JPH10336564A - データ送出装置とその方法 - Google Patents

データ送出装置とその方法

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JPH10336564A
JPH10336564A JP10093748A JP9374898A JPH10336564A JP H10336564 A JPH10336564 A JP H10336564A JP 10093748 A JP10093748 A JP 10093748A JP 9374898 A JP9374898 A JP 9374898A JP H10336564 A JPH10336564 A JP H10336564A
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JP
Japan
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recorded
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Application number
JP10093748A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takahashi
高橋  清
Masami Noritomi
正実 乗富
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一構成の単位モジュールを自在に組み合わせ
て、放送局の規模に応じた仕様のサーバーシステムを構
成する。 【解決手段】ライブラリ部12の単位モジュール2a
と、送出部18のn個の単位モジュール2b1 〜2bn
とは2段にカスケード接続され、単位モジュール2a
は、単位モジュール2b1 〜2bn が用いる音声・映像
データの全てを記録して一括して管理する。単位モジュ
ール2b1 〜2bn は、放送用の回線に送出するデータ
を示すファイリングリストをコピーマネージャ14に対
して出力し、コピーマネージャ14はそのファイリング
リストを再生を要求する音声・映像データを示すプレイ
リストに変換し、単位モジュール2aに対して出力す
る。単位モジュール2aは、コピーマネージャ14から
入力されたプレイリストが示す音声・映像データを再生
し、単位モジュール2b1 〜2bn に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、多チャ
ンネル放送を行うケーブルテレビジョン放送局におい
て、全チャネルに対して送出する番組およびコマーシャ
ルなどの音声・映像データを一括して記録し、記録した
音声・映像データを再生し、チャネルごとに送出するデ
ータ記録・再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV(ケーブルテレビ)など
の普及による情報提供の他チャンネル化に伴い、従来の
VTR(ビデオテープレコーダ)とは異なり、1台の映
像・音声データ記録再生装置から複数の映像・音声デー
タを同時に記録したり、再生したり、さらには、記録し
ながら再生したりすることへの要求が高まりつつある。
そして、この要求を満たすために、ハードディスクなど
のランダムアクセス可能な記録媒体を用いて映像・音声
を記録再生するビデオサーバあるいはAV(Audioand/or
Video)サーバと呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】一般的に、放送局におけるビデオサーバ
は、画質や音質に対する要求から、必要とされるデータ
の転送レートが高い上に長時間のデータを記録とするた
めに大容量である必要がある。そこで、映像・音声デー
タを蓄積するとともに並列処理が可能な複数のハードデ
ィスク(HD)装置を含むデータ記録再生装置を用いる
ことによりデータの転送レートの高速化と大容量化を図
る試みや、更にパリティデータを記録しておくことによ
り、万一いずれかのHD装置が故障しても信頼性を確保
できるようにする試みがなされている。これにより、放
送局が提供としようとしている番組の内容や放送形態に
より要求されているチャンネル数が異なる場合であって
も、複数の音声・映像データからなる素材データを分散
的に記録しておき他チャンネル送出を同時に行ったり、
同一の素材データを再生時間をずらして他チャンネルで
再生することにより、VOD(ビデオオンデマンド)や
NVOD(ニアビデオオンデマンド)などのシステムを
構築するなど、多様な使用形態に対応することができる
マルチチャンネルビデオサーバを実現することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケーブルテ
レビジョン放送局には、1〜3チャネル程度のチャネル
を用いて放映を行う小規模なものも、数十〜数百チャネ
ルものチャネルを用いて放映を行う大規模なものもあ
る。これら規模が異なる放送局各々においては、サーバ
ーシステムに対して要求される機能および性能が異なる
ので、従来、サーバシステムのシステム設計を、放送局
の規模に応じて個別に行う必要があり、システム設計に
要する費用がサーバシステムの価格を引き上げるという
問題があった。
【0005】そのため、規模が異なる複数の放送局が用
いるサーバーシステムを無理に同一構成にしようとする
と、規模が大きい放送局に合わせた構成とせざるを得
ず、規模が小さい放送局が、不必要に大規模で価格が高
いサーバーシステムを導入せざるを得ないという問題が
あった。また、放送局の規模の拡大に伴って、チャネル
数を増設しようとしても、個別に設計されたサーバシス
テムはシステム仕様の変更が難しく、チャネル数の増設
などに柔軟に対応することができないという問題もあっ
た。
【0006】したがって、本発明の目的は、同一構成の
単位モジュールを自在に組み合わせて、放送局の規模に
応じた仕様のサーバーシステムを構成することができ、
また、放送局のチャネル数の増設などに応じてサーバー
システムの仕様の変更を容易かつ柔軟に行うことができ
るるデータ送出装置を提供することにある。また、本発
明の目的は、同一構成の単位モジュールを自在に組み合
わせて、放送局の規模に応じた仕様のサーバーシステム
を構成することができ、また、放送局のチャネル数の増
設などに応じてサーバーシステムの仕様の変更を容易か
