JPH103261A - 表示カード用保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常店頭において使用される全ての容器の上
端部に装着し得る表示カード用保持具を提供する。 【解決手段】 切り花などの物品の価格などを表示する
表示カードが取り付けられるホルダ３０は容器に取り外
し自在に装着される。このホルダ３０は上側部３１と下
側部３２とが重なる２つ折り部３３と内側折り曲げ片３
５と外側折り曲げ片３６とを有する。外側折り曲げ片３
６は第１と第２の２つの凸状湾曲部４１，４２とこれら
を連結する凹状湾曲部４３と舌部４４とを有する。内側
折り曲げ片３５は上端部収容湾曲部４６と２つの凸状湾
曲部４１，４２の中間の位置に対応する容器の内周面に
接触する押し付け用湾曲部４７とを有する。このように
ホルダ３０は全体的に湾曲形成されているので、どのよ
うなタイプの容器に対しても取り外し自在に装着するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は切り花などの物品を
容器に収容して陳列する際における物品の価格や名前な
どを表示する表示カードを保持して容器に取り付けるた
めの表示カード用保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】切り花をデパート、スーパーマーケッ
ト、コンビニエンスストアや花屋などで店頭販売する場
合には、水が注入されたバケツなどの容器に所定本数の
切り花を収容し、その容器を店頭に配置して切り花を陳
列するようにしている。このように容器に収容された状
態で切り花を陳列する場合には、花の名前やその価格な
どを表示するために、表示カードが使用される。同様
に、鉢植えの花を店頭販売する場合にも、容器としての
鉢に価格や花の名称を表示するために表示カードが使用
され、生鮮食料品などにあっても、容器の中に収容した
状態で販売される場合には、その価格や名称などを表示
するために表示カードが使用される。

【０００３】切り花を店頭販売する場合には、従来では
上端に表示カードが取り付けられた棒状部材を切り花と
ともに容器内に差し込むようにしている。しかしなが
ら、このような方式では、容器内に収容される切り花の
本数が多い場合には、棒状部材は所定の姿勢を維持する
ことができるが、切り花の本数が減少してくると、棒状
部材は容器内で傾いて倒れたり傾斜することがあり、花
の名前や価格が見えにくくなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】容器に直接表示カード
を取り付けるようにした場合には、店頭には多数の容器
を配置されるので、容器に取り付けられた表示カードが
他の容器の影になり、表示カードが見にくくなる。

【０００５】そこで、容器の上端部にホルダーを取り付
けて、表示カードが設けられた棒状部材をそのホルダー
に装着する試みがなされた。しかしながら、ホルダーを
用いた場合には、容器の種類は多岐にわたり、特にホル
ダーが装着される容器の上端部の形状が多岐にわたるの
で、多数の容器の上端部形状に対応させて多種類のホル
ダーを用意する必要があった。

【０００６】切り花などを収容する容器としては、上方
に向けて広がるように湾曲した形状の上端部を有する容
器、上端部の外側に環状の縁部が設けられた容器、上端
部が径方向外方に向けて折り曲げられたフランジ部を有
する容器があり、さらには、上端部が容器本体からスト
レートに伸びた形状の容器や、上端部が断面ほぼ円形の
カール部を有する容器など種々存在する。

【０００７】本発明者は店頭において種々の物品を商用
するために通常使用されるあらゆるタイプの容器の上端
部の形状を検討し、全ての容器の上端部に容易に取り付
けることができるとともに、容易に取り外すことができ
るホルダーつまり保持具の形状について検討した。

【０００８】また、ホルダーに棒状部材を装着する場合
には、容器に収容されて販売される切り花などの物品の
長さないし高さは種々存在するので、切り花などの物品
の高さに対応させて表示カードの上下方向の位置を調整
し得るようにすることが必要となる。さらに、容器の多
くは上端部に向けて内径が大きくなったテーパ形状のも
のが多く、そのテーパ角度も容器によって相違してい
る。そのため、棒状部材の傾斜角度をも調整し得るよう
にすることが必要である。

