JPH10336661A - 画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法及び画像符号化・復号化プログラムを記録する記録媒体 - Google Patents
画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法及び画像符号化・復号化プログラムを記録する記録媒体Info
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- JPH10336661A JPH10336661A JP8856598A JP8856598A JPH10336661A JP H10336661 A JPH10336661 A JP H10336661A JP 8856598 A JP8856598 A JP 8856598A JP 8856598 A JP8856598 A JP 8856598A JP H10336661 A JPH10336661 A JP H10336661A
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- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像圧縮及び画像復号での処理時間を短くす
る画像符号化装置及び画像復号化装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ1119は、これ
から復号する可変長符号が蓄えられたバッファから、復
号開始ビットを最上位ビットにそろえて可変長符号1ワ
ード分を取得し、可変長符号の最上位ビットからラン長
を求め、一次復号テーブル2100を、前記ラン長を基
にサーチし、オフセットと評価ビットパタン長を得、前
記ラン長と定数「1」を加算し、この加算値分だけ、可
変長符号を左シフトし、さらに評価ビットパタン長分だ
け右シフトし、評価ビットパタンを得、前記評価ビット
パタンと前記オフセットの加算値により、二次復号テー
ブル2104をサーチし、復号値と、符号長を得る。
る画像符号化装置及び画像復号化装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ1119は、これ
から復号する可変長符号が蓄えられたバッファから、復
号開始ビットを最上位ビットにそろえて可変長符号1ワ
ード分を取得し、可変長符号の最上位ビットからラン長
を求め、一次復号テーブル2100を、前記ラン長を基
にサーチし、オフセットと評価ビットパタン長を得、前
記ラン長と定数「1」を加算し、この加算値分だけ、可
変長符号を左シフトし、さらに評価ビットパタン長分だ
け右シフトし、評価ビットパタンを得、前記評価ビット
パタンと前記オフセットの加算値により、二次復号テー
ブル2104をサーチし、復号値と、符号長を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を直交変換、
量子化、エントロピー符号化する装置、方法及びプログ
ラムを記録した記録媒体、並びに直交変換、量子化、エ
ントロピー符号化された圧縮符号列を逆変換し復号化す
る装置、方法及びプログラムを記録した媒体に関する。
量子化、エントロピー符号化する装置、方法及びプログ
ラムを記録した記録媒体、並びに直交変換、量子化、エ
ントロピー符号化された圧縮符号列を逆変換し復号化す
る装置、方法及びプログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高能率に符号化して圧縮された画
像を復号する技術が盛んに研究され、コンピュータ、通
信、放送などの分野で用いられている。また、これらの
画像の圧縮符号化及び伸張復号化の国際標準としてJoin
t Photographic Coding Experts Group (JPEG)
が、動画像復号化の国際標準としてはMoving Picture E
xperts Group 1(MPEG1)Videoが勧告されて
いる。
像を復号する技術が盛んに研究され、コンピュータ、通
信、放送などの分野で用いられている。また、これらの
画像の圧縮符号化及び伸張復号化の国際標準としてJoin
t Photographic Coding Experts Group (JPEG)
が、動画像復号化の国際標準としてはMoving Picture E
xperts Group 1(MPEG1)Videoが勧告されて
いる。
【0003】これらの方法によると、画像情報は、所定
数の画素からなるブロックに分割される。ブロックに含
まれる各画素は直交変換され、量子化され、エントロピ
ー符号化されて、符号(又は、ハフマン符号と呼ぶこと
もある)が生成される。生成された複数の符号が結合さ
れて、圧縮符号列(又は、単に符号列と呼ぶこともあ
る)が構成される。圧縮符号列は、各符号毎にエントロ
ピー復号され、逆量子化され、逆直交変換されて元の画
像が生成される。
数の画素からなるブロックに分割される。ブロックに含
まれる各画素は直交変換され、量子化され、エントロピ
ー符号化されて、符号(又は、ハフマン符号と呼ぶこと
もある)が生成される。生成された複数の符号が結合さ
れて、圧縮符号列(又は、単に符号列と呼ぶこともあ
る)が構成される。圧縮符号列は、各符号毎にエントロ
ピー復号され、逆量子化され、逆直交変換されて元の画
像が生成される。
【0004】なお、以下では、各画素を直交変換し、量
子化し、エントロピー符号化する処理を圧縮符号化(又
は単に符号化)と呼び、エントロピー符号化と区別して
いるので、注意を要する。また、符号をエントロピー復
号し、逆量子化し、逆直交変換する処理を伸張復号(又
は単に復号)と呼び、エントロピー復号と区別している
ので注意を要する。 1.圧縮符号化及び復号化の動作 以下に、一般的なマイクロコンピュータを用いて画像符
号化装置及び画像復号化装置を構成する場合を例にあげ
て、JPEGの離散コサイン変換(Discrete Cosine Tr
ansform,DCT)方式をサポートする画像符号化装置及
び画像復号化装置に必須の機能であるベースライン方式
による圧縮符号化及び伸張復号化の動作手順について説
明する。 1.1 圧縮符号化の手順 (1)圧縮符号化の概要動作手順 ここでは、圧縮符号化の動作手順を図面を参照しながら
説明する。
子化し、エントロピー符号化する処理を圧縮符号化(又
は単に符号化)と呼び、エントロピー符号化と区別して
いるので、注意を要する。また、符号をエントロピー復
号し、逆量子化し、逆直交変換する処理を伸張復号(又
は単に復号)と呼び、エントロピー復号と区別している
ので注意を要する。 1.圧縮符号化及び復号化の動作 以下に、一般的なマイクロコンピュータを用いて画像符
号化装置及び画像復号化装置を構成する場合を例にあげ
て、JPEGの離散コサイン変換(Discrete Cosine Tr
ansform,DCT)方式をサポートする画像符号化装置及
び画像復号化装置に必須の機能であるベースライン方式
による圧縮符号化及び伸張復号化の動作手順について説
明する。 1.1 圧縮符号化の手順 (1)圧縮符号化の概要動作手順 ここでは、圧縮符号化の動作手順を図面を参照しながら
説明する。
【0005】図26は、JPEGベースライン方式によ
る圧縮符号化の動作手順の概要を示すフローチャートで
ある。まず、符号化制御のための初期化及びJPEGで
規定されたマーカーコードの出力が行われる(ステップ
S1901)。次に対象画像から縦8画素×横8画素で
構成されるブロックと呼ばれる矩形の領域が切り出され
(ステップS1902)、切り出された各ブロックの各
要素に対して直交変換の一種である離散コサイン変換が
施されて、8×8行列のDCT係数が出力され(ステッ
プS1903)、出力されたDCT係数は量子化テーブ
ルの対応する要素で除算され64個の量子化DCT係数
が出力される(ステップS1904)。このようにDC
T係数を量子化テーブルの対応する要素で除算する処理
は、量子化と呼ばれる。出力された量子化DCT係数は
ジグザグスキャンと呼ばれる順番でスキャンされて、変
換符号化の一種であるエントロピー符号化が施され、画
像が圧縮された圧縮符号列が出力される(ステップS1
905)。次に、対象画像のブロック数分これらの処理
が繰り返されたかどうかが確認され(ステップS190
6)、対象画像の全ブロックの処理が終了したときは圧
縮符号化処理が終了し、全ブロックの処理を終えていな
いときはステップS1902に戻り次のブロックの処理
が開始される。 (2)量子化の動作手順 次に、圧縮符号化動作のうち、図26のステップS19
04に示す量子化部分の動作手順について、図27のフ
ローチャートを用いて説明する。
る圧縮符号化の動作手順の概要を示すフローチャートで
ある。まず、符号化制御のための初期化及びJPEGで
規定されたマーカーコードの出力が行われる(ステップ
S1901)。次に対象画像から縦8画素×横8画素で
構成されるブロックと呼ばれる矩形の領域が切り出され
(ステップS1902)、切り出された各ブロックの各
要素に対して直交変換の一種である離散コサイン変換が
施されて、8×8行列のDCT係数が出力され(ステッ
プS1903)、出力されたDCT係数は量子化テーブ
ルの対応する要素で除算され64個の量子化DCT係数
が出力される(ステップS1904)。このようにDC
T係数を量子化テーブルの対応する要素で除算する処理
は、量子化と呼ばれる。出力された量子化DCT係数は
ジグザグスキャンと呼ばれる順番でスキャンされて、変
換符号化の一種であるエントロピー符号化が施され、画
像が圧縮された圧縮符号列が出力される(ステップS1
905)。次に、対象画像のブロック数分これらの処理
が繰り返されたかどうかが確認され(ステップS190
6)、対象画像の全ブロックの処理が終了したときは圧
縮符号化処理が終了し、全ブロックの処理を終えていな
いときはステップS1902に戻り次のブロックの処理
が開始される。 (2)量子化の動作手順 次に、圧縮符号化動作のうち、図26のステップS19
04に示す量子化部分の動作手順について、図27のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0006】まず、量子化処理の繰返し制御用のループ
カウンタiが値0で初期化される(ステップS191
1)。次に、ループカウンタiに対応するDCT係数S
(i)及び量子化テーブルの要素Q(i)がメモリより
ロードされ(ステップS1912〜S1913)、S
(i)/Q(i)が計算され、S(i)/Q(i)の計
算結果が丸めにより正規化されて量子化DCT係数Sq
(i)が求められ(ステップS1914)、得られた量
子化DCT係数Sq(i)がメモリにストアされる(ス
テップS1915)。次のDCT係数を量子化するため
にループカウンタiが1だけ増加され(ステップS19
16)、1ブロック分の処理が完了したかどうかがルー
プカウンタiの値により判断され(ステップS191
7)、1ブロック分の処理が完了していれば量子化の処
理が終了し、1ブロック分の処理が完了していなければ
ステップS1912に戻って量子化の処理が続けられ
る。 (3)エントロピー符号化の動作手順 次に、圧縮符号化動作のうち、図26のステップS19
05に示すエントロピー符号化部分の動作手順につい
て、図28のフローチャートを用いて説明する。
カウンタiが値0で初期化される(ステップS191
1)。次に、ループカウンタiに対応するDCT係数S
(i)及び量子化テーブルの要素Q(i)がメモリより
ロードされ(ステップS1912〜S1913)、S
(i)/Q(i)が計算され、S(i)/Q(i)の計
算結果が丸めにより正規化されて量子化DCT係数Sq
(i)が求められ(ステップS1914)、得られた量
子化DCT係数Sq(i)がメモリにストアされる(ス
テップS1915)。次のDCT係数を量子化するため
にループカウンタiが1だけ増加され(ステップS19
16)、1ブロック分の処理が完了したかどうかがルー
プカウンタiの値により判断され(ステップS191
7)、1ブロック分の処理が完了していれば量子化の処
理が終了し、1ブロック分の処理が完了していなければ
ステップS1912に戻って量子化の処理が続けられ
る。 (3)エントロピー符号化の動作手順 次に、圧縮符号化動作のうち、図26のステップS19
05に示すエントロピー符号化部分の動作手順につい
て、図28のフローチャートを用いて説明する。
【0007】まず、量子化DCT係数のDC成分である
Sq(0)がメモリよりロードされ、DC成分Sq
(0)がハフマン符号化される(ステップS1921〜
S1922)。次に、量子化DCT係数のAC成分のエ
ントロピー符号化処理の繰返し制御のためのループカウ
ンタiが値1で、0係数ランのカウンタnnnnが値0
で初期化される(ステップS1923)。量子化DCT
係数をジグザグスキャンするためのスキャン順序を生成
するジグザグ関数Zig( )を用いてループカウンタ
iに対応するスキャン順序zが得られ(ステップS19
24)、このzを用いて、AC成分の量子化DCT係数
Sq(z)がメモリよりロードされる(ステップS19
25)。このロードされた量子化DCT係数Sq(z)
の値が0であるかどうかが判断され(ステップS192
6)、量子化DCT係数Sq(z)の値が0である場合
は、0係数ランのカウンタnnnnが1だけ増加され
(ステップS1931)、量子化DCT係数Sq(z)
の値が0でない場合は、0係数ランのカウンタnnnn
の値と量子化DCT係数Sq(z)の値とが組にされて
エントロピー符号化の一種であるハフマン符号化され
(ステップS1927)、0係数ランのカウンタnnn
nが値0で初期化される(ステップS1928)。次
に、ループカウンタiが1だけ増加され(ステップS1
929)、1ブロックの処理が完了したかどうかがルー
プカウンタiの値で判断され(ステップS1930)、
1ブロックの処理が完了していればエントロピー符号化
が終了し、完了していなければステップS1924に戻
ってエントロピー符号化が続られる。 1.2 伸張復号化の手順 圧縮符号化された画像を利用するためには伸張復号化す
る必要がある。ここでは、その伸張復号化の手順を図面
を参照しながら説明する。 (1)伸張復号化の概要動作手順 図29はJPEGベースライン方式による伸張復号化手
順の概要を示すフローチャートである。
Sq(0)がメモリよりロードされ、DC成分Sq
(0)がハフマン符号化される(ステップS1921〜
S1922)。次に、量子化DCT係数のAC成分のエ
ントロピー符号化処理の繰返し制御のためのループカウ
ンタiが値1で、0係数ランのカウンタnnnnが値0
で初期化される(ステップS1923)。量子化DCT
係数をジグザグスキャンするためのスキャン順序を生成
するジグザグ関数Zig( )を用いてループカウンタ
iに対応するスキャン順序zが得られ(ステップS19
24)、このzを用いて、AC成分の量子化DCT係数
Sq(z)がメモリよりロードされる(ステップS19
25)。このロードされた量子化DCT係数Sq(z)
の値が0であるかどうかが判断され(ステップS192
6)、量子化DCT係数Sq(z)の値が0である場合
は、0係数ランのカウンタnnnnが1だけ増加され
(ステップS1931)、量子化DCT係数Sq(z)
の値が0でない場合は、0係数ランのカウンタnnnn
の値と量子化DCT係数Sq(z)の値とが組にされて
エントロピー符号化の一種であるハフマン符号化され
(ステップS1927)、0係数ランのカウンタnnn
nが値0で初期化される(ステップS1928)。次
に、ループカウンタiが1だけ増加され(ステップS1
929)、1ブロックの処理が完了したかどうかがルー
プカウンタiの値で判断され(ステップS1930)、
1ブロックの処理が完了していればエントロピー符号化
が終了し、完了していなければステップS1924に戻
ってエントロピー符号化が続られる。 1.2 伸張復号化の手順 圧縮符号化された画像を利用するためには伸張復号化す
る必要がある。ここでは、その伸張復号化の手順を図面
を参照しながら説明する。 (1)伸張復号化の概要動作手順 図29はJPEGベースライン方式による伸張復号化手
順の概要を示すフローチャートである。
【0008】まず伸張復号化制御のための初期化及び圧
縮符号列中に含まれるマーカーコードの解析が行われる
(ステップS1941)。次に、圧縮符号列が変換符号
化の一種であるエントロピー復号化され、1ブロック分
64個の量子化DCT係数が得られる(ステップS19
42)。得られた量子化DCT係数が対応する量子化テ
ーブルの要素と乗ぜられ、1ブロック分のDCT係数が
得られる(ステップS1943)。こうして得られた1
ブロック分のDCT係数が逆離散コサイン変換され(ス
テップS1944)、1ブロック分の復元画像が得ら
れ、得られた復元画像が復号中の画像を蓄積しているメ
モリに出力され、元の画像が再構成される(ステップS
1945)。次に、全てのブロックの処理が完了したか
どうかが確認され(ステップS1946)、全てのブロ
ックの処理が完了していなければ、エントロピー復号化
から画像再構成までの処理(ステップS1942〜S1
945)が繰り返され、全てのブロックの処理が完了し
ていれば、伸張復号化処理が終了する。 (2)エントロピー復号化の動作手順 次に、伸張復号化動作のうち、図29のステップS19
42に示すエントロピー復号化部分の動作手順につい
て、図30のフローチャートを用いて説明する。
縮符号列中に含まれるマーカーコードの解析が行われる
(ステップS1941)。次に、圧縮符号列が変換符号
化の一種であるエントロピー復号化され、1ブロック分
64個の量子化DCT係数が得られる(ステップS19
42)。得られた量子化DCT係数が対応する量子化テ
ーブルの要素と乗ぜられ、1ブロック分のDCT係数が
得られる(ステップS1943)。こうして得られた1
ブロック分のDCT係数が逆離散コサイン変換され(ス
テップS1944)、1ブロック分の復元画像が得ら
れ、得られた復元画像が復号中の画像を蓄積しているメ
モリに出力され、元の画像が再構成される(ステップS
1945)。次に、全てのブロックの処理が完了したか
どうかが確認され(ステップS1946)、全てのブロ
ックの処理が完了していなければ、エントロピー復号化
から画像再構成までの処理(ステップS1942〜S1
945)が繰り返され、全てのブロックの処理が完了し
ていれば、伸張復号化処理が終了する。 (2)エントロピー復号化の動作手順 次に、伸張復号化動作のうち、図29のステップS19
42に示すエントロピー復号化部分の動作手順につい
て、図30のフローチャートを用いて説明する。
【0009】画像が圧縮された圧縮符号列から1つのハ
フマン符号がエントロピー復号され量子化DCT係数の
DC成分Sq(0)が得られ(ステップS1961)、
このDC成分Sq(0)がメモリにストアされる(ステ
ップS1962)。次に、量子化DCT係数のAC成分
のエントロピー復号化制御のためのループカウンタiが
値1で初期化される(ステップS1963)。圧縮符号
列の次の1つのハフマン符号がエントロピー復号され、
0ラン長nnnnとAC成分の量子化DCT係数とが得
られる(ステップS1964)。ループカウンタiに対
応するジグザグスキャンのための添え字zがジグザグ関
数Zig(i)を用いて得られ(ステップS196
5)、ループカウンタiが1増加される(ステップS1
966)。次に、0ラン長nnnnが0であるかどうか
が確認され(ステップS1967)、0ラン長nnnn
が0でない場合は、AC成分の量子化DCT係数Sq
(z)として値0が設定され(ステップS1970)、
値0であるSq(z)がメモリにストアされ(ステップ
S1971)、0ラン長nnnnが1減少され(ステッ
プS1972)、処理の流れはステップS1965に戻
される。0ラン長nnnnが0である場合は、AC成分
Sq(z)がメモリにストアされる(ステップS196
8)。1ブロック分の処理が完了したかどうかがループ
カウンタiの値で判断され(ステップS1969)、ル
ープカウンタiの値が64であれば、1ブロック分の処
理が完了したと判断されてエントロピー復号化の処理が
終了し、ループカウンタiの値が64でなければ、1ブ
ロック分の処理が完了していないと判断されて、ステッ
プS1964に戻ってエントロピー復号化の処理が続け
られる。 (3)逆量子化の動作手順 次に、復号化動作のうち、図29のステップS1943
に示す逆量子化部の動作手順について、図31のフロー
チャートを用いて説明する。
フマン符号がエントロピー復号され量子化DCT係数の
DC成分Sq(0)が得られ(ステップS1961)、
このDC成分Sq(0)がメモリにストアされる(ステ
ップS1962)。次に、量子化DCT係数のAC成分
のエントロピー復号化制御のためのループカウンタiが
値1で初期化される(ステップS1963)。圧縮符号
列の次の1つのハフマン符号がエントロピー復号され、
0ラン長nnnnとAC成分の量子化DCT係数とが得
られる(ステップS1964)。ループカウンタiに対
応するジグザグスキャンのための添え字zがジグザグ関
数Zig(i)を用いて得られ(ステップS196
5)、ループカウンタiが1増加される(ステップS1
966)。次に、0ラン長nnnnが0であるかどうか
が確認され(ステップS1967)、0ラン長nnnn
が0でない場合は、AC成分の量子化DCT係数Sq
(z)として値0が設定され(ステップS1970)、
値0であるSq(z)がメモリにストアされ(ステップ
S1971)、0ラン長nnnnが1減少され(ステッ
プS1972)、処理の流れはステップS1965に戻
される。0ラン長nnnnが0である場合は、AC成分
Sq(z)がメモリにストアされる(ステップS196
8)。1ブロック分の処理が完了したかどうかがループ
カウンタiの値で判断され(ステップS1969)、ル
ープカウンタiの値が64であれば、1ブロック分の処
理が完了したと判断されてエントロピー復号化の処理が
終了し、ループカウンタiの値が64でなければ、1ブ
ロック分の処理が完了していないと判断されて、ステッ
プS1964に戻ってエントロピー復号化の処理が続け
られる。 (3)逆量子化の動作手順 次に、復号化動作のうち、図29のステップS1943
に示す逆量子化部の動作手順について、図31のフロー
チャートを用いて説明する。
【0010】まず、逆量子化処理の繰返し動作の制御の
ためのループカウンタiが値0で初期化される(ステッ
プS1951)。次に、ループカウンタiに対応する量
子化DCT係数Sq(i)及び量子化テーブルの要素Q
(i)がメモリよりロードされ(ステップS1952〜
S1953)、量子化DCT係数Sq(i)が式S
(i)=Sq(i)×Q(i)により逆量子化され、D
CT係数S(i)が算出され(ステップS1954)、
得られたDCT係数S(i)がメモリにストアされる
(ステップS1955)。次の量子化DCT係数を逆量
子化するためにループカウンタiが1増加され(ステッ
プS1956)、1ブロック分の処理が完了したかどう
かがループカウンタiの値により判断され(ステップS
1957)、ループカウンタiの値が64であれば、1
ブロック分の処理が完了したと判断され、逆量子化の処
理が終了し、ループカウンタiの値が64でなければ、
1ブロック分の処理が完了していないと判断され、処理
の流れがステップS1952に戻され、逆量子化の処理
が続けられる。 1.3 ジグザグスキャンの順序 図32は、エントロピー符号化及びエントロピー復号化
の処理におけるジグザグスキャンの順序を示したもので
ある。この図で、64個のまる印は1ブロック分の量子
化DCT係数又はDCT係数を示しており、1個の白抜
きのまる印はDC成分、63個の黒まる印はAC成分
(AC1〜AC63)を示している。まる印の右下に付
した数字及び図中の矢印が、ジグザグスキャンの順序を
示している。ジグザグスキャンは、図32の矢印に示す
ように、右、左下、下、右上、右、・・・の順に繰り返
される。
ためのループカウンタiが値0で初期化される(ステッ
プS1951)。次に、ループカウンタiに対応する量
子化DCT係数Sq(i)及び量子化テーブルの要素Q
(i)がメモリよりロードされ(ステップS1952〜
S1953)、量子化DCT係数Sq(i)が式S
(i)=Sq(i)×Q(i)により逆量子化され、D
CT係数S(i)が算出され(ステップS1954)、
得られたDCT係数S(i)がメモリにストアされる
(ステップS1955)。次の量子化DCT係数を逆量
子化するためにループカウンタiが1増加され(ステッ
プS1956)、1ブロック分の処理が完了したかどう
かがループカウンタiの値により判断され(ステップS
1957)、ループカウンタiの値が64であれば、1
ブロック分の処理が完了したと判断され、逆量子化の処
理が終了し、ループカウンタiの値が64でなければ、
1ブロック分の処理が完了していないと判断され、処理
の流れがステップS1952に戻され、逆量子化の処理
が続けられる。 1.3 ジグザグスキャンの順序 図32は、エントロピー符号化及びエントロピー復号化
の処理におけるジグザグスキャンの順序を示したもので
ある。この図で、64個のまる印は1ブロック分の量子
化DCT係数又はDCT係数を示しており、1個の白抜
きのまる印はDC成分、63個の黒まる印はAC成分
(AC1〜AC63)を示している。まる印の右下に付
した数字及び図中の矢印が、ジグザグスキャンの順序を
示している。ジグザグスキャンは、図32の矢印に示す
ように、右、左下、下、右上、右、・・・の順に繰り返
される。
【0011】図33は、量子化DCT係数又はDCT係
数の要素番号iと、要素番号iに対するジグザグスキャ
ン順の番号を返すジグザグ関数Zig(i)との対応を
示す表である。以上に説明した処理手順により画像を効
率よく圧縮符号化し、また圧縮符号化された圧縮符号列
を伸張復号化することができる。 2.エントロピー復号処理 次に、図30のフローチャートに示すエントロピー復号
化処理において、ステップS1961及びS1964に
て示される符号のエントロピー復号の詳細について、説
明する。
数の要素番号iと、要素番号iに対するジグザグスキャ
ン順の番号を返すジグザグ関数Zig(i)との対応を
示す表である。以上に説明した処理手順により画像を効
率よく圧縮符号化し、また圧縮符号化された圧縮符号列
を伸張復号化することができる。 2.エントロピー復号処理 次に、図30のフローチャートに示すエントロピー復号
化処理において、ステップS1961及びS1964に
て示される符号のエントロピー復号の詳細について、説
明する。
【0012】符号は、「0」又は「1」の2種類の記号
からなるビット列により構成され、符号毎に一つの復号
値が対応している。符号を構成するビット列に含まれる
前記2種類の記号の数をその符号の符号長と呼ぶ。符号
を構成するビット列の並べ方には、すべての符号の符号
長が同一であるように符号を決める固定長符号方式と、
一部分の符号の符号長が異なるように符号を決める可変
長符号方式とがある。
からなるビット列により構成され、符号毎に一つの復号
値が対応している。符号を構成するビット列に含まれる
前記2種類の記号の数をその符号の符号長と呼ぶ。符号
を構成するビット列の並べ方には、すべての符号の符号
長が同一であるように符号を決める固定長符号方式と、
一部分の符号の符号長が異なるように符号を決める可変
長符号方式とがある。
【0013】以下、特にことわらない限り、可変長符号
方式による符号を扱うものとする。前記可変長符号方式
の場合に、従来の符号列のエントロピー復号化装置で
は、最大の符号長を持つ符号の符号長を1ワードとし
て、2のワード長乗分のアドレス空間を確保し、符号列
のエントロピー復号化処理の開始位置から1ワード分の
ビット列をそのままアドレスとして、符号と復号値とを
対応づけた復号テーブルが用意されている。エントロピ
ー復号時には、エントロピー復号化開始位置からの1ワ
ードのビット列をそのままアドレスとして前記復号テー
ブルを参照し、対応する復号値を得られる。この方式に
よると、高速にエントロピー復号化は行えるが、その反
面、符号列の最大長が長くなると、復号テーブルが大き
くなるので、メモリ容量が増大し、装置のコストアップ
につながるという問題点がある。この問題点を解決する
ために、特開平6−44039には、復号テーブルのサ
イズを小さくする装置が開示されている。以下に、特開
平6−44039で開示されたエントロピー復号の原
理、復号テーブルの構成、エントロピー復号の手順につ
いて説明する。 2.1 エントロピー復号の原理 ここでは、特開平6−44039で開示されたエントロ
ピー復号の原理について説明する。図34に示すよう
に、複数の可変長符号を同じランごとにグループ分けす
る。ここで、ランとは、可変長符号の先頭から連続して
同じ記号からなるビット列を言う。ラン長が「6」のグ
ループに含まれる全ての可変長符号2087について、
ランに続くビット長「2」のビット列は、全て同じビッ
ト列「11」である(以下、この同じビット列を一致ビ
ット列と呼ぶ。)。次に、可変長符号2087の内のそ
れぞれの可変長符号について、ラン及び上記の一致ビッ
ト列を除いた残りの部分のビット列(以下、評価ビット
パタンと呼ぶ。)は、この図から、ラン長「6」のグル
ープの中で、一意であることが分かる。従って、この評
価ビットパタンにより、ラン長「6」のグループ内の可
変長符号を代表させることができる。ラン長「6」以外
のグループについても同じ事がいえる。
方式による符号を扱うものとする。前記可変長符号方式
の場合に、従来の符号列のエントロピー復号化装置で
は、最大の符号長を持つ符号の符号長を1ワードとし
て、2のワード長乗分のアドレス空間を確保し、符号列
のエントロピー復号化処理の開始位置から1ワード分の
ビット列をそのままアドレスとして、符号と復号値とを
対応づけた復号テーブルが用意されている。エントロピ
ー復号時には、エントロピー復号化開始位置からの1ワ
ードのビット列をそのままアドレスとして前記復号テー
ブルを参照し、対応する復号値を得られる。この方式に
よると、高速にエントロピー復号化は行えるが、その反
面、符号列の最大長が長くなると、復号テーブルが大き
くなるので、メモリ容量が増大し、装置のコストアップ
につながるという問題点がある。この問題点を解決する
ために、特開平6−44039には、復号テーブルのサ
イズを小さくする装置が開示されている。以下に、特開
平6−44039で開示されたエントロピー復号の原
理、復号テーブルの構成、エントロピー復号の手順につ
いて説明する。 2.1 エントロピー復号の原理 ここでは、特開平6−44039で開示されたエントロ
ピー復号の原理について説明する。図34に示すよう
に、複数の可変長符号を同じランごとにグループ分けす
る。ここで、ランとは、可変長符号の先頭から連続して
同じ記号からなるビット列を言う。ラン長が「6」のグ
ループに含まれる全ての可変長符号2087について、
ランに続くビット長「2」のビット列は、全て同じビッ
ト列「11」である(以下、この同じビット列を一致ビ
ット列と呼ぶ。)。次に、可変長符号2087の内のそ
れぞれの可変長符号について、ラン及び上記の一致ビッ
ト列を除いた残りの部分のビット列(以下、評価ビット
パタンと呼ぶ。)は、この図から、ラン長「6」のグル
ープの中で、一意であることが分かる。従って、この評
価ビットパタンにより、ラン長「6」のグループ内の可
変長符号を代表させることができる。ラン長「6」以外
のグループについても同じ事がいえる。
【0014】このようにして、ラン長、一致ビット列の
長さ、及び評価ビットパタンにより、一つの可変長符号
を代表させることができるので、この性質を利用して、
復号テーブルを構成することができる。なお、図34の
ラン長「4」のグループには、長さの異なる可変長符号
が存在する。この場合の評価ビットパタンの設定の仕方
については、後述する。 2.2 復号テーブルの構成 次に、上記のエントロピー復号の原理を利用した復号テ
ーブルの構成について説明する。図35に示すように、
復号テーブルは、一次復号テーブル2300及び二次復
号テーブル2310から構成される。
長さ、及び評価ビットパタンにより、一つの可変長符号
を代表させることができるので、この性質を利用して、
復号テーブルを構成することができる。なお、図34の
ラン長「4」のグループには、長さの異なる可変長符号
が存在する。この場合の評価ビットパタンの設定の仕方
については、後述する。 2.2 復号テーブルの構成 次に、上記のエントロピー復号の原理を利用した復号テ
ーブルの構成について説明する。図35に示すように、
復号テーブルは、一次復号テーブル2300及び二次復
号テーブル2310から構成される。
【0015】一次復号テーブル2300は、ラン長23
01、シフト量2302、評価ビットパタン長2303
及びオフセット2304の項目から構成される二次元の
データテーブルである。ラン長2301は、ランのビッ
ト長であり一次復号テーブル2300のアドレスであ
る。シフト量2302は、ラン長に上記一致ビット列の
ビット長を加えたものであり、評価ビットパタン長23
03は、上記評価ビットパタンのビット長である。オフ
セット2304は、後述する二次復号テーブル2310
のアドレッシングに関するものであり、オフセット23
04と評価ビットパタン2085とを加算して算出され
た加算値は、二次復号テーブル2310の復号値を指し
示すアドレス値である。
01、シフト量2302、評価ビットパタン長2303
及びオフセット2304の項目から構成される二次元の
データテーブルである。ラン長2301は、ランのビッ
ト長であり一次復号テーブル2300のアドレスであ
る。シフト量2302は、ラン長に上記一致ビット列の
ビット長を加えたものであり、評価ビットパタン長23
03は、上記評価ビットパタンのビット長である。オフ
セット2304は、後述する二次復号テーブル2310
のアドレッシングに関するものであり、オフセット23
04と評価ビットパタン2085とを加算して算出され
た加算値は、二次復号テーブル2310の復号値を指し
示すアドレス値である。
【0016】二次復号テーブル2310は、アドレス2
311、復号値2314、及び符号長2315の項目か
ら構成される二次元のデータテーブルである。アドレス
2311は、オフセット2304と評価ビットパタン2
085との加算値により復号値2314を指し示すアド
レスであり、復号値2314は、可変長符号に対応し、
可変長符号をエントロピー復号して得られる値であり、
符号長2315は、可変長符号のビット長である。
311、復号値2314、及び符号長2315の項目か
ら構成される二次元のデータテーブルである。アドレス
2311は、オフセット2304と評価ビットパタン2
085との加算値により復号値2314を指し示すアド
レスであり、復号値2314は、可変長符号に対応し、
可変長符号をエントロピー復号して得られる値であり、
符号長2315は、可変長符号のビット長である。
【0017】なお、復号値2314は、例えば、JPE
GのAC成分の量子化DCT係数の場合には、0ラン長
と有効係数値の2つの値から構成される。なお、有効係
数値とは、0以外の値をとる係数値を言う。 2.3 エントロピー復号の手順 次に、図35の一次復号テーブル2300及び二次復号
テーブル2310を用いて可変長符号のエントロピー復
号の手順を説明する。なお、エントロピー復号とは、符
号列から符号を抽出し、抽出した符号を対応する復号値
に変換することを言う。ここでは、符号列「0000
0011 011・・・・」から、可変長符号2086
「0000 0011 011」を抽出し、可変長符号
2086をエントロピー復号するものとする。
GのAC成分の量子化DCT係数の場合には、0ラン長
と有効係数値の2つの値から構成される。なお、有効係
数値とは、0以外の値をとる係数値を言う。 2.3 エントロピー復号の手順 次に、図35の一次復号テーブル2300及び二次復号
テーブル2310を用いて可変長符号のエントロピー復
号の手順を説明する。なお、エントロピー復号とは、符
号列から符号を抽出し、抽出した符号を対応する復号値
に変換することを言う。ここでは、符号列「0000
0011 011・・・・」から、可変長符号2086
「0000 0011 011」を抽出し、可変長符号
2086をエントロピー復号するものとする。
【0018】可変長符号2086のラン長は「6」であ
るので、このラン長「6」が一次復号テーブル2300
からサーチされ、このラン長「6」に対応する、シフト
量2302として「8」の値、評価ビットパタン長23
03として「3」の値及びオフセット2304として
「A6」の値が得られる。シフト量2302として、
「8」の値が得られたので、可変長符号2086の先頭
から8ビット右へシフトした位置に、評価ビットパタン
2085の先頭位置が検出できる。また、評価ビットパ
タン長2303として、「3」の値が得られたので、評
価ビットパタン2085が「011」であると確定され
る。この評価ビットパタン2085として確定された
「011」は、オフセット2304として得られた「A
6」と加算されてアドレスが得られる。次に、得られた
アドレスが二次復号テーブル2310からサーチされ、
得られたアドレスにより示される「10」の値が復号値
2314として得られる。
るので、このラン長「6」が一次復号テーブル2300
からサーチされ、このラン長「6」に対応する、シフト
量2302として「8」の値、評価ビットパタン長23
03として「3」の値及びオフセット2304として
「A6」の値が得られる。シフト量2302として、
「8」の値が得られたので、可変長符号2086の先頭
から8ビット右へシフトした位置に、評価ビットパタン
2085の先頭位置が検出できる。また、評価ビットパ
タン長2303として、「3」の値が得られたので、評
価ビットパタン2085が「011」であると確定され
る。この評価ビットパタン2085として確定された
「011」は、オフセット2304として得られた「A
6」と加算されてアドレスが得られる。次に、得られた
アドレスが二次復号テーブル2310からサーチされ、
得られたアドレスにより示される「10」の値が復号値
2314として得られる。
【0019】図36及び図17は、それぞれ特開平6−
44039で開示された復号装置の一次復号テーブル及
び二次復号テーブルの実施例である。シフト量の項目の
長さは4ビットであり、評価ビットパタン長の項目の長
さは4ビットであり、オフセットの項目の長さは8ビッ
トであり、ランの種類は7種類であるので、この一次復
号テーブルのサイズは112ビットである。なお、ラン
長は、一次復号テーブルのアドレス値であるので、テー
ブルのサイズに含めていない。復号値の項目の長さは8
ビットであり、符号長の項目の長さは4ビットであり、
復号値は55種類であるので、この二次復号テーブルの
サイズは660ビットである。
44039で開示された復号装置の一次復号テーブル及
び二次復号テーブルの実施例である。シフト量の項目の
長さは4ビットであり、評価ビットパタン長の項目の長
さは4ビットであり、オフセットの項目の長さは8ビッ
トであり、ランの種類は7種類であるので、この一次復
号テーブルのサイズは112ビットである。なお、ラン
長は、一次復号テーブルのアドレス値であるので、テー
ブルのサイズに含めていない。復号値の項目の長さは8
ビットであり、符号長の項目の長さは4ビットであり、
復号値は55種類であるので、この二次復号テーブルの
サイズは660ビットである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、画像が高能率に圧縮符号化されて、圧縮符号列が得
られ、圧縮符号列が復号されて元の画像が生成される。
しかしながら、画像の圧縮符号化及び画像の復号化を含
む画像処理は、処理に必要な演算量が非常に多く、汎用
のマイクロコンピュータで行うには特に長い処理時間を
必要とするという問題点がある。これは画像の持つデー
タ量が非常に多いためメモリからのロード・メモリへの
ストア回数が多くなるうえ、乗算・除算など時間のかか
る演算が多用されることが原因である。
に、画像が高能率に圧縮符号化されて、圧縮符号列が得
られ、圧縮符号列が復号されて元の画像が生成される。
しかしながら、画像の圧縮符号化及び画像の復号化を含
む画像処理は、処理に必要な演算量が非常に多く、汎用
のマイクロコンピュータで行うには特に長い処理時間を
必要とするという問題点がある。これは画像の持つデー
タ量が非常に多いためメモリからのロード・メモリへの
ストア回数が多くなるうえ、乗算・除算など時間のかか
る演算が多用されることが原因である。
【0021】なお、従来は汎用のマイクロコンピュータ
に代えて特別なハードウェアやデジタルシグナルプロセ
ッサを用いて処理時間の性能低下を防いでいたが、これ
らはいずれも高価なものであり、製品のコストアップを
招く。本発明は、画像圧縮及び画像復号での処理時間を
短くすることを目的とし、特に、画像処理に汎用のマイ
クロコンピュータを用いた場合に装置の画像処理時間の
性能向上を図るものである。
に代えて特別なハードウェアやデジタルシグナルプロセ
ッサを用いて処理時間の性能低下を防いでいたが、これ
らはいずれも高価なものであり、製品のコストアップを
招く。本発明は、画像圧縮及び画像復号での処理時間を
短くすることを目的とし、特に、画像処理に汎用のマイ
クロコンピュータを用いた場合に装置の画像処理時間の
性能向上を図るものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、画像情報を符号化する画像符号化装置で
あって、画像情報を分割して得られる1つのブロックに
対応する複数の直交変換係数を記憶している記憶手段
と、前記記憶手段より、符号化制御手段により特定され
る1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出し
た前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成
する量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいて
エントロピー符号化処理を行うエントロピー符号化手段
と、前記読出手段が読み出した1つの直交変換係数につ
いて、量子化手段、エントロピー符号化手段による処理
が終わると、前記読出手段により読み出される次の新た
な直交変換係数を特定する符号化制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
め、本発明は、画像情報を符号化する画像符号化装置で
あって、画像情報を分割して得られる1つのブロックに
対応する複数の直交変換係数を記憶している記憶手段
と、前記記憶手段より、符号化制御手段により特定され
る1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出し
た前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成
する量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいて
エントロピー符号化処理を行うエントロピー符号化手段
と、前記読出手段が読み出した1つの直交変換係数につ
いて、量子化手段、エントロピー符号化手段による処理
が終わると、前記読出手段により読み出される次の新た
な直交変換係数を特定する符号化制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0023】ここで、前記エントロピー符号化手段は、
前記量子化手段により生成された第1係数が0か否かを
判定する判定手段と、カウンタを有し、第1係数が0で
あると判定された場合に、カウント値を1だけインクリ
メントし、第1計数値として保持する計数手段と、第1
係数が0でないと判定された場合に、第1計数値と第1
係数との組みをエントロピー符号化することにより、エ
ントロピー符号を生成し、前記カウンタをリセットする
副符号化手段と、を含むように構成してもよい。
前記量子化手段により生成された第1係数が0か否かを
判定する判定手段と、カウンタを有し、第1係数が0で
あると判定された場合に、カウント値を1だけインクリ
メントし、第1計数値として保持する計数手段と、第1
係数が0でないと判定された場合に、第1計数値と第1
係数との組みをエントロピー符号化することにより、エ
ントロピー符号を生成し、前記カウンタをリセットする
副符号化手段と、を含むように構成してもよい。
【0024】ここで、前記エントロピー符号は、0又は
1の記号からなるビット列であり、前記副符号化手段
は、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとから
なる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含
まれる前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー
符号の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット
列であり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わら
せる異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパ
タン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である
符号化テーブルを有するテーブル手段と、前記符号化テ
ーブルを検索し、前記第1計数値と前記第1係数との組
みによって特定されるアドレスにより示される、1組の
ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとを得る第
1検索手段と、前記得られたラン長分の記号から構成さ
れるランを生成するラン生成手段と、前記生成されたラ
ンと、前記ランを構成する記号とは異なる記号と、前記
得られたビットパタンとを結合することにより、エント
ロピー符号を生成する符号生成手段とを含むように構成
してもよい。
1の記号からなるビット列であり、前記副符号化手段
は、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとから
なる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含
まれる前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー
符号の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット
列であり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わら
せる異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパ
タン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である
符号化テーブルを有するテーブル手段と、前記符号化テ
ーブルを検索し、前記第1計数値と前記第1係数との組
みによって特定されるアドレスにより示される、1組の
ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとを得る第
1検索手段と、前記得られたラン長分の記号から構成さ
れるランを生成するラン生成手段と、前記生成されたラ
ンと、前記ランを構成する記号とは異なる記号と、前記
得られたビットパタンとを結合することにより、エント
ロピー符号を生成する符号生成手段とを含むように構成
してもよい。
【0025】また、本発明は、画像情報を直交変換し、
量子化し、エントロピー符号化して生成され、入力され
る符号列から画像を復号する画像復号化装置であって、
符号列から1つの符号を読み出し、読み出された前記符
号をエントロピー復号して、前記符号に対応する復号値
を生成するエントロピー復号手段と、エントロピー復号
手段により生成された復号値を基にして、直交変換係数
を生成する係数生成手段と、生成された直交変換係数を
記憶する記憶手段と、エントロピー復号手段により生成
された復号値について、係数生成手段、記憶手段による
処理が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御手
段とを備えることを特徴とする。
量子化し、エントロピー符号化して生成され、入力され
る符号列から画像を復号する画像復号化装置であって、
符号列から1つの符号を読み出し、読み出された前記符
号をエントロピー復号して、前記符号に対応する復号値
を生成するエントロピー復号手段と、エントロピー復号
手段により生成された復号値を基にして、直交変換係数
を生成する係数生成手段と、生成された直交変換係数を
記憶する記憶手段と、エントロピー復号手段により生成
された復号値について、係数生成手段、記憶手段による
処理が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0026】ここで、前記復号値は、ラン長と有効係数
値とからなり、前記係数生成手段は、前記生成されたラ
ン長が示す個数の0を0ランとして生成する0ラン生成
手段と、前記生成された0ランを基にして0の直交変換
係数を生成し、前記生成された有効係数値を逆量子化し
て非0の直交変換係数を生成する副係数生成手段とを含
むように構成してもよい。
値とからなり、前記係数生成手段は、前記生成されたラ
ン長が示す個数の0を0ランとして生成する0ラン生成
手段と、前記生成された0ランを基にして0の直交変換
係数を生成し、前記生成された有効係数値を逆量子化し
て非0の直交変換係数を生成する副係数生成手段とを含
むように構成してもよい。
【0027】ここで、前記符号はビット列であり、前記
エントロピー復号手段は、復号値と符号長との組が複数
個格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれる
記号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビット
パタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されてい
る1次復号テーブルを有するテーブル手段と、符号列中
の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検出手
段と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン
長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得られ
たラン長と定数1との加算値を算出する加算手段と、前
記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2
ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前
記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列
を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値と
符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット位置か
ら、前記第2検索手段により得られた前記符号長分離れ
た、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビット位置
を特定する符号位置特定手段とを含むように構成しても
よい。
エントロピー復号手段は、復号値と符号長との組が複数
個格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれる
記号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビット
パタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されてい
る1次復号テーブルを有するテーブル手段と、符号列中
の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検出手
段と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン
長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得られ
たラン長と定数1との加算値を算出する加算手段と、前
記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2
ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前
記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列
を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値と
符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット位置か
ら、前記第2検索手段により得られた前記符号長分離れ
た、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビット位置
を特定する符号位置特定手段とを含むように構成しても
よい。
【0028】ここで、前記符号は、ビット列であり、前
記エントロピー復号手段は、以下を含む、複数の復号値
が格納されている2次復号テーブルと、評価ビットパタ
ン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個
格納されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、
かつ符号長が同一である符号に対応する前記評価ビット
パタンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合
アドレスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアド
レスに関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手
段と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得
るラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との
加算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段によ
り得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索する
ための第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段
と、前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復
号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第
1集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビッ
ト位置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置
を得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた
評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す
取出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビッ
ト列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブ
ルを検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判
断する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレス
と前記取り出されたビット列とを加算して得られる値を
アドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号
値を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算
するアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前
記2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを含む
ように構成してもよい。
記エントロピー復号手段は、以下を含む、複数の復号値
が格納されている2次復号テーブルと、評価ビットパタ
ン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個
格納されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、
かつ符号長が同一である符号に対応する前記評価ビット
パタンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合
アドレスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアド
レスに関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手
段と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得
るラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との
加算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段によ
り得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索する
ための第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段
と、前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復
号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第
1集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビッ
ト位置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置
を得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた
評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す
取出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビッ
ト列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブ
ルを検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判
断する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレス
と前記取り出されたビット列とを加算して得られる値を
アドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号
値を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算
するアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前
記2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを含む
ように構成してもよい。
【0029】ここで、前記1次復号テーブルは、前記評
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定手段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン
長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合
アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手
段は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次
復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界
値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前
記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次
復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2
検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値を得るように制御し、前記比較判断手段により、前
記2次復号サブテーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、
前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手
段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させる
ように制御するように構成してもよい。
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定手段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン
長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合
アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手
段は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次
復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界
値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前
記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次
復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2
検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値を得るように制御し、前記比較判断手段により、前
記2次復号サブテーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、
前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手
段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させる
ように制御するように構成してもよい。
【0030】また、本発明は、0又は1の記号からなる
ビット列であるエントロピー符号に、情報を変換する符
号化装置であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビッ
トパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン
長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段
と、前記符号化テーブルを検索し、前記情報によって特
定されるアドレスにより示される、1組のラン長と、ビ
ットパタン長と、ビットパタンとを得る第1検索手段
と、前記得られたラン長分の記号から構成されるランを
生成するラン生成手段と、前記生成されたランと、前記
ランを構成する記号とは異なる記号と、前記得られたビ
ットパタンとを結合することにより、エントロピー符号
を生成する符号生成手段とを備えることを特徴とする。
ビット列であるエントロピー符号に、情報を変換する符
号化装置であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビッ
トパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン
長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段
と、前記符号化テーブルを検索し、前記情報によって特
定されるアドレスにより示される、1組のラン長と、ビ
ットパタン長と、ビットパタンとを得る第1検索手段
と、前記得られたラン長分の記号から構成されるランを
生成するラン生成手段と、前記生成されたランと、前記
ランを構成する記号とは異なる記号と、前記得られたビ
ットパタンとを結合することにより、エントロピー符号
を生成する符号生成手段とを備えることを特徴とする。
【0031】また、本発明は、符号列からビット列から
なる符号を読み出し、読み出された符号に対応する復号
値に変換する復号化装置であって、復号値と符号長との
組が複数個格納されており、前記符号長は、前記符号に
含まれる記号の数を示している2次復号テーブルと、評
価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納
されている1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記ラン長検出手段により得られた
ラン長を用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評価
ビットパタン長と集合アドレスとを得る第1検索手段
と、前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する
加算手段と、前記第1ビット位置から前記得られた加算
値分離れた第2ビット位置を得、前記得られた第2ビッ
ト位置から、前記得られた評価ビットパタン長に等しい
長さのビット列を取り出す取出手段と、前記得られた集
合アドレスと前記取り出されたビット列とを加算して得
られる値をアドレスとして、前記2次復号テーブルを検
索し、復号値と符号長とを得る第2検索手段と、前記第
1ビット位置から、前記第2検索手段により得られた前
記符号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の
先頭ビット位置を特定する符号位置特定手段とを備える
ことを特徴とする。
なる符号を読み出し、読み出された符号に対応する復号
値に変換する復号化装置であって、復号値と符号長との
組が複数個格納されており、前記符号長は、前記符号に
含まれる記号の数を示している2次復号テーブルと、評
価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納
されている1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記ラン長検出手段により得られた
ラン長を用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評価
ビットパタン長と集合アドレスとを得る第1検索手段
と、前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する
加算手段と、前記第1ビット位置から前記得られた加算
値分離れた第2ビット位置を得、前記得られた第2ビッ
ト位置から、前記得られた評価ビットパタン長に等しい
長さのビット列を取り出す取出手段と、前記得られた集
合アドレスと前記取り出されたビット列とを加算して得
られる値をアドレスとして、前記2次復号テーブルを検
索し、復号値と符号長とを得る第2検索手段と、前記第
1ビット位置から、前記第2検索手段により得られた前
記符号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の
先頭ビット位置を特定する符号位置特定手段とを備える
ことを特徴とする。
【0032】また、本発明は、符号列からビット列から
なる符号を読み出し、読み出された符号に対応する復号
値に変換する復号化装置であって、複数の復号値が格納
されている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長
と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納
されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ
符号長が同一である符号に対応する前記評価ビットパタ
ンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アド
レスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレス
に関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加
算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により
得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索するた
めの第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、
前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位
置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を
得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた評
価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す取
出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブル
を検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断
する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算す
るアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前記
2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記
第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを備え
ることを特徴とする。
なる符号を読み出し、読み出された符号に対応する復号
値に変換する復号化装置であって、複数の復号値が格納
されている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長
と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納
されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ
符号長が同一である符号に対応する前記評価ビットパタ
ンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アド
レスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレス
に関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加
算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により
得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索するた
めの第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、
前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位
置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を
得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた評
価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す取
出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブル
を検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断
する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算す
るアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前記
2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記
第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0033】ここで、前記1次復号テーブルは、前記評
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定手段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン
長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合
アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手
段は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次
復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界
値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前
記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次
復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2
検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値を得るように制御し、前記比較判断手段により、前
記2次復号サブテーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、
前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手
段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させる
ように制御するように構成してもよい。
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定手段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン
長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合
アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手
段は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次
復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界
値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前
記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次
復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2
検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値を得るように制御し、前記比較判断手段により、前
記2次復号サブテーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、
前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手
段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させる
ように制御するように構成してもよい。
【0034】また、本発明は、画像情報を分割して得ら
れる1つのブロックに対応する複数の直交変換係数を記
憶している記憶手段を備える画像符号化装置で用いら
れ、画像情報を符号化する画像符号化方法であって、前
記記憶手段より、符号化制御ステップにより特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出ステップと、読み出
した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生
成する量子化ステップと、前記生成された第1係数に基
づいてエントロピー符号化処理を行うエントロピー符号
化ステップと、前記読出ステップが読み出した1つの直
交変換係数について、量子化ステップ、エントロピー符
号化ステップによる処理が終わると、前記読出ステップ
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
符号化制御ステップとを含むことを特徴とする。
れる1つのブロックに対応する複数の直交変換係数を記
憶している記憶手段を備える画像符号化装置で用いら
れ、画像情報を符号化する画像符号化方法であって、前
記記憶手段より、符号化制御ステップにより特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出ステップと、読み出
した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生
成する量子化ステップと、前記生成された第1係数に基
づいてエントロピー符号化処理を行うエントロピー符号
化ステップと、前記読出ステップが読み出した1つの直
交変換係数について、量子化ステップ、エントロピー符
号化ステップによる処理が終わると、前記読出ステップ
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
符号化制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0035】ここで、前記エントロピー符号化ステップ
は、前記量子化ステップにより生成された第1係数が0
か否かを判定する判定ステップと、カウンタを有し、第
1係数が0であると判定された場合に、カウント値を1
だけインクリメントし、第1計数値として保持する計数
ステップと、第1係数が0でないと判定された場合に、
第1計数値と第1係数との組みをエントロピー符号化す
ることにより、エントロピー符号を生成し、前記カウン
タをリセットする副符号化ステップとを含むように構成
してもよい。
は、前記量子化ステップにより生成された第1係数が0
か否かを判定する判定ステップと、カウンタを有し、第
1係数が0であると判定された場合に、カウント値を1
だけインクリメントし、第1計数値として保持する計数
ステップと、第1係数が0でないと判定された場合に、
第1計数値と第1係数との組みをエントロピー符号化す
ることにより、エントロピー符号を生成し、前記カウン
タをリセットする副符号化ステップとを含むように構成
してもよい。
【0036】ここで、前記エントロピー符号は、0又は
1の記号からなるビット列であり、前記画像符号化装置
は、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとから
なる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含
まれる前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー
符号の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット
列であり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わら
せる異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパ
タン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である
符号化テーブルを有するテーブル手段を含み、前記副符
号化ステップは、前記符号化テーブルを検索し、前記第
1計数値と前記第1係数との組みによって特定されるア
ドレスにより示される、1組のラン長と、ビットパタン
長と、ビットパタンとを得る第1検索ステップと、前記
得られたラン長分の記号から構成されるランを生成する
ラン生成ステップと、前記生成されたランと、前記ラン
を構成する記号とは異なる記号と、前記得られたビット
パタンとを結合することにより、エントロピー符号を生
成する符号生成ステップとを含むように構成してもよ
い。
1の記号からなるビット列であり、前記画像符号化装置
は、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとから
なる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含
まれる前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー
符号の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット
列であり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わら
せる異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパ
タン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である
符号化テーブルを有するテーブル手段を含み、前記副符
号化ステップは、前記符号化テーブルを検索し、前記第
1計数値と前記第1係数との組みによって特定されるア
ドレスにより示される、1組のラン長と、ビットパタン
長と、ビットパタンとを得る第1検索ステップと、前記
得られたラン長分の記号から構成されるランを生成する
ラン生成ステップと、前記生成されたランと、前記ラン
を構成する記号とは異なる記号と、前記得られたビット
パタンとを結合することにより、エントロピー符号を生
成する符号生成ステップとを含むように構成してもよ
い。
【0037】また、本発明は、画像情報を直交変換し、
量子化し、エントロピー符号化して生成され、入力され
る符号列から画像を復号する画像復号化装置で用いられ
る画像復号化方法は、符号列から1つの符号を読み出
し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、前
記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ス
テップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステ
ップと、エントロピー復号ステップにより生成された復
号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによる
処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号
を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制
御ステップとを含むことを特徴とする。
量子化し、エントロピー符号化して生成され、入力され
る符号列から画像を復号する画像復号化装置で用いられ
る画像復号化方法は、符号列から1つの符号を読み出
し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、前
記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ス
テップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステ
ップと、エントロピー復号ステップにより生成された復
号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによる
処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号
を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制
御ステップとを含むことを特徴とする。
【0038】ここで、前記復号値は、ラン長と有効係数
値とからなり、前記係数生成ステップは、前記生成され
たラン長が示す個数の0を0ランとして生成する0ラン
生成ステップと、前記生成された0ランを基にして0の
直交変換係数を生成し、前記生成された有効係数値を逆
量子化して非0の直交変換係数を生成する副係数生成ス
テップとを含むように構成してもよい。
値とからなり、前記係数生成ステップは、前記生成され
たラン長が示す個数の0を0ランとして生成する0ラン
生成ステップと、前記生成された0ランを基にして0の
直交変換係数を生成し、前記生成された有効係数値を逆
量子化して非0の直交変換係数を生成する副係数生成ス
テップとを含むように構成してもよい。
【0039】ここで、前記画像復号化装置は、復号値と
符号長との組が複数個格納されており、前記符号長は、
前記符号に含まれる記号の数を示している2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が
複数個格納されている1次復号テーブルとを有するテー
ブル手段を含み、前記符号はビット列であり、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記ラン
長検出ステップにより得られたラン長を用いて、前記1
次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集合ア
ドレスとを得る第1検索ステップと、前記得られたラン
長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、前記
第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2ビ
ット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前記
得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を
取り出す取出ステップと、前記得られた集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
と符号長とを得る第2検索ステップと、前記第1ビット
位置から、前記第2検索ステップにより得られた前記符
号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭
ビット位置を特定する符号位置特定ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
符号長との組が複数個格納されており、前記符号長は、
前記符号に含まれる記号の数を示している2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が
複数個格納されている1次復号テーブルとを有するテー
ブル手段を含み、前記符号はビット列であり、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記ラン
長検出ステップにより得られたラン長を用いて、前記1
次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集合ア
ドレスとを得る第1検索ステップと、前記得られたラン
長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、前記
第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2ビ
ット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前記
得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を
取り出す取出ステップと、前記得られた集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
と符号長とを得る第2検索ステップと、前記第1ビット
位置から、前記第2検索ステップにより得られた前記符
号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭
ビット位置を特定する符号位置特定ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
【0040】ここで、前記符号は、ビット列であり、前
記画像復号化装置は、複数の復号値が格納されている2
次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、
第1集合アドレスとの組が、複数個格納されており、前
記限界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が同一で
ある符号に対応する前記評価ビットパタンのうち、最大
値又は最小値を示し、前記第1集合アドレスは、前記2
次復号テーブルの復号値を示すアドレスに関係する1次
復号テーブルとを有するテーブル手段を含み、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記得ら
れたラン長と定数1との加算値を算出する加算ステップ
と、前記ラン長検出ステップにより得られたラン長から
前記1次復号テーブルを検索するための第1アドレスを
生成する第1アドレス決定ステップと、前記決定された
第1アドレスを用いて、前記1次復号テーブルを検索
し、評価ビットパタン長と限界値と第1集合アドレスと
を得る第1検索ステップと、前記第1ビット位置から前
記得られた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記得
られた第2ビット位置から、前記得られた評価ビットパ
タン長に等しい長さのビット列を取り出す取出ステップ
と、前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを
比較し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比
較判断ステップと、前記得られた第1集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を
得る第2検索ステップと、前記第1アドレスに1を加算
するアドレス更新ステップと、前記比較判断ステップに
より、前記2次復号テーブルを検索すると判断された場
合に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復号テ
ーブルを検索し、対応する前記復号値を得るように制御
し、前記比較判断ステップにより、前記1次復号テーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから前記復号値が得られるまで、前記アドレス更新ス
テップ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前
記取出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させ
るように制御する検索制御ステップとを含むように構成
してもよい。
記画像復号化装置は、複数の復号値が格納されている2
次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、
第1集合アドレスとの組が、複数個格納されており、前
記限界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が同一で
ある符号に対応する前記評価ビットパタンのうち、最大
値又は最小値を示し、前記第1集合アドレスは、前記2
次復号テーブルの復号値を示すアドレスに関係する1次
復号テーブルとを有するテーブル手段を含み、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記得ら
れたラン長と定数1との加算値を算出する加算ステップ
と、前記ラン長検出ステップにより得られたラン長から
前記1次復号テーブルを検索するための第1アドレスを
生成する第1アドレス決定ステップと、前記決定された
第1アドレスを用いて、前記1次復号テーブルを検索
し、評価ビットパタン長と限界値と第1集合アドレスと
