JPH10336746A - 携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム - Google Patents
携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システムInfo
- Publication number
- JPH10336746A JPH10336746A JP9142731A JP14273197A JPH10336746A JP H10336746 A JPH10336746 A JP H10336746A JP 9142731 A JP9142731 A JP 9142731A JP 14273197 A JP14273197 A JP 14273197A JP H10336746 A JPH10336746 A JP H10336746A
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- Japan
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- transmission
- portable terminal
- terminal device
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線通信回線を使って携帯端末装置側からセ
ンター側へ、データを正確に伝送する無線データ通信シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 無線データ通信システムを構成する携帯
端末装置を、データ入力手段と、データ入力により作成
された送信データを圧縮するデータ圧縮手段と、送信デ
ータを暗号化するスクランブル手段と、送信データを2
連装構造にするデータ2重化手段と、送信データを複数
のブロックに分割するデータ分割手段と、送信データを
ブロックごとに連続的に送出する送受信手段とから構成
する。これにより、2連装構造の送信データはブロック
毎に分割して送信されるから無線回線を使ってデータ通
信を行なっても通信エラーによって相手側装置へ届かな
いという不具合は回避できる。
ンター側へ、データを正確に伝送する無線データ通信シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 無線データ通信システムを構成する携帯
端末装置を、データ入力手段と、データ入力により作成
された送信データを圧縮するデータ圧縮手段と、送信デ
ータを暗号化するスクランブル手段と、送信データを2
連装構造にするデータ2重化手段と、送信データを複数
のブロックに分割するデータ分割手段と、送信データを
ブロックごとに連続的に送出する送受信手段とから構成
する。これにより、2連装構造の送信データはブロック
毎に分割して送信されるから無線回線を使ってデータ通
信を行なっても通信エラーによって相手側装置へ届かな
いという不具合は回避できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線データ通信シ
ステム、特にデータを生成する機能を有するPHS端末
装置などの携帯端末装置及びこれを用いてデータを送受
する無線データ通信システムに関するものである。
ステム、特にデータを生成する機能を有するPHS端末
装置などの携帯端末装置及びこれを用いてデータを送受
する無線データ通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種携帯用の情報処理機器、いわ
ゆる携帯端末装置の進歩に伴い、持ち運びが簡単でスケ
ジュール管理とデータ処理が即座にできる上、さらに通
信機能を有していてセンターのサーバなどから必要なデ
ータをPHSなどの無線通信回線を通して受信側の携帯
端末装置へ伝送する無線データ通信システムが現れてき
ている。さらにまた、携帯端末装置がPHS電話機能ま
で備えていて、どこにいても手軽に通話ができるといっ
たものが現れ始めている。このような携帯端末装置を組
み込んだ無線データ通信システムの従来例としては、一
般的には携帯端末装置の側から情報を受け取る相手であ
るセンターのサーバに対して情報要求を発信し、これに
応じてサーバ側から携帯端末装置へ向けて情報(デー
タ)が送られて来るという構成を取っている。
ゆる携帯端末装置の進歩に伴い、持ち運びが簡単でスケ
ジュール管理とデータ処理が即座にできる上、さらに通
信機能を有していてセンターのサーバなどから必要なデ
ータをPHSなどの無線通信回線を通して受信側の携帯
端末装置へ伝送する無線データ通信システムが現れてき
ている。さらにまた、携帯端末装置がPHS電話機能ま
で備えていて、どこにいても手軽に通話ができるといっ
たものが現れ始めている。このような携帯端末装置を組
み込んだ無線データ通信システムの従来例としては、一
般的には携帯端末装置の側から情報を受け取る相手であ
るセンターのサーバに対して情報要求を発信し、これに
応じてサーバ側から携帯端末装置へ向けて情報(デー
タ)が送られて来るという構成を取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線データ通信システムにあっては、データの送
信、受信という点からみると、常にセンター側がデータ
の送信側であり携帯端末装置はデータの受信のみを行な
う構成となっているため、データは一方通行になりやす
く、携帯端末装置側の意向や注文を無線通信の回線を使
って正確に相手側へ送るという操作はできない状況にあ
った。
来の無線データ通信システムにあっては、データの送
信、受信という点からみると、常にセンター側がデータ
の送信側であり携帯端末装置はデータの受信のみを行な
う構成となっているため、データは一方通行になりやす
く、携帯端末装置側の意向や注文を無線通信の回線を使
って正確に相手側へ送るという操作はできない状況にあ
った。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、無線通信回線を使って携帯端末装置側
からセンター側へ、データを正確に伝送するようにした
携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム
を提供することである。
で、その目的は、無線通信回線を使って携帯端末装置側
からセンター側へ、データを正確に伝送するようにした
携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、携帯端末装置を、データを入力するデータ
入力手段と、データ入力により作成された送信データを
圧縮処理するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データ
を暗号化するスクランブル手段と、圧縮および暗号化さ
れた送信データを2重化して2連装構造にするデータ2
重化手段と、2重化された送信データを複数のブロック
に分割するデータ分割手段と、送信データをブロックご
とに連続的に送出する無線部とから構成したことを要旨
とするものである。
するために、携帯端末装置を、データを入力するデータ
入力手段と、データ入力により作成された送信データを
圧縮処理するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データ
を暗号化するスクランブル手段と、圧縮および暗号化さ
れた送信データを2重化して2連装構造にするデータ2
重化手段と、2重化された送信データを複数のブロック
に分割するデータ分割手段と、送信データをブロックご
とに連続的に送出する無線部とから構成したことを要旨
とするものである。
【0006】かかる構成により、送信データは2重化さ
れ、ブロック毎に分割して送信されるから無線回線を使
ってデータ通信を行なっても通信エラーによって相手側
装置へ届かないという不具合は回避できる。
れ、ブロック毎に分割して送信されるから無線回線を使
ってデータ通信を行なっても通信エラーによって相手側
装置へ届かないという不具合は回避できる。
【0007】本発明はまた、上記の機能を有する携帯端
末装置と、この携帯端末装置との間で無線通信によりデ
ータの送受を行なう通信接続装置とにより無線データ通
信システムを構成したことを要旨とする。そして、この
無線データ通信システムを構成する通信接続装置には、
ブロックごとに送信されたデータを組み立てるデータ組
立手段と、受信データの2連装構造を照合する連装照合
手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基づきデ
ータを復元するデータ復元手段と、通信接続装置の受信
動作を制御する制御手段とを備えている。
末装置と、この携帯端末装置との間で無線通信によりデ
ータの送受を行なう通信接続装置とにより無線データ通
信システムを構成したことを要旨とする。そして、この
無線データ通信システムを構成する通信接続装置には、
ブロックごとに送信されたデータを組み立てるデータ組
立手段と、受信データの2連装構造を照合する連装照合
手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基づきデ
ータを復元するデータ復元手段と、通信接続装置の受信
動作を制御する制御手段とを備えている。
【0008】かかる構成により、送信データは2重化さ
れ、ブロック毎に分割して送信される一方で、通信接続
