JPH10330389A - 光学活性クロム錯体及び不斉エポキシ化反応 - Google Patents

光学活性クロム錯体及び不斉エポキシ化反応

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JPH10330389A
JPH10330389A JP9143917A JP14391797A JPH10330389A JP H10330389 A JPH10330389 A JP H10330389A JP 9143917 A JP9143917 A JP 9143917A JP 14391797 A JP14391797 A JP 14391797A JP H10330389 A JPH10330389 A JP H10330389A
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JP
Japan
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optically active
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alkyl group
alkyl
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JP9143917A
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Tsutomu Katsuki
香月  勗
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な光学活性クロム錯体及び該クロム錯体
を使用し、オレフィン化合物から光学活性エポキシ化合
物を製造する。 【解決手段】 式(1) 【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4は水素原子、C1〜C4アル
キル基、フェニル基を意味し、R1、R2、R3、R4のい
ずれか2つが一緒になってC4〜C8の環を形成してもよ
い。Rは水素原子、C1〜C4アルキル基、フェニル基、
1〜C4アルコキシ基、C2〜C5アルカノイル基、C2
〜C5アルキルカルボニルオキシ基、C2〜C5アルコキ
シカルボニル基、置換シリル基を、X-は塩を形成しう
る陰イオンを、Yは水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4
アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基を意味し、ビナフチル基はラセミ体でも光学活性体で
もよい。]で表される光学活性クロム錯体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性クロム錯
体及び該クロム錯体を使用するオレフィン化合物からの
光学活性エポキシ化合物の製造法に関する。光学活性エ
ポキシ化合物は、高血圧症、喘息症等の治療に有効な光
学活性ベンゾピラン化合物を初めとして、種々のファイ
ンケミカル化合物の重要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】最近、光学活性なマンガン錯体を用いる
触媒的不斉エポキシ化反応が見いだされており、近傍官
能基を有しないオレフィン化合物からの効率的な光学活
性エポキシ化合物の製造法として注目されている。例え
ば、特表平5−507645号公報に記載されているJ
acobsen等の製造法、特開平7−285983号
公報、USP5,420,314号公報に記載されてい
る香月等の製造法がある。
【0003】これらの製造法は、ラセミ体の分割法と異
なり、プロキラルなオレフィン化合物から光学活性エポ
キシ化合物が得られるため、不要な側の対掌体が無駄に
なると言う問題が解消され、オレフィン化合物及び光学
活性マンガン錯体の種類を選択することにより、良好な
化学収率と光学収率で光学活性エポキシ化合物が得られ
る。
【0004】叉、光学活性クロム錯体を用いる触媒的不
斉エポキシ化反応もTetrahedron Let
t.36,7739(1995)に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の錯体を
使用しても全ての光学活性エポキシ化合物の製造に良好
な結果を与えるとは限らず、特に、光学活性クロム錯体
については未だ満足のいく結果が得られておらず、現在
も改善を計るための研究が盛んに行なわれているのが現
状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、不斉エポキ
シ化反応について鋭意検討を重ねた結果、新規な光学活
性クロム錯体を開発し、該クロム錯体が不斉エポキシ化
反応の触媒として極めて有用であることを見出し、本発
明を完成するに至った。即ち、本発明は、式(1)
【0007】
【化6】
【0008】[式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞ
れ独立して水素原子、置換されていてもよいC1〜C4
ルキル基(該置換基は、C1〜C4アルキル基、ハロゲン
原子を意味する。)、置換されていてもよいフェニル基
