JPH10328297A - 心機能補助装置 - Google Patents

心機能補助装置

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JPH10328297A
JPH10328297A JP9144130A JP14413097A JPH10328297A JP H10328297 A JPH10328297 A JP H10328297A JP 9144130 A JP9144130 A JP 9144130A JP 14413097 A JP14413097 A JP 14413097A JP H10328297 A JPH10328297 A JP H10328297A
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JP
Japan
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balloon
holder
assisting device
function assisting
blood vessel
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JP9144130A
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English (en)
Inventor
Riyouhei Shitsu
良平 四津
Atsuhiro Mitsumaru
敦洋 三丸
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BUAAYU KK
Original Assignee
BUAAYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管内へ挿入することなく、血管の外側から
圧力を加えることによって血圧補助を実施可能な心機能
補助装置を提供すること。 【解決手段】 心機能補助装置1は、バルーン10、チ
ューブ12、ホルダ14を備え、心臓の拡張期にバルー
ン10を拡張することにより、上行大動脈50を外側か
ら圧迫し、その内部における血圧を高め、冠動脈52へ
の血流量を増大させる(図(b))。心臓の収縮期には
バルーン10を収縮させ、上行大動脈50に対する圧迫
を緩め、その内部における血圧を低め、陰圧効果によっ
て左心室54から上行大動脈50への血液の送出抵抗を
低下させ、左心室54の仕事を軽減する(図(a))。
患者の容態が回復してくれば、心機能補助装置1が抜去
される。この時は、ホルダ14を患者の体内に残したま
ま、バルーン10およびチューブ12などが患者の体内
から引き抜かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管の外側から圧
力を加えることによって血圧補助を実施可能な心機能補
助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の心臓機能を補助するため
に、補助循環法の一つであるIABP(大動脈内バルー
ンパンピング)が、広く医療現場で実施されている。こ
のIABPは、バルーンカテーテルを患者の大腿動脈等
から血管内に挿入して、先端のバルーンを大動脈内まで
誘導して留置し、バルーンを心臓の拍動に合わせて拡張
および収縮(パンピング)させることにより、血圧補助
を行う方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なIABPは、開胸手術が行われる患者に対しても実施
される場合があるが、開胸手術に並行してIABPを実
施すると、患者の胸部以外に、バルーンカテーテルの挿
入箇所にも傷をつけなければならず、バルーンカテーテ
ルの挿入に伴って出血も発生するため、患者には開胸手
術に伴う負担以外に、IABPの実施に伴う負担がかか
っていた。
【0004】また、IABPにおける一般的な問題とし
ては、上記の他にも、血栓の形成、溶血、バルーンの破
裂、下肢の血行障害などといった障害の発生が指摘され
ており、こうした障害を併発しない補助循環法の開発が
期待されていた。本発明は、上記問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、血管内へ挿入するこ
となく、血管の外側から圧力を加えることによって血圧
