JPH1033375A - 電気湯沸かし器 - Google Patents
電気湯沸かし器Info
- Publication number
- JPH1033375A JPH1033375A JP8199931A JP19993196A JPH1033375A JP H1033375 A JPH1033375 A JP H1033375A JP 8199931 A JP8199931 A JP 8199931A JP 19993196 A JP19993196 A JP 19993196A JP H1033375 A JPH1033375 A JP H1033375A
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- Japan
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- stabilizer
- silver
- antibacterial agent
- phenol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水に溶出しにくい抗菌剤を用いた電気湯沸か
し器を提供することである。 【解決手段】 リン酸ジルコニウムに銀を主成分とする
化合物を担持させた抗菌剤と、硫黄系、リン系及びフェ
ノール系の安定剤とを含有したプロピレン樹脂を用いた
ことを特徴とする電気湯沸かし器とする。
し器を提供することである。 【解決手段】 リン酸ジルコニウムに銀を主成分とする
化合物を担持させた抗菌剤と、硫黄系、リン系及びフェ
ノール系の安定剤とを含有したプロピレン樹脂を用いた
ことを特徴とする電気湯沸かし器とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用の熱湯を供
給する電気湯沸かし器に関するものである。
給する電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛生的で快適な環境を求めるニー
ズを反映して、抗菌加工された樹脂を使用した電気湯沸
かし器が開発されるようになった。しかし、従来に広く
使用されている銀系抗菌剤は、水廻りでの使用環境では
銀が溶出しやすく、また銀が溶出しやすいために抗菌寿
命が短くなるという問題があった。
ズを反映して、抗菌加工された樹脂を使用した電気湯沸
かし器が開発されるようになった。しかし、従来に広く
使用されている銀系抗菌剤は、水廻りでの使用環境では
銀が溶出しやすく、また銀が溶出しやすいために抗菌寿
命が短くなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の課題を解決するものであり、水に溶出しにくい抗菌
剤を用いた電気湯沸かし器を提供することを目的とす
る。
来の課題を解決するものであり、水に溶出しにくい抗菌
剤を用いた電気湯沸かし器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の手段は、リン酸ジルコニウムに銀を主成分と
する化合物を担持させた抗菌剤と、少なくとも硫黄とリ
ンとフェノールとを含む安定剤とを含有したプロピレン
樹脂を有することを特徴とする電気湯沸かし器とする。
の本発明の手段は、リン酸ジルコニウムに銀を主成分と
する化合物を担持させた抗菌剤と、少なくとも硫黄とリ
ンとフェノールとを含む安定剤とを含有したプロピレン
樹脂を有することを特徴とする電気湯沸かし器とする。
【0005】これにより、水廻りでの使用でも銀が殆ど
溶け出すことがなく、抗菌寿命を長くすることができ、
また、樹脂の耐スチーム性が高められるので、長年の使
用を経ても菌の繁殖の心配がない清潔な電気湯沸かし器
を提供することができる。
溶け出すことがなく、抗菌寿命を長くすることができ、
また、樹脂の耐スチーム性が高められるので、長年の使
用を経ても菌の繁殖の心配がない清潔な電気湯沸かし器
を提供することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求
項1記載の発明は、リン酸ジルコニウムに銀を主成分と
する化合物を担持させた抗菌剤と、少なくとも硫黄とリ
ンとフェノールとを含む安定剤とを含有したプロピレン
樹脂を有することを特徴とする電気湯沸かし器とするも
のである。
項1記載の発明は、リン酸ジルコニウムに銀を主成分と
する化合物を担持させた抗菌剤と、少なくとも硫黄とリ
ンとフェノールとを含む安定剤とを含有したプロピレン