装置ではデータの2連装構造を照合してデータを復元す
るから通信エラーによって相手側装置へ届かないという
不具合は最小限に抑えることができる。
れ、ブロック毎に分割して送信される一方で、通信接続
装置ではデータの2連装構造を照合してデータを復元す
るから通信エラーによって相手側装置へ届かないという
不具合は最小限に抑えることができる。
【0009】PHS(パーソナル・ハンディホン・シス
テム)は、無線方式で通話およびデータ通信を行なうこ
とができる簡易なシステムであり、これに用いる通信端
末装置は高機能である上に小型化が進み、小さなスペー
スに設置することができる程にまでなっている。このP
HS端末装置をデータ生成機器に取り付け、センターと
の間で電話によるデータ収集を行なわせるものである。
テム)は、無線方式で通話およびデータ通信を行なうこ
とができる簡易なシステムであり、これに用いる通信端
末装置は高機能である上に小型化が進み、小さなスペー
スに設置することができる程にまでなっている。このP
HS端末装置をデータ生成機器に取り付け、センターと
の間で電話によるデータ収集を行なわせるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、携帯端末装置に、データを入力するデータ入力手段
と、データ入力により作成された送信データを圧縮処理
するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データを暗号化
するスクランブル手段と、圧縮および暗号化された送信
データを2重化して2連装構造にするデータ2重化手段
と、2重化された送信データを複数のブロックに分割す
るデータ分割手段と、送信データをブロックごとに連続
的に送出する無線部とを備えたものであり、無線回線を
使ってデータ通信を行なっても通信エラーによって相手
側装置へ届かないという不具合は回避するという作用を
有する。
は、携帯端末装置に、データを入力するデータ入力手段
と、データ入力により作成された送信データを圧縮処理
するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データを暗号化
するスクランブル手段と、圧縮および暗号化された送信
データを2重化して2連装構造にするデータ2重化手段
と、2重化された送信データを複数のブロックに分割す
るデータ分割手段と、送信データをブロックごとに連続
的に送出する無線部とを備えたものであり、無線回線を
使ってデータ通信を行なっても通信エラーによって相手
側装置へ届かないという不具合は回避するという作用を
有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、携帯端
末装置と、この携帯端末装置との間で無線通信によりデ
ータの送受を行なう通信接続装置とにより構成され、前
記携帯端末装置は、データを入力するデータ入力手段
と、データ入力により作成された送信データを圧縮処理
するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データを暗号化
するスクランブル手段と、圧縮および暗号化された送信
データを2重化して2連装構造にするデータ2重化手段
と、2重化された送信データを複数のブロックに分割す
るデータ分割手段と、送信データをブロックごとに連続
的に送出する無線部とを備えたものであり、携帯端末装
置から通信接続装置へのデータ伝送が確実に行なえると
いう作用を有する。
末装置と、この携帯端末装置との間で無線通信によりデ
ータの送受を行なう通信接続装置とにより構成され、前
記携帯端末装置は、データを入力するデータ入力手段
と、データ入力により作成された送信データを圧縮処理
するデータ圧縮手段と、圧縮された送信データを暗号化
するスクランブル手段と、圧縮および暗号化された送信
データを2重化して2連装構造にするデータ2重化手段
と、2重化された送信データを複数のブロックに分割す
るデータ分割手段と、送信データをブロックごとに連続
的に送出する無線部とを備えたものであり、携帯端末装
置から通信接続装置へのデータ伝送が確実に行なえると
いう作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の無線データ通信システムにおいて、通信接続装
置は、ブロックごとに送信されたデータを組み立てるデ
ータ組立手段と、受信データの2連装構造を照合する連
装照合手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基
づきデータを復元するデータ復元手段と、通信接続装置
の受信動作を制御する制御手段とを備えたものであり、
無線回線を使ってデータ通信を行なった場合におけるデ
ータの再現を正しく行ない得るという作用を有する。
2記載の無線データ通信システムにおいて、通信接続装
置は、ブロックごとに送信されたデータを組み立てるデ
ータ組立手段と、受信データの2連装構造を照合する連
装照合手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基
づきデータを復元するデータ復元手段と、通信接続装置
の受信動作を制御する制御手段とを備えたものであり、
無線回線を使ってデータ通信を行なった場合におけるデ
ータの再現を正しく行ない得るという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の無線データ通信システムにおいて制御手段は、
データ組立手段において受信データのブロックが正常に
到達していないと判定された場合は、携帯端末装置へ該
当するブロックを通知し、携帯端末装置は該当ブロック
のみを再送するようにしたものであり、データ再送に際
してのデータ通信量の増大を防止するという作用を有す
る。
3記載の無線データ通信システムにおいて制御手段は、
データ組立手段において受信データのブロックが正常に
到達していないと判定された場合は、携帯端末装置へ該
当するブロックを通知し、携帯端末装置は該当ブロック
のみを再送するようにしたものであり、データ再送に際
してのデータ通信量の増大を防止するという作用を有す
る。
【0014】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の無線データ通信システム
の一実施の形態を模式的に示す図である。この無線デー
タ通信システムは、無線通信ネットワークとしてPHS
通信ネットワークを使用しているが、必ずしもこのよう
なPHSに限られるものではなく、携帯無線通信ネット
ワークなどの他の無線通信ネットワークを使用すること
も可能である。図1において、符号1はセンターを表
し、このセンター1には、公衆回線2との間で通信接続
を行なう交換機3と、通信信号の変調および復調を行な
う集合モデム4と、集合モデム4に接続されてデータ通
信の接続動作を行なう通信接続装置としての複数のPH
S接続装置5と、PHS接続装置5と通信路であるロー
カル・エリア・ネットワーク(LAN)6を介して接続
された第1のホストコンピュータ7と、第2のホストコ
ンピュータ8とが設置されている。公衆回線2にはPH
S通信を実行するための複数の基地局(CS)9が接続
されている。符号10はそれぞれPHS通信機能を有す
る複数の携帯端末装置を表し、各々が無線によって基地
局9との間で通信を行なうPHS通信ネットワークを構
築する。第1のホストコンピュータ7は携帯端末装置1
0から送付されてきたデータを解析、整理する処理を行
なう一方、第2のホストコンピュータ8は、携帯端末装
置10を使用するユーザのために必要な情報を有してい
てユーザ側からの要求に応じて或いは任意に情報を編集
したり送付処理したりする。
て説明する。図1は、本発明の無線データ通信システム
の一実施の形態を模式的に示す図である。この無線デー
タ通信システムは、無線通信ネットワークとしてPHS
通信ネットワークを使用しているが、必ずしもこのよう
なPHSに限られるものではなく、携帯無線通信ネット
ワークなどの他の無線通信ネットワークを使用すること
も可能である。図1において、符号1はセンターを表
し、このセンター1には、公衆回線2との間で通信接続
を行なう交換機3と、通信信号の変調および復調を行な
う集合モデム4と、集合モデム4に接続されてデータ通
信の接続動作を行なう通信接続装置としての複数のPH
S接続装置5と、PHS接続装置5と通信路であるロー
カル・エリア・ネットワーク(LAN)6を介して接続
された第1のホストコンピュータ7と、第2のホストコ
ンピュータ8とが設置されている。公衆回線2にはPH
S通信を実行するための複数の基地局(CS)9が接続
されている。符号10はそれぞれPHS通信機能を有す
る複数の携帯端末装置を表し、各々が無線によって基地
局9との間で通信を行なうPHS通信ネットワークを構
築する。第1のホストコンピュータ7は携帯端末装置1
0から送付されてきたデータを解析、整理する処理を行
なう一方、第2のホストコンピュータ8は、携帯端末装
置10を使用するユーザのために必要な情報を有してい
てユーザ側からの要求に応じて或いは任意に情報を編集
したり送付処理したりする。
【0015】図2は、図1に示された無線データ通信シ
ステムにおいて使用される携帯端末装置10の回路構成
の一例を表すブロック図である。この図において、21
は無線による送信および受信動作を行なう送受信回路、
22は送受信回路21を通して送信され、または受信さ
