JPH10326172A - プラント監視制御装置及びプラント監視制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

プラント監視制御装置及びプラント監視制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JPH10326172A
JPH10326172A JP13317897A JP13317897A JPH10326172A JP H10326172 A JPH10326172 A JP H10326172A JP 13317897 A JP13317897 A JP 13317897A JP 13317897 A JP13317897 A JP 13317897A JP H10326172 A JPH10326172 A JP H10326172A
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JP
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slide bar
pointing device
mouse
bar operation
control
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JP13317897A
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English (en)
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Hitoshi Haruyama
仁 春山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンを用いた、マウスオペレーションに
よる安全かつ確実な操作を実現するプラント監視制御装
置及びプラント監視制御プログラムを記憶した記憶媒体
を提供する。 【解決手段】 上位監視制御装置1の表示部12に表示
されている下位制御装置2のバルブ弁開度の現在値を示
すスライドバー操作用マーク31をマウスで移動させた
場合、移動量が移動量制限値内にあると移動量判断部1
5で判断ときは、操作指令値を下位制御装置2に伝送
し、移動量が移動量制限値を越えた場合には、誤操作と
判断して操作を無効とし、下位制御装置2へ出力せずに
動作を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント監視制御
装置において、オペレータ操作により制御データを指示
する装置及び、その装置に使用されるプログラムを記憶
した記憶媒体に係わり、特にマウスオペレーションを代
表するスライドバー操作による操作手段に工夫を施した
プラント監視制御装置、及びプラント監視制御プログラ
ムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラント監視制御装置においては
独自の監視制御装置により、専用のオペレータキーボー
ドにて操作を行っていた。最近では、価格の安いパーソ
ナルコンピュータ(以下パソコンと言う。)を用いたプ
ラント監視制御装置が出始めており、マンマシン操作と
してマウス操作が主流となってきている。
【0003】しかし、マウス操作を代表するスライドバ
ー操作はオフィス関連操作(文書やデータをスクロール
させ、表示する操作)には適しているが、監視装置より
制御装置への操作出力指令に使用するには安全性の問題
があり、あまり採用されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マウスによるスライド
バー操作は、マウスカーソル位置の移動操作そのもの
が、制御目標値の指示となるためオペレータの誤操作が
発生しやすい。またパソコンを用いた監視制御装置の場
合通常のオペレーションもマウス操作にて行う為、オペ
レータは画面推移等の下位制御装置に関係のないオペレ
ーションを行っているつもりでも、マウスカーソルの指
示ミスにより下位制御装置への出力操作を行ってしまう
場合がある。
【0005】しかしマウスのスライドバー操作は、マウ
ス操作を代表する操作の1つである。そこで、本発明の
目的は、パソコンを用い、マウスオペレーションによる
安全かつ確実な操作を実現するプラント監視制御装置及
びその装置に使用されるプログラムを記憶した記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ポインティングデバイスにより
データを入力する入力手段と、特定の条件を満たした上
でポインティングデバイスのスライドバー操作が行われ
たときに、スライドバー操作におけるポインティングデ
バイスの移動量に基づき制御装置に所定の指令信号を出
力するように制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0007】このように、特定の条件を満たした上でポ
インティングデバイスのスライドバー操作が行われたと
きに、制御装置に所定の指令信号を出力するように構成
することにより、オペレータによる単なる操作だけでは