樹脂を有することを特徴とする電気湯沸かし器とするも
のである。
【0007】上記のような構成にしたものでは、プロピ
レン樹脂中の銀とリン酸ジルコニウムとが結合を形成す
るために、水廻りでの使用でも銀化合物が殆ど溶出しな
くなり、またプロピレン樹脂中に硫黄系、リン系及びフ
ェノール系の安定剤が入っているために樹脂の耐スチー
ム性が高くなる。
レン樹脂中の銀とリン酸ジルコニウムとが結合を形成す
るために、水廻りでの使用でも銀化合物が殆ど溶出しな
くなり、またプロピレン樹脂中に硫黄系、リン系及びフ
ェノール系の安定剤が入っているために樹脂の耐スチー
ム性が高くなる。
【0008】請求項2記載の発明は、さらに抗菌剤の含
有量を樹脂に対して0.5〜1.5wt%の範囲とする
ことを特徴とするものである。これにより、樹脂成形加
工によって変色しない、水廻りでの使用に適した抗菌加
工樹脂を得ることができる。
有量を樹脂に対して0.5〜1.5wt%の範囲とする
ことを特徴とするものである。これにより、樹脂成形加
工によって変色しない、水廻りでの使用に適した抗菌加
工樹脂を得ることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、抗菌剤には亜鉛化
合物またはチタン化合物が含有されていることを特徴と
するものであり、これによりさらに抗菌効果を高めるこ
とができる。
合物またはチタン化合物が含有されていることを特徴と
するものであり、これによりさらに抗菌効果を高めるこ
とができる。
【0010】請求項4記載の発明は、少なくとも吐出口
付近を形成するカバーまたは本体の一部に抗菌剤を含有
したプロピレン樹脂を用いることを特徴とするものであ
り、これにより、給水時または給湯時に水またはお湯が
飛びかかったとしても殆ど銀が溶出しないため、長く抗
菌作用を示すことができる清潔な電気湯沸かし器を得る
ことができる。
付近を形成するカバーまたは本体の一部に抗菌剤を含有
したプロピレン樹脂を用いることを特徴とするものであ
り、これにより、給水時または給湯時に水またはお湯が
飛びかかったとしても殆ど銀が溶出しないため、長く抗
菌作用を示すことができる清潔な電気湯沸かし器を得る
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1及び図2
を参照して説明する。図において、1は電気湯沸かし器
の本体である。2は水またはお湯を貯水するための金属
製の容器であり、本体1の内部に設けている。3は加熱
手段であり、容器2の外側底面に取り付け、容器2内部
に貯められた水を加熱することができる。4は蓋であ
り、本体1の上端に設けている。5は内蓋であり、蓋4
の下部に設け、容器2を開閉可能に覆うことができる。
6は蒸気通路であり、蓋4の内部に設け、蓋4の内部に
溜まった蒸気を本体1の外部に放出することができる。
7は蒸気口であり、内蓋5に設け、容器2の内部と蓋4
の内部を結んでいる。
を参照して説明する。図において、1は電気湯沸かし器
の本体である。2は水またはお湯を貯水するための金属
製の容器であり、本体1の内部に設けている。3は加熱
手段であり、容器2の外側底面に取り付け、容器2内部
に貯められた水を加熱することができる。4は蓋であ
り、本体1の上端に設けている。5は内蓋であり、蓋4
の下部に設け、容器2を開閉可能に覆うことができる。
6は蒸気通路であり、蓋4の内部に設け、蓋4の内部に
溜まった蒸気を本体1の外部に放出することができる。
7は蒸気口であり、内蓋5に設け、容器2の内部と蓋4
の内部を結んでいる。
【0012】8は、吐出口であり、リン酸ジルコニウム
に銀を主成分とする化合物を担持させた抗菌剤と、硫黄
系、リン系及びフェノール系の安定剤とをプロピレン樹
脂に混ぜて成形加工したものである。9は、同抗菌樹脂
加工製の吐出パイプである。
に銀を主成分とする化合物を担持させた抗菌剤と、硫黄
系、リン系及びフェノール系の安定剤とをプロピレン樹
脂に混ぜて成形加工したものである。9は、同抗菌樹脂
加工製の吐出パイプである。
【0013】ここで、プロピレン樹脂に混入する安定剤
について詳述する。安定剤は少なくとも、フェノール系
安定剤と、リン系安定剤と、硫黄系安定剤とから構成さ
れるものであり、フェノール系安定剤は、主にプロピレ
ン樹脂中に発生し、劣化の原因となるラジカルを捕捉す
る働きをするもので、(化1)に示されるものが一例と
して挙げられる。
について詳述する。安定剤は少なくとも、フェノール系
安定剤と、リン系安定剤と、硫黄系安定剤とから構成さ
れるものであり、フェノール系安定剤は、主にプロピレ