つ柔軟に行うことができるるデータ送出方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のデータ送出装置は、x段(2≦x)にカス
ケード接続された単位モジュールと、リスト変換手段と
を有するデータ送出システムであって、前記単位モジュ
ール各々は、記録再生手段と、前記記録再生手段に記録
させるデータを示す第1のリストを生成する第1のリス
ト生成手段と、前記記録再生手段に再生させるデータを
示す第2のリストを受信する第2のリスト受信手段と、
再生したデータを、次段の前記単位モジュールに供給す
るデータ供給手段とを有し、前記単位モジュール各々の
前記記録再生手段は、外部から供給されるデータの内、
生成した前記第1のリストが示すデータを記録し、受信
した前記第2のリストが示すデータを再生し、前記リス
ト変換手段は、第y段(2≦y≦x)の前記単位モジュ
ールの前記第1のリスト生成手段が生成した前記第1の
リストを、前記第2のリストに変換して、第(y−1)
段の前記単位モジュールの全部または一部の前記第2の
リスト受信手段に対して出力する。
【0008】好適には、前記第1のリストおよび前記第
2のリストは、少なくとも、これら前記第1のリストお
よび前記第2のリストが示すデータ各々が記録済状態で
あるか未記録状態であるかを示す状態データを含み、前
記単位モジュール各々の前記記録再生手段は、受信した
前記第2のリストが示すデータの内、対応する前記状態
データが未記録状態を示すデータを再生する。
【0009】また好適には、前記第1のリストおよび前
記第2のリストは、少なくとも、これら前記第1のリス
トおよび前記第2のリストが示すデータ各々が記録済状
態であるか未記録状態であるかを示す状態データを含
み、前記単位モジュール各々の前記第1のリスト生成手
段は、前記第1のリストの内、対応する前記状態データ
が未記録状態を示すデータから構成された第3のリスト
を前記リスト変換手段に供給し、前記リスト変換手段
は、第y段の前記単位モジュールの前記第1のリスト生
成手段が生成した前記第3のリストの前記状態データを
前記第2のリストに変換する。
【0010】特定的には、前記データは、音声データお
よび映像データまたはこれらのいずれかを有するデータ
である。
【0011】このような本発明に係るデータ送出装置
は、それ自体で単独のサーバシステムを構成しうる第1
段目の単位モジュールが再生した音声・映像データを、
基本的に第1段目の単位モジュールと同一構成の第2段
目の複数の単位モジュールがデータ供給手段を介して受
けて記録し、さらに、第2段目の複数の単位モジュール
各々が再生したデータを、第2段目の複数の単位モジュ
ール各々にデータ供給手段を介して接続された第3段目
の複数の単位モジュールが受けて記録するといったよう
に、単位モジュールが多段(x段:x≧2)にカスケー
ド接続されて構成される。
【0012】以下、第1段目が1個の単位モジュールの
みから構成され、第2段目がn個(n≧2)の単位モジ
ュールから構成される場合を例に説明する。このような
データ記録・再生システムにおいて、第1段目の単位モ
ジュールは、放送局において用いられる複数(n個)の
チャネルに対して送出する番組およびコマーシャルなど
の音声・映像データの全てを記録し、記録した音声・映
像データを第2段目の単位モジュールに供給するライブ
ラリ装置として機能する。
【0013】また、第2段目のn個の単位モジュール
は、第1段目の単位モジュールから供給される番組およ
びコマーシャルなどの音声・映像データから、n個のチ
ャネル各々に送出する音声・映像データを選択して記録
し、記録した音声・映像データを、番組およびコマーシ
ャルなどの放映時間に合わせて再生し、伝送路に送出す
る送出装置(オンエアモジュール)として機能する。
【0014】第1段目の単位モジュールにおいて、記録
再生手段は、中継回線などの外部から供給され、n個の
チャネルに供給する音声・映像データの全てを示す第1
のリスト(ファイリングリスト)に含まれている番組な
どの音声・映像データを記録し、記録した音声・映像デ
ータの内、第2のリスト(プレイリスト)が示す音声・
映像データを順次、再生し、データ供給手段に対して出
力する。
【0015】第1のリスト生成手段は、たとえば、記録
再生手段を制御して、外部から入力される音声・映像デ
ータの内、ユーザーが入力したファイリングリストが示
す音声・映像データを選択して記録させる。第2のリス
ト受信手段は、第2段目の単位モジュールからリスト変
換手段を介して入力されるプレイリストを受け入れ、記
録再生手段を制御して、プレイリストが示す音声・映像
データを再生させる。
【0016】第2段目のn個の単位モジュールにおい
て、記録再生手段は、第一段目の単位モジュールから供
給され、n個のチャネル各々に供給する音声・映像デー
タを示すファイリングリストに含まれている番組などの
音声・映像データを記録し、記録した音声・映像データ
の内、プレイリストが示す音声・映像データを順次、再
生し、放映用の回線などに対して出力する。
【0017】第1のリスト生成手段は、たとえば、プレ
イリストが示す音声・映像データの内、記録再生手段が
未だ記録していない音声・映像データを示すファイリン
グリストを生成し、リスト変換手段に対して出力する。
第2のリスト受信手段は、たとえば、記録再生手段を制
御して、外部から入力される音声・映像データの内、ユ
ーザーが入力したプレイリストが示す音声・映像データ
を選択して記録させる。
【0018】リスト変換手段は、第2段目の単位モジュ
ールから入力されたファイリングリストをプレイリスト
の形式に変換し、第1段目の単位モジュールの第2のリ
スト受信手段に対して出力する。このように、リスト変
換手段が後段の単位モジュールから入力されるファイリ
ングリストを、プレイリストに変換して前段の単位モジ
ュールに対して出力することにより、いずれの段の単位
モジュールも、プレイリストが示す音声・映像データを
再生し、ファイリングリストが示す音声・映像データを
記録するという全く同じ動作で、各々ライブラリ装置お
よび送出装置としての異なる機能を果たすことができ
る。
【0019】また、本発明のデータ送出方法は、外部か
ら供給されるデータを記録する記録手段および該記録さ
れたデータを再生再生手段の両方またはいずれか一方を
有する記録再生手段を各々含む、x段(2≦x)にカス
