきたコマンドデータが正しくないと判断して破棄する
処理がなされる。
【0063】図9は、図2に示した遊技制御回路の基本
回路30の動作を示すメインフローチャートである。図
8以降に示すフローチャートにおいて、各ステップの端
に示されたアルファベットおよび数字は、そのステップ
のプログラムが記憶されているアドレスを16進数で示
したものである。まずEE00Hにより、スタックポイ
ンタアドレスがセットされ、EE03Hにより、初期化
処理がなされる。次にEE06Hに進み、確率設定処理
がなされる。この確率設定処理は、前述した遊技場の係
員のみが操作可能な操作手段により設定1,設定2,設
定3のいずれが設定されているかを判別してその設定値
を記憶しておく処理である。次にEE09Hに進み、当
り玉信号処理がなされる。この当り玉信号処理は、前述
した払出制御マイクロコンピュータから送信されてきた
当り玉信号A,Bと特定入賞玉検出スイッチ8,カウン
トスイッチ26からの検出信号とに基づいて払出すべき
賞球個数信号を払出制御マイクロコンピュータに返信す
るための制御動作を行なうものである。
【0064】次にEE0CHに進み、図柄平均回転時間
を算出する処理がなされ、EE0FHに進み、出力デー
タ制御処理がなされ、EE12Hに進み、出力データを
セットする処理がなされ、EE15Hに進み、データ出
力処理がなされ、EE18Hに進み、表示制御処理がな
される。この表示制御処理は、可変表示装置1を制御す
るための図3に示した可変表示制御回路に表示制御用の
コマンドデータを送信するための処理である。次にEE
1BHに進み、警報処理がなされる。この警報処理は、
前述したカウントスイッチ26のショートやカウントス
イッチ26が玉を検出できない位置にずらされる等の検
出不能状態になっているような異常事態が発生した場合
に、警報表示したり警報音を発生させたりするための制
御である。
【0065】次にEE1EHに進み、ランダム更新処理
がなされる。次にEE21Hに進み、スイッチ処理がな
され、始動入賞玉検出スイッチ25,カウントスイッチ
26,特別入賞玉検出スイッチ28,通常図柄用始動ゲ
ート検出スイッチ27の検出信号がこのステップにより
処理される。次にEE24Hに進み、プロセス処理がな
され、次にEE27Hに進み、普通図柄プロセス処理が
なされ、EE2AHに進み、音処理がなされ、EE2D
Hに進み、情報出力処理がなされる。次に図8(b)に
示すEE30Hに進み、表示図柄ランダム更新処理がな
される。
【0066】このメインプログラムは、前述したよう
に、2msec毎に1回先頭から最後まで実行され、次
の定期リセット回路34からのリセット信号が入力され
るまでのリセット待ち時間を利用して、EE30Hの処
理が無限ループで繰返し実行される。このEE30H
は、前述したWC RND1,WC RNDL,WC
RNDC,WC RND ACT,WC RND SL
Wの各ランダムカウンタの更新処理である。
【0067】図10は、前記EE18Hに示された表示
制御処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャー
トである。まずEE9EHにより、表示通信コマンドヘ
ッダがセットされる。これは前述したcomHのことで
あり、0EFhにセットされる。次にEEA2Hに進
み、対応するコマンドデータを出力する処理がなされ
る。次にEEAFHに進み、その出力されたコマンドデ
ータがヘッダデータであるか否かの判断がなされ、ヘッ
ダデータの場合にはEEB4Hに進み、前回の送信コマ
ンドデータに関するチェックサムをクリアした後EEB
7Hに進む。一方、ヘッダデータでない場合には既にク
リア済となっているためチェックムをクリアすることな
くEEB7Hに進む。EEB7Hでは、チェックサムを
更新する処理がなされる。これは、送信されたコマンド
データを逐一加算してその総和を算出するものであり、
コマンドデータが出力されるたびにその演算値が加算更
新される。次にEEBDHに進み、表示制御転送カウン
タの更新処理がなされる。この表示制御転送カウンタ
は、8ブロックからなる各コマンドデータのブロックの
うち、何個目のブロックデータを送信したかをカウント
するためのものである。次にEEC3Hに進み、タイマ
1割込セット処理がなされる。このタイマ1割込セット
は、500μ秒後にINT信号(割込信号)のクリアを
実行するためのものである。次にEED1Hに進み、I
NT信号(割込信号)を図3に示した可変表示制御回路
に出力する処理がなされる。これにより、可変表示制御
回路は、割込状態となって送信されてきたコマンドデー
タを読込む制御動作を行なう。次にEED9Hに進み、
タイマ割込許可状態にしてサブルーチンプログラムが終
了する。
【0068】この状態でEEC3Hによりセットされた
タイマ1がタイムアップしてタイマ1割込が実行されれ
ば、図10(b)の割込プログラムが実行されることと
なる。まずEEDBHにより、INT信号(割込信号)
をクリアしてINT信号の出力を停止させる制御が行な
われ、次にEEE3Hにより、割込信号をクリアしてタ
イマ1割込を終了させる処理がなされ、その後割込プロ
グラムが終了する。
【0069】図11は、図9(a)のEE1EHに示さ
れたランダム更新処理のサブルーチンプログラムを示す
フローチャートである。このサブルーチンプログラム
は、大当り判定用のランダムカウンタWC RND1
と、普通図柄当り判定用のランダムカウンタWC RN
D2と、左予定停止図柄決定用のランダムカウンタWC
RNDLとの各ランダムカウンタを2mec毎に加算更
新するものである。なお、可変表示装置1の可変表示結
果がぞろめの図柄となり、大当りが発生した場合に、そ
のぞろめを構成する図柄の種類次第で前述した高確率状
態となるのであり、そのために、左予定停止図柄決定用
のランダムカウンタWC RNDLは、確率変動用ラン
ダムカウンタとしても機能している。
【0070】まずEFE6Hにより、左図柄,確率変動
判定用ランダムカウンタWC RNDLを更新する処理
を行ない、次にEFECHにより、大当り判定用ランダ
ムカウンタWC RND1に「1」加算する処理がなさ
れ、次にEFEFHに進み、その大当り判定用ランダム
カウンタが最大値未満であるか否かの判断がなされる。
そして最大値未満の場合にはEFF6Hに進むが、最大
値に達している場合にはEFF3Hに進み、大当り判定
用ランダムカウンタをクリアして0にする処理がなされ
る。
【0071】次にEFF6Hでは、大当り判定用ランダ
ムカウンタをセットする処理がなされ、次にEFF8H
により、普通図柄判定用ランダムカウンタWC RND
2を更新する処理がなされる。
【0072】図12は、可変表示装置1の図柄プロセス
処理である。まずF0ECHにより、プロセスフラグの
値に応じて制御を分岐させる処理がなされる。この処理
は、前記基本回路30のROMに記憶されているプロセ
スジャンプテーブルをルックアップして行なわれる。こ
のプロセスジャンプテーブルは図13に示されているよ
うに、プロセスフラグ(WF PRO)の値を添字とし
てジャンプ先アドレスをルックアップしてジャンプ先の
サブルーチンを特定できるように構成されている。プロ
セスフラグ(WF PRO)が00Hの場合には、F2
3BHに進み、通常時処理がなされる。同様に、WF
PROが01Hのときに全図柄変動前処理が行なわれ、
02Hのときに全図柄変動処理が行なわれ、03Hのと
きに左図柄停止処理が行なわれ、04Hのときに右図柄
停止処理が行なわれ、05Hのときに中図柄停止処理が
行なわれ、06Hのときにフィーバーチェック処理が行
なわれ、07Hのときに大入賞口開放前処理が行なわ
れ、08Hのときに大入賞口開放処理が行なわれ、09
Hのときに大入賞口開放後処理が行なわれる。
【0073】さらに、プロセスジャンプテーブルは、プ
ロセスフラグ(WF PRO)が0AH〜0FHの各値
の場合にもジャンプ先アドレスが記憶されている。プロ
セスフラグ(WF PRO)は、遊技機が正常に制御動
作されている場合には、00H〜09Hの範囲の値しか
取らないように構成されている。これは、ジャンプすべ
きサブルーチンが図13に示すように10種類しか存在
せず、正常に遊技制御が行なわれている場合には、予め
定められた遊技の進行順序に従ってある所定の順序に従
ってこの10種類のサブルーチンプログラムのいずれか
が順次実行されるために、プロセスフラグの値もそのサ
ブルーチンプログラムの種類に応じて10種類存在すれ
ば事足りるためである。しかし、遊技場によく発生する
静電気に起因したノイズによりこのプロセスフラグ(W
F PRO)の値が00H〜09Hの範囲外の値に狂う
おそれがある。そのようなノイズに起因したプロセスフ
ラグの狂いが発生した場合でも、図13に示すようなプ
ロセスジャンプテーブルを記憶しておけば、自動的にジ
ャンプ先アドレスF23BHが規定されて通常時処理の
サブルーチンプログラムが実行されることとなる。この
ように、プロセスフラグ最大値を超えるポインタは、プ
ロセスフラグ有効ビット内での不定値が発生した場合の
誤動作防止用として存在するのであり、このようなプロ
セスジャンプテーブルを記憶させることにより、ノイズ
によりプロセスフラグが狂ったとしても制御不能状態に
陥る不都合が防止できる。
【0074】図14は、図9(b)のEE30Hに示し
た表示図柄ランダム更新処理のサブルーチンプログラム
を示すフローチャートである。このサブルーチンプログ
ラムは、各種ランダムカウンタの更新処理を行なうもの
である。まずF20EHにより、減速、リーチ継続判定
用ランダムカウンタ(WC RND SLW)の更新処
理が行なわれる。次にF213Hに進み、リーチ動作ラ
ンダムカウンタ(WCRND ACT)の更新処理が行
なわれる。次にF218Hに進み、中図柄ランダムカウ
ンタ(WC RNDC)の更新処理が行なわれる。次に
F21DHに進み、中図柄ランダムカウンタの更新処理
の結果桁上がりになったか否かの判断がなされ、なって
いない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了
するが、なっている場合にはF21FHに進み、右図柄
ランダムカウンタ(WC RNDR)の更新処理がなさ
れ、F224Hに進み、普通図柄表示用ランダムカウン
タ(WC RND F)の更新処理がなされてサブルー
チンプログラムが終了する。
【0075】図15は、図14のF20EH,F213
H,F218H,F21FH,F224Hに示した各種
ランダムカウンタの更新処理を示すサブルーチンプログ
ラムである。まずF22AHにより、カウンタアドレス
の算出がなされる。これは、各ランダムカウンタの値が
基本回路30内のRAMに記憶されており、カウント対
象となるランダムカウンタに対応するRAM中の記憶ア
ドレスを算出する処理である。次にF22BHに進み、
その算出されたアドレスに記憶されているカウンタ値を
RAMから読出す処理がなされ、F22DHに進み、そ
の読出されたランダムカウンタの値に「1」を加算する
処理がなされる。次にF231Hに進み、そのランダム
カウンタのカウント値が最大値未満であるか否かの判断
がなされ、未満である場合にはそのままF237Hに進
み加算更新されたカウント値を前記F22BHにより算
出されたRAM中の記憶アドレスに格納して記憶させる
処理がなされる。一方最大値以上である場合にはF23
1HによりNOの判断がなされてF235Hに進み、そ
のランダムカウンタのカウント値を最小値にして、その
最小値(たとえば0)をF237Hにより対応するRA
M中のアドレスに記憶して格納する処理がなされる。
【0076】図16は、図12のF23BHに示した通
常時処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャー
トである。このサブルーチンプログラムは、プロセス処
理中に使用するワークのクリア、短縮モード判定、大当
り判定処理、図柄設定処理、バンクシフト処理を行なう
ものである。まずF23BHにより、通常時ワークセッ
ト処理がなされる。これにより、ゲーム進行に関与する
ワークのクリアを行ない、通常表示の状態にする。次に
F241Hに進み、通常時プロセス/タイマ処理がなさ
れる。次にF247Hに進み、入賞記憶があるか否かの
判断がなされる。打玉始動入賞口3に入賞して始動入賞
記憶がある場合にはF24BHに進むが、始動入賞記憶
がない場合には図17に示すようにサブルーチンプログ
ラムが終了する。F24BHでは、始動入賞記憶が2個
以上であるか否かの判断がなされ、2個以上でない場合
にはF253Hに進み、次回短縮フラグのクリアがなさ
れる。
【0077】この次回短縮フラグとは、可変表示装置1
を可変表示停止させた後次回の可変表示を行なう際に、
その可変表示時間を短縮制御させることを事前に記憶し
ておくためのフラグである。このF253Hでは、実際
には、次回短縮フラグに値をセットするためにその値を
記憶しているアキュムレータの記憶をクリアする処理で
ある。一方、F24BHにより、始動入賞記憶が2以上
あると判断された場合には直接F254Hに進み、次回
短縮フラグのセット処理がなされる。これにより、始動
入賞記憶が2未満の場合には、F254Hにより次回短
縮フラグに「0」がセットされることとなり、始動入賞
記憶が2以上の場合には次回短縮フラグに「1」がセッ
トされることとなる。
【0078】F256Hに進み、確率変動中短縮フラグ
をセットする処理がなされる。この確率変動中短縮フラ
グとは、特定遊技状態(大当り状態)の発生確率が向上
した確率変動中において可変表示装置1の可変表示時間
を短縮制御することを事前に記憶しておくためのフラグ
である。次にF258Hに進み、始動入賞個数が「3」
以上であるか否かの判断がなされ、以上でない場合には
F25CHに進み、現在短縮フラグをクリアする処理が
なされる。この現在短縮フラグとは、今回の可変表示装
置1の可変表示時間を短縮制御することを事前に記憶し
ておくためのフラグである。このF25CHでは、実際
には、現在短縮フラグにセットされる値を記憶している
アキュムレータの記憶をクリアする処理である。一方、
始動入賞記憶が「3」以上の場合には直接F25DHに
進み、確率変動中であるか否かの判断がなされる。そし
て、特定遊技状態(大当り状態)の発生確率が向上した
確率変動中でないと判断された場合にはF262Hに進
み、現在短縮フラグをクリアする処理がなされる。この
処理は、実際には、現在短縮フラグに値をセットするそ
の値を記憶しているアキュムレータの記憶をクリアする
ものである。一方、確率変動中であると判断された場合
には直接F263Hに進み、現在短縮フラグをセットす
る処理がなされる。その結果、確率変動中でないと判断
された場合には、この現在短縮フラグにセットされる値
が0クリアされているために、現在短縮フラグに「0」
がセットされ、また、確率変動中である場合には現在短
縮フラグに「1」がセットされることとなる。
【0079】次に、F265Hに進み、始動入賞記憶カ
ウンタを「1」減算処理する処理がなされ、F268H
に進み、大当りフラグをクリアする処理がなされ、F2
6BHに進み、通常確率時当り判定値テーブルを指定す
る処理がなされる。この通常確率時当り判定値テーブル
とは、特定遊技状態(大当り状態)の発生確率が向上し
た確率変動中でない通常確率時において、特定遊技状態
(大当り状態)を発生させるための当り判定値(00
7)とテーブル終了コードとを記憶しているものであ
る。一方、確率変動中である場合には、F26EHによ
り、NOの判断がなされてF272Hに進み、高確率時
当り判定値テーブルが指定される。この高確率時当り判
定値テーブルとは、特定遊技状態(大当り状態)の発生
確率が向上した高確率時における当り判定値(331,
263,197,131,071)とテーブル終了コー
ドとを記憶しているテーブルである。その結果、通常確
率時には通常確率時当り判定値テーブルが指定され、高
確率時には高確率時当り判定値テーブルが指定されるこ
ととなる。
【0080】次にF27BHに進み、ランダムチェック
が終了したか否かの判断がなされる。これは、大当り判
定用ランダムカウンタWC RND1の抽出値(乱数)
とF26BHまたはF272Hにより指定された当り判
