JPH10331808A - 可変速流体圧シリンダ - Google Patents

可変速流体圧シリンダ

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JPH10331808A
JPH10331808A JP14361997A JP14361997A JPH10331808A JP H10331808 A JPH10331808 A JP H10331808A JP 14361997 A JP14361997 A JP 14361997A JP 14361997 A JP14361997 A JP 14361997A JP H10331808 A JPH10331808 A JP H10331808A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
cylinder body
air
outflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP14361997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Mine
進行 峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な手段でシリンダの作動速度を段階的に
変化させる。 【解決手段】 シリンダボディ2の外周面の少なくとも
作動方向側の端部に、複数の流体の流出入口11aを、
長手方向に沿って所定間隔おきに設け、前記複数の流出
入口11aの内、最外端部に位置する流出入口11aを
除いた他の複数の流出入口11aを、シリンダボディ2
の内周面に密接して往復移動するピストン7により、該
ピストン7の移動方向側より順に閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動速度を段階的
に変えられるようにした可変速流体圧シリンダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の流体圧シリンダは、全移動ストロ
ークをほぼ一定の速度で移動するようになっているもの
が殆どである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような流体圧シリ
ンダを、ワーク供給用のアクチュエータとして使用する
際は、ピストンロッドの突出速度が早過ぎて、ワークを
次工程に円滑に受け渡すことができなかったり、ワーク
を損傷させるなどの問題があるので、作動途中において
ピストンロッドの突出速度を落とすダンパーやショック
アブソーバ等が併用されるのが一般的であり、コスト高
となっている。
【0004】このようなダンパー等を用いないで、作動
速度を変える他の方法としては、シリンダ内に供給され
る流体の流量又は圧力を変化させる方法がある。しか
し、この方法では、流体の流量又は圧力を制御する制御
装置や電気回路等が必要となるため、制御系が複雑にな
るという、別の問題が生じる。
【0005】本発明は、従来の流体圧シリンダが有する
上記の問題点に鑑み、流体の流出入口を複数形成すると
いう簡単な構成により、シリンダの作動速度を段階的に
変化させうるようにした安価な可変速流体圧シリンダを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、シリンダボディの外周面の少なくとも作動方向側
の端部に、複数の流体の流出入口を、長手方向に沿って
所定間隔おきに設け、前記複数の流出入口の内、最外端
部に位置する流出入口を除いた他の複数の流出入口を、
シリンダボディの内周面に密接して往復移動するピスト
ンにより、該ピストンの移動方向側より順に閉塞するこ
とにより、解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。図1は、流体圧シリンダ
の1つである複動式のエアシリンダ(1)を示している。
【0008】エアシリンダ(1)のシリンダボディ(2)の
両端部外周面には、プレッシャーコントローラ(以下、
単にコントローラと略称する。)(3)〜(6)が、シリン
ダボディ(2)の長手方向の端部にそれぞれ2個ずつ配設
されている。
【0009】各コントローラ(3)〜(6)は、図2に詳細
を示すように、空気が流入し易く、かつ流出しにくい構
造となっており、円筒状の弁筒(10)と、弁筒(10)とケー
シング(11)との間に形成された流通路(12)内に収容され
るようにして、弁筒(10)の外周面に設けられ、下端(13
a)がケーシング(11)の内壁に圧接しているゴム製のダイ
ヤフラム(13)と、弁筒(10)の上方に、これと対向して設
けられた弁体(14)と、この弁体(14)を押圧する圧縮コイ
ルばね(15)とを備えている。
【0010】ケーシング(11)の下端は、空気の流出入口
(11a)となっている。
【0011】シリンダボディ(2)内には、ピストン(7)
が、シリンダボディ(2)の内周面と密接して往復移動可
能に収容されている。
【0012】ピストン(7)の長さは、流出入口(11a)の
直径よりも大きく設定されている。両端部の各コントロ
ーラ(3)(4)及び(5)(6)間のシリンダボディ(2)内に
は、ゴム製の弾性を有するパッキン(8)が設けられてい
る。
【0013】次に、上記実施例の作用を、図3〜図4の
略図を参照して説明する。図3に示すように、ピストン
(7)が後限に位置して、ピストンロッド(20)が縮退して
いるときには、右方の2個のコントローラ(3)(4)にお
ける内方のコントローラ(4)の流出入口(11a)は、ピス
トン(7)により閉塞されている。この状態において、両
コントローラ(3)(4)に圧縮空気が送り込まれると、開
口されている右端のコントローラ(3)の流出入口(11a)
を通じて、空気がシリンダボディ(2)内に流入する。
【0014】すなわち、空気は、図2に示すように、コ
ントローラ(3)のケーシング(11)に形成された流通孔(1
1b)から、弁筒(10)内を通過してシリンダボディ(2)内
に流入するとともに、弁筒(10)の外周に設けられた末広
がり状のダイヤフラム(13)を開放して、流通路(12)から
もシリンダボディ(2)内に流れ込む。
【0015】シリンダボディ(2)内に送り込まれた空気
の圧力により、ピストン(7)が、図4に示すように、左
方に往動し、それまで閉塞されていた内方のコントロー
