JPH1032998A - 可変速フライホイール発電設備の運転方法 - Google Patents

可変速フライホイール発電設備の運転方法

Info

Publication number
JPH1032998A
JPH1032998A JP8183345A JP18334596A JPH1032998A JP H1032998 A JPH1032998 A JP H1032998A JP 8183345 A JP8183345 A JP 8183345A JP 18334596 A JP18334596 A JP 18334596A JP H1032998 A JPH1032998 A JP H1032998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronous machine
excitation synchronous
transmission line
variable
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8183345A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Furuno
郁夫 古野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8183345A priority Critical patent/JPH1032998A/ja
Publication of JPH1032998A publication Critical patent/JPH1032998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】系統事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度
が大幅に低下した時にも、可変速フライホイール発電設
備を迅速に事故発生前の運転状態に戻すこと。 【解決手段】可変速フライホイール発電設備が運転中
に、送電線7の事故により周波数変換装置10を停止して
並列用しゃ断器4を開放した後に送電線7が正常に復旧
した際に、交流励磁同期機2の回転速度が所定値以下に
大幅に低下している時には、短絡用開閉器3を投入して
交流励磁同期機2の固定子巻線を短絡して周波数変換装
置10を再起動し、交流励磁同期機2の回転子巻線を励磁
して再昇速するように制御し、交流励磁同期機2の回転
速度が可変速範囲内に到達した後に、周波数変換装置10
を停止して短絡用開閉器3を開放し、その後周波数変換
装置10を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器4を
投入して交流励磁同期機2を送電線2に並入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変速フライホイ
ール発電設備において、特に送電線等の系統事故復旧時
に、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前
の運転状態に戻せるようにした可変速フライホイール発
電設備の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、揚水発電所向けの発電設備に、発
電電動機の回転子を3相巻線として交流励磁同期機と
し、周波数変換装置から交流励磁同期機の回転子巻線に
可変周波数の励磁電流を流して、発電電動機を可変速運
転する可変速揚水発電設備が適用されるようになってき
ている。
【0003】また、この応用として、可変速揚水発電設
備で、発電電動機に直結されているポンプ水車の代わり
に、フライホイールを発電電動機に直結し、系統周波数
の変動に応じてフライホイール、発電電動機の回転速度
を変えて、フライホイールの回転エネルギーを電気エネ
ルギーに変換し、系統周波数が低下した時には発電運転
を行なって系統に送電し、系統周波数が上昇した時には
受電運転を行なって系統から受電して、系統周波数の変
動を抑制する可変速フライホイール発電設備の適用が検
討されてきている。
【0004】図4は、この種の可変速フライホイール発
電設備の一例を示す構成図である。図4において、フラ
イホイール1には、交流励磁同期機2の回転子が直結さ
れている。
【0005】また、交流励磁同期機2の固定子巻線に
は、短絡用開閉器3が接続されている。さらに、交流励
磁同期機2の固定子巻線は、並列用しゃ断器4を介して
主変圧器5の低圧側巻線にも接続されている。
【0006】さらにまた、主変圧器5の高圧側巻線は、
送電線しゃ断器6を介して送電線7に接続されている。
一方、主変庄器5の低圧側巻線には、電源しゃ断器8、
電源変圧器9を介して周波数変換装置10の入力側が接
続され、周波数変換装置10の出力側は、交流励磁同期
機2の回転子巻線に接続されている。
【0007】また、交流励磁同期機2には、その回転速
度を検出する回転速度検出器11が設けられており、回
転速度検出器11の出力は、制御装置12に入力され
る。そして、この回転速度検出器11からの出力(交流
励磁同期機2の回転速度)に基づいて、短絡用開閉器
3、並列用しゃ断器4、および周波数変換装置10が制
御されるようになっている。
【0008】一方、図5は、この種の可変速フライホイ
ール発電設備の他の例を示す構成図であり、図4と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0009】すなわち、図5において、図4の構成と異
なる点は、交流励磁同期機2を始動する始動装置13が
設けられている点である。一方、図6は、この種の可変
速フライホイール発電設備の他の例を示す構成図であ
り、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0010】すなわち、図6において、図4の構成と異
なる点は、交流励磁同期機2を始動する始動用電動機1
4が設けられている点である。さて、上記図4、図5、
および図6に示すような可変速フライホイール発電設備
において、交流励磁同期機2の固定子巻線に流れ込む有
効電力をP1 、周波数変換装置10を経由して交流励磁
同期機2の回転子巻線に流れ込む有効電力をP2 、送電
線7からの受電電力をPとした場合、通常時は、短絡用
開閉器3が開いているので、 P=P1 +P2 …… (1) となる。
【0011】交流励磁同期機2は、同期速度を含む一定