制御装置に所定の指令信号が出力されることがなく、オ
ペレータの操作に特定の条件でのチェックが加わっては
じめて制御装置に所定の指令信号が出力されることにな
るから、オペレータの不本意な操作に起因する操作ミス
やマウスカーソル位置誤判断によるスライドバー誤操作
を防止することができる。
【0008】次に請求項2の発明は、ポインティングデ
バイスによりデータを入力する入力手段と、ポインティ
ングデバイスのスライドバー操作におけるポインティン
グデバイスの移動量を計算するポインティングデバイス
移動量計算手段と、この手段により計算されたポインテ
ィングデバイスの移動量が所定の範囲内のときはこの移
動量に基づき制御装置に所定の指令信号を出力するよう
に制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成とすることにより、オペレ
ータによるポインティングデバイスの急激な移動が行わ
れたときは、通常の操作ではないと判断し、操作を無効
とすることができ、オペレータの不本意な操作に起因す
る操作ミスを防止することができる。
【0010】次に請求項3の発明は、ポインティングデ
バイスによりデータを入力する入力手段と、ポインティ
ングデバイスのスライドバー操作を許可するために設け
られたフラグを表示する手段と、フラグの状態を判別
し、スライドバー操作が許可されているときは前記ポイ
ンティングデバイスのスライドバー操作におけるポイン
ティングデバイスの移動量に基づき制御装置に所定の指
令値を出力し、スライドバー操作が許可されていないと
きはスライドバー操作を禁止し、もしくはスライドバー
操作を無効とするように制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】このような構成とすることにより、スライ
ドバー操作の前に、オペレータがスライドバー操作を許
可するために設けられたフラグを許可状態にする操作が
加わって初めてスライドバー操作が有効となるので、オ
ペレータのマウスカーソル位置誤判断によるスライドバ
ー誤操作を防ぐことができる。
【0012】次に請求項4の発明は、ポインティングデ
バイスによりデータを入力する入力手段と、ポインティ
ングデバイスのスライドバー操作を有効とすることを確
認する操作を行う確認手段と、この確認手段によりスラ
イドバー操作を有効とすることが確認されたときスライ
ドバー操作におけるポインティングデバイスの移動量に
基づき制御装置に所定の指令値を出力するように制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】このような構成とすることにより、オペレ
ータが行ったスライドバー操作を、オペレータが自ら確
認するステップが加わって初めて有効となるので、オペ
レータのマウスカーソル位置誤判断によるスライドバー
誤操作を防ぐことができる。
【0014】更に請求項5の発明は、請求項4に対応す
る発明において、所定の時間内に確認選択手段による確
認操作が行われなかったときポインティングデバイスの
スライドバー操作を無効とする手段を更に備えたことを
特徴とする。
【0015】このような構成とすることにより、オペレ
ータが行った不本意な操作を所定の時間経過後に自動的
に無効とすることができる。請求項6の発明は、ポイン
ティングデバイスにより入力されたデータを処理する手
段と、特定の条件を満たした上でポインティングデバイ
スのスライドバー操作が行われたときに、スライドバー
操作におけるポインティングデバイスの移動量に基づき
制御装置に所定の指令信号を出力するように制御する手
段とからなるプラント監視制御プログラムを記憶した記
憶媒体である。
【0016】このような構成のプラント監視制御プログ
ラムを記憶した記憶媒体をコンピュータが読み取って実
行することにより、オペレータによる単なる操作だけで
は制御装置に所定の指令信号が出力されることがなく、
オペレータの操作に特定の条件でのチェックが加わって
はじめて制御装置に所定の指令信号が出力されることに
なるから、オペレータのオペレータの不本意な操作に起
因する操作ミスやマウスカーソル位置誤判断によるスラ
イドバー誤操作を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。なお、以下の図面におい
て、同符号は同一部分又は対応部分を示す。 (第1の実施形態)本発明の第1の実施形態に係るプラ
ント監視制御装置の構成を図1に示す。
【0018】図1において、1は上位監視制御装置、2
は下位制御装置である。上位監視制御装置1は、ポイン
ティングデバイスたとえばマウスによりデータを入力す
る入力部11、CRTなどにより構成され、マウスによ
るスライドバー操作(ドラッグアンドドロップ)を行う
装置の現在値をマークとして示す表示部12、上位監視
制御装置1全体を統括して制御するとともに、入力部に
おいてマウスを用いて入力されたマウス移動量に伴う操
作指令値を下位装置2に送信する機能を有する制御処理
部13、表示部12にて表示されたマークがマウスにて
ドラッグ移動された後にマウス移動量を計算する移動量