【０００９】本発明の目的は、通常店頭において使用さ
れる全ての容器の上端部に装着し得る表示カード用保持
具を提供することにある。

【００１０】また、本発明の他の目的は、表示カードの
上下方向の位置を調整し得る表示カード用保持具を提供
することにある。

【００１１】さらに本発明の他の目的は、表示カードが
取り付けられた棒状部材の傾斜角度を変化させることが
できる表示カード用保持具を提供することにある。

【００１２】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。

【００１４】すなわち、本発明の表示カード用保持具
は、容器に収容される物品に関する情報を表示する表示
カードが取り付けられる表示カード保持部を有する棒状
部材と、物品を収容する容器の上端部に取り外し自在に
装着され、前記棒状部材を保持するホルダとを有する表
示カード用保持具である。前記ホルダは、帯状の弾性部
材を折り曲げて形成され、２つ折りにして上側部と下側
部とが重なり前記棒状部材が貫通する上側貫通孔が形成
された２つ折り部と、この２つ折り部の上側部に連なり
前記容器の内側に向けて折り曲げられた内側折り曲げ片
と、前記下側部に連なり前記容器の外側に向けて折り曲
げられた外側折り曲げ片とを有する。前記外側折り曲げ
片は、前記容器の外周面に向けて突出した第１凸状湾曲
部と、前記第１凸状湾曲部よりも前記容器の下側におい
てその外周面に向けて突出した第２凸状湾曲部と、これ
らを連結する凹状湾曲部と、前記第２凸状湾曲部に連な
り前記棒状部材が貫通する下側貫通孔が形成された舌部
とを有する。そして、前記内側折り曲げ片は、前記容器
の上端部を入り込ませる上端収容湾曲部と、これに連な
り前記第１凸状湾曲部と前記第２凸状湾曲部との中間の
位置に対応する前記容器の内周面に接触する押し付け用
湾曲部とを有する。

【００１５】前記舌部に複数の貫通孔を形成してこれを
下側貫通孔とし、前記棒状部材が貫通する前記貫通孔の
位置を変更することにより、前記棒状部材の角度を変更
し得るようにしても良い。また、前記ホルダを金属製の
板部材を折り曲げることにより形成するようにしても良
い。

【００１６】本発明の表示カード用保持具は、通常店頭
で使用される全ての容器の上端部に取り外し自在に装着
される。しかも、ホルダは容器に対してガタ付いたり傾
き移動したりすることがなく、表示カードを所定の位置
に保持することができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。

【００１８】図１は本発明の一実施の形態である表示カ
ード用保持具を容器に装着した状態を示す斜視図であ
る。この容器は、図示する場合には切り花を収容するた
めに使用され、容器１０内には図示しない切り花が収容
されるようなっており、花屋、コンビニエンスストア、
スーパーマーケットおよびデパートなどにおける花販売
用の店頭にあっては、それぞれ切り花が収容された容器
１０を店頭に配置することによって切り花が販売され
る。

【００１９】この容器１０に収容される切り花の名前と
その値段、つまり切り花に関する情報を表示する表示カ
ード２０が上端部に取り付けられる棒状部材２１は、容
器１０に取り外し自在に装着されるホルダ３０に取り付
けられるようになっている。棒状部材２１の上端部には
少なくとも２回りのコイル部を形成することにより、表
示カード２０を保持するための表示カード保持部２２が
形成されおり、他の部分は真っ直ぐとなっている。

【００２０】図２はホルダを拡大して示す斜視図であ
り、図３は図１に示す容器１０に装着されたホルダ部分
を示す拡大断面図である。図示するように、ホルダ３０
は鋼板などの金属からなり、所定の長さの帯状の弾性部
材を折り曲げることにより形成されている。帯状の弾性
部材のほぼ中央部分は上側部３１と下側部３２とに２つ
折りに折り曲げられており、これらの部分によりこれら
が重なり合う２つ折り部３３が形成されている。この２
つ折り部３３には、棒状部材２１が貫通する上側貫通孔
３４が形成されており、上側貫通孔３４は棒状部材２１
の外径よりもやや大きな内径となっている。

【００２１】ホルダ３０を容器１０に装着したときにそ
の容器１０の内側となるように容器１０の内側に向けて
折り曲げられた内側折り曲げ片３５が２つ折り部３３の
上側部３１に連なって形成されている。また、ホルダ３
０を容器１０に装着したときにその容器１０の外側とな
るように容器１０の外側に向けて折り曲げられた外側折
り曲げ片３６が２つ折り部３３の下側部３２に連なって
形成されている。