(該置換基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C
1〜C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基を意味す
る。)を意味し、R1、R2、R3及びR4のいずれか2つ
が一緒になってC4〜C8の環を形成してもよい。
【0009】Rは水素原子、置換されていてもよいC1
〜C4アルキル基(該置換基は、C1〜C4アルキル基、
ハロゲン原子を意味する。)、置換されていてもよいフ
ェニル基(該置換基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキ
ル基、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基を意
味する。)、C1〜C4アルコキシ基、C2〜C5アルカノ
イル基、C2〜C5アルキルカルボニルオキシ基、C2
5アルコキシカルボニル基、又は置換シリル基を意味
し、X-は、塩を形成しうる陰イオンを意味し、Yは、
水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1
4アルコキシ基、ニトロ基又はシアノ基を意味し、ビ
ナフチル基はラセミ体でも光学活性体でもよい。]で表
される光学活性クロム錯体及び式(2)
【0010】
【化7】
【0011】[式中、W1及びW2は、それぞれ独立し
て、水素原子、シアノ基、ニトロ基、保護されていても
よいアミノ基、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C
1〜C4アルコキシ基、ハロC1〜C4アルキル基、カルボ
キシル基、ホルミル基、C1〜C4アルカノイル基、アロ
イル基、ハロC1〜C4アルカノイル基、カルバモイル
基、C1〜C4アルキルスルフィニル基、アリールスルフ
ィニル基、C1〜C4アルキルスルホニル基、アリールス
ルホニル基、スルホンアミド基、モノ又はジC1〜C4
ルキルスルホンアミド基を意味する。
【0012】W3は水素原子、C1〜C4アルキル基又は
1〜C4アルコキシ基を意味し、W4はC1〜C4アルキ
ル基、C1〜C4アルコキシ基又はフェニル基(該フェニ
ル基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4
アルコキシ基で置換されていてもよい。)を意味し、又
は、W3とW4が一緒になって
【0013】
【化8】
【0014】(W5、W6、W7及びW8は、それぞれ独立
して、水素原子又はC1〜C4アルキル基を意味する。)
を意味する。]で表されるオレフィン化合物を式(1)
【0015】
【化9】
【0016】で表される光学活性クロム錯体の存在下、
酸化することを特徴とする式(3)
【0017】
【化10】
【0018】[式中、*で示された炭素原子の絶対配位
はRかSを意味し、W1、W2、W3及びW4は前記に同
じ。]で表される光学活性エポキシ化合物の製造法に関
するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、更に詳細に本発明について
説明する。先ず、R1、R2、R3、R4、R、Y、W1
2、W3、W4、W5、W6、W7及びW8について説明す
る。ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、臭素
原子、沃素原子等が挙げられる。
【0020】C1〜C4アルキル基としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基,i−プロピル基、n−ブチ
ル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基等が挙げられる。ハロC1〜C4アルキル基として
は、フルオロメチル基、フルオロエチル基、フルオロn
−プロピル基、フルオロi−プロピル基、フルオロn−
ブチル基、フルオロi−ブチル基、フルオロsec−ブ
チル基、フルオロtert−ブチル基、クロロメチル
基、クロロエチル基、クロロn−プロピル基、クロロi
−プロピル基、クロロn−ブチル基、クロロi−ブチル
基、クロロsec−ブチル基、クロロtert−ブチル
基、ブロモメチル基、ブロモエチル基、ブロモn−プロ
ピル基、ブロモi−プロピル基、ブロモn−ブチル基、
ブロモi−ブチル基、ブロモsec−ブチル基、ブロモ
tert−ブチル基、アイオドメチル基、アイオドエチ
ル基、アイオドn−プロピル基、アイオドi−プロピル
基、アイオドn−ブチル基、アイオドi−ブチル基、ア
イオドsec−ブチル基、アイオドtert−ブチル基
等が挙げられる。
【0021】C1〜C4アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基,i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基基等が挙げられる。C2
5アルカノイル基としては、アシル基、エチルカルボ
ニル基、n−プロピルカルボニル基、i−プロピルカル
ボニル基、n−ブチルカルボニル基、i−ブチルカルボ
ニル基、sec−ブチルカルボニル基、n−アミルカル
ボニル基、i−アミルカルボニル基、ネオペンチルカル
