JPH10337537A - 紙葉類並べ換え装置 - Google Patents

紙葉類並べ換え装置

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JPH10337537A
JPH10337537A JP14755097A JP14755097A JPH10337537A JP H10337537 A JPH10337537 A JP H10337537A JP 14755097 A JP14755097 A JP 14755097A JP 14755097 A JP14755097 A JP 14755097A JP H10337537 A JPH10337537 A JP H10337537A
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letter
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JP14755097A
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English (en)
Inventor
Junichi Tamamoto
淳一 玉本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報を有する紙葉類を複数の集積部に区分する
処理を複数回繰り返して行うことによって、所定の順序
に並べ換える場合、紙葉類を2個以上重ねて供給した場
合や、並べ換えの途中で新たに紙葉類が加えられた場合
には、誤った順序に並べ換えられる。 【解決手段】紙葉類に付与された区分情報を読み取る読
み取り手段と、紙葉類を集積する複数の集積手段と、紙
葉類を前記複数の集積手段に振り分ける振り分け手段
と、前記区分情報に従って紙葉類に順序番号を与える順
序データベースと、前記順序番号に従って所定の集積手
段へ前記紙葉類を導く搬送制御手段と、前記順序番号を
逐次比較する比較手段とを有し、前記比較手段は該順序
番号が各動作回数毎に予め決められた読み取り順序に当
てはまらない紙葉類を異常な紙葉類と判別し、前記異常
な紙葉類について搬送制御手段の処理を変更する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は区分情報が付与され
た紙葉類を区分する装置係り、特に区分情報に従い所定
の順序に並べ換える装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の順序並べ換え装置としては、例え
ば、特開昭63−287584号公報に記載された紙葉
類配達区分システムがある。従来例では、はがきや封筒
などの郵便物を順次供給する供給手段と、紙葉類の配達
宛先の区分情報を選択する選択手段と、区分情報に従い
宛先方面毎に区分する手段と、前記宛先方面毎に区分す
る手段での区分により得られた宛先と紙葉類通数を区分
方面毎に記憶する第1の記憶手段と、前記区分方面毎に
記憶した宛先を配達道順に並べ換え記憶する第2の記憶
手段と、紙葉類の宛先を再度読み取り前記第2の記憶手
段の内容と照合し配達順宛先区分を行う手段とを具備し
た紙葉類配達区分システムが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の紙葉
類配達区分システムでは基数ソートという並べ換え方法
が用いられている。基数ソート方法は情報または情報を
有する物品の集まりに対して、それらを複数の蓄える場
所に区分する処理を複数回繰り返して行うことによっ
て、所定の順序に並べ換える方法である。ところが、物
品を順次供給する供給手段で、誤って物品を2個以上重
ねて供給した場合や、並べ換えの途中で新たに物品が加
えられた場合に、正しい順序に並べることができない。
並べ換えが終わった後で、順序の誤りを探し出し、正し
い順序に並べ直すことは非常に時間がかかる作業である
ので、誤った順序に並べ換えられる物品は処理の途中で
並べ換え処理から排除することが望ましい。前述の従来
例ではこの点について触れられていない。
【0004】そこで、本発明は、並べ換えが終わったと
きの順序が誤る紙葉類を、並べ換えの途中において予め
排除する装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、区分情報を
有する複数の紙葉類が区分動作を複数回繰り返すことに
よって、前記複数の紙葉類を所定の順序に並べ換えるも
のにおいて、紙葉類を順次供給する供給手段と、紙葉類