を得る第1検索ステップと、前記第1ビット位置から前
記得られた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記得
られた第2ビット位置から、前記得られた評価ビットパ
タン長に等しい長さのビット列を取り出す取出ステップ
と、前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを
比較し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比
較判断ステップと、前記得られた第1集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を
得る第2検索ステップと、前記第1アドレスに1を加算
するアドレス更新ステップと、前記比較判断ステップに
より、前記2次復号テーブルを検索すると判断された場
合に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復号テ
ーブルを検索し、対応する前記復号値を得るように制御
し、前記比較判断ステップにより、前記1次復号テーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから前記復号値が得られるまで、前記アドレス更新ス
テップ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前
記取出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させ
るように制御する検索制御ステップとを含むように構成
してもよい。
【0041】ここで、前記1次復号テーブルは、前記評
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定ステップは、前記ラン長検出ステップにより得られた
ラン長を用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、
前記ラン長に対応する第2集合アドレスを得、得られた
第2集合アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第
1検索ステップは、前記決定された第1アドレスを用い
て、前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビットパ
タン長と限界値と第1集合アドレスとを得、前記比較判
断ステップは、前記得られた限界値と前記取り出したビ
ット列とを比較し、比較結果により、前記2次復号サブ
テーブルを検索するか前記2次復号テーブルを検索する
かを判断し、前記検索制御ステップは、前記比較判断ス
テップにより、前記2次復号テーブルを検索すると判断
された場合に、前記第2検索ステップに対して、前記2
次復号テーブルを検索し、復号値を得るように制御し、
前記比較判断ステップにより、前記2次復号サブテーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステッ
プ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取
出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるよ
うに制御するように構成してもよい。
価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アド
レスとの組が、複数個格納されている2次復号サブテー
ブルと、複数の第2集合アドレスが格納されており、前
記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係す
る1次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決
定ステップは、前記ラン長検出ステップにより得られた
ラン長を用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、
前記ラン長に対応する第2集合アドレスを得、得られた
第2集合アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第
1検索ステップは、前記決定された第1アドレスを用い
て、前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビットパ
タン長と限界値と第1集合アドレスとを得、前記比較判
断ステップは、前記得られた限界値と前記取り出したビ
ット列とを比較し、比較結果により、前記2次復号サブ
テーブルを検索するか前記2次復号テーブルを検索する
かを判断し、前記検索制御ステップは、前記比較判断ス
テップにより、前記2次復号テーブルを検索すると判断
された場合に、前記第2検索ステップに対して、前記2
次復号テーブルを検索し、復号値を得るように制御し、
前記比較判断ステップにより、前記2次復号サブテーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステッ
プ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取
出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるよ
うに制御するように構成してもよい。
【0042】また、本発明は、画像情報を符号化し、画
像情報を分割して得られる1つのブロックに対応する複
数の直交変換係数を記憶している記憶手段を備えるコン
ピュータで用いられる画像符号化方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録するコンピュータ読
み取り可能な媒体であって、前記記憶手段より、符号化
制御ステップにより特定される1つの直交変換係数を読
み出す読出ステップと、読み出した前記直交変換係数を
量子化し、1つの第1係数を生成する量子化ステップ
と、前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符
号化処理を行うエントロピー符号化ステップと、前記読
出ステップが読み出した1つの直交変換係数について、
量子化ステップ、エントロピー符号化ステップによる処
理が終わると、前記読出ステップにより読み出される次
の新たな直交変換係数を特定する符号化制御ステップと
を含むことを特徴とする。
像情報を分割して得られる1つのブロックに対応する複
数の直交変換係数を記憶している記憶手段を備えるコン
ピュータで用いられる画像符号化方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録するコンピュータ読
み取り可能な媒体であって、前記記憶手段より、符号化
制御ステップにより特定される1つの直交変換係数を読
み出す読出ステップと、読み出した前記直交変換係数を
量子化し、1つの第1係数を生成する量子化ステップ
と、前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符
号化処理を行うエントロピー符号化ステップと、前記読
出ステップが読み出した1つの直交変換係数について、
量子化ステップ、エントロピー符号化ステップによる処
理が終わると、前記読出ステップにより読み出される次
の新たな直交変換係数を特定する符号化制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0043】また、本発明は、入力された符号列から画
像を復号するコンピュータで用いられる画像復号化方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録す
るコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記符号
列は、画像情報を直交変換し、量子化し、エントロピー
符号化して生成され、符号列から1つの符号を読み出
し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、前
記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ス
テップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステ
ップと、エントロピー復号ステップにより生成された復
号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによる
処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号
を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制
御ステップとを備えることを特徴とする。
像を復号するコンピュータで用いられる画像復号化方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録す
るコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記符号
列は、画像情報を直交変換し、量子化し、エントロピー
符号化して生成され、符号列から1つの符号を読み出
し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、前
記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ス
テップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステ
ップと、エントロピー復号ステップにより生成された復
号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによる
処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号
を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制
御ステップとを備えることを特徴とする。
【0044】また、本発明は、コンピュータ読み取り可
能な媒体であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビッ
トパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン
長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを含むことを特徴とす
る。
能な媒体であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビッ
トパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン
長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを含むことを特徴とす
る。
【0045】また、本発明は、コンピュータ読み取り可
能な媒体であって、復号値と符号長との組が複数個格納
されており、前記符号長は、前記符号に含まれる記号の
数を示している2次復号テーブルと、評価ビットパタン
長と、集合アドレスとの組が複数個格納されている1次
復号テーブルとを含むことを特徴とする。また、本発明
は、コンピュータ読み取り可能な媒体であって、複数の
復号値が格納されている2次復号テーブルと、評価ビッ
トパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、
複数個格納されており、限界値は、ラン長が同一であ
り、かつ符号長が同一である符号に対応する前記評価ビ
ットパタンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1
集合アドレスは、前記2次復号テーブルの復号値を示す
アドレスに関係する1次復号テーブルとを含むことを特
徴とする。
能な媒体であって、復号値と符号長との組が複数個格納
されており、前記符号長は、前記符号に含まれる記号の
数を示している2次復号テーブルと、評価ビットパタン
長と、集合アドレスとの組が複数個格納されている1次
復号テーブルとを含むことを特徴とする。また、本発明
は、コンピュータ読み取り可能な媒体であって、複数の
復号値が格納されている2次復号テーブルと、評価ビッ
トパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、
複数個格納されており、限界値は、ラン長が同一であ
り、かつ符号長が同一である符号に対応する前記評価ビ
ットパタンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1
集合アドレスは、前記2次復号テーブルの復号値を示す
アドレスに関係する1次復号テーブルとを含むことを特
徴とする。
【0046】ここで、前記1次復号テーブルは、評価ビ
ットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組
が、複数個格納されている2次復号サブテーブルと、複
数の第2集合アドレスが格納されており、前記第2集合
アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1次復号
サブテーブルとを含むように構成してもよい。また、本
発明は、撮像された画像を符号化するデジタルスチルカ
メラであって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジ
タルに変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前
記生成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロ
ックに分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係
数を生成する直交変換手段と、前記生成されたブロック
に対応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段
と、前記第1記憶手段より、符号化制御手段により特定
される1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み
出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を
生成する量子化手段と、前記生成された第1係数に基づ
いてエントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号
を生成するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が
読み出した1つの直交変換係数について、量子化手段、
エントロピー符号化手段による処理が終わると、前記読
出手段により読み出される次の新たな直交変換係数を特
定する符号化制御手段と、前記生成されたエントロピー
符号を記憶する第2記憶手段とを備えることを特徴とす
る。
ットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組
が、複数個格納されている2次復号サブテーブルと、複
数の第2集合アドレスが格納されており、前記第2集合
アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1次復号
サブテーブルとを含むように構成してもよい。また、本
発明は、撮像された画像を符号化するデジタルスチルカ
メラであって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジ
タルに変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前
記生成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロ
ックに分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係
数を生成する直交変換手段と、前記生成されたブロック
に対応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段
と、前記第1記憶手段より、符号化制御手段により特定
される1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み
出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を
生成する量子化手段と、前記生成された第1係数に基づ
いてエントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号
を生成するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が
読み出した1つの直交変換係数について、量子化手段、
エントロピー符号化手段による処理が終わると、前記読
出手段により読み出される次の新たな直交変換係数を特
定する符号化制御手段と、前記生成されたエントロピー
符号を記憶する第2記憶手段とを備えることを特徴とす
る。
【0047】また、本発明は、画像情報を所定数の画素
に分割して生成されたブロックに含まれる各画素を直交
変換し、量子化し、エントロピー符号化して生成された
符号から構成される符号列を復号するデジタルスチルカ
メラであって、符号列を記憶している第1記憶手段と、
前記第1記憶手段から1つの符号を抽出し、抽出された
前記符号をエントロピー復号して、前記符号に対応する
復号値を生成するエントロピー復号手段と、エントロピ
ー復号手段により生成された復号値を基にして、直交変
換係数を生成する係数生成手段と、生成された直交変換
係数を記憶する第2記憶手段と、エントロピー復号手段
により生成された復号値について、係数生成手段、第2
記憶手段による処理が終わると、エントロピー復号手段
が次の符号を抽出し、エントロピー復号するよう制御す
る復号化制御手段と、前記第2記憶手段から、前記直交
変換係数を読み出し、読み出した直交変換係数を変換し
て複数のブロックを生成する逆直交変換手段と、前記生
成された複数のブロックから画像情報を生成し、生成さ
れた画像情報をを表示する表示手段とを備えることを特
徴とする。
に分割して生成されたブロックに含まれる各画素を直交
変換し、量子化し、エントロピー符号化して生成された
符号から構成される符号列を復号するデジタルスチルカ
メラであって、符号列を記憶している第1記憶手段と、
前記第1記憶手段から1つの符号を抽出し、抽出された
前記符号をエントロピー復号して、前記符号に対応する
復号値を生成するエントロピー復号手段と、エントロピ
ー復号手段により生成された復号値を基にして、直交変
換係数を生成する係数生成手段と、生成された直交変換
係数を記憶する第2記憶手段と、エントロピー復号手段
により生成された復号値について、係数生成手段、第2
記憶手段による処理が終わると、エントロピー復号手段
が次の符号を抽出し、エントロピー復号するよう制御す
る復号化制御手段と、前記第2記憶手段から、前記直交
変換係数を読み出し、読み出した直交変換係数を変換し
て複数のブロックを生成する逆直交変換手段と、前記生
成された複数のブロックから画像情報を生成し、生成さ
れた画像情報をを表示する表示手段とを備えることを特
徴とする。
【0048】また、本発明は、撮像された画像を符号化
し、符号化された画像を復号するデジタルスチルカメラ
であって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジタル
に変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前記生
成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロック
に分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係数を
生成する直交変換手段と、前記生成されたブロックに対
応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段より、第1制御手段により特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出した
前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成す
る量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号を生成
するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み出
した1つの直交変換係数について、量子化手段、エント
ロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手段
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
第1制御手段と、前記生成された複数のエントロピー符
号を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段から1
つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエントロピー
復号して、前記符号に対応する復号値を生成するエント
ロピー復号手段と、エントロピー復号手段により生成さ
れた復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生
成手段と、前記生成された直交変換係数を記憶する第3
記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された復
号値について、係数生成手段、第3記憶手段による処理
が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する第2制御手段
と、前記第3記憶手段から、前記直交変換係数を読み出
し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロック
を生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数のブ
ロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を表
示する表示手段とを備えることを特徴とする。
し、符号化された画像を復号するデジタルスチルカメラ
であって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジタル
に変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前記生
成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロック
に分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係数を
生成する直交変換手段と、前記生成されたブロックに対
応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段より、第1制御手段により特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出した
前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成す
る量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号を生成
するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み出
した1つの直交変換係数について、量子化手段、エント
ロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手段
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
第1制御手段と、前記生成された複数のエントロピー符
号を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段から1
つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエントロピー
復号して、前記符号に対応する復号値を生成するエント
ロピー復号手段と、エントロピー復号手段により生成さ
れた復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生
成手段と、前記生成された直交変換係数を記憶する第3
記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された復
号値について、係数生成手段、第3記憶手段による処理
が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する第2制御手段
と、前記第3記憶手段から、前記直交変換係数を読み出
し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロック
を生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数のブ
ロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を表
示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0049】
1.実施の形態1 図1は、本発明の一実施形態としてのデジタルスチルカ
メラのブロック図である。この図のデジタルスチルカメ
ラは、カメラ全体の制御と画像の圧縮符号化及び伸張復
号化を行うマイクロコンピュータ1119、CCDなど
により映像を電気信号に変換する撮像部1120、撮影
した画像を圧縮符号化及び伸張復号化するため、画像情
報などを一時的に保存したりマイクロコンピュータ11
19の作業用に使われるRAMとマイクロコンピュータ
1119を制御する制御プログラムを格納するためのR
OMから構成されるメモリ121、撮影された画像が圧
縮符号化された圧縮画像データ(圧縮符号列)を記録し
ておくメモリカード1122、撮影した画像を表示する
ための液晶表示部1123から構成される。 1.1 画像の圧縮符号化の手順 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、JPE
Gベースライン方式による圧縮符号化の動作手順につい
て、従来技術との相異点を中心に説明する。 (1)圧縮符号化の概要動作手順 図2は、図1のデジタルスチルカメラの圧縮符号化動作
手順の概要を示すフローチャートである。図26に示す
フローチャートとの相違点を中心に説明する。なお、以
下に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行
う。
メラのブロック図である。この図のデジタルスチルカメ
ラは、カメラ全体の制御と画像の圧縮符号化及び伸張復
号化を行うマイクロコンピュータ1119、CCDなど
により映像を電気信号に変換する撮像部1120、撮影
した画像を圧縮符号化及び伸張復号化するため、画像情
報などを一時的に保存したりマイクロコンピュータ11
19の作業用に使われるRAMとマイクロコンピュータ
1119を制御する制御プログラムを格納するためのR
OMから構成されるメモリ121、撮影された画像が圧
縮符号化された圧縮画像データ(圧縮符号列)を記録し
ておくメモリカード1122、撮影した画像を表示する
ための液晶表示部1123から構成される。 1.1 画像の圧縮符号化の手順 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、JPE
Gベースライン方式による圧縮符号化の動作手順につい
て、従来技術との相異点を中心に説明する。 (1)圧縮符号化の概要動作手順 図2は、図1のデジタルスチルカメラの圧縮符号化動作
手順の概要を示すフローチャートである。図26に示す
フローチャートとの相違点を中心に説明する。なお、以
下に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行
う。
【0050】図1のデジタルスチルカメラでは、ブロッ
クごとに離散コサイン変換されたDCT係数を、ブロッ
クの各要素ごとに、量子化し続けてエントロピー符号化
する(ステップS1104)。その他のステップS11
01、S1102、S1103、S1105について
は、それぞれ図26に示すステップS1901、190
2、S1903、S1906と同じであるので、説明を
省略する。 (2)量子化及びエントロピー符号化の動作手順 次に、図1のデジタルスチルカメラの圧縮符号化動作の
うち、量子化及びエントロピー符号化部分の動作手順と
従来技術との相異点について、図3のフローチャートを
用いて説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコ
ンピュータ1119が行う。
クごとに離散コサイン変換されたDCT係数を、ブロッ
クの各要素ごとに、量子化し続けてエントロピー符号化
する(ステップS1104)。その他のステップS11
01、S1102、S1103、S1105について
は、それぞれ図26に示すステップS1901、190
2、S1903、S1906と同じであるので、説明を
省略する。 (2)量子化及びエントロピー符号化の動作手順 次に、図1のデジタルスチルカメラの圧縮符号化動作の
うち、量子化及びエントロピー符号化部分の動作手順と
従来技術との相異点について、図3のフローチャートを
用いて説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコ
ンピュータ1119が行う。
【0051】まず、DC成分については、DCT係数の
DC成分であるS(0)がメモリからロードされ(ステ
ップS1111)、量子化テーブルの要素Q(0)がメ
モリからロードされ(ステップS1112)、式Sq
(0)=round(S(0)/Q(0))を用いて、
DC成分の量子化DCT係数Sq(0)が算出されて、
DCT係数S(0)が量子化され(ステップS111
3)、続けて量子化DCT係数Sq(0)がハフマン符
号化されて符号値が生成される(ステップS111
4)。
DC成分であるS(0)がメモリからロードされ(ステ
ップS1111)、量子化テーブルの要素Q(0)がメ
モリからロードされ(ステップS1112)、式Sq
(0)=round(S(0)/Q(0))を用いて、
DC成分の量子化DCT係数Sq(0)が算出されて、
DCT係数S(0)が量子化され(ステップS111
3)、続けて量子化DCT係数Sq(0)がハフマン符
号化されて符号値が生成される(ステップS111
4)。
【0052】次に、AC成分については、63個のAC
成分のDCT係数毎に、AC成分をジグザグスキャンす
るためのスキャン順序を生成するジグザグ関数Zig
( )によりループカウンタiに対応するスキャン順序
zが得られ(ステップS1116)、このzを用いて、
AC成分のDCT係数S(z)がメモリからロードされ
(ステップS1117)、量子化テーブルの要素Q
(z)がメモリからロードされ(ステップS111
8)、式Sq(z)=round(S(z)/Q
(z))を用いて、AC成分S(z)が量子化され、A
C成分の量子化DCT係数Sq(z)が算出される(ス
テップS1119)。次に、AC成分を量子化した値S
q(z)が0でない場合は(ステップS1120)、0
係数ランのカウンタnnnnとSq(z)とがハフマン
符号化されて符号値が生成され(ステップS112
1)、0係数ランのカウンタnnnnが0の値で初期化
される(ステップS1222)。また、AC成分を量子
化した値Sq(z)が0である場合は(ステップS11
20)、0係数ランのカウンタnnnnを1増加する
(ステップS1125)。
成分のDCT係数毎に、AC成分をジグザグスキャンす
るためのスキャン順序を生成するジグザグ関数Zig
( )によりループカウンタiに対応するスキャン順序
zが得られ(ステップS1116)、このzを用いて、
AC成分のDCT係数S(z)がメモリからロードされ
(ステップS1117)、量子化テーブルの要素Q
(z)がメモリからロードされ(ステップS111
8)、式Sq(z)=round(S(z)/Q
(z))を用いて、AC成分S(z)が量子化され、A
C成分の量子化DCT係数Sq(z)が算出される(ス
テップS1119)。次に、AC成分を量子化した値S
q(z)が0でない場合は(ステップS1120)、0
係数ランのカウンタnnnnとSq(z)とがハフマン
符号化されて符号値が生成され(ステップS112
1)、0係数ランのカウンタnnnnが0の値で初期化
される(ステップS1222)。また、AC成分を量子
化した値Sq(z)が0である場合は(ステップS11
20)、0係数ランのカウンタnnnnを1増加する
(ステップS1125)。
【0053】次に、ループカウンタiが1増加され(ス
テップS1123)、ループカウンタiが64であれ
ば、ブロック毎の処理が終了し、ループカウンタiが6
4でなければ、制御のステップがステップS1116に
戻されて、再度AC成分のエントロピー符号化処理が繰
り返される。 (3)量子化及びエントロピー符号化の具体的な実施例 次に、以上に述べた量子化及びエントロピー符号化の処
理手順について、具体的なDCT係数の数値例を用いて
説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコンピュ
ータ1119が行う。
テップS1123)、ループカウンタiが64であれ
ば、ブロック毎の処理が終了し、ループカウンタiが6
4でなければ、制御のステップがステップS1116に
戻されて、再度AC成分のエントロピー符号化処理が繰
り返される。 (3)量子化及びエントロピー符号化の具体的な実施例 次に、以上に述べた量子化及びエントロピー符号化の処
理手順について、具体的なDCT係数の数値例を用いて
説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコンピュ
ータ1119が行う。
【0054】図4は、画像が8×8画素から構成される
ブロックに切り出され、切り出されたブロックを構成す
る各要素に対して離散コサイン変換が施されて、算出さ
れたDCT係数の一例を示している。図5は、8×8個
合計64個の要素から構成される量子化テーブルの一例
を示している。図4に示すDCT係数を、図5に示す量
子化テーブルを用いて、量子化及びエントロピー符号化
する。
ブロックに切り出され、切り出されたブロックを構成す
る各要素に対して離散コサイン変換が施されて、算出さ
れたDCT係数の一例を示している。図5は、8×8個
合計64個の要素から構成される量子化テーブルの一例
を示している。図4に示すDCT係数を、図5に示す量
子化テーブルを用いて、量子化及びエントロピー符号化
する。
【0055】まずDC係数の量子化を行う。図4に示す
ように、DC成分のDCT係数は123であり、図5に
示すように、量子化テーブルの要素値は16であるの
で、量子化DCT係数Sq(0)は、round(12
3/16)により求められ、量子化DCT係数Sq
(0)は8となる。この値がハフマン符号化され、符号
値が生成される。
ように、DC成分のDCT係数は123であり、図5に
示すように、量子化テーブルの要素値は16であるの
で、量子化DCT係数Sq(0)は、round(12
3/16)により求められ、量子化DCT係数Sq
(0)は8となる。この値がハフマン符号化され、符号
値が生成される。
【0056】次に、図4に示すように、1番めのAC成
分のDCT係数S(1)が−4であり、図5に示すよう
に、対応する量子化テーブルの要素Q(1)は11であ
るので、round(−4/11)により量子化DCT
係数Sq(1)が得られ、量子化DCT係数Sq(1)
は0となる。図4に示すように、2番めのAC成分のD
CT係数S(2)が3であり、図5に示すように、対応
する量子化テーブルの要素Q(2)は12であるので、
round(3/12)により量子化DCT係数Sq
(2)が得られ、量子化DCT係数Sq(2)は0とな
る。図4に示すように、3番めのAC成分のDCT係数
S(3)が4であり、図5に示すように、対応する量子
化テーブルの要素Q(3)は14であるので、roun
d(4/14)により量子化DCT係数Sq(3)が得
られ、量子化DCT係数Sq(3)は0となる。図4に
示すように、4番めのAC成分のDCT係数S(4)が
−30であり、図5に示すように、対応する量子化テー
ブルの要素Q(4)は12であるので、round(−
30/12)により量子化DCT係数Sq(4)が得ら
れ、量子化DCT係数Sq(4)は−3となる。ここま
でで、AC成分の量子化DCT係数として、0、0、
0、−3の数値列が得られたので、0係数ランのラン長
3と量子化DCT係数−3との組がハフマン符号化さ
れ、符号が生成され、生成された符号が出力される。
分のDCT係数S(1)が−4であり、図5に示すよう
に、対応する量子化テーブルの要素Q(1)は11であ
るので、round(−4/11)により量子化DCT
係数Sq(1)が得られ、量子化DCT係数Sq(1)
は0となる。図4に示すように、2番めのAC成分のD
CT係数S(2)が3であり、図5に示すように、対応
する量子化テーブルの要素Q(2)は12であるので、
round(3/12)により量子化DCT係数Sq
(2)が得られ、量子化DCT係数Sq(2)は0とな
る。図4に示すように、3番めのAC成分のDCT係数
S(3)が4であり、図5に示すように、対応する量子
化テーブルの要素Q(3)は14であるので、roun
d(4/14)により量子化DCT係数Sq(3)が得
られ、量子化DCT係数Sq(3)は0となる。図4に
示すように、4番めのAC成分のDCT係数S(4)が
−30であり、図5に示すように、対応する量子化テー
ブルの要素Q(4)は12であるので、round(−
30/12)により量子化DCT係数Sq(4)が得ら
れ、量子化DCT係数Sq(4)は−3となる。ここま
でで、AC成分の量子化DCT係数として、0、0、
0、−3の数値列が得られたので、0係数ランのラン長
3と量子化DCT係数−3との組がハフマン符号化さ
れ、符号が生成され、生成された符号が出力される。
【0057】以下同様にして、図4のDCT係数の最後
の要素まで、上記に示した量子化とエントロピー符号化
とが繰り返されることにより、1ブロック分の画像がハ
フマン符号化されて符号として出力される。 (4)まとめ 以上に説明したように、エントロピー符号化の手順の中
で量子化も行うようにしたため、本発明では、従来の画
像圧縮符号化方法の図27のステップS1915、S1
916、S1917で示す量子化DCT係数のストアと
ループ制御、及び図28のステップS1921及びS1
925で示す量子化DCT係数のロードを省くことがで
きる。
の要素まで、上記に示した量子化とエントロピー符号化
とが繰り返されることにより、1ブロック分の画像がハ
フマン符号化されて符号として出力される。 (4)まとめ 以上に説明したように、エントロピー符号化の手順の中
で量子化も行うようにしたため、本発明では、従来の画
像圧縮符号化方法の図27のステップS1915、S1
916、S1917で示す量子化DCT係数のストアと
ループ制御、及び図28のステップS1921及びS1
925で示す量子化DCT係数のロードを省くことがで
きる。
【0058】また、AC係数を量子化した値Sq(z)
が0となった場合は(ステップS1120)、0係数ラ
ンのカウンタnnnnを1増加するようにしたので、こ
の場合にも、従来の画像圧縮符号化方法の図27のステ
ップS1915、S1916、S1917で示す量子化
DCT係数のストアとループ制御、及び図28のステッ
プS1925で示す量子化DCT係数Sq(z)のロー
ドを省くことができる。
が0となった場合は(ステップS1120)、0係数ラ
ンのカウンタnnnnを1増加するようにしたので、こ
の場合にも、従来の画像圧縮符号化方法の図27のステ
ップS1915、S1916、S1917で示す量子化
DCT係数のストアとループ制御、及び図28のステッ
プS1925で示す量子化DCT係数Sq(z)のロー
ドを省くことができる。
【0059】なお、JPEGでは圧縮符号化において最
後のAC成分が0である場合、ブロック内の最後の0で
ないAC成分を符号化した後に、これ以後のAC成分は
その値が全て0であることを示す符号EOBを出力す
る。また、AC成分の0ランが16以上になった場合は
16個の0ランを示すZRLの符号を出力する。また、
別の実施の形態の一つは、上記手順により示される符号
化方法をコンピュータに実行させる符号化プログラムを
含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてもよ
い。さらに、前記符号化プログラムを通信回線を介して
伝送するとしてもよい。 1.2 伸張復号化の手順 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、JPE
Gベースライン方式による伸張復号化の動作手順につい
て、従来技術との相異点を中心に説明する。 (1)伸張復号化の概要動作手順 図6は、図1のデジタルスチルカメラの伸張復号化の動
作手順の概要を示すフローチャートである。なお、以下
に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行う。
ここでは図29に示すフローチャートとの相違点を中心
に説明する。
後のAC成分が0である場合、ブロック内の最後の0で
ないAC成分を符号化した後に、これ以後のAC成分は
その値が全て0であることを示す符号EOBを出力す
る。また、AC成分の0ランが16以上になった場合は
16個の0ランを示すZRLの符号を出力する。また、
別の実施の形態の一つは、上記手順により示される符号
化方法をコンピュータに実行させる符号化プログラムを
含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてもよ
い。さらに、前記符号化プログラムを通信回線を介して
伝送するとしてもよい。 1.2 伸張復号化の手順 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、JPE
Gベースライン方式による伸張復号化の動作手順につい
て、従来技術との相異点を中心に説明する。 (1)伸張復号化の概要動作手順 図6は、図1のデジタルスチルカメラの伸張復号化の動
作手順の概要を示すフローチャートである。なお、以下
に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行う。
ここでは図29に示すフローチャートとの相違点を中心
に説明する。
【0060】図1のデジタルスチルカメラでは、復号す
る1つのハフマン符号毎に、エントロピー復号化し続け
て逆量子化を行い(ステップS1132)、これが1ブ
ロック分繰り返され、1ブロック分のDCT係数が生成
される。その他のステップについては、図29に示すス
テップと同じであるので説明を省略する。 (2)エントロピー復号化及び逆量子化の動作手順 次に、図1のデジタルスチルカメラの伸張復号化動作の
うち、エントロピー復号化及び逆量子化の動作手順と従
来技術との相異点について、図7のフローチャートを用
いて説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコン
ピュータ1119が行う。
る1つのハフマン符号毎に、エントロピー復号化し続け
て逆量子化を行い(ステップS1132)、これが1ブ
ロック分繰り返され、1ブロック分のDCT係数が生成
される。その他のステップについては、図29に示すス
テップと同じであるので説明を省略する。 (2)エントロピー復号化及び逆量子化の動作手順 次に、図1のデジタルスチルカメラの伸張復号化動作の
うち、エントロピー復号化及び逆量子化の動作手順と従
来技術との相異点について、図7のフローチャートを用
いて説明する。なお、以下に示す動作は、マイクロコン
ピュータ1119が行う。
【0061】まず、DC成分については、画像が圧縮さ
れた圧縮符号列から1個のハフマン符号が復号されて、
DC成分の量子化DCT係数Sq(0)が生成され(ス
テップS1141)、量子化テーブルの要素Q(0)が
メモリからロードされ(ステップS1142)、DC成
分のDCT係数S(0)が式S(0)=Sq(0)×Q
(0)を用いて生成され(ステップS1143)、生成
されたDCT係数S(0)がメモリにストアされる(ス
テップS1144)。
れた圧縮符号列から1個のハフマン符号が復号されて、
DC成分の量子化DCT係数Sq(0)が生成され(ス
テップS1141)、量子化テーブルの要素Q(0)が
メモリからロードされ(ステップS1142)、DC成
分のDCT係数S(0)が式S(0)=Sq(0)×Q
(0)を用いて生成され(ステップS1143)、生成
されたDCT係数S(0)がメモリにストアされる(ス
テップS1144)。
【0062】次に、AC成分については、AC成分の6
3個の要素毎に、画像が圧縮された圧縮符号列から1個
のハフマン符号が復号されて、0係数ランnnnnとA
C成分の量子化DCT係数が生成され(ステップS11
46)、続けて、AC成分をジグザグスキャンするため
のスキャン順序を生成するジグザグ関数Zig( )に
よりループカウンタiに対応するスキャン順序zが得ら
れ(ステップS1147)、ループカウンタiの値が1
だけ加算され(ステップS1148)、0係数ランnn
nnが0かどうかが判断され、0係数ランnnnnが0
の場合には(ステップS1149)、量子化テーブルの
要素Q(z)がメモリからロードされ(ステップS11
50)、式S(z)=Sq(z)×Q(z)を用いて、
AC成分のDCT係数S(z)が算出され(ステップS
1151)、算出されたAC成分のDCT係数S(z)
がメモリにストアされる(ステップS1152)。次
に、ループカウンタiの値が64かどうかが判断され、
ループカウンタiの値が64である場合には(ステップ
S1153)、処理が終了し、ループカウンタiの値が
64でない場合には(ステップS1153)、ステップ
S1146に戻って、AC成分の復号処理が繰り返し行
われる。また、0係数ランnnnnが0でない場合には
(ステップS1149)、AC成分のDCT係数S
(z)が0に設定され(ステップS1154)、0に設
定されたAC成分のDCT係数S(z)がメモリにスト
アされ(ステップS1155)、0係数ランnnnnが
1だけ減算され、次に、ステップS1147に戻って、
処理が繰り返される。
3個の要素毎に、画像が圧縮された圧縮符号列から1個
のハフマン符号が復号されて、0係数ランnnnnとA
C成分の量子化DCT係数が生成され(ステップS11
46)、続けて、AC成分をジグザグスキャンするため
のスキャン順序を生成するジグザグ関数Zig( )に