ケード接続された単位モジュールからデータを送出する
データ送出方法であって、第y段(2≦y≦x)の前記
単位モジュールの前記記録再生手段に記録させるデータ
を示す第1のリストを生成する第1のステップと、前記
第1のステップで生成した前記第1のリストを前記記録
再生手段に記録されたデータの再生させるデータを示す
第2のリストに変換する第2のステップと、前記第2の
ステップで変換された前記第2のリストを、第(y−
1)段の全ての単位モジュールまたは一部の単位モジュ
ールに出力する第3のステップと、前記第3のステップ
で出力された前記第2のリストを受信して、当該第2の
リストに基づいて、記録されたデータを前記記録再生手
段から再生させる第4のステップとを有する。
【0020】好適には、第y段の前記単位モジュール
が、前記第2のリストを生成し、当該第y段の単位モジ
ュールの前記記録再生手段に記録されたデータを再生す
るステップをさらに有する。
【0021】また好適には、第(y−1)段の前記単位
モジュールが、前記第3のステップで出力された前記第
2のリストを受信し、前記第1のリストを変換して、外
部から供給されるデータのうち、前記第1のリストに示
されたデータを第(y−1)段の前記記録再生手段に記
録させるステップをさらに有する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1〜図5を参照して説明する。まず、図1を参照して、
本実施の形態のサーバーシステムの構成の概略について
説明する。図1は、そのサーバーシステム1の構成を示
す図である。図1に示すように、サーバーシステム1
は、ライブラリ部12、分配装置124、コピーマネー
ジャ14、LAN16および送出部18を有する。
【0023】ライブラリ部12は、たとえば、受信装置
120、ビデオテープレコーダ(VTR)122、およ
び、その構成を図2に示すような単位モジュール2aか
ら構成され、中継用の通信回線10や,図示しない放送
用の伝送路などに接続される。分配装置124は、たと
えば、ライブラリ部12の単位モジュール2aから入力
された音声・映像データLOUTを増幅して、同一内容
の音声・映像データを送出部18の単位モジュール2b
1 〜2bn に対して分配し供給する。
【0024】送出部18は、その構成を図2に示すよう
なn台の単位モジュール2b1 〜2bn および伝送装置
180を有する。単位モジュール2b1 〜2bn は、分
配装置124を介して入力された音声・映像データを記
憶しておき、後述するプレイリストに従って、複数のチ
ャネル各々の音声・映像データを、その放映時間に合わ
せて再生する。伝送装置180は、送出部18の単位モ
ジュール2b1 〜2bn から各々、1〜qチャネル分ず
つ入力される音声・映像データCG1 〜CGn を多重化
し、放送用の伝送路に送出する。
【0025】コピーマネージャ14は、その構成を図3
に示すように、たとえば、LAN16を介してライブラ
リ部12の単位モジュール2aおよび送出部18の単位
モジュール2b1 〜2bn と接続されたコンピュータで
あって、LAN−IF140およびリスト変換部142
を有する。
【0026】サーバーシステム1は、これらの構成部分
により、たとえば、ケーブルテレビジョン放送局におい
て、複数のチャネルを用いて放映する番組、コマーシャ
ルおよびスポーツ中継などの、音声データおよび映像デ
ータまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)の全
て、および、さらに、文字データやその他データを、ラ
イブラリ部12により通信回線10などから受けて、一
括して記録および管理する。そして、サーバーシステム
1は、ライブラリ部12が供給する音声・映像データ
を、これら複数のチャネル各々に対応する送出部18の
単位モジュール2b1 〜2bn 各々により記録および管
理し、番組などの放映時間に合わせて再生し、放送用の
伝送路に送出する。
【0027】次に、単位モジュール2a、2b1 〜2b
n の構成および動作について説明する。まず、図2を参
照して、単位モジュール2a、2b1 〜2bn の構成に
ついて説明する。図2は、前述したように、図1に示し
たサーバーシステム1のライブラリ部12の単位モジュ
ール2a、および、送出部18の単位モジュール2b1
〜2bの構成を示す図である。単位モジュール2a,
2b〜2bn は、音声・映像データの記録容量ある
いはシステム仕様に応じた変更などを除いて、基本的に
同一の構成を採り、入力部20、記録・再生部22、選
択装置24、制御部26および端末装置268を有す
る。
【0028】入力部20は、たとえば、m個の入力イン
ターフェース回路(入力IF)2001 〜200m を有
する。入力IF2001 〜200m には、各々受信装置
120、分配装置124およびビデオテープレコーダ
(VTR)装置122などが接続される。
【0029】記録・再生部22は、入力IF2001
200m 各々に対応するm個の記録・再生装置2201
〜220m を有する。IF2001 〜200m の各々
は、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置などのノ
ンリニアアクセス可能な記録媒体を有する装置や、テー
プカセットを記録媒体にしたカセットチェンジャー装置
などを有する。なお、記録・再生装置2201 〜220
m の数は、入力部20の入力IF2001 〜200m
数と必ずしも一致している必要はなく、たとえば、単一
の記録・再生装置により記録・再生部22が構成されて
いてもよい。
【0030】制御部26は、制御装置260、ファイリ
ングリスト生成部262、プレイリスト受信部264お
よびLANインターフェース回路(LAN−IF)26
6を有する。
【0031】次に、単位モジュール2a、2b1 〜2b
n の動作、および、単位モジュール2a、2b1 〜2b
n を構成する各部の動作について説明する。まず、ライ
ブラリ部12の単位モジュール2aの動作について説明
する。ライブラリ部12の、単位モジュール2aは、た
とえば、ユーザーが端末装置268を用いて作成したフ
ァイリングリスト(図4を参照して後述する)に示され
た音声・映像データを、受信装置120およびVTR装
置122などから受信して記録する。また、単位モジュ
ール2aは、送出部18からコピーマネージャ14およ
びLAN16を介して入力されるプレイリスト(図5を