定値テーブルの記憶データとを逐一比較していき、テー
ブル終了コードが検出されて比較処理がすべて終了した
か否かを判定するものである。そして未だにテーブル終
了コードを検出していない場合にはF283Hに進み、
当り判定用ランダムカウンタWC RND1の抽出値と
テーブルに記憶されている当り判定値とが一致したか否
かの判定が行なわれる。そして一致していない場合には
直接F28BHに進み、ランダムチェック値テーブルア
ドレスを「2」加算更新して、当り判定値テーブルの次
のアドレスに記憶されている記憶データとWC RND
1の抽出値とを比較する処理がなされる。そして、その
比較処理の最中において、WC RND1の抽出値と当
り判定値テーブルに記憶されている当り判定値とが一致
すればF283Hには、NOの判断がなされ、F288
Hに進み、大当りフラグがセットされることとなる。こ
の比較処理を順次実行し、テーブル終了コードが検出さ
れればF27BHによりYESの判断がなされて、図1
7に示したF28FHに進む。
【0081】F28FHでは、図柄設定処理がなされ
る。これにより、大当りフラグが「1」となっている場
合にはぞろめの図柄が揃うように予定停止図柄を事前決
定し、大当りフラグが「0」となっている場合には、そ
れぞれの図柄決定用ランダムカウンタにより予定停止図
柄が事前決定される。次にF291Hに進み、バンクシ
フト処理がなされる。このバンクシフト処理は、始動入
賞記憶データを1ずつシフトする処理である。始動入賞
記憶データは、打玉の始動入賞の古い順にその始動入賞
回数を1から4まで記憶しており、それぞれの始動入賞
のタイミングで抽出されたWC RND1の抽出値とW
C RNDLの抽出とが対応して記憶されている。これ
らの始動入賞記憶データのうちの1番古い始動入賞記憶
データを記憶しているエリア1の記憶データを消去し、
2番目に古い始動入賞記憶データを記憶しているエリア
2の記憶データをエリア1にシフトし、3番目に古い始
動入賞記憶データを記憶しているエリア3の記憶データ
をエリア2にシフトし、1番新しい始動入賞記憶データ
を記憶しているエリア4の記憶データをエリア3にシフ
トする処理が、このF291Hによりなされる。
【0082】次にF2B0Hに進み、不正入賞カウンタ
が終了したか否かの判断がなされる。この不正入賞カウ
ンタは、その値に従って不正入賞であるか否かの判断に
用いられるカウンタである。不正入賞カウンタが終了し
ていないすなわち「0」となっていない場合にはF2B
4Hに進み、不正入賞カウンタを「1」減算更新した後
F2B5Hに進む。F2B5Hでは、その減算更新され
た不正入賞カウンタのカウント値を新たなカウント値と
して不正入賞カウンタにセットする処理がなされる。一
方、不正入賞カウンタのカウント値が「0」となってい
る場合にはF2B0HによりYESの判断がなされて直
接F2B7Hに進む。F2B7Hでは、プロセス制御フ
ラグを「1」加算更新する処理がなされる。その結果、
図12に示すように、以降全図柄変動前処理が実行され
ることとなる。
【0083】この全図柄変動前処理は、図19(b)に
示されている。この全図柄変動前処理を説明する前に、
図17のF28FHに示した図柄設定処理のサブルーチ
ンプログラムを図18に基づいて説明する。このサブル
ーチンプログラムは、停止図柄データとリーチ動作とを
設定するものである。
【0084】F2BEHにより、リーチフラグをクリア
する処理がなされる。これは、F2ECH以降の処理に
よりリーチが成立している場合には改めてリーチフラグ
をセットするために、ここでは予めリーチフラグをクリ
アする処理がなされるのである。次にF2C1Hに進
み、左停止図柄を抽出する処理がなさる。この抽出処理
は、前記WC RNDLの抽出値に基づいて行なわれ
る。次にF2C3Hに進み、大当り制限回数が7回未満
であるか否かの判断がなされる。この大当り制限回数
は、後述するF495Hにより「1」ずつ加算され、F
513Hによりクリアされるものであり、確率変動時に
おける大当りの連続した発生回数を制限するためのカウ
ンタである。そして確率変動時における大当りの発生回
数をこの大当り制限回数のカウンタにより計数する。そ
して、F2C3Hにより、大当り制限回数が7回未満で
あるか否かの判断がなされ、7回未満である場合にはそ
のままF2D2Hに進むが、7回以上であった場合には
F2C9Hに進み、F2C1Hにより抽出された左停止
図柄(左予定停止図柄)が確率変動図柄であるか否かの
判断がなされる。
【0085】確率変動図柄とは、大当り図柄(同じ種類
の識別情報のぞろめ)のうち特に定められた特定種類の
図柄のぞろめのことであり、この確率変動図柄が停止表
示されれば、以降大当りの発生確率が向上する確率変動
状態となる。この確率変動図柄は、13種類の左図柄の
うちの予め定められた複数種類の図柄であり、その確率
変動図柄と次の確率変動図柄との間に必ず確率変動図柄
以外の図柄が位置するように配列されている。そして、
F2C9Hにより確率変動図柄であると判断された場合
にはF2D1Hに進み、左停止図柄に「1」を加算して
確率変動図柄の次の図柄すなわち確率変動図柄以外の図
柄に強制的にずらす制御がなされる。その結果、前記大
当り制限回数が既に7回に達している場合には、それ以
上確率変動状態にさせないために、F2D1Hにより強
制的に確率変動図柄以外の図柄にずらす制御がなされ
る。
【0086】次にF2D2Hに進み、前記F2C1Hに
より抽出された左停止図柄または前記F2D1Hにより
「1」だけ加算して更新された後の左停止図柄がセット
されて記憶される処理がなされる。次にF2D4Hに進
み、外れか否かの判断がなされる。これは、前記F28
8Hにより大当りフラグがセットされているか否かによ
って判断する。そして外れの場合はF2E4Hに進み、
WC RNDRの抽出値に基づいて右停止図柄をセット
する処理がなされ、F2E8Hにより、WCRND1の
抽出値により中停止図柄をセットする処理がなされてF
2ECHに進む。一方、大当りフラグがセットされてい
る場合にはF2D4HによりNOの判断がなされてF2
D8Hに進み、大当り図柄をセットする処理がなされ
る。この処理は、前記F2D2Hによりセットされた左
停止図柄と同じ種類の図柄を右停止図柄,中停止図柄と
もにセットする処理である。そしてF303Hに進む。
【0087】外れの場合に右停止図柄と中停止図柄とが
セットされた後はF2ECHに進み、セットされた左,
右,中停止図柄がリーチ図柄以外であるか否かの判断が
なされ、リーチ図柄以外の場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了する。一方、左停止図柄と右停止図
柄とが同じ種類の図柄となった場合にはF2ECHによ
りNOの判断がなされF2F2Hに進み、大当り図柄以
外であるか否かの判断がなされる。そして、左,右,中
停止図柄がすべて同じ種類のぞろめの図柄であった場合
にはF2FCHに進み、中図柄をずらして強制的に外れ
図柄にする制御がなされる。一方、大当り図柄以外の場
合には直接F303Hに進む。
【0088】F303Hでは、リーチ図柄以外であるか
否かの判断がなされ、リーチ図柄以外の場合にはそのま
まサブルーチンプログラムが終了するが、リーチ図柄の
場合にはF309Hに進み、大当り図柄からの差を算出
する処理がなされる。そしてその差に基づいて、F31
AHにより、複数種類のリーチフラグテーブルの中から
該当するリーチフラグテーブルを算出する処理がなされ
る。リーチフラグテーブルは、大当り図柄に対し中停止
図柄が1図柄前の場合の1図柄前リーチフラグテーブル
と、大当り図柄に対し中停止図柄が1図柄後の場合の1
図柄後リーチフラグテーブルと、大当り図柄が停止表示
されるときの大当り時リーチフラグテーブルとの3種類
用意されており、大当り図柄からの差に基づいてどのリ
ーチフラグテーブルを参照するかを判定する。次にF3
22Hに進み、算出されたリーチフラグテーブルをルッ
クアップしてその記憶データであるリーチフラグを算出
する処理がなされる。
【0089】次にF329Hに進み、確率変動中以外で
あるか否かの判断がなされ、確率変動中以外である場合
にはF34AHに進み、確率変動時の短縮以外であるか
否かの判断がなされ、確率変動時の短縮以外である場合
にはF359Hに進み、リーチ3であるか否かの判断が
なされ、リーチ3でない場合にはF35DHに進み、リ
ーチ3連続出現フラグをセットする処理がなされ、F3
60Hに進み、前記WC RND SLWの抽出値に従
ったリーチ時図柄減速数をセットする処理がなされる。
なお、リーチの種類は、図7で説明したように、リーチ
1〜リーチ6の6種類である。
【0090】一方、F34AHにより、確率変動時の短
縮であると判断された場合にはF34EHに進み、リー
チ3連続出現フラグをクリアする処理がなされF351
Hに進み、減速動作なしか否かの判断がなされ、減速動
作なしの場合にはF359Hに進むが、減速動作ありの
場合にはF355Hに進み、リーチ3フラグをセットす
る処理がなされる。その結果、F359Hにより、YE
Sの判断がなれることとなる。
【0091】一方、F329Hにより、確率変動中であ
ると判断された場合にはF32DHに進み、リーチフラ
グをクリアし、F330Hに進み、中予定停止図柄が大
当り図柄の前後のものであるか否かの判断がなされ、前
後のものである場合にはそのままサブルーチンプログラ
ムが終了するが、前後のものでない場合にはF33AH
に進み、リーチ図柄は確率変動図柄以外であるか否かの
判断がなされる。そして確率変動図柄であった場合には
そのままサブルーチンプログラムが終了するが、確率変
動図柄の場合にはF344Hに進み、リーチ3フラグを
セットする終了がなされる。
【0092】以上の処理により、リーチの場合におい
て、確率変動中以外のときにはリーチ3連続出現フラグ
の設定処理が行なわれて、リーチ時減速数の設定が行な
われ、確率変動中のときには、左図柄が確率変動図柄か
否かを判定し、確率変動図柄以外のときにはそのままサ
ブルーチンプログラムが終了するが、確率変動図柄のと
きには、リーチ3フラグの設定を行なった後にサブルー
チンプログラムが終了する制御が行なわれる。
【0093】図19(b)は、前記図12のF366H
に示した全図柄変動前処理のサブルーチンプログラムを
示すフローチャートである。このサブルーチンプログラ
ムは、表示用停止図柄コマンドの設定を行ない、変動時
間算出指標を与えるものである。まずF366Hによ
り、全図柄変動前プロセスデータのセット処理がなされ
る。これは、全図柄変動前プロセスデータの実行処理を
行なう制御であり、演算中はF36CHによりYESの
判断がなされてそのままサブルーチンプログラムが終了
する。一方、演算中でない場合にはF36EHに進み、
表示器用停止図柄コマンドをセットする処理がなされ
る。これは、左予定停止図柄と中予定停止図柄と右予定
停止図柄とを指令するコマンド1,コマンド2,コマン
ド3をそれぞれセットする処理である。次にF37AH
に進み、プロセス制御フラグを「1」加算更新する処理
がなされ、F380Hにより、図柄変動時間指標セット
の処理がなされる。これは、現在図柄変動時間のパター
ンフラグをセットする処理であり、前記F146Hと同
じ処理である。
【0094】図20(a)は、前記図12のF385H
に示した全図柄変動処理のサブルーチンプログラムを示
すフローチャートである。これは、全図柄(左,右,中
図柄)のスクロール変動表示を行なう制御である。F3
85Hにより、確率変動時短縮プロセスデータアドレス
を算出する処理がなされる。そしてF388Hにより、
確率変動時短縮中であるか否かの判断がなされ、短縮中
の場合には、前記F385Hにより算出した確率変動時
短縮プロセスデータをセットする処理がなされる。一
方、F388Hにより、確率変動時短縮中でないと判断
された場合にはF38CHに進み、図柄変動時間算出指
標(F380H参照)に対応する全図柄変動時プロセス
データのアドレスを算出する処理がなされ、その算出さ
れた全図柄変動時プロセスデータをセットする処理がF
395Hによりなされる。
【0095】次にF398Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合にはそのままサブ
ルーチンプログラムが終了するが、演算中でない場合に
はF39AHに進み、プロセス制御フラグを「1」加算
更新してF3A0Hに進み、確率変動時短縮以外である
か否かの判断がなされ、以外である場合にはそのままサ
ブルーチンプログラムが終了するが、確率変動時短縮の
場合にはF3A4Hに進み、リーチ時であるか否かの判
断がなされ、リーチである場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了するが、リーチでない場合にはF3
A8Hに進み、プロセス制御フラグを更新して中図柄停
止処理がなされるように制御される。
【0096】以上の処理により、短縮モード時でない場
合には、図柄変動時間算出指標に対応する全リール変動
時プロセスデータの実行処理がなされて、演算終了でプ
ロセス制御フラグを「1」加算更新する処理がなされ、
短縮モード時の場合には、全図柄短縮時変動プロセスデ
ータを実行する処理がなされる。プロセスが変更するの
に伴い、表示制御コードも変更するので、転送カウンタ
をクリアし、先頭データ(ヘッダコード)から転送を開
始する準備がなされる。ただし、短縮モード時は全図柄
一斉停止処理を行なうために、プロセスフラグに中図柄
停止処理を設定するのである。
【0097】図20(b)は、前記図12のF3ADH
に示した左図柄停止処理のサブルーチンプログラムを示
すフローチャートである。このサブルーチンプログラム
は、左図柄停止のプロセスデータの実行を行なうもので
あり、その実行終了時で左図柄が停止する。まずF3A
DHにより、左図柄停止プロセスデータのアドレスを算
出する処理がなされる。次にF3B6Hに進み、リーチ
3フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セ
ットされている場合には。F3BAHに進み、リーチ3
時のプロセスデータのアドレスを算出する処理がなされ
る。リーチ3フラグがセットされていない場合にはF3
B6HによりYESの判断がなされて直接F3C0Hに
進む。F3C0Hでは、プロセスデータをセットする処
理がなされる。したがって、リーチ3フラグがセットさ
れている場合には、F3BAHにより算出されたリーチ
3時のプロセスデータがセットされ、リーチ3フラグが
セットされていない場合には、F3ADHにより算出さ
れたプロセスデータがセットされることとなる。
【0098】次にF3C3Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合にはそのままサブ
ルーチンプログラムが終了するが、演算中でなくなった
段階でF3C5Hに進み、プロセス制御フラグを「1」
加算更新する処理がなされる。このプロセス制御フラグ
が更新されることに伴い、表示制御コードも変更するの
で、転送カウンタをクリアし、先頭データ(ヘッダコー
ド)から転送を開始する準備が行なわれる。次にF3C
BHに進み、リーチ4であるか否かの判断がなされ、リ
ーチ4でない場合にはF3D1Hに進み、リーチ3以外
であるか否かの判断がなされ、リーチ3以外である場合
にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。一
方、リーチ4である場合またはリーチ3である場合には
F3D5Hに進み、プロセス制御フラグを06Hに更新
してフィーバーチェック処理のサブルーチンプログラム
が実行される状態に制御する。次にF3D9Hに進み、
始動情報出力タイマをセットする処理がなされる。
【0099】図21は、図12のF3DEHに示した右
図柄停止処理のサブルーチンプログラムを示すフローチ
ャートである。このサブルーチンプログラムは、右図柄
停止(通常/リーチ予告)のプロセスデータの実行をす
るものであり、実行終了時で右図柄が停止する。まずF
3DEHにより、通常時右図柄停止プロセスデータの算
出が行なわれ、F3E1Hにより、リーチ以外であるか