ボニル基等が挙げられる。
【0022】ハロC2〜C5アルカノイル基としては、フ
ルオロアシル基、フルオロエチルカルボニル基、フルオ
ロn−プロピルカルボニル基、フルオロi−プロピルカ
ルボニル基、フルオロn−ブチルカルボニル基、フルオ
ロi−ブチルカルボニル基、フルオロsec−ブチルカ
ルボニル基、フルオロn−アミルカルボニル基、フルオ
ロi−アミルカルボニル基、フルオロネオペンチルカル
ボニル基、クロロアシル基、クロロエチルカルボニル
基、クロロn−プロピルカルボニル基、クロロi−プロ
ピルカルボニル基、クロロn−ブチルカルボニル基、ク
ロロi−ブチルカルボニル基、クロロsec−ブチルカ
ルボニル基、クロロn−アミルカルボニル基、クロロi
−アミルカルボニル基、クロロネオペンチルカルボニル
基、ブロモアシル基、ブロモエチルカルボニル基、ブロ
モn−プロピルカルボニル基、ブロモi−プロピルカル
ボニル基、ブロモn−ブチルカルボニル基、ブロモi−
ブチルカルボニル基、ブロモsec−ブチルカルボニル
基、ブロモn−アミルカルボニル基、ブロモi−アミル
カルボニル基、ブロモネオペンチルカルボニル基、アイ
オドアシル基、アイオドエチルカルボニル基、アイオド
n−プロピルカルボニル基、アイオドi−プロピルカル
アシル基、アイオドエチルカルボニル基、アイオドn−
プロピルカルボニル基、アイオドi−プロピルカルボニ
ル基、アイオドn−ブチルカルボニル基、アイオドi−
ブチルカルボニル基、アイオドsec−ブチルカルボニ
ル基、アイオドn−アミルカルボニル基、アイオドi−
アミルカルボニル基、アイオドネオペンチルカルボニル
基等が挙げられる。
【0023】アロイル基としては、ベンゾイル基、o−
トルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、α−ナ
フトイル基、β−ナフトイル基等が挙げられる。C2
5アルキルカルボニルオキシ基としては、メチルカル
ボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、n−プロ
ピルカルボニルオキシ基,i−プロピルカルボニルオキ
シ基、n−ブチルカルボニルオキシ基、i−ブチルカル
ボニルオキシ基、sec−ブチルカルボニルオキシ基、
tert−ブチルカルボニルオキシ基、n−アミルカル
ボニルオキシ基、i−アミルカルボニルオキシ基、ネオ
ペンチルカルボニルオキシ基等が挙げられる。
【0024】C2〜C5アルコキシカルボニル基として
は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n
−プロポキシカルボニル基,i−プロポキシカルボニル
基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニ
ル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブト
キシカルボニル基、n−アミロキシカルボニル基、i−
アミロキシカルボニル基、ネオペンチルオキシカルボニ
ル基等が挙げられる。
【0025】置換シリル基としては、トリメチルシリル
基、トリエチルシリル基、トリ−n−プロピルシリル
基、トリ−i−プロピルシリル基、、トリ−n−ブチル
シリル基、トリ−i−ブチルシリル基、ジメチルエチル
シリル基、ジメチル−n−プロピルシリル基、ジメチル
−n−ブチルシリル基、ジメチル−i−ブチルシリル
基、ジメチル−t−ブチルシリル基等が挙げられる。
【0026】保護基で保護されていてもよいアミノ基と
しては、トシルアミノ基、ベンジルアミノ基、アシルア
ミノ基、アルコキシアミノ基等が挙げられる。アシルア
ミノ基としては、アセチルアミノ基、プロピオニルアミ
ノ基、ベンゾイルアミノ基等が挙げられる。アルコキシ
アミノ基としては、メトキシカルボニルアミノ基、エト
キシカルボニルアミノ基、n−プロポキシカルボニルア
ミノ基、i−プロポキシカルボニルアミノ基、n−ブト
キシカルボニルアミノ基、i−ブトキシカルボニルアミ
ノ基、sec−ブトキシカルボニルアミノ基、t−ブト
キシカルボニルアミノ基等が挙げられる。
【0027】C1〜C4アルキルスルフィニル基として
は、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、n
−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニル
基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィニ
ル基、sec−ブチルスルフィニル基等が挙げられる。
アリールスルフィニル基としては、ベンゼンスルフィニ
ル基、o−トルエンスルフィニル基、m−トルエンスル
フィニル基、p−トルエンスルフィニル基等が挙げられ
る。
【0028】C1〜C4アルキルスルホニル基としては、
メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピ
ルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチ
ルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、sec−ブ