【００２２】外側折り曲げ片３６は、図示するように、
全体的に蛇行するように湾曲しており、下側部３２に連
なり容器１０の外周面に向けて突出した第１凸状湾曲部
４１と、この第１凸状湾曲部４１よりも容器１０の下側
においてその外周面に向けて突出した第２凸状湾曲部４
２とを有し、これらの湾曲部４１，４２の間にはこれら
を連結し、外方に向けて湾曲した凹状湾曲部４３を有し
ている。そして、第２凸状湾曲部４２に連なって舌部４
４が設けられおり、この舌部４４には図２に示すよう
に、複数の貫通孔４５ａ〜４５ｄが形成され、これらの
貫通孔４５ａ〜４５ｄは下側貫通孔４５となっている。

【００２３】下側貫通孔４５を構成する複数の貫通孔４
５ａ〜４５ｄの何れかと上側貫通孔３４とに棒状部材２
１を貫通させることにより、棒状部材２１はホルダ３０
に装着されることになる。そして、舌部４４は２つ折り
部３３から離れる方向の弾性力を有しており、舌部４４
をその弾性力に抗して上方に向けて折り曲げることによ
り、何れかの貫通孔４５ａ〜４５ｄと上側貫通孔３４と
に棒状部材２１を貫通させることができ、４つの貫通孔
４５ａ〜４５ｄのうち棒状部材２１が貫通する位置を変
更させることにより、棒状部材２１の傾斜角度を変化さ
せることができるとともに、ホルダ３０全体の容器１０
に対する弾性力を調整することができる。

【００２４】内側折り曲げ片３５は、外側折り曲げ片３
６と同様に、全体的に蛇行するように湾曲しており、上
側部３１に連なり容器１０の上端部の上方に向けて突出
するように湾曲し、かつ容器１０の上端部を入り込ませ
る上端部収容湾曲部４６を有している。さらに、内側折
り曲げ片３５は、この上端部収容湾曲部４６に連なって
容器１０の内周面に向けて突出するように湾曲して押し
付け用湾曲部４７を有しており、この押し付け用湾曲部
４７は、第１凸状湾曲部４１と第２凸状湾曲部４２との
中間の位置に対応する容器１０の内周面に接触するよう
になっている。

【００２５】このような形状のホルダ３０に対して棒状
部材２１を取り付けるには、作業者が一方の手の指の間
で舌部４４と２つ折り部３３とを挟んでこれらの間の距
離が短くなるように、ホルダ３０の外側折り曲げ片３６
を曲げるようにし、他方の手に持った棒状部材２１を上
側貫通孔３４といずれかの下側貫通孔４５ａ〜４５ｄと
に貫通させる。棒状部材２１をホルダ３０に対して所定
の位置にまで摺動させた後に指を離すと、ホルダ３０の
舌部４４と２つ折り部３３とが離れる方向に弾性力によ
り戻るように変形するので、ホルダ３０は棒状部材２１
に固定される。棒状部材２１の上下方向の高さを調整す
ることによって、棒状部材２１の上端部に設けられた表
示カード２０の上下方向の位置を調整し、顧客が見やす
いように、切り花の長さに対応させて容器１０の上方の
所定の位置に表示カード２０を位置させることができ
る。

【００２６】図３に示す容器１０の上端部は上方に向け
て広がるように湾曲した形状の湾曲上端部１１となって
おり、この容器１０にホルダ３０を装着すると、押し付
け用湾曲部４７の接点Ａと、上端部収容湾曲部４６の２
つ折り部３３側の接点Ｂと、第２凸状湾曲部４２の接点
Ｃの３点でホルダ３０は容器１０に接触することにな
る。容器１０の上端面を接点Ｂに接触させることなく、
上側部３１と上端部収容湾曲部４６の境界部分の接点Ｂ
ａに接触させるようにしてもホルダ３０を容器１０に装
着することが可能となる。このように３点Ａ，Ｂ，Ｃあ
るいはＡ，Ｂａ，Ｃでホルダ３０を容器１０に接触させ
るようにしたことから、ホルダ３０と容器１０とのガタ
付きの発生が防止されて確実にホルダ３０を容器１０の
上端部に装着することが可能となる。そして、貫通孔４
５ａ〜４５ｄは合計４つ設けられており、棒状部材２１
をどの貫通孔に通すかによって、棒状部材２１の容器１
０に対する角度を調整することができるとともに、接点
ＡとＣとにより容器１０に対してホルダ３０によって加
えられる押し付け力を調整することができる。