よりループカウンタiに対応するスキャン順序zが得ら
れ(ステップS1147)、ループカウンタiの値が1
だけ加算され(ステップS1148)、0係数ランnn
nnが0かどうかが判断され、0係数ランnnnnが0
の場合には(ステップS1149)、量子化テーブルの
要素Q(z)がメモリからロードされ(ステップS11
50)、式S(z)=Sq(z)×Q(z)を用いて、
AC成分のDCT係数S(z)が算出され(ステップS
1151)、算出されたAC成分のDCT係数S(z)
がメモリにストアされる(ステップS1152)。次
に、ループカウンタiの値が64かどうかが判断され、
ループカウンタiの値が64である場合には(ステップ
S1153)、処理が終了し、ループカウンタiの値が
64でない場合には(ステップS1153)、ステップ
S1146に戻って、AC成分の復号処理が繰り返し行
われる。また、0係数ランnnnnが0でない場合には
(ステップS1149)、AC成分のDCT係数S
(z)が0に設定され(ステップS1154)、0に設
定されたAC成分のDCT係数S(z)がメモリにスト
アされ(ステップS1155)、0係数ランnnnnが
1だけ減算され、次に、ステップS1147に戻って、
処理が繰り返される。
【0063】なお、エントロピー復号化において、ハフ
マン復号化の出力結果としてEOBが検出された場合
は、DCT係数として残りの係数分の0を出力する。ま
た、ZRLが検出された場合は、16個の0を出力す
る。 (3)エントロピー復号化及び逆量子化の具体的な実施
例 次に、エントロピー復号化及び逆量子化の処理手順につ
いて、具体的な数値データを用いて説明する。なお、以
下に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行
う。
マン復号化の出力結果としてEOBが検出された場合
は、DCT係数として残りの係数分の0を出力する。ま
た、ZRLが検出された場合は、16個の0を出力す
る。 (3)エントロピー復号化及び逆量子化の具体的な実施
例 次に、エントロピー復号化及び逆量子化の処理手順につ
いて、具体的な数値データを用いて説明する。なお、以
下に示す動作は、マイクロコンピュータ1119が行
う。
【0064】いま、量子化DCT係数が図8に示される
とおりであったとする。これを図5に示す量子化テーブ
ルを用いてエントロピー復号化及び逆量子化する様子を
説明する。なおこれにより得られるDCT係数は図9に
示す様になる。まず符号列がハフマン復号化され、図8
に示すように量子化DCT係数8が得られる。図5に示
すように対応する量子化テーブルの要素は16であるの
で、図9に示すように8×16により、DCT係数12
8が得られる。次に、続く符号列がハフマン復号化さ
れ、0ラン長3と量子化DCT係数−3とが得られる。
0ラン長が3であるので、図9に示すように0が3回出
力される。量子化DCT係数−3については、図5に示
す量子化テーブルの対応する要素12を取り出し、−3
×12により、DCT係数を計算し、図9に示すように
−36を出力する。
とおりであったとする。これを図5に示す量子化テーブ
ルを用いてエントロピー復号化及び逆量子化する様子を
説明する。なおこれにより得られるDCT係数は図9に
示す様になる。まず符号列がハフマン復号化され、図8
に示すように量子化DCT係数8が得られる。図5に示
すように対応する量子化テーブルの要素は16であるの
で、図9に示すように8×16により、DCT係数12
8が得られる。次に、続く符号列がハフマン復号化さ
れ、0ラン長3と量子化DCT係数−3とが得られる。
0ラン長が3であるので、図9に示すように0が3回出
力される。量子化DCT係数−3については、図5に示
す量子化テーブルの対応する要素12を取り出し、−3
×12により、DCT係数を計算し、図9に示すように
−36を出力する。
【0065】このようにしてハフマン復号化と逆量子化
とが繰り返される。EOBの符号が検出されると、残り
のDCT係数として値0が出力される。 (4)まとめ 以上の手順により、ハフマン符号毎にエントロピー復号
化と逆量子化を同時に行うようにしたため、本実施の形
態では、従来の画像復号化動作を示す図30のステップ
S1962、S1971、S1968で示す量子化DC
T係数のストア、及び図31のステップS1952、S
1956、S1957で示す量子化DCT係数のロード
とループ制御を省くことができる。
とが繰り返される。EOBの符号が検出されると、残り
のDCT係数として値0が出力される。 (4)まとめ 以上の手順により、ハフマン符号毎にエントロピー復号
化と逆量子化を同時に行うようにしたため、本実施の形
態では、従来の画像復号化動作を示す図30のステップ
S1962、S1971、S1968で示す量子化DC
T係数のストア、及び図31のステップS1952、S
1956、S1957で示す量子化DCT係数のロード
とループ制御を省くことができる。
【0066】また、本実施の形態では、値が0の量子化
DCT係数については、図31のステップS1953、
S1954で示す量子化テーブルの要素のロードと逆量
子化を省くことができる。なお、本実施の形態では直交
変換には離散コサイン変換を用いているが、JPEG以
外への応用では離散サイン変換、ウォルシュ−アダマー
ル(Walsh−Hadamard)変換、ウェーブレ
ット(Wavelet)変換などを用いることもでき
る。
DCT係数については、図31のステップS1953、
S1954で示す量子化テーブルの要素のロードと逆量
子化を省くことができる。なお、本実施の形態では直交
変換には離散コサイン変換を用いているが、JPEG以
外への応用では離散サイン変換、ウォルシュ−アダマー
ル(Walsh−Hadamard)変換、ウェーブレ
ット(Wavelet)変換などを用いることもでき
る。
【0067】また、本実施の形態では量子化に割り算を
用いているが、これを逆数の乗算と小数点位置を合わせ
るためのシフト演算に置き換えることもできる。さら
に、本実施の形態では変換符号化にはハフマン符号化を
用いているが、JPEG以外への応用も含めて算術符号
化、ベクトル量子化などを用いることもできる。
用いているが、これを逆数の乗算と小数点位置を合わせ
るためのシフト演算に置き換えることもできる。さら
に、本実施の形態では変換符号化にはハフマン符号化を
用いているが、JPEG以外への応用も含めて算術符号
化、ベクトル量子化などを用いることもできる。
【0068】また、別の実施の形態の一つは、上記手順
により示される復号化方法をコンピュータに実行させる
復号化プログラムを含むコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としてもよい。さらに、前記復号化プログラムを
通信回線を介して伝送するとしてもよい。 2.実施の形態2 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図7の
フローチャートのステップS1141及びS1146で
示されるエントロピー復号処理の一実施形態に関して、
符号列のエントロピー復号の原理、復号テーブルの構
成、エントロピー復号処理の動作、ラン検出の動作並び
に一次復号テーブル及び二次復号テーブルの一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。 2.1 エントロピー復号の原理 ここでは、本実施形態で利用するエントロピー復号の原
理について説明する。
により示される復号化方法をコンピュータに実行させる
復号化プログラムを含むコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としてもよい。さらに、前記復号化プログラムを
通信回線を介して伝送するとしてもよい。 2.実施の形態2 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図7の
フローチャートのステップS1141及びS1146で
示されるエントロピー復号処理の一実施形態に関して、
符号列のエントロピー復号の原理、復号テーブルの構
成、エントロピー復号処理の動作、ラン検出の動作並び
に一次復号テーブル及び二次復号テーブルの一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。 2.1 エントロピー復号の原理 ここでは、本実施形態で利用するエントロピー復号の原
理について説明する。
【0069】図10に示すように、複数の可変長符号を
同じランごとにグループ分けする。ラン長が「6」のグ
ループに含まれる全ての可変長符号2057に注目する
と、ランに続くビット長「1」の異符号ビット2053
の残りのビット列(以下、評価ビットパタンと呼ぶ。)
が、ラン長「6」のグループの中で、一意であることが
分かる。従って、評価ビットパタン2054により、ラ
ン長「6」のグループ内の可変長符号を代表させること
ができる。ラン長「6」以外のグループについても同じ
事がいえる。
同じランごとにグループ分けする。ラン長が「6」のグ
ループに含まれる全ての可変長符号2057に注目する
と、ランに続くビット長「1」の異符号ビット2053
の残りのビット列(以下、評価ビットパタンと呼ぶ。)
が、ラン長「6」のグループの中で、一意であることが
分かる。従って、評価ビットパタン2054により、ラ
ン長「6」のグループ内の可変長符号を代表させること
ができる。ラン長「6」以外のグループについても同じ
事がいえる。
【0070】このように、ラン長及び評価ビットパタン
により、一つの可変長符号を代表させることができるの
で、この性質を利用して、復号テーブルを構成すること
ができる。ところで、図10で、ラン長「4」のグルー
プに注目すると、ビット長の異なる可変長符号が存在す
るが、このような場合の評価ビットパタンの設定の仕方
について以下に説明する。
により、一つの可変長符号を代表させることができるの
で、この性質を利用して、復号テーブルを構成すること
ができる。ところで、図10で、ラン長「4」のグルー
プに注目すると、ビット長の異なる可変長符号が存在す
るが、このような場合の評価ビットパタンの設定の仕方
について以下に説明する。
【0071】この図で、ラン長「4」のグループの可変
長符号2088のビット長は「8」であり、可変長符号
2089a、2089bのビット長は「7」である。こ
の場合に上記の方法で評価ビットパタン長を決定する
と、3ビットの評価ビットパタンと2ビットの評価ビッ
トパタンの2通りができてしまう。そこで、2ビットの
評価ビットパタンに1ビットを補い、3ビットの評価ビ
ットパタンとすることにより、異なるビット長の評価ビ
ットパタンができることを回避する。
長符号2088のビット長は「8」であり、可変長符号
2089a、2089bのビット長は「7」である。こ
の場合に上記の方法で評価ビットパタン長を決定する
と、3ビットの評価ビットパタンと2ビットの評価ビッ
トパタンの2通りができてしまう。そこで、2ビットの
評価ビットパタンに1ビットを補い、3ビットの評価ビ
ットパタンとすることにより、異なるビット長の評価ビ
ットパタンができることを回避する。
【0072】図11には、図10のラン長「4」のグル
ープの可変長符号2089a、2089bに1ビットを
補う様子を示す。可変長符号2089a「000011
0」に0及び1を補い、可変長符号2065a「000
01100」及び可変長符号2065b「000011
01」とする。また、可変長符号2089b「0000
111」に0及び1を補い、可変長符号2066a「0
0001110」及び可変長符号2066b「0000
1111」とする。
ープの可変長符号2089a、2089bに1ビットを
補う様子を示す。可変長符号2089a「000011
0」に0及び1を補い、可変長符号2065a「000
01100」及び可変長符号2065b「000011
01」とする。また、可変長符号2089b「0000
111」に0及び1を補い、可変長符号2066a「0
0001110」及び可変長符号2066b「0000
1111」とする。
【0073】このようにして、同じラン長の可変長符号
でビット長が異なる場合にも、同じ長さの評価ビットパ
タンが設定できる。なお、本実施の形態で言う「評価ビ
ットパタン」と特開平6−44039で言う「評価ビッ
トパタン」は異なる原理に基づくものであるので、注意
を要する。 2.2 復号テーブルの構成 ここでは、上記に説明した本実施形態に係わるエントロ
ピー復号の原理を利用した復号テーブルの構成について
説明する。
でビット長が異なる場合にも、同じ長さの評価ビットパ
タンが設定できる。なお、本実施の形態で言う「評価ビ
ットパタン」と特開平6−44039で言う「評価ビッ
トパタン」は異なる原理に基づくものであるので、注意
を要する。 2.2 復号テーブルの構成 ここでは、上記に説明した本実施形態に係わるエントロ
ピー復号の原理を利用した復号テーブルの構成について
説明する。
【0074】図12は、本発明に係る復号テーブルの一
実施形態を示しており、復号テーブルは、一次復号テー
ブル2100及び二次復号テーブル2104から構成さ
れている。一次復号テーブル2100は、評価ビットパ
タン長2102及びオフセット2103の組が複数個格
納されている二次元のデータテーブルである。ラン長2
101は、ランのビット長であり、前記各組が格納され
るこのデータテーブル上の領域を指し示すアドレスであ
る。評価ビットパタン長2102は、上記評価ビットパ
タンのビット長である。オフセット2103は、後述す
る二次復号テーブル2104のアドレッシングに関する
ものであり、オフセット2103と評価ビットパタン2
054との加算値により二次復号テーブル2104の復
号値が格納される領域を示すアドレスである。一次復号
テーブル2100は、ラン長2101毎に、一行のデー
タを有する。
実施形態を示しており、復号テーブルは、一次復号テー
ブル2100及び二次復号テーブル2104から構成さ
れている。一次復号テーブル2100は、評価ビットパ
タン長2102及びオフセット2103の組が複数個格
納されている二次元のデータテーブルである。ラン長2
101は、ランのビット長であり、前記各組が格納され
るこのデータテーブル上の領域を指し示すアドレスであ
る。評価ビットパタン長2102は、上記評価ビットパ
タンのビット長である。オフセット2103は、後述す
る二次復号テーブル2104のアドレッシングに関する
ものであり、オフセット2103と評価ビットパタン2
054との加算値により二次復号テーブル2104の復
号値が格納される領域を示すアドレスである。一次復号
テーブル2100は、ラン長2101毎に、一行のデー
タを有する。
【0075】二次復号テーブル2104は、復号値21
06、及び符号長2107の組が複数個格納されている
二次元のデータテーブルである。アドレス2105は、
オフセット2103と評価ビットパタン2054との加
算値により復号値が格納されている領域を示すアドレス
である。復号値2106は、可変長符号を復号した値で
あり、符号長2107は、可変長符号のビット長であ
る。
06、及び符号長2107の組が複数個格納されている
二次元のデータテーブルである。アドレス2105は、
オフセット2103と評価ビットパタン2054との加
算値により復号値が格納されている領域を示すアドレス
である。復号値2106は、可変長符号を復号した値で
あり、符号長2107は、可変長符号のビット長であ
る。
【0076】次に、図12を参照しながら、可変長符号
2055、一次復号テーブル2100及び二次復号テー
ブル2104の関係を説明する。なお、ここでは、符号
列から可変長符号2055「0000 0011 01
1」を抽出し、可変長符号2055をエントロピー復号
するものとする。可変長符号2055の先頭から6ビッ
トは、「0」が連続しているので、可変長符号2055
のラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、
一次復号テーブル2100をサーチすると、評価ビット
パタン長2102「4」及びオフセット2103「A
6」が得られる。評価ビットパタンの先頭位置は、ラン
長「6」+定数1で得られる。評価ビットパタンの先頭
位置と評価ビットパタン長が分かると、符号列から評価
ビットパタン2054「1011」が確定できる。次
に、評価ビットパタン2054「1011」とオフセッ
ト2103「A6」とを加算し、加算結果「A6+10
11」をアドレスとして、二次復号テーブル2104を
サーチすると、復号値2108「10」が得られる。 2.3 エントロピー復号処理の構成 図13は、図7のフローチャートのステップS1141
及びS1146で示されるエントロピー復号処理の機能
ブロック図である。
2055、一次復号テーブル2100及び二次復号テー
ブル2104の関係を説明する。なお、ここでは、符号
列から可変長符号2055「0000 0011 01
1」を抽出し、可変長符号2055をエントロピー復号
するものとする。可変長符号2055の先頭から6ビッ
トは、「0」が連続しているので、可変長符号2055
のラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、
一次復号テーブル2100をサーチすると、評価ビット
パタン長2102「4」及びオフセット2103「A
6」が得られる。評価ビットパタンの先頭位置は、ラン
長「6」+定数1で得られる。評価ビットパタンの先頭
位置と評価ビットパタン長が分かると、符号列から評価
ビットパタン2054「1011」が確定できる。次
に、評価ビットパタン2054「1011」とオフセッ
ト2103「A6」とを加算し、加算結果「A6+10
11」をアドレスとして、二次復号テーブル2104を
サーチすると、復号値2108「10」が得られる。 2.3 エントロピー復号処理の構成 図13は、図7のフローチャートのステップS1141
及びS1146で示されるエントロピー復号処理の機能
ブロック図である。
【0077】図13に示す復号処理は、シフタ処理20
01、ランカウンタ処理2002、定数発生処理201
3、加算処理2004、加算処理2006、シフタ処理
2007、シフタ処理2008、一次復号テーブルサー
チ処理2005、加算処理2009、加算処理201
1、二次復号テーブルサーチ処理2012、一次復号テ
ーブルベースアドレス変数2003、二次復号テーブル
ベースアドレス変数2010、一次復号テーブル210
0、二次復号テーブル2104から構成される。
01、ランカウンタ処理2002、定数発生処理201
3、加算処理2004、加算処理2006、シフタ処理
2007、シフタ処理2008、一次復号テーブルサー
チ処理2005、加算処理2009、加算処理201
1、二次復号テーブルサーチ処理2012、一次復号テ
ーブルベースアドレス変数2003、二次復号テーブル
ベースアドレス変数2010、一次復号テーブル210
0、二次復号テーブル2104から構成される。
【0078】なお、以下に示す各処理は、マイクロコン
ピュータ1119が行う。シフタ処理2001は、これ
から復号する可変長符号が蓄えられたバッファからビッ
ト列を取り出して、復号開始ビットを最上位ビットにそ
ろえるために、任意のビット数の左シフトができるシフ
タ処理であり、左シフトした結果をランカウンタ処理2
002及びシフタ処理2007に出力する。
ピュータ1119が行う。シフタ処理2001は、これ
から復号する可変長符号が蓄えられたバッファからビッ
ト列を取り出して、復号開始ビットを最上位ビットにそ
ろえるために、任意のビット数の左シフトができるシフ
タ処理であり、左シフトした結果をランカウンタ処理2
002及びシフタ処理2007に出力する。
【0079】前記ランカウンタ処理2002は、前記シ
フタ処理2001から出力された可変長符号の最上位ビ
ットからビット0またはビット1の連続する数(ラン
長)を数え、ラン長を加算処理2004及び加算処理2
006に出力する。前記定数発生処理2013は、定数
「1」を発生し、加算処理2006に出力する。
フタ処理2001から出力された可変長符号の最上位ビ
ットからビット0またはビット1の連続する数(ラン
長)を数え、ラン長を加算処理2004及び加算処理2
006に出力する。前記定数発生処理2013は、定数
「1」を発生し、加算処理2006に出力する。
【0080】前記一次復号テーブルベースアドレス変数
2003は、一次復号テーブル2100の先頭位置を示
すベースアドレスを保有しており、このベースアドレス
は加算処理2004に出力される。前記二次復号テーブ
ルベースアドレス変数2010は、二次復号テーブル2
104の先頭位置を示すベースアドレスを保有してお
り、このベースアドレスは加算処理2011に出力され
る。
2003は、一次復号テーブル2100の先頭位置を示
すベースアドレスを保有しており、このベースアドレス
は加算処理2004に出力される。前記二次復号テーブ
ルベースアドレス変数2010は、二次復号テーブル2
104の先頭位置を示すベースアドレスを保有してお
り、このベースアドレスは加算処理2011に出力され
る。
【0081】前記加算処理2004は、一次復号テーブ
ルベースアドレス変数2003が保有するベースアドレ
スとランカウンタ処理2002の出力するラン長を加算
し、一次復号テーブルサーチ処理2005へ出力する。
前記加算処理2006は、ランカウンタ処理2002の
出力するラン長と定数発生処理2013の出力する定数
「1」を加算し、シフタ処理2007へ出力する。
ルベースアドレス変数2003が保有するベースアドレ
スとランカウンタ処理2002の出力するラン長を加算
し、一次復号テーブルサーチ処理2005へ出力する。
前記加算処理2006は、ランカウンタ処理2002の
出力するラン長と定数発生処理2013の出力する定数
「1」を加算し、シフタ処理2007へ出力する。
【0082】前記一次復号テーブルサーチ処理2005
は、前述の一次復号テーブル2100を、前記加算処理
2004の出力するラン長を基にサーチし、オフセット
と評価ビットパタン長とを得、得られたオフセットを加
算処理2009に出力し、得られた評価ビットパタン長
をシフタ処理2008に出力する。前記シフタ処理20
07は、シフタ処理2001から出力された可変長符号
を、加算処理2006から出力された値分だけ左シフト
し、左シフトしたビット列をシフタ処理2008へ出力
する。これにより、評価ビットパタンの先頭位置が最上
位ビットにそろえられる。
は、前述の一次復号テーブル2100を、前記加算処理
2004の出力するラン長を基にサーチし、オフセット
と評価ビットパタン長とを得、得られたオフセットを加
算処理2009に出力し、得られた評価ビットパタン長
をシフタ処理2008に出力する。前記シフタ処理20
07は、シフタ処理2001から出力された可変長符号
を、加算処理2006から出力された値分だけ左シフト
し、左シフトしたビット列をシフタ処理2008へ出力
する。これにより、評価ビットパタンの先頭位置が最上
位ビットにそろえられる。
【0083】前記シフタ処理2008は、シフタ処理2
007から出力されたビット列を、一次復号テーブルサ
ーチ処理2005の出力する評価ビットパタン長分だけ
右シフトする。この結果評価ビットパタンが得られる。
この評価ビットパタンを加算処理2009へ出力する。
前記加算処理2009は、一次復号テーブルサーチ処理
2005の出力するオフセットとシフタ処理2008の
出力する評価ビットパタンを加算し、加算して得られた
ビット列を加算処理2011へ出力する。
007から出力されたビット列を、一次復号テーブルサ
ーチ処理2005の出力する評価ビットパタン長分だけ
右シフトする。この結果評価ビットパタンが得られる。
この評価ビットパタンを加算処理2009へ出力する。
前記加算処理2009は、一次復号テーブルサーチ処理
2005の出力するオフセットとシフタ処理2008の
出力する評価ビットパタンを加算し、加算して得られた
ビット列を加算処理2011へ出力する。
【0084】前記加算処理2011は、二次復号テーブ
ルベースアドレス変数2010が保有するベースアドレ
スと加算処理2009の出力するアドレスを加算し、加
算して得られたビット列をアドレスとして二次復号テー
ブルサーチ処理2012へ出力する。前記二次復号テー
ブルサーチ処理2012は、前述の二次復号テーブル2
104を、前記加算処理2011の出力するアドレスを
基にサーチし、復号値と、符号長を得る。得られた符号
長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するために、シ
フタ処理2001へ出力する。 2.4 エントロピー復号処理の連続的動作手順 次に図13に示すエントロピー復号処理の連続的動作手
順について、図14のフローチャートを参照しながら説
明する。
ルベースアドレス変数2010が保有するベースアドレ
スと加算処理2009の出力するアドレスを加算し、加
算して得られたビット列をアドレスとして二次復号テー
ブルサーチ処理2012へ出力する。前記二次復号テー
ブルサーチ処理2012は、前述の二次復号テーブル2
104を、前記加算処理2011の出力するアドレスを
基にサーチし、復号値と、符号長を得る。得られた符号
長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するために、シ
フタ処理2001へ出力する。 2.4 エントロピー復号処理の連続的動作手順 次に図13に示すエントロピー復号処理の連続的動作手
順について、図14のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0085】なお、次に示す各ステップについては、マ
イクロコンピュータ1119が実行する。これから復号
する可変長符号が蓄えられたバッファから、前記シフタ
処理2001が、復号開始ビットを最上位ビットにそろ
えて可変長符号1ワード分を取得する(ステップS24
01)。前記ランカウンタ処理2002は、前記シフタ
処理2001から出力された可変長符号の最上位ビット
からビット0またはビット1の連続する数(ラン長)を
求める(ステップS2402)。前記一次復号テーブル
サーチ処理2005が、一次復号テーブル2100を、
前記求められたラン長を基にサーチし、オフセットと評
価ビットパタン長を得る(ステップS2403)。前記
加算処理2006は、前記ラン長と定数「1」を加算し
(ステップS2404)、この加算値分だけ、前記シフ
タ処理2007が左シフトし(ステップS2405)、
前記シフタ処理2008が評価ビットパタン長分だけ右
シフトし、評価ビットパタンが得られる(ステップS2
406)。前記二次復号テーブルサーチ処理2012
は、前記評価ビットパタンと前記オフセットの加算値に
より、前述の二次復号テーブル2104をサーチし、復
号値と、符号長を得る(ステップS2407)。得られ
た符号長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するため
に、シフタ処理2001へ出力し、復号開始位置を進め
る(ステップS2408)。得られた復号値が復号終了
を意味する値であれば、復号化処理を終了し(ステップ
S2409)、そうでなければ、ステップS2401へ
戻る。 2.5 ラン長の検出 次に、可変長符号からラン長を検出する動作について説
明する。
イクロコンピュータ1119が実行する。これから復号
する可変長符号が蓄えられたバッファから、前記シフタ
処理2001が、復号開始ビットを最上位ビットにそろ
えて可変長符号1ワード分を取得する(ステップS24
01)。前記ランカウンタ処理2002は、前記シフタ
処理2001から出力された可変長符号の最上位ビット
からビット0またはビット1の連続する数(ラン長)を
求める(ステップS2402)。前記一次復号テーブル
サーチ処理2005が、一次復号テーブル2100を、
前記求められたラン長を基にサーチし、オフセットと評
価ビットパタン長を得る(ステップS2403)。前記
加算処理2006は、前記ラン長と定数「1」を加算し
(ステップS2404)、この加算値分だけ、前記シフ
タ処理2007が左シフトし(ステップS2405)、
前記シフタ処理2008が評価ビットパタン長分だけ右
シフトし、評価ビットパタンが得られる(ステップS2
406)。前記二次復号テーブルサーチ処理2012
は、前記評価ビットパタンと前記オフセットの加算値に
より、前述の二次復号テーブル2104をサーチし、復
号値と、符号長を得る(ステップS2407)。得られ
た符号長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するため
に、シフタ処理2001へ出力し、復号開始位置を進め
る(ステップS2408)。得られた復号値が復号終了
を意味する値であれば、復号化処理を終了し(ステップ
S2409)、そうでなければ、ステップS2401へ
戻る。 2.5 ラン長の検出 次に、可変長符号からラン長を検出する動作について説
明する。
【0086】図15は、可変長符号から、ビット「1」
から構成されるラン長を検出する動作を表すフローチャ
ートである。なお、次に示す各ステップについては、マ
イクロコンピュータ1119が実行する。変数stre
amにラン長を求める可変長符号がセットされ、図15
に示す動作が終了すると、変数runに求めるラン長が
格納される。
から構成されるラン長を検出する動作を表すフローチャ
ートである。なお、次に示す各ステップについては、マ
イクロコンピュータ1119が実行する。変数stre
amにラン長を求める可変長符号がセットされ、図15
に示す動作が終了すると、変数runに求めるラン長が
格納される。
【0087】マイクロコンピュータ1119は、変数s
treamに可変長符号をセットし(ステップS250
1)、変数runに0をセットし(ステップS250
2)、変数maskにビット列「1000 0000
0000 0000」をセットする(ステップS250
3)。マイクロコンピュータ1119は、変数stre
amと変数maskをビット積算し、その結果が0であ
れば、ラン長検出処理を終了する(ステップS250
4)。マイクロコンピュータ1119は、その結果が0
でなければ、変数runに1を加算し(ステップS25
05)、変数maskを1ビットだけ右へシフトし(ス
テップS2506)、ステップS2504へ戻る。この
ようにして、可変長符号のラン長が変数runに格納さ
れる。
treamに可変長符号をセットし(ステップS250
1)、変数runに0をセットし(ステップS250
2)、変数maskにビット列「1000 0000
0000 0000」をセットする(ステップS250
3)。マイクロコンピュータ1119は、変数stre
amと変数maskをビット積算し、その結果が0であ
れば、ラン長検出処理を終了する(ステップS250
4)。マイクロコンピュータ1119は、その結果が0
でなければ、変数runに1を加算し(ステップS25
05)、変数maskを1ビットだけ右へシフトし(ス
テップS2506)、ステップS2504へ戻る。この
ようにして、可変長符号のラン長が変数runに格納さ
れる。
【0088】なお、ラン長がビット「0」から構成され
る場合についても上記と同様にして、ラン長が検出され
る。この場合には、ステップS2504において、マイ
クロコンピュータ1119は、変数streamと変数
maskとをビット積算し、その結果が1であれば、ラ
ン長検出処理が終了する。この他のステップについて
は、上記と同じであるので、説明を省略する。 2.6 本発明に係る一次復号テーブルと二次復号テー
ブルの一実施例 図16は、図7のフローチャートのステップS1141
及びS1146で示される復号処理の一次復号テーブル
の一実施例である。この復号テーブルは、図36に示す
特開平6−44039で開示された一次復号テーブルと
同じ条件の可変長符号を用いて作成したものである。評
価ビットパタン長の項目の長さは4ビットであり、オフ
セットの項目の長さは8ビットであり、ランの種類は7
種類であるので、図16に示す一次復号テーブルのサイ
ズは84ビットである。二次復号テーブルは、図17に
示す。このテーブルは、特開平6−44039で開示さ
れた二次復号テーブルと同じである。
る場合についても上記と同様にして、ラン長が検出され
る。この場合には、ステップS2504において、マイ
クロコンピュータ1119は、変数streamと変数
maskとをビット積算し、その結果が1であれば、ラ
ン長検出処理が終了する。この他のステップについて
は、上記と同じであるので、説明を省略する。 2.6 本発明に係る一次復号テーブルと二次復号テー
ブルの一実施例 図16は、図7のフローチャートのステップS1141
及びS1146で示される復号処理の一次復号テーブル
の一実施例である。この復号テーブルは、図36に示す
特開平6−44039で開示された一次復号テーブルと
同じ条件の可変長符号を用いて作成したものである。評
価ビットパタン長の項目の長さは4ビットであり、オフ
セットの項目の長さは8ビットであり、ランの種類は7
種類であるので、図16に示す一次復号テーブルのサイ
ズは84ビットである。二次復号テーブルは、図17に
示す。このテーブルは、特開平6−44039で開示さ
れた二次復号テーブルと同じである。
【0089】このように、本発明は、従来技術と比較し
て、復号テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されないのは
もちろんである。すなわち、以下のような場合も本発明
に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号を復号の対象とした
が、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 本実施形態では一つの符号から一つの復号値が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる復号値に対応
し、符号をエントロピー復号して、復号値として0ラン
長及び有効係数値が生成されるとしてもよい。このよう
に、符号に対応する復号値は、2種類以上の情報から構
成されるとしてもよい。 (3) 本実施の形態は、上記実施の形態1の画像復号
装置のエントロピー復号処理を具体的に説明したもので
あるが、もちろん、図30に示す従来の画像復号化装置
の伸張復号手順のうち、エントロピー復号化手順を示す
フローチャートのステップS1961又はステップS1
964においても、実施可能である。また、画像データ
の復号に限らず、その他の情報の復号にも用いることが
できる。 (4) 本実施の形態では、エントロピー復号処理を図
13に示すようにマイクロコンピュータが実行する手順
としたが、デジタルスチルカメラは、さらに、以下に示
す機器構成を持つとしてもよい。
て、復号テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されないのは
もちろんである。すなわち、以下のような場合も本発明
に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号を復号の対象とした
が、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 本実施形態では一つの符号から一つの復号値が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる復号値に対応
し、符号をエントロピー復号して、復号値として0ラン
長及び有効係数値が生成されるとしてもよい。このよう
に、符号に対応する復号値は、2種類以上の情報から構
成されるとしてもよい。 (3) 本実施の形態は、上記実施の形態1の画像復号
装置のエントロピー復号処理を具体的に説明したもので
あるが、もちろん、図30に示す従来の画像復号化装置
の伸張復号手順のうち、エントロピー復号化手順を示す
フローチャートのステップS1961又はステップS1
964においても、実施可能である。また、画像データ
の復号に限らず、その他の情報の復号にも用いることが
できる。 (4) 本実施の形態では、エントロピー復号処理を図
13に示すようにマイクロコンピュータが実行する手順
としたが、デジタルスチルカメラは、さらに、以下に示
す機器構成を持つとしてもよい。
【0090】すなわち、図13に示すマイクロコンピュ
ータにより実行されるエントロピー復号処理に代えて、
デジタルスチールカメラは、復号処理回路を備え、前記
復号処理回路は、図18に示すように、シフタ300
1、ランカウンタ3002、定数発生器3013、加算
器3004、加算器3006、シフタ3007、シフタ
3008、一次復号テーブルサーチ部3005、加算器
3009、加算器3011、二次復号テーブルサーチ部
3012、一次復号テーブルベースアドレスレジスタ3
003、二次復号テーブルベースアドレスレジスタ30
10、一次復号テーブル3100、二次復号テーブル3
104から構成される。
ータにより実行されるエントロピー復号処理に代えて、
デジタルスチールカメラは、復号処理回路を備え、前記
復号処理回路は、図18に示すように、シフタ300
1、ランカウンタ3002、定数発生器3013、加算
器3004、加算器3006、シフタ3007、シフタ
3008、一次復号テーブルサーチ部3005、加算器
3009、加算器3011、二次復号テーブルサーチ部
3012、一次復号テーブルベースアドレスレジスタ3
003、二次復号テーブルベースアドレスレジスタ30
10、一次復号テーブル3100、二次復号テーブル3
104から構成される。
【0091】マイクロコンピュータ1119は、図14
のフローチャートに示すように、前記復号処理回路に含
まれる各構成部を制御する。前記シフタ3001は、こ
れから復号する可変長符号が蓄えられたバッファからビ
ット列を取り出して、復号開始ビットを最上位ビットに
そろえるために、任意のビット数の左シフトができるシ
フタであり、左シフトした結果をランカウンタ3002
及びシフタ3007に出力する。
のフローチャートに示すように、前記復号処理回路に含
まれる各構成部を制御する。前記シフタ3001は、こ
れから復号する可変長符号が蓄えられたバッファからビ
ット列を取り出して、復号開始ビットを最上位ビットに
そろえるために、任意のビット数の左シフトができるシ
フタであり、左シフトした結果をランカウンタ3002
及びシフタ3007に出力する。
【0092】前記ランカウンタ3002は、前記シフタ
3001から出力された可変長符号の最上位ビットから
ビット0またはビット1の連続する数(ラン長)を数
え、ラン長を加算器3004及び加算器3006に出力
する。前記定数発生器3013は、定数「1」を発生
し、加算器3006に出力する。
3001から出力された可変長符号の最上位ビットから
ビット0またはビット1の連続する数(ラン長)を数
え、ラン長を加算器3004及び加算器3006に出力
する。前記定数発生器3013は、定数「1」を発生
し、加算器3006に出力する。
【0093】前記一次復号テーブルベースアドレスレジ
スタ3003は、一次復号テーブル3100の先頭位置
を示すベースアドレスを保有しており、このベースアド
レスは加算器3004に出力される。前記二次復号テー
ブルベースアドレスレジスタ3010は、二次復号テー
ブル3104の先頭位置を示すベースアドレスを保有し
ており、このベースアドレスは加算器3011に出力さ
れる。
スタ3003は、一次復号テーブル3100の先頭位置
を示すベースアドレスを保有しており、このベースアド
レスは加算器3004に出力される。前記二次復号テー
ブルベースアドレスレジスタ3010は、二次復号テー
ブル3104の先頭位置を示すベースアドレスを保有し
ており、このベースアドレスは加算器3011に出力さ
れる。
【0094】前記加算器3004は、一次復号テーブル
ベースアドレスレジスタ3003が保有するベースアド
レスとランカウンタ3002の出力するラン長を加算
し、一次復号テーブルサーチ部3005へ出力する。前
記加算器3006は、ランカウンタ3002の出力する
ラン長と定数発生器3013の出力する定数「1」を加
算し、シフタ3007へ出力する。
ベースアドレスレジスタ3003が保有するベースアド
レスとランカウンタ3002の出力するラン長を加算
し、一次復号テーブルサーチ部3005へ出力する。前
記加算器3006は、ランカウンタ3002の出力する
ラン長と定数発生器3013の出力する定数「1」を加
算し、シフタ3007へ出力する。
【0095】前記一次復号テーブルサーチ部3005
は、前述の一次復号テーブル3100を、前記加算器3
004の出力するラン長を基にサーチし、オフセットと
評価ビットパタン長とを得、得られたオフセットを加算
器3009に出力し、得られた評価ビットパタン長をシ
フタ3008に出力する。前記シフタ3007は、シフ
タ1から出力された可変長符号を、加算器3006から
出力された値分だけ左シフトし、左シフトして得られた
ビット列をシフタ3008へ出力する。これにより、評
価ビットパタンの先頭位置が最上位ビットにそろえられ
る。
は、前述の一次復号テーブル3100を、前記加算器3
004の出力するラン長を基にサーチし、オフセットと
評価ビットパタン長とを得、得られたオフセットを加算
器3009に出力し、得られた評価ビットパタン長をシ
フタ3008に出力する。前記シフタ3007は、シフ
タ1から出力された可変長符号を、加算器3006から
出力された値分だけ左シフトし、左シフトして得られた
ビット列をシフタ3008へ出力する。これにより、評
価ビットパタンの先頭位置が最上位ビットにそろえられ
る。
【0096】前記シフタ3008は、シフタ3007か
ら出力されたビット列を、一次復号テーブルサーチ部3
005の出力する評価ビットパタン長分だけ右シフトす
る。この結果評価ビットパタンが得られる。この評価ビ
ットパタンを加算器3009へ出力する。前記加算器3
009は、一次復号テーブルサーチ部3005の出力す
るオフセットとシフタ3008の出力する評価ビットパ
タンを加算し、加算して得られたビット列をアドレスと
して加算器3011へ出力する。
ら出力されたビット列を、一次復号テーブルサーチ部3
005の出力する評価ビットパタン長分だけ右シフトす
る。この結果評価ビットパタンが得られる。この評価ビ
ットパタンを加算器3009へ出力する。前記加算器3
009は、一次復号テーブルサーチ部3005の出力す
るオフセットとシフタ3008の出力する評価ビットパ
タンを加算し、加算して得られたビット列をアドレスと
して加算器3011へ出力する。
【0097】前記加算器3011は、二次復号テーブル
ベースアドレスレジスタ3010が保有するベースアド
レスと加算器3009の出力するアドレスを加算し、二
次復号テーブルサーチ部3012へ出力する。前記二次
復号テーブルサーチ部3012は、前述の二次復号テー
ブル3104を、前記加算器3011の出力するアドレ
スを基にサーチし、復号値と、符号長を得る。得られた
符号長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するため
に、シフタ3001へ出力する。 (5)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る復号化方法をコンピュータに実行させる復号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記復号化プログラムを通信回線を介
して伝送するとしてもよい。 3.実施の形態3 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図7の
フローチャートのステップS1141及びS1146で
示されるエントロピー復号処理の詳細の一実施形態に関
して、エントロピー復号の原理、復号テーブルの構成、
エントロピー復号処理の動作、並びに一次復号テーブル
及び二次復号テーブルの一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 3.1 エントロピー復号の原理 ここでは、本実施形態に係るエントロピー復号の原理に
ついて説明する。
ベースアドレスレジスタ3010が保有するベースアド
レスと加算器3009の出力するアドレスを加算し、二
次復号テーブルサーチ部3012へ出力する。前記二次
復号テーブルサーチ部3012は、前述の二次復号テー
ブル3104を、前記加算器3011の出力するアドレ
スを基にサーチし、復号値と、符号長を得る。得られた
符号長は、次の可変長符号の先頭位置を確定するため
に、シフタ3001へ出力する。 (5)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る復号化方法をコンピュータに実行させる復号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記復号化プログラムを通信回線を介
して伝送するとしてもよい。 3.実施の形態3 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図7の
フローチャートのステップS1141及びS1146で
示されるエントロピー復号処理の詳細の一実施形態に関
して、エントロピー復号の原理、復号テーブルの構成、
エントロピー復号処理の動作、並びに一次復号テーブル
及び二次復号テーブルの一実施例について、図面を参照
しながら説明する。 3.1 エントロピー復号の原理 ここでは、本実施形態に係るエントロピー復号の原理に
ついて説明する。
【0098】図19は、本発明に係るエントロピー復号
の原理を示している。 (1)復号テーブルの構成 図19に示すように、復号テーブルは、一次復号テーブ
ル4101及び二次復号テーブル4111から構成され
ている。
の原理を示している。 (1)復号テーブルの構成 図19に示すように、復号テーブルは、一次復号テーブ
ル4101及び二次復号テーブル4111から構成され
ている。
【0099】一次復号テーブル4101は、評価ビット
パタン長4103、最大値4104及びオフセット41
05の組が複数個格納されている二次元のデータテーブ
ルである。ラン長4102は、ランのビット長であり、
一次復号テーブル4101上で、前記各組が格納されて
いる領域を指し示すアドレスである。
パタン長4103、最大値4104及びオフセット41
05の組が複数個格納されている二次元のデータテーブ
ルである。ラン長4102は、ランのビット長であり、
一次復号テーブル4101上で、前記各組が格納されて
いる領域を指し示すアドレスである。
【0100】ここで、ランは、1つの可変長符号のうち
の一部分のビット列であり、先頭から同一の符号が連続
して続くビット列である。本実施の形態では、ランは連
続する「1」からなるビット列である。評価ビットパタ
ン長4103は、評価ビットパタンのビット長である。
評価ビットパタンは、可変長符号から、前記ランと、前
記ランに続く1ビットとを除いた残りのビット列であ
る。
の一部分のビット列であり、先頭から同一の符号が連続
して続くビット列である。本実施の形態では、ランは連
続する「1」からなるビット列である。評価ビットパタ
ン長4103は、評価ビットパタンのビット長である。
評価ビットパタンは、可変長符号から、前記ランと、前
記ランに続く1ビットとを除いた残りのビット列であ
る。