否かの判断がなされる。そしてリーチのときにはF3E
7Hに進み、リーチ予告プロセスデータを算出する処理
がなされる。次にF3EAHに進み、リーチ5以外であ
るか否かの判断がなされ、リーチ5の場合にはF3F0
Hに進み、リーチ5予告プロセスデータの算出処理がな
される。そして、F3F3Hに進み、算出されたプロセ
スデータをセットする処理がなされる。その結果、リー
チ以外の場合には通常時の右図柄停止のプロセスデータ
がセットされ、リーチ5以外のリーチ動作指定がある場
合には、通常のリーチ予告を行なう場合の右図柄停止時
のプロセスデータがセットされ、リーチ5のリーチ動作
指定がある場合には、リーチ5の予告を行なう右図柄停
止時のプロセスデータがセットされる。
【0100】次にF3F6Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合はそのままサブル
ーチンプログラムが終了するが、演算中でなくなった場
合にF3F8Hに進み、プロセス制御フラグを「1」加
算更新する。その結果、表示制御コードも変更するの
で、転送カウンタをクリアし、先頭データ(ヘッダコー
ド)から転送を開始する準備が行なわれる。
【0101】図22は、図12のF3FFHに示された
中図柄停止処理のサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートである。このサブルーチンプログラムは、中図
柄停止(通常時/リーチ動作)のプロセスデータを実行
し、実行し終わった段階で中図柄が停止されるサブルー
チンプログラムである。F3FFHにより、リーチ以外
であるか否かの判断がなされ、リーチ以外の場合にはF
40AHに進み、リーチ時間算出処理がなされ、F40
DHに進み、WC RND SLWの抽出値に基づいて
決定される図柄減速数のコマンドデータをセットする処
理がなされ、F413Hに進み、中図柄停止プロセスデ
ータのアドレス算出が行なわれる。この中図柄停止プロ
セスデータは、リーチ以外の通常時の中図柄の停止時デ
ータである。すなわち、F3FFHによりリーチ以外で
あると判断された場合にはこの通常時の中図柄停止プロ
セスデータのアドレスが算出されるのである。
【0102】一方、リーチの場合にはF403Hに進
み、確率変動時の中図柄停止プロセスデータの算出が行
なわれ、F406Hに進み、確率変動時短縮中であるか
否かの判断がなされ、確率変動時短縮中であると判断さ
れた場合にはF426Hに進み、F403Hにより算出
された確率変動時中図柄停止プロセスデータをセットす
る処理がなされる。この確率変動時中図柄停止プロセス
データは、中図柄を通常より短い時間で停止制御するた
めのデータである。したがって、確率変動時における短
縮中である場合には、中図柄が比較的短い時間で停止表
示され、比較的早期に可変表示装置の表示結果が導出表
示されることとなる。
【0103】一方、F406Hにより、確率変動時短縮
中でないと判断された場合にはF40AHに進み、リー
チ時間の算出処理がなされ、F40DH,F413H,
F41CHと進む。F41CHでは、リーチ6以外であ
るか否かの判断がなされ、リーチ6以外である場合には
F426Hに進み、前記F413Hにより算出された中
図柄停止プロセスデータをセットする処理がなされる。
一方、リーチ6である場合にはF420Hに進み、リー
チ6時中図柄停止プロセスデータのアドレスを算出する
処理がなされる。その結果、F426Hでは、そのリー
チ6時中図柄停止プロセスデータがセットされることと
なる。
【0104】次にF429Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合にはそのままサブ
ルーチンプログラムが終了するが、演算中である場合に
はF42BHに進み、プロセス制御フラグを「1」加算
更新し、F431Hに進み、始動情報出力タイマをセッ
トする処理がなされる。このプロセスデータが加算更新
されることに伴い、表示制御コードも変更するので、転
送カウンタをクリアし、先頭データ(ヘッダコード)か
ら転送を開始する準備が行なわれる。
【0105】以上説明したサブルーチンプログラムによ
り、確率変動中でかつ短縮時には、左,中,右図柄の全
図柄を一斉に停止させるときのデータがセットされ、リ
ーチ時以外の場合には、中図柄を停止させるときの通常
時のプロセスデータがセットされ、リーチ中の場合に
は、リーチ停止動作フラグに対応するリーチ停止データ
のプロセスデータがセットされることとなる。
【0106】図23は、図22のF40AHに示したリ
ーチ時間算出処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。このサブルーチンプログラムは、リ
ーチ1,リーチ2の場合のリーチ時間算出処理を行なう
ものである。このサブルーチンプログラムにより算出さ
れたリーチ時間に従ってリーチ時における図柄の停止ま
での図柄の変動量が決定される。F436Hにより、タ
イマ算出オフセット値が抽出される。そしてF438H
に進み、リーチ2以外であるか否かの判断がなされ、リ
ーチ2以外の場合にはF440Hに進み、リーチ時間の
算出がなされる。このリーチ時間の算出は、前記タイマ
算出オフセット値を添字としてリーチ時間をテーブル記
憶しているリーチ1,2時間テーブルが予め記憶されて
おり、そのリーチ1,2時間テーブルをルックアップす
ることによりリーチ時間が算出される。したがって、リ
ーチ2以外の場合には、前記F436Hにより算出され
たタイマ算出オフセット値に従ってテーブルルックアッ
プされてリーチ時間が算出される。
【0107】一方、リーチ2の場合には、F43EHに
進み、F436Hにより抽出されたタイマ算出オフセッ
ト値を「16」加算更新する処理がなされ、その加算更
新された新たなタイマ算出オフセット値に従ってF44
0Hにより、リーチ時間算出処理がなされる。
【0108】次にF449Hに進み、リーチ時減速時間
を算出する処理がなされる。これは、前記WC RND
SLWの抽出値に従って決定される図柄減速数×1図
柄減速時間(400msec)の計算を行なう処理であ
る。次にF450Hに進み、減速前時間を算出する処理
がなされる。この処理は、(F440Hにより算出され
たリーチ時間)−(F449Hにより算出されたリーチ
減速時間)を計算する処理である。次にF456Hに進
み、減速時間を算出する処理がなされる。この処理は、
減速図柄数×2×1図柄減速時間(400msec)を
計算して、リーチ減速後時間を算出する処理である。
【0109】図24(a)は、図12のF45FHに示
されたフィーバーチェック処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。このサブルーチンプロ
グラムは、チェック処理のプロセス実行を行ない、処理
終了時に大当りフラグをチェックして以降のプロセスフ
ラグを更新設定するものである。F45FHにより、フ
ィーバーチェック時のプロセスデータをセットする処理
がなされる。次にF465Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合にはそのままサブ
ルーチンプログラムが終了する。そして、演算中でなく
なった場合にF467Hに進み、大当り中であるか否か
の判断がなされ、大当りフラグがセットされている場合
にはF47AHに進み、プロセス制御フラグを「1」加
算更新する処理がなされる。そしてF47DHに進み、
停止図柄が確率変動図柄以外であるか否かの判断がなさ
れ、確率変動図柄の場合にはF487Hに進み、確率変
動回数をセットする処理がなされる。一方、確率変動図
柄以外の場合には直接F48BHに進み、大当りフラグ
をクリアする処理がなされる。そしてF491Hによ
り、確率変動中以外であるか否かの判断がなされ、確率
変動中以外の場合にはそのままサブルーチンプログラム
が終了するが、確率変動中の場合にはF495Hに進
み、大当り制限回数のカウンタを「1」加算更新する処
理がなされる。この大当り制限回数のカウンタの値は、
前記F2C3Hの判定に利用される。
【0110】一方、F467Hにより大当り中でないと
判断された場合にはF46BHに進み、通常時のプロセ
スデータをセットする処理がなされ、F471Hによ
り、不用ワークをクリアする処理がなされてサブルーチ
ンプログラムが終了する。なお、このサブルーチンプロ
グラムでも、プロセス制御フラグが更新されるために、
その結果表示制御コードを変更するので、転送カウンタ
をクリアし、先頭データ(ヘッダコード)から転送を開
始する準備がなされる。
【0111】図24(b)は、図12のF499Hに示
された大入賞口開放前処理のサブルーチンプログラムを
示すフローチャートである。このサブルーチンプログラ
ムは、大入賞口開放前のプロセス処理の実行を行ない、
処理終了時に開放中のデータを初期設定するものであ
る。F499Hにより、大入賞口開放前プロセスのアド
レスを算出する処理がなされる。次にF4A2Hに進
み、その算出されたプロセスデータをセットする処理が
なされる。そしてF4A5Hに進み、演算中であるか否
かの判断がなされ、演算中である場合にはサブルーチン
プログラムが終了するが、演算中でなくなった場合にF
4A7Hに進み、大当り中使用ワークをクリアする処理
がなされ、F4B2Hに進み、プロセス制御フラグを
「1」加算更新する処理がなされる。その結果、プロセ
スが変更するのに伴い、表示制御コードも変更するの
で、転送カウンタをクリアし、先頭データ(ヘッダコー
ド)から転送を開始する準備がなされる。
【0112】図25は、図12のF4B6Hに示した大
入賞口開放中処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。このサブルーチンプログラムは、大
入賞口(可変入賞球装置)の開放中のプロセス処理を実
行し、入賞個数が規定値を超えた場合に次のプロセスに
以降する処理である。F4B6Hにより、表示器用入賞
個数コマンドをセットする処理がなされる。この表示器
用入賞個数は、可変入賞球装置4内に入賞した入賞玉個
数を可変表示装置により表示させるためのコマンドデー
タである。次にF4BAHに進み、不正入賞警告無効カ
ウンタをセットする処理がなされ、F4BEHにより、
特定領域有効時間をセットする処理がなされる。これら
の処理は、可変入賞球装置4の開放時で不正入賞警告無
効時間設定時と有効時間設定時のみ特定入賞玉検出スイ
ッチ8を有効化するためのものである。
【0113】次にF4C3Hに進み、入賞個数が最大値
に達したか否かの判断がなされ、達していない場合には
F4C9Hに進み、大入賞口(可変入賞球装置)開放中
のプロセスデータのアドレスを算出する処理がなされ
る。次にF4D2Hに進み、その算出されたプロセスデ
ータをセットする処理がなされ、F4D4Hに進み、演
算中であるか否かの判断がなされ、演算中である場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了するが、演算
中でなくなった場合にF4D6Hに進む。一方、F4C
3Hにより、可変入賞球装置4への打玉の入賞個数が最
大値(たとえば10個)以上になったと判断された場合
には直接F4D6Hに進み、プロセス制御フラグを
「1」加算更新する処理がなされる。
【0114】以上の処理の結果、開放回数に対応するプ
ロセスデータが実行処理され、入賞個数カウンタが最大
値以上でプロセス制御フラグが「1」加算更新される
(演算終了時は処理を復帰する)。また、プロセスが変
更するのに伴い、表示制御コードも変更するので、転送
カウンタをクリアし、先頭データ(ヘッダコード)から
転送を開始する準備が行なわれる。
【0115】図26は、図12のF4DDHに示した大
入賞口開放後処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。このサブルーチンプログラムは、大
入賞口(可変入賞球装置4)開放後のプロセス処理を実
行し、特定入賞領域(Vポケット)への入賞があった場
合に、開放前のプロセスへ移行するものである。F4D
DHにより、特定入賞領域(Vポケット)有効時間以外
であるか否かの判断がなされ、前記F4BEHによりセ
ットされた特定領域有効時間以外であると判断された場
合にはF4EDHに進むが、特定領域有効時間内である
と判断された場合にはF4E1Hに進み、その特定領域
有効時間を「1」減算更新する処理がなされ、その減算
更新の結果、F4E4Hにより、特定領域有効時間内で
あるか否かの判断がなされ、特定領域有効時間内である
と判断された場合にはF4EDHに進むが、特定領域有
効時間外になったと判断された場合には、F4E6Hに
進み、入賞があったか否かの判断がなされる。そして入
賞があったと判断された場合にはF4EDHに進むが、
入賞がなかったと判断された場合には、F4EAHに進
み、カウントずらし警告フラグをセットする処理がなさ
れる。すなわち、有効時間が終了しているにもかかわら
ず可変入賞球装置4への打玉の入賞が全く検出されなか
ったということは、入賞玉を検出する検出スイッチを検
出不能な状態にずらしている等の不正が推測されるため
に、カウントずらし警告フラグをセットするのである。
【0116】次にF4EDHに進み、特定入賞領域(V
ポケット)のスイッチである特定入賞玉検出スイッチ8
がONしたか否かの判断がなされ、ONしていない場合
にはF4FDHに進み、大入賞口開放後プロセスデータ
をセットする処理がなされて大当り終了時のプロセスデ
ータを実行する状態となる。一方、特定入賞玉検出スイ
ッチ8がONになっている場合にはF4F1Hに進み、
プロセス制御フラグを更新して大入賞口開放前処理に移
行する制御がなされ、可変入賞球装置4を再度第1の状
態に制御する繰返し継続制御が実行される状態となる。
次にF4F8Hに進み、大入賞口開放回数を加算更新す
る処理がなされる。
【0117】F502Hでは、演算中であるか否かの判
断がなされ、演算中である場合はそのままサブルーチン
プログラムが終了するが、演算中でない場合には、F5
04Hに進み、確率変動時以外であるか否かの判断がな
される。そして確率変動時である場合にはF508Hに
進み、確率変動回数を「1」減算する処理がなされた後
F509Hに進む。一方、確率変動時以外の場合には直
接F509Hに進み、確率変動回数が0になったか否か
の判断がなされ、確率変動回数が0の場合にはF513
Hに進み、大当り制限回数をクリアする処理がなされ
る。一方、確率変動回数が0でない場合にはF50DH
に進み、大当り制限回数は最大値未満であるか否かの判
断がなされ、最大値未満の場合にはF516Hに進む
が、最大値以上の場合にはF513Hに進み、大当り制
限回数をクリアする処理がなされる。以上の結果、確率
変動時における大当りの発生回数が予め定められた確率
変動回数に達する毎にあるいは大当り制限回数が予め定
められた最大値に達する毎に、大当り制限回数がクリア
されることになる。
【0118】次にF516Hに進み、通常時プロセスデ
ータをセットする処理がなされ、F51CHにより、プ
ロセス制御フラグをクリアする処理がなされる。以上の
処理により、大入賞口開放後処理のプロセス処理を決定
するために、特定入賞領域有効時間と入賞個数の判定が
行なわれ、有効時間終了時と入賞個数0の場合はカウン
トスイッチずらし警告フラグがセットされ、特定入賞玉
検出スイッチが作動していない場合は、大当り終了時プ
ロセスデータを実行し、演算終了ならば通常時プロセス
データが実行され、大当り制限回数が9以上の場合は大
当り制限回数をクリアする。また、特定入賞玉検出スイ
ッチの作動があったと判断された場合には、繰返し継続
制御を実行するために開放回数カウンタを「1」加算更
新し、プロセス制御フラグを更新して大入賞口開放前処
理が実行される状態にする。なお、プロセスが変更する
のに伴い、表示制御コードも変更するので、転送カウン
タをクリアし、先頭データ(ヘッダコード)から転送を
開始する準備がなされる。
【0119】図27は、F241H,F366H,F3
95H,F3C0H,F3F3H,F426H,F46
BH,F2A2H,F4D2H,F4FDH,F516
Hに示したプロセスデータ/タイマ処理のサブルーチン