計算処理部14、マウス移動量が予め設定された移動量
制限値にあるか否かを判断する移動量判断部15、マウ
ス移動量が移動量制限値内にある場合マウス移動量に伴
う操作指示値を下位制御装置に送信することを指示する
送信指示部16、及びマウスの移動量が移動量制限値を
越えた場合マーク移動を無効として処理する無効処理部
17により構成される。
【0019】次にこの動作を、図2に示すフローチャー
ト、及び図3に示すスライドバー操作時のCRT表示上
の状態遷移図を参照して説明する。オペレータが入力部
11のマウスによるスライドバー操作を行う前は図3の
(a)に示すように制御装置の制御対象となるたとえば
バルブ弁開度の現在値がスライドバー操作用マーク31
が表示部12のCRT上にマーク表示されている(図2
のステップS101)。
【0020】オペレータがバルブ弁開度を変更するため
スライドバー操作用マーク31をマウスにてドラッグす
ると、ドラッグした直後の操作開始状態では表示部12
のCRT上の表示は図3の(b)に示すような状態にな
る。マウスをドラッグしてΔX1移動させた後ドロップ
すると表示部12のCRT上の表示は図3の(c)に示
すような状態になり、制御処理部13においてマウスの
移動が行われたと判断し(図2のステップS202)、
移動量計算処理部14でマウスの移動量を計算し(図2
のステップS203)、移動量判断部15でドラッグ操
作量(ΔX1)が制限値以内であったかどうか判断した
(図2のステップS204)結果、操作量制限値内であ
った為、送信指示部15においてΔX1分の移動を量操
作指令値に変換した後これを下位制御装置2に送信する
よう指示して、制御処理部13より送信を行い(図2の
ステップS205)、表示部12のCRT上の表示は、
指定した値に変更されたことを示す図3の(d)に示す
ような状態になる。
【0021】オペレータが、更に次の操作の為、スライ
ドバーをドラッグすると、図3の(d)に示すように表
示されていたマーク表示(図2のステップS101)
が、ドラッグした直後に図3の(e)に示すような状態
になる。
【0022】マウスをドラッグしてΔX2移動させた後
ドロップすると表示部12のCRT上の表示は図3の
(f)に示すような状態になり、制御処理部13におい
てマウスの移動が行われたと判断して(図2のステップ
S202)、移動量計算処理部14でマウスの移動量を
計算し(図2のステップS203)、移動量判断部15
でドラッグ操作量(ΔX2)が制限値以内であったかど
うか判断する(図2のステップS204)。その結果、
マウスの移動量即ちドラッグ操作量(△X2)が操作量
制限値を越えた操作であった為、無効処理部17による
処理が行われ、△X2分の操作量は下位の制御装置へ出
力せずにマーク表示位置が図3の(g)に示すように操
作前の値の位置に戻り動作を終了する。
【0023】このように第1の実施形態においては、表
示部12に表示されている操作対象装置すなわち下位制
御装置2のバルブ弁開度の現在値を示すマークをスライ
ド操作させて操作指令値を送信するが、移動量判断部1
5でマウス移動に伴う移動量が移動量制限値内にある場
合には適切なスライドバー操作と判断した結果、マウス
移動量に伴う操作指令値を下位制御装置2に伝送する。
その結果下位装置2は指示に従い動作を行う。しかしマ
ウス移動に伴う移動量が移動量制限値を越えた場合に
は、下位制御装置2へ出力せずに終了する。
【0024】従って、オペレータによるマウスの急激な
移動が行われた場合は通常操作ではないと判断し、操作
を無効とすることになる。なお、上記の制御処理部1
3、移動量計算処理部14、移動量判断部15、送信指
示部16、無効処理部17等は、ハードウエアで構成し
て実施することもできるが、これらの機能を実行するプ
ログラムをインストールしたパソコンで実施することも
できる。更にこれらの機能を実行するプログラムを記憶
した記憶媒体を使用し、この記憶媒体に記憶されたプロ
グラムをパソコンで読み取り実行させるようにして実施
することもできる。
【0025】(第2の実施形態)次に、本発明に係るプ
ラント監視制御装置の第2の実施形態を、図4乃至図6
を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態
の構成を示すブロック図、図5は第2の実施形態の動作
を示すフローチャート、図6は、第2の実施形態におけ
るスライドバー操作時のCRT表示上の状態遷移図であ
る。
【0026】図4において、1は上位監視制御装置、2
は例えばバルブ弁開度、温度、流量等を制御する下位制
御装置である。上位監視制御装置1は、ポインティング
デバイスたとえばマウスによりデータを入力する入力部
11、CRTなどにより構成され、装置の現在値(マー
ク表示)とマクスによる操作許可を行う為の操作許可条
件ボタンを表示する表示部12、上位監視制御装置1全
体を統括して制御するとともに、入力部においてマウス
を用いて入力されたマウス移動量に伴う操作指令値を下
位装置2に送信する機能を有する制御処理部13、表示
部12にて表示されたマークをマウスにてドラッグ移動
する時にマウス操作許可ボタンが押されているかを判断