【0101】最大値4104は、同一のラン長を持ち、
かつ符号長が同一である複数の可変長符号の一部分であ
る前記評価ビットパタンのうち、最大の値である。オフ
セット4105は、二次復号テーブル4111のアドレ
ッシングに関するものであり、オフセット4105と評
価ビットパタン4124との加算値により二次復号テー
ブル4111の復号値が格納されている領域を指し示す
アドレスである。
かつ符号長が同一である複数の可変長符号の一部分であ
る前記評価ビットパタンのうち、最大の値である。オフ
セット4105は、二次復号テーブル4111のアドレ
ッシングに関するものであり、オフセット4105と評
価ビットパタン4124との加算値により二次復号テー
ブル4111の復号値が格納されている領域を指し示す
アドレスである。
【0102】一次復号テーブル4101は、ラン長が同
一であり、かつ符号長が同一である符号毎に一行のデー
タを持つ。二次復号テーブル4111は、復号値411
3が複数個格納されている一次元のデータテーブルであ
る。アドレス4112は、オフセット4105と評価ビ
ットパタンとの加算値により復号値が格納されている領
域を指し示すアドレスである。復号値4113は、可変
長符号を復号した値である。
一であり、かつ符号長が同一である符号毎に一行のデー
タを持つ。二次復号テーブル4111は、復号値411
3が複数個格納されている一次元のデータテーブルであ
る。アドレス4112は、オフセット4105と評価ビ
ットパタンとの加算値により復号値が格納されている領
域を指し示すアドレスである。復号値4113は、可変
長符号を復号した値である。
【0103】二次復号テーブル4111は、符号値毎に
一行のデータを持つ。 (2)エントロピー復号の処理の概要 次に、図19を参照しながら、これから復号する可変長
符号4121、一次復号テーブル4101及び二次復号
テーブル4111の関係並びに可変長符号4121のエ
ントロピー復号の仕方について説明する。なお、ここで
は、符号列から可変長符号4121「1111 110
0 1」を復号するものとする。
一行のデータを持つ。 (2)エントロピー復号の処理の概要 次に、図19を参照しながら、これから復号する可変長
符号4121、一次復号テーブル4101及び二次復号
テーブル4111の関係並びに可変長符号4121のエ
ントロピー復号の仕方について説明する。なお、ここで
は、符号列から可変長符号4121「1111 110
0 1」を復号するものとする。
【0104】可変長符号4121の先頭から6ビット
は、「1」が連続しているので、可変長符号4121の
ラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、一
次復号テーブル4101をサーチすると、評価ビットパ
タン長4103「2」、最大値4104「2」及びオフ
セット4105「20」が得られる。評価ビットパタン
の先頭位置は、ラン長「6」+定数1で得られるので、
評価ビットパタン4124の先頭位置と評価ビットパタ
ン長が分かると、評価ビットパタン4124「01」が
確定できる。次に、評価ビットパタン4124「01」
と最大値4105「2」を比較すると、最大値4105
の方が大きいので、次に、評価ビットパタン4124
「01」とオフセット4105「20」とを加算し、加
算結果「20+01」を基に、二次復号テーブル411
1をサーチすると、復号値4113「91」が得られ
る。
は、「1」が連続しているので、可変長符号4121の
ラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、一
次復号テーブル4101をサーチすると、評価ビットパ
タン長4103「2」、最大値4104「2」及びオフ
セット4105「20」が得られる。評価ビットパタン
の先頭位置は、ラン長「6」+定数1で得られるので、
評価ビットパタン4124の先頭位置と評価ビットパタ
ン長が分かると、評価ビットパタン4124「01」が
確定できる。次に、評価ビットパタン4124「01」
と最大値4105「2」を比較すると、最大値4105
の方が大きいので、次に、評価ビットパタン4124
「01」とオフセット4105「20」とを加算し、加
算結果「20+01」を基に、二次復号テーブル411
1をサーチすると、復号値4113「91」が得られ
る。
【0105】また、評価ビットパタン4124と最大値
4105とを比較して、評価ビットパタン4124の方
が大きい場合には、一次復号テーブル4101の次の行
をサーチして、評価ビットパタン長「3」、最大値
「7」及びオフセット4105「23」が得られる。以
下、上記と同様の処理を繰り返す。以上のようにして、
一次復号テーブル4101及び二次復号テーブル411
1を用いて、可変長符号が復号され、復号値が生成され
る。 3.2 復号テーブルの構成 ここでは、本実施形態に係わる復号テーブルの構成及び
復号テーブルを用いた復号の処理の概要について説明す
る。
4105とを比較して、評価ビットパタン4124の方
が大きい場合には、一次復号テーブル4101の次の行
をサーチして、評価ビットパタン長「3」、最大値
「7」及びオフセット4105「23」が得られる。以
下、上記と同様の処理を繰り返す。以上のようにして、
一次復号テーブル4101及び二次復号テーブル411
1を用いて、可変長符号が復号され、復号値が生成され
る。 3.2 復号テーブルの構成 ここでは、本実施形態に係わる復号テーブルの構成及び
復号テーブルを用いた復号の処理の概要について説明す
る。
【0106】図20は、本発明に係る一実施形態として
の、復号テーブルと復号の処理の概要を示している。 (1)復号テーブルの構成 復号テーブルは、一次復号テーブルA4201、一次復
号テーブルB4211及び二次復号テーブル4221か
ら構成されている。
の、復号テーブルと復号の処理の概要を示している。 (1)復号テーブルの構成 復号テーブルは、一次復号テーブルA4201、一次復
号テーブルB4211及び二次復号テーブル4221か
ら構成されている。
【0107】なお、図19に示す一次復号テーブル41
01は、ラン長4102毎に、一次復号テーブル410
1に含まれる行数が異なる。そこで、一次復号テーブル
4101を、分割して、一次復号テーブルA4201及
び一次復号テーブルB4211の2つのテーブル構成と
する。二次復号テーブル4221は、二次復号テーブル
4111と同じである。
01は、ラン長4102毎に、一次復号テーブル410
1に含まれる行数が異なる。そこで、一次復号テーブル
4101を、分割して、一次復号テーブルA4201及
び一次復号テーブルB4211の2つのテーブル構成と
する。二次復号テーブル4221は、二次復号テーブル
4111と同じである。
【0108】一次復号テーブルA4201は、グループ
ベース4203が複数個格納されている一次元のデータ
テーブルである。ラン長4202は、ラン長4102と
同じであるので説明を省略する。グループベース420
3は、一次復号テーブルB4211のアドレッシングに
関し、ラン長4202と対応づけられている。
ベース4203が複数個格納されている一次元のデータ
テーブルである。ラン長4202は、ラン長4102と
同じであるので説明を省略する。グループベース420
3は、一次復号テーブルB4211のアドレッシングに
関し、ラン長4202と対応づけられている。
【0109】一次復号テーブルA4201は、ラン長が
同一である符号毎に一行のデータを持つ。一次復号テー
ブルB4211は、評価ビットパタン長4213、最大
値4214及びオフセット4215の組が複数個格納さ
れている二次元のデータテーブルである。
同一である符号毎に一行のデータを持つ。一次復号テー
ブルB4211は、評価ビットパタン長4213、最大
値4214及びオフセット4215の組が複数個格納さ
れている二次元のデータテーブルである。
【0110】グループベース4212は、一次復号テー
ブルB4211上で、前記各組が格納されている領域を
指し示すアドレスである。グループベース4212は、
ラン長が同一であり、評価ビットパタン長が同一である
可変長符号からなる集合のアドレスを示し、ラン長及び
評価ビットパタン長の昇順に設定されている。また、グ
ループベース4212は、ラン長が同一であり、最小の
評価ビットパタン長を持つ可変長符号からなる集合につ
いては、同一のラン長のグループベース4203と同じ
値が設定されている。
ブルB4211上で、前記各組が格納されている領域を
指し示すアドレスである。グループベース4212は、
ラン長が同一であり、評価ビットパタン長が同一である
可変長符号からなる集合のアドレスを示し、ラン長及び
評価ビットパタン長の昇順に設定されている。また、グ
ループベース4212は、ラン長が同一であり、最小の
評価ビットパタン長を持つ可変長符号からなる集合につ
いては、同一のラン長のグループベース4203と同じ
値が設定されている。
【0111】評価ビットパタン長4213は、評価ビッ
トパタン長4103と同じであり、最大長4214は、
最大長4104と同じであり、オフセット4215は、
オフセット4105とと同じであるので、説明を省略す
る。一次復号テーブルB4211は、ラン長が同一であ
り、かつ符号長が同一である符号毎に一行のデータを持
つ。
トパタン長4103と同じであり、最大長4214は、
最大長4104と同じであり、オフセット4215は、
オフセット4105とと同じであるので、説明を省略す
る。一次復号テーブルB4211は、ラン長が同一であ
り、かつ符号長が同一である符号毎に一行のデータを持
つ。
【0112】二次復号テーブル4221は、復号値42
23が複数個格納されている一次元のデータテーブルで
ある。アドレス4222は、アドレス4112と同じで
あり、復号値4223は、復号値4113と同じである
ので、説明を省略する。 (2)エントロピー復号の処理の概要 次に、図20を参照しながら、これからエントロピー復
号する可変長符号4231、一次復号テーブルA420
1、一次復号テーブルB4211及び二次復号テーブル
4221の関係並びに可変長符号4231のエントロピ
ー復号の仕方について説明する。なお、ここでは、符号
列から可変長符号4231「11111100 1」を
抽出し、可変長符号4231を復号するものとする。
23が複数個格納されている一次元のデータテーブルで
ある。アドレス4222は、アドレス4112と同じで
あり、復号値4223は、復号値4113と同じである
ので、説明を省略する。 (2)エントロピー復号の処理の概要 次に、図20を参照しながら、これからエントロピー復
号する可変長符号4231、一次復号テーブルA420
1、一次復号テーブルB4211及び二次復号テーブル
4221の関係並びに可変長符号4231のエントロピ
ー復号の仕方について説明する。なお、ここでは、符号
列から可変長符号4231「11111100 1」を
抽出し、可変長符号4231を復号するものとする。
【0113】可変長符号4231の先頭から6ビット
は、「1」が連続しているので、可変長符号4231の
ラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、一
次復号テーブルA4201をサーチすると、グループベ
ース4203「10」が得られる。次に、グループベー
ス4203「10」を用いて、一次復号テーブルB42
11をサーチすると、評価ビットパタン長4213
「2」、最大値4214「2」及びオフセット4215
「20」が得られる。評価ビットパタン4234の先頭
位置は、ラン長「6」+定数1で得られるので、評価ビ
ットパタンの先頭位置と評価ビットパタン長が分かる
と、評価ビットパタン4234「01」が確定できる。
次に、評価ビットパタン4234「01」と最大値42
14「2」を比較すると、最大値4214の方が大きい
ので、次に、評価ビットパタン4234「01」とオフ
セット4215「20」とを加算し、加算結果「20+
01」をアドレスとして、二次復号テーブル4221を
サーチすると、復号値4223「91」が得られる。
は、「1」が連続しているので、可変長符号4231の
ラン長は「6」である。このラン長「6」を用いて、一
次復号テーブルA4201をサーチすると、グループベ
ース4203「10」が得られる。次に、グループベー
ス4203「10」を用いて、一次復号テーブルB42
11をサーチすると、評価ビットパタン長4213
「2」、最大値4214「2」及びオフセット4215
「20」が得られる。評価ビットパタン4234の先頭
位置は、ラン長「6」+定数1で得られるので、評価ビ
ットパタンの先頭位置と評価ビットパタン長が分かる
と、評価ビットパタン4234「01」が確定できる。
次に、評価ビットパタン4234「01」と最大値42
14「2」を比較すると、最大値4214の方が大きい
ので、次に、評価ビットパタン4234「01」とオフ
セット4215「20」とを加算し、加算結果「20+
01」をアドレスとして、二次復号テーブル4221を
サーチすると、復号値4223「91」が得られる。
【0114】また、評価ビットパタン4234と最大値
4214とを比較して、評価ビットパタン4234の方
が大きい場合には、一次復号テーブルB4211の次の
行をサーチして、評価ビットパタン長4213「3」、
最大値4214「7」及びオフセット4215「23」
が得られる。以下、上記と同様の処理を繰り返す。以上
のようにして、一次復号テーブルA4201、一次復号
テーブルB4211及び二次復号テーブル4221を用
いて、可変長符号が復号され、復号値が生成される。 3.2 エントロピー復号処理の連続的動作手順 次に図20に示すエントロピー復号処理の連続的動作手
順について、図21のフローチャートを参照しながら説
明する。
4214とを比較して、評価ビットパタン4234の方
が大きい場合には、一次復号テーブルB4211の次の
行をサーチして、評価ビットパタン長4213「3」、
最大値4214「7」及びオフセット4215「23」
が得られる。以下、上記と同様の処理を繰り返す。以上
のようにして、一次復号テーブルA4201、一次復号
テーブルB4211及び二次復号テーブル4221を用
いて、可変長符号が復号され、復号値が生成される。 3.2 エントロピー復号処理の連続的動作手順 次に図20に示すエントロピー復号処理の連続的動作手
順について、図21のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0115】なお、次に示す各ステップについては、マ
イクロコンピュータ1119が実行する。これから復号
する符号列が蓄えられたバッファから、復号開始ビット
を最上位ビットにそろえて1ワード分の可変長符号を取
得される(ステップS4401)。前記取得された1ワ
ード分の可変長符号の最上位ビットからビット0または
ビット1の連続する数(ラン長)が求られる(ステップ
S4402)。一次復号テーブルA4201から、前記
求められたラン長がサーチされ、前記ラン長に対応する
グループベース4203が得られる(ステップS440
3)。得られたグループベース4203をアドレスとし
て、一次復号テーブルB4211から、グループベース
4212がサーチされ、評価ビットパタン長4213と
最大値4214とオフセット4215とが得られる(ス
テップS4404)。前記ラン長と定数「1」とが加算
されてシフト量が得られ、このシフト量分だけ、可変長
符号の先頭位置が右シフトされて、評価ビットパタンの
先頭位置が確定される(ステップS4405)。前記確
定された先頭位置から評価ビットパタン長分だけ右シフ
トして評価ビットパタンの最終位置が確定され、評価ビ
ットパタンが得られる(ステップS4406)。評価ビ
ットパタンと最大値4214とが比較されて、評価ビッ
トパタンが最大値4214より大きい場合は(ステップ
S4407)、グループベース4203と定数1とが加
算されて(ステップS4408)、ステップS4404
に戻り処理が繰り返される。また、評価ビットパタンと
最大値4214とが比較されて、評価ビットパタンが最
大値4214より小さいか又は等しい場合は(ステップ
S4407)、前記得られたオフセット4215と評価
ビットパタンとが加算されて、算出された2次アドレス
が算出され(ステップS4409)、算出された2次ア
ドレスを用いて二次復号テーブル4221が参照され
(ステップS4410)、復号値4223が取得される
(ステップS4411)。次に、取得された復号値42
23が復号終了の値かどうかが判断され、復号終了の値
であると判断されれば(ステップS4412)、復号化
の処理が終了する。取得された復号値4223が復号終
了の値かどうかが判断され、復号終了の値でないと判断
されれば(ステップS4412)、符号列の次の開始位
置が、(式)開始位置=ラン長+定数1+評価ビットパ
タン長により算出され、次の開始位置がセットされ(ス
テップS4413)、ステップS4401に戻って、復
号化処理が繰り返される。 3.3 まとめ 特開平6−44039で開示されている方法によると、
DC係数用の1次復号テーブルのサイズは、シフト量が
4ビット、評価ビットパタン長が4ビット、オフセット
が4ビットとであるとし、ラン長の種類が16種類であ
るとすると、(式)(4ビット+4ビット+4ビット)
×16種類により算出されて、192ビットとなり、D
C係数用の2次復号テーブルのサイズは、復号値が8ビ
ット、符号長が4ビットであるとし、アドレスの数が1
6種類であるとすると、(式)(8ビット+4ビット)
×16種類により算出されて、192ビットとなる。ま
た、AC係数用の1次復号テーブルのサイズは、シフト
量が4ビット、評価ビットパタン長が4ビット、オフセ
ットが4ビットとであるとし、ラン長の種類が16種類
であるとすると、(式)(4ビット+4ビット+4ビッ
ト)×16種類により算出されて、192ビットとな
り、AC係数用の2次復号テーブルのサイズは、符号値
が8ビット、符号長が4ビットであるとし、アドレスの
数が256種類であるとすると、(式)(8ビット+4
ビット)×256種類により算出されて、3072ビッ
トとなる。
イクロコンピュータ1119が実行する。これから復号
する符号列が蓄えられたバッファから、復号開始ビット
を最上位ビットにそろえて1ワード分の可変長符号を取
得される(ステップS4401)。前記取得された1ワ
ード分の可変長符号の最上位ビットからビット0または
ビット1の連続する数(ラン長)が求られる(ステップ
S4402)。一次復号テーブルA4201から、前記
求められたラン長がサーチされ、前記ラン長に対応する
グループベース4203が得られる(ステップS440
3)。得られたグループベース4203をアドレスとし
て、一次復号テーブルB4211から、グループベース
4212がサーチされ、評価ビットパタン長4213と
最大値4214とオフセット4215とが得られる(ス
テップS4404)。前記ラン長と定数「1」とが加算
されてシフト量が得られ、このシフト量分だけ、可変長
符号の先頭位置が右シフトされて、評価ビットパタンの
先頭位置が確定される(ステップS4405)。前記確
定された先頭位置から評価ビットパタン長分だけ右シフ
トして評価ビットパタンの最終位置が確定され、評価ビ
ットパタンが得られる(ステップS4406)。評価ビ
ットパタンと最大値4214とが比較されて、評価ビッ
トパタンが最大値4214より大きい場合は(ステップ
S4407)、グループベース4203と定数1とが加
算されて(ステップS4408)、ステップS4404
に戻り処理が繰り返される。また、評価ビットパタンと
最大値4214とが比較されて、評価ビットパタンが最
大値4214より小さいか又は等しい場合は(ステップ
S4407)、前記得られたオフセット4215と評価
ビットパタンとが加算されて、算出された2次アドレス
が算出され(ステップS4409)、算出された2次ア
ドレスを用いて二次復号テーブル4221が参照され
(ステップS4410)、復号値4223が取得される
(ステップS4411)。次に、取得された復号値42
23が復号終了の値かどうかが判断され、復号終了の値
であると判断されれば(ステップS4412)、復号化
の処理が終了する。取得された復号値4223が復号終
了の値かどうかが判断され、復号終了の値でないと判断
されれば(ステップS4412)、符号列の次の開始位
置が、(式)開始位置=ラン長+定数1+評価ビットパ
タン長により算出され、次の開始位置がセットされ(ス
テップS4413)、ステップS4401に戻って、復
号化処理が繰り返される。 3.3 まとめ 特開平6−44039で開示されている方法によると、
DC係数用の1次復号テーブルのサイズは、シフト量が
4ビット、評価ビットパタン長が4ビット、オフセット
が4ビットとであるとし、ラン長の種類が16種類であ
るとすると、(式)(4ビット+4ビット+4ビット)
×16種類により算出されて、192ビットとなり、D
C係数用の2次復号テーブルのサイズは、復号値が8ビ
ット、符号長が4ビットであるとし、アドレスの数が1
6種類であるとすると、(式)(8ビット+4ビット)
×16種類により算出されて、192ビットとなる。ま
た、AC係数用の1次復号テーブルのサイズは、シフト
量が4ビット、評価ビットパタン長が4ビット、オフセ
ットが4ビットとであるとし、ラン長の種類が16種類
であるとすると、(式)(4ビット+4ビット+4ビッ
ト)×16種類により算出されて、192ビットとな
り、AC係数用の2次復号テーブルのサイズは、符号値
が8ビット、符号長が4ビットであるとし、アドレスの
数が256種類であるとすると、(式)(8ビット+4
ビット)×256種類により算出されて、3072ビッ
トとなる。
【0116】一般的に、JPEGでは、DC係数、AC
係数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復
号テーブルのサイズは、(式)(192ビット+192
ビット)×2+(192ビット+3072ビット)×2
により算出され、7296ビットとなる。本発明による
と、DC係数用の1次復号テーブルAのサイズは、グル
ープベースが4ビットであるとし、ラン長の種類が16
種類であるとすると、(式)4ビット×16種類により
算出されて、64ビットとなり、DC係数用の1次復号
テーブルBのサイズは、評価ビットパタン長が4ビッ
ト、最大値が8ビット、オフセットが8ビットとである
とし、グループベースの種類が16種類であるとする
と、(式)(4ビット+8ビット+8ビット)×16種
類により算出されて、320ビットとなり、DC係数用
の2次復号テーブルのサイズは、符号値が8ビットであ
るとし、アドレスの数が16種類であるとすると、
(式)8ビット×16種類により算出されて、128ビ
ットとなる。
係数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復
号テーブルのサイズは、(式)(192ビット+192
ビット)×2+(192ビット+3072ビット)×2
により算出され、7296ビットとなる。本発明による
と、DC係数用の1次復号テーブルAのサイズは、グル
ープベースが4ビットであるとし、ラン長の種類が16
種類であるとすると、(式)4ビット×16種類により
算出されて、64ビットとなり、DC係数用の1次復号
テーブルBのサイズは、評価ビットパタン長が4ビッ
ト、最大値が8ビット、オフセットが8ビットとである
とし、グループベースの種類が16種類であるとする
と、(式)(4ビット+8ビット+8ビット)×16種
類により算出されて、320ビットとなり、DC係数用
の2次復号テーブルのサイズは、符号値が8ビットであ
るとし、アドレスの数が16種類であるとすると、
(式)8ビット×16種類により算出されて、128ビ
ットとなる。
【0117】また、AC係数用の1次復号テーブルAの
サイズは、グループベースが5ビットであるとし、ラン
長の種類が16種類であるとすると、(式)5ビット×
16種類により算出されて、80ビットとなり、AC係
数用の1次復号テーブルBのサイズは、評価ビットパタ
ン長が4ビット、最大値が8ビット、オフセットが8ビ
ットとであるとし、グループベースの種類が32種類で
あるとすると、(式)(4ビット+8ビット+8ビッ
ト)×32種類により算出されて、640ビットとな
り、AC係数用の2次復号テーブルのサイズは、符号値
が8ビットであるとし、アドレスの数が256種類であ
るとすると、(式)8ビット×256種類により算出さ
れて、2048ビットとなる。
サイズは、グループベースが5ビットであるとし、ラン
長の種類が16種類であるとすると、(式)5ビット×
16種類により算出されて、80ビットとなり、AC係
数用の1次復号テーブルBのサイズは、評価ビットパタ
ン長が4ビット、最大値が8ビット、オフセットが8ビ
ットとであるとし、グループベースの種類が32種類で
あるとすると、(式)(4ビット+8ビット+8ビッ
ト)×32種類により算出されて、640ビットとな
り、AC係数用の2次復号テーブルのサイズは、符号値
が8ビットであるとし、アドレスの数が256種類であ
るとすると、(式)8ビット×256種類により算出さ
れて、2048ビットとなる。
【0118】一般的に、JPEGでは、DC係数、AC
係数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復
号テーブルのサイズは、(式)(64ビット+320ビ
ット+128ビット)×2+(80ビット+640ビッ
ト+2048ビット)×2により算出され、6560ビ
ットとなる。このように、本発明によると、特開平6−
44039で開示されている従来技術と比較して、復号
テーブルのサイズを小さくすることができるという効果
がある。
係数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復
号テーブルのサイズは、(式)(64ビット+320ビ
ット+128ビット)×2+(80ビット+640ビッ
ト+2048ビット)×2により算出され、6560ビ
ットとなる。このように、本発明によると、特開平6−
44039で開示されている従来技術と比較して、復号
テーブルのサイズを小さくすることができるという効果
がある。
【0119】また、JPEGにおいては、圧縮符号列中
に、あらかじめ定義されているハフマンテーブルが含ま
れることになっている。上記二次復号テーブルの構造
は、このハフマンテーブルと同一の構造である。従っ
て、JPEGの画像データをすべてメモリ上に記憶して
いるような画像復号化装置においては、上記二次復号テ
ーブルをあらためて作成し、記憶する必要がない。
に、あらかじめ定義されているハフマンテーブルが含ま
れることになっている。上記二次復号テーブルの構造
は、このハフマンテーブルと同一の構造である。従っ
て、JPEGの画像データをすべてメモリ上に記憶して
いるような画像復号化装置においては、上記二次復号テ
ーブルをあらためて作成し、記憶する必要がない。
【0120】この場合には、DC係数用の1次復号テー
ブルA及びDC係数用の1次復号テーブルBのサイズは
384ビット、AC係数用の1次復号テーブルA及びA
C係数用の1次復号テーブルBのサイズは、720ビッ
トとなる。一般的に、JPEGでは、DC係数、AC係
数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復号
テーブルのサイズは、(式)384ビット×2+720
ビット×2により算出され、2208ビットとなる。
ブルA及びDC係数用の1次復号テーブルBのサイズは
384ビット、AC係数用の1次復号テーブルA及びA
C係数用の1次復号テーブルBのサイズは、720ビッ
トとなる。一般的に、JPEGでは、DC係数、AC係
数それぞれ2ずつの復号テーブルを使用するので、復号
テーブルのサイズは、(式)384ビット×2+720
ビット×2により算出され、2208ビットとなる。
【0121】なお、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されな
いのはもちろんである。すなわち、以下のような場合も
本発明に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号を復号の対象とした
が、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 上記の実施の形態では、可変長符号の先頭から
「1」が連続するランを有する場合について説明した
が、可変長符号の先頭から「0」が連続するランを有す
る場合についても同様に適用できる。
説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されな
いのはもちろんである。すなわち、以下のような場合も
本発明に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号を復号の対象とした
が、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 上記の実施の形態では、可変長符号の先頭から
「1」が連続するランを有する場合について説明した
が、可変長符号の先頭から「0」が連続するランを有す
る場合についても同様に適用できる。
【0122】この場合、図19に示す一次復号テーブル
は、ラン長、評価ビットパタン長、最小値及びオフセッ
トから構成される二次元のデータテーブルであるとして
もよい。ここで、ラン長、評価ビットパタン長及びオフ
セットは、一次復号テーブル4101のラン長410
2、評価ビットパタン長4103及びオフセット410
5と同じである。
は、ラン長、評価ビットパタン長、最小値及びオフセッ
トから構成される二次元のデータテーブルであるとして
もよい。ここで、ラン長、評価ビットパタン長及びオフ
セットは、一次復号テーブル4101のラン長410
2、評価ビットパタン長4103及びオフセット410
5と同じである。
【0123】また、ランは、1つの可変長符号のうちの
一部分のビット列であり、先頭から同一の符号が連続し
て続くビット列である。本実施の形態では、ランは連続
する「0」からなるビット列である。最小値は、同一の
ラン長を持ち、かつ符号長が同一である複数の可変長符
号の一部分である前記評価ビットパタンのうち、最小の
値である。
一部分のビット列であり、先頭から同一の符号が連続し
て続くビット列である。本実施の形態では、ランは連続
する「0」からなるビット列である。最小値は、同一の
ラン長を持ち、かつ符号長が同一である複数の可変長符
号の一部分である前記評価ビットパタンのうち、最小の
値である。
【0124】また、この場合、図20に示す一次復号テ
ーブルBは、グループベース、評価ビットパタン長、最
小値及びオフセットから構成される二次元のデータテー
ブルであるとしてもよい。ここで、グループベース、評
価ビットパタン長及びオフセットは、一次復号テーブル
B4211のグループベース4212、評価ビットパタ
ン長4213及びオフセット4215と同じである。ま
た、最小値は、上に説明した最小値と同じである。
ーブルBは、グループベース、評価ビットパタン長、最
小値及びオフセットから構成される二次元のデータテー
ブルであるとしてもよい。ここで、グループベース、評
価ビットパタン長及びオフセットは、一次復号テーブル
B4211のグループベース4212、評価ビットパタ
ン長4213及びオフセット4215と同じである。ま
た、最小値は、上に説明した最小値と同じである。
【0125】また、復号処理の連続的動作手順につい
て、図21のフローチャートのステップS4407以降
の手順は、次に示すようになる。なお、次に示す各ステ
ップについては、マイクロコンピュータ1119が実行
する。評価ビットパタンと最小値とが比較されて、評価
ビットパタンが最小値より小さい場合は、グループベー
ス4203と定数1とが加算されて(ステップS440
8)、ステップS4404に戻り処理が繰り返される。
て、図21のフローチャートのステップS4407以降
の手順は、次に示すようになる。なお、次に示す各ステ
ップについては、マイクロコンピュータ1119が実行
する。評価ビットパタンと最小値とが比較されて、評価
ビットパタンが最小値より小さい場合は、グループベー
ス4203と定数1とが加算されて(ステップS440
8)、ステップS4404に戻り処理が繰り返される。
【0126】また、評価ビットパタンと最小値とが比較
されて、評価ビットパタンが最小値より大きいか等しい
場合は、ステップS4409に制御が移り処理が行われ
る。 (3) 本実施形態では一つの符号から一つの復号値が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる復号値に対応
し、符号をエントロピー復号して、復号値として0ラン
長及び有効係数値が生成されるとしてもよい。このよう
に、符号に対応する復号値は、2種類以上の情報から構
成されるとしてもよい。 (4) 本実施の形態は、上記実施の形態1のデジタル
スチルカメラのエントロピー復号処理を具体的に説明し
たものであるが、もちろん、図30に示す従来の画像復
号化装置の伸張復号手順のうち、エントロピー復号化手
順を示すフローチャートのステップS1961又はステ
ップS1964においても、実施可能である。また、画
像データの復号に限らず、その他の情報の復号にも用い
ることができる。 (5)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る復号化方法をコンピュータに実行させる復号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記復号化プログラムを通信回線を介
して伝送する態様を含む。 4.実施の形態4 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図3の
フローチャートのステップS1114及びS1121で
示されるエントロピー符号化処理の詳細の一実施形態に
関して、符号化テーブルの構成、エントロピー符号化処
理の動作、並びに符号化テーブルの一実施例について、
図面を参照しながら説明する。 4.1 エントロピー符号化の原理 ここでは、本実施形態に係るエントロピー符号化の原理
について説明する。
されて、評価ビットパタンが最小値より大きいか等しい
場合は、ステップS4409に制御が移り処理が行われ
る。 (3) 本実施形態では一つの符号から一つの復号値が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる復号値に対応
し、符号をエントロピー復号して、復号値として0ラン
長及び有効係数値が生成されるとしてもよい。このよう
に、符号に対応する復号値は、2種類以上の情報から構
成されるとしてもよい。 (4) 本実施の形態は、上記実施の形態1のデジタル
スチルカメラのエントロピー復号処理を具体的に説明し
たものであるが、もちろん、図30に示す従来の画像復
号化装置の伸張復号手順のうち、エントロピー復号化手
順を示すフローチャートのステップS1961又はステ
ップS1964においても、実施可能である。また、画
像データの復号に限らず、その他の情報の復号にも用い
ることができる。 (5)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る復号化方法をコンピュータに実行させる復号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記復号化プログラムを通信回線を介
して伝送する態様を含む。 4.実施の形態4 ここでは、図1に示すデジタルスチルカメラの、図3の
フローチャートのステップS1114及びS1121で
示されるエントロピー符号化処理の詳細の一実施形態に
関して、符号化テーブルの構成、エントロピー符号化処
理の動作、並びに符号化テーブルの一実施例について、
図面を参照しながら説明する。 4.1 エントロピー符号化の原理 ここでは、本実施形態に係るエントロピー符号化の原理
について説明する。
【0127】図22は、本発明に係る符号化テーブルと
エントロピー符号化の原理を示している。 (1)符号化テーブルの構成 図22に示すように、符号化テーブル4501は、ラン
長4503、ビットパタン長4504、ビットパタン4
505の組が複数個格納されている二次元のデータテー
ブルである。
エントロピー符号化の原理を示している。 (1)符号化テーブルの構成 図22に示すように、符号化テーブル4501は、ラン
長4503、ビットパタン長4504、ビットパタン4
505の組が複数個格納されている二次元のデータテー
ブルである。
【0128】符号値4502は、これからエントロピー
符号化する値であり、符号化テーブル4501上の前記
各組が格納されている領域を指し示すアドレスである。
ラン長4503は、符号値4502を符号化して得られ
る可変長符号の先頭から0又は1の同一の符号が連続す
るランのビット長である。ビットパタン長4504は、
符号値4502をエントロピー符号化して得られる可変
長符号のラン及び1ビットの異記号ビットに続く、ビッ
ト列の長さを示す。
符号化する値であり、符号化テーブル4501上の前記
各組が格納されている領域を指し示すアドレスである。
ラン長4503は、符号値4502を符号化して得られ
る可変長符号の先頭から0又は1の同一の符号が連続す
るランのビット長である。ビットパタン長4504は、
符号値4502をエントロピー符号化して得られる可変
長符号のラン及び1ビットの異記号ビットに続く、ビッ
ト列の長さを示す。
【0129】ビットパタン4505は、符号値4502
をエントロピー符号化して得られる可変長符号のラン及
び1ビットの異記号ビットに続く、ビット列を示す。図
22に示す可変長符号表4520は、符号化テーブル4
501の各行に対応して、エントロピー符号化された可
変長符号を例として示している。 (2)エントロピー符号化の処理の概要 次に、図22を参照しながら、これからエントロピー符
号化する符号値4531と符号化テーブル4501と可
変長符号化されて生成される可変長符号4512との関
係並びに可変長符号4512の生成の仕方について説明
する。なお、ここでは、符号値4531「04」をエン
トロピー符号化し、可変長符号4512「0000 1
01」を生成するものとする。
をエントロピー符号化して得られる可変長符号のラン及
び1ビットの異記号ビットに続く、ビット列を示す。図
22に示す可変長符号表4520は、符号化テーブル4
501の各行に対応して、エントロピー符号化された可
変長符号を例として示している。 (2)エントロピー符号化の処理の概要 次に、図22を参照しながら、これからエントロピー符
号化する符号値4531と符号化テーブル4501と可
変長符号化されて生成される可変長符号4512との関
係並びに可変長符号4512の生成の仕方について説明
する。なお、ここでは、符号値4531「04」をエン
トロピー符号化し、可変長符号4512「0000 1
01」を生成するものとする。
【0130】符号化テーブル4501から、符号値45
31「04」がサーチされ、ラン長4503「4」、ビ
ットパタン長4504「2」、ビットパタン4505
「01」が得られる。ラン長4503が「4」であるの
で、4個の「0」が連続するビット列「0000」が生
成される。
31「04」がサーチされ、ラン長4503「4」、ビ
ットパタン長4504「2」、ビットパタン4505
「01」が得られる。ラン長4503が「4」であるの
で、4個の「0」が連続するビット列「0000」が生
成される。
【0131】次に、異記号ビット「1」が生成される。
次に、生成されたビット列「0000」と、生成された
異記号ビット「1」と、得られたビットパタン4505
「01」とが結合されて、可変長符号4512「000
0101」が生成される。 4.2 エントロピー符号化処理の連続的動作手順 次に図22に示すエントロピー符号化処理の連続的動作
手順について、図23のフローチャートを参照しながら
説明する。
次に、生成されたビット列「0000」と、生成された
異記号ビット「1」と、得られたビットパタン4505
「01」とが結合されて、可変長符号4512「000
0101」が生成される。 4.2 エントロピー符号化処理の連続的動作手順 次に図22に示すエントロピー符号化処理の連続的動作
手順について、図23のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0132】なお、次に示す各ステップについては、マ
イクロコンピュータ1119が実行する。これからエン
トロピー符号化する符号値が蓄えられたバッファから、
エントロピー符号化する符号値が取得される(ステップ
S4601)。符号化テーブルが参照され、符号化テー
ブルから、前記取得された符号化する符号値がサーチさ
れ(ステップS4602)、ラン長、ビットパタン長、
ビットパタンが得られる(ステップS4603)。前記
得られたラン長分の0又は1が連続するビット列が生成
される(ステップS4604)。前記生成された0又は
1が連続するビット列と、異符号ビット「1」又は
「0」と、前記得られたビットパタンとを結合して、可
変長符号が生成される(ステップS4605)。 4.3 まとめ 図24に、従来の符号化テーブルの一例を示す。図24
に示す符号化テーブル4540は、これからエントロピ
ー符号化する符号値4541と、エントロピー符号化し
て得られる可変長符号のビット長を示すビットパタン長
4542と、エントロピー符号化して得られる可変長符
号のビットパタンを示すビットパタン4543とから構
成される。従来は、これからエントロピー符号化する符
号値が、符号化テーブル4540からサーチされ、ビッ
トパタン長4542とビットパタン4543とが得ら
れ、これからエントロピー符号化する符号値に対応する
可変長符号が生成される。
イクロコンピュータ1119が実行する。これからエン
トロピー符号化する符号値が蓄えられたバッファから、
エントロピー符号化する符号値が取得される(ステップ
S4601)。符号化テーブルが参照され、符号化テー
ブルから、前記取得された符号化する符号値がサーチさ
れ(ステップS4602)、ラン長、ビットパタン長、
ビットパタンが得られる(ステップS4603)。前記
得られたラン長分の0又は1が連続するビット列が生成
される(ステップS4604)。前記生成された0又は
1が連続するビット列と、異符号ビット「1」又は
「0」と、前記得られたビットパタンとを結合して、可
変長符号が生成される(ステップS4605)。 4.3 まとめ 図24に、従来の符号化テーブルの一例を示す。図24
に示す符号化テーブル4540は、これからエントロピ
ー符号化する符号値4541と、エントロピー符号化し
て得られる可変長符号のビット長を示すビットパタン長
4542と、エントロピー符号化して得られる可変長符
号のビットパタンを示すビットパタン4543とから構
成される。従来は、これからエントロピー符号化する符
号値が、符号化テーブル4540からサーチされ、ビッ
トパタン長4542とビットパタン4543とが得ら
れ、これからエントロピー符号化する符号値に対応する
可変長符号が生成される。
【0133】この従来の方法によると、DC係数用の符
号化テーブルのサイズは、ビットパタン長が5ビット、
ビットパタンが16ビットであるとし、行数が16行で
あるとすると、(式)(5ビット+16ビット)×16
行により算出されて、336ビットとなり、AC係数用
の符号化テーブルのサイズは、ビット長が5ビット、ビ
ットパタンが16ビットであるとし、行数が256行で
あるとすると、(式)(5ビット+16ビット)×25
6行により算出されて、5376ビットとなる。
号化テーブルのサイズは、ビットパタン長が5ビット、
ビットパタンが16ビットであるとし、行数が16行で
あるとすると、(式)(5ビット+16ビット)×16
行により算出されて、336ビットとなり、AC係数用
の符号化テーブルのサイズは、ビット長が5ビット、ビ
ットパタンが16ビットであるとし、行数が256行で
あるとすると、(式)(5ビット+16ビット)×25
6行により算出されて、5376ビットとなる。
【0134】一般的に、JPEGでは、DC係数、AC
係数それぞれ2ずつの符号化テーブルを使用するので、
符号化テーブルのサイズは、(式)336ビット×2+
5376ビット×2により算出され、11424ビット
となる。図25に、本発明の符号化テーブルの一例を示
す。本発明の方法によると、DC係数用の符号化テーブ
ルのサイズは、ラン長が4ビット、ビットパタン長が4
ビット、ビットパタンが8ビットであるとし、行数が1
6行であるとすると、(式)(4ビット+4ビット+8
ビット)×16行により算出されて、256ビットとな
り、AC係数用の符号化テーブルのサイズは、ラン長が
4ビット、ビットパタン長が4ビット、ビットパタンが
8ビットであるとし、行数が256行であるとすると、
(式)(4ビット+4ビット+8ビット)×256行に
より算出されて、4096ビットとなる。
係数それぞれ2ずつの符号化テーブルを使用するので、
符号化テーブルのサイズは、(式)336ビット×2+
5376ビット×2により算出され、11424ビット
となる。図25に、本発明の符号化テーブルの一例を示
す。本発明の方法によると、DC係数用の符号化テーブ
ルのサイズは、ラン長が4ビット、ビットパタン長が4
ビット、ビットパタンが8ビットであるとし、行数が1
6行であるとすると、(式)(4ビット+4ビット+8
ビット)×16行により算出されて、256ビットとな
り、AC係数用の符号化テーブルのサイズは、ラン長が
4ビット、ビットパタン長が4ビット、ビットパタンが
8ビットであるとし、行数が256行であるとすると、
(式)(4ビット+4ビット+8ビット)×256行に
より算出されて、4096ビットとなる。
【0135】一般的に、JPEGでは、DC係数、AC
係数それぞれ2ずつの符号化テーブルを使用するので、
符号化テーブルのサイズは、(式)256ビット×2+
4096ビット×2により算出され、8704ビットと
なる。このように、本発明によると、従来技術と比較し
て、符号化テーブルのサイズを小さくすることができる
という効果がある。
係数それぞれ2ずつの符号化テーブルを使用するので、
符号化テーブルのサイズは、(式)256ビット×2+
4096ビット×2により算出され、8704ビットと
なる。このように、本発明によると、従来技術と比較し
て、符号化テーブルのサイズを小さくすることができる
という効果がある。
【0136】なお、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されな
いのはもちろんである。すなわち、以下のような場合も
本発明に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号をエントロピー符号
化の対象としたが、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 本実施形態では一つの符号値から一つの符号が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる符号値に対応
し、符号値をエントロピー符号化して、0ラン長及び有
効係数値からなる符号値が符号に変換されるとしてもよ
い。このように、符号に対応する符号値は、2種類以上
の情報から構成されるとしてもよい。 (3) 本実施の形態は、上記実施の形態1のデジタル