プログラムを示すフローチャートである。このサブルー
チンプログラムは、プロセスデータのタイマ更新とデー
タの更新を行なうものである。F522Hにより、プロ
セスデータの実行をするためにプロセスデータをセット
する処理がなされる。次にF524Hに進み、プロセス
タイマが未設定であるか否かの判断がなされ、プロセス
タイマが未設定の場合にはF543Hに進み、プロセス
タイマを算出して設定する処理がなされる。一方、プロ
セスタイマが設定されている場合にはF528Hに進
み、そのプロセスタイマを「1」減算更新し、そのプロ
セスタイマが終了したか否かをF52BHにより判断す
る。そして、終了していない場合にはF566Hに進
み、以降の表示制御コード設定処理を実行する。一方、
プロセスタイマが終了している場合にはF52DHに進
み、以降のプロセスコード判定処理が実行される。
【0120】プロセスコード判定処理は、まずF52D
Hにより、プロセスデータポインタを「5」加算更新
し、F534Hにより、プロセスデータコードが終了し
たか否かの判定を行ない、終了している場合にはF54
3Hに進み、プロセスタイマを算出する処理を行ない、
F547Hに進み、リーチ4時ジャンプコード以外であ
るか否かの判断がなされる。この判断は、当り時と外れ
時とでアドレスを切換えるためになされるものであり、
ジャンプコードのときにはF54BHに進み、ジャンプ
実行以外であるか否かの判断がなされ、ジャンプ実行以
外である場合にはF556Hに進むが、ジャンプ実行中
である場合にはF54FHに進み、ジャンプ先アドレス
を設定する処理がなされてF543Hに戻る。このF5
43HないしF54FHを巡回するループの途中で、ジ
ャンプ実行以外の状態になった場合にはF556Hに進
み、未ジャンプ時タイマのセットがなされ、リーチ4時
ジャンプコード以外の状態になった場合にはF559H
に進み、タイマ参照コード以外であるか否かの判断がな
される。タイマ参照コードのときにはF55DHに進
み、リーチタイマを参照する処理がなされ、F564H
により、その参照されたリーチタイマがプロセスタイマ
としてセットされる処理がなされ、タイマ参照コード以
外のときには直接F564Hに進み、F543Hにより
算出されたプロセスタイマをセットする処理がなされ
る。
【0121】一方、F52BHによりプロセスタイマが
終了していないと判断された場合に実行される表示制御
コード設定処理は、まずF566Hにより、前回表示コ
マンド保持フラグがオンになっているか否かの判断がな
される。フィーバーチェック時とフィーバー終了時は全
プロセスデータの最終の表示画像を保持するために表示
保持コマンドを用い前回表示コマンド保持フラグがオン
になっている。そしてそのオンになっている場合にはF
574Hに進み、演算中フラグをセットしてサブルーチ
ンプログラムが終了するが、オンになっていない場合に
はF56EHに進み、表示コマンドをセットする処理が
なされた後F574Hに進む。
【0122】次に、図3に示した制御回路の動作を図5
6以降に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0123】図28(a)は、電源投入時のスタート動
作を示すフローチャートである。0000Hにより、割
込禁止状態の処理がなされ、0001Hに進み、割込モ
ードを「1」にする処理がなされ、図35(b)に示す
コールドスタートへジャンプする。図28(b)〜
(g)は、プログラムエラーの場合に図35(a)に示
すリスタートへジャンプするためのものである。
【0124】図29(a)は、図33(a)に示すイン
タラプトにジャンプするためのものである。
【0125】図29(b)は、ノンマスカブルインタラ
プトの割込を示すフローチャートである。前述したよう
に、基本回路30から表示制御用のコマンドデータ(C
D0〜CD7)と割込信号(INT)とがシステム・コ
ントローラ51に出力されてくれば、この図29(b)
に示すNMI割込の制御がなされる。まず0066Hに
より、レジスタの退避を行なう処理がなされる。このレ
ジスタは、AFレジスタ,レジスタペアであるDCレジ
スタ,DEレジスタ,HLレジスタがあり、それらの各
レジスタおよびIX,IYの内容をスタックポインタが
指定するスタックへ退避する処理が0066Hによりな
される。そして、006DHに進み、スタックしたプロ
グラムカウンタを利用して実行番地が正しいか否かの判
断がなされ、プログラム暴走時等のように実行番地が正
しくなくなった場合には図35(a)に示すリスタート
のサブルーチンプログラムにジャンプしてイニシャライ
ズして初期化する処理を行なう。
【0126】一方、実行番地が正しい場合には007E
Hに進み、基本回路30から送信されてきたコマンドデ
ータ(CD0〜CD7)を受信する処理がなされる。次
に0095Hにより、そのコマンドデータを8バイト分
受信したか否かの判断がなされる。コマンドデータは、
前述したように、comH,com0〜com5,co
mCの8バイトから構成されており、この8バイト分の
コマンドデータを受信したか否かが0095Hにより判
断される。そしてまた8バイト分は受信していない場合
には00DEHに進み、レジスタの復帰処理がなされ
る。そして、8バイト分のコマンドデータを受信した段
階で00B1Hに進み、その最後のコマンドデータであ
るcomCのチェックサムデータが正しいか否か判断さ
れる。この基本回路30から送信されてくるcomCの
チェックサムのコマンドデータは、前述したように、基
本回路30が送信したcomH〜com5のデータの和
の下位7ビットのデータであり、それらコマンドデータ
を受信したシステムコントローラ51は、その受信した
comH〜com5の各データの和を計算して、その和
の下位7ビットを算出する処理を行なうのである。そし
てその算出された下位7ビットのデータと基本回路30
から送信されてきたチェックサムのデータと比較し、両
者が一致するか否かがこの00B1Hによりなされる。
そして一致しない場合には00DEHに進み、レジスタ
の復帰処理がなされる。このレジスタの復帰処理は、ス
タックポインタが指定するスタックの内容を各レジスタ
すなわちHLレジスタ,DEレジスタ,BCレジスタ,
AFレジスタへ復帰するものであり、前記0066Hに
よるPUSH命令の処理とは逆のPOP命令の処理であ
る。そして、その後、NMIからリターンし、NMIが
実行される前に実行していた制御を引続き実行する。
【0127】一方、00B1Hによりチェックサムが一
致して正しいと判断された場合には00B4Hに進み、
その受信した8バイトのコマンドデータをコマンドバッ
ファに転送する処理がなされて00C4Hに進む。この
ように、チェックサムの判断の結果、両チェックサムデ
ータが一致しない場合には、00B4Hの受信したコマ
ンドデータのバッファへの転送処理がなされないため
に、その受信したコマンドデータは破棄されることとな
る。
【0128】00C4Hでは、その受信した8バイトの
コマンドデータがエラーコマンドであるか否かの判断が
なされる。図8で説明したように、メインステータスで
あるcom0において、70hのデータが送信されてき
た場合には、エラー表示のコマンドデータであり、75
hのコマンドデータが送られてきた場合には一時停止の
コマンドであり、それらのコマンドデータが送られてき
た場合には00C4HによりYESの判断がなされて、
図30(a)に示すエラーコマンドのサブルーチンプロ
グラムにジャンプする。
【0129】一方、送られてきたコマンドデータがエラ
ーコマンドデータでなかった場合には00CFHに進
み、その送られてきた8バイトのコマンドデータが前回
送られてきた8バイトのコマンドデータと異なる新たな
コマンドデータであるか否かの判断がなされる。そして
新たなコマンドデータでない場合には00DEHに進む
が、新たなコマンドデータである場合には図36に示す
ホットスタートのサブルーチンプログラムにジャンプす
る。
【0130】図30(a)は、00C4Hによりエラー
コマンドであると判断された場合に実行されるサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。まず00
E5Hにより、送信されてきた8バイトのコマンドデー
タのうちメインステータスであるcom0が70hであ
るか否かの判断がなされ、70hの場合には、図32
(a)に示すコマンド70hのサブルーチンプログラム
にジャンプする。一方、送信されてきた8バイトのコマ
ンドデータのメインステータスであるcom0が75h
の場合には、00EAHによりYESの判断がなされ
て、図32(b)に示すコマンド75hのサブルーチン
プログラムにジャンプする。
【0131】遊技機に異常が発生した場合には、前記基
本回路30によりcom0に「70h」がセットされ、
そのセットされたcom0が図15(a)のEEA2H
により出力されてシステムコントローラ51に送信され
てくる。すると、00E5HによりYESの判断がなさ
れることとなる。一方、遊技機の可動時においては、c
om0として「75h」が基本回路30から送信されて
くることはない。遊技機の製造段階で可変表示装置1の
表示状態を一時停止させる必要があり、そのような場合
には、com0として「75h」をシステムコントロー
ラ51に入力させる。すると、後述するように、システ
ムコントローラ51は、可変表示装置1の表示状態を一
時停止させる制御を行なう。
【0132】一方、基本回路30から送信されてきたメ
インステータスであるcom0が「70h」でなくかつ
「75h」でもなかった場合には、図31(c)に示す
012DHに進む。012DHでは、エラー処理フラグ
を「0」にクリアする処理がなされる。図29(b)の
00C4Hによりエラーコマンドであると判断された場
合には、その段階でエラー処理フラグをセットする動作
がなされる。しかし、00E5H,00EAHによりエ
ラーコマンドでないと判断された場合には、すでにセッ
トされたエラー処理フラグをゼロクリアする必要があ
り、ゆえに、012DHによりそのエラー処理フラグを
ゼロクリアするのである。次に0132Hに進み、レジ
スタの復帰処理が行なわれる。この処理は、スタックポ
インタが指定するスタックの内容を、HLレジスタ,D
Eレジスタ,BCレジスタ,AFレジスタの各レジスタ
に復帰させるといういわゆるPOP命令に従った処理で
ある。
【0133】次に0136Hに進み、割込許可中である
か否かの判断がなされる。割込許可中でなければ013
AHに進み、割込禁止状態にする処理がなされ、割込許
可中である場合には013EHに進み、割込許可状態に
する処理がなされる。その後、NMIからリターンし、
NMIが実行される前に実行していた制御を引続き実行
する。
【0134】図31(a),(b)は、cmd70h,
cmd75hの制御がなされた後の復帰処理を示したも
のであるために、まずcmd70h,cmd75hの制
御を説明した後に説明する。
【0135】図32(a)は、com70hのサブルー
チンプログラムを示すフローチャートである。0141
Hにより、スタックポインタを変更する処理がなされ
る。これにより、障害表示発生時のスタックポインタに
変更される。次に0148Hにより、退避フラグが
「1」であるか否かの判断がなされる。まだ退避フラグ
がセットされていない場合には、NOの判断がなされて
014EHに進み、退避フラグを「1」にセットし、か
つ、スロット表示位置を退避する処理がなされる。これ
は、cmd0として70hが送信されてきた段階で可変
表示装置1により表示されていた識別情報としての図柄
の表示位置領域を特定するデータを退避記憶領域に転送
して記憶させて退避させる処理である。本実施の形態で
は、可変表示装置2より表示される識別情報としての図
柄は、装飾用の意匠的識別情報の一例の複数種類の花札
と、その複数種類の意匠的識別情報の種類を特定するた
めの符号化識別情報の一例の1月,2月,3月…12月
等とからなる。
【0136】次に0169Hに進み、スロット2のデー
タをDEレジスタにロードする処理がなされ、次に01
6CHに進み、スロットデータをクリアする処理がなさ
れる。このスロット2は、前記意匠的識別情報である花
札の表示データのアドレスを記憶しておくとともに、必
要に応じてエラー発生時のメッセージ表示データのアド
レスを記憶しておくものである。次に017BHに進
み、可変表示装置により表示する識別情報用のバンク値
を設定し、可変表示装置により表示されるキャラクタ画
像用のバンク値を設定し、可変表示装置のスクリーン制
御用の制御値を設定し、さらに、スロット2の表示値を
設定し、スロット2表示値を転送する処理がなされる。
【0137】次に018DHにおいて、異常発生時のエ
ラー画面をセットする処理がなされ、0193Hによ
り、そのエラー画面を表示するためのスクリーン描画処
理を行なう。次に0196Hに進み、エラーメッセージ
である「係員をお呼び下さい」の表示データをセットす
る処理がなされ、019CHにより、そのセットされた
エラーメッセージを可変表示装置により表示するための
スクリーン描画処理が行なわれる。そして図32(e)
に示すエラーウェイトのサブルーチンプログラムに進
む。
【0138】このエラーウェイトのサブルーチンプログ
ラムは、01CCHにより、ノーオペレーション状態
(NOP)すなわちCPUが何も動作しない状態にし、
そのノーオペレーション状態で待機する動作である。そ
して、ノンマスカブルインタラプト(図29(b)参
照)やマスク可能なインタラプト(図33(a)参照)
が発生すれば、このノーオペレーション状態から抜け出
す。
【0139】図32(b)は、前記00F7HによるY
ESの判断がなされた場合に実行されるサブルーチンプ
ログラムであり、01A2Hにより、一時停止時用のス
タックポインタに変更する処理がなされてその後図32
(e)に示すエラーウェイトにジャンプする。
【0140】図32(c)は、図33(a)に示すin
terruptが実行され、エラーフラグがセットされ
ていない状態で、コマンドデータが所定期間以上送られ
て来なかった場合または後述するラウンド表示中にin
terruptが生じた場合に、実行され、コマンドデ
ータが送られて来るまで何も制御動作しないノーオペレ
ーション状態とするものである。図32(d)に示すイ
ンタラプトリターンのサブルーチンプログラムは、図3
3(a)のinterruptが実行された後その割込
から復帰したときに実行され、025BHにより、スタ
ックポインタが指定するスタックの内容をHLレジスタ
へ復帰させるいわゆるPOP命令に従った処理がなさ
れ、その後図34の0251Hにジャンプする。そし
て、0251Hにより、スタックポインタが指定するス
タックの内容を、IYレジスタ,IXレジスタ,HLレ
ジスタ,DEレジスタ,BCレジスタ,AFレジスタの
各レジスタへ復帰せるPOP命令に従った処理がなさ
れ、再び図32(d)に示す025BHの処理が行なわ
れる。この025BHと0251Hとの処理を繰返し実
行する状態となる。その状態で、図29(b)に示すノ
ンマスカブルインタラプトが発生した場合には0066
H以降の処理が実行され、図33(a)に示すマスク可
能なインタラプトが発生した場合には、01D0H以降
の処理が実行されることとなる。
【0141】図32(e)はエラーウエイトのサブルー
チンプログラムであり、01CCHによりノーオペレー
ション状態に制御され、前述したNMIまたは図33
(a)に示すinterruptが生じるまで何も制御
動作しない状態となる。
【0142】com70hまたはcom75hが送信さ
れ、前述のエラー表示状態または一時停止状態になった
後、com70h以外でかつcom75h以外のコマン
ドデータが送信されて来れば、図30(b)のエラーリ
ターンのサブルーチンプログラムが実行される。そし
て、com70hに基づいたエラー画面からの復帰の場
合には図31(a)に進み、01B2Hによりスタック
ポインタの復帰処理がなされて、図31(c)の00F
EHに進み、014EHに基づいて行なわれた退避され
たスロット表示位置を元通りに復帰させる処理がなされ
る。そして、0128Hにより、退避フラグを0クリア
した後012DHに進む。