の範囲の回転速度で運転が可能である。そして、交流励
磁同期機2の回転速度の同期速度に対するずれの割合が
すべりであり、このすべりをSとすると、 S=(同期速度一回転速度)/同期速度 …… (2) となる。
【0012】また、 P2 =−S×P1 …… (3) が成り立つ。
【0013】この場合、P1 およびP2 は、発電運転と
受電運転、すべりの正・負によって、正または負とな
る。図7は、この場合の可変速フライホイール発電設備
における電力の向きを示す図である。
【0014】図7に示すように、発電運転の場合には、
交流励磁同期機2の回転速度を低下させてフライホイー
ル1の回転エネルギーを有効電力に変換し、受電運転の
場合には、受電した有効電力をフライホイール1の回転
エネルギーに変換するため、交流励磁同期機2の回転速
度が上昇する。
【0015】また、すべりSを大きくすれば、運転可能
な回転速度の範囲(以下、可変速範囲と称する)を大き
くすることができるが、有効電力P2 の大きさは、有効
電力P1 を一定とすると、すべりSの大きさに比例する
ため、すべりSを大きくすると有効電力P2 が経由する
周波数変換装置10の容量も大きくしなければならな
い。
【0016】従って、可変速範囲は、送電線7からの受
電電力Pと、周波数変換装置10の容量との関係により
定まってくる。次に、図8は、上記図4の可変速フライ
ホイール発電設備の始動手順の一例を示すフローチャー
ト図である。
【0017】図8において、外部から制御装置12に始
動指令が与えられると(101)、制御装置12は回転
速度検出器11からの出力によって、交流励磁同期機2
の回転速度が零であることを確認し(102)、短絡用
開閉器3を投入して(103)、交流励磁同期機2の固
定子を短絡し、周波数変換装置10を動作させて交流励
磁同期機2の回転子巻線に電流を流して、交流励磁同期
機2を誘導電動機と同様にして始動し、昇速して行く
(104)。
【0018】次に、交流励磁同期機2の回転速度が可変
速範囲に達すると(105)、周波数変換装置10を停
止して交流励磁同期機2の回転子電流を零とし、固定子
側を無電庄にし、短絡用開閉器3を開放する(10
6)。
【0019】そして、周波数変換装置10を再び動作さ
せ、交流励磁同期機2の回転子巻線に電流を流して、固
定子端子電圧を、電圧、周波数、位相のいずれも主変圧
器5の低圧側の電圧に合わせるように制御し(以下、か
かる制御を揃圧と称する)(107)、並列用しゃ断器
4を投入して(108)、送電線7への並入が完了す
る。
【0020】一方、図9は、上記図5の可変速フライホ
イール発電設備の始動手順の一例を示すフローチャート
図である。図9において、外部から制御装置12に始動
指令が与えられると(101)、制御装置12は回転速
度検出器11からの出力によって、交流励磁同期機2の
回転速度が零であることを確認し(102)、周波数変
換装置10を動作させて、一定電流を交流励磁同期機2
の回転子巻線に流すと共に、交流励磁同期機2の始動装
置13を動作させ(113)、始動装置13から可変周
波数の電流を交流励磁同期機2の固定子に流して、交流
励磁同期機2を昇速して行く(104)。
【0021】次に、交流励磁同期機2の回転速度が可変
速範囲に達すると(105)、始動装置13を停止し、
周波数変換装置10を一旦停止した後に再起動して揃庄
を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入して(1
08)、送電線7への並入が完了する。
【0022】一方、図10は、上記図6の可変速フライ
ホイール発電設備の始動手順の一例を示すフローチャー
ト図である。図10において、外部から制御装置12に
始動指令が与えられると(101)、制御装置12は回
転速度検出器11からの出力によって、交流励磁同期機
2の回転速度が零であることを確認し(102)、交流
励磁同期機2の始動用電動機14を動作させて(12
3)、交流励磁同期機2を昇速してゆく(104)。
【0023】次に、交流励磁同期機2の回転速度が可変
速範囲に達すると(105)、揃圧を行ない(10
7)、並列用しゃ断器4を投入して(108)、送電線
7への並入が完了する。
【0024】次に、上記図4、図5、および図6に示す
ような可変速フライホイール発電設備において、送電線
事故が発生した時の動作について、図11に示すフロー
チャート図を用いて説明する。
【0025】図11において、交流励磁同期機2が送電
線7に接続されて運転中に、送電線7で三相短絡、一相
地絡等の事故が発生すると(201)、図示しない事故
検出手段によって周波数変換装置10を停止し(20
2)、並列用しゃ断器4を開放して(203)、交流励
磁同期機2の固定子巻線を送電線7から切り離す。
【0026】この時点から、交流励磁同期機2に対して
送電線7からの電力供給が断たれるので、交流励磁同期
機2の回転速度は徐々に低下して行く。送電線7事故が
短時間で復旧すると(204)、周波数変換装置10を
再起動して、交流励磁同期機2の回転子巻線を再び励磁
して揃庄を行ない(107)、並列用しゃ断器4を再度
投入して(108)、交流励磁同期機2は送電線7事故
発生前の運転状態に復旧する。
【0027】しかしながら、送電線7の事故発生から復
旧までに時間を要した場合には、交流励磁同期機2の回
転速度が大幅に低下することがあり、この場合には、揃
圧の後に並列用しゃ断器4を投入して、送電線7への並
入を完了した後に、発電運転に備えるために適正な回転
速度に昇速させなければならない(205)。
【0028】交流励磁同期機2を昇速させるためには、
受電運転を行なわなければならない。そして、受電運転
の際に交流励磁同期機2の昇速を速やかに行なうために
は、受電電力Pを大きくしなければならない。受電電力
Pを大きくするためには、周波数変換装置10の出力電
力P2 が大きいこと、すべりSが小さいことが必要であ
るが、P2 は周波数変換装置10の容量による制限があ
り、交流励磁同期機2のすべりSも回転速度の低下が甚
だしいと大きくなるので、受電電力Pは小さくならざる
を得ない。
【0029】以下に、この点について詳細に述べる。上
記(1)式と(2)式から、 P=[1−(1/S)×P2 ] ……(4) となる。
【0030】図12は、受電運転において、P2 を1と
し、すべりSを正とした時の交流励磁同期機2のすべり
Sと受電電力Pとの関係の一例を示す特性図である。図