【００２７】図４は本発明の表示カード用保持具を他の
タイプの容器１０に装着した状態を示す図であり、この
容器１０の上端部にはこれの外側に環状の縁部１２が設
けられており、この縁部１２は下方に向けて広がって形
成されている。この場合には、容器１０は内周面が接点
Ａに、上端面が接点Ｂに、外周面が接点Ｃに、そして縁
部１２の先端が接点Ｂａと接点Ｄに接触し、合計５個所
の接点でホルダ３０は容器１０に接触することになる。

【００２８】図５は図４に示した容器の他のタイプの容
器１０を示す図であり、この場合の縁部１２は容器本体
とほぼ平行となって下方に向けて伸びている。この場合
には、縁部１２が広がっていないので、容器上端部の厚
みが小さくなり、縁部１２は図４に示す場合の接点Ｂａ
に接触することなく、接点Ｄに接触し、さらに、第１凸
状湾曲部４１の先端と接点Ｅで接触し、容器１０は合計
５個所の接点で接触することになる。

【００２９】図６は外方に向けて折り曲げられたフラン
ジ部１３を有する容器１０に装着された表示カード用保
持具を示す図であり、この場合には２つ折り部３３を構
成する上側部３１と下側部３２との間にフランジ部１３
が入り込み、容器１０は接点Ａ，ＣおよびＥに加えて、
上下側部３１，３２の内面と接点ＦおよびＧで接触す
る。

【００３０】図７は上端部が容器本体からストレートに
伸びた形状の容器１０を示し、この場合には、接点Ａ，
Ｂ，ＣおよびＥの合計４個所の接点でホルダ３０は容器
１０に接触することになる。

【００３１】図８は上端部に断面がほぼ円形となったカ
ール部１４を有する容器１０に表示用カード保持具を装
着した場合を示す図であり、接点Ａ，ＣおよびＥの３個
所に加えて、接点ＢａとＤの２個所の合計５個所の接点
でホルダ３０は容器１０に接触する。

【００３２】このように全てのタイプの容器１０は、押
し付け用湾曲部４７の湾曲面と接点Ａにおいて容器１０
の内周面で接触し、第２凸状湾曲部４２の湾曲面と接点
Ｃにおいて容器１０の外周面で接触するとともに、少な
くとも他の１個所で接触することになり、ホルダ３０の
湾曲部と容器１０とが接触するようになっているので、
ホルダ３０は容器１０の形状に対応して確実に接触部位
が確保され、ガタ付きを発生させることなく、確実に容
器１０に装着される。しかも、容器１０からホルダ３０
を外す際には湾曲部が容器１０の表面を滑りながら、容
易に取り外すことができる。

【００３３】図９は本発明の他の実施の形態である表示
カード用保持具における棒状部材２１の上端部を示す図
であり、前記した実施の形態にあっては、棒状部材２１
の上端部に形成されたコイル部により表示カード２０を
保持するための表示カード保持部２２を形成するように
しているが、この場合には棒状部材２１の上端部に水平
方向に短寸の棒材を固定することによって表示カード保
持部２２を形成するようにしている。

【００３４】このタイプの表示カード保持部２２を有す
る場合には、価格の数値と花の名前を交換し得るように
したタイプの表示カード２３をその背面に設けられたク
リップ部２４で表示カード保持部２２に止め付けること
ができる。このタイプの表示カード２３はつまみ２５ａ
〜２５ｄを操作することによって価格を示す数値を変更
することができ、また、名前を示す名称カード２６を差
し替えることができるようになっている。

【００３５】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

【００３６】たとえば、下側貫通孔４５としては４つの
貫通孔４５ａ〜４５ｄを形成したが、その数は３つある
いは５つ以上のように任意とすることができる。また、
図示する実施の形態にあっては、ホルダ３０を金属製か
らなる帯状部材により形成しているが、樹脂によってホ
ルダ３０を成形するようにしても良い。そして、図示す
る実施の形態にあっては、容器１０には切り花を収容す
るようにしているが、鉢植えのように植木鉢を容器とし
て、それに表示カードを装着する場合にも本発明の表示
カード用保持具を使用することができ、さらには、容器
の中に収容した状態で販売する商品であれば、花に限ら
れることなく、たとえば、野菜やその他の種々の物品を
対象とした容器に装着するために使用することができ
る。