するマウス操作判断部18と、表示部12にて表示され
たマークがマウスにてドラッグ移動された後にマウス移
動量を計算する移動量計算処理部14、マウス移動量に
伴う操作指示値を下位制御装置に送信することを指示す
る送信指示部16、マウスの移動時マウス操作許可ボタ
ンが押されていない場合マウス移動を無効として処理す
る無効処理部17により構成される。
【0027】次に、この動作を説明する。通常は、図6
の(a)に示すように、表示部12のCRT上にはスラ
イドバー操作許可用条件フラグ、即ちスライドバー操作
許可ボタン61が操作禁止状態として表示されている
(図5のステップS501)。
【0028】オペレータがスライドバー操作を行うに
は、図6の(b)に示すように、まずこのスライドバー
操作許可用条件フラグ即ちスライドバー操作許可ボタン
61をクリックする。この操作が行われることによっ
て、マウス操作判断部18によりスライドバー操作許可
用条件フラグが許可状態となり、即ちスライドバー操作
許可ボタン61の表示が消え(図5のステップS50
2)、図6の(c)に示すように、スライドバー操作用
マーク31即ち下位制御装置2の制御対象となるたとえ
ばバルブ弁開度の現在値が表示されている状態となる
(図5のステップS503)。
【0029】ここで、オペレータがバルブ弁開度を変更
するためスライドバー操作用マーク31をマウスにてド
ラッグすると、ドラッグした直後の操作開始状態では表
示部12のCRT上の表示は図6の(d)に示すような
状態になる。マウスをドラッグしながら移動させた後ド
ロップするとCRT上の表示は図6の(e)に示すよう
な状態になり、マウスの移動が行われたと判断して(図
5のステップS504)、移動量計算処理部14でマウ
スの移動量を計算し(図5のステップS505)、これ
を送信指示部15において操作指令値に変換した後これ
を下位制御装置2に送信するよう指示して、制御処理部
13より送信を行い(図5のステップS505)、表示
部12のCRT上の表示は、指定した値に変更されたこ
とを示す図6の(f)に示すような状態になる。
【0030】このように第2の実施形態においては、マ
ウス操作判断部18においてスライドバー操作が行われ
る時点でスライドバー操作許可状態に設定されているか
否かを判断し、許可状態の場合はマウス移動量に伴う操
作指令値を下位制御装置2に伝送し、スライドバー操作
許可状態に設定されていないときはマウス操作を禁止し
たため、オペレータのマウスカーソル位置誤判断による
スライドバー誤操作を防ぐことができるなお、スライド
バー操作許可状態に設定されていないときマウス操作を
禁止する代わりに操作許可条件ボタンが禁止状態のまま
で、スライドバー操作を行ったときマウス移動を無効と
して処理する無効処理部17によりマウス移動を無効と
して処理するように構成してもよい。
【0031】なお、上記の制御処理部13、マウス操作
判断部18、移動量計算処理部14、送信指示部16、
無効処理部17等は、ハードウエアで構成して実施する
こともできるが、これらの機能を実行するプログラムを
インストールしたパソコンで実施することもできる。更
にこれらの機能を実行するプログラムを記憶した記憶媒
体を使用し、この記憶媒体に記憶されたプログラムをパ
ソコンで読み取り実行させるようにして実施することも
できる。
【0032】(第3の実施形態)次に、本発明に係るプ
ラント監視制御装置の第3の実施形態を、図7乃至図9
を参照して説明する。図7は、本発明の第3の実施形態
の構成を示すブロック図、図8は第3の実施形態の動作
を示すフローチャート、図9は、第3の実施形態におけ
るスライドバー操作時のCRT表示上の状態遷移図であ
る。
【0033】図7において、1は上位監視制御装置、2
は例えばバルブ弁開度、温度、流量等を制御する下位制
御装置である。上位監視制御装置1は、ポインティング
デバイスたとえばマウスによりデータを入力する入力部
11、CRTなどにより構成され、スライドバー操作
(ドラッグアンドドロップ)を行う装置の現在値(マー
ク表示)を表示する表示部12、上位監視制御装置1全
体を統括して制御するとともに、入力部においてマウス
を用いて入力されたマウス移動量に伴う操作指令値を下
位装置2に送信する機能を有する制御処理部13、表示
部12にて表示されたマークがマウスにてドラッグ移動
された後にマウス移動量を計算する移動量計算処理部1
4、表示部12にて表示されたマークがマウスにてドラ
ッグ移動された後に変更確認用ウィンドウを表示しマウ
ス操作を有効にするか無効にするかのオペレータ判断を
促し確認させる操作確認部19、マウス移動量に伴う操
作指示値を下位制御装置に送信することを指示する送信
指示部16、変更確認用ウィンドウを表示したときマウ
ス操作を無効にするとオペレータが判断した確認操作を
行った場合マウス移動を無効として処理する無効処理部
17により構成される。
【0034】次にこの動作を説明する。オペレータがス
ライドバー操作を行う前は図9の(a)に示すように制
御装置の制御対象となるたとえばバルブ弁開度の現在値
がスライドバー操作用マーク31として表示部12のC