12に示すように、すべりSが小さい時には、受電電力
Pは周波数変換装置10を経由する有効電力P2 の数倍
以上であるが、すべりSが大きくなると(回転速度が大
幅に低下すると)、受電電力Pは急激に減少し、特にす
べりSがO.5以上の時は受電電力Pは周波数変換装置1
0を経由する有効電力P2 以下となり、極めて小さくな
る。
【0031】しかしながら、この場合、受電電力Pが小
さくなつても、交流励磁同期機2の回転に伴なう機械的
・電気的損失よりも大きければ、交流励磁同期機2の昇
速は行なうことはできるが、交流励磁同期機2の回転速
度を適正な値に上昇させるためには、多大な時間を要す
ることになる。
【0032】また、受電電力Pが、上記機械的・電気的
損失よりも小さくなってしまうと、交流励磁同期機2の
昇速が不可能になる。このようなことは、送電線7に常
に接続されて、系統周波数の変動の抑制を図る可変速フ
ライホイール発電設備としては望ましいことではない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
可変速フライホイール発電設備においては、送電線等の
系統事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度が大幅に
低下した時には、発電設備を事故発生前の運転状態に戻
すことが困難になるという問題があった。
【0034】本発明の目的は、送電線等の系統事故復旧
時に、交流励磁同期機の回転速度が大幅に低下した時に
も、交流励磁同期機の回転速度を迅速に適正な回転速度
に回復させて、可変速フライホイール発電設備を迅速に
事故発生前の運転状態に戻すことが可能な可変速フライ
ホイール発電設備の運転方法を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明では、フライホイール
と、このフライホイールに回転子が直結された交流励磁
同期機と、この交流励磁同期機の固定子巻線に接続され
る短絡用開閉器と、交流励磁同期機の固定子巻線を送電
線に接続する並列用しゃ断器と、交流励磁同期機の回転
子巻線に可変周波数の励磁電流を流す周波数変換装置
と、交流励磁同期機の回転速度に基づいて、短絡用開閉
器、並列用しゃ断器、および周波数変換装置を制御する
制御装置とを備えて構成される可変速フライホイール発
電設備の運転方法において、可変速フライホイール発電
設備が運転中に、送電線の事故により周波数変換装置を
停止して並列用しゃ断器を開放した後に送電線が正常に
復旧した際に、交流励磁同期機の回転速度が所定値以下
に大幅に低下している時には、短絡用開閉器を投入して
交流励磁同期機の固定子巻線を短絡して周波数変換装置
を再起動し、交流励磁同期機の回転子巻線を励磁して交
流励磁同期機を再昇速するように制御し、交流励磁同期
機の回転速度が可変速範囲内に到達した後に、周波数変
換装置を停止して短絡用開閉器を開放し、その後周波数
変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器を
投入して交流励磁同期機を送電線に並入させるようにし
ている。
【0036】従って、請求項1に対応する発明の可変速
フライホイール発電設備の運転方法においては、送電線
事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交流励磁同期
機の回転速度が大幅に低下している時には、短絡用開閉
器を投入して周波数変換装置を再起動し、交流励磁同期
機の回転子巻線を励磁して交流励磁同期機を再昇速する
ように制御し、交流励磁同期機の回転速度が可変速範囲
内に到達したら、周波数変換装置を停止して短絡用開閉
器を開放し、その後周波数変換装置を再起動して揃圧を
行ない、並列用しゃ断器を投入して交流励磁同期機を送
電線に並入させることにより、送電線事故復旧時に、交
流励磁同期機の回転速度が大幅に低下した時にも、交流
励磁同期機の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復さ
せて、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生
前の運転状態に戻すことができる。
【0037】また、請求項2に対応する発明では、フラ
イホイールと、このフライホイールに回転子が直結され
た交流励磁同期機と、この交流励磁同期機を始動する始
動装置と、交流励磁同期機の固定子巻線を送電線に接続
する並列用しゃ断器と、交流励磁同期機の回転子巻線に
可変周波数の励磁電流を流す周波数変換装置と、交流励
磁同期機の回転速度に基づいて、並列用しゃ断器、周波
数変換装置、および始動装置を制御する制御装置とを備
えて構成される可変速フライホイール発電設備の運転方
法において、可変速フライホイール発電設備が運転中
に、送電線の事故により周波数変換装置を停止して並列
用しゃ断器を開放した後に送電線が正常に復旧した際
に、交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に大幅に低
下している時には、始動装置を再起動して交流励磁同期
機を再昇速するように制御し、交流励磁同期機の回転速
度が可変速範囲内に到達した後に始動装置を停止し、そ
の後周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用
しゃ断器を投入して交流励磁同期機を送電線に並入させ
るようにしている。
【0038】従って、請求項2に対応する発明の可変速
フライホイール発電設備の運転方法においては、送電線
事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交流励磁同期
機の回転速度が大幅に低下している時には、交流励磁同
期機の始動装置を再起動して交流励磁同期機を再昇速す
るように制御し、交流励磁同期機の回転速度が可変速範
囲内に到達したら始動装置を停止し、その後周波数変換
装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器を投入
して交流励磁同期機を送電線に並入させることにより、
送電線事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度が大幅
に低下した時にも、交流励磁同期機の回転速度を迅速に
適正な回転速度に回復させて、可変速フライホイール発
電設備を迅速に事故発生前の運転状態に戻すことができ