ラ(4)の流出入口(11a)が開口されると、両方のコント
ローラ(3)(4)より空気が流入するようになる。これに
より、シリンダボディ(2)内に流れ込む空気の流量が、
ほぼ倍となり、ピストン(7)は、加速されて左方へ移動
させられる。なお、ピストン(7)の往動速度を早める必
要がないときには、内方のコントローラ(4)への圧縮空
気の供給を停止させてもよい。
【0016】ピストン(7)が左方に移動している間に、
ピストン(7)の左側のシリンダ室(2a)内の空気は、シリ
ンダボディ(2)の左端部に設けた2個のコントローラ
(5)(6)の各流出入口(11a)を介して流出する。この
際、コントローラ(5)(6)より流出する空気は、ダイヤ
フラム(13)が逆止弁の作用をして流通路(12)を塞ぐた
め、弁筒(10)内のみを通過して排出される。
【0017】図5に示すように、ピストン(7)が前限
(左端)近くまで移動すると、左端側の2個のコントロー
ラ(5)(6)における内方の流出入口(11a)が、ピストン
(7)により塞がれ、空気は左端の流出入口(11a)のみか
ら流出することとなる。これにより、空気の流出量は半
減し、ピストン(7)は、減速されて左方に移動するよう
になる。ピストン(7)が前限に達すると、ピストンロッ
ド(20)を最も突出させた状態で停止する。
【0018】ピストンロッド(20)を縮退させる際は、左
側の2個のコントローラ(5)(6)を空気供給側とし、右
側の2個のコントローラ(3)(4)を排出側に切替えれば
よい。 この縮退時においても、上述と同様、右端近く
まで復動したピストン(7)により、内方のコントローラ
(4)の流出入口(11a)が閉塞されるので、ピストン(7)
の速度は減速させられる。
【0019】このようにして、シリンダボディ(2)の両
端に設けられた2個のコントローラ(3)〜(6)によっ
て、ピストン(7)は、2段階に往復移動されるので、エ
アシリンダ(1)をワーク供給用のアクチュエータとして
用いた際にワークを次工程に円滑に受け渡しすることが
でき、かつワークに損傷を与える恐れもない。なお、各
コントローラ(3)〜(6)を通過する空気の流量調節は、
つまみ(16)を回転させて、弁体(14)と弁筒(10)との間の
隙間を調節することにより行われる。
【0020】図6は、他の実施の形態のエアシリンダ(3
0)を示す。このエアシリンダ(30)は、シリンダボディ
(2)の両端部に、各々3個ずつのコントローラ(3)(4)
(21)、(5)(6)(22)を設け、ピストン(7)の移動速度を
3段階に変化させうるようにしてある。この際、ピスト
ン(7)は、各内方側のコントローラ(4)(21)、(6)(22)
における流出入口(11a)を2個同時に閉塞しうる長さと
すればよい。なお、この実施の形態の外、3個以上のコ
ントローラを設けて作動速度を段階的に変化させること
もある。
【0021】また、図示は省略するが、コントローラを
シリンダボディ(2)の突出方向側の端部にのみ複数設
け、往動時の作動速度のみを段階的に変化させ、復動時
は、単にリターンばねにより復帰させるようにしてもよ
い。
【0022】上述のような流量調整式のコントローラを
用いる代わりに、単に流体の流量を調節する機能のみを
備えたバルブを用いてもよい。
【0023】このように、本発明の流体圧シリンダによ
ると、流体の流出入口の数に応じて、ピストン(7)の移
動速度を複数段階に変えることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダの作動速度を
段階的に変化させて、前後限位置付近において減速させ
うるので、ワーク供給用のアクチュエータ等として用い
る際に、ワークの受け渡しが円滑となり、かつワークに
損傷を与えるようなこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体圧シリンダの中央縦断正面図であ
る。
【図2】プレッシャーコントローラの中央縦断正面図で
ある。
【図3】流体圧シリンダにおける作動前の概略説明図で
ある。
【図4】同じく、作動途中における概略説明図である。
【図5】同じく、前限位置付近に到達したときの概略説
明図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す概略正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)エアシリンダ (2)シリンダボディ (2a)シリンダ室 (3)(4)(5)(6)プレッシャーコントローラ (7)ピストン (8)パッキン (10)弁筒 (11)ケーシング (11a)流出入口 (11b)流通孔 (12)流通路 (13)ダイヤフラム (13a)ダイヤフラムの下端 (14)弁体 (16)つまみ (20)ピストンロッド (21)(22)プレッシャーコントローラ (30)エアシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボディの外周面の少なくとも作
    動方向側の端部に、複数の流体の流出入口を、長手方向
    に沿って所定間隔おきに設け、前記複数の流出入口の
    内、最外端部に位置する流出入口を除いた他の複数の流
    出入口を、シリンダボディの内周面に密接して往復移動
    するピストンにより、該ピストンの移動方向側より順に
    閉塞するようにしたことを特徴とする可変速流体圧シリ
    ンダ。
JP14361997A 1997-06-02 1997-06-02 可変速流体圧シリンダ Pending JPH10331808A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180374A (ja) * 2009-02-27 2009-08-13 Pascal Engineering Corp クランプ装置
CN108915945A (zh) * 2018-06-26 2018-11-30 深圳市名业精密机电设备有限公司 活塞缸通过无极或分段调速精确定位方法

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JP2009180374A (ja) * 2009-02-27 2009-08-13 Pascal Engineering Corp クランプ装置
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