ン樹脂中に発生し、劣化の原因となるラジカルを捕捉す
る働きをするもので、(化1)に示されるものが一例と
して挙げられる。
【0014】
【化1】 リン系安定剤は、前記フェノール系安定剤同様、ラジカ
ル捕捉の作用の他に、生成される過酸化物を分解し、ま
た着色を防止する働きもある。一例としては、(化2)
に示すものが挙げられる。さらに、硫黄系安定剤は、主
に生成される過酸化物を分解する作用があり、一例とし
ては、(化3)に示すものが挙げられる。
ル捕捉の作用の他に、生成される過酸化物を分解し、ま
た着色を防止する働きもある。一例としては、(化2)
に示すものが挙げられる。さらに、硫黄系安定剤は、主
に生成される過酸化物を分解する作用があり、一例とし
ては、(化3)に示すものが挙げられる。
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】 10は、揚水ポンプである。11は、揚水パイプであ
る。12は、操作パネルである。13はカバーであり、
このカバーもリン酸ジルコニウムに銀を主成分とする化
合物を担持させた抗菌剤と、硫黄系、リン系及びフェノ
ール系の安定剤とをプロピレン樹脂に混ぜて成形加工し
たものである。14は、本体1の下部を構成する袴であ
る。
る。12は、操作パネルである。13はカバーであり、
このカバーもリン酸ジルコニウムに銀を主成分とする化
合物を担持させた抗菌剤と、硫黄系、リン系及びフェノ
ール系の安定剤とをプロピレン樹脂に混ぜて成形加工し
たものである。14は、本体1の下部を構成する袴であ
る。
【0017】以下、上記した本実施例の動作を説明す
る。容器2内部に給水した水は、加熱手段3を作動させ
て、100℃程度にまで加熱する。容器2内部に貯った
水蒸気は蓋4に設けた蒸気口7を経て蒸気通路6から、
本体1の外部に放出する。容器2内部に貯湯されたお湯
を出湯する場合は、操作パネル12にある出湯ボタンを
押す操作によって、揚水ポンプ10を作動させて、容器
2内部に貯湯されているお湯を吸い込み、吐出パイプ9
を通り吐出口8より出湯される。
る。容器2内部に給水した水は、加熱手段3を作動させ
て、100℃程度にまで加熱する。容器2内部に貯った
水蒸気は蓋4に設けた蒸気口7を経て蒸気通路6から、
本体1の外部に放出する。容器2内部に貯湯されたお湯
を出湯する場合は、操作パネル12にある出湯ボタンを
押す操作によって、揚水ポンプ10を作動させて、容器
2内部に貯湯されているお湯を吸い込み、吐出パイプ9
を通り吐出口8より出湯される。
【0018】本発明の電気湯沸かし器は、吐出口8及び
吐出パイプ9に銀が殆ど溶出しない抗菌剤を含有した樹
脂を用いたことにより、水またはお湯が吐出パイプ9を
通って吐出口8から出湯されるまでの間に銀が殆ど溶け
出すことなく、このために抗菌寿命も長くなった。ま
た、硫黄系、リン系及びフェノール系の安定剤が入って
いるために耐スチーム性が高いものとなった。
吐出パイプ9に銀が殆ど溶出しない抗菌剤を含有した樹
脂を用いたことにより、水またはお湯が吐出パイプ9を
通って吐出口8から出湯されるまでの間に銀が殆ど溶け
出すことなく、このために抗菌寿命も長くなった。ま
た、硫黄系、リン系及びフェノール系の安定剤が入って
いるために耐スチーム性が高いものとなった。
【0019】しかし、銀を主成分とする化合物を珪酸ガ
ラスに担持した抗菌剤を吐出口8及び吐出パイプ9に用
いたものでは、銀が溶け出してしまい水廻りの使用では
不適であった。
ラスに担持した抗菌剤を吐出口8及び吐出パイプ9に用
いたものでは、銀が溶け出してしまい水廻りの使用では
不適であった。
【0020】さらに、抗菌剤の含有量を樹脂に対して
0、0.3、0.5、1.0、1.5、1.7、2.0wt
%の各割合にしたNO.1〜10の各サンプルの抗菌効果
及び樹脂成形後の変色の有無を(表1)に示した。ま
た、抗菌剤中の酸化亜鉛をA、酸化チタンをBとし、抗
菌剤中のA及びBの有無を示した。
0、0.3、0.5、1.0、1.5、1.7、2.0wt
%の各割合にしたNO.1〜10の各サンプルの抗菌効果
及び樹脂成形後の変色の有無を(表1)に示した。ま
た、抗菌剤中の酸化亜鉛をA、酸化チタンをBとし、抗
菌剤中のA及びBの有無を示した。
【0021】各サンプルの抗菌効果は、サンプル表面に
1千分の1濃度普通ブイヨン培地で調整した大腸菌また
は黄色ブドウ状球菌の懸濁液を0.2ml滴下し、その
上から2.5cm×2.5cmのポリエチレン製フィルム
でラップをして初期菌数を5×105として24時間保