【0143】一方、com75hに基づいた動作一時停
止からの復帰の場合には、図31(b)に進み、01B
FHによりスタックポインタの復帰処理がなされて、0
12DHに進む。
【0144】図33(a)は、図29(a)のマスク可
能なインタラプトが発生した場合に実行されるサブルー
チンプログラムであり、たとえば4msec毎に1回ず
つ実行される。01D0Hにより、AFレジスタ,BC
レジスタ,DEレジスタ,HLレジスタ,IXレジス
タ,IYレジスタの各レジスタの内容をスタックポイン
タが指定するスタックへ退避させるいわゆるPUSH命
令に従った処理がなされる。次に01D8Hに進み、エ
ラー処理中であるか否かの判断がなされる。これは、前
記00C4Hによりエラーコマンドがあると判断された
場合にセットされるエラーフラグがセットされているか
否かにより判断される。そしてセットされている場合に
は前記0251Hに進み、その0251Hと025BH
との処理を繰返し実行する状態となる。
【0145】一方、エラーフラグがセットされていない
場合には01E3Hに進み、現在行なっている表示制御
動作の処理アドレスを設定する処理がなされ、01E6
Hにより、その設定された処理ルーチンにジャンプする
処理がなされる。
【0146】その結果、図29(b)に示すノンマスカ
ブルインタラプトが発生して送信されてきたコマンドデ
ータが00CFHにより新コマンドでないと判断された
場合には、この図33(a)に示す割込ルーチンが実行
されてエラー処理中でない場合には、今まで行なってき
た可変表示装置の表示制御動作を引続き行なう状態とな
る。一方、異常発生に伴うエラーフラグがセットされて
いる場合には、前記0196H,019CHにより「係
員をお呼び下さい」のメッセージ表示が可変表示装置に
より表示された状態を維持しながら前記0251H,0
25BHの処理を繰返し実行する状態となる。そしてノ
ンマスカブルインタラプトが発生してエラーコマンド以
外の正しいコマンドが送信されてきた段階で、00C4
HによりNOの判断がなされて034EHによりエラー
フラグがクリアされ、その結果、01D8HによりNO
の判断がなされ、エラーフラグがセットされる前の異常
発生前の可変表示制御動作に相当する処理ルーチンにジ
ャンプする処理がなされる。また、前述した一時停止用
の異常発生の場合にも、同様の制御動作がなされる。
【0147】01E6Hにより実行中の可変表示制御動
作に相当する処理ルーチンにジャンプして、その処理ル
ーチンの制御が終了した段階で、図33(b)に示すサ
ブルーチンプログラムが実行される。このサブルーチン
プログラムは、リールの縦揺れ制御,花札の回転制御,
大当り表示制御動作,可変入賞球装置の入賞個数の表示
制御動作を実行するものである。可変表示装置1により
表示される意匠的図柄としての花札は、後述するよう
に、リーチ等が発生することにより、そのリーチの種類
において、上下方向に移動する縦揺れ表示や、花札が順
次めくれて下方に落下する落下表示や、各花札が縦軸周
りでその場で回転する回転表示等が行なわれる。まず0
1E7Hにおいて、左リールの縦揺れフラグがセットさ
れているか否かの判断がなされ、セットされていない場
合には01EFHに進み、右リールの縦揺れフラグがセ
ットされているか否かの判断がなされ、セットされてい
ない場合には01F4Hに進み、中リールの縦揺れフラ
グがセットされているか否かの判断がなされ、セットさ
れていない場合には01F9Hに進み、花札落下フラグ
がセットされているか否かの判断がなされ、セットされ
ていない場合には図33(c)の0200Hに進む。そ
して前述した符号化識別情報をスクロール表示制御する
処理がなされる。
【0148】次に0203Hに進み、左花札の回転フラ
グがセットされているか否かの判断がなされ、セットさ
れていない場合には020BHに進み、右花札の回転フ
ラグがセットされているか否かの判断がなされ、セット
されていない場合には0210Hに進み、中花札の回転
フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セッ
トされていない場合には021EHに進み、回転フラグ
をゼロクリアする処理がなされる。
【0149】そして、左リールの縦揺れフラグがセット
されている場合には01ECHに進み、左リールの縦揺
れ処理を行なって左の花札を上下方向に往復移動させる
表示制御がなされる。右リールの縦揺れフラグがセット
されている場合には、01F1Hにより、右リールを縦
揺れ表示させる処理がなされる。同様に、中リール縦揺
れフラグがセットされている場合には01F6Hによ
り、中リールの縦揺れ表示処理がなされる。また、花札
落下フラグがセットされている場合には、01FDHに
より、中花札を落下表示制御する処理がなされる。
【0150】次に、左花札回転フラグがセットされてい
る場合には、0208Hにより、左花札を縦軸周りで回
転表示する制御がなされ、右花札回転フラグがセットさ
れている場合には、020DHにより、右花札を回転表
示させる制御がなされ、中花札回転フラグがセットされ
ている場合には、0212Hにより中花札を回転表示さ
せる制御がなされる。
【0151】次に図34(b)の022AHでは、特定
遊技状態(大当り状態)の発生によりセットされるフィ
ーバーフラグがセットされているか否かの判断がなさ
れ、セットされていない場合には0231Hに進むが、
セットされている場合には、022EHに進み、可変表
示装置1に大当り表示を行なう。次に0231Hでは、
球数カウントフラグがセットされているか否かの判断が
なされ、セットされている場合には球数カウント処理が
実行される。そして0248Hでは、処理中フラグがセ
ットされているか否かを判断し、セットされている場合
には動作カウンタを「1」加算更新する処理がなされた
後、0251Hに進む。一方、処理中フラグがセットさ
れていない場合には処理アドレスをノーオペレーション
にセットし、図32(e)に移動する。また、0251
Hの処理が実行された後は、図32(d)のインタラプ
トリターンに移行する。
【0152】図35(a)は、システムコントローラ5
1が暴走した場合等に006DHによりNOの判断がな
されて実行されるリスタートのサブルーチンプログラム
である。025EHにより、スタックポインタを初期化
する処理がなされ、0261Hにより、LCDC初期化
データテーブルをルックアップして液晶表示装置の表示
データを初期化する処理がなされる。次に0270Hに
進み、RAM55を初期化する処理がなされ、027D
Hにより、出力ポートを初期化する処理がなされ、02
9AHにより、カラーパレットデータを設定する処理が
なされ、02A5Hにより、スロット2データの初期化
処理がなされる。次に02ABHに進み、異常発生のデ
ータをセットし、02B1Hにより、その異常発生を可
変表示装置により表示させるためのスクリーン描画処理
を行ない、02B4Hにより、「LCDシステムエラ
ー」のメッセージ表示を可変表示装置により表示させる
ためのデータがセットされ、02BAHにより、そのエ
ラーメッセージを可変表示装置1により表示させるため
のスクリーン描画処理がなされる。そして0347Hの
コマンドウェイト処理にジャンプする。
【0153】図35(b)は、図28(a)の電源投入
時のスタートがなされた場合に実行されるコールドスタ
ートのサブルーチンプログラムである。02DDHによ
り、LCDC初期化データテーブルをルックアップして
液晶表示装置表示用のデータを初期化する処理がなされ
る。次に02ECHにより、RAM55の記憶データを
初期化する処理がなされ、02ECHによりビデオRA
M56の記憶データを初期化する処理がなされる。次に
02ECHに進み、スロット表示位置を初期化し、識別
情報のスクロール量を初期化する処理がなされる。次に
02F9Hに進み、カラーパレットデータを設定する処
理がなされ、0304Hにより、初期図柄ナンバーすな
わち電源投入時に最初に可変表示装置1により表示され
る識別情報の図柄ナンバーを設定する処理がなされる。
次に0342Hに進み、スタックポインタを設定する処
理がなされ、0347Hに進み、コマンドウェイト処理
がなされる。このコマンドウェイト処理は、割込許可状
態にした上でノーオペレーション状態(NOP)の処理
を行なってシステムコントローラ51のCPUを動作し
ない状態にし、その状態で待機する処理である。
【0154】図36は、図29(b)において、新コマ
ンドが送信されてきた場合に実行されるホットスタート
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。034BHにより、スタックポインタを設定する処
理がなされ、034EHにより、エラーフラグをゼロク
リアし、退避フラグ(バックアップフラグ)をゼロクリ
アする処理がなされる。次に037AHに進み、送信さ
れてきたメインステータスのコマンドデータであるco
m0が「2dh」であるか否かの判断がなされる。co
m0が「2dh」の場合はに、図7で示したように、大
当り動作のメインステータスであり、その場合には直接
037AHに進むが、それ以外の場合には、0381H
により、コマンド退避処理がなされる。
【0155】次に037AHでは、送信されてきたコマ
ンドデータのcom0が、0xH,1xH,2xH,3
xH,4xH,6xHあるいはその他のうちのどれかを
判別する処理がなされる。そして判別した結果それぞれ
に対応するコマンド処理サブルーチンプログラムにジャ
ンプする。このcom0のデータとジャンプ先とが、コ
マンドテーブルにテーブルの形で記憶されており、この
コマンドテーブルをルックアップすることによりジャン
プ先が決定される。なお、com0が、0xHの場合に
は画面非表示のサブルーチンプログラムにジャンプし、
1xHの場合には、デモ画面表示のサブルーチンプログ
ラムにジャンプし、2xHの場合にはゲーム画面表示の
サブルーチンプログラムにジャンプし、3xHの場合に
はフィーバーインターバル画面の表示サブルーチンプロ
グラムにジャンプし、4xHの場合にはフィーバーラウ
ンド表示のサブルーチンプログラムにジャンプし、6x
Hの場合にはフィーバー終了画面のサブルーチンプログ
ラムにジャンプし、それ以外のデータの場合にはコマン
ドエラーのサブルーチンプログラムにジャンプする。
【0156】図37(a)は、com0が0xHの場合
に実行されるサブルーチンプログラムであり、03FD
Hにより、動作カウンタが0クリアされた後、com0
が、「00H」であるか否かの判断がなされ、「00
H」の場合には図37(c)に示すサブルーチンプログ
ラムにジャンプする。一方、「00H」でない場合に
は、コマンドエラーのサブルーチンプログラムにジャン
プする。動作カウンとは、発振回路63からのクロック
信号に従ってカウントアップするタイマであり、可動表
示制御を時間に応じて進行させるためのものである。
【0157】図37(c)では、03F3Hにより、ス
クリーン表示をOFFにして可変表示装置1の表示状態
を消去して消した状態にし、図35(b)の0347H
のコマンドウェイトにジャンプする。
【0158】com0が「1xH」の場合には、図37
(b)のサブルーチンプログラムが実行され、03FD
Hにより、com0が「10H」であるか否かの判断が
なされ、「10H」である場合には図37(d)に示す
サブルーチンプログラムにジャンプし、「10H」以外
の場合にはコマンドエラーのサブルーチンプログラムに
ジャンプする。
【0159】図37(d)では0436Hにより、処理
中フラグがセットされ、デモ画面表示処理(rtn 1
0h)の処理アドレスがセットされる。そして0347
Hのコマンドウェイトージャンプする。この状態で、図
33(a)に示すインタラプトのサブルーチンプログラ
ムが実行されれば、01E3Hにより、処理アドレスが
チェックされて前述の0436Hによりセットされたデ
モ画面表示処理の処理アドレスへジャンプすることとな
り、その結果、デモ画面表示処理のサブルーチンプログ
ラムが実行されて可変表示装置1によりデモ画面が表示
される。
【0160】com0が「2xH」の場合には、図38
(a)に示すサブルーチンプログラムが実行される。0
444Hにより、動作カウンタがゼロクリアされ、co
m0の値を判別して処理ルーチンテーブルをルックアッ
プしてその値に応じたサブルーチンプログラムにジャン
プする処理がなされる。そして、com0の値が「20
H」の場合には、図柄変動前準備のサブルーチンプログ
ラムにジャンプし、「21H」の場合には全図柄変動サ
ブルーチンプログラムにジャンプし、「22H」の場合
には左図柄停止サブルーチンプログラムにジャンプし、
「23H」の場合には右図柄停止サブルーチンプログラ
ムにジャンプし、「24H」の場合には中図柄停止サブ
ルーチンプログラムにジャンプし、「25H」の場合に
は通常リーチ(2周)のサブルーチンプログラムにジャ
ンプし、「26H」の場合には通常リーチ(3周)のサ
ブルーチンプログラムにジャンプし、「27H」の場合
には竜巻リーチのサブルーチンプログラムにジャンプ
し、「28H」の場合には三三七拍子リーチのサブルー
チンプログラムにジャンプし、「29H」の場合には勝
負リーチのサブルーチンプログラムにジャンプし、「2
aH」の場合には双子リーチのサブルーチンプログラム
にジャンプし、「2bH」の場合には短縮全図柄変動の
サブルーチンプログラムにジャンプし、「2cH」の場
合には短縮全図柄停止のサブルーチンプログラムにジャ
ンプし、「2dH」の場合には大当り動作のサブルーチ
ンプログラムにジャンプし、それ以外の場合にはコマン
ドエラーのサブルーチンプログラムにジャンプする。
【0161】図39(a)は、0444Hの判断の結
果、「20H」の場合に実行される図柄変動前準備のサ
ブルーチンプログラムである。047DHにより、処理
中フラグをセットし、処理アドレスを図柄変動前である
rtn 20hにセットして0347Hのコマンドウェ
イトへジャンプする処理がなされる。
【0162】図39(b)は、0444Hの判断の結果
「21H」の場合に実行され全図柄変動のサブルーチン
プログラムであり、048BHにより、コマンドをコマ
ンド退避エリアに退避させる処理がなされ、さらに、左
図柄ナンバーを取得して退避させ、中図柄ナンバーを取
得して退避させ、右左図柄ナンバーを取得して退避させ
る処理がなされる。次に04ADHに進み、全図柄変動
すなわちrtn 21hの処理アドレスをセットする処
理がなされて0347Hのコマンドウェイトへジャンプ
する。
【0163】図39(c)は、0444Hの判断の結果
「22H」の場合に実行される左図柄停止処理のサブル
ーチンプログラムである。まず04B6Hにより、コマ
ンド順序が正しいか否かの判断がなされる。コマンドデ
ータのメインステータスであるcom0は、基本回路3
0による遊技制御動作によって進行制御される遊技機の
遊技状態の進行に応じて変化するものであり、その変化
のパターンは所定の順序となるように予め決められてい
る。そしてその所定の順序になっているか否かがコマン
ド順序判定データに従って04B6Hにより判断され
る。com0が「2xH」の場合には、可変表示動作
は、まず図柄変動前準備処理がなされ、次に全図柄変動
処理がなされ、次に左図柄停止処理がなされ、その段階
でリーチが成立していなければ中図柄停止処理がなされ
る。そして外れ図柄であった場合には打玉の始動入賞に
基づいて再度図柄変動前準備処理から順次表示動作が繰
返し行なわれる。一方、右図柄停止処理がなされた段階
でリーチが成立している場合には、そのリーチの種類に
応じて通常リーチ(2周)または通常リーチ(3周)の
いずれかが表示動作される。そしてその後中図柄が停止
され、その状態で外れの場合には再度前記図柄変動前準
備処理に移行するが、当りの場合には、大当り動作処理
が実行される。さらに、確率変動状態で短縮モードとな
っている場合には、図柄変動前準備処理がなされた後、
短縮全図柄変動処理がなされ、リーチ表示する場合には
竜巻リーチ,三三七拍子リーチ,勝負リーチまたは双子
リーチのいずれかが表示され、その後短縮全図柄停止処
理がなされることとなる。
【0164】コマンド順序判定データは、図柄変動前準