れる信号を処理するとともにデータ処理を実行するメイ
ンCPU、23はマイクロホン16およびレシーバ17
とメインCPU22との間で音声信号に対してA/D変
換およびD/A変換処理を行なうA/D・D/A変換回
路、24は着信動作時に鳴動するリンガーであり、これ
ら送受信回路21、メインCPU22、A/D・D/A
変換回路23、マイクロホン16、レシーバ17、およ
びリンガー24によって無線通信部を構成している。
ステムにおいて使用される携帯端末装置10の回路構成
の一例を表すブロック図である。この図において、21
は無線による送信および受信動作を行なう送受信回路、
22は送受信回路21を通して送信され、または受信さ
れる信号を処理するとともにデータ処理を実行するメイ
ンCPU、23はマイクロホン16およびレシーバ17
とメインCPU22との間で音声信号に対してA/D変
換およびD/A変換処理を行なうA/D・D/A変換回
路、24は着信動作時に鳴動するリンガーであり、これ
ら送受信回路21、メインCPU22、A/D・D/A
変換回路23、マイクロホン16、レシーバ17、およ
びリンガー24によって無線通信部を構成している。
【0016】メインCPU22は携帯端末装置10のデ
ータ処理の全体動作をも実行およびコントロールしてお
り、このメインCPU22の処理動作を迅速、且つ効率
よく実行させるために各種機能部が設けられている。図
1において、25は各種入力データを書き換え自在に格
納するデータメモリであり、この実施の形態においては
SRAMが用いられている。26はメインCPU22を
動作させるプログラムを格納するメモリであり、一般に
は書き換え不可能なROMが用いられ、この実施の形態
においてはフラッシュメモリが用いられている。このフ
ラッシュメモリ26には漢字ROMが内蔵されている。
27はメインCPU22の拡張プログラムを格納する拡
張メモリであり、外部記憶媒体としてのメモリカード1
0の構成を採っている。28は各種データ処理を行なう
ことによりメインCPU22の処理を支援するサブCP
U、29はサブCPU28に対してコマンド或いは処理
データなどの各データを入力するべく複数のキーボタン
が設けられたデータ入力手段としてのキーパネル、30
は通話動作およびデータ伝送動作において必要な各種デ
ータを格納するEEP−ROM、31は液晶で構成され
た表示部を構成する液晶パネル、32は液晶パネル31
を駆動するLCDドライバーである。
ータ処理の全体動作をも実行およびコントロールしてお
り、このメインCPU22の処理動作を迅速、且つ効率
よく実行させるために各種機能部が設けられている。図
1において、25は各種入力データを書き換え自在に格
納するデータメモリであり、この実施の形態においては
SRAMが用いられている。26はメインCPU22を
動作させるプログラムを格納するメモリであり、一般に
は書き換え不可能なROMが用いられ、この実施の形態
においてはフラッシュメモリが用いられている。このフ
ラッシュメモリ26には漢字ROMが内蔵されている。
27はメインCPU22の拡張プログラムを格納する拡
張メモリであり、外部記憶媒体としてのメモリカード1
0の構成を採っている。28は各種データ処理を行なう
ことによりメインCPU22の処理を支援するサブCP
U、29はサブCPU28に対してコマンド或いは処理
データなどの各データを入力するべく複数のキーボタン
が設けられたデータ入力手段としてのキーパネル、30
は通話動作およびデータ伝送動作において必要な各種デ
ータを格納するEEP−ROM、31は液晶で構成され
た表示部を構成する液晶パネル、32は液晶パネル31
を駆動するLCDドライバーである。
【0017】キーパネル29は自照式のものが使用され
る。LCDパネル31にはモノクロの半透過式の液晶が
用いられ、このLCDパネル31にはバックライト機能
が付けられており、また電話操作用に固定アイコンが表
示されるようになっている。LCDドライバー32はV
−RAMを内蔵しており、LCDパネル31に表示され
るデータを一時格納してLCDパネル31へ転送する。
る。LCDパネル31にはモノクロの半透過式の液晶が
用いられ、このLCDパネル31にはバックライト機能
が付けられており、また電話操作用に固定アイコンが表
示されるようになっている。LCDドライバー32はV
−RAMを内蔵しており、LCDパネル31に表示され
るデータを一時格納してLCDパネル31へ転送する。
【0018】さらに、この実施の形態において、符号3
3はディジタル信号により作られた各種データを変調す
るモデム、34は変調データを無線通信用の可聴周波数
信号に変換してリンガー24へ送付するアナログインタ
フェースであり、これらモデム33およびアナログイン
タフェース34は本実施の形態の携帯端末装置10が他
機器との間で無線電話の方式でデータ伝送を行なうため
のデータ変換部36を構成している。そして、このデー
タ変換部36は、上記送受信回路21、メインCPU2
2、A/D・D/A変換回路23、マイクロホン6、レ
シーバ7、およびリンガー24によって構成された無線
通信部に接続され、この無線通信部へデータを転送す
る。この、無線電話(或いは無線通信)の方式によるデ
ータ伝送機能は、光通信部(IrDA)18を用いて他
の携帯端末装置10との間で光または赤外線によるデー
タの送受を行なうデータ伝送機能とは別の系統として両
者が併設されている。すなわちこの実施の形態に係る無
線データ通信システムでは、携帯端末装置10同士にお
けるデータの送受信は光通信部18を用いて行ない、携
帯端末装置10とセンター1或いは他の相手方との通話
はPHSによる無線通信によって行なうようにしてい
る。
3はディジタル信号により作られた各種データを変調す
るモデム、34は変調データを無線通信用の可聴周波数
信号に変換してリンガー24へ送付するアナログインタ
フェースであり、これらモデム33およびアナログイン
タフェース34は本実施の形態の携帯端末装置10が他
機器との間で無線電話の方式でデータ伝送を行なうため
のデータ変換部36を構成している。そして、このデー
タ変換部36は、上記送受信回路21、メインCPU2
2、A/D・D/A変換回路23、マイクロホン6、レ
シーバ7、およびリンガー24によって構成された無線
通信部に接続され、この無線通信部へデータを転送す
る。この、無線電話(或いは無線通信)の方式によるデ
ータ伝送機能は、光通信部(IrDA)18を用いて他
の携帯端末装置10との間で光または赤外線によるデー
タの送受を行なうデータ伝送機能とは別の系統として両
者が併設されている。すなわちこの実施の形態に係る無
線データ通信システムでは、携帯端末装置10同士にお
けるデータの送受信は光通信部18を用いて行ない、携
帯端末装置10とセンター1或いは他の相手方との通話
はPHSによる無線通信によって行なうようにしてい
る。
【0019】また、符号35はデータ伝送動作をコント
ロールする通信制御回路であり、通信用のLSIによっ
て構成されている。この通信制御回路35は、図1から
明らかなように、拡張メモリ27、光通信部18、およ
びデータ変換部36のそれぞれと、メインCPU22と
の間に介装され、一例としてはデータ変換部36のデー
タがメインCPU22へ転送されるに当たっての通信動
作におけるボーレートすなわちデータ伝送速度を決定す
る。他の例としては、データメモリであるS−RAM2
5に格納されたデータをセンターのホストコンピュータ
へ無線通信によって伝送するときは、通信制御回路35
がデータ変換部36を起動するとともに伝送速度を決定
し、データを無線通信用の信号に変換してA/D・D/
A変換回路23を介して無線通信部へ転送する。また、
別の例としては、同じくデータメモリ25に格納された
データを、一の携帯端末装置10から他の携帯端末装置
10へ光通信によって伝送するときは、通信制御回路3
5が光通信部18を起動するとともに伝送速度を決定
し、光通信部18を介して別の携帯端末装置10、或い
はパーソナルコンピュータ等の機器へ高速転送するもの
である。なお、37は本実施の形態の携帯端末装置10
に電力を供給する電源回路、38は電源である。電源3
8には、例えば充電式のリチウムイオン電池が用いられ
る。
ロールする通信制御回路であり、通信用のLSIによっ
て構成されている。この通信制御回路35は、図1から
明らかなように、拡張メモリ27、光通信部18、およ
びデータ変換部36のそれぞれと、メインCPU22と
の間に介装され、一例としてはデータ変換部36のデー
タがメインCPU22へ転送されるに当たっての通信動
作におけるボーレートすなわちデータ伝送速度を決定す
る。他の例としては、データメモリであるS−RAM2
5に格納されたデータをセンターのホストコンピュータ
へ無線通信によって伝送するときは、通信制御回路35
がデータ変換部36を起動するとともに伝送速度を決定
し、データを無線通信用の信号に変換してA/D・D/
A変換回路23を介して無線通信部へ転送する。また、
別の例としては、同じくデータメモリ25に格納された
データを、一の携帯端末装置10から他の携帯端末装置
10へ光通信によって伝送するときは、通信制御回路3
5が光通信部18を起動するとともに伝送速度を決定
し、光通信部18を介して別の携帯端末装置10、或い
はパーソナルコンピュータ等の機器へ高速転送するもの
である。なお、37は本実施の形態の携帯端末装置10