スチルカメラのエントロピー符号化処理を具体的に説明
したものであるが、もちろん、図28に示す従来の画像
符号化装置の圧縮符号化手順のうち、エントロピー符号
化手順を示すフローチャートのステップS1922又は
ステップS1927においても、実施可能である。ま
た、画像データの符号化に限らず、その他の情報の符号
化にも用いることができる。 (4)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る符号化方法をコンピュータに実行させる符号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記符号化プログラムを通信回線を介
して伝送するとしてもよい。
説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されな
いのはもちろんである。すなわち、以下のような場合も
本発明に含まれる。 (1) 本実施形態では可変長符号をエントロピー符号
化の対象としたが、固定長符号を対象としてもよい。 (2) 本実施形態では一つの符号値から一つの符号が
得られるとしたが、上記実施の形態1で示したように、
符号は、0ラン長及び有効係数値からなる符号値に対応
し、符号値をエントロピー符号化して、0ラン長及び有
効係数値からなる符号値が符号に変換されるとしてもよ
い。このように、符号に対応する符号値は、2種類以上
の情報から構成されるとしてもよい。 (3) 本実施の形態は、上記実施の形態1のデジタル
スチルカメラのエントロピー符号化処理を具体的に説明
したものであるが、もちろん、図28に示す従来の画像
符号化装置の圧縮符号化手順のうち、エントロピー符号
化手順を示すフローチャートのステップS1922又は
ステップS1927においても、実施可能である。ま
た、画像データの符号化に限らず、その他の情報の符号
化にも用いることができる。 (4)別の実施の形態の一つは、上記手順により示され
る符号化方法をコンピュータに実行させる符号化プログ
ラムを含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体として
もよい。さらに、前記符号化プログラムを通信回線を介
して伝送するとしてもよい。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、画像情
報を符号化する画像符号化装置であって、画像情報を分
割して得られる1つのブロックに対応する複数の直交変
換係数を記憶している記憶手段と、前記記憶手段より、
符号化制御手段により特定される1つの直交変換係数を
読み出す読出手段と、読み出した前記直交変換係数を量
子化し、1つの第1係数を生成する量子化手段と、前記
生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化処理
を行うエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み
出した1つの直交変換係数について、量子化手段、エン
トロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手
段により読み出される次の新たな直交変換係数を特定す
る符号化制御手段とを備える。
報を符号化する画像符号化装置であって、画像情報を分
割して得られる1つのブロックに対応する複数の直交変
換係数を記憶している記憶手段と、前記記憶手段より、
符号化制御手段により特定される1つの直交変換係数を
読み出す読出手段と、読み出した前記直交変換係数を量
子化し、1つの第1係数を生成する量子化手段と、前記
生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化処理
を行うエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み
出した1つの直交変換係数について、量子化手段、エン
トロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手
段により読み出される次の新たな直交変換係数を特定す
る符号化制御手段とを備える。
【0138】この構成によれば、エントロピー符号化の
手順の中で量子化も行うようにしたため、従来の画像符
号化装置の量子化DCT係数のストアとループ制御及び
量子化DCT係数のロードを省くことができるので、画
像符号化時の処理時間を短くすることができるという効
果がある。ここで、前記エントロピー符号化手段は、前
記量子化手段により生成された第1係数が0か否かを判
定する判定手段と、カウンタを有し、第1係数が0であ
ると判定された場合に、カウント値を1だけインクリメ
ントし、第1計数値として保持する計数手段と、第1係
数が0でないと判定された場合に、第1計数値と第1係
数との組みをエントロピー符号化することにより、エン
トロピー符号を生成し、前記カウンタをリセットする副
符号化手段と、を含むように構成してもよい。
手順の中で量子化も行うようにしたため、従来の画像符
号化装置の量子化DCT係数のストアとループ制御及び
量子化DCT係数のロードを省くことができるので、画
像符号化時の処理時間を短くすることができるという効
果がある。ここで、前記エントロピー符号化手段は、前
記量子化手段により生成された第1係数が0か否かを判
定する判定手段と、カウンタを有し、第1係数が0であ
ると判定された場合に、カウント値を1だけインクリメ
ントし、第1計数値として保持する計数手段と、第1係
数が0でないと判定された場合に、第1計数値と第1係
数との組みをエントロピー符号化することにより、エン
トロピー符号を生成し、前記カウンタをリセットする副
符号化手段と、を含むように構成してもよい。
【0139】この構成によれば、上記に説明した画像符
号化時の処理時間を短くすることができるという効果に
加えて、ラン長と有効係数値とを合わせて、エントロピ
ー符号化するので、JPEGなどの規定に準じた符号化
ができるという効果がある。ここで、前記エントロピー
符号は、0又は1の記号からなるビット列であり、前記
副符号化手段は、ラン長と、ビットパタン長と、ビット
パタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン長
は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ランは、
エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記号か
らなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号中の
ランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であり、
前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前記記
号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段と、
前記符号化テーブルを検索し、前記第1計数値と前記第
1係数との組みによって特定されるアドレスにより示さ
れる、1組のラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとを得る第1検索手段と、前記得られたラン長分の記
号から構成されるランを生成するラン生成手段と、前記
生成されたランと、前記ランを構成する記号とは異なる
記号と、前記得られたビットパタンとを結合することに
より、エントロピー符号を生成する符号生成手段とを含
むように構成してもよい。
号化時の処理時間を短くすることができるという効果に
加えて、ラン長と有効係数値とを合わせて、エントロピ
ー符号化するので、JPEGなどの規定に準じた符号化
ができるという効果がある。ここで、前記エントロピー
符号は、0又は1の記号からなるビット列であり、前記
副符号化手段は、ラン長と、ビットパタン長と、ビット
パタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン長
は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ランは、
エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記号か
らなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号中の
ランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であり、
前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前記記
号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段と、
前記符号化テーブルを検索し、前記第1計数値と前記第
1係数との組みによって特定されるアドレスにより示さ
れる、1組のラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとを得る第1検索手段と、前記得られたラン長分の記
号から構成されるランを生成するラン生成手段と、前記
生成されたランと、前記ランを構成する記号とは異なる
記号と、前記得られたビットパタンとを結合することに
より、エントロピー符号を生成する符号生成手段とを含
むように構成してもよい。
【0140】この構成によれば、エントロピー符号化時
の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、画像情報を直交変換し、量子化
し、エントロピー符号化して生成され、入力される符号
列から画像を復号する画像復号化装置であって、符号列
から1つの符号を読み出し、読み出された前記符号をエ
ントロピー復号して、前記符号に対応する復号値を生成
するエントロピー復号手段と、エントロピー復号手段に
より生成された復号値を基にして、直交変換係数を生成
する係数生成手段と、生成された直交変換係数を記憶す
る記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された
復号値について、係数生成手段、記憶手段による処理が
終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出し、
エントロピー復号するよう制御する復号化制御手段とを
備える。
の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、画像情報を直交変換し、量子化
し、エントロピー符号化して生成され、入力される符号
列から画像を復号する画像復号化装置であって、符号列
から1つの符号を読み出し、読み出された前記符号をエ
ントロピー復号して、前記符号に対応する復号値を生成
するエントロピー復号手段と、エントロピー復号手段に
より生成された復号値を基にして、直交変換係数を生成
する係数生成手段と、生成された直交変換係数を記憶す
る記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された
復号値について、係数生成手段、記憶手段による処理が
終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出し、
エントロピー復号するよう制御する復号化制御手段とを
備える。
【0141】この構成によれば、ハフマン符号毎に、エ
ントロピー復号化と逆量子化とを続けて行うようにした
ため、従来の画像復号化装置の量子化DCT係数のスト
ア、量子化DCT係数のロード、ループ制御を省くこと
ができるので、画像復号時の処理時間を短くすることが
できるという効果がある。ここで、前記復号値は、ラン
長と有効係数値とからなり、前記係数生成手段は、前記
生成されたラン長が示す個数の0を0ランとして生成す
る0ラン生成手段と、前記生成された0ランを基にして
0の直交変換係数を生成し、前記生成された有効係数値
を逆量子化して非0の直交変換係数を生成する副係数生
成手段とを含むように構成してもよい。
ントロピー復号化と逆量子化とを続けて行うようにした
ため、従来の画像復号化装置の量子化DCT係数のスト
ア、量子化DCT係数のロード、ループ制御を省くこと
ができるので、画像復号時の処理時間を短くすることが
できるという効果がある。ここで、前記復号値は、ラン
長と有効係数値とからなり、前記係数生成手段は、前記
生成されたラン長が示す個数の0を0ランとして生成す
る0ラン生成手段と、前記生成された0ランを基にして
0の直交変換係数を生成し、前記生成された有効係数値
を逆量子化して非0の直交変換係数を生成する副係数生
成手段とを含むように構成してもよい。
【0142】この構成によれば、上記に説明した画像復
号化時の処理時間を短くすることができるという効果に
加えて、ランと有効係数値とにエントロピー復号するの
で、JPEGなどの規定に準じた復号ができるという効
果がある。ここで、前記符号はビット列であり、前記エ
ントロピー復号手段は、復号値と符号長との組が複数個
格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれる記
号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビットパ
タン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されている
1次復号テーブルを有するテーブル手段と、符号列中の
所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検出手段
と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン
長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得られ
たラン長と定数1との加算値を算出する加算手段と、前
記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2
ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前
記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列
を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値と
符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット位置か
ら、前記第2検索手段により得られた前記符号長分離れ
た、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビット位置
を特定する符号位置特定手段とを含むように構成しても
よい。
号化時の処理時間を短くすることができるという効果に
加えて、ランと有効係数値とにエントロピー復号するの
で、JPEGなどの規定に準じた復号ができるという効
果がある。ここで、前記符号はビット列であり、前記エ
ントロピー復号手段は、復号値と符号長との組が複数個
格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれる記
号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビットパ
タン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されている
1次復号テーブルを有するテーブル手段と、符号列中の
所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検出手段
と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン
長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得られ
たラン長と定数1との加算値を算出する加算手段と、前
記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2
ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前
記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列
を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレスと前
記取り出されたビット列とを加算して得られる値をアド
レスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値と
符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット位置か
ら、前記第2検索手段により得られた前記符号長分離れ
た、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビット位置
を特定する符号位置特定手段とを含むように構成しても
よい。
【0143】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記符号は、ビット列であり、前記エン
トロピー復号手段は、以下を含む、複数の復号値が格納
されている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長
と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納
されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ
符号長が同一である符号に対応する前記評価ビットパタ
ンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アド
レスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレス
に関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加
算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により
得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索するた
めの第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、
前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位
置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を
得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた評
価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す取
出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブル
を検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断
する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算す
るアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前記
2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記
第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを含む
ように構成してもよい。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記符号は、ビット列であり、前記エン
トロピー復号手段は、以下を含む、複数の復号値が格納
されている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長
と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納
されており、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ
符号長が同一である符号に対応する前記評価ビットパタ
ンのうち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アド
レスは、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレス
に関係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段
と、符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得る
ラン長検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加
算値を算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により
得られたラン長から前記1次復号テーブルを検索するた
めの第1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、
前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位
置から前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を
得、前記得られた第2ビット位置から、前記得られた評
価ビットパタン長に等しい長さのビット列を取り出す取
出手段と、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記1次復号テーブル
を検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断
する比較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得る第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算す
るアドレス更新手段と、前記比較判断手段により、前記
2次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記
第2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索
し、対応する前記復号値を得るように制御し、前記比較
判断手段により、前記1次復号テーブルを検索すると判
断された場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値
が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索
手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰
り返し実行させるように制御する検索制御手段とを含む
ように構成してもよい。
【0144】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビッ
トパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定手
段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン長に
対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合アド
レスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手段
は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次復
号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値
と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前記
得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較し、
比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前記検
索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次復号
テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検索
手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得るように制御し、前記比較判断手段により、前記2
次復号サブテーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、前記ア
ドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手段、前
記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビッ
トパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定手
段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン長に
対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合アド
レスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手段
は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次復
号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値
と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前記
得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較し、
比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前記検
索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次復号
テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検索
手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得るように制御し、前記比較判断手段により、前記2
次復号サブテーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、前記ア
ドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手段、前
記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
【0145】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、0又は1の記号からなるビット
列であるエントロピー符号に、情報を変換する符号化装
置であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、
ランに含まれる前記記号の数であり、前記ランは、エン
トロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記号からな
るビット列であり、前記ビットパタンは、符号中のラン
を終わらせる異記号に続く残りのビット列であり、前記
ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の
数である符号化テーブルを有するテーブル手段と、前記
符号化テーブルを検索し、前記情報によって特定される
アドレスにより示される、1組のラン長と、ビットパタ
ン長と、ビットパタンとを得る第1検索手段と、前記得
られたラン長分の記号から構成されるランを生成するラ
ン生成手段と、前記生成されたランと、前記ランを構成
する記号とは異なる記号と、前記得られたビットパタン
とを結合することにより、エントロピー符号を生成する
符号生成手段とを備える。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、0又は1の記号からなるビット
列であるエントロピー符号に、情報を変換する符号化装
置であって、ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラン長は、
ランに含まれる前記記号の数であり、前記ランは、エン
トロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記号からな
るビット列であり、前記ビットパタンは、符号中のラン
を終わらせる異記号に続く残りのビット列であり、前記
ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前記記号の
数である符号化テーブルを有するテーブル手段と、前記
符号化テーブルを検索し、前記情報によって特定される
アドレスにより示される、1組のラン長と、ビットパタ
ン長と、ビットパタンとを得る第1検索手段と、前記得
られたラン長分の記号から構成されるランを生成するラ
ン生成手段と、前記生成されたランと、前記ランを構成
する記号とは異なる記号と、前記得られたビットパタン
とを結合することにより、エントロピー符号を生成する
符号生成手段とを備える。
【0146】この構成によれば、エントロピー符号化時
の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、符号列からビット列からなる符
号を読み出し、読み出された符号に対応する復号値に変
換する復号化装置であって、復号値と符号長との組が複
数個格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれ
る記号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビッ
トパタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されて
いる1次復号テーブルとを有するテーブル手段と、符号
列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検
出手段と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパ
タン長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得
られたラン長と定数1との加算値を算出する加算手段
と、前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れ
た第2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置か
ら、前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビ
ット列を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレ
スと前記取り出されたビット列とを加算して得られる値
をアドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値と符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット
位置から、前記第2検索手段により得られた前記符号長
分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビッ
ト位置を特定する符号位置特定手段とを備える。
の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、符号列からビット列からなる符
号を読み出し、読み出された符号に対応する復号値に変
換する復号化装置であって、復号値と符号長との組が複
数個格納されており、前記符号長は、前記符号に含まれ
る記号の数を示している2次復号テーブルと、評価ビッ
トパタン長と、集合アドレスとの組が複数個格納されて
いる1次復号テーブルとを有するテーブル手段と、符号
列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長検
出手段と、前記ラン長検出手段により得られたラン長を
用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパ
タン長と集合アドレスとを得る第1検索手段と、前記得
られたラン長と定数1との加算値を算出する加算手段
と、前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れ
た第2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置か
ら、前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビ
ット列を取り出す取出手段と、前記得られた集合アドレ
スと前記取り出されたビット列とを加算して得られる値
をアドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復
号値と符号長とを得る第2検索手段と、前記第1ビット
位置から、前記第2検索手段により得られた前記符号長
分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭ビッ
ト位置を特定する符号位置特定手段とを備える。
【0147】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、符号列からビット列からなる符
号を読み出し、読み出された符号に対応する復号値に変
換する復号化装置であって、複数の復号値が格納されて
いる2次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界
値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納されてお
り、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が
同一である符号に対応する前記評価ビットパタンのう
ち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アドレス
は、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレスに関
係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段と、符
号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長
検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加算値を
算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により得られ
たラン長から前記1次復号テーブルを検索するための第
1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、前記決
定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テーブル
を検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集合アド
レスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位置から
前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記
得られた第2ビット位置から、前記得られた評価ビット
パタン長に等しい長さのビット列を取り出す取出手段
と、前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを
比較し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比
較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと前記取
り出されたビット列とを加算して得られる値をアドレス
として、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を得る
第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算するアド
レス更新手段と、前記比較判断手段により、前記2次復
号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検
索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、対応
する前記復号値を得るように制御し、前記比較判断手段
により、前記1次復号テーブルを検索すると判断された
場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値が得られ
るまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前
記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実
行させるように制御する検索制御手段とを備える。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、符号列からビット列からなる符
号を読み出し、読み出された符号に対応する復号値に変
換する復号化装置であって、複数の復号値が格納されて
いる2次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界
値と、第1集合アドレスとの組が、複数個格納されてお
り、前記限界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が
同一である符号に対応する前記評価ビットパタンのう
ち、最大値又は最小値を示し、前記第1集合アドレス
は、前記2次復号テーブルの復号値を示すアドレスに関
係する1次復号テーブルとを有するテーブル手段と、符
号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン長
検出手段と、前記得られたラン長と定数1との加算値を
算出する加算手段と、前記ラン長検出手段により得られ
たラン長から前記1次復号テーブルを検索するための第
1アドレスを決定する第1アドレス決定手段と、前記決
定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テーブル
を検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集合アド
レスとを得る第1検索手段と、前記第1ビット位置から
前記得られた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記
得られた第2ビット位置から、前記得られた評価ビット
パタン長に等しい長さのビット列を取り出す取出手段
と、前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを
比較し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索
するか前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比
較判断手段と、前記得られた第1集合アドレスと前記取
り出されたビット列とを加算して得られる値をアドレス
として、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を得る
第2検索手段と、前記第1アドレスに1を加算するアド
レス更新手段と、前記比較判断手段により、前記2次復
号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検
索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、対応
する前記復号値を得るように制御し、前記比較判断手段
により、前記1次復号テーブルを検索すると判断された
場合に、前記第2復号テーブルから前記復号値が得られ
るまで、前記アドレス更新手段、前記第1検索手段、前
記加算手段、前記取出手段、比較判断手段を繰り返し実
行させるように制御する検索制御手段とを備える。
【0148】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビッ
トパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定手
段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン長に
対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合アド
レスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手段
は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次復
号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値
と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前記
得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較し、
比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前記検
索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次復号
テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検索
手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得るように制御し、前記比較判断手段により、前記2
次復号サブテーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、前記ア
ドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手段、前
記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビッ
トパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定手
段は、前記ラン長検出手段により得られたラン長を用い
て、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記ラン長に
対応する第2集合アドレスを得、得られた第2集合アド
レスを第1アドレスとして決定し、前記第1検索手段
は、前記決定された第1アドレスを用いて、前記2次復
号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値
と第1集合アドレスとを得、前記比較判断手段は、前記
得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較し、
比較結果により、前記2次復号サブテーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断し、前記検
索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2次復号
テーブルを検索すると判断された場合に、前記第2検索
手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
を得るように制御し、前記比較判断手段により、前記2
次復号サブテーブルを検索すると判断された場合に、前
記第2復号テーブルから復号値が得られるまで、前記ア
ドレス更新手段、前記第1検索手段、前記加算手段、前
記取出手段、比較判断手段を繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
【0149】この構成によれば、エントロピー復号化時
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、画像情報を分割して得られる1
つのブロックに対応する複数の直交変換係数を記憶して
いる記憶手段を備える画像符号化装置で用いられ、画像
情報を符号化する画像符号化方法であって、前記記憶手
段より、符号化制御ステップにより特定される1つの直
交変換係数を読み出す読出ステップと、読み出した前記
直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成する量
子化ステップと、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行うエントロピー符号化ステッ
プと、前記読出ステップが読み出した1つの直交変換係
数について、量子化ステップ、エントロピー符号化ステ
ップによる処理が終わると、前記読出ステップにより読
み出される次の新たな直交変換係数を特定する符号化制
御ステップとを含む。
の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果が
ある。また、本発明は、画像情報を分割して得られる1
つのブロックに対応する複数の直交変換係数を記憶して
いる記憶手段を備える画像符号化装置で用いられ、画像
情報を符号化する画像符号化方法であって、前記記憶手
段より、符号化制御ステップにより特定される1つの直
交変換係数を読み出す読出ステップと、読み出した前記
直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成する量
子化ステップと、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行うエントロピー符号化ステッ
プと、前記読出ステップが読み出した1つの直交変換係
数について、量子化ステップ、エントロピー符号化ステ