チルスルホニル基等が挙げられる。アリールスルホニル
基としては、ベンゼンスルホニル基、o−トルエンスル
ホニル基、m−トルエンスルホニル基、p−トルエンス
ルホニル基、α−ナフタレンスルホニル基、β−ナフタ
レンスルホニル基等が挙げられる。
【0029】モノ又はジC1〜C4アルキルスルホンアミ
ド基としては、メチルスルホンアミド基、エチルスルホ
ンアミド基、n−プロピルスルホンアミド基、i−プロ
ピルスルホンアミド基、n−ブチルスルホンアミド基、
ジメチルスルホンアミド基、ジエチルスルホンアミド
基、ジn−プロピルスルホンアミド基、ジi−プロピル
スルホンアミド基、ジn−ブチルスルホンアミド基、ジ
i−ブチルスルホンアミド基、ジsec−ブチルスルホ
ンアミド基等が挙げられる。
【0030】C4〜C8の環としては、シクロブタン環、
シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン
環、シクロオクタン環等が挙げられる。叉、X-の塩を
形成しうる陰イオンとしては、OH-、F-、Cl-、B
-、I--OAc、PF6 -、ClO4 -、BF4 -、CO3
2-、SO4 2-、PO4 3-、CH3SO3 -、CF3SO3 -、T
sO- 等が挙げられる。
【0031】サリチルアルデヒド化合物とジアミン化合
物との反応による、式(1)の光学活性クロム錯体の製
造法について代表例[R1、R3及びYが水素原子、
2、R4及びRがフェニル基、X-がアセテートアニオ
ン(-OAc)、ビナフチル基が光学活性体の場合]を
挙げて説明する。分子不斉を持つサリチルアルデヒド化
合物は、スキーム1に示すように製造することができる
[Tetrahedron 50(41),11827
(1994)]。
【0032】
【化11】
【0033】[式中、Tf2NPhはN−フェニルトリ
フルオロメタンスルホンイミドを、PhMgBrはフェ
ニルマグネシウムブロミドを、NiCl2(dppe)
は塩化[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタ
ン]ニッケル(II)を、MOClはクロロメチルメチル
エーテルを、(i−Pr)2NEtはジイソプロピルエ
チルアミンを、t−BuLiはターシャリーブチルリチ
ウムを、DMFはジメチルホルムアミドを、TMSBr
は臭化トリメチルシリルを意味する。] 即ち、R−(+)−ビナフトールを、(a)コリジン存
在下、N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド
を反応させて一方の水酸基をトリフレートとし、(b)
塩化[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]
ニッケル(II)を触媒としてフェニルグリニャール試薬
で置換する。次いで(c)塩基性条件下、クロロメチル
メチルエーテルでメトキシメチル化した後、(d)t−
ブチルリチウムでのリチオ化、(e)ジメチルホルムア
ミドでのホルミル化、(f)トリメチルシリルブロミド
での脱メトキシメチル化を経てサリチルアルデヒド化合
物を合成する。
【0034】尚、スキーム1のPh基に対応する式
(1)の光学活性クロム錯体の置換基Rを変換するに
は、反応工程(b)でグリニャール試薬の種類を変更す
ることによっても達成できる。次に、光学活性クロム錯
体は、スキーム2に示すように製造することができる。
【0035】
【化12】
【0036】[式中、Phはフェニル基、-OAcはア
セテートアニオンを意味する。] サリチルアルデヒド化合物とジアミン化合物の反応によ
るイミン化合物の反応について説明する。ジアミン化合
物は、一般に市販品を使用することができる。サリチル
アルデヒド化合物に対するジアミン化合物の使用量とし
ては、0.2〜2モル当量、好ましくは0.5当量程度
がよい。
【0037】反応温度としては、特に制限がなく、−2
0℃から使用する溶媒の沸点まで可能であるが、好まし
くは0℃から50℃の範囲がよい。溶媒としては、エタ
ノール、メタノール等のアルコール系溶媒、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロロ
メタン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、ヘキサン、
ヘプタン等の炭化水素系溶媒、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミ
ド系溶媒が挙げられる。
【0038】好ましい溶媒としてはエタノール、メタノ
ール、アセトニトリル、ジクロロメタン、トルエン、ジ
メチルホルムアミド等を挙げることができる。反応にお
いて、生成する水を除去するため脱水剤を共存させても
よい。脱水剤としては、無水硫酸マグネシウム、無水ホ
ウ酸、モレキュラーシーブ等が挙げられる。
【0039】脱水剤の使用量としては、生成する水に対
して当モル以上存在させればよい。叉、生成する水を上
記溶媒との共沸脱水により除去してもよい。生成したイ
ミン化合物は必ずしも反応系中から取り出す必要はな
く、連続して光学活性クロム錯体の製造に供するするこ
とができる。酢酸クロムの使用量としては、イミン化合
物に対して0.5モル〜10モル当量、好ましくは0.