に電力を供給する電源回路、38は電源である。電源3
8には、例えば充電式のリチウムイオン電池が用いられ
る。
【0020】図3は上記サブCPU28の回路構成の一
例を示すブロック図である。このサブCPU28は、当
該サブCPU28における各種データ処理を実行すると
ともに、サブCPU28の各機能部の動作をコントロー
ルするCPU41と、液晶パネル31に表示されるイメ
ージデータおよびLCD電話アイコンの表示動作を行な
うLCD表示処理部42と、カレンダクロックを制御す
るカレンダクロック動作処理部43と、キーパネル29
による入力動作およびEEP−ROM30の動作を制御
するキー・EEP−ROM制御部44と、液晶パネル3
1のバックライト制御を行なうバックライト制御部45
とを備えて液晶パネルの表示動作を制御する。またサブ
CPU28は、キーパネル29から入力された送信デー
タを圧縮処理するデータ圧縮部46と、圧縮された送信
データを暗号化するスクランブル処理部47と、圧縮お
よび暗号化された送信データを2重化して2連装構造に
するデータ2重化部48と、2重化された送信データを
複数のブロックに分割するデータ分割部49とを備え、
上記送受信回路21およびメインCPU22などととも
に携帯端末装置10にデータの送信処理機能を与えてい
る。また、サブCPU28は、受信したデータを液晶パ
ネル31に表示するためのイメージデータに変換する受
信データ処理部50を備えている。そして、CPU41
とLCD表示処理部42以下の各機能部とはバス51に
よって接続されている。またバス51の端部にはサブC
PU28へ外部の機能部が動作可能に接続できるようI
/O部52が設けられている。
例を示すブロック図である。このサブCPU28は、当
該サブCPU28における各種データ処理を実行すると
ともに、サブCPU28の各機能部の動作をコントロー
ルするCPU41と、液晶パネル31に表示されるイメ
ージデータおよびLCD電話アイコンの表示動作を行な
うLCD表示処理部42と、カレンダクロックを制御す
るカレンダクロック動作処理部43と、キーパネル29
による入力動作およびEEP−ROM30の動作を制御
するキー・EEP−ROM制御部44と、液晶パネル3
1のバックライト制御を行なうバックライト制御部45
とを備えて液晶パネルの表示動作を制御する。またサブ
CPU28は、キーパネル29から入力された送信デー
タを圧縮処理するデータ圧縮部46と、圧縮された送信
データを暗号化するスクランブル処理部47と、圧縮お
よび暗号化された送信データを2重化して2連装構造に
するデータ2重化部48と、2重化された送信データを
複数のブロックに分割するデータ分割部49とを備え、
上記送受信回路21およびメインCPU22などととも
に携帯端末装置10にデータの送信処理機能を与えてい
る。また、サブCPU28は、受信したデータを液晶パ
ネル31に表示するためのイメージデータに変換する受
信データ処理部50を備えている。そして、CPU41
とLCD表示処理部42以下の各機能部とはバス51に
よって接続されている。またバス51の端部にはサブC
PU28へ外部の機能部が動作可能に接続できるようI
/O部52が設けられている。
【0021】かかる構成を有する無線データ通信システ
ムの動作について、以下説明する。
ムの動作について、以下説明する。
【0022】この実施の形態に係る無線データ通信シス
テムの動作例(或いは使用例)としては、携帯端末装置
10をユーザに所持させ、各種発注、申し込みを行なえ
るようにするといった利用がある。この具体的な例とし
ては、競馬、競輪、競艇等(以下、ここでは競馬を代表
させる)の投票行為を上記携帯端末装置10で行なえる
ようにするといった事例がある。この投票動作において
は、先ずユーザが携帯端末装置10のキーパネル29か
らレースの内容を示すデータの送付を要求するコマンド
を入力する。レースの内容を示すデータには、出走馬一
覧である馬柱情報やオッズ情報などがある。上記コマン
ドは携帯端末装置10の送受信回路21から基地局9ま
でのPHS通信ネットワークおよび公衆回線2を介して
センター1へ送られ、センター1では、上記コマンドに
応じて第2のホストコンピュータ8から必要なデータが
読み出されてデータを要求してきた携帯端末装置10へ
向けて送信する。携帯端末装置10の側では送信されて
きた信号を送受信回路21において受信してディジタル
データに変換し、受信データはメインCPU22からサ
ブCPU28へ転送され、受信データ処理部50におい
て表示用のイメージデータに生成されて液晶パネル31
に表示される。
テムの動作例(或いは使用例)としては、携帯端末装置
10をユーザに所持させ、各種発注、申し込みを行なえ
るようにするといった利用がある。この具体的な例とし
ては、競馬、競輪、競艇等(以下、ここでは競馬を代表
させる)の投票行為を上記携帯端末装置10で行なえる
ようにするといった事例がある。この投票動作において
は、先ずユーザが携帯端末装置10のキーパネル29か
らレースの内容を示すデータの送付を要求するコマンド
を入力する。レースの内容を示すデータには、出走馬一
覧である馬柱情報やオッズ情報などがある。上記コマン
ドは携帯端末装置10の送受信回路21から基地局9ま
でのPHS通信ネットワークおよび公衆回線2を介して
センター1へ送られ、センター1では、上記コマンドに
応じて第2のホストコンピュータ8から必要なデータが
読み出されてデータを要求してきた携帯端末装置10へ
向けて送信する。携帯端末装置10の側では送信されて
きた信号を送受信回路21において受信してディジタル
データに変換し、受信データはメインCPU22からサ
ブCPU28へ転送され、受信データ処理部50におい
て表示用のイメージデータに生成されて液晶パネル31
に表示される。
【0023】データを受け取ったユーザは、液晶パネル
31に表示された画像からデータを検討して勝ち馬の予
想を立て、その予想に基づいて勝ち馬投票の申し込みを
行なう。この場合、ユーザは携帯端末装置10のキーパ
ネル29から、勝ち馬投票の申し込みをする旨の入力操
作を行ない、次に勝ち馬投票の種類(単勝、複勝、枠番
連勝、馬番連勝など)をキーパネル29からの入力によ
って行なう。次に勝ち馬投票の対象となる馬(または
枠)の番号を入力するとともに、その馬に投票する投票
数に相当する金額を入力する。勝ち馬の投票は複数種類
について行なうことができ、また投票する馬についても
複数の馬または馬や枠の組合せを選択することができ
る。
31に表示された画像からデータを検討して勝ち馬の予
想を立て、その予想に基づいて勝ち馬投票の申し込みを
行なう。この場合、ユーザは携帯端末装置10のキーパ
ネル29から、勝ち馬投票の申し込みをする旨の入力操
作を行ない、次に勝ち馬投票の種類(単勝、複勝、枠番
連勝、馬番連勝など)をキーパネル29からの入力によ
って行なう。次に勝ち馬投票の対象となる馬(または
枠)の番号を入力するとともに、その馬に投票する投票
数に相当する金額を入力する。勝ち馬の投票は複数種類
について行なうことができ、また投票する馬についても
複数の馬または馬や枠の組合せを選択することができ
る。
【0024】これらのデータはサブCPU28により受
領され、そのデータ圧縮部46においてデータ圧縮さ
れ、またスクランブル処理部47において暗号化され
る。暗号化されたデータはデータ伝送可能なデータ(送
信データ)に作り変えられる。PHSによるデータ伝送
は無線を使って行なう通信であることから、バーストエ
ラーが発生しやすい。そこで、上記暗号化された送信デ
ータはデータ2重化部48において2連装構造に作り変
えられる。図4は、この送信データの作り変え、および
データ伝送の後のデータ再現の様子を模式的に表す図で
ある。すなわち、図4の左側ブロックに示すように、上
記キーパネル29からのデータ入力によって作成された
データをNバイト可変のデータ(電文)55であるとす
ると、このデータは上記データ圧縮部の処理動作により
データ長が短くされたNバイトデータ56となる。この
データを2連装構造にすることによりデータは、同じ電
文が2連になった、 2N+4 (バイト) 構造の通信データ57になる。ただし、4バイトのデー
タ増加分はデータ伝送に際してのデータチェック或いは
伝送チェック用の情報に使用される。その後、上記通信
データ57は、データ分割部49においてn個のブロッ
クに分割され、パケット58となる。
領され、そのデータ圧縮部46においてデータ圧縮さ
れ、またスクランブル処理部47において暗号化され
る。暗号化されたデータはデータ伝送可能なデータ(送
信データ)に作り変えられる。PHSによるデータ伝送
は無線を使って行なう通信であることから、バーストエ
ラーが発生しやすい。そこで、上記暗号化された送信デ
ータはデータ2重化部48において2連装構造に作り変
えられる。図4は、この送信データの作り変え、および
データ伝送の後のデータ再現の様子を模式的に表す図で
ある。すなわち、図4の左側ブロックに示すように、上
記キーパネル29からのデータ入力によって作成された
データをNバイト可変のデータ(電文)55であるとす
ると、このデータは上記データ圧縮部の処理動作により
データ長が短くされたNバイトデータ56となる。この
データを2連装構造にすることによりデータは、同じ電
文が2連になった、 2N+4 (バイト) 構造の通信データ57になる。ただし、4バイトのデー
タ増加分はデータ伝送に際してのデータチェック或いは