備処理の段階で図78の0AC2Hにより000000
10b(bは2進数を表わす)にセットされている。そ
して、04B6Hにより、前記コマンド順序判定データ
に対し00000010bの論理積が演算される。コマ
ンド順序が正しければ、00000010bと0000
0010bとの論理積になるために、その演算結果は、
00000010bとなる。その場合には、04B6H
によりYESの判断がなされ、04BEHにより、コマ
ンド順序判定データを左回転させる処理がなされる。そ
の結果、00000010bだったコマンド順序判定デ
ータが、00000100bとなる。次に、04C7H
により、左図柄停止制御用のアドレスすなわちrtn
22hが処理アドレスとしてセットされ、0347Hの
コマンドウェイトへジャンプする。一方、コマンドデー
タの送信順序が正しくない場合には、コマンド順次デー
タに対し00000010bの論理積を演算すれば、そ
の答えが00000000bとなる。その場合には04
B6HによりNOの判断がなされて、コマンドエラーの
サブルーチンプログラムにジャンプする。
【0165】図39(d)は、0444Hにより「23
H」と判断された場合に実行される右図柄停止処理のサ
ブルーチンプログラムである。まず04D0Hにより、
コマンド順序は正しいか否かの判断がなされる。この判
断は、コマンド順序判定データに対し00000100
bの論理積を演算し、その演算結果が00000000
0bになったか否かで判断し、00000000bの場
合にはコマンドエラーにジャンプする。そして、コマン
ドデータの送信順序が正しければ、00000100b
と00000100bとの論理積になるために、その演
算結果は00000100bとなる。その場合には、0
4D0HによりYESの判断がなされて04D8Hによ
り、コマンド順序判定データを左回転させる処理がなさ
れ、その結果、コマンド順序判定データは、00001
000bとなる。次に、04E1Hに進み、右図柄停止
処理のアドレスすなわちrtn 23hが処理アドレス
としてセットされ、0347Hのコマンドウェイトへジ
ャンプする。
【0166】図40(a)は、0444Hにより「24
H」と判断された場合に実行される中図柄停止処理のサ
ブルーチンプログラムである。04EAHにより、コマ
ンド順序は正しいか否かの判断がなされる。この判断
は、コマンド順序判定データに対し00001000b
の論理積を演算し、その演算結果が00000000b
になったか否かにより行なわれる。そして000000
00bになった場合にはコマンドエラーのサブルーチン
プログラムにジャンプする。送信されてきたコマンドデ
ータの順序が正しければ04EAHの段階では、コマン
ド順序判定データは00001000bとなっているた
めに、00001000bと00001000bとの論
理積を演算することとなり、その演算結果は00001
000bとなるはずである。その場合には、04EAH
によりYESの判断がなされて、04F2Hにより、コ
マンド順序判定データを左回転させる処理がなされる。
その結果、コマンド順序判定データは、0001000
0bとなる。次に、04EBHに進み、中図柄停止処理
のアドレスすなわちrtn 24hが処理アドレスとし
てセットされ、0347Hのコマンドウェイトへジャン
プする。
【0167】図40(b)は、0444Hにより「25
H」と判断された場合に実行される通常リーチ(2周)
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。0504Hにより、コマンド順序判定データに対し
00001000bの論理積を演算する処理がなされ、
その演算結果が00000000bの場合にはコマンド
エラーのサブルーチンプログラムにジャンプする。一
方、この図40(b)は、前記右図柄の停止処理が行な
われた後に実行されるものであり、コマンドデータが正
しい順序で送信されてきていれば、コマンド順序判定デ
ータは00001000bとなっているはずである。そ
の場合には、0504Hにより、00001000bと
00001000bとの論理積が演算されてその演算結
果が00001000bとなるはずである。その場合に
は、0504HによりYESの判断がなされて050C
Hにより、コマンド順序判定データを左回転させる処理
がなされる。その結果、コマンド順序判定データは、0
0010000bとなる。次に、0515Hに進み、通
常リーチ(2周)の制御が実行されるアドレスすなわち
rtn 25hが処理アドレスとしてセットされ、03
47Hのコマンドウェイトへジャンプする。
【0168】図41(a)は、0444Hにより「26
H」と判断された場合に実行される通常リーチ(3周)
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。051EHにより、コマンド順序判定データに対し
00001000bの論理積を演算する処理がなされ、
その演算結果が00000000bの場合にはコマンド
エラーのサブルーチンプログラムへジャンプする。一
方、この図41(a)は、前記右図柄の停止処理がなさ
れた後に実行されるものであり、コマンドデータが正し
い順序で送信されてきていれば、コマンド順序判定デー
タは00001000bとなっているはずである。その
場合には、00001000bと00001000bと
の論理積を演算することとなり、その演算結果は000
01000bとなる。その場合には、052BHによ
り、コマンド順序判定データを左回転させる処理がなさ
れる。その結果、コマンド順序判定データは、0001
0000となる。次に、051EHによりYESの判断
がなされて052FHに進み、通常リーチ(3周)の処
理が実行されるアドレスすなわちrtn 26hが処理
アドレスとしてセットされ、0347Hのコマンドウェ
イトへジャンプする。
【0169】図41(b)は、0444Hにより「27
H」と判断された場合に実行される竜巻リーチのサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。053
8Hにより、コマンド順序判定データに対し00000
010bの論理積を演算する処理がなされ、その演算結
果が00000000bになった場合にはコマンドエラ
ーのサブルーチンプログラムにジャンプする。一方、こ
の竜巻リーチのサブルーチンプログラムは、前述したよ
うに、図柄変動前準備処理が実行されて短縮全図柄変動
処理が実行され、その次に実行されるものであり、コマ
ンドデータが正しい順序で送信されてきていればコマン
ド順序判定データは00000010bとなっているは
ずである。その場合には、00000010bと000
00010bとの論理積を演算することとなり、その演
算結果は00000010bとなる。その場合には、0
538HによりYESの判断がなされて0540Hに進
み、コマンド順序判定データに00010000bをセ
ットする処理がなされ、その後054AHに進み、竜巻
リーチを実行するアドレスすなわちrtn 27hが処
理アドレスとしてセットされ、0347Hのコマンドウ
ェイトへジャンプする。
【0170】図41(c)は、0444Hにより「28
H」と判断された場合に実行される三三七拍子リーチの
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
0553Hにより、コマンド順序判定データに対し00
000010bの論理積を演算する処理がなされ、その
演算結果が00000000bの場合にはコマンドエラ
ーのサブルーチンプログラムへジャンプする。一方、こ
の三三七拍子リーチのサブルーチンプログラムは、前述
したように、図柄変動前準備処理が実行されて短縮全図
柄変動処理が行なわれた後に実行されるものであり、コ
マンドデータが正しい順序で送信されてきていれば、コ
マンド順序判定データは00000010bとなってい
るはずである。その場合には、00000010bと0
0000010bとの論理積を演算することとなり、そ
の演算結果は00000010bとなる。その場合に
は、0553HによりYESの判断がなされて055B
Hに進み、コマンド順序判定データを00010000
bにセットする処理がなされる。その後0565Hに進
み、三三七拍子リーチの処理を実行するアドレスすなわ
ちrtn 28hを処理アドレスとしてセットする処理
がなされ、0347Hのコマンドウェイトへジャンプす
る。
【0171】図41(d)は、0444Hにより「29
H」と判断された場合に実行される勝負リーチのサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。056
EHにより、コマンド順序判定データに対し00001
000bの論理積を演算する処理がなされ、その演算結
果が00000000bの場合にはコマンドエラーのサ
ブルーチンプログラムへジャンプする。一方、この勝負
リーチのサブルーチンプログラムは、前記右図柄停止処
理が実行された後に実行されるものであり、コマンドデ
ータが正しい順序で送信されてきていればコマンド順序
判定データは00001000bとなっているはずであ
る。その場合には、00001000bと000010
00bとの論理積を演算することとなり、その演算結果
は00001000bとなる。その場合には、056E
HによりYESの判断がなされて0576Hに進み、コ
マンド順序判定データを左回転させる処理がなされ、そ
の結果コマンド順序判定データは、00010000b
となる。次に057FHに進み、勝負リーチ制御を実行
するアドレスすなわちrtn 29hが処理アドレスと
してセットされ、0347Hのコマンドウェイトへジャ
ンプする。
【0172】図42(a)は、0444Hにより「2a
H」と判断された場合に実行される双子リーチのサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。058
8Hにより、コマンド順序判定データに対し00001
000bの論理積を演算する処理がなされ、その演算結
果が00000000bの場合にはコマンドエラーのサ
ブルーチンプログラムにジャンプする。一方、この双子
リーチのサブルーチンプログラムは、前記右図柄停止処
理が実行された後に実行されるものであり、コマンドデ
ータが正しい順序で送信されてきていれば、コマンド順
序判定データは00001000bとなっているはずで
ある。その場合には、00001000bと00001
000bとの論理積の演算となり、その演算結果は00
001000bとなる。その場合には、0588Hによ
りYESの判断がなされて0590Hに進み、コマンド
順序判定データを左回転させる処理がなされ、その結果
コマンド順序判定データは00010000bとなる。
次に0599Hに進み、双子リーチ制御を行なうアドレ
スすなわちrtn 2ahを処理アドレスとしてセット
する処理がなされ、0347Hのコマンドウェイトへジ
ャンプする。
【0173】図42(b)は、0444Hにより「2b
H」と判断された場合に実行される短縮全図柄変動処理
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。05A2Hにより、コマンドバッファをコマンド退
避エリアへ退避させる処理がなされるとともに、左図柄
ナンバー,中図柄ナンバー,右図柄ナンバーのそれぞれ
を取得して退避させる処理がなされる。次に05C4H
に進み、図42(c)は、コマンドエラーの処理を行な
うプログラムを示すフローチャートである。03B5に
より、処理アドレスにインタラプト復帰処理をセットす
る制御を行ない、03BCに進み、コマンド順序判定デ
ータを11111111bにする処理を行なって034
7Hのコマンドウエイトへジャンプする。コマンド順序
判定データが11111111bに更新された結果、次
回コマンドデータが送られてきた場合には、たとえば0
4B6H〜04BBHの処理がなされれば、コマンド順
序判定データは必ず00000010bとなり、適正な
順序であると判定されて適正なコマンドデータであると
判定されることとなる。
【0174】処理中フラグをセットし、短縮全図柄変動
制御を行なうアドレスすなわちrtn 2bhを処理ア
ドレスとしてセットする処理がなされ、0347Hのコ
マンドウエイトへジャンプする。
【0175】図43(a)は、0444Hにより「2c
H」と判断された場合に実行される短縮全図柄停止処理
のサブルーチンプログラムが示すフローチャートであ
る。05CDHにより、コマンド順序判定データに対し
00000010bの論理積を演算する処理がなされ、
その演算結果が00000000bである場合にはコマ
ンドエラーのサブルーチンプログラムにジャンプする。
一方、この短縮全図柄停止制御のサブルーチンプログラ
ムは、図柄変動前準備処理がなされた後短縮全図柄変動
処理がなされてその後に実行されるものであり、コマン
ドデータが正しい順序で送信されてきた場合には、コマ
ンド順序判定データは00000010bとなっている
はずである。その結果、00000010bと0000
0010bとの論理積の演算となり、その演算結果は0
0000010bとなる。その場合には、05CDHに
よりYESの判断がなされ、05D5Hに進み、コマン
ド順序判定データに00010000bをセットする処
理がなされる。その後05DFHに進み、短縮全図柄停
止制御を実行するアドレスすなわちrtn 2chを処
理アドレスとしてセットする処理がなされ、0347H
のコマンドウエイトへジャンプする。
【0176】図43(b)は、0444Hにより「2d
H」と判断された場合に実行される大当り動作のサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。05E
8Hにより、フィーバーコマンドは正しいか否かの判断
がなされる。この判断は、前記コマンド順序判定データ
に対し00010000bの論理積を演算し、その演算
結果に基づいて判断する。その演算結果が000000
00bの場合にはコマンドエラーのサブルーチンプログ
ラムにジャンプする。一方、大当り動作サブルーチンプ
ログラムは、中図柄停止処理が行なわれた後または短縮
全図柄停止処理が行なわれた後に実行されるものであ
り、コマンドデータが正しい順序で送信されてきている
場合には、前記コマンド順序判定データは000100
00bとなっているはずである。その場合には、000
10000bと00010000bとの論理積の演算と
なり、その演算結果は00010000bとなる。その
場合には、05E8HによりYESの判断がなされて0
5F0に進み、コマンド順序判定データを左回転させる
処理がなされ、その結果コマンド順序判定データは00
100000bとなる。
【0177】次に062AHに進み、大当り動作制御を
行なうアドレスすなわちrtn 2dhを処理アドレス
としてセットする処理がなされ、0347Hのコマンド
ウエイトへジャンプする。
【0178】図43(c)は、前記037AHによりc
m0が「3xH」であると判断された場合に実行される
サブルーチンプログラムであり、063EHにより、書
直しフラグと球数カウントフラグとが0クリアされると
ともに、コマンド順序判定データに00000000b
がセットされ、さらに、フィーバーインターバル画面を
表示制御するアドレスすなわちrtn 3xhを処理ア
ドレスしてセットする処理がなされ、0347Hのコマ
ンドウエイトへジャンプする。
【0179】図43(d)は、037AHにより「4x
H」と判断された場合に実行されるサブルーチンプログ
ラムであり、0654Hにより、書直しフラグが0クリ
アされ、コマンド順序判定データに00000000b
がセットされ、さらに球数カウントフラグがセットさ
れ、フィーバーラウンド表示制御を実行するアドレスす
なわちrtn 4xhが処理アドレスとしてセットさ
れ、0347Hのコマンドウエイトへジャンプする。
【0180】図43(e)は、037AHにより「6x
H」と判断された場合に実行されるサブルーチンプログ
ラムであり、0668Hにより、書直しフラグと球数カ
ウントフラグとが0クリアされ、コマンド順序判定デー
タが00000000bにセットされ、さらに、フィー
バー終了画面表示制御を行なうアドレスであるrtn6