補助を実施可能な心機能補助装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するために、請求項1記載の心機能補助装
置は、内部へ流体を供給すると拡張する一方、前記流体
を排出すると収縮するバルーンと、該バルーンに遠位端
側が接合され、近位端側から遠位端側へ貫通して前記バ
ルーンの内部に連通する内腔が前記流体の給排路となる
チューブと、前記バルーンを拡張した際に当該バルーン
が血管を外側から圧迫する位置で、該バルーンを保持可
能なホルダとを備えたことを特徴とする。
【0006】この心機能補助装置によれば、血管の外側
に配置して、その状態でバルーンをホルダによって保持
しておき、チューブを介してバルーン内に流体を供給す
ると、バルーンが拡張して血管を外側から圧迫し、また
続いて、チューブを介してバルーン内の流体を排出する
と、バルーンが収縮して血管への圧迫を緩めるので、バ
ルーンの拡張時には血管内の圧力を高めることができる
一方、バルーンの収縮時には血管内の圧力を低めること
ができる。
【0007】したがって、例えば開胸手術など、大動脈
を露出させることのできる手術を行う場合であれば、大
動脈を圧迫するようにバルーンを配置して、心臓の拍動
に合わせてバルーンを拡張および収縮させることによ
り、IABPの場合と同様の血圧補助を行うことができ
る。より具体的には、例えば開胸手術の際に、上行大動
脈を圧迫するようにバルーンを配置して、心臓の拡張期
にバルーンを拡張することにより、上行大動脈内におけ
る血圧を高め、冠動脈への血流量を増大させてより多く
の酸素を心筋に供給することができ、一方、心臓の収縮
期にバルーンを収縮させることにより、上行大動脈内に
おける血圧を低め、陰圧効果によって左心室から大動脈
への血液の送出抵抗を低下させて、左心室の仕事を軽減
することができる。
【0008】このような心機能補助装置であれば、開胸
手術等が行われる患者に対して実施する場合には、患者
の胸部以外に傷をつけなけくてもよくなり、余計な出血
も防止され、IABPを併用する場合よりも患者の負担
が軽くなる。また、上記心機能補助装置は、血管の外側
に装着されるので、IABPにおいてバルーンカテーテ
ルを血管内へ挿入することによって生じる問題、すなわ
ち、血栓の形成、溶血、下肢の血行障害などといった問
題は発生せず、また、仮にバルーンの破裂を招いたとし
ても、血管内への駆動流体の混入には至らないので、患
者に対する悪影響はほとんどない。
【0009】なお、上記流体としては、気体又は液体を
考えることができるが、応答性に優れている点では流動
抵抗の小さい気体が望ましく、IABPなどでも利用さ
れるヘリウムガスを用いることが考えられる。但し、I
ABPのような血管内へのガスの漏出といった心配がな
いので、ヘリウムガス以外の気体でも幅広く利用するこ
とができる。
【0010】また、バルーンおよびチューブは、IAB
P用バルーンカテーテルと同様の材料で形成されていれ
ばよいが、これも血管内へは挿入されないので、抗血栓
性や挿入性の高さは特に要求されず、より多くの材料の
中から好適な材料を選択することができ、例えば耐久性
等を重視して材料を選択するといったことも可能とな
る。ホルダについては、これも人体に悪影響のない材料
であれば特に限定されず、成形加工が容易な樹脂材料
で、きわめて容易には変形しない程度の剛性を備えたも
のであれば何でもよい。
【0011】また、この心機能補助装置を駆動するに
は、心臓の拍動に同期して流体を給排する駆動装置を、
チューブの近位端側に接続すればよく、チューブの近位
端側には専用のコネクタ等を備えていてもよい。こうす
れば、駆動装置が心臓の拍動に同期して流体を給排する
ので、心機能補助装置のバルーンを良好に駆動すること
ができ、所期の補助循環を実施することができる。な
お、このような駆動装置は、IABPにおいて使用され
る駆動装置と全く同様に構成されたものであればよい。
【0012】ところで、開胸手術の終了後も、通常は上
記心機能補助装置を使って血圧補助を続けることが多い
が、その場合、この心機能補助装置を取り外すために再
び開胸手術を行うのでは、患者の負担が増大してしま
う。このような問題に対し、請求項2記載の心機能補助
装置は、前記バルーンが、前記ホルダに対し該ホルダか
ら脱着可能に固定されていることを特徴とする。