参照して後述する)が示す音声・映像データを再生し
て、分配装置124を介して送出部18の単位モジュー
ル2b1 〜2bn の全てに供給する。
【0032】次に、送出部18の、単位モジュール2b
1 〜2bn の動作について説明する。送出部18の単位
モジュール2b1 〜2bn は、たとえば、ユーザーが端
末装置268を用いて作成したプレイリストが示す複数
のチャネル各々の音声・映像データを、その放映時間に
合わせて再生する。また、単位モジュール2b1 〜2b
n は、記録すべき音声・映像データを示すファイリング
リストを生成して、コピーマネージャ14およびLAN
16を介してライブラリ部12の単位モジュール2aに
対して出力する。
【0033】次に、このような単位モジュール2a、2
1 〜2bn を構成する各部の動作について説明する。
単位モジュール2a,2b1 〜2bn において、入力部
20の入力IF2001 〜200m は各々、制御部26
の制御装置260の制御に従って動作し、受信装置12
0およびVTR装置122、あるいは、分配装置124
などの外部から入力される音声・映像データを受け入れ
て、記録・再生部22に対して出力する。
【0034】記録・再生部22を構成する記録・再生装
置2201 〜220m は各々、制御装置260の制御に
従って動作され、入力IF2001 〜200m を介して
入力された音声・映像データを記録し、記録した音声・
映像データを再生して選択装置24に対して出力する。
【0035】選択装置24は、q個(1≦q)の出力端
子VOUT1 〜VOUTq を有し、制御装置260の制
御に従って動作して、記録・再生装置2201 〜220
m から各々入力された音声・映像データを、選択された
所定の出力端子VOUT1 〜VOUTq にスイッチング
して分配装置124または伝送装置180に対して出力
する。なお、ライブラリ部12の単位モジュール2aの
選択装置24は、たとえば、q個の出力端子VOUT1
〜VOUTq の内の1つ(VOUTk :1≦k≦q)の
みから音声・映像データを出力する。また、送出部18
の単位モジュール2b1 〜2bn の各選択装置24は、
q個の出力端子VOUT1 〜VOUTq の全てまたは一
部から音声・映像データを出力する。
【0036】制御部26において、制御装置260は、
単位モジュール2a,2b1 〜2bn の各構成部分の動
作を制御する。また、制御装置260は、記録・再生装
置2201 〜220m に記録された音声・映像データお
よびその記録領域を管理する。
【0037】また、制御装置260は、端末装置268
に対してユーザーが作成したファイリングリスト、ある
いは、ファイリングリスト生成部262が生成したファ
イリングリストに基づいて、記録・再生装置2201
220m を制御し、受信装置120およびVTR装置1
22などの外部から、あるいは、ライブラリ部12の単
位モジュール2aから分配装置124を介して入力され
た音声・映像データの内、ファイリングリストが示す音
声・映像データのみを記録させる。
【0038】また、制御装置260は、端末装置268
を用いてユーザーが作成したプレイリスト、あるいは、
プレイリスト受信部264が受信したライブラリ部12
の単位モジュール2aからのプレイリストに基づいて、
記録・再生装置2201 〜220m を制御し、記録・再
生装置2201 〜220m に記録された音声・映像デー
タの内、プレイリストに示された音声・映像データを、
プレイリストに示された時間に順次、再生させる。
【0039】また、制御装置260は、単位モジュール
2a,2b1 〜2bn の各構成部分に障害が起きたか否
かを診断する自己診断機能を有し、たとえば、コピーマ
ネージャ14などの問い合わせに応じて、障害が起きた
こと、および、起きた障害の内容をLAN16を介して
通報する。
【0040】ここで、これら単位モジュール2a,2b
1 〜2bn において生成され参照されるファイリングリ
ストおよびプレイリストについて説明する。まず、ファ
イリングリストについて説明する。ファイリングリスト
とは、記録・再生装置2201 〜220m にどのような
音声・映像データを記録するか、または記録されている
かを示すリストであって、操作端末268またはファイ
リングリスト生成部262で作成される。ファイリング
リスト生成部262では、プレイリスト受信部264が
出力するプレイリストおよび/または制御装置260が
管理する音声・映像データに基づいて、ファイリングリ
ストを生成され、制御装置260およびLAN−IF2
66に対して出力する。操作端末268によって作成さ
れたファイリングリストも制御装置260およびLAN
−IF266に出力される。
【0041】ファイリングリスト生成部262で生成さ
れるファイリングリストについて、さらに図4を参照し
て説明する。なお、操作端末268で作成されるファイ
リングリストもこのファイリングリスト生成部262で
生成されるファイリングリストと同様の構成である。図
4は、図2に示したファイリングリスト生成部262が
生成するファイリングリスト410を示す図である。
【0042】図4に示すように、ファイリングリスト4
10は、番号データ(no)400、再生開始時刻デー
タ(START)401、識別子データ(ID)40
2、タイトルデータ(TITLE)403、記録位置デ
ータ(SOM)404、時間長データ(DUR)40
5、格納位置データ(BIN)406および状態データ
(STATUS)407の各項目のデータを有する。
【0043】ファイリングリストにおいて、番号データ
(no)400は、番組またはコマーシャルなどの音声
・映像データ各々に付された番号を示す。再生開始時刻
データ(START)401は、音声・映像データ各々
の再生を開始する時刻を時(HH):分(MM):秒
(SS)の形式で示す。識別子データ(ID)402
は、単位モジュール2a,2b1 〜2bn においてユニ
ークに音声・映像データ各々に付される識別子を示す。
タイトルデータ(TITLE)403は、音声・映像デ
ータ各々の名称(タイトル)を示す。
【0044】記録位置データ(SOM)404は、記録
・再生装置2201 〜220m における音声・映像デー
タ各々の記録位置の先頭を時(HH):分(MM):秒
(SS)の形式で示す。時間長データ(DUR)405
は、記録再生装置2201 〜220m に記録された音声