を搬送する搬送手段と、紙葉類に付与された区分情報を
読み取る読み取り手段と、紙葉類を集積する複数の集積
手段と、紙葉類を前記複数の集積手段に振り分ける振り
分け手段と、区分情報に従って紙葉類に順序番号を与え
る順序データベースと、前記順序番号に従って所定の集
積手段へ前記紙葉類を導く搬送制御手段と、順序番号を
逐次比較する比較手段とを有し、前記比較手段が順序番
号が各動作回数毎に予め決められた読み取り順序に当て
はまらない紙葉類を異常な紙葉類と判別し、前記搬送制
御手段は前記異常な紙葉類と判別された紙葉類の処理を
変更するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の紙葉類区分装置の
一実施例である書状区分機の概略図である。この実施例
の装置で取り扱う紙葉類は、はがきや封筒などの定形の
郵便書状である。
【0007】図1に示す書状区分機50は、書状1に記
された宛名やバーコードなどの区分情報を読み取り、こ
の区分情報によって書状の処理を行うものである。
【0008】まず、書状区分機50の構成要素を説明す
る。
【0009】供給手段2は書状1を1通ずつ順次供給す
る手段である。例えば、書状1を負圧によりベルトに吸
着し、そのベルトを移動することにより、書状1を1枚
ずつ順次供給するものである。
【0010】搬送手段3は、書状1を搬送する手段であ
る。例えば本実施例では、対向して移動するベルトから
なり、書状1を挟んで搬送する構成となっている。
【0011】整位手段4は、書状1の姿勢を整える手段
であり、読み取り手段5は書状1の区分情報を読み取る
手段である。整位手段4は、例えば整位手段4の搬送方
向を搬送手段3の搬送方向に対して傾けることにより、
書状1の端面を基準面に押し当て、書状の姿勢を修正す
るものである。読み取り手段5は例えばOCR(光学式
文字読み取り装置)やバーコードリーダである。ここ
で、整位手段4は読み取り手段5より上流側にあって、
書状1の姿勢を整えることにより、読み取り精度を向上
する。
【0012】集積手段6は書状1を集積する手段であ
り、複数設けられており、書状1を矢印イで示す方向に
順次集積する。
【0013】振り分け手段7は書状1を各集積手段6に
振り分ける手段である。振り分け手段7の位置が変化す
ることにより、書状1を搬送する方向が変わり、書状1
が所定の方向へ導かれる。
【0014】また、リジェクト集積手段8は、集積手段
6に区分できない書状を集積する。
【0015】ホッパ9は、厚み方向に重ねてセットされ
た書状1を供給手段2へ搬送する機能を内蔵しているも
のである。
【0016】順序データベース10は、書状1を並べ換
える順序を示す順序番号Nと、区分情報との対応が納め
られているメモリである。
【0017】搬送制御手段11は、順序番号Nに従っ
て、書状1を所定の集積手段6へ導くものである。
【0018】比較手段12は、順序番号Nを順次比較
し、正しい順序に並んでいることを確認する手段であ
る。
【0019】第1の記憶手段13は、区分情報を読み取
って、順序番号Nを割り当てた後の書状1について、そ
の順序番号Nを記憶する手段である。
【0020】第2の記憶手段14は、読み取り手段5で
読み取った全ての書状について、その順序番号Nを記憶
する手段である。
【0021】次に、書状区分機50による書状の並べ換
え処理について説明する。
【0022】まず、以下に説明する区分動作を複数回繰
り返すことにより、書状を並べ換える。
【0023】ホッパ9に置かれた書状1が供給手段2に
送られ、供給手段2において一通ずつ分離して搬送手段
3へ供給し、搬送手段3で集積手段6等へ搬送する。
【0024】搬送手段3の途中には整位手段4等が設け
られている。
【0025】整位手段4で書状1の姿勢を整えてから、
読み取り手段5に送られ、そこで宛名やバーコードなど
の区分情報を読み取る。その区分情報は搬送制御手段1
1へ送信され、搬送制御手段11は順序データベース1
0の中から、区分情報に対応する順序番号Nを取り出
す。そして、搬送制御手段11は、書状1が振り分け手
段7の近傍に到達したとき、順序番号Nに従って、振り
分け手段7を切り換え、所定の集積手段6に集積する。
【0026】このようにホッパ9に置いた書状1を順次
処理する。そして、ホッパ9に書状1が無くなったら、
集積手段6にある書状1をホッパ9へ移動する。
【0027】以上で、1回の区分動作が終了する。この
区分動作を所定の回数だけ繰り返して、書状を並べ換え
る。
【0028】次に、本書状区分機50を用いた書状の並
べ換え処理について説明し、本発明の課題及び目的を明