【0013】この心機能補助装置であれば、心機能補助
装置を取り外す際には、バルーンをホルダから脱着する
ことにより、ホルダだけを体内に残したまま、バルーン
およびチューブだけを体外へ抜去することができる。し
たがって、心機能補助装置を取り外すために再び開胸手
術を行う必要がなく、患者の負担が増大することはな
い。
【0014】バルーンをホルダから脱着可能に固定する
方法については、特に限定されないが、例えば、チュー
ブを引っ張るだけで容易にホルダからバルーンを脱着で
きる程度の接着強度でホルダとバルーンを接着してお
く、あるいはチューブ内に通されたワイヤ又は糸等を引
っ張るとバルーンとホルダとの接合部分が切断されると
いったものであればよい。なお、ホルダについては体内
に残されることになるが、血管外に留置されるだけであ
り、特に患者の負担になるような問題は生じない。
【0015】また、ホルダの具体的な形状については、
血管の外側においてバルーンの拡張時にバルーンが血管
を圧迫する位置にバルーンを保持することができれば、
特に限定されないが、例えば請求項3記載のように、前
記ホルダが、血管の外周を囲む形に装着可能な環状体を
形成する構造で、該環状体の内側に前記バルーンが固定
されていれば、血管からホルダが脱落するようなことが
なく、しかも、環状体の内側でバルーンが拡張するのに
伴って、同じ環状体の内側にある血管は圧迫されること
になるので、確実に血管の圧迫を繰り返すことができ
る。
【0016】このようなホルダは、血管の両側から血管
を取り囲むように装着すると環状体となる構造であれば
よく、具体的には、例えば一方のU字状部品に他方のU
字状部品を取り付けると環状体となるもの、あるいは一
対のU字状部品がヒンジ状に形成された薄肉部で連結さ
れることにより任意に開環可能に構成された環状体な
ど、どのような構造であってもよいが、請求項4記載の
心機能補助装置のように、前記ホルダが、柔軟な帯状体
と、該帯状体を血管の外周に巻き付けた際に、その内径
を任意に調整して固定可能な固定手段とで構成されてい
ると、ホルダを血管の外周に装着するに当たっては、柔
軟な帯状体を血管の外周に密着させるように巻き付け
て、その位置で固定手段を使って固定することができる
ので、患者によって血管の外径が異なる場合でも、ホル
ダ側で寸法を調整して、患者に対して適正に装着するこ
とができる。
【0017】なお、上記固定手段は、帯状体の内径を任
意に調整して固定可能であれば、特に限定されるもので
はないが、具体的な例を挙げれば、例えば、帯状体の一
部または全部を面ファスナによって構成すれば、帯状体
を血管の外周に巻き付けた際に、その内径を任意に調整
して固定できる。また、帯状体の一端に帯状体の他端が
通されるバックル部を形成して、このバックル部に帯状
体の他端を通して環状体を形成するようにし、バックル
部に形成した爪が帯状体の長手方向に列設された複数の
穴のいずれかに引っかかるように構成しても、帯状体を
血管の外周に巻き付けた際に、その内径を任意に調整し
て固定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、心機能補助装置
1は、ポリウレタン製の袋状体であるバルーン10と、
バルーン10が遠位端側に接合されたポリウレタン製の
チューブ12と、バルーン10の外周を囲む形状で、内
周面の一部にバルーン10の外周の一部が接着されたア
クリル製のホルダ14とを備え、チューブ12の近位端
側にはコネクタ20が設けられている。
【0019】コネクタ20には、ガス供給口となるイン
デフレーションポート22が設けられ、コネクタ20の
内部には、インデフレーションポート22からチューブ
12の内腔へと連通するガス流路が形成され、更にこの
チューブ12の内腔は、チューブ12の遠位端側でバル
ーン10の内部に連通している。インデフレーションポ
ート22からガスを供給すると、そのガスがチューブ1
2を介してバルーン10に供給されてバルーン10が拡
張する。また、インデフレーションポート22からガス
を排出させると、チューブ12の内腔およびバルーン1
0の内部に陰圧がかかってバルーン10が収縮する。
【0020】また、バルーン10の内部およびチューブ
12の内腔を貫通する状態で、ステンレス線24が配置
されている。このステンレス線24は、一端がバルーン
10の先端側、他端がコネクタ20の内部にそれぞれ固
着されている。このようなステンレス線24は、チュー