伝送チェック用の情報に使用される。その後、上記通信
データ57は、データ分割部49においてn個のブロッ
クに分割され、パケット58となる。
【0025】図5はパケット58の種類を説明する図で
ある。この実施の形態においては、図5に示すように、
パケット58にはデータを表すパケット(略称:DT)
と、そのパケットが受信可であることを表すパケット
(略称:RR)とがある。DTパケットの内容は利用者
相互相関間の転送データであることを示している。ま
た、RRパケットの内容はデータの確認及び受信可通知
であることを示している。図6はパケット58のデータ
構成の一例である基本フォーマットを示す図であり、ま
た図7はパケット58を構成するヘッダー部の構成例を
示す図である。パケット58はヘッダー部59と、テキ
スト部(上位層データ)60とから構成される。ヘッダ
ー部59は、パケット58の種類ごとにその機能が異な
る。このヘッダー部59にはパケット種別データ(1バ
イト分)61と、パケット長データ(2バイト分)62
と、パケット固有の情報(nバイト分)63が設定され
ている。図8はヘッダー部59に設定されたパケット種
別データ61を一覧形式で説明する図である。パケット
種別データ61はパケット58の種別ごとに対応するコ
ードが付けられている。この実施の形態においては、D
Tパケットには80hコード64が付せられており、ま
た、RRパケットには81hコード65が付せられてい
る。パケット長データ62はヘッダー部59およびテキ
スト部60のデータの長さを設定するものである。パケ
ット固有の情報63は、パケット58の種類ごとに固有
の情報を設定している。
ある。この実施の形態においては、図5に示すように、
パケット58にはデータを表すパケット(略称:DT)
と、そのパケットが受信可であることを表すパケット
(略称:RR)とがある。DTパケットの内容は利用者
相互相関間の転送データであることを示している。ま
た、RRパケットの内容はデータの確認及び受信可通知
であることを示している。図6はパケット58のデータ
構成の一例である基本フォーマットを示す図であり、ま
た図7はパケット58を構成するヘッダー部の構成例を
示す図である。パケット58はヘッダー部59と、テキ
スト部(上位層データ)60とから構成される。ヘッダ
ー部59は、パケット58の種類ごとにその機能が異な
る。このヘッダー部59にはパケット種別データ(1バ
イト分)61と、パケット長データ(2バイト分)62
と、パケット固有の情報(nバイト分)63が設定され
ている。図8はヘッダー部59に設定されたパケット種
別データ61を一覧形式で説明する図である。パケット
種別データ61はパケット58の種別ごとに対応するコ
ードが付けられている。この実施の形態においては、D
Tパケットには80hコード64が付せられており、ま
た、RRパケットには81hコード65が付せられてい
る。パケット長データ62はヘッダー部59およびテキ
スト部60のデータの長さを設定するものである。パケ
ット固有の情報63は、パケット58の種類ごとに固有
の情報を設定している。
【0026】また、テキスト部60は上位層からの要求
データであり、DTパケットのみが付加するようになっ
ている。さらにパケット58の終了文字としてはDLE
(10h)およびEXT(03h)の2文字を使用する
ようになっている。
データであり、DTパケットのみが付加するようになっ
ている。さらにパケット58の終了文字としてはDLE
(10h)およびEXT(03h)の2文字を使用する
ようになっている。
【0027】図9はDTパケットのフォーマットを示す
図である。このDTパケットは、上位層からの送信要求
電文が、2次局からのRRパケットで指定された通信条
件の分割サイズにしたがって分割され、DTパケットと
して送信されるものである。そして、このDTパケット
は上記パケット58と同様なデータ構成を有し、ヘッダ
ー部59aと、テキスト部60aとから基本的には構成
される。しかしDTパケットはテキスト部を持たない場
合があり、このときは送信ノットレディを2次局に通知
する機能として働く。図10はDTパケットを構成する
ヘッダー部59aの構成例を示す図である。このヘッダ
ー部59aには、上記ヘッダー部59の場合と同様、パ
ケット種別データ(1バイト分)61と、パケット長デ
ータ(2バイト分)62とが設定されているとともに、
パケット固有の情報63として、通信データ57の分割
総数に関するデータ66と、各パケット58の順序番号
に関するデータ67とが設定されている。この実施の形
態において分割総数データ66および順序番号データ6
7はそれぞれ1バイトのデータから構成されている。分
割総数データ66は1電文である通信データ57をパケ
ット分割した総数を表すデータであり、所定の個数(例
えば、最大255パケット)まで分割可能である。な
お、分割総数が0であるときは、送信ノットレディとし
て機能する。順序番号データ67は1電文についてのパ
ケット分割した順序を表すデータである。DTパケット
のテキスト部60aは上位層からの要求データにより成
る。電文の分割総数が0であるときはテキスト部60a
は省略される。
図である。このDTパケットは、上位層からの送信要求
電文が、2次局からのRRパケットで指定された通信条
件の分割サイズにしたがって分割され、DTパケットと
して送信されるものである。そして、このDTパケット
は上記パケット58と同様なデータ構成を有し、ヘッダ
ー部59aと、テキスト部60aとから基本的には構成
される。しかしDTパケットはテキスト部を持たない場
合があり、このときは送信ノットレディを2次局に通知
する機能として働く。図10はDTパケットを構成する
ヘッダー部59aの構成例を示す図である。このヘッダ
ー部59aには、上記ヘッダー部59の場合と同様、パ
ケット種別データ(1バイト分)61と、パケット長デ
ータ(2バイト分)62とが設定されているとともに、
パケット固有の情報63として、通信データ57の分割
総数に関するデータ66と、各パケット58の順序番号
に関するデータ67とが設定されている。この実施の形
態において分割総数データ66および順序番号データ6
7はそれぞれ1バイトのデータから構成されている。分
割総数データ66は1電文である通信データ57をパケ
ット分割した総数を表すデータであり、所定の個数(例
えば、最大255パケット)まで分割可能である。な
お、分割総数が0であるときは、送信ノットレディとし
て機能する。順序番号データ67は1電文についてのパ
ケット分割した順序を表すデータである。DTパケット
のテキスト部60aは上位層からの要求データにより成
る。電文の分割総数が0であるときはテキスト部60a
は省略される。
【0028】図11はRRパケットのフォーマットを示
す図である。このRRパケットは、受信可通知、或いは
DTパケットに対するデータ確認応答の機能を持つもの
で、データ構成としてはヘッダー部59bを有している
のみでテキスト部を持たない。図12はRRパケットを
構成するヘッダー部59bの構成例を示す図である。こ
のヘッダー部59bには、上記ヘッダー部59および5
9aの場合と同様、パケット種別データ(1バイト分)
61と、パケット長データ(2バイト分)62とが設定
されているとともに、パケット固有の情報63として、
通信条件に関するデータ68と、パケット受信状態の成
否に関するデータ69とが設定されている。この実施の
形態において通信条件データ68および受信成否データ
69はそれぞれ1バイトのデータから構成されている。
通信条件データ68はFCS方式および分割サイズを設
定するデータである。図13は上記FCS方式および分
割サイズの設定の一具体例を示す図である。これによれ
ば、1バイトの通信条件データ68の下位の3ビット
(第0〜第2ビット)は分割サイズ設定用に割り当てら
れる一方、上位部分の3ビット(第4〜第6ビット)
は、FCS方式設定用に割り当てられる。分割サイズと
しては、 000:32バイト 001:64バイト 010:128バイト 011:256バイト 100:512バイト のように設定される。他方、FCS方式としては、 000:CRC(8) 001:CRC(16) 010:CRC(32) 011:チェックサム(16) のように設定される。
す図である。このRRパケットは、受信可通知、或いは
DTパケットに対するデータ確認応答の機能を持つもの
で、データ構成としてはヘッダー部59bを有している
のみでテキスト部を持たない。図12はRRパケットを
構成するヘッダー部59bの構成例を示す図である。こ
のヘッダー部59bには、上記ヘッダー部59および5
9aの場合と同様、パケット種別データ(1バイト分)
61と、パケット長データ(2バイト分)62とが設定
されているとともに、パケット固有の情報63として、
通信条件に関するデータ68と、パケット受信状態の成
否に関するデータ69とが設定されている。この実施の
形態において通信条件データ68および受信成否データ
69はそれぞれ1バイトのデータから構成されている。
通信条件データ68はFCS方式および分割サイズを設
定するデータである。図13は上記FCS方式および分
割サイズの設定の一具体例を示す図である。これによれ
ば、1バイトの通信条件データ68の下位の3ビット
(第0〜第2ビット)は分割サイズ設定用に割り当てら
れる一方、上位部分の3ビット(第4〜第6ビット)
は、FCS方式設定用に割り当てられる。分割サイズと