確にする。
【0029】図2〜図6は、基数ソート法を用いた並べ
換えの過程を表す模式図である。基数ソート法はX区分
をB回繰り返すことにより、XのB乗の種類のデータを
並べ換える方法である。逆に、Z種類のデータを並べ換
えるために必要な区分回数Bは、次式で表される値を整
数に切り上げた値として求められる。
【0030】
【数1】
【0031】ここでは本実施例の書状区分機50を用い
て、書状を10区分する作業を3回繰り返すことによ
り、10の3乗=1000種類の書状を並べ換える過程
を説明する。なお、順序番号はX区分をB回繰り返すと
き、X進法でB桁の値を用いると理解しやすい。そこ
で、本実施例では10区分を3回繰り返すため、10進
法で3桁の値を用いている。図2〜図6において、*は
0〜9のいずれかの数字であることを表し、N***は
3桁の順序番号を示す。従って、書状としてN000〜
N999の1000種類を扱うものとする。また、i=
*の*は集積部の番号を示している。
【0032】以下、毎回の区分動作において、順序番号
から集積手段6を選択する方法を説明する。原理的に
は、A回目の区分動作においては下からA桁目の数によ
り、対応する集積手段6に区分する。例えば、2回目の
区分動作においては、順序番号Nの下2桁目が「5」で
あったとすれば、「5」に対応した集積手段6に集積す
る。
【0033】まず、図2に1回目の区分を示す。1回目
は全くランダムに並んだ書状9(N***)をホッパ8
に載置し、書状の順序番号の下1桁目で区分する。集積
手段6には供給手段2に近い側から遠い側に向かって、
集積部番号iとして9から0の降順を割り当て、順序番
号の下1桁目が同じ書状同士が、対応した集積部番号i
の集積手段6に集積するように区分する。この1回目の
区分により、集積手段6には供給手段2に近い側から順
に、順序番号の下1桁目が9の書状から0の書状まで順
に並ぶ。
【0034】次に、集積手段6の書状を同じ順序でホッ
パ9に移し換える。つまり、ホッパ9に移し換えた書状
の順序は、供給手段2に近い側から、順序番号の下1桁
目が9から0へと降順で並ぶ。このとき、第1の記憶手
段13に全ての書状の順序番号が記憶されている。この
順序番号を次回の区分動作において使用するため、第2
の記憶手段14へコピーする。
【0035】図3は2回目の区分の途中を示し、前述の
ようにホッパ9に移し換えられた書状のうち、順序番号
の下1桁目が9と8の書状(N**9、N**8)を供
給した状態である。2回目の区分は、順序番号の下2桁
目で区分し、集積手段6の供給手段2に近い側から遠い
側に向かって、集積部番号iを0から9の昇順に割り当
てる。
【0036】ここで、順序番号の下1桁目が9の書状か
ら0の書状へと降順に供給されるので、図3に示すよう
に、個々の集積手段6に集積される書状は供給手段2に
近づく方向に下1桁目が9の書状、次に8の書状と重な
って集積される。2回目の区分の結果は図4に示すよう
になり、順序番号の下2桁が、供給手段2側から昇順に
並ぶ。
【0037】さらに、再び集積手段6の書状を同じ順序
でホッパ9に移し換える。ホッパ9に移し換えた書状の
順序は、供給手段2に近い側から、順序番号の下2桁が
昇順で並んでいる。
【0038】図5は3回目の区分の途中を示し、順序番
号の下2桁が00と01の書状(N*00、N*01)
を供給した状態である。3回目の区分では、順序番号の
下3桁目で区分し、集積手段6の供給手段2に近い側か
ら遠い側に向かって、集積部番号iを9から0の降順に
割り当てる。
【0039】ここで、供給手段2は順序番号の下2桁が
00の書状から99の書状へと昇順に供給していくの
で、図5に示すように、個々の集積手段6に集積される
書状は供給手段2に近づく方向に下2桁が00の書状、
次に01の書状と重なっていく。3回目の区分の結果は
図6に示すようになり、順序番号が供給手段2側から降
順に並び、並べ換え処理が終了する。
【0040】このような並べ換え処理を行うとき、供給
手段2で2枚以上の書状が重なって供給されることがあ
る。また、2回目や3回目の区分ではホッパ9に置かれ
ている書状1はある順序に並んでいるが、作業者によっ
て新たに書状が加えられることが考えられる。ところ
が、上記の基数ソート方法による並べ換え処理におい
て、書状が重なっていたり、新たに追加された場合に
は、その書状を正しく並べ換えることはできないので、
順序エラーとなる。
【0041】このような並べ換え順序の誤りを多数の書
状の中から見つけることは難しい。また、郵便書状で配