る。
【0039】さらに、請求項3に対応する発明では、フ
ライホイールと、このフライホイールに回転子が直結さ
れた交流励磁同期機と、この交流励磁同期機を始動する
始動用電動機と、交流励磁同期機の固定子巻線を送電線
に接続する並列用しゃ断器と、交流励磁同期機の回転子
巻線に可変周波数の励磁電流を流す周波数変換装置と、
交流励磁同期機の回転速度に基づいて、並列用しゃ断
器、周波数変換装置、および始動用電動機を制御する制
御装置とを備えて構成される可変速フライホイール発電
設備の運転方法において、可変速フライホイール発電設
備が運転中に、送電線の事故により周波数変換装置を停
止して並列用しゃ断器を開放した後に送電線が正常に復
旧した際に、交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に
大幅に低下している時には、始動用電動機を再起動して
交流励磁同期機を再昇速するように制御し、交流励磁同
期機の回転速度が可変速範囲内に到達した後に始動装置
を停止し、その後周波数変換装置を再起動して揃圧を行
ない、並列用しゃ断器を投入して交流励磁同期機を送電
線に並入させるようにしている。
【0040】従って、請求項3に対応する発明の可変速
フライホイール発電設備の運転方法においては、送電線
事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交流励磁同期
機の回転速度が大幅に低下している時には、交流励磁同
期機の始動用電動機を再起動して交流励磁同期機を再昇
速するように制御し、交流励磁同期機の回転速度が可変
速範囲内に到達したら始動装置を停止し、その後周波数
変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器を
投入して交流励磁同期機を送電線に並入させることによ
り、送電線事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度が
大幅に低下した時にも、交流励磁同期機の回転速度を迅
速に適正な回転速度に回復させて、可変速フライホイー
ル発電設備を迅速に事故発生前の運転状態に戻すことが
できる。
【0041】さらにまた、請求項4に対応する発明で
は、フライホイールと、このフライホイールに回転子が
直結された交流励磁同期機と、この交流励磁同期機の固
定子巻線を送電線に接続する並列用しゃ断器と、交流励
磁同期機の回転子巻線に可変周波数の励磁電流を流す周
波数変換装置と、交流励磁同期機の回転速度に基づい
て、並列用しゃ断器、および周波数変換装置を制御する
制御装置とを備えて構成される可変速フライホイール発
電設備の運転方法において、可変速フライホイール発電
設備が運転中に、送電線の事故により周波数変換装置を
停止して並列用しゃ断器を開放した後に送電線が正常に
復旧した際に、交流励磁同期機の回転速度が所定値以下
に大幅に低下している時には、昇速手段により交流励磁
同期機を再昇速するように制御し、交流励磁同期機の回
転速度が可変速範囲内に到達した後に、周波数変換装置
を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器を投入して
交流励磁同期機を送電線に並入させるようにしている。
【0042】従って、請求項4に対応する発明の可変速
フライホイール発電設備の運転方法においては、送電線
事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交流励磁同期
機の回転速度が大幅に低下している時には、昇速手段に
より交流励磁同期機を再昇速するように制御し、交流励
磁同期機の回転速度が可変速範囲内に到達したら、周波
数変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器
を投入して交流励磁同期機を送電線に並入させることに
より、送電線事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度
が大幅に低下した時にも、交流励磁同期機の回転速度を
迅速に適正な回転速度に回復させて、可変速フライホイ
ール発電設備を迅速に事故発生前の運転状態に戻すこと
ができる。以上により、送電線に常に接続されて、系統
周波数の変動の抑制を図るのに適した可変速フライホイ
ール発電設備を得ることが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、前記図4に示したような
構成の可変速フライホイール発電設備を対象とした本実
施の形態による運転方法の一例を示すフローチャート図
である。
【0044】図4の可変速フライホイール発電設備で送
電線7事故が発生した時には、以下のような手順で運転
方法を行なう。すなわち、図1に示すように、送電線7
事故が発生すると(201)、図示しない事故検出手段
によって周波数変換装置10を停止し(202)、並列
用しゃ断器4を開放する(203)。
【0045】そして、送電線7事故が復旧した時に(2
04)、回転速度検出器11からの出力により、交流励
磁同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下してい
なくて、そのまま並入しても速やかに昇速できると判定
した場合には(301A)、前述した従来の場合と同様
に、揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入
しして(108)、交流励磁同期機2を送電線7に並入
させることにより、可変速フライホイール発電設備は、
送電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0046】一方、送電線7事故が復旧した時に(20
4)、回転速度検出器11からの出力により、交流励磁
同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下し、その
まま並入すると速やかに昇速させることが困難であると
判定した場合には(301B)、短絡用開閉器3を投入
して(103)、交流励磁同期機2の固定子巻線を短絡
し、周波数変換装置10を動作させて交流励磁同期機2
の回転子巻線に電流を流し、交流励磁同期機2を昇速し
て行く(104)。
【0047】そして、交流励磁同期機2の回転速度が可
変速範囲に達すると(105)、周波数変換装置10を
停止して、交流励磁同期機2の回転子巻線の電流を零と
し、固定子側を無電圧にして、短絡用開閉器3を開放す
る(106)。
【0048】その後、周波数変換装置10を再起動し
て、揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入
して(108)、交流励磁同期機2を送電線7に並入さ
せることにより、可変速フライホイール発電設備は、迅
速に送電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0049】上述したように、本実施の形態の可変速フ
ライホイール発電設備の運転方法では、送電線7事故発
生後、送電線7が正常に復旧した際に、交流励磁同期機
2の回転速度が所定値以下に大幅に低下している時に
は、短絡用開閉器3を投入して周波数変換装置10を再
起動し、交流励磁同期機2の回転子巻線を励磁して、交
流励磁同期機2を再昇速して可変速範囲内に制御するよ
うにし、周波数変換装置10を停止し、短絡用開閉器3
を開放して、その後周波数変換装置10を再起動して、
交流励磁同期機2の回転子巻線を再び励磁し、揃圧を行
なって、並列用しゃ断器4を投入して、交流励磁同期機
2を送電線7に並入させるようにしたものである。
【0050】従って、送電線7事故復旧時に、交流励磁
同期機2の回転速度が大幅に低下した時にも、交流励磁
同期機2の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復させ
て、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前
の運転状態に戻すことが可能となる。
【0051】これにより、送電線に常に接続されて、系
統周波数の変動の抑制を図るのに適した可変速フライホ
イール発電設備を得ることができる。 (第2の実施の形態)図2は、前記図5に示したような
構成の可変速フライホイール発電設備を対象とした本実
施の形態による運転方法の一例を示すフローチャート図
である。
【0052】図5の可変速フライホイール発電設備で送
電線7事故が発生した時には、以下のような手順で運転
方法を行なう。すなわち、図2に示すように、送電線7
事故が発生すると(201)、図示しない事故検出手段
によって周波数変換装置10を停止し(202)、並列
用しゃ断器4を開放する(203)。
【0053】そして、送電線7事故が復旧した時に(2
04)、回転速度検出器11からの出力により、交流励
磁同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下してい
なくて、そのまま並入しても速やかに昇速できると判定
した場合には(301A)、前述した従来の場合と同様
に、揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入
して(108)、交流励磁同期機2を送電線7に並入さ
せることにより、可変速フライホイール発電設備は、送
電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0054】一方、送電線7事故が復旧した時に(20
4)、回転速度検出器11からの出力により、交流励磁
同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下し、その
まま並入すると速やかに昇速させることが困難であると
判定した場合には(301B)、周波数変換装置10を
動作させて、一定電流を交流励磁同期機2の回転子巻線
に流すと共に、交流励磁同期機2の始動装置13を動作
させて(113)、始動装置13から可変周波数の電流
を、交流励磁同期機2の固定子巻線に流して、交流励磁
同期機2を昇速して行く(104)。
【0055】そして、交流励磁同期機2の回転速度が可
変速範囲に達すると(105)、始動装置13を停止
し、周波数変換装置10を一旦停止した後に再起動し
て、揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入
して(108)、交流励磁同期機2を送電線7に並入さ
せることにより、可変速フライホイール発電設備は、迅
速に送電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0056】上述したように、本実施の形態の可変速フ
ライホイール発電設備の運転方法では、送電線7事故発
生後、送電線7が正常に復旧した際に、交流励磁同期機
2の回転速度が所定値以下に大幅に低下している時に
は、交流励磁同期機2の始動装置13を再起動し、交流
励磁同期機2を再昇速して可変速範囲内に制御するよう
にし、その後周波数変換装置10を再起動して、交流励
磁同期機2の回転子巻線を再び励磁し、揃圧を行なっ
て、並列用しゃ断器4を投入して、交流励磁同期機2を
送電線7に並入させるようにしたものである。
【0057】従って、送電線7事故復旧時に、交流励磁
同期機2の回転速度が大幅に低下した時にも、交流励磁
同期機2の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復させ
て、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前
の運転状態に戻すことが可能となる。
【0058】これにより、送電線に常に接続されて、系
統周波数の変動の抑制を図るのに適した可変速フライホ
イール発電設備を得ることができる。 (第3の実施の形態)図3は、前記図6に示したような
構成の可変速フライホイール発電設備を対象とした本実
施の形態による運転方法の一例を示すフローチャート図
である。
【0059】図6の可変速フライホイール発電設備で送
電線7事故が発生した時には、以下のような手順で運転
方法を行なう。すなわち、図3に示すように、送電線7
事故が発生すると(201)、図示しない事故検出手段
によって周波数変換装置10を停止し(202)、並列
用しゃ断器4を開放する(203)。
【0060】そして、送電線7事故が復旧した時に(2
04)、回転速度検出器11からの出力により、交流励
磁同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下してい
なくて、そのまま並入しても速やかに昇速できると判定
した場合には(301A)、前述した従来の場合と同様
に、揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器4を投入
して(108)、交流励磁同期機2を送電線7に並入さ
せることにより、可変速フライホイール発電設備は、送
電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0061】一方、送電線7事故が復旧した時に(20
4)、回転速度検出器11からの出力により、交流励磁
同期機2の回転速度が所定値以下に大幅に低下し、その
まま並入すると速やかに昇速させることが困難であると
判定した場合には(301B)、交流励磁同期機2の始
動用電動機14を動作させ(123)、交流励磁同期機
2を昇速し(104)、交流励磁同期機2の回転速度が
可変速範囲に達すると(105)、周波数変換装置10
を再起動して揃圧を行ない(107)、並列用しゃ断器
4を投入して(108)、交流励磁同期機2を送電線7
に並入させることにより、可変速フライホイール発電設
備は、迅速に送電線7事故発生前の運転状態に戻る。
【0062】上述したように、本実施の形態の可変速フ
ライホイール発電設備の運転方法では、送電線7事故発
生後、送電線7が正常に復旧した際に、交流励磁同期機
2の回転速度が所定値以下に大幅に低下している時に
は、交流励磁同期機2の始動用電動機14を再起動し、
交流励磁同期機2を再昇速して可変速範囲内に制御する
ようにし、その後周波数変換装置10を再起動して、交
流励磁同期機2の回転子巻線を再び励磁し、揃圧を行な
って、並列用しゃ断器4を投入して、交流励磁同期機2
を送電線7に並入させるようにしたものである。
【0063】従って、送電線7事故復旧時に、交流励磁
同期機2の回転速度が大幅に低下した時にも、交流励磁
同期機2の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復させ
て、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前
の運転状態に戻すことが可能となる。
【0064】(他の実施の形態)前記図4に示したよう
な構成の可変速フライホイール発電設備を対象とした運
転方法において、可変速フライホイール発電設備で送電
線7事故が発生した時には、前記第1の実施の形態で説
明した運転方法に限らず、次のような手順で運転を行な
うようにしてもよい。
【0065】すなわち、可変速フライホイール発電設備
が運転中に、送電線7の事故により周波数変換装置10
を停止して並列用しゃ断器4を開放した後に送電線7が
正常に復旧した際に、交流励磁同期機2の回転速度が所
定値以下に大幅に低下している時には、昇速手段により
交流励磁同期機2を再昇速するように制御し、交流励磁
同期機2の回転速度が可変速範囲内に到達した後に、周
波数変換装置10を再起動して揃圧を行ない、並列用し
ゃ断器4を投入して、交流励磁同期機2を送電線7に並
入させるようにしてもよい。
【0066】このような運転方法においても、前記第1
乃至第3の各実施の形態の場合と同様に、送電線7事故
復旧時に、交流励磁同期機2の回転速度が大幅に低下し
た時にも、交流励磁同期機2の回転速度を迅速に適正な
回転速度に回復させて、可変速フライホイール発電設備
を迅速に事故発生前の運転状態に戻すことが可能とな
る。これにより、送電線に常に接続されて、系統周波数
の変動の抑制を図るのに適した可変速フライホイール発
電設備を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に対応す
る発明によれば、送電線事故発生後、送電線が正常に復
旧した際に交流励磁同期機の回転速度が大幅に低下して
いる時には、短絡用開閉器を投入して周波数変換装置を
再起動し、交流励磁同期機の回転子巻線を励磁して交流
励磁同期機を再昇速するように制御し、交流励磁同期機
の回転速度が可変速範囲内に到達したら、周波数変換装
置を停止して短絡用開閉器を開放し、その後周波数変換
装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器を投入
して交流励磁同期機を送電線に並入させるようにしたの
で、送電線事故復旧時に、交流励磁同期機の回転速度が
大幅に低下した時にも、交流励磁同期機の回転速度を迅
速に適正な回転速度に回復させて、可変速フライホイー
ル発電設備を迅速に事故発生前の運転状態に戻すことが
可能な可変速フライホイール発電設備の運転方法が提供
できる。
【0068】また、請求項2に対応する発明によれば、
送電線事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交流励
磁同期機の回転速度が大幅に低下している時には、交流
励磁同期機の始動装置を再起動して交流励磁同期機を再
昇速するように制御し、交流励磁同期機の回転速度が可
変速範囲内に到達したら始動装置を停止し、その後周波
数変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用しゃ断器
を投入して交流励磁同期機を送電線に並入させるように
したので、送電線事故復旧時に、交流励磁同期機の回転
速度が大幅に低下した時にも、交流励磁同期機の回転速
度を迅速に適正な回転速度に回復させて、可変速フライ
ホイール発電設備を迅速に事故発生前の運転状態に戻す
ことが可能な可変速フライホイール発電設備の運転方法
が提供できる。
【0069】さらに、請求項3に対応する発明によれ
ば、送電線事故発生後、送電線が正常に復旧した際に交
流励磁同期機の回転速度が大幅に低下している時には、
交流励磁同期機の始動用電動機を再起動して交流励磁同
期機を再昇速するように制御し、交流励磁同期機の回転
速度が可変速範囲内に到達したら始動装置を停止し、そ
の後周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、並列用
しゃ断器を投入して交流励磁同期機を送電線に並入させ
るようにしたので、送電線事故復旧時に、交流励磁同期
機の回転速度が大幅に低下した時にも、交流励磁同期機
の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復させて、可変
速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前の運転状
態に戻すことが可能な可変速フライホイール発電設備の
運転方法が提供できる。
【0070】さらにまた、請求項4に対応する発明によ
れば、送電線事故発生後、送電線が正常に復旧した際に
交流励磁同期機の回転速度が大幅に低下している時に
は、昇速手段により交流励磁同期機を再昇速するように
制御し、交流励磁同期機の回転速度が可変速範囲内に到
達したら、周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、
並列用しゃ断器を投入して交流励磁同期機を送電線に並
入させるようにしたので、送電線事故復旧時に、交流励
磁同期機の回転速度が大幅に低下した時にも、交流励磁
同期機の回転速度を迅速に適正な回転速度に回復させ
て、可変速フライホイール発電設備を迅速に事故発生前
の運転状態に戻すことが可能な可変速フライホイール発
電設備の運転方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可変速フライホイール発電設備の
運転方法の第1の実施の形態を示すフローチャート図。
【図2】本発明による可変速フライホイール発電設備の
運転方法の第2の実施の形態を示すフローチャート図。
【図3】本発明による可変速フライホイール発電設備の
運転方法の第3の実施の形態を示すフローチャート図。
【図4】本発明による第1の実施の形態の対象となる可
変速フライホイール発電設備の一例を示す構成図。
【図5】本発明による第2の実施の形態の対象となる可
変速フライホイール発電設備の一例を示す構成図。
【図6】本発明による第3の実施の形態の対象となる可
変速フライホイール発電設備の一例を示す構成図。
【図7】可変速フライホイール発電設備の電力の向きを
示す図。
【図8】可変速フライホイール発電設備の始動手順の一
例を示すフローチャー卜図。
【図9】可変速フライホイール発電設備の始動手順の他
の例を示すフローチャー卜図。
【図10】可変速フライホイール発電設備の始動手順の
他の例を示すフローチャー卜図。
【図11】可変速フライホイール発電設備の送電線事故
時の従来の動作手順を示すフローチャー卜図。
【図12】可変速フライホイール発電設備の交流励磁同
期機のすべりSと受電電力Pとの関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…フライホイール、 2…交流励磁同期機、 3…短絡用開閉器、 4…並列用しゃ断器、 5…主変圧器、 6…送電線しゃ断器、 7…送電線、 8…電源しゃ断器、 9…電源変圧器、 10…周波数変換装置、 11…回転速度検出器、 12…制御装置、 13…始動装置、 14…始動用電動機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイールと、このフライホイール
    に回転子が直結された交流励磁同期機と、この交流励磁
    同期機の固定子巻線に接続される短絡用開閉器と、前記
    交流励磁同期機の固定子巻線を送電線に接続する並列用
    しゃ断器と、前記交流励磁同期機の回転子巻線に可変周
    波数の励磁電流を流す周波数変換装置と、前記交流励磁
    同期機の回転速度に基づいて、前記短絡用開閉器、並列
    用しゃ断器、および周波数変換装置を制御する制御装置
    とを備えて構成される可変速フライホイール発電設備の
    運転方法において、 前記可変速フライホイール発電設備が運転中に、前記送
    電線の事故により周波数変換装置を停止して前記並列用
    しゃ断器を開放した後に前記送電線が正常に復旧した際
    に、 前記交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に大幅に低
    下している時には、 前記短絡用開閉器を投入して前記交流励磁同期機の固定
    子巻線を短絡して前記周波数変換装置を再起動し、前記
    交流励磁同期機の回転子巻線を励磁して当該交流励磁同
    期機を再昇速するように制御し、当該交流励磁同期機の
    回転速度が可変速範囲内に到達した後に、前記周波数変
    換装置を停止して前記短絡用開閉器を開放し、その後前
    記周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、前記並列
    用しゃ断器を投入して前記交流励磁同期機を送電線に並
    入させるようにしたことを特徴とする可変速フライホイ
    ール発電設備の運転方法。
  2. 【請求項2】 フライホイールと、このフライホイール
    に回転子が直結された交流励磁同期機と、この交流励磁
    同期機を始動する始動装置と、前記交流励磁同期機の固
    定子巻線を送電線に接続する並列用しゃ断器と、前記交
    流励磁同期機の回転子巻線に可変周波数の励磁電流を流
    す周波数変換装置と、前記交流励磁同期機の回転速度に
    基づいて、前記並列用しゃ断器、周波数変換装置、およ
    び始動装置を制御する制御装置とを備えて構成される可
    変速フライホイール発電設備の運転方法において、 前記可変速フライホイール発電設備が運転中に、前記送
    電線の事故により周波数変換装置を停止して前記並列用
    しゃ断器を開放した後に前記送電線が正常に復旧した際
    に、 前記交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に大幅に低
    下している時には、 前記始動装置を再起動して前記交流励磁同期機を再昇速
    するように制御し、当該交流励磁同期機の回転速度が可
    変速範囲内に到達した後に前記始動装置を停止し、その
    後前記周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、前記
    並列用しゃ断器を投入して前記交流励磁同期機を送電線
    に並入させるようにしたことを特徴とする可変速フライ
    ホイール発電設備の運転方法。
  3. 【請求項3】 フライホイールと、このフライホイール
    に回転子が直結された交流励磁同期機と、この交流励磁
    同期機を始動する始動用電動機と、前記交流励磁同期機
    の固定子巻線を送電線に接続する並列用しゃ断器と、前
    記交流励磁同期機の回転子巻線に可変周波数の励磁電流
    を流す周波数変換装置と、前記交流励磁同期機の回転速
    度に基づいて、前記並列用しゃ断器、周波数変換装置、
    および始動用電動機を制御する制御装置とを備えて構成
    される可変速フライホイール発電設備の運転方法におい
    て、 前記可変速フライホイール発電設備が運転中に、前記送
    電線の事故により周波数変換装置を停止して前記並列用
    しゃ断器を開放した後に前記送電線が正常に復旧した際
    に、 前記交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に大幅に低
    下している時には、 前記始動用電動機を再起動して前記交流励磁同期機を再
    昇速するように制御し、当該交流励磁同期機の回転速度
    が可変速範囲内に到達した後に前記始動装置を停止し、
    その後前記周波数変換装置を再起動して揃圧を行ない、
    前記並列用しゃ断器を投入して前記交流励磁同期機を送
    電線に並入させるようにしたことを特徴とする可変速フ
    ライホイール発電設備の運転方法。
  4. 【請求項4】 フライホイールと、このフライホイール
    に回転子が直結された交流励磁同期機と、この交流励磁
    同期機の固定子巻線を送電線に接続する並列用しゃ断器
    と、前記交流励磁同期機の回転子巻線に可変周波数の励
    磁電流を流す周波数変換装置と、前記交流励磁同期機の
    回転速度に基づいて、前記並列用しゃ断器、および周波
    数変換装置を制御する制御装置とを備えて構成される可
    変速フライホイール発電設備の運転方法において、 前記可変速フライホイール発電設備が運転中に、前記送
    電線の事故により周波数変換装置を停止して前記並列用
    しゃ断器を開放した後に前記送電線が正常に復旧した際
    に、 前記交流励磁同期機の回転速度が所定値以下に大幅に低
    下している時には、 昇速手段により前記交流励磁同期機を再昇速するように
    制御し、当該交流励磁同期機の回転速度が可変速範囲内
    に到達した後に、前記周波数変換装置を再起動して揃圧
    を行ない、前記並列用しゃ断器を投入して前記交流励磁
    同期機を送電線に並入させるようにしたことを特徴とす
    る可変速フライホイール発電設備の運転方法。
JP8183345A 1996-07-12 1996-07-12 可変速フライホイール発電設備の運転方法 Pending JPH1032998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8183345A JPH1032998A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 可変速フライホイール発電設備の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8183345A JPH1032998A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 可変速フライホイール発電設備の運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1032998A true JPH1032998A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16134112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8183345A Pending JPH1032998A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 可変速フライホイール発電設備の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1032998A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8129851B2 (en) 2007-06-05 2012-03-06 Hitachi, Ltd. Wind power generation system and control method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8129851B2 (en) 2007-06-05 2012-03-06 Hitachi, Ltd. Wind power generation system and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5014437B2 (ja) 励磁機と、送電系統に接続されない電力変換器とを有する可変速風力タービンのための電圧低下対応ライドスルーシステム
Gomez et al. Grid synchronisation of doubly fed induction generators using direct torque control
JP2006514523A5 (ja)
JP2006514523A (ja) 高圧送電網に接続した風力タービン発電機の送電網故障中の制御方法および、その方法を実施するための装置
JPS62236398A (ja) 巻線型誘導機の制御装置
JPS63178800A (ja) 可変速発電装置及び方法
JP3043707B2 (ja) 揚水発電装置
JPH1032998A (ja) 可変速フライホイール発電設備の運転方法
US4652807A (en) Starting method for induction motors
JP3061927B2 (ja) 可変速揚水発電設備の運転方法およびその装置
JP2856869B2 (ja) 可変速揚水発電設備の運転方法
JP2020145815A (ja) 軸駆動発電装置
JPH05168297A (ja) 可変速揚水発電設備の運転方法
JP3492481B2 (ja) 可変速揚水発電装置
JPH07245872A (ja) 可変速発電電動機
JPS6315684A (ja) 揚水発電機システム
JP3050610B2 (ja) 電源装置
JPH10201296A (ja) 交流励磁型発電電動装置
JP2902826B2 (ja) 可変速誘導機の停止方法
JPS6364585A (ja) 揚水発電所
JP3419929B2 (ja) 可変速揚水発電設備の運転装置
JP3321474B2 (ja) 可変速発電電動機の制御装置
JPS59127582A (ja) 誘導電動機の始動方法
JPH061952B2 (ja) 誘導発電機の系統並入方法
JPH0544625A (ja) 可変速揚水発電装置