しては、 000:32バイト 001:64バイト 010:128バイト 011:256バイト 100:512バイト のように設定される。他方、FCS方式としては、 000:CRC(8) 001:CRC(16) 010:CRC(32) 011:チェックサム(16) のように設定される。
【0029】受信成否データ69は、前出のDTパケッ
トの順序番号データ67に対応したパケット受信状態の
成否をビットで表すものである。受信状態が正常である
ときは「1」、異常であるときは「0」のビットが設定
される。図14はRRパケットにおける受信成否データ
の一例を示す。この事例ではパケットの分割総数が64
のとき、2番目と13番目のパケットを正常に受信でき
なかったことを表している。
トの順序番号データ67に対応したパケット受信状態の
成否をビットで表すものである。受信状態が正常である
ときは「1」、異常であるときは「0」のビットが設定
される。図14はRRパケットにおける受信成否データ
の一例を示す。この事例ではパケットの分割総数が64
のとき、2番目と13番目のパケットを正常に受信でき
なかったことを表している。
【0030】以上のようにして作成された通信データ5
7をブロック分割して得られたパケット58は携帯端末
装置10のメインCPU22を通して送受信回路21へ
転送されPHSネットワークを介して基地局9へ送られ
一般公衆回線を通してセンター1へ到達し、交換機3お
よび集合モデム4を通してPHS接続装置5により受信
される。このときの通信動作手順について以下説明す
る。
7をブロック分割して得られたパケット58は携帯端末
装置10のメインCPU22を通して送受信回路21へ
転送されPHSネットワークを介して基地局9へ送られ
一般公衆回線を通してセンター1へ到達し、交換機3お
よび集合モデム4を通してPHS接続装置5により受信
される。このときの通信動作手順について以下説明す
る。
【0031】図15はこの実施の形態に係るPHSデー
タ通信システムにおける通常のデータ通信手順を示すタ
イミングチャートである。この図において、送信準備が
整った携帯端末装置10(1次局)は、その内部の上位
層から下位層(第3層)へ送信要求を発送する。一方、
PHS接続装置5(2次局)は、受信準備が整った時点
で上記RRパケット(RR(0):受信可)を送信す
る。そして、携帯端末装置10ではPHS接続装置5か
らのRRパケット(RR(0):受信可)を受信する
と、上位層からの要求データをデータ分割部49がDT
パケットに分割して送受信回路21へ転送し、送受信回
路21が送信を開始する。上位層からの要求データは、
RRパケットで指定された分割サイズにしたがってDT
パケットに分割され、分割されたDTパケットの分割総
数を連続で送信する。この連続送信動作において、1つ
のDTパケットが送信されてから次のDTパケットが送
信されるめでの間にはT6時間の遅延を入れる。これに
よりDTパケットは、DT(n+1,0)から始まって
DT(n+1,1),DT(n+1,2),・・・,D
T(n+1,n),というようにT6時間の遅延を入れ
ながら連続的に送信される。
タ通信システムにおける通常のデータ通信手順を示すタ
イミングチャートである。この図において、送信準備が
整った携帯端末装置10(1次局)は、その内部の上位
層から下位層(第3層)へ送信要求を発送する。一方、
PHS接続装置5(2次局)は、受信準備が整った時点
で上記RRパケット(RR(0):受信可)を送信す
る。そして、携帯端末装置10ではPHS接続装置5か
らのRRパケット(RR(0):受信可)を受信する
と、上位層からの要求データをデータ分割部49がDT
パケットに分割して送受信回路21へ転送し、送受信回
路21が送信を開始する。上位層からの要求データは、
RRパケットで指定された分割サイズにしたがってDT
パケットに分割され、分割されたDTパケットの分割総
数を連続で送信する。この連続送信動作において、1つ
のDTパケットが送信されてから次のDTパケットが送
信されるめでの間にはT6時間の遅延を入れる。これに
よりDTパケットは、DT(n+1,0)から始まって
DT(n+1,1),DT(n+1,2),・・・,D
T(n+1,n),というようにT6時間の遅延を入れ
ながら連続的に送信される。
【0032】PHS接続装置5は、携帯端末装置10か
らの最後のDTパケット(DT(n+1,n))を受信
した直後にRRパケット(RR(f):データ確認応
答)を送信する。そして、DTパケットに対するPHS
接続装置5からのRRパケット(RR(f):データ確
認応答)を受信した携帯端末装置10は、受信成否デー
タ69がすべて「1」(図14)であることを確認し
て、分割総数=0のDTパケット(DT(0,0))を
送信して送信完了とする。
らの最後のDTパケット(DT(n+1,n))を受信
した直後にRRパケット(RR(f):データ確認応
答)を送信する。そして、DTパケットに対するPHS
接続装置5からのRRパケット(RR(f):データ確
認応答)を受信した携帯端末装置10は、受信成否デー
タ69がすべて「1」(図14)であることを確認し
て、分割総数=0のDTパケット(DT(0,0))を
送信して送信完了とする。
【0033】一方、PHS接続装置5は、上記RRパケ
ット(RR(f))に対し、携帯端末装置10側が送信
した分割総数=0のDTパケットを受信することでデー
タの送受信完了となる。
ット(RR(f))に対し、携帯端末装置10側が送信
した分割総数=0のDTパケットを受信することでデー
タの送受信完了となる。
【0034】PHS接続装置5の側では、その後受信デ
ータの再現を行なう。この動作を図4に概略的に示す。
すなわち、図4の右側ブロックに示すように、受信した
パケット58(DTパケット)についてCRCチェック
を行ない、NGである場合はその受信できなかったパケ
ットについて再送要求を行なう(具体的動作は後出)。
さらに受信したパケットの順序をチェックし、正常であ
るならばデータを組み立て、受信確認を送信元である携
帯端末装置10へ返す。組み立てられた受信データは、
送信データ57と同じであり2連装構造を有しており且
つ圧縮処理およびスクランブル化されている。次に、2
連装構造の受信データが同一であることを確認し、さら
に変換テーブルを参照して、受信データの伸長処理およ
び暗号解読を行なう。
ータの再現を行なう。この動作を図4に概略的に示す。
すなわち、図4の右側ブロックに示すように、受信した
パケット58(DTパケット)についてCRCチェック
を行ない、NGである場合はその受信できなかったパケ
ットについて再送要求を行なう(具体的動作は後出)。
さらに受信したパケットの順序をチェックし、正常であ
るならばデータを組み立て、受信確認を送信元である携
帯端末装置10へ返す。組み立てられた受信データは、
送信データ57と同じであり2連装構造を有しており且
つ圧縮処理およびスクランブル化されている。次に、2
連装構造の受信データが同一であることを確認し、さら
に変換テーブルを参照して、受信データの伸長処理およ
び暗号解読を行なう。
【0035】このようなデータの受信および組み立てや
伸長、解読を行なうために、PHS接続装置5には、通
信接続装置の受信動作を制御する制御手段と、ブロック
ごとに送信されたパケットデータを組み立てるデータ組
立手段と、受信データの2連装構造を照合する連装照合
手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基づきデ
ータを伸長、解読して復元するデータ復元手段といった
各種機能を有する。これらの各種機能部はハードウェア
構成をとってもよいし或いはソフトウェアによって行な
ってもよい。
伸長、解読を行なうために、PHS接続装置5には、通
信接続装置の受信動作を制御する制御手段と、ブロック
ごとに送信されたパケットデータを組み立てるデータ組
立手段と、受信データの2連装構造を照合する連装照合
手段と、受信データの2連装構造の照合結果に基づきデ
ータを伸長、解読して復元するデータ復元手段といった
各種機能を有する。これらの各種機能部はハードウェア
構成をとってもよいし或いはソフトウェアによって行な
ってもよい。
【0036】図16はこの実施の形態に係るPHSデー
タ通信システムにおける送信ノットレディのデータ通信
手順を示すタイミングチャートである。この図におい
て、送信準備が整っていない携帯端末装置10は、PH
S接続装置5からのRRパケット(RR(0):受信
可)を受信すると、分割総数=0のDTパケット(DT
(0,0):送信ノットレディ)を送信する。他方、P
HS接続装置5は、上記RRパケット(RR(0):受
信可)に対して分割総数=0のDTパケット(DT
(0,0):送信ノットレディ)を受信すると、所定の
時間(T7時間)待ってからRRパケット(RR
(0):受信可)を再送する。そして、上記待ち時間T
7の間に携帯端末装置10側の送信準備が整っていれば
先の図15におけると同様な通信動作が実行される。
タ通信システムにおける送信ノットレディのデータ通信
手順を示すタイミングチャートである。この図におい
て、送信準備が整っていない携帯端末装置10は、PH
S接続装置5からのRRパケット(RR(0):受信
可)を受信すると、分割総数=0のDTパケット(DT
(0,0):送信ノットレディ)を送信する。他方、P
HS接続装置5は、上記RRパケット(RR(0):受
信可)に対して分割総数=0のDTパケット(DT