ップによる処理が終わると、前記読出ステップにより読
み出される次の新たな直交変換係数を特定する符号化制
御ステップとを含む。
【0150】この方法を用いると、エントロピー符号化
の手順の中で量子化も行うようにしたため、従来の画像
符号化方法の量子化DCT係数のストアとループ制御及
び量子化DCT係数のロードを省くことができるので、
画像符号化時の処理時間を短くすることができるという
効果がある。ここで、前記エントロピー符号化ステップ
は、前記量子化ステップにより生成された第1係数が0
か否かを判定する判定ステップと、カウンタを有し、第
1係数が0であると判定された場合に、カウント値を1
だけインクリメントし、第1計数値として保持する計数
ステップと、第1係数が0でないと判定された場合に、
第1計数値と第1係数との組みをエントロピー符号化す
ることにより、エントロピー符号を生成し、前記カウン
タをリセットする副符号化ステップとを含むように構成
してもよい。
の手順の中で量子化も行うようにしたため、従来の画像
符号化方法の量子化DCT係数のストアとループ制御及
び量子化DCT係数のロードを省くことができるので、
画像符号化時の処理時間を短くすることができるという
効果がある。ここで、前記エントロピー符号化ステップ
は、前記量子化ステップにより生成された第1係数が0
か否かを判定する判定ステップと、カウンタを有し、第
1係数が0であると判定された場合に、カウント値を1
だけインクリメントし、第1計数値として保持する計数
ステップと、第1係数が0でないと判定された場合に、
第1計数値と第1係数との組みをエントロピー符号化す
ることにより、エントロピー符号を生成し、前記カウン
タをリセットする副符号化ステップとを含むように構成
してもよい。
【0151】この方法を用いると、上記に説明した画像
符号化時の処理時間を短くすることができるという効果
に加えて、ラン長と有効係数値とを合わせて、エントロ
ピー符号化するので、JPEGなどの規定に準じた符号
化ができるという効果がある。ここで、前記エントロピ
ー符号は、0又は1の記号からなるビット列であり、前
記画像符号化装置は、ラン長と、ビットパタン長と、ビ
ットパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラ
ン長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段
を含み、前記副符号化ステップは、前記符号化テーブル
を検索し、前記第1計数値と前記第1係数との組みによ
って特定されるアドレスにより示される、1組のラン長
と、ビットパタン長と、ビットパタンとを得る第1検索
ステップと、前記得られたラン長分の記号から構成され
るランを生成するラン生成ステップと、前記生成された
ランと、前記ランを構成する記号とは異なる記号と、前
記得られたビットパタンとを結合することにより、エン
トロピー符号を生成する符号生成ステップとを含むよう
に構成してもよい。
符号化時の処理時間を短くすることができるという効果
に加えて、ラン長と有効係数値とを合わせて、エントロ
ピー符号化するので、JPEGなどの規定に準じた符号
化ができるという効果がある。ここで、前記エントロピ
ー符号は、0又は1の記号からなるビット列であり、前
記画像符号化装置は、ラン長と、ビットパタン長と、ビ
ットパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記ラ
ン長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラン
は、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の記
号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符号
中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列であ
り、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる前
記記号の数である符号化テーブルを有するテーブル手段
を含み、前記副符号化ステップは、前記符号化テーブル
を検索し、前記第1計数値と前記第1係数との組みによ
って特定されるアドレスにより示される、1組のラン長
と、ビットパタン長と、ビットパタンとを得る第1検索
ステップと、前記得られたラン長分の記号から構成され
るランを生成するラン生成ステップと、前記生成された
ランと、前記ランを構成する記号とは異なる記号と、前
記得られたビットパタンとを結合することにより、エン
トロピー符号を生成する符号生成ステップとを含むよう
に構成してもよい。
【0152】この方法を用いると、エントロピー符号化
時の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。また、本発明は、画像情報を直交変換し、量子
化し、エントロピー符号化して生成され、入力される符
号列から画像を復号する画像復号化装置で用いられる画
像復号化方法は、符号列から1つの符号を読み出し、読
み出された前記符号をエントロピー復号して、前記符号
に対応する復号値を生成するエントロピー復号ステップ
と、エントロピー復号ステップにより生成された復号値
を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ステップ
と、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステップ
と、エントロピー復号ステップにより生成された復号値
について、係数生成ステップ、記憶ステップによる処理
が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御ス
テップとを含むように構成してもよい。
時の符号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。また、本発明は、画像情報を直交変換し、量子
化し、エントロピー符号化して生成され、入力される符
号列から画像を復号する画像復号化装置で用いられる画
像復号化方法は、符号列から1つの符号を読み出し、読
み出された前記符号をエントロピー復号して、前記符号
に対応する復号値を生成するエントロピー復号ステップ
と、エントロピー復号ステップにより生成された復号値
を基にして、直交変換係数を生成する係数生成ステップ
と、生成された直交変換係数を記憶する記憶ステップ
と、エントロピー復号ステップにより生成された復号値
について、係数生成ステップ、記憶ステップによる処理
が終わると、エントロピー復号ステップが次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御ス
テップとを含むように構成してもよい。
【0153】この構成によれば、この方法を用いると、
ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆量子化とを
続けて行うようにしたため、従来の画像復号化方法の量
子化DCT係数のストア、量子化DCT係数のロード、
ループ制御を省くことができるので、画像復号時の処理
時間を短くすることができるという効果がある。ここ
で、前記復号値は、ラン長と有効係数値とからなり、前
記係数生成ステップは、前記生成されたラン長が示す個
数の0を0ランとして生成する0ラン生成ステップと、
前記生成された0ランを基にして0の直交変換係数を生
成し、前記生成された有効係数値を逆量子化して非0の
直交変換係数を生成する副係数生成ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆量子化とを
続けて行うようにしたため、従来の画像復号化方法の量
子化DCT係数のストア、量子化DCT係数のロード、
ループ制御を省くことができるので、画像復号時の処理
時間を短くすることができるという効果がある。ここ
で、前記復号値は、ラン長と有効係数値とからなり、前
記係数生成ステップは、前記生成されたラン長が示す個
数の0を0ランとして生成する0ラン生成ステップと、
前記生成された0ランを基にして0の直交変換係数を生
成し、前記生成された有効係数値を逆量子化して非0の
直交変換係数を生成する副係数生成ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
【0154】この方法を用いると、上記に説明した画像
復号化時の処理時間を短くすることができるという効果
に加えて、ランと有効係数値とにエントロピー復号する
ので、JPEGなどの規定に準じた復号ができるという
効果がある。ここで、前記画像復号化装置は、復号値と
符号長との組が複数個格納されており、前記符号長は、
前記符号に含まれる記号の数を示している2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が
複数個格納されている1次復号テーブルとを有するテー
ブル手段を含み、前記符号はビット列であり、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記ラン
長検出ステップにより得られたラン長を用いて、前記1
次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集合ア
ドレスとを得る第1検索ステップと、前記得られたラン
長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、前記
第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2ビ
ット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前記
得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を
取り出す取出ステップと、前記得られた集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
と符号長とを得る第2検索ステップと、前記第1ビット
位置から、前記第2検索ステップにより得られた前記符
号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭
ビット位置を特定する符号位置特定ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
復号化時の処理時間を短くすることができるという効果
に加えて、ランと有効係数値とにエントロピー復号する
ので、JPEGなどの規定に準じた復号ができるという
効果がある。ここで、前記画像復号化装置は、復号値と
符号長との組が複数個格納されており、前記符号長は、
前記符号に含まれる記号の数を示している2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が
複数個格納されている1次復号テーブルとを有するテー
ブル手段を含み、前記符号はビット列であり、前記エン
トロピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット
位置からラン長を得るラン長検出ステップと、前記ラン
長検出ステップにより得られたラン長を用いて、前記1
次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集合ア
ドレスとを得る第1検索ステップと、前記得られたラン
長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、前記
第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第2ビ
ット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、前記
得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット列を
取り出す取出ステップと、前記得られた集合アドレスと
前記取り出されたビット列とを加算して得られる値をア
ドレスとして、前記2次復号テーブルを検索し、復号値
と符号長とを得る第2検索ステップと、前記第1ビット
位置から、前記第2検索ステップにより得られた前記符
号長分離れた、次にエントロピー符号化する符号の先頭
ビット位置を特定する符号位置特定ステップとを含むよ
うに構成してもよい。
【0155】この方法を用いると、エントロピー復号化
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。ここで、前記符号は、ビット列であり、前記画
像復号化装置は、複数の復号値が格納されている2次復
号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、第1
集合アドレスとの組が、複数個格納されており、前記限
界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が同一である
符号に対応する前記評価ビットパタンのうち、最大値又
は最小値を示し、前記第1集合アドレスは、前記2次復
号テーブルの復号値を示すアドレスに関係する1次復号
テーブルとを有するテーブル手段を含み、前記エントロ
ピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット位置
からラン長を得るラン長検出ステップと、前記得られた
ラン長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、
前記ラン長検出ステップにより得られたラン長から前記
1次復号テーブルを検索するための第1アドレスを生成
する第1アドレス決定ステップと、前記決定された第1
アドレスを用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評
価ビットパタン長と限界値と第1集合アドレスとを得る
第1検索ステップと、前記第1ビット位置から前記得ら
れた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記得られた
第2ビット位置から、前記得られた評価ビットパタン長
に等しい長さのビット列を取り出す取出ステップと、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比較判
断ステップと、前記得られた第1集合アドレスと前記取
り出されたビット列とを加算して得られる値をアドレス
として、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を得る
第2検索ステップと、前記第1アドレスに1を加算する
アドレス更新ステップと、前記比較判断ステップによ
り、前記2次復号テーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復号テー
ブルを検索し、対応する前記復号値を得るように制御
し、前記比較判断ステップにより、前記1次復号テーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから前記復号値が得られるまで、前記アドレス更新ス
テップ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前
記取出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させ
るように制御する検索制御ステップとを含むように構成
してもよい。
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。ここで、前記符号は、ビット列であり、前記画
像復号化装置は、複数の復号値が格納されている2次復
号テーブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、第1
集合アドレスとの組が、複数個格納されており、前記限
界値は、ラン長が同一であり、かつ符号長が同一である
符号に対応する前記評価ビットパタンのうち、最大値又
は最小値を示し、前記第1集合アドレスは、前記2次復
号テーブルの復号値を示すアドレスに関係する1次復号
テーブルとを有するテーブル手段を含み、前記エントロ
ピー復号ステップは、符号列中の所定の第1ビット位置
からラン長を得るラン長検出ステップと、前記得られた
ラン長と定数1との加算値を算出する加算ステップと、
前記ラン長検出ステップにより得られたラン長から前記
1次復号テーブルを検索するための第1アドレスを生成
する第1アドレス決定ステップと、前記決定された第1
アドレスを用いて、前記1次復号テーブルを検索し、評
価ビットパタン長と限界値と第1集合アドレスとを得る
第1検索ステップと、前記第1ビット位置から前記得ら
れた加算値分離れた第2ビット位置を得、前記得られた
第2ビット位置から、前記得られた評価ビットパタン長
に等しい長さのビット列を取り出す取出ステップと、前
記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比較判
断ステップと、前記得られた第1集合アドレスと前記取
り出されたビット列とを加算して得られる値をアドレス
として、前記2次復号テーブルを検索し、復号値を得る
第2検索ステップと、前記第1アドレスに1を加算する
アドレス更新ステップと、前記比較判断ステップによ
り、前記2次復号テーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復号テー
ブルを検索し、対応する前記復号値を得るように制御
し、前記比較判断ステップにより、前記1次復号テーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから前記復号値が得られるまで、前記アドレス更新ス
テップ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前
記取出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させ
るように制御する検索制御ステップとを含むように構成
してもよい。
【0156】この方法を用いると、エントロピー復号化
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビ
ットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレス
との組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定ス
テップは、前記ラン長検出ステップにより得られたラン
長を用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記
ラン長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2
集合アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検
索ステップは、前記決定された第1アドレスを用いて、
前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン
長と限界値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断ス
テップは、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記2次復号サブテー
ブルを検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを
判断し、前記検索制御ステップは、前記比較判断ステッ
プにより、前記2次復号テーブルを検索すると判断され
た場合に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復
号テーブルを検索し、復号値を得るように制御し、前記
比較判断ステップにより、前記2次復号サブテーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブルか
ら復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステップ、
前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取出ス
テップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。ここで、前記1次復号テーブルは、前記評価ビ
ットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレス
との組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、前記第1アドレス決定ス
テップは、前記ラン長検出ステップにより得られたラン
長を用いて、前記1次復号サブテーブルを検索し、前記
ラン長に対応する第2集合アドレスを得、得られた第2
集合アドレスを第1アドレスとして決定し、前記第1検
索ステップは、前記決定された第1アドレスを用いて、
前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビットパタン
長と限界値と第1集合アドレスとを得、前記比較判断ス
テップは、前記得られた限界値と前記取り出したビット
列とを比較し、比較結果により、前記2次復号サブテー
ブルを検索するか前記2次復号テーブルを検索するかを
判断し、前記検索制御ステップは、前記比較判断ステッ
プにより、前記2次復号テーブルを検索すると判断され
た場合に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復
号テーブルを検索し、復号値を得るように制御し、前記
比較判断ステップにより、前記2次復号サブテーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブルか
ら復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステップ、
前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取出ス
テップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるように
制御するように構成してもよい。
【0157】この方法を用いると、エントロピー復号化
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。また、本発明は、画像情報を符号化し、画像情
報を分割して得られる1つのブロックに対応する複数の
直交変換係数を記憶している記憶手段を備えるコンピュ
ータで用いられる画像符号化方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムを記録するコンピュータ読み取
り可能な媒体であって、前記記憶手段より、符号化制御
ステップにより特定される1つの直交変換係数を読み出
す読出ステップと、読み出した前記直交変換係数を量子
化し、1つの第1係数を生成する量子化ステップと、前
記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化処
理を行うエントロピー符号化ステップと、前記読出ステ
ップが読み出した1つの直交変換係数について、量子化
ステップ、エントロピー符号化ステップによる処理が終
わると、前記読出ステップにより読み出される次の新た
な直交変換係数を特定する符号化制御ステップとを含
む。
時の復号化テーブルのサイズを小さくできるという効果
がある。また、本発明は、画像情報を符号化し、画像情
報を分割して得られる1つのブロックに対応する複数の
直交変換係数を記憶している記憶手段を備えるコンピュ
ータで用いられる画像符号化方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムを記録するコンピュータ読み取
り可能な媒体であって、前記記憶手段より、符号化制御
ステップにより特定される1つの直交変換係数を読み出
す読出ステップと、読み出した前記直交変換係数を量子
化し、1つの第1係数を生成する量子化ステップと、前
記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化処
理を行うエントロピー符号化ステップと、前記読出ステ
ップが読み出した1つの直交変換係数について、量子化
ステップ、エントロピー符号化ステップによる処理が終
わると、前記読出ステップにより読み出される次の新た
な直交変換係数を特定する符号化制御ステップとを含
む。
【0158】この方法をコンピュータに実行させること
により、上記画像符号化装置と同様の効果を奏すること
は明らかである。また、本発明は、入力された符号列か
ら画像を復号するコンピュータで用いられる画像復号化
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録するコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記
符号列は、画像情報を直交変換し、量子化し、エントロ
ピー符号化して生成され、符号列から1つの符号を読み
出し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、
前記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号
ステップと、エントロピー復号ステップにより生成され
た復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成
ステップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによ
る処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符
号を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化
制御ステップとを備える。
により、上記画像符号化装置と同様の効果を奏すること
は明らかである。また、本発明は、入力された符号列か
ら画像を復号するコンピュータで用いられる画像復号化
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録するコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記
符号列は、画像情報を直交変換し、量子化し、エントロ
ピー符号化して生成され、符号列から1つの符号を読み
出し、読み出された前記符号をエントロピー復号して、
前記符号に対応する復号値を生成するエントロピー復号
ステップと、エントロピー復号ステップにより生成され
た復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生成
ステップと、生成された直交変換係数を記憶する記憶ス
テップと、エントロピー復号ステップにより生成された
復号値について、係数生成ステップ、記憶ステップによ
る処理が終わると、エントロピー復号ステップが次の符
号を抽出し、エントロピー復号するよう制御する復号化
制御ステップとを備える。
【0159】この方法をコンピュータに実行させること
により、上記画像復号化装置と同様の効果を奏すること
は明らかである。また、本発明は、コンピュータ読み取
り可能な媒体であって、ラン長と、ビットパタン長と、
ビットパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記
ラン長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラ
ンは、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の
記号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符
号中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列で
あり、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる
前記記号の数である符号化テーブルを含む。
により、上記画像復号化装置と同様の効果を奏すること
は明らかである。また、本発明は、コンピュータ読み取
り可能な媒体であって、ラン長と、ビットパタン長と、
ビットパタンとからなる組を複数個記憶しており、前記
ラン長は、ランに含まれる前記記号の数であり、前記ラ
ンは、エントロピー符号の先頭から連続して同じ種類の
記号からなるビット列であり、前記ビットパタンは、符
号中のランを終わらせる異記号に続く残りのビット列で
あり、前記ビットパタン長は、ビットパタンに含まれる
前記記号の数である符号化テーブルを含む。
【0160】このテーブルを用いることにより、上記画
像符号化装置と同様の効果を奏することは明らかであ
る。また、本発明は、コンピュータ読み取り可能な媒体
であって、復号値と符号長との組が複数個格納されてお
り、前記符号長は、前記符号に含まれる記号の数を示し
ている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、集
合アドレスとの組が複数個格納されている1次復号テー
ブルとを含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体
であって、複数の復号値が格納されている2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、第1集合ア
ドレスとの組が、複数個格納されており、限界値は、ラ
ン長が同一であり、かつ符号長が同一である符号に対応
する前記評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を
示し、前記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブル
の復号値を示すアドレスに関係する1次復号テーブルと
を含む。また、前記1次復号テーブルは、評価ビットパ
タン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数
個格納されている2次復号サブテーブルと、複数の第2
集合アドレスが格納されており、前記第2集合アドレス
は、前記組を示すアドレスに関係する1次復号サブテー
ブルとを含むように構成してもよい。
像符号化装置と同様の効果を奏することは明らかであ
る。また、本発明は、コンピュータ読み取り可能な媒体
であって、復号値と符号長との組が複数個格納されてお
り、前記符号長は、前記符号に含まれる記号の数を示し
ている2次復号テーブルと、評価ビットパタン長と、集
合アドレスとの組が複数個格納されている1次復号テー
ブルとを含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体
であって、複数の復号値が格納されている2次復号テー
ブルと、評価ビットパタン長と、限界値と、第1集合ア
ドレスとの組が、複数個格納されており、限界値は、ラ
ン長が同一であり、かつ符号長が同一である符号に対応
する前記評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を
示し、前記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブル
の復号値を示すアドレスに関係する1次復号テーブルと
を含む。また、前記1次復号テーブルは、評価ビットパ
タン長と、限界値と、第1集合アドレスとの組が、複数
個格納されている2次復号サブテーブルと、複数の第2
集合アドレスが格納されており、前記第2集合アドレス
は、前記組を示すアドレスに関係する1次復号サブテー
ブルとを含むように構成してもよい。
【0161】このテーブルを用いることにより、上記画
像復号化装置と同様の効果を奏することは明らかであ
る。また、本発明は、撮像された画像を符号化するデジ
タルスチルカメラであって、対象物を撮像し、撮像され
た映像をデジタルに変換し、デジタル画像を生成する撮
像手段と、前記生成されたデジタル画像を所定数の画素
からなるブロックに分割し、ブロックごとに直交変換し
て直交変換係数を生成する直交変換手段と、前記生成さ
れたブロックに対応する複数の直交変換係数を記憶する
第1記憶手段と、前記第1記憶手段より、符号化制御手
段により特定される1つの直交変換係数を読み出す読出
手段と、読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つ
の第1係数を生成する量子化手段と、前記生成された第
1係数に基づいてエントロピー符号化処理を行い、エン
トロピー符号を生成するエントロピー符号化手段と、前
記読出手段が読み出した1つの直交変換係数について、
量子化手段、エントロピー符号化手段による処理が終わ
ると、前記読出手段により読み出される次の新たな直交
変換係数を特定する符号化制御手段と、前記生成された
エントロピー符号を記憶する第2記憶手段とを備える。
像復号化装置と同様の効果を奏することは明らかであ
る。また、本発明は、撮像された画像を符号化するデジ
タルスチルカメラであって、対象物を撮像し、撮像され
た映像をデジタルに変換し、デジタル画像を生成する撮
像手段と、前記生成されたデジタル画像を所定数の画素
からなるブロックに分割し、ブロックごとに直交変換し
て直交変換係数を生成する直交変換手段と、前記生成さ
れたブロックに対応する複数の直交変換係数を記憶する
第1記憶手段と、前記第1記憶手段より、符号化制御手
段により特定される1つの直交変換係数を読み出す読出
手段と、読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つ
の第1係数を生成する量子化手段と、前記生成された第
1係数に基づいてエントロピー符号化処理を行い、エン
トロピー符号を生成するエントロピー符号化手段と、前
記読出手段が読み出した1つの直交変換係数について、
量子化手段、エントロピー符号化手段による処理が終わ
ると、前記読出手段により読み出される次の新たな直交
変換係数を特定する符号化制御手段と、前記生成された
エントロピー符号を記憶する第2記憶手段とを備える。
【0162】この構成によれば、デジタルスチルカメラ
において、エントロピー符号化の手順の中で量子化も行
うようにしたため、従来のデジタルスチルカメラの量子
化DCT係数のストアとループ制御及び量子化DCT係
数のロードを省くことができるので、画像符号化時の処
理時間を短くすることができるという効果がある。ま
た、本発明は、画像情報を所定数の画素に分割して生成
されたブロックに含まれる各画素を直交変換し、量子化
し、エントロピー符号化して生成された符号から構成さ
れる符号列を復号するデジタルスチルカメラであって、
符号列を記憶している第1記憶手段と、前記第1記憶手
段から1つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエン
トロピー復号して、前記符号に対応する復号値を生成す
るエントロピー復号手段と、エントロピー復号手段によ
り生成された復号値を基にして、直交変換係数を生成す
る係数生成手段と、生成された直交変換係数を記憶する
第2記憶手段と、エントロピー復号手段により生成され
た復号値について、係数生成手段、第2記憶手段による
処理が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御手
段と、前記第2記憶手段から、前記直交変換係数を読み
出し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロッ
クを生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数の
ブロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を
を表示する表示手段とを備える。
において、エントロピー符号化の手順の中で量子化も行
うようにしたため、従来のデジタルスチルカメラの量子
化DCT係数のストアとループ制御及び量子化DCT係
数のロードを省くことができるので、画像符号化時の処
理時間を短くすることができるという効果がある。ま
た、本発明は、画像情報を所定数の画素に分割して生成
されたブロックに含まれる各画素を直交変換し、量子化
し、エントロピー符号化して生成された符号から構成さ
れる符号列を復号するデジタルスチルカメラであって、
符号列を記憶している第1記憶手段と、前記第1記憶手
段から1つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエン
トロピー復号して、前記符号に対応する復号値を生成す
るエントロピー復号手段と、エントロピー復号手段によ
り生成された復号値を基にして、直交変換係数を生成す
る係数生成手段と、生成された直交変換係数を記憶する
第2記憶手段と、エントロピー復号手段により生成され
た復号値について、係数生成手段、第2記憶手段による
処理が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽
出し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御手
段と、前記第2記憶手段から、前記直交変換係数を読み
出し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロッ
クを生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数の
ブロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を
を表示する表示手段とを備える。
【0163】この構成によれば、デジタルスチルカメラ
において、ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆
量子化とを続けて行うようにしたため、従来のデジタル
スチルカメラの量子化DCT係数のストア、量子化DC
T係数のロード、ループ制御を省くことができるので、
画像復号時の処理時間を短くすることができるという効
果がある。
において、ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆
量子化とを続けて行うようにしたため、従来のデジタル
スチルカメラの量子化DCT係数のストア、量子化DC
T係数のロード、ループ制御を省くことができるので、
画像復号時の処理時間を短くすることができるという効
果がある。
【0164】また、本発明は、撮像された画像を符号化
し、符号化された画像を復号するデジタルスチルカメラ
であって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジタル
に変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前記生
成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロック
に分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係数を
生成する直交変換手段と、前記生成されたブロックに対
応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段より、第1制御手段により特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出した
前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成す
る量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号を生成
するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み出
した1つの直交変換係数について、量子化手段、エント
ロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手段
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
第1制御手段と、前記生成された複数のエントロピー符
号を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段から1
つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエントロピー
復号して、前記符号に対応する復号値を生成するエント
ロピー復号手段と、エントロピー復号手段により生成さ
れた復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生
成手段と、前記生成された直交変換係数を記憶する第3
記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された復
号値について、係数生成手段、第3記憶手段による処理
が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する第2制御手段
と、前記第3記憶手段から、前記直交変換係数を読み出
し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロック
を生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数のブ
ロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を表
示する表示手段とを備える。
し、符号化された画像を復号するデジタルスチルカメラ
であって、対象物を撮像し、撮像された映像をデジタル
に変換し、デジタル画像を生成する撮像手段と、前記生
成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブロック
に分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換係数を
生成する直交変換手段と、前記生成されたブロックに対
応する複数の直交変換係数を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段より、第1制御手段により特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、読み出した
前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係数を生成す
る量子化手段と、前記生成された第1係数に基づいてエ
ントロピー符号化処理を行い、エントロピー符号を生成
するエントロピー符号化手段と、前記読出手段が読み出
した1つの直交変換係数について、量子化手段、エント
ロピー符号化手段による処理が終わると、前記読出手段
により読み出される次の新たな直交変換係数を特定する
第1制御手段と、前記生成された複数のエントロピー符
号を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段から1
つの符号を抽出し、抽出された前記符号をエントロピー
復号して、前記符号に対応する復号値を生成するエント
ロピー復号手段と、エントロピー復号手段により生成さ
れた復号値を基にして、直交変換係数を生成する係数生
成手段と、前記生成された直交変換係数を記憶する第3
記憶手段と、エントロピー復号手段により生成された復
号値について、係数生成手段、第3記憶手段による処理
が終わると、エントロピー復号手段が次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する第2制御手段
と、前記第3記憶手段から、前記直交変換係数を読み出
し、読み出した直交変換係数を変換して複数のブロック
を生成する逆直交変換手段と、前記生成された複数のブ
ロックから画像情報を生成し、生成された画像情報を表
示する表示手段とを備える。
【0165】この構成によれば、デジタルスチルカメラ
において、エントロピー符号化の手順の中で量子化も行
うようにしたため、従来のデジタルスチルカメラの量子
化DCT係数のストアとループ制御及び量子化DCT係
数のロードを省くことができるので、画像符号化時の処
理時間を短くすることができるという効果があり、又、
ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆量子化とを
続けて行うようにしたため、従来のデジタルスチルカメ
ラの量子化DCT係数のストア、量子化DCT係数のロ
ード、ループ制御を省くことができるので、画像復号時
の処理時間を短くすることができるという効果がある。
において、エントロピー符号化の手順の中で量子化も行
うようにしたため、従来のデジタルスチルカメラの量子
化DCT係数のストアとループ制御及び量子化DCT係
数のロードを省くことができるので、画像符号化時の処
理時間を短くすることができるという効果があり、又、
ハフマン符号毎に、エントロピー復号化と逆量子化とを
続けて行うようにしたため、従来のデジタルスチルカメ
ラの量子化DCT係数のストア、量子化DCT係数のロ
ード、ループ制御を省くことができるので、画像復号時
の処理時間を短くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としてのデジタル
スチルカメラのブロック図である。
スチルカメラのブロック図である。
【図2】図2は、図1に示すデジタルスチルカメラの圧
縮符号化の概要手順を示すフローチャートである。
縮符号化の概要手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は、図1に示すデジタルスチルカメラの圧
縮符号化の手順のうち、量子化及びエントロピー符号化
の手順を示すフローチャートである。
縮符号化の手順のうち、量子化及びエントロピー符号化
の手順を示すフローチャートである。
【図4】図4は、図1に示すデジタルスチルカメラのD
CT係数の一例を示す図である。
CT係数の一例を示す図である。
【図5】図5は、図1に示すデジタルスチルカメラで用
いられる量子化テーブルの一例を示す図である。
いられる量子化テーブルの一例を示す図である。
【図6】図6は、図1に示すデジタルスチルカメラの伸
張復号化の概要手順を示すフローチャートである。
張復号化の概要手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、図1に示すデジタルスチルカメラの伸
張復号化の手順のうち、エントロピー復号化と逆量子化
の手順を示すフローチャートである。
張復号化の手順のうち、エントロピー復号化と逆量子化
の手順を示すフローチャートである。
【図8】図8は、図1に示すデジタルスチルカメラの量
子化DCT係数の一例を示す図である。
子化DCT係数の一例を示す図である。