8モル〜2モル当量がよい。
【0040】反応温度としては、特に制限がなく、−2
0℃から使用する溶媒の沸点まで可能であるが、好まし
くは0℃から50℃の範囲がよい。溶媒としては、エタ
ノール、メタノール等のアルコール系溶媒、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、ジクロロ
メタン、クロロホルム等のハロゲン系の溶媒、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドン等のアミド系溶媒が挙げられる。
【0041】好ましい溶媒としてはエタノール、メタノ
ール、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジメチルホル
ムアミド等を挙げることができる。反応は、酸素の存在
下行えばよい。酸素は大過剰の空気又は酸素ガスを反応
系中に吹き込むか、又は大気中、開放系で撹拌すること
により供給することができる。
【0042】更に、必要であればX-のアセテートアニ
オンを任意の陰イオン、例えば OH -、F-、Cl-、B
-、I-、PF6 -、ClO4 -、BF4 -、CO3 2-、SO4
2-、PO4 3-、CH3SO3 -、CF3SO3 -、TsO-
その他の陰イオンと置き換えることもできる。例えば、
等モル以上の塩化リチウムと反応させることことによ
り、アセテートアニオン-をCl-と交換することができ
る。
【0043】叉、クロム塩を選択することにより、X-
が任意の陰イオンである光学活性クロム錯体を製造する
ことができる。次に、式(1)の光学活性クロム錯体を
触媒として使用する、式(2)のオレフィン化合物の不
斉エポキシ化反応による光学活性エポキシ化合物の製造
法について説明する。
【0044】式(2)のオレフィン化合物としては、ス
チレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o
−クロルスチレン、p−クロルスチレン、o−ブロムス
チレン、p−ブロムスチレン、o−ニトロスチレン、p
−ニトロスチレン、インデン、1,2−ジヒドロナフタ
レン及び式(4)
【0045】
【化13】
【0046】[式中、W1、W2、W5及びW6は前記に同
じ。]で表されるベンゾピラン誘導体等が挙げられる。
ベンゾピラン誘導体の具体例としては、2,2−ジメチ
ルクロメン、6−シアノ−2,2−ジメチルクロメン、
6−アセトアミド−7−ニトロ−2,2−ジメチルクロ
メン等が挙げられる。
【0047】酸化剤としては、ヨードシルベンゼン、ヨ
ードシルメシチレン、ヨードソ安息香酸、次亜塩素酸ナ
トリウム、次亜塩素酸カルシウム等が挙げられる。酸化
剤の使用量としては、式(1)のオレフィン化合物に対
して1〜20倍モルの範囲、好ましくは1〜10倍モル
の範囲がよい。好ましい光学活性クロム錯体触媒として
は、下記光学活性クロム錯体(2)、及び(3)並びに
これらのエナンチオマーが挙げられる。
【0048】
【化14】
【0049】[式中、Phはフェニル基、-OAcはア
セテートアニオンを意味する。] 光学活性クロム錯体触媒の使用量としては、オレフィン
化合物に対して0.01〜50モル%の範囲、好ましく
は、0.1〜10モル%の範囲がよい。反応温度として
は、通常−50℃〜50℃の範囲、好ましくは−25℃
〜30℃の範囲がよい。
【0050】反応時間は、使用するオレフィン化合物、
光学活性マンガン錯体及び酸化剤の種類にもよるが、通
常0.1〜1000時間である。本反応において、3級
アミン及び3級アミンN−オキサイド等を反応促進剤と
して共存させることもできる。これらの化合物として
は、イミダゾール、1−メチルイミダゾール、2−メチ
ルイミダゾール、ピリジン、4−t−ブチルピリジン、
4−フェニルピリジン、4−フェニルプロピルピリジ
ン、α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、4−
ジメチルアミノピリジン、イミダゾール−N−オキサイ
ド、1−メチルイミダゾール−N−オキサイド、2−メ
チルイミダゾール−N−オキサイド、ピリジン−N−オ
キサイド、4−t−ブチルピリジン−N−オキサイド、
4−フェニルピリジン−N−オキサイド、4−フェニル
プロピルピリジン−N−オキサイド、α−ピコリン−N
−オキサイド、β−ピコリン−N−オキサイド、γ−ピ
コリン−N−オキサイド、4−ジメチルアミノピリジン
−N−オキサイド等が挙げられる。
【0051】3級アミン及び3級アミンN−オキサイド
の使用量としては、オレフィン化合物に対して0.01
〜2倍モルの範囲がよい。反応溶媒としては、反応に関
与しないものであれば特に制限はなく、例えば、アセト
ニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル等のニト
リル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン系溶媒、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メシチレン、クロルベンゼン、フルオロ
ベンゼン、o−ジクロルベンゼン等の芳香族炭化水素系
溶媒、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−オクタン、