達中に気付た場合には、配達順路を引き返したり、翌日
に再び配達することになる。従って、誤った位置に並べ
換えられる書状は、並べ換え処理から排除し、別途挿入
することが望ましい。
【0042】そこで、比較手段12を用いて、書状1の
供給順序が正しいか否かを判断する。
【0043】一例として、3回目の区分動作において、
誤った順序で処理される様子を図7に示す。なお、図7
では、説明を明確にするため、下3桁目の順序番号Nが
0の書状を集積する集積手段6のみを示している。
【0044】図7では、N001の書状1aがN*05
とN*06との間に混入しているものとする。
【0045】書状1aをそのまま処理すると、破線で示
すようにN005とN006との間に集積されるので、
順序エラーとなる。そのため、書状1aをリジェクトす
ることが望ましい。
【0046】ここで、3回目の区分動作において、下2
桁については並べ換えが終了している。従って、順序番
号Nの下2桁が00、01、02と昇順に読み取られる
はずである。本例のように、05の次に書状1aの順序
番号01を読み取ったら、昇順に当てはまらないので、
誤りと判断できる。そして、書状1aはリジェクト集積
部8へ投入すればよい。
【0047】このように、順序番号Nのうち並べ換えが
終了した部分が昇順または降順であるかを、比較手段1
2を用いて比較することにより、順序エラーを防ぐこと
ができる。
【0048】また、他の例として、図8のように、N0
09の書状1bがN*05とN*06との間に混入して
いることも考えられる。
【0049】ここで、順序番号Nの下2桁は05、09
の順で読み取られるため昇順であり、順序エラーと判定
できない。しかし、順序番号Nの下2桁は09の次に0
6と07と08とが読み取られるので、これらのN*0
6からN*08までの書状群1cは降順であるため、順
序エラーと判断されてリジェクトされる。この場合、書
状1bをリジェクトし、書状群1cを集積した方が、リ
ジェクトする枚数が少ないので望ましい。
【0050】ところで、第2の記憶手段14には、前回
の区分動作において読み取った書状の区分情報が記憶さ
れている。そこで比較手段12は供給順序が正しい場
合、読み取られていない書状の枚数を第2の記憶手段1
4から求め、その枚数が所定の枚数を超えていたら、読
み取った書状をリジェクトするものとする。つまり、書
状1bより書状群1cの方が枚数が多いので、書状1b
が順序エラーと判断する。
【0051】このような比較手段12を用いて、書状1
bをリジェクトし、書状群1cの方を区分することによ
り、リジェクトする書状を減らすことができる。
【0052】図9に、上記の比較手段12を実現するフ
ローチャートを示す。
【0053】まず、並べ換える範囲を指定する(手順1
01)。例えば、配達地域を指定することにより、順序
データベース10から、指定した配達地域に属する区分
情報と順序番号とを選択する。そして、順序番号の個数
から、区分動作を繰り返す必要回数を求める(手順10
2)。具体的には、区分棚の数をX個、配達先の数を示
す順序番号の個数をZ、区分動作を繰り返す必要回数を
Bとすると、(数1)の値を整数に切り上げた値として
求められる。
【0054】次に、書状1を供給手段2によりホッパ9
から順次供給する(手順103)。読み取り手段5で、
書状1の区分情報を読み取って(手順104)、搬送制
御手段11へ送信する。
【0055】搬送制御手段11は、順序データベース1
0に区分情報が無い場合(手順105)は、その書状1
をリジェクトする(手順117)。一方、区分情報があ
るときは、順序データベース10から区分情報に対応す
る順序番号Nを取り出し、比較手段12へ送信する(手
順106)。
【0056】比較手段12では、まず区分回数が2回目
以上であるかを判断する(手順107)。というのは、
区分回数が1回目のときは、ホッパ9にある書状1はラ
ンダムな順序で並んでいるので、順序エラーがないため
である。従って、区分回数が1回目のときは、順序を比
較せずに、比較手段12から搬送制御手段11へ順序番
号Nを送信する(手順113)。
【0057】区分回数が2回目以上のときは、供給され
た書状の順序が正しいことを確認するために前後の書状
でその順序が正しいか否かを判断する。図3と図5で示
したように、区分回数が偶数のときと奇数のときとで
は、供給する順序が異なる。区分回数が偶数の場合には
(手順108)、書状の順序に誤りがなければ、供給さ
れる書状の順序番号Nはすべて降順に並んでいるはずで
ある。(手順109)。例えば、区分回数が2回目のと