【図9】図9は、図1に示すデジタルスチルカメラの量
子化DCT係数を逆量子化されて得られるDCT係数の
一例を示す図である。
子化DCT係数を逆量子化されて得られるDCT係数の
一例を示す図である。
【図10】図10は、図1に示すデジタルスチルカメラ
のエントロピー復号化の原理を説明する図である。
のエントロピー復号化の原理を説明する図である。
【図11】図11は、図1に示すデジタルスチルカメラ
のエントロピー復号化の原理を説明する図である。
のエントロピー復号化の原理を説明する図である。
【図12】図12は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の復号テーブルとエントロピー復号化処理の概要とを説
明する図である。
の復号テーブルとエントロピー復号化処理の概要とを説
明する図である。
【図13】図13は、図1に示すデジタルスチルカメラ
のエントロピー復号化処理の機能ブロック図である。
のエントロピー復号化処理の機能ブロック図である。
【図14】図14は、図1に示すデジタルスチルカメラ
のエントロピー復号化処理の手順を示すフローチャート
である。
のエントロピー復号化処理の手順を示すフローチャート
である。
【図15】図15は、図1に示すデジタルスチルカメラ
のランを検出する手順を示すフローチャートである。
のランを検出する手順を示すフローチャートである。
【図16】図16は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の一次復号テーブルの一例を示す図である。
の一次復号テーブルの一例を示す図である。
【図17】図17は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の二次復号テーブルの一例を示す図である。
の二次復号テーブルの一例を示す図である。
【図18】図18は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の、また別の実施形態としてのエントロピー復号化回路
のブロック図である。
の、また別の実施形態としてのエントロピー復号化回路
のブロック図である。
【図19】図19は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の、また別の実施形態としてのエントロピー復号化処理
の原理を説明する図である。
の、また別の実施形態としてのエントロピー復号化処理
の原理を説明する図である。
【図20】図20は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の、また別の実施形態の復号化テーブルの構成及びエン
トロピー復号化処理の概要を説明する図である。
の、また別の実施形態の復号化テーブルの構成及びエン
トロピー復号化処理の概要を説明する図である。
【図21】図21は、図20に示すエントロピー復号化
処理の手順を示すフローチャートである。
処理の手順を示すフローチャートである。
【図22】図22は、図1に示すデジタルスチルカメラ
の、また別の実施形態の符号化テーブルの構成及びエン
トロピー符号化処理の概要を説明する図である。
の、また別の実施形態の符号化テーブルの構成及びエン
トロピー符号化処理の概要を説明する図である。
【図23】図23は、図22に示すエントロピー符号化
処理の手順を示すフローチャートである。
処理の手順を示すフローチャートである。
【図24】図24は、従来のエントロピー符号化処理で
用いられる符号化テーブルの一例を示す図である。
用いられる符号化テーブルの一例を示す図である。
【図25】図25は、図22に示すエントロピー符号化
処理で用いられる符号化テーブルの一例を示す図であ
る。
処理で用いられる符号化テーブルの一例を示す図であ
る。
【図26】図26は、従来の画像符号化装置の符号化手
順の概要を示すフローチャートである。
順の概要を示すフローチャートである。
【図27】図27は、従来の画像符号化装置の符号化手
順のうち、量子化手順を示すフローチャートである。
順のうち、量子化手順を示すフローチャートである。
【図28】図28は、従来の画像符号化装置の符号化手
順のうち、エントロピー符号化手順を示すフローチャー
トである。
順のうち、エントロピー符号化手順を示すフローチャー
トである。
【図29】図29は、従来の画像復号化装置の伸張復号
手順の概要を示すフローチャートである。
手順の概要を示すフローチャートである。
【図30】図30は、従来の画像復号化装置の伸張復号
手順のうち、エントロピー復号化手順を示すフローチャ
ートである。
手順のうち、エントロピー復号化手順を示すフローチャ
ートである。
【図31】図31は、従来の画像復号化装置の伸張復号
手順のうち、逆量子化手順を示すフローチャートであ
る。
手順のうち、逆量子化手順を示すフローチャートであ
る。
【図32】図32は、DCT係数、量子化DCT係数の
ジグザグスキャンの順序を示す図である。
ジグザグスキャンの順序を示す図である。
【図33】図33は、ジグザグスキャンの順序を示すジ
グザグ関数Zig( )の構成を示す図である。
グザグ関数Zig( )の構成を示す図である。
【図34】図34は、従来の可変長符号のエントロピー
復号の原理を示す図である。
復号の原理を示す図である。
【図35】図35は、従来の可変長符号のエントロピー
復号の復号テーブルとエントロピー復号処理の概要を示
す図である。
復号の復号テーブルとエントロピー復号処理の概要を示
す図である。
【図36】図36は、従来の可変長符号の一次復号テー
ブルの一例を示す図である。
ブルの一例を示す図である。
1119 マイクロコンピュータ 1120 撮像部 1121 メモリ 1122 メモリカード 1123 液晶表示部 2001 シフタ処理 2002 ランカウンタ処理 2003 一次復号テーブルベースアドレス変数 2004 加算処理 2005 一次復号テーブルサーチ処理 2006 加算処理 2007 シフタ処理 2008 シフタ処理 2009 加算処理 2010 二次復号テーブルベースアドレス変数 2011 加算処理 2012 二次復号テーブルサーチ処理 2013 定数発生処理
Claims (29)
- 【請求項1】 画像情報を符号化する画像符号化装置で
あって、 画像情報を分割して得られる1つのブロックに対応する
複数の直交変換係数を記憶している記憶手段と、 前記記憶手段より、符号化制御手段により特定される1
つの直交変換係数を読み出す読出手段と、 読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係
数を生成する量子化手段と、 前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化
処理を行うエントロピー符号化手段と、 前記読出手段が読み出した1つの直交変換係数につい
て、量子化手段、エントロピー符号化手段による処理が
終わると、前記読出手段により読み出される次の新たな
直交変換係数を特定する符号化制御手段とを備えること
を特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 前記エントロピー符号化手段は、 前記量子化手段により生成された第1係数が0か否かを
判定する判定手段と、 カウンタを有し、第1係数が0であると判定された場合
に、カウント値を1だけインクリメントし、第1計数値
として保持する計数手段と、 第1係数が0でないと判定された場合に、第1計数値と
第1係数との組みをエントロピー符号化することによ
り、エントロピー符号を生成し、前記カウンタをリセッ
トする副符号化手段と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装
置。 - 【請求項3】 前記エントロピー符号は、0又は1の記
号からなるビット列であり、 前記副符号化手段は、 ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとからなる
組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含まれ
る前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー符号
の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット列で
あり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わらせる
異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパタン
長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である符号
化テーブルを有するテーブル手段と、 前記符号化テーブルを検索し、前記第1計数値と前記第
1係数との組みによって特定されるアドレスにより示さ
れる、1組のラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとを得る第1検索手段と、 前記得られたラン長分の記号から構成されるランを生成
するラン生成手段と、 前記生成されたランと、前記ランを構成する記号とは異
なる記号と、前記得られたビットパタンとを結合するこ
とにより、エントロピー符号を生成する符号生成手段と
を含むことを特徴とする請求項2記載の画像符号化装
置。 - 【請求項4】 画像情報を直交変換し、量子化し、エン
トロピー符号化して生成され、入力される符号列から画
像を復号する画像復号化装置であって、 符号列から1つの符号を読み出し、読み出された前記符
号をエントロピー復号して、前記符号に対応する復号値
を生成するエントロピー復号手段と、 エントロピー復号手段により生成された復号値を基にし
て、直交変換係数を生成する係数生成手段と、 生成された直交変換係数を記憶する記憶手段と、 エントロピー復号手段により生成された復号値につい
て、係数生成手段、記憶手段による処理が終わると、エ
ントロピー復号手段が次の符号を抽出し、エントロピー
復号するよう制御する復号化制御手段とを備えることを
特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項5】 前記復号値は、ラン長と有効係数値とか
らなり、 前記係数生成手段は、 前記生成されたラン長が示す個数の0を0ランとして生
成する0ラン生成手段と、 前記生成された0ランを基にして0の直交変換係数を生
成し、前記生成された有効係数値を逆量子化して非0の
直交変換係数を生成する副係数生成手段とを含むことを
特徴とする請求項4記載の画像復号化装置。 - 【請求項6】 前記符号はビット列であり、 前記エントロピー復号手段は、 復号値と符号長との組が複数個格納されており、前記符
号長は、前記符号に含まれる記号の数を示している2次
復号テーブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレス
との組が複数個格納されている1次復号テーブルを有す
るテーブル手段と、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出手段と、 前記ラン長検出手段により得られたラン長を用いて、前
記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集
合アドレスとを得る第1検索手段と、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
手段と、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出手段と、 前記得られた集合アドレスと前記取り出されたビット列
とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2次復
号テーブルを検索し、復号値と符号長とを得る第2検索
手段と、 前記第1ビット位置から、前記第2検索手段により得ら
れた前記符号長分離れた、次にエントロピー符号化する
符号の先頭ビット位置を特定する符号位置特定手段とを
含むことを特徴とする請求項5記載の画像復号化装置。 - 【請求項7】 前記符号は、ビット列であり、 前記エントロピー復号手段は、以下を含む、 複数の復号値が格納されている2次復号テーブルと、評
価ビットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの
組が、複数個格納されており、前記限界値は、ラン長が
同一であり、かつ符号長が同一である符号に対応する前
記評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を示し、
前記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブルの復号
値を示すアドレスに関係する1次復号テーブルとを有す
るテーブル手段と、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出手段と、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
手段と、 前記ラン長検出手段により得られたラン長から前記1次
復号テーブルを検索するための第1アドレスを決定する
第1アドレス決定手段と、 前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出手段と、 前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比較判
断手段と、 前記得られた第1集合アドレスと前記取り出されたビッ
ト列とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2
次復号テーブルを検索し、復号値を得る第2検索手段
と、 前記第1アドレスに1を加算するアドレス更新手段と、 前記比較判断手段により、前記2次復号テーブルを検索
すると判断された場合に、前記第2検索手段に対して、
前記2次復号テーブルを検索し、対応する前記復号値を
得るように制御し、 前記比較判断手段により、前記1次復号テーブルを検索
すると判断された場合に、前記第2復号テーブルから前
記復号値が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記
第1検索手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断
手段を繰り返し実行させるように制御する検索制御手段
とを含むことを特徴とする請求項5記載の画像復号化装
置。 - 【請求項8】 前記1次復号テーブルは、 前記評価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集
合アドレスとの組が、複数個格納されている2次復号サ
ブテーブルと、 複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第2集
合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1次復
号サブテーブルとを含み、 前記第1アドレス決定手段は、前記ラン長検出手段によ
り得られたラン長を用いて、前記1次復号サブテーブル
を検索し、前記ラン長に対応する第2集合アドレスを
得、得られた第2集合アドレスを第1アドレスとして決
定し、 前記第1検索手段は、前記決定された第1アドレスを用
いて、前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビット
パタン長と限界値と第1集合アドレスとを得、 前記比較判断手段は、前記得られた限界値と前記取り出
したビット列とを比較し、比較結果により、前記2次復
号サブテーブルを検索するか前記2次復号テーブルを検
索するかを判断し、 前記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2
次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第
2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、
復号値を得るように制御し、 前記比較判断手段により、前記2次復号サブテーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブルか
ら復号値が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記
第1検索手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断
手段を繰り返し実行させるように制御することを特徴と
する請求項7記載の画像復号化装置。 - 【請求項9】 0又は1の記号からなるビット列である
エントロピー符号に、情報を変換する符号化装置であっ
て、 ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとからなる
組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含まれ
る前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー符号
の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット列で
あり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わらせる
異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパタン
長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である符号
化テーブルを有するテーブル手段と、 前記符号化テーブルを検索し、前記情報によって特定さ
れるアドレスにより示される、1組のラン長と、ビット
パタン長と、ビットパタンとを得る第1検索手段と、 前記得られたラン長分の記号から構成されるランを生成
するラン生成手段と、前記生成されたランと、前記ラン
を構成する記号とは異なる記号と、前記得られたビット
パタンとを結合することにより、エントロピー符号を生
成する符号生成手段とを備えることを特徴とする符号化
装置。 - 【請求項10】 符号列からビット列からなる符号を読
み出し、読み出された符号に対応する復号値に変換する
復号化装置であって、 復号値と符号長との組が複数個格納されており、前記符
号長は、前記符号に含まれる記号の数を示している2次
復号テーブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレス
との組が複数個格納されている1次復号テーブルとを有
するテーブル手段と、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出手段と、 前記ラン長検出手段により得られたラン長を用いて、前
記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン長と集
合アドレスとを得る第1検索手段と、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
手段と、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出手段と、 前記得られた集合アドレスと前記取り出されたビット列
とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2次復
号テーブルを検索し、復号値と符号長とを得る第2検索
手段と、 前記第1ビット位置から、前記第2検索手段により得ら
れた前記符号長分離れた、次にエントロピー符号化する
符号の先頭ビット位置を特定する符号位置特定手段とを
備えることを特徴とする復号化装置。 - 【請求項11】 符号列からビット列からなる符号を読
み出し、読み出された符号に対応する復号値に変換する
復号化装置であって、 複数の復号値が格納されている2次復号テーブルと、評
価ビットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスとの
組が、複数個格納されており、前記限界値は、ラン長が
同一であり、かつ符号長が同一である符号に対応する前
記評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を示し、
前記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブルの復号
値を示すアドレスに関係する1次復号テーブルとを有す
るテーブル手段と、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出手段と、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
手段と、 前記ラン長検出手段により得られたラン長から前記1次
復号テーブルを検索するための第1アドレスを決定する
第1アドレス決定手段と、 前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索手段と、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出手段と、 前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比較判
断手段と、 前記得られた第1集合アドレスと前記取り出されたビッ
ト列とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2
次復号テーブルを検索し、復号値を得る第2検索手段
と、 前記第1アドレスに1を加算するアドレス更新手段と、 前記比較判断手段により、前記2次復号テーブルを検索
すると判断された場合に、前記第2検索手段に対して、
前記2次復号テーブルを検索し、対応する前記復号値を
得るように制御し、 前記比較判断手段により、前記1次復号テーブルを検索
すると判断された場合に、前記第2復号テーブルから前
記復号値が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記
第1検索手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断
手段を繰り返し実行させるように制御する検索制御手段
とを備えることを特徴とする復号化装置。 - 【請求項12】 前記1次復号テーブルは、前記評価ビ
ットパタン長と、前記限界値と、前記第1集合アドレス
との組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第
2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1
次復号サブテーブルとを含み、 前記第1アドレス決定手段は、前記ラン長検出手段によ
り得られたラン長を用いて、前記1次復号サブテーブル
を検索し、前記ラン長に対応する第2集合アドレスを
得、得られた第2集合アドレスを第1アドレスとして決
定し、 前記第1検索手段は、前記決定された第1アドレスを用
いて、前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビット
パタン長と限界値と第1集合アドレスとを得、 前記比較判断手段は、前記得られた限界値と前記取り出
したビット列とを比較し、比較結果により、前記2次復
号サブテーブルを検索するか前記2次復号テーブルを検
索するかを判断し、 前記検索制御手段は、前記比較判断手段により、前記2
次復号テーブルを検索すると判断された場合に、前記第
2検索手段に対して、前記2次復号テーブルを検索し、
復号値を得るように制御し、 前記比較判断手段により、前記2次復号サブテーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブルか
ら復号値が得られるまで、前記アドレス更新手段、前記
第1検索手段、前記加算手段、前記取出手段、比較判断
手段を繰り返し実行させるように制御することを特徴と
する請求項11記載の復号化装置。 - 【請求項13】 画像情報を分割して得られる1つのブ
ロックに対応する複数の直交変換係数を記憶している記
憶手段を備える画像符号化装置で用いられ、画像情報を
符号化する画像符号化方法であって、 前記記憶手段より、符号化制御ステップにより特定され
る1つの直交変換係数を読み出す読出ステップと、 読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係
数を生成する量子化ステップと、 前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化
処理を行うエントロピー符号化ステップと、 前記読出ステップが読み出した1つの直交変換係数につ
いて、量子化ステップ、エントロピー符号化ステップに
よる処理が終わると、前記読出ステップにより読み出さ
れる次の新たな直交変換係数を特定する符号化制御ステ
ップとを含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項14】 前記エントロピー符号化ステップは、 前記量子化ステップにより生成された第1係数が0か否
かを判定する判定ステップと、 カウンタを有し、第1係数が0であると判定された場合
に、カウント値を1だけインクリメントし、第1計数値
として保持する計数ステップと、 第1係数が0でないと判定された場合に、第1計数値と
第1係数との組みをエントロピー符号化することによ
り、エントロピー符号を生成し、前記カウンタをリセッ
トする副符号化ステップとを含むことを特徴とする請求
項13記載の画像符号化方法。 - 【請求項15】 前記エントロピー符号は、0又は1の
記号からなるビット列であり、 前記画像符号化装置は、 ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとからなる
組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含まれ
る前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー符号
の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット列で
あり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わらせる
異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパタン
長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である符号
化テーブルを有するテーブル手段を含み、 前記副符号化ステップは、 前記符号化テーブルを検索し、前記第1計数値と前記第
1係数との組みによって特定されるアドレスにより示さ
れる、1組のラン長と、ビットパタン長と、ビットパタ
ンとを得る第1検索ステップと、 前記得られたラン長分の記号から構成されるランを生成
するラン生成ステップと、 前記生成されたランと、前記ランを構成する記号とは異
なる記号と、前記得られたビットパタンとを結合するこ
とにより、エントロピー符号を生成する符号生成ステッ
プとを含むことを特徴とする請求項14記載の画像符号
化方法。 - 【請求項16】 画像情報を直交変換し、量子化し、エ
ントロピー符号化して生成され、入力される符号列から
画像を復号する画像復号化装置で用いられる画像復号化
方法は、 符号列から1つの符号を読み出し、読み出された前記符
号をエントロピー復号して、前記符号に対応する復号値
を生成するエントロピー復号ステップと、 エントロピー復号ステップにより生成された復号値を基
にして、直交変換係数を生成する係数生成ステップと、 生成された直交変換係数を記憶する記憶ステップと、 エントロピー復号ステップにより生成された復号値につ
いて、係数生成ステップ、記憶ステップによる処理が終
わると、エントロピー復号ステップが次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御ステ
ップとを含むことを特徴とする画像復号化方法。 - 【請求項17】 前記復号値は、ラン長と有効係数値と
からなり、 前記係数生成ステップは、 前記生成されたラン長が示す個数の0を0ランとして生
成する0ラン生成ステップと、 前記生成された0ランを基にして0の直交変換係数を生
成し、前記生成された有効係数値を逆量子化して非0の
直交変換係数を生成する副係数生成ステップとを含むこ
とを特徴とする請求項16記載の画像復号化方法。 - 【請求項18】 前記画像復号化装置は、 復号値と符号長との組が複数個格納されており、前記符
号長は、前記符号に含まれる記号の数を示している2次
復号テーブルと、評価ビットパタン長と、集合アドレス
との組が複数個格納されている1次復号テーブルとを有
するテーブル手段を含み、 前記符号はビット列であり、 前記エントロピー復号ステップは、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出ステップと、 前記ラン長検出ステップにより得られたラン長を用い
て、前記1次復号テーブルを検索し、評価ビットパタン
長と集合アドレスとを得る第1検索ステップと、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
ステップと、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出ステップと、 前記得られた集合アドレスと前記取り出されたビット列
とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2次復
号テーブルを検索し、復号値と符号長とを得る第2検索
ステップと、 前記第1ビット位置から、前記第2検索ステップにより
得られた前記符号長分離れた、次にエントロピー符号化
する符号の先頭ビット位置を特定する符号位置特定ステ
ップとを含むことを特徴とする請求項17記載の画像復
号化方法。 - 【請求項19】 前記符号は、ビット列であり、 前記画像復号化装置は、 複数の復号値が格納されている2次復号テーブルと、 評価ビットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されており、前記限界値は、ラン長
が同一であり、かつ符号長が同一である符号に対応する
前記評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を示
し、前記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブルの
復号値を示すアドレスに関係する1次復号テーブルとを
有するテーブル手段を含み、 前記エントロピー復号ステップは、 符号列中の所定の第1ビット位置からラン長を得るラン
長検出ステップと、 前記得られたラン長と定数1との加算値を算出する加算
ステップと、 前記ラン長検出ステップにより得られたラン長から前記
1次復号テーブルを検索するための第1アドレスを生成
する第1アドレス決定ステップと、 前記決定された第1アドレスを用いて、前記1次復号テ
ーブルを検索し、評価ビットパタン長と限界値と第1集
合アドレスとを得る第1検索ステップと、 前記第1ビット位置から前記得られた加算値分離れた第
2ビット位置を得、前記得られた第2ビット位置から、
前記得られた評価ビットパタン長に等しい長さのビット
列を取り出す取出ステップと、 前記得られた限界値と前記取り出したビット列とを比較
し、比較結果により、前記1次復号テーブルを検索する
か前記2次復号テーブルを検索するかを判断する比較判
断ステップと、 前記得られた第1集合アドレスと前記取り出されたビッ
ト列とを加算して得られる値をアドレスとして、前記2
次復号テーブルを検索し、復号値を得る第2検索ステッ
プと、 前記第1アドレスに1を加算するアドレス更新ステップ
と、 前記比較判断ステップにより、前記2次復号テーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2検索ステップに
対して、前記2次復号テーブルを検索し、対応する前記
復号値を得るように制御し、 前記比較判断ステップにより、前記1次復号テーブルを
検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブルか
ら前記復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステッ
プ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取
出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるよ
うに制御する検索制御ステップとを含むことを特徴とす
る請求項17記載の画像復号化方法。 - 【請求項20】 前記1次復号テーブルは、 前記評価ビットパタン長と、前記限界値と、前記第1集
合アドレスとの組が、複数個格納されている2次復号サ
ブテーブルと、複数の第2集合アドレスが格納されてお
り、前記第2集合アドレスは、前記組を示すアドレスに
関係する1次復号サブテーブルとを含み、 前記第1アドレス決定ステップは、前記ラン長検出ステ
ップにより得られたラン長を用いて、前記1次復号サブ
テーブルを検索し、前記ラン長に対応する第2集合アド
レスを得、得られた第2集合アドレスを第1アドレスと
して決定し、 前記第1検索ステップは、前記決定された第1アドレス
を用いて、前記2次復号サブテーブルを検索し、評価ビ
ットパタン長と限界値と第1集合アドレスとを得、 前記比較判断ステップは、前記得られた限界値と前記取
り出したビット列とを比較し、比較結果により、前記2
次復号サブテーブルを検索するか前記2次復号テーブル
を検索するかを判断し、 前記検索制御ステップは、前記比較判断ステップによ
り、前記2次復号テーブルを検索すると判断された場合
に、前記第2検索ステップに対して、前記2次復号テー
ブルを検索し、復号値を得るように制御し、 前記比較判断ステップにより、前記2次復号サブテーブ
ルを検索すると判断された場合に、前記第2復号テーブ
ルから復号値が得られるまで、前記アドレス更新ステッ
プ、前記第1検索ステップ、前記加算ステップ、前記取
出ステップ、比較判断ステップを繰り返し実行させるよ
うに制御することを特徴とする請求項19記載の画像復
号化方法。 - 【請求項21】 画像情報を符号化し、画像情報を分割
して得られる1つのブロックに対応する複数の直交変換
係数を記憶している記憶手段を備えるコンピュータで用
いられる画像符号化方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な
媒体であって、 前記記憶手段より、符号化制御ステップにより特定され
る1つの直交変換係数を読み出す読出ステップと、 読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係
数を生成する量子化ステップと、 前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化
処理を行うエントロピー符号化ステップと、 前記読出ステップが読み出した1つの直交変換係数につ
いて、量子化ステップ、エントロピー符号化ステップに
よる処理が終わると、前記読出ステップにより読み出さ
れる次の新たな直交変換係数を特定する符号化制御ステ
ップとを含むことを特徴とする記録媒体。 - 【請求項22】 入力された符号列から画像を復号する
コンピュータで用いられる画像復号化方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録するコンピュー
タ読み取り可能な媒体であって、 前記符号列は、画像情報を直交変換し、量子化し、エン
トロピー符号化して生成され、 符号列から1つの符号を読み出し、読み出された前記符
号をエントロピー復号して、前記符号に対応する復号値
を生成するエントロピー復号ステップと、 エントロピー復号ステップにより生成された復号値を基
にして、直交変換係数を生成する係数生成ステップと、 生成された直交変換係数を記憶する記憶ステップと、 エントロピー復号ステップにより生成された復号値につ
いて、係数生成ステップ、記憶ステップによる処理が終
わると、エントロピー復号ステップが次の符号を抽出
し、エントロピー復号するよう制御する復号化制御ステ
ップとを備えることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項23】 コンピュータ読み取り可能な媒体であ
って、 ラン長と、ビットパタン長と、ビットパタンとからなる
組を複数個記憶しており、前記ラン長は、ランに含まれ
る前記記号の数であり、前記ランは、エントロピー符号
の先頭から連続して同じ種類の記号からなるビット列で
あり、前記ビットパタンは、符号中のランを終わらせる
異記号に続く残りのビット列であり、前記ビットパタン
長は、ビットパタンに含まれる前記記号の数である符号
化テーブルを含むことを特徴とする記録媒体。 - 【請求項24】 コンピュータ読み取り可能な媒体であ
って、 復号値と符号長との組が複数個格納されており、前記符
号長は、前記符号に含まれる記号の数を示している2次
復号テーブルと、 評価ビットパタン長と、集合アドレスとの組が複数個格
納されている1次復号テーブルとを含むことを特徴とす
る記録媒体。 - 【請求項25】 コンピュータ読み取り可能な媒体であ
って、 複数の復号値が格納されている2次復号テーブルと、 評価ビットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されており、限界値は、ラン長が同
一であり、かつ符号長が同一である符号に対応する前記
評価ビットパタンのうち、最大値又は最小値を示し、前
記第1集合アドレスは、前記2次復号テーブルの復号値
を示すアドレスに関係する1次復号テーブルとを含むこ
とを特徴とする記録媒体。 - 【請求項26】 前記1次復号テーブルは、 評価ビットパタン長と、限界値と、第1集合アドレスと
の組が、複数個格納されている2次復号サブテーブル
と、 複数の第2集合アドレスが格納されており、前記第2集
合アドレスは、前記組を示すアドレスに関係する1次復
号サブテーブルとを含むことを特徴とする請求項25記
載の記録媒体。 - 【請求項27】 撮像された画像を符号化するデジタル
スチルカメラであって、 対象物を撮像し、撮像された映像をデジタルに変換し、
デジタル画像を生成する撮像手段と、 前記生成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブ
ロックに分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換
係数を生成する直交変換手段と、 前記生成されたブロックに対応する複数の直交変換係数
を記憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段より、符号化制御手段により特定され
る1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、 読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係
数を生成する量子化手段と、 前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化
処理を行い、エントロピー符号を生成するエントロピー
符号化手段と、 前記読出手段が読み出した1つの直交変換係数につい
て、量子化手段、エントロピー符号化手段による処理が
終わると、前記読出手段により読み出される次の新たな
直交変換係数を特定する符号化制御手段と、 前記生成されたエントロピー符号を記憶する第2記憶手
段とを備えることを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 【請求項28】 画像情報を所定数の画素に分割して生
成されたブロックに含まれる各画素を直交変換し、量子
化し、エントロピー符号化して生成された符号から構成
される符号列を復号するデジタルスチルカメラであっ
て、 符号列を記憶している第1記憶手段と、 前記第1記憶手段から1つの符号を抽出し、抽出された
前記符号をエントロピー復号して、前記符号に対応する
復号値を生成するエントロピー復号手段と、 エントロピー復号手段により生成された復号値を基にし
て、直交変換係数を生成する係数生成手段と、 生成された直交変換係数を記憶する第2記憶手段と、 エントロピー復号手段により生成された復号値につい
て、係数生成手段、第2記憶手段による処理が終わる
と、エントロピー復号手段が次の符号を抽出し、エント
ロピー復号するよう制御する復号化制御手段と、 前記第2記憶手段から、前記直交変換係数を読み出し、
読み出した直交変換係数を変換して複数のブロックを生
成する逆直交変換手段と、 前記生成された複数のブロックから画像情報を生成し、
生成された画像情報をを表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴とするデジタルスチルカメラ。 - 【請求項29】 撮像された画像を符号化し、符号化さ
れた画像を復号するデジタルスチルカメラであって、 対象物を撮像し、撮像された映像をデジタルに変換し、
デジタル画像を生成する撮像手段と、 前記生成されたデジタル画像を所定数の画素からなるブ
ロックに分割し、ブロックごとに直交変換して直交変換
係数を生成する直交変換手段と、 前記生成されたブロックに対応する複数の直交変換係数
を記憶する第1記憶手段と、 前記第1記憶手段より、第1制御手段により特定される
1つの直交変換係数を読み出す読出手段と、 読み出した前記直交変換係数を量子化し、1つの第1係
数を生成する量子化手段と、 前記生成された第1係数に基づいてエントロピー符号化
処理を行い、エントロピー符号を生成するエントロピー
符号化手段と、 前記読出手段が読み出した1つの直交変換係数につい
て、量子化手段、エントロピー符号化手段による処理が
終わると、前記読出手段により読み出される次の新たな
直交変換係数を特定する第1制御手段と、 前記生成された複数のエントロピー符号を記憶する第2
記憶手段と、 前記第2記憶手段から1つの符号を抽出し、抽出された
前記符号をエントロピー復号して、前記符号に対応する
復号値を生成するエントロピー復号手段と、 エントロピー復号手段により生成された復号値を基にし
て、直交変換係数を生成する係数生成手段と、 前記生成された直交変換係数を記憶する第3記憶手段
と、 エントロピー復号手段により生成された復号値につい
て、係数生成手段、第3記憶手段による処理が終わる
と、エントロピー復号手段が次の符号を抽出し、エント
ロピー復号するよう制御する第2制御手段と、 前記第3記憶手段から、前記直交変換係数を読み出し、
読み出した直交変換係数を変換して複数のブロックを生
成する逆直交変換手段と、 前記生成された複数のブロックから画像情報を生成し、
生成された画像情報を表示する表示手段とを備えること
を特徴とするデジタルスチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8856598A JPH10336661A (ja) | 1997-04-01 | 1998-04-01 | 画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法及び画像符号化・復号化プログラムを記録する記録媒体 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-81775 | 1997-04-01 | ||
JP8177597 | 1997-04-01 | ||
JP9-85144 | 1997-04-03 | ||
JP8514497 | 1997-04-03 | ||
JP8856598A JPH10336661A (ja) | 1997-04-01 | 1998-04-01 | 画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法及び画像符号化・復号化プログラムを記録する記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10336661A true JPH10336661A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=27303694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8856598A Pending JPH10336661A (ja) | 1997-04-01 | 1998-04-01 | 画像符号化・復号化装置、画像符号化・復号化方法及び画像符号化・復号化プログラムを記録する記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10336661A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002543460A (ja) * | 1999-04-27 | 2002-12-17 | ミスチェンコ、ヴァレンティン・アレクサンドロヴィッチ | 情報を暗号化する方法およびその方法を実現するための装置 |
CN111384967A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-07 | 上海寒武纪信息科技有限公司 | 数据编码方法 |
JP2020526966A (ja) * | 2017-07-05 | 2020-08-31 | レッド.コム,エルエルシー | 電子機器でのビデオ画像データ処理 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP8856598A patent/JPH10336661A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002543460A (ja) * | 1999-04-27 | 2002-12-17 | ミスチェンコ、ヴァレンティン・アレクサンドロヴィッチ | 情報を暗号化する方法およびその方法を実現するための装置 |
JP2020526966A (ja) * | 2017-07-05 | 2020-08-31 | レッド.コム,エルエルシー | 電子機器でのビデオ画像データ処理 |
CN111384967A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-07-07 | 上海寒武纪信息科技有限公司 | 数据编码方法 |
CN111384967B (zh) * | 2018-12-28 | 2022-12-09 | 上海寒武纪信息科技有限公司 | 数据编码方法 |
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