(0,0):送信ノットレディ)を受信すると、所定の
時間(T7時間)待ってからRRパケット(RR
(0):受信可)を再送する。そして、上記待ち時間T
7の間に携帯端末装置10側の送信準備が整っていれば
先の図15におけると同様な通信動作が実行される。
【0037】図17はこの実施の形態に係るPHSデー
タ通信システムにおいてデータ再送を行なうときの通信
手順を示すタイミングチャートである。この図におい
て、前半のデータの送信動作は上記図15における通常
のデータ伝送と同様であり、携帯端末装置10は、PH
S接続装置5からのRRパケット(RR(0):受信
可)を受信すると、上位層からの要求データをデータ分
割部49がDTパケットに分割し、送受信回路21がD
Tパケットの分割総数をT6時間の遅延を入れながら連
続で送信する。
タ通信システムにおいてデータ再送を行なうときの通信
手順を示すタイミングチャートである。この図におい
て、前半のデータの送信動作は上記図15における通常
のデータ伝送と同様であり、携帯端末装置10は、PH
S接続装置5からのRRパケット(RR(0):受信
可)を受信すると、上位層からの要求データをデータ分
割部49がDTパケットに分割し、送受信回路21がD
Tパケットの分割総数をT6時間の遅延を入れながら連
続で送信する。
【0038】一方、PHS接続装置5は、分割総数の全
てのDTパケットを受信できなかった場合、その受信で
きなかったDTパケットの順序番号に対応する成否ビッ
トを「0」にしてRRパケット(RR(b):データ確
認応答)を送信する。
てのDTパケットを受信できなかった場合、その受信で
きなかったDTパケットの順序番号に対応する成否ビッ
トを「0」にしてRRパケット(RR(b):データ確
認応答)を送信する。
【0039】そして、DTパケットに対するPHS接続
装置5からのRRパケット(RR(b))を受信した携
帯端末装置10は、受信成否データ69がすべて「1」
(図14)でなかった場合、受信成否データ69ののう
ちビット「0」になっている順序番号67を検索し、こ
れに対応するDTパケットを再送する。図17の事例で
は、複数のDTパケットのうちDT(n+1,1)とD
T(n+1,2)とがPHS接続装置5によって受信で
きなかったため、これらのDTパケットが再送されてい
る。
装置5からのRRパケット(RR(b))を受信した携
帯端末装置10は、受信成否データ69がすべて「1」
(図14)でなかった場合、受信成否データ69ののう
ちビット「0」になっている順序番号67を検索し、こ
れに対応するDTパケットを再送する。図17の事例で
は、複数のDTパケットのうちDT(n+1,1)とD
T(n+1,2)とがPHS接続装置5によって受信で
きなかったため、これらのDTパケットが再送されてい
る。
【0040】PHS接続装置5は、再送されたDTパケ
ットを受信すると、その直後にRRパケット(RR
(f):データ確認応答)を送信する。このRRパケッ
ト(RR(f))に対し、携帯端末装置10側が送信し
た分割総数=0のDTパケットを受信することでデータ
の送受信完了となる。
ットを受信すると、その直後にRRパケット(RR
(f):データ確認応答)を送信する。このRRパケッ
ト(RR(f))に対し、携帯端末装置10側が送信し
た分割総数=0のDTパケットを受信することでデータ
の送受信完了となる。
【0041】図18はこの実施の形態に係るPHSデー
タ通信システムにおける送信完了後のデータ確認応答受
信動作の通信手順を示すタイミングチャートである。こ
の図において、前半のデータの送信動作は上記図15に
おける通常のデータ伝送と同様であり、携帯端末装置1
0は、PHS接続装置5からのRRパケット(RR
(0):受信可)を受信すると、上位層からの要求デー
タをデータ分割部49がDTパケットに分割し、送受信
回路21がDTパケットの分割総数をT6時間の遅延を
入れながら連続で送信する。
タ通信システムにおける送信完了後のデータ確認応答受
信動作の通信手順を示すタイミングチャートである。こ
の図において、前半のデータの送信動作は上記図15に
おける通常のデータ伝送と同様であり、携帯端末装置1
0は、PHS接続装置5からのRRパケット(RR
(0):受信可)を受信すると、上位層からの要求デー
タをデータ分割部49がDTパケットに分割し、送受信
回路21がDTパケットの分割総数をT6時間の遅延を
入れながら連続で送信する。
【0042】一方、PHS接続装置5は、携帯端末装置
10からの最後のDTパケットを受信した直後にRRパ
ケット(RR(f):データ確認応答)を送信する。こ
のRRパケット(RR(f))に対し、携帯端末装置1
0側が送信した分割総数=0のDTパケットを送信し送
信完了となる。しかし、PHS接続装置5は、RRパケ
ット(RR(f):データ確認応答)を送信した後T4
時間待っても分割総数=0のDTパケットを受信できな
かった場合、前回と同じRRパケット(RR(f):デ
ータ確認応答)を再送する。
10からの最後のDTパケットを受信した直後にRRパ
ケット(RR(f):データ確認応答)を送信する。こ
のRRパケット(RR(f))に対し、携帯端末装置1
0側が送信した分割総数=0のDTパケットを送信し送
信完了となる。しかし、PHS接続装置5は、RRパケ
ット(RR(f):データ確認応答)を送信した後T4
時間待っても分割総数=0のDTパケットを受信できな
かった場合、前回と同じRRパケット(RR(f):デ
ータ確認応答)を再送する。
【0043】携帯端末装置10は、2度目のRRパケッ
ト(RR(f):データ確認応答)を受信した場合は、
再度分割総数=0のDTパケットを送信する。これをも
って送信完了後のデータ確認応答動作とする。
ト(RR(f):データ確認応答)を受信した場合は、
再度分割総数=0のDTパケットを送信する。これをも
って送信完了後のデータ確認応答動作とする。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線データ通信システムを構成する携帯端末装置を、デ
ータ入力手段と、データ入力により作成された送信デー
タを圧縮するデータ圧縮手段と、送信データを暗号化す
るスクランブル手段と、送信データを2連装構造にする
データ2重化手段と、送信データを複数のブロックに分
割するデータ分割手段と、送信データをブロックごとに
連続的に送出する送受信手段とから構成したため、2連
装構造の送信データはブロック毎に分割して送信される
から無線回線を使ってデータ通信を行なっても通信エラ
ーによって相手側装置へ届かないという不具合は回避で
きる。また、送信データの或るブロックが受信されなか
った場合は、そのブロックのみを再送するようにして、
通信処理動作の効率の向上を図ることができる等種々の
効果が得られる。
無線データ通信システムを構成する携帯端末装置を、デ
ータ入力手段と、データ入力により作成された送信デー
タを圧縮するデータ圧縮手段と、送信データを暗号化す
るスクランブル手段と、送信データを2連装構造にする
データ2重化手段と、送信データを複数のブロックに分
割するデータ分割手段と、送信データをブロックごとに
連続的に送出する送受信手段とから構成したため、2連
装構造の送信データはブロック毎に分割して送信される
から無線回線を使ってデータ通信を行なっても通信エラ
ーによって相手側装置へ届かないという不具合は回避で
きる。また、送信データの或るブロックが受信されなか
った場合は、そのブロックのみを再送するようにして、
通信処理動作の効率の向上を図ることができる等種々の
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線データ通信システムの一実施の形
態を模式的に示す図
態を模式的に示す図
【図2】前記実施の形態の無線データ通信システムに用
いられる携帯端末装置の回路構成を表すブロック図
いられる携帯端末装置の回路構成を表すブロック図
【図3】前記実施の形態における携帯端末装置に組み込
まれたサブCPUの回路構成の一例を示すブロック図
まれたサブCPUの回路構成の一例を示すブロック図
【図4】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
における送信データの作り変え、およびデータ伝送の後
のデータ再現の様子を模式的に表す図
における送信データの作り変え、およびデータ伝送の後
のデータ再現の様子を模式的に表す図
【図5】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
で用いられるパケットの種類を説明する図
で用いられるパケットの種類を説明する図
【図6】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
で用いられるパケットのデータ構成の一例である基本フ
ォーマットを示す図
で用いられるパケットのデータ構成の一例である基本フ
ォーマットを示す図
【図7】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
で用いられるパケットを構成するヘッダー部の構成例を
示す図
で用いられるパケットを構成するヘッダー部の構成例を
示す図
【図8】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
で用いられるパケットを構成するヘッダー部に設定され