き、順序番号Nのうち、下1桁は1回目の区分動作で並
べ換えられている。従って、順序番号Nの下1桁のみに
着目して、後から供給された書状の順序番号が前の書状
の順序番号以下であれば、正常な順序であると考えて良
い。
【0058】一方、区分回数が奇数のとき(手順10
8)、供給される書状の順序番号Nはすべて昇順に並ん
でいるはずである(手順110)。例えば、区分回数が
3回目のとき、順序番号Nのうち下2桁は2回目までの
区分動作で並べ換えられている。従って、順序番号Nの
下2桁に着目して、後から供給された書状の順序番号が
前の書状の順序番号以上であれば、正常な順序であると
判断できる。
【0059】手順109と手順110とにおいて、順序
エラーと判断された書状はリジェクトされる(手順11
7)。
【0060】次に、順序が正常と判断された場合におい
て、その書状より前に読み取られるべき書状がないかを
調べる。第2の記憶手段14は、前回の区分動作におい
て読み取ったすべての書状の順序番号を記憶している。
そこで、現在の区分動作において、1枚前の順序番号以
上、現在読み取った順序番号未満の範囲で、未だ読み取
っていない順序番号を第2の記憶手段14から見い出
し、その書状の枚数Fを求める。例えば、3回目の区分
動作においては、順序番号の下2桁が昇順に供給され
る。そこで、N*10の次にN*15の順序番号が送ら
れてきた場合、比較手段12は第2の記憶手段14を検
索し、N*10からN*14までの順序番号のうち、未
だ読み取っていない番号を探し、その書状の枚数Fを求
める。
【0061】そして、比較手段12は枚数Fと予め設定
した所定の枚数とを比較し(手順112)、枚数Fが所
定の枚数より多い場合は、その書状をリジェクトする。
枚数Fが所定の枚数より少ない場合は、比較手段12
は、順序番号Nを搬送制御手段11へ送信する(手順1
13)。
【0062】以上で比較手段12の処理が終了する。
【0063】比較手段12で正常と判断された書状は、
その順序番号Nが搬送制御手段11へ送信される。搬送
制御手段11は順序番号Nにしたがって、振り分け手段
7を切り換えて、所定の集積手段6へ書状1を導く。そ
して、書状1を集積手段6に集積したならば、順序番号
Nを第1の記憶手段13に記憶する(手順115)。
【0064】ここで、ホッパ9に書状1がなくなったら
(手順115)、区分動作が終了する。まだ必要回数ま
で区分動作を繰り返していない場合(手順116)、次
回の区分動作へ移行する。
【0065】第1の記憶手段13は、処理した書状の順
序番号が記憶されているので、これを次回の区分動作に
おいて比較手段12で使用するために、第2の記憶手段
14へコピーする(手順118)。そして、書状1を集
積手段6からホッパ9へ移動するなどの処理を行い、次
回の区分動作へ移行する(手順119)。
【0066】以上の、アルゴリズムにより、書状を誤っ
て並べ換えることを防ぐことができる。
【0067】なお、手順108と手順109と手順11
0の処理内容は、書状区分機50の構成における一例で
あり、本発明はそれらに限定されるものではない。すな
わち、例えば常に順序番号が昇順に供給される装置であ
っても、同様な比較手段12の処理を行うことで実現で
きる。
【0068】次に、第2の実施例を説明する。
【0069】本実施例は、比較手段12を用いて、読み
取った書状の区分情報が第2の記憶手段14に記憶され
ていない場合、該当する書状をリジェクトするものであ
る。それによって、前回の区分動作において重送などに
より読み取られなかった書状や、新たに挿入された書状
を予めリジェクトし、誤って並べ換えることを防ぐ。
【0070】本実施例においては、同じ区分情報を持つ
書状が複数ある場合は、ある書状の順序が誤っていて
も、他の書状が読み取られていれば区分されるため、順
序エラーを防ぐことができない、しかし、第1の実施形
態と比較して簡単な処理で実現可能なため、比較手段1
2の処理能力が低くても良いという利点がある。
【0071】図10に第2の実施例の処理方法を示す。
なお、書状区分機50の構成、書状の並べ換え処理は第
1の実施例と同様なので省略する。
【0072】まず、並べ換える範囲を指定する(手順2
01)。これは例えば、配達地域を指定することによ
り、順序データベース10から、配達地域に属する区分
情報と順序番号とを選択する。そして、順序番号の個数
から、区分動作を繰り返す必要回数を求める(手順20
2)。具体的には、区分棚の数をX個、順序番号の個数
をZ、必要回数をBとすると、(数1)を整数に切り上
げた値として求められる。