存後の生菌数によって評価した。初期菌数より3桁以上
減少したものを◎、3桁未満2桁以上減少したものを
○、1桁以下の減少ものを×で示した。
1千分の1濃度普通ブイヨン培地で調整した大腸菌また
は黄色ブドウ状球菌の懸濁液を0.2ml滴下し、その
上から2.5cm×2.5cmのポリエチレン製フィルム
でラップをして初期菌数を5×105として24時間保
存後の生菌数によって評価した。初期菌数より3桁以上
減少したものを◎、3桁未満2桁以上減少したものを
○、1桁以下の減少ものを×で示した。
【0022】各サンプルの樹脂成形後の変色の有無は樹
脂成形後の外観で評価し、樹脂の変色のなかったものを
○、樹脂の変色のあったものを×で示した。
脂成形後の外観で評価し、樹脂の変色のなかったものを
○、樹脂の変色のあったものを×で示した。
【0023】
【表1】 このように抗菌剤の含有量が樹脂に対して0.5〜1.
5wt%の範囲にあるNO.3〜8のものが優れた特性を
示した。
5wt%の範囲にあるNO.3〜8のものが優れた特性を
示した。
【0024】さらに、酸化亜鉛または酸化チタンを含有
するNO.4、NO.5、NO.6のの方が抗菌剤の含有量が
同じであるNO.3より24時間保存後の生菌数が少な
く、抗菌効果がより高い結果を示した。
するNO.4、NO.5、NO.6のの方が抗菌剤の含有量が
同じであるNO.3より24時間保存後の生菌数が少な
く、抗菌効果がより高い結果を示した。
【0025】なお、実施例では、吐出口8及び吐出パイ
プ9に抗菌加工樹脂を用いたが、上記箇所に限定される
ものではない。
プ9に抗菌加工樹脂を用いたが、上記箇所に限定される
ものではない。
【0026】さらに、従来の電気湯沸かし器において
は、給水時や給湯の際に水やお湯が飛びかりやすいとこ
ろであるカバーまたは本体の一部の周辺を、フードスタ
ンプ培地を用いて付着した菌の存在を調べたところ菌の
存在が認められたが、本発明の電気湯沸かし器において
は、給水時や給湯の際に水やお湯が飛びかりやすいとこ
ろであるカバーまたは本体の一部に銀が殆ど溶出しない
抗菌剤を用いることで、フードスタンプ培地を用いて付
着した菌の存在は殆ど認められず、給水時または給湯時
に水またはお湯が飛びかかったとしても殆ど銀が溶出し
ないため、長く抗菌作用を示すことができる清潔な電気
湯沸かし器を得ることができる。
は、給水時や給湯の際に水やお湯が飛びかりやすいとこ
ろであるカバーまたは本体の一部の周辺を、フードスタ
ンプ培地を用いて付着した菌の存在を調べたところ菌の
存在が認められたが、本発明の電気湯沸かし器において
は、給水時や給湯の際に水やお湯が飛びかりやすいとこ
ろであるカバーまたは本体の一部に銀が殆ど溶出しない
抗菌剤を用いることで、フードスタンプ培地を用いて付
着した菌の存在は殆ど認められず、給水時または給湯時
に水またはお湯が飛びかかったとしても殆ど銀が溶出し
ないため、長く抗菌作用を示すことができる清潔な電気
湯沸かし器を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、リン酸ジルコニウムに銀を主成
分とする化合物を担持させた抗菌剤を含有したプロピレ
ン樹脂を用いた電器湯沸かし器とすることによって、銀
とリン酸ジルコニウムとが結合を形成して銀の触媒作用
により活性酸素を発生させて微生物を不活性化させるた
めに、水廻りでの使用でも銀が殆ど溶け出すことのな
く、抗菌寿命を長くすることができ、また、硫黄系、リ
ン系及びフェノール系の安定剤とをプロピレン樹脂に混
ぜて成形加工することで、樹脂の耐スチーム性が高めら
れる。
1記載の発明によれば、リン酸ジルコニウムに銀を主成
分とする化合物を担持させた抗菌剤を含有したプロピレ
ン樹脂を用いた電器湯沸かし器とすることによって、銀
とリン酸ジルコニウムとが結合を形成して銀の触媒作用
により活性酸素を発生させて微生物を不活性化させるた
めに、水廻りでの使用でも銀が殆ど溶け出すことのな
く、抗菌寿命を長くすることができ、また、硫黄系、リ
ン系及びフェノール系の安定剤とをプロピレン樹脂に混
ぜて成形加工することで、樹脂の耐スチーム性が高めら
れる。
【0028】さらに、請求項2記載の発明によれば、抗
菌剤の含有量を樹脂に対して0.5〜1.5wt%の範
囲とすることで、樹脂成形加工によって変色しない、水
廻りでの使用に適した抗菌加工樹脂を得ることができ
る。
菌剤の含有量を樹脂に対して0.5〜1.5wt%の範
囲とすることで、樹脂成形加工によって変色しない、水