・映像データ各々の時間長を示す。格納位置データ(B
IN)406は、音声・映像データが、記録・再生装置
2201 〜220m のいずれに記録されているか、ある
いは、記録・再生部22が1台のカセットチェンジャー
装置である場合に、音声・映像データが記録されている
カセット記録媒体の格納位置を示す。
【0045】状態データ(STATUS)407は、音
声・映像データが記録・再生装置2201 〜220m
記録されているか(filed)、記録されていないか
(not filed)、あるいは、音声・映像データ
がテープ記録媒体に記録されている場合に、音声・映像
データが記録されているテープ記録媒体が巻き戻されて
いる(reviewed)か、などの状態を示す。
【0046】次に、プレイリストについて説明する。プ
レイリストとは、記録再生装置268に記録された音声
・映像データを含むデータをいつ再生するかなどを示す
リストのことであって、操作端末268またはプレイリ
スト受信部264で生成される。プレイリスト受信部2
64は、操作端末268を用いて作成された、あるい
は、ライブラリ部12の単位モジュール2aから受信し
たプレイリストを、ファイリングリスト生成部262お
よび制御装置260に対して出力する。
【0047】プレイリスト受信部264で生成されるプ
レイリストについて、さらに図5を参照して説明する。
図5は、図2に示したプレイリスト受信部264が生成
するプレイリスト510を示す図である。図5に示すよ
うに、プレイリストは、番号データ(no)500、再
生開始時刻データ(START)501、識別子データ
(ID)502、SEGデータ503、タイトルデータ
(TITLE)504、記録位置データ(SOM)50
5、時間長データ(DUR)506、格納位置データ
(DIN)507、Pulse12LB508、状態デ
ータ(STATUS)509の各項目を有する。
【0048】つまり、プレイリストは、図4に示したフ
ァイリングリストと同一内容の番号データ(no)、再
生開始時刻データ(START)、識別子データ(I
D)、記録位置データ(SOM)、時間長データ(DU
R)、格納位置データ(BIN)および状態データ(S
TATUS)に、SEGデータおよびPulse12L
Bデータを付加した構成となっている。
【0049】プレイリストにおいて、SEGデータは、
ライブラリ部12と送出部18との間の制御に用いられ
る。Pulse12LBデータは、単位モジュール2
a,2b1 〜2bn における音声・映像データの再生タ
イミングを示す。なお、前述したように、プレイリスト
に含まれるこれら2つ以外のデータは、ファイリングデ
ータに含まれるデータと同じである。
【0050】ライブラリ部12において、単位モジュー
ル2aのLAN−IF266は、LAN16を介してコ
ピーマネージャ14から入力されたプレイリストを、プ
レイリスト受信部264に対して出力する。また、送出
部18(図1)において、単位モジュール2b1 〜2b
n のLAN−IF266は、ファイリングリスト生成部
262から入力されたファイリングリングリストを受信
し、LAN16を介してコピーマネージャ14に対して
出力する。
【0051】次に、コピーマネージャ14の構成につい
て説明する。まず、図3を参照して、コピーマネージャ
14の構成について説明する。図3は、前述したよう
に、図1に示したサーバーシステム1のコピーマネージ
ャ14の構成を示す図である。LAN−IF140は、
送出部18の単位モジュール2b1 〜2bn からLAN
16を介して入力される図4に示すようなファイリング
リストをリスト変換部142に対して出力する。また、
LAN−IF140は、リスト変換部142から入力さ
れる図5に示したようなプレイリストを、LAN16を
介してライブラリ部12の単位モジュール2aに対して
出力する。
【0052】リスト変換部142は、送出部18からL
AN16を介して入力された図4に示したようなファイ
リングリストに、SEGデータおよびPulse12L
Bデータを付加して、図5に示したようなプレイリスト
に変換し、LAN16を介してライブラリ部12に対し
て出力する。
【0053】次に、サーバーシステム1の各単位モジュ
ールの動作を説明しながら、サーバーシステム1全体の
動作について説明する。まず、送出部18において、各
単位モジュール2b1 〜2bn では、端末装置268を
用いてプレイリストを作成する。送出部18の記録再生
装置に記録された映像音声データを再生して送出するた
めに、送出リストであるプレイリストを作成する。プレ
イリストの作成は端末装置268以外にも、図示しない
がLAN16に接続された端末からでもプレイリストを
作成することもできる。プレイリスト受信部264は、
作成されたプレイリストを受信し、ファイリングリスト
生成部262および制御装置に出力する。
【0054】ファイリングリスト生成部262は、作成
されたプレイリストからSEGデータおよびPulse
12LBデータを削除し、ファイリングリストを生成
する。さらに、制御装置260が管理する記録再生装置
220I 〜220m に記録された映像音声データからプ
レイリストの状態データ(Status)を変更してフ
ァイリングリストを作成する。すなわち、送出部18か
ら送出すべき映像音声データが示されたプレイリスト上
に、送出すべき映像音声データがないと、プレイリスト
からファイリングされていない映像音声データが示され
たファイリングリストを作成するのである。生成された
ファイリングリストは、LAN16を経由してコピーマ
ネージャ14に出力する。
【0055】送出部18を構成する各単位モジュールか
ら出力されたファイリングリストは、コピーマネージャ
14に出力される。このコピーマネージャ14は、この
ファイリングリストからプレイリストを作成して、ライ
ブラリ部12に出力する。ここでファイリングリストを
プレイリストに変換してプレイリストを作成している
が、各単位モジュール2a、2b1 〜2bn においてリ
ストを受信するのは、プレイリスト受信部264であ
る。すなわち、コピーマネージャ14は、送出部18の
単位モジュールから入力されたファイリングリストをそ
のままライブラリ部12に出力させれば、ライブラリ部
12は、プレイリスト受信部264でこのファイリング
リストを受信することになる。つまり、プレイリスト受
信部264で受信すべきプレイリストを、実際にはファ