【００３７】

【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。

【００３８】(1).切り花などの物品を収容する容器とし
て、通常の商店の店頭で使用されるあらゆるタイプの容
器に対して本発明の表示カード用保持具を装着すること
ができる。

【００３９】(2).しかも、装着した状態にあっては、通
常の使用状態ではホルダがずれたりすることなく、確実
に表示カードを保持することができる。

【００４０】(3).容器に収容される物品の高さに応じて
棒状部材をホルダに対して軸方向に摺動させることよっ
て、表示カードを任意の高さに調整することができる。

【００４１】(4).棒状部材の容器に対する角度を変化さ
せることができるとともに、ホルダ自体の弾性力を変化
させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態である表示カード用保持
具を容器に装着した状態示す斜視図である。

【図２】図１に示されたホルダを示す拡大斜視図であ
る。

【図３】図１の要部拡大断面図である。

【図４】表示カード用保持具を他のタイプの容器に装着
した状態を示す断面図である。

【図５】表示カード用保持具をさらに他のタイプの容器
に装着した状態を示す断面図である。

【図６】表示カード用保持具をさらに他のタイプの容器
に装着した状態を示す断面図である。

【図７】表示カード用保持具をさらに他のタイプの容器
に装着した状態を示す断面図である。

【図８】表示カード用保持具をさらに他のタイプの容器
に装着した状態を示す断面図である。

【図９】本発明の他の実施の形態である表示カード用保
持具の表示カード保持部を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 容器 １１ 湾曲上端部 １２ 縁部 １３ フランジ部 １４ カール部 ２０ 表示カード ２１ 棒状部材 ２２ 表示カード保持部 ２３ 表示カード ２４ クリップ部 ２５ａ〜２５ｄ つまみ ２６ 名称カード ３０ ホルダ ３１ 上側部 ３２ 下側部 ３３ ２つ折り部 ３４ 上側貫通孔 ３５ 内側折り曲げ片 ３６ 外側折り曲げ片 ４１ 第１凸状湾曲部 ４２ 第２凸状湾曲部 ４３ 凹状湾曲部 ４４ 舌部 ４５ 下側貫通孔 ４５ａ〜４５ｄ 貫通孔 ４６ 上端部収容湾曲部 ４７ 押し付け用湾曲部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器に収容される物品に関する情報を表
   示する表示カードが取り付けられる表示カード保持部を
   有する棒状部材と、前記物品を収容する容器の上端部に
   取り外し自在に装着され、前記棒状部材を保持するホル
   ダとを有する表示カード用保持具であって、 前記ホルダは、帯状の弾性部材を折り曲げて形成され、
   ２つ折りにして上側部と下側部とが重なり前記棒状部材
   が貫通する上側貫通孔が形成された２つ折り部と、この
   ２つ折り部の上側部に連なり前記容器の内側に向けて折
   り曲げられた内側折り曲げ片と、前記下側部に連なり前
   記容器の外側に向けて折り曲げられた外側折り曲げ片と
   を有し、 前記外側折り曲げ片は、前記容器の外周面に向けて突出
   した第１凸状湾曲部と、前記第１凸状湾曲部よりも前記
   容器の下側においてその外周面に向けて突出した第２凸
   状湾曲部と、これらを連結する凹状湾曲部と、前記第２
   凸状湾曲部に連なり前記棒状部材が貫通する下側貫通孔
   が形成された舌部とを有し、 前記内側折り曲げ片は、前記容器の上端部を入り込ませ
   る上端収容湾曲部と、これに連なり前記第１凸状湾曲部
   と前記第２凸状湾曲部との中間の位置に対応する前記容
   器の内周面に接触する押し付け用湾曲部とを有すること
   を特徴とする表示カード用保持具。
2. 【請求項２】 請求項１記載の表示カード用保持具であ
   って、前記舌部に形成された下側貫通孔は複数の貫通孔
   により構成され、前記棒状部材が貫通する前記貫通孔の
   位置を変更することにより、前記棒状部材の角度を変更
   し得るようにしたことを特徴とする表示カード用保持
   具。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載の表示カード用保
   持具であって、前記ホルダを金属製の板部材を折り曲げ
   ることにより形成したことを特徴とする表示カード用保
   持具。