RT上にマーク表示されている(図8のステップS80
1)。
【0035】オペレータがバルブ弁開度を変更するため
スライドバー操作用マーク31をマウスにてドラッグす
ると、ドラッグした直後の操作開始状態では表示部12
のCRT上の表示は図9の(b)に示すような状態にな
る。マウスをドラッグしながら移動させた後ドロップす
ると表示部12のCRT上の表示は図9の(c)に示す
ような状態になり、制御処理部13においてマウスの移
動が行われたと判断して(図8のステップS802)、
移動量計算処理部14でマウスの移動量を計算し(図8
のステップS803)、表示部12のCRT上の表示
は、図9の(d)に示すように変更後の値がマーク表示
されているのに加えて操作確認部19からの指令により
「バルブ弁開度をXXXからXXXに変更しますか」と
いう文章と「はい」「いいえ」の確認ボタンを表示した
変更確認用ウィンドウ91が表示されオペレータの操作
確認を促す。ここで、オペレータが、変更してよいと判
断したときは変更確認用ウィンドウ91の確認ボタンの
「はい」を選択してクリックすると、このことを判別し
て(図8のステップS805)マウスの移動量を操作指
令値に変換した後、これを送信指示部15において操作
指令値に変換した後これを下位制御装置2に送信するよ
う指示して、制御処理部13より送信を行い(図8のス
テップS806)、表示部12のCRT上の表示は、図
9の(e)に示すように変更後の表示のままとなる。
【0036】変更確認用ウィンドウが表示されたときオ
ペレータが、変更を取り消すため変更確認用ウィンドウ
91の確認ボタンの「いいえ」を選択してクリックした
場合は、無効処理部17により、マウスの移動量に対応
する操作指令値は下位制御装置2へ出力せずにマーク表
示位置は操作前の値の図9の(a)に示す元の位置に戻
り動作を終了する。
【0037】このように、この第3の実施形態において
は、マウス操作後にオペレータによりスライドバー操作
が有効と判断し、その確認操作を行った場合のみマウス
移動量に伴う操作指令値を下位制御装置2に伝送するた
め、オペレータのマウスカーソル位置誤判断によるスラ
イドバー誤操作を防ぐことができる。
【0038】なお、上記の制御処理部13、移動量計算
処理部14、操作確認部19、送信指示部16、無効処
理部17等は、ハードウエアで構成して実施することも
できるが、これらの機能を実行するプログラムをインス
トールしたパソコンで実施することもできる。更にこれ
らの機能を実行するプログラムを記憶した記憶媒体を使
用し、この記憶媒体に記憶されたプログラムをパソコン
で読み取り実行させるようにして実施することもでき
る。
【0039】(第4の実施形態)次に、本発明に係るプ
ラント監視制御装置の第4の実施形態を、その動作を示
す図10のフローチャートを用いて説明する。
【0040】この第4の実施形態は、上述の第3の実施
形態において、図9の(d)に示すように変更確認用ウ
ィンドウ91が表示された後、一定時間が経過してもオ
ペレータが変更確認の操作を行わなかった場合、即ち
「はい」、「いいえ」のいずれのボタンのクリック操作
も行わなかった場合にオペレータの行ったスライドバー
操作を無効とするものである。
【0041】このため、図10に示すように、第3の実
施形態における変更確認用ウィンドウ91の表示(図8
のステップS804)と、変更確認用ウィンドウ91の
確認ボタンの「はい」(又は「いいえ」)の選択(図8
のステップS805)の間に、制御処理部13により所
定時間を経過したかどうかを判別するステップ(図10
のS1001)及び制御処理部13により確認ボタンが
操作されたかどうかを判別するステップ(図10のS1
002)を追加したものである。変更確認用ウィンドウ
91が表示(図10のステップS804)された後、制
御処理部13により一定時間間隔毎にこの判定を繰り返
し行い、所定時間が経過しても確認ボタンの操作が行わ
れないときは、無効処理部17によりオペレータの行っ
たスライドバー操作を無効として動作を終了する。
【0042】このように、この第4の実施形態において
は、所定時間が経過してもオペレータが確認ボタンの操
作をしないときは、オペレータが行ったスライドバー操
作は不本意に行われたものと判断して、所定の時間経過
後に自動的にスライドバー操作を無効とするものであ
る。
【0043】なお、この実施形態における動作を行う装
置の各部は、ハードウエアで構成して実施することもで
きるが、これらの機能を実行するプログラムをインスト
ールしたパソコンで実施することもできる。更にこれら
の機能を実行するプログラムを記憶した記憶媒体を使用
し、この記憶媒体に記憶されたプログラムをパソコンで
読み取り実行させるようにして実施することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ウスを用いたマンマシンオペレーション中の代表的な操
作である、スライドバー操作おいても、確かな操作指令
値を出力する事が可能になり、監視制御装置における安
全性を確保出来る。また、従来の様に専用キーを使用せ
ずにパソコンに既に付随するマウスを用いて実現できる