イリングリストを入力させ、ライブラリ部12はプレイ
リストであると認識させることができる。したがって、
このコピーマネージャ14では、入力されたファイリン
グリストをそのままライブラリ部12に出力させること
もできる。
【0056】ライブラリ部12のプレイリスト受信部2
64は、LAN16を介して入力されたプレイリスト、
あるいはファイリングリストをライブラリ部12のプレ
イリストとしてファイリングリスト生成部262、制御
装置260に出力する。プレイリスト受信部264から
出力されたプレイリストに基づいて、制御装置260
は、記録再生装置220I 〜220m に記録された映像
音声データを送出部18に出力させる。ここで、送出部
18において、送出すべき映像音声データが送出部18
の記録再生装置220I 〜220m にない場合、上述の
処理にしたがってライブラリ部12から送出部18に必
要な映像音声データが、送出部18の記録再生装置22
I 〜220m に記録されることになる。さらに、プレ
イリスト受信部264が受信したプレイリストはファイ
リングリスト生成部262に出力される。ファイリング
リスト生成部262は、このプレイリストに基づいてフ
ァイリングリストを生成する。生成されたファイリング
リストは制御装置260に出力される。
【0057】制御装置260は入力されたこのファイリ
ングリストに基づいて必要な映像音声データを記録再生
装置220I 〜220m に記録させる。すなわち、送出
部18において送出すべき映像音声データが記録されて
おらず、ライブラリ部12に記録された映像音声データ
を送出部18に送出させようとしたが、ライブラリ部1
2にも送出すべき映像音声データが記録されていない
と、この処理によってライブラリ部12の記録再生装置
220I 〜220m に必要な映像音声データが記録され
ることになる。具体的には、制御装置260は記録再生
装置220I 〜220m を制御して、ファイリングリス
トの状態データ(Status)が未記録(Not F
iled)となっている映像音声データを順次記録させ
る。プレイリスト受信部264からのプレイリストが入
力された場合、制御装置260は、プレイリスト上に記
載された映像音声データを記録再生装置220I 〜22
m を制御して順次再生させる。再生された映像音声デ
ータは、分配装置124に出力される。
【0058】分配装置124は、単位モジュール2aか
ら入力された映像音声データを、送出部18の単位モジ
ュール2b1 〜2bn の全てに対して出力する。なお、
ライブラリ部18は、上述した映像音声データの記録お
よび再生を同時に並行して行う。
【0059】このように、単位モジュール2b1 〜2b
n の全てに同一の音声・映像データを出力し、単位モジ
ュール2b1 〜2bn が各々必要な音声・映像データを
記録することにより、単位モジュール2b1 〜2bn
内の複数が、コマーシャルなどの同一の音声・映像デー
タを必要とする場合でも、この音声・映像データの単位
モジュール2aによる再生および送出が1回で済む。
【0060】なお、送出部18がライブラリ部12から
の音声・映像データを記録する際には、送出部18とラ
イブラリ部12との動作の同期をとる必要があるが、た
とえば、送出部18とライブラリ部12との間の動作の
同期は、放送局において用いられる基準同期信号を用い
ることにより正確にとることができる。
【0061】また、送出部18が、ライブラリ部12か
らの音声・映像データを識別するためには、送出部18
が、ファイリングデータに含まれる音声・映像データの
識別データ(ID)と、ライブラリ部12が音声・映像
データに付した識別データ(ID)とを比較する方法、
送出部18がファイリングリストを送出してから、基準
同期信号の何周期目にライブラリ部12が送出部18に
対して音声・映像データを送出するかを予め取り決めて
おく方法、あるいは、ライブラリ部12と送出部18と
の間で自動収録機能を用いる方法などを採ることができ
る。
【0062】次に、送出部18の単位モジュール2b1
〜2bn による音声・映像データの再生について説明す
る。単位モジュール2b1 〜2bn 各々において、制御
装置260は、記録・再生装置2201 〜220m を制
御して、プレイリスト(図5)が示す再生開始時間(S
TART)が示す時刻に、識別子データ(ID)などが
示す音声・映像データを、記録位置データ(SOM)お
よび格納位置データ(BIN)が示す記録位置から再生
させ、選択装置24を介して伝送装置180に対して出
力させる。
【0063】伝送装置180は、単位モジュール2b1
〜2bn から入力された音声・映像データを多重化し
て、放送用の回線に対して送出する。
【0064】以上説明したように、本発明に係るサーバ
ーシステム1によれば、基本的に同一構成の単位モジュ
ール2a,2b1 〜2bn を用いて、放送用の音声・映
像データを一括して管理するライブラリ装置と、各チャ
ネルに送出する音声・映像データを管理する送出部とを
構成することができる。したがって、放送局の規模に合
わせて、ライブラリ部12の単位モジュール2aの数、
および、送出部18の単位モジュール2b1 〜2bn
数を変更してシステムの規模を柔軟に変更することがで
きる。
【0065】また、ライブラリ部12においても、送出
部18においても、各単位モジュールは、全く同一の動
作を行うので、たとえば、ライブラリ部12に用いる単
位モジュールの記録・再生部22の記録容量を、送出部
18に用いる単位モジュールの記録容量よりも多くする
といった、ごく少ない変更で、同一構成の単位モジュー
ルを、ライブラリ部12にも送出部18にも用いること
ができる。したがって、用途別に単位モジュールを開発
・設計する必要がないので、開発コストが低くて済む。
【0066】第1変形例 以下、図6を参照して、前述した実施の形態(サーバー
システム1)の第1の変形例(サーバーシステム3)を
説明する。図6は、本発明の実施の形態の第1の変形例
を示す図である。なお、図6においては、サーバーシス
テム3の構成部分のうち、図1に示したサーバーシステ
ム1の構成部分と同じものには同一の符号が付してあ
る。
【0067】図6に示すように、サーバーシステム3
は、ライブラリ部12と、ライブラリ部12の単位モジ
ュール2a(図1、図6において図示せず)の出力端子
VOUT1 〜VOUTq に各々接続されたf(f=2〜