ブ12の局所における折れ曲がりなどを防止する役割を
果たし、また、チューブ12が引っ張られた場合の補強
材としても機能している。
【0021】更に、上記ホルダ14は、図2に示すよう
に、スライド式の蓋26を有し、蓋26を取り付けた状
態で環状体となる構造とされ、この蓋26を、図示矢印
方向へスライドさせると、環の一部をなす蓋26を取り
外して開環することができる。また、蓋26には穴28
が開けられ、この穴28には、図1に示すように糸30
が通されてチューブ12につなぎ止められている。な
お、蓋26は、ホルダ14に対して圧入されるもので、
意図的に力を加えてスライドさせない限り外れることは
ない。
【0022】また、バルーン10とホルダ14は、図3
(a)に示すように、蓋26とはバルーン10を挟んで
反対側となる箇所Pで、互いに接着されている。そのた
め、バルーン10を拡張すると、図3(a)に示すよう
に、バルーン10がほぼホルダ14の内側全体に広がる
一方、バルーン10を収縮させると、図3(b)に示す
ように、バルーン10が接着箇所Pの方に寄り集まった
形で収縮し、バルーン10と蓋26との間に大きな隙間
が生じる。
【0023】したがって、バルーン10をあらかじめ収
縮させておけば、蓋26を取り外して上記隙間に血管を
通すように配置することができ、再び蓋26を取り付け
ることにより、ホルダ14が血管の外周を囲む形にな
る。次に、この心機能補助装置1の使用方法について説
明する。
【0024】心機能補助装置1は、例えば開胸手術を行
う際に、患者の血圧低下を招いた場合、あるいは血圧低
下を招くと予想される場合に、図4(a)に示すよう
に、上行大動脈50に装着される。装着時には、バルー
ン10は収縮した状態にされ、上述の通り、バルーン1
0とホルダ14の隙間に上行大動脈50が通される。
【0025】そして、コネクタ20側からヘリウムガス
等を給排することにより、心臓の拍動に合わせてバルー
ン10が駆動される。なお、このようにバルーン10を
駆動する駆動装置は、IABP等において用いられる駆
動装置と全く同様なので、ここでの説明は省略する。
【0026】バルーン10の駆動が開始されると、心臓
の拡張期にはバルーン10も拡張さされ、図4(b)に
示すように、上行大動脈50を外側から圧迫し、その内
部における血圧を高め、冠動脈52への血流量を増大さ
せる。これにより、より多くの酸素が心筋に供給され
る。一方、心臓の収縮期にはバルーン10も収縮させら
れ、図4(a)に示すように、上行大動脈50に対する
圧迫を緩め、その内部における血圧を低める。その結
果、陰圧効果によって左心室54から上行大動脈50へ
の血液の送出抵抗が低下し、左心室54の仕事は軽減さ
れる。
【0027】こうして補助循環を実施しながら開胸手術
を終える。開胸手術の終了によって患者の胸は閉じられ
るが、一般的には、術後1〜2週間程度は、心機能補助
装置1による補助循環を続ける必要があることもあり、
心機能補助装置1は患者の体内に留置される。
【0028】その後、患者の容態が回復してくれば、心
機能補助装置1が抜去される。この時は、ホルダ14を
患者の体内に残したまま、バルーン10およびチューブ
12などが患者の体内から引き抜かれる。ホルダ14と
バルーン10との接着強度は、チューブ12を引っ張る
とホルダ14からバルーン10が外れる程度の強度であ
り、ホルダ14とバルーン10は、容易に分離すること
ができる。ホルダ14は、人体に悪影響を及ぼすもので
はなく、体内に留置されても問題はない。
【0029】このように、心機能補助装置1によれば、
開胸手術等が行われる患者に対して補助循環を実施する
場合に、患者の胸部以外に傷をつけなけくてもよくな
り、余計な出血も防止されるので、IABPを併用する
場合よりも患者の負担が軽くなる。
【0030】また、心機能補助装置1は、血管の外側に
装着されるので、IABPにおいてバルーンカテーテル
を血管内へ挿入することによって生じる問題、すなわ
ち、血栓の形成、溶血、下肢の血行障害などといった問
題は発生せず、また、仮にバルーン10の破裂を招いた
としても、血管内への駆動流体の混入には至らないの
で、患者に対する悪影響はほとんどない。
【0031】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の構成手段については上記実施形態以外にも