ので、安価で移植性の高いシステムを構築することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプラント監視制御装置の第1の
実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】 第1の実施形態におけるスライドバー操作時
のCRT表示上の状態遷移図。
【図4】 本発明に係るプラント監視制御装置の第2の
実施形態の構成を示すブロック図。
【図5】 第2の実施形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図6】 第2の実施形態におけるスライドバー操作時
のCRT表示上の状態遷移図。
【図7】 本発明に係るプラント監視制御装置の第3の
実施形態の構成を示すブロック図。
【図8】 第3の実施形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図9】 第3の実施形態におけるスライドバー操作時
のCRT表示上の状態遷移図。
【図10】 本発明に係るプラント監視制御装置の第4
の実施形態の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…上位監視制御装置 2…下位制御装置 11…入力部 12…表示部 13…制御処理部 14…移動量計算処理部 15…移動量判断部 16…送信指示部 17…無効処理部 18…マウス操作判断部 19…操作確認部 31…スライドバー操作用マーク 61…スライドバー操作許可ボタン 91…変更確認用ウィンドウ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポインティングデバイスによりデータを入
    力する入力手段と、特定の条件を満たした上で前記ポイ
    ンティングデバイスのスライドバー操作が行われたとき
    に、スライドバー操作における前記ポインティングデバ
    イスの移動量に基づき制御装置に所定の指令信号を出力
    するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るプラント監視制御装置。
  2. 【請求項2】ポインティングデバイスによりデータを入
    力する入力手段と、前記ポインティングデバイスのスラ
    イドバー操作における前記ポインティングデバイスの移
    動量を計算するポインティングデバイス移動量計算手段
    と、この手段により計算された前記ポインティングデバ
    イスの移動量が所定の範囲内のときはこの移動量に基づ
    き制御装置に所定の指令信号を出力するように制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とするプラント監視制御
    装置。
  3. 【請求項3】ポインティングデバイスによりデータを入
    力する入力手段と、前記ポインティングデバイスのスラ
    イドバー操作を許可するために設けられたフラグを表示
    する手段と、前記フラグの状態を判別し、スライドバー
    操作が許可されているときは前記ポインティングデバイ
    スのスライドバー操作における前記ポインティングデバ
    イスの移動量に基づき制御装置に所定の指令値を出力
    し、スライドバー操作が許可されていないときはスライ
    ドバー操作を禁止し、もしくはスライドバー操作を無効
    とするように制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するプラント監視制御装置。
  4. 【請求項4】ポインティングデバイスによりデータを入
    力する入力手段と、前記ポインティングデバイスのスラ
    イドバー操作を有効とすることを確認する操作を行う確
    認手段と、この確認手段によりスライドバー操作を有効
    とすることが確認されたときスライドバー操作における
    前記ポインティングデバイスの移動量に基づき制御装置
    に所定の指令値を出力するように制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とするプラント監視制御装置。
  5. 【請求項5】所定の時間内に前記確認手段による確認操
    作が行われなかったとき前記ポインティングデバイスの
    スライドバー操作を無効とする手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項4に記載のプラント監視制御装置。
  6. 【請求項6】ポインティングデバイスにより入力された
    データを処理する手段と、特定の条件を満たした上で前
    記ポインティングデバイスのスライドバー操作が行われ
    たときに、スライドバー操作における前記ポインティン
    グデバイスの移動量に基づき制御装置に所定の指令信号
    を出力するように制御する手段とからなるプラント監視
    制御プログラムを記憶した記憶媒体。
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