q)個の分配装置1241 〜124f 、および、分配装
置1241 〜124f 各々に接続された送出部181
18f を有する。
【0068】前述した実施の形態においては、ライブラ
リ部12において、単位モジュール2aのq個の出力端
子VOUT1 〜VOUTq の内の1つのみを用いていた
が、図6に示すように、単位モジュール2aの出力端子
VOUT1 〜VOUTq 各々に送出部181 〜18f
接続することにより、サーバーシステムがサポートする
チャネル数を、最大f×qチャネルまで増やすことが可
能である。
【0069】第2変形例 以下、図7を参照して、前述した実施の形態(サーバー
システム1)の第2の変形例(サーバーシステム4)を
説明する。図7は、本発明の実施の形態の第2の変形例
を示す図である。なお、図7においては、サーバーシス
テム4の構成部分のうち、図1および図6に示したサー
バーシステム1,3の構成部分と同じものには同一の符
号が付してある。また、図面の簡略化のために、伝送装
置180は省略する。
【0070】図7に示すように、サーバーシステム4
は、ライブラリ部12、ライブラリ部12と分配装置1
24を介して接続された単位モジュール2a,2b1
2bn(図1,図2)と同一の構成で同一の機能を有す
るr台の単位モジュール21 〜2r 、単位モジュール2
1 〜2r 各々にs個ずつ接続された分配装置1241s
124rs、および、分配装置1241s〜124rsにn個
ずつ接続された単位モジュール2111 〜2rsn を有す
る。
【0071】サーバーシステム4において、コピーマネ
ージャ14は、単位モジュール21〜2r が出力したフ
ァイリングリストをプレイリストに変換して、ライブラ
リ部12に対して出力する。また、コピーマネージャ1
4は、単位モジュール2111 〜2brsn が出力したファ
イリングリストをプレイリストに変換して、単位モジュ
ール21 〜2r に対して出力する。コピーマネージャ1
4以外のサーバーシステム4の各構成部分の機能および
動作は、サーバーシステム1,3においてと同じであ
る。
【0072】サーバーシステム1の構成は、ライブラリ
部12の単位モジュール2aと、送出部18のn台の単
位モジュール2b1 〜2bn とを、2段にカスケード接
続した構成を採るが、サーバーシステム4のように、さ
らにカスケード接続の段数を3段に増やし、3段のカス
ケード接続段の間でコピーマネージャ14およびLAN
16を介してファイリングリストおよびプレイリストの
送受信を行うことにより、サーバーシステムがサポート
するチャネル数を最大r×s×n×qチャネルまで増大
させることができる。
【0073】また、さらに、サーバーシステム4の複数
段のカスケード接続の段数を増やし、4段以上にカスケ
ード接続された単位モジュールの段間で、コピーマネー
ジャ14がファイリングリストとプレイリストとの変換
処理を行うことにより、サーバーシステムがサポートす
るチャネル数を増やすことができる。
【0074】その他の変形例 なお、図4に示したファイリングリスト、および、図5
に示したプレイリストの構成は例示であって、必要に応
じてこれらのリストに含めるデータの種類を増やした
り、データの順序を変えたり、不要なデータを削除する
などの変更が可能である。また、サーバーシステム1,
3,4(図1,図6,図7)においては、ライブラリ部
12に含まれる単位モジュールの数は1台に限らず、複
数の単位モジュールを受信装置120およびVTR装置
122などに並列接続し、これら複数の単位モジュール
各々に送出部18を接続してもよい。
【0075】また、以上、サーバーシステム1,3,4
のライブラリ部12が、最初にユーザーにより設定され
たファイリングリストが示す音声・映像データを記録す
る動作を行う場合を示したが、たとえば、まず、ライブ
ラリ部12の後段の単位モジュール各々が、最初にファ
イリングリストの全部をコピーマネージャ14に対して
出力し、次に、コピーマネージャ14が、これらのファ
イリングリストをプレイリストに変換してライブラリ部
12に設定し、ライブラリ部12が、設定されたプレイ
リストに基づいて音声・映像データを記録するようにサ
ーバーシステム1,3,4の動作を変更することによ
り、後段の単位モジュールに対するプレイリストの設定
のみで、全ての音声・映像データをライブラリ部12に
より記録および管理することができ、ライブラリ部12
に対するファイリングリストの設定が不要になる。
【0076】また、サーバーシステム1,3,4は、音
声・映像データの記録、再生および送出の他、たとえ
ば、コンピュータプログラムの記録、再生および送出な
ど、他の用途に応用可能である。
【0077】また、サーバーシステム1,3,4におい
ては、カスケード接続の各段の単位モジュールが、ファ
イリングリストの全てをコピーマネージャ14に送出す
る場合を示したが、ファイリングリストの状態データが
未記録(not filed)を示している音声・映像
データのファイリングリストのみをコピーマネージャ1
4に送出するようにサーバーシステム1の動作を変更す
ることができる。この動作変更により、LAN16のト
ラヒックを軽減することができる。
【0078】また、各段の単位モジュールのファイリン
グリスト生成部262が、たとえば、再生開始時間(S
TART)が早い音声・映像データを示すファイリング
リストから順に、コピーマネージャ14にファイリング
リストを送出するといったように、音声・映像データに
優先順位を設定し、この優先順位に従って、ファイリン
グリストをコピーマネージャ14に送出するようにサー
バーシステム1の動作を変更することも可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ送
出装置とその方法によれば、同一構成の単位モジュール
を自在に組み合わせて、放送局の規模に応じた仕様のサ
ーバーシステムを構成することができ、また、放送局の
チャネル数の増設などに応じて、サーバーシステムの仕
様の変更を容易かつ柔軟に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るサーバーシステムの構成
を示す図である。
【図2】図2は、図1に示したサーバーシステムのライ
ブラリ部の単位モジュールの構成を示す図である。
【図3】図3は、図1に示したコピーマネージャの構成
を示す図である。
【図4】図4は、図2に示したファイリングリスト生成