種々考えられる。例えば、上記心機能補助装置1のホル
ダ14は、外径形状が直方体となっていたが、より血管
を傷つけにくい丸みを帯びた形状となっていてもよい。
【0032】また、蓋26がホルダ14に圧入される旨
を説明したが、蓋とホルダとが互いの凹凸を係合させる
ものや、蓋とホルダがヒンジを介して連結されているも
のなど、具体的な形状については特に限定されない。さ
らに、ホルダは、上記のように蓋と一体になって環状体
を形成するものに限らない。より具体的には、例えば、
図5(a)〜同図(c)に示すように、ホルダ40を、
柔軟な帯状体41と、帯状体41の一端に設けられたバ
ックル部43とで構成し、帯状体41の他端をバックル
部43に通すと、帯状体41が環状になって、バルーン
45および上行大動脈50の外周に巻き付く構造として
もよい。このホルダ40において、バックル部43の内
側には係合突起47が突設され、一方、帯状体41には
長手方向に多数の係合穴49が列設され、帯状体41を
バックル部43に通した後、適当な位置で係合突起47
を係合穴49に嵌め込むと、ホルダ40を上行大動脈5
0の外周に巻き付けた状態で固定することができる。こ
のようなホルダ40であれば、帯状体41の締め具合い
によって、帯状体41が形成する環の内径を変更するこ
とができるので、患者によって上行大動脈50の外径が
変わっても、適切に装着することができる。
【0033】また、上記帯状体41を面ファスナによっ
て構成しておけば、バックル部43を設けなくても、環
状にして適当な位置で固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の一例として示した心機能補助装置
の側面図である。
【図2】 ホルダ部分の斜視図である。
【図3】 図1にA−A線で示した切断面端面図であ
り、(a)はバルーンを拡張した状態、(b)はバルー
ンを収縮させた状態をそれぞれ示す。
【図4】 心機能補助装置の使用状態を示す模式図であ
り、(a)は心臓の収縮期の状態、(b)は心臓の拡張
期の状態をそれぞれ示す。
【図5】 実施形態の別の例として示した心機能補助装
置であり、(a)はその斜視図、(b)はその断面図、
(c)はバックル部付近の拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・心機能補助装置、10・・・バルーン、12・
・・チューブ、14・・・ホルダ、20・・・コネク
タ、22・・・インデフレーションポート、24・・・
ステンレス線、26・・・蓋、28・・・穴、30・・
・糸、40・・・ホルダ、41・・・帯状体、43・・
・バックル部、45・・・バルーン、47・・・係合突
起、49・・・係合穴。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部へ流体を供給すると拡張する一方、
    前記流体を排出すると収縮するバルーンと、 該バルーンに遠位端側が接合され、近位端側から遠位端
    側へ貫通して前記バルーンの内部に連通する内腔が前記
    流体の給排路となるチューブと、 前記バルーンを拡張した際に当該バルーンが血管を外側
    から圧迫する位置で、該バルーンを保持可能なホルダと
    を備えたことを特徴とする心機能補助装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の心機能補助装置におい
    て、 前記バルーンが、前記ホルダに対し該ホルダから脱着可
    能に固定されていることを特徴とする心機能補助装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の心機能補
    助装置において、 前記ホルダが、血管の外周を囲む形に装着可能な環状体
    を形成する構造で、該環状体の内側に前記バルーンが固
    定されていることを特徴とする心機能補助装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の心機能補助装置におい
    て、 前記ホルダが、柔軟な帯状体と、該帯状体を血管の外周
    に巻き付けた際に、その内径を任意に調整して固定可能
    な固定手段とで構成されていることを特徴とする心機能
    補助装置。
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