n−デカン等の脂肪族炭化水素系溶媒、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、ジクロロメ
タン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素系溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン等のエー
テル系溶媒、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、イソブタノール、シクロヘキサノール等のアルコー
ル系溶媒等が挙げられ、好ましい溶媒としては、クロル
ベンゼン、アセトニトリル、酢酸エチルが挙げられる。
【0052】更に、これらの反応溶媒は、単独叉は組み
合わせて使用することもできる。反応終了後、目的物を
適当な溶媒により抽出し、溶媒を減圧濃縮し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー叉は蒸留等により光学活性
エポキシ化合物を得ることができる。目的物の光学純度
は、光学活性クロマトグラフィーカラムや旋光度によっ
て測定することができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例により更に詳しく説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1[光学活性クロム錯体(2)の合成] a.Cr(OTf)2水溶液の合成 アルゴンで置換したフラスコに、蒸留水4.38ml及
びトリフルオロメタンスルホン酸0.42ml(4.8
mmol)を入れて凍結乾燥し、小過剰量のクロム金属
粉末130mgを加えた後、HClO4で活性化したク
ロム金属片(クロム金属片約20mgを60%HClO
4水溶液に侵漬し、泡が発生したものをピンセットで取
り出して加える。)を加えて撹拌したところ、溶液は次
第に青くなり、ゆっくりとした水素の発生が観測され
(空気に触れると酸化されて緑色を呈した。)た。
【0054】この溶液を25℃で12時間撹拌し、濃青
色となった溶液を窒素雰囲気下でろ過をして未反応の金
属クロムを除去した後、濾液0.48mlをそのまま次
の反応に使用する。この濾液の合成は3回行った。 b.光学活性クロム錯体(2)の合成 (R,R)−1,2−ジフェニルエチレンジアミン11
3mg(0.53mmol)をアセトニトリル6.0m
lに溶かして凍結乾燥し、Cr(OTf)2水溶液1.
1ml(1当量)を加え25℃で1時間撹拌したとこ
ろ、反応液は紫色に変わった。
【0055】次に、凍結乾燥をした(R)−3−ホルミ
ル−2−ヒドロキシ−2’−フェニル−1,1’−ビナ
フチル400mg(1.06mmol)のアセトニトリ
ル溶液12mlを加えて90℃で6時間撹拌したとこ
ろ、反応液はアルデヒドを加えたときの茶色から、次第
に赤みを帯びてきた。次に、空気にさらして25℃で3
時間撹拌し、濃縮し、蒸留水100mlを加え沈殿物を
濾取し、水とヘキサンで洗浄後、減圧下で乾燥し光学活
性クロム錯体(2)373mg(収率63%)を得た IR(KBr):3458,3232,3053,1655,1610,1495,138
7,1342,1288,1247,1180,1116,1010,822,748,7
04,640,505cm-1 実施例2(6−アセトアミド−7−ニトロ−2,2−ジ
メチルクロメンのエポキシ化) 反応フラスコに、6−アセトアミド−7−ニトロ−2,
2−ジメチルクロメン26.2mg(0.1mmol)
とサレンクロム錯体(2)2.2mg(2.0μmo
l)及びトルエン1.0mlを仕込み、溶解し0℃に冷
却した。
【0056】次に、ヨードシルベンゼン22.0mg
(0.1mmol)を加え、0℃で3時間撹拌した後、
反応混合物をそのままシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製した
ところ、黄色結晶のエポキシ化合物15.6mg(収率
56%)を得た。不斉収率は65%ee(DAICEL
CHIRALCEL OJ,ヘキサン:イソプロパノ
ール=1:1)。 実施例3〜11(各種オレフィン化合物のエポキシ化) 各種オレフィン化合物0.1mmol、光学活性クロム
錯体(2)2.0μmol、各種溶媒1.0ml、ヨー
ドシルベンゼン0.1mmol及び必要に応じて添加剤
として軸配位子20μmolを使用し、実施例2と同様
に反応及び後処理を行った結果を下表に示す。
【0057】
【表1】 表 1 実施例 オレフィン化合物 溶媒 軸配位子 収率(%) 不斉収率(%ee ) ──────────────────────────────────── 3 A クロルヘ゛ンセ゛ン − 60 40 4 A アセトニトリル − 32 52 5 A アセトニトリル PPNO 10 78 6 B アセトニトリル − 25 38 7 B アセトニトリル PPNO 24 76 8 スチレン トルエン − 28 51 9 p-ニトロスチレン トルエン − 48 70 10 p-クロルスチレン トルエン − 41 54 11 p-クロルスチレン アセトニトリル PPNO 5 72 ─────────────────────────────────── A:6−アセトアミド−7−ニトロ−2,2−ジメチルクロメン B:6−シアノ−2,2−ジメチルクロメン PPNO:4−フェニルピリジンN−オキサイド