部が生成するファイリングリストを示す図である。
【図5】図5は、図2に示したプレイリスト受信部が生
成するファイリングリストを示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態の第1の変形例を
示す図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態の第2の変形例を
示す図である。
【符号の説明】
1,3,4…サーバーシステム、10…通信回線、12
…ライブラリ部、18,181 〜18f …送出部、2
a,2b1 〜2bn ,21 〜2r ,2111 〜2rsn…単
位モジュール、120…受信装置、122…VTR装
置、20…入力部、2001 〜200m …入力IF、2
2…記録・再生部、2201 〜220m …記録・再生装
置、24…ルーティング装置、124,1241 〜12
f ,12411〜124rs…分配装置、14…コピーマ
ネージャ、16…LAN、180…伝送装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】x段(2≦x)にカスケード接続された単
    位モジュールと、 リスト変換手段とを有するデータ送出装置であって、 前記単位モジュールの各々は、 記録および再生の両方またはいずれか一方を行う記録再
    生手段と、 前記記録再生手段に記録させるデータを示す第1のリス
    トを生成する第1のリスト生成手段と、 前記記録再生手段に記録されたデータの再生させるデー
    タを示す第2のリストを受信する第2のリスト受信手段
    と、 再生したデータを、次段の前記単位モジュールに供給す
    るデータ供給手段とを有し、 前記単位モジュール各々の前記記録再生手段は、外部か
    ら供給されるデータのうち、前記第1のリスト生成手段
    で生成した前記第1のリストに示されたデータを記録
    し、前記第2のリスト受信手段で受信した前記第2のリ
    ストに示されたデータを再生し、 前記リスト変換手段は、第y段(2≦y≦x)の前記単
    位モジュールの前記第1のリスト生成手段が生成した前
    記第1のリストを、前記第2のリストに変換して、第
    (y−1)段の全ての単位モジュールまたは一部の単位
    モジュールの前記第2のリスト受信手段に出力するデー
    タ送出装置。
  2. 【請求項2】前記第1のリストおよび前記第2のリスト
    は、少なくとも、当該第1のリストおよび当該第2のリ
    ストが示すデータ各々が、前記記録再生手段に記録され
    た状態であるか、記録されていない未記録状態であるか
    を示す状態データを含み、 前記単位モジュール各々の前記記録再生手段は、受信し
    た前記第2のリストに示されたデータのうち、対応する
    前記状態データが未記録状態を示すデータを再生する請
    求項1に記載のデータ送出装置。
  3. 【請求項3】前記第1のリストおよび前記第2のリスト
    は、少なくとも、当該第1のリストおよび当該第2のリ
    ストが示すデータ各々が、前記記録再生手段に記録され
    た状態であるか、記録されていない未記録状態であるか
    を示す状態データを含み、 前記単位モジュール各々の前記第1のリスト生成手段
    は、前記第1のリストのうち、対応する前記記録状態デ
    ータが未記録状態を示すデータから構成された第3のリ
    ストを前記リスト変換手段に供給し、 前記リスト変換手段は、第y段の前記単位モジュールの
    前記第1のリスト生成手段が生成した前記第3のリスト
    の前記状態データを前記第2のリストに変換する。請求
    項1に記載のデータ送出装置。
  4. 【請求項4】前記データは、映像データおよび音声デー
    タの両方またはいずれか一方のデータである請求項1に
    記載のデータ送出装置。
  5. 【請求項5】外部から供給されるデータを記録する記録
    手段および該記録されたデータを再生再生手段の両方ま
    たはいずれか一方を有する記録再生手段を各々含む、x
    段(2≦x)にカスケード接続された単位モジュールか
    らデータを送出するデータ送出方法であって、 第y段(2≦y≦x)の前記単位モジュールの前記記録
    再生手段に記録させるデータを示す第1のリストを生成
    する第1のステップと、 前記第1のステップで生成した前記第1のリストを前記
    記録再生手段に記録されたデータの再生させるデータを
    示す第2のリストに変換する第2のステップと、 前記第2のステップで変換された前記第2のリストを、
    第(y−1)段の全ての単位モジュールまたは一部の単
    位モジュールに出力する第3のステップと、 前記第3のステップで出力された前記第2のリストを受
    信して、当該第2のリストに基づいて、記録されたデー
    タを前記記録再生手段から再生させる第4のステップと
    を有するデータ送出方法。
  6. 【請求項6】第y段の前記単位モジュールが、前記第2
    のリストを生成し、当該第y段の単位モジュールの前記
    記録再生手段に記録されたデータを再生するステップを
    さらに有する請求項5に記載のデータ送出方法。
  7. 【請求項7】第(y−1)段の前記単位モジュールが、
    前記第3のステップで出力された前記第2のリストを受
    信し、前記第1のリストを変換して、外部から供給され
    るデータのうち、前記第1のリストに示されたデータを
    第(y−1)段の前記記録再生手段に記録させるステッ
    プをさらに有する請求項5に記載のデータ送出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100016A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク媒体の記録再生装置及び記録再生方法

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JP2003100016A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク媒体の記録再生装置及び記録再生方法

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