【0073】次に、書状1を供給手段2によりホッパ9
から順次供給する(手順203)。読み取り手段5で、
書状1の区分情報を読み取って(手順204)、搬送制
御手段11へ送信する。
【0074】搬送制御手段11は、順序データベース1
0の指定された範囲に区分情報が無い場合(手順20
5)は、その書状1をリジェクトする(手順213)。
一方、区分情報があるときは、順序データベース10か
ら区分情報に対応する順序番号Nを取り出し、比較手段
12へ送信する(手順206)。
【0075】比較手段12では、まず区分回数が2回目
以上であるかを判断する(手順207)。これは、区分
回数が1回目のときは、未だ区分されていないので、並
べ換え処理以前の重送などを調べる必要がないためであ
る。従って、区分回数が1回目のときは、順序を比較せ
ずに、比較手段12から搬送制御手段11へ順序番号N
を送信する(手順209)。
【0076】区分回数が2回目以上のときは、重送など
を調べるため、第2の記憶手段14を検索し、前回の区
分動作においても読み取ったか判断する(手順20
8)。第2の記憶手段14に順序番号Nが無いとき、前
回の区分動作で、重送などの異常が発生したと判断し、
書状1をリジェクトする。
【0077】第2の記憶手段14に順序番号Nが記憶さ
れているときは、正常に区分されたと判断する。
【0078】以上で比較手段12の処理が終了する。
【0079】比較手段12で正常と判断された書状は、
その順序番号Nが搬送制御手段11へ送信される。搬送
制御手段11は順序番号Nにしたがって、振り分け手段
7を切り換えて、所定の集積手段6へ書状1を導く。そ
して、書状1を集積手段6に集積したならば、順序番号
Nを第1の記憶手段13に記憶する(手順210)。
【0080】ここで、ホッパ9に書状1がなくなったら
(手順211)、区分動作が終了する。まだ必要回数ま
で区分動作を繰り返していない場合(手順212)、次
回の区分動作へ移行する。第1の記憶手段13は、処理
した書状の順序番号が記憶されているので、これを次回
の区分動作において比較手段12で使用するために、第
2の記憶手段14へコピーする(手順214)。そし
て、書状1を集積手段6からホッパ9へ移動するなどの
処理を行い、次回の区分動作へ移行する(手順21
5)。
【0081】以上の、処理方法により、書状を誤って並
べ換えることを防ぐことができる。
【0082】なお、第1及び第2の実施例において、書
状区分機50は書状を立位に集積し、そのままホッパ9
に移し換える構成であったが、本発明は書状の集積姿勢
や移し換える方法によらず適用可能である。例えば、書
状を略水平に集積し、その集積した書状を所定の順序で
保管し、さらに所定の順序でホッパに移し換えるような
区分機であっても良い。
【0083】また、書状区分機50において、供給手段
2は書状を下方に引き出す構成であったが、本発明は供
給手段2の構成に限定されるものではない。例えば、書
状を上方に引き出す供給手段2であっても良い。
【0084】また、第1及び第2の実施例において、区
分動作を繰り返す必要回数は、区分棚の数をX個、順序
番号の個数をZ、必要回数をBとしたときに、(数1)
を整数に切り上げた値としてもとめた。ここで、複数の
区分棚に同じ集積部番号iを割り当てることがある。そ
の場合は、同じ集積部番号iが割り当てられた区分棚が
複数であっても、1個と数える。例えば、区分棚が20
個あり、同じ集積部番号iを区分棚2個ずつに割り当て
た場合、Xは10である。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明では書状に記録さ
れた区分情報を読み取り、予め記録された区分情報と比
較し、その比較結果に基づいて、所定の集積部に搬送す
るか、リジェクトするかを判定した後、搬送制御を行う
ため順序の狂った並べ換えの発生を未然に防ぎ、処理精
度の高い装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例である書状区分機の
構成を示す概観図
【図2】 並べ換えの過程を示す模式図(1)
【図3】 並べ換えの過程を示す模式図(2)
【図4】 並べ換えの過程を示す模式図(3)
【図5】 並べ換えの過程を示す模式図(4)
【図6】 並べ換えの過程を示す模式図(5)
【図7】 誤って区分された一例を示す模式図(1)
【図8】 誤って区分された一例を示す模式図(1)
【図9】 第1の実施形態のアルゴリズムを示すフロー
チャート
【図10】 第2の実施形態のアルゴリズムを示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