xhが処理アドレスとしてセットされ、0347Hのコ
マンドウエイトへジャンプする。
【0181】次に、以上説明した実施の形態の特徴や変
形例等を以下に列挙する。
【0182】(1) 図1に示した可変表示装置1は、
液晶表示装置を用いたものに限らず、たとえばCRTや
発光ダイオードあるいはエレクトロルミネッセンス等を
利用した電気的可変表示装置であってもよく、また、い
わゆる回転ドラム式の可変表示装置であってもよい。ま
た可変入賞球装置4の第1の状態は、開閉板9が開閉を
連続的に繰返す状態であってもよく、可変入賞球装置4
の第2の状態は、打玉が入賞可能ではあるが入賞困難な
ものであってもよい。
【0183】(2) 図2,図3において、基本回路3
0に設けられているROMにより、制御用のプログラム
を記憶するプログラム記憶手段が構成されている。基本
回路30に設けられているCPUにより、前記プログラ
ム記憶手段に記憶されているプログラムに従って動作し
遊技機の遊技状態を制御する制御中枢手段が構成されて
いる。基本回路30に設けられているRAMにより、前
記制御中枢手段による制御のためのワーキングエリアを
提供するランダムアクセスメモリが構成されている。
【0184】プログラムROM54により、可変表示装
置の表示制御を行なうためのプログラムを記憶する表示
制御プログラム記憶手段が構成されている。キャラクタ
ROM57により、前記可変表示装置に表示させる画像
表示データを記憶する画像表示データ記憶手段が構成さ
れている。CPU53,システムコントローラ51によ
り、前記可変表示用プログラム記憶手段に記憶されてい
るプログラムに従って動作し、前記画像表示データ記憶
手段に記憶されている画像表示データに基づいて前記可
変表示装置に画像表示を行なわせる画像表示制御手段が
構成されている。
【0185】(3) 前記可変表示装置の表示結果が予
め定められた特定の表示態様になった場合に、前記遊技
制御手段は、遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技
状態に制御する。そして図4に示したWC RND1に
より、前記特定遊技状態を発生させるか否かをランダム
に決定するための乱数を発生させる乱数発生手段が構成
されている。WC RNDL,WC RNDC,WC
RNDRにより、前記可変表示装置の表示結果をランダ
ムに決定するための乱数を発生させる表示用乱数発生手
段が構成されている。WC RND ACTにより、前
記可変表示装置によりリーチ状態を表示させるか否かを
ランダムに決定するための乱数を発生させるリーチ決定
用乱数発生手段が構成されている。WC RND SL
Wにより、前記可変表示装置にリーチ状態が表示された
場合にその可変表示装置により表示される可変表示状態
の可変表示速度を減速させて表示した後その表示結果を
導出表示させる場合の減速可変表示動作量をランダムに
決定するための乱数を発生する減速動作量決定用乱数発
生手段が構成されている。
【0186】前記WC RND1により構成された乱数
発生手段は、その発生可能な乱数の数値範囲の限界を変
更可能に構成されている。そして遊技者が操作できず遊
技場の係員が操作可能な箇所に設けられた操作手段の操
作において、前記乱数の発生可能な数値範囲の限界が変
更設定可能となる。
【0187】(4) 図2に示した遊技機の遊技状態を
制御する遊技制御手段は、所定の遊技状態となることに
より前記特定遊技状態が発生しやすい特別遊技状態に制
御する機能を有する。より具体的には、前記遊技制御手
段は、前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特
定の表示態様になった場合に遊技状態を特定遊技状態に
する機能を有し、前記予め定められた特定の表示態様が
複数種類定められており、前記可変表示装置の表示結果
がその複数種類の特定の表示態様のうちの予め定められ
た特別の特定表示態様になった場合に、前記遊技制御手
段は前記特別遊技状態に制御する。そして図18のF2
C3H〜F2D2Hにより、前記特別遊技状態の発生状
況に応じて前記特別遊技状態の発生を制限する制御を行
なう制限制御手段が構成されている。この制限制御手段
は、予め定められた前記特定遊技状態の発生制限回数が
特別遊技状態の発生回数に達している場合に、前記特別
遊技状態の発生を制限する機能を有する。
【0188】図18のF31AHにより算出されるリー
チフラグテーブルは、複数種類用意されており、前記可
変表示装置の表示結果として表示されることが事前決定
された表示態様と前記特定の表示態様との隔たりがどの
程度あるかに応じて前記複数種類のリーチフラグテーブ
ルからどのリーチフラグテーブルを選ぶかが決定され
る。前記リーチフラグテーブルにより、前記可変表示装
置により表示される複数種類のリーチ状態を特定するデ
ータをテーブルの形で記憶している複数リーチ種類特定
データ記憶手段が構成されている。この複数リーチ種類
特定データ記憶手段は複数種類設けられており、それぞ
れの記憶手段において、或る種類のリーチ状態を特定す
る特定データを多く記憶して記憶内容に偏りが生ずるよ
うに構成されている。そして前記それぞれの複数リーチ
種類特定データ記憶手段において、偏って記憶されてい
るリーチ種類特定データから特定されるリーチの種類が
互いに異なるように構成されている。
【0189】前記図18のF309H,F31AHによ
り、前記可変表示装置の表示結果として表示されること
が事前に決定されている識別情報が前記特定の表示態様
とどの程度隔たりがあるかに応じて前記複数種類の複数
リーチ種類特定データ記憶手段のうちからどの複数リー
チ種類特定データ記憶手段を選択するかを決定する選択
決定手段が構成されている。そして図18のF322H
により、前記選択決定手段によって選択決定された複数
リーチ種類特定データ記憶手段に記憶されている複数の
リーチ種類特定データの中から或るリーチ種類特定デー
タをランダムに選択するリーチ種類ランダム選択手段が
構成されている。
【0190】図18のF329H〜F344Hにより、
前記特別遊技状態になっているか否かを判定し、特定遊
技状態になっている場合には前記リーチ種類ランダム選
択手段により選択されたリーチ種類を他のリーチ種類に
変更するリーチ種類変更手段が構成されている。
【0191】図23に示したリーチ時間算出処理のサブ
ルーチンプログラムにより、前記WC RND SLW
から構成された可変表示制御期間決定用乱数発生手段が
発生した乱数に従って可変表示期間を算出する可変表示
期間算出手段が構成されている。
【0192】前述したように、遊技制御手段は、遊技機
に異常が発生した場合にその旨を前記可変表示装置に表
示させるための指令信号を、図3に示した制御回路から
なる可変表示制御手段に出力する異常表示指令信号出力
手段を含む。
【0193】図29の006DHにより、前記可変表示
制御手段に含まれている可変表示制御用のプロセッサが
暴走しているか否かを判別する暴走判別手段が構成され
ている。図35(a)に示したリスタートのサブルーチ
ンプログラムにより、前記暴走判別手段が暴走している
旨を判別した場合に、制御データを初期化して暴走状態
から正常な制御状態に復帰させるための初期化手段が構
成されている。
【0194】図29(b)の00C4Hにより、前記異
常表示指令出力手段が異常表示指令を出力したことを検
出する異常表示指令検出手段が構成されている。図32
(a)のコマンド70hのプログラムにより、前記異常
表示指令検出手段が異常表示指令の出力を検出した場合
に、前記可変表示装置に異常が発生した旨を表示させる
異常表示制御手段が構成されている。前記図32(a)
の019FHと図32(e)のエラーウエイトのプログ
ラムと、前記00C4H,00CBH,00ECH,0
19FH,01D8H,01DCH,0251H,02
59Hにより、前記異常表示指令検出手段が異常表示指
令の出力を検出した場合に、前記可変表示制御手段によ
る可変表示制御を中断させる可変表示制御中断手段が構
成されている。前記00CFH,00D5H,034E
H,01D8H,01E3H,01E6Hにより、前記
エラー表示指令検出手段がエラー表示指令の出力を検出
しなくなった場合に、前記エラー表示指令検出手段がエ
ラー表示指令を検出した時点まで実行していた可変表示
制御の状態から引続き可変表示制御を開始する可変表示
制御開始手段が構成されている。
【0195】図2に示した制御回路により、遊技機の遊
技状態を制御するとともに前記可変表示装置を表示制御
するための指令信号を出力する遊技制御手段が構成され
ている。図3に示した制御回路により、前記遊技制御手
段からの指令信号を受けて前記可変表示装置を制御する
可変表示制御手段が構成されている。
【0196】前記04B6H,04BEH,04EA
H,04F2H,04D0H,04D8H,0504
H,050CH,051EH,0526H,0553
H,055BH,0588H,0590H,0538
H,0540H,056EH,0576H,05CD
H,05D5H,05E8H,05F0H,063B
H,0AC2Hにより、前記可変表示制御手段に設けら
れ、前記指令信号の変化が適正な変化パターンとなって
いるか否かを判別する指令信号判別手段が構成されてい
る。
【0197】前記遊技制御手段は、前述したように、所
定の順序で並べられた複数のブロックデータからなる指
令信号を出力し、前記指令信号判別手段は、受信した前
記指令信号の複数のブロックデータのうちの或るブロッ
クデータを前回送られてきた指令信号の複数のブロック
データのうちの対応するブロックデータと比較して適正
な変化パターンとなっているか否かを判別する。
【0198】前記04BBH,04EFH,04D5
H,0509H,0523H,053DH,0558
H,0573H,058DH,05D2H,05ED
H,03B5H〜03BFH,0347Hにより、前記
指令信号判別手段が不適正である旨の判別を行なった場
合に、該不適正であると判別された指令信号を破棄して
次の指令信号の受信を待つ状態にする不適正指令信号破
棄手段が構成されている。
【0199】(5) 図42(c)の03BCHで説明
したように、本実施の形態では、送信されてきたコマン
ド順序が正しくないと判断された場合にはそのコマンド
データを一旦破棄した後、コマンド順序判定データを1
1111111bにして、次回送信されてくるコマンド
データがどのような内容のコマンドデータであっても正
しい順序であると判定して正しいコマンドデータとして
受付けるものを示した。その代わりに、送信されてきた
コマンドデータが正しくないと判断された場合に、その
判断時点におけるコマンド順序判定データをそのまま残
しておき、次回送信されてきたコマンドデータの順序判
定にそのコマンド順序判定データを用いて順序判定を行
なうとともに、基本回路30が図12に示した通常時処
理のサブルーチンプログラムから遊技を再開した場合に
送信するコマンドデータに相当するものが送信されてき
た場合に順序が適正であると判断して適正なコマンドデ
ータとして受付けるようにしてもよい。つまり、基本回
路30から送信されてくるコマンドデータの変化パター
ンが狂うということは、送信途中のコマンドデータがノ
イズにより狂う場合と基本回路30の動作が狂ったため
に基本回路が自動的に通常時処理のサブルーチンプログ
ラムから遊技を開始させた場合との2種類の原因が考え
られる。そして前者の原因の場合には、一旦コマンドデ
ータが狂ったとしても次回送られてくるコマンドデータ
は正しいコマンドデータが送られてくるはずであり、そ
の場合には、その引続き送られてくるノイズにより狂っ
てない適正なコマンドデータを適正な順序であると判断
して受付ける。また一旦狂った後に送られてきたコマン
ドデータが通常時処理のサブルーチンプログラムから遊
技を開始させた場合に送られてくるコマンドデータに相
当するものであれば、正しい順序のコマンドデータと判
定してそれを適正なコマンドデータとして受付ける。こ
のように、一旦順序が不適正であると判定された後に送
られてくるコマンドデータをすべて適正なものであると
判断して受付けるのではなく、ノイズにより狂う前のコ
マンドデータが送られてきた場合と通常時処理のサブル
ーチンプログラムから遊技が再開された場合に送られて
くるコマンドデータ(コマンド順序判定データを000
00010bとして順序判定する)のみ適正な順序のコ
マンドデータであると判定して適正なコマンドデータと
して受付けるようにしてもよい。
【0200】前記定期リセット回路34により、定期的
にリセット信号を発生する定期リセット手段が構成され
ている。そして前記制御中枢手段は、前記定期リセット
手段による定期リセット信号の発生に応答して前記プロ
グラム記憶手段に記憶されている制御用のプログラムを
最初から実行し始めて次回の定期リセット信号が発生す
るまでに一通り実行し終えた後、次回の定期リセット信
号が発生するまでの間を利用して無限ループにより数値
データの更新動作を行なう更新手段(EE30H)を含
んでいる。そしてその更新手段は、所定の範囲内で繰返
し更新動作を行なうとともに、更新動作中においてその
更新結果の値が前記所定の範囲に達していないことを判
断した後その更新結果の値を前記ランダムアクセスメモ
リに格納し、前記所定の範囲を超えていない更新結果の
値のみが前記ランダムアクセスメモリに格納されること
を特徴とする。
【0201】また前記EE30Hにより、前記定期リセ
ット手段による定期リセット信号の発生に応答して前記
プログラム記憶手段に記憶されている制御用のプログラ
ムを最初から実行し始めて次回の定期リセット信号が発
生するまでに一通り実行し終えた後、次回の定期リセッ
ト信号が発生するまでの間を利用して無限ループにより
カウント動作を行なうカウント手段が兼用構成されてい
る。そしてこのカウント手段は、所定の初期値からカウ
ント動作して予め定められた所定値までカウント動作し
た後においては再度前記所定値からカウント動作し直す
とともに、カウント動作中においてそのカウント値が前
記所定値に達していないことを判断した後そのカウント
値を前記ランダムアクセスメモリに格納するようにし、
前記所定値を超えていないカウント値のみが前記ランダ
ムアクセスメモリに格納されるようにしたことを特徴と
する。
【0202】このように構成したために、前記無限ルー
プによる更新動作(カウント動作)によりその更新結果
の値(カウント値)をランダムな値となるようにし、周
期性が低くランダム性の高い数値データを生成すること
ができながらも、前記所定の範囲を超える更新結果の値
(前記所定値を超えるカウント値)がランダムアクセス
メモリに格納されて前記制御中枢手段が誤動作してしま
う不都合も防止できる。
【0203】なお、前記更新手段の更新結果の値(カウ
ント手段のカウント値)は、前記可変表示装置の表示結
果をランダムなものにする制御に用いられる。
【0204】また、前記図26のF4C3Hにより、第
1の状態となっている可変入賞球装置内に入賞した入賞
玉の個数は予め定める入賞個数最大値(たとえば10
個)になったか否かで判断するのではなく、入賞個数最
大値以上であるか否かで判断している。この理由は、入
賞個数が最大値(たとえば10)になったか否かで判断
した場合には、可変入賞球装置の入賞検出が2個同時に
得られた場合(たとえばカウントスイッチ26と特定入
賞玉検出スイッチ8とが同時に玉を検出した場合)、入
賞個数が一度に「2」加算されるため、入賞個数がたと
えば「9」のときにいきなり入賞個数が「11」とな
り、前記F4C3Hで判定不能となる。その結果、最大
255個の入賞玉を検出するかまたは30秒経過するま
で可変入賞球装置が開きっぱなしになる不都合が生ず
る。また、ノイズにより、入賞個数データが化けた場合
も同様の現象が起こる。そこで、前記F4C3Hにより
「入賞個数最大値以上」であるか否かで判断するように
し、前述した不都合が生じないようにしているのであ
る。また、前述したように、大当りラウンド数について
は「最大値未満」であるか否かで判断し、確率変動回数
については減算カウンタを用いて判断しているが、これ
ら大当りラウンド数や確率変動回数についても、F4C
3Hと同様の判断手法を用いてもよい。