【0058】
【発明の効果】本発明の新規な光学活性クロム錯体を使
用することにより、近傍官能基を有しないオレフィン化
合物から光学活性な医薬品やその中間体として有用な光
学活性エポキシ化合物を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07M 7:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立して水
    素原子、置換されていてもよいC1〜C4アルキル基(該
    置換基は、C1〜C4アルキル基、ハロゲン原子を意味す
    る。)、置換されていてもよいフェニル基(該置換基
    は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アル
    コキシ基、シアノ基、ニトロ基を意味する。)を意味
    し、R1、R2、R3及びR4のいずれか2つが一緒になっ
    てC4〜C8の環を形成してもよい。Rは水素原子、置換
    されていてもよいC1〜C4アルキル基(該置換基は、C
    1〜C4アルキル基、ハロゲン原子を意味する。)、置換
    されていてもよいフェニル基(該置換基は、ハロゲン原
    子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、シア
    ノ基、ニトロ基を意味する。)、C1〜C4アルコキシ
    基、C2〜C5アルカノイル基、C2〜C5アルキルカルボ
    ニルオキシ基、C2〜C5アルコキシカルボニル基、又は
    置換シリル基を意味し、 X-は、塩を形成しうる陰イオンを意味し、 Yは、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、
    1〜C4アルコキシ基、ニトロ基又はシアノ基を意味
    し、ビナフチル基はラセミ体でも光学活性体でもよ
    い。]で表される光学活性クロム錯体。
  2. 【請求項2】 R1、R3及びYが水素原子、R2、R4
    びRがフェニル基、X-がトリフルオロメタンスルホネ
    ートアニオンである化合物、叉はそのエナンチオマーで
    ある請求項1記載の光学活性クロム錯体。
  3. 【請求項3】 ビナフチル基が光学活性体である請求項
    2記載の光学活性クロム錯体。
  4. 【請求項4】 式(2) 【化2】 [式中、W1及びW2は、それぞれ独立して、水素原子、
    シアノ基、ニトロ基、保護されていてもよいアミノ基、
    ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキ
    シ基、ハロC1〜C4アルキル基、カルボキシル基、ホル
    ミル基、C1〜C4アルカノイル基、アロイル基、ハロC
    1〜C4アルカノイル基、カルバモイル基、C1〜C4アル
    キルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、C1
    4アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ス
    ルホンアミド基、モノ又はジC1〜C4アルキルスルホン
    アミド基を意味する。W3は水素原子、C1〜C4アルキ
    ル基又はC1〜C4アルコキシ基を意味し、 W4はC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基又は
    フェニル基(該フェニル基は、ハロゲン原子、C1〜C4
    アルキル基、C1〜C4アルコキシ基で置換されていても
    よい。)を意味し、 又は、W3とW4が一緒になって 【化3】 (W5、W6、W7及びW8は、それぞれ独立して、水素原
    子又はC1〜C4アルキル基を意味する。)を意味す
    る。]で表されるオレフィン化合物を式(1)で表され
    る光学活性クロム錯体の存在下、酸化することを特徴と
    する 【化4】 式(3) 【化5】 [式中、*で示された炭素原子の絶対配位はRかSを意
    味し、W1、W2、W3及びW4は前記に同じ。]で表され
    る光学活性エポキシ化合物の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294564A (ja) * 2000-04-12 2001-10-23 Nissan Chem Ind Ltd 光学活性コバルト錯体及び不斉シクロプロパン化反応
WO2007089025A1 (ja) * 2006-02-01 2007-08-09 Sumitomo Chemical Company, Limited 光学活性なアルコール化合物の製造法
JP2007231007A (ja) * 2006-02-01 2007-09-13 Sumitomo Chemical Co Ltd 光学活性なアルコール化合物の製造法およびそれに用いる不斉錯体

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