1…書状、2…供給手段、3…搬送手段、4…整位手
段、5…読み取り手段、6…集積手段、7…振り分け手
段、8…リジェクト集積手段、9…ホッパ、10…順序
データベース、11…搬送制御手段、12…比較手段、
13…第1の記憶手段、14…第2の記憶手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】区分情報を有する複数の紙葉類が区分動作
    を複数回繰り返すことによって、所定の順序に並べ換
    え、並び換えた順序に集積する複数の集積手段を備えた
    紙葉類並べ換え装置において、 紙葉類を順次供給する供給手段と、前記供給手段から供
    給された紙葉類を搬送する搬送手段と、前記供給された
    紙葉類に付与された区分情報を読み取る読み取り手段
    と、前記区分情報に従って紙葉類に順序番号を与える順
    序データベースと、前記順序番号に従って所定の集積手
    段へ前記紙葉類を導く搬送制御手段と、前記順序番号を
    逐次比較する比較手段と、紙葉類を前記複数の集積手段
    に振り分ける振り分け手段とを有し、 前記比較手段は前記順序番号が各動作回数毎に予め決め
    られた読み取り順序に当てはまらない紙葉類を異常な紙
    葉類と判別し、前記搬送制御手段は異常な紙葉類と判断
    された紙葉類の処理を変更することを特徴とする紙葉類
    並べ換え装置。
  2. 【請求項2】区分情報を有する複数の紙葉類が区分動作
    を複数回繰り返すことによって、所定の順序に並べ換え
    る紙葉類並べ換え装置において、 紙葉類を順次供給する供給手段と、紙葉類を搬送する搬
    送手段と、紙葉類に付与された区分情報を読み取る読み
    取り手段と、紙葉類を集積する複数の集積手段と、紙葉
    類を前記複数の集積手段に振り分ける振り分け手段と、
    前記区分情報に従って紙葉類に順序番号を与える順序デ
    ータベースと、前記順序番号に従って所定の集積手段へ
    前記紙葉類を導く搬送制御手段と、前記順序番号を逐次
    比較する比較手段と、前回の前記区分動作において読み
    取った書状の区分情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記比較手段が、前記順序番号が各動作回数毎に予め決
    められた読み取り順序に当てはまらない紙葉類を異常な
    紙葉類と判別し、前記予め決められた読み取り順序に当
    てはまる紙葉類でも未だ読み取られていない書状の枚数
    が所定の枚数を越えた場合は異常な紙葉類と判別し、 前記搬送制御手段が、前記異常な紙葉類と判別された紙
    葉類の処理を変更することを特徴とする紙葉類並べ換え
    装置。
  3. 【請求項3】区分情報を有する複数の紙葉類が区分動作
    を複数回繰り返すことによって、所定の順序に並べ換え
    る紙葉類並べ換え装置において、 紙葉類を順次供給する供給手段と、紙葉類を搬送する搬
    送手段と、紙葉類に付与された区分情報を読み取る読み
    取り手段と、紙葉類を集積する複数の集積手段と、紙葉
    類を前記複数の集積手段に振り分ける振り分け手段と、
    前記区分情報に従って紙葉類に順序番号を与える順序デ
    ータベースと、前記順序番号に従って所定の集積手段へ
    前記紙葉類を導く搬送制御手段と、前記順序番号を逐次
    比較する比較手段と、前回の前記区分動作において読み
    取った書状の区分情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記比較手段は読み取った書状の区分情報が前記記憶手
    段に記憶されていない場合、前記紙葉類を異常な紙葉類
    と判別し、 前記搬送制御手段は前記異常な紙葉類と判別された紙葉
    類の処理を変更することを特徴とする紙葉類並べ換え装
    置。
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Cited By (3)

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CN113828524A (zh) * 2021-09-02 2021-12-24 苏州淘喜网络科技有限公司 一种可自动纠错的智能物流分拣系统及控制方法

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