廻りでの使用に適した抗菌加工樹脂を得ることができ
る。
【0029】さらに、請求項3記載の発明によれば、抗
菌剤に亜鉛化合物またはチタン化合物を含有することに
よって抗菌効果を高めることができる。
菌剤に亜鉛化合物またはチタン化合物を含有することに
よって抗菌効果を高めることができる。
【0030】さらに、請求項4記載の発明によれば、給
水時または給湯時に水またはお湯が飛びかかりやすいカ
バーまたは本体の一部に銀が殆ど溶出しない抗菌剤を用
いることで、給水時または給湯時に水またはお湯が掛か
ったとしても殆ど銀が溶出しないため、長く抗菌作用を
示すことができる清潔な電気湯沸かし器を得ることがで
きる。
水時または給湯時に水またはお湯が飛びかかりやすいカ
バーまたは本体の一部に銀が殆ど溶出しない抗菌剤を用
いることで、給水時または給湯時に水またはお湯が掛か
ったとしても殆ど銀が溶出しないため、長く抗菌作用を
示すことができる清潔な電気湯沸かし器を得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施例を示す電気湯沸かし器の断面図
【図2】本発明の実施例を示す電気湯沸かし器の正面図
【符号の説明】 1 本体 2 容器 3 加熱手段 8 吐出口 9 吐出パイプ 13 カバー 14 袴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 59:26 59:20)
Claims (4)
- 【請求項1】 リン酸ジルコニウムに銀を主成分とする
化合物を担持させた抗菌剤と、少なくとも硫黄とリンと
フェノールとを含む安定剤とを含有したプロピレン樹脂
を有することを特徴とする電気湯沸かし器。 - 【請求項2】 抗菌剤の含有量を樹脂に対して0.5〜
1.5wt%の範囲とすることを特徴とする請求項1記
載の電気湯沸かし器。 - 【請求項3】 抗菌剤には亜鉛化合物またはチタン化合
物が含有されていることを特徴とする請求項1または2
記載の電気湯沸かし器。 - 【請求項4】 抗菌剤と安定剤とを含有したプロピレン
樹脂は、少なくとも吐出口付近を形成するカバーまたは
本体の一部に位置することを特徴とする請求項1〜3い
ずれか1項記載の電気湯沸かし器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199931A JPH1033375A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気湯沸かし器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8199931A JPH1033375A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気湯沸かし器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033375A true JPH1033375A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16415983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8199931A Pending JPH1033375A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気湯沸かし器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033375A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005044982A1 (de) * | 2005-09-20 | 2007-03-22 | Palesta Anstalt | Zusammensetzung eines Materials für Badewannenlifter oder dessen Bauteile |
JP2009165648A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
JP2011005327A (ja) * | 2010-10-14 | 2011-01-13 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