【0205】また、図13にも示されているように、プ
ロセスフラグの値が「0A1〜0FH」になった場合に
は、通常時処理のサブルーチンプログラムに自動的にジ
ャンプする制御にしたが、ジャンプ先は通常時処理のサ
ブルーチンに限らず、他のサブルーチンプログラムであ
ってもよく、また、このようなプロセスフラグの値が所
定の最大値を超えた場合にのみジャンプすべき特別のサ
ブルーチンプログラムを設けてもよい。そしてこの特別
のサブルーチンプログラムでは、遊技制御を停止させる
とともに異常発生の報知を行なう制御を行なってもよ
い。そしてこの場合、異常発生の報知を聞きつけた遊技
場の係員が何らかのリセット操作を行なえば、たとえば
前記通常時処理のサブルーチンプログラムから再度遊技
が開始されるようにしてもよい。
【0206】
【課題を解決するための手段の具体例】前記基本回路3
0により、遊技機の遊技状態を制御するとともに、該遊
技機の変化に応じて変化する指令信号であって前記可変
表示装置を表示制御するための指令信号を出力する遊技
制御手段が構成されている。図3に示した制御回路によ
り、前記遊技制御手段からの指令信号を受けて前記可変
表示装置を制御する可変表示制御手段が構成されてい
る。前記04B6H,04BEH,04EAH,04F
2H,04D0H,04D8H,0504H,050C
H,051EH,0526H,0553H,0555B
H,0588H,0590H,0538H,0540
H,056EH,0576H,05CDH,05D5
H,05E8H,05F0H,063BH,0AC2H
により、前記可変表示制御手段に設けられ、前記指令信
号の変化が所定の変化パターンとなっているか否かを判
別する指令信号判別手段が構成されている。そして前記
04BBH,04EFH,04D5H,0509H、0
523H,053DH,0558H,0573H,05
8DH,05D2H,05EDH,03B5H〜03B
FH,0347H,03BCHに基づいて説明したよう
に、前記指令信号判別手段は、前記所定の変化パターン
でない指令信号が送信されてきた場合にその指令信号を
拒絶し、その後指令信号が送信されてきた場合には前記
所定の変化パターンでない指令信号であっても適正な指
令信号として受付ける。また、前記指令信号判別手段
は、前記適正な変化パターンでない指令信号が送信され
てきた場合にその指令信号を拒絶し、その後指令信号が
送信されてきた場合にはどのような変化パターンの指令
信号であっても適正な指令信号として受付ける。
【0207】前記図12に基づいて説明したように、図
12に示す各種のサブルーチンプログラムが基本回路3
0のROMに記憶されている。この基本回路30のRO
Mにより、前記遊技制御手段に設けられ、該遊技制御手
段により制御される遊技機の遊技の進行順序に応じて制
御プログラムを複数のプロセス処理に分割して記憶して
いるプログラム記憶手段が構成されている。
【0208】前記F2B7H,F37AH,F39A
H,F3C5H,F3D5H,F3F8H,F42B
H,F47AH,F4B2H,F4D6H,F4F1
H,F51CHにより、前記遊技制御手段に設けられ、
前記プログラム記憶手段に記憶されている前記複数の分
割プログラムのいずれかを特定するためのプロセスデー
タを、遊技の進行状況に応じて更新するプロセスデータ
更新手段が構成されている。前記F0ECHと図13に
示したプロセスジャンプテーブルとにより、前記遊技制
御手段に設けられ、前記プロセスデータ更新手段により
更新されたプロセスデータに相当する前記分割プログラ
ムを選択して該分割プログラムに従って遊技制御を行な
うための分割プログラム選択手段が構成されている。さ
らに、前記F0ECHと図13に示したプロセスジャン
プテーブルのプロセスフラグが0AH〜0FHの部分と
により、前記遊技制御手段に設けられ、前記プロセスデ
ータが該プロセスデータに対応する前記分割プログラム
が存在しない狂ったデータになった場合に、前記プログ
ラム記憶手段に記憶されている前記複数の分割プログラ
ムのうちの予め定められた分割プログラムを特定して該
分割プログラムに従った遊技制御を行なうための異常時
特定分割プログラム実行手段が構成されている。そし
て、前記遊技制御手段から前記可変表示制御手段に伝送
されるコマンドデータからなる指令信号は、前記複数の
分割プログラムのうちのどのプログラムが実行されるか
に応じて変化するものである。
【0209】そして、前記指令信号判別手段は、前記適
正な変化パターンでない指令信号が送信されてきた場合
にその指令信号を拒絶し、その後前記異常時特定分割プ
ログラム実行手段により特定された分割プログラムに対
応する指令信号が送信されてきた場合には該指令信号を
適正な指令信号として受付ける。
【0210】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、静電気に起因したノイズが持続的に継続し
て発生するものではなく瞬間的に発生する異常高電圧で
あるために、遊技制御手段から可変表示制御手段に伝送
される指令信号がノイズによって狂う場合には、瞬間的
に狂うだけであり、瞬間的に狂った後は元の適正な指令
信号が伝送されてくることとなる。そして、指令信号判
別手段が、適正な変化パターンでない不適正指令信号が
送信されてきた場合にその不適正指令信号を拒絶する機
能を有するために、ノイズによって瞬間的に指令信号が
狂って所定の変化パターンでないものになった場合に
は、その不適正指令信号が拒絶され、その不適正指令信
号に基づいた可変表示制御を行なう不都合が防止され
る。一方、遊技制御手段の方の都合により今まで出力し
てきた指令信号から所定の変化パターンではない全く異
なった指令信号を遊技制御手段が出力した場合であって
も、一旦はその指令信号が拒絶されるものの、その後遊
技制御手段から送信されてきた指令信号は適正な指令信
号として受付けられるために、可変表示制御手段の方が
遊技制御手段の指令信号に従わなくなってしまうという
不都合も極力防止できる。
【0211】請求項2に関しては、静電気に起因したノ
イズというものがそもそも瞬間的に発生する異常高電圧
であり持続して長期間にわたって発生する電圧ではない
ために、遊技制御手段から可変表示制御手段に伝送され
る指令信号がその伝送途中でノイズ等により狂う場合に
は、瞬間的に狂うだけでその後においては引続き適正な
指令信号に戻る。そのようなノイズ等に起因した瞬間的
な狂いが指令信号に発生した場合には、指令信号判定手
段の働きにより、適正な変化パターンでない不適正指令
信号と判断されてその不適正指令信号が拒絶され、その
不適正指令信号に基づいた可変表示制御が行なわれるこ
とが極力防止できる。
【0212】一方、遊技制御手段の方が静電気に起因し
たノイズ等により制御動作が狂い、プロセスデータが狂
ってしまって分割プログラムが存在しないプロセスデー
タになってしまった場合には、前記複数の分割プログラ
ムのうちの予め定められた分割プログラムが特定され
て、その分割プログラムに従った遊技制御が自動的に行
なわれるために、ノイズ等に起因したプロセスデータの
狂いにより遊技が進行できない制御停止状態になってし
まう不都合が極力防止できる。
【0213】しかも、プロセスデータが狂った場合に予
め定められた分割プログラムが特定されてそれが実行さ
れれば、現在実行していた分割プログラムに対応する指
令信号が前記データの狂ったときに特定される分割プロ
グラムに対応する指令信号となるために、適正な変化パ
ターンでない指令信号が可変表示制御手段に伝送されて
くる状態となる。そのような場合には、指令信号判定手
段の働きにより、一旦はその適正な変化パターンでない
指令信号が拒絶されるものの、その後においては前記デ
ータが狂ったときに特定された分割プログラムに対応す
る指令信号が適正な指令信号として受付けられてそれに
基づいた可変表示制御が実行されるために、可変表示制
御手段が遊技制御手段の指令に従わなくなってしまう不
都合が極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示
す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図3】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図4】普通図柄可変表示装置の表示動作を説明するた
めの説明図である。
【図5】各種ランダムカウンタおよびそれを用いた制御
を説明するための説明図である。
【図6】コマンドデータの送信動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】コマンドデータの内容を説明するための説明図
である。
【図8】コマンドデータの内容を説明するための説明図
である。
【図9】図2に示した制御回路の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】プロセスジャンプテーブルを示す説明図であ
る。
【図14】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図20】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図21】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図22】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図23】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図24】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図25】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図26】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図27】図2に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図28】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図29】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図30】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図31】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図32】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図33】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図34】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図35】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図36】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図37】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図38】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図39】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図40】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図41】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図42】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図43】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図44】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図45】図3に示した制御回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
23は遊技盤、24は遊技領域、1は可変表示装置、4
は可変入賞球装置、30は基本回路、51はシステムコ
ントローラ、53はCPU、54はプログラムROM、
55はワークRAM、56はビデオRAM、57はキャ
ラクタROMである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様になった場合に遊技者にとって有利な遊技状態
    に制御可能となる遊技機であって、 前記遊技機の遊技状態を制御するとともに、該遊技状態
    の変化に応じて変化する指令信号であって前記可変表示
    装置を表示制御するための指令信号を出力する遊技制御
    手段と、 該遊技制御手段からの指令信号を受けて前記可変表示装
    置を制御する可変表示制御手段と、 該可変表示制御手段に設けられ、前記指令信号の変化が
    所定の変化パターンとなっているか否かを判別する指令
    信号判別手段とを含み、 該指令信号判別手段は、前記所定の変化パターンでない
    指令信号が送信されてきた場合にその指令信号を拒絶
    し、その後指令信号が送信されてきた場合には前記所定
    の変化パターンでない指令信号であっても適正な指令信
    号として受付けることを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様になった場合に遊技者にとって有利な遊技状態
    に制御可能となる遊技機であって、 前記遊技機の遊技状態を制御するとともに、前記可変表
    示装置を表示制御するための指令信号を出力する遊技制
    御手段と、 該遊技制御手段からの指令信号を受けて前記可変表示装
    置を制御する可変表示制御手段と、 前記遊技制御手段に設けられ、該遊技制御手段により制
    御される遊技機の遊技の進行順序に応じて制御プログラ
    ムを複数のプロセス処理に分割して記憶しているプログ
    ラム記憶手段と、 前記遊技制御手段に設けられ、前記プログラム記憶手段
    に記憶されている前記複数の分割プログラムのいずれか
    を特定するためのプロセスデータを、遊技の進行状況に
    応じて更新するプロセスデータ更新手段と、 前記遊技制御手段に設けられ、前記プロセスデータ更新
    手段により更新されたプロセスデータに相当する前記分
    割プログラムを選択して該分割プログラムに従った遊技
    制御を行なうための分割プログラム選択手段と、 前記遊技制御手段に設けられ、前記プロセスデータが該
    プロセスデータに対応する前記分割プログラムが存在し
    ない狂ったデータになった場合に、前記プログラム記憶
    手段に記憶されている前記複数の分割プログラムのうち
    の予め定められた分割プログラムを特定して該分割プロ
    グラムに従った遊技制御を行なうための異常時特定分割
    プログラム実行手段と、 前記可変表示制御手段に設けられ、前記指令信号の変化
    が所定の変化パターンとなっているか否かを判別する指
    令信号判別手段とを含み、 前記指令信号は、前記複数の分割プログラムのうちのど
    のプログラムが実行されるかに応じて変化するものであ
    り、 前記指令信号判別手段は、前記所定の変化パターンでな
    い指令信号が送信されてきた場合にその指令信号を拒絶
    し、その後前記異常時特定分割プログラム実行手段によ
    り特定された分割プログラムに対応する指令信号が送信
    されてきた場合には該指令信号を適正な指令信号として
    受付けることを特徴とする、遊技機。
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