たパケット種別データを一覧形式で説明する図
で用いられるパケットを構成するヘッダー部に設定され
たパケット種別データを一覧形式で説明する図
【図9】前記実施の形態に係る無線データ通信システム
で用いられるDTパケットのフォーマットを示す図
で用いられるDTパケットのフォーマットを示す図
【図10】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムで用いられるDTパケットを構成するヘッダー部の構
成例を示す図
ムで用いられるDTパケットを構成するヘッダー部の構
成例を示す図
【図11】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムで用いられるRRパケットのフォーマットを示す図
ムで用いられるRRパケットのフォーマットを示す図
【図12】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムで用いられるRRパケットを構成するヘッダー部の構
成例を示す図
ムで用いられるRRパケットを構成するヘッダー部の構
成例を示す図
【図13】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムで用いられるFCS方式および分割サイズの設定の一
具体例を示す図
ムで用いられるFCS方式および分割サイズの設定の一
具体例を示す図
【図14】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムで用いられるRRパケットにおける受信成否データの
一例を示す図
ムで用いられるRRパケットにおける受信成否データの
一例を示す図
【図15】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムにおける通常のデータ通信手順を示すタイミングチャ
ート
ムにおける通常のデータ通信手順を示すタイミングチャ
ート
【図16】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムにおける送信ノットレディのデータ通信手順を示すタ
イミングチャート
ムにおける送信ノットレディのデータ通信手順を示すタ
イミングチャート
【図17】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムにおいてデータ再送を行なうときの通信手順を示すタ
イミングチャート
ムにおいてデータ再送を行なうときの通信手順を示すタ
イミングチャート
【図18】前記実施の形態に係る無線データ通信システ
ムにおける送信完了後のデータ確認応答受信動作の通信
手順を示すタイミングチャート
ムにおける送信完了後のデータ確認応答受信動作の通信
手順を示すタイミングチャート
1 センター 2 公衆回線 3 交換機 4 集合モデム 5 PHS接続装置 6 LAN 7 解析系ホストコンピュータ 8 情報系ホストコンピュータ 9 基地局 10 携帯端末装置 16 マイクロホン 17 レシーバ 18 光通信部(IrDAフィルター) 21 送受信回路 22 メインCPU 23 A/D・D/A変換回路 24 リンガー 25 S−RAM 26 フラッシュメモリ 27 拡張メモリ 28 サブCPU 29 キーパネル 31 LCDパネル 32 LCDドライバー 33 モデム 34 アナログインタフェース 35 通信制御回路 36 データ変換部 41 CPU 42 LCD表示処理部 43 カレンダ・クロック表示処理部 44 キー・EEPROM制御部 45 バックライト制御部 46 データ圧縮部 47 スクランブル処理部 48 データ2重化部 49 データ分割部 50 受信データ処理部 51 バス 52 I/O
Claims (4)
- 【請求項1】 データを入力するデータ入力手段と、デ
ータ入力により作成された送信データを圧縮処理するデ
ータ圧縮手段と、圧縮された送信データを暗号化するス
クランブル手段と、圧縮および暗号化された送信データ
を2重化して2連装構造にするデータ2重化手段と、2
重化された送信データを複数のブロックに分割するデー
タ分割手段と、送信データをブロックごとに連続的に送
出する無線部とを備えた携帯端末装置。 - 【請求項2】 携帯端末装置と、この携帯端末装置との
間で無線通信によりデータの送受を行なう通信接続装置
とにより構成され、前記携帯端末装置は、データを入力
するデータ入力手段と、データ入力により作成された送
信データを圧縮処理するデータ圧縮手段と、圧縮された
送信データを暗号化するスクランブル手段と、圧縮およ
び暗号化された送信データを2重化して2連装構造にす
るデータ2重化手段と、2重化された送信データを複数
のブロックに分割するデータ分割手段と、送信データを
ブロックごとに連続的に送出する無線部とを備えている
ことを特徴とする無線データ通信システム。 - 【請求項3】 通信接続装置は、ブロックごとに送信さ
れたデータを組み立てるデータ組立手段と、受信データ
の2連装構造を照合する連装照合手段と、受信データの
2連装構造の照合結果に基づきデータを復元するデータ
復元手段と、通信接続装置の受信動作を制御する制御手
段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の無線
データ通信システム。 - 【請求項4】 制御手段は、データ組立手段において受
信データのブロックが正常に到達していないと判定され
た場合は、携帯端末装置へ該当するブロックを通知し、
携帯端末装置は該当ブロックのみを再送することを特徴
とする請求項3記載の無線データ通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142731A JPH10336746A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9142731A JPH10336746A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10336746A true JPH10336746A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15322277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9142731A Pending JPH10336746A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 携帯端末装置及びこれを用いた無線データ通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10336746A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000054512A1 (en) * | 1999-03-05 | 2000-09-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for coding moving picture image |
US7124429B2 (en) | 1999-03-05 | 2006-10-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Video coding apparatus and video decoding apparatus |
JP2007122336A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Kddi Corp | データの分散記憶方法、端末及びプログラム |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP9142731A patent/JPH10336746A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000054512A1 (en) * | 1999-03-05 | 2000-09-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for coding moving picture image |
KR100483814B1 (ko) * | 1999-03-05 | 2005-04-20 | 가부시끼가이샤 도시바 | 동화상 부호화 장치 및 동화상 복호화 장치 |
US7027517B1 (en) | 1999-03-05 | 2006-04-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for coding moving picture image |
US7124429B2 (en) | 1999-03-05 | 2006-10-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Video coding apparatus and video decoding apparatus |
JP2007122336A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Kddi Corp | データの分散記憶方法、端末及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |