JPH10328658A - 水分配器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分配器におけるメンブレンの取替作業を単
純化、かつ、容易ならしめるようにするとともに、ユー
ザーが水分配器の浄水を飲用する際、浄水の落下位置を
可変させうるようにして使用の利便性を増大させうる水
分配器を提供する。 【解決手段】 メンブレン５０が内設された前面パネル
１および背面パネル２を多数の締付部材１５で結合して
ハウジングを形成する水分配器において、前記背面パネ
ル２に穿設された作業穴２ａにパネル固定手段で挿結さ
れるように設けられた作業パネル３と、前記前面パネル
１とメンブレン５０との間に前記メンブレン５０を挿結
させるように設けられたメンブレン固定手段と、前記メ
ンブレン５０で浄水された水を排出するように連結され
た弁体で浄水が移動可能に連結されるとともに、前記ハ
ウジングに支持された状態で回転可能に回転手段により
支持された取水口と、を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、水分配器に係り、
より詳しくは、メンブレンの取替作業が容易になるよう
にするとともに、水分配器の設置状態による干渉をうけ
ずに弁体を通した浄水を容易に受けて飲用できるように
する水分配器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、水分配器は水道栓から給水され
る原水を濾過手段内に通過させることにより、原水中に
含まれている異物質を除去するようになる。

【０００３】かような水分配器は、浄水方式よって自然
濾過式、直結濾過式、イオン交換樹脂式、および逆浸透
圧式などに大別されうるし、このうち、とりわけ逆浸透
圧式水分配器は、原水に所定圧を加えて人工的な浸透膜
のメンブレンを通過させることにより浄水を行うように
なる。

【０００４】即ち、前記メンブレンの通過時に原水に含
まれた重金属、バクテリア、発癌物質などを分離除去す
るとともに、純水と溶存酸素だけが通過されるようにし
て超精密電子部品の洗浄用または医学用などに使用され
ている。

【０００５】かような逆浸透圧方式の水分配器は、ハウ
ジングにより外部から遮蔽された状態を維持するように
なるが、前記ハウジングは図６〜図８に示すように、メ
ンブレン５０が相互結合された状態で背面に設置される
とともに、前面に取水弁５１が設けられた前面パネル５
２と、前記前面パネル５２の背面に結合されるとともに
メンブレン５０などを外部から遮蔽させる背面パネル５
３，上面パネル５４とから構成されている。

【０００６】さらに、前記前面パネル５２には、浄水を
貯蔵できる浄水箱５５が設置されており、前記取水弁５
１の底面には、取水弁５１を通した浄水の飲用時に落下
される水をうけるための水受箱５６が設置されている。

【０００７】特に、前記メンブレン５０は、浄水箱５５
の壁面に固定されるが、メンブレン５０を囲繞して固定
するように形成されるとともに、両端に第１のネジ穴５
７が穿設されたバンド５８と、前記第１のネジ穴５７と
対応されるように壁面に穿設された第２のネジ穴（図示
なし）と、前記第１のネジ穴５７，第２のネジ穴に挿入
されて結合させるネジ６０とから構成されている。

【０００８】即ち、前記メンブレン５０をバンド５８で
圧迫することにより壁面に堅固に固定させるようにな
る。

【０００９】さらに、前記前面パネル５２の背面にメン
ブレン５０および弁（図示なし）などを設置した後、背
面パネル５３および上面パネル５４をネジ６０で結合さ
せて外部から遮蔽することにより、メンブレン５０を外
部の衝撃などによる破損、または汚染から防止できるよ
うになる。

【００１０】もちろん、前記メンブレン５０は、略６か
月に一度ぐらいは取替えなければならないため、取替時
には前記背面パネル５３を結合させたネジ６０を分離さ
せた後、背面パネル５３を前面パネル５２から離脱させ
るとともに、メンブレン５０を取替えるようになる。

【００１１】かような水分配器は、ユーザーが飲用のた
め、水受箱５６の上部にカップなどを位置させた後、取
水弁５１を手で押えることになる。

【００１２】取水弁５１を手で押えると、前記浄水箱５
５に貯蔵されている浄水が取水弁５１を通して排出され
ることにより、ユーザーが浄水を飲用できるようにな
る。

【００１３】前記浄水箱５５には、メンブレン５０を通
って浄水された状態の原水が連続的に充たされるように
なることは言うまでもない。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
きメンブレン５０は、６か月に一度ぐらいは取替えるべ
きであるが、取替えるため、背面パネル５３の四角を固
定しているネジ６０を分離させた後、背面パネル５３を
除去し、前記前面パネル５２の壁面にあるメンブレン５
０を固定しているネジ６０をはずしてバンド５８を分離
させなければならないため、メンブレン５０の取替作業
がきわめて複雑になる問題点があり、さらに、前記前面
パネル５２の正面に下方向へ水が落下される取水弁５１
を設置するようになると、ユーザーが常時所定の位置、
即ち、水受箱５６の上面で浄水を受けなければならない
ため、水分配器の設置場所に制約をうける場合、浄水を
受けて飲用する動作にきわめて不便さがともなわれるな
どの問題点があった。

【００１５】即ち、取水弁５１を通された浄水の落下位
置が常に定まっていることにより、水分配器の設置自由
度が減少されるとともに、ユーザーの利便性が低下され
るのである。

【００１６】

【発明の目的】そこで、本発明は上記種々の問題点を解
決するためになされたものであつて、本発明の目的は、
水分配器におけるメンブレンの取替作業を単純化、か
つ、容易ならしめるようにするとともに、ユーザーが水
分配器の浄水を飲用する際、浄水の落下位置を可変させ
うるようにして使用の利便性を増大させうる水分配器を
提供することにある。

【００１７】

【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するためになされた本発明による分配器は、メンブレン
が内設された前面パネルおよび背面パネルを多数の締付
部材で結合してハウジングを形成する水分配器におい
て、前記背面パネルに穿設された作業穴にパネル固定手
段で挿結されるように設けられた作業パネルと、前記前
面パネルとメンブレンとの間に前記メンブレンを挿結さ
せるように設けられたメンブレン固定手段と、前記メン
ブレンで浄水された水を排出するように連結された弁体
で浄水が移動可能に連結されるとともに、前記ハウジン
グに支持された状態で回転可能に回転手段により支持さ
れた取水口と、を含むことを特徴とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施の形態
について添付図面に沿つて詳述する。図１〜図５に示す
ように、本発明による水分配器は、内部に多数のメンブ
レン５０が相互結合された状態で背面に設けられた前面
パネル１と、前記前面パネル１の背面に前記メンブレン
５０などを外部から遮蔽させるように多数の締付部材Ｓ
で結合された背面パネル２と、前記背面パネル２に穿設
された作業穴２ａにパネル固定手段で挿結されるように
設けられた作業パネル３と、前記前面パネル１とメンブ
レン５０との間に前記メンブレン５０を挿結させるよう
に設けられたメンブレン固定手段と、前記メンブレン５
０で浄水された水を排出するように連結された弁体Ｖで
浄水が移動可能に連結されるとともに、ハウジングに支
持された状態で回転可能な回転手段により支持された取
水口４とが含まれている。

【００１９】前記パネル固定手段は、前記作業穴２ａの
一側に形成された多数の嵌挿溝１１と、前記嵌挿溝１１
に掛止されて外部へ離脱されないように作業パネル３の
一側に形成された突起１２と、前記突起１２と対向する
部分に形成されるとともに、実質的に作業パネル３を背
面パネル２に固定させる締付手段とから構成されてい
る。

【００２０】前記締付手段は、背面パネル２に穿設され
た第１のネジ穴１３と、前記第１のネジ穴１３と対応さ
れるように作業パネル３に穿設された第２のネジ穴１４
と、前記第１，第２のネジ穴１３，１４とを螺結する締
付部材１５とから構成されている。

【００２１】とりわけ、前記作業パネル３および背面パ
ネル２には、メンブレン５０と大気温度差を防止するた
めに多数の通気穴１６が穿設されている。

【００２２】さらに、前記メンブレン固定手段は、前記
前面パネル１の背面に突成されるとともに、掛止溝２１
が形成された固定突起２２と、前記掛止溝２１に掛止さ
れるようにメンブレン５０に一体に形成された鈎形状の
掛止輪２３と、前記掛止輪２３の対向側に形成された掛
止フランジ２４と、前記固定突起２２の対向側に板状に
形成されるとともに、掛止フランジ２４が所定の弾性で
圧迫されて掛止輪２３と固定突起２２との結合力を増大
させる固定板２５とから構成されている。

【００２３】とりわけ、前記メンブレン５０がメンブレ
ン固定手段により固定される際、背面でこれを圧迫して
固定力を増大させるように作業パネル３に圧迫突起１７
が形成されている。

【００２４】さらに、前記回転手段は、弁体Ｖの一側に
穿設されて浄水が排出される排出穴３１と、前記排出穴
３１に挿入されるように連結部３２が形成されるととも
に、シール材３３で遮蔽された状態で回転可能で、浄水
が外部へ排出されるように取水口４が連結された回転部
材３４と、前記回転部材３４が貫通されて回転されるよ
うに前面パネル１，背面パネル２に穿設された回転穴３
５とから構成されている。

【００２５】前記回転部材３４と前面パネル１および背
面パネル２との間には、回転円滑化および位置固定のた
め、補助回転部材３６が設置されているが、これは前記
連結部３２が挿入されるように中央部に貫通穴３７が穿
設され、前記貫通穴３７の外周辺に前面パネル１および
背面パネル２が結合されて位置固定されるようにフラン
ジ３８が形成されている。

【００２６】即ち、前記回転部材３４は、補助回転部材
３６に支持された状態でユーザーが一定方向へ回転させ
ると、取水口４の位置が可変されることにより浄水の飲
用がより容易になるのである。

【００２７】ここで、上述の本発明では前面パネル１お
よび背面パネル２が分離された状態を例にとって述べた
が、一体化されたハウジングに回転穴を穿設して回転部
材３４を設置してもその効果は同様である。

【００２８】上述のごとき本発明の作用、効果について
述べれば、作業者が前面パネル１に取水弁などを組立て
た後、ネジＳで前面パネル１と背面パネル２とを結合さ
せるようになる。

【００２９】背面パネル２が前面パネル１に結合される
と、背面パネル２の嵌挿溝１１に作業パネル３の突起１
２を挿入させるとともに、ネジ１５で第１，第２のネジ
穴１３，１４を締付けて作業パネル３を固定させるよう
になる。

【００３０】上記の水分配器を使用する場合、ユーザー
は略６か月間の使用後、メンブレン５０を取替えるため
には、作業パネル３の下端に組立てられているネジ１５
をはずすことになる。

【００３１】ここで、前記ネジ１５は、２個結合されて
いるが、１個だけを締付けても背面パネル２の固定効果
は維持される。

【００３２】ネジ１５をはずした後、ユーザーが作業パ
ネル３の一端を上げて引張ると、前記背面パネル２に形
成された嵌挿溝１１から作業パネル３の突起１２が離脱
されることにより、作業パネル３が容易に分離される。

【００３３】前記作業パネル３が分離されると、ユーザ
ーが既存のメンブレン５０を取出すとともに、新たなメ
ンブレン５０を挿入するようになるが、メンブレンを挿
入後、再度嵌挿溝１１に突起１２を嵌挿させるととも
に、ネジ１５で第１，第２のネジ穴１３，１４を締付け
て作業パネル３を背面パネル２に結合させる。

【００３４】即ち、従来の四角に結合されているすべて
のネジ６０をはずすのに比べて、本発明では１個または
２個のネジ１５のみをはずせば作業パネル３が分離され
ることにより、メンブレン５０の取替作業が容易にな
る。

【００３５】とりわけ、前記背面パネル２および作業パ
ネル３に多数の通気穴１６が穿設されているため、メン
ブレン５０が収納されたハウジングの内部温度と外部室
内温度との差を減少させてメンブレン５０に結露現象が
発生されないようになる。

【００３６】かように、作業パネル３が分離されると、
前記前面パネル１の内側壁に設けられた多数のメンブレ
ン５０を取替えるようになるが、メンブレン５０を取替
えるためにメンブレン５０の底面に形成された掛止フラ
ンジ２４部分を下方に引張って固定板２５から分離させ
る。

【００３７】掛止フランジ２４が固定板２５から分離さ
れると、メンブレン５０の一側が自由な状態となり、前
記メンブレン５０を上昇させつつ固定突起２２と掛止輪
２３とを分離させるようになる。

【００３８】掛止輪２３が固定突起２２から分離される
と、メンブレン５０の分離が終了され、前記メンブレン
５０に連結された配管などを分離させるようになる。

【００３９】使用中のメンブレン５０が分離されると、
再度新たなメンブレン５０に配管などを連結した後、掛
止輪２３を固定突起２２の掛止溝２１に挿入させる。

【００４０】固定突起２２の掛止溝２１に掛止輪２３が
挿入されると、メンブレン５０の一側が固定された状態
となり、一側が固定された状態のメンブレン５０を下方
向へ引張りながら掛止フランジ２４を固定板２５の底面
に位置づける。

【００４１】即ち、固定突起２２に掛止された状態のメ
ンブレン５０の下端を自由状態にしておくと、前記掛止
フランジ２４は固定板２５の上面に位置されるが、前記
メンブレン５０を所定の力で引張って前記掛止フランジ
２４が固定板２５の底面に位置されるようにする。

【００４２】掛止フランジ２４が固定板２５の底面に位
置されると、実質的に固定板２５の弾性によりメンブレ
ン５０が下方向へ引張られる状態となり、弾性により掛
止輪２３が固定突起２２に堅固に固定されることによ
り、メンブレン５０の固定が終了される。

【００４３】さらに、回転可能な前記取水口４が前記前
面パネル１および背面パネル２の上側に設置されるが、
その組立てについて述べれば、まず、回転部材３４の連
結部３２に補助回転部材３６を挿入するようになる。

【００４４】回転部材３４が補助回転部材３６に挿入さ
れると、前面パネル１と背面パネル２に穿設された回転
穴３５に前記補助回転部材３６のフランジ３８を挿入し
て固定させるようになる。

【００４５】補助回転部材３６が固定されると、実質的
に回転部材３４の位置が固定されるとともに、回転部材
３４は回転可能な状態となる。

【００４６】回転部材３４の組立てが終了されると、前
記回転部材３４に一定長さの取水口４を結合させるとと
もに、前面パネル１にメンブレン５０、背面パネル２、
および弁体Ｖを結合させて水分配器の組立てが終了され
るのである。

【００４７】かように、組立てられた水分配器は、ユー
ザーが飲用するために前記回転可能な取水口４の回転部
材３４を回して取水口４の下部にカップなどを位置させ
た後、前記弁体Ｖの一端に連結された選択ノブ４０を回
して温水または冷水を選択すると、水道栓（図示なし）
から供給された水が前記メンブレン５０で浄水され、浄
水された水が前記弁体Ｖを通って回転部材３４をへて前
記取水口４に排出される。

【００４８】前記取水口４への排出を停止させようとす
れば、前記選択ノブ４０をオフ位置に回すと、水の排出
が停止される。

【００４９】前記水分配器の設置時に設置場所が狭けれ
ば、前記水分配器の姿勢を変位させて設置した後、前記
回転部材３４を回転させてユーザーが水分配器の前面、
または、設置場所によっては側面から浄水を飲用するよ
うになる。

【００５０】即ち、たとえば、居間の隅壁に水分配器を
設置すると、従来では取水弁５１の位置を変更できない
ため飲用が不可能であったのにたいし、本発明では回転
部材３４を回転させてユーザーの正面に取水口４が位置
されるようにすることにより、設置および飲用を可能な
らしめるのである。

【００５１】もち論、前記補助回転部材３６の材質は、
テフロンなどの摩擦を減少させうる材質を使用すること
により、回転部材３４の回転動作がなめらかになるよう
にする。

【００５２】

【発明の効果】上述のように、本発明は前記メンブレン
を取替えるため、背面パネルに挿結される作業パネルを
結合させ、メンブレンの掛止輪を固定突起の掛止溝に掛
止して掛止フランジを前面パネルの固定板底面に掛止さ
せてメンブレンを固定させることにより、メンブレンの
取替作業が容易であるばかりか、前記取水口が設けられ
た回転部材を前面パネルと背面パネルの回転穴に挿入さ
せて回転可能にすることにより、水分配器の設置状態に
干渉をうけずに弁体を通った浄水を容易に受けて飲用で
きるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による水分配器を示す外観斜視図であ
る。

【図２】 本発明による水分配器のメンブレンの分解斜
視図である。

【図３】 本発明による回転可能な取水口の分解斜視図
である。

【図４】 図１のＡ−Ａ線視断面図である。

【図５】 本発明による水分配器の縦断面図である。

【図６】 従来による水分配器の分解斜視図である。

【図７】 従来による水分配器の縦断面図である。

【図８】 従来による水分配器のメンブレンの分解斜視
図である。

【符号の説明】

１ 前面パネル ２ 背面パネル ２ａ 作業穴 ３ 作業パネル ４ 取水口 １１ 嵌挿溝 １２ 突起 １３ 第１のネジ穴 １４ 第２のネジ穴 １５ 締付部材 １６ 通気穴 １７ 圧迫突起 ２１ 掛止溝 ２２ 固定突起 ２３ 掛止輪 ２４ 掛止フランジ ２５ 固定板 ３１ 排出穴 ３２ 連結部 ３３ シール材 ３４ 回転部材 ３５ 回転穴 ３６ 補助回転部材 ３７ 貫通穴 ３８ フランジ ４０ 選択ノブ ５０ メンブレン Ｖ 弁体

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メンブレンが内設された前面パネルおよ
   び背面パネルを多数の締付部材で結合してハウジングを
   形成する水分配器において、 前記背面パネルに穿設された作業穴にパネル固定手段で
   挿結されるように設けられた作業パネルと、前記前面パ
   ネルとメンブレンとの間に前記メンブレンを挿結させる
   ように設けられたメンブレン固定手段と、前記メンブレ
   ンで浄水された水を排出するように連結された弁体で浄
   水が移動可能に連結されるとともに、前記ハウジングに
   支持された状態で回転可能に回転手段により支持された
   取水口と、を含むことを特徴とする水分配器。
2. 【請求項２】 前記パネル固定手段は、前記作業穴の一
   側に形成された多数の嵌挿溝と、前記嵌挿溝に掛止され
   て外部へ離脱されないように作業パネルの一側に形成さ
   れた突起と、前記突起と対向される部分に形成されると
   ともに実質的に作業パネルを背面パネルに固定させる締
   付手段と、から構成されることを特徴とする請求項１に
   記載の水分配器。
3. 【請求項３】 前記締付手段は、背面パネルに穿設され
   た第１のネジ穴と、前記第１のネジ穴と対応されるよう
   に背面パネルに穿設された第２のネジ穴と、前記第１，
   第２のネジ穴を結合する締付部材と、から構成されたこ
   とを特徴とする請求項２に記載の水分配器。
4. 【請求項４】 前記作業パネルおよび背面パネルには、
   多数の通気穴が穿設されたことを特徴とする請求項１〜
   ３のいずれか１項に記載の水分配器。
5. 【請求項５】 前記メンブレン固定手段は、前記前面パ
   ネルの背面に突成されるとともに掛止溝が形成された固
   定突起と、前記掛止溝に掛止されるようメンブレンに一
   体に形成された掛止輪と、前記掛止輪の対向側に形成さ
   れた掛止フランジと、前記固定突起の対向側に板状に形
   成されるとともに掛止フランジが所定の弾性で圧迫して
   掛止輪と固定突起の結合力を増大させる固定板と、から
   構成されることを特徴とする請求項１に記載の水分配
   器。
6. 【請求項６】 前記メンブレンがメンブレン固定手段に
   より固定される際、背面からこれを圧迫して固定力を増
   大させるように作業パネルに形成された圧迫突起を含む
   ことを特徴とする請求項１または５に記載の水分配器。
7. 【請求項７】 前記回転手段は、弁体の一側に穿設され
   て浄水が排出される排出穴と、前記排出穴に挿入される
   ように連結部が形成されるとともにシール材で遮蔽され
   た状態で回転可能、かつ、浄水が外部へ排出されるよう
   に取水口が連結された回転部材と、前記回転部材が貫通
   されて回転されるようにハウジングに穿設された回転穴
   と、から構成されることを特徴とする請求項１に記載の
   水分配器。
8. 【請求項８】 前記回転部材とハウジングとの間に、回
   転の円滑化および位置固定のため設けられた補助回転部
   材を含むことを特徴とする請求項７に記載の水分配器。
9. 【請求項９】 前記補助回転部材は、前記連結部が挿入
   されるように中央部に穿設された貫通穴と、前記貫通穴
   の外周辺にハウジングと位置固定されるように形成され
   たフランジと、からなる構成されたことを特徴とする請
   求項８に記載の水分配器。