WO2016021367A1 (ja) * | 2014-08-07 | 2016-02-11 | シャープ株式会社 | 表面が殺菌作用を備えたフィンを有する熱交換器、殺菌作用を備えた表面を有する金属部材、熱交換器のフィンの表面または金属部材の表面を用いたカビの発生を抑制する方法および殺菌方法、ならびに、金属部材を有する電気湯沸かし器、飲料供給器および弁当箱のふた |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8199931A patent/JPH1033375A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005044982A1 (de) * | 2005-09-20 | 2007-03-22 | Palesta Anstalt | Zusammensetzung eines Materials für Badewannenlifter oder dessen Bauteile |
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JP2011005327A (ja) * | 2010-10-14 | 2011-01-13 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
WO2016021367A1 (ja) * | 2014-08-07 | 2016-02-11 | シャープ株式会社 | 表面が殺菌作用を備えたフィンを有する熱交換器、殺菌作用を備えた表面を有する金属部材、熱交換器のフィンの表面または金属部材の表面を用いたカビの発生を抑制する方法および殺菌方法、ならびに、金属部材を有する電気湯沸かし器、飲料供給器および弁当箱のふた |
JPWO2016021367A1 (ja) * | 2014-08-07 | 2017-05-25 | シャープ株式会社 | 表面が殺菌作用を備えたフィンを有する熱交換器、殺菌作用を備えた表面を有する金属部材、熱交換器のフィンの表面を用いた殺菌方法、ならびに、金属部材を有する電気湯沸かし器、飲料供給器および弁当箱のふた |
JP2018028148A (ja) * | 2014-08-07 | 2018-02-22 | シャープ株式会社 | 表面が防カビ作用を備えたフィン、フィンを有する熱交換器、および殺菌作用を備えた表面を有する金属部材 |
US10107574B2 (en) | 2014-08-07 | 2018-10-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Heat exchanger including fins with surface having bactericidal activity, metallic member with surface having bactericidal activity, method for inhibiting mold growth and sterilization method both using surface of fins of heat exchanger or surface of metallic member, and electrical water boiler, beverage supplier, and lunch box lid all including metallic member |
US11280563B2 (en) | 2014-08-07 | 2022-03-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Heat exchanger including fins with surface having bactericidal activity, metallic member with surface having bactericidal activity, method for inhibiting mold growth and sterilization method both using surface of fins of heat exchanger or surface of metallic member, and electrical water boiler, beverage supplier, and lunch box